JPH018587Y2 - - Google Patents

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JPH018587Y2
JPH018587Y2 JP1983164299U JP16429983U JPH018587Y2 JP H018587 Y2 JPH018587 Y2 JP H018587Y2 JP 1983164299 U JP1983164299 U JP 1983164299U JP 16429983 U JP16429983 U JP 16429983U JP H018587 Y2 JPH018587 Y2 JP H018587Y2
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stirring
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auger shaft
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、地盤改良柱等の造成装置、即ち地盤
を掘孔、撹拌しつつセメントミルク、生石灰、消
石灰等の硬化剤や土質安定剤等を注入して地盤土
砂と混合、撹拌し、地中にソイルモルタル等によ
る地盤改良柱、壁、ブロツク等を造成する地盤改
良工法において、前記地盤改良柱等を造成するの
に用いる装置に関する。
従来より、地盤改良工法の施工において、地中
に地盤改良柱を造成する場合、第1図のように撹
拌翼付きオーガー等の掘孔撹拌装置1′を用いて
おり、これをクローラークレーン等の施工機に装
架して地盤を掘孔、撹拌しつつセメントミルク等
を注入し、地中にソイルモルタル柱等の改良柱を
造成している。しかしこの場合、造成される改良
柱20′は第2図のように地盤の深さ方向に一様
な径のものとなり、そのため例えば 第3図のように、地盤中の改良を要する地層
Aが地表より数メートル下方に存する場合、上
部の改良を要しない地層Bをも改良を要する地
層Aと同等の横断面積で掘孔せねばならず、 また、第4図のように地盤に改良を要する地
層Aと、ある程度改良を要する地層A′,A′と
が存する等、地盤を構成する土砂の性状、強度
の変化に応じ改良度合、改良柱径(改良範囲)
を変えたい場合も、深さ方向全長にわたつて一
様の柱径でしか施工でき得ない、 といつた無駄および欠点があつた。
本考案は、上記に鑑みて、深度によつて土質、
強度等の異なる地盤を、該地盤に対応して能率
的、経済的かつ均一に改良でき得る地盤改良柱等
を容易かつ確実に造成すべくなしたものであり、
その特徴とするところは、内孔をセメントミルク
等の硬化剤その他の注入剤の送圧孔とするオーガ
ー軸の下部に、回転の正逆により軸方向に対し直
角方向に開閉する拡大刃を備えてなる拡大刃式撹
拌装置を軸方向所要間隔毎に複数設けるととも
に、この撹拌装置とは別な撹拌翼、スクリユー羽
根等の撹拌部片をの一種または複数種を、前記オ
ーガー軸の少なくとも上下の撹拌装置間に突設し
てなる地盤改良柱等の造成装置にある。
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第5図〜第12図において、1は内孔をセメント
ミルク、生石灰等の硬化剤や土質安定剤その他の
注入剤の送圧孔2とするオーガー軸であつて、駆
動モータおよび減速機構を備えた上方の駆動部3
に連接され、さらに内孔が硬化剤等送圧用のポン
プと接続されており、該オーガー軸1の先端(下
端)には前記硬化剤等の吐出口4および掘削ヘツ
ド5が設けられている。6は前記オーガー軸1の
少なくとも掘削ヘツド5に近い下部においてその
軸方向つまり上下方向所要間隔毎に複数配設した
拡大刃式撹拌装置であつて、これらの各撹拌装置
6は、第7図および第8図に拡大して示すよう
に、回転の正逆により支持ピン7を支点に回動し
て開閉する拡大刃、すなわち正転または逆転によ
り拡開(拡径)し逆転または正転により縮径(図
中鎖線)する拡大刃8を180度相対向位置に備え
てなるもので、9は前記拡大刃8の支持台部、1
0は拡大刃8の拡開時のストツパーである。前記
拡大刃8は縮径時にも支持台部9より先端部分が
突出して撹拌できるよう設定しておくもので、拡
大刃8の大きさによつて拡径時および縮径時の突
出長さが異なる。また前記拡大刃式撹拌装置6は
上下に相隣る撹拌装置6,6毎にそれぞれの拡大
刃8の拡開時の方向を互に円周方向に所要角度変
位させて設けておくのが撹拌効果上望ましく、そ
の変位角度は、例えば図示するように、上下に相
隣る撹拌装置6,6の拡大刃8,8が拡開状態に
おいて直交方向となるよう90゜(角)に設定するほ
か、90゜〜30゜(角)程度の範囲において適宜設定
して実施でき、掘削ヘツド5近傍の最下部の撹拌
装置6から上方へ順に適当な角度づつ変位させて
設けることもできる。
さらに、上記のオーガー軸1には上記拡大刃式
撹拌装置6とは別な撹拌翼11,12、スクリユ
ー羽根13等の撹拌部片の一種もしくは複数種
を、少なくとも前記上下の撹拌装置6,6間に突
