JP7265179B2 - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され、当該車両に対する正面からの衝突の衝撃から乗員を保護する助手席用エアバッグ装置に関する。
一般に、助手席用エアバッグ装置は、車両の前部に所定値以上の衝撃が加わったときに、インフレータから供給されるガスの圧力によりエアバッグを助手席に着座した乗員の前方で瞬時に展開及び膨張させて乗員の保護を図るものであり、通常は、インストルメントパネルの上部に埋設されている(例えば、特許文献1参照)。こうした助手席用エアバッグ装置では、エアバッグの上部に上側凹部を形成することで、エアバッグの容量を低減しつつ、エアバッグによる乗員の拘束時にエアバッグから乗員に付与される負荷等を抑制するようにしている。
特開2012-153304号公報
ところで、上述のような助手席用エアバッグ装置におけるエアバッグは、上部に上側凹部が形成されているが、膨張状態での車幅方向の幅が全体としてほぼ一定になっている。このため、エアバッグの容量を小さくする上では、改善の余地を残すものとなっている。加えて、エアバッグが膨張時にインストルメントパネルに接触しながら車幅方向に大きく広がるため、エアバッグがインストルメントパネルの中央部に設けられたディスプレイに当たる。この結果、エアバッグがディスプレイに当たるときの衝撃によって傷付けられるおそれがあるという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされた。その目的は、エアバッグの容量をより低減しつつ、エアバッグが膨張時にインストルメントパネルの中央部に設けられたディスプレイに当たることを抑制できる助手席用エアバッグ装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する助手席用エアバッグ装置は、インフレータから供給されるガスの圧力により車室内の助手席に着座する乗員の前方で展開及び膨張するエアバッグを備えた助手席用エアバッグ装置において、前記エアバッグは、前記助手席の前方のインストルメントパネル内に一端側が取り付けられる基部と、前記基部の他端側に設けられて前記乗員を拘束する拘束部とを有し、前記エアバッグが膨張した状態において、前記基部の全周における幅は、前記拘束部の全周における幅よりも狭くなっていることを要旨とする。
この構成によれば、基部の全周における幅は、拘束部の全周における幅よりも狭くなっているため、エアバッグの容量をより低減できる。加えて、エアバッグにおける基部よりも幅が広い拘束部は基部の膨張によってインストルメントパネルから離れた位置で膨張するため、エアバッグの膨張時に拘束部がインストルメントパネルの中央部に設けられたディスプレイに当たることを抑制できる。したがって、エアバッグの容量をより低減しつつ、エアバッグが膨張時にインストルメントパネルの中央部に設けられたディスプレイに当たることを抑制できる。
上記助手席用エアバッグ装置において、前記エアバッグにおける前記基部と前記拘束部との境界部分には、前記基部と前記拘束部とを区画する区画部が設けられ、前記区画部には、前記基部と前記拘束部とを連通する連通部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、エアバッグの膨張時に、基部から拘束部へのガスの流れが区画部によって制限されるので、基部の内圧を拘束部の内圧よりも高くすることができる。このため、エアバッグの膨張時の挙動を安定させることができる。
上記助手席用エアバッグ装置において、前記連通部は、前記区画部の上部に設けられた上側連通部と、前記区画部の下部に設けられた下側連通部とを有し、前記上側連通部の面積は、前記下側連通部の面積よりも大きいことが好ましい。
この構成によれば、拘束部は、膨張時に下部よりも上部の方が早く膨張する。すなわち、拘束部は、先に上部が膨張してフロントガラスに当たって姿勢が安定した後に、下部が膨張する。したがって、拘束部の膨張時の挙動を安定させることができる。
上記助手席用エアバッグ装置において、前記拘束部内には、膨張時の前記拘束部の厚さを規制する複数のテザーが間隔を置いて設けられていることが好ましい。
この構成によれば、複数のテザーにより、拘束部に乗員を拘束するための比較的フラットな拘束面を形成することができる。この場合、複数のテザーの長さを適宜変更することで、乗員に対する拘束面の角度を容易に変更することができる。
本発明によれば、エアバッグの容量をより低減しつつ、エアバッグが膨張時にインストルメントパネルの中央部に設けられたディスプレイに当たることを抑制できる。
一実施形態において、車室内で助手席用エアバッグ装置のエアバッグが膨張したときの状態を示す側面模式図。 図1の要部を示す平面模式図。 膨張したときのエアバッグの後面模式図。 膨張したときのエアバッグの側断面模式図。 図4の5-5線矢視断面図。 図4の6-6線矢視断面図。 変更例において、膨張したときのエアバッグの後面模式図。
以下、助手席用エアバッグ装置の一実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の記載においては、車両の進行方向を前方として説明する。また、特に説明がない限り、以下の記載における上下方向及び左右方向は、車両の進行方向を前方としたときの上下方向及び左右方向(車幅方向)と一致するものとする。
