JP7465792B2 - 排熱回収ボイラのサポート機構 - Google Patents

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Description

本発明は、排熱回収ボイラ内に設けられた伝熱管群の振れを抑止するためのサポート機構に関する。
高効率発電の一環として注目されている複合発電プラントは、まず、ガスタービンによる発電を行うと共に、ガスタービンから排出される排ガス中の熱を排熱回収ボイラ(HRSG)にて回収し、この排熱回収ボイラで発生した蒸気によって蒸気タービンを駆動させて発電する。
この種の排熱回収ボイラにおいて、一般的に、排ガスの煙道であるケーシングの内部には、ガスタービンの排ガスの熱を回収する過熱器、蒸発器、節炭器などの熱交換器が複数配置されている。各熱交換器は排ガスの流れ方向に整列した複数の伝熱管によって構成されており、各伝熱管の上下両端を上部ヘッダと下部ヘッダで接続して1枚の伝熱管パネルとなしている。複数の伝熱管パネルは、ケーシング内に排ガスの流れ方向に沿って直列配置されており、各伝熱管パネルはケーシングの上壁面から支持梁を介して吊り下げられている。
従来より、伝熱管パネルとケーシングとの間にサポート機構を設け、このサポート機構で負担した水平荷重がケーシングの基礎部に伝達されることにより、地震時等に作用する水平力を低減するようにした制振構造が知られている。例えば、特許文献1に記載された制振構造では、排ガスの流れ方向に対して直列配置された複数の伝熱管パネルの各上部ヘッダを上部台座に一纏めに接続し、この上部台座をリンク式の連結金具によりケーシングの支持梁の下方に支持することにより、連結金具で負担した水平荷重がケーシングの支持梁を経由して基礎部に伝達されるように構成されている。また、複数の伝熱管パネルの各下部ヘッダを下部台座に一纏めに接続し、この下部台座をサポート金具によりケーシングの下壁面から起立する補強梁に支持することにより、サポート金具で負担した水平荷重が補強梁を経由して基礎部に伝達されるように構成されている。
ここで、上部ヘッダの外周面に溶接した接続体を上部台座にピン結合することにより、上部ヘッダを上部台座に接続するようにしている。同様に、下部ヘッダの外周面に溶接した接続体を下部台座にピン結合することにより、下部ヘッダを下部台座に接続するようにしている。なお、高温の排ガスからの熱回収により蒸気を発生する排熱回収ボイラにおいては、高温強度に優れたヘッダ材料として9Cr鋼が用いられる場合がある。この場合、上部ヘッダと下部ヘッダの外周面に溶接される接続体も、ヘッダ材料と同じ9Cr鋼が用いられる。
特開2009-79822号公報
近年、ガスタービンの大型化/高性能化に伴って排ガス温度が高温化しており、特に、排ガスの上流側であるケーシングの入口付近においては、排ガス温度が650℃以上の高温になることも予測される。しかし、接続体の材料として9Cr鋼を用いた場合、9Cr鋼の許容応力は649℃までであるため、排ガス温度が650℃以上になると9Cr鋼の許容引張強度が低下してしまい、接続体による伝熱管パネルのサポート機能が担保されなくなるという問題が発生する。なお、接続体を9Cr鋼よりも許容応力が高い材料、例えばステンレス鋼に変更すれば、650℃以上の高温下においてもサポート機能を担保することは可能となるが、その場合、接続体に溶接されるヘッダの材料もステンレス鋼にする必要があり、ステンレス鋼は9Cr鋼に比べてかなり高価であるため、著しくコストアップになってしまうという別の問題が発生する。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、コストアップを抑えた上で高温化に対応可能な排熱回収ボイラのサポート機構を提供することにある。
