JPH01292915A - ダイバーシティ受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、間隔を隔てて配置された２本のアンテナ、又
は特性の異なる２本のアンテナの一方を受信機に切換接
続して受信を行なうダイバーシティ受信装置に関するも
ので、特に車載用のＦＭラジオ受信機に用いて好適なダ
イバーシティ受信装置に関する。

（ロ）従来の技術 特開昭６２−２９４３４０号公報に示される如く、２木
のアンテナを用い、雑音の状態に応じて前記アンテナの
一方を受信機に接続して受信を行なうダイバーシティ受
信装置が知られている。前記ダイバーシティ受信装置は
、第２図に示す如く、第１及び第２アンテナ（１）及び
（２）と、該第１及び第２アンテナ（１）及び（２）の
−力を選択するアンテナ切換回路（３）と、アンテナに
受信されたＦＭラジオ信号をＩＦ（中間周波）信号に変
換し、それを増幅し、ＦＭ検波するフロントエンド（４
）、ＩＦ増幅回路（５）及びＦＭ検波回路（６）と、該
ＦＭ検波回路（６）の出力信号から左右ステレオ信号を
分離するステレオマルチプレックス回路（７）と、バイ
パスフィルタ（８）及び雑音検波回路（９）から成り、
ＦＭ検波回路（６）の出力信号中の高域雑音成分を検出
する雑音検出回路（す）と、該雑音検出回路（す）の所
定レベル以上の出力信号に応じてトリガパルスを発生す
るトリガ回路（１１）と、前記トリガパルスに応じて切
換信号を発生するＴ−ＦＦ（トリガードフリッププロッ
プ）　（１２）とを備えており、ＦＭ検波回路（６）か
ら所定レベル以上の高域雑音が検出されたとき使用アン
テナの切換を行なって、良好な受信を行なわんとするも
のである。また、第２図のダイバーシティ受信機は、ト
リガ回路（１１）から発生するトリガパルスを計数する
カウンタ（１３）と、該カウンタ（１３）の動作を制御
する単安定マルチパイプレーク（１４）とを備えており
、前記トリガパルスの発生頻度に応じてカウンタ（１３
）から発生する制御信号により、ステレオマルチプレッ
クス回路（７）におけるステレオ分離度等の制御を行な
い、雑音の軽減を計っている。

従って、第２図の回路を用いれば、雑音の無い良好な受
信を達成することが出来る。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、第２図のダイバーシティ受信装置は、雑
音成分の検出感度を高くすると、弱電界信号の受信時に
、ホワイトノイズ等により誤動作住易くなるという問題
がある。また、前記誤動作を防止する為、雑音成分の検
出感度を低く設定すると、中強電界時に感度不足を生じ
、雑音成分を正確に検出出来なくなるという問題があっ
た。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、受信信号中
に含まれる雑音成分を検出する第１及び第２検出回路と
、受信信号の電界強度を検出する第３検出回路と、該第
３検出回路の出力信号に応じて第１及び第２検出回路の
出力信号を選択出力する選択回路とを備える点を特徴と
する。

（＊）作用 本発明に依れば、第１検出回路の検出感度を高く設定し
、第２検出回路の検出感度を低く設定しているので、受
信信号の電界強度が強く、第３検出回路から第１の出力
信号が発生した場合には、検出感度の高い第１検出回路
を用いて雑音成分の検出を行なうことが出来、感度不足
を招かない。

また、受信信号の電界強度が弱く、第３検出回路から第
２の出力信号が発生した場合には、検出感度の低い第２
検出回路を用いて雑音成分の検出を行なうことが出来、
誤動作を招かない。

