JP7311884B2 - 販売データ処理装置、制御方法、及び、プログラム - Google Patents

販売データ処理装置、制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、販売データ処理装置、制御方法、及び、プログラムに関する。
商品登録部と入金及び出金処理を行う精算部が通信を行うことで連動(以下、単に連動という)してデータ処理を行うPOSシステムがある。こうした装置の一例として、精算部とPOS端末を有するPOSシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された技術では、精算部で預かり金詰まり等のエラーが発生した場合には精算部から送信された預かり金情報に基づいてPOS端末で客の預かり金額を手入力して、釣銭の情報を精算部に送付して出金機能だけを利用して釣銭を排出して当該客の処理を行っている。
こうした出金機能のみを利用し続けてもよいが、これではいつまでもエラーは解除されず、またエラーが解除されたとしても、精算部と商品登録部の連動が停止している場合には、POS端末は精算部の状態がわからないため、商品の登録処理や精算処理など販売データに関する処理を円滑に行うことができない。
特許第4908582号公報
このように、エラーが発生して登録部と精算部の連動を停止してからも登録部で客ごとの売上データ処理を行っている。一方で、精算部側においては客が精算部のエラーに気が付かず、入金を行うことがよくある。この場合、エラー発生中に入金され、その後精算部が復旧し、登録部と精算部の連動を回復したときに復旧前の入金額の内訳がわからず、登録部によるデータ処理のエラーが発生する。
そこで、精算部が登録部との連動を停止している間に発生した投入金額のデータ処理を精算部の復旧後に登録部側で行い、客ごとのデータ処理のエラー発生を解消させる必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、精算部のエラー発生後、エラー復旧前に入金された入金額に対するデータ処理を円滑に行うことが可能な技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるPOS装置は、買上商品を客ごとに登録する登録処理を実行する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を決済するために現金を入出金可能な精算部とが通信を行うことで連動してデータ処理を行うことが可能なPOS装置であって、前記登録部は、連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信手段と、前記未処理入金情報に基づきデータ処理を行う未処理入金処理手段と、を備え、前記未処理入金処理手段は前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記登録部に記憶されている情報に基づいて前記未処理入金情報を客ごとにデータ処理を行うことを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるPOS装置は、買上商品を顧客ごとに登録する登録処理を実行する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を決済するために現金を入出金可能な精算部とが通信を行うことで連動してデータ処理を行うことが可能なPOS装置であって、前記登録部は、連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信手段と、前記未処理入金情報に基づきデータ処理を行う未処理入金処理手段と、店員への操作指示を表示する操作指示表示手段と、を備え、前記操作指示表示手段は前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記未処理入金情報をデータ処理するための操作指示の受付を店員側表示部に表示することを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるPOS装置の制御方法は、買上商品を客ごとに登録する登録処理を実行する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を決済するために現金を入出金可能な精算部とが通信を行うことで連動してデータ処理を行うことが可能なPOS装置の制御方法であって、前記登録部が、連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信ステップと、前記登録部が、前記未処理入金情報に基づきデータ処理を行う未処理入金処理ステップとを備え、前記未処理入金処理ステップでは前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記登録部に記憶されている情報に基づいて前記未処理入金情報を客ごとにデータ処理を行うことを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるPOS装置の制御方法は、買上商品を顧客ごとに登録する登録処理を実行する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を決済するために現金を入出金可能な精算部とが通信を行うことで連動してデータ処理を行うことが可能なPOS装置の制御方法であって、前記登録部が、連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信ステップと、前記登録部が、前記未処理入金情報に基づきデータ処理を行う未処理入金処理ステップと、前記登録部が、店員への操作指示を表示する操作指示表示ステップと、を備え、前記操作指示表示ステップでは前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記未処理入金情報をデータ処理するための操作指示の受付を店員側表示部に表示することを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるプログラムは、買上商品を客ごとに登録する登録処理を実行する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を決済するために現金を入出金可能な精算部とが通信を行うことで連動してデータ処理を行うことが可能なPOS装置のコンピュータに、前記登録部が、連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信ステップと、前記登録部が、前記未処理入金情報に基づきデータ処理を行う未処理入金処理ステップと、を実行させるプログラムであり、前記未処理入金処理ステップでは前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記登録部に記憶されている情報に基づいて前記未処理入金情報を客ごとにデータ処理を行うことを特徴とする。
とを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるプログラムは、買上商品を顧客ごとに登録する登録処理を実行する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を決済するために現金を入出金可能な精算部とが通信を行うことで連動してデータ処理を行うことが可能なPOS装置のコンピュータに、前記登録部が、連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信ステップと、前記登録部が、前記未処理入金情報に基づきデータ処理を行う未処理入金処理ステップと、前記登録部が、店員への操作指示を表示する操作指示表示ステップと、を実行させるプログラムであり、前記操作指示表示ステップでは前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記未処理入金情報をデータ処理するための操作指示の受付を店員側表示部に表示することを特徴とする。
POS端末の設置例を示す図である。 POS端末の外観例を示す図である。 POS端末の構成例を示す図である。 精算部の構成例を示す図である。 POS端末の動作モードの概略を説明する図である。 POS端末の動作モードの切り替えについて説明する図である。 通常モードの動作の概略を説明する模式図である。 通常モードの動作の概略を説明するフローチャートである。 店員側と客側に表示される画面例を示す図である。 精算部初期状態後の処理概要を示す図である。 選択画面等を示す図である。 店員に選択肢を出す必要がある状況を示す一例である。 登録部の処理を示すフローチャートである。 登録部の処理を示すフローチャートである。 登録部の処理を示すフローチャートである。 精算部の処理を示すフローチャートである。 精算部の処理を示すフローチャートである。 客側表示部に表示される画面例を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るPOS(Point Of Sales)端末20の設置例を示す図である。図1(A)は、POS端末20等を客側から見た斜視図である。図1(B)は、POS端末20等を店員側から見た斜視図である。図1(A)に示すように客側から見てPOS端末20の右側にカウンタが置かれている。
