JP7200650B2 - 物性測定装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物性測定装置および画像形成装置に関する。
インクやトナーを用いてシート材に画像を形成する画像形成装置において、シート材の種類は、印刷用紙だけでも数百種類以上存在する。さらにそれぞれの種類において坪量や厚さなどの仕様の違いがある。このため、シート材の種類は多岐にわたる。高品質の画像形成のためには、印刷用紙毎に、種類や坪量を画像形成装置に設定する必要がある。しかし、紙種を誤って設定した場合、ヤレ紙となるおそれがある。現在の画像形成装置では、ユーザーは印刷時に、紙種の判断を行い、紙種の設定を行う必要がある。そのため、紙種の判断を行うための知識がユーザーに求められる上、その紙種に応じた内容をその都度、ユーザー自身で入力しなければならない煩わしさがあった。
そこで、測定部を用いてシート材の物性を測定する物性測定装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載の物性測定装置において、測定部内の発光素子が発した光は、測定用窓を通ってシート材の表面に照射される。シート材の表面で拡散した光は、測定用窓を通って測定部内の受光素子で受光される。物性測定装置は、受光素子で受光された受光量などの光学的情報からシート材の物性を検出する。
特許第6241734号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の物性測定装置では、シート材の物性を光学的に検出するため、測定用窓を塞ぐことができない。そのため、塵埃が外部から測定用窓を通って測定部の内部に進入する場合があり、この場合、シート材の物性を検出する精度が低下するという問題点があった。
本発明の目的は、シート材の物性を検出する精度の低下を防止することが可能な物性測定装置および画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明における物性測定装置は、
シート材を挿入可能な挿入部と、
前記挿入部に設けられ、前記挿入部に挿入された前記シート材の表面状態を測定することにより、前記シート材の物性を測定する測定部と、
前記挿入部に設けられ、前記測定部により前記シート材の物性が測定される場合、前記測定部の測定面に前記シート材を押し当てる押し当て部と、
前記測定部により前記シート材の物性が測定されない場合、前記測定部の測定面を外部から遮蔽する遮蔽部と、
前記押し当て部を、前記測定部の測定面に当接する当接位置と前記測定部の測定面から離間する離間位置である前記挿入部の路面位置との間で移動させる移動部と、
前記シート材を前記挿入部に挿入する場合、および、前記測定部による前記シート材の物性の測定が終了した場合、前記押し当て部を前記離間位置に移動させるように、前記移動部を制御する制御部と、
を備える。
本発明における画像形成装置は、
上記物性測定装置を備える。
本発明によれば、シート材の物性を検出する精度の低下を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る物性測定装置を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る物性測定装置を概略的に示す平面図である。 押し当て部が離間している場合における測定部を概略的に示す図である。 押し当て部がシート材を介して間接的に当接している測定部を概略的に示す図である。 押し当て部が直接的に当接している測定部を概略的に示す図である。 操作表示部の説明図である。 バネ部材の配置を示す正面図である。 バネ部材の配置を示す平面図である。 当接位置に移動した押し当て部を示す正面図である。 離間位置に移動した押し当て部およびシート材挿入路に挿入されたシート材を示す正面図である。 当接位置に移動した当接部材、および、押し当て部と測定部との間に挟まれたシート材を示す正面図である。 離間位置に移動した押し当て部を示す正面図である。 当接位置に移動した押し当て部を示す正面図である。 シート材の物性測定処理の一例を示すフローチャートである。 変形例1における物性測定装置の斜視図である。 変形例1における物性測定装置を概略的に示す正面図である。 