JP7216908B2 - 便座装置遠隔操作プログラム及び便座装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、便座装置遠隔操作プログラム及び便座装置に関する。
スマートフォンなどの携帯情報端末を使って温水洗浄便座などの便座装置を遠隔操作する技術が知られている(例えば、特許文献1)。携帯情報端末は、便座装置と無線通信を行うことにより、便座装置を遠隔操作する。この際、便座装置と携帯情報端末との通信規格によっては、1つの携帯情報端末を便座装置に接続している間は、その便座装置に別の携帯情報端末を接続することができない。
便座装置と携帯情報端末との通信接続は、使用者が通信接続の切断処理を行うか、もしくは携帯情報端末が便座装置の通信圏外まで移動することによって切断される。このため、便座装置と携帯情報端末との通信の範囲が比較的広い場合に、使用者が通信接続の切断処理を忘れてしまうと、その使用者が便座装置の通信圏外まで移動するまで、次の使用者が携帯情報端末を便座装置に接続できなくなってしまう。
このため、携帯情報端末によって遠隔操作可能な便座装置、及びスマートフォンなどの携帯情報端末にインストールして使用され、便座装置を遠隔操作するための便座装置遠隔操作プログラムでは、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制できるようにすることが望まれる。
特許第5889461号
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、携帯情報端末によって遠隔操作可能な便座装置及びその便座装置遠隔操作プログラムにおいて、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制できる便座装置遠隔操作プログラム及び便座装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、便座装置と無線通信を行う無線通信部と、操作画面を表示するための表示部と、操作指示を入力するための操作部と、前記操作部から入力された操作指示に応じて前記無線通信部及び前記表示部を制御する制御部と、を備えた携帯情報端末にインストール可能に構成され、前記便座装置を遠隔操作する遠隔操作モードを前記携帯情報端末の前記制御部に実行させる便座装置遠隔操作プログラムであって、前記無線通信部が前記便座装置と通信接続されている通信接続状態又は前記遠隔操作モードを開始した後、前記携帯情報端末を所持した使用者の歩数を計測する歩数計測部から前記歩数に関連する歩数情報を取得する工程と、前記歩数が第1閾値を超えたことに応答して、前記通信接続状態を自動で切断する自動切断処理、又は前記遠隔操作モードを自動で終了する自動終了処理を実行する工程と、を、前記携帯情報端末に実行させることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
この便座装置遠隔操作プログラムによれば、使用者のトイレ室からの退室を歩数によって検知することができる。そして、歩数が第1閾値を超えたことに応答して、自動切断処理又は自動終了処理を実行することにより、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制することができる。例えば、携帯情報端末に標準搭載されている加速度センサなどを歩数計測部として用いることにより、別の退室検知センサなどを設ける必要が無く、簡単な構成で使用者のトイレ室からの退室を検知することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1閾値を変更する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
トイレ室から退室するまでに必要となる歩数は、トイレ室の大きさや使用者の体格などによって変化する。この便座装置遠隔操作プログラムによれば、第1閾値を変更可能とすることで、トイレ室の大きさや使用者の体格などに応じたより適切なタイミングで、自動切断処理又は自動終了処理を実行することができる。従って、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を、より確実に抑制することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記便座装置は、便座への着座を検知する着座検知センサを備えており、前記歩数が前記第1閾値を超えたか否かのカウントは、前記着座検知センサによる着座の検知に応答してリセットされることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
トイレ装置の使用途中に、トイレットペーパーの補充動作、お尻拭き動作、座り位置の変更動作などを行うと、歩数がカウントされ、使用中に自動切断処理又は自動終了処理が実行されてしまう可能性がある。この便座装置遠隔操作プログラムによれば、着座の検知に応答して歩数のカウントをリセットすることにより、使用中に意図せず自動切断処理又は自動終了処理が実行されてしまうことを抑制することができる。
第4の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記便座装置は、操作指示を入力するための操作部を備えており、前記歩数が前記第1閾値を超えたか否かのカウントは、前記操作部の操作に応答してリセットされることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
トイレ装置の使用途中に、トイレットペーパーの補充動作、お尻拭き動作、座り位置の変更動作などを行うと、歩数がカウントされ、使用中に自動切断処理又は自動終了処理が実行されてしまう可能性がある。この便座装置遠隔操作プログラムによれば、操作部の操作に応答して歩数のカウントをリセットすることにより、使用中に意図せず自動切断処理又は自動終了処理が実行されてしまうことを抑制することができる。
第5の発明は、第1~第4のいずれか1つの発明において、人体の検知に関連する人体検知信号を前記便座装置から取得する工程と、前記歩数が前記第1閾値を超えた際に、前記人体の検知中は、前記自動切断処理又は前記自動終了処理の実行を保留する工程と、を前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
この便座装置遠隔操作プログラムによれば、人体の検知中は、自動切断処理又は自動終了処理の実行を保留することにより、使用者がトイレ室内にいる状態で、自動切断処理又は自動終了処理が意図せず実行されてしまうことを抑制することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記歩数のカウント開始から前記自動切断処理又は前記自動終了処理の実行までリセットされることなくカウントされる累積歩数が、前記自動切断処理又は前記自動終了処理の実行の保留中に、前記第1閾値よりも大きい第2閾値を超えた際に、前記自動切断処理又は前記自動終了処理を実行する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
この便座装置遠隔操作プログラムによれば、例えば、トイレ装置が連続使用される際に、使用者同士の入れ替わりにより、前の使用者が非検知となる前に次の使用者が連続的に検知されてしまった場合でも、累積歩数が第2閾値を超えることによって自動切断処理又は自動終了処理を実行することができる。これにより、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を、より確実に抑制することができる。
第7の発明は、第6の発明において、前記第1閾値よりも大きい値の範囲で前記第2閾値を変更する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
トイレ室から退室するまでに必要となる歩数は、トイレ室の大きさや使用者の体格などによって変化する。この便座装置遠隔操作プログラムによれば、第2閾値を変更可能とすることで、トイレ室の大きさや使用者の体格などに応じたより適切なタイミングで、自動切断処理又は自動終了処理を実行することができる。従って、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を、より確実に抑制することができる。