上記の目的を達成するために、代表的な本発明は、排ガスが水平方向に流れる筐体構造のケーシングと、前記ケーシングの内部に吊り下げられた伝熱管群と、前記伝熱管群の端部に接続されたヘッダと、を備えた排熱回収ボイラに適用され、前記伝熱管群の振れを抑止する排熱回収ボイラのサポート機構であって、前記ヘッダのガス流れ方向における位置を保持するための台座と、前記ヘッダに溶接されると共に前記台座に結合された接続体と、前記ヘッダを挟み込むように前記台座に設けられた複数の規制部材と、前記ケーシングと前記台座との間に設けられ、前記台座に作用する力を前記ケーシングへと伝達する伝達部材と、を備え、前記台座と前記接続体とは、一方に設けられた長穴と他方に設けられた丸穴とにピンが挿入されることにより連結されており、前記ピンと前記長穴との間に排ガスの流れ方向に延びる第1の隙間が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る排熱回収ボイラのサポート機構によれば、コストアップを抑えた上で排ガスの高温化に対応することができる。なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
排熱回収ボイラの外観斜視図である。 排熱回収ボイラの内部構造を示す側面図である。 排熱回収ボイラ内に配置された熱交換器の配列状態を示す平面図である。 上部ヘッダ側のサポート機構を示す側面図である。 上部ヘッダ側のサポート機構の要部を示す斜視図である。 上部ヘッダと上部台座の連結部分を示す正面図である。 上部接続体を示す説明図である。 上部長穴と上部ピンの結合状態を示す説明図である。 下部ヘッダ側のサポート機構を示す側面図である。 下部ヘッダ側のサポート機構の要部を示す斜視図である。 下部ヘッダと下部台座の連結部分を示す正面図である。 下部接続体を示す説明図である。 下部ピンと下部長穴の結合状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図1~図13を参照しつつ説明する。
図1は排熱回収ボイラの外観斜視図、図2は排熱回収ボイラの内部構造を示す側面図、図3は排熱回収ボイラ内に配置された熱交換器の配列状態を示す平面図である。
図1~図3に示すように、排熱回収ボイラ1は、ガスタービン(図示せず)からの排ガス2が導かれるダクト3を備えており、ダクト3は複数の架構4を介して地面に支持されている。ダクト3は、上下壁面と左右側壁面とで構成された筐体構造のケーシング5を有しており、ケーシング5の内部には過熱器、蒸発器、節炭器等の複数の熱交換器6と、脱硝装置7等が配置されている。ガスタービンから排出された排ガス2は、ダクト3の入口からケーシング5の内部に導入され、複数の熱交換器6および脱硝装置7を順次通過した後、煙突8から外部に排出される。これら熱交換器6は、排ガス2の流れ方向と交差するように鉛直方向に延設された複数の伝熱管(伝熱管群)9を有しており、ケーシング5の外部上方には、複数の伝熱管9に接続された汽水分離ドラム10が設置されている。
排ガス2の流れ方向と直交する水平方向に複数列に配置された複数の伝熱管9は、上端側に上部ヘッダ11が接続されると共に、下端側に下部ヘッダ12が接続されており、不図示のハニカムサポートによって束ねられて1枚の伝熱管パネル9Aを構成している。各熱交換器6は、複数列の伝熱管パネル9Aを1つのパネルブロックにユニット化した状態でケーシング5内に配置されている。例えば、ダクト3の入口に最も近い熱交換器6では、排ガス2の流れ方向に沿って配置された2列(2枚)の伝熱管パネル9Aがパネルブロックにユニット化されている。また、ダクト3の入口から数えて2番目の熱交換器6では、排ガス2の流れ方向に沿って配置された5列(5枚)の伝熱管パネル9Aがパネルブロックにユニット化されている。
