JP7177760B2 - ユーザ分析装置、コンピュータプログラム及びユーザ分析方法 - Google Patents

ユーザ分析装置、コンピュータプログラム及びユーザ分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7177760B2
JP7177760B2 JP2019178608A JP2019178608A JP7177760B2 JP 7177760 B2 JP7177760 B2 JP 7177760B2 JP 2019178608 A JP2019178608 A JP 2019178608A JP 2019178608 A JP2019178608 A JP 2019178608A JP 7177760 B2 JP7177760 B2 JP 7177760B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
notification
motivation value
information
analysis device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019178608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021056724A (ja
Inventor
由美 栗山
泰行 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2019178608A priority Critical patent/JP7177760B2/ja
Publication of JP2021056724A publication Critical patent/JP2021056724A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7177760B2 publication Critical patent/JP7177760B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、ユーザ分析装置、コンピュータプログラム及びユーザ分析方法に関する。
例えば特許文献1には、ユーザの音声会話やテキスト情報に基づいてある行動をとる意欲を推定し、推定結果に基づいて当該ユーザにサービスを推薦するユーザ分析技術が開示されている。この特許文献1に記載されたユーザ分析技術によれば、例えば週末の晩や休日などの余暇に何をするかをユーザに推薦することができる。
特開2009-176302号公報
しかし、上述した従来のユーザ分析技術では、余暇活動意欲に焦点をあて、ユーザの好みに合った余暇サービスを推薦することはできるが、ユーザを対象にして疾病の管理を行う場合には不向きである。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ユーザを対象にして疾病の管理を行うことに寄与することにある。
(1)本発明の一態様は、ユーザが発した言葉を取得する発言情報取得部と、前記ユーザの既往歴を記憶する既往歴情報記憶部と、病気の種類毎にポジティブワード及びネガティブワードを記憶するワード情報記憶部と、前記言葉に含まれる前記ポジティブワードの出現数及び前記ネガティブワードの出現数に基づいて病気に対する前記ユーザの改善意欲の度合いを示す意欲値を算出する意欲値算出部と、前記ユーザの既往歴及び意欲値に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する通知判定部と、前記通知判定部の判定結果に基づいて前記管理者に対する通知を行う通知部と、を備え、病気の種類毎に通知要を判定するための通知要判定閾値を設け、前記通知判定部は、前記ユーザの既往歴の病歴に含まれる病気の種類毎に該当する通知要判定閾値と前記ユーザの意欲値とを比較し、当該比較の結果に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する、ユーザ分析装置である。
(2)本発明の一態様は、前記意欲値算出部は、病気の種類に各々対応する意欲値算出式を使用する、上記(1)のユーザ分析装置である。
)本発明の一態様は、前記意欲値算出部は、前記ユーザの生体情報、食事情報、位置情報及び服薬情報のうち少なくとも一つの情報と前記言葉とに基づいて前記ユーザの意欲値を算出する、上記(1)又は(2)のいずれかのユーザ分析装置である。
)本発明の一態様は、前記意欲値算出部は、前記ユーザの生体情報に基づいて前記ユーザの既往歴に含まれる病気に対するリスクの度合いを示すリスク度を算出し、前記リスク度に基づいた前記ユーザの意欲値を算出する、上記()のユーザ分析装置である。
)本発明の一態様は、前記意欲値算出部は、前記ユーザの位置情報に基づいて前記ユーザの活動量を算出し、前記活動量に基づいた前記ユーザの意欲値を算出する、上記()又は()のいずれかのユーザ分析装置である。
)本発明の一態様は、前記ユーザの意欲値に基づいて前記ユーザに対する対応策を決定する対応策決定部をさらに備える上記(1)から()のいずれかのユーザ分析装置である。
)本発明の一態様は、前記通知部は、前記管理者へ前記対応策を通知し、前記ユーザ分析装置は、前記管理者から前記対応策の実行指示を受けた場合に前記対応策を実行する対応策実行部をさらに備える、上記()のユーザ分析装置である。
)本発明の一態様は、意欲値に対応するアドバイスを記憶するアドバイス情報記憶部をさらに備え、前記対応策決定部は、前記ユーザの意欲値に基づいて前記アドバイス情報記憶部から前記ユーザに対するアドバイスを選択する、上記()又は()のいずれかのユーザ分析装置である。
)本発明の一態様は、前記対応策決定部は、前記ユーザの意欲値を下げる原因に基づいて前記アドバイス情報記憶部から前記ユーザに対するアドバイスを選択する、上記()のユーザ分析装置である。
10)本発明の一態様は、前記対応策決定部は、前記ユーザの意欲値に基づいて前記ユーザに付与する特典を決定し、前記ユーザ分析装置は、前記ユーザに付与された特典を示す特典付与情報を記憶する特典付与情報記憶部をさらに備える、上記()から()のいずれかのユーザ分析装置である。
11)本発明の一態様は、意欲値に対応する目標を示す目標情報を記憶する目標情報記憶部をさらに備え、前記対応策決定部は、前記ユーザの意欲値に基づいて前記目標情報記憶部から前記ユーザに対する目標を選択する、上記()から(10)のいずれかのユーザ分析装置である。
