JP7240207B2 - 詰め物用糸及びこれを用いた詰め物体 - Google Patents

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本発明は、長繊維で構成される詰め物用糸及びこれを用いた詰め物体に関する。
羽毛布団、羽毛ジャケットなどの羽毛製品に充填される羽毛は、一般的には水鳥の羽毛が使用されている。水鳥としてはグース(ガチョウ)、ダック(アヒル)、北極圏の海岸線に生息するアイダー(野生の鴨)などである。羽毛には、胸毛にあたるダウンと、羽根と呼ばれるフェザーがあり、ともに羽毛製品に使われている。羽毛の産地はポーランド、ハンガリーなどの中欧、スカンジナビア半島を含む北欧、中国などである。羽毛は、かさ高性に優れ、暖かく、掛け布団や羽毛ジャケットの羽毛製品として高級素材の地位を占めている。
しかし、天然の羽毛は水鳥に依存しており、その供給量には限度がある上、自然条件や厄病(例えば鳥ウィルス)の影響によって供給量も変動するという問題がある。あるいは自然保護の観点から、野生の鳥を捕捉することには限度がある。その上、天然の羽毛は、洗いが不充分であると悪臭の原因となるため、事前に悪臭の原因となる汚物を除去し、羽毛の洗浄の程度を見る清浄度と酸素計数を一定のレベルに保つ管理が必要である。加えて、羽毛布団、羽毛ジャケットなどの羽毛製品の洗濯は容易ではないという基本的な問題がある。
そこで、従来から詰め綿については多くの提案がある。特許文献1にはポリエステル繊維を加熱処理により収縮させて捲縮を発現させ、かさ高と弾力性を持たせることが提案されている。本出願人は特許文献2~3において芯糸と花糸を交絡した詰め綿を提案している。特許文献4には芯糸に花糸を巻き付けて絡ませた詰め綿が提案されている。さらに特許文献5には、糸長差を有する糸条を噴射気流により旋回させてかさ高加工することが提案されている。
特開平6-93513号公報 特開2012-067429号公報 特開2012-067430号公報 特開2016-027213号公報 特開2017-122304号公報
しかし、前記従来技術の詰め物体は伸縮性に問題があり、動きの大きいウエアへの適用に問題があった。さらに、羽毛の場合、側地生地に伸縮性生地を使用すると、ダウンが吹き出す問題もあった。
本発明は、上記問題を解決するため、伸縮性があり、動きの大きいウエアへの適用が可能であり、伸縮性生地に充填が可能な詰め物用糸及びこれを用いた詰め物体を提供する。
本発明の詰め物用糸は、少なくとも2種類の長繊維A及び長繊維Bで構成される詰め物用糸であって、前記長繊維Aは前記長繊維Bに比べて相対的に短く、前記長繊維A及び前記長繊維Bは一体化されており、前記長繊維Aは、ポリエチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレートとのバイコンポーネントコンジュゲート糸からなるストレッチ性を有する伸縮性ヤーンであることを特徴とする。
本発明の詰め物体は、前記の詰め物用糸が側地生地に充填されていることを特徴とする。
本発明は、長繊維Aは長繊維Bに比べて相対的に短く、かつ長繊維Aはストレッチ性を有する糸であることにより、詰め物用糸には伸縮性があり、動きの大きいウエアに好適な詰め物用糸及びこれを用いた詰め物体を提供できる。また長繊維A及び長繊維Bは一体化されていることにより、動きの大きいウエアに適用しても長繊維Aと長繊維Bは分離することはない。また、伸縮性生地に充填しても、詰め綿が側地生地から吹き出すことはなく、片寄りも少ない詰め物体となる。
図1は本発明の一実施例における交絡糸の側面図である。 図2は本発明の一実施例における長繊維エアー交絡糸の製造方法の模式的説明図である。 図3は本発明で使用する潜在捲縮型ストレッチ糸(PET/PTTコンジュゲート糸)と比較糸の熱水処理後の伸長回復グラフである。
本発明の詰め物用糸は、少なくとも2種類の長繊維A及び長繊維Bで構成される。長繊維A及び長繊維B以外の繊維を加えることは任意であるが、詰め物用糸を100質量%としたとき長繊維A及び長繊維B合計で70質量%以上が好ましく、より好ましくは80質量%以上とする。長繊維A及び長繊維Bは一体化されている。ここで一体化とは、繊維同士が絡み合ったり巻き付いた状態をいう。長繊維Aは長繊維Bに比べて相対的に短い。長繊維Aと長繊維Bとの長さの差を設けることでかさ高性を出すことである。