変形例2における物性測定装置を概略的に示す正面図である。 変形例2における物性測定装置を概略的に示す平面図である。 変形例2における物性測定装置を概略的に示す正面図である。 変形例3における物性測定装置の一部を概略的に示す部分正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る物性測定装置100を概略的に示す正面図である。図2は、物性測定装置100を概略的に示す平面図である。図1には、X軸、Y軸及びZ軸が描かれている。以下の説明では、図1における上下方向をX方向といい、上方向を「+X方向」、下方向を「-X方向」という。また、図1における左右方向をY方向といい、左方向を「+Y方向」、「下流」又は「挿入方向」、右方向を「-Y方向」、「上流」又は「排出方向」という。さらに、図1において紙面に直交する方向をZ方向といい、手前方向を「+Z方向」又は「正面側」、奥方向を「-Z方向」又は「背面側」という。
図1および図2に示すように、物性測定装置100は、例えば、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機等)に設けられる。物性測定装置100は、ケース10と、測定部20と、操作表示部30と、第1検出部41と、第2検出部42と、遮蔽部50と、を備えている。
ケース10は、上側ケース部12、下側ケース部14および奥側ケース部16を有する。上側ケース部12と下側ケース部14との間には、シート材Pを+Y方向へ挿入可能なシート材挿入路18(本発明の「挿入部」に対応)が設けられている。シート材Pは、奥側ケース部16の位置まで挿入される。
図3Aから図3Cは、測定部20を概略的に示す図である。測定部20は、シート材挿入路18に設けられている。測定部20は、図1および図3Aに示すように、測定部本体22と、一つの発光部24と、二つの受光部26とを有する。測定部本体22の下面(測定面)には、測定用窓23が設けられている。測定用窓23は、シート材挿入路18に面している。発光部24および受光部26は、測定部本体22内に配置されている。
図3Bに示すように、発光部24が発した光は、測定用窓23を通ってシート材P(シート材挿入路18に挿入されたシート材P)の表面に照射する。シート材Pの表面で拡散した光は、測定用窓23を通って受光部26で受光される。測定部20は、受光部26の検出結果を基に、シート材Pの物性を測定する。
図4は、操作表示部30の説明図である。図1および図4に示すように、操作表示部30は、例えばタッチパネル付きの液晶ディスプレイで構成され、表示部32および操作部34として機能する。表示部32は、制御部58から入力される表示制御信号に従って、シート材Pの物性測定モードを示すシート材測定画面31A、待機モードを示す待機画面31B、各種操作画面、各機能の動作状態等の表示を行う。操作部34は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部58に出力する。具体的には、測定開始操作を示す測定開始ボタン35、または、測定終了操作を示す測定終了ボタン36の各入力操作により生成された操作信号が制御部58に出力される。
図1に示すように、第1検出部41は、測定部20の下流(+Y方向)に配置され、シート材Pの先端側の通過を検出する。第1検出部41がシート材Pの先端側の通過を検出することは、シートPが測定部20の下方位置に挿入されたことを意味する。
第2検出部42は、測定部20の上流(-Y方向)に配置され、シート材Pの先端側の通過を検出する。第2検出部42がシート材Pの先端側の通過を検出することは、シートPが測定部20の下方位置から排出されたことを意味する。
遮蔽部50は、図1、図5Aおよび図5Bに示すように、押し当て部52と、ベース部53と、バネ部材54と、移動部56(図1を参照)と、制御部58(図1を参照)とを有する。
図5Aは、バネ部材54の配置を示す正面図である。図5Bは、バネ部材54の配置を示す平面図である。図1、図5Aおよび図5Bに示すように、押し当て部52は、測定部20の下方向(-X方向)に配置される。押し当て部52は、平板状に形成されている。押し当て部52の測定用窓23に押し当てられる上面の大きさは、測定用窓23(図3Bを参照)の大きさ以上である。