各伝熱管パネル9Aは、ケーシング5の上壁面から支持梁5aを介して吊り下げられ、リンク式の連結金具13によりガス流れの前後方向を支持されている。本実施形態においては、これら各伝熱管パネル9Aのうち、排ガス温度が650℃以上になる領域に配置された伝熱管パネル9A、すなわち、排ガス2の流れ方向の上流端側に位置する2つの伝熱管パネル9Aが、以下に説明するサポート機構を介して支持梁5aに支持されている。これにより、伝熱管パネル9Aのガス流れの前後方向の振れが抑止される。
まず、図4~図8に基づいて上部ヘッダ側のサポート機構(上部サポート機構)について説明する。図4は上部ヘッダ側のサポート機構を示す側面図、図5は上部ヘッダ側のサポート機構の要部を示す斜視図、図6は上部ヘッダと上部台座の連結部分を示す正面図、図7は上部接続体を示す説明図、図8は上部長穴と上部ピンの結合状態を示す説明図である。
前述したように、排ガス2の流れ方向に対して直列配置された2つの伝熱管パネル(伝熱管群9)9Aの上端側にはそれぞれ上部ヘッダ(ヘッダ)11が設けられ、各上部ヘッダ11の外周面にそれぞれ上部接続体(接続体)14が溶接により固着されている。上部ヘッダ11の材料としては一般的な9Cr鋼が用いられており、溶接強度を確保するために、上部接続体14にも同種材料の9Cr鋼が用いられている。各上部接続体14は上部台座(台座)15とピン結合されており、この上部台座15がリンク式の連結金具(伝達部材)13を介してケーシング5の天井部にある支持梁5aの下方に支持されている。
上部台座15は、上部ヘッダ11のガス流れ方向における位置を保持して、伝熱管パネル9Aの振れを抑止するためのものである。上部台座15は、一対の溝形鋼(チャンネル)のウェブ同士を所定の間隔を存して突き合わせて一体化したものからなり、上部台座15の両溝形鋼に跨るように2本の上部ピン16が架設されている。また、上部台座15の上面中央部に基台板15aが固着されており、この基台板15aに連結金具13の下端部が連結されている。
上部接続体14は、図7に示すように下端部を円弧状に切り欠いた板状部材から成り、この板状部材に上部ピン16が挿通するための上部丸穴14aが設けられている。そして、切り欠かれた円弧状部分が上部ヘッダ11の外周面に溶接されている。また、図5に示すように、上部台座15には上部長穴15bが設けられており、この上部長穴15bおよび上部丸穴14aに上部ピン16を挿通させた状態で、上部接続体14の上側部分が上部台座15の前記間隔内(一対の溝形鋼のウェブ間)に配置されている(図6参照)。ここで、上部長穴15bは、排ガス2の流れ方向(図8の左右方向)を長軸とする非円形孔であり、上部ピン16と上部長穴15bとの間に排ガス2の流れ方向に延びる第1の隙間t1が確保されている。第1の隙間t1は上部ピン16の両側に存する隙間t1aと隙間t1bを足した値(t1=t1a+t1b)であり、このような第1の隙間t1により、排ガス2の流れ方向に沿った水平荷重が上部接続体14と上部台座15のピン結合部分に直接作用しないようになっている。
上部台座15の下面には、3つの上部規制部材(規制部材)17が所定の間隔を存して垂設されており、これら上部規制部材17の間に2つの上部ヘッダ11が挟み込まれている。上部台座15の両端側に位置する2つの上部規制部材17は、例えばフランジを斜めにカットした溝形鋼からなり、真ん中の上部規制部材17は板状の鋼材からなる。そして、一端側の上部規制部材17の平坦なウェブと真ん中の上部規制部材17との間に一方の上部ヘッダ11が挟み込まれ、他端側の上部規制部材17の平坦なウェブと真ん中の上部規制部材17との間に他方の上部ヘッダ11が挟み込まれている。なお、上部ヘッダ11を挟み込むことができれば、上部規制部材17は上記以外の構成であっても良く、例えば、真ん中の上部規制部材17として、外周面に凹部を形成した円柱状や円筒状の鋼材を用いることも可能である。また、両端側の上部規制部材17は、円筒状の鋼材にエルボ等を溶接して略L字状に形成された部材を用いることもできる。
