JP7339230B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、車両用のシートベルト装置に関する。
特許文献1に、車両用のシートベルト装置が開示されている。このシートベルト装置は、ウェビングを格納するリトラクタと、シートフレームに固定されたブラケットと、シート表皮材に固定されたベゼルとを備える。ブラケットは、シート表皮材の内側において(即ち、シートの内部において)、リトラクタから引き出されたウェビングの通過範囲を規制する。ベゼルには貫通孔が設けられており、その貫通孔を通過して、ウェビングはシート表皮材の外部へと延びている。
特開2014-218157号公報
例えば車両に衝突が発生すると、ウェビングに大きな荷重が負荷される。ウェビングに大きな荷重が負荷されると、リトラクタにおいてウェビングがロックされ、ウェビングのさらなる引き出しが禁止される。そして、シートフレームに固定されたブラケットによって、シートに対するウェビングの変位が制限される。このとき、ウェビングは、ブラケットに対して激しく(即ち、大きな相対速度で)当接することがあり、ウェビングに意図しない折れやねじれが生じることで、ウェビングがダメージを受けるおそれがある。
以上を鑑み、本明細書は、シートベルト装置において、ウェビングのダメージを抑制し得る技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、車両用のシートベルト装置に具現化される。このシートベルト装置は、ウェビングを格納するリトラクタと、前記車両内のフレームに固定されており、前記フレームを覆う表皮材の内側において、前記リトラクタから送出されたウェビングの前方に位置しており、前記ウェビングの通過範囲を規制するブラケットと、前記表皮材に固定されており、前記ブラケットから前記表皮材の外側へ延びるウェビングが通過する貫通孔を有するベゼルとを備える。前記ベゼルの内面には、前記ブラケットに向けて延びるとともに、前記ブラケットと前記ウェビングとの間に介在する突出部が設けられている。
上記した構成においても、例えば車両に衝突が発生し、ウェビングに大きな荷重が負荷されたときは、フレームに固定されたブラケットによって、ウェビングの変位が制限される。但し、ベゼルには、ブラケットに向けて延びる突出部が設けられており、当該突出部が、ブラケットとウェビングとの間に介在する。これにより、ウェビングは、主にベゼル及びその突出部に接触し、ブラケットに対して接触することは禁止又は抑制される。一般に、骨格部材であるフレームと比較して、それを覆う表皮材は柔軟であることから、表皮材に固定されたベゼルは、ウェビングと共に変位することできる。従って、フレームに固定されたブラケットとは異なり、ベゼルやその突出部に対しては、ウェビングが激しく(即ち、大きな相対速度で)接触することがない。よって、ウェビングのダメージが効果的に抑制される。
車両のシート2に採用された実施例のシートベルト装置10を示す。 図1中のII-II線における断面図。但し、リトラクタ14については、その外観が図示されている。 ブラケット20及びベゼル30を示す正面図。 図3中のIV-IV線における断面図。 図3と同じ断面位置において、ウェビング12がブラケット20に向けて変位する様子を例示する図。
本技術の一実施形態において、フレームは、車両のシート内に配置されたシートフレームであってもよい。この場合、ベゼルは、シートの表面に沿って設けられたシート表皮材であってもよい。但し、他の実施形態として、フレームは、車体を構成するフレームであってもよく、表皮材は、そのフレームを覆う内装パネルであってもよい。
本技術の一実施形態において、ベゼルを構成する材料は、ブラケットを構成する材料よりも、低い弾性率を有してもよい。即ち、前記ベゼルを構成する材料が、前記ブラケットを構成する材料よりも高い柔軟性を有してよい。このような構成によると、ベゼルを構成する材料が、比較的に高い柔軟性を有していることで、ウェビングがベゼルから受けるダメージを低減することができる。また、ブラケットを構成する材料が、比較的に高い剛性を有していることで、ウェビングの意図しない変位を強く抑制することができる。
上記した実施形態において、ブラケットは、金属材料を用いて構成されてもよい。この場合、ベゼルは、樹脂材料を用いて構成されてもよい。但し、ブラケット及びベゼルを構成する材料の組み合わせは、金属材料と樹脂材料との組み合わせに限定されない。ベゼルを構成する材料が、ブラケットを構成する材料よりも低い弾性率を有している限りにおいて、ブラケット及びベゼルを構成する各材料が、例えば共に樹脂であってもよく、あるいは、共に金属であってもよい。
本技術の一実施形態において、ブラケットは、フレームよりも前方に位置しており、ウェビングは、フレームとブラケットとの間を通過して延びていてもよい。このような構成によると、車両に前面衝突が発生し、ウェビングが前方に向けて変位したときに、ウェビングの前方に位置するブラケットによって、ウェビングの変位を確実に制限することができる。
