JP7297275B1 - コンテンツ処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のコンテンツプロバイダが介在する複数のコンテンツを、ユーザが容易に取り扱えるようにするコンテンツ処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】複数のコンテンツ及びコンテンツの識別子と、ユーザの識別子と、プロバイダの識別子とを含む複数のコンテンツを含むデータベース並びに複数のコンテンツのプレイヤが準備されているコンテンツ管理システムにおいて、コンテンツ処理方法は、ユーザを認証することと、認証されたユーザ側のクライアント装置にコンテンツの集合を提示させることと、認証されたユーザが指定したコンテンツの識別子を、クライアント装置を介して受け取ることと、認証されたユーザの識別子に対応付けられて、コンテンツの識別子が登録されているか否かの検索を実行することと、受け取ったコンテンツの識別子が登録されている場合に、プレイヤに対して指定されたコンテンツの再生を行わせることと、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、コンテンツ処理方法及びプログラムに関する。
従来、映像、ビデオ、テキスト、三次元モデルデータ、音声データなどを含む複数のコンテンツを代表する情報を仮想空間に置き、この仮想空間を表示装置に表示させることで、ユーザが複数のコンテンツを管理することを容易化させる技術が存在する。
例えば、ビデオコンテンツの蓄積・検索などにおいて、特に明確な意図をもたずカタログやガイドブックなどを眺め見るような状態の閲覧ユーザに対して、地図上を散策するようなイメージでコンテンツ散策空間を散策しながら情報の概要ならびに詳細を閲覧させることを可能にする、言い換えれば、ユーザが、コンテンツマップとして表現されたコンテンツ散策空間を散策しながら閲覧対象コンテンツを選択しコンテンツを閲覧できて簡単な操作でビデオコンテンツの世界を楽しむことができるようにする、コンテンツ管理装置及び方法を提供する技術が存在する(特許文献1参照)。
また、木構造オブジェクトD1を仮想空間に表示する際に、木構造オブジェクトD1に含まれるオブジェクトを親オブジェクトとして該親オブジェクトを道として表示するとともに当該親オブジェクトに属するオブジェクトを子オブジェクトとして該子オブジェクトを前記親オブジェクトの道から左右いずれかの方向に分岐する道として表示することにより当該木構造オブジェクトを表示するので、木構造オブジェクトの構造を少ない表示面積でも直感的な把握できる技術が存在する(特許文献2参照)。
また、中位階層及び下位階層のコンテンツの配置座標の情報を管理することにより、上位階層コンテンツAの周辺に中位階層コンテンツAA等を表示させると共に、中位階層コンテンツAA等の周辺に下位階層AAA等を表示させて、全ての下位階層コンテンツAAA等を同時にモニタ2上に表示させる技術が存在する(特許文献3参照)。
また、階層構造表示情報生成部が階層構造情報を受信し、表示オブジェクト管理部が、フォルダ表示オブジェクト管理データベースから、階層構造情報に含まれるフォルダIDに対応する3次元のフォルダ表示オブジェクトを検索し、階層構造情報に含まれるコンテンツIDに対応する3次元のコンテンツ表示オブジェクトを検索する。階層構造表示情報生成部は、検索された3次元のフォルダ表示オブジェクトと3次元のコンテンツ表示オブジェクトとを基に、階層構造を3次元表示するための階層構造表示情報を生成するとともに、階層構造が当該階層構造表示情報により3次元表示された2次元の表示領域で位置が指定された場合の位置の位置情報を受信して、生成した階層構造表示情報を当該位置情報により変更する技術が存在する(特許文献4参照)。
また、非代替性トークン(NFT: Non-Fungible Token)を利用して、コンテンツを複製不可能な唯一無二のデジタル作品として取引し、ネット上に形成された仮想空間などにおいてこのコンテンツを利用できるようにする技術が存在する(例えば、非特許文献1参照)。
特開2003-162543号公報 特開2003-99464号公報 特開2003-173225号公報 特開2004-171456号公報
https://ethereum.org/en/nft/
NFTの技術を含め、コンテンツの流通、利用及び管理には、様々なプラットフォームが介在している。このため、ユーザ側からの視点に立つと、様々なプラットフォームを介して管理されている複数のコンテンツを直感的にかつ容易に管理し利用することについては、依然として困難性が存在している。加えて、プラットフォーム側から見ても、コンテンツを提供する上で、プラットフォーム独自のコンテンツ管理及びユーザへの提供に係る環境の構築をしなければならないという重複した負担が発生している。
開示の技術は、複数のコンテンツを提供する複数のコンテンツプロバイダ、前記複数のコンテンツを含むデータベースであって、前記複数のコンテンツの各々は実データを含み、かつ該コンテンツは該実データを管理する管理情報を含むか、又は該コンテンツに前記管理情報が紐づいており、前記管理情報は、コンテンツをユニークに識別する識別子と、コンテンツを占有するユーザの識別子と、コンテンツが提供されたコンテンツプロバイダの識別子とを含む、データベース、及び、前記ユーザ側のクライアント装置に対して前記複数のコンテンツの各々を再生させることを少なくとも可能とさせるプレイヤ、が準備されており、コンピュータに実行させるコンテンツ処理方法であって、前記ユーザ側のクライアント装置を介して、前記ユーザの識別子に基づく情報を受け取ることで、前記ユーザを認証することと、認証された前記ユーザ側のクライアント装置に、認証された前記ユーザの識別子に関連付けられたコンテンツの集合を提示させる環境を提供することと、認証された前記ユーザが指定したコンテンツの識別子を、前記クライアント装置を介して受け取ることと、前記データベースに、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されているか否かの検索を実行することと、前記検索の結果が、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されていることを示す場合に、前記プレイヤに対して、前記クライアント装置に、指定された前記コンテンツの再生を行わせることと、を有するコンテンツ処理方法を提供する。
開示の技術によって、複数のコンテンツプロバイダが介在する複数のコンテンツを、ユーザが容易に取り扱うことができる。
図1は、コンテンツ管理システムと、ユーザと、コンテンツプロバイダとの関係を示す図である。 図2は、コンテンツ200及びマスターコンテンツ250を示す図である。 図3は、コンテンツ管理システム150の動作を示すフローチャートである。 図4は、コンテンツプロバイダの配下にあるローカルDBとコンテンツ管理システムの配下にあるセントラルDBとの情報の同期に関する処理を示す図である。 図5は、コンテンツを占有する権利の移転の処理を説明する図である。 図6は、コンテンツの編集に関する処理を示す図である。 図7は、マスターコンテンツの処理を説明する図である。 図8は、仮想空間内に置かれた複数のオブジェクトを仮想カメラから撮像した映像を示す図である。 図9Aは、複数のコンテンツの階層関係を示す図である。図9Bは、この複数のコンテンツの各々を代表する複数のオブジェクトが仮想空間に置かれている様子を示す図である。 図10は、コンテンツを代表するオブジェクトの隣接関係でコンテンツの階層関係を定義する例を示す図である。 図11は、オブジェクトの外面形状を近似する立体が持つ平面を用いる例を示す図である。 図12は、オブジェクトの内面形状を近似する立体が持つ平面を用いる例を示す図である。 図13A及び図13Bは、あるオブジェクトを仮想空間において移動させた場合の処理を示す図である。 図14は、複数のオブジェクトの仮想空間における移動の処理を示す図である。 図15Aは、オブジェクトどうしが直接親子関係の階層関係を有する場合の例を示す図である。図15Bは、オブジェクトどうし階層関係が存在するときに、その親子関係の間にフォルダを設置する例を示す図である。 図16A及び図16Bは、コンテンツの階層関係の変化に応じて、オブジェクトを変形させる例を示す図である。 図17A及び図17Bは、コンテンツの階層関係の変化に応じて、オブジェクトを変形させる他の例を示す図である。 図18A及び図18Bは、オブジェクトの位置を変更することを反映するように、コンテンツの階層関係を変更する例を示す図である。 図19は、オブジェクトの位置を変更することを反映するように、コンテンツの階層関係を変更する例を示す図である。 図20は、ユーザが選択したオブジェクトに対して、視覚的効果を与える例を示す図である。 図21は、ユーザが選択したオブジェクトに対して、視覚的効果を与える処理を示す図である。 図22は、編集内容を適用したまま、コンテンツの階層関係を、所定の過去の時点における状態に戻す処理を示す図である。 図23は、オブジェクト間の面の隣接に関してあらかじめ定められた規則を適用する例を示す図である。 図24Aは、親と子のオブジェクトが上下に位置する場合のオブジェクトどうしの隣接のルールAを示す図である。図24Bは、親と子のオブジェクトが前後に位置する場合のオブジェクトどうしの隣接のルールBを示す図である。 図25は、上述の実施形態のハードウエア構成図である。