（へ）実施例 第１図は、本発明の一実施例を示す回路図で、（１５）
は検出感度の高い第１検出回路、（１６〉は検出感度の
低い第２検出回路、（１７）はＩＦ増幅回路（５）から
得られる受信信号の電界強度を示す信号を基準電圧（Ｖ
、）と比較し、前記電界強度を示す信号が基準電圧以上
のとき第１の出力信号を、以下のとき第２の出力信号を
発生する第３検出回路、及び（１８）は該第３検出回路
（１７）の出力信号に応じて前記第１及び第２検出回路
（１５）及び（１６）の出力信号を選択し、アンテナ切
換回路（３）を制御する選択回路である。

いま、アンテナ切換回路（３）及び選択回路（１８）が
図示の如く接続されているとすれば、第１アンテナ（１
）に受信されたＲＦ倍信号フロントエンド（４）に伝送
され、ＩＦ増幅回路（５）、ＦＭ検波回路（６）及びス
テレオマルチプレックス回路（７）で必要な信号処理が
行なわれ、第１及び第２出カ端子（１９）及び（２０）
にそれぞれ左右ステレオ信号が得られる。また、ＦＭ検
波回路（６）の出力信号中に含まれる高域雑音成分は、
第１及び第２検出回路（１５）及び（１６）に印加され
、第１及び第２検出回路（１５）及び（１６）はそれぞ
れ前記高域雑音成分に応じた出力信号を発生する。更に
、受信信号の電界強度を示す信号は、ＩＦ増幅回路（５
）から第３比較回路（１７）に印加され、該第３比較回
路（１７）から第１（例えば’ＬＪ）又は第２（例えば
’ＨＪ）の出力信号が発生し、選択回路（１８）に印加
される。

第１アンテナ（１）に受信されたＲＦ倍信号電界強度が
十分大の場合、ＩＦ増幅回路（５）から第３検出回路（
１７）に印加される信号のレベルが基準電圧よりも大に
なり、第３検出回路（１７）からｒ　Ｌ　。

レベルの第１出力信号が発生する。その状態においては
、選択回路（１８）は図示の状態を保ち、第１検出回路
（１５）の出力信号が前記選択回路（１８）の出力信号
となる。マルチパス等が生じず、第１検出回路（１５〉
から出力信号が発生しなければ、選択回路（１８）から
も出力信号が発生せず、アンテナ切換回路（３）も図示
の状態を保ち、第１アンテナ（１）を用いた正常受信が
継続する。

その状態において、マルチパス等が生じ、ＦＭ検波回路
（６）の出力信号中に含まれる高周波雑音のレベルが大
になると、それが第１検出回路（１５）で検出される。

その為、前記第１検出回路（１５）から検出出力信号が
発生し、該信号が選択回路（１８）を介してアンテナ切
換回路（３）に印加されるので、アンテナ切換が行なわ
れ、第２アンテナ（２）がフロントエンド（４）に接続
され、前記第２アンテナ（２）を用いた受信が行なわれ
る様になる。その状態においても、雑音に応じて第１検
出回路（１５）から出力信号が発生すると、該出力信号
が選択回路（１８）を介してアンテナ切換回路（３）に
印加され、再び第１アンテナ（１）を用いる受信に切換
わる。

受信信号の電界強度が低下すると、第３検出回路（１７
）に印加される信号のレベルが基準電圧よりも小になり
、第３検出回路（１７）からｒ　Ｈ、レベルの第２出力
信号が発生する。すると、選択回路（１８）が図示と逆
の状態に切換えられ、第２検出回路（１６）の出力が選
択される様になる。第２検出回路（１６）は、先に述べ
た如く、その検出感度が第１検出回路（１５）のそれよ
りも低く設定されている。その為、第２検出回路（１６
）は、弱電界に起因するホワイトノイズ等には応答せず
、マルチパスノイズ等電界強度に依存しない雑音のみを
正確に検出することが出来る。しかして、ＦＭ検波回路
（６）の出力信号中に含まれる雑音が第２検出回路（１
６）で検出され、該第２検出回路（１６）から出力信号
が発生すると、該出力信号は適状回路（１８）を介して
アンテナ切換回路（３）に印加され、該アンテナ切換回
路（３）を図示と逆に切換える。その為、第１アンテナ
（１）を用いる受信から第２アンテナ（２）を用いる受
信への切換が行なわれ、その状態で更に滞音が検出され
れば、再度アンテナ切換が行なわれる。

