JP7395004B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

本開示は、スクロール圧縮機に関する。
スクロール圧縮機は、密室ケーシング(シェル)内部に固定されたフレームに揺動スクロールが支持され、その揺動スクロールに対向して固定スクロールが設けられる。シェル内部に固定スクロールを固定する方法として、フレームの周壁を固定スクロールの方向に伸ばし、その周壁の先端と固定スクロールをボルト等によって固定するものがある。
特許文献1においては、スクロール圧縮機における固定スクロールと揺動スクロールにより形成される圧縮室空間を最大限大きくするため、固定スクロールのシェルへの固定方法として、シェルの内壁に設けた突出部によって固定スクロールを取り付ける位置を決め、焼き嵌め等によってシェルの内壁に固定スクロールを直接固着する方法が開示されている。この構造のスクロール圧縮機では、固定スクロールを固定するためのフレームの周壁が不要となり、一般的な圧縮機の構造と比較して、スクロールのサイズを大きく設計することが可能となる。
国際公開2018/078787号
特許文献1に記載された構造においてスクロールのサイズを大きく構成した場合、揺動スクロールの重量が増加してしまい、それに釣り合うようにフレームの下に配置されるバランサも大きくする必要がある。仮に、バランサを径方向に拡大するとそれを覆うバランサカバーも拡大する必要が生じる。この場合、吸入管から吸入される冷媒の圧縮機内での流れが変わり、バランサ又は駆動機構部の回転により攪拌されシェル内でミスト状になっている潤滑油が巻き上げられ、潤滑油を圧縮機外に持ち出す量が多くなる(このような問題を以降、「油上り」と呼ぶ)。バランサの径方向への拡大が制限されるために、軸方向に拡大した場合には、バランサ及びバランサカバーと駆動機構部との干渉を回避するために主軸の軸長が長くなり、圧縮機の背丈が高くなってしまうという課題があった。
また、揺動スクロールの拡大に伴う重量増加を抑制するために、スクロールのサイズは大きくするが揺動スクロールの台板径をあまり大きくしない構成をすると、スクロール同士の圧縮ガスの反力を支持するスラスト軸受が焼付いてしまい、圧縮機が故障する課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、揺動スクロールを支持するスラスト軸受面積を確保しつつ、バランサ大型化と油上りを抑制し、圧縮機の背丈を小型化するものである。
本開示に係るスクロール圧縮機は、内壁面に突出部を有するシェルと、シェルに接続され、冷媒をシェル内に導入する吸入管と、台板とスクロール歯を有し、突出部に台板が支持されてシェルの内壁面に固定される固定スクロールと、台板とスクロール歯を有し、スクロール歯が形成された面と対向する面に凸部が形成され、固定スクロールとともに圧縮室を形成する揺動スクロールと、揺動スクロールの凸部を支持する揺動軸受が配置される主軸と、シェルの内壁面に固定されたサブフレームと、サブフレームに設けられ、主軸の下部が挿入された副軸受と、主軸を挿入する中空部分を有し、揺動スクロールの摺動面を摺動自在に支持するスラスト軸受と、主軸を支持する主軸受と、が配置され、吸入管からシェル内に導入された冷媒を吸入して圧縮室に導く吸入ポートを備えるフレームと、シェルに接続され、圧縮室で圧縮された冷媒を吐出する吐出管と、を備え、主軸の中心軸に垂直なスクロール圧縮機の断面において、揺動軸受と主軸受の少なくとも一部が、略同一平面状に配置されることを特徴とする。
揺動スクロールを支持するスラスト軸受面積を確保しつつ、バランサ大型化と油上りを抑制し、圧縮機の背丈を小型化する。
本実施の形態1に係るスクロール圧縮機の概略断面図である。 本実施の形態1に係る圧縮機構部付近の概略断面図である。 本実施の形態1に係るフレームの上面視図である。 本実施の形態1に係る圧縮機構部付近の概略断面図である。 本実施の形態2に係る駆動機構部付近の概略断面図である。 本実施の形態3に係る圧縮機構部付近の概略断面図である。 本実施の形態4に係る圧縮機構部付近の概略断面図である。 本実施の形態4に係る圧縮機構部付近の概略断面図である。
以下に、本開示の実施の形態について添付の図面を用いて説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。なお、以下に説明される実施の形態により本開示が限定されるものではない。また、以下に示す図面においては、各構成要素の縮尺が現実とは異なる場合がある。
実施の形態1.
