JP7404394B2 - 製鋼プロセスを監視するための方法および関連するコンピュータプログラム - Google Patents

製鋼プロセスを監視するための方法および関連するコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、製鋼プロセスを監視するための方法、およびそのような方法を行うことを可能にするソフトウェア命令を含むコンピュータプログラムに関する。
鋼は、2つの異なる経路を通して製造されることができる。第1の経路は、溶鉱炉から溶銑を生成し、次いで酸素転炉内で脱炭によって前記溶銑を鋼に変換することからなる。第2の経路は、電気アーク炉(EAF)内で鉄スクラップを溶解して鋼を直接生成することからなる。
第1の経路によれば、溶鉱炉からの溶銑が溶銑鍋に注がれ、次いでスクラップが以前に投入されている転炉(または酸素性転炉(Basic Oxygen Furnace)、略してBOF)に注がれる。この転炉内へ、たとえばランスによって酸素が吹き込まれることが、溶銑の脱炭および溶鋼への変換を可能にする。転炉スラグと呼ばれるスラグが、そのような反応の副生成物である。
通常、脱炭反応がエネルギーを解放すると、生成される溶鋼の温度を制御するためにスクラップが追加される。生成される溶鋼の化学組成および温度を制御するために、石灰、ドロマイト、石灰岩などの鉱物添加剤がさらに充填されることができる。スラグ組成は、溶鋼とスラグとの間の平衡状態、したがって溶鋼へと起きる反応の促進に影響を与えるため、それらの鉱物添加物が使用されて、スラグの化学組成を監視することもできる。
したがって、投入される溶銑、各スクラップの種類、および鉱物添加物の量が、生成される溶鋼の数量、温度、および最終組成を決定する。
第2の経路によれば、製鋼プロセスの残留物に由来するスクラップまたは鋼製品のリサイクリングに由来するスクラップなどの異なる種類のスクラップが、EAF内へ充填されることができる。電極によって作り出された電気アークが、前記スクラップを溶解して溶鋼にするために使用される。さらに、EAF内へ酸素が吹き込まれて、スクラップによって持ち込まれた不純物を除去する。転炉の場合と同様に、石灰またはドロマイトなどの鉱物添加剤が充填されて、溶鋼またはスラグの組成を調整することもできる。
スクラップおよび他の物質の各々は、溶鋼の最終的な特性に影響を与える異なる属性を有しており、したがってEAF内へ充填されるそれらのそれぞれの量は、溶鋼の標的特性に到達するように制御されなければならない。
文献第IN2015KO00582号は、BOFに対するプロセスモデルについて説明しており、溶銑に添加される鉱物フラックスの量および吹き込まれる酸素の量が、スラグ分析、溶銑組成、ならびに目的とするスラグの塩基度および%MgOに基づいて計算される。この方法では、製鋼の生成を監視するためにフラックスおよび酸素含有量のみが考慮され、スクラップ、溶銑、または他の潜在的に投入可能な物質が無視されている。したがって、それは、このモデリングの精度を低減し、工場の特殊性に応じて最適な形で所望の鋼組成に到達する可能性を制限する。
インド国特許出願公開第IN2015KO00582号
したがって、製鋼プロセスを効率的かつ正確な方法で監視することを可能にする方法が必要とされている。
この課題は、本発明による方法によって解決され、前記方法は、以下のステップ:
a)生成される溶鋼の少なくとも1組の標的特性TCSを定義するステップ、
b)少なくとも2つのスラグ標的STを定義するステップであり、これらのスラグ標的の各々がスラグ属性を表す値を含む、ステップ、
c)各スラグ標的STに対して、各物質のそれぞれの属性PMnを考慮して、少なくとも1組の定義された標的特性TCSに到達することを可能にする、製鋼容器内へ充填される物質量AMYXを計算するステップであり、前記物質量AMYXが、充填される各物質Mの個別の量aYXを含む、ステップ、
d)物質量AMYXを選択するステップ
を含む。
本発明の方法はまた、別個に考慮される、またはすべての可能な技術的な組合せによる、以下の任意選択の特性を含むことができる:
- 係数nは2以上である。
- 生成される溶鋼の標的特性TCSおよび/または少なくとも2つのスラグ標的STは、メッシング法によって定義される。
- メッシング法は、一定のピッチをもたない。
- 標的特性TCSは、少なくとも、製鋼プロセスの終了時の溶鋼温度、製鋼プロセスの終了時の溶鋼組成、または製鋼プロセスの終了時の溶鋼重量を含む。
- 各スラグ標的STは、少なくとも、スラグ塩基度、スラグ内の鉄含有量、またはスラグ内の酸化マンガン含有量を表す値を含む。