以下、図面を参照して開示の技術を説明する。
開示の技術は、NFTの技術を排除するものではない。したがって、コンテンツに関してNFTの技術を適用し、コンテンツのインデクスデータをブロックチェーン上に記録(トークンを作成)したコンテンツの利用を妨げるものではない。
なお、本明細書等においては、著作権、パブリシティ権などの知的財産権に関する法的な用語が用いられている。本明細書等でのこれらの用語は、知的財産権を規定する国によって、異なる用語が用いられたり、用語の意味が異なったりすることがあることを前提として、本明細書の用語について、必要に応じて最も適切な用語への置き換え及び用語の解釈がなされることを前提としている点に留意すべきである。
また、本明細書等では、有利な効果を提供する実施形態の技術的な側面が具体的に開示されているのであって、コンテンツに係る知的財産における権利の利用、収益、処分に関する契約等による制限などによって、場合によっては利用ができない技術が仮にあったとしても、そのことによって、本開示の技術が実施可能要件を満たさないとする根拠とはならない点にも留意すべきである。
本明細書等において使用する用語の意味は以下のとおりである。
コンテンツとは、画像、映像、テキスト、三次元モデルデータ、音声データ、その他のデータ、又はこれらの組合せのデータを含み、コンピュータが扱うことができるデータを意味する。コンテンツは、実データと管理データとを含む。
実データとは、コンテンツに含まれるデータであって、コンテンツを利用するなどの権利を有するユーザに知覚させることを目的とするデータを意味する。実データとは、実データそのもの及び実データそのものが格納されている場所へのリンクのデータのいずれかである。なお、実データそのものを格納するか、リンク先のデータを参照するか、リンク先をどのように選定するか等は、実データのロバスト性を検討して、開示の実施形態が実装されるべきである点に留意すべきである。なお、リンクの場所とは、例えば、メモリの領域、ネット上の場所(URL又はURI)である。
コンテンツの編集とは、コンテンツに含まれる実データに対して、可逆的な変更を加えることを意味する。たとえば、実データに対する変更情報を保存しておき、編集が適用されたコンテンツを、編集が適用される前の状態に戻せるように担保されていることを意味する。すなわち、実データは書き換えず、編集情報を保存しておくことが望ましい。なお、プレイヤによりコンテンツが再生される場合には、コンテンツに対して編集された状態をユーザに知覚させるようにして、あたかも実データに編集情報が加えられたような出力がユーザに提供される。なお、編集情報は、編集の時刻を含む編集履歴であってもよい。編集履歴が保存されていれば、所望の過去の時刻の編集されたコンテンツの状態を取得することができる。編集履歴は、編集がなされた時刻におけるコンテンツの占有者(すなわち編集を施した者)の情報を含むことができる。
コンテンツの管理データとは、コンテンツに含まれるか、コンテンツから参照されるデータであって、コンテンツ又は実データに対する権利(利用する権利等契約で定められた権利)を特定するデータ、プロバイダを特定するデータなど、コンテンツ又は実データを管理するデータを意味する。
マスターコンテンツとは、コンテンツの実データを含み、実データの複製を含むコンテンツを生成するときに用いられるデータである。コンテンツからコンテンツの複製を生成することはできない。マスターコンテンツからコンテンツを生成することによってのみ、コンテンツの複製を生成することができる。複製を生成できる限度数は、マスターコンテンツの管理データに保存される。コンテンツプロバイダ又はユーザは、マスターコンテンツの所有者になり得る。マスターコンテンツは、実データ及び管理データを含む。
マスターコンテンツの管理データとは、マスターコンテンツに含まれるか、マスターコンテンツから参照されるデータであって、コンテンツを複製できる数の情報を含むほか、上記コンテンツの管理データと同様の情報を含み、コンテンツの複製行為を管理するデータを意味する。
プロバイダとは、コンテンツをユーザに提供し、又はユーザ間でコンテンツの流通を介在するプラットフォームを意味する。また、プロバイダは、マスターコンテンツを提供する。
「コンテンツを占有する」とは、一般的にはコンテンツを使用する権利を有することを意味する。なお、ユーザが個々のコンテンツに関して有する権利は、コンテンツを利用する権利、コンテンツを転売する権利、コンテンツを翻案する権利など、様々な意味に解釈され、権利の内容は、コンテンツプロバイダの規約又はコンテンツに関する個別の契約等に基づき定められる。したがって、「コンテンツを占有する」とは、個々のコンテンツに関する契約内容によって異なる点に留意すべきである。
<実施形態1>
図1は、コンテンツ管理システムと、ユーザと、コンテンツプロバイダとの関係を示す図である。
コンテンツ管理システム150は、セントラルDB151及びエクスプローラ153を有する。
コンテンツ管理システム150は、エクスプローラ153を介して、ユーザ端末101、ユーザ端末102及びユーザ端末103に接続されている。なお、エクスプローラ153を実現するプログラムの全て又は一部は、ユーザ端末101、ユーザ端末102、ユーザ端末103、又はその他のコンピュータに存在していてもよい。
エクスプローラ153は、セントラルDB151に格納されているコンテンツの階層関係を仮想空間内に置き、仮想空間内に存在する仮想カメラで撮像した映像を、例えばユーザ端末101を利用するユーザに対して提供するように構成される。この階層関係には、コンテンツを階層関係の下位に含むフォルダが存在していてもよい。
すなわち、エクスプローラ153は、コンテンツ及びフォルダによる階層関係を、仮想空間内で、複数の三次元オブジェクトの三次元的な位置関係として、ユーザが映像を介して知覚できるように動作する。
コンテンツプロバイダ111は、ローカルDB118及びプレイヤ114を有する。また、コンテンツプロバイダ112は、ローカルDB119及びプレイヤ115を有する。なお、プレイヤ114を実現するプログラムの全て又は一部は、コンテンツプロバイダ111内に存在していてもよいし、ユーザ端末101、ユーザ端末102、ユーザ端末103、コンテンツ管理システム150、又はその他のコンピュータに存在していてもよい。
ローカルDB118は、コンテンツプロバイダ111がユーザに提供し、又はユーザ間で流通させるコンテンツが格納されている。また、ローカルDB118には、コンテンツプロバイダ111が提供するマスターコンテンツも格納される。
プレイヤ114は、ユーザ端末101、ユーザ端末102又はユーザ端末103に対し、ローカルDB118に存在するコンテンツの実データをユーザの知覚できる情報に変換させてユーザに提示させる指示を出す。
ローカルDB118に格納されているコンテンツは、セントラルDB151にも格納される。
コンテンツプロバイダ112のローカルDB119及びプレイヤ115も、それぞれ、ローカルDB118及びプレイヤ114と同様の機能を有するため、説明は省略する。プレイヤ115を実現するプログラムの存在位置についてもプレイヤ114を実現するプログラムと同様である。
以下に、コンテンツ管理システムの機能について説明する。
例えば、ユーザA(不図示)が、ユーザ端末101を介して、コンテンツ管理システム150にログインしている場合を想定する。
エクスプローラ153は、ユーザAが利用できる(占有する)コンテンツを、セントラルDB151を検索して、仮想的な三次元空間に表示するよう、ユーザ端末101に指示する。ユーザAが占有するコンテンツは、コンテンツプロバイダ111又はコンテンツプロバイダ112の何れかから提供されたコンテンツである。