実施の形態1に係るスクロール圧縮機の構成について以下に説明する。図1は、本実施の形態に係るスクロール圧縮機の概略断面図である。図2は、図1に示されるスクロール圧縮機の圧縮機構部付近の概略断面図である。図1の圧縮機は、主軸の中心軸が地面に対して略垂直の状態で使用される、いわゆる縦型のスクロール圧縮機である。本開示の圧縮機に用いられる冷媒としては、例えば、R410AやR32等のHFC系冷媒、R1234yfやR1234ze等のHFO系冷媒、CO2等の自然冷媒等が用いられる。また、潤滑油としては、一例として、エステル系合成油を含む冷凍機油が用いられる。当然ながら、これらに限られず、その他の冷媒、潤滑油が用いられてもよい。
図1に示すように、本実施の形態に係るスクロール圧縮機は、シェル1と、フレーム2と、圧縮機構部3と、駆動機構部4と、サブフレーム5と、主軸6と、給電部8と、を備える。
シェル1は図示するようにメインシェル101、アッパーシェル102、ロアシェル103の3つの部分により構成される。メインシェル101は、円筒状を呈し、その側壁には吸入管10が溶接等により接続される。吸入管10は、冷媒を吸入ガスとしてシェル1内に導入する管であり、メインシェル101内と連通している。アッパーシェル102は、略半球状を呈しており、その側壁の一部がメインシェル101の上端部またはその近傍において溶接等により接続され、メインシェル101の上側の開口を覆っている。アッパーシェル102の上部には、吐出管11が溶接等により接続されている。吐出管11は、冷媒をシェル1外に吐出する管であり、アッパーシェル102の内部空間と連通している。ロアシェル103は、略半球状を呈しており、その側壁の一部がメインシェル101の下端部またはその近傍において、溶接等により接続され、メインシェル101の下側の開口を覆っている。ロアシェル103には潤滑油9が貯留されている。なおシェル1の各パーツ間の接合に連結部材を追加してもよい。
フレーム2は、空洞が中央部に形成された中空な金属製のフレームであり、メインシェル101の内壁面に固定されている。中央部に形成された、上下方向に貫通する貫通穴を有する円筒状の中空部分には主軸6が挿入され、主軸6は、フレーム2と主軸6の間にある主軸受21により支持される。主軸受21は、例えば、滑り軸受、転がり軸受などの機構により実現される。フレーム2の上面側、すなわち、揺動スクロール32の底面が載置される面には、環状の平坦面201が形成されており、その面上にバルブ鋼などの鋼板系材料からなるリング状のスラストプレート22が配置される。本実施の形態においては、スラストプレート22がスラスト軸受として機能する。以降の実施の形態においても同様である。なお、図1、図2には図示していないが、フレーム2のスラストプレート22と重ならない部分には、圧縮室33に冷媒ガスを吸入する吸入ポート、また主軸6内部の揚油穴から供給された潤滑油を返油する管が設けられる。
平坦面201と主軸6の間には、平坦面201から圧縮機底側に向かう方向に、オルダムリング12が収容される溝としてオルダム収容部202が形成される。なお、溝ではなく、図4に示すように、平坦面201から圧縮機底側の方向への段差が形成され、そこにオルダムリング12が収容されていてもよい。
図3は、本実施の形態に係るフレーム2の上面視図である。説明のために図3では、フレーム2にオルダムリング12を載置した状態の図を示している。図3のフレーム2には、平坦面201、オルダム収容部202、第2オルダム溝203と、フレーム2の平坦面201の外端部に形成され、アッパーシェル102方向に突出するリング状の突壁204、主軸6が挿入される中空部分とオルダム収容部202との間に主軸受21を設けるために、オルダム収容部202から上方に突出する壁205が形成される。スラストプレート22は、突壁204の内側の平坦面201に配置され、そのリング幅はdで表される。なお、突壁204の平坦面201からの高さは、揺動スクロール32の底面をスラストプレート22で摺動自在に支持しやすくするため、スラストプレート22の厚みより小さく設定されていてもよい。またスラストプレート22及び突壁204には、図示されていない凸部または凹部が形成され、それらが係合することによりスラストプレート22の平坦面201に対する回転抑止がされていてもよい。
