JPH0134720Y2 - - Google Patents

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JPH0134720Y2
JPH0134720Y2 JP12399583U JP12399583U JPH0134720Y2 JP H0134720 Y2 JPH0134720 Y2 JP H0134720Y2 JP 12399583 U JP12399583 U JP 12399583U JP 12399583 U JP12399583 U JP 12399583U JP H0134720 Y2 JPH0134720 Y2 JP H0134720Y2
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oil
bearing
container
crankshaft
electric element
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JP12399583U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は横形回転式圧縮機に係り、特に軸受
部の潤滑性能の向上に関するものである。
〔従来の技術〕
第1図は例えば実開昭56−150880号に示された
従来の横形回転式圧縮機に類似する断面図であ
り、図において、1は密閉容器で、その内部に電
動要素2と圧縮要素3を水平方向に並べた状態で
収納し、その内底部に潤滑用の油4を貯溜してい
る。
電動要素2からの駆動力はクランク軸5によつ
て圧縮要素3へ伝えられ、そのクランク軸はシリ
ンダ6の両側に位置する長軸受7と短軸受8によ
つて回動自在に支持されている。そして上記シリ
ンダ6内で圧縮された冷媒は吐出弁装置9を通過
し、上記吐出弁装置9を覆う吐出マフラー10内
へ吐出される。
この吐出マフラー内の冷媒の大部分は吐出マフ
ラーに設けられた吐出穴11を通つて密閉容器1
内へ吐出され、電動要素2の隙間を通り吐出管1
2に達し冷凍回路へ送り込まれる。
また吐出マフラー10内の冷媒の一部は、長軸
受7、シリンダ6及び短軸受8を貫通して形成し
たガス穴(ガス)を通り油ポンプ14によつて上
記油4中に導かれ、その動圧によつて油4を油ポ
ンプ14内に吸い込み、短軸受8の端部に装着さ
れた油溜め容器15内へ押し上げてクランク軸5
内を貫通する給油穴16へ油とともに送り込まれ
る。
上記クランク軸5には軸心の給油穴16から短
軸受8及び長軸受7の軸受面に給油するための給
油孔17が分岐され開口されている。また上述の
ように油と一緒にクランク軸5の給油穴16に送
り込まれた冷媒はガス抜き穴18によつて上記と
同様に密閉容器1内の空間へ導かれる。
また、上記給油孔17から各軸受に供給された
油は潤滑の役目を果たした後、各軸受から排出す
る必要があるため、軸受の内周面においてその反
負荷側にラセン状の油溝を設けてクランク軸5の
回転によつて軸受の端部19,20から油を排出
させるようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の横形回転式圧縮機の油潤滑装置は以上の
ように構成されているので、長軸受とクランク軸
間の油は順次軸受の端部より排出されるが、短軸
受側は軸受の端部に装着された油溜め容器内に油
ポンプによつて油が送り込まれてくるので、排出
効果が極単に減少するとともに給油孔からの給油
能力も低下し短軸受は同じ油での潤滑が繰返され
てしまう。
その結果、油温が上昇し潤滑性能が低下し、最
悪の場合にはクランク軸と短軸受との焼付きを生
じ圧縮機の信頼性を低下させる恐れがあつた。
この考案はこのような欠点を改善するためにな
されたものであり、油溜め容器を装着した軸受の
軸受長さ方向の中間の反負荷側の位置に油の排出
穴を設け、上記軸受に油排出能力を高める構造に
より常に新しい油を送り込んで潤滑できるように
し、信頼性の高い横形回転式圧縮機を得ることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案による横形回転式圧縮機は、端部に油
溜め容器を装着した軸受の軸受長さ方向の中間の
反負荷側の位置に油排出穴を設けたものである。
〔作用〕
この考案による横形回転式圧縮機は、軸受の排
出穴より潤滑の役目を果たした古い油が排出され
るので、給油孔から新しい油が順次供給され安定
した潤滑性能が得られる。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。
第2図において、従来のものと同一、または相
当部分は同一符号を付けて説明を省略する。21
は端部に油ポンプ14により吸引された油を貯え
る油溜め容器15を装着した軸受8の軸受長さ方
向の中間の反負荷側の位置、つまり実施例では軸
受8の下部に開口した油の排出穴、23はこの排
出穴に連接して軸受の軸受内周面に形成されたラ
セン状または直線状の油溝である。
従つて、油ポンプ14により軸受8の端部に装
着された油溜め容器15内へ押し込まれた油は、
クランク軸の給油孔16,17から軸受8とクラ
ンク軸5とのスキマ22へ入り込み潤滑の役目を
果たした後、排出穴21から密閉容器1内へ排出
されるので、給油孔17から新しい油が順次供給
され、軸受部の潤滑は行なわれるのでスキマ20
内の油温はほとんど上昇せず安定した潤滑性能を
保つことができる。
また、電動要素2側の軸受7とクランク軸5と
の間に入り込んで潤滑の役目を果たした油は、軸
受の反シリンダ6の端部より排出される。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、端部に油溜
め容器を装着した軸受の軸受長さの中間の反負荷
側の位置に油の排出穴を設けるようにしたから、
簡単な構造によりクランク軸と軸受とのスキマに
新しい油が順次供給され、安定した潤滑性能を保
つことができるとともに圧縮機としての信頼性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の横形回転式圧縮機を示す断面
図、第2図はこの考案の実施例による横形回転式
圧縮機の要部断面図、第3図は第2図に示す軸受
の斜視図である。 1は密閉容器、2は電動要素、3は圧縮要素、
4は油、5はクランク軸、6はシリンダ、8は軸
受、15は油溜め容器、16,17は給油孔、2
1は排出穴、22は油溝である。図中、同一符号
は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電動要素と、この電動要素によつて駆動される
    圧縮要素を水平方向に並べた状態で密閉容器に収
    納し、電動要素からの駆動力を伝えるクランク軸
    をシリンダの両側に位置する軸受によつて支持
    し、シリンダから吐出された冷媒の一部を密閉容
    器内底部に貯溜する油中に導きその動圧を利用し
    て油を上記軸受の端部に接着した油溜め容器に押
    し上げ、クランク軸と軸受との間の潤滑を行うよ
    うにしたものにおいて、端部に油溜め容器を装着
    した軸受の軸受長さの中間の反負荷側の位置に油
    の排出穴を設け、この排出穴の一端を上記軸受の
    内周面に形成した油溝に連接するとともに他端を
    上記密閉容器内と空間に開口したことを特徴とす
    る横形回転式圧縮機。
JP12399583U 1983-08-10 1983-08-10 横形回転式圧縮機 Granted JPS6032583U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12399583U JPS6032583U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 横形回転式圧縮機

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JP12399583U JPS6032583U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 横形回転式圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6032583U JPS6032583U (ja) 1985-03-05
JPH0134720Y2 true JPH0134720Y2 (ja) 1989-10-23

Family

ID=30282823

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JP12399583U Granted JPS6032583U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 横形回転式圧縮機

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60173693U (ja) * 1984-04-27 1985-11-18 株式会社東芝 横型ロ−タリコンプレツサ
JPH0629509Y2 (ja) * 1988-03-04 1994-08-10 三洋電機株式会社 横型回転圧縮機

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Publication number Publication date
JPS6032583U (ja) 1985-03-05

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