なお、コンテンツプロバイダ111及びコンテンツプロバイダ112以外が提供したコンテンツを、ユーザA自身が、この仮想的な三次元空間に置く機能を、コンテンツ管理システムが提供することを妨げるものではない。
図2は、コンテンツ200及びマスターコンテンツ250を示す図である。
コンテンツ200は、管理情報210及び実データへのリンク220を含む。
実データ260へのリンク220は、実データが実際に格納されている記憶領域を指し示す情報である。リンク先は、実データの格納されているメモリのアドレス、インターネットアドレス等であってもよい。なお、コンテンツ200は、実データへのリンクではなく、実データそのものを含んでもよい。図2においては、マスターコンテンツ250に含まれている実データ260のリンクが示されている。実データそのものをコンテンツ200に含ませる代わりに、マスターコンテンツの実データ260のリンクをコンテンツ200に含ませることにより、コンテンツ200のデータ量を減らすことができる。
管理情報210は、コンテンツを提供したコンテンツプロバイダを特定するためのコンテンツプロバイダ識別子212、コンテンツを占有しているユーザを識別するためのユーザ識別子214、コンテンツ自体を識別するためのコンテンツ識別子216、コンテンツへの編集がなされた情報である編集情報218が含まれ得る。管理情報210には、コンテンツ200を管理するためのその他の情報が含まれてもよい。
管理情報210の全て又は一部の情報が他の格納場所へのリンクを持つようにしても良い。
なお、実データへのリンク220のリンク先に格納されている実データ260が、改ざんされたり、他の情報に置き換わったりすることがないように、実データの保存には、充分なセキュリティが確保されていることが望ましい。また、管理情報210及び/又は管理情報270には、実データのハッシュ値が含まれてもよい。実データのハッシュ値を管理情報210及び/又は管理情報270に保存することによって、実データの改ざん又は実データの置き換わりを検知することができる。実データの改ざん又は実データの置き換わりが検知された場合には、実データの回復が図れるような対策(例えば、実データを安全にバックアップしておくことなど)が講じられていることが望ましい。
マスターコンテンツ250は、実データ260及び管理情報270を含む。
実データ260は、マスターコンテンツからコンテンツが生成されるとき、又はコンテンツを再生するときに用いられる。
なお、実データ260は、実データそのものを持つか、又は、実データへのリンクを持っていてもよい。
管理情報270は、マスターコンテンツ250を提供したコンテンツプロバイダを特定するためのコンテンツプロバイダ識別子271、マスターコンテンツ250を占有する者を識別するオーナー識別子272、権限フラグ273、マスターコンテンツ250を特定するためのマスターコンテンツ識別子274、複製限度数276、複製生成済み回数277が含まれ得る。権限フラグ273は、マスターコンテンツ250を占有する者が、複製限度数276を変更できるか否かの情報である。複製限度数276は、所定数の一例である。
管理情報270の全て又は一部の情報が他の格納場所へのリンクを持つようにしても良い。
マスターコンテンツ250は、マスターコンテンツ250を占有する者の指示に基づき、複製限度数に定められた数の、同じ実データへのリンクを持つコンテンツを生成することができる。
なお、生成されたコンテンツの各々は、ユニークなコンテンツ識別子216を管理情報に持つことが望ましい。このようにすることによって、生成されたコンテンツの各々を識別することができ、コンテンツに係る使用権の移転などが実現できる。移転が行われた場合には、ユーザ識別子214がコンテンツの使用権の移転先のユーザの識別子に変更される。なお、上記の説明では、「使用権」の語を用いたが、使用権は一例である。コンテンツの実データに係る権利には、様々な権利が存在する。例えば、使用権においても、実データを私的に使用する権利、商業的に使用する権利など、様々な種別が存在する。
また、複製限度数についても、実データを複製する権利ではなく、使用権のサブライセンスを与えることできる数であってもよい。
コンテンツXがユーザAからユーザBに移転した場合、ユーザAがコンテンツXに対して持っていた占有権は、消失する。このため、占有権の具体的な中身がコンテンツの使用権である場合には、ユーザAは、コンテンツXを使用することができなくなる。すなわち、コンテンツAは、ユーザAの占有する複数のコンテンツが置かれた仮想空間から、消失することになる。
したがって、コンテンツXの占有権は、ユーザBに移る。本実施形態の仕組みは、コンテンツの唯一無二性を仮想空間上で実現できることになる。
以上のように、コンテンツ200に係る権利につては、複製権、サブライセンスを与える権利は、コンテンツ200の占有者には与えられない形態となっている。そして、マスターコンテンツ250に係る権利については、複製権、サブライセンスを与える権利をマスターコンテンツ250の占有者に与える形態となっている。具体的にどのような権利が、対象となるかについては、プロバイダが制定した約款に従うこととなる場合も想定される。或いは、実データに対する、個々の契約に従うこととなる。
どのような権利がコンテンツの占有者に与えられるのかを明確にするために、管理情報210又は管理情報270に、実データに対して与えられる権利の内容が含まれるようにしてもよい。
また、管理情報210及び管理情報270の一部は、例えばNFTのトークンに含まれ情報により代替されてもよい。
図3は、コンテンツ管理システム150の動作を示すフローチャートである。以下に、各ステップの動作を説明する。
動作は、例えば、ユーザがユーザ端末101を操作している場合を想定する。なお、ユーザがユーザ端末102又はユーザ端末103を操作している場合も、ユーザ端末102又はユーザ端末103を介して同様の動作が行われる点に留意すべきである。
[ステップS310]ユーザ端末101を介して、ユーザが認証される。ユーザの認証は、ユーザIDとパスワードによる認証、生体認証など、様々な認証機能が利用され得る。
[ステップS312]コンテンツ管理システム150は、認証されたユーザの識別子に関連付けられたコンテンツの集合をユーザ端末101に提示させる環境を提供する。
コンテンツの集合は、フォルダを含み得る階層関係を持つ。階層関係は、上述のように、三次元空間に存在する仮想カメラがオブジェクトを撮像した映像の形態で、ユーザ端末101を介してユーザに提示される。オブジェクトは、コンテンツの集合の要素の各々のコンテンツ及びフォルダに対応した三次元の仮想物体で表現されることが望ましい。
なお、認証されたユーザが、他のユーザに対して、他の端末(例えば、ユーザ端末102又はユーザ端末103)を介して上記映像を公開することができるようにしてもよい。
階層関係は、コンテンツの階層関係がわかるように、コンテンツのサムネイル画像、 簡素化された三次元モデルのレンダリング画像又は、コンテンツの名称等によって、コンテンツの実データの内容がおおよそユーザから推測でき、コンテンツの階層関係がわかる形態で、仮想空間の中に配置されてもよい。
[ステップS314]コンテンツ管理システム150は、ユーザが指定したコンテンツの識別子を受け取る。映像に含まれるオブジェクトを特定するユーザからの指示が、ユーザ端末101を介して受け取られることで、特定されたオブジェクトに対応するコンテンツの識別子が受け取られる。
[ステップS316]コンテンツ管理システム150は、データベースに、認証されたユーザの識別子に対応付けられて、受け取られたコンテンツの識別子が登録されているか否
かの検索を行う。
[ステップS318]上記の検索がヒットしたかがチェックされる。検索結果が肯定的(はい)の場合には、処理はステップS320に移る。
検索結果が否定的(いいえ)の場合には、処理は終了する。なお、この場合、ユーザが終了を望むまで、ステップS310ないしステップS314のいずれかのステップに処理を戻してもよい。
[ステップS320]コンテンツ管理システム150は、プレイヤに対して、クライアント装置に、指定されたコンテンツの再生を行わせることができる。
権限あるユーザがコンテンツに編集を加えた場合は、管理情報に編集情報が格納されるようにしてもよい。
実データそのものを編集する代わりに、管理情報210の編集情報218に、編集の情報が記録されるようにする。このようにすることによって、万が一、編集内容を取消したい場合に、その取消が行えるようにさせることができる。