押し当て部52は、図3Aおよび図3Bに示すように、シート材挿入路18に設けられている。押し当て部52は、測定部本体22の測定用窓23に当接することにより、測定部20を外部から遮断する。
押し当て部52は、シート材Pを介して測定部本体22に当接することにより、測定部20によりシート材の物性が測定可能となる(図1および図3Bを参照)。なお、以下の説明において、「当接」とは、特に言及しない限り、押し当て部52がシート材Pを介して測定部本体22に間接的に当接すること(図3Bを参照)、および、押し当て部52がシート材Pを介さずに測定部本体22に直接的に当接すること(図3Cを参照)の両方を意味する。なお、図3Cに示す測定部20の測定態様については、後述する。
押し当て部52は、測定部本体22から離間することにより、測定部本体22と押し当て部52との間の隙間にシート材Pを挿入することが可能となり、かつ、その隙間からシート材Pを排出することが可能となる(図3Aおよび図3Bを参照)。
バネ部材54は、押し当て部52を上方向(+X方向)に付勢する。バネ部材54は、図5Aに示すように、押し当て部52とベース部53との間に介在する圧縮バネである。3個のバネ部材54は、図5Bに示すように、押し当て部52における二等辺三角形の頂点位置に配置される。
移動部56は、押し当て部52を当接位置(図1に示す位置)と離間位置(図3Aに示す位置)との間で移動する。なお、以下の説明において、「当接位置」とは、特に言及しない限り、押し当て部52がシート材Pを介して測定部本体22に間接的に当接する位置(図3Bを参照)、および、押し当て部52がシート材Pを介さずに測定部本体22に直接的に当接する位置(図3Cを参照)の両方を意味する。また、「離間位置」とは、押し当て部52が測定部本体22から離間した位置(図3Aを参照)を意味する。本実施の形態においては、「離間位置」は、シート材挿入路18の路面位置である。つまり、移動部56は、押し当て部52をシート材挿入路18の路面位置(離間位置)に移動する。
次に、制御部58について図6Aから図6Eを参照して説明する。
制御部58は、測定開始ボタン35(図4を参照)が操作されるまでの開始操作待ちの場合、押し当て部52が当接位置に移動するように(測定部本体22に当接するように)移動部56を制御する(図6Aを参照)。これにより、押し当て部52が測定用窓23を塞ぐため、塵埃が測定部20の内部に進入するのを防止することが可能となる。
制御部58は、測定開始ボタン35が操作された場合、押し当て部52が離間位置(路面位置)に移動するように(測定部本体22から離間するように)移動部56を制御する(図6Bを参照)。これにより、シート材Pをシート材挿入路18に挿入することが可能となる。
制御部58は、第1検出部41がシート材Pの先端側の通過を検出した場合、押し当て部52が測定部本体22に当接するように移動部56を制御する(図6Cを参照)。これにより、測定部20は、シート材Pの物性を測定することが可能となる。
制御部58は、シート材Pの物性の測定が終了した場合、押し当て部52が離間位置に移動するように(シート材挿入路18から退避するように)移動部56を制御する(図6Dを参照)。タイマー(不図示)は、押し当て部52が離間位置に移動してからの経過時間を計数する。
制御部58は、タイマーの計数値に基づいて押し当て部52が離間位置に移動してから予め定められた時間が経過したか否かについて判断する。制御部58は、予め定められた時間が経過した場合、押し当て部52が当接位置に移動するように(測定部本体22に当接するように)移動部56を制御する(図6Eを参照)。これにより、押し当て部52が測定用窓23を塞ぐため、塵埃が測定部20の内部に進入するのを防止することが可能となる。
次に、シート材の物性測定処理について図6Aから図6E、および、図7を参照して説明する。図7は、シート材の物性測定処理の一例を示すフローチャートである。本物性測定処理は、例えば、起動スイッチ(不図示)の操作により開始される。シート材の物性測定処理が開始されるまでの開始操作待ちの場合、押し当て部52は、当接位置に移動している。つまり、押し当て部52は測定用窓23を塞いでいる。