図2は、POS端末20の外観例を示す図である。図2(A)は、POS端末20を客側から見た斜視図である。図2(B)は、POS端末20を店員側から見た斜視図である。図2において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図3を参照しつつ、POS端末20の構成例を説明する。POS端末20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、客側スキャナ部206と、カード決済部208と、店員側表示部210と、キー操作部211と、店員側スキャナ部212と、印刷部213と、音声出力部214と、通信部215とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。また、POS端末20は、精算部209を含む。図3に示したPOS端末20の構成例のうち、精算部209以外の構成を便宜的に登録部300と表現する。登録部300と精算部209は、電気的に接続され、通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、POS端末20の動作を制御する。ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、外部から取得した情報(例えば、ストアコントローラから取得した商品マスタ等)や、処理において生成した情報(例えば、商品を登録する登録処理において生成した登録情報(登録データ)、買上商品を精算(決済)する精算処理において生成した精算情報等)を記憶する。
ハードディスク204は、種々の情報を記憶する。ハードディスク204は、例えば、ROM202に代えて、CPU201が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM203に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
〈客側表示部〉
客側表示部205は、客用のタッチディスプレイであり、客に種々の情報を表示するとともに、客から種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部206は、客用のスキャナ部であり、各種の情報を光学的に読み取る。
例えば、客側スキャナ部206は、商品に付されているバーコード(商品コード等)や、お会計券(登録商標)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)を光学的に読み取る。客側スキャナ部206は、上記に加えて、品券類(商品券、クーポン券、優待券)や、各種カード(例えば、会員カード、ポイントカード等)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)を読み取ってもよい。
なお、客側スキャナ部206は、客が商品を登録する際に用いられるが、客は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、客側表示部205に、商品に対応するプリセットキー(商品を注文するボタン)が表示されている場合、客は、当該プリセットキーを操作(押下)し、商品を登録してもよい。
カード決済部208は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等のプリペイドカード、ポイントカード等)による決済機構である。カード決済部208は、カード認識部(読取部)や表示部や操作部を備える。カード認識部は、各種カードの情報を磁気的又は電気的に読み取る。読み取られた情報は、買上商品の決済(精算)を用いられる。なお、カード認識部は、今回の買上商品の決済(精算)に認識した情報を使用する場合(つまり、クレジットカードによるクレジット決済の場合、プリペイドカードによるプリペイドカード決済の場合、ポイントカードの保有ポイントを使用(消費)する場合等)に加えて、今回の買上商品の決済(精算)に認識した情報を使用しない場合(例えば、クレジットカードの提示による特典付与の場合、ポイントカードにポイントを付与する場合等)にも、各種カードを認識してもよい。なお、本実施形態のカード決済部208は、カード認識部(読取部)や表示部や操作部を備えるが、カード決済部208は、少なくともカード認識部を備えるものであればよい。また、本実施形態のカード認識部は、接触型のカード(ICカード、磁気カード)に対応するものであるが、接触型のカードに代えて又は加えて、非接触型のカード(ICカード)に対応するものであってもよい。
精算部209(現金決済部)は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口等を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。当該精算部209は、客側に向けられており、客が操作するものである。なお、紙幣や硬貨が投入口に投入された場合にはセンサによって検出(投入があった旨の検出、金種別の枚数の検出等)される。カード決済部208と精算部209とにより、精算部が形成される。
〈店員表示部〉
店員側表示部210は、店員用のタッチディスプレイであり、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部211は、各種のキー(ハードウェアキー、ボタン)から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部212は、店員用のスキャナ部であり、各種の情報を光学的に読み取る。例えば、店員側スキャナ部212は、商品に付されているバーコードや、店員の名札に付された店員コードを光学的に読み取る。店員側スキャナ部212は、上記に加えて、お会計券に印刷されているコードや、品券類や、各種カードに印刷されているコードを読み取ってもよい。
なお、店員側スキャナ部212は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部211に、商品に対応するキー(例えば、スポーツ新聞に対応するキー等)が配置されている場合、店員は、当該キーを操作(押下)し、当該商品を登録してもよい。また、店員側表示部210に、商品に対応するプリセットキーが表示されている場合、店員は、当該プリセットキーを操作し、当該商品を登録してもよい。
印刷部213は、各種媒体(レシート、お会計券等)を印刷、発行する。印刷部213は、店員側から客側、客側から店員側に向き(媒体発行口の方向)を回転自在に変更可能である。印刷部213の向きは、手動で変更してもよいし、例えば動作モード(詳細は後述)が切り替わることに基づいて自動的に変更(メカ的に制御等)してもよい。なお、印刷部213の向きの正誤をセンサなどで検出してもよい。なお、動作モードが切り替わることを動作モードが移行するとも言う。
音声出力部214は、音声を出力する。例えば、音声出力部214は、音声ガイダンス等を出力する。
通信部215は、他端末(他装置:他のPOS端末やストアコントローラ等)との間において情報を送受信する。
図4は、精算部209の構成例を示す図である。精算部209は、制御部401、接続部402、表示操作部405、硬貨投入口410、硬貨払出口411、紙幣投入口412、紙幣払出口413、収納部416、及び搬送部420を備える。搬送部420は、搬送路421、識別部422、計数部423、及び、検出部424を備える。また、硬貨投入口410や紙幣投入口412の近傍にランプ(発光部)や計数部423で算出した金額を表示する計数表示部(図示せず)を配置してもよい。
制御部401は、精算部209全体を制御する。接続部402は、登録部300と接続するための通信インタフェースである。表示操作部405は、例えば、タッチパネルである。収納部416は、預り金や釣り銭を収納する。収納部416は、金種別の収納スペースを有する。硬貨投入口410は、硬貨の投入口である。硬貨払出口411は、硬貨の払出口である。紙幣投入口412は、紙幣の投入口である。紙幣払出口413は、紙幣の払出口である。以下、硬貨投入口410と紙幣投入口412とを投入口と総称し、硬貨払出口411と紙幣払出口413とを払出口と総称する。なお、紙幣投入口と紙幣払出口は共通であってもよく、また、硬貨投入口と硬貨払出口は共通であってもよい。
搬送路421は、貨幣を搬送するための通路である。識別部422は、搬送される貨幣(投入される貨幣又は放出される貨幣)の貨幣種を識別する。計数部423は、搬送される貨幣を計数する。識別部422による識別結果や計数部423による計数結果は、制御部401に通知される。
検出部424は、投入口に貨幣が投入されたか否かを検出する。また、検出部424は、搬送路421におけるエラーを検出する。例えば、検出部424は、搬送路421に貨幣(例えば、紙幣)が詰まるエラーを検出する。検出結果は、制御部401に通知される。
精算部209は、投入口に貨幣や紙幣が投入されてもすぐには入金額をカウントせず、搬送部の計数部423を通過した段階で入金額のカウントをする。本件においても硬貨投入口410、紙幣投入口412に入金後すぐにエラーが発生して入金額がカウントされずにエラーで停止する場合と硬貨投入口410、紙幣投入口412に投入後、計数部423を通過して入金額がデータとしてカウントされた後にエラーとして停止する場合がある。
制御部401は、搬送部420から種々の情報(例えば、搬送される貨幣の金種毎の枚数や、エラーの検出結果)を受信する。また、制御部401は、搬送部420を制御する。例えば、制御部401は、投入口に投入された貨幣を収納部416に向けて搬送するように搬送部420(搬送路421)を制御する。また、制御部401は、収納部416に収納されている貨幣を払出口に向けて搬送するように搬送部420(搬送路421)を制御する。
また、制御部401は、接続部402を介して、登録部300と通信する。例えば、制御部401は、登録部300から種々の情報を受信する。一例として、制御部401は、登録部300から制御命令(例えば、出金要求や入金受付開始通知等)を受信する。また例えば、制御部401は、登録部300に種々の情報を送信する。例えば、制御部401は、搬送部420から取得した貨幣種、枚数に基づいて預り金情報を生成し、入金情報応答として登録部300に送信する。また、制御部401は、搬送部420から取得したエラーの検出結果に基づいてエラー識別情報を含むエラー情報を生成し、登録部300に送信する。
制御部401は、例えば、貨幣を放出すべき旨の出金要求を受信した場合には、搬送部420に貨幣を放出させる。制御部401は、入金受付開始通知を受信した場合に、貨幣の投入を受付不能から受付可能にし、入金停止通知を受信した場合は投入口への貨幣の投入を受付不能とする。また、精算部209が投入口の近傍にランプを配置している場合には、制御部401は、貨幣の投入を促す投入指示を受信したときに、投入口への貨幣の投入を促すように、上記ランプを発光させてもよい。