第8の発明は、第1~第7のいずれか1つの発明において、便座からの離座に関連する離座信号を前記便座装置から取得し、離座したタイミングからの経過時間が所定時間を超えたことに応答して前記自動切断処理又は前記自動終了処理を実行する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
この便座装置遠隔操作プログラムによれば、例えば、歩数計測部の故障などによって歩数がカウントされなくなってしまった場合などにも、離座したタイミングからの経過時間が所定時間を超えることで、自動切断処理又は自動終了処理を適切に実行することができる。従って、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を、より確実に抑制することができる。
第9の発明は、第1~第8のいずれか1つの発明において、便座への着座に関連する着座信号を前記便座装置から取得し、前記遠隔操作モードの開始から前記便座への着座までの経過時間が所定時間を超えたことに応答して前記自動切断処理又は前記自動終了処理を実行する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
この便座装置遠隔操作プログラムによれば、例えば、公共のトイレルームなどで複数台の便座装置が設置されている場合に、意図しない別の便座装置と通信接続をしてしまった時などにも、便座への着座までの経過時間が所定時間を超えたことに応答して自動切断処理又は自動終了処理を実行することにより、別の便座装置の使用者が別の便座装置と通信接続できなくなってしまう事態を抑制することができる。
第10の発明は、第1~第9のいずれか1つの発明において、前記自動切断処理又は前記自動終了処理は、前記便座装置の使用終了に関連する終了動作の実行を指示する終了動作信号を前記便座装置に送信する工程を含むことを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
この便座装置遠隔操作プログラムによれば、自動切断処理又は自動終了処理のタイミングで終了動作を実行することにより、自動切断処理又は自動終了処理が実行されたことを使用者に認識させ易くすることができる。
第11の発明は、第1~第10のいずれか1つの発明において、前記便座装置は、便座への着座を検知する着座検知センサ又は人体を検知する人体検知センサを備えており、前記歩数が前記第1閾値を超えたか否かのカウントは、前記着座検知センサによる着座の検知又は前記人体検知センサによる人体の検知に応答して開始されることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラムである。
この便座装置遠隔操作プログラムによれば、無線通信の通信距離が比較的長く、便座装置の手前から通信接続を行った場合などに、便座装置に近づく動作の歩数がカウントされ、意図しないタイミングで自動切断処理又は自動終了処理が実行されてしまうことを抑制することができる。
第12の発明は、使用者が着座する便座と、携帯情報端末と無線通信を行う無線通信部と、所定の動作を行う動作部と、前記無線通信部を介して前記携帯情報端末から受信した信号に基づいて前記動作部の動作を制御する携帯情報端末動作モードを実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記携帯情報端末動作モードを開始した後、前記携帯情報端末を所持した使用者の歩数に関連する歩数情報を前記携帯情報端末から取得し、前記歩数が第1閾値を超えたことに応答して、前記通信接続状態を自動で切断する自動切断処理、又は前記携帯情報端末動作モードを自動で終了する自動終了処理を実行することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、使用者のトイレ室からの退室を歩数によって検知することができる。そして、歩数が第1閾値を超えたことに応答して、自動切断処理又は自動終了処理を実行することにより、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制することができる。例えば、携帯情報端末に標準搭載されている加速度センサなどを歩数計測部として用いることにより、別の退室検知センサなどを設ける必要が無く、簡単な構成で使用者のトイレ室からの退室を検知することができる。
本発明の態様によれば、携帯情報端末によって遠隔操作可能な便座装置及びその便座装置遠隔操作プログラムにおいて、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制できる便座装置及び便座装置遠隔操作プログラムが提供される。
第1の実施形態に係るトイレシステムを模式的に表す斜視図である。 第1の実施形態に係る便座装置を模式的に表すブロック図である。 第1の実施形態に係る携帯情報端末を模式的に表すブロック図である。 携帯情報端末の表示部に表示される表示画面の一例を模式的に表す説明図である。 第1の実施形態に係るトイレシステムの動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 第1の実施形態に係るトイレシステムの動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 第1の実施形態に係るトイレシステムの動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 第1の実施形態に係る携帯情報端末の変形例を模式的に表すブロック図である。 第2の実施形態に係るトイレシステムを模式的に表す斜視図である。 第3の実施形態に係るトイレシステムの動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るトイレシステムを模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、トイレシステム2は、トイレ装置10と、携帯情報端末100と、を備える。トイレ装置10は、住宅や公共施設のトイレ室TRに設置される。住宅では、例えば、1階と2階など複数のトイレ室TRが設置される場合がある。また、公共施設では、例えば、間仕切りなどでトイレ空間を仕切ることにより、1つのトイレ空間内に複数のトイレ室TRが設置される場合がある。公共施設のトイレ室TRは、換言すれば、トイレブースである。トイレ装置10は、例えば、こうした複数のトイレ室TRのそれぞれに設置される。
トイレ装置10は、腰掛け大便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)12と、便座装置20と、を備える。便座装置20は、便器12の上部に設置される。便座装置20は、便器12に対して一体的に取り付けてもよいし、便器12に対して着脱可能に取り付けてもよい。
便座装置20は、本体部22と、便座24と、便蓋26と、リモコン28と、ノズル30と、を備える。便蓋26は、便座装置20に必要に応じて設けられ、省略可能である。便座24と便蓋26とは、本体部22に対して回転可能に軸支されている。
なお、本願明細書において、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「左側方」及び「右側方」のそれぞれは、開いた便蓋26に背を向けて便座24に座った使用者から見た方向である。
便器12は、ボウル部12aを有する。ボウル部12aは、下方に凹む凹状である。便器12は、ボウル部12aにおいて使用者の尿や便などの***物を受ける。便座装置20の本体部22は、便器12のボウル部12aよりも後方の部分の上に取り付けられる。
使用者が着座するための便座24は、ボウル部12aを露呈させる開口部24aを有する。便座24は、下げた状態において、ボウル部12aの外縁を囲むように便器12の上に設けられ、開口部24aを介してボウル部12aを露呈させる。これにより、使用者は、便座24に座った状態でボウル部12aに***を行うことができる。この例では、貫通孔状の開口部24aが形成された、いわゆるO型の便座24を示している。便座24は、O型に限ることなく、U字型などでもよい。開口部24aは、貫通孔状に限ることなく、切り欠き状でもよい。使用状態(使用者が着座可能な状態)の便座24を上方から見た形状は、環状又はU字状である。