先ず、ステップS100において、制御部58は、測定開始ボタン35(図4を参照)が操作された場合(ステップS100:YES)、処理は、ステップS110に遷移する。測定開始ボタン35が操作されない場合(ステップS100:NO)、処理は、ステップS100の前に戻る。
ステップS110において、制御部58は、押し当て部52が離間位置に移動するように移動部56を制御する。ユーザーは、押し当て部52が離間位置に移動したことを確認し、シート材Pをシート材挿入路18に挿入する。
ステップS120において、制御部58は、第1検出部41がシート材Pの先端側の通過を検出したか否かについて判断する。第1検出部41がシート材Pの先端側の通過を検出した場合(ステップS120:YES)、処理は、ステップS130に遷移する。第1検出部41がシート材Pの先端側の通過を検出しない場合(ステップS120:NO)、処理は、ステップS120の前に戻る。
ステップ130において、制御部58は、押し当て部52が当接位置に移動するように移動部56を制御する。これにより、押し当て部52は、シート材Pを介して測定部本体22に当接する。
次に、ステップS140において、制御部58は、シート材Pの物性を測定するように測定部20を制御する。
次に、ステップS150において、制御部58は、シート材Pの物性の測定が終了した場合、押し当て部52が離間位置に移動するように移動部56を制御する。ユーザーは、押し当て部52が離間位置に移動したことを確認し、シート材Pをシート材挿入路18から引き出す。
次に、ステップS160において、制御部58は、タイマーの計数値に基づいて押し当て部52が離間位置に移動してから所定の時間が経過したか否かについて判断する。所定の時間が経過した場合(ステップS160:YES)、処理は、ステップS170に遷移する。所定の時間が経過しない場合(ステップS160:NO)、処理は、ステップS160の前に戻る。
ステップS170において、制御部58は、押し当て部52が当接位置に移動するように移動部56を制御する。これにより、押し当て部52が測定部本体22に当接して、押し当て部52が測定用窓23を塞ぐため、塵埃が測定部20の内部に進入するのを防止することが可能となる。
上記実施の形態における物性測定装置100によれば、シート材Pを挿入可能なシート材挿入路18と、シート材挿入路18に設けられ、シート材挿入路18に挿入されたシート材Pの表面状態を測定することにより、シート材Pの物性を測定する測定部20と、シート材挿入路18に設けられ、測定部20によりシート材Pの物性が測定される場合、測定部20の測定面にシート材Pを押し当てる押し当て部52と、を備え、測定部20によりシート材Pの物性が測定されない場合、押し当て部52が測定部20の測定面を外部から遮蔽する。これにより、シート材Pの物性が測定されない場合、押し当て部52が測定用窓23を塞ぐため、塵埃が測定部20の内部に進入するのを防止することが可能となる。
また、上記実施の形態における物性測定装置100によれば、シート材Pの物性の測定を開始する操作を行う測定開始ボタン35と、測定開始ボタン35の操作が行われるまでの開始操作待ちの場合、押し当て部52が測定部本体22に当接するように移動部56を制御し、測定開始ボタン35の操作が行われた場合、押し当て部52が測定部本体22から離間するように移動部56を制御する制御部58と、を備える。これにより、測定部20がシート材Pの物性を測定しない場合、押し当て部52が測定用窓23を塞ぐため、塵埃が測定部20の内部に進入するのを防止することが可能となる。一方、測定開始操作で、押し当て部52が測定部20から離れるため、これにより、シート材Pを挿入する際に、シート材にシワや折れといった変形が生じるのを防止することができる。さらに、制御部58は、シート材Pの物性の測定が終了した場合、押し当て部52が測定部本体22から離間するように移動部56を制御する。これにより、押し当て部52によるシート材Pへの負荷を低減することができるため、シート材のシワや折れ等の変形が生じるのを防止することができ、また、シート材Pから埃が発生するのを防止することができる。