各上部規制部材17は上部ヘッダ11を緊密状態に挟み込んでおらず、2つの上部規制部材17は第2の隙間t2を介して上部ヘッダ11を挟み込んでおり(図4参照)、上部ヘッダ11の熱膨張に伴う寸法変化が第2の隙間t2によって吸収されるようになっている。なお、第2の隙間t2は比較的小さめな寸法であり、上部ピン16と上部長穴15bとの間に確保された前記第1の隙間t1は、第2の隙間t2よりも大きい値に設定されている(t1>t2)。
次に、図9~図13に基づいて下部ヘッダ側のサポート機構(下部サポート機構)について説明する。図9は下部ヘッダ側のサポート機構を示す側面図、図10は下部ヘッダ側のサポート機構の要部を示す斜視図、図11は下部ヘッダと下部台座の連結部分を示す正面図、図12は下部接続体を示す説明図、図13は下部ピンと下部長穴の結合状態を示す説明図である。
排ガス2の流れ方向に対して直列配置された2つの伝熱管パネル(伝熱管群9)9Aの下端側には下部ヘッダ(ヘッダ)12が設けられ、各下部ヘッダ12の外周面にそれぞれ下部接続体(接続体)18が溶接により固着されている。前述した上部ヘッダ11と上部接続体14と同様に、下部ヘッダ12と下部接続体18の材料は両方共に9Cr鋼が用いられている。
各下部接続体18は下部台座(台座)19とピン結合して、この下部台座19を支持している。下部台座19は、ガイド部材20を介してケーシング5の下面壁(床面部)に設けられた支持柱(伝達部材)21に摺動可能に係合している。支持柱21は、地震や排ガスの圧力によって伝熱管パネル9Aに作用する排ガスの流れ方向の水平力を支持する。
下部台座19は、下部ヘッダ12のガス流れ方向における位置を保持して、伝熱管パネル9Aの振れを抑止するためのものである。下部台座19は、一対の溝形鋼のウェブ同士を所定の間隔を存して突き合わせて一体化したものからなり、下部台座19の両溝形鋼に跨るように2本の下部ピン22が架設されている。
下部台座19の下面にH形鋼からなる2本のガイド部材20が固設されており、両ガイド部材20は所定の間隔を存して鉛直方向に延びている。支持柱21もH形鋼からなり、支持柱21はケーシング5の下面壁から上方に向けて起立している。そして、両ガイド部材20の間に互いのフランジ同士が接触するように支持柱21を挿入することにより、下部台座19は、ガイド部材20と支持柱21のフランジを摺動面として鉛直方向に移動可能となっている。また、支持柱21の上面四隅に三角形状の板材からなるリブ23が固定されており、これら各リブ23の垂直面を両ガイド部材20の対向するフランジに接触させている。これにより、両ガイド部材20の鉛直方向に対する傾きが抑制されるため、両ガイド部材20に直交する下部台座19の水平方向に対する傾きが防止されている。
下部接続体18は、図12に示すように上端部を円弧状に切り欠いた板状部材から成り、この板状部材に下部ピン22が挿通するための下部丸穴18aが設けられている。そして、切り欠かれた円弧状部分が下部ヘッダ12の外周面に溶接されている。また、図10に示すように、下部台座19には下部長穴19aが設けられており、この下部長穴19aおよび下部丸穴18aに下部ピン22を挿通させた状態で、下部接続体18の下側部分が下部台座19の前記間隔内(一対の溝形鋼のウェブ間)に配置されている(図11参照)。ここで、図13に示すように、下部長穴19aは鉛直方向を長軸とする非円形孔であり、下部ピン22と下部長穴19aとの間に鉛直方向に沿って延びる第5の隙間Sが確保されているため、伝熱管群9の加熱に伴う下方への個別の伝熱管パネル9Aの伸び量の違い(伸び差)が第5の隙間Sにより許容されるようになっている。