12)本発明の一態様は、コンピュータに、ユーザの既往歴を記憶する既往歴情報記憶ステップと、病気の種類毎にポジティブワード及びネガティブワードを記憶するワード情報記憶ステップと、前記ユーザが発した言葉を取得する発言情報取得ステップと、前記言葉に含まれる前記ポジティブワードの出現数及び前記ネガティブワードの出現数に基づいて病気に対する前記ユーザの改善意欲の度合いを示す意欲値を算出する意欲値算出ステップと、前記ユーザの既往歴及び意欲値に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する通知判定ステップと、前記通知判定ステップの判定結果に基づいて前記管理者に対する通知を行う通知ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであって、病気の種類毎に通知要を判定するための通知要判定閾値を設け、前記通知判定ステップは、前記ユーザの既往歴の病歴に含まれる病気の種類毎に該当する通知要判定閾値と前記ユーザの意欲値とを比較し、当該比較の結果に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する、コンピュータプログラムである。
13)本発明の一態様は、ユーザ分析装置が、ユーザの既往歴を記憶する既往歴情報記憶ステップと、前記ユーザ分析装置が、病気の種類毎にポジティブワード及びネガティブワードを記憶するワード情報記憶ステップと、前記ユーザ分析装置が、前記ユーザが発した言葉を取得する発言情報取得ステップと、前記ユーザ分析装置が、前記言葉に含まれる前記ポジティブワードの出現数及び前記ネガティブワードの出現数に基づいて病気に対する前記ユーザの改善意欲の度合いを示す意欲値を算出する意欲値算出ステップと、前記ユーザ分析装置が、前記ユーザの既往歴及び意欲値に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する通知判定ステップと、前記ユーザ分析装置が、前記通知判定ステップの判定結果に基づいて前記管理者に対する通知を行う通知ステップと、を含むユーザ分析方法であって、病気の種類毎に通知要を判定するための通知要判定閾値を設け、前記通知判定ステップは、前記ユーザの既往歴の病歴に含まれる病気の種類毎に該当する通知要判定閾値と前記ユーザの意欲値とを比較し、当該比較の結果に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する、ユーザ分析方法である。
本発明によれば、ユーザを対象にして疾病の管理を行うことに寄与することができるという効果が得られる。
一実施形態に係る疾病管理システムの構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係るユーザ分析部の構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係る意欲値算出式情報の構成例を示す図である。 一実施形態に係るユーザ分析方法の手順の例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る疾病管理システムの構成例を示すブロック図である。図1に示される疾病管理システム1において、ユーザ端末3は、通信ネットワークを介して管理者端末5と通信を行う。ユーザ端末3は、疾病管理サービスのユーザの通信端末である。管理者端末5は、ユーザの管理者の通信端末である。管理者は、ユーザに対して疾病に関する管理を行う者であって、例えばかかりつけ医や保健師や家族やユーザ管理装置などである。ユーザ管理装置は、例えば人工知能(artificial intelligence:AI)を利用したものであってもよい。
ユーザ端末3は、ユーザ分析部10を備える。ユーザ分析部10の機能は、ユーザ端末3がCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)及びメモリ等のコンピュータハードウェアを備え、CPUがメモリに格納されたユーザ分析アプリケーション(コンピュータプログラム)を実行することにより実現される。ユーザ端末3は、例えば、スマートフォンやタブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯通信端末装置であってもよく、又は、据置き型の通信端末装置(例えば、据置き型のパーソナルコンピュータ等)であってもよい。本実施形態において、ユーザ分析部10は、ユーザ分析装置に対応する。
ユーザ分析部10には、発言情報21、生体情報22、食事情報23、位置情報24、服薬情報25などが入力される。
発言情報21は、ユーザが発した言葉を示す情報である。発言情報21は、ユーザが発した音声から取得された情報であってもよく、又は、ユーザが発したテキストから取得された情報であってもよい。例えば、発言情報21は、ユーザの音声会話から取得されてもよい。例えば、発言情報21は、ユーザがチャットやインスタントメッセージや電子掲示板やSNS(ソーシャルネットワークサービス)等に投稿したテキストから取得されてもよい。
生体情報22は、ユーザの生体情報であって、例えば、血糖、血圧、脈拍数、体温、体重などの情報である。例えば、ユーザ端末3は、生体情報22を検出する生体センサを備えるウェアラブルデバイスであってもよい。
食事情報23は、ユーザがとった食事の内容を示す情報である。食事情報23は、ユーザの自己申告によりユーザ端末3に入力されたものであってもよく、又は、食事の撮像画像から解析された結果であってもよい。
位置情報24は、ユーザの位置の測定結果(測位値)及び測定日時を示す情報である。例えば、位置情報24は、ユーザのスマートフォン(ユーザ端末3)が備えるGPS:Global Positioning System)機能により取得された測位値及び測定日時であってもよい。
服薬情報25は、ユーザが自分に処方された薬(以下、処方薬と称する)の服用を遵守したか否かを示す情報である。服薬情報25は、ユーザの自己申告によりユーザ端末3に入力されたものであってもよく、又は、服用時の処方薬の撮像画像から解析された結果であってもよい。
図2は、本実施形態に係るユーザ分析部の構成例を示すブロック図である。図2において、ユーザ分析部10は、発言情報取得部11と、意欲値算出部12と、通知判定部13と、通知部14と、対応策決定部15と、対応策実行部16と、目標管理部17と、参考データ生成部18と、記憶部100とを備える。記憶部100は、各種の情報を記憶する。記憶部100は、ユーザ情報101と、既往歴情報102と、意欲値算出式情報103と、ワード情報104と、アドバイス情報105と、特典付与情報106と、目標情報107と、会話グループ情報108と、ユーザ状態情報109とを記憶する。ユーザ情報101は、ユーザの氏名、住所(自宅、勤務先)、性別、年齢、身長及び管理者情報(管理者の氏名、住所、ユーザとの関係(かかりつけ医、家族等)、管理者端末の通信アドレス等)などを含む情報である。
発言情報取得部11は、ユーザが発した言葉を取得する。発言情報取得部11は、発言情報21に含まれる言葉を取得する。