- 充填される物質Mは、溶銑、スクラップ、鉱物添加物、および酸素の中から選ばれる。
- 充填される物質Mは、異なる属性を有するいくつかのスクラップを含む。
- 物質それぞれの属性PMnは、スクラップの種類、スクラップの密度、物質組成、物質温度、物質最大重量、物質最小重量の中から選ばれる。
- ステップcの計算は、少なくとも1つのモデルによって行われる。
- 少なくとも1つのモデルは、物理モデル、統計モデル、熱力学モデルからなる群の中から選ばれる。
- 少なくとも1つのモデルは、製鋼プロセスのマスバランスおよび熱収支を表す等式を含む。
- この方法は、計算された各物質量AMYXに対する制約関数f(AMYX)を計算するステップc’をさらに含み、計算ステップcの結果は、前記制約関数の計算に基づいている。
- 制約関数の計算は、各個別物質量aYXに加重係数kを適用し、各物質量AMYXに対して、加重された個別物質量aYXを合計することを含み、このとき、計算ステップの結果は、最低の計算された制約関数を伴う物質量AMYXである。
- 加重係数kは、各物質Mの可用率(availability rate)を表す。
- この方法は、計算された各物質量AMYXに対するスコアリング関数f(AMYX)を計算するステップc”をさらに含み、選択ステップdは、前記スコアリング関数の計算に基づく。
- スコアリング関数の計算は、計算された各物質量AMYXにスコアリング係数qを適用することを含み、前記スコアリング係数qは、物質量AMYXが計算された、定義された標的鋼特性TCSおよびスラグ標的STの値に依存し、このとき、選択ステップは、最低の計算されたスコアリング関数を伴う物質量AMYXを選択することからなる。
- 製鋼容器は、転炉または酸素性転炉であり、製鋼プロセスは、製鋼容器内の少なくとも1つの酸素吹き込みステップを含み、計算された物質量AMYXは、製鋼プロセスの開始から単一または第1の吹き込みステップの終了までに製鋼容器内へ充填される各物質の量aYXである。
- 製鋼容器は、電気アーク炉である。
- 製鋼容器は、二次冶金容器である。
本発明はまた、プロセッサによって実行されると、前述の実施形態のいずれか1つに記載の方法を実施するソフトウェア命令を含むコンピュータプログラムに関する。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図を参照して制限ではなく指示として以下に与えられる本発明の説明から明らかに分かってくる。
転炉内の製鋼プロセスを示す図である。 製鋼プロセスを監視するための本発明による方法の流れ図である。
これらの図の要素は例示であり、原寸に比例して描かれていないことがある。
本発明による方法によって、製鋼容器内へ投入される各物質の量を正確に決定し、必要とされる鋼の特性、物質の消費、およびエネルギーの節約に到達するという点で製鋼プロセスを最適化することが可能である。
図1は、転炉1と呼ばれる特有の製鋼容器内での製鋼プロセスの異なるステップを示す。a)で、スクラップなどの第1の物質Mが、転炉1内へ充填される。転炉1は、物質の投入を容易にするために、傾斜した位置にある。b)で、溶銑などの第2の物質Mが転炉内へ注がれ、転炉は依然として傾斜した位置にある。ステップc)で、転炉1はその標準的な垂直位置へ動かされており、ランス2が転炉に挿入されて、第3の物質Mを注入するが、第3の物質Mは、酸素とすることができる。酸素は、たとえば、ランス以外の方法で、たとえば転炉の底部に位置する羽口(ここでは図示せず)を通して注入されることもできる。酸素を注入するステップは、吹き込みステップと呼ばれ、1回以上の前記吹き込みステップがあり得る。次いでd)で、石灰およびドロマイトまたは他の鉱物添加物などの第4の物質Mおよび第5の物質Mが、転炉内へ投入される。転炉内では、すべての投入された物質が加熱されて溶解されて、生成中の溶鋼3とスラグ4の層とから構成された浴(bath)を形成し、スラグ4は、製鋼プロセスの避けられない必要な副生成物であり、特に標的の最終鋼組成に到達するために溶鋼から除去される不純物から構成される。図示のように、異なる種類の物質が製鋼容器内へ充填されることができ、それらは異なる構成および/または異なる機器で充填されることができる。上述した物質に加えて、それらの物質はまた、銑鉄、砂、フェロシリコンFeSiまたはフェロマンガンFeMnなどの合金添加剤とすることができる。
投入される各物質Mは、そのそれぞれの物質属性PMnを有する。これらの物質属性は、物質の組成、物質の温度、物質の種類、物質の密度、物質の利用可能な最大重量、または最小重量の中から選ばれることができる。