リモコン28(操作部)は、例えば、複数のスイッチやセンサなどを有し、使用者からの操作指示を受け付ける。また、リモコン28は、有線又は無線を介して本体部22と接続され、使用者から入力された操作指示を本体部22に送信する。本体部22は、リモコン28から入力された操作指示に応じて所定の動作を実行する。なお、本体部22への操作指示の入力は、例えば、本体部22に設けられた操作パネルなどを介して行ってもよい。このように、操作指示を入力するための操作部は、リモコン28でもよいし、本体部22に設けられた操作パネルでもよい。
ノズル30は、本体部22に設けられている。ノズル30は、本体部22内に収納された位置と、本体部22から前方に突出し、ボウル部12a内に進出した位置と、に進退移動する。なお、図1は、ノズル30がボウル部12a内に進出した状態を表している。
便座装置20は、ノズル30をボウル部12a内に進出させた状態で、使用者の「おしり」などの局部に向けてノズル30から洗浄水を吐水することにより、使用者の局部を洗浄する局部洗浄機能を有する。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
リモコン28は、例えば、洗浄ボタンや停止ボタンなど、局部洗浄機能の動作を操作するための複数の操作部材を有する。便座装置20は、例えば、リモコン28から入力される操作指示に基づいて、局部洗浄機能の動作を実行する。これにより、使用者は、リモコン28の操作に応じて、局部の洗浄を行うことができる。
携帯情報端末100は、例えば、使用者の所有するスマートフォンやタブレット端末などである。但し、携帯情報端末100は、これらに限ることなく、使用者が携帯可能な任意の端末でよい。
携帯情報端末100には、便座装置20を遠隔操作するための遠隔操作プログラム(アプリケーションソフトウェア)が予めインストールされている。携帯情報端末100は、遠隔操作プログラムに基づいて、便座装置20を遠隔操作する遠隔操作モードの動作を実行する。トイレシステム2では、携帯情報端末100において上記の遠隔操作プログラムを起動させ、携帯情報端末100を遠隔操作モードで動作させることにより、携帯情報端末100によって便座装置20の動作を遠隔操作することができる。
トイレシステム2では、例えば、携帯情報端末100によって便座装置20の局部洗浄機能の動作を遠隔操作することができる。すなわち、トイレシステム2では、リモコン28及び携帯情報端末100のいずれかを操作することにより、便座装置20の局部洗浄機能の動作などを遠隔操作することができる。
この例において、便座装置20は、換言すれば、局部洗浄機能を有する衛生洗浄装置である。便座装置20は、衛生洗浄装置に限ることなく、例えば、便座24の座面を温める暖房便座装置などでもよい。リモコン28及び携帯情報端末100によって遠隔操作する便座装置20の動作は、局部洗浄機能の動作に限ることなく、任意の動作でよい。
図2は、第1の実施形態に係る便座装置を模式的に表すブロック図である。
図2に表したように、便座装置20は、制御部40と、記憶部42と、第1人体検知センサ51と、第2人体検知センサ52と、着座検知センサ53と、第1無線通信部61と、第2無線通信部62と、便蓋開閉装置70と、便座開閉装置71と、便座ヒータ72と、電磁弁73と、温水ヒータ74と、ノズル駆動装置75と、脱臭装置76と、室内暖房装置77と、照明装置78と、便器洗浄装置79と、温風送風機80と、を備える。
記憶部42は、便座装置20の各部の動作を制御するための各種の制御プログラムや各種のデータを記憶する。制御部40は、記憶部42に記憶された各種のプログラムやデータを読み出し、逐次処理することにより、便座装置20の各部の動作を統括的に制御する。
第1人体検知センサ51は、便座装置20に近づく人体を検知する。換言すれば、第1人体検知センサ51は、トイレ室TRに入室した人体を検知する。第1人体検知センサ51には、例えば、焦電センサや電波センサなどが用いられる。第1人体検知センサ51は、制御部40と接続されている。第1人体検知センサ51は、人体の検知結果を制御部40に入力する。
第2人体検知センサ52は、便座装置20(便器12)の前に立つ人体を検知する。第2人体検知センサ52には、例えば、赤外線測距センサなどが用いられる。第2人体検知センサ52は、制御部40と接続されている。第2人体検知センサ52は、人体の検知結果を制御部40に入力する。
着座検知センサ53は、便座24への着座を検知する。着座検知センサ53は、便座24への着座を検知した検知状態と、便座24への着座を検知していない非検知状態と、を有する。着座検知センサ53には、例えば、機械的なスイッチや静電センサなどが用いられる。着座検知センサ53は、制御部40と接続されている。着座検知センサ53は、人体の検知結果を制御部40に入力する。
第1無線通信部61は、リモコン28との無線通信を行う。第1無線通信部61は、例えば、リモコン28から送信された赤外線信号を受光する赤外線受光装置である。第1無線通信部61は、制御部40と接続されている。第1無線通信部61は、リモコン28から受信した受信信号を制御部40に入力する。
第2無線通信部62は、携帯情報端末100との無線通信を行う。第2無線通信部62は、例えば、携帯情報端末100と双方向の無線通信を行う。第2無線通信部62には、例えば、Bluetooth(登録商標)やWi-Fiなどの通信規格に準拠した無線通信装置が用いられる。以下では、第2無線通信部62にBluetooth(登録商標)やWi-Fiの直接接続機能を用いた場合など、他の機器を介することなく、便座装置20と携帯情報端末100とが無線通信によって直接的に接続される場合を例に説明を行う。第2無線通信部62は、制御部40と接続されている。第2無線通信部62は、携帯情報端末100から受信した受信信号を制御部40に入力するとともに、制御部40から入力された送信信号を携帯情報端末100に送信する。
便蓋開閉装置70は、制御部40と接続されており、制御部40の制御に基づいて便蓋26を自動的に開閉する。制御部40は、例えば、第1人体検知センサ51又は第2人体検知センサ52による人体の検知に基づいて便蓋26を開き、第1人体検知センサ51又は第2人体検知センサ52による人体の非検知に基づいて便蓋26を閉じる。また、制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作に応じて便蓋開閉装置70を駆動することにより、便蓋26を開閉する。
便座開閉装置71は、制御部40と接続されており、制御部40の制御に基づいて便座24を自動的に開閉する。制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作に応じて便座開閉装置71を駆動することにより、便座24を開閉する。
便座ヒータ72は、便座24の内部に設けられ、便座24の座面を内側から温める。便座ヒータ72は、制御部40と接続され、制御部40の制御に基づいて便座24の座面を温める。制御部40は、例えば、便座24の座面の温度が、リモコン28又は携帯情報端末100の操作によって設定された温度となるように、便座ヒータ72の駆動を制御する。
電磁弁73は、給水源とノズル30との間に設けられる。電磁弁73を開くことにより、ノズル30に洗浄水が供給される。電磁弁73を閉じることにより、ノズル30への洗浄水の供給が停止される。電磁弁73は、制御部40と接続されている。電磁弁73は、制御部40の制御に基づいて、ノズル30への洗浄水の供給及びノズル30への洗浄水の供給の停止を切り替える。
温水ヒータ74は、電磁弁73の下流に設けられている。温水ヒータ74は、制御部40と接続されている。温水ヒータ74は、制御部40の制御に基づいて、給水源から供給された洗浄水を加熱し、例えば規定の温度まで昇温させる。温水ヒータ74は、給水源から供給された洗浄水を、設定された温度の温水に変換する。温水ヒータ74は、例えばセラミックヒータなどを用いた瞬間加熱式(瞬間式)の熱交換器でもよいし、貯湯タンクを用いた貯湯加熱式の熱交換器でもよい。
また、制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作によって、温水温度を設定可能とする。使用者は、リモコン28又は携帯情報端末100を操作することにより、温水温度を所望の温度に設定することができる。