図1及び図2に示すように、助手席用エアバッグ装置11は、車室内の助手席12の前方に位置するインストルメントパネル13内の上後部に設けられた収容部14内に固定されたインフレータ15と、インフレータ15を被覆するとともに一部がインフレータ15と一緒に収容部14内に固定された袋状のエアバッグ16とを備えている。インストルメントパネル13の中央部のセンタークラスターには、ディスプレイ17が取り付けられている。
インストルメントパネル13の上方には、フロントガラス18が後方に向かって上昇するように傾斜した状態で設けられている。エアバッグ16は、通常、折り畳まれた状態でインフレータ15と一緒に収容部14内に収容され、インフレータ15から供給されるガスの圧力により展開及び膨張してインフレータ15付近の部分を収容部14内に残しつつインストルメントパネル13の上面から後方に飛び出す。
すなわち、エアバッグ16は、インフレータ15から供給されるガスの圧力により助手席12に着座する乗員Pの前方で展開及び膨張する。この場合、エアバッグ16は、乗員Pの頭部から胸部にかけての部位の前方で展開及び膨張する。さらに、この場合、助手席12に着座する乗員Pは、例えば衝突試験用のダミーと同様の体格を有している。このダミーは、例えば国際統一側面衝突ダミー(WorldSID)のAM50(米国成人男性の50%をカバーするモデル)である。
インフレータ15は、車両に搭載された制御部19に電気的に接続され、制御部19によってエアバッグ16への膨張用のガスの供給が制御される。制御部19には、車両の前部に搭載されて車両に対する前部からの衝突を検出するための衝撃センサ20が電気的に接続されている。衝撃センサ20は、衝突の衝撃が車両に加わると、制御部19に対して検出信号を出力する。制御部19は、衝撃センサ20からの検出信号に基づき、インフレータ15を作動させてエアバッグ16に対して膨張用のガスを供給する。
次に、エアバッグ16の構成について詳述する。
図1及び図4に示すように、エアバッグ16は、例えば織布によって構成され、助手席12の前方のインストルメントパネル13内の収容部14に前端側(一端側)がインフレータ15と一緒に取り付けられる基部21と、基部21の後端側(他端側)に設けられて助手席12に着座する乗員Pを拘束する拘束部22とを有している。
図3及び図4に示すように、基部21は、膨張した際に、前後方向に延びる袋状をなしている。拘束部22は、膨張した際に、基部21の後端部から前後方向と直交する全方向に広がるように延びる袋状をなしている。拘束部22は、膨張した際に、後側から見て略逆三角形状をなしており、ディスプレイ17よりも後側に位置している。
エアバッグ16が膨張した状態において、基部21の全周における幅は、拘束部22の全周における幅よりも狭くなっている。すなわち、エアバッグ16が膨張した状態において、基部21における前後方向と直交する全方向の幅は、拘束部22における前後方向と直交する全方向の幅よりも狭くなっている。
図4~図6に示すように、基部21における前端部の下部には、インフレータ15から基部21内にガスを供給するためのガス供給口23が形成されている。エアバッグ16における基部21と拘束部22との境界部分には、基部21と拘束部22とを区画する区画部24が設けられている。
区画部24は、基部21と一体形成された略矩形状の上壁25と、基部21と一体形成されるとともに上壁25と上下方向で対向する略矩形状の下壁26と、上壁25及び下壁26の後端同士を連結する略矩形状の後壁27とを有している。区画部24は、左右両側が拘束部22に対して開放され、前側が基部21に対して開放されている。後壁27の前面中央部と、基部21の内底面におけるガス供給口23に対して後側で隣接する位置とは、帯状の基部内テザー28によって連結されている。
区画部24の上部に位置する上壁25には、基部21と拘束部22とを連通する連通部を構成する上側連通部の一例としての左右に対をなすように並ぶ二つの上孔29が貫通するように形成されている。区画部24の下部に位置する下壁26には、基部21と拘束部22とを連通する連通部を構成する下側連通部の一例としての一つの下孔30が貫通するように形成されている。
この場合、上孔29と下孔30とは、大きさが同じになっている。したがって、上壁25の開口面積は、下壁26の開口面積よりも大きくなっている。すなわち、上側連通部である二つの上孔29の合計面積は、下側連通部である一つの下孔30の面積よりも大きくなっている。拘束部22の上部における前部側の位置には、拘束部22の内外を連通するベントホール31が形成されている。このベントホール31は、拘束部22の左右両側に対をなすように形成されている。
拘束部22の後壁の内面32における上下方向の中央部よりも上端部寄りの位置と、区画部24の後壁27の上端部とは、膨張時の拘束部22の前後方向の厚さを規制するテザーの一例としての帯状の拘束部内上側テザー33によって連結されている。この場合、拘束部内上側テザー33は、後端部よりも前端部の方が低くなるように傾斜している。
拘束部22の後壁の内面32における上下方向の中央部よりも下端部寄りの位置と、区画部24の後壁27の下端部とは、膨張時の拘束部22の前後方向の厚さを規制するテザーの一例としての帯状の拘束部内下側テザー34によって連結されている。この場合、拘束部内下側テザー34は、後端部よりも前端部の方が高くなるように傾斜している。
