JPH0227253Y2 - - Google Patents

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JPH0227253Y2
JPH0227253Y2 JP1982009994U JP999482U JPH0227253Y2 JP H0227253 Y2 JPH0227253 Y2 JP H0227253Y2 JP 1982009994 U JP1982009994 U JP 1982009994U JP 999482 U JP999482 U JP 999482U JP H0227253 Y2 JPH0227253 Y2 JP H0227253Y2
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JP
Japan
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piston
oil
chamber
liquid chamber
valve body
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JP1982009994U
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JPS58114961U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、フオークリフト、クレーンのリフトシ
リンダ等に用いられ入側の液圧の高低に応じて流
通量を定量に保持することができる流量制御弁に
関するものである。
フオークリフトのリフトシリンダに用いられて
いる前記流量制御弁についてその従来例を説明す
ると、第1図に示すようにリフトシリンダAにお
けるボトム側の底部a内に配設され切換弁bに連
通した連通孔c内に弁本体1を組込むとともに、
該弁本体1内に摺動自在に挿嵌され流入側即ち前
側にオリフイス5を有する貫通孔5′を備えたピ
ストン2を設け、該ピストン2は、後側のスプリ
ング3によつて前側(図示上方)に付勢されて、
ピストン2の後端2′が連通孔c′へ通ずる排出口
14を開口するようになつており、切換弁bを開
操作すると、リフトシリンダAのボトム側油室内
の油が、積荷によつて生じた油圧によつて前側の
オリフイス5を通り貫通孔5′内に流入して、そ
のオリフイス5部分の流通により生ずる流通抵抗
によつてピストン2がスプリング3に抗して後側
(下側)に動き、ピストン2の後端2′が排出口1
4の開口面積を狭めて、積荷によるリフトシリン
ダAに対する負荷の増加即ちリフトシリンダAの
ボトム側油室内の油圧の増加によつて生ずる該弁
内における流通量の増加傾向を、ピストン2の下
降による排出口14の開口面積の縮小によつて抑
制し、弁内における流通量が略一定になり、リフ
トシリンダAのボトム側油室内の油圧が一定に保
たれるようになつている。
しかし、前記した従来の流量制御弁において
は、積荷状態にて切換弁bを急激に開操作してリ
フトシリンダAを下降させると、リフトシリンダ
Aのボトム側油室に生じている油圧によつて、該
油が急激にピストン2のオリフイス5を通過する
ため、ピストン2の下り過ぎを生じ排出口14を
必要以上に絞り流通量が大巾に減少し、かつその
直後のスプリング3の反発によりピストン2が過
度に上昇して大きく開口し過大な流通量となる。
ピストン2の上下運動の繰り返しを生じて流通路
が変動し、リフトシリンダAのボトム側油室内の
油圧が変動するハンチングを生じ、積荷を円滑に
下降できない難点を有し、また、弁内の流れがス
プリング3の線間を通る時に乱流を生じ流量を不
安定にする一因となるなどの難点がある。
本案は、従来の流量制御弁における前記したよ
うな難点を解消する考案に係り、筒状の弁本体内
に摺動自在に挿嵌されるとともに、油入口側にオ
リフイスを有するピストンと、該ピストン内に形
成され前記オリフイスを介して油入口と連通され
る流入室と、前記流入室と油出口との間を接続し
前記ピストンの往復動により開閉される油通路
と、前記ピストンの後方に形成された液室と、前
記ピストンを油入口側に附勢するスプリングと、
前記液室と流入室との間に介装され液室内の油圧
の変化により該液室と前記流入室との間を開閉す
るとともに液室から流入室へ向かう油の流れのみ
を許容する逆止弁とを備えた点に特徴を有するも
のであつて、その目的とする処は、安定したピス
トン動作によつて入側の液圧の高低に応じて流通
量を定量に保持することができる流量制御弁を供
する点にある。
以下、本案の一実施例を第2図について説明す
ると、図中1は筒状の弁本体、2は弁本体1内に
前後摺動自在に挿嵌されたピストンであつて、該
ピストン2の前側即ち入側にはオリフイス5を有
する流入室6を備え、ピストン2の後側と弁本体
1との間に弁本体1内に設けた隔壁9′によつて
液室9を設け、液室9内に配設したスプリング3
によつてピストン2が前側に付勢されてスナツプ
リング4により受止められ、該ピストン2の流入
室6の側壁部分に設けた流出口8のランド7が弁
本体1に設けた排出口14に第2図に示すように
整合されるようになつており、さらに、ピストン
2における流入室6の後壁部分には小径の筒部
2″が後側に突設され、該筒部2″内には前側に弁
部を有する弁体10が前後に摺動自在に挿嵌され
るとともに、筒部2″端と弁体10の後端側に取
付けたスナツプリング12間にスプリング11を
介装して、流入室6と液室9間に、バネ11付勢
によつて閉ざされ、筒部2″に対し弁体10が前
側に摺動すると弁体10内に設けた孔13が液室
9を流入室6に連通する逆止弁の構造になつてい
る。また、弁本体1に設けた排出口14は側溝を
介し隔壁9′の後側に連通する通孔15に連通さ
れている。
図示した実施例は、前記したような構造になつ
ており、該流量制御弁は、例えば第2図に示すよ
うに、フオークリフトにおけるリフトシリンダA
の底部a中に設けられた該リフトシリンダのボト
ム側油室の油を管接手a′および図示外のコントロ
ールバルブb′に流通させる連通孔c内に組込まれ
て使用される。
よつて、積荷を降すためにコントロールバルブ
b′を開くと、積荷に対応した油圧になつているリ
フトシリンダAのボトム側油室内の作動油が、オ
リフイス5を通り流入室6、流出口8、排出口1
4、通孔15、管継手a′の流路により図示外のコ
ントロールバルブb′側に流出し、リフトシリンダ
Aが下降する。
しかして、積荷によつて生じたリフトシリンダ