オルダムリング12にはリング部121、第1キー部122、第2キー部123があり、リング部121はオルダム収容部202に収容される。第1キー部122はリング部121から上方に突出し、揺動スクロール32の底面側に形成された第1オルダム溝321に収容される。第2キー部123は、リング部121から下方に突出し、第1キー部122に対して90度ずれた位置に配置され、かつ、オルダム収容部202の底部に形成された第2オルダム溝203に収容される。これにより、揺動スクロール32が公転旋回する際に、第1キー部122は第1オルダム溝321、第2キー部123は第2オルダム溝203でそれぞれスライドすることにより、オルダムリング12は、揺動スクロール32が自転することを防止する。
圧縮機構部3は冷媒を圧縮する機構であり、図1に示すように、シェル1の上部に設けられる。圧縮機構部3は、固定スクロール31と揺動スクロール32を有する。固定スクロール31は、鋳鉄等の金属からなり、円盤状を呈している台板にスクロール歯を有し、スクロール歯を圧縮機底側に向けて配置される。揺動スクロール32は、鋳鉄等の金属からなり、円盤状を呈している公転可動な台板にスクロール歯を有し、固定スクロール31のスクロール歯とかみ合わさって圧縮室33を形成する。
固定スクロール31の中央には上下方向に貫通して冷媒ガスを吐出する吐出ポート311が形成される。圧縮室33は、固定スクロール31の中央部において、吐出ポート311と連通する。固定スクロール31の上端側には、吐出孔341を有するマフラー34が設けられているとともに、吐出孔341を所定に開閉し、冷媒の逆流を防止する吐出弁35が設けられている。
図2に示すように、固定スクロール31は、シェル1の内壁面から突出し、固定スクロール31の取り付ける位置を決める突出部111によって固定される。固定スクロール31は、その外周縁部が突出部111によって下方から支持されて位置決めされた状態でシェル1の内壁面に焼き嵌め等により固定される。一般的な圧縮機の構成においては、固定スクロール31をネジで固定するためのフレーム2の周壁が揺動スクロール32の側面に存在し、揺動スクロール32の径の拡大を制限していた。しかしながら、上記の構造によってフレーム2の周壁がなくなることで、揺動スクロール32のスクロール歯が形成される台板の側面がシェル1の内壁面と対向する配置となる。このため、揺動スクロール32の台板の径を大きく設計することができ、圧縮室33が拡大される。なお、図2に示すように、固定スクロール31の固定方法において、台板の外周縁部をアッパーシェル102と突出部111で挟持する構造としてもよい。これにより、固定スクロール31の上下方向の振動を抑制することが可能となる。
揺動スクロール32は、スクロール歯が形成される上面側と対向する底面に第1オルダム溝321、摺動面322、凸部323を有する。摺動面322は、凸部323の外周側に円環状に形成され、フレーム2の平坦面201に配置されるスラストプレート22と当接する。これにより、スラストプレート22がスラスト軸受として揺動スクロール32を摺動自在に支持する。凸部323は揺動スクロール32の底面から下方に突出し、主軸6の偏心部61に設けられた凹部62に挿入され、主軸6と揺動スクロール32の間に配置される揺動軸受63によって支持される。揺動軸受63は例えば、滑り軸受、転がり軸受などの機構により実現される。
主軸6は、長尺な金属製の棒状部材である。主軸6の円柱状の棒状部60の中心軸(以下、主軸6の中心軸とする)はメインシェル101の中心軸と一致するように配置されている。これに対して主軸6の偏心部61に設けられる凹部62の軸(破線)は、図2に示すように、主軸6の中心軸(一点鎖線)から偏心するように設けられている。偏心部61は棒状部60と一体化され、凹部62を中空部分として下側が閉じられた円筒形状をしている。なお、主軸6の内部にはシェル1に貯留された潤滑油9をオイルポンプ52で吸い上げ各軸受に供給する図示されていない揚油穴が形成されている。