製鋼プロセスは、転炉もしくはBOF(酸素性転炉)製鋼プロセス、EAF(電気アーク炉)プロセス、または取鍋処理、AOD転炉処理などの任意の種類の二次冶金処理などの任意の種類の知られている製鋼プロセスとすることができ、何故ならそれらはすべて最終生成物として溶鋼を有するからである。
図2は、本発明による方法の流れ図を示す。第1のステップ11で、生成される溶鋼3の少なくとも1組の標的特性TCSが定義される。これらの特性は、製鋼プロセスの終了時に溶鋼が有するべき特性である。製鋼プロセスの終了とは、溶鋼が製鋼容器から注ぎ出されるときを意味する。これらの特性は、好ましくは、少なくとも、製鋼プロセスの終了時の溶鋼温度、製鋼プロセスの終了時の溶鋼組成、または製鋼プロセスの終了時の溶鋼重量を含む。これらの特性は通常、製造される最終的な固体の鋼製品、特にその組成および微細構造だけでなく、後の鋳造ステップの予想に従って定義される。溶鋼3の2組以上の標的特性TCSがあるとき、これらを定義するための異なる方法があってよい。好ましい実施形態では、その組の各特性に対して値の範囲が定義され、この範囲内で選択される所与の数の値が定義される。これはメッシングと呼ばれる。例として、特徴的な鋼炭素含有量の場合、定義される値の範囲は400から600ppmの間であり、この範囲内で選択する値の数は5である。このとき、炭素含有量は、異なる組の鋼標的特性において400、450、500、550、および600ppmと定義される。この例では、選択された2つの値同士の間のピッチは等しいが、必要な場合、値範囲の境界付近ではより短いピッチを設定することも可能である。
第2のステップ12で、少なくとも2つのスラグ標的STが定義される。これらのスラグ標的の各々は、スラグの塩基度、スラグの鉄含有量、および/またはスラグの酸化マグネシウムMgO含有量などのスラグ特性を表す値を含む。スラグの塩基度は、%CaO/%SiOとして計算されることができる。スラグの塩基度は、溶鋼からのリンまたは硫黄などの不純物の除去を制御するのに重要な特性である。標的鋼特性の定義に関して説明されたメッシング法と同じ方法が使用されて、スラグ標的を定義することができる。
スラグのMgOおよびFeO含有量も重要である。スラグは、溶解したカルシウム化合物および酸性化合物を含んでおり、それにより容器の内張りの耐火れんがからMgOが溶けてスラグに入る。MgOは、FeO含有量、塩基度、および温度の関係に基づいて、溶けてスラグに入る。スラグ塩基度が低いほど、スラグに対するMgO要件は高くなる。FeOおよび温度の増大は、スラグのMgO要件も増大させる。
第3のステップ13で、スラグ標的STおよび標的鋼特性TCSの各々の組合せに対して、それぞれの物質属性PMnを考慮して、物質量AMYXが計算される。この物質量AMYXは、充填される各物質Mの個別の量aYXを含む。この計算は、好ましくは、1つまたはいくつかのモデルを使用して行われる。これらのモデルは、製鋼容器内の元素の挙動を記述する1組の等式に基づいている。これらのモデルにはいくつかの種類がある:
元素マスバランス:これらは、容器に入る各化学元素の量が、出力での同じ元素の量に対応することを確実にする。元素物質収支は、容器に入ったものが容器から出ることを確実にするために存在する。各元素「elmt」に対して、対応する元素収支が:
Figure 0007404394000001
と記述され得る。
上式で:
- IOMnは、考慮される物質が入力(たとえば、溶銑、スクラップなど)である場合は+1に、出力(たとえば、気体状で製鋼容器から漏れる一酸化炭素)である場合は-1に等しい係数である。
- YMnは、各物質に付随する物質収量であり、その値は0から1の間である。「1」は、物質の量の100%が容器内の浴に到達していることを意味する。実際には、物質のいくらかは、強く反応性または揮発性であり得、容器内の浴に到達することもなく、煙とともに出て容器から漏れる可能性がある。
- aYXは、充填される各物質Mの個別の量(計算される値)である。
- wMn,compは、化合物「comp」(たとえば、CaO)における物質Mの含有量である。
- wcomp,elmtは、元素「elmt」における化合物「comp」の含有量である(たとえば、Caは化合物CaOの元素である)。
熱収支:これは、システムに入ってくるエネルギーが出ていくエネルギーに等しいことを確実にする収支である。これは、必要とされる場合、これらの量が最終的な鋼の温度に到達するのに適合していることを確実にする。物質のエネルギーは、別個のモジュールで計算されることができ、MJ/kg単位で表されるそのエンタルピー係数(HMn)で記憶されることができる。物質のエネルギーは、考慮される物質の組成、温度、および状態(固体、液体金属など)に依存する。外部の計算が定義をするために使用される場合、手動のエンタルピーが入力されることもできる。物質によって運ばれるエネルギーに加えて、エネルギーの一部は熱放射を通して失われる。これは熱損失と呼ばれる。熱損失は、2回の加熱間の容器の待機時間または鋼の最終的な温度などのパラメータに基づいて統計的に予測されることができる。