意欲値算出部12は、発言情報取得部11が取得した言葉に基づいて、病気に対するユーザの改善意欲の度合いを示す意欲値を算出する。意欲値算出部12は、ユーザの生体情報22、食事情報23、位置情報24及び服薬情報25のうち少なくとも一つの情報と、発言情報取得部11が取得した言葉とに基づいて、ユーザの意欲値を算出してもよい。意欲値算出部12は、病気の種類に各々対応する意欲値算出式を使用してもよい。
ここで、本実施形態に係る意欲値算出式について例を挙げて説明する。
図3は、本実施形態に係る意欲値算出式情報の構成例を示す図である。意欲値算出式情報103は、病気の種類毎に、意欲値算出式に使用される評価項目の評価値の情報を有する。本実施形態に係る意欲値算出式の例が次の(1)式に示される。
意欲値(Y)=a×X1+b×X2+c×X3+d×X4+e×X5 ・・・(1)
上記の(1)式において、X1、X2、X3、X4及びX5は、図3に示される各評価項目の評価値に対応する変数である。a、b、c、d及びeは、図3に示される各評価項目の評価値に対応する係数である。意欲値(Y)の値が大きいほど、病気に対するユーザの改善意欲の度合いが大きいことを示す。
図3に示される意欲値算出式情報103において、各評価項目の評価値及び係数は、病気の種類ごとに定められる。各病気の種類に対応する各評価項目の評価値及び係数が上記の(1)式に適用されることにより、各病気の種類に対応する意欲値算出式が実現される。例えば、2型糖尿病(以下、単に糖尿病と記す)に対応する意欲値算出式は、図3中の「糖尿病」に対応する各評価項目の評価値及び係数が上記の(1)式に適用されることにより、次の(2)式になる。
「糖尿病」に対する意欲値(Y_D)=a_D×X1+b_D×X2+c_D×X3+d_D×X4+e_D×X5 ・・・(2)
意欲値(Y_D)の値が大きいほど、糖尿病に対するユーザの改善意欲の度合いが大きいことを示す。
意欲値算出式における各評価項目について以下に説明する。
(評価項目:発言)
評価項目「発言」は、発言情報取得部11が取得した言葉に基づいた評価項目である。本実施形態の一例として、発言情報取得部11が取得した言葉に含まれるポジティブワードの出現数及びネガティブワードの出現数に基づいて、評価項目「発言」の評価値X1が算出される。ポジティブワード及びネガティブワードは、予め、ワード情報104に設定されている。ワード情報104は、病気の種類毎に、ポジティブワード及びネガティブワードを有する情報である。例えば「糖尿病」について、運動に関するワードはポジティブワードであり、甘い食べ物に関するワードはネガティブワードである。
例えば「糖尿病」について、ポジティブワード出現数が多いほど糖尿病を改善しようとするユーザの意欲が大きいと考えられる一方、ネガティブワード出現数が多いほど糖尿病を改善しようとするユーザの意欲が小さいと考えられる。このため、発言情報取得部11が取得した言葉に含まれるポジティブワードの出現数が多いほど評価項目「発言」の評価値X1を大きくする一方、ネガティブワードの出現数が多いほど評価項目「発言」の評価値X1を小さくする。図3において、例えば「糖尿病」に対応する評価項目「発言」の評価値X1は、ポジティブワードについて「(ポジティブワード出現数)×(+1)」、ネガティブワードについて「(ネガティブワード出現数)×(-1)」である。
また、他の一例として、管理者との会話や、糖尿病等の既往歴を有する既往歴者グループのチャット等の発言の場での会話におけるユーザの応答時間に基づいて、評価項目「発言」の評価値X1が算出されてもよい。ユーザの応答時間は、会話相手が発言してからユーザが応答(発言)するまでにかかった時間である。発言情報21が、会話の発言および各発言時刻を含む場合、その会話の発言及び発言時刻からユーザの応答時間を推測する。ユーザの応答時間が短いほど病気を改善しようとするユーザの意欲が大きいと考えられる一方、ユーザの応答時間が長いほど病気を改善しようとするユーザの意欲が小さいと考えられる。このため、発言情報取得部11が取得した言葉に含まれる応答時間が短い発言のワードの出現数が多いほど評価項目「発言」の評価値X1を大きくする一方、応答時間が長い発言のワードの出現数が多いほど評価項目「発言」の評価値X1を小さくする。図3において、例えば「糖尿病」に対応する評価項目「発言」の評価値は、応答時間が短い発言について「(ワード出現数)×(+1)」、応答時間が長い発言について「(ワード出現数)×(-1)」である。
なお、上述した「ポジティブワードの出現数及びネガティブワードの出現数」と「応答時間が短い発言のワードの出現数及び応答時間が長い発言のワードの出現数」との両方を適用して、評価項目「発言」の評価値X1が算出されてもよい。
(評価項目:リスク度)
評価項目「リスク度」は、生体情報22に基づいた評価項目である。本実施形態の一例として、意欲値算出部12は、ユーザの生体情報22に基づいて当該ユーザの既往歴に含まれる病気に対するリスクの度合いを示すリスク度を算出し、当該リスク度に基づいた当該ユーザの意欲値を算出する。ユーザの既往歴は、既往歴情報102に含まれる。既往歴情報102は、ユーザ毎に、ユーザの既往歴を含む情報である。既往歴は、ユーザの過去の病歴や健康状態に関する記録である。
病気に対するリスク度が高いほど病気を改善しようとするユーザの意欲が大きくなると考えられる一方、病気に対するリスク度が低いほど病気を改善しようとするユーザの意欲が小さくなると考えられる。このため、病気に対するリスク度が高いほど評価項目「リスク度」の評価値X2を大きくする一方、病気に対するリスク度が低いほど評価項目「リスク度」の評価値X2を小さくする。図3において、例えば「糖尿病」に対応する評価項目「リスク度」の評価値X2は、リスク度が「低」の場合に「-1」、リスク度が「中」の場合に「0」、リスク度が「高」の場合に「+1」、リスク度が「危険」の場合に「+2」である。各リスク度「低」、「中」、「高」、「危険」の判定は、リスク度の所定の閾値に基づいて行われる。
(評価項目:食事)
評価項目「食事」は、食事情報23に基づいた評価項目である。病気の種類によって、食事制限の内容や推奨される食事の内容が異なる。このため、食事情報23が食事制限の内容や推奨される食事の内容に合致するほど病気を改善しようとするユーザの意欲が大きいと考えられる一方、食事情報23が食事制限の内容や推奨される食事の内容に合致しないほど病気を改善しようとするユーザの意欲が小さいと考えられる。これにより、食事情報23が食事制限の内容や推奨される食事の内容に合致するほど評価項目「食事」の評価値X3を大きくする一方、食事情報23が食事制限の内容や推奨される食事の内容に合致しないほど評価項目「食事」の評価値X3を小さくする。図3において、例えば「糖尿病」に対応する評価項目「食事」の評価値X3は、食事情報23が「低カロリー食」の場合に「+2」、食事情報23が「中カロリー食」の場合に「0」、食事情報23が「高カロリー食」の場合に「-2」である。
