JP7122939B2 - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents
配線基板およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7122939B2 JP7122939B2 JP2018203344A JP2018203344A JP7122939B2 JP 7122939 B2 JP7122939 B2 JP 7122939B2 JP 2018203344 A JP2018203344 A JP 2018203344A JP 2018203344 A JP2018203344 A JP 2018203344A JP 7122939 B2 JP7122939 B2 JP 7122939B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recess
- layer
- wiring board
- metallized layer
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Description
更に、セラミック配線基板の小型化と低背化の要請に対応するため、前記側面および表面に亘って形成された凹部の内壁面に隣接する前記表面の周辺側とに亘って互いに接続された3つの導体層を形成したセラミック配線基板およびその製造方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、本発明の配線基板(請求項1)は、複数の絶縁層を積層してなり、平面視の外形が矩形状で且つ対向する表面および裏面と、該表面と裏面との周辺間に位置する四辺の側面とを有する基板本体と、該基板本体の側面に開口して形成されるか、あるいは隣接する一対の側面に亘って開口して形成され、上記基板本体の表面および裏面と交差する方向に沿って形成された内壁面と、前記基板本体の表面および裏面と平行状の底面あるいは天井面とを有する凹部と、該凹部の内壁面に形成された縦メタライズ層と、該凹部の底面あるいは天井面に形成された横メタライズ層とからなるメタライズ層と、を備えた配線基板であって、上記凹部の底面あるいは天井面における開口側の外縁に沿って絶縁材からなる凸条部が形成されている、ことを特徴とする。
(1)前記凹部の底面あるいは天井面における開口側の外縁に沿って絶縁材からなる凸条部が形成されているので、該凸条部と、上記凹部の内壁面に沿って形成された縦メタライズ層と、該凹部の底面あるいは天井面に形成された横メタライズ層とに囲まれた空間内に、搭載すべき電子部品あるいは実装されるマザーボード側のリード端子を接近させた状態で、ロウ材、ハンダ、あるいは導電性樹脂などの接合材を充填した際に、該接合材が上記凹部の外側へ流れ出る事態を、確実に抑制できると共に、高い実装強度を伴って本配線基板の実装や電子部品などの搭載を行うことが可能となる。
(2)前記ハンダなどの接合材が、前記凹部の外側へ流れ出にくくなるので、不用意な短絡を予防できると共に、該接合材の無駄を抑制することも可能となる。
また、前記基板本体には、その表面および裏面の少なくとも一方に、該表面または裏面に開口するキャビティを有する形態も含まれる。
更に、前記基板本体の表面および裏面は、相対的な位置を示す呼称である。
また、前記凹部には、該凹部の底面または天井面が平面視で矩形状、半円形状、半長円形状、4分の1の円形状、あるいは、ほぼ4分の1の長円形状を呈する形態が含まれる。
更に、前記凹部の底面および天井面も、相対的な位置を示す呼称である。
また、前記メタライズ層は、前記絶縁層がアルミナなどの場合には、タングステン(以下、単にWと略記する)またはモリブデン(以下、単にMoと略記する)が適用され、前記絶縁層がガラス-セラミックなどや樹脂の場合には、銅(Cu)または銀(Cu)が適用される。
加えて、前記凸条部は、前記絶縁層と同様なセラミックまたは樹脂からなり、これらを含むペーストを例えばスクリーン印刷することによって形成されている。
これによれば、前記凹部の内壁面の面積に応じて、求められる実装強度に対応した縦メタライズ層を前記内壁面の前記幅方向の一部に形成しているので、製品仕様に応じた最適量の接合材によって、前記効果(1),(2)を得ることが可能となる。
これによれば、前記凹部の底または天井面の面積に応じて、求められる実装強度に対応した横メタライズ層を前記底面などの全面、あるいは底面または天井面における開口側の外縁から離間した一部に形成しているので、製品仕様に応じた最適量の接合材によって、前記効果(1),(2)を得ることが可能となる。
これによれば、前記凸条部における前記凹部の内壁面と対向する内側面に、平面視で開口側の外縁に向かって凹む1つまたは複数の凹面が形成されているので、電子部品の搭載時などに用いるハンダなどの接合材と、上記凸条部との接合面積を増大させられる。従って、前記効果(1),(2)を顕著に得ることが可能となる。更に、前記配線基板の小型化および低背化にも寄与することが可能となる。
(3)前記配線基板を多数個取りの形態によって、比較的少ない工数によって効率良く製造することが可能となる。
