JPH01226650A

JPH01226650A - シート搬送装置

Info

Publication number: JPH01226650A
Application number: JP63049884A
Authority: JP
Inventors: Osamu Iwamoto; 修岩本
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-03-04
Filing date: 1988-03-04
Publication date: 1989-09-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、たとえば複写装置内の用紙を搬送するシート
搬送装置に関するものであり、さらに詳しくは紙が滞溜
した際処理を行う構造に関する。

〔従来の技術〕

従来、たとえば電子写真複写機には、複写シートを装置
内に供給する給紙部、このシートに画像を転写する転写
部、転写の終ったシートを排出する排紙部等の連続する
複数のシート搬送部が設けられている。シートはこれら
の複数の搬送部を連続して搬送される。各搬送部の上は
、搬送中のシートを検出するセンサーが設けられる。ま
た、このセンサーによりシートの滞溜が検出される　　
。

と、その旨を表示するジャム表示部が設けられる。

搬送系で紙詰まり、いわゆるジャムが生じた際の処理の
方法または構造には、種々のものが存在する。すなわち
、■シートの滞溜を検出すると全ての搬送部の駆動を止
めて表示部にジャム表示を行う方法、■あるいは特開昭
５５−７６３６５号等に記載されているように、ジャム
発生領域の上流側の搬送部に紙の累積領域を設け、上流
側の搬送部に存在している紙は全てその累積領域に収納
し、後で一括して廃棄する方法、■特開昭６０−２７１
７７２号に２畿されているように複数の搬送路を設け、
ジャムが発生した場合には、その発生した搬送路のみを
停止し、他の搬送路を用いて通常の複写操作を行う方法
等が知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし斯かる従来技術の場合には、前記■の方法による
と、ジャム発生の際には全ての搬送部を止めるので、ジ
ャムをおこした以外のシートも搬送路（搬送部）の途中
で止まってしまい、ジャム発生後のリカバー処理のため
には、この途中で止まったシートをも全て取り除かねば
ならないという欠点があった。また、■の方法では、シ
ートの累積領域が通常の搬送路（Ｗ１１送）に設けられ
るため、ジャムが発生したために滞溜したシートの枚数
が多いと、この累積領域への収納の際に二次ジャムをお
こす危険性があった。また、■の方法では、複数の搬送
路を設けねばならないので、装置や制御方法が複雑にな
り装置の製造コストも倍増し実用的でなかった。

本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、簡単な構成で複
数の搬送部の１ケ所でジャムが発生した場合のジャム処
理を容易に行ない得るシート搬送装置を提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

独立駆動可能な複数の連続するシート搬送部を有すると
共に、各搬送部にはそれぞれシートの存在および滞溜を
検出するセンサを設け、該センサによってシート滞溜を
検出してジャム表示をするジャム表示部を備えたシート
搬送装置において、前記センサのいずれかがシート滞溜
を検出した際に、当該センサの属する搬送部のみの駆動
を停止して、他の搬送部に存在するシートは搬送部から
搬送経路外部に排出し、シート排出後に全ての搬送部の
駆動を停止して前記ジャム表示部を作動させる制御手段
を設けて成ることを特徴とする。

〔作　　　用〕

上記構成のシート搬送装置にあっては、複数の搬送部の
うちいずれかにシートの掃溜が生じた場合、当該搬送部
のみ駆動を停止する。−１他の搬送部に存在するシート
は搬送部から搬送経路外部・に排出され、その後金ての
搬送部が停止される。

全ての搬送部が停止した後、ジャムが発生した搬送部に
滞溜したシートを除去する。

〔実　施　例〕

以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。第１
図は本発明の一実施例に係るシート搬送装置が適用され
た複写装置のシート搬送系が示されている。

すなわちケース１．２．３から供給される転写紙は、複
数の搬送部４，５，６．７を経て最終的に排紙トレイ８
に排紙される０本実施例において複数の搬送部は１紙ケ
ース１，２．３から転写紙を取り出して機械内部に紙を
供給するための給紙系搬送部４．９送されてきた転写紙
に画像を転写するための転写系搬送部５、両面複写や多
重複写の場３合に紙を反転させたり送り返したりするた
めの中間搬送部６、転写された画像を定着し排紙トレイ
に紙を搬出する排紙系搬送部７である。これらの搬送部
はそれぞれ独立駆動可能であり、したがって一部の搬送
部のみの駆動を停止し、他の搬送部を駆動させることが
できる。ケースｌ、２゜３のいずれかから取り出された
転写紙は、給紙ローラ９を通り、転写ドラムｌＯから画
像を転写され、定着器１１で画像が定着された後、排紙
トレイ８に排紙される。転写ドラム１０表面には、たと
えば公知の静電写真方式によって転写すべき画像が形成
されている。

同じ紙の同じ面に複数の画像を転写する多重複写の場合
は、転写紙は一度転写系搬送部５を搬送された後、分岐
器２５．２６を通って中間搬送部６へ搬送され、初めの
給紙系搬送部４へ戻される。

また、−枚の転写紙の両面に転写する画面複写の場合は
、−度転写系搬送部５を通った転写紙は分岐器２５を通
り、両面用トレイ１２に送られた後スイッチバック（進
行方向転換）されて初めの給紙系搬送部４に戻る。また
各搬送部４，５゜６．７には、それぞれ紙の存在および
滞溜を検出するセンサー１５〜２４が設けられている。