また、上記実施の形態における物性測定装置100によれば、押し当て部52における二等辺三角形の頂点位置に配置された3つのバネ部材54が、押し当て部52を測定部本体22に当接する方向に付勢する。これにより、押し当て部52が測定部本体22に安定的に当接する。この結果、押し当て部52が測定用窓23を隙間なく塞ぐため、測定部20の内部に塵埃が進入するのを防止する効果が上がる。
また、上記実施の形態における物性測定装置100によれば、押し当て部52の測定用窓23に押し当てられる面の大きさは、測定用窓23の大きさ以上である。これにより、測定用窓23の全体的にシート材Pを押し当てることができるため、シート材Pの物性の測定精度を上げることができる。また、測定用窓23が全体的に塞がれるため、測定部20の内部に塵埃が進入するのを防止する効果を上げることができる。
なお、上記実施の形態では、シート材Pの物性を測定した後において、押し当て部52が離間位置から当接位置に移動する場合として、押し当て部52が離間位置に移動してから所定の時間が経過した場合としたが、本発明はこれに限らず、例えば、押し当て部52が離間位置に移動してから第2検出部42がシート材Pの先端側を検出した場合でもよい。また、測定終了ボタン36(図4を参照)の操作が行われた場合でもよい。これらにより、測定用窓23が外部に露出される時間が最短になるため、測定部20の内部に塵埃が進入するのを防止する効果を上げることができる。
また、上記実施の形態では、制御部58は、測定開始ボタン35(図4を参照)の操作及び測定終了ボタン36(図4を参照)の操作により測定の開始及び測定の終了を判断したが、待機画面31Bからシート材測定画面31Aに変更表示された場合、シート材Pの物性の測定が開始であると判断し、シート材測定画面31Aから待機画面31Bに変更表示された場合、シート材Pの物性の測定が終了であると判断してもよい。
また、上記実施の形態では、バネ部材54によって、押し当て部52を上方向(測定部本体22に当接する方向)に付勢したが、エアの圧力によって、押し当て部52を上方向に付勢してもよい。
(変形例1)
次に、上記実施の形態の各種変形例について説明する。なお、以下の変形例の説明においては、上記実施の形態と異なる構成について主に説明し、同一の構成については、同一番号を付してその説明を省略する。
上記実施の形態では、ユーザーは、シート材挿入路18を通して押し当て部52の位置を確認することが可能である。ところで、シート材挿入路18の上下方向(X方向)の幅は狭いため、ユーザーは、押し当て部52の位置を確認するのが困難となる。そのため、押し当て部52と測定部本体22との間にシート材Pが挟まれてない状態で、シート材Pの物性の測定を行う場合が生じる。
図8は、変形例1における物性測定装置100の斜視図である。図9は、変形例1における物性測定装置100を概略的に示す正面図である。変形例1では、ケース10には、押し当て部52の位置(例えば、図1および図6Cに示す当接位置、図6Bに示す離間位置)を目視可能な窓部60が設けられている。
窓部60は、図8および図9に示すように、上部開口60Aおよび下部開口60Bと、を有する。上部開口60Aは、上側ケース部12の下面12bを、正面側周壁12aから上側ケース部12の中央部(測定部20の配置位置近傍)まで-Z方向に切り欠かれた切り欠き部である。下部開口60Bは、下側ケース部14の上面14bを、正面側周壁14aから下側ケース部14の中央部(押し当て部52の配置位置近傍)まで-Z方向に切り欠かれた切り欠き部である。これにより、ユーザーは、シート材挿入路18の位置に目線を合わせることなく、押し当て部52の位置を容易に目視することが可能となる。また、押し当て部52の位置を容易に目視できることで、誤操作を防止することができる。なお、窓部60としては、上記の切り欠き部に相当する領域を透過性の材料により成形してもよい。
また、変形例1では、図8に示すように、上側ケース部12の側面側周壁12cに、押し当て部52の位置を通知する通知部62が設けられている。通知部62は、発光素子62A,62B,62Cのそれぞれの点灯により、押し当て部52の位置(当接位置、離間位置)を通知する。発光素子62A,62B,62Cは、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。制御部58は、押し当て部52の位置に応じて、発光素子62A,62B,62Cの点灯を制御する。変形例1によれば、発光素子62A,62B,62Cの点灯によって、ユーザーに押し当て部52の位置を通知することができる。なお、押し当て部52の位置の通知は、音声(例えばブザー)によって行うようにしてもよい。