尚、前記第1および第2の絶縁層は、例えば、セラミックグリーンシート、樹脂シート、または樹脂フィルムが例示される。
また、前記凸条部は、前記メタライズ層や絶縁層と同時に焼成することで形成したり、あるいは、独自に硬化処理(キュア処理)することで形成しても良い。
更に、前記製造方法は、個々の配線基板ごとを対象としたものに準用し得る。
図1(A)は、本発明による一形態の配線基板1aを示す斜視図、図1(B)は、(A)中のB-B線の矢視に沿った部分拡大垂直断面図である。
上記配線基板1aは、図1(A),(B)に示すように、平面視の外形が矩形(正方形または長方形)状で且つ対向する表面3および裏面4と、該表面3と裏面4との周辺間に位置する四辺の側面5とを有する全体が板形状の基板本体2と、該基板本体2において対向する一対の側面5における長辺方向の中間付近ごとに形成された一対の凹部6aと、該凹部6aごとに形成されたメタライズ層10aと、を備えている。
上記基板本体2は、図1(B)に示すように、上下一対(複数)のセラミック層(絶縁層)c1,c2を一体に積層したものであり、該セラミック層c1,c2は、例えば、アルミナを主成分としている。
更に、前記メタライズ層10aは、図1(A),(B)に示すように、前記凹部6aの内壁面7aにおける水平方向の両端側を除いた位置(一部)に形成された縦メタライズ層11aと、前記凹部6aにおける底面8aの内壁面7a側の位置(即ち、開口側の外縁から離間した位置)に形成された横メタライズ層12aと、前記基板本体2の表面3における上記縦メタライズ層11aの上端縁に沿って形成され、平面視が半長円弧形状の上メタライズ層13aとからなっている。
上記縦メタライズ層11a、横メタライズ層12a、および上メタライズ層13aは、主にWまたはMoからなり、互いに導通可能に接続されていると共に、これらにおける外部への露出面には、防錆用となるニッケル層および金層(何れも図示せず、以下も同じ)が所要の厚みで順次被覆されている。
尚、上記凸条部15の垂直断面は、前記のような矩形状でも良いし、頂部側が湾曲した半円形状または半楕円形状であっても良い。該半円形状などの場合、上記内側面17は、内壁面7aと対向する側の当該凸条部15における曲面となる。
あるいは、図2(B)に示すように、横メタライズ層12aの外縁が、前記凹部6aの底面8aにおける外縁から離間して形成されており、前記凸条部15は、横メタライズ層12aと前記底面8aとに跨がって形成され、該凸条部15における底面の一部と前記セラミック層c2とが直に接合した形態としても良い。
更に、図2(C)に示すように、横メタライズ層12aの外縁が、前記凹部6aの底面8aにおける開口側の外縁から離間して形成されており、前記凸条部15は、横メタライズ層12aと離間して形成され、該凸条部15における底面と前記セラミック層c2とが直に接続されて一体化された形態としても良い。
その結果、上記ロウ材19の主要部は、前記凸条部15によって形成された窪み9内で、図示のように凝固し、且つその一部は上メタライズ層13の上面側に濡れ拡がって凝固する。これによって、上記ロウ材19は、上記凸条部15によって、前記基板本体2の側面5よりも外側に流れ出る事態を阻止されている。
尚、前記基板本体2内における前記セラミック層c1,c2間に、前記メタライズ層10aと導通する内層配線(図示せず)を形成し、該内層配線と、上記セラミック層c1,c2の少なくとも一方を貫通するビア導体(図示せず)とを介して、上記メタライズ層10aと、前記基板本体2の表面3および裏面4の少なくとも一方に形成した電極パッド(図示せず)とを導通可能とした形態としても良い。
上記配線基板1bは、図3(A),(B)に示すように、前記同様の基板本体2と、該基板本体2において対向する一対の側面5における長辺方向の中間付近ごとに形成された一対の凹部6bと、該凹部6bごとに形成されたメタライズ層10bと、を備えている。
上記凹部6bは、前記基板本体2の側面5および表面3に亘って開口して形成され、平面視が半円形状で且つ上記基板本体2の表面3および裏面4と交差する方向に沿って形成された内壁面7bと、平面視が半円形状で且つ前記表面3および裏面4と平行状である底面8bとを有している。尚、該底面8bも、前記同様に、前記基板本体2の表面3および裏面4が上下逆になる場合には、天井面と称される。
尚、上記縦・横・上メタライズ層11b,12b,13bも、Wなどからなり、これらの外部に露出する表面には、ニッケル層および金層が順次被覆されている。
尚、上記凸条部15も、前記図2(A),(B)で示したように、横メタライズ層12bを前記凹部6bの底面8bの全面に形成し、該横メタライズ層12bの開口側の外縁における上面に沿って形成した形態、あるいは、前記横メタライズ層12bの開口側の外縁が、前記凹部6bの底面8bにおける開口側の外縁から離間して形成されており、該凸条部15は、横メタライズ層12bと前記底面8bとに跨がって形成された形態としても良い。
その結果、上記ロウ材19は、前記凸条部15によって形成された窪み9内で凝固し、且つその一部は縦メタライズ層11bの上端まで濡れ拡がって凝固する。かかる搭載時において、上記ロウ材19は、上記凸条部15によって、前記基板本体2の側面5よりも外側に流れ出る事態を阻止されている。