ノズル駆動装置75は、本体部22内に収納された位置と、本体部22から前方に突出し、ボウル部12a内に進出した位置と、にノズル30を進退移動させる。ノズル駆動装置75は、制御部40と接続されている。ノズル駆動装置75は、制御部40の制御に基づいて、ノズル30を進退移動させる。
また、制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作によって、ボウル部12a内に進出した状態におけるノズル30の位置を調整可能とする。使用者は、ノズル30がボウル部12a内に進出した状態において、リモコン28又は携帯情報端末100を操作することにより、ノズル30の前後方向の位置などを所望の位置に調整することができる。
脱臭装置76は、便器12のボウル部12a内の空気を吸引し、吸引した空気に含まれる悪臭成分などを低減させた後、本体部22の外に排出することにより、ボウル部12a内の空気を脱臭する。脱臭装置76は、制御部40に接続され、制御部40の制御に基づいて、ボウル部12a内の空気の脱臭を行う。制御部40は、例えば、使用者が便座24から離れたことを着座検知センサ53が検知した際に、脱臭装置76を所定時間動作させる。
室内暖房装置77は、本体部22の外に温風を吹き出すことにより、トイレ室TR内の暖房を行う。室内暖房装置77は、制御部40に接続され、制御部40の制御に基づいて、トイレ室TR内の暖房を行う。制御部40は、例えば、リモコン28又は携帯情報端末100の操作によって、室内温度を設定可能とする。使用者は、リモコン28又は携帯情報端末100を操作することにより、トイレ室TR内の設定温度を所望の温度に設定することができる。
照明装置78は、便器12のボウル部12a内を照明する。照明装置78は、制御部40に接続され、制御部40の制御に基づいて、ボウル部12a内の照明を行う。制御部40は、例えば、第1人体検知センサ51又は第2人体検知センサ52による人体の検知に基づいて照明装置78を点灯させることにより、夜間などにボウル部12aを見易くする。
便器洗浄装置79は、便器12に洗浄水を供給して便器12を洗浄する。便器洗浄装置79は、例えば、便器12への給水タンクや便器12への給水管などに設けられ、便器12の洗浄を自動的に行えるようにする。便器洗浄装置79は、制御部40に接続され、制御部40の制御に基づいて、便器12の洗浄を行う。制御部40は、例えば、第1人体検知センサ51、第2人体検知センサ52、あるいは着座検知センサ53によって、便座24から使用者が離れたことが検知されたことに応じて、便器洗浄装置79を動作させることにより、便器12の洗浄を行う。
温風送風機80は、使用者の局部に向けて温風を送風する。温風送風機80は、例えば、局部洗浄などで濡れた使用者の局部に温風を送風することにより、使用者の局部を乾燥させる。温風送風機80は、制御部40と接続されている。温風送風機80は、制御部40の制御に基づいて、使用者の局部への温風の送風及び送風の停止を切り替える。
このように、便座装置20は、例えば、便蓋開閉装置70、便座開閉装置71、便座ヒータ72、電磁弁73、温水ヒータ74、ノズル駆動装置75、脱臭装置76、室内暖房装置77、照明装置78、便器洗浄装置79、及び温風送風機80など、便器12の利用に関連する所定の動作を行う動作部を有する。便座装置20は、例えば、複数の動作部を有する。なお、動作部は、上記のものに限ることなく、便器12の利用に関連する所定の動作を行う任意の動作部でよい。便座装置20に設けられる動作部の数は、任意の数でよい。便座装置20に設けられる動作部の数は、例えば、1つでもよい。
前述のように、トイレシステム2では、リモコン28及び携帯情報端末100のいずれかを操作することにより、便座装置20の動作を遠隔操作することができる。便座装置20の制御部40は、第1無線通信部61を介してリモコン28から受信した信号に基づいて複数の動作部の動作を制御するとともに、第2無線通信部62を介して携帯情報端末100から受信した信号に基づいて複数の動作部の動作を制御する。制御部40は、第2無線通信部62を介して携帯情報端末100から受信した信号に基づいて複数の動作部の動作を制御する携帯情報端末動作モードを実行可能である。
図3は、第1の実施形態に係る携帯情報端末を模式的に表すブロック図である。
図3に表したように、携帯情報端末100は、制御部110と、記憶部112と、無線通信部114と、操作部116と、表示部118と、スピーカ120と、マイクロフォン122と、歩数計測部124と、を備える。
記憶部112は、携帯情報端末100の各部の動作を制御するための各種の制御プログラムや各種のデータを記憶する。制御部110は、記憶部42に記憶された各種のプログラムやデータを読み出し、逐次処理することにより、携帯情報端末100の各部の動作を統括的に制御する。
無線通信部114は、便座装置20の第2無線通信部62との無線通信を行う。無線通信部114には、第2無線通信部62と同じ通信規格に準拠した無線通信装置が用いられる。無線通信部114は、制御部110と接続されている。無線通信部114は、便座装置20の第2無線通信部62から受信した受信信号を制御部110に入力するとともに、制御部110から入力された送信信号を便座装置20の第2無線通信部62に送信する。
操作部116は、使用者などからの操作指示の入力を受け付ける。操作部116には、例えば、タッチパネルが用いられる。操作部116は、例えば、機械式のスイッチや他のセンサなどでもよいし、これらを組み合わせて構成してもよい。操作部116は、制御部110と接続されている。操作部116は、入力された操作指示を制御部110に入力する。制御部110は、例えば、操作部116から入力された操作指示に応じて、無線通信部114などの各部の動作を制御する。
表示部118は、種々の操作画面などの表示を行う。表示部118には、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置が用いられる。表示部118は、制御部110と接続され、制御部110の制御に基づいて、各種の表示を行う。例えば、操作部116がタッチパネルである場合には、操作部116は、表示部118の上に重ねて設けられる。
スピーカ120は、種々の音の出力を行う。スピーカ120は、制御部110と接続され、制御部110の制御に基づいて、各種の音の出力を行う。
マイクロフォン122は、入力された音を電気信号に変換する。マイクロフォン122は、制御部110と接続され、変換した電気信号を制御部110に入力する。
歩数計測部124は、携帯情報端末100を所持した使用者の歩数を計測する。歩数計測部124は、制御部110と接続され、歩数に関連する歩数情報を制御部110に入力する。
制御部110は、例えば、歩数計測部124から入力された歩数情報を基に、計測された歩数をカウントする。また、制御部110は、例えば、歩数情報を基に、歩数のカウントと、累積歩数のカウントと、を行う。歩数のカウント値は、遠隔操作モードの動作の過程においてリセット可能である。一方、累積歩数のカウント値は、歩数のカウント開始から通信接続が切断されるまで又は遠隔操作モードの動作が終了されるまでリセットされることなくカウントされる。但し、累積歩数のカウントは、必要に応じて実施すればよく、省略可能である。
歩数計測部124は、例えば、携帯情報端末100の移動にともなう加速度の変化によって歩数を計測する加速度センサである。歩数計測部124は、例えば、GPS衛星からの信号による位置の変化によって歩数を計測するGPSセンサなどでもよい。なお、使用者の歩数は、例えば、使用者の移動距離と置き換えてもよい。歩数計測部124は、携帯情報端末100を所持した使用者の移動距離を計測してもよい。
記憶部112には、携帯情報端末100によって便座装置20を遠隔操作するための便座装置遠隔操作プログラム200が記憶されている。換言すれば、携帯情報端末100には、便座装置遠隔操作プログラム200がインストールされている。
制御部110は、例えば、操作部116から便座装置遠隔操作プログラム200の起動を指示されることにより、記憶部112から便座装置遠隔操作プログラム200を読み出し、便座装置遠隔操作プログラム200に基づいて遠隔操作モードの動作を実行することにより、便座装置20の遠隔操作を可能にする。
