JPH02191909A - 機能設定装置を有する顕微鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、顕微鏡における種々の機能及び機能レベル等
の選択設定、変更をメモリに記憶された設定内容に基づ
いて行う機能選択設定装置に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕顕微鏡
例えば手術用顕微鏡においては、その性格上操作性が重
要視されている。

第４図は公知の手術用顕微鏡の一例を示しており、Ｂは
架台電装部、Ｐは架台電装部Ｂに植設された支柱、Ｌは
支柱Ｐの頂部に設けられたラル・ブハウス、Ａは支柱Ｐ
に取付けられたアーム、ＭはアームＡの自由端に電動準
焦装置Ｆを介して取付けられた実体顕微鏡鏡体、Ｇはラ
ンプハウスＬから上記鏡体Ｍに組み込まれた図示しない
照明光学系へ照明光を導くためのライトガイド、Ｓは架
台電装部Ｂに内装された図示しない制御回路を介して電
動準焦装置Ｆ及び上記鏡体Ｍに内蔵された図示しない電
動変倍装置を操作するためのフットスイッチであって、
上記変倍装置及び準焦装置ＦはフットスイッチＳの操作
により駆動され、手術患部Ｏは上記照明装置により手術
中照明されるようになっている。そして、手術中に上記
操作を行わなければならないので、各術者が使い易いよ
うに、例えばフットスイッチＳにおける操作スイッチの
配置、変倍装置、準焦装置におけるスピード、照明法等
について選択設定、変更が可能となることが望まれてい
る。

又、工業用、研究用の一般の顕微鏡においても、暗視野
、明視野、ノマルキスー等の観察法や標本。

試料により絞り径等の設定値が異なり、またユーザーに
よっては、さらに設定値を変えて使用しているものもで
る。

このため、実際の使用においては、観察法等の変更によ
る照明方法の切換え、標本、試料等によるステージ移動
に関するパターン等の設定、変更、各ユーザーによって
異なる絞り径、明るさ２倍率。

フィルタワーク等の初期設定等の設定、変更のために、
各々わかりにくく且つ繁雑な操作をしなければならなか
った。そこで、上記のような煩わしい設定操作をな（す
よう望まれていた。

本発明は、上記問題点に鑑み、各使用者の操作性を向上
させるための種々の機能及び機能レベル等の選択設定及
び変更が簡単に行えるようにした顕微鏡の機能選択設定
装置を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明による機
能選択設定装置は、顕微鏡光学系と、照明装置と、前記
顕微鏡光学系の電動駆動部とを備えた顕微鏡において、
前記電動駆動部の複数の設定内容を記憶している外部メ
モリ装置と、前記外部メモリ装置から設定内容を選択し
て読み取る機能設定部と、読み取られた設定内容に基づ
いて前記電動駆動部を制御する制御部とを有しているこ
とにより、外部メモリ装置に記憶された設定内容により
機能及び機能レベル等の設定及び変更が一括して行われ
るようにしたものである。

又、上記装置において、機能設定部が標準設定内容等を
記憶した固定メモリを有し、外部メモリ装置からの読み
取りがない場合前記固定メモリに記憶された設定内容に
基づいて前記電動駆動部の制御が行われるようになって
いることにより、外部メモリ装置の破損や故障時でも通
常通りの使用が可能となり、手術等において支障が生じ
ず、信頼性や安全性が向上するようにしたものである。

更に、上記装置において、機能設定部が外部メモリ装置
に対して設定値を書き込むことが可能であるようにした
ことにより、各ユーザーが独自に実施した時の設定値即
ち各ユーザーに最も適した設定値の記憶が可能となり、
操作性が一層向上するようにしたものである。

〔実施例〕

以下、図示した実施例に基づき本発明の詳細な説明する
。

第１図は第１実施例を示しており、これは手術用顕微鏡
に応用した本発明装置のブロック図である。１１は術者
が操作するフットスイッチであって、その表面には複数
の操作スイッチ１１ａ、Ｉｌｂ、Ｉｌｃ、ｌｉｄ、ｌｉ
ｅ、Ｉｆｆと各スイッチの機能を表示するための複数の
表示部（図示されていない）が設けられている。１２は
フットスイッチ１１の各操作スイッチｌｌａ乃至１１ｆ
の機能設定内容及び制御部１７での機能設定内容を記憶
しているメモリカードである。３０は機能設定部であっ
て、その中の１３は接続されたメモリカード１２から設
定内容を読み取る読み取り回路部、１４は読み取り回路
部１３からの設定内容に従ってフットスイッチ１１の各
操作スイッチ１１ａ乃至１１ｆに対して設定機能を割付
ける操作スイッチ決定回路部、１５は操作スイッチ決定
回路部１４にて決定された各操作スイッチｌｌａ〜１１
ｆの機能を点灯表示させるための表示出力ｑをフットス
イッチ１１に出力する表示回路部、１６は読み取り回路
部１３からの設定内容に従い制御部１７に機能設定信号
を出力する機能設定回路部である。制御部１７は、準焦
駆動部２０．変倍駆動部２１．照明部２２の一部又は全
部、ＸＹ駆動部２３への駆動信号を出力するための図示
しない駆動回路を有し、各々の駆動信号を機能設定回路
１６からの機能設定信号に従って調整する図示しない出
力調整回路を有している。