精算部209は、投入口に貨幣が投入された場合には、投入貨幣を計数し、登録部300に投入貨幣の金額を通知するとともに投入貨幣を収納部416に収納する。また、精算部209は、貨幣を放出すべき旨の制御命令(放出指示)を登録部300から受信した場合には、収納部416に収納されている貨幣を払出口に放出する。また、精算部209は、例えば、貨幣の放出時に搬送路421に貨幣(例えば、紙幣)が詰まるエラーが発生したときには、当該エラーのエラー識別情報を含むエラー情報を登録部300に送信する。
なお、精算部209は、投入された金種について判別し、金種別ごとにデータとして保存することができる。
(各動作モードの概要)
続いて、POS端末20の動作モードについて説明する。POS端末20は、複数の動作モードを有する。当該動作モードは、通常業務中の動作モード(登録処理及び精算処理に係る動作モード)であり、売上や在高等を集計、照会等する集計モード、店員や保守員等が設定作業や保守作業を行う際のメンテナンスモード、新人がトレーニングを行う際のトレーニングモード等は含まない。
図5は、POS端末20の動作モードの概略を説明する図である。POS端末20は、例えば、図5(A)に示した3種類の動作モード(通常モード(標準モード)、フルセルフモード、セミセルフモード(会計専用モード))を有する。また、POS端末20は、図5(A)の通常モード(標準モード)に代えて又は加えて図5(B)の通常モード(制限モード)を有してもよい。また、POS端末20は、図5(A)の通常モード(標準モード)に代えて又は加えて図5(B)のセミセルフモード(登録専用モード)を有してもよい。また、POS端末20は、図5(A)のセミセルフモード(会計専用モード)に代えて又は加えて図5(B)のセミセルフモード(登録専用モード)を有してもよい。
図5(A)において、列は、各動作モードを示し、行は、各機能(「商品登録(店員側)」、「商品登録(客側)」、「貨幣の投入」、…、「お会計券の読取」)を示している。図5(B)においても同様である(但し、図5(B)においては各機能の図示を省略している)。
図5(A)(図5(B)も同様)において、列と行から特定される欄内の「〇」は、当該列の動作モードでは当該行の機能を有効としている旨を示している。例えば、列「通常モード(標準モード)」と行「商品登録(店員側)」から特定される欄内の「〇」は、通常モード(標準モード)では商品登録(店員側)を有効としている旨を示している。また、列と行から特定される欄内の「-」は、当該列の動作モードでは当該行の機能を無効としている旨を示している。例えば、列「通常モード」と行「商品登録(客側)」から特定される欄内の「-」は、通常モードでは商品登録(客側)を無効としている旨を示している。
(各機能の説明)
以下、図5(A)に示した各機能の概略を説明する。
〈商品登録(店員側)〉
「商品登録(店員側)」は、買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する機能である。つまり、店員の操作(店員側スキャナ部212によるスキャン、店員側表示部210へのタッチ、キー操作部211の操作)により、買上商品の登録処理を実行する機能である。
(商品登録(客側))
「商品登録(客側)」は、買上商品を客側(客側スキャナ部206、客側表示部205)にて登録する機能である。つまり、客の操作(客側スキャナ部206によるスキャン、客側表示部205へのタッチ)により、買上商品の登録処理を実行する機能である。
(貨幣の投入)
「貨幣の投入」は、貨幣(紙幣、硬貨)の投入を受け付ける機能である。つまり、現金による精算の操作(精算部209への貨幣の投入)を受け付ける機能である。
(他端末への登録情報の送信)
「他端末への登録情報の送信」は、登録処理において生成された登録情報を他端末(精算処理を実行可能な他端末。例えば、他のPOS端末20)に送信(直接的に他端末に送信、又は、ストアコントローラや監視端末などを経由して間接的に他端末に送信。以下、同様)する機能である。
(他端末からの登録情報の受信)
「他端末からの登録情報の受信」は、他端末の登録処理において生成された登録情報を受信(直接的に他端末から受信、又は、ストアコントローラや監視端末などを経由して間接的に他端末から受信。以下、同様)する機能である。なお、他端末から登録情報を受信した端末は、当該登録情報に基づいて精算処理を実行する。
(各動作モードの説明)
続いて、図5(A)及び図5(B)に示した各動作モードの概略を説明する。
(通常モード(標準モード))
通常モード(標準モード)は、図5(A)に示すように、商品登録(店員側)を有効「〇」とし、商品登録(客側)を無効「-」とした動作モードである。つまり、通常モード(標準モード)は、客側においては登録処理を実行せずに店員側において登録処理を実行する動作モードである。
また、通常モード(標準モード)は、図5(A)に示すように、貨幣の投入も、他端末への登録情報の送信も、お会計券の発行も、いずれも有効「〇」とした動作モードである。つまり、通常モード(標準モード)では、店員側における登録処理の後の精算処理について、自端末(自装置)において実行することも他端末に実行させることも可能である。具体的には、通常モード(標準モード)では、精算部209への貨幣の投入を受け付けることによって精算処理を自端末で実行し、他端末に登録情報を送信することによって(またはお会計券を発行することによって)精算処理を他端末に実行させる。
また、通常モード(標準モード)は、図5(A)に示すように、他端末からの登録情報の受信も、お会計券の読取も、いずれも有効「〇」とした動作モードである。つまり、通常モード(標準モード)では、他端末において生成された登録情報に基づいて精算処理を実行可能である。なお、登録情報の受信後(またはお会計券の読取後)の精算処理は、図5(A)のセミセルフモードとして実行してもよい。すなわち、通常モード(標準モード)であるときに、登録情報を受信した(またはお会計券を読み取った)場合には、通常モード(標準モード)からセミセルフモード(会計専用モード)に自動的(店員による許可を求めてもよい)に移行し、セミセルフモード(会計専用モード)として精算処理を実行してもよい。また、セミセルフモード(会計専用モード)に移行して精算処理を実行した場合には、セミセルフモード(会計専用モード)から通常モード(標準モード)に自動的(店員による許可を求めてもよい)に移行(復帰)してもよいし、セミセルフモード(会計専用モード)のままとしてもよい。
なお、通常モード(標準モード)において、他端末からの登録情報の受信、お会計券の読取の少なくとも一方を無効「-」としてもよい。
(フルセルフモード)
フルセルフモードは、図5(A)に示すように、商品登録(客側)を有効「〇」とした動作モードである。つまり、フルセルフモードは、客側における登録処理を前提とした動作モードである。但し、フルセルフモードは、商品登録(店員側)も有効「〇」としている。つまり、フルセルフモードは、客側における登録処理を前提としつつ、店員側における登録処理も許容する動作モードである。なお、客側、店員側の両側において登録処理が行われている状態をダブルスキャンモードと称する場合がある。
なお、図5(A)に示した例では、フルセルフモードにおいて、商品登録(店員側)を有効「〇」としているが、フルセルフモードにおいて、商品登録(店員側)を無効「-」としてもよい。
また、フルセルフモードは、図5(A)に示すように、貨幣の投入を有効「〇」とし、他端末への登録情報の送信とお会計券の発行とを無効「-」とした動作モードである。つまり、フルセルフモードは、当該端末における精算処理を前提とした動作モードである。
また、フルセルフモードは、図5(A)に示すように、通常モード(標準モード)と同様、他端末からの登録情報の受信も、お会計券の読取も、いずれも有効「〇」とした動作モードである。つまり、通常モード(標準モード)と同様、フルセルフモードでは、他端末において生成された登録情報に基づいて精算処理を実行可能である。なお、登録情報の受信後(またはお会計券の読取後)の精算処理は、図5(A)のセミセルフモードとして実行してもよい。すなわち、フルセルフモードであるときに、登録情報を受信した(またはお会計券を読み取った)場合には、フルセルフモードからセミセルフモード(会計専用モード)に自動的に移行し、セミセルフモード(会計専用モード)として精算処理を実行してもよい。また、セミセルフモード(会計専用モード)に移行して精算処理を実行した場合には、セミセルフモード(会計専用モード)からフルセルフモードに自動的に移行(復帰)してもよいし、セミセルフモード(会計専用モード)のままとしてもよい。
(セミセルフモード(会計専用モード))
セミセルフモード(会計専用モード)は、図5(A)に示すように、他端末からの登録情報の受信、お会計券の読取、貨幣の投入を有効「〇」とし、商品登録(店員側)や商品登録(客側)を無効「-」とした動作モードである。つまり、セミセルフモード(会計専用モード)は、自端末においては登録処理を実行せず、専ら、他端末において生成された登録情報に基づいて精算処理を実行する動作モードである。なお、セミセルフモード(会計専用モード)では、登録処理を実行しない動作モードであるため(登録情報を生成しないため)、図5(A)に示すように、他端末への登録情報の送信も、お会計券の発行も、無効「-」としている。
(通常モード(制限モード))
通常モード(制限モード)は、図5(B)に示すように、図5(A)の通常モード(標準モード)において有効「〇」としていた他端末への登録情報の送信とお会計券の発行とを無効「-」としたものである。つまり、通常モード(制限モード)は、通常モード(標準モード)においては許容されている他端末に精算処理を実行させる機能を制限した動作モードである。
(セミセルフモード(登録専用モード))
セミセルフモード(登録専用モード)は、図5(B)に示すように、商品登録(店員側)、他端末への登録情報の送信、お会計券の発行を有効「〇」とし、商品登録(客側)、貨幣の投入、他端末からの登録情報の受信、お会計券の読取を無効「-」とした動作モードである。つまり、セミセルフモード(登録専用モード)は、専ら、自端末において登録処理を実行し、他端末に精算処理を実行させる動作モードである。なお、セミセルフモード(登録専用モード)は、店員による登録操作を前提としているため、商品登録(客側)を無効「-」としている。