携帯情報端末100で便座装置20を遠隔操作するためには、携帯情報端末100と便座装置20との間で予めペアリングを行わなければならない場合がある。ペアリングが行われていない場合には、例えば、便座装置遠隔操作プログラム200の起動後、ペアリング可能な便座装置20の情報が表示部118に表示される。例えば、無線通信部114の通信圏内にペアリング可能な便座装置20が複数存在する場合には、複数の便座装置20の情報が、表示部118に表示される。
使用者は、表示部118に表示された便座装置20の情報の中から、ペアリングを所望する便座装置20を選択し、操作部116を介して選択結果を制御部110に入力する。制御部110は、操作部116から選択結果が入力されると、選択された便座装置20とのペアリングを行う。制御部110は、便座装置20とのペアリングが完了した後、その便座装置20との通信接続を開始する。これにより、携帯情報端末100による便座装置20の遠隔操作が可能となる。
便座装置20とのペアリングを一度行うと、例えば、その便座装置20を表すID情報などが記憶部112に記憶され、以降のペアリングは不要となる。従って、便座装置遠隔操作プログラム200を起動した際に、ペアリング済みの便座装置20が無線通信部114の通信圏内に存在する場合には、その便座装置20との通信接続が開始され、ペアリングを行うことなく、その便座装置20を遠隔操作することができる。
図4は、携帯情報端末の表示部に表示される表示画面の一例を模式的に表す説明図である。
図4に表したように、携帯情報端末100の制御部110は、便座装置20と通信接続された状態において、便座装置20を操作するための操作画面OSを表示部118に表示する。操作画面OSには、例えば、おしり洗浄の実行を指示するためのおしり洗浄ボタン、ビデ洗浄の実行を指示するためのビデ洗浄ボタン、温水温度や便座温度などを設定するための設定ボタン、及び便座装置20との通信接続を切断するための切断ボタンなどの、各種のボタンが設けられる。使用者は、操作部116を介して各種のボタンを操作することにより、所望の操作指示を制御部110に入力する。
制御部110は、洗浄ボタンなどの操作によって便座装置20の操作に関する操作指示が操作部116から入力されると、無線通信部114から便座装置20に信号を送信し、該当する操作に対応する動作の実行を便座装置20に指示する。
便座装置20の制御部40は、携帯情報端末100から信号を受信すると、その信号に対応する動作を実行する。制御部40は、携帯情報端末100から信号を受信すると、その信号に対応して、便蓋開閉装置70、便座開閉装置71、便座ヒータ72、電磁弁73、温水ヒータ74、ノズル駆動装置75、脱臭装置76、室内暖房装置77、照明装置78、便器洗浄装置79、及び温風送風機80のいずれかを動作させる。これにより、携帯情報端末100の操作に基づいて、便座装置20を遠隔操作することができる。
一方、制御部110は、切断ボタンの操作によって通信接続の切断の操作指示が操作部116から入力されると、便座装置20との通信接続を切断する処理を実行する。これにより、携帯情報端末100の制御部110及び便座装置20の制御部40は、互いに通信接続を切断する。
このように、便座装置20の制御部40は、携帯情報端末100から通信接続の切断を指示する信号を受信した場合、携帯情報端末100からの指示に応答して携帯情報端末100との通信接続を切断する。また、制御部40は、第2無線通信部62の通信範囲から携帯情報端末100が出た場合にも、携帯情報端末100との通信接続を切断する。
図5~図7は、第1の実施形態に係るトイレシステムの動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
携帯情報端末100の制御部110は、便座装置20との通信接続を開始し、遠隔操作モードの動作を実行すると、タイマーAの計測を開始する(図5のステップS101、S102)。
制御部110は、タイマーAの計測を開始した後、便座装置20と無線通信を行うことにより、便座装置20が人体検知機能を搭載している機種か否かを判定する(図5のステップS103)。
制御部110は、便座装置20が人体検知機能を搭載している機種である場合、人体の検知に関連する人体検知信号を便座装置20から取得し、人体を検知しているか否かを判定する(図5のステップS104)。人体検知信号は、第1人体検知センサ51の検知信号でもよいし、第2人体検知センサ52の検知信号でもよい。
制御部110は、ステップS103において便座装置20が人体検知機能を搭載していない機種であると判定した場合、又はステップS104において人体を検知していないと判定した場合、便座24への着座に関連する着座信号を便座装置20から取得し、着座検知センサ53が着座を検知しているか否かを判定する(図5のステップS105)。
制御部110は、着座を検知していないと判定した場合、タイマーAの経過時間が所定時間以上か否かを判定する(図5のステップS106)。すなわち、制御部110は、人体も着座も非検知である場合に、タイマーAの経過時間が所定時間以上か否かを判定する。制御部110は、タイマーAの経過時間が所定時間未満であると判定した場合、ステップS103の処理に戻り、人体の検知及び着座の検知を繰り返す。一方、制御部110は、タイマーAの経過時間が所定時間以上であると判定した場合、図7のステップS118に進み、通信接続状態を自動で切断する自動切断処理を実行する。
制御部110は、ステップS104において人体が検知された場合、又はステップS105において着座が検知された場合、歩数計測部124からの歩数情報によってカウントする歩数、及び累積歩数のカウント値を0にする初期化処理を実行する(図6のステップS107)。
制御部110は、初期化処理を行った後、便座装置20との通信接続状態か否かを判定する(図6のステップS108)。制御部110は、通信接続状態である場合には、歩数計測部124から歩数情報を取得し、歩数、及び累積歩数をカウントアップする(図6のステップS109)。
制御部110は、累積歩数のカウントアップを行った後、今回の累積歩数が、前回の累積歩数と同じか否かを判定する(図6のステップS110)。例えば、歩数計測部124が故障などを起こしている場合には、累積歩数のカウントアップが適切に行われない可能性がある。すなわち、制御部110は、累積歩数のカウントアップが適切に行われたか否かを判定する。
制御部110は、今回の累積歩数が、前回の累積歩数と同じであった場合、非着座状態が所定時間以上継続されたか否かを判定する(図6のステップS111)。制御部110は、非着座状態が所定時間以上継続されたと判定した場合、図7のステップS118に進み、通信接続状態を自動で切断する自動切断処理を実行する。換言すれば、制御部110は、便座24からの離座に関連する離座信号を便座装置20から取得し、離座したタイミングからの経過時間が所定時間を超えたことに応答して自動切断処理を実行する。
制御部110は、ステップS110において、累積歩数のカウントアップが適切に行われたと判定した場合、及びステップS111において、所定時間未満であると判定した場合、着座が検知されたか又はリモコン28が操作されたか否かを判定する(図6のステップS112)。
制御部110は、着座の検知又はリモコン28の操作が行われた場合、歩数のカウントをリセットする(図6のステップS113)。
一方、制御部110は、着座が非検知でリモコン28も操作されていないと判定した場合、カウントした歩数が第1閾値を超えたか否かを判定する(図6のステップS114)。制御部110は、例えば、操作部116の操作により、第1閾値を変更可能とする。
制御部110は、歩数のリセットを行った場合、又は歩数が第1閾値を超えていないと判定した場合、続いて、カウントした累積歩数が第1閾値よりも大きい第2閾値を超えたか否かを判定する(図6のステップS115)。制御部110は、例えば、操作部116の操作により、第1閾値よりも大きい値の範囲で第2閾値を変更可能とする。制御部110は、累積歩数が第2閾値を超えていないと判定した場合、ステップS108の処理に戻る。
制御部110は、ステップS114において、歩数が第1閾値を超えたと判定した場合、便座装置20が人体検知機能を搭載している機種か否かを判定するとともに、便座装置20が人体検知機能を搭載している機種である場合には、人体検知中か否かを判定する(図6のステップS116、S117)。制御部110は、人体検知中であると判定した場合、ステップS108の処理に戻る。