(評価項目:活動量)
評価項目「活動量」は、位置情報24に基づいた評価項目である。本実施形態の一例として、意欲値算出部12は、ユーザの位置情報24に基づいて当該ユーザの活動量を算出し、当該活動量に基づいた当該ユーザの意欲値を算出する。意欲値算出部12は、位置情報24に含まれる測位値及び測定日時に基づいて、活動量を表す値として、一定期間(例えば一か月間)の外出時間、移動時間、歩行距離及び移動距離などを算出する。外出時間は、ユーザが自宅や勤務先から外出していた時間である。移動時間は、ユーザが移動していた時間である。歩行距離は、ユーザが歩行した距離である。移動距離は、ユーザが移動した距離である。
一般に、活動量が大きいほどユーザの意欲が大きいと考えられる一方、活動量が小さいほどユーザの意欲が小さいと考えられる。このため、活動量が大きいほど評価項目「活動量」の評価値X4を大きくする一方、活動量が小さいほど評価項目「活動量」の評価値X4を小さくする。図3において、例えば「糖尿病」に対応する評価項目「活動量」の評価値X4は、「(外出時間)×(+1)」、「(移動時間)×(+1)」、「(歩行距離(km))×(+5)」、「(移動距離(km))×(+1)」である。
(評価項目:服薬)
評価項目「服薬」は、服薬情報25に基づいた評価項目である。服薬情報25が処方薬の服用を遵守したことを示すほど病気を改善しようとするユーザの意欲が大きいと考えられる一方、服薬情報25が処方薬の服用を遵守したことを示さないほど病気を改善しようとするユーザの意欲が小さいと考えられる。このため、服薬情報25が処方薬の服用を遵守したことを示すほど評価項目「服薬」の評価値X5を大きくする一方、服薬情報25が処方薬の服用を遵守したことを示さないほど評価項目「服薬」の評価値X5を小さくする。図3において、例えば「糖尿病」に対応する評価項目「服薬」の評価値X5は、服薬情報25が「遵守」の場合に「+2」、服薬情報25が「ほぼ遵守」の場合に「-1」、服薬情報25が「非遵守」の場合に「-5」である。服薬情報25が「非遵守」の場合、病気を改善しようとするユーザの意欲が特段に小さいと考えられるので、評価値X5を特に小さくすることは好ましい。
なお、上記の(1)式及び(2)式において、評価項目「発言」に係る変数X1のみを使用して意欲値算出式を構成してもよい。又は、上記の(1)式及び(2)式において、評価項目「発言」に係る変数X1と、他の評価項目に係る変数X2、X3、X4及びX5のいずれか一つ又は複数とを使用して意欲値算出式を構成してもよい。
以上が本実施形態に係る意欲値算出式についての例の説明である。
説明を図2に戻す。
通知判定部13は、ユーザの既往歴及び意欲値に基づいて当該ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する。ユーザの既往歴は、既往歴情報102に含まれる。ユーザの意欲値は、意欲値算出部12が算出した値である。
通知の要否の判定方法の一例として、病気の種類毎に通知「要」の判定閾値(通知要判定閾値)を設け、ユーザの既往歴の病歴に含まれる病気の種類毎に該当する通知要判定閾値とユーザの意欲値とを比較し、ユーザの意欲値が通知要判定閾値未満である場合に通知「要」と判定し、そうではない場合に通知「不要」と判定する。
通知の要否の判定方法の他の例として、意欲値が病気の種類に各々対応する意欲値算出式で算出される場合、通知判定部13は、ユーザの既往歴の病歴に含まれる病気の種類毎に、該当する意欲値に基づいて当該ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する。この他の例においても、病気の種類毎に通知「要」の通知要判定閾値を設け、ユーザの既往歴の病歴に含まれる病気の種類毎に該当する通知要判定閾値と該当するユーザの意欲値とを比較し、ユーザの意欲値が通知要判定閾値未満である場合に通知「要」と判定し、そうではない場合に通知「不要」と判定してもよい。
通知部14は、通知判定部13の判定結果に基づいてユーザの管理者に対する通知を行う。例えば、通知部14は、通知判定部13の判定結果が通知「要」である場合に、ユーザの管理者の管理者端末5へ、病気に対するユーザの改善意欲が低下していることを示すメッセージを送信する。通知判定部13が病気の種類毎に通知の要否を判定する場合、通知部14は、通知判定部13の判定結果が通知「要」である病気の種類を通知対象にして、ユーザの管理者の管理者端末5へ、「〇〇病(通知対象の病気の種類を示す名称(例えば糖尿病など))」に対するユーザの改善意欲が低下していることを示すメッセージを送信する。
対応策決定部15は、ユーザの意欲値に基づいて当該ユーザに対する対応策を決定する。ユーザの意欲値は、意欲値算出部12が算出した値である。
ここで、本実施形態に係る対応策決定方法について例を挙げて説明する。
(対応策決定方法の例1)
対応策決定部15は、ユーザの意欲値に基づいてアドバイス情報105から当該ユーザに対するアドバイスを選択する。アドバイス情報105は、意欲値に対応するアドバイスの情報である。アドバイスの例を以下に示す。
(アドバイスの例1-1)
意欲が高い状態(ユーザの意欲値が所定の高レベル判定閾値以上)に対応するアドバイスは、病気に対するユーザの改善の取り組みを維持することを促すメッセージとする。例えば、メッセージ「その調子でがんばれ!」とする。
(アドバイスの例1-2)
意欲が低い状態(ユーザの意欲値が所定の低レベル判定閾値未満)に対応するアドバイスは、病気に対するユーザの改善の取り組みを促すメッセージとする。例えば、メッセージ「何事も始めるのに遅いことはない、今から始めよう」とする。
(アドバイスの例1-3)
意欲が上昇している状態(一定期間におけるユーザの意欲値の上昇の変化が所定の上昇度以上)に対応するアドバイスは、病気に対するユーザの改善の取り組みをさらに勢いづかせるメッセージとする。例えば、メッセージ「ほかの人はこんな取り組みもしているよ」とする。
(アドバイスの例1-4)
意欲が下降している状態(一定期間におけるユーザの意欲値の下降の変化が所定の下降度以上)に対応するアドバイスは、病気に対するユーザの改善の取り組みを励ますメッセージとする。例えば、メッセージ「少しずつ、ゆっくりでいいからがんばろう」とする。
上記したアドバイスの例1-1、1-2、1-3及び1-4によれば、ユーザの意欲の状態(ユーザの意欲値に基づいた状態)に応じて適切なアドバイスをユーザに行うことができる。
なお、対応策決定部15は、ユーザの意欲値を下げる原因に基づいてアドバイス情報105から当該ユーザに対するアドバイスを選択してもよい。対応策決定部15は、上記した(1)式の意欲値算出式に含まれる変数X1、X2、X3、X4及びX5のうちユーザの意欲値を下げる原因である変数を特定し、特定した変数の評価項目に対応するアドバイスをアドバイス情報105から選択する。このアドバイスの例を以下に示す。