(変形例2)
上記実施の形態では、押し当て部52は、測定部20を外部から遮蔽する機能を有する。図10Aは、変形例2における物性測定装置100を概略的に示す正面図である。図10Bは、物性測定装置100を概略的に示す平面図である。図10Cは、シート材挿入路18からカバー部材72が引き出された場合の物性測定装置100を概略的に示す正面図である。
変形例2では、測定部20を外部から遮蔽するものとして、カバー部材72を備える。カバー部材72は、図10Aおよび図10Bに示すように、シート材挿入路18を外部から覆うことにより、測定部20を外部から遮蔽する。カバー部材72は、シート材挿入路18の上下方向の幅に対応する寸法の厚さを有している。カバー部材72は、図10Bに示すように、奥側ケース部16とで測定部20を外部から取り囲むように、上方向から見た平面視でU字形状を有している。
シート材Pの物性を測定しない場合、ユーザーは、カバー部材72をシート材挿入路18に差し込んで、カバー部材72と奥側ケース部16とで測定部20を外部から取り囲む。これにより、測定部20を外部から遮蔽することが可能となる。シート材Pの物性を測定する場合、ユーザーは、図10Cに示すように、カバー部材72をシート材挿入路18から引き出す。これにより、シート材挿入路18にシート材Pを挿入することが可能となる。
(変形例3)
上記実施の形態では、制御部58は、測定開始ボタン35が操作されるまでの開始操作待ちの場合、押し当て部52が当接位置に移動するように移動部56を制御する(図6Aを参照)。
変形例3においては、図3Cおよび図11に示すように、押し当て部52が測定部本体22に当接する例えば開始操作待ちの場合、測定部20が押し当て部52の表面状態を測定することで、押し当て部52の表面の汚れを検知するようにしてもよい。測定部20の検知結果に基づいて、押し当て部52の表面を良好な状態に維持管理することができる。結果的に、シート材Pの物性の検出結果のばらつきを抑えることが可能となる。
また、変形例3においては、制御部58は、押し当て部52が測定部本体22に当接する例えば開始操作待ちの場合、測定部20の測定結果に基づいて、測定部20の出力補正を行うようにしてもよい。これにより、シート材Pの物性を精度良く検出することができる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 ケース
18 シート材挿入路
20 測定部
23 測定用窓
30 操作表示部
32 表示部
34 操作部
41 第1検出部
42 第2検出部
50 遮蔽部
52 押し当て部
54 バネ部材
56 移動部
58 制御部
60 窓部
62 通知部
72 カバー部材
100 物性測定装置

Claims (18)

  1. シート材を挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部に設けられ、前記挿入部に挿入された前記シート材の表面状態を測定することにより、前記シート材の物性を測定する測定部と、
    前記挿入部に設けられ、前記測定部により前記シート材の物性が測定される場合、前記測定部の測定面に前記シート材を押し当てる押し当て部と、
    前記測定部により前記シート材の物性が測定されない場合、前記測定部の測定面を外部から遮蔽する遮蔽部と、
    前記押し当て部を、前記測定部の測定面に当接する当接位置と前記測定部の測定面から離間する離間位置である前記挿入部の路面位置との間で移動させる移動部と、
    前記シート材を前記挿入部に挿入する場合、および、前記測定部による前記シート材の物性の測定が終了した場合、前記押し当て部を前記離間位置に移動させるように、前記移動部を制御する制御部と、
    を備える物性測定装置。
  2. 前記遮蔽部は、前記測定部により前記シート材の物性が測定されない場合、前記押し当て部を前記測定部の測定面に当接させることによって前記測定部の測定面を外部から遮蔽する、
    請求項1に記載の物性測定装置。
