JP7235300B2 - アクチュエータ及び触感付与装置 - Google Patents

アクチュエータ及び触感付与装置 Download PDF

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Description

本発明は、形状記憶合金を用いたアクチュエータに関する。
従来、形状記憶合金(SMA:Shape memory Alloy)を用いたアクチュエータ(以下、SMAアクチュエータともいう)が知られる。これは、形状記憶合金製の伸縮部材を備え、その伸縮部材の温度変化による伸縮を利用して駆動対象を駆動できる。
特許文献1のSMAアクチュエータは、長尺状の固定子と、固定子の長手方向と直交する方向にて固定子と対向して配置される可動子と、固定子と可動子のそれぞれに設けられる複数の凸部と、複数の凸部に交互に掛けるように張り渡される伸縮部材とを備える。複数の凸部には、伸縮部材が内側に配置される一定の溝幅の溝部が形成される。
特開2014-88811号公報
本発明者は、SMAアクチュエータを検討したところ、次の課題があるとの認識を得た。SMAアクチュエータでは、種々の要因によって、固定子の幅方向での伸縮部材の位置が変動し得る。これが生じると、SMAアクチュエータの出力特性の変動を招いてしまう。この対策を講じつつ、組み立て性の面で工夫を講じたSMAアクチュエータは未だ提案されておらず、その改善が望まれる。
本発明のある態様は、このような課題に鑑みてなされ、その目的の1つは、伸縮部材の位置の変動対策を図りつつ、良好な組み立て性を得られるアクチュエータを提供する。
前述の課題を解決するための本発明のある態様はアクチュエータである。この態様のアクチュエータは、長尺状の固定子と、前記固定子の長手方向と直交する方向にて前記固定子と対向して配置され、その直交する方向を可動方向として移動可能な可動子と、温度変化により伸縮可能な形状記憶合金を素材として構成される伸縮部材と、を備え、前記固定子と前記可動子には、前記長手方向に互い違いに複数の凸部が設けられ、前記伸縮部材は、前記固定子の前記凸部と前記可動子の前記凸部に交互に掛けるように張り渡され、前記凸部には、前記伸縮部材が内側に配置される溝部が形成され、前記溝部は、その底側に向かうにつれて溝幅が狭くなるように形成される。
この態様によれば、伸縮部材の位置の変動対策を図りつつ、良好な組み立て性を得られるアクチュエータを提供できる。
図1(A)は、伸縮部材が直線的に張り渡された状態を示す模式図であり、図1(B)は、伸縮部材の位置の変動が生じた状態を示す模式図である。 第1実施形態の駆動装置の構成図である。 第1実施形態のアクチュエータの側面図である。 第1実施形態のアクチュエータの側面断面図である。 第1実施形態のアクチュエータの平面図である。 図4のB-B断面図である。 図7(A)は、図4の矢視Aから固定子を見た図であり、図7(B)は、図4の矢視Cから可動子を見た図である。 図8(A)は、図7(B)の一部の拡大図であり、図8(B)は、図8(A)の矢視Dから見た図である。 第1実施形態の可動子の一部を示す斜視図である。 図10(A)は、第1変形例の可動子の一部を図8(A)と同じ視点から見た図であり、図10(B)は、第1実施形態の可動子の一部の図である。 第2実施形態のアクチュエータの一部を図6と同じ視点から見た図である。
本実施形態のアクチュエータを想到するに至った背景を説明する。図1を参照する。図1は、後述する図4の矢視Aから固定子28や伸縮部材32を見た模式図でもある。本図では固定子28の凸部38や可動子30を省略する。
前述のように、固定子28の幅方向(Y方向)での伸縮部材32の位置は、種々の要因によって変動し得る。この要因とは、たとえば、アクチュエータを搭載している電気機器の落下に起因してアクチュエータに付与される衝撃荷重や、アクチュエータの組み立て時に生じる組立誤差等が挙げられる。図1(A)では、設計上、伸縮部材32を直線的に張り渡すことを想定した例を示す。図1(B)では、伸縮部材32の幅方向Yでの位置の変動により、伸縮部材32が大きく蛇行する例を示す。