設してなるもので、第5図(第6図)および第9
図〜第11図のように上下の撹拌装置6,6間と
撹拌装置群の上方位置との双方に前記の撹拌部片
を配設して実施するのがよい。この撹拌部片とし
ては、棒状撹拌翼11や円弧状撹拌翼12あるい
はスクリユー羽根13等の一種または複数種を適
宜組合せて配設実施でき、第5図および第9図は
棒状撹拌翼11とスクリユー羽根13とを配設し
た場合を、第10図は棒状撹拌翼11のみを配設
した場合を、第11図は棒状撹拌翼11と円弧状
撹拌翼12とを配設した場合を示している。これ
ら何れの場合にも、前記撹拌部片の回転径は撹拌
装置6の拡大刃8を閉じた縮径時と略同等になる
ように設定しておくのがよい。
本考案の装置は上記のように構成されており、
この装置用いて第3図に示すごとき地盤に地盤改
良柱を造成施工する場合について説明すると、先
ず第5図のように、オーガー軸1の下部に備えた
拡大刃式撹拌装置6の拡大刃8を縮径状態にして
おいて改良を要しない地層Bを掘孔する。そして
前記撹拌装置6の部分が改良を要する地層Aに達
すれば、オーガー軸1を前記とは反対方向に回転
させて、第6図のごとく撹拌装置6の拡大刃8を
拡開させ、その回転径を拡径せしめるとともに、
オーガー軸1内を圧送されるセメントミルク、消
石灰等の硬化剤や土質安定剤その他の注入剤を先
端部より吐出し、これを地盤土砂と混合撹拌しな
がら掘進する。こうして所定長(深度)の掘孔お
よび混合撹拌が終れば、本考案装置を引き上げる
が、この場合、改良を要する地層Aでは撹拌装置
6を拡径状態にして、つまり拡大刃8を拡開した
状態で混合撹拌を続けながら引き上げ、また改良
を要しない地層Bでは撹拌装置6を縮径状態にし
て引き上げればよく、これによつて地盤中には改
良を要する地層Aでの径つまりは横断面積が大き
くかつ改良を要しない地層Bでの径が小なる第1
2図あるいは第13図のごときソイルモルタル柱
等の地盤改良柱20が造成されることになる。ま
た撹拌装置の間隔によつては、オーガー軸をそれ
ほど上下動させずとも、第13図のように拡径部
分と径小部分とを交互に有する改良柱を造成する
こともできる。なお、オーガー軸1には撹拌装置
6とは別な撹拌翼11,12、スクリユー羽根1
3等の撹拌部片が設けられているため、上記混合
撹拌が一層助成され効果的に行なわれる。
上記において、拡大刃式撹拌装置6を縮径状態
にしたままで、改良を要する地層Aの所定深度ま
で掘孔して、本考案装置の引き上げの際、改良を
要する地層Aの部分で前記撹拌装置6を拡径状態
にして孔径を拡げつつ混合撹拌してもよく、上記
同様の地盤改良柱を造成できる。
また、第4図のごときある程度改良を要する地
層A′と改良を要する地層Aとを含む地盤におい
て施工する場合、改良を要する地層Aでは上記同
様に拡大刃式撹拌装置6の拡大刃8を拡開させて
混合撹拌し、ある程度改良を要する地層では前記
撹拌装置6を縮径させて混合撹拌すればよく、こ
れによつて、第14図に示すように、改良を要す
る地層Aでは径が大きく、ある程度改良を要する
地層A′では前記よりもやや径が小さいソイルモ
ルタル等による地盤改良柱20を造成できる。前
記拡大刃8の縮径による柱径の変化度合は、撹拌
装置6の拡大刃8の大小による縮径度、すなわち
撹拌装置6の拡大刃8の縮径時における突出長さ
によつて、容易に定めることができ、特に上下に
相隣る撹拌装置6の拡大刃8の縮径時における突
出長さを異にすることもできる。こうして造成さ
れる地盤改良柱は改良を要する地層Aでは径が大
きく、ある程度改良を要する地層A′ではやや小
径となる。
上記のようにして、1単位の地盤改良柱20の
造成施工が終れば、次の1単位の地盤改良柱を上
記同様に施工するが、この場合、各地盤改良柱
は、散在状に離して施工するほか、第12図のよ
うに若干の間隔で並列状に施工したり、または一
部をラツプさせて施工することができ、こうして
地盤改良柱、壁、ブロツク等を任意に造成するこ
とができる。
以上のように、本考案の造成装置は、オーガー
軸の下部に複数の拡大刃式撹拌装置を上下に所要
間隔をおいて複数配設してなるものであるから、
地盤を構成する土の性状や強度等の地層構造に対
応して、地盤改良柱の柱径つまり改良範囲を深度
方向に変化させ得て最適形状の改良柱を容易に造
成できる。特に前記拡大刃式撹拌装置が複数段に
設けられ、広い範囲に渡つて同時に撹拌でき、拡
大刃による撹拌効果に優れるばかりか、この撹拌
装置とは別な撹拌翼、スクリユー羽根等の撹拌部
片の一種もしくは複数種が少なくとも前記撹拌装
置間の個所に設けられているためにその撹拌効果
が一層高められ、硬化剤や土質安定剤と地盤土砂
とを万遍に均一に混合でき、質のよいソイルモル
タル等による地盤改良柱を得ることができ、前記
地層に応じた形状とも相俟ち、非常に優れた地盤
改良効果を発揮できる。その上、改良を要する地
層を1工程の掘孔、撹拌で他より大きく改良でき
るから、経済的かつ能率的であり、地盤改良柱を
ラツプさせる等して複数造成する場合にも、地盤
改良面積が大きく、大幅に工期の短縮ができる。
また改良を要しない地層では拡大刃式撹拌装置を