なお、コンテンツの再生に際して、コンテンツに編集情報を適用するようにすることが望ましい。
また、コンテンツの再生に際して、編集情報を適用しないでコンテンツの再生を行わせないようにすることとしてもよい。
例えば、コンテンツが書籍である場合に、書籍の中にメモ書き、マーキング、ユーザのサイン等、書籍に対して編集が加えられた場合には、このような編集を適用した形で、コンテンツの再生(書籍の場合には、書籍を開いて、書籍のページに記載された内容をユーザに知覚させる処理)がなされる。
以下に、編集の効果の事例を記載する。
コンテンツYにメモ又は他のコンテンツの一部又は全部を張り付けて、編集を加えた場合、コンテンツYに対して編集を加えていないコンテンツは、ユーザに対して知覚できないようにされる。すなわち、必ずコンテンツYに対して編集を加えた状態のコンテンツがユーザに知覚される。本実施形態の仕組みは、コンテンツの唯一無二性を仮想空間上で実現できることになる。
なお、コンテンツYを閲覧する時点で該コンテンツYを占有するユーザについては、編集内容を修正できるようにしてもよい。例えば、現実の世界においても、自身の書籍に記入したメモ書きを修正したい場合がある。現時点のユーザに対して、編集の内容の修正を加えさせることは、現実世界においても、行えることが自然であるから、このような例外を採用する実施形態も許容される。
ユーザに知覚される三次元映像の中の各々のオブジェクトは、コンテンツプロバイダ111から提供されたコンテンツに対応するオブジェクトと、コンテンツプロバイダ112から提供されたコンテンツに対応するオブジェクトとが、混在した階層関係を反映するように、オブジェクトが配置された映像となる。したがって、ユーザは、複数のコンテンツプロバイダから提供されたコンテンツを、容易にかつ統合的に管理できると共に、所望するコンテンツの内容を指定すれば容易にその内容を閲覧(プレイヤを介して知覚)することができる。
また、自己の占有するコンテンツを、他のユーザに限定された形で公開することができる。限定の程度は、各コンテンツに応じて、ユーザが占有するコンテンツの各々に係る権利及びユーザの意思に基づいた形態をとることができる。
このようなコンテンツの管理を提供することによって、ユーザは、コンテンツを仮想空間の中において自由に整理して配置することができるため、コンテンツを管理することが容易にできる。また、必要に応じて、ユーザは、自己の占有するコンテンツの概要を、他のユーザに公開することができる。
図4は、コンテンツプロバイダの配下にあるローカルDBとコンテンツ管理システムの配下にあるセントラルDBとの情報の同期に関する処理を示す図である。以下にその内容を説明する。
[ステップS402]データベースに格納された情報を、複数のコンテンツプロバイダの各々において、コンテンツプロバイダの各々が管理する複数のコンテンツに係る情報と、同期させる。
このように、コンテンツプロバイダ111(又はコンテンツプロバイダ112)に管理されているコンテンツに係るデータと同期したデータを、セントラルDB151が持つことにより、コンテンツ管理システム150は、複数のコンテンツプロバイダに関係する様々なコンテンツを統合的に管理できる機能をユーザに提供することができる。
なお、上記の処理は、同期が適切になされるよう、割り込み処理などによって、適切なタイミングで繰り返し実行されることが望ましい。或いは、データが更新されるタイミングにおいて、同期の処理が併せて実行されてもよい。
図5は、コンテンツを占有する権利の移転の処理を説明する図である。ここで、「専有する権利」とは、コンテンツに含まれる(又はコンテンツからリンクされる)実データを使用する権利をもっぱら意味するが、この意味に限定されるものではない。また、利用する権利においても、利用形態として商用利用を禁じるなど、利用する権利の内容が、個々の契約に応じて異なることがある点に留意すべきである。また、他のユーザに実データの閲覧を許容するなどの場合には、著作物の公衆送信に係る権利と関連することとなる。このように、コンテンツに含まれる実データに対する、コンテンツの占有者の持つ権利は、異なることに留意すべきである。この点については、既に説明したとおりである。
図6は、コンテンツの編集に関する処理を示す図である。
[ステップS602]コンテンツの編集に関する指示を、プレイヤを介して受け取る。
コンテンツを占有する者が、コンテンツを編集できる機能を提供することが望ましい。なお、コンテンツの再生をもっぱら実行するプレイヤとは異なる、編集機能を備えたプログラムが実装されてもよい。指示は、コンテンツに対するカット、カット・アンド・ペースト、及び新たな情報を付加する編集の指示のいずれか又はこれらの組合せを含み、コンテンツに対するコピー、及びコピー・アンド・ペーストの編集の指示を含まないことが望ましい。
[ステップS604]指示の情報をデータベースに格納する。
編集された情報は、コンテンツプロバイダのローカルDB118(又はローカルDB 119)とセントラルDB151との同期処理によって、コンテンツ管理システム150が取得してもよい。
コンテンツの編集は、コンテンツの部分的なカットをすること、或いは、カットされた部分を他のコンテンツに又は同じコンテンツの別の部分にペーストすることが許容されることが望ましい。加えて、コンテンツに新たな情報を付加する編集をユーザが施すことが許容されることが望ましい。
例えば、実世界においては、新聞紙に掲載された記事を切り抜き、スクラップブックに張り付けることが行える。或いは、切り取った記事だけを手元に残しておくことができる。この場合、カットされた記事の部分は、新聞紙から分離される。このような実世界の作業を、ユーザがコンテンツにも行えるようにすることができる。
すなわち、コンテンツAの一部をカットしコンテンツBにペーストした場合を例にして以下に説明する。
この場合、コンテンツAから、カットされた一部が、消失する。
そして、コンテンツBのペーストを元に戻さない限り(すなわち、コンテンツBから上記一部をカットしない限り)、コンテンツAのカットを元に戻す(すなわち、コンテンツAの一部をコンテンツAの元の場所に戻す)ことはできない。
上記の例は、同一コンテンツ内でのカット・アンド・ペーストについても同様である。
あるいは、実世界においては、書籍の特定の文字にハイライトを施したり、特定のページにメモ書きを残したりすることが行われる。このような実世界の作業と近似した作業を、行わせるため、コンテンツに新たな情報を付加する編集をユーザが施すことが許容されるようにすることができる。
また、実データに対するコピー、及びコピー・アンド・ペーストの編集の指示を含まないようにすることが望ましい。
コンテンツを複製する機能は、マスターコンテンツに備えるようにすることが望ましい。このようにすることで、コンテンツが、コンテンツの実データの創作者又は実データの複製を制限する権限のある者の意に反して複製されることを防止することができる。
図7は、マスターコンテンツの処理を説明する図である。以下に、その処理フローについて説明する。
[ステップS702]複製生成済み回数が所定数に達しているかがチェックされる。
マスターコンテンツは、その管理情報に、実データへのリンクを含むコンテンツを生成できる複製限度数(所定数)が格納されている。この複製限度数は、実データを創作した者など、実データの複製に関して正当な権限を有する者が、設定できるようにさせることが望ましい。複製限度数が無限大(すなわち、コンテンツの複製の回数が制限されていないマスターコンテンツが存在していてもよい。)
複製生成済み回数が所定数に達したか否かは、複製生成済み回数を保存しておき、所定数(複製限度数)と比較することにより、判断できる。あるいは、複製限度数の初期値として所定数を設定し、コンテンツの複製が生成されるたびに、複製限度数をデクリメントし、複製限度数がゼロとなった場合は、複製生成済み回数が所定数に達したと判断するなどの処理により、判断してもよい。
[ステップS704]実データの複製を含む新たなコンテンツが1つ生成されるときに、該新たなコンテンツにユニークな識別子を付与する。新たに生成されたコンテンツを識別できるようにするために、ユニークな識別子が、新たなコンテンツの管理情報210に格納されるようにする。また、その他の情報も、管理情報210に格納される。複製生成済み回数をインクリメントする。