制御部110は、ステップS115で累積歩数が第2閾値を超えたと判定した場合、ステップS116で便座装置20が人体検知機能を搭載していない機種であると判定した場合、及びステップS117で人体非検知と判定した場合、通信接続状態を自動で切断する自動切断処理を実行する(図7のステップS118)。すなわち、制御部110は、歩数が第1閾値を超えた場合でも、人体の検知中は、自動切断処理の実行を保留させる。
制御部110は、自動切断処理を開始すると、便座装置20の使用終了に関連する終了動作の実行を指示する終了動作信号を便座装置20に送信し、通信接続状態を終了する(図7のステップS119)。
便座装置20の制御部40は、携帯情報端末100から終了動作信号を受信した場合、あるいは携帯情報端末100との通信接続が切断された場合に、終了動作を実行する。制御部40は、例えば、携帯情報端末100の操作画面OSの設定ボタンの操作などによって変更された設定変更内容を元に戻す処理を実行する(図7のステップS120)。
制御部40は、例えば、オート便器洗浄機能を搭載した機種か否かを判定し、搭載している機種である場合には、通信接続開始から終了まで一度も便器洗浄をしていないか否かを判定し、一度も便器洗浄していない場合に、便器洗浄装置79を駆動させて便器洗浄を実行する(図7のステップS121~S123)。
このように、制御部40は、例えば、設定変更内容の初期化や便器洗浄を終了動作として実行する。終了動作は、これに限ることなく、便座装置20の使用終了に関連する任意の動作でよい。
以上、説明したように、本実施形態に係る便座装置遠隔操作プログラム200では、無線通信部114が便座装置20と通信接続されている通信接続状態又は遠隔操作モードを開始した後、携帯情報端末100を所持した使用者の歩数を計測する歩数計測部124から歩数に関連する歩数情報を取得する工程(例えば、図6のステップS109)と、歩数が第1閾値を超えたことに応答して、通信接続状態を自動で切断する自動切断処理を実行する工程(例えば、図6のステップS114、及び図7のステップS118)と、を、携帯情報端末100に実行させる。
これにより、使用者のトイレ室TRからの退室を歩数によって検知することができる。そして、歩数が第1閾値を超えたことに応答して、自動切断処理を実行することにより、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制することができる。例えば、携帯情報端末100に標準搭載されている加速度センサなどを歩数計測部124として用いることにより、別の退室検知センサなどを設ける必要が無く、簡単な構成で使用者のトイレ室TRからの退室を検知することができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、第1閾値を変更する工程を、携帯情報端末100にさらに実行させる(例えば、図6のステップS114の説明)。
トイレ室TRから退室するまでに必要となる歩数は、トイレ室TRの大きさや使用者の体格などによって変化する。このため、第1閾値を変更可能とすることで、トイレ室TRの大きさや使用者の体格などに応じたより適切なタイミングで、自動切断処理を実行することができる。従って、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を、より確実に抑制することができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、歩数が第1閾値を超えたか否かのカウントが、着座検知センサ53による着座の検知に応答してリセットされる(例えば、図6のステップS112、S113)。
トイレ装置10の使用途中に、トイレットペーパーの補充動作、お尻拭き動作、座り位置の変更動作などを行うと、歩数がカウントされ、使用中に自動切断処理が実行されてしまう可能性がある。このため、着座の検知に応答して歩数のカウントをリセットすることにより、使用中に意図せず自動切断処理が実行されてしまうことを抑制することができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、歩数が第1閾値を超えたか否かのカウントが、リモコン28(操作部)の操作に応答してリセットされる(例えば、図6のステップS112、S113)。
これにより、使用中に意図せず自動切断処理又は自動終了処理が実行されてしまうことを、より確実に抑制することができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、人体の検知に関連する人体検知信号を便座装置20から取得する工程と、歩数が第1閾値を超えた際に、人体の検知中は、自動切断処理の実行を保留する工程(例えば、図6のステップS117)と、を携帯情報端末100にさらに実行させる。
このように、人体の検知中は、自動切断処理の実行を保留することにより、使用者がトイレ室TR内にいる状態で、自動切断処理が意図せず実行されてしまうことを抑制することができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、累積歩数が、自動切断処理の保留中に、第1閾値よりも大きい第2閾値を超えた際に、自動切断処理を実行する工程(例えば、図6のS115、及び図7のステップS118)を、携帯情報端末100にさらに実行させる。
これにより、例えば、トイレ装置TRが連続使用される際に、使用者同士の入れ替わりにより、前の使用者が非検知となる前に次の使用者が連続的に検知されてしまった場合でも、累積歩数が第2閾値を超えることによって自動切断処理を実行することができる。これにより、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を、より確実に抑制することができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、第1閾値よりも大きい値の範囲で第2閾値を変更する工程を、携帯情報端末100にさらに実行させる(例えば、図6のステップS115の説明)。
トイレ室TRから退室するまでに必要となる歩数は、トイレ室TRの大きさや使用者の体格などによって変化する。このため、第2閾値を変更可能とすることで、トイレ室TRの大きさや使用者の体格などに応じたより適切なタイミングで、自動切断処理を実行することができる。従って、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を、より確実に抑制することができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、便座24からの離座に関連する離座信号を便座装置20から取得し、離座したタイミングからの経過時間が所定時間を超えたことに応答して自動切断処理を実行する工程(例えば、図6のS111、及び図7のステップS118)を、携帯情報端末100にさらに実行させる。
例えば、歩数計測部124の故障などによって歩数がカウントされなくなってしまった場合などにも、離座したタイミングからの経過時間が所定時間を超えることで、自動切断処理を適切に実行することができる。従って、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を、より確実に抑制することができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、便座24への着座に関連する着座信号を便座装置20から取得し、遠隔操作モードの開始から便座24への着座までの経過時間が所定時間を超えたことに応答して自動切断処理を実行する工程(例えば、図5のS106、及び図7のステップS118)を、携帯情報端末100にさらに実行させる。
例えば、公共のトイレルームなどで複数台の便座装置20が設置されている場合に、意図しない別の便座装置20と通信接続をしてしまった時などにも、便座24への着座までの経過時間が所定時間を超えたことに応答して自動切断処理を実行することにより、別の便座装置20の使用者が別の便座装置20と通信接続できなくなってしまう事態を抑制することができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、自動切断処理が、便座装置20の使用終了に関連する終了動作の実行を指示する終了動作信号を便座装置20に送信する工程(例えば、図7のステップS119)を含む。