次に、主軸受21と揺動軸受63の位置関係について説明する。主軸6を支持するフレーム2に配置される主軸受21と、揺動スクロール32の凸部323を支持する主軸6に配置される揺動軸受63は、主軸6の中心軸に垂直な圧縮機の断面において、その少なくとも一部が、略同一平面上に配置される。この「主軸6の中心軸に垂直な圧縮機の断面において、その少なくとも一部が、略同一平面上に配置される」とは、特許文献1に開示されるような主軸受と揺動軸受が軸方向に上下の位置に配置される関係ではなく、圧縮機の背丈を小型化するために、圧縮機の主軸6の中心軸に垂直な圧縮機の断面において、その少なくとも一部が、略同一平面状に配置されるということであり、設計寸法上の公差も許容されない厳密な同一平面での配置を意味するものではない。
図4に、主軸受21と揺動軸受63が軸方向にそれぞれずれた位置に設けられている場合を例示する。図では、主軸6の中心軸に垂直な圧縮機の断面の例として平面Aおよび平面Bを一点鎖線で表している。圧縮機の側面視においては、それぞれの平面は線で表されている。平面Aにおいては、揺動軸受63は存在するが主軸受21は存在していない。しかしながら、別の平面Bにおいては、両軸受が存在している。このような両軸受の関係は、平面Bのような面が存在することから、主軸6の中心軸に垂直な圧縮機の断面において、その少なくとも一部が、略同一平面上に配置されているといえる。なお、主軸受21と揺動軸受63の軸方向の長さは同一である必要はなく、長さが異なっていてもよい。
主軸受21と揺動軸受63をこのような位置関係にした場合、フレーム2の主軸6を挿入する中空部分の外径には主軸受21が形成され、オルダム収容部202と主軸受21の間には、軸受を安定して支持するための機能上ある程度の厚みの壁205が必要とされる。フレーム2の中空部分に主軸受21が設けられ、その外周に壁205があるため、第2オルダム溝203をフレーム2の主軸6を挿入する中空部分まで貫通加工することができず、第2オルダム溝203は壁205の外周側に形成されることになる。すなわち、第2オルダム溝203はフレーム2の中空部分から少なくとも所定の間隔を空けて形成される。このような間隔は、主軸受21を安定に支持するために必要な構成である。しかしながら、第2キー部123が第2オルダム溝203をスライドすることから、中空部分まで第2オルダム溝203を貫通加工可能な場合と比較して、少なくとも壁205の厚み分は径方向のオルダムリング12のサイズダウンが制限される。結果として、平坦面201に配置されるスラストプレート22のリング幅dが小さくなり、その軸受面積が縮小することで、スラスト軸受の信頼性が低下する可能性がある。なお、図4ではオルダム収容部202が溝ではなく、段部として形成されており、壁205は存在しないが、第2オルダム溝203が主軸受21に対して所定の間隔を空けて形成されることは図1及び図2の構成と変わることはない。
本開示のスクロール圧縮機では、揺動軸受63と主軸受21を、主軸6の中心軸に垂直な圧縮機の断面において、少なくとも一部を略同一平面上に配置するとともに、固定スクロール31をシェル1に設ける突出部111によって位置決めし、固定スクロール31をシェル1の内壁面に直接固定する構成としている。この構成により、揺動スクロール32の台板の径の拡大が可能になり、それによって、平坦面201及びスラストプレート22の面積も拡大することが可能となる。すなわち、揺動軸受63と主軸受21を、主軸6の中心軸に垂直な圧縮機の断面において、少なくとも一部を略同一平面上に配置する構成に起因するスラスト軸受の面積縮小が、上記の台板の径の拡大により相殺され、スラスト軸受の信頼性低下の課題が解消される。更に、本開示の構成は、主軸受21と揺動軸受63を上下に配置する場合に比べて、偏心公転する揺動スクロール32のより近い位置にバランサ71を配置することが可能となるため、バランサ71自体の大型化の抑制も可能となる。
駆動機構部4は圧縮機構部3のフレーム2よりも下方に配置され、メインシェル101の内壁面に固定される。駆動機構部4は、ステータ41とロータ42から構成される。ステータ41は、例えば、電磁鋼板を複数積層してなる鉄心に、絶縁層を介して巻線を巻回してなる固定子で、リング状に形成される。ステータ41の外周面は、焼き嵌め等によりメインシェル101の内壁面に固定される。ロータ42は、電磁鋼板を複数積層してなる鉄心の内部に永久磁石を内蔵するとともに、中央に上下方向に貫通する貫通穴を有する円筒状の中空部分を有しており、ステータ41の内径側の中空部分に配置される。主軸6の外周面はロータ42の円筒状の中空部分に接触固定される。駆動機構部4の回転動力は主軸6を介して揺動スクロール32に伝達される。