下部台座19の上面には、3つの下部規制部材(規制部材)24が所定の間隔を存して垂設されており、これら下部規制部材24の間に2つの下部ヘッダ12が挟み込まれている。前述した上部規制部材17と同様に、下部接続体18の両端側に位置する2つの下部規制部材24は、フランジを斜めにカットした溝形鋼からなり、真ん中の下部規制部材24は板状の鋼材からなる。勿論、下部規制部材24の形状はこれに限定されない。そして、一端側の下部規制部材24の平坦なウェブと真ん中の下部規制部材24との間に一方の下部ヘッダ12が挟み込まれ、他端側の下部規制部材24の平坦なウェブと真ん中の下部規制部材24との間に他方の下部ヘッダ12が挟み込まれている。
また、各下部規制部材24は下部ヘッダ12を緊密状態に挟み込んでおらず、2つの下部規制部材24は第4の隙間t4を介して下部ヘッダ12を挟み込んでおり(図9参照)、下部ヘッダ12の熱膨張に伴う寸法変化が第4の隙間t4によって吸収されるようになっている。
ここで、図13に示すように、下部ピン22と下部長穴19aとの間には、排ガス2の流れ方向(図中の左右方向)に第3の隙間t3(t3=t3a+t3b)が設けられている。この第3の隙間t3は、上部ヘッダ側のサポート機構と同様に、第4の隙間t4よりも大きい値に設定されている(t3>t4)。なお、第3の隙間t3は、上記した第1の隙間t1と同一であっても、異なる値であっても良い。また、第4の隙間t4は、上記した第2の隙間t2と同一であっても、異なる値であっても良い。
以上説明したように、本実施形態に係る排熱回収ボイラ1のサポート機構では、ケーシング5の上壁面側に連結金具13を介して支持された上部台座15に、上部ヘッダ11に溶接された上部接続体14がピン結合されると共に、上部ヘッダ11を挟み込む上部規制部材17が設けられている。そのため、地震時等に上部ヘッダ11に作用するガス流れの前後方向の水平力は、上部ヘッダ11と上部接続体14との結合部に伝わらず、上部規制部材17および上部台座15で負担されて、連結金具13、支持梁5a、および架構4を介して基礎部に伝達される。即ち、地震時等に発生する水平力が上部接続体14に作用しない。したがって、上部ヘッダ11と上部接続体14の材料として9Cr鋼を用いているのにも関わらず、例えば650℃を超える排ガス2の高温条件下においても伝熱管パネル9Aの振れを抑止できる。即ち、伝熱管パネル9Aのサポート機能を確保することができる。
また、本実施形態に係る排熱回収ボイラ1のサポート機構では、下部ヘッダ12に溶接された下部接続体18が下部台座19にピン結合されると共に、下部ヘッダ12を挟み込む下部規制部材24が下部台座19に設けられている。そのため、地震時等に下部ヘッダ12に作用するガス流れの前後方向の水平力は、下部規制部材24および下部台座19で負担されて、支持柱21、支持梁5a、および架構4を介して基礎部に伝達される。即ち、地震時等に発生するガス流れの前後方向の水平力は支持柱21によって支持され、下部接続体18に作用しない。したがって、上部側のサポート機構と同様に、下部ヘッダ12と下部接続体18の材料として9Cr鋼を用いているのにも関わらず、排ガス2の高温条件下においても伝熱管パネル9Aの振れを抑止できる。即ち、伝熱管パネル9Aのサポート機能をより確実に確保することができる。
また、本実施形態に係る排熱回収ボイラ1のサポート機構では、上部台座15に設けた上部長穴15bと上部接続体14に設けた上部丸穴14aとに上部ピン16を挿通することで上部台座15と上部接続体14がピン結合され、これら上部ピン16と上部長穴15bとの間に排ガス2の流れ方向に延びる第1の隙間t1が確保されている。そのため、上部ピン16が上部長穴15b内を移動することで排ガス2の流れ方向に沿った水平荷重が吸収され、上部接続体14と上部台座15のピン結合部分に水平荷重が直接作用することを防止できる。