(アドバイスの例2-1)
ユーザの意欲値を下げる原因が評価項目「発言」である場合、出現数が比較的多いネガティブワードを特定し、特定したネガティブワードに関するメッセージをアドバイス情報105から選択する。例えば、「糖尿病」について、ネガティブワード「甘い食べ物に関するワード」に対して、メッセージ「甘い食べ物は控えめにしましょう」とする。
(アドバイスの例2-2)
ユーザの意欲値を下げる原因が評価項目「食事」である場合、評価値を下げている要因の食事の内容を特定し、特定した食事の内容に関するメッセージをアドバイス情報105から選択する。例えば、「糖尿病」について、特定した食事の内容が「高カロリー食」である場合、低カロリーの食事を促すように、例えばメッセージ「唐揚げ禁止!」とする。
(アドバイスの例2-3)
ユーザの意欲値を下げる原因が評価項目「活動量」である場合、評価値を下げている要因の活動内容を特定し、特定した活動内容に関するメッセージをアドバイス情報105から選択する。例えば、「糖尿病」について、特定した活動内容が「外出時間」である場合、外出を促すように、例えばメッセージ「散歩しましょうよ!」とする。
(アドバイスの例2-4)
ユーザの意欲値を下げる原因が評価項目「服薬」である場合、評価値を下げている服用内容を特定し、特定した服用内容に関するメッセージをアドバイス情報105から選択する。例えば、「糖尿病」について、特定した服用内容が「非遵守」である場合、服用遵守を促すように、例えばメッセージ「絶対お薬を飲んでください!」とする。
上記したアドバイスの例2-1、2-2、2-3及び2-4によれば、ユーザの意欲値を下げる原因に基づいた適切なアドバイスをユーザに行うことができる。
以上が対応策決定方法の例1の説明である。
(対応策決定方法の例2)
対応策決定部15は、ユーザの意欲値に基づいて当該ユーザに付与する特典を決定する。特典付与情報106は、ユーザ毎に、ユーザに付与された特典を示す情報である。特典は、例えば、特定のサービスや商品の購入に使用可能な値引ポイントや割引クーポンなどである。特典の付与方法は、ユーザの意欲の状態に応じて適切な特典を与えることが好ましい。例えば、意欲値が所定の閾値未満のユーザに対して特典を比較的多く付与することにより、当該ユーザに対して病気を改善しようとするモチベーションを高めるようにする。また、所定の閾値以上の意欲値を一定期間継続させているユーザに対して特典を比較的多い頻度で付与することにより、当該ユーザに対して病気を改善しようとするモチベーションを継続させるようにする。
(対応策決定方法の例3)
対応策決定部15は、ユーザの意欲値に基づいて目標情報107から当該ユーザに対する目標を選択する。目標情報107は、意欲値に対応する目標の情報である。意欲の状態に応じた適切な目標がユーザに設定されることは好ましい。目標の例を以下に示す。
(目標の例1)
意欲が低い状態(意欲値が所定の低レベル判定閾値未満)のユーザに対する目標は、達成レベルが比較的低いものとする。例えば、評価項目「活動量」の評価値を向上させるために、運動量が比較的少ない目標を設定する。例えば、「一日200kcalを消費させる運動を目指そう」とする。
(目標の例2)
高い意欲値が継続している(所定の閾値以上の意欲値を一定期間継続させている)ユーザに対する目標は、達成レベルが比較的高いものとする。例えば、評価項目「活動量」の評価値を維持させるために、運動量が比較的多い目標を設定する。例えば、「一日、10Km走ろう」とする。
目標管理部17は、ユーザの位置情報24に基づいて当該ユーザの目標の達成を判定する。目標管理部17は、ユーザの目標の達成度に応じて、当該ユーザの目標を変更する目標再設定を行ってもよい。
(対応策決定方法の例4)
対応策決定部15は、ユーザの意欲値に基づいて会話グループ情報108から当該ユーザに参加を推奨する会話グループを選択する。対応策決定部15は、会話グループ情報108から、ユーザの意欲値と同程度の意欲値の参加者が参加する会話グループを選択してもよい。対応策決定部15は、会話グループ情報108から、ユーザと同じ病気の既往歴を有する参加者が参加する会話グループを選択してもよい。対応策決定部15は、会話グループ情報108から、ユーザと同じ病気の既往歴を有し且つユーザと同程度の当該病気のリスク度の参加者が参加する会話グループを選択してもよい。会話グループ情報108は、意欲値に対応する会話グループを示す情報であって、会話グループの名称、所在情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator)等)及び参加者情報(参加者の年代の割合、性別の割合、意欲値の範囲、既往歴、リスク度の範囲等)などを含む情報である。
(対応策決定方法の例5)
対応策決定部15は、ユーザの意欲値に基づいて、複数の管理者候補の中から当該ユーザに推薦する管理者を選択してもよい。例えば、意欲値が一定以上の高い値である場合にはAIを利用したユーザ管理装置を選択する一方、意欲値が一定未満の低い値になった場合には、食事管理や運動管理などの個別の課題にそれぞれ適したカウンセラー等を選択する。これにより、病気に対する改善意欲が低いユーザへのケアを、より個別化したりよりきめ細かくしたりすることを図る。
以上が本実施形態に係る対応策決定方法の例の説明である。
説明を図2に戻す。
通知部14は、対応策決定部15が決定したユーザに対する対応策を当該ユーザの管理者へ通知する。例えば、通知部14は、ユーザに対する対応策を示すメッセージを当該ユーザの管理者の管理者端末5へ送信する。
対応策実行部16は、ユーザの管理者から当該ユーザの対応策の実行指示を受けた場合に、当該対応策を実行する。例えば、ユーザにアドバイスを通知したり、ユーザに特典を付与したり、ユーザに目標を通知したり、ユーザに参加を推奨する会話グループを通知したりする。ユーザへの通知は、例えば、通知内容を示すメッセージを、ユーザ端末3の表示画面に表示したり、ユーザ端末3から音声再生したりすることにより行われる。
参考データ生成部18は、例えばユーザの意欲値等の時間変化を示すグラフなどの参考データを生成する。ユーザ状態情報109は、ユーザ毎に、所定の期間の意欲値等を含む情報である。参考データ生成部18は、ユーザ状態情報109を使用して参考データを生成する。参考データは、記憶部100に格納される。
次に図4を参照して、本実施形態に係るユーザ分析方法を説明する。図4は、本実施形態に係るユーザ分析方法の手順の例を示すシーケンス図である。
(ステップS1) ユーザ分析部10は、ユーザからユーザ登録を受付ける。このユーザ登録により当該ユーザのユーザ情報101及び既往歴情報102が作成されて記憶部100に格納される。
(ステップS2) ユーザ分析部10は、ユーザの発言情報21、生体情報22、食事情報23、位置情報24及び服薬情報25などの各種情報を取得する。