サブフレーム5は、金属製のフレームであり、シェル1内部に駆動機構部4より下方に設けられる。サブフレーム5は、焼き嵌め等によってメインシェル101の内壁面に固定される。サブフレーム5は、副軸受51と、オイルポンプ52と、を備えている。副軸受51は、サブフレーム5の中央部上側に設けられたボールベアリングであり、中央に上下方向に貫通する孔を有している。オイルポンプ52は、サブフレーム5の中央部下側に設けられており、ロアシェル103の油溜めに貯留された潤滑油9に少なくとも一部が浸漬するように配置されている。
駆動機構部4の上方にバランサ71が配置される。バランサ71は揺動スクロール32の揺動によるアンバランスを相殺するために取り付けられており、上方と下方が開口した円筒形状をしている重りである。バランサ71は揺動スクロール32になるべく近い位置で、実施の形態1においては主軸6の棒状部60に溶接等により固定される。
バランサカバー72は、バランサ71の回転によって潤滑油がシェル1内にミスト状になって飛散してしまうことを抑制するため、バランサ71の上面と側面を囲む形状をしており、フレーム2の底面あるいは主軸6に固着されて設けられる。バランサカバー72の上面の径方向の寸法は、バランサ71の上面の回転軌跡よりも長く設計される。また、バランサ71の軸方向の側面を覆うため、バランサカバー72の上面の外周縁部を下側に屈曲し、下方が開口した円筒状に形成される。なお、バランサカバー72の側面の形成において、その上面の外周縁部を下側に屈曲するとしているが、複数のパーツを接合して形成してもよい。
給電部8は、圧縮機に給電する給電部材であり、シェル1のメインシェル101の外周面に形成されている。給電部8は、カバー81と、給電端子82と、配線83と、を備えている。カバー81は、有底開口のカバー部材である。給電端子82は、金属部材からなり、一方がカバー81の内部に設けられ、他方がシェル1の内部に設けられている。配線83は、一方が給電端子82と接続され、他方がステータ41と接続されている。配線83は給電以外にも駆動機構部4の駆動を制御する信号が伝送されていてもよい。
次に圧縮機の全体の動作概要について説明する。外部電源から駆動機構部4のステータ41に電力供給されるとロータ42が回転し、主軸6を介して回転動力が揺動スクロール32に伝達される。揺動スクロール32はオルダムリング12によって自転が防止されることで公転し始める。固定スクロール31と揺動スクロール32で形成される圧縮室33では、吸入管10から吸い込まれた冷媒が連続的に取り込まれ、吸入、圧縮の後、吐出管11から吐出される。この吸入、圧縮、吐出のサイクルが繰り返される。ロアシェル103に貯留されていた潤滑油9は主軸6の回転により、主軸6の下端に取り付けられたオイルポンプ52によって吸い上げられ、主軸受21、スラスト軸受としてのスラストプレート22、揺動軸受63の各軸受を潤滑した後、再びロアシェル103に貯留されていた位置に返油される。
以上、本開示に係るスクロール圧縮機は、内壁面に突出部を有するシェル1と、台板とスクロール歯を有し、突出部に台板が支持されてシェル1の内壁面に固定される固定スクロール31と、台板とスクロール歯を有し、スクロール歯が形成された面と対向する面に凸部323が形成され、固定スクロール31とともに圧縮室33を形成する揺動スクロール32と、揺動スクロール32の凸部323を支持する揺動軸受63が配置される主軸6と、主軸6を挿入する中空部分を有し、揺動スクロール32の摺動面322を摺動自在に支持するスラスト軸受と、主軸6を支持する主軸受21と、が配置されるフレーム2と、を備え、主軸6の中心軸に垂直なスクロール圧縮機の断面において、揺動軸受63と主軸受21の少なくとも一部が、略同一平面状に配置される、という構成にしている。このような構成により、揺動スクロール32を支持するスラスト軸受面積を確保しつつ、バランサ大型化を抑制し、圧縮機の背丈を小型化することが可能となる。