本技術の一実施形態において、ブラケットは、ウェビングに対向する位置に、屈曲部を有してもよい。この場合、ベゼルの突出部は、ブラケットの屈曲部とウェビングとの間に介在してもよい。ブラケットが屈曲部を有していると、その屈曲部にウェビングが接触することで、ウェビングがダメージを受けやすい。そのことから、ベゼルの突出部が、ブラケットの屈曲部とウェビングとの間に介在することで、ウェビングのダメージを効果的に低減することができる。
本技術の一実施形態において、ブラケットは、フレームからウェビングの両側を前方へ延びる一対のサイド部と、ウェビングの前方において一対のサイド部の間を延びるフロント部とを有してもよい。この場合、屈曲部は、一対のサイド部の一方とフロント部との間の接続箇所に位置してもよい。ブラケットが概してU字形状を有していると、ウェビングの意図しない変位を多方向から制限することができる。さらに、そのU字形状の屈曲部に合わせて、ベゼルの突出部が設けられていることによって、ウェビングのダメージを効果的に低減することができる。
上記した実施形態において、ベゼルの突出部は、L字状に屈曲する断面形状を有して、ベゼルからブラケットに向けて延びていてもよい。このような構成によると、ウェビングの変位する方向が、ある程度の範囲内で変化し得る場合でも、ウェビングがブラケットに対して接触することを、より確実に禁止又は抑制することができる。また、ブラケットの屈曲部に沿うように、ベゼルの突出部も屈曲することから、当該突出部がウェビングとブラケットとの間に挟まれたときに、突出部に対して過大な荷重が局所的に作用することも回避される。
図面を参照して、実施例のシートベルト装置10について説明する。図1、図2に示すように、本実施例のシートベルト装置10は、車両のシート2に設けられており、シート2に着座する乗車人員(図示省略)によって着用される。シートベルト装置10は、乗車人員をシート2に対して拘束することで、乗車人員がシート2の前方に移動することや、乗車人員の上半身が過度に前傾することを防止する。なお、ここでいう車両とは、典型的には路面を走行する車両を意味するが、本実施例のシートベルト装置10は、軌道を走行する車両にも採用することができる。
ここで、図面における方向FRは、車両の前後方向(車長方向)における前方を示し、方向RRは車両の前後方向における後方を示す。また、方向LHは車両の左右方向(車幅方向)における左方を示し、方向RHは車両の左右方向における右方を示す。そして、方向UPは車両の上下方向(車高方向)における上方を示し、方向DNは車両の上下方向における下方を示す。なお、本明細書では、車両の前後方向、左右方向及び上下方向を、それぞれ単に前後方向、左右方向及び上下方向と称することがある。
図1、図2に示すように、シートベルト装置10は、主に、ウェビング12と、リトラクタ14と、ブラケット20と、ベゼル30とを備える。ウェビング12は、ベルト状の長尺な部材であり、ストラップとも称される。ウェビング12は、乗車人員の身体に沿って配設されることで、乗車人員をシート2に対して拘束する。一例ではあるが、本実施例におけるウェビング12は、合成繊維の織布によって構成されている。ウェビング12は、シート2の内部から引き出されており、ウェビング12の先端12aは、シート2の下部に固定されている。ウェビング12の中間位置には、シート2に対して着脱可能に固定されるバックル12bが設けられている。
リトラクタ14は、シート2の内部に配置されている。特に限定されないが、リトラクタ14は、シート2の内部に位置するシートフレーム4や、シートフレーム4に接続されたシートスプリング6によって保持されている。リトラクタ14は、ウェビング12の巻き取り装置であって、ウェビング12を送出可能に格納している。乗車人員がウェビング12を引くと、リトラクタ14からウェビング12が送出され、乗車人員がその引く力を緩めると、リトラクタ14によってウェビング12が格納される。また、リトラクタ14は、ウェビング12の送出速度が所定値を越えたときに、ウェビング12をロックするように構成されている。リトラクタ14の具体的な構成は、特に限定されない。リトラクタ14は、プリテンショナやロードリミッタといった、付加的な構成をさらに備えてもよい。
ブラケット20は、シートフレーム4に固定されており、シートフレーム4を覆うシート表皮材8の内側に位置している。ブラケット20は、シート表皮材8の内側において、即ち、シート2の内部において、リトラクタ14から送出されたウェビング12の通過範囲を規制する。特に限定されないが、本実施例におけるブラケット20は、シートフレーム4の前方に位置しており、ウェビング12が、シートフレーム4とブラケット20との間を通過して延びている。本実施例におけるブラケット20は、シートフレーム4と同じく、金属材料で構成されている。但し、ブラケット20を構成する材料は、金属材料に限定されない。ブラケット20の構成については、後段において詳細に説明する。