(ステップS3) ユーザ分析部10は、発言情報21に基づいて、病気に対するユーザの改善意欲の度合いを示す意欲値を算出する。なお、意欲値算出部12は、生体情報22、食事情報23、位置情報24及び服薬情報25のうち少なくとも一つの情報と、発言情報21とに基づいて、ユーザの意欲値を算出してもよい。また、意欲値算出部12は、病気の種類に各々対応する意欲値算出式を使用してもよい。
(ステップS4) ユーザ分析部10は、ユーザの既往歴情報102及び意欲値に基づいて当該ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する。
(ステップS5) ユーザ分析部10は、ステップS4の判定結果に基づいてユーザの管理者に対する通知を行う。例えば、ユーザ分析部10は、ステップS4の判定結果が通知「要」である場合に、ユーザの管理者の管理者端末5へ、病気に対するユーザの改善意欲が低下していることを示すメッセージを送信する。
(ステップS6) ユーザ分析部10は、ユーザの意欲値に基づいて当該ユーザに対する対応策を決定する。
(ステップS7) ユーザ分析部10は、ステップS6で決定したユーザに対する対応策を当該ユーザの管理者へ通知する。例えば、ユーザ分析部10は、ユーザに対する対応策を示すメッセージを当該ユーザの管理者の管理者端末5へ送信する。
(ステップS8) ユーザ分析部10は、ユーザの管理者から当該ユーザの対応策の実行指示を受ける。例えば、ユーザ分析部10は、ユーザの管理者の管理者端末5から、当該ユーザの対応策の実行指示を示すメッセージを受信する。
(ステップS9) ユーザ分析部10は、ユーザの管理者から当該ユーザの対応策の実行指示を受けると、当該対応策を実行する。例えば、ユーザ分析部10は、ユーザにアドバイスを通知する(ステップS10)。例えば、ユーザ分析部10は、ユーザに特典を付与(ユーザに付与する特典を特典付与情報106に記録)し、当該特典付与を当該ユーザに通知する(ステップS11)。例えば、ユーザ分析部10は、ユーザに目標を通知し、当該目標の達成状況を管理する(ステップS12)。例えば、ユーザ分析部10は、ユーザに参加を推奨する会話グループを通知する(ステップS13)。例えば、ユーザ分析部10は、ユーザに管理者を推薦する(ステップS14)。ユーザ分析部10は、ユーザへ通知する通知内容を示すメッセージを、ユーザ端末3の表示画面に表示したり、ユーザ端末3から音声再生したりする。
(ステップS15) ユーザ分析部10は、参考データを生成する。ユーザ分析部10は、生成した参考データを記憶部100に格納する。
本実施形態によれば、ユーザが発した言葉に基づいて病気に対する当該ユーザの改善意欲の度合いを示す意欲値を算出し、当該ユーザの既往歴及び意欲値に基づいて当該ユーザの管理者に対する通知の要否を判定し、当該判定結果に基づいて、当該ユーザの疾病に関する管理を行う管理者に対する通知を行う。これにより、ユーザを対象にして疾病の管理を行うことに寄与することができるという効果が得られる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上述した実施形態では、ユーザ端末3にユーザ分析部10(ユーザ分析装置)を備えたが、これに限定されない。例えば、ユーザ分析部10(ユーザ分析装置)は、インターネット等の通信ネットワークに接続されるサーバコンピュータを使用してユーザ分析サーバとして構成されてもよい。また、ユーザ分析サーバの各機能はクラウドコンピューティングにより実現されてもよい。また、ユーザ分析サーバとして、例えばWWWシステム等を利用してウェブサイトを開設するように構成してもよい。
また、上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…疾病管理システム、3…ユーザ端末、5…管理者端末、10…ユーザ分析部、11…発言情報取得部、12…意欲値算出部、13…通知判定部、14…通知部、15…対応策決定部、16…対応策実行部、17…目標管理部、18…参考データ生成部、100…記憶部

Claims (13)

  1. ユーザが発した言葉を取得する発言情報取得部と、
    前記ユーザの既往歴を記憶する既往歴情報記憶部と、
    病気の種類毎にポジティブワード及びネガティブワードを記憶するワード情報記憶部と、
    前記言葉に含まれる前記ポジティブワードの出現数及び前記ネガティブワードの出現数に基づいて病気に対する前記ユーザの改善意欲の度合いを示す意欲値を算出する意欲値算出部と、
    前記ユーザの既往歴及び意欲値に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する通知判定部と、
    前記通知判定部の判定結果に基づいて前記管理者に対する通知を行う通知部と、
    を備え
    病気の種類毎に通知要を判定するための通知要判定閾値を設け、
    前記通知判定部は、前記ユーザの既往歴の病歴に含まれる病気の種類毎に該当する通知要判定閾値と前記ユーザの意欲値とを比較し、当該比較の結果に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する、
    ユーザ分析装置。
  2. 前記意欲値算出部は、病気の種類に各々対応する意欲値算出式を使用する、
    請求項1に記載のユーザ分析装置。
  3. 前記意欲値算出部は、前記ユーザの生体情報、食事情報、位置情報及び服薬情報のうち少なくとも一つの情報と前記言葉とに基づいて前記ユーザの意欲値を算出する、
    請求項1又は2のいずれか1項に記載のユーザ分析装置。
  4. 前記意欲値算出部は、前記ユーザの生体情報に基づいて前記ユーザの既往歴に含まれる病気に対するリスクの度合いを示すリスク度を算出し、前記リスク度に基づいた前記ユーザの意欲値を算出する、
    請求項に記載のユーザ分析装置。
  5. 前記意欲値算出部は、前記ユーザの位置情報に基づいて前記ユーザの活動量を算出し、前記活動量に基づいた前記ユーザの意欲値を算出する、
    請求項又はのいずれか1項に記載のユーザ分析装置。
  6. 前記ユーザの意欲値に基づいて前記ユーザに対する対応策を決定する対応策決定部をさらに備える請求項1からのいずれか1項に記載のユーザ分析装置。
  7. 前記通知部は、前記管理者へ前記対応策を通知し、
    前記ユーザ分析装置は、
    前記管理者から前記対応策の実行指示を受けた場合に前記対応策を実行する対応策実行部をさらに備える、
    請求項に記載のユーザ分析装置。
  8. 意欲値に対応するアドバイスを記憶するアドバイス情報記憶部をさらに備え、
    前記対応策決定部は、前記ユーザの意欲値に基づいて前記アドバイス情報記憶部から前記ユーザに対するアドバイスを選択する、
    請求項又はのいずれか1項に記載のユーザ分析装置。