Aのボトム側油室内の油圧に対応した流速にて作
動油がオリフイス5を通り、オリフイス5部分に
生ずる抵抗は前記流速の2乗に比例して増大する
ため、ピストン2がスプリング3の張力に抗して
右方(後側)へ動かされ、ピストン2側の流出口
8のランド7が排出口14の開度を狭め、第3図
に示す状態になつて作動油の流通量が減少され
る。
前記の流通量は、ピストン2におけるオリフイ
ス5の孔径とスプリング3の張力によつて定まる
ものにして一定に制御され、リフトシリンダAの
下降に際しそのボトム側油室内の油圧が一定とな
り、その下降速度が一定に保たれる。
ピストン2の右方(後側)への移動は、流入室
6側の油圧よりも高くなつた液室9内の油圧によ
つて弁体10が流入室6側に押出され、液室9内
の高圧油が弁体10の孔13を介し流入室6側に
流入することにより可能であり、また逆にピスト
ン2の左方(前側)への移動は、弁体10が閉に
なつているため、前側即ち入側の作動油がピスト
ン2と弁本体1間の隙間を介し液室9内に漏洩す
ることによつて可能となり、コントロールバルブ
b′を急激に開いてオリフイス5に過大流量が流れ
ても、ピストン2の右動が前記したように液室9
内の油圧とスプリング11にて閉じられた弁本体
10即ち逆止弁により規制され、かつピストン2
の左動は極く緩やかになるため、ピストン2によ
る排出口14の過度の縮少や、反動によるピスト
ンの一時的な左動がなくなり、ピストン2の動作
が安定され、液圧の高低に応じて流通量を定量に
保持することができて、流量制御弁の性能が著し
く向上される。
また、前記実施例によれば、ピストン2を付勢
したスプリング3が流通路外の液室9内に、かつ
弁体10を付勢したスプリング11も同様に液室
9に配設されるので、それらのスプリング3,1
1にて流れを乱すことがない。
従つて、リフトシリンダAの底部aに組込まれ
た第2図の場合には、リフトシリンダAにおける
ボトム側油室内の油圧が一定に保たれその下降速
度も一定になり、積荷の下降操作を円滑に遂行す
ることができる。
なお、前記実施例では、フオークリフトのリフ
トシリンダに組込んだ場合について説明したが、
クレーンのシリンダに組込む使用も可能であり、
また、液体の一般の流通制御用としても用いるこ
とができる。このように本考案によるときは筒状
の弁本体に嵌入されるピストンにはオリフイスを
介して油入口と連通する流入室を設けると共にピ
ストンの後方には液室を設け、該液室と前記流入
室との間に介装され、液室内の油圧の変化により
該液室と前記流入室との間を開閉すると共に液室
から流入室へ向かう油の流れのみを許容する逆止
弁を設けたものであるからフオークリフトやクレ
ーン等で荷を下すためコントロールバルブを急に
開いたときピストンは急速に動いて一定流量とす
ると共に逆止弁は急激な流量変化に応答できるた
め振動がおさえられるのでハンチングを有効に防
止できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の流動制御弁を示す縦断面図、第
2図は本案の一実施例を示す縦断面図、第3図は
第2図に示す実施例の作動説明図である。 1……弁本体、2……ピストン、3……スプリ
ング、5……オリフイス、6……流入室、8……
流出口、9……液室、10……弁体、11……ス
プリング、13……孔、14……排出口、A……
リフトシリンダ、a……底部、a′……管接手、
b′……コントロールバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の弁本体内に摺動自在に挿嵌されるととも
    に、油入口側にオリフイスを有するピストンと、
    該ピストン内に形成され前記オリフイスを介して
    油入口と連通される流入室と、前記流入室と油出
    口との間を接続し前記ピストンの往復動により開
    閉される油通路と、前記ピストンの後方に形成さ
    れた液室と、前記ピストンを油入口側に附勢する
    スプリングと、前記液室と流入室との間に介装さ
    れ液室内の油圧の変化により該液室と前記流入室
    との間を開閉するとともに液室から流入室へ向か
    う油の流れのみを許容する逆止弁とを備えたこと
    を特徴とする流量制御弁。
JP999482U 1982-01-29 1982-01-29 流量制御弁 Granted JPS58114961U (ja)

Priority Applications (1)

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JP999482U JPS58114961U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 流量制御弁

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JP999482U JPS58114961U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 流量制御弁

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Publication Number Publication Date
JPS58114961U JPS58114961U (ja) 1983-08-05
JPH0227253Y2 true JPH0227253Y2 (ja) 1990-07-24

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ID=30022599

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JP999482U Granted JPS58114961U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 流量制御弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015075839A1 (ja) * 2013-11-25 2015-05-28 株式会社 島津製作所 流量制御弁

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JPS58114961U (ja) 1983-08-05

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