[ステップS706]新たなコンテンツがデータベースに格納される。なお、マスターコンテンツ250は、コンテンツプロバイダ111(又はコンテンツプロバイダ112)、或いは、コンテンツ管理システムのいずれかで、利用されるようにしてもよい。あるいは、コンテンツプロバイダ111(又はコンテンツプロバイダ112)でマスターコンテンツ250を処理し、新たなコンテンツを生成できるようにして、コンテンツ管理システム150は、DBの同期において、生成された新たなコンテンツに関する情報を受け取り、セントラルDB151に格納するようにしてもよい。
なお、マスターコンテンツ自体も、その占有権を移転できることを許容することが望ましい。
<実施形態2>
図8は、仮想空間内に置かれた複数のオブジェクトを仮想カメラから撮像した映像を示す図である。なお、仮想カメラは図示されていない。
仮想空間800には、仮想的な部屋805の内面810に、複数のオブジェクトが置かれている。仮想的な部屋805自体もオブジェクトである。部屋805は、フォルダ又はコンテンツのいずれかを代表するオブジェクトであり得る。
仮想的な部屋805の内面810には、壁掛けボード820が設置されており、壁掛けボード820には、棚824が設置されている。棚824には、本826が置かれている。本826には、テキスト及びイラスト画像を含む実データが存在する。
また、チェスト840には、様々なオブジェクトが置かれている。
仮想カメラから撮像された映像は、複数のオブジェクトの位置関係を、映像を介してユーザが認識することができる。この映像は、エクスプローラの機能によって実現される。エクスプローラは、必ずしも、実データそのものをユーザに閲覧できるように構成されていなくてよい。エクスプローラの主たる機能は、複数のコンテンツプロバイダが提供したコンテンツを、統合的に、ユーザの指示に応じて仮想空間上に整理して設置して、その映像をユーザに知覚させることにある。このようにすることで、ユーザは、複数のコンテンツプロバイダから提供されたコンテンツを、仮想空間に設置することで、容易に整理して管理することができる。また、必要に応じて、ユーザ以外の者に、この整理された三次元空間の映像を見せることで、容易に、他のユーザにも、種々のコンテンツを整理し分かりやすく展示することができる。
図9Aは、複数のコンテンツの階層関係を示す図である。
図9Bは、この複数のコンテンツの各々を代表する複数のオブジェクトが仮想空間に置かれている様子を示す図である。
図9Aにおいて、階層関係910によって、親のコンテンツ912の子が、コンテンツ914であり、更に孫がコンテンツ916である。また、親のコンテンツ912の子が、コンテンツ918であることが示されている。
図9Bにおいて、仮想空間950に置かれたオブジェクト952、オブジェクト954、オブジェクト956、及びオブジェクト958は、それぞれ、図9Aにおけるコンテンツ912、コンテンツ914、コンテンツ916、及びコンテンツ918を代表している。
オブジェクト952の一つの側面が、オブジェクト954の一つの側面と隣接している。この隣接関係は、親と子の階層関係があることを意味している。階層関係において、いずれが親で、いずれが子であるかは、予め、隣接する面がどの面であるかに応じて決めておくことができる。したがって、例えばオブジェクト952における子に隣接する面にオブジェクト954の親に隣接する面とオブジェクト958の親に隣接する面とが、同様に隣接していることから、オブジェクト952は、オブジェクト954の親でもあり、オブジェクト958の親でもあるという親子関係の階層関係を満足していることになる。
また、オブジェクト954の子に隣接する面に、オブジェクト956の親に隣接する面が、隣接していることがわかる。このことにより、オブジェクト956は、オブジェクト954の子であり、かつオブジェクト952の孫であることがわかる。
以上のようにして、コンテンツの階層関係を形成することで、コンテンツを代表するオブジェクトの位置関係が規定される。このように、階層関係という概念的な関係を、オブジェクトの位置関係を用いてユーザに提示することで、ユーザは、複数のコンテンツを容易に整理し、かつ、コンテンツの関係を直感的に把握することが可能となる。
なお、オブジェクトの面のどの位置と他のオブジェクトとが隣接するのかを再現することは、例えば、子オブジェクトの管理情報に、親のオブジェクトとの隣接する面の場所の位置関係を記憶させておくことで実現できる。
図10は、コンテンツを代表するオブジェクトの隣接関係でコンテンツの階層関係を定義する例を示す図である。
[ステップS1002]第1のオブジェクトと第2のオブジェクトと第3のオブジェクトとが、それぞれ、親と子と孫との階層関係を有するとき、第1のオブジェクトの第1の面の一部と第2のオブジェクトの第2の面の一部とが隣接し、第2のオブジェクトの第3の面の一部と第3のオブジェクトの面の一部とが隣接するように、第1のオブジェクトと第2のオブジェクトと第3のオブジェクトとを、仮想空間に配置する。
このステップは、親のコンテンツ912の子が、コンテンツ914であり、更に孫がコンテンツ916であることを示すように、コンテンツに対応するオブジェクトを仮想空間に設置する処理を具現化したものである。
[ステップS1004]第1のオブジェクトと第4のオブジェクトとが、親と子との階層関係を有するとき、第1のオブジェクトの第1の面の一部と第4のオブジェクトの面の一部とが隣接するように、第1のオブジェクトと第4のオブジェクトとを、仮想空間に配置する。
このステップは、親のコンテンツ912の子が、コンテンツ918であることを示すように、コンテンツに対応するオブジェクトを仮想空間に設置する処理を具現化したものである。
[ステップS1006]仮想カメラで仮想空間を撮像した映像を、表示装置に表示するよう指示する。
この処理によって、仮想空間に設置された複数のオブジェクトの位置関係が、映像としてユーザに提示される。これによって、ユーザは、各オブジェクトに対応するコンテンツの整理された情報を、階層関係として把握することが視覚を通して容易に行える。
図11は、オブジェクトの外面形状を近似する立体が持つ平面を用いる例を示す図である。
図11において、書籍のコンテンツを代表するオブジェクト1102が示されている。このオブジェクト1102は、表紙が熱い紙で作られており、内部の紙よりも大きな表紙を持つ本である。このようなオブジェクト1102は、その外面形状を近似する直方体1104を定義して、この直方体1104の各面に隣接するように、他のオブジェクトを置くことで、オブジェクトの仮想空間における配置の処理を簡略化することができる。なお、オブジェクト1102の形状をそのまま用いて、オブジェクト1102の仮想空間における配置の処理を行ってもよいことは言うまでもない。
図12は、オブジェクトの内面形状を近似する立体が持つ平面を用いる例を示す図である。
家1202の中にオブジェクトを配置する場合を想定する。家1202の中は、複雑な面を有している。したがって、家1202の内面形状を近似する直方体1204を定義して、この直方体1204の各面に隣接するように、他のオブジェクトを置くことで、オブジェクトの仮想空間における配置の処理を簡略化することができる。
図13A及び図13Bは、あるオブジェクトを仮想空間において移動させた場合の処理を示す図である。
図13Aは、ユーザの指示に基づき、オブジェクト1302に隣接しているオブジェクト1304Aを横(矢印方向)に移動させようとしている。
図13Bは、オブジェクト1304Aが横(矢印方向)に移動を終了した様子(オブジェクト1304B)を示している。このように、図13Aのオブジェクト1304Aの子のオブジェクト1306Aも、図13Bに示されるように、矢印方向に移動して、オブジェクト1306Bとして移動している。このように、親のオブジェクトを移動させた場合は、その親のオブジェクトの子孫のオブジェクトは、親のオブジェクトとの移動と共に移動するように制御させることが望ましい。このようにすることで、実世界のオブジェクトと同様な扱いができるようになり、ユーザは、複数のオブジェクトをひとまとめにして移動させることができる。この移動に伴って、コンテンツの階層関係も変更されることとなる。
なお、オブジェクト1304Aだけを移動させたい場合は、その子のオブジェクトである1306Aを、オブジェクト1302の面に隣接するように移動させてから、オブジェクト1304Aを移動させればよい。実世界の作業とほぼ同様の作業環境を仮想空間に構築することにより、ユーザにとって、直感的にわかりやすく、容易にオブジェクトを移動させることができ、コンテンツを整理することを容易化させることができる。
図14は、複数のオブジェクトの仮想空間における移動の処理を示す図である。
