JPH01189842A - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はＣａＴ方式の画像表示装置に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

第３図は例えば特願昭６１−３１１３５号に示された従
来の画像表示装置を示す縦断面図でアシ、第４図はその
分解斜視図である。図において、１はフェースプレート
、２はフェースプレート１の内面ヘラ１１クス状に配列
された複数の蛍光体、３は蛍光体２の表面を覆い、アノ
ード電位（約１０ＫＶ）が印加されることにより印加電
極としての機能を果たして騎るメタルバック（アルミ蒸
着膜）、４ａは第１の制御電極としてのＸ制御電極、４
ｂは第２の制御電極としてのＸ制御電極、５はＸ制御電
極４ａ及びＸ制御電極４ｂＫ設けられている通過孔、６
はフィラメント、γは制御電極４及びフィラメント６を
支持するガラスペース、８はガラス容器である。そして
、これらフェースプレート１．ガラスペース７、ガラス
容器８により真空に封じ込められた真空容器が形成され
ている。

次に動作について説明する。Ｘ制御電極４ａ及びＸ制御
電極４ｂのそれぞれには、例えば、Ｏｖ〜ＩＯＶの電圧
が印加され、また、各フィラメント６にも所定の電圧が
印加されているものとする。

第５図に示すようにフィラメント６からの放出電子ｅは
、電界分布（Ｘ及びＸ制御電極４ａ、４ｂに近づくＫつ
れて電位が高くなる）が形成されているＸ及びＸ制御電
極４ａ　、４ｂとフィラメント６との間を矢印方向に進
行する。そして、通過孔５を通過した放出電子ｅがメタ
ルパンク３を介して照射されることにより、赤（Ｒ）、
ｆ（Ｂ）、緑（Ｇ）などの特定の蛍光体２を発光表示さ
せる。

このとき、通過孔５においてはＸ及びＸ制御電極４ａ、
４ｂに対する電圧制御によってオン・オフ制御が行われ
、さらに、この印加電圧のパルス幅、即ち印加時間幅を
調整することＫよシ、蛍光体２に対する放出電子ｅの制
御が行われる。これにより、結果的には蛍光体２の輝度
に関する制御が行われることになる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の画像表示装置は以上のように構成されているので
、フィラメント６からの放出電子ｅはＸ及びＸ制御電極
４ａ　、４ｂに向かって直進し、通過孔５を通過する放
出電子量は通過の面積によって決定されてしまうため、
蛍光体２に対する放出電子ｅの放出量を一定以上に向上
させることができず、必ずしも充分な輝度を得ることが
できない場合があるなどの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、簡易な構成により、蛍光体に対する放出電子
の放出量を向上させることが可能な画像表示装置を得る
ことを目的とする。

〔課題を解決するだめの手段〕

この発明に係る画像表示装置は、第１の制御電極を高圧
電極部及び低圧電極部によシ構成すると共に、放出電子
を通過させるべき通過孔の側に高圧電極部の方を臨ませ
、この高圧電極部と低圧電極部との協働により、通過孔
に対する放出電子の集束を促進させるようにしたもので
ある。

〔作　用〕

この発明における高圧電極部及び低圧電極部は、通過孔
を中心に放出電子が集束するように、通過孔周囲の電界
分布に電界の傾斜を形成させるので、通過孔付近に進行
してきた放出電子の多くは通過孔へ向かって集束され、
通過孔を通過する放出電子の密度は大きなものとなる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、９ａ　、９ｃは第１の制御電極としてのＸ
制御電極を構成する高圧電極部及び低圧電極部、９ｂは
第２の制御電極としてのＸ制御電極、１０は放出電子ｅ
を通過させるべき通過孔である。そして、高圧電極部９
ａは所定電圧が印加された場合に、蛍光体２が発光状態
になるように制御をし、また、低圧電極部９Ｃは所定電
圧が印加された場合に、蛍光体２が非発光状態になるよ
うに制御を行なうものである。

次に動作について説明する。例えばいま、高圧電極部９
ａ及びＸ制御電極９ｂの印加電圧を１０Ｖとし、低圧電
極部９Ｃの印加電圧を５ｖとする。

この場合、前述のように、蛍光体２に対し高圧電極部９
ａは発光、低圧電極部９Ｃは非発光の状態をそれぞれ作
り出している。

そして、このときの電界分布は、第２図に示すように、
高圧電極部９ａを中心にして電界の傾斜が形成された状
態となり、通過孔１０付近の電界分布Ｅは図示のように
傾斜した状態となる。

そのため、フィラメント６から放出された放出電子ｅの
うち、第５図においては通過孔５を通過できなかったも
のも、第２図においては、通過孔１０へ向かう集束作用
を受けて通過孔１０を通過できるようになる。したがっ
て、放出電子ｅによる通過孔１０の電子密度を著しく向
上させることができ、蛍光体２の輝度を高くすることが
できる。

そして、高圧電極部９ａ及び低圧電極部９Ｃに印加する
電圧値を種々調整することＫよシ、電界分布Ｅの電界の
傾斜状態を変化させ、通過孔１０における電子密度を変
えることができる。また、高圧電極部９ａ及び低圧電極
部９Ｃの電圧値を固定とし、Ｘ制御電極９ｂの側の制御
電圧値を調整することもできる。

なお、上記実施例では、Ｘ制御電極即ち第１の制御電極
を、それぞれ１個の高圧電極部９ａ及び低圧電極部９Ｃ
によシ構成したものを示したが、これらをさらに分割し
、第１の制御電極を複数の高圧電極部と複数の低圧電極
部により構成すれば、より高精度の制御を行うことがで
きる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、第１の制御電極を高
圧電極部及び低圧電極部によシ構成すると共に、放出電
子を通過させるべき通過孔の側に高圧電極部を臨ませ、
この高圧電極部と低圧電極部との協働によシ、通過孔に
対する放出電子の集束を促進させるように構成したので
、蛍光体に対する放出電子の放出量を大きくすることが
でき、従来のものよシも高い輝度を有する画像表示装置
を実現できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による画像表示装置を示す
縦断面図、第２図はその動作を説明するための説明図、
第３図は従来の画像表示装置を示す縦断面図、第４図は
その構成部材を示す分解斜視図、第５図は第３図のもの
の動作を説明するための説明図である。 １はフェースプレート、２は蛍光体、６はフィラメント
、９ａは高圧電極部（第１の制御電極）９ｂはＸ制御電
極（第２の制御電極）、９Ｃは低圧電極部（第１の制御
電極）、１０は通過孔である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 特許出願人　　三菱電機株式会社 第１図 第２図 手続補正書（自発） ６３．７．２７ 昭和　　年　　月　　日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フェースプレートの内面へマトリクス状に配列され、フ
   ィラメントからの放出電子の照射により発光する複数の
   蛍光体と、前記蛍光体と前記フィラメントとの間にマト
   リクス状に配列された第１の制御電極と、前記蛍光体と
   前記第１の制御電極との間に、該第１の制御電極に対し
   て直交する方向へマトリクス状に配列された第２の制御
   電極と、前記第１及び第２の制御電極により形成され、
   該第１及び第２の制御電極をオン・オフ制御することに
   より、前記蛍光体に対する前記放出電子の放出量の制御
   を行なう複数の通過孔とを備えた画像表示装置において
   、前記第１の制御電極は、前記放出電子を通過させる通
   過孔に臨む高圧電極部と、前記高圧電極部に隣接して配
   設され、該高圧電極部との協働により、前記通過孔に対
   する前記放出電子の集束を促進させる低圧電極部とを有
   することを特徴とする画像表示装置。