熱収支は:
Figure 0007404394000002
と表されことができる。
上式で:
- IOMnは、考慮される物質が入力(たとえば、溶銑、スクラップなど)である場合は+1に、出力(たとえば、気体状で製鋼容器から漏れる一酸化炭素)の場合は-1に等しい係数である。
- YMnは、各物質に付随する物質収量であり、その値は0から1の間である。「1」は、物質の量の100%が容器内の浴に到達していることを意味する。実際には、物質のいくらかは、強く反応性または揮発性であり得、容器内の浴に到達することもなく、煙とともに出て容器から漏れる可能性がある。
- aYXは、充填される各物質Mの個別の量(計算される値)である。
- HMnは、考慮される物質Mのエンタルピー係数である。
プロセス重量の制約:これらは、提案される量が指定の可能な範囲内であることを確実にする。
プロセス含有量の制約:これらは、提案される量が出力分析(鋼およびスラグ)に関する指定の範囲に適合していることを確実にする。
統計予測:これらは、直接の関係では定義することができないいくつかの物理挙動を記述する。統計予測は、いくつかの他のパラメータを知ることで、いくつかの最終的なパラメータを「推測」するために使用される。典型的な統計的関係は、多重線形回帰またはニューラルネットワークである。次いで、このように得られた等式の完全な組が、スラグ標的STおよび標的鋼特性TCSの各々の組合せに対して、SIMPLEX線形ソルバなどのソルバによって解かれる。解が得られることができたとき、出力は、充填される各物質Mの個別の量aYXを含む物質量AMYXである。
所与の組合せ{TCS,ST}に対して、2つ以上の解が1組の等式を解くことができることもありうる。その場合、任意選択のステップ101で、計算された各物質量AMYXに対して制約関数f(AMYX)が計算され、計算されたこの制約関数に基づいて、選択が行われる。制約は、各物質のエネルギーコストまたは可用率であると理解されることができる。例として、この制約関数の計算は、各個別物質量aYXに加重係数kを適用し、各物質量AMYXに対して、加重された個別物質量aYXを合計することを含む。加重係数kは、各物質Mの可用率を表すことができ、またはある物質の使用を別の物質より促進したいと考えうる工場の内部方策に応じて選ばれることができる。この係数kもまた、各物質Mのコストを表すことができる。そして、唯一残った解が、最低の計算された制約関数を伴う物質量aYXである。
Figure 0007404394000003
第4のステップ14で、以前に計算された物質量AMYXのうちの1つが、その関連付けられた鋼標的特性TCSおよびスラグ標的STの組合せとともに選択される。
任意選択のステップ102で、スコアリング関数f(AMYX)が計算される。このスコアリング関数は、そこから物質量AMYXが計算された標的鋼特性TCSおよびスラグ標的STの組合せを考慮する。このスコアリング関数は、所与の標的鋼特性TCSおよびスラグ標的STに適用されるボーナス/マルス係数qを含むことができる。例として、定義された様々な組の鋼標的特性において、炭素含有量が400、450、500、550、および600ppmとして定義されているが、工場が450ppmを好み、600ppmを避けることを好むはずである場合、600ppmの炭素含有量の値を含む標的鋼特性STに対して計算された物質量AMYXには+5の係数qを適用し、450ppmの炭素含有量の値を含む標的鋼特性STに対して計算された物質量AMYXには-5の係数を適用することが可能である。係数qはまた、スラグの粘性、スラグ中の石灰飽和度、またはスラグもしくは鋼属性を表す任意の他の好適な値に従って、それらがこの組の標的鋼特性TCSまたはスラグ標的STに含まれるか、それともそこから計算またはシミュレーションすることができるにかかわらず、定義することができる。
次いで、選択ステップ14は、最低の計算されたスコアリング関数を伴う物質量AMYXを選択することからなり、これは:
Figure 0007404394000004
と表されることができる。
または、計算された制約関数:
Figure 0007404394000005
を含むことができる。