  3. 前記押し当て部は、前記測定部により前記シート材の物性が測定されない場合、前記測定部の測定面に向けて付勢される、
    請求項2に記載の物性測定装置。
  4. 前記押し当て部は、3つ以上のバネ部材により前記測定部の測定面に向けて付勢される、
    請求項3に記載の物性測定装置。
  5. ユーザーによって前記シート材の物性の測定開始が指示された場合、前記押し当て部を前記当接位置に移動させるように前記移動部を制御する一方、前記ユーザーによって前記シート材の物性の測定開始が指示されていない場合、前記押し当て部を前記離間位置に移動させるように前記移動部を制御する制御部と、
    を備える、
    請求項に記載の物性測定装置
  6. 前記挿入部には、前記シート材が挿入される方向における前記測定部の下流側において前記シート材の先端側の通過を検出する第1検出部が設けられ、
    前記制御部は、前記第1検出により前記シート材の先端側の通過が検出された場合、前記押し当て部を前記当接位置に移動させるように前記移動部を制御する、
    請求項5に記載の物性測定装置。
  7. 前記制御部は、前記測定部による前記シート材の物性の測定が終了した場合、前記押し当て部を前記離間位置に移動させるように、かつ、前記押し当て部が前記離間位置に移動した後の経過時間に応じて、前記押し当て部を前記当接位置に移動させるように前記移動部を制御する、
    請求項に記載の物性測定装置。
  8. 前記制御部は、前記押し当て部が前記離間位置に移動した後に前記ユーザーによって前記シート材の物性の測定終了が指示された場合、前記押し当て部を前記当接位置に移動させるように前記移動部を制御する、
    請求項に記載の物性測定装置。
  9. 前記挿入部には、前記シート材が挿入される方向における前記測定部の上流側において、前記シート材の先端側の通過を検出する第2検出部が設けられ、
    前記制御部は、前記押し当て部が前記離間位置に移動した後に前記第2検出部により前記シート材の先端側の通過が検出された場合、前記押し当て部を前記当接位置に移動させるように前記移動部を制御する、
    請求項に記載の物性測定装置。
  10. 前記制御部は、前記ユーザーによる操作指示に応じて、前記シート材の物性の測定の開始および終了を判断する、
    請求項5に記載の物性測定装置。
  11. シート材の物性の測定モードを示すシート材測定画面、および、待機モードを示す待機画面を表示可能な表示部を備え、
    前記制御部は、前記待機画面から前記シート材測定画面に変更表示された場合、前記シート材の物性の測定が開始であると判断し、前記シート測定画面から前記待機画面に変更表示された場合、前記シート材の物性の測定が終了であると判断する、
    請求項5に記載の物性測定装置。
  12. 前記制御部は、前記押し当て部が前記測定部の測定面に当接した状態で、前記押し当て部の表面状態を測定することにより、前記押し当て部の表面の汚れを検出するように前記測定部を制御する、
    請求項に記載の物性測定装置。
  13. 前記押し当て部の押し当て方向における位置をユーザーに通知する通知部を備える、
    請求項に記載の物性測定装置。
  14. 前記押し当て部の位置を目視可能な窓部を備える、
    請求項に記載の物性測定装置。
  15. 前記挿入部は、一対の壁面部の間に設けられ、
    前記窓部は、少なくとも一方の前記壁面部が、当該壁面部の周縁部から前記押し当て部が設けられる位置まで切り欠かれた切り欠き部を有する、
    請求項14に記載の物性測定装置
  16. 前記測定部の測定面は、前記シート材の物性を測定するための検出光が通過する測定用窓を有し、
    前記押し当て部の前記測定用窓に押し当てられる面の大きさは、前記測定用窓の大きさ以上である、
    請求項に記載の物性測定装置。
  17. 前記遮蔽部は、前記挿入部を外部から覆うことによって前記測定部の測定面を外部から遮蔽するカバー部材を有する、
    請求項1に記載の物性測定装置。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の物性測定装置を備える画像形成装置。
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