JP7155468B2 - 吸収性パッドホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性パッドを保持するために用いられる吸収性パッドホルダーに関する。
従来、軽失禁パッドや生理用ナプキン等の吸収性パッドを着用者の股下で保持するために吸収性パッドホルダーが用いられている。着用者は、吸収性パッドが体液を吸収した後に吸収性パッドのみを新たな吸収性パッドと交換すればよく、吸収性パッドホルダー自体は必要に応じて洗濯すれば繰り返し利用でき、コスト的なメリットや環境への負荷も軽減できる。
このような吸収性パッドホルダーとして、例えば特許文献1には、着用者の鼠径部側を覆う前身頃(1)と、着用者の臀部側を覆う後身頃(2)と、着用者の股下において前身頃(1)と後身頃(2)を繋ぐ股下部(3)と、着用者の腹周りを周回するように覆うウエスト部(4)と、を有し、後身頃(2)は、伸長性を有するプレーン部分と、後身頃(2)のプレーン部分よりも上下方向の伸長性が低いホールド部分と、を有し、後身頃(2)のホールド部分は、股下部(3)から前記ウエスト部(4)の左右両脇側に至るように形成された帯状の下側臀部領域(21)と、股下部(3)からウエスト部(4)の背側中央部分に至るように形成された帯状の臀裂領域(22)と、を含み、下側臀部領域(21)と臀裂領域(22)は、股下部(3)近傍の着用者の尾骨に相当する位置において合流しており、後身頃(2)のプレーン部分は、下側臀部領域(21)の内側の領域が臀裂領域(22)によって左右に区切られることによって形成された左右のヒップ領域(23)と、下側臀部領域(21)の外側の領域であるレッグ領域(24)と、股下部(3)近傍における下側臀部領域(21)と臀裂領域(22)の合流地点に形成され,下側臀部領域(21)と臀裂領域(22)と股下部(3)とによって周囲を囲われた尾骨領域(25)と、を有し、股下部(3)の伸長応力は、尾骨領域(25)よりも高いホルダーパンツ、が開示されている。
特許第5896180号公報
しかしながら、特許文献1に記載の吸収性パッドホルダーでは、特許文献1の図1に示すように、軽失禁パッド等の吸収性パッドが配される位置に相当する、前身頃の左右方向中央部において、伸長性の高いプレーン編み(平編み)で形成されているため、軽失禁パッド等を装着した場合に、吸収性パッドの前方向端部側のズレが生じやすいという問題があった。
一方、後身頃においては、下側臀部領域の内側の領域において、ヒップ領域が左右に区切られて左右一対となるように設けられており、左右一対のヒップ領域の間は、伸長性の低いホールド部分(フロート編み)で形成されている。ここで、吸収性パッドを内側に配し吸収性パッドホルダーを着用した状態で体液が***されると、吸収性パッドホルダーの後身頃の下部に相当する吸収性パッドの位置に体液が溜まりやすい傾向にあり、さらに、吸収性パッドの吸収体に含まれる高吸収性ポリマーが体液を吸収することで膨潤するため、左右一対のヒップ領域の間が、伸長性の低いホールド部分で形成されていると、臀部が圧迫され、着用感が低下するという問題があった。
したがって、本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、吸収性パッドを安定的に保持でき、かつ、着用感に優れる吸収性パッドホルダーを提供することを目的とする。
本発明の発明者は、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、ヒップ領域の態様を工夫するとともに、所定の前身頃ホールド領域及び後身頃ホールド領域を設けることにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、吸収性パッドを保持するために用いられる吸収性パッドホルダーであって、着用者の腹回りを覆うウエスト部と、着用者の腹側に配される前身頃と、着用者の背側に配される後身頃と、着用者の股下において前記前身頃と前記後身頃を連結するクロッチ部と、着用者の太もも回りを覆うレッグ部と、を有し、前記前身頃及び後身頃は、伸長性を有する平編み部と、前記平編み部よりも少なくとも左右方向の伸長性が低いフロート編み部と、に区分され、前記平編み部及び前記フロート編み部における編地は、左右方向に形成されるウエール列と上下方向に形成されるコースで構成され、前記フロート編み部では、少なくとも1個のニットと、少なくとも1個のニットミスと、が交互かつ規則的にウエール方向に形成される配列が、コースに規則的に配置され、前記前身頃には、前記ウエスト部との境界からクロッチ部に向けて、略逆三角形状のフロート編み部で構成される前身頃ホールド領域が設けられ、前記後身頃には、前記平編み部で構成され、左右方向中央部の上部に窪みを有する略ハート形状のヒップ領域が設けられ、前記後身頃には、前記ヒップ領域との境界から前記ウエスト部との境界に至るまで、少なくとも前記ヒップ領域の左右両端と上方向に重複する範囲に、前記フロート編み部で構成される後身頃ホールド領域が設けられている、吸収性パッドホルダーである。