したがって、拘束部22内には、膨張時の拘束部22の前後方向の厚さを規制する二つ(複数)のテザーである拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34が上下に間隔を置いて設けられている。本実施形態では、拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34は、前後方向の長さが互いに同じになっている。なお、拘束部22の後壁の外面には、拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34により、拘束部22の膨張時に乗員Pを拘束する比較的フラットな拘束面35が形成される。
次に、助手席用エアバッグ装置11の作用について説明する。
車両に対して前方からの衝突の衝撃が加わると、インストルメントパネル13内の収容部14内で折り畳まれているエアバッグ16内に対してインフレータ15からの膨張用のガスが基部21のガス供給口23から供給される。すると、当該ガスの圧力により基部21が後方に向かって展開しながら膨張する。このとき、基部21内のガスは、前部から後部に向かって流れて区画部24に当たることで、基部21から拘束部22へのガスの流れが制限される。
このため、基部21の内圧が拘束部22の内圧よりも高くなるので、拘束部22よりも先に基部21が膨張する。このとき、拘束部22は、展開及び膨張しながらフロントガラス18に沿って上斜め後方に導かれる。すなわち、拘束部22は、展開及び膨張しながらフロントガラス18に対して摺動しながらディスプレイ17よりも後方の位置まで導かれる。続いて、区画部24に当たったガスは、開放された後壁27の左右両側、上壁25の二つの上孔29、及び下壁26の一つの下孔30から拘束部22内に流れる。
このため、拘束部22内へのガスの供給量は、下部よりも上部の方が多くなる。したがって、拘束部22は、上部が下部よりも先に展開及び膨張してフロントガラス18に当接する。これにより、エアバッグ16が基部21の下面及び拘束部22の上部において一時的にインストルメントパネル13とフロントガラス18とで挟持された状態となり、拘束部22の姿勢が安定する。その後、拘束部22の下部が展開及び膨張し、エアバッグ16全体が膨張する。
このとき、拘束部22の後壁は、拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34によって前方に引っ張られる。このため、拘束部22の後壁の外面には、比較的フラットな拘束面35が形成される。そして、この拘束面35により、助手席12に着座する乗員Pが好適に拘束される。この結果、助手席12に着座する乗員Pが、エアバッグ16により、車両に対する前方からの衝突の衝撃から保護される。なお、エアバッグ16は、全体が膨張した後、内部のガスがベントホール31から外部へ排出される。
また、上述のエアバッグ16において、拘束部22は、基部21の展開及び膨張によってディスプレイ17よりも後方の位置に導かれた状態で展開及び膨張するため、展開及び膨張時のディスプレイ17との接触が抑制される。このため、拘束部22が展開及び膨張時にディスプレイ17と接触して破れたり、拘束部22の展開及び膨張する際の挙動がディスプレイ17との接触によって悪化させられたりすることが効果的に抑制される。
さらに、上述のエアバッグ16の展開及び膨張の初期において、拘束部22はほとんど展開及び膨張しない。すなわち、拘束部22は、インストルメントパネル13とフロントガラス18との間ではほとんど展開及び膨張しない。つまり、拘束部22は、インストルメントパネル13から後方に離れた位置で展開及び膨張する。このため、エアバッグ16の展開及び膨張によってエアバッグ16からフロントガラス18に対して付与される衝撃が低減される。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)助手席用エアバッグ装置11において、エアバッグ16は、膨張した状態において、基部21の全周における幅は、拘束部22の全周における幅よりも狭くなっている。この構成によれば、基部21の全周における幅が拘束部22の全周における幅よりも狭くなっているため、基部21の全周における幅と拘束部22の全周における幅とが同じである場合に比べて、エアバッグ16の容量をより低減できる。加えて、エアバッグ16における基部21よりも幅が広い拘束部22は基部21の膨張によってインストルメントパネル13から後方に離れた位置で膨張するため、エアバッグ16の膨張時に拘束部22がインストルメントパネル13の中央部に設けられたディスプレイ17に当たることを抑制できる。したがって、エアバッグ16の容量をより低減しつつ、エアバッグ16が膨張時にインストルメントパネル13の中央部に設けられたディスプレイ17に当たることを抑制できる。
(2)助手席用エアバッグ装置11において、エアバッグ16における基部21と拘束部22との境界部分には基部21と拘束部22とを区画する区画部24が設けられ、区画部24には基部21と拘束部22とを連通する連通部が設けられている。この構成によれば、エアバッグ16の膨張時に、基部21から拘束部22へのガスの流れが区画部24によって制限されるので、基部21の内圧を拘束部22の内圧よりも高くすることができる。このため、エアバッグ16の膨張時の挙動を安定させることができる。