またバランサ大型化抑制により、バランサカバー72の径方向への拡張も防止されることから、冷媒の流速上昇にともなう油上り増加も抑制される。また更に、バランサ大型化抑制や軸長短縮化により、運転中の軸撓みによる軸受片当たりの抑制、スラスト軸受面積の拡大によるスラスト軸受の信頼性向上によって、圧縮機故障の低減が可能となる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るスクロール圧縮機においては、バランサカバー72の上面の半径が規定されている。実施の形態2の構成について図5を用いて説明するが、図中の各部の構成の説明は、実施の形態1と重複するため省略する。
図5は駆動機構部4付近の概略断面図である。バランサカバー72の上面の半径をr、軸方向の長さをtとする。ここで半径rは主軸6の中心軸を中心としてバランサカバー72の側面までの径方向の寸法であり、長さtはバランサカバー72の上面から下端までの寸法として定義される。バランサカバー72はバランサ71の上面、側面を囲うものであるから、バランサカバー72の上面の半径rはバランサ71の回転軌跡の外径よりも長い寸法が少なくとも必要である。またバランサカバー72の軸方向の長さtは、バランサ71の側面の回転軌跡より長い寸法が少なくとも必要である。
スクロール圧縮機の背丈を小型化するには、バランサカバー72の下端と駆動機構部4の間隔をなるべく狭くすることがより好ましい。またバランサカバー72の下端と駆動機構部4の間隔を狭くすることは油上りの抑制にもつながる。しかしながら、圧縮機の構造において、ステータ41の上部には電線を集合させた導通部品である複数本の配線83があることが多く、ステータ41とバランサカバー72の下端の間隔が狭すぎると配線83との接触による漏電の可能性がある。すなわち、バランサカバー72の下端と駆動機構部4の間隔をなるべく狭くする配置において、バランサカバー72の上面の半径rが大きすぎると、バランサカバー72の下端が配線83と干渉してしまう虞がある。
したがって、バランサカバー72の下端と駆動機構部4との間隔を狭くするには、バランサカバー72の下端が給電部8の配線83と干渉しないように、バランサカバー72の上面の半径rが規定される必要がある。ステータ41に接続される配線83の位置は個々の圧縮機の設計により異なるものではあるが、ステータ41に接続される1又は複数の配線83の接続位置の内で、主軸6の中心軸に最も近い接続位置と主軸6の中心軸と間の距離よりも短く設計されることが、配線83との干渉を避ける上で必要である。このような配置とすれば、バランサカバー72の上面の半径rは配線83のステータ41への接続位置と主軸6の中心軸と間の距離よりも短いため、バランサカバー72の配線83との干渉が回避され、バランサカバー72の下端と駆動機構部4との間隔を狭くし、駆動機構部4の近傍の位置までバランサカバー72の下端を伸ばすことができる。
また、モータの構成として、ロータ42側には配線83が接続されていないので、配線83との干渉を避けるためには、バランサカバー72の下端に対向する駆動機構部4の部品はロータ42が好ましい。そして、バランサカバー72の上面の半径rはステータ41の実質的に内径以下とされることが、配線83との干渉を避ける上で、好ましい。ここで「実質的に」とは、バランサカバー72の上面の半径rがステータ41の内径を僅かでも超過すれば、直ちに配線83との干渉が発生するわけではないので、配線83との干渉を回避するという目的から、バランサカバー72の上面の半径rの上限がステータ41の内径と同程度であればよいとの意味である。
バランサ71及びバランサカバー72の径方向への拡大は油上りの課題が生じ、また軸方向への拡大は圧縮機の背丈が高くなる課題がある。そこで、両方の課題を解決するため、実施の形態2では、バランサカバー72の上面の半径rを上述のように規定し、その範囲内でバランサ71を径方向に拡大する構成としている。