(機能の有効、無効について)
なお、上記では、POS端末20は、動作モードに応じて、POS端末20自身が備える各種の機能(図5(A)の商品登録(店員側)、商品登録(客側)、貨幣の投入、…、お会計券の読取)の夫々について、有効「〇」であるか無効「-」であるかが異なる旨を説明した。換言すれば、上記では、POS端末20は、全部の機能(図5(A)の商品登録(店員側)、商品登録(客側)、貨幣の投入、…、お会計券の読取)を元々有し、うち一部の機能を動作モードに応じて無効とする旨を説明した(例えば、図5(A)に示すように、POS端末20は、通常モード(標準モード)であるときは商品登録(客側)を無効「-」とし、フルセルフモードであるときは他端末への登録情報の送信とお会計券の発行とを無効「-」としている)。
しかしながら、POS端末20は、動作モードに応じて実行可能な機能が異なればよく、POS端末20は、必ずしも、全部の機能を元々有し、うち一部の機能を動作モードに応じて無効とするといった構成としなくてもよい。例えば、POS端末20は、初めから全部の機能(該機能を実現するためのプログラム)を有するのではなく、動作モードに応じて(例えば、動作モードの切り替えに際し)、当該動作モードにおいて必要となる機能(図5において有効「〇」とした機能に相当する機能)を実現するためのプログラムを外部(例えば、ストアコントローラ、監視端末、店外のサーバ(クラウド等)等)から取得して実行可能な状態とするとともに、当該動作モードに不要な機能(図5において無効「-」とした機能に相当する機能)を実現するためのプログラムが存在する場合(保持する場合)には当該プログラムを実行不能な状態としてもよい(例えば消去するようにしてもよい)。なお、不要な機能を実現するためのプログラムを実行不能な状態とした後に必要な機能を実現するためのプログラムを取得して実行可能な状態としてもよい。また例えば、POS端末20は、動作モードの切り替えに際し、移行先の動作モードに関わらず、一旦、全部のプログラムを実行不能な状態とした後に、当該動作モードにおいて必要となる機能を実現するためのプログラムを外部から取得して実行可能な状態としてもよい。
つまり、POS端末20の構成としては、動作モードに応じて、元々具備する各種の機能のうちの一部を無効「-」にするといったものであってもよいし、動作モードに応じて、必要な機能のみを適宜を具備させるといったものであってもよい。
以上、図5(A)の通常モード(標準モード)、フルセルフモード、セミセルフモード(会計専用モード)、図5(B)の通常モード(制限モード)、セミセルフモード(登録専用モード)について説明したが、以下、図5(A)の通常モード(標準モード)、フルセルフモード、セミセルフモード(会計専用モード)を中心に説明する。なお、以下の説明において、通常モード(標準モード)を単に通常モードと称する場合がある。また、セミセルフモード(会計専用モード)を単にセミセルフモードと称する場合がある。
(動作モードの切り替え(移行))
続いて、POS端末20の動作モードの切り替え(移行)について説明する。POS端末20は、基本的には、店員による動作モードの切り替えるための明示的なモード切替操作(モード移行操作とも称する。詳細は後述する)に従って動作モードが切り替わる。また、POS端末20は、モード切替操作とは異なる他の操作(例えば、店員コードの読み取り等)に従って動作モードが切り替わる場合がある。
また、POS端末20は、店員の操作によらずに、動作モードが切り替わる場合がある。具体的には、POS端末20は、他端末(POS端末20、監視端末、携帯端末等)からのモード切替命令(モード切替指示)に従って動作モードが切り替わる場合がある。また、POS端末20は、時間的な条件(例えば、最後に操作してからの経過時間、スケジュールによる定刻等)に従って動作モードが切り替わる場合がある。また、POS端末20は、処理の開始時(例えば、受信した登録情報に基づく精算処理の開始時、お会計券に基づく精算処理の開始時等)に動作モードが切り替わるようにしてもよい。また、POS端末20は、処理の終了時(例えば、受信した登録情報に基づく精算処理の終了時、お会計券に基づく精算処理の終了時)に動作モードが切り替わるようにしてもよい。
図6は、POS端末20の動作モードの切り替えについて説明する図である。図6の左側は切り替え前後の動作モードの組み合せ(切替前の動作モード→切替後の動作モード)を示し、右側は動作モードの切り替えの条件(一例)を示している。例えば、aの行は、通常モードからフルセルフモードへの動作モードの切り替えの条件の一例として、モード切替操作、モード切替命令、所定時間経過(不使用)である旨を示している。つまり、動作モードが通常モードであるときに、例えば、モード切替操作、モード切替命令、所定時間経過(不使用)などがあった場合には、動作モードが通常モードからフルセルフモードに切り替わる旨を示している。
(各動作モードの動作)
図7は、通常モードの動作の概略を説明する模式図である。具体的には、図7は、通常モードにおいて、自端末において精算処理を実行する場合の処理の流れや人(店員、客)の動作を表した模式図である。図8は、通常モードの動作の概略を説明するフローチャートである。具体的には、図8は、通常モードにおいて、自端末において精算処理を実行する場合の動作の概略を説明するフローチャートである。
通常モード(自端末において精算処理を実行する場合も他端末に精算処理を実行させる場合も同様)では、店員は、客の買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する(図7の上段)。つまり、POS端末20は、店員の操作(店員側スキャナ部212によるスキャン、店員側表示部210へのタッチ、キー操作部211の操作)により、買上商品の登録処理を実行する(図7の上段)。
店員による登録処理が完了した場合、客は、客側表示部205において買上商品の合計金額を確認し、精算部209に貨幣(現金)を投入、または、カード決済部208を操作し、精算する(図7の下段)。つまり、POS端末20は、客の操作等(精算部209への現金の投入、カード決済部208の操作)により、精算処理を実行する(図7の下段)。
つまり、通常モードにおいて自端末において精算処理を実行する場合、図8に示すように、初めは店員側において、商品がスキャン等され(ステップS10:YES)、商品を登録する(ステップS11)。小計キー(例えば、店員側表示部210に表示された小計キー、または、キー操作部211に配置された小計キー等)の押下後は(ステップS30:YES)、客側において、例えば精算部209により精算が行われ(ステップS50)、処理が完了する。なお、ステップS30の小計キーは、登録処理を完了させるための操作キーであり、小計ボタン、登録完了キー、登録完了ボタン、お会計キー、お会計ボタンなどと称する場合もある。
なお、客は、店員による登録処理が完了する迄(合計金額が確定する迄)、待機していてもよいが、登録処理が完了する前に精算部209に現金を投入してもよい。つまり、POS端末20は、登録処理中において入金を受付可能である(図7の上段)。
また、客は、登録処理が完了する前に、支払方法(支払種別、決済方法、決済種別とも称する)を選択してもよい。つまり、POS端末20は、登録処理中において支払方法の選択を受付可能である。
また、店員は、客による精算が完了する迄(客がお釣りやレシートを取る迄)、待機していてもよいが、次の客の買上商品を登録してもよい。つまり、POS端末20は、精算処理中において次客の買上商品を登録可能である(図7の下段)。また、店員は、客による精算中に不在であってもよい(図7の下段)。つまり、当該客の精算中には、当該客の応対を終えてもよい。
また、POS端末20は、お釣りがある場合には、お釣りの取り忘れを防止するため、精算部209による釣銭・釣札の払出しを制御し、客が釣銭・釣札を取り除いたことをセンサ等で認識した上で、印刷部213によるレシートの発行を制御してもよい。他の動作モードにおいても同様である。
通常モード(標準モード)は、上述したように、店員側にて登録処理を実行した後に該登録処理において生成した登録情報を用いて自端末の客側にて精算処理を実行する機能(図7、図8参照)と、該登録処理において生成した登録情報を他端末(精算処理を実行可能な他端末。例えば、他のPOS端末20)に送信して該他端末に精算処理を実行させる機能と、該登録処理において生成した登録情報(または該登録情報を取得するための情報)をコード(バーコード、2次元コード等)化して印刷したお会計券を発行して該他端末に精算処理を実行させる機能とを含む。
なお、セミセルフモード(会計専用モード)は、図5(A)に示したように、他端末における登録処理において生成された登録情報を受信して精算処理を実行する機能と、他端末において発行されたお会計券を読み取って精算処理を実行する機能を含む。つまり、セミセルフモード(会計専用モード)は、専ら精算処理を実行する動作モードである。
次に、店員側と客側に表示される画面例について説明する。図9には、一例として通常モードでの画面例を示している。図9(A)は、商品登録処理および決済処理の実行に伴い、店員側表示部210に表示される画面の例を示した図である。図9(A)は、第3品目の商品「10種野菜のグリーンポタージュ」が登録されたときの様子を表している。このページ本体には、各商品の登録GUIキーが含まれている。
つまり、店員によって商品に対応する登録GUIキーが押下されることにより、当該商品が登録される。また、このページ本体には、客の購入情報(買上げ商品の商品名、価格、数量、合計金額、および商品登録リスト)の表示領域が含まれている。また、このページの上部の選択領域600には、客の会計情報(合計金額602および預かり金額601)と、キャラクタ603(図9(A)では、猫)とが含まれている。