本発明において、長繊維Aはストレッチ性を有する糸を使用する。ストレッチ糸として好ましくは潜在捲縮型ストレッチ糸を使用する。潜在捲縮型ストレッチ糸を使用すると、適度なストレッチがあり、寸法安定性が良く、静置状態も運動時などで伸びた状態でも詰め綿の形態変化が少ない。その結果、静置状態で詰め綿が縮み、中綿衣類が丸まってしまうなどの問題は起こりにくい。ここで潜在捲縮型ストレッチ糸とは、異なる収縮率を持つ少なくとも2種類のポリマーを複合紡糸したコンジュゲート糸であり、原糸の段階からクリンプ(捲縮)を発現しているが、熱が加わることにより、さらに大きいクリンプ(捲縮)を発現する。一般的に伸長回復性と伸縮性が高い。伸長回復性を示す最大パワーは2cN/decitex以上、かつ伸縮性を示す最大ストレッチ率は100%を超えるものが好ましい。本発明では、後にシリコーン樹脂が付与され加熱キュアリング時に大きなクリンプ(捲縮)が発現する。このような潜在捲縮型ストレッチ糸として、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等及びそれらの複合糸がある。この中でも長繊維Bとの絡み合い性、適度な捲縮性からポリエチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレートの2成分ポリエステルを用いた潜在捲縮型ストレッチ糸が好ましい。ポリエチレンテレフタレート(PET)とポリトリメチレンテレフタレート(PTT)とのコンジュゲート糸の伸長回復性を示す最大パワーは約2.5cN/decitex、かつ伸縮性を示す最大ストレッチ率は約110%である。図3に潜在捲縮型ストレッチ糸(PET/PTTコンジュゲート糸)と比較糸の熱水処理後の伸長回復グラフを示す。
長繊維Bは、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンなどの中実糸(普通糸)が使用できるが、好ましくはポリエチレンテレフタレート(PET)中空糸である。ポリエチレンテレフタレート中空糸は断熱効果により温かく、かつPETはコシがあり、かさ高性を高く維持できる。中空率は10~40%程度が好ましい。
詰め物用糸の単位長さ当たりの質量は0.01~3g/mが好ましく、0.02~1.5g/mがさらに好ましい。この範囲であると、詰め物加工にする際の取り扱いに便利である。
花糸(長繊維B)と芯糸(長繊維A)の重量比は、花糸(長繊維B)と芯糸(長繊維A)を母数にしたとき、花糸(長繊維B)の割合は51~99質量%(wt%)の範囲が好ましい。更に好ましくは80~98wt%の範囲、特に好ましくは85~97wt%の範囲である。前記範囲であれば、芯糸(長繊維A)による固定一体化はしっかりしたものとなり、かつ風合いも良好となる。
長繊維A及び長繊維Bは、交絡加工、エアージェット加工、巻き付け加工及び長繊維Aに対して長繊維Bを噴射させる加工から選ばれる少なくとも一つの加工により一体化されているのが好ましい。交絡加工は長繊維Aと長繊維Bの走行方向に対して垂直方向に圧空を噴射するエアー交絡機による加工である。エアージェット加工はいわゆるタスラン加工であり、長繊維Aと長繊維Bに対して進行方向に圧空を押し込む加工である。巻き付け加工は長繊維Aに対して長繊維Bを巻き付け、一体化する加工である。長繊維Aに対して長繊維Bを噴射させる加工は、長繊維Aに長繊維Bを噴射させ絡めるか又は旋回させる加工である。
詰め物用糸は、シリコーン樹脂が付与されキュアリングにより熱固定されているのが好ましい。シリコーン樹脂の好ましい付着量は、詰め物用糸に対して0.1~10質量%の範囲である。さらに、硬さ調整のためアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂等を固定しても良い。
本発明の詰め物体は、前記の詰め物用糸が側地生地に充填されている。詰め物体は、布団、毛布、寝袋、枕、クッション、マット、ぬいぐるみ、ひざ掛け、ジャケット、シャツ、パンツ、スカート、ベスト、コート、防寒衣料、インナー衣料、作業着、ネックウォーマーなどが好ましい。ジャケット、シャツ、パンツ、スカートなどの衣類は動きが大きいウエアに好適である。また、インナージャケットのようなフィット感があり、良く伸びる性質がある。
長繊維A及び長繊維Bの単繊維繊度は0.1~300decitex、かつトータル繊度が10~600decitexの範囲が好ましい。更に好ましくは単繊維繊度が1.0~50decitex、かつトータル繊度が20~250decitexの範囲である。繊度が前記の範囲であれば、へたりにくく、かつ風合いも良好である。
本発明の詰め物用糸は、そのままカートン容器に収納してもよいし、複数本束ね、その長さ方向の周囲にフィルムが円筒状にラッピングしてもよい。このような包装体を使用すると、梱包及び輸送に便利なだけでなく、詰め物を製造する際に、側地内に詰め物用糸を充填する際にも便利である。すなわち、筒状体のフィルムの端から詰め物用糸を露出させ、この露出部を側地の端に配置して抑え、フィルムを抜くだけで側地内に詰め物用糸を収納できる。