本実施例は上述の如く構成されているから、今例えばフ
ットスイッチ１１の操作スイッチｌｌｃを準焦部ＵＰ操
作用と設定すべく記憶されたメモリカード１２が読み取
り回路部１３に接続されているとすれば、メモリカード
１２の設定内容を読み取り回路部１３にて読み取り、操
作スイッチ決定回路部１４にその設定内容を出力する。

操作スイッチ決定回路部１４は前記設定内容に従いフッ
トスイッチ１１の操作スイッチｌｌｃを準焦部ＵＰ操作
用スイッチに設定し、表示回路部１５は前記設定内容に
従い表示信号ｑを出力して操作スイッチｌｌｃの表示部
に対し準焦部ＵＰ操作用スイッチであることを点灯表示
させる。そして、この操作スイッチｌｌｃの操作信号Ｃ
が操作スイッチ決定回路部１４に入力されると、制御部
１７に対し準焦部ＵＰ駆動命令信号が出力され、制御部
１７により準焦部２０がＵＰ方向に駆動せしめられる。

このように、フットスイッチ１１に備えられている操作
スイッチｌｌａ乃至１１ｆに対し、準焦部ＵＰ又はＤＯ
ＷＮ、変倍部倍率ＵＰ又はＤＯＷＮ、写真撮影、照明装
置ＯＮ１０　Ｆ　Ｆ等の機能を任意の組合せで設定する
ことが可能となる。

更に、メモリカード１２に準焦部の移動スピードが記憶
されていた場合には、同様にして読み取り回路部１３に
て設定内容を読み取り、機能設定回路部１６へ前記設定
内容を出力し、機能設定回路部１６にて前記設定内容に
従い、準焦駆動部２０への駆動出力のレベル設定命令を
制御部１７へ出力する。制御部１７では、その設定スピ
ードに従った駆動出力を駆動命令信号に従って準焦駆動
部２０へ出力するように設定されている。

又、他の機能又は機能レベルの設定には次のようなもの
がある。

例えば、変倍駆動部２１において、電動変倍スピード及
び変倍倍率範囲の設定を行うことも可能となる。

更にズーム倍率を検出する手段（図示しない）を設ける
ことによりズーム倍率を検知し、メモリカード１２にズ
ーム倍率に応じた準焦部電動スピードを設定することに
より、ズーム倍率に応じた準焦部電動スピードの設定が
機能設定部３０にて可能となる。

又、照明部２２においては、手術により同軸照明と傾斜
照明とを切換えて使用する場合もあるが、スイッチによ
り自動で照明方法を切換える機能又は消す機能を設定し
たり、また照明の切換えが不要な場合は、誤って照明を
消してしまうことを防ぐために前記機能を消滅させる機
能を設定することも可能となる。

更に、同軸照明及び傾斜照明における明るさ設定のため
のランプ印加電圧の設定も可能である。

又、図示しない音声入力装置を設けた場合、操作スイッ
チの信号によって制御するか又は音声入力装置の信号に
よって制御するかの切換えを機能設定部３０によって行
うことも可能である。

又、図示しない眼幅調整駆動部を設けた場合、術者が行
っていた接眼鏡筒における眼幅調整が機能設定部３０に
て設定可能となる。

又、フットスイッチ１１に限らず例えば手で操作するた
めの写真撮影用スイッチ等を含めて、全ての操作スイッ
チに関して機能設定が可能である。

以上のように、本実施例によれば、メモリカード１２を
接続するだけでフットスイッチ１１に限らず任意のスイ
ッチに術者が操作しやすい機能を設定することが可能と
なり、各術者の希望のスイッチ配置を簡単に実現するこ
とができる。これにより１台の手術用顕微鏡を複数の術
者が使用する場合にも、各々術者によって異なるスイッ
チ配置がメモリカード１２によって実現できることにな
り、スイッチ配置の異なることによる不安感等から解放
され操作性も向上することになる。また各手術によって
異なる機能や機能レベルの設定も簡単にできるため、煩
わしい設定操作が不要となる。