キャラクタ603は、表示されている画面に対応する客を識別するためのものである。具体的に、POS端末20は、客ごとの画面を表示することが可能であり、選択領域600がタッチされると当該選択領域600に対応する客の画面が表示される。このように、キャラクタ603は、客を識別するために表示される。なお、選択領域600に、不足金額または過剰金額、および客の決済が完了したか否かを示すステータス情報を含めてもよい。
図9(B)は、客に対する商品登録が完了して小計キーが押下されたときの客側表示部205の表示の例を示した図である。この画面には、客の客側会計情報(数量、合計金額、預かり金額、不足金額)が含まれている。また、この画面には、不足金を投入することを促す案内情報と、貨幣を投入する様子を表すアニメーション(動画)が含まれている。
次に、精算部209にエラーが発生しても販売に関するデータ処理を円滑に行うための処理(以下、「精算部エラー対応データ処理」ともいう)について説明する。
精算部エラー対応データ処理は登録部300と入金及び出金処理を行う精算部209が通信を行うことで連動してデータ処理を行うPOS装置であれば、登録部と精算部が分かれている場合でも、1台の装置を対面で連動して処理を行う場合であっても、店員が1台の装置で登録と精算を行うPOS装置であっても適用できる。
図2で示したように、精算部209は見かけ上POS端末20の一部となっているが、図4で説明したように、精算部209は登録部300と通信を行い動作するマイクロコンピュータなどを備えた異なる装置である。このように、登録部と精算部が異なる装置であることは、本実施形態のPOS端末20に限らず、一般的な構成である。登録部300と精算部209は通信を行うことで連動してデータ処理を行う。精算部209でエラーが発生した場合には、登録部300は精算部209との連動を停止して、登録部300のみで動作可能である。
上記のように登録部300と精算部209との連動を停止している場合の店員の処理について述べる。
登録部300は、精算部209にエラーが発生し、エラー信号を受信した場合には精算部209のエラーを解消させるために、精算部209に初期化信号を通知することができる。また、精算部209の電源を入れなおすことによってもエラーを解消させることが可能である。ただし、初期化を行ったり、電源を入れなおしたりしても精算部209が必ずしもエラーを解消できるとは限らない。
精算部209のエラーが解消した場合には、登録部300と精算部209は再び連動して処理を行うことができる。
精算部209のエラーには、紙幣の搬送エラーなど種々のエラーがあるが、本実施形態での精算部エラー対応処理において対象とするエラーは、エラー発生中であっても入金の受付が可能なエラー(以下、「入金可能エラー」ともいう)である。登録部300は精算部209に対して入金受付開始通知を送信する。それにより精算部209では入金の投入が可能となるがその後に発生するエラーを対象としている。例えば、紙幣投入口412にエラーが発生しても、硬貨投入口410は通常の作動が行える場合にはお客が硬貨投入口410にお金を入れることができる。また、硬貨払出口411、紙幣払出口413のお釣りの排出ができないエラーがあっても、紙幣及び硬貨の投入はできるような状況である。
この場合、釣銭の支払いは、予め用意しておいた小銭ケースから店員により行うことが可能である。
連動を停止している場合の登録部300は、店員側スキャナ部212で商品を読み込み、売上画面から小計キーを押下し、お客が精算部209に入れた預かり金を置数入力して現計キーを押下したのちに店員の小銭ケース等から釣銭を出し、当該客の処理を終了させる。
登録部300は商品の合計金額と手入力で入れた預かり金とお釣りの金額が取引履歴として電子ジャーナルに記憶される。
入金可能エラーが発生し、登録部300と精算部209との連動が停止されたのちに、複数の客によって入金された場合、連動が停止されているため、登録部300はそれぞれの客の入金額を認識することができない。そのため、精算部209がエラーを解消し、登録部300との連動を回復したのちに、精算部209がお客から入金された預かり金の金種と合計金額のデータを登録部300に通知しても、登録部300では、いずれの客の取引で入金されたものか判定することができないため、登録部300ではエラーを表示してデータ処理が中断する。このため販売に関する処理を円滑に行うことができない。
そこで、本実施形態では、連動を回復したときに精算部209に入金があった場合に、これに対するデータ処理を店員に選択させることで、販売に関するデータ処理を円滑に行うことを可能とした。以下の説明では、精算部209に入金され、当該入金に対するデータ処理が行われてない場合の入金を未処理入金と表現し、その額を未処理入金額と表現することがある。
図10は、精算部209が初期化を行い、初期化状態後の処理概要を示す図である。ここで、精算部209の初期化とは1つの取引のデータ処理を終わらせた後に、次の客の取引として再度入金を受け付け可能となる状態に戻ることを指す。
図10に示すように、精算部209が初期化可能で分岐する(ステップS1)。初期化可能ではない場合、登録部300との連動は不可能とし(ステップS2)、店員側表示画面に再起動画面を表示する(ステップS3)。この再起動画面については後述する。その後、再起動することで(ステップS4)、商品の登録を開始することができる。
初期化可能な場合、登録部300との連動は可能とし(ステップS5)、未処理入金情報があるか否かで分岐する(ステップS6)。未処理入金情報がない場合は、そのまま商品の登録を開始することができる。
未処理入金情報がある場合は、当該未処理入金に対する処理として、店員側表示画面に3つの対応処理の中の1つ又は複数から選択させる選択画面を店員側表示画面に表示して(ステップS7)、店員に選択させる(ステップS8)。
上述した3つの対応処理のうちの1つ目の対応処理は、入金を出金する出金処理である。この処理が必要になる状況として、例えば、前の客がお金を入れた後にエラー等が発生したために連動を停止した状態で登録部300のみで登録処理と精算を行ったが、その処理が終わってすぐに次の客がお金を投入した場合がある。前の客と次の客の金額が混ざるために登録部300が精算部と連動を回復しても投入された金額の内訳がわからずにこれまでは登録部300はエラーとして報知していた。
1つ目の対応処理が選択された場合には、精算部209は入金額と同額を出金する。店員が前の客の金額分は入金済処理として小銭ケースに戻す等の処理を行い、次の客の入金額は今回の預かり金として再度精算部209に投入する。
詳細には、登録部300には1つ以上の手入力により精算処理したそれぞれの客ごとの取引履歴が記憶されているのでメンテナンス操作やデータを修正できる操作から画面上に1取引ごとに表示し、出金された金額を1取引ごとに預かり金として精算部209に入金して、釣銭を排出する行為を行う。釣り銭は小銭ケース等に戻す行為を行う。
この作業はその場で行うこともできるし、その日の閉設作業時でもよく、最終的に登録部300にある手入力で精算処理した取引履歴の電子ジャーナルを上書きできればいい。
2つ目の対応処理は、現取引での入金として扱う現取引入金処理である。この処理が必要になる状況として、例えば、前の客の入金額は登録部300でデータ処理できたがその後にエラー等が発生し、連動を停止した状態でその後に次の客がお金を投入したために登録部300と精算部209で連動を開始したときに預かり金のデータ処理がわからない場合がある。この2つ目の対応処理が選択された場合には、精算部209の預かり金を現取引の入金額として処理する。
登録部300では、未処理入金額を現在の取引を行っているお客の預かり金額としてデータに登録し、以降は通常の登録処理として進めることができる。
3つ目の対応処理は、前の客取引での入金として扱う前取引入金処理である。この処理が必要になる状況として、例えば、前の客がお金を入れた後にエラー等が発生したために登録部300のみで登録処理と精算を行い、その後に登録部300が精算部と連動を回復できたときに次の客が入金していない場合がある。この3つ目の対応処理が選択された場合には、預かり金は前の客の預かり金として処理する。
登録部300では電子ジャーナルにある前の客の取引履歴の手入力した預かり金の未処理金額を自動的又選択により上書きして、かつ釣銭として払い出すべきデータがある場合には釣銭の払い出し口から釣銭を排出する作動を行う。排出された金額は小銭ケース等から出したお金なので店員はそれを元に戻す処理を行う。
これらの対応処理を店員が選択することで、連動を停止している間の入金の扱いが確定するため、そのまま商品の登録など、販売に関する処理を円滑に行うことができる。
この対応処理は登録部側の内部処理できる場合は自動的にデータ処理を行い、登録部で自動的にデータ処理できないような場合はその状況に合わせて複数の選択肢を画面上に表示する。
例えば、連動を停止して回復した際に前回の取引の時に取引履歴として電子ジャーナルに記憶されている手入力で入れた預かり金額と精算部209から送られてきたデータとが一致する場合にはその金額は前の客の取引での預かり金としてデータ処理するのが適当であるので自動的に登録部でデータ処理を行い、画面上には今回は「前回の取引としてデータ処理を行いました。」などの表示とともに確認のボタンを表示させてデータ処理を終了させることもできる。
また、小銭ケース等から出した金額を元に戻すように連動を回復できた際に画面で表示させることや精算部209の釣り銭の排出口から小銭ケース等に戻す金額だけ排出するようにしてもいい。
現取引でエラーが発生して、その取引中に連動を停止してエラー復旧により連動を開始した場合には、未処理入金は現取引での預かり金であることわかるので、登録部300はデータ処理をすることができるのでそのような場合も自動でデータ処理をすることができる。
図11(A)は、店員に3つの対応処理の中から選択させる選択画面の一例を示す図である。エラー状態にもかかわらず複数の客が精算部209にお金を入金することができるので登録部300ではその未処理入金の内訳がわからない。前述したように精算部209は入金中エラーの場合は入金された種別と合計金額についてはデータとして記憶できるので、登録部300との連動を回復した時点で持っているデータを登録部300に送ることになる。登録部300では精算部209から送られてきた合計金額をデータ処理しようとするが複数のお客が入金した状態の場合には登録部300ではそれぞれの客の入金額を判断できないのでデータ処理を進めるために店員側表示画面に選択肢を表示する。