本発明の詰め物体は、長繊維詰め物用糸を詰め物の長さ方向に配列して充填され、詰め物の幅方向に縫製された複数本のキルト糸により側地と固定されているのが好ましい。これにより、固定箇所の間で詰め物用糸の長さは変化することはなく、長繊維AとBは一体化しているので、洗濯を繰り返しても詰め綿の動きは制限され、片寄りが少なく、かさも高い詰め物製品となる。なお、本発明の詰め物体は、長繊維詰め物用糸とともに、その他長繊維詰め物を用いてもよく、その他長繊維詰め物と本発明の長繊維詰め物用糸とを混合して、複数本のキルト糸により側地と固定してもよい。また、他の羽毛、人工羽毛、短繊維綿と併用してもよい。
前記詰め物体を充填する側地生地は、非伸縮性生地でもよいし、伸縮性生地でもよい。伸縮性生地を使用すると、スポーツジャケットやスポーツパンツの場合、伸縮性があり、着用者の大きな動作を阻害せず、極めて有用である。羽毛(ダウン)の場合、側地生地に伸縮性生地を使用すると、ダウンが吹き出す問題があり、伸縮性生地を使用することができなかったが、本発明では伸縮性生地を使用できる。伸縮性生地としては、ワンウエイ、ツーウエイ、部分的伸縮部を有する生地などを使用できる。また、伸縮性のある糸、すなわちポリウレタンやポリエチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレートとのバイコンポーネントコンジュゲート糸のようなポリエステル系繊維を使った生地も使用できる。さらに糸自体は伸びないが生地組織によって伸縮性を出したメカニカルストレッチの生地等も使用できる。
以下図面を用いて説明する。各図面において、同一符号は同一部分を示す。また以下においては、長繊維詰め物用糸は一例として交絡糸の場合を説明する。図1は本発明の一実施例における長繊維交絡糸の側面図である。この長繊維交絡糸1は、芯糸2(長繊維A)と花糸3(長繊維B)の構成繊維が互いに絡まっており、花糸3が開繊されて部分的にループ状繊維を形成している。
図2はエアー交絡糸の製造方法を示す模式的説明図である。巻き糸体4から芯糸4a(長繊維A)を引き出し、巻き糸体5から花糸5a(長繊維B)引き出し、2個のフィードローラ6、7と糸ガイド8を通過させてエアー交絡装置10に供給する。エアー交絡装置10に圧力空気11を供給すると、糸道9内の繊維は開繊されたり旋回されることにより、互いに交絡する。12は混繊交絡糸である。芯糸の供給速度は10~200m/分、花糸の供給速度は20~10000m/分、巻き取り速度10~200m/分、空気圧力0.01~1.0MPaの交絡ノズルで混繊交絡処理を施した後、デリベリローラ13とワインダーローラ14を通過後の糸を巻き糸体20に巻き取る。この方法は、糸の巻き取り速度を20~1500m/分と高速化でき、生産性が高いところに利点がある。
得られた交絡糸に、シリコーン樹脂を付与する。シリコーン樹脂としては、分子末端がハイドロジェン基(-OH)、ビニル基(-CH=CH2)等を有する反応性シリコーン処理剤を使用するのが好ましい。例えば、松本油脂製薬社製“TERON E 530”バルキーシリコン、“TERON E 731”、“TERON E 722”等のソフトシリコンを使用できる。付与量は、乾燥重量で詰め綿に対し0.1~10質量%付与するのが好ましい。次に熱処理工程において、140~190℃で1~10分間熱処理し、シリコーン樹脂をキュアリングする。このとき、芯糸の潜在捲縮型ストレッチ糸は後捲縮が発現する。
以下実施例により、本発明をさらに具体的に説明する。なお本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
各物性の測定方法について説明する。
<かさ高性の測定方法>
羽毛の品質基準の1つにかさ高性がある。羽毛はJIS羽毛試験方法(JIS L 1903-1998 羽毛製品に用いられる充填材料用羽毛の試験方法)に準拠した方法で中綿材(詰め物用糸)のかさ高性を測定した。内径29cm、高さ50cmのシリンダー容器に30gの中綿材を入れ、120gの荷重用円盤(おもり)を2分間のせた後の中綿材の高さを測定する。おもりの3カ所を1mm単位まで測定する。弾力のある良質の中綿材ほどこの値が大きい。この際に、10本以上の中綿材(詰め物用糸)を束ねて長さ50cmにカットして30gを採取し、採取した束状の中綿材(詰め物用糸)を手で解しながら測定器にパラパラと30g入れ、測定器に入り切らない場合は溢れた中綿材(詰め物用糸)を、手で軽く押して溢れないように入れた。
<伸縮伸長率>
JIS L 1013 B法に従い、測定した
<伸縮弾性率>