従って、第１図のダイバーシティ受信装置を用いれば、
受信信号の電界強度に関わらず、マルチパス等に起因す
る雑音を正確に検出出来、アンテナ切換を効果的に行な
うことが出来る。

第３図は、第１図の第１及び第２検出回路（１５）及び
（１６）としてカウンタを用いた場合を示す回路図であ
る。第３図において、入力端子（２１）に印加される検
波出力信号中の高域雑音成分は、バイパスフィルタ（２
４）を通過し、波形整形回路（２２）に印加される。前
記波形整形回路（２２）は所定レベル以上の雑音成分に
応じた矩形パルスを発生し、該矩形パルスがカウンタ（
２３）に被計数信号とし℃印加される。カウンタ（２３
）は前記矩形パルスを計数し、例えば３計数したとき第
１出力端子（２５〉に「Ｈｌの出力信号を発生し、例え
ば１０計数したとき第２出力端子（２６）に「Ｈヨの出
力信号を発生する。従って、選択回路（１８）が図示の
状態にあれば、第３図の検出回路は高感度の第１検出回
路として動作し、選択回路（１８）が図示と逆の状態に
あれば、低感度の第２検出回路として動作する。

尚、第３図の回路を用いれば、１つのカウンタを共用出
来るので、回路の簡易化が計れるとともに、その計数値
を変更するだけで感度の設定変更を行ない得る。

第４図は、第１図の第１検出回路（１５）の別の具体例
を示すもので、（２７）は検波出力信号中の高域雑音成
分を検出するバンドパスフィルタ、（２８〉は前記高域
雑音成分を増幅する雑音増幅回路、（２９）は該雑音増
幅回路（２８）の出力信号を検波する雑音検波回路、（
３０）は所定のスレシホールドレベルを有し、該レベル
を越える雑音検波出力信号に応じたパルスを発生するパ
ルス発生回路、（３１）はカウンタ、（３２）は該カウ
ンタ（３１）の出力信号に応じてトリガ信号を発生する
トリガ回路、（３３）は該トリガ回路（３２）の出力信
号によりトリガされるＴ−ＦＦ、（３４）及び（３５）
は前記カウンタ（３１）の動作を定めるレベル検出回路
及び単安定マルチバイブレークである。第４図の回路は
、バンドパスフィルタ（２７）と雑音検波回路（２９）
との間に雑音増幅回路（２８）を備えているので、前記
バンドパスフィルタ（２７）を通過した高域雑音成分を
十分な大きさに増幅することが′出来、高感度の雑音検
出回路を形成出来る。

第４図は、第１図の第２検出回路（１６）の別の具体例
を示すもので、直流阻止用コンデンサ（３６）と、積分
回路（３７）と、比較回路（３８）と、Ｔ−ＦＦ（３９
）とによって構成きれている。第４図の回路を用いれば
、ＦＭ検波回路（６）から得られる検波出力信号中の交
流成分（雑音）を長い時定数で積分し、基準電圧と比較
しているので、感度は低くなるが弱電界に起因するホワ
イトノイズ等の影響を受けなくなるので、マルチパスに
起因する雑音等を正確に検出することが出来る。

尚、第１図のダイバーシティ受信装置に、第２図の如き
アンテナ切換回路の切換頻度を検出する手段と、該手段
の出力信号に応じて切換を禁止する手段とを付加すれば
、頻繁なアンテナ切換を防止出来、聴取者に異和感を与
えるのを防止出来る。また、受信信号の電界強度を第３
検出回路よりも低いスレシホールドレベルを有する第４
検出回路を用いて検出し、前記第４検出回路の出力信号
に応じてアンテナ切換を禁止する様にすれば、受信信号
の電界強度が極く低下したときにアンテナ切換が行なわ
れなくなり、不要なアンテナ切換を未然に防止し得る。