選択画面301には、「精算部の異常復旧時に「XXX円」が投入されておりました」と表示される。この「XXX円」は、精算部209に記憶されている未処理入金額である。また、選択画面301には、店員が1つ目の対応処理を選択するための「出金する」ボタンと、2つ目の対応処理を選択するための「現取引として処理」ボタンと、3つ目の対応処理を選択するための「前回の取引として処理」ボタンが表示される。
店員は、選択画面301に各ボタンのうちのいずれかを選択するが、その選択する際の基準の一例を説明する。ここで、預かり金ありとは、お客が精算部209にお金を入れて預かり金のデータとして精算部209がカウントできた場合と、精算部209にお金を入れたがカウントされる前にエラーが出て留まっている場合を含む。図11(B)は選択する際の基準の一例を示す図である。
「前の客の預かり金あり」で、この入金が未処理入金のままであり、かつ「今回の客の預かり金あり」の場合(「ケースA」とする)、図11(B)に示されるように、3つのボタンの選択肢がある。
ケースAには、図12に示されるように、4つのパターンがある。図12には、連動停止中に入金されたパターンを示すパターン1~4ごとに、第1の客、第2の客の入金額と、登録部300が精算部209から通知される金額が示されている。なお、「第1の客」は「前の客」に対応し、「第2の客」は「今回の客」に対応する。
パターン1は、「前の客の預かり金」として500円が入金され、「今回の客の預かり金」として1000円が入金されたパターンを示す。この場合、連動回復後に登録部300が精算部209から通知される金額は1500円である。パターン2は、「前の客の預かり金」として1000円が入金され、「今回の客の預かり金」として500円が入金されたパターンを示す。この場合、連動回復後に登録部300が精算部209から通知される金額は1500円である。パターン3は、「今回の客の預かり金」として1500円が入金されたパターンを示す。この場合、連動回復後に登録部300が精算部209から通知される金額は1500円である。パターン4は、「前の客の預かり金」として1500円が入金されたパターンを示す。この場合、連動回復後に登録部300が精算部209から通知される金額は1500円である。
このように、いずれのパターンであっても、連動回復後に登録部300が精算部209から通知される金額は1500円であるため、登録部300では判断できない。そのため、登録部300は図11(A)のように3つの選択肢を出して店員に判断させる。登録部の画面は「XXX円」には1500円が表示されているので、店員はこれに基づきどの選択肢が適切であるかを判断する。
例えば、店員は複数のお客で預かり金として置数入力している場合には「出金する」ボタンを選択して精算部209から未処理入金を払い出して処理するのが適切である。
前のお客が精算部209に入金した預かり金額と画面上の未処理金額「XXX円」と同じ場合には「前回の取引として処理する」のが適切である。今取引をしているお客預かり金であることが「XXX円」の表示からわかる場合には「現取引として処理する」が適切である。
選択画面301は、常にすべての選択肢を表示する必要はなく、設定により選択肢を表示することができる。
登録部300が自動でデータ処理できるような場合でも3つの選択肢のうちのいずれか2つを表示させて店員に処理させるのが適切であれば該当する選択肢だけを画面上に表示させることもできる。その際に不要な選択肢は選択画面301から削除したり、ボタンの表示を反転させたり、押下しても反応させないなどの処理を施しておいてもよい。
例えば、前の客の取引の預かり金として登録部300でデータ処理を自動的に行うのが適切であっても、店員によっては出金をした方が処理しやすい場合などは「前回の取引として処理する」と「出金する」の選択肢を出して処理させるなどの設定をできるようにしてもいい。
「前の客の預かり金あり」で、この入金が未処理入金のままであり、かつ「今回の客の預かり金なし」の場合(「ケースB」とする)、図11(B)に示されるように、「前回の取引として処理」ボタンの選択が適切と考えられる。ケースBの例として、「前の客の預かり金」が250円の場合、「今回の客の預かり金」は0円のため「XXX円」には250円が表示される。したがって、「前回の取引として処理」ボタンの選択が適切である。
選択画面301の前回の取引の表示欄には電子ジャーナルに記憶されている情報から「手入力処理」等の表示を併せて表示すれば店員は理解できる。さらに、手入力による処理が複数ある場合には表示欄に複数の処理があることがわかる表示や印などを設けて、情報にアクセスできるようにしてもよい。
「前の客の預かり金なし」で、かつ「今回の客の預かり金あり」の場合(「ケースC」とする)、図11(B)に示されるように、「現取引として処理」ボタンの選択が適切と考えられる。ケースCの例として、「前の客の預かり金」が0円で「今回の客の預かり金」として1000円が入金された場合が考えられ、このとき「XXX円」には1000円が表示される。したがって、「現取引として処理」ボタンの選択が適切である。
「前の客の預かり金なし」で、かつ「今回の客の預かり金なし」の場合は、図11(B)に示されるように、選択画面301は表示されない。以上のように、店員は選択画面301に記載されている情報からどのボタンを選択することが適切かを判断し、ボタンを選択する。
図11(A)に示されるように、登録部300と連動している精算部209にエラーが発生し、精算部209との連動を停止した後に連動を開始した場合に、受信された初期化応答に含まれる未処理情報に対応して、未処理情報に対する処理を指示するための指示情報として選択画面301を表示する。これにより、エラー復旧前に入金された入金額に対するデータ処理を円滑に行うことが可能となる。
また、画面上に選択肢以外に前回の取引や今回の取引の一覧を同時に表示してもいい。さらに、預かり金として入金した金種の種別を画面上に併せて表示してもよい。例えば、「100円玉 〇枚・1000円札 〇枚」などを表示することで店員はさらに出金した際の内容の確認や判断が容易になる。
なお、連動を停止して複数の客を登録部300で処理した場合には複数の客の預かり金が精算部209にある状態なので、店員が複数の客を連動停止した状態で処理した場合用に別途選択肢を設けて未処理入金が複数あるための処理画面を用意してもよい。
精算部209の初期化状態後に連動が可能な場合について説明したが、精算部209の初期状態後に連動が不可能な場合には、登録部300は、図11(C)に示される、精算部209の電源を入れなおすことを促す再起動画面302を店員側表示部210に表示する。ここでの電源の入れなおしは、精算部209の不図示の電源ボタンやリセットボタンを店員が操作することで行うことができる。
次に、精算部エラー対応処理をフローチャートを用いて説明する。図13、図14、図15は、登録部300の処理を示すフローチャートである。図13に示される処理は、取引が開始され、商品の登録が可能となったときからの処理を示している。登録部300は、商品登録操作が行われたか否かを判定する(ステップS101)。商品登録操作とは、店員側スキャナ部212により商品のバーコードが読み取られることなどの操作が挙げられる。
商品登録操作が行われると(ステップS101:YES)、登録部300は、商品登録操作が行われ商品の登録を行う(ステップS102)。
登録部300は、精算部209に作動状態要求を送信する(ステップS103)。この作動状態要求は、精算部209にエラーが発生しているか否かを問い合わせるメッセージである。登録部300は、作動状態要求に対する応答である作動状態応答を受信すると(ステップS104)、精算部209が正常か否かを判定する(ステップS105)。作動状態応答は、動作状況やエラーか否かを示す情報を含むメッセージである。
精算部209が正常ではない場合には(ステップS105:NO)、図15のステップS301に進む。精算部209が正常である場合には(ステップS105:YES)、登録部300は、小計キーが押下されたか否かを判定する(ステップS106)。小計キーが押下された場合には(ステップS106:YES)、図14のステップS201に進む。小計キーが押下されなかった場合には(ステップS106:NO)、登録部300は、商品登録操作が行われたか否かを判定する(ステップS107)。商品登録操作が行われていない場合には(ステップS107:NO)、ステップS106に戻る。商品登録操作が行われた場合には(ステップS107:YES)、登録部300は、ステップS102に戻り、商品登録操作が行われた商品の登録を行う(ステップS102)。
図13から引き続き、図14を用いて精算部の処理をフローチャートを用いて説明する。図14は、図13のステップS106で小計キーが押下されたと判定された場合の処理を示している。登録部300は、精算部209に入金受付開始通知を送信する(ステップS201)。この入金受付開始通知は、精算部209において、入金の受け付けを許可するための通知であり、これにより精算部209は、入金の受付が可能となる。その後、登録部300は、精算部209に入金情報要求を送信する(ステップS202)。入金情報要求とは、精算部209に現在入金されている額を精算部209に問い合わせる要求である。
登録部300は、入金情報要求に対する応答である入金情報応答を受信し(ステップS203)、客側表示部205と店員側表示部210に、預り金を表示する(ステップS204)。この入金情報要求と入金情報応答を何度かやり取りし、預り金が商品の合計金額以上となったのちに、店員により現計キーが押下される(ステップS205)。この現計キーは、精算を行うためのキーである。現計キーが押下されると、登録部300は、精算部209に入金停止通知を送信する(ステップS206)。この入金停止通知は、精算部209において、入金の受け付けを禁止するための通知であり、これにより精算部209は、入金の受付が不可能となる。