同様に、下部台座19に設けた下部長穴19aと下部接続体18に設けた下部丸穴18aとに下部ピン22を挿通することで下部台座19と下部接続体18がピン結合され、これら下部ピン22と下部長穴19aとの間に排ガス2の流れ方向に延びる第3の隙間t3が確保されている。そのため、下部ピン22が下部長穴19a内を移動することで排ガス2の流れ方向に沿った水平荷重が吸収され、下部接続体18と下部台座19のピン結合部分に水平荷重が直接作用することを防止できる。
また、本実施形態に係る排熱回収ボイラ1のサポート機構では、上部規制部材17が第2の隙間t2を介して上部ヘッダ11を挟み込んでおり、同様に、下部規制部材24が第4の隙間t4を介して下部ヘッダ12を挟み込んでいるため、上部ヘッダ11と下部ヘッダ12の熱膨張に伴う寸法変化を、それぞれ第2の隙間t2と第4の隙間t4によって吸収することができる。
また、本実施形態に係る排熱回収ボイラ1のサポート機構では、下部台座19に設けた下部長穴19aと下部接続体18に設けた下部丸穴18aとに下部ピン22を挿通することで下部台座19と下部接続体18とがピン結合され、これら下部ピン22と下部長穴19aとの間に鉛直方向に沿って延びる第5の隙間Sが確保されている。そのため、伝熱管群9の加熱に伴う下方への伸び差を第5の隙間Sによって許容することができる。さらに、下部台座19に固設された一対のガイド部材20がケーシング5の下面壁から起立する支持柱21に摺動可能に支持されており、この支持柱21の上面にガイド部材20の摺動面に接触するリブ23が固着されているため、下部ヘッダ12のガス流れ方向水平力を支持する下部台座19の傾きを確実に防止することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、排ガス2の流れ方向の上流端側に位置する2列の伝熱管パネル9Aに、本発明に係るサポート機構を適用した場合について説明したが、それ以外の伝熱管パネル9Aについても、同様のサポート機構を適用しても良い。また、上部台座15側の上部規制部材17に挟み込まれる上部ヘッダ11や、下部台座19側の下部規制部材24に挟み込まれる下部ヘッダ12の数は2つに限らず、1列または3列以上の伝熱管パネル9Aであっても良い。
また、上記実施形態では、上部ヘッダ11と下部ヘッダ12の材料として9Cr鋼を用いている関係上、それらに溶接される上部接続体14と下部接続体18の材料にも9Cr鋼を用いているが、上部ヘッダ11および下部ヘッダ12と同種材料であれば、上部接続体14や下部接続体18の材料として9Cr鋼以外の鋼材を用いることも可能である。
また、本発明に係るサポート機構は、上部ヘッダ11のみに適用することも、あるいは下部ヘッダ12のみに適用することも可能である。
1 排熱回収ボイラ
2 排ガス
3 ダクト
4 架構
5 ケーシング
5a 支持梁
6 熱交換器
7 脱硝装置
8 煙突
9 伝熱管(伝熱管群)
9A 伝熱管パネル
10 汽水分離ドラム
11 上部ヘッダ(ヘッダ)
12 下部ヘッダ(ヘッダ)
13 連結金具(伝達部材)
14 上部接続体(接続体)
14a 上部丸穴(丸穴)
15 上部台座(台座)
15a 基台板
15b 上部長穴(長穴)
16 上部ピン(ピン)
17 上部規制部材(規制部材)
18 下部接続体(接続体)
18a 下部丸穴(丸穴)
19 下部台座(台座)
19a 下部長穴(長穴)
20 ガイド部材
21 支持柱(伝達部材)
22 下部ピン(ピン)
23 リブ
24 下部規制部材(規制部材)
t1 第1の隙間
t2 第2の隙間
t3 第3の隙間
t4 第4の隙間
S 第5の隙間

Claims (6)

  1. 排ガスが水平方向に流れる筐体構造のケーシングと、前記ケーシングの内部に吊り下げられた伝熱管群と、前記伝熱管群の端部に接続されたヘッダと、を備えた排熱回収ボイラに適用され、前記伝熱管群の振れを抑止する排熱回収ボイラのサポート機構であって、
    前記ヘッダのガス流れ方向における位置を保持するための台座と、
    前記ヘッダに溶接されると共に前記台座に結合された接続体と、