  9. 前記対応策決定部は、前記ユーザの意欲値を下げる原因に基づいて前記アドバイス情報記憶部から前記ユーザに対するアドバイスを選択する、
    請求項に記載のユーザ分析装置。
  10. 前記対応策決定部は、前記ユーザの意欲値に基づいて前記ユーザに付与する特典を決定し、
    前記ユーザ分析装置は、
    前記ユーザに付与された特典を示す特典付与情報を記憶する特典付与情報記憶部をさらに備える、
    請求項からのいずれか1項に記載のユーザ分析装置。
  11. 意欲値に対応する目標を示す目標情報を記憶する目標情報記憶部をさらに備え、
    前記対応策決定部は、前記ユーザの意欲値に基づいて前記目標情報記憶部から前記ユーザに対する目標を選択する、
    請求項から10のいずれか1項に記載のユーザ分析装置。
  12. コンピュータに、
    ユーザの既往歴を記憶する既往歴情報記憶ステップと、
    病気の種類毎にポジティブワード及びネガティブワードを記憶するワード情報記憶ステップと、
    前記ユーザが発した言葉を取得する発言情報取得ステップと、
    前記言葉に含まれる前記ポジティブワードの出現数及び前記ネガティブワードの出現数に基づいて病気に対する前記ユーザの改善意欲の度合いを示す意欲値を算出する意欲値算出ステップと、
    前記ユーザの既往歴及び意欲値に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する通知判定ステップと、
    前記通知判定ステップの判定結果に基づいて前記管理者に対する通知を行う通知ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    病気の種類毎に通知要を判定するための通知要判定閾値を設け、
    前記通知判定ステップは、前記ユーザの既往歴の病歴に含まれる病気の種類毎に該当する通知要判定閾値と前記ユーザの意欲値とを比較し、当該比較の結果に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する、
    コンピュータプログラム。
  13. ユーザ分析装置が、ユーザの既往歴を記憶する既往歴情報記憶ステップと、
    前記ユーザ分析装置が、病気の種類毎にポジティブワード及びネガティブワードを記憶するワード情報記憶ステップと、
    前記ユーザ分析装置が、前記ユーザが発した言葉を取得する発言情報取得ステップと、
    前記ユーザ分析装置が、前記言葉に含まれる前記ポジティブワードの出現数及び前記ネガティブワードの出現数に基づいて病気に対する前記ユーザの改善意欲の度合いを示す意欲値を算出する意欲値算出ステップと、
    前記ユーザ分析装置が、前記ユーザの既往歴及び意欲値に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する通知判定ステップと、
    前記ユーザ分析装置が、前記通知判定ステップの判定結果に基づいて前記管理者に対する通知を行う通知ステップと、
    を含むユーザ分析方法であって、
    病気の種類毎に通知要を判定するための通知要判定閾値を設け、
    前記通知判定ステップは、前記ユーザの既往歴の病歴に含まれる病気の種類毎に該当する通知要判定閾値と前記ユーザの意欲値とを比較し、当該比較の結果に基づいて前記ユーザの管理者に対する通知の要否を判定する、
    ユーザ分析方法。
JP2019178608A 2019-09-30 2019-09-30 ユーザ分析装置、コンピュータプログラム及びユーザ分析方法 Active JP7177760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019178608A JP7177760B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 ユーザ分析装置、コンピュータプログラム及びユーザ分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019178608A JP7177760B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 ユーザ分析装置、コンピュータプログラム及びユーザ分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021056724A JP2021056724A (ja) 2021-04-08
JP7177760B2 true JP7177760B2 (ja) 2022-11-24

Family

ID=75270897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019178608A Active JP7177760B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 ユーザ分析装置、コンピュータプログラム及びユーザ分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7177760B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251695A (ja) 2008-04-01 2009-10-29 Toshiba Tec Corp 販売促進システム
JP2016139310A (ja) 2015-01-28 2016-08-04 株式会社野村総合研究所 ヘルスケアシステム
JP2016224784A (ja) 2015-06-02 2016-12-28 住友電気工業株式会社 健康管理システム、サーバ装置、端末装置、健康管理方法およびプログラム
JP2019079532A (ja) 2017-10-23 2019-05-23 株式会社生命科学インスティテュート 健康推定システム、健康推定装置、健康推定プログラムおよび健康推定方法
JP2019087155A (ja) 2017-11-09 2019-06-06 株式会社豊田中央研究所 支援装置、システム、及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251695A (ja) 2008-04-01 2009-10-29 Toshiba Tec Corp 販売促進システム
JP2016139310A (ja) 2015-01-28 2016-08-04 株式会社野村総合研究所 ヘルスケアシステム
JP2016224784A (ja) 2015-06-02 2016-12-28 住友電気工業株式会社 健康管理システム、サーバ装置、端末装置、健康管理方法およびプログラム
