JPH0226335Y2 - - Google Patents

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JPH0226335Y2
JPH0226335Y2 JP1986166154U JP16615486U JPH0226335Y2 JP H0226335 Y2 JPH0226335 Y2 JP H0226335Y2 JP 1986166154 U JP1986166154 U JP 1986166154U JP 16615486 U JP16615486 U JP 16615486U JP H0226335 Y2 JPH0226335 Y2 JP H0226335Y2
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belt
holding passage
stopper
folded
wedge body
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JP1986166154U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はベルトの止具に係り、さらに詳しく
はベルトに対する接続が極めて簡単になされ、し
かも確実かつ強固な接続状態を確保できるベルト
の止具に関する。
(従来の技術) この種従来のベルトの止具として、例えば止具
本体の基端部に、ベルトの一端を折返し巻回し、
この折返された対向部をリベツトにて止するよ
うに構成したものが知られている。
また、実開昭57−68609のように、くさび体の
役割をはたす幅方向に複数本の鋸刃状のリブを形
成たプレートをゴムバンドの折り返し対向部間に
介在させ、このプレートの介在したゴムバンド周
面に帯バンドを折曲げて捲回し固定するよう構成
したものが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前記従来のベルトの止具では、少なく
とも1つ(通常は2つ)のリベツトを必要とする
上、リベツト挿通用の孔をベルトの折返された対
向部に、相対関係を保つて開設しなければなら
ず、しかも、これらリベツト挿通用孔に挿通した
リベツトを止させる作業が必要になる。
したがつて、部品点数と加工工数が多く、接続
のための作業が煩雑である等の問題点を有してい
る。
さらに、ベルト素材とリベツトとの硬度差が比
較的大きいために、ベルト使用時にベルトに対し
て大きい引張力が作用する状態が繰り返される
と、リベツト挿通孔の周辺から切れ目を生じる現
象が起こり、経時的にベルトが破断されるおそれ
を有している。
また、実開昭57−68609のよな固定手段は、プ
レートを介在したゴムバンド周面にバンドを折曲
げて捲回し固定するため、捲回、固定のための加
工工程を必要とし、しかも、一旦、固定した後
は、係合状態を容易に解除することができない。
さらに、上記従来のベルトの止具は、ベルトの
一端部をループ状に形成し、該ループを大きくし
たり小さくしたりしてベルトの長さを調節するこ
とができなかつた。
本考案は前記従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、部品点数と加工工程の低減を
図り、接続作業の容易化が達成されるとともに、
強固な接続状態を確保して経時的なベルトの抜け
や破断を防止することができると同時にベルトと
止具の係合状態を容易に解除でき、しかもベルト
の長きを調節することができるベルトの止具を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案に係るベルトの止具は、トンネル状の
ベルト保持通路が基端部の前後方向に形成された
止具本体と、ベルトの一端折返し対向部間に介在
され折返し方向へ漸次薄肉に形成したくさび体と
からなり、前記ベルト保持通路が形成された基端
部から前方に延在する枠部が形成され、該枠部に
互いに対向する側辺間に橋絡部が形成され、ベル
トの一端折返し対向部間に介在されたくさび体が
前記ベルト保持通路の前端開口から該通路内に差
し込まれ、くさび体の少なくとも厚肉部上下面と
ベルト保持通路の前端内面とで前記ベルトの一端
折返し対向部を挾圧固定している。
(作用) 本考案においては、ベルト保持通路の前端開口
から、ベルトの一端折返し対向部間に介在したく
さび体を差し込むことによつて、ベルトの一端折
返し対向部がくさび体の少なくとも厚肉部上下面
とベルト保持通路の前端内面とで挾圧固定され、
この挾圧固定力は、ベルトの引張力の大きさに比
例して増大する。
また、止具本体は、ベルト保持通路が形成され
た基端部から前方に延在する枠部が形成され、該
枠部に互いに対向する側辺間に橋絡部が形成され
たことから、ベルトの他端を橋絡部に蛇行状にく
ぐらすことで、ベルトと橋絡部との間に摩擦力が
発生し、これによつてベルトの他端部を節度的に
固定する。
(実施例) 第1図はこの考案に係るベルトの止具の一実施
例を分解して示す斜視図、第2図は止具本体の縦
断側面図であり、これらの図において1は止具本
体、2はくさび体、3はベルトを示し、止具本体
1は硬質合成樹脂によつて略長方形枠状に成型さ
れている。そして、基端部には前後方向貫通する
トンネル状のベルト保持通路1Aを形成し、この
ベルト保持通路1Aから前方に延在する枠部1B
において、互いに対向する側辺間には前後方向に
適当な間隔を有して複数の橋絡部1C1,1C2
1C3が形成され、後側に形成した橋絡部1C3
下端部がベルト保持通路1Aの下面に対してガイ
ド面1Dを介して連続している。
くさび体2は前記止具本体1と同様の硬質合成
樹脂によつて一端厚肉部2Aから他端にかけて漸
次薄肉に傾斜する断面形状に成形されている。
ベルト3は第3図に示すようにベルト保持通路
1Aの後端開口1A1から前方へ挿通し、その一
端を折返して対向部3A,3Bを形成し、この対
向部3A,3B間にくさび体2Aを介在させる。
ついで第4図に示すように対向部3Aをガイド
面1Dに当てがい、矢印A方向に対向部3A,3
Bおよびくさび体2をベルト保持通路1Aの前端
開口1a2からその内部に押し込むとともに、矢印
B方向にベルト3を引張ることによつて、第5図
に示す接続状態、即ち、くさび体2の厚肉部2A
の上下面とベルト保持通路1Aの前端内面とでベ
ルト3の折返し対向部3A,3Bを挾圧固定した
状態が得られる。
前記構成において、ベルト3に対して第5図の
矢印Cで示す引張力が作用した場合、この引張力
の大きさに比例してくさび体2のベルト保持通路
1Aに対する干渉度が大きくなり、挾圧固定力が
増大するので、強固な接続状態が得られる。
尚、ベルト3の他端は、第6図に示すように橋
絡部1C1,1C2,1C3間を蛇行状にくぐらすこ
とで、ベルト3と橋絡部1C1,1C2,1C3との