ベゼル30は、概して板状の部材であって、シート2の表面を覆うシート表皮材8に固定されている。ベゼル30には、貫通孔30aが設けられており、ウェビング12は、シート2の内部に位置するブラケット20から、ベゼル30の貫通孔30aを通過して、シート表皮材8の外側(即ち、シート2の外部)へと延びている。本実施例におけるベゼル30は、樹脂材料で構成されている。但し、ブラケット20を構成する材料は、樹脂材料に限定されない。ベゼル30の内面30bには、突出部40が設けられている。突出部40は、ブラケット20に向けて延びており、ブラケット20とウェビング12との間に介在している。特に限定されないが、突出部40は、ベゼル30に対して一体に形成されている。なお、ベゼル30の内面30bとは、シート2の内部に面する表面を意味する。
図3、図4を参照して、ブラケット20及びベゼル30について詳細に説明する。ブラケット20は、概してU字形状を有しており(図4参照)、一対のサイド部22と、フロント部24とを有している。一対のサイド部22は、左右方向においてウェビング12の両側に位置しており、シートフレーム4から前方へ延びている。フロント部24は、ウェビング12の前方において、一対のサイド部22の間を延びている。これにより、サイド部22とフロント部24との接続箇所には、ウェビング12に対向する屈曲部26が形成されている。一例ではあるが、フロント部24には、矩形断面を有する板状部分24aと、円形断面を有する棒状部分24bとが含まれる。ブラケット20は、ウェビング12に前方及び左右方向の両側から対向しており、シートフレーム4とブラケット20とによって、ウェビング12が通過すべき閉領域が画定されている。これにより、シート2の内部においてウェビング12が通過する範囲は、シートフレーム4とブラケット20とによって取り囲まれた閉領域によって規制される。
前述したように、ベゼル30の内面30bには、ブラケット20とウェビング12との間に介在する突出部40が設けられている。特に、本実施例における突出部40は、ブラケット20の屈曲部26と、ウェビング12との間に介在している。そのことから、ベゼル30の突出部40は、ブラケット20の屈曲部26に沿うように、L字状に屈曲する断面形状を有する。なお、ここでいう断面形状とは、ベゼル30からブラケット20に向けて突出部40が延びる延伸方向に対して、垂直な断面における形状を意味する。突出部40の延伸方向は、概して上下方向における下方を向いており、突出部40に隣接するウェビング12の長手方向に対して平行である。特に限定されないが、通常時は、ウェビング12が、ベゼル30の突出部40から離れて位置しており、両者の間に隙間が形成されている。また、ベゼル30の突出部40も、ブラケット20から離れて位置しており、両者の間に隙間が形成されている。
一方、例えば車両に衝突が発生し、ウェビング12に大きな荷重が負荷されると、ウェビング12がシート2の前方に向けて変位する。シート表皮材8は比較的に柔軟であることから、シート表皮材8に固定されたベゼル30は、ウェビング12の前方に向かう変位を実質的に規制することはできない。その結果、図5に示すように、シート2の内部では、ウェビング12が前方に向けて変位するが、シートフレーム4に固定されたブラケット20によって、ウェビング12のさらなる変位が制限される。このとき、ブラケット20とウェビング12との間には、ベゼル30に設けられた突出部40が介在する。ウェビング12は、ブラケット20への接触が禁止又は抑制されることで、ブラケット20との接触に起因するダメージが抑制される。
その一方で、ウェビング12は、ブラケット20に代えて、ベゼル30の突出部40に接触することとなり、突出部40との接触に起因するダメージが生じるおそれがある。しかしながら、シート2の骨格部材であるシートフレーム4と比較して、それを覆うシート表皮材8は柔軟である。従って、シート表皮材8に固定されたベゼル30は、シートフレーム4に固定されたブラケット20とは異なり、ウェビング12と共に変位することができる。そのことから、ウェビング12がブラケット20へ直接接触するときよりも、ウェビング12がベゼル30の突出部40に接触するときの方が、それらの間の相対速度は小さくなる。従って、ベゼル30に設けられた突出部40には、ウェビング12が激しく(即ち、大きな相対速度で)接触することがない。また、ウェビング12とベゼル30の突出部40との間では、相対的な変位も比較的に小さいことから、ウェビング12が突出部40へ接触したときに、ウェビング12に意図しない折れやねじれが生じることも少ない。そのことから、本実施例の構成によると、ウェビング12がブラケット20へ直接接触する場合と比較して、ウェビング12の受けるダメージは効果的に抑制される。
本実施例のシートベルト装置10では、ブラケット20が金属材料で構成されており、ベゼル30が樹脂材料で構成されている。即ち、ベゼル30を構成する材料(特に、突出部40を構成する材料)が、ブラケット20を構成する材料より、も低い弾性率を有している。このような構成によると、ベゼル30を構成する材料が、比較的に高い柔軟性を有していることで、ウェビング12がベゼル30やその突出部40から受けるダメージを低減することができる。また、ブラケット20を構成する材料が、比較的に高い剛性を有していることで、ウェビング12の意図しない変位を強く抑制することができる。