このように、自動切断処理のタイミングで終了動作を実行することにより、自動切断処理が実行されたことを使用者に認識させ易くすることができる。
また、便座装置遠隔操作プログラム200では、歩数が第1閾値を超えたか否かのカウントが、着座検知センサ53による着座の検知又は第1人体検知センサ51(第2人体検知センサ52)による人体の検知に応答して開始される(例えば、図5のステップS104、S105、及び図6のステップS109)。
これにより、例えば、無線通信の通信距離が比較的長く、便座装置20の手前から通信接続を行った場合などに、便座装置20に近づく動作の歩数がカウントされ、意図しないタイミングで自動切断処理が実行されてしまうことを抑制することができる。
図8は、第1の実施形態に係る携帯情報端末の変形例を模式的に表すブロック図である。
なお、上記実施形態と、機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8に表したように、この例では、歩数計測部124が、携帯情報端末100と別に設けられている。歩数計測部124は、例えば、スマートウォッチや通信機能付きの歩数計などでもよい。携帯情報端末100は、こうした別の機器の歩数計測部124から歩数情報を取得してもよい。
別に設けられた歩数計測部124から歩数情報を取得する場合、一歩ずつの情報を歩数情報として取得し、携帯情報端末100で歩数及び累積歩数のカウントを行ってもよいし、歩数計測部124に歩数及び累積歩数のカウントを行わせ、カウント後の歩数及び累積歩数を歩数情報として取得してもよい。
また、例えば、歩数が第1閾値を超えたか否か、累積歩数が第2閾値を超えたか否かを、別に設けられた歩数計測部124で判定し、歩数が第1閾値を超えたことを表す信号、及び累積歩数が第2閾値を超えたことを表す信号を、歩数情報として取得してもよい。
また、上記実施形態では、携帯情報端末100で歩数及び累積歩数のカウントを行っているが、例えば、歩数情報を便座装置20に送信することにより、歩数及び累積歩数のカウントを便座装置20に行わせてもよい。
例えば、歩数のカウントを便座装置20で行い、歩数が第1閾値を超えた際に、第1閾値を超えたことを表す信号を便座装置20から携帯情報端末100に送信する。携帯情報端末100は、便座装置20からの第1閾値を超えたことを表す信号の受信に応答して、自動切断処理を実行する。これにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。累積歩数についても、同様である。
このように、歩数及び累積歩数のカウント、及び閾値を超えたか否かの判定は、携帯情報端末100で行ってもよいし、便座装置20で行ってもよいし、別に設けられた歩数計測部124で行ってもよい。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係るトイレシステムを模式的に表す斜視図である。
なお、上記第1の実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9に表したように、トイレシステム2aでは、便座装置20と携帯情報端末100とが、通信機器4を介して無線通信を行う。このように、便座装置20と携帯情報端末100とは、通信機器4を介して無線通信を行ってもよい。通信機器4は、例えば、ルータである。
この例において、便座装置20の第2無線通信部62は、通信機器4と無線通信を行う。携帯情報端末100の無線通信部114は、通信機器4と無線通信を行う。便座装置20の第2無線通信部62と携帯情報端末100の無線通信部114とは、通信機器4を介して互いに無線通信を行う。
なお、この例では、便座装置20と携帯情報端末100とが、1つの通信機器4を介して通信接続されている。これに限ることなく、便座装置20と携帯情報端末100とは、複数の通信機器4を介して通信接続してもよい。
第1の実施形態に関して説明したように、便座装置20と携帯情報端末100とが、直接的に通信接続される場合には、便座装置20及び携帯情報端末100の電波の届く範囲でしか通信接続を行うことができない。これに対して、このトイレシステム2aのように、便座装置20と携帯情報端末100との間に1つ又は複数の通信機器4を介する場合には、より離れた位置から便座装置20と携帯情報端末100とを通信接続させることが可能となる。
便座装置20と携帯情報端末100とが通信機器4を介して無線通信を行う場合、次の携帯情報端末100との通信接続を行うために、便座装置20と通信機器4との間の通信接続状態を切断することができない。また、携帯情報端末100が通信機器4を介してインターネットなどに接続されている場合には、携帯情報端末100と通信機器4との間の通信接続状態を切断することもできない。
このため、通信機器4を介して携帯情報端末100と無線通信する場合には、携帯情報端末100の制御部110は、歩数が第1閾値を超えた際などに、上記のように、通信接続状態を自動的に切断する自動切断処理を行うのではなく、遠隔操作モードを自動的に終了する自動終了処理を実行する。換言すれば、制御部110は、便座装置20(通信機器4)との通信接続状態を物理的に切断するのではなく、便座装置20との通信接続状態を論理的に切断する。この処理は、例えば、図7のステップS118の自動切断処理を自動終了処理に置き換えることで実現可能である。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態に係るトイレシステムの動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
上記第1の実施形態では、携帯情報端末100側で通信接続状態を切断する例について説明した。以下では、便座装置20側で通信接続状態を切断する例について説明する。
便座装置20の制御部40は、携帯情報端末100との通信接続によって携帯情報端末動作モードの動作を開始すると、携帯情報端末100から受信した信号に基づいて複数の動作部の動作を制御するとともに、図10に表した携帯情報端末100とのとの通信接続状態の切断判断を開始する(図10のステップS201)。
制御部40は、切断判断を開始すると、携帯情報端末100を所持した使用者の歩数に関連する歩数情報を携帯情報端末100から取得する(図10のステップS202)。
制御部40は、取得した歩数情報を基に、歩数が第1閾値を超えたか否かを判定する(図10のステップS203)。制御部40は、例えば、歩数情報の取得毎に歩数をカウントアップすることにより、歩数が第1閾値を超えたか否かを判定する。
制御部40は、第1閾値を超えていないと判定した場合、ステップS202の処理に戻る。一方、制御部40は、第1閾値を超えたと判定した場合、通信接続状態を自動で切断する自動切断処理、又は携帯情報端末動作モードを自動で終了する自動終了処理を実行する(図10のステップS204)。
なお、前述のように、歩数のカウント、及び第1閾値を超えたか否かの判定は、携帯情報端末100で行ってもよい。例えば、携帯情報端末100で歩数のカウントを行い、第1閾値を超えたことを表す情報を歩数情報として便座装置20に送信し、歩数情報の取得に応じて自動切断処理又は自動終了処理を実行してもよい。
このように、自動切断処理又は自動終了処理は、便座装置20側で行ってもよい。便座装置20側で行った場合でも、携帯情報端末100側で行った場合と同様に、歩数が第1閾値を超えたことに応答して、自動切断処理又は自動終了処理を実行することにより、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制することができる。例えば、携帯情報端末100に標準搭載されている加速度センサなどを歩数計測部124として用いることにより、別の退室検知センサなどを設ける必要が無く、簡単な構成で使用者のトイレ室TRからの退室を検知することができる。
自動切断処理又は自動終了処理は、例えば、便座装置20と携帯情報端末100との双方で行ってもよい。これにより、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を、より確実に抑制することができる。