縮径して掘孔、撹拌するから、その掘孔、撹拌作
用に無駄がなく、施工作業性を高めることができ
る。
殊に、複数の拡大刃式撹拌装置を軸方向に間隔
を存して配した場合、拡大刃を縮径して掘孔時に
は、オーガー軸の下端に掘削刃を備えていても、
縮刑した撹拌装置による撹拌作用が拡径時に比べ
て低いために、かえつて掘孔、掘進作用の抵抗と
なつて掘り進み難くなるが、本考案の場合は、複
数の撹拌装置間に配した1〜数種の撹拌部片によ
る撹拌作用により、複数の撹拌装置を備えている
にも拘らず、前記の拡大刃を縮径しての掘孔掘進
作用も良好になる。
さらに、拡大刃の大きさによつては、撹拌装置
を縮径しても撹拌できるから、拡径時および縮径
時2様の柱径の改良柱を得ることが可能となり、
また撹拌装置はオーガー軸の回転の正逆により容
易に拡径、縮径変換できるので、機構が簡単でか
つ操作も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置を例示する正面図、第2図は
従来装置により造成される地盤改良柱を示す断面
図、第3図および第4図は地盤の地層構造を例示
する断面図、第5図〜第12図は本考案の実施例
を示すもので、第5図および第6図は拡大刃式撹
拌装置を縮径および拡径させた施工時の正面図、
第7図は拡大刃式撹拌装置部分の拡大正面図、第
8図は前図−線の断面図、第9図〜第11図
はそれぞれ他の実施例を示す正面図、第12図〜
第14図はそれぞれ本考案装置により造成された
地盤改良柱を示す断面図である。 1……オーガー軸、2……送圧孔、6……拡大
刃式撹拌装置、8……拡大刃、11,12……撹
拌翼、13……スクリユー羽根、A……改良を要
する地層、A′……ある程度改良を要する地層、
B……改良を要しない地層、20……地盤改良
柱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内孔をセメントミルク等の硬化剤その他の注
    入剤の送圧孔とするオーガー軸の下部に、回転
    の正逆により軸方向に対し直角方向に開閉する
    拡大刃を備えてなる拡大刃式撹拌装置を軸方向
    所要間隔毎に複数設けるとともに、この撹拌装
    置とは別な撹拌翼、スクリユー羽根等の撹拌部
    片の一種または複数種を、前記オーガー軸の少
    なくとも上下の撹拌装置間に突設してなること
    を特徴とする地盤改良柱等の造成装置。 2 複数の拡大刃式撹拌装置は、上下に相隣る撹
    拌装置毎に拡大刃の拡開時の方向を互いに周方
    向に所要の角度変位させて設けられている実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の地盤改良柱等
    の造成装置。
JP16429983U 1983-10-24 1983-10-24 地盤改良柱等の造成装置 Granted JPS6070637U (ja)

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JP16429983U JPS6070637U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 地盤改良柱等の造成装置

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JP16429983U JPS6070637U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 地盤改良柱等の造成装置

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JPS6070637U JPS6070637U (ja) 1985-05-18
JPH018587Y2 true JPH018587Y2 (ja) 1989-03-08

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JP6157112B2 (ja) * 2012-12-27 2017-07-05 株式会社錢高組 ケーソンの浮き防止部材及び、ケーソンの浮き防止部材の設置方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57193620A (en) * 1981-05-23 1982-11-29 Sumitomo Cement Co Ltd Method and apparatus for improving soft ground

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JPS5849254Y2 (ja) * 1980-04-30 1983-11-10 正士 宮本 ケ−シング付多軸掘削機

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JPS6070637U (ja) 1985-05-18

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