JIS L 1013 B法に従い、測定した。
(実施例1)
芯糸として、ポリエチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレートとのバイコンポーネントコンジュゲート糸、繊度33decitex、フィラメント数24本を使用し、花糸としてポリエチレンテレフタレート(PET)中空フィラメント糸(中空率35%)、繊度39decitex、フィラメント数12本を使用し、表1に示す条件で詰め物用糸を作製した。得られた詰め物用糸の物性は表2にまとめて示す。以下、潜在捲縮型ストレッチ糸はPTT/PET、33T/24Fと表示し、ポリエチレンテレフタレート(PET)中空フィラメント糸、繊度39decitex、フィラメント数12本はPET中空糸39T/12Fのように表示することもある。
次にシリコーン樹脂付与工程において、シリコーン樹脂を付与した。シリコーン樹脂としては、松本油脂製薬社製“テロン E-530”、10質量%、架橋剤として同社製“マーポテロン E-722” 、0.5質量%を加えた水溶液を使用し、付与量は乾燥重量で詰め綿に対し3.0wt%散布した。次に熱処理工程において、140~190℃で1~10分間熱処理し、シリコーン樹脂を熱キュアリング固定した。
(実施例2)
芯糸としてポリエチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレートとのバイコンポーネントコンジュゲート糸、繊度56decitex、フィラメント数24本を使用した以外は実施例1と同様に実施した。得られた詰め物用糸の物性は表2にまとめて示す。
(比較例1)
芯糸としてポリエチレンテレフタレートフィラメント糸、繊度33decitex、フィラメント数18本を使用した以外は実施例1と同様に実施した。
以上の条件と結果を表1にまとめて示す。
Figure 0007240207000001
表1から明らかなとおり、実施例1及び2は比較例1に比べてかさ高性は若干の低下が見られた。これは伸縮するため質量が大きく、重くなるためと思われる。伸縮伸長率および伸縮弾性率は比較例1よりも実施例1及び2は大幅に向上し、高ストレッチ性のある中綿素材が得られた。
本発明の詰め物用糸は、布団、毛布、寝袋、枕、クッション、マット、ぬいぐるみ、ひざ掛け、ジャケット、シャツ、パンツ、スカート、ベスト、コート、防寒衣料、インナー衣料、作業着、ネックウォーマーなどに有用である。ジャケット、シャツ、パンツなどの衣類はスポーツ用に好適である。
1 長繊維交絡糸
2,4a 芯糸(潜在捲縮型ストレッチ糸)
3,5a 花糸
4,5,20 巻き糸体
6,7 フィードローラ
8 糸ガイド
9 交絡機の糸道
10 エアー交絡装置
11 圧力空気
12 混繊交絡糸
13 デリベリローラ
14 ワインダーローラ

Claims (9)

  1. 少なくとも2種類の長繊維A及び長繊維Bで構成される詰め物用糸であって、
    前記長繊維Aは前記長繊維Bに比べて相対的に短く、
    前記長繊維A及び前記長繊維Bは一体化されており、
    前記長繊維Aは、ポリエチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレートとのバイコンポーネントコンジュゲート糸からなるストレッチ性を有する伸縮性ヤーンであることを特徴とする詰め物用糸。
  2. 前記長繊維Aは潜在捲縮型ストレッチ糸である請求項1に記載の詰め物用糸。
  3. 前記長繊維Bは、ポリエステル中空糸である請求項1又は2に記載の詰め物用糸。
  4. 前記詰め物用糸の単位長さ当たりの質量は0.01~3g/mの範囲である請求項1~3のいずれかに記載の詰め物用糸。
  5. 前記長繊維Bと前記長繊維Aの重量比は、前記長繊維Bと前記長繊維Aを母数にしたとき、前記長繊維Bの割合は80~99質量%である請求項1~4のいずれかに記載の詰め物用糸。
  6. 前記長繊維A及び前記長繊維Bは、交絡加工、エアージェット加工、巻き付け加工及び前記長繊維Aに対して前記長繊維Bを噴射させる加工から選ばれる少なくとも一つの加工により一体化されている請求項1~5のいずれか1項に記載の詰め物用糸。
  7. 前記詰め物用糸は、樹脂が付与されキュアリングにより固定されている請求項1~6のいずれか1項に記載の詰め物用糸。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の詰め物用糸が側地生地に充填されていることを特徴とする詰め物体。
  9. 前記側地生地は伸縮性生地である請求項8に記載の詰め物体。
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