給紙系搬送部４の下流側には分岐器２７が設けられ、こ
の分岐器２７によって導かれた紙が排出される一時退避
スタッカー１３が設けられている。転写系搬送部５の下
流側にすでに存在している２つの分岐器２５．２６の間
に、新たに分岐器２８を設け、この新たな分岐器２８に
よって導かれた紙が前記−時退避スタッカ−１３に排出
される構造となっている。さらに中間搬送部６の下流側
に分岐器２９が設けられ、この分岐器２９によって前記
−時退避スタッカ−１３に紙を排出するようになってい
る。

次に本実施例の作用について説明する０例えば、排紙系
搬送ｆｌＡ７内の定着器１１に設けられている定着ロー
ラーにおいて紙ジヤムが発生した場合には、この排紙系
搬送部７に存在するセンサー２３．２４が紙の滞溜を検
出し、この排紙系搬送部７の駆動を停止する。その際、
他の転写紙を一時一時退避スタッカー１３へ導くための
分岐器２７．２８．２９を作動させる。他の搬送部４゜
５．６は駆動させたままなので、まず給紙系搬送部４内
の転写紙は分岐器２７から退避スタッカー１３へ導かれ
、転写系搬送部５の紙は分岐器２８を経て退避スタッカ
ー１３へ導かれ、中間搬送部６の紙は分岐器２９により
一時退避スタッカー１３へ導かれて排出される。これら
他の搬送部４，５．６を駆動させたまま、一定時間経過
した後に、これら搬送部４，５．６のセンサー１５〜２
２が紙の存在を検出していなければ、全搬送部４，５，
６．７を停止させ、ジャム表示部にジャム発生の表示を
行う、このとき表示部にジャム発生の位置をあわせて表
示するものであってもかまわない、また、−時退避スタ
ッカ−１３に規定以上の量の紙が溜ると図中の紙センサ
−３０が検知しこれを表示する。

第２図は本実施例の制御手段を表わすブロック図である
。全体の制御は、ＣＰＵ３１のプログラム制御によって
行われる。ＲＯＭ３２は、その制御用のプログラムをあ
らかじめ記憶してｌ、％る。

ＲＡＭ３３は、そのプログラムの実行に際してワーキン
グエリアとして用いられる０紙の滞溜や存在を検出する
センサー１５〜２４からの紙検出信号は、Ｉ１０インタ
ーフェイス３４を通してＣＰＵ３１が検知し搬送部４〜
７やジャム表示部３６に対して入出力制御を行う。

第３図は上記で説明した制御手順のフローチャートであ
る。改めて説明すると、複数の搬送部４，５，６．７の
いずれかのセンサー１５〜２４が、紙のジャム（滞溜）
発生を検出すると（ＳＴＥＰＩ）、そのジャムが発生し
た搬送部の駆動のみを停止する（ＳＴＥＰ２）、同時に
他の搬送部内に存在する紙を一時退避スタッカー１３へ
導くための分岐器２５〜２９を作動させる（ＳＴＥＰ３
）、そして一定時間、これら他の搬送の駆動を行った後
、これらの搬送部のセンサーが紙の存在を検出していな
ければ全搬送部を停止する（ＳＴＥＰ４．５）、そして
ジャム表示部に、ジャムの発生あるいは、さらにジャム
発生の位置を表示する。

〔他の実施例〕

第１図の中間搬送部の中には従来から中間トレイ１４が
設けられている。この中間トレイを利用して一時退避ス
タッカー１３のかわりをさせることもできる。すなわち
中間搬送部６内の転写紙は、紙ジヤムが発生したときに
おいても一時退避スタッカー１３まで搬送されず、この
中間トレイ１４に止めておく、そうすれば紙ジヤムのり
カッ（リー処理が終った後に、この中間トレイ内の紙を
用いて続けて複写することができ、その分、紙が無駄に
ならない。

尚、本発明のシート搬送装置は、電子写真複写機に限る
ものではなく、複数のＩ！ｌ続する搬送部を備えたコン
ピュータの出力プリンタや各種印刷機等にも適用し得る
ものである。

〔発明の効果〕

本発明は以上の構成および作用から成るもので、シート
のジャムが発生した際に、複数の搬送部のうちジャムが
発生した部分のみの駆動を停止し、他の搬送部のシート
を搬送経路外に排出するようにしたので、ジャムが発生
した搬送部のみのシートの摘出だけを行なえばよく、他
の搬送部のシートを取除く手間が省け、ジャムリカバリ
−の時間を短縮することができる。また通常の搬送部に
シートが滞溜しないので２次ジャムの発生の危険性はな
い、また別の搬送系を設ける必要もなくコスト低減を図
ることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すシート搬送装置の搬送
路の概念図、第２図は本実施例の制御手段を表わすブロ
ック図、第３図は本実施例の作用を示す制御フローチャ
ート図である。符号の説明１．２．３・・・紙ケース４．５，６．７・・・搬送部８・・・排紙トレイ　　　　９・・・給紙ローラｌＯ・
・・転写ドラム　　　１１・・・定着器１２・・・両面
用トレイ１３・・・−時退避スタッカ− １４・・・中間トレイ１５〜２４．３０・・・センサー２５〜２９・・・分岐器

Claims

【特許請求の範囲】

独立駆動可能な複数の連続するシート搬送部を有すると
共に、各搬送部にはそれぞれシートの存在および滞溜を
検出するセンサを設け、該センサによってシート滞溜を
検出してジャム表示をするジャム表示部を備えたシート
搬送装置において、前記センサのいずれかがシート滞溜
を検出した際に、当該センサの属する搬送部のみの駆動
を停止して、他の搬送部に存在するシートは搬送部から
搬送経路外部に排出し、シート排出後に全ての搬送部の
駆動を停止して前記ジャム表示部を作動させる制御手段
を設けて成ることを特徴とするシート搬送装置。