[ステップS1402]複数のオブジェクトのうち、所定のオブジェクトと該所定のオブジェクトの下位に属するオブジェクトとが存在する場合、該所定のオブジェクトを仮想空間の中で移動させるオペレータからの指示がなされたとき、所定のオブジェクトと下位に属するオブジェクトとは、相互の隣接を維持しながら、仮想空間を移動するように仮想空間における複数のオブジェクトの各々の位置を決定する。
上記のステップの内容は、図13と共に説明した。
図15Aは、オブジェクトどうしが直接親子関係の階層関係を有する場合の例を示す図である。
図15Bは、オブジェクトどうしの階層関係が存在するときに、その親子関係の間にフォルダを設置する例を示す図である。
本実施形態では、フォルダ及びコンテンツは、いずれも、オブジェクトで代表される。フォルダは、子孫のコンテンツ又はフォルダを任意の個数だけ持つことができる。本実形態では、コンテンツ自体もそのコンテンツの子孫のコンテンツ又はフォルダを任意の個数だけ持つことができる。
フォルダを代表するオブジェクトはもっぱら、複数のオブジェクトをひとまとまりにして扱えるような、トレーのオブジェクト、棚のオブジェクト、かごのオブジェクト等で代表される。
フォルダのオブジェクトは、コンテンツをまとめて扱う際に、便利に扱えるオブジェクトを仮想空間上に表示させる機能をもっぱら有するものであるが、実施形態においては、コンテンツのオブジェクトと同様に扱うことができる。
コンテンツは、コンテンツプロバイダにより提供されるものであり、フォルダは、もっぱらコンテンツ管理システムにより提供されるようにしてもよい。この場合、セントラルDB151とローカルDB118(又はローカルDB119)との同期に際して、コンテンツ管理システムにより提供されたフォルダについては、同期の対象とされなくてよい。
なお、きれいな装飾を施したトレーは、三次元モデルの実データを持ち、コンテンツと同じとみなすこともできる。
以上のように、フォルダをコンテンツと同等に扱えるようにすることで、本実施形態は、その構成の簡素化を実現している。
図16A及び図16Bは、コンテンツの階層関係の変化に応じて、オブジェクトを変形させる例を示す図である。
図16Aにおいて、オブジェクト1610Aの上面1612Aに、オブジェクト1630及びオブジェクト1640が隣接して、階層関係が表現されている。この状態において、更に、ユーザは、オブジェクト1650を、オブジェクト1610Aの上面1612Aに、乗せようと欲する場合を想定している。この場合、上面1612Aにオブジェクト1650を載せる空きの領域が存在しない。
そのため、オブジェクト1610Aが矢印方向に拡大して、オブジェクト1610Bとなり、上面1612Bに示されるように、上面が広くなる処理が施される。
この処理によって、オブジェクト1650は、オブジェクト1610Bの上面1612Bの上に乗ることが可能となる。
以上のようにして、オブジェクト1610Aをオブジェクト1610Bに変形させることにより、ユーザにとって、階層関係を変更しても、違和感がないように、仮想空間上にオブジェクトを配置することができる。
図16Bの処理フローを以下に説明する。
[ステップS1662]第1のオブジェクトの第1の面の一部に、第2のオブジェクトの面の一部と第4のオブジェクトの面の一部とが隣接しようとするときに、第1の面の面積の大きさが足りない場合、隣接が可能となるように、第1のオブジェクトを変形させる。
このステップの処理内容は、図16Aにおいて説明したとおりである。
図17A及び図17Bは、コンテンツの階層関係の変化に応じて、オブジェクトを変形させる他の例を示す図である。
図17Aにおいて、オブジェクト1710の上面1712に、オブジェクト1730A及びオブジェクト1740Aが隣接して、階層関係が表現されている。この状態において、更に、ユーザは、オブジェクト1750Aを、オブジェクト1710の上面1712に、乗せようと欲する場合を想定している。この場合、上面1712にオブジェクト1750Aを載せる空きの領域が存在しない。
そのため、オブジェクト1730A、オブジェクト1740A及びオブジェクト1750Aが縮小されて、オブジェクト1730B、オブジェクト1740B及びオブジェクト1750Bとなる。
この処理によって、オブジェクト1730B、オブジェクト1740B及びオブジェクト1750Bは、オブジェクト1710の上面1712の上に乗ることが可能となる。
以上のようにして、オブジェクト1730A、オブジェクト1740A及びオブジェクト1750Aを、それぞれオブジェクト1730B、オブジェクト1740B及びオブジェクト1750Bに変形させることにより、階層関係を変更しても、ユーザにとって、違和感がないように、仮想空間上にオブジェクトを配置することができる。
図17Bの処理フローを以下に説明する。
[ステップS1762]
第1のオブジェクトの第1の面の一部に、第2のオブジェクトの面の一部と第4のオブジェクトの面の一部とが隣接しようとするときに、第1の面の面積の大きさが足りない場合、隣接が可能となるように、第2のオブジェクト及び/又は第4のオブジェクトを変形させる。
このステップの処理内容は、図17Aにおいて説明したとおりである。
図18A及び図18Bは、オブジェクトの位置を変更することを反映するように、コンテンツの階層関係を変更する例を示す図である。
図18Aに示すように、オブジェクト1804の子として、オブジェクト1806Aが存在する。オブジェクト1808には、子のオブジェクトが存在していない。このオブジェクトの位置関係は、コンテンツ1814の子にコンテンツ1816Aが存在しており、コンテンツ1818には、子のコンテンツが存在していないことを表している。
図18Bに示すように、オブジェクト1806Aをオブジェクト1808の上の面に乗せて、オブジェクト1806Bとするようにした場合を想定する。
この場合には、コンテンツ1818の子として、コンテンツ1816Bが存在するようになる。コンテンツ1814には、子のコンテンツが存在しなくなる。
以上のように、ユーザは、直感的に、仮想空間上でオブジェクトを移動させることで、仮想空間上でのオブジェクトの位置関係を、コンテンツの階層関係にも反映させることができる。
図19は、オブジェクトの位置を変更することを反映するように、コンテンツの階層関係を変更する例を示す図である。
[ステップS1902]複数のオブジェクトの仮想空間における位置の移動に関するユーザの指示に基づいて、複数のオブジェクトの各々の相互の隣接する関係の変更がなされた場合、変更に応答して、階層関係を変更する。
この処理は、図18A及び図18Bにおいて説明した通りである。
図20は、ユーザが選択したオブジェクトに対して、視覚的効果を与える例を示す図である。
ユーザが、本のオブジェクト2001Aを指し示すか、選択したと仮定する。この場合、オブジェクト2001Aが選択されたことを示すために、例えば、星のマーク2002がオブジェクト2001Aの近くに表示されてもよい。
そして、ユーザがオブジェクト2001Aのコンテンツを占有しているものであり、その実データを参照する権利があると判断された場合には、プレイヤの機能が動作し、例えば、ブックビューのウィンドウ2050が表示されるようにしてもよい。ブックビューのウィンドウ2050には、オブジェクト2001Aに対応するコンテンツの実データに基づく、書籍のコンテンツ2001Bが表示されるようにしてもよい。また、ユーザがコンテンツ2001Bの編集権限を有する場合には、ウィンドウ2050に表示されているペン2051又は、紙をカットする文房具2053を利用することで、本の編集が許容される。

図21は、ユーザが選択したオブジェクトに対して、視覚的効果を与える処理を示す図である。
[ステップS2102]複数のコンテンツのうち、ユーザによって選択されたコンテンツが映された映像における、選択されたコンテンツに対応する部分に視覚的効果を適用する。
この処理については、図20において説明した。
図22は、編集内容を適用したまま、コンテンツの階層関係を、所定の過去の時点における状態に戻す処理を示す図である。
[ステップS2202]所定の時点における階層関係である所定の階層関係を記憶装置に保存する。
[ステップS2202]所定の時点以降において、オペレータからオブジェクトAに対する編集の指示と階層関係を変更するする指示とがなされた場合、所定のイベントの発生に応答して、オブジェクトAに対する編集を適用したまま、階層関係を前記保存された階層関係に復帰させる。
このような処理を行わせることによって、ユーザは、仮想空間におけるオブジェクトの位置関係を過去の状態に戻すことができる。この場合、編集情報は過去の状態に戻さずに、そのまま適用された状態として保持されることが望ましい。
たとえば、ユーザが、仮想空間上で所定の作業を行うために、その作業のために必要なオブジェクトを、机のオブジェクトに集めて、作業を行う場合を想定する。
作業には、コンテンツの編集も含まれていると仮定する。
作業が終了した場合には、ユーザは、作業内容の結果である編集情報は保存されることを望むと仮定する。そして、作業のために机の上に集めたオブジェクトは、元の場所に戻すことを望むと仮定する。
図22の処理は、その希望をかなえる処理である。このような処理を実現することで、ユーザの作業効率を飛躍的に向上させることができる。
図23は、オブジェクト間の面の隣接に関してあらかじめ定められた規則を適用する例を示す図である。
オブジェクトであるチェスト2320の上に、オブジェクトであるノートパッド2310のいずれかの面を隣接させる場合を想定する。
チェスト2320の子のオブジェクトは、必ず、面2322に隣接するとあらかじめ設定しておくことができる。
また、ノートパッド2310の面のうち、広い面である面2312又は面2314のいずれかが、親のオブジェクト又はこのオブジェクトの面に隣接することとするようにあらかじめ定めておくことができる。
この場合、ユーザがチェスト2320にノートパッド2310を置く場合には、面2322と面2314とが隣接するか、又は、面2322と面2312とが隣接するようにすることができる。
このようにすることによって、オブジェクトの隣接が不自然とならないようにすることができるため、ユーザにとっても、利便性を向上させることができる。
図24A及び図24Bは、オブジェクトどうしの隣接に関する複数のルールの例を示す図である。
図24Aは、親と子のオブジェクトが上下に位置する場合のオブジェクトどうしの隣接のルールAを示す図である。
親オブジェクト2450の上面2451には、子オブジェクト2460の底面2461が隣接する。このように、上下にオブジェクトが隣接するようにする規則をルールAと呼ぶ。
図24Bは、親と子のオブジェクトが前後に位置する場合のオブジェクトどうしの隣接のルールBを示す図である。
親オブジェクト2470の正面2471には、子オブジェクト2480の背面2481が隣接する。このように、前後にオブジェクトが隣接するようにする規則をルールBと呼ぶ。
このような隣接ルールは、セントラルDB151に格納されてもよいし、あるいはコンテンツの管理情報に記憶されていてもよい。オブジェクトに設定される隣接ルールは、たとえばエクスプローラなどのツールを用いて、ユーザによって適宜変更可能にしてもよい。
そして、オブジェクトどうしが隣接する場合には、例えば、親のコンテンツを代表するオブジェクトの隣接ルールを優先して適用するようにしてもよい。この場合、子のオブジェクトに定められている隣接ルールを親のオブジェクトに定められている隣接ルールに変更して、隣接させるようにしてもよい。
また、例えば、親のオブジェクトが回転して、親のオブジェクトの上面が正面に向いた場合には、ルールAをルールBに変更して、親に隣接する子孫などのオブジェクト対する隣接関係を変更してもよい。
フォルダを代表するオブジェクトに対してのみ、隣接ルールを設定できるようにしてもよい。その場合、コンテンツを代表するオブジェクトに適用される隣接ルールは、そのコンテンツが属するフォルダに設定されている隣接ルールによって自動的に決まるのが望ましい。例えば、コンテンツを代表するオブジェクトには、そのコンテンツが属するフォルダに設定されている隣接ルールと同じ隣接ルールが適用されるようにしてもよい。
フォルダを代表するオブジェクトに設定されている隣接ルールによって、そのオブジェクトの形状を変えるようにしてもよい。例えば、ルールAが設定されているフォルダを代表するオブジェクトは棚板形状とし、ルールBが設定されているフォルダを代表するオブジェクトは壁形状としてもよい。
更に、フォルダXを代表するオブジェクトに設定されている隣接ルールと、フォルダXの親フォルダYを代表するオブジェクトに設定されている隣接ルールと、の組み合わせによって、フォルダXを代表するオブジェクトの形状を変えるようにしてもよい。
このようにすることによって、現実の世界に存在するオブジェクトの隣接関係と比較して、違和感のない隣接関係をもつ複数のオブジェクトを仮想三次元空間に置くことができる。
図25は、上述の実施形態のハードウエア構成図である。
実施形態のハードウエア構成は、CPU2401、本実施形態のプログラム及びデータが格納され得るROM2402、RAM2403、ネットワークインターフェース2405、入力インタフェース2406、表示インタフェース2407、外部メモリインタフェース2408を有する。これらのハードウエアは、バス2404によって相互に接続されている。
ネットワークインターフェース2405は、ネットワーク2415に接続されている。ネットワーク2415には、有線LAN、無線LAN、インターネット、電話網などがある。入力インタフェース2406には、入力部2416が接続されている。表示インタフェース2407には、表示部2417が接続される。表示部2417は、複数の表示装置により実現されてもよい。外部メモリインタフェース2408には、記憶媒体2418が接続される。記憶媒体2418は、RAM、ROM、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、メモリーカード、USBメモリ等であってもよい。
例示したフローチャートの各フローは、矛盾のない限り順番を入れ替えることができる。また、矛盾のない限り、例示された1つのフローを、異なるタイミングで、複数回実行することができる。また、矛盾のない限り、複数のフローを同時に実行したりすることができる。また、全てのステップが必須のものではなく、矛盾の無い限り、一部のステップが存在しないか、実行されなくてもよい。また、各ステップは、オペレーティングシステム又はハードウエアで実行されてもよい。また、プログラムは、非一時的な媒体に記憶された状態で配布することができる。
上述の実施形態を実現するプログラム及び方法は、図7に示されるハードウエア構成を備えるコンピュータにより実行され得る。すなわち、実施形態のプログラムは、コンピュータに実行させる方法として、インプリメントされてもよい。
プログラムは記憶媒体2418、ROM2402、又はRAM2403に記憶されてもよい。
各実施形態は、プログラムをインストールしたハードウエアの装置としてインプリメントされ得る。
101 ユーザ端末
102 ユーザ端末
103 ユーザ端末
111 コンテンツプロバイダ
112 コンテンツプロバイダ
114 プレイヤ
115 プレイヤ
118 ローカルDB
119 ローカルDB
150 コンテンツ管理システム
151 セントラルDB
153 エクスプローラ

Claims (9)

  1. 複数のコンテンツを提供する複数のコンテンツプロバイダ、
    前記複数のコンテンツを含むデータベースであって、前記複数のコンテンツの各々は実データを含み、かつ該コンテンツは該実データを管理する管理情報を含むか、又は該コンテンツに前記管理情報が紐づいており、前記管理情報は、コンテンツをユニークに識別する識別子と、コンテンツを占有するユーザの識別子と、コンテンツが提供されたコンテンツプロバイダの識別子とを含む、データベース、及び、
    前記ユーザ側のクライアント装置に対して前記複数のコンテンツの各々を再生させることを少なくとも可能とさせるプレイヤ、
    が準備されており、
    コンピュータに実行させるコンテンツ処理方法であって、
    前記ユーザ側のクライアント装置を介して、前記ユーザの識別子に基づく情報を受け取ることで、前記ユーザを認証することと、
    認証された前記ユーザ側のクライアント装置に、認証された前記ユーザの識別子に関連付けられたコンテンツの集合を提示させる環境を提供することと、
    認証された前記ユーザが指定したコンテンツの識別子を、前記クライアント装置を介して受け取ることと、
    前記データベースに、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されているか否かの検索を実行することと、
    前記検索の結果が、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されていることを示す場合に、前記プレイヤに対して、前記クライアント装置に、指定された前記コンテンツの再生を行わせることと、