このように伸縮部材32の位置が変動してしまうと、前述の通り、アクチュエータの出力特性の変動を招いてしまう。ここでの出力特性とは、たとえば、アクチュエータにより駆動される駆動対象の加速度をいう。この加速度は、たとえば、アクチュエータにより駆動対象を単振動させたときの駆動対象の加速度の最大値と最小値の差分値(ピークピーク値)をいう。
本実施形態では、駆動対象を振動させることで駆動対象に触れているユーザに触感を付与する触感付与装置に、アクチュエータを用いることを想定している。このような用途のもと、アクチュエータにより駆動される駆動対象の加速度が変動してしまうと、駆動対象に触れているユーザに付与される触感が変化してしまい、ユーザが不満を感じる恐れがある。
この伸縮部材32の位置の変動対策として、固定子や可動子に形成される溝部の溝幅を深さ方向で一様に狭くする方策が考えられる。しかしながら、この方策では、固定子や可動子の溝部内に伸縮部材を入れ難くなり、アクチュエータの組み立て性の低下を招く。
これをふまえ、本実施形態では、溝部の底側に向かうにつれて溝幅が狭くなるように溝部を形成している。これにより、伸縮部材の位置の変動対策を図りつつ、固定子や可動子の溝部内に伸縮部材を入れ易くでき、良好な組み立て性を得られる。このように伸縮部材の位置の変動対策を図れることで、アクチュエータの出力特性の変動を抑えられる。本実施形態のように、触感付与装置にアクチュエータを用いる場合、アクチュエータの出力特性として駆動対象の加速度の変動を抑えることになり、これにより、ユーザの使用感の変化を抑えられる。
以下、このような背景のもとでなされた本発明の実施形態の一例を説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、その寸法を適宜拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。本明細書での「接触」、「固定」とは、特に明示がない限り、言及している条件を二者が直接的に満たす場合の他に、他の部材を介して満たす場合も含む。本明細書で言及する構造や形状には、言及している形状に厳密に一致するもののみでなく、寸法誤差や製造誤差等の誤差の分だけずれたものも含まれる。
(第1の実施の形態)
図2、図3を参照する。アクチュエータ10は、電気機器の機器本体(不図示)に搭載される駆動装置12に用いられる。アクチュエータ10は、機器本体に移動可能に支持される駆動対象14を駆動方向Paに駆動可能である。本実施形態の電気機器はタッチパネル装置であり、駆動対象14はタッチパネルである。駆動方向Paは、たとえば、タッチパネルの面内方向又は面外方向である。
本実施形態の駆動装置12は触感付与装置である。触感付与装置は、ユーザUのタッチ操作に連動してアクチュエータ10により駆動対象14を振動させることで、駆動対象14に触れているユーザUに触感を付与可能である。駆動装置12は、アクチュエータ10の他に、主に、付勢部16と、タッチ検出部18と、制御部20と、を備える。
付勢部16は、駆動対象14を駆動方向Paとは反対側の反駆動方向Pbに付勢する。付勢部16は、コイルスプリング等の弾性体である。
タッチ検出部18は、ユーザUによる駆動対象14に対するタッチ操作を検出可能である。タッチ検出部18は、たとえば、タッチパネルに組み込まれる静電容量式タッチセンサ等である。
制御部20は、アクチュエータ10の伸縮部材32(後述する)やタッチ検出部18に電気的に接続される。制御部20は、コンピュータのCPU、ROM、RAM等の組み合わせにより構成される。制御部20には、タッチ検出部18の検出結果が入力される。制御部20は、伸縮部材32に対する通電を制御可能である。
図3~図5を参照する。本実施形態のアクチュエータ10は、主に、固定子28と、可動子30と、伸縮部材32と、押さえ部材34と、を備える。
固定子28は、電気機器の機器本体に固定され、機器本体に対する位置が固定される。固定子28は長尺状をなす。可動子30は、固定子28の長手方向(以下、X方向という)と直交するZ方向にて固定子28と対向して配置され、そのZ方向を可動方向として移動可能である。可動子30は、固定子28の長手方向(X方向)に沿って延びる長尺状をなす。本実施形態の固定子28や可動子30は直線的に延びる長尺状をなす。