    前記ヘッダを挟み込むように前記台座に設けられた複数の規制部材と、
    前記ケーシングと前記台座との間に設けられ、前記台座に作用する力を前記ケーシングへと伝達する伝達部材と、
    を備え
    前記台座と前記接続体とは、一方に設けられた長穴と他方に設けられた丸穴とにピンが挿入されることにより連結されており、前記ピンと前記長穴との間に排ガスの流れ方向に延びる第1の隙間が形成されていることを特徴とする排熱回収ボイラのサポート機構。
  2. 請求項に記載の排熱回収ボイラのサポート機構において、
    前記複数の規制部材は第2の隙間を介して前記ヘッダを挟み込んでおり、前記第1の隙間が前記第2の隙間よりも大きく設定されている、ことを特徴とする排熱回収ボイラのサポート機構。
  3. 排ガスが水平方向に流れる筐体構造のケーシングと、前記ケーシングの内部に吊り下げられた伝熱管群と、前記伝熱管群の上端部に接続されて排ガスの流れに直交する水平方向に延びる上部ヘッダと、前記伝熱管群の下端部に接続されて排ガスの流れに直交する水平方向に延びる下部ヘッダと、を備えた排熱回収ボイラに適用され、前記伝熱管群の振れを抑止する排熱回収ボイラのサポート機構であって、
    前記排熱回収ボイラのサポート機構は、前記伝熱管群の上端部の振れを抑止する上部サポート機構と、前記伝熱管群の下端部の振れを抑止する下部サポート機構とを有し、
    前記上部サポート機構が、前記上部ヘッダのガス流れ方向における位置を保持するための上部台座と、前記上部ヘッダに溶接されると共に前記上部台座に結合された上部接続体と、前記上部ヘッダを挟み込むように前記上部台座に設けられた複数の上部規制部材と、前記ケーシングの天井部に設けられ、前記上部台座と連結する連結金具と、を備え、
    前記下部サポート機構は、前記下部ヘッダのガス流れ方向における位置を保持するための下部台座と、前記下部ヘッダに溶接されると共に前記下部台座に結合された下部接続体と、前記下部ヘッダを挟み込むように前記下部台座に設けられた複数の下部規制部材と、前記ケーシングの床面部に設けられ、前記下部台座に作用する水平力を支持する支持柱と、を備え
    前記上部台座と前記上部接続体とは、一方に設けられた上部長穴と他方に設けられた上部丸穴とに上部ピンが挿入されることにより連結されており、前記上部ピンと前記上部長穴との間に排ガスの流れ方向に延びる第1の隙間が形成され、
    前記下部台座と前記下部接続体とは、一方に設けられた下部長穴と他方に設けられた下部丸穴とに下部ピンが挿入されることにより連結されており、前記下部ピンと前記下部長穴との間に排ガスの流れ方向に延びる第3の隙間が形成されていることを特徴とする排熱回収ボイラのサポート機構。
  4. 請求項に記載の排熱回収ボイラのサポート機構において、
    前記複数の上部規制部材は第2の隙間を介して前記上部ヘッダを挟み込んでおり、前記第1の隙間が前記第2の隙間よりも大きく設定され、
    前記複数の下部規制部材は第4の隙間を介して前記下部ヘッダを挟み込んでおり、前記第3の隙間が前記第4の隙間よりも大きく設定されている、ことを特徴とする排熱回収ボイラのサポート機構。
  5. 請求項またはに記載の排熱回収ボイラのサポート機構において、
    前記下部ピンと前記下部長穴との間に鉛直方向に沿って延びる第5の隙間が形成されている、ことを特徴とする排熱回収ボイラのサポート機構。
  6. 請求項の何れか1項に記載の排熱回収ボイラのサポート機構において、
    前記下部台座は、前記支持柱と鉛直方向に摺動可能に係合されており、前記支持柱の上面に前記下部台座の傾きを防止するリブが設けられている、ことを特徴とする排熱回収ボイラのサポート機構。
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