物質量AYXが選択された後、たとえば人間機械インターフェースを通して、製鋼プロセスを担っている操作者へ情報が送られることができ、または製鋼容器に異なる物質Mを投入することを担う自動投入手段へ情報が送られることもできる。
これらすべてのステップは、一連のソフトウェア命令に変換されることができ、この方法は、前記ソフトウェア命令を含むコンピュータプログラムによって行われることができる。
図1に関連して前述したように、製鋼プロセスが転炉内で行われるとき、製鋼プロセスは、少なくとも1つの吹き込みステップを含む。本発明の一実施形態では、計算された物質量AMYXは、製鋼プロセスの開始から単一または第1の吹き込みステップの終了までに製鋼容器内へ充填される各物質の量aYXである。
本発明による方法で得られる結果の一例が以下に示されている。この例では、製鋼プロセスは転炉内で行われる。利用可能な物質およびそれらのそれぞれの属性が、表1に載せられている。それらの属性の中には、いくつかの化学元素の組成、投入される最小重量(Wmin)、および温度が含まれる。加重係数kはまた、工場の方策に従って各物質に関連付けられたものである。8つの標的鋼特性が定義されており、表2に詳述されている。それらの特性の中には、ppm単位で表されるいくつかの元素の最終組成、生成される溶鋼におけるppm単位で表される酸素の最終含有量、および生成される溶鋼の最終温度である。すべての表で、百分率は重量百分率である。スラグの塩基度およびそのMgO含有量を含む6つのスラグ標的特性が定義された。それらのスラグ標的が、表3に示されている。
Figure 0007404394000006
次いで、スラグ標的STおよび標的鋼特性TCSの各々の組合せに対して、前述した熱収支および元素マスバランスの等式が、SIMPLEX線形ソルバによって確立されて解かれた。そのように解いた結果が、物質量AMYXであり、これは、式:f(AMYX)=f(AMYX)+Σに従って、スコアリング関数計算の基礎として働く。そのようなグローバル関数計算の結果が、表4に示されている。NOは、所与の組合せに対して可能な解が存在しなかったこと、すなわち利用可能な物質を使用することによって、所与のスラグ標的を通して所与の標的鋼特性に到達することができなかったことを示す。
選択された量AM24は、TCSとSTとの間の組合せに起因する量であり、その詳細は表5に与えられている。
Figure 0007404394000007
本発明による方法によって、製鋼容器内へ充填される各物質の量を、前記物質のそれぞれの属性を考慮するだけでなく、製鋼プロセス中のそれらの物質間のすべての化学的および熱的な相互作用も考慮することにより、計算することによって、製鋼プロセスを正確に監視することが可能である。本発明による方法によって、各工場の特殊性(利用可能な物質、各物質の特有の化学的性質、副生成物のリサイクリングなどの内部方策、ローカルな製品消費など)を考慮して、標的鋼特性に到達するだけでなくそれを最適な方法で行うことが可能である。
Figure 0007404394000008
Figure 0007404394000009
Figure 0007404394000010

Claims (18)

  1. 製鋼容器における製鋼プロセスの監視方法であって、それぞれの属性PMnを各々有する物質Mが、溶鋼およびスラグを生成するように前記製鋼容器内へ充填され、
    a.溶鋼が製鋼プロセスの終了時に有するべき、生成される溶鋼の少なくとも1組の標的特性TCSを定義するステップ(11)、
    b.少なくとも2つのスラグ標的STを定義するステップ(12)であり、これらのスラグ標的の各々がスラグ属性を表す値を含む、ステップ(12)、
    c.少なくとも2つのスラグ標的STの各々に対して、各物質のそれぞれの属性PMnを考慮して、少なくとも1組の定義された標的特性TCSに到達することを可能にする、製鋼容器内へ充填される物質量AMYXを計算するステップ(13)であり、前記物質量AMYXが、充填される各物質Mの個別の量aYXを含む、ステップ(13)、
    d.先に計算された物質量AMYXの1つを、その関連付けられた鋼標的特性TCSおよびスラグ標的STの組み合わせとともに選択するステップ(14)
    を含み、
    方法が、計算された各物質量AM YX に対する制約関数f (AM YX )を計算するステップc’(101)をさらに含み、計算ステップcの結果が、前記制約関数の計算に基づき、制約関数の計算(101)が、各個別物質量a YX に加重係数k を適用し、各物質量AM YX に対して、加重された個別物質量a YX を合計することを含み、このとき、計算ステップ(13)の結果が、最低の計算された制約関数を伴う物質量AM YX である、方法。