固定子28は、可動子30とのZ方向での対向箇所よりX方向にはみ出るはみ出し部36を有する。本実施形態の固定子28は、可動子30とのZ方向での対向箇所よりX方向の両側にはみ出る一対のはみ出し部36を有する。はみ出し部36は、不図示のねじ等の固定部材を用いて機器本体に固定される。
可動子30は、Z方向の一方側(図3の上側)の外面が駆動対象14に接触する。これにより、可動子30は、Z方向の一方側を駆動方向Paとして、その駆動方向Paの動きを駆動対象14に伝達可能となる。この駆動方向Paは、固定子28から可動子30が離れる方向となり、反駆動方向Pb(Z方向の他方側)は、固定子28に可動子30が近づく方向となる。以下、X方向及びZ方向と直交する方向を幅方向(Y方向)ともいう。
固定子28と可動子30には、互いにZ方向で対向する箇所において、X方向に互い違いに複数の凸部38、40が設けられる。複数の凸部38、40の先端側部分は、本実施形態において、Y方向(図3、図4の視点)から見て、円弧状をなしている。
複数の凸部38、40には、固定子28に設けられる第1凸部38と、可動子30に設けられる第2凸部40が含まれる。第1凸部38は、固定子28に設けられる第1凹凸部42の一部を構成する。第1凹凸部42は、第1凸部38と第1凹部44がX方向に交互に並ぶように設けられる。第2凸部40は、可動子30に設けられる第2凹凸部46の一部を構成する。第2凹凸部46は、第2凸部40と第2凹部48がX方向に交互に並ぶように設けられる。第1凸部38は、第2凹凸部46の第2凹部48内に配置され、第2凸部40は、第1凹凸部42の第1凹部44内に配置される。
伸縮部材32は、線状のワイヤーを例示するが、帯状のベルト等でもよい。本実施形態の伸縮部材32の軸線方向に直交する断面形状は円形状をなす。伸縮部材32は、温度変化により伸縮可能な形状記憶合金を素材として構成される。本実施形態の形状記憶合金は、Ni-Ti系合金である。形状記憶合金製の伸縮部材32は、加熱による逆変態(オーステナイト変態)により縮み変形可能であるとともに、冷却によるマルテンサイト変態により伸び変形可能である。
伸縮部材32の両端部は、ねじ部材等の第1固定部材50を用いて、固定子28のはみ出し部36に固定される。固定子28のはみ出し部36を挟んで可動子30とはZ方向の反対側には雌ねじ部材52が配置される。雌ねじ部材52には第1雌ねじ孔52aが形成される。第1固定部材50は、雌ねじ部材52の第1雌ねじ孔52aにねじ込まれており、自らの頭部と固定子28の間で伸縮部材32を挟み付けることで、伸縮部材32を固定子28に固定する。本実施形態では、第1固定部材50の頭部は座金部材53を介して固定子28側に伸縮部材32を押さえ付けている。このとき、伸縮部材32の端部は、第1固定部材50の軸部の回りに巻かれた状態で、第1固定部材50と固定子28の間に挟み付けられる。第1固定部材50の頭部と固定子28の間には導電性を持つ板状の電極部材54が挟み込まれる。伸縮部材32の両端部は、電極部材54や電気配線を介して制御部20に電気的に接続される。
伸縮部材32は、固定子28と可動子30の間に配置される。伸縮部材32は、固定子28の第1凸部38と可動子30の第2凸部40に交互に掛けるようにX方向に張り渡される。この伸縮部材32は、固定子28の第1凸部38で可動子30と対向する箇所と、可動子30の第2凸部40で固定子28と対向する箇所とに交互に掛けられる。これにより、伸縮部材32は、縮み変形によって、駆動対象14とともに可動子30を駆動方向Paに駆動可能となる。
押さえ部材34は、固定子28のX方向両側のそれぞれに対応して個別に設けられる。押さえ部材34は、Z方向において固定子28に近づく側(図4の下側)に可動子30を押さえることで、固定子28に対するZ方向での可動子30の離脱を規制している。本実施形態の押さえ部材34は板バネであり、自らがZ方向に弾性変形した状態で可動子30を押さえている。
押さえ部材34は、ねじ部材等の第2固定部材56を用いて、固定子28に固定される。第2固定部材56は、雌ねじ部材52の第2雌ねじ孔52bにねじ込まれることで固定子28に固定される。