以上、本開示に係るスクロール圧縮機は、バランサカバー72の上面の半径は、主軸6の中心軸を中心として、バランサ71の上面の回転軌跡の外径よりも長く、ステータ41に接続される1又は複数の配線83の接続位置の内で、主軸6の中心軸に最も近い接続位置と主軸6の中心軸と間の距離よりも短い構成にしている。また、好ましい形態として、バランサカバー72の上面の半径は、主軸6の中心軸を中心として、バランサ71の上面の回転軌跡の外径よりも長く、ステータ41の実質的に内径以下、という構成にしている。これらにより、バランサ71及びバランサカバー72の軸方向の拡大を抑制し、圧縮機の背丈を小型化することが可能となる。そして、配線83との干渉が回避されることで、バランサカバー72の下端と駆動機構部4の間隔をなるべく狭くすることが可能となり、油上りも抑制される。
実施の形態3
実施の形態3に係るスクロール圧縮機においては、バランサ71が偏心部61の側面に配置される。実施の形態3の構成について図6を用いて説明するが、図中の各部の構成の説明は、実施の形態1と重複するため省略する。
図6は、実施の形態3に係る圧縮機構部3付近の概略断面図である。実施の形態1と同様に、主軸6の中心軸に垂直な圧縮機の断面において、揺動軸受63と主軸受21の少なくとも一部が、略同一平面状に配置される構成である。これにより、揺動軸受63と主軸受21を上下に配置する場合と比較して、フレーム2の軸方向の寸法を小型化することができる。実施の形態3では、フレーム2の軸方向の寸法を主軸6の偏心部61の軸方向の寸法よりも短くしている。
揺動スクロール32の偏心公転運動に伴う遠心力と釣り合うようバランサ71を配置する場合、揺動スクロール32とバランサ71の距離を狭めることがより好ましい。このため、バランサ71を偏心部61の側面に配置することにより、更なるバランサ大型化が抑制される。そして、バランサ71を偏心部61の側面に配置することにより、主軸6の棒状部60を短くすることができるので、圧縮機の背丈を小型化することが可能となる。
以上、本開示に係るスクロール圧縮機は、フレーム2の軸方向の寸法を偏心部61の軸方法の寸法よりも短くし、バランサ71をフレーム2の下方で、偏心部61の側面に配置する、構成にしている。これにより、バランサ大型化を抑制し、圧縮機の背丈を小型化することが可能となる。
実施の形態4
実施の形態4に係るスクロール圧縮機においては、バランサ71と主軸6を一体型にしている。実施の形態4の構成について図7、図8を用いて説明するが、図中の各部の構成の説明は、実施の形態1と重複するため省略する。
図7、図8は実施の形態4に係る圧縮機構部3付近の概略断面図である。図示するように、主軸6とバランサ71を一体化させた構造になっている。主軸6とバランサ71を圧入や焼き嵌め等で固着させた構成と比較して、固着機能のための容積は一体化させることにより不要となる。これにより、純粋なバランス機能部分のみの容積で構成できるため、バランサ71のサイズを更に小型化できる。また、バランサ71のサイズの小型化により、バランサ71及びバランサカバー72の径方向及び軸方向への拡大が抑制できるので、圧縮機の背丈の小型化、油上りの抑制にも寄与する。図7、図8ではバランサ71を揺動スクロール32の偏心公転運動に伴う遠心力と釣り合う側にだけ配置しているが、必要に応じて他の実施の形態と同様に反対側に追加的に配置することも可能である。図7においては、バランサ71は主軸6の棒状部60に固定されているが、図8においては、バランサ71は主軸6の偏心部61の側面に固定される。
以上、本開示に係るスクロール圧縮機は、バランサ71と主軸6を一体型にする構成にしている。これにより、バランサ大型化を抑制し、圧縮機の背丈を小型化、油上りを抑制することが可能となる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略又は変更することも可能である。
1 シェル、101 メインシェル、102 アッパーシェル、103 ロアシェル、10 吸入管、11 吐出管、111 突出部、12 オルダムリング、121 リング部、122 第1キー部、123 第2キー部、2 フレーム、201 平坦面、202 オルダム収容部、203 第2オルダム溝、204 突壁、205 壁、21 主軸受、22 スラストプレート、3 圧縮機構部、31 固定スクロール、311 吐出ポート、32 揺動スクロール、321 第1オルダム溝、322 摺動面、323 凸部、33 圧縮室、34 マフラー、341 吐出孔、35 吐出弁、4 駆動機構部、41 ステータ、42 ロータ、5 サブフレーム、51 副軸受、52 オイルポンプ、6 主軸、60 棒状部、61 偏心部、62 凹部、63 揺動軸受、71 バランサ、72 バランサカバー、8 給電部、81 カバー、82 給電端子、83 配線、9 潤滑油

Claims (7)

  1. スクロール圧縮機であって、
    内壁面に突出部を有するシェルと、
    前記シェルに接続され、冷媒を前記シェル内に導入する吸入管と、
    台板とスクロール歯を有し、前記突出部に前記台板が支持されて前記シェルの内壁面に固定される固定スクロールと、
    台板とスクロール歯を有し、前記スクロール歯が形成された面と対向する面に凸部が形成され、前記固定スクロールとともに圧縮室を形成する揺動スクロールと、
    前記揺動スクロールの前記凸部を支持する揺動軸受が配置される主軸と、
    前記シェルの内壁面に固定されたサブフレームと、
    前記サブフレームに設けられ、前記主軸の下部が挿入された副軸受と、
    前記主軸を挿入する中空部分を有し、前記揺動スクロールの摺動面を摺動自在に支持するスラスト軸受と、前記主軸を支持する主軸受と、が配置され、前記吸入管から前記シェル内に導入された前記冷媒を吸入して前記圧縮室に導く吸入ポートを備えるフレームと、
    前記シェルに接続され、前記圧縮室で圧縮された前記冷媒を吐出する吐出管と、を備え、
    前記主軸の中心軸に垂直な前記スクロール圧縮機の断面において、前記揺動軸受と前記主軸受の少なくとも一部が、略同一平面状に配置されることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記主軸は、当該主軸の中心軸から偏心するように設けられた凹部を有する偏心部を備え、前記偏心部の凹部に、前記揺動スクロールの凸部を支持する前記揺動軸受を有することを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記スラスト軸受の内径側に前記揺動スクロールの自転を防止するオルダムリングを備え、
    前記フレームは、前記オルダムリングを収容するオルダム収容部が形成されるとともに、前記オルダムリングのリング部から下方に突出するキー部を収容するオルダム溝が形成され、当該オルダム溝は、前記フレームの前記中空部分から少なくとも所定の間隔をあけて形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。
  4. リング状に形成され、前記シェルの内壁面に固定されるステータと、前記ステータの内径側の中空部分に配置され、前記主軸の外周面に固定されたロータとを有し、前記フレームよりも下方に配置される駆動機構部と、
    前記駆動機構部の上方に配置されるバランサと、
    前記バランサの上面と側面を囲むバランサカバーと、を備え、
    前記バランサカバーの上面の半径は、前記主軸の中心軸を中心として、前記バランサの上面の回転軌跡の外径よりも長く、前記ステータに接続される1又は複数の配線の接続位置の内で、前記主軸の中心軸に最も近い接続位置と主軸の中心軸と間の距離よりも短いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記バランサカバーの上面の半径は、主軸の中心軸を中心として、前記バランサの上面の回転軌跡の外径よりも長く、前記ステータの実質的に内径以下であることを特徴とする請求項4に記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記フレームの軸方向の寸法は、前記主軸の偏心部の軸方向の寸法よりも短く、当該フレームの下方で、当該偏心部の側面に前記バランサが固定されることを特徴とする請求項4または5に記載のスクロール圧縮機。
  7. 前記主軸と前記バランサが一体で構成されていることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
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