  2. 係数nが2以上であり、nは物質Mを識別する指標である、請求項1に記載の方法。
  3. -溶鋼の1組以上の標的特性TCSがあり、生成される溶鋼の標的特性TCSは、標的特性TCSの組の各特性に対して、
    o値の範囲が定義され、
    o範囲内で選択される所与の数の値が定義され、このよう定義された値が標的特性TCSの前記組における前記特性にそれぞれ割り当てられる値である
    メッシング法によって定義され、
    および/または
    -少なくとも2つのスラグ標的STが、前記スラグ属性の各々に対して、
    o値の範囲が定義され、
    o範囲内で選択される所与の数の値が定義され、このように定義された値が少なくとも2つのスラグ標的における前記スラグ属性をそれぞれ表す値である
    メッシング法によって定義される、請求項1または2に記載の方法。
  4. メッシング法が一定のピッチをもたない、請求項3に記載の方法。
  5. 標的特性TCSが、少なくとも、製鋼プロセスの終了時の溶鋼温度、製鋼プロセスの終了時の溶鋼組成、または製鋼プロセスの終了時の溶鋼重量を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 各スラグ標的STが、少なくとも、スラグ塩基度、スラグ内の鉄含有量、またはスラグ内の酸化マンガン含有量を表す値を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 充填される物質Mが、溶銑、スクラップ、鉱物添加物、および酸素の中から選ばれる、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 充填される物質Mが、異なる属性を有するいくつかのスクラップを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 物質それぞれの属性PMnが、スクラップの種類、スクラップの密度、物質組成、物質温度、物質最大利用可能重量、物質最小重量の中から選ばれる、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. ステップcの計算が、少なくとも1つのモデルによって行われる、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 少なくとも1つのモデルが、物理モデル、統計モデル、熱力学モデルからなる群の中から選ばれる、請求項10に記載の方法。
  12. 少なくとも1つのモデルが、製鋼プロセスのマスバランスおよび熱収支を表す等式を含む、請求項10または11に記載の方法。
  13. 加重係数kが、各物質Mの可用率を表す、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 計算された各物質量AMYXに対するスコアリング関数f(AMYX)を計算するステップc”(102)をさらに含み、選択ステップdが、前記スコアリング関数の計算に基づき、
    スコアリング関数の計算(102)が、計算された各物質量AMYXにスコアリング係数qを適用することを含み、前記スコアリング係数qが、物質量AMYXが計算された、定義された標的特性TCSおよびスラグ標的STの値に依存し、このとき、選択ステップ(14)が、最低の計算されたスコアリング関数を伴う物質量AMYXを選択することからなる、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 製鋼容器が、転炉または酸素性転炉であり、製鋼プロセスが、製鋼容器内の少なくとも1つの酸素吹き込みステップを含み、計算された物質量AMYXが、製鋼プロセスの開始から単一または第1の吹き込みステップの終了までに製鋼容器内へ充填される各物質の量aYXである、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 製鋼容器が、電気アーク炉である、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  17. 製鋼容器が、二次冶金容器である、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  18. プロセッサによって実行されると、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法を実施するソフトウェア命令を含む、コンピュータプログラム。
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