以上の駆動装置12の動作の一例を説明する。制御部20は、予め定められた駆動開始条件を満たすと、予め定められた通電条件のもとで伸縮部材32に通電する。本実施形態の駆動開始条件は駆動対象14に対するタッチ操作がタッチ検出部18により検出されることである。通電条件は、伸縮部材32が逆変態開始温度以上の温度域まで伸縮部材32を加熱することで、伸縮部材32を縮み変形させられる条件に設定される。このように制御部20は、タッチ検出部18によるタッチ操作が検出された場合に、伸縮部材32に通電することで伸縮部材32を縮み変形させることができる。
制御部20による通電に伴い伸縮部材32が縮み変形すると、可動子30が駆動方向Paに駆動され、その可動子30の動きが駆動対象14に伝達されることで、駆動対象14も駆動方向Paに駆動される。このとき、駆動対象14は付勢部16の付勢力に抗して駆動方向Paに駆動される。
制御部20による伸縮部材32に対する通電が停止すると、伸縮部材32が放熱冷却により元の形状に復元するように伸び変形する。これに伴い、伸縮部材32から駆動対象14への力の伝達が解除され、駆動対象14が付勢部16の付勢力により反駆動方向Pbに押し戻される。駆動装置12は、この駆動方向Paと反駆動方向Pbの動きを瞬間的に行わせることで駆動対象14を振動させる。これにより、駆動対象14に触れているユーザに駆動対象14の振動が伝達され、ユーザに触感が付与される。
図4、図6、図7を参照する。固定子28や可動子30の凸部38、40には、伸縮部材32が内側に配置される溝部60が形成される。溝部60は、固定子28や可動子30に対するY方向での伸縮部材32の離脱を規制している。本実施形態では、固定子28の複数の第1凸部38のそれぞれに溝部60が形成され、可動子30の複数の第2凸部40のそれぞれに溝部60が形成される。第1凸部38の溝部60は、可動子30とZ方向で対向する箇所にて固定子28に形成され、第2凸部40の溝部60は、固定子28とZ方向で対向する箇所で可動子30に形成される。溝部60は、Z方向を溝部60の深さ方向としてZ方向に窪むように形成される。溝部60は、凸部38、40の先端部から基端側に窪むように形成されるとも捉えられる。溝部60は、X方向を溝部60の長手方向として、X方向に延びるように形成される。
本実施形態の溝部60の底部60aには、X方向に直交する断面において、Y方向に延びる平坦面64が設けられる。溝部60は、溝部60の幅方向(Y方向)に対向する一対の側面66を有する。一対の側面66は、溝部60の最深箇所68から溝部60の入口側に向けて延びている。ここでの最深箇所68とは、X方向に直交する断面において、溝部60の深さ方向(Z方向)で最も深い箇所をいう。本実施形態の最深箇所68は、溝部60の底部に設けられる平坦面64が構成しており、そのY方向の両端から溝部60の入口側に向けて側面66が延びている。
溝部60は、その底側に向かうにつれて溝幅が狭くなるように形成される。本実施形態の溝部60は、溝部60の入口部60bから底部60aまでの全範囲において、その底側に向かうにつれて連続的に溝幅が狭くなるように形成される。別の観点から見ると、溝部60の側面66には、その底側に向かうにつれて連続的に溝幅を狭くする溝幅変化面70が設けられる。溝幅変化面70は、溝部60の入口部60bから底部60aまでの全範囲において、溝部60の側面66に設けられる。溝幅変化面70は、X方向に直交する断面において、Y方向の方向軸線Ldに対して傾斜するように設けられる。
重力以外の外力に起因して伸縮部材32の形状が変化していない状態、つまり、重力以外の外力が伸縮部材32に付与されていない自然な状態を「未変形状態」という。本実施形態の溝部60は、このような未変形状態にある伸縮部材32が溝部60の最深箇所68に接触可能な形状に設定される。これを実現するため、本実施形態の溝部60は、未変形状態にある伸縮部材32が溝部60の最深箇所68(平坦面64)のみに接触可能な形状に設定される。この未変形状態にある伸縮部材32は、溝部60の平坦面64に接触するとき、溝部60の一対の側面66からは間を置いて配置され、それらの側面66には接触しないということである。