登録部300は、受信した入金情報応答に示される入金額から商品の合計額を減算して得られた釣銭額を客側表示部205と店員側表示部210に表示する(ステップS207)。登録部300は、精算部209に出金要求を送信する(ステップS208)。出金要求は、精算部209に出金を要求するもので、釣銭額とともに送信される。登録部300は、取引履歴を電子ジャーナルに記憶し(ステップS209)、処理を終了する。電子ジャーナルは、POS端末20のハードディスク204に記憶される。
図14から引き続き、図15を用いて精算部エラー対応処理をフローチャートを用いて説明する。図15は、図13のステップS105で精算部209が正常ではないと判定された場合の処理を示している。登録部300は、精算部209からエラー通知を受信しているか否かを判定する(ステップS301)。エラー通知とは、精算部209にエラーが発生したことを登録部300に通知するメッセージである。
エラー通知を受信していない場合には(ステップS301:NO)、登録部300は、精算部209に初期化要求を送信する(ステップS302)。この初期化要求は、精算部209に所定の状態(初期化処理を実行した初期状態)に移行させるメッセージである。このように、登録部300は、連動している精算部209にエラーが発生したと判定した場合に、精算部209に対して初期状態への移行を要求する。登録部300は、初期化応答を受信する(ステップS303)。初期化応答は、初期化要求に対する応答である。初期化応答には、精算部209に入金され、当該入金に対する決済が行われてない未処理入金を示す未処理情報が含まれる。このように、登録部300は、初期化要求という指示に対する精算部209からの初期化応答を受信する。
登録部300は、初期化応答をもとに、精算部209が正常か否かを判定する(ステップS304)。精算部209が正常と判定された場合には(ステップS304:YES)、登録部300は、連動フラグをオンにする(ステップS305)。連動フラグとは、登録部300が精算部209と連動しているか否かを示すフラグであり、連動している場合にはオンを示し、連動していない場合にオフを示す。
さらに、登録部300は、初期化応答をもとに、未処理入金があるか否かを判定する(ステップS306)。未処理入金がない場合には(ステップS306:NO)、処理を終了する。その後、新たな取引を行う場合には、再び図13のステップS101に進む。未処理入金がある場合には(ステップS306:YES)、登録部300は、図11(A)で示した選択画面301を表示する(ステップS307)。登録部300は、店員の選択内容で分岐する(ステップS308)。
ステップS307に示されるように、登録部300と連動している精算部209にエラーが発生し、精算部209との連動を停止した後に連動を開始した場合に、受信された初期化応答に含まれる未処理情報に対応して、未処理情報に対する処理を指示するための指示情報を店員側表示部に表示する。これにより、エラー復旧前に入金された入金額に対するデータ処理を円滑に行うことが可能となる。
選択画面301において、「現取引として処理」ボタンが選択された場合には(ステップS308:入金(現))、登録部300は、未処理入金額を現取引での入金額として(ステップS309)、処理を終了する。このステップS309において、未処理入金額は、現取引のものとして電子ジャーナルに上書き記憶される。
「出金する」ボタンが選択された場合には(ステップS308:出金)、登録部300は、未処理入金額を出金するために、精算部209に出金要求を送信して(ステップS310)終了する。この場合、出金された未処理入金額は、店員によって小銭ケース、ドロアー、または精算部209などに戻される。
「前回の取引として処理」ボタンが選択された場合には(ステップS308:入金(前))、登録部300は、未処理入金額を前取引での入金額として(ステップS311)、終了する。このステップS311において、未処理入金額は、前取引のものとして電子ジャーナルに上書き記憶される。
上記ステップS301において、エラー通知を受信している場合には(ステップS301:YES)、登録部300は、店員側表示部210に精算部209にエラーが発生していることを示すエラー画面を表示する(ステップS312)。
登録部300は、精算部209に連動停止通知を送信し(ステップS314)、連動フラグをオフにして(ステップS315)、ステップS316に進む。連動停止通知は、登録部300が精算部209に対し連動を停止することを通知するメッセージである。
連動フラグがオフの場合には精算部209が使用できないため、登録部300は、店員が客から預かった金額を置数で入力するための画面を店員側表示部210に表示する。そして登録部300は、預り金額が入力され(ステップS316)、現計キーが押下されると(ステップS317)、預かり金額から商品の合計額を減算して得られた釣銭額を客側表示部205と店員側表示部210に表示する(ステップS318)。店員は、表示された釣銭額を客に支払う。登録部300は、取引履歴を電子ジャーナルに記憶し(ステップS319)、処理を終了する。
上記ステップS304において、精算部209が正常ではないと判定された場合には(ステップS304:NO)、図11(C)で示した再起動画面302を表示する(ステップS320)。再起動した精算部209は、自発的に初期化応答を送信するため、登録部300は、ステップS320の後は、ステップS303に進む。なお、上記ステップS320で表示される再起動画面302を、初期化要求を送信し、当該初期化要求に対する初期化応答が精算部209から受信できない場合に第2の指示画面として表示してもよい。
上述した図15に示されるように、登録部300は、受信された応答に基づく応答情報(選択画面301、再起動画面302)を表示する。従来は、未処理入金がある場合、他の店員を呼ぶなどして未処理入金に対する処理を行ったのちに販売に関する処理を行っていたが、選択画面301により、店員は未処理入金があることを認識できる。そして店員は選択画面301の選択肢の中から選択すれば、販売に関する処理を継続することができるので、販売に関する処理を円滑に行うことができる。また、再起動が必要なほどのエラーであっても、再起動画面302により、再起動が必要であることを店員に認識させることができ、この場合、従来のように他の店員を呼ぶことなく正常に復帰する可能性もあることから、従来技術と比較して販売に関する処理を円滑に行うことができる。
また、ステップS315に示されるように、連動が停止されても(連動フラグがオフとなっても)、ステップS316に進むことから、登録部300は、精算部209との連動を停止した場合でも、買上商品を登録可能であるので、販売に関する処理を円滑に行うことができる。
次に、精算部209の処理について説明する。図16、図17は、精算部209の処理を示すフローチャートである。図16、図17に示されるフローチャートは、精算部209の起動時からの処理を示すフローチャートである。
図16において、精算部209は、起動後に登録部300から作動状態要求を受信し(ステップS400)、異常チェックを行う(ステップS401)。この異常チェックは、精算部209が有する各種デバイスのチェックである。次に、精算部209は、チェックした内容を作動状態応答として登録部300に送信する(ステップS402)。精算部209に異常が無ければ(ステップS403:YES)、ステップS404において登録部300から入金受付開始通知の受信を待つ。異常がある場合は(ステップS403:NO)、図17のステップS501においてエラー通知を送信する。
精算部209は、登録部300から入金受付開始通知を受信したか否かを判定する(ステップS404)。入金受付開始通知を受信した場合には(ステップS404:YES)、精算部209は、入金受付可能状態とする(ステップS405)。
入金受付開始通知を受信していない場合には(ステップS404:NO)、精算部209は、登録部300から入金受付停止通知を受信したか否かを判定する(ステップS406)。入金受付停止通知を受信した場合には(ステップS406:YES)、精算部209は、入金受付停止状態とし(ステップS407)、処理を終了する。
入金受付停止通知を受信していない場合には(ステップS406:NO)、精算部209は、登録部300から出金通知を受信したか否かを判定する(ステップS408)。出金通知を受信した場合には(ステップS408:YES)、精算部209は、通知された額を出金して(ステップS409)、未処理入金額を0にして(ステップS410)、終了する。
出金通知を受信していない場合には(ステップS408:NO)、精算部209は、図17のステップS501においてエラー通知を送信する。
精算部209は、ステップS405において入金受付可能状態とした後はお客からの入金を受け付ける(ステップS414)。精算部209は、上記ステップS202において登録部300から送信される入金情報要求に対応して入金情報を送信する(ステップS415)。精算部209は、上記ステップS206において登録部300から送信される入金停止通知を受信して(ステップS416)、入金受付を停止し(ステップS417)、精算部内の在高を更新する(ステップS418)。精算部209は、上記ステップS208において登録部300から送信される出金要求に対応して釣銭を排出して(ステップS419)、処理を終了する。
図16から引き続き、図17を用いて精算部209の処理をフローチャートを用いて説明する。精算部209は登録部300にエラー通知を送信する(ステップS500)。その後、精算部209は、初期化応答要求を受信したか否かを判定する(ステップS501)。初期化応答要求を受信した場合には(ステップS501:YES)、精算部209は、記憶されている未処理入金額を取得する(ステップS502)。精算部209は、取得した未処理入金額を示す初期化応答を登録部300に送信し(ステップS503)、図16のステップS400に戻る。
入金情報要求を受信していない場合には(ステップS501:NO)、精算部209は、入金を検出したか否かを判定する(ステップS504)。入金を検出した場合には(ステップS504:YES)、精算部209は、記憶されている未処理入金額に検出された入金額を加算し(ステップS505)、図16のステップS400に戻る。