又、不要な機能をなくすことができるため、それらによ
る誤操作によるミス、不安を解消出来る。

第２図は第２実施例の機能設定部３１を示しており、機
能設定部３１は機能設定に関する固定メモリ１８を有し
ている。

固定メモリ１日は、すべての機能設定における特定内容
例えば標準設定内容を記憶しているものであり、メモリ
カード１２にはこの標準設定とは異なる設定に関する内
容のみ記憶させるようになっている。このようにメモリ
カード１２により機能設定変更が必要な場合のみ機能設
定変更を行うものである。

ここで、標準設定内容とは、例えばフットスイッチ１１
のスイッチ配置は最も多くの術者から構成される装置で
あり、準焦、変倍駆動スピード等においても同様である
。尚、他の構成は第１実施例と同じである。

従って、機能設定部３１が固定メモリ１８を有している
ので、標準設定においてはメモリカード１２が不要にな
り、緊急時例えばメモリカード１２を所持していない場
合やメモリカード１２の破損時等においても手術用顕微
鏡を通常通りに使用できるため、手術には支障がない。

その結果手術用顕微鏡としての信頼性さらには安全性が
大幅に向上する。

第３図は第３実施例を示しており、これは工業用、研究
用顕微鏡に応用した本発明装置のブロック図である。こ
の場合も、メモリカード１２に記憶された設定内容に基
づき、機能設定部３２．制御部１７’により、明るさ絞
り、視野絞り駆動部２４、照明部２２．電動レボルバ一
部２５．ステージ駆動部２６．フィルター駆動部２７の
機能。

機能レベルの設定及び駆動が行われるようになっている
。そして、制御部１７′は、明るさ絞り。

視野絞り駆動部２４．電動レボルバ一部２５．ステージ
駆動部２６．フィルター駆動部２７．照明部２２の各部
の状態を検出する図示しない検出部も有している。更に
、機能設定回路部３２には、前記各駆動部の状態をメモ
リカード１２に記憶させる記憶機能も備えている機能設
定回路部１６′が設けられている。

本実施例は上述の如く構成されているから、例えばメモ
リカード１２に各ユーザーの要求する設定内容が記憶さ
れているとすると、これが読み取り回路部１３に接続さ
れれば、読み取り回路部１３がメモリカード１２の設定
内容を読み取り、その設定内容を操作スイッチ決定回路
部Ｉ４と、機能設定回路部１６′へ出力する。制御部１
７′では前記機能設定内容に従い、各駆動部の制御即ち
機能及び機能レベルの設定を行う。例えば、電動レボル
バ一部２５については、メモリカード１２によりイニシ
ャル倍率が指示されると、機能設定部３２を通して制御
部１７′より駆動出力が出力され、対物レンズの倍率が
設定される。そして、その倍率における明るさ絞り、視
野絞りのイニシャル径比の設定内容をメモリカード１２
から読み取り回路部１３が読み取り、制御部１７′より
明るさ絞り、視野絞り駆動出力が明るさ絞り、視野絞り
駆動部２４に出力され、明るさ絞り、視野絞りの設定が
行われる。同様にして、明るさの設定が明るさ絞りの設
定に伴って行われる。つまり、メモリカード１２の明る
さについての設定内容を読み取り回路部１３にて読み取
り、制御部１７’より色温度に応じた電圧が照明部２２
に出力されて光量調整のためのＮＤフィルターが駆動さ
れることにより、明るさの設定が行われる。

又、写真撮影の際の設定を行う場合は、照明部２２での
ランプ印加電圧調整による色温度調整が。

さらにはフィルター駆動部２７によるフィルターのセツ
ティング等が行われる。

更に、機能設定部３２の機能設定回路部１６′は、メモ
リカード１２に対する書き込み機能を有するので、上記
例のような初期設定を各ユーザ７が独自に実施した後に
各設定値をメモリカード１２に記憶さぜることができる
。従って、各ユーザーに最も適した設定値の記憶が可能
となり、操作性が一層向上する。

以上が、ユーザー特有の機能設定に関してである。その
他に、試料特有の機能設定としては、例えば試料を観察
するパターンを設定している半導体自動検査装置等にお
けるパターンの変更に対しても同様にしてメモリカード
１２を用いれば変更が容易になる。メモリカード１２に
はステージ駆動パターン内容が記憶され、これを読み取
り回路部１３にて読み取り、制御部１７′よりメモリカ
ード１２の内容に従った駆動出力がステージ駆動部２６
に出力され、ステージが駆動される。