これにより、伸縮部材32に溝部60の底側に向かう荷重Faが作用した場合に、溝部60への伸縮部材32の食い込みを避けられる。このような荷重Faは、伸縮部材32の縮み変形等に起因して、伸縮部材32に張力が付与された場合に伸縮部材32に作用する。別の観点からみると、溝部60は、このような荷重FaとしてZ方向に沿った荷重が作用した場合に、溝部60への伸縮部材32の食い込みを避けられる形状に設定されるともいえる。
本実施形態の伸縮部材32の断面形状は円形状であるが、これ以外の断面形状として、たとえば、楕円状に設定される場合を考える。この場合、伸縮部材32の軸線周りに伸縮部材32の断面形状を回転させたときに、いずれかの回転位置で前段落の条件を満たしていればよい。
凸部38、40に形成される溝部60のなかで最も溝部60の入口部60bでの溝幅が大きい箇所を基準箇所という。本実施形態での基準箇所とは、凸部38、40の先端Tpを通る箇所となる。図6は、基準箇所を通る断面図でもある。この基準箇所において、溝部60の底部60aでの溝幅をwbとし、溝部60の入口部60bでの溝幅をweとする。このとき、本実施形態の溝部60は、次の式(1)の条件を満たすように形成される。
wb≦we×0.5 ・・・ (1)
以上のアクチュエータ10の効果を説明する。
本実施形態の凸部38、40の溝部60は、その底側に向かうにつれて溝幅が狭くなるように形成される。よって、X方向に直交する断面において、溝部60の入口部60bでの溝幅weを溝部60の底部60aでの溝幅wbと同じにする場合より、溝部60の内側に入口部60bから伸縮部材32を入れ易くなる。これに伴い、アクチュエータ10の組み立て時に良好な組み立て性を得られる。
また、X方向に直交する断面において、溝部60の底部60aでの溝幅wbを入口部60bでの溝幅weと同じにする場合より、溝部60の底部に伸縮部材32が配置されるとき、固定子28の幅方向(Y方向)での伸縮部材32の位置の変動を抑えられる。
これらが相まって、Y方向での伸縮部材32の位置の変動対策を図りつつ、良好な組み立て性を得られる。
溝部60は、未変形状態にある伸縮部材32が溝部60の最深箇所68に接触可能な形状に設定される。よって、伸縮部材32に付与される張力によって、溝部60の底側に向けて伸縮部材32が動こうとしたとき、溝部60の一対の側面66間に伸縮部材32が食い込む事態を避けられる。つまり、溝部60の底部60aの内側に伸縮部材32が配置されるとき、溝部60に伸縮部材32が食い込む事態を避けられることになる。よって、溝部60の底部60aにより伸縮部材32の位置の変動を抑えつつ、伸縮部材32が伸び縮みするときの摺動抵抗の増大を避けられ、その伸縮動作のスムーズ化を図れる。
次に、アクチュエータ10の他の特徴を説明する。伸縮部材32が接触する溝部60の側面66と伸縮部材32の間の静止摩擦係数をμ[-]とする。このとき、この静止摩擦係数μに基づき、下記の式(2)から、Y方向の方向軸線Ldに対する角度として摩擦角θ0[°]が求められる。この摩擦角θ0は、溝部60の側面66に静止した状態で接触する物体に対して、Z方向に沿って溝部60の底側に向けて荷重Faを付与した場合に、その物体が滑り始める最小の角度となる。
θ0=arctan(μ) ・・・ (2)
このとき、X方向に直交する断面において、Y方向の方向軸線Ldに対する溝部60の側面66の傾斜角度θ1は、前述の静止摩擦係数μに基づき定まる摩擦角θ0より大きくなるように設定される。ここでの傾斜角度θ1とは、X方向に直交する断面において、Y方向の方向軸線Ldと溝部60の側面66を通る接線とがなす角度をいう。本実施形態では、溝部60の側面66の傾斜角度θ1は、溝部60の入口部60bから底部60aまでの全範囲において、摩擦角θ0より大きくなるように設定される。別の観点からいうと、溝部60の側面66の溝幅変化面70の傾斜角度θ1は、摩擦角θ0より大きくなるように設定されるともいえる。
この利点を説明する。固定子28や可動子30の溝部60の側面66にZ方向の途中位置で伸縮部材32が引っ掛かった場合を考える。この場合、伸縮部材32に張力が付与されたとき、溝部60の側面66(溝幅変化面70)によってY方向の内側に伸縮部材32を誘導しつつ、その底側に向けて伸縮部材32を滑り動かし易くなる。これに伴い、Y方向での伸縮部材32の位置変動を抑えるのに適した箇所として、溝部60の底部60aに伸縮部材32を配置した状態を安定して実現し易くなる。