従って、前記配線基板1bによっても、前記効果(1),(2)を確実に得ることが可能である。
尚、前記ロウ材19の上端部は、前記図1(B)と同様に、前記上メタライズ層13bの上面にまで達していても良い。
予め、アルミナ粉末、バインダ樹脂、溶剤、および可塑剤などを適量ずつ配合したセラミックスラリーを、ドクターブレード法により所要の厚みごとにシート化することによって、図4(A)に示すように、2枚のセラミックグリーンシート(絶縁材)g1,g2を用意した。
先ず、図示のように、追って前記セラミック層c1となる第1のグリーンシート(第1の絶縁層)g1における一対の表面間に、平面視が長円形状の貫通孔21を、打ち抜き加工またはレーザー加工によって形成した。その後、該貫通孔21の周辺である上記表面に対し、W粉末などを含む導電性ペーストを塗布し、更に、前記貫通孔21に対して負圧を加えることで、該貫通孔21の内壁面に対し、前記同様の導電性ペーストをほぼ一定の厚みで塗布して、未焼成の縦メタライズ層11aと上メタライズ層13aとを形成した。
次に、図4(A)中の矢印で示すように、前記第1および第2のグリーンシートg1,g2を厚み方向に沿って積層および圧着した。その結果、図4(B)に示すように、前記第1・第2のグリーンシートg1,g2が積層され、前記切断予定線23に沿って、一方の表面に開口する平面視が長円形状である複数の凹部22と、該凹部22ごとの底面に位置する前記凸条部25と、前記縦メタライズ層11aと接続された一対の横メタライズ層12aと、を有するグリーンシート積層体24が得られた(積層工程)。
引き続いて、上記セラミック母基板26を図示しない電解ニッケルメッキ浴および電解金メッキ浴中に順次浸漬して、前記メタライズ層11a,12a,13aの外部に露出する表面に対し、所要厚さのニッケル層および金層を順次被覆した。
そして、上記セラミック母基板26を、平面視で格子径状を呈する前記切断予定線23に沿って、ダイシング加工などを施して複数の配線基板1aに個片化する分割工程を行った。その結果、上記母基板26は、図4(D)に示すように、前記切断予定線23に沿って切断および分割され、該切断予定線23の跡に基板本体2の側面5を有し、且つ前記凸条部25における幅方向の半分が一対の凸条部15ごとになった複数の配線基板1aを得ることができた。
尚、前記配線基板1bについても、前記配線基板1aの製造方法と同様の方法にして製造でき、且つ前記効果(3)を奏することも可能である。
更に、前記図2(A),(B)で示した凸条部15および横メタライズ層12aの各形態を含む配線基板1a,1bについても、前記準備工程を適宜調整することによって、容易に製造することができる。
上記凸条部15aは、図5(A)に示すように、前記配線基板1aの凹部6aおよびメタライズ層10aにおいて、前記凸条部15と同様に配置されており、該凸条部15と相違する点は、該凸条部15aにおいて、上記凹部6aの内壁面7aに対向する内側面17に、平面視で前記凹部6aの開口側の外縁に向かって凹む幅広な1つの凹面27を設けたことである。
上記凹面27を設けることによって、前記ロウ材19との接触面積が増加するので、前述した電子部品などの実装強度が更に高められると共に、前記配線基板1aの小型化および低背化にも寄与することが可能となる。
尚、前記凸条部15aは、前記配線基板1bに適用することもできる。
上記凸条部15bは、図5(B)に示すように、配線基板1aの凹部6aおよびメタライズ層10aにおいて、前記凸条部15と同様に配置されており、該凸条部15と相違する点は、該凸条部15bにおいて、上記凹部6aの内壁面7aに対向する内側面17に、前記基板本体2の表面3および裏面4と平行状な幅方向(凸条部15bが延在する方向)に沿って、平面視で前記凹部6aの開口側の外縁に向かって凹む幅の狭い複数の凹面28を設けたことである。
複数の上記凹面28を設けることによって、前記ロウ材19との接触面積を増加させ、且つ凸条部15bの体積も十分に確保することができるので、前述した電子部品などの実装強度が顕著に高められると共に、前記配線基板1aの小型化および低背化にも寄与することも可能となる。
尚、前記凸条部15bは、前記配線基板1bに適用することも可能である。
上記凹部6cは、図6(A)に示すように、前記同様の基板本体2において隣接する一対の側面5および表面3に亘って開口し、平面視が4分の1の円形状で且つ上記基板本体2の表面3および裏面4と交差する方向に沿って形成された内壁面7cと、平面視が4分の1の円形状で且つ前記表面3および裏面4と平行状の底面8cとからなる。
また、上記メタライズ層10cは、内壁面7cにおける水平方向の両端側を除いた位置(一部)に、上記凹部6cの内壁面7cに沿ってほぼ一定の厚みで形成された縦メタライズ層11cと、上記凹部6cの底面8cにおける前記縦メタライズ層11c側(即ち、開口側の外縁から離間した位置)に形成され、且つ平面視が4分の1の円形状の横メタライズ12cと、基板本体2の表面3に形成され、且つ平面視が4分の1の円弧形状である上メタライズ層13cとからなっている。
尚、上記縦・横・上メタライズ層11c、12c、13cも、WまたはMoからなり、これらのうち、外部に露出する表面には、ニッケル層および金層が順次被覆されている。