JP2019079532A (ja) 2017-10-23 2019-05-23 株式会社生命科学インスティテュート 健康推定システム、健康推定装置、健康推定プログラムおよび健康推定方法
JP2019087155A (ja) 2017-11-09 2019-06-06 株式会社豊田中央研究所 支援装置、システム、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021056724A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Cotton et al. Gamification use and design in popular health and fitness mobile applications
Chamberlain et al. Parolee–parole officer rapport: Does it impact recidivism?
Chin et al. Attached to dating apps: Attachment orientations and preferences for dating apps
Zanaboni et al. Long-term exercise maintenance in COPD via telerehabilitation: a two-year pilot study
Christakis The challenges of defining and studying “digital addiction” in children
Vardy et al. Property damage and exposure to other people in distress differentially predict prosocial behavior after a natural disaster
DePaulo et al. Attentional determinants of success at detecting deception and truth
Buck et al. Explaining the relationship between insecure attachment and partner abuse: The role of personality characteristics
Ramchandani et al. Real-life utilization of real-time continuous glucose monitoring: the complete picture
Gilmore et al. The technology boom: a new era in obesity management
Devkota et al. Use of an online patient portal and glucose control in primary care patients with diabetes
Hofer et al. Mediators and moderators of improvements in medication adherence: secondary analysis of a community health worker–led diabetes medication self-management support program
Chapman et al. Goals and social comparisons promote walking behavior
Melton et al. Wearable devices to improve physical activity and sleep: a randomized controlled trial of college-aged African American women
Batsis et al. Use of a wearable activity device in rural older obese adults: a pilot study
US20220238233A1 (en) Epigenetics-based health and disease assessments for treatment and wellness recommendations
Raber et al. Health insurance and mobile health devices: opportunities and concerns
Xiao et al. Comparison of dynamic block randomization and minimization in randomized trials: a simulation study
Johnson et al. Comparison of health-risk behaviors among students attending alternative and traditional high schools in Minnesota
Mastin et al. African American women and weight loss: Disregarding environmental challenges
Garcia et al. Hispanic male’s perspectives of health behaviors related to weight management
Serrano et al. Progress on broadband access to the internet and use of mobile devices in the United States: tracking healthy people 2020 goals
Huang et al. Coping strategies as mediators in the relation between perceived social support and job burnout among Chinese firefighters
Alicea-Planas et al. COVID-19 risk perceptions and social distancing practice in Latin America
Lee et al. Perceived closeness to multiple social connections and attachment style: A longitudinal examination

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7177760

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150