図7を参照する。固定子28の複数の凸部38に形成される複数の溝部60の底部60aは、Z方向から見て、直線Ls上に並ぶように設けられる。固定子28に形成される複数の溝部60の底部60aを通る直線Lsは、Z方向から見て、固定子28の重心Cg1を通り、かつ、固定子28のY方向の中央部に位置するように設けられる。ここでの重心Cg1とは、Z方向から見て、固定子28の幾何学的な形状がなす重心をいう。ここでの中央部とは、本実施形態において、Z方向から見て、この重心Cg1を通りX方向に沿って延びる直線上にある部位をいう。本実施形態では、この固定子28の中央部上を通る直線が前述の直線Lsと一致するが、これらは一致しなくともよい。
また、可動子30の複数の凸部40に形成される複数の溝部60の底部60aは、Z方向から見て、直線Ls上に並ぶように設けられる。可動子30に形成される複数の溝部60の底部60aを通る直線Lsは、Z方向から見て、可動子30の重心Cg2を通り、かつ、可動子30のY方向の中央部に位置するように設けられる。ここでの重心Cg2とは、Z方向から見て、可動子30の幾何学的な形状がなす重心をいう。ここでの中央部とは、本実施形態において、Z方向から見て、この重心Cg2を通りX方向に沿って延びる直線上にある部位をいう。本実施形態では、この可動子30の中央部上を通る直線が前述の直線Lsと一致するが、これらは一致しなくともよい。
ここでの溝部60の底部60aとは、X方向に直交する断面において、溝部60の最深箇所68のみを指すのではなく、溝部60の最深箇所68から溝部60の深さDp(図6参照)の0.1倍までの範囲にある箇所をいう。ここでの深さDpとは、X方向に直交する断面において、溝部60の入口部60bから最深箇所68までのZ方向に沿った寸法をいう。たとえば、溝部60の最深箇所68を含む箇所に凹曲面74(第2実施形態)を設けたり、溝部60がV字溝である場合に、その最深箇所68以外も溝部60の底部60aの一部になるということである。
これにより、溝部60の底部60aの内側を通るように伸縮部材32を配置することで、Z方向から見て、その直線Ls上に近い箇所を通るよう伸縮部材32を配置できる。つまり、Y方向での伸縮部材32の位置変動を抑えるのに適した箇所となる複数の溝部60の底部60aを通しつつ、Z方向から見て、伸縮部材32を直線的に配置し易くなる。このため、溝部60によってY方向での伸縮部材32の位置の変動を抑えることで、伸縮部材32が大きく蛇行するのを避けられ、その蛇行に起因するアクチュエータ10の出力特性の変動を抑えられる。
また、本実施形態の構成によれば、次の利点がある。以下、可動子30のZ方向から見た位置関係を説明する。伸縮部材32から可動子30には、Z方向に可動子30を並進運動させる力の他に、X方向の軸線周りに可動子30を回転運動させるモーメントが作用する。このモーメントは、前述の線LsからY方向に平行に伸縮部材32がずれるとしたとき、そのずれ量に比例して大きくなる。このモーメントが増大してしまうと、可動子30の回転により可動子30が固定子28から分離等してしまい、その動作安定性に悪影響を及ぼし兼ねない。
ここで、本実施形態によれば、可動子30の複数の溝部60の底部60aを通る直線Lsは、可動子30の重心Cg2を通り、かつ、可動子30の幅方向Yの中央部に位置するように設けられる。よって、可動子30の溝部60の内側を通るように伸縮部材32を配置することで、可動子30の重心Cg2を通る前述の直線Lsとほぼ重なる位置を通るように伸縮部材32を配置できる。これに伴い、伸縮部材32から可動子30に付与されるモーメントを抑えられ、そのモーメントに起因する動作安定性への影響を抑え易くできる。
図8、図9を参照する。複数の凸部38、40に形成される複数の溝部60には、X方向の端側の凸部40に形成される端側溝部(以下、他の溝部60と区別するため端側溝部72という)が含まれる。本実施形態の端側溝部72は、可動子30のX方向の端側の第2凸部40に形成される。