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の吸収性パッドホルダーであって、前記前身頃ホールド領域において、1個以上4個以下のニットと、1個以上4個以下のニットミスと、が交互かつ規則的にウエール方向に形成される配列が、コースに規則的に配置され、
前記配列を有する領域におけるウエール方向1cmあたり、かつ、1コースあたりの、前記ニットミスが6個以上18個以下であることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性パッドホルダーであって、前記後身頃ホールド領域の、前記ウエスト部との境界から前記後身頃ホールド領域の上下方向の最大寸法の60%に至るまでの領域において、1個以上4個以下のニットと、1個以上4個以下のニットミスと、が交互かつ規則的にウエール方向に形成される配列が、コースに規則的に配置され、前記配列を有する領域におけるウエール方向1cmあたり、かつ、1コースあたりの、前記ニットミスが6個以上18個以下であることを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性パッドホルダーであって、前記クロッチ部が前記平編み部で構成されることを特徴とするものである。
本発明の吸収性パッドホルダーによれば、吸収性パッドを安定的に保持でき、かつ、着用感を良好に維持することができる。
本発明の吸収性パッドホルダーを吸収性パッドとともに着用した態様を示す図面である。 本発明の吸収性パッドホルダーを前身頃から見た正面図である。 本発明の吸収性パッドホルダーを後身頃から見た背面図である。 平編み部の編地の一例を示す模式図である。 フロート編み部の編地の一例を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明の実施形態の説明の全体を通して、同じ要素には同じ符号を付している。
本明細書の説明において、吸収性パッドホルダー1の着用時とは、吸収性パッドホルダー1の装着時及び装着後の少なくとも一方をいう。吸収性パッドホルダー1の左右方向とは、着用されたときに着用者の左右に亘る方向であり、図中Xで表す方向である。一方、吸収性パッドホルダー1の上下方向とは、左右方向に対して直交する方向であり、図中Yで表す方向である。また、吸収性パッド100の前方向とは、吸収性パッド100を吸収性パッドホルダー1に配する際に、着用者の前側(腹側)に配される方向を指し、吸収性パッド100の後方向とは前方向とは逆の方向を指す。
<吸収性パッドホルダー>
図1は、本発明の吸収性パッドホルダー1を吸収性パッド100とともに着用した態様を示す図面である。本発明の吸収性パッドホルダー1は、図1に示すように、軽失禁パッド等の吸収性パッド100を着用者の股部に位置するように配置した状態で着用される。着用者は、吸収性パッド100が体液を吸収した後に吸収性パッド100のみを新たな吸収性パッド100と交換すればよく、吸収性パッドホルダー1自体は必要に応じて洗濯すれば繰り返し利用でき、コスト的なメリットや環境への負荷も軽減できる。
吸収性パッドホルダー1に配置させる吸収性パッド100としては、尿取りパッド、軽失禁パッド、軽失禁ライナー、生理用ナプキン等が挙げられる。なお、各寸法について、以下で規定するが、未伸長の状態で測定した場合の数値である。
本発明の吸収性パッドホルダー1は糸素材を編立てして作製される下着であり、上下方向及び左右方向に伸縮性を有する。吸収性パッドホルダー1を構成する糸素材は、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリアクリルニトリル等の合成繊維糸、レーヨン、キュプラ、アセテート等の再生繊維糸やこれらから得られるスパン糸及び加工糸、混繊糸が挙げられる。更に綿、ウール、麻、絹等の天然繊維やこれらの混紡糸なども挙げられるが、これらに限定されるものではない。
吸収性パッドホルダー1は、図2及び図3に示すように、着用者の腹回りを覆うウエスト部10と、着用者の腹側に配される前身頃20と、着用者の背側に配される後身頃30と、着用者の股下において前身頃20と後身頃30を連結するクロッチ部40と、着用者の太もも回りを覆うレッグ部50と、を有する。なお、吸収性パッドホルダー1の、上下方向の寸法は、18cm以上35cm以下であり、左右方向の寸法は17cm以上40cm以下であることが好ましい。これにより、着用者の体型に合わせた吸収性パッドホルダー1を得ることができる。ここで、吸収性パッドホルダー1の、上下方向の寸法は、吸収性パッドホルダー1を、前身頃を上、後身頃を下にして平置きした状態の左右端における、ウエスト部10の上端から、レッグ開口部50の下端までの距離の平均を指し、吸収性パッドホルダー1の、左右方向の寸法は、ウエスト部10における左右方向の距離を指す。
環状のウエスト部10により、ウエスト開口部10Aが形成され、着用者のウエストを挿入することができ、環状のレッグ部50によりレッグ開口部50Aが形成され、着用者の足が挿入される。これにより、着脱可能な吸収性パッドホルダー1となる。ウエスト部10及びレッグ部50は、それぞれ周方向に伸縮する。ウエスト部10及びレッグ部50については、良好にフィットするように公知の方法で編立てすればよい。
また、ウエスト部10及びレッグ部50は伸縮性を高めることでフィット性を良好にするために、弾性部材を備えていてもよい。弾性部材としては、例えば、ポリウレタン繊維を含む伸縮性織布や不織布、合成ゴムシート、天然ゴムシート等が用いられる。ウエスト部10及びレッグ部50に用いる弾性部材は同じでもよく、異なっていてもよい。
着用感とフィット性の観点から、ウエスト部10及びレッグ部50の周方向に直交する方向の寸法は2cm以上5cm以下であることが好ましい。また、ウエスト開口部10Aの周長が38cm以上80cm以下、各レッグ開口部50Aの周長は24cm以上60cm以下であることが好ましい。ウエスト部10上端からクロッチ部40までの距離は、120mm以上280mm以下であることが好ましい。
前身頃20及び後身頃30は、伸長性を有する平編み部と、平編み部よりも少なくとも左右方向の伸長性が低いフロート編み部と、に区分される。
図4は、平編み部の編地の一例を示す模式図であり、図5は、フロート編み部の編地の一例を示す模式図である。
図4及び図5に示すように、平編み部及びフロート編み部における編地は、左右方向に形成されるウエール列と上下方向に形成されるコースで構成される。図5において、白色無地の部分がニット(網み目)を示しており、斜線部分が、ニットが形成されていないニットミスを示している。
平編み部においては、図4に示すように、ウエール方向(左右方向)とコース方向(上下方向)に、ニット(編み目)が、連続的に形成され、フロート編み部では、少なくとも1個のニットと、少なくとも一個のニットミスと、が交互かつ規則的にウエール方向に形成される配列が、コースに規則的に配置される。
なお、コース方向については、ウエール方向におけるニットとニットミスの構成が影響するため、ニットのみで形成されるコースと、少なくとも1個のニットと少なくとも1個のニットミスが、ウエール方向に交互に規則的に形成されるコースと、が規則的に存在する。
図5は、フロート編み部において、ウエール方向に、2個のニットと、2個のニットミスと、が交互に規則的に形成される態様を示している。なお、図5において、コース方向では、ウエール方向のニットとニットミスの配置の規則に従い、ニットのみで形成されるコースと、1個のニットと1個のニットミスが交互に規則的に形成されるコースとが、2ウエールごとに交互に形成されていることが分かる。
これらの編立て方法の違いにより、フロート編み部は、平編み部よりも少なくとも左右方向の伸長性が低くなる。
[前身頃]
図2は、本発明の吸収性パッドホルダー1を前身頃20から見た正面図である。前身頃20には、ウエスト部10との境界からクロッチ部40に向けて、略逆三角形状のフロート編み部で構成される前身頃ホールド領域21が設けられる。前身頃ホールド領域21が設けられることにより、吸収性パッド100の前方向端部側を確実に保持することができる。
前身頃ホールド領域21の形状は、逆正三角形状及び逆二等辺三角形状であることが好ましい。
また、略三角形状の最下部に位置する頂点は、前身頃20の左右方向の略中央に設けられることが好ましい。
前身頃ホールド領域21の左右方向の最大寸法は、吸収性パッドホルダー1の左右方向の寸法に対して、45%以上75%以下であることが好ましく、前身頃ホールド領域21の上下方向の最大寸法は、吸収性パッドホルダー1の上下方向の寸法に対して、30%以上60%以下であることが好ましい。
前身頃ホールド領域21において、1個以上4個以下のニットと、1個以上4個以下のニットミスと、が交互かつ規則的にウエール方向に形成される配列が、コースに規則的に(好ましくは、ウエール方向に形成される当該配列と、ニットのみで形成される列とが交互に)配置され、当該配列を有する領域におけるウエール方向1cmあたり、かつ、1コースあたりの、ニットミスが6個以上18個以下であることが好ましい。
これにより前身頃ホールド領域21の左右方向の伸長性を、着用感を損なわない範囲で適度に抑えることができ、吸収性パッド100の前方向端部側をより確実に保持することができる。
なお、前身頃20の前身頃ホールド領域21を除く領域については、全てが平編み部で構成されていてもよいし、一部がフロート編み部で構成されていてもよい。
[後身頃]
図3は、本発明の吸収性パッドホルダー1を後身頃30から見た背面図である。
後身頃30には、平編み部で構成され、左右方向中央部の上部に窪みを有する略ハート形状のヒップ領域が設けられている。
ヒップ領域32は、着用者の臀部の膨らみが大きい部分に接触する領域であり、ヒップ領域32が平編み部で構成されることにより、臀部の圧迫感を軽減することができる。
さらに、本発明ではヒップ領域32が、左右に区切られて左右一対となるように設けられておらず、左右方向中央部の上部に窪みを有する略ハート形状のヒップ領域32を有している。
ここで、吸収性パッドを内側に配し吸収性パッドホルダーを着用した状態で体液が***されると、吸収性パッドホルダーの後身頃の下部に相当する吸収性パッドの位置に体液が溜まりやすい傾向にあり、さらに、吸収性パッドの吸収体に含まれる高吸収性ポリマーが体液を吸収することで膨潤するため、左右一対のヒップ領域の間が、伸長性の低いフロート編み部で形成されていると、臀部が圧迫され、着用感が低下するという問題があった。本発明では、ヒップ領域32が、左右に区切られて左右一対となるように設けられておらず、左右方向中央部の上部に窪みを有する略ハート形状を有しているため、吸収性パッド100が体液吸収後に膨潤したとしても、臀部における圧迫感を軽減でき、着用感を良好に保つことができる。
ヒップ領域32の左右方向の最大寸法は、吸収性パッドホルダー1の左右方向の寸法に対して50%以上85%以下であることが好ましく、ヒップ領域32の上下方向の最大寸法は、吸収性パッドホルダー1の上下方向の寸法に対して30%以上70%以下であることが好ましい。平編み部で構成されるヒップ領域32の左右方向の寸法を上記の範囲で調整することにより、臀部の圧迫感をより軽減することができる。なお、ヒップ領域32の周囲は、後述する後身頃ホールド領域31も含めて、フロート編み部で構成される。
また、ヒップ領域32の上記の窪みを有する部分の上下方向の最小寸法は、吸収性パッドホルダー1の上下方向の寸法に対して5%以上20%以下であることが好ましい。これにより、後述する後身頃ホールド領域31の吸収性パッド100の後方向端部側を保持する機能を十分に発揮することができる。
また、ヒップ領域32は、窪みを有する略ハート形状が後身頃30の左右方向中央部に位置するように配置されることが好ましく、ヒップ領域32とクロッチ部40との最小離間距離(ヒップ領域32とクロッチ部40とが最も近接した位置における離間距離)は0.5cm以上5cm以下であることが好ましい。
また、後身頃30には、図3に示すように、ヒップ領域32との境界からウエスト部10との境界に至るまで、少なくともヒップ領域32の左右両端と上方向に重複する範囲に、フロート編み部で構成される後身頃ホールド領域31が設けられている。これにより後身頃ホールド領域31の左右方向の伸長性を、着用感を損なわない範囲で適度に抑えることができ、吸収性パッド100の後方向端部側をより確実に保持することができる。
また、後身頃ホールド領域31の左右方向の最大寸法は、ヒップ領域32の左右方向の最大寸法よりも大きくてもよい。
後身頃ホールド領域31の左右方向の最大寸法は、吸収性パッドホルダー1の左右方向の寸法に対して、70%以上100%以下であることが好ましく、後身頃ホールド領域31の上下方向の最大寸法は、吸収性パッドホルダー1の上下方向の寸法に対して、15%以上60%以下であることが好ましい。
後身頃ホールド領域31におけるフロート編み部の構成は1種類でもよく、複数種類であってもよい。後身頃ホールド領域31におけるフロート編み部の構成は1種類と複数種類のいずれであったとしても、後身頃ホールド領域31の、ウエスト部10との境界から後身頃ホールド領域31の上下方向の最大寸法の60%に至るまでの領域において、1個以上4個以下のニットと、1個以上4個以下のニットミスと、が交互かつ規則的にウエール方向に形成される配列が、コースに規則的に(好ましくは、ウエール方向に形成される当該配列と、ニットのみで形成される列とが交互に)配置され、当該配列を有する領域における左右方向1cmあたり、かつ、1コースあたりの、ニットミスが6個以上18個以下であることが好ましい。これにより後身頃ホールド領域31の左右方向の伸長性を、着用感を損なわない範囲で適度に抑えることができ、吸収性パッド100の後方向端部側をより確実に保持することができる。
なお、ヒップ領域32は、平編み部で構成され、後身頃ホールド領域31とヒップ領域32の周囲(一部は後身頃ホールド領域31)は、フロート編み部で構成されるが、その他の部分については、平編み部とフロート編み部のいずれで構成されていてもよい。
[クロッチ部]
クロッチ部40は、平編み部又はフロート編み部のいずれかで構成してもよいし、平編み部とフロート編み部を組み合わせて構成してもよいが、平編み部で構成することが好ましい。平編み部で構成することにより、着用者の股下の着用感を良好にすることができる。
以上、本発明を、実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載の発明の範囲には限定されないことは言うまでもなく、上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 吸収性パッドホルダー
10 ウエスト部
10A ウエスト開口部
20 前身頃
21 前身頃ホールド領域
30 後身頃
31 後身頃ホールド領域
32 ヒップ領域
40 クロッチ部
50 レッグ部
50A レッグ開口部
100 吸収性パッド

Claims (2)

  1. 吸収性パッドを保持するために用いられる吸収性パッドホルダーであって、
    着用者の腹回りを覆うウエスト部と、
    着用者の腹側に配される前身頃と、
    着用者の背側に配される後身頃と、
    着用者の股下において前記前身頃と前記後身頃を連結するクロッチ部と、
    着用者の太もも回りを覆うレッグ部と、を有し、
    前記前身頃及び後身頃は、伸長性を有する平編み部と、前記平編み部よりも少なくとも左右方向の伸長性が低いフロート編み部と、に区分され、
    前記平編み部及び前記フロート編み部における編地は、左右方向に形成されるウエール列と上下方向に形成されるコースで構成され、
    前記フロート編み部では、少なくとも1個のニットと、少なくとも一個のニットミスと、が交互かつ規則的にウエール方向に形成される配列が、コースに規則的に配置され、
    前記前身頃には、前記ウエスト部との境界からクロッチ部に向けて、略逆三角形状のフロート編み部で構成される前身頃ホールド領域が設けられ、
    前記後身頃には、前記平編み部で構成され、左右方向中央部の上部に窪みを有する略ハート形状のヒップ領域が設けられ、
    前記後身頃には、前記ヒップ領域との境界から前記ウエスト部との境界に至るまで、少なくとも前記ヒップ領域の左右両端と上方向に重複する範囲に、前記フロート編み部で構成される後身頃ホールド領域が設けられており、
    さらに、前記前身頃ホールド領域において、1個以上4個以下のニットと、1個以上4個以下のニットミスと、が交互かつ規則的にウエール方向に形成される配列が、コースに規則的に配置され、
    前記配列を有する領域におけるウエール方向1cmあたりの、かつ、1コースあたりの、前記ニットミスが6個以上18個以下であり、
    前記後身頃ホールド領域の、前記ウエスト部との境界から前記後身頃ホールド領域の上下方向の最大寸法の60%に至るまでの領域において、
    1個以上4個以下のニットと、1個以上4個以下のニットミスと、が交互かつ規則的にウエール方向に形成される配列が、コースに規則的に配置され、前記配列を有する領域におけるウエール方向1cmあたりの、かつ、1コースあたりの、前記ニットミスが6個以上18個以下であり
    前記前身頃ホールド領域の上下方向の最大寸法は、前記吸収性パッドホルダーの上下方向の寸法に対して、30%以上60%以下であり
    前記ヒップ領域の前記窪みを有する部分の上下方向の最小寸法は、前記吸収性パッドホルダーの上下方向の寸法に対して5%以上20%以下である、吸収性パッドホルダー。
  2. 前記クロッチ部が前記平編み部で構成される、請求項に記載の吸収性パッドホルダー。
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