前記のような凹部6c、メタライズ層10c、および凸条部15cを有する配線基板によっても、前記効果(1),(2)を得ることが可能である。
尚、前記形態の配線基板を得るには、前記製造方法の準備工程において、前記貫通孔21の形状を円形状とし、且つ前記凸条部15cを平面視で+形状にして形成することにより、前記効果(3)を伴って容易に製造することが可能である。
また、前記凸条部15cの内側面に前記凹面27,28の一方を形成して良い。
上記凹部6dは、図6(B)に示すように、前記同様の基板本体2において隣接する一対の側面5および表面3に亘って開口し、平面視が4分の1の長円形状または長短2辺からなるL字形状で且つ上記基板本体2の表面3および裏面4と交差する方向に沿って形成された内壁面7dと、平面視が4分の1の長円形状または長方形状で且つ前記表面3および裏面4と平行状の底面7dとからなる。
また、上記メタライズ層10dは、内壁面7dにおける水平方向の両端側を除いた位置(一部)で、且つ上記凹部6dの内壁面7dに沿ってほぼ一定の厚みで形成された縦メタライズ層11dと、上記凹部6dの底面8dにおける前記縦メタライズ層11d側(即ち、開口側の外縁から離間した位置)に形成され、且つ平面視が4分の1の長円形状または長方形状の横メタライズ12dと、上記内壁面7dの角部側に形成され且つ平面視がL字形状の上メタライズ層13dとからなっている。
尚、上記縦・横・上メタライズ層11d,12d,13dも、Wなどからなり、これらの外部に露出する表面には、ニッケル層および金層が順次被覆されている。
前記のような凹部6d、メタライズ層10d、および凸条部15dを有する配線基板によっても、前記効果(1),(2)を得ることが可能である。
尚、前記形態の配線基板を得るには、前記製造方法の準備工程において、前記貫通孔21を断面を長円形状または長方形状とし、且つ前記凸条部25を平面視で長短2辺からなる+形状にして形成することにより、前記効果(3)を伴って用意に製造することが可能である。
また、前記凸条部15dの内側面に前記凹面27,28の一方を形成して良い。
例えば、前記基板本体2は、前記アルミナの他、窒化アルミニウムやムライトなどの高温同時焼成セラミック、あるいは、ガラス-セラミックなどの低温同時焼成セラミックやエポキシ系などの樹脂層からなるものとしても良い。後者の場合、前記メタライズ層10aなどの導体の材料には、銅または銀が適用される。
また、前記基板本体は、平面視の外形が長方形状である表面3および裏面4を対向して有し、且つ一対ずつの長さが異なる側面5を有する形態としても良い。
更に、前記基板本体2は、3層以上のセラミック層を積層した形態、あるいは複数の樹脂層を積層した形態としても良い。
また、前記基板本体2は、その表面3および裏面4の少なくとも一方に、これらに開口するキャビティを有する形態としても良い。かかる形態の場合、前記メタライズ層と導通する前記電極パッドは、上記キャビティの底面に形成しても良い。
また、前記基板本体2の側面5における中間に配置する凹部は、平面視が台形状、あるいは半楕円形状の形態としても良い。
更に、前記凹部6c,6dおよびメタライズ層10c,10dは、平面視で前記基板本体2における4隅、3隅、1隅、あるいは、対角位置または隣接する位置にある2隅に配置しても良い。
また、前記基板本体が樹脂からなる場合、前記凸条部の材料には、前記樹脂と同じ樹脂、同種の樹脂、あるいは接合可能な異種の樹脂が適用される。
更に、前記凹部6a~6bおよびメタライズ層10a~10dは、前記基板本体2の側面5と表面3および側面5と裏面4の双方に個別に配設し、これらが平面視で互いに重複しているか、離間している形態としても良い。
加えて、前記凹部には、接合材を介して、マザーボードなどに前記配線基板を実装するためのリード端子を接合することにしても良い。
2…………………………基板本体
3…………………………表面
4…………………………裏面
5…………………………側面
6a~6d………………凹部
7a~7d………………内壁面
8a~8d………………底面/天井面
10a~10d…………メタライズ層
11a~11d…………縦メタライズ層
12a~12d…………横メタライズ層
15,15a~15d…凸条部
21………………………貫通孔
23………………………切断予定線
27,28………………凹面
c1,c2………………セラミック層(絶縁層)
g1,g2………………グリーンシート(絶縁層)
Claims (5)
- 複数の絶縁層を積層してなり、平面視の外形が矩形状で且つ対向する表面および裏面と、該表面と裏面との周辺間に位置する四辺の側面とを有する基板本体と、
上記基板本体の側面に開口して形成されるか、あるいは隣接する一対の側面に亘って開口して形成され、上記基板本体の表面および裏面と交差する方向に沿って形成された内壁面と、前記基板本体の表面および裏面と平行状の底面あるいは天井面とを有する凹部と、
上記凹部の内壁面に形成された縦メタライズ層と、該凹部の底面あるいは天井面に形成された横メタライズ層とからなるメタライズ層と、を備えた配線基板であって、
上記凹部の底面あるいは天井面における開口側の外縁に沿って絶縁材からなる凸条部が形成されている、