端側溝部72の側面66には、凸部40のX方向の外側部分(図8(A)の左側部分)に連続面72aが設けられる。連続面72aは、Z方向から見て、X方向の内側に近づくにつれて、端側溝部72の溝幅を連続的に狭めるように形成される。本実施形態の連続面72aは、Z方向から見て、Y方向の内側に凸となる曲面状をなすが、平面状をなしていてもよい。ここでのX方向の内側とは、端側溝部72に対して隣り合う他の溝部60に近づく側(図8(A)の右側)をいう。X方向の外側とは、端側溝部72に対して隣り合う他の溝部60とは反対側に遠ざかる側(図8(A)の左側)をいう。
この利点を説明する。図10(A)は、第1変形例の可動子30の端側溝部72を示す図である。本例の端側溝部72の側面66は、Z方向から見て(図10(A)の視点から見て)、X方向に向かって一定の溝幅となるように形成される。可動子30の凸部40には、凸部40のX方向の外側面40aと端側溝部72の側面66とがなすエッジ部40bが形成される。
端側溝部72よりX方向の外側では伸縮部材32のY方向での位置の変動が生じ得る。これは、たとえば、第1固定部材50の軸部に対する伸縮部材32の巻き位置が変化することで生じる。このような伸縮部材32の位置の変動が生じた場合、端側溝部72のX方向の端部にエッジ部40bがあり、そのエッジ部40bに伸縮部材32が接触すると、伸縮部材32に過大な負担が生じる(図10(A)参照)。
この点、本実施形態によれば、端側溝部72よりX方向の外側で伸縮部材32のY方向での位置の変動が生じた場合でも、端側溝部72に対する伸縮部材32の接触箇所を端側溝部72の連続面72aにし易くなる(図10(B)参照)。よって、伸縮部材32との接触箇所がエッジ部40bになる事態を避け易くなる。このため、前述の直線Ls上に伸縮部材32を配置するうえで、伸縮部材32とエッジ部40bの接触に伴い伸縮部材32に過大な負担が生じるのを避けられる。
(第2の実施の形態)
図11を参照する。本実施形態は、第1実施形態と比べて、固定子28や可動子30の溝部60の形状が相違する。本実施形態の溝部60の底部60aには凹曲面74が設けられる。本実施形態の溝部60の最深箇所68は、溝部60の深さ方向で最も深い箇所にある凹曲面74の一部が構成する。この凹曲面74の曲率半径は、伸縮部材32の断面形状がなす円形状の曲率半径より大きくなるように設定される。これによって、本実施形態の溝部60は、第1実施形態で説明したように、未変形状態にある伸縮部材32が溝部60の最深箇所68に接触可能な形状に設定される。
なお、本図では固定子28の溝部60のみを図示したが、可動子30の溝部60も同様の形状である。
各構成要素の他の変形例を説明する。
アクチュエータ10は触感付与装置に用いられる例を説明したが、その用途は特に限られない。アクチュエータ10は、たとえば、単なる駆動装置として用いられてもよい。
駆動対象14はタッチパネルである例を説明したが、これに限定されない。たとえば、オンオフスイッチ等のスイッチでもよい。
固定子28の形状は特に限定されない。固定子28は、たとえば、直線的に延びる場合の他に曲線的に延びる長尺状でもよい。可動子30も同様である。
伸縮部材32を構成する形状記憶合金の組成は特に限定されず、Ni-Ti-Cu系合金が用いられてもよい。
複数の第1凸部38のそれぞれや複数の第2凸部40のそれぞれに溝部60が形成される例を説明した。この他にも、複数の第1凸部38の一部や、複数の第2凸部40の一部にのみ溝部60が形成されてもよい。
溝部60は、溝部60の入口部60bから底部60aまでの全範囲のうちの一部の範囲において、その底側に向かうにつれて連続的に溝幅が狭くなるように形成されてもよい。たとえば、前述の全範囲のうちの半分以上の範囲において、この条件を満たすように形成されてもよい。この範囲において、前述の溝幅変化面70が設けられてもよいということである。また、溝部60は、その底側に向かうにつれて段階的に溝幅が狭くなるように形成されてもよい。
溝部60の側面66の傾斜角度θ1は、溝部60の入口部60bから底部60aまでの全範囲のうちの一部の範囲において、摩擦角θ0より大きくなるように設定されてもよい。たとえば、前述の全範囲のうちの半分以上の範囲において、この条件を満たすように設定されてもよい。