本実施例のシートベルト装置10では、前述したように、ブラケット20が、ウェビング12に対向する位置に、屈曲部26を有している。ブラケット20が屈曲部26を有していると、その屈曲部26にウェビング12が接触することで、例えばウェビング12に折れやねじれが生じやすく、ウェビング12がダメージを受けやすい。この点に関して、ベゼル30の突出部40は、ブラケット20の屈曲部26とウェビング12との間に介在することで、ウェビング12のダメージを効果的に低減することができる。
本実施例のシートベルト装置10では、前述したように、ベゼル30の突出部40が、ブラケット20の屈曲部26に沿うように、L字状に屈曲する断面形状を有している。詳しくは、図4、図5に示すように、前後方向に沿って延びる縦壁42と、縦壁42の前端から左右方向に沿って延びる横壁44とを有している。縦壁42は、ウェビング12に対して左方から対向しており、横壁44は、ウェビング12に対して前方から対向している。このような構成によると、ウェビング12の変位する方向が、ある程度の範囲において変化し得る場合でも、ウェビング12がブラケット20に対して接触することを、より確実に禁止又は抑制することができる。また、ブラケット20の屈曲部26に沿うように、ベゼル30の突出部40も屈曲することから、当該突出部40がウェビング12とブラケット20との間に挟まれたときに(図5参照)、突出部40に対して過大な荷重が局所的に作用することも回避される。
本実施例のシートベルト装置10は、車両のシート2に取り付けられる構成となっているが、これに限定されず、例えば車両の車体へ取り付けられてもよい。この場合、ブラケット20は、例えば車体を構成するフレーム(例えばピラー)に固定されてもよく、ベゼル30は、当該フレームを覆う表皮材(いわゆる内張り)に固定されてもよい。ブラケット20は、車両内の任意のフレームに固定されることができ、ベゼル30は、当該フレームを覆う任意の表皮材に固定されることができる。
以上、本技術の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:シート
4:シートフレーム
6:シートスプリング
8シート表皮材
10:シートベルト装置
12:ウェビング
14:リトラクタ
20:ブラケット
30:ベゼル
30a:ベゼルの貫通孔
40:突出部

Claims (8)

  1. 車両用のシートベルト装置であって、
    ウェビングを格納するリトラクタと、
    前記車両内のフレームに固定されており、前記フレームを覆う表皮材の内側において、前記リトラクタから送出された前記ウェビングの前方に位置しており、前記ウェビングの通過範囲を規制するブラケットと、
    前記表皮材に固定されており、前記ブラケットから前記表皮材の外側へ延びる前記ウェビングが通過する貫通孔を有するベゼルと、
    を備え、
    前記ベゼルの内面には、前記ブラケットに向けて延びるとともに、前記ブラケットと前記ウェビングとの間に介在する突出部が設けられており
    前記車両に衝突が発生して着用者の身体が慣性で前方へ移動したときに、前記表皮材に固定された前記ベゼルが前記ウェビングと共に前方へ変位する、
    シートベルト装置。
  2. 前記フレームは、前記車両のシート内に配置されたシートフレームであり、
    前記ベゼルは、前記シートの表面に沿って設けられたシート表皮材である、請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記ベゼルを構成する材料は、前記ブラケットを構成する材料よりも、低い弾性率を有する、請求項1又は2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記ブラケットは、金属材料を用いて構成されており、
    前記ベゼルは、樹脂材料を用いて構成されている、請求項3に記載のシートベルト装置。
  5. 前記ブラケットは、前記フレームよりも前方に位置しており、
    前記リトラクタから送出された前記ウェビングは、前記フレームと前記ブラケットとの間を通過して前記ベゼルへ延びている、請求項1から4のいずれか一項に記載のシートベルト装置。
  6. 前記ブラケットは、前記ウェビングに対向する位置に、屈曲部を有しており、
    前記突出部は、前記ブラケットの前記屈曲部と、前記ウェビングとの間に介在する、請求項5に記載のシートベルト装置。
  7. 前記ブラケットは、前記フレームから前記ウェビングの両側を前方へ延びる一対のサイド部と、前記ウェビングの前方において前記一対のサイド部の間を延びるフロント部と、を有し、
    前記屈曲部は、前記一対のサイド部の一方と前記フロント部との間の接続箇所に位置する、請求項6に記載のシートベルト装置。
  8. 前記ベゼルの前記突出部は、L字状に屈曲する断面形状を有して、前記ベゼルから前記ブラケットに向けて延びている、請求項6又は7に記載のシートベルト装置。
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