入金を検出していない場合には(ステップS504:NO)、精算部209は、初期化通知を受信したか否かを判定する(ステップS506)。初期化通知を受信していない場合には(ステップS506:NO)、図16のステップS400に戻る。一方、初期化通知を受信した場合には(ステップS506:YES)、精算部209は、初期化処理を行い(ステップS507)、処理を終了する。
以上説明した実施形態では、精算部209に障害が発生した場合は、現金での決済を例にしていたが、他の決済方法を選択可能としてもよい。図18は、障害発生時に客側表示部205に表示される2種類の画面を示す図である。図18(A)は、客が決済方法を選択する前に障害が発生した場合に表示される画面(以下、「画面A」ともいう)を示す図である。図18(B)は、客が現金を精算部209に入金した後に障害が発生した場合に表示される画面(以下、「画面B」ともいう)を示す図である。
画面Aには、ポップアップ311が表示される。ポップアップ311には、「精算入出金装置で障害が発生しました 現金精算できません 以下の決済方法が可能です」と表示される。また、ポップアップ311には、客が選択可能な決済方法として、「クレジット」、「電子マネー」、及び「他端末で現金精算」を示すボタンが表示される。「クレジット」は、商品を登録したPOS端末20でクレジットカードによる精算を示す。「電子マネー」は、商品を登録したPOS端末20で電子マネーによる精算を示す。「他端末で現金精算」は、商品を登録したPOS端末20ではない他端末で現金による精算を示す。これら3つの決済方法から、客が所望の決済方法を押下してもよい。
画面Bには、ポップアップ312が表示される。ポップアップ312には、「精算入出金装置で障害が発生しました 現金精算できません 以下の決済方法が可能です」と表示される。また、ポップアップ312には、客が選択可能な決済方法として、「入金額を返金して他端末で精算」、「入金額を返金せず他端末で精算」、「残金をクレジットで精算」、及び「残金を電子マネーで精算」を示すボタンが表示される。
このようにすることで、商品の販売に関する処理を円滑に行うことができる。なお、本実施形態では、登録部300と精算部209とが見かけ上一体化されたPOS端末20を例に説明したが、登録部300と精算部209とが通信可能であればよく、例えば登録専用モードのPOS端末20(登録装置)と会計専用モードのPOS端末20(精算装置)や、2人制レジ等のように登録部300と精算部209とが見かけ上別筐体となっていても本実施形態を適用することができる。
また、精算部209は登録部300にエラーを通知すると客側表示部205に客が当該精算部209に入金ができない旨の報知をおこなってよい。報知の例としては、例えば、精算部209の客側表示部205の画面全体に所定の文字情報等を表示することである。「現在エラー中です。入金の受付を中止してください。」などを表示することでお客に入金をさせないようにすることができる。
さらに、別の報知例としては、エラー等が発生した場合、エラーを報知するブザー音を発生させることで入金させないように報知することもできる。
なお、以上に説明したPOS端末20(登録部300、精算部209)を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はその実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…POSシステム
20…POS端末
201…CPU
202…ROM
203…RAM
204…ハードディスク
205…客側表示部
206…客側スキャナ部
208…カード決済部
209…精算部
210…店員側表示部
211…キー操作部
212…店員側スキャナ部
213…印刷部
214…音声出力部
215…通信部
300…登録部
301…選択画面

Claims (8)

  1. 買物客毎の夫々の取引として買上商品を登録する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を取引毎に現金で精算可能な精算部とが通信を行うことで連動して一取引の販売データをデータ処理する販売データ処理装置であって、
    前記登録部は、
    連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信手段と、
    前記未処理入金情報をデータ処理する未処理入金処理手段と、
    を備え、
    前記未処理入金処理手段は
    前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記登録部に記憶されている情報に基づいて前記未処理入金情報データ処理を取引単位に実行可能であることを特徴とする販売データ処理装置。
  2. 前記未処理入金処理手段は、
    前記未処理入金情報に基づく未処理入金額について、少なくとも、現取引での入金額としてデータ処理、又は、前取引での入金額としてデータ処理を実行可能であることを特徴とする請求項1に記載の販売データ処理装置。
  3. 買物客毎の夫々の取引として買上商品を登録する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を取引毎に現金で精算可能な精算部とが通信を行うことで連動して一取引の販売データをデータ処理する販売データ処理装置であって、
    前記登録部は、
    連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信手段と、
    前記未処理入金情報をデータ処理する未処理入金処理手段と、
    店員への操作指示を表示する操作指示表示手段と、
    を備え、
    前記操作指示表示手段は
    前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記未処理入金情報データ処理を取引単位に実行するための操作指示店員側表示部に表示することを特徴とする販売データ処理装置。
  4. 前記操作指示表示手段は、
    前記操作指示として、前記未処理入金情報に基づく未処理入金額について、現取引での入金額として処理するか、前取引での入金額として処理するか、出金するか、を選択させる選択肢を表示すること特徴とする請求項3に記載の販売データ処理装置。
  5. 買物客毎の夫々の取引として買上商品を登録する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を取引毎に現金で精算可能な精算部とが通信を行うことで連動して一取引の販売データをデータ処理する販売データ処理装置による制御方法であって、
    前記登録部による
    連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信ステップと、
    記未処理入金情報をデータ処理する未処理入金処理ステップと、
    含み
    前記未処理入金処理ステップでは前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記登録部に記憶されている情報に基づいて前記未処理入金情報データ処理を取引単位に実行可能であることを特徴とする制御方法。
  6. 買物客毎の夫々の取引として買上商品を登録する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を取引毎に現金で精算可能な精算部とが通信を行うことで連動して一取引の販売データをデータ処理する販売データ処理装置による制御方法であって、
    前記登録部による
    連動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信ステップと、
    記未処理入金情報にデータ処理する未処理入金処理ステップと、
    員への操作指示を表示する操作指示表示ステップと、
    含み
    前記操作指示表示ステップでは前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記未処理入金情報データ処理を取引単位に実行するための操作指示店員側表示部に表示することを特徴とする制御方法。
  7. 買物客毎の夫々の取引として買上商品を登録する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を取引毎に現金で精算可能な精算部とが通信を行うことで連動して一取引の販売データをデータ処理する販売データ処理装置における前記登録部のコンピュータに、
    動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信ステップと、
    記未処理入金情報をデータ処理する未処理入金処理ステップと、
    を実行させるプログラムであり、
    前記未処理入金処理ステップでは前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記登録部に記憶されている情報に基づいて前記未処理入金情報データ処理を取引単位に実行可能であることを特徴とするプログラム。
  8. 買物客毎の夫々の取引として買上商品を登録する登録部と、前記登録部で登録された商品の代金を取引毎に現金で精算可能な精算部とが通信を行うことで連動して一取引の販売データをデータ処理する販売データ処理装置における前記登録部のコンピュータに、
    動を停止している間の前記精算部から入金に関する未処理入金情報を入手する未処理入金受信ステップと、
    記未処理入金情報をデータ処理する未処理入金処理ステップと、
    員への操作指示を表示する操作指示表示ステップと、
    を実行させるプログラムであり、
    前記操作指示表示ステップでは前記登録部と連動している前記精算部にエラーが発生し、前記精算部との連動を停止した後にエラーが回復して前記精算部との連動を開始した場合に、前記未処理入金情報データ処理を取引単位に実行するための操作指示店員側表示部に表示することを特徴とするプログラム。
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