溝部60は、未変形状態にある伸縮部材32が溝部60の最深箇所68に接触不能な形状に設定されてもよい。溝部60の側面66の傾斜角度θ1は摩擦角θ0以下に設定されてもよい。
複数の凸部38、40に形成される複数の溝部60は、Z方向から見て、それらの底部60aが直線Ls上に並ぶように設けられていなくともよい。たとえば、複数の溝部60は、Z方向から見て、ジグザグに蛇行しながらX方向に延びていてもよい。
端側溝部72は、可動子30の第2凸部40ではなく、固定子28の第1凸部38に形成されてもよい。
以上、本発明の実施形態や変形例について詳細に説明した。前述した実施形態や変形例は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態や変形例の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態」との表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
10…アクチュエータ、14…駆動対象、18…タッチ検出部、20…制御部、26…伸縮部材、28…固定子、30…可動子、32…伸縮部材、38…第1凸部、40…第2凸部、60…溝部、60a…底部、66…側面、68…最深箇所、72…端側溝部、72a…連続面。

Claims (5)

  1. 長尺状の固定子と、
    前記固定子の長手方向と直交する方向にて前記固定子と対向して配置され、その直交する方向を可動方向として移動可能な可動子と、
    温度変化により伸縮可能な形状記憶合金を素材として構成される伸縮部材と、を備え、
    前記固定子と前記可動子には、前記長手方向に互い違いに複数の凸部が設けられ、
    前記伸縮部材は、前記固定子の前記凸部と前記可動子の前記凸部に交互に掛けるように張り渡され、
    前記凸部には、前記伸縮部材が内側に配置される溝部が形成され、
    前記溝部は、その底側に向かうにつれて溝幅が狭くなるように形成され、
    記複数の凸部に形成される複数の前記溝部は、前記可動方向から見て、それらの底部が直線上に並ぶように設けられ
    記複数の凸部に形成される複数の前記溝部には、前記長手方向の端側の前記凸部に形成される端側溝部が含まれ、
    前記端側溝部の側面には、前記凸部の前記長手方向の外側部分に連続面が設けられ、
    前記連続面は、前記可動方向から見て、前記長手方向の内側に近づくにつれて、前記端側溝部の溝幅を連続的に狭めるように形成されるアクチュエータ。
  2. 前記溝部は、未変形状態にある前記伸縮部材が前記溝部の最深箇所に接触可能な形状に設定される請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記長手方向及び前記可動方向と直交する方向を幅方向というとき、
    前記長手方向に直交する断面において、前記幅方向の方向軸線に対する前記溝部の側面の傾斜角度θ1は、前記伸縮部材と前記側面の間の静止摩擦係数に基づき定まる摩擦角θ0より大きくなるように設定される請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記長手方向及び前記可動方向と直交する方向を幅方向というとき、
    前記可動子に形成される前記複数の溝部の底部を通る前記直線は、前記可動方向から見て、前記可動子の重心を通り、かつ、前記可動子の前記幅方向の中央部に位置するように設けられる請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータ。
  5. 請求項1からのいずれかに記載のアクチュエータであって、前記伸縮部材の縮み変形により駆動対象を駆動可能なアクチュエータと、
    ユーザによる前記駆動対象に対するタッチ操作を検出可能なタッチ検出部と、
    前記タッチ検出部によりタッチ操作が検出された場合に、前記伸縮部材に通電することで前記伸縮部材を縮み変形させることができる制御部と、を備える触感付与装置。
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