(3)助手席用エアバッグ装置11において、基部21と拘束部22とを連通する連通部は、区画部24の上壁25に設けられた二つの上孔29と、区画部24の下壁26に設けられた一つの下孔30とを有し、二つの上孔29の合計面積は、一つの下孔30の面積よりも大きい。この構成によれば、拘束部22は、膨張時に下部よりも上部の方が早く膨張する。すなわち、拘束部22は、先に上部が膨張してフロントガラス18に当たって姿勢が安定した後に、下部が膨張する。したがって、拘束部22の膨張時の挙動を安定させることができる。
(4)助手席用エアバッグ装置11において、拘束部22内には、膨張時の拘束部22の厚さを規制する拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34が上下に間隔を置いて設けられている。この構成によれば、拘束部22の膨張時に、拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34により、拘束部22の後壁の外面に助手席12に着座する乗員Pを拘束するための比較的フラットな拘束面35を形成することができる。この場合、拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34の長さを適宜変更することで、乗員Pに対する拘束面35の上下方向の角度を容易に変更することができる。
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図7に示すように、エアバッグ16の拘束部22は、後側から見て略四角形状となるように構成してもよい。あるいは、エアバッグ16の拘束部22は、後側から見て、円形状または楕円形状となるように構成してもよいし、五角形や六角形などの多角形となるように構成してもよい。
・拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34の長さを互いに異ならせるように適宜変更してもよい。このようにすれば、拘束面35の上下方向の角度を容易に変更できる。すなわち、拘束部内上側テザー33の長さを拘束部内下側テザー34の長さよりも短くすると、拘束面35が上側を向くようになり、拘束部内下側テザー34の長さを拘束部内上側テザー33の長さよりも短くすると、拘束面35が下側を向くようになる。
・拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34のうち少なくとも一方を省略してもよい。
・拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34の数は、適宜変更してもよい。
・区画部24の上壁25に一つ以上の上孔29を設け、区画部24の下壁26に一つ以上の下孔30を設けるようにしてもよい。この場合、全ての上孔29の合計面積は、全ての下孔30の合計面積よりも大きくなるように設定してもよいし、全ての下孔30の合計面積よりも小さくなるように設定してもよいし、全ての下孔30の合計面積と同じになるように設定してもよい。
・区画部24は、省略してもよい。この場合、拘束部内上側テザー33及び拘束部内下側テザー34は、拘束部22の後壁内面と前壁内面とを連結する。
11…助手席用エアバッグ装置
12…助手席
13…インストルメントパネル
15…インフレータ
16…エアバッグ
21…基部
22…拘束部
24…区画部
29…連通部を構成する上側連通部の一例としての上孔
30…連通部を構成する下側連通部の一例としての下孔
33…テザーの一例としての拘束部内上側テザー
34…テザーの一例としての拘束部内下側テザー
P…乗員

Claims (4)

  1. インフレータから供給されるガスの圧力により車室内の助手席に着座する乗員の前方で展開及び膨張するエアバッグを備えた助手席用エアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、前記助手席の前方のインストルメントパネル内に一端側が取り付けられる基部と、前記基部の他端側に設けられて前記乗員を拘束する拘束部とを有し、
    前記エアバッグが膨張した状態において、前記基部の全周における幅は、前記拘束部の全周における幅よりも狭くなっており、
    前記エアバッグにおける前記基部と前記拘束部との境界部分には、前記基部と前記拘束部とを区画する区画部が設けられ、
    前記区画部は、前記基部と一体成形された上壁と、前記基部と一体形成されるとともに前記上壁と上下方向に対向する下壁と、前記上壁及び前記下壁の後端同士を連結する後壁とを有していることを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
  2. 記区画部には、前記基部と前記拘束部とを連通する連通部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置。
  3. 前記連通部は、前記区画部の上部に設けられた上側連通部と、前記区画部の下部に設けられた下側連通部とを有し、
    前記上側連通部の面積は、前記下側連通部の面積よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の助手席用エアバッグ装置。
  4. 前記拘束部内には、膨張時の前記拘束部の厚さを規制する複数のテザーが間隔を置いて設けられていることを特徴とする請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載の助手席用エアバッグ装置。
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