    前記データベースに格納された情報を、前記複数のコンテンツプロバイダの各々において、前記コンテンツプロバイダの各々が管理する複数のコンテンツに係る情報と、同期させることと、
    を有するコンテンツ処理方法。
  2. 複数のコンテンツを提供する複数のコンテンツプロバイダ、
    前記複数のコンテンツを含むデータベースであって、前記複数のコンテンツの各々は実データを含み、かつ該コンテンツは該実データを管理する管理情報を含むか、又は該コンテンツに前記管理情報が紐づいており、前記管理情報は、コンテンツをユニークに識別する識別子と、コンテンツを占有するユーザの識別子と、コンテンツが提供されたコンテンツプロバイダの識別子とを含む、データベース、及び、
    前記ユーザ側のクライアント装置に対して前記複数のコンテンツの各々を再生させることを少なくとも可能とさせるプレイヤ、
    が準備されており、
    コンピュータに実行させるコンテンツ処理方法であって、
    前記ユーザ側のクライアント装置を介して、前記ユーザの識別子に基づく情報を受け取ることで、前記ユーザを認証することと、
    認証された前記ユーザ側のクライアント装置に、認証された前記ユーザの識別子に関連付けられたコンテンツの集合を提示させる環境を提供することと、
    認証された前記ユーザが指定したコンテンツの識別子を、前記クライアント装置を介して受け取ることと、
    前記データベースに、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されているか否かの検索を実行することと、
    前記検索の結果が、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されていることを示す場合に、前記プレイヤに対して、前記クライアント装置に、指定された前記コンテンツの再生を行わせることと、
    前記コンテンツを占有する権利を、第1のユーザから、第2のユーザに移転する第1の指示を受け取ることと、
    該第1の指示に応答して、前記コンテンツに関連付けられたユーザの識別子を、前記第1のユーザの識別子から前記第2のユーザの識別子となるよう、前記データベースを更新することと、
    を有るコンテンツ処理方法。
  3. 複数のコンテンツを提供する複数のコンテンツプロバイダ、
    前記複数のコンテンツを含むデータベースであって、前記複数のコンテンツの各々は実データを含み、かつ該コンテンツは該実データを管理する管理情報を含むか、又は該コンテンツに前記管理情報が紐づいており、前記管理情報は、コンテンツをユニークに識別する識別子と、コンテンツを占有するユーザの識別子と、コンテンツが提供されたコンテンツプロバイダの識別子とを含む、データベース、及び、
    前記ユーザ側のクライアント装置に対して前記複数のコンテンツの各々を再生させることを少なくとも可能とさせるプレイヤ、
    が準備されており、
    コンピュータに実行させるコンテンツ処理方法であって、
    前記ユーザ側のクライアント装置を介して、前記ユーザの識別子に基づく情報を受け取ることで、前記ユーザを認証することと、
    認証された前記ユーザ側のクライアント装置に、認証された前記ユーザの識別子に関連付けられたコンテンツの集合を提示させる環境を提供することと、
    認証された前記ユーザが指定したコンテンツの識別子を、前記クライアント装置を介して受け取ることと、
    前記データベースに、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されているか否かの検索を実行することと、
    前記検索の結果が、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されていることを示す場合に、前記プレイヤに対して、前記クライアント装置に、指定された前記コンテンツの再生を行わせることと、
    認証された前記ユーザから、前記コンテンツの編集に関する第2の指示を、前記プレイヤを介して受け取ることと、
    前記第2の指示の情報を前記データベースに格納することと、
    を有し、
    前記第2の指示は、前記コンテンツの実データに対するカット、カット・アンド・ペースト、及び新たな情報を付加する編集の指示のいずれか又はこれらの組合せを含み、前記コンテンツの実データに対するコピー、及びコピー・アンド・ペーストの編集の指示を含まない、
    ンテンツ処理方法。
  4. 前記コンテンツに対する編集を施さない状態に、前記コンテンツを戻すことができるように、前記編集がなされた編集情報の内容を定義した情報を前記管理情報に含む、
    請求項に記載のコンテンツ処理方法。
  5. 前記再生を行わせることは、
    前記再生を行わせる時点における前記コンテンツを占有するユーザ以外のユーザにより前記コンテンツに施された編集情報が存在する場合、前記プレイヤに対して、前記施された編集情報を必ず適用して、前記クライアント装置に、前記コンテンツの再生を行わせること、
    を含む、請求項に記載のコンテンツ処理方法。
  6. 前記再生を行わせることは、
    前記編集情報が存在する場合、前記プレイヤに対して、前記コンテンツに前記編集情報の適用を行わないで、前記クライアント装置に、前記コンテンツの再生を行わせないこと、
    を含む、請求項に記載のコンテンツ処理方法。
  7. 複数のコンテンツを提供する複数のコンテンツプロバイダ、
    前記複数のコンテンツを含むデータベースであって、前記複数のコンテンツの各々は実データを含み、かつ該コンテンツは該実データを管理する管理情報を含むか、又は該コンテンツに前記管理情報が紐づいており、前記管理情報は、コンテンツをユニークに識別する識別子と、コンテンツを占有するユーザの識別子と、コンテンツが提供されたコンテンツプロバイダの識別子とを含む、データベース、
    前記ユーザ側のクライアント装置に対して前記複数のコンテンツの各々を再生させることを少なくとも可能とさせるプレイヤ、
    実データの複製を含む前記コンテンツを生成するときに用いられるマスターコンテンツ、及び
    該マスターコンテンツに含まれる実データの複製を持つコンテンツの生成をすることができる個数を定めた、所定数であって、権限を有する者によって定められた零以上の自然数であり前記権限を有しない者によっては変更することができない、所定数、
    が準備されており、
    コンピュータに実行させるコンテンツ処理方法であって、
    前記ユーザ側のクライアント装置を介して、前記ユーザの識別子に基づく情報を受け取ることで、前記ユーザを認証することと、
    認証された前記ユーザ側のクライアント装置に、認証された前記ユーザの識別子に関連付けられたコンテンツの集合を提示させる環境を提供することと、
    認証された前記ユーザが指定したコンテンツの識別子を、前記クライアント装置を介して受け取ることと、
    前記データベースに、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されているか否かの検索を実行することと、
    前記検索の結果が、認証された前記ユーザの識別子に対応付けられて、受け取られた前記コンテンツの識別子が登録されていることを示す場合に、前記プレイヤに対して、前記クライアント装置に、指定された前記コンテンツの再生を行わせることと、
    前記生成の回数が前記所定数に満たない場合、
    前記権限を有する者の指示に基づき、前記実データの複製を含む新たなコンテンツが1つ生成されるときに、該新たなコンテンツにユニークな識別子を付与することと、
    前記新たなコンテンツを前記データベースに格納することと、
    を有るコンテンツ処理方法。
  8. 前記第2の指示が、カット・アンド・ペーストである場合であて、コンテンツAの部分をカットし、前記部分をコンテンツAの他の部分又は他のコンテンツにペーストした場合、
    ペーストされた前記部分を、カットしない限り、前記部分を、前記コンテンツAの元の位置に戻すことができない、
    請求項に記載のコンテンツ処理方法。
  9. 請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の方法を、コンピュータに実行させるプログラム。
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