間に摩擦力を発生させ、これによつてベルト3の
他端を節度的に固定して接続することができる。
また、第7図に示すように、ベルト保持通路1A
の上側に平行して通路4を形成し、この通路4に
ベルト3の他端を挿通することで、特にベルト3
の他端部内面と橋絡部1C3上面との摩擦力が増
大してベルト3と止具本体1との間に生じる摩擦
力の総和が大きくなり、強固な接続状態、即ち、
ベルト3他端の自然発生的な緩みを確実に防止し
得る接続状態が得られる。
第8図は、この考案をシヨルダーベルトに適用
した例を示す一部斜視図であり、シヨルダーボツ
クス又はバツグ5の吊下長さ調整に用いられ、ベ
ルト3の基端部が前記実施例と同様に止具本体1
に接続され、一端部をボツクス又はバツグ5の周
壁外面に別途形成した止具本体1に対してくさび
体2を用いて基端部と同様に接続している。
尚、ベルト3に形成されるループ部3Cには、
係止金具6を掛留し、この係止金具6がボツクス
又はバツグ5に形成した係止部5Aに係脱可能に
係合される。
前記実施例では、ベルト3の折返し対向部3
A,3Bをくさび体2の厚肉部2A上下面とベル
ト保持通路1Aの前端内面とで挾圧固定して説明
しているが、本考案は前記実施例にのみ限定され
るものではなく、第9図のようにくさび体2の一
様な上下面と、このくさび体2の傾斜度に対応し
て傾斜状に形成したベルト保持通路1Aの上下内
面とで挾圧固定するようにしてもよい。
また、前記実施例では、橋絡部1C3の下端部
と、ベルト保持通路1Aの下面とをガイド面1D
を介して連続させた構成としているから、第4図
の状態から第5の接続完了状態に至る作動が、ガ
イド面1Dを案内に摺動することによつてなされ
るため、極めて円滑である利点を有しているけれ
ども、ガイド面1Dを省略した構成としても、前
記実施例と同様の効果を奏する。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係るベルトの止
具は、止具本体の基端部にトンネル状のベルト保
持通路の前記開口から、ベルトの一端折返し対向
部間に折返し方向へ漸次薄肉に形成したくさび体
を介在して差し込み、くさび体の少なくとも厚肉
部上下面と、ベルト保持通路の前端内面とで、ベ
ルトの一端折返し対向部を挾圧固定するように構
成しているから、従来のこの種止具と比較して、
部品点数と加工工数が低減し、接続作業が極めて
容易になされて作業性の向上を図ることができ、
しかも、くさび体のくさび効果によつて強固な接
続状態を確保でき、ベルトの経時的な抜けや破断
等の不具合の発生を防止できる利点がある。
また、止具本体は、ベルト保持通路が形成され
た基端部から前方に延在する枠部が形成され、該
枠部に互いに対向する側辺間に橋絡部が形成され
たことから、ベルトの他端を橋絡部間に蛇行状に
くぐらすことで、ベルトと橋絡部との間に摩擦力
が発生し、これによつてベルトの他端を節度的に
固定できると共に、ベルトの一端部にループ部を
形成し、該ループを大きくしたり小さくしたりし
てベルトの長きを調節することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図は止具本体の縦断側面図、第3図ない
し第5図は接続手順を示す説明断面図、第6図は
ベルト他端部と止具本体との関係の一例を示す断
面図、第7図は同他の例を示す断面図、第8図は
シヨルダーベルトへの適用例を示す斜視図、第9
図は変形例の縦断側面図である。 1……止具本体、1A……ベルト保持通路、1
a2……前端開口、1B……枠部、1C1,1C2
1C3……橋絡部、2……くさび体、2A……厚
肉部、3……ベルト、3A,3B……折返し対向
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トンネル状のベルト保持通路が基端部の前後方
    向に形成されると共に、該基端部から前方に枠部
    が延出形成され、該枠部の互いに対向する側辺間
    に橋絡部を形成した止具本体と、ベルトの一端折
    返し対向部間に介在され折返し方向へ漸次薄肉に
    形成したくさび体とからなり、このくさび体が前
    記ベルト保持通路の前端開口から該通路内に差し
    込まれ、くさび体の少なくとも厚肉部上下面とベ
    ルト保持通路の前端内面とで前記ベルトの一端折
    返し対向部を挾圧固定するように構成したことを
    特徴とするベルトの止具。
JP1986166154U 1986-10-29 1986-10-29 Expired JPH0226335Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986166154U JPH0226335Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29
US07/107,459 US4815174A (en) 1986-10-29 1987-10-09 Setting device for ropes
KR2019870017668U KR920002502Y1 (ko) 1986-10-29 1987-10-24 벨트의 고정기구

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986166154U JPH0226335Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6371729U JPS6371729U (ja) 1988-05-13
JPH0226335Y2 true JPH0226335Y2 (ja) 1990-07-18

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ID=31096851

Family Applications (1)

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JP1986166154U Expired JPH0226335Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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JP2020124459A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 株式会社リンテック21 転倒防止具

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JPS5768609U (ja) * 1980-10-14 1982-04-24

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