（ト〉発明の効果 以上述べた如く、本発明に依れば、受信信号の電界強度
に応じて、高低２種類の感度を有する雑音検出回路を使
い分けることが出来るので、必要なときのみ正確にアン
テナ切換を行ない得るダイバーシティ受信装置を提供出
来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す回路図、第２図は従
来のダイバーシティ受信装置を示す回路図、第３図は第
１図の第１及び第２検出回路の具体回路例を示す回路図
、第４図は第１図の第１検出回路の別の回路例を示す回
路図、及び第５図は第１図の第２検出回路の別の回路例
を示す回路図である。 （１）　、　（２）・・・アンテナ、（３）・・・アン
テナ切換回路、　（１５）・・・第１検出回路、　（１
６）・・・第２検出回路、　（１７）・・・第３検出回
路、　（１８）・・・選択回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）第１及び第２アンテナと、該第１及び第２アンテ
   ナの一方を選択するアンテナ切換回路と、受信信号中に
   含まれる雑音成分を検出する第１及び第２検出回路と、
   受信信号の電界強度を検出する第３検出回路と、該第３
   検出回路の出力信号に応じて、前記第１及び第２検出回
   路の出力信号を選択出力する選択回路とから成り、前記
   第１検出回路は高感度で雑音成分を検出するものであり
   、前記第２検出回路は前記第１検出回路よりも低感度で
   雑音成分を検出するものであり、前記選択回路の出力信
   号に応じて前記アンテナ切換回路を切換制御する様にし
   たことを特徴とするダイバーシティ受信装置。 （２）前記選択回路は、受信信号の電界強度が所定値以
   上のとき、感度の高い第１検出回路の出力信号を選択す
   ることを特徴とする請求項第１項記載のダイバーシティ
   受信装置。（３）前記第１検出回路は、雑音成分に応じ
   て発生するパルスを計数する第１カウンタを含み、該第
   １カウンタの計数値が第１の所定値になったとき出力信
   号を発生し、前記第２検出回路は、前記パルスを計数す
   る第２カウンタを含み、該第２カウンタの計数値が前記
   第１の所定値よりも大なる第２の所定値になったとき出
   力信号を発生することを特徴とする請求項第１項記載の
   ダイバーシティ受信装置。 （４）前記第１及び第２カウンタは、共通のカウンタに
   よって構成され、前記共通のカウンタの計数値が第１の
   所定値になったとき第１出力信号を発生し、前記計数値
   が第１の所定値よりも大なる第２の所定値になったとき
   出力信号を発生する様に成し、前記選択回路は前記第１
   及び第２出力信号の一方を選択する様にしたことを特徴
   とする請求項第３項記載のダイバーシティ受信装置。 （５）前記第１検出回路は、カウンタ型の雑音検出回路
   であり、前記第２検出回路は積分型の雑音検出回路であ
   ることを特徴とする請求項第１項記載のダイバーシティ
   受信装置。（６）前記第１検出回路は、ＦＭ検波回路の
   出力信号中に含まれる雑音成分を検出し、前記第２検波
   回路はＩＦ回路から得られる電界強度を示す信号中の雑
   音成分を検出する様に成したことを特徴とする請求項第
   ５項記載のダイバーシティ受信装置。 （７）ダイバーシティ受信装置は、更に前記第３検出回
   路よりも低いスレシホールドレベルを有する第４検出回
   路を有し、該第４検出回路の出力信号に応じてアンテナ
   切換を禁止する様にしたことを特徴とする請求項第１項
   記載のダイバーシティ受信装置。 （８）ダイバーシティ受信装置は、アンテナ切換回路の
   切換頻度を検出する手段を有し、該手段の出力信号に応
   じてアンテナ切換を禁止する様にしたことを特徴とする
   請求項第１項記載のダイバーシティ受信装置。