ことを特徴とする配線基板。 - 前記メタライズ層の前記縦メタライズ層は、前記凹部の内壁面における前記基板本体の表面および裏面と平行な幅方向の一部に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。 - 前記メタライズ層の前記横メタライズ層は、前記凹部の底面または天井面の全面、あるいは、該底面または天井面における前記開口側の外縁から離間して形成されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の配線基板。 - 前記凸条部のうち、前記凹部の内壁面と対向する内側面は、平面視で開口側の外縁に向かって凹む1つの凹面を有するか、あるいは、前記基板本体の表面および裏面と平行な幅方向に沿って複数の凹面を互いに離間して有している、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の配線基板。 - 複数の絶縁層を積層してなり、平面視の外形が矩形状で且つ対向する表面および裏面と、該表面と裏面との周辺間に位置する四辺の側面とを有する基板本体と、該基板本体の側面に開口して形成されるか、あるいは隣接する一対の側面に亘って開口して形成され、上記基板本体の表面および裏面と交差する方向に沿って形成された内壁面と、前記基板本体の表面および裏面と平行状の底面あるいは天井面とを有する凹部と、該凹部の内壁面に形成された縦メタライズ層と、該凹部の底面あるいは天井面に形成された横メタライズ層とからなるメタライズ層と、上記凹部の底面あるいは天井面における開口側の外縁に沿って形成された絶縁材からなる凸条部と、を備えた配線基板の製造方法であって、
対向する一対の表面間を貫通する貫通孔の内壁面に、前記一対の表面間の厚み方向に沿って縦メタライズ層を形成した第1の絶縁層と、
対向する一対の表面のうち、一方の表面に横メタライズ層と、該一方の表面において追って個片化される切断予定線に沿った絶縁材からなる凸条部と、を備えた第2の絶縁層とを用意する準備工程と、
上記第1の絶縁層と第2の絶縁層とを、上記縦メタライズ層と上記横メタライズ層とが接続するように積層する積層工程と、含む、
ことを特徴とする配線基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018203344A JP7122939B2 (ja) | 2018-10-30 | 2018-10-30 | 配線基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018203344A JP7122939B2 (ja) | 2018-10-30 | 2018-10-30 | 配線基板およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020072127A JP2020072127A (ja) | 2020-05-07 |
JP7122939B2 true JP7122939B2 (ja) | 2022-08-22 |
Family
ID=70547999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018203344A Active JP7122939B2 (ja) | 2018-10-30 | 2018-10-30 | 配線基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7122939B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004140111A (ja) | 2002-10-16 | 2004-05-13 | Kyocera Corp | 配線基板 |
JP2005129661A (ja) | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Pentax Corp | 内視鏡用回路基板 |
JP2012243942A (ja) | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 配線基板、多数個取り配線基板、およびその製造方法 |
JP2013179157A (ja) | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | プリント配線基板、及び電子部品付きプリント配線基板 |
JP2016201434A (ja) | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 日本特殊陶業株式会社 | セラミック配線基板およびその製造方法 |
JP2018006774A (ja) | 2017-10-03 | 2018-01-11 | 三菱電機株式会社 | セラミック回路基板、放熱器付セラミック回路基板、及びセラミック回路基板の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2794972B2 (ja) * | 1991-03-12 | 1998-09-10 | イビデン株式会社 | リードレスチップキャリア |