又、観察法変更時における機能設定に関して述べる。観
察法としては多種多様ものがあるが、ここでは落射明視
野での観察時からノマルスキー観察への変更のための機
能設定の例を示す。

第３図の構成にノマルスキープリズム駆動部（図示しな
い）とポラライザ、アナライザ駆動部（図示しない）と
を設ける。メモリカード１２により落射明視野観察から
フマルスキー観察法への変更内容を読み取り回路部１３
にて読み取り、メモリカード１２の内容に従い制御部１
７′からノマルスキープリズム駆動部にノマルスキーブ
リズムを観察光路内に挿入するための駆動出力が出力さ
れてノマルスキープリズムがセットされ、さらにポララ
イザ、アナライザ駆動部にポラライザ。

アナライザを観察光路内に挿入するための駆動出力が出
力されてポラライザ、アナライザが共にセットされる。

その後、試料固有の設定となるポラライザの回転、明る
さ絞り、視野絞りの調整に関してもメモリカード１２の
内容を読み取り回路部１３にて読み取り、制御部１７’
より各々ポラライザ、アナライザ駆動部、明るさ絞り、
視野絞り駆動部２４に設定駆動出力が出力されて適切な
位置にポラライザが回転せしめられ且つ明るさ絞り。

視野絞りが設定される。

以上のように、本実施例は、顕微鏡におけるわかりにく
い繁雑な操作を簡易化するばかりでなく、メモリカード
１２に対する書き込み機能を有することにより顕微鏡の
ユーザー特有、試料特有の機能設定に対し、１度機能設
定を行い、その時の各設定値をメモリカード１２に書き
込み記憶させることが可能となり、その結果試料等によ
って異なる繁雑な観察条件の再現性が向上する。さらに
は、誤操作等も減らすことができる。

尚、本実施例の機能設定部３２に固定メモリを設けても
良いことは言うまでもない。又、メモリカード１２とし
ては、ＩＣカード、磁気カード。

レーザーカード等が用いられる。

〔発明の効果〕

上述の如く、本発明による顕微鏡の機能選択設定装置は
、各使用者の操作性を向上させるための種々の機能及び
機能レベル等の選択設定が簡単に行え、安全性も向上す
るという実用上重要な利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による顕微鏡の機能選択設定装置の第１
実施例のブロック図、第２図は第２実施例の機能設定部
を示す図、第３図は第３実施例のブロック図、第４図は
公知の手術用顕微鏡の全体概略図である。 １１・・・・フットスイッチ、ｌｌａ乃至１１ｆ・・・
・操作スイッチ、１２・・・・メモリカード、１３・・
・・読み取り回路部、１４・・・・操作スイッチ決定回
路、１５・・・・表示回路部、１６．１６’・・・・機
能設定回路部、１７．１７’・・・・制御部、１８・・
・・固定メモリ、２０・・・・黒率駆動部、２１・・・
・変倍駆動部、２２・・・・照明部、２３・・・・ＸＹ
駆動部、２４・・・・明るさ絞り、視野絞り駆動部、２
５・・・・電動レボルバ一部、２６・・・・ステージ駆
動部、２７・・・・フィルター駆動部、３０，３１．３
２・・・・機能設定部。 １Ｐ１図 １−２図 １Ｆ３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）顕微鏡光学系と、照明装置と、前記顕微鏡光学系
   の電動駆動部とを備えた顕微鏡において、前記電動駆動
   部の複数の設定内容を記憶している外部メモリ装置と、
   前記外部メモリ装置から設定内容を選択して読み取る機
   能設定部と、読み取られた設定内容に基づいて前記電動
   駆動部を制御する制御部とを有していることを特徴とす
   る機能選択設定装置。
2. （２）機能設定部が標準設定内容等を記憶した固定メモ
   リを有し、外部メモリ装置からの読み取りがない場合前
   記固定メモリに記憶された設定内容に基づいて前記電動
   駆動部の制御が行われるようになっていることを特徴と
   する請求項（１）に記載の機能選択設定装置。
3. （３）機能設定部が外部メモリ装置に対して設定値を書
   き込むことが可能であるようにしたことを特徴とする請
   求項（１）又は（２）に記載の機能選択設定装置。
4. （４）電動駆動部を操作するための操作スイッチを有し
   、機能設定部が外部メモリ装置から読み取った設定内容
   に基づいて前記操作スイッチの機能設定を行うようにし
   たことを特徴とする請求項（１）乃至（３）の何れかに
   記載の機能選択設定装置。