また、図10では、歩数が第1閾値を超えた際に、自動切断処理又は自動終了処理を実行する動作のみを表している。便座装置20側で自動切断処理又は自動終了処理を実行する際の動作は、これに限ることなく、歩数情報を携帯情報端末100から取得する動作を除いて、図5~図7に表した動作と同様とすることができる。
すなわち、第1閾値を変更できるようにしてもよい。着座の検知に応答して第1閾値のカウントをリセットしてもよい。リモコン28(操作部)の操作に応答して第1閾値のカウントをリセットしてもよい。歩数が第1閾値を超えた際に、人体検知中である場合には、自動切断処理又は自動終了処理の実行を保留してもよい。自動切断処理又は自動終了処理の実行の保留中に、第1閾値よりも大きい第2閾値を超えた際に、自動切断処理又は自動終了処理を実行してもよい。第2閾値を変更できるようにしてもよい。離座したタイミングからの経過時間が所定時間を超えたことに応答して自動切断処理又は自動終了処理を実行してもよい。携帯情報端末動作モードの開始から着座までの経過時間が所定時間を超えたことに応答して自動切断処理又は自動終了処理を実行してもよい。自動切断処理又は自動終了処理は、終了動作の実行を含んでもよい。歩数が第1閾値を超えたか否かのカウントは、着座検知又は人体検知に応答して開始してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレシステム2、便座装置20、携帯情報端末100、便座装置遠隔操作プログラム200などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2、2a トイレシステム、 4 通信機器、 10 トイレ装置、 12 便器、 12a ボウル部、 20 便座装置、 22 本体部、 24 便座、 24a 開口部、 26 便蓋、 28 リモコン、 30 ノズル、 40 制御部、 42 記憶部、 51 第1人体検知センサ、 52 第2人体検知センサ、 53 着座検知センサ、 61 第1無線通信部、 62 第2無線通信部、 70 便蓋開閉装置、 71 便座開閉装置、 72 便座ヒータ、 73 電磁弁、 74 温水ヒータ、 75 ノズル駆動装置、 76 脱臭装置、 77 室内暖房装置、 78 照明装置、 79 便器洗浄装置、 80 温風送風機、 100 携帯情報端末、 110 制御部、 112 記憶部、 114 無線通信部、 116 操作部、 118 表示部、 120 スピーカ、 122 マイクロフォン、 124 歩数計測部、 200 便座装置遠隔操作プログラム

Claims (12)

  1. 便座装置と無線通信を行う無線通信部と、操作画面を表示するための表示部と、操作指示を入力するための操作部と、前記操作部から入力された操作指示に応じて前記無線通信部及び前記表示部を制御する制御部と、を備えた携帯情報端末にインストール可能に構成され、前記便座装置を遠隔操作する遠隔操作モードを前記携帯情報端末の前記制御部に実行させる便座装置遠隔操作プログラムであって、
    前記無線通信部が前記便座装置と通信接続されている通信接続状態又は前記遠隔操作モードを開始した後、前記携帯情報端末を所持した使用者の歩数を計測する歩数計測部から前記歩数に関連する歩数情報を取得する工程と、
    前記歩数が第1閾値を超えたことに応答して、前記通信接続状態を自動で切断する自動切断処理、又は前記遠隔操作モードを自動で終了する自動終了処理を実行する工程と、
    を、前記携帯情報端末に実行させることを特徴とする便座装置遠隔操作プログラム。
  2. 前記第1閾値を変更する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする請求項1記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  3. 前記便座装置は、便座への着座を検知する着座検知センサを備えており、
    前記歩数が前記第1閾値を超えたか否かのカウントは、前記着座検知センサによる着座の検知に応答してリセットされることを特徴とする請求項1又は2に記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  4. 前記便座装置は、操作指示を入力するための操作部を備えており、
    前記歩数が前記第1閾値を超えたか否かのカウントは、前記操作部の操作に応答してリセットされることを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  5. 人体の検知に関連する人体検知信号を前記便座装置から取得する工程と、
    前記歩数が前記第1閾値を超えた際に、前記人体の検知中は、前記自動切断処理又は前記自動終了処理の実行を保留する工程と、
    を前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  6. 前記歩数のカウント開始から前記自動切断処理又は前記自動終了処理の実行までリセットされることなくカウントされる累積歩数が、前記自動切断処理又は前記自動終了処理の実行の保留中に、前記第1閾値よりも大きい第2閾値を超えた際に、前記自動切断処理又は前記自動終了処理を実行する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする請求項5記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  7. 前記第1閾値よりも大きい値の範囲で前記第2閾値を変更する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする請求項6記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  8. 便座からの離座に関連する離座信号を前記便座装置から取得し、離座したタイミングからの経過時間が所定時間を超えたことに応答して前記自動切断処理又は前記自動終了処理を実行する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする請求項1~7のいずれか1つに記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  9. 便座への着座に関連する着座信号を前記便座装置から取得し、前記遠隔操作モードの開始から前記便座への着座までの経過時間が所定時間を超えたことに応答して前記自動切断処理又は前記自動終了処理を実行する工程を、前記携帯情報端末にさらに実行させることを特徴とする請求項1~8のいずれか1つに記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  10. 前記自動切断処理又は前記自動終了処理は、前記便座装置の使用終了に関連する終了動作の実行を指示する終了動作信号を前記便座装置に送信する工程を含むことを特徴とする請求項1~9のいずれか1つに記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  11. 前記便座装置は、便座への着座を検知する着座検知センサ又は人体を検知する人体検知センサを備えており、
    前記歩数が前記第1閾値を超えたか否かのカウントは、前記着座検知センサによる着座の検知又は前記人体検知センサによる人体の検知に応答して開始されることを特徴とする請求項1~10のいずれか1つに記載の便座装置遠隔操作プログラム。
  12. 使用者が着座する便座と、
    携帯情報端末と無線通信を行う無線通信部と、
    所定の動作を行う動作部と、
    前記無線通信部を介して前記携帯情報端末から受信した信号に基づいて前記動作部の動作を制御する携帯情報端末動作モードを実行可能な制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記携帯情報端末動作モードを開始した後、前記携帯情報端末を所持した使用者の歩数に関連する歩数情報を前記携帯情報端末から取得し、前記歩数が第1閾値を超えたことに応答して、前記無線通信を自動で切断する自動切断処理、又は前記携帯情報端末動作モードを自動で終了する自動終了処理を実行することを特徴とする便座装置。
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