-
2018
- 2018-10-30 JP JP2018203344A patent/JP7122939B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004140111A (ja) | 2002-10-16 | 2004-05-13 | Kyocera Corp | 配線基板 |
JP2005129661A (ja) | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Pentax Corp | 内視鏡用回路基板 |
JP2012243942A (ja) | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 配線基板、多数個取り配線基板、およびその製造方法 |
JP2013179157A (ja) | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | プリント配線基板、及び電子部品付きプリント配線基板 |
JP2016201434A (ja) | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 日本特殊陶業株式会社 | セラミック配線基板およびその製造方法 |
JP2018006774A (ja) | 2017-10-03 | 2018-01-11 | 三菱電機株式会社 | セラミック回路基板、放熱器付セラミック回路基板、及びセラミック回路基板の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020072127A (ja) | 2020-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6297082B2 (ja) | セラミック基板およびその製造方法 | |
WO2013099854A1 (ja) | 配線基板および多数個取り配線基板 | |
JP2011054642A (ja) | セラミック電子部品及びセラミック電子部品の製造方法 | |
JP6140834B2 (ja) | 配線基板および電子装置 | |
JP3991658B2 (ja) | 電子部品および集合電子部品ならびに電子部品の製造方法 | |
EP3030060B1 (en) | Wiring base plate and electronic device | |
JP2017195316A (ja) | セラミックパッケージおよびその製造方法 | |
JP2017076698A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP7122939B2 (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP4651152B2 (ja) | 多数個取りセラミック配線基板 | |
JP4388410B2 (ja) | 多数個取り配線基板 | |
JP2006190983A (ja) | 発光素子実装用配線基板 | |
JP4272550B2 (ja) | 多数個取り配線基板 | |
JP6838961B2 (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP7244294B2 (ja) | セラミックパッケージおよびその製造方法 | |
JP6321477B2 (ja) | 電子部品収納用パッケージ、パッケージ集合体および電子部品収納用パッケージの製造方法 | |
JP2005191141A (ja) | 多数個取り配線基板 | |
JP2019009243A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP6818609B2 (ja) | 配線基体および撮像装置 | |
JP4150294B2 (ja) | 多数個取り配線基板 | |
JP6680634B2 (ja) | 半導体素子実装用基板および半導体装置 | |
JP2006041310A (ja) | 多数個取り配線基板 | |
JP6506132B2 (ja) | 多数個取り配線基板および配線基板 | |
JP2005285865A (ja) | 多数個取り配線基板 | |
JP5361537B2 (ja) | 配線母基板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20200210 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210907 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220630 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220809 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7122939 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |