JP7091567B1 - 縦型製袋充填包装機、内容物入り包装袋の製造方法、内容物入り包装袋 - Google Patents

縦型製袋充填包装機、内容物入り包装袋の製造方法、内容物入り包装袋 Download PDF

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Abstract

縦型製袋充填包装機(1)は、帯状のフィルム(F)をチューブ状に折り込む製袋ガイド(10)と、フィルム(F)を間欠搬送するフィルム搬送部と、フィルム(F)に背貼りシール(120)を形成する背貼りシール部(30)と、フィルム(F)に内容物(X)を充填する充填部(40)と、フィルム(F)にサイドシール(110)を形成して袋体(100)にするサイドシール部(60)と、袋体(100)をフィルム(F)から切り離すカッター部(70)と、を備え、背貼りシール部(30)とサイドシール部(60)は、背貼りシール(120)が第一方向の中央と第一端の間に配置されるように、製袋ガイド(30)の中心軸(J)周りの異なる位置に配置される。

Description

本発明は、縦型製袋充填包装機、内容物入り包装袋の製造方法、内容物入り包装袋に関する。
食品を封入した包装袋が流通している。このような包装袋は、パウチ袋と呼ばれている。調理の手間を省くために、包装袋から食品を取り出すことなく、包装袋に封入されたままの状態で食品を電子レンジで加熱調理できるものもある。この包装袋には、電子レンジで加熱したときに発生する蒸気(内部圧力)を外部に逃がす蒸気抜き口が熱溶着シールに形成される。
包装袋には、固形と液体が混合した食品(内容物)が封入されることが多い。
食品を封入した包装袋には、スタンディングパウチと呼ばれる自立包装袋もある。自立包装袋は、立てた姿勢にして陳列棚に展示できるので、高いディスプレイ効果が得られる。自立包装袋は、立てた姿勢で袋上部から食品を取り出すことができるので、包装袋をそのまま食器(容器)として使用することもできる。
特開2018-058603号公報 特開2005-231722号公報 特開2001-206307号公報
特許文献1の自立包装袋では、その頂部の熱溶着シール(縦シール)に蒸気抜き口が形成される。この包装袋では、サイドシールになる部位を開口させて、内容物を投入(充填)する。しかし、縦シールやガセットを形成するときにサイドシールの一部も同時に形成しているため、内容物を充填する開口を大きく広げることが難しい。このため、内容物に固形物が含まれると、充填時間が長くなり製造効率が低下してしまう。
特許文献2の包装袋では、サイドシールに沿う方向の中央に配置された背貼りシールに蒸気抜き口が形成される。この包装袋を電子レンジに平置きして加熱調理すると、包装袋の中央が大きく膨れ上がり、背貼りシールが包装袋の表面に向かって倒れて密着する。このため、蒸気抜き口が開口されづらくなり、内圧が高くなる。蒸気抜き口が開口するときの内圧(開口圧)が特許文献1,3等の包装袋に比べて2倍以上になってしまう。したがって、蒸気抜き口よりも先にサイドシールが破壊されてしまうおそれがある。
特許文献2の包装袋では、内容物を取り出すときに、包装袋を立てた姿勢にして、包装袋を背貼りシールに沿う方向に切り裂いて開封口を形成する。しかし、包装袋を立てた姿勢にするときに、袋内で内容物(液面)が背貼りシールよりも高い位置に移動して、蒸気抜き口から高温の内容物(液体)が吹き出てしまうおそれがある。
特許文献3では、サイドシールに沿う方向の端部に配置された背貼りシール(上端シール)に蒸気抜き口が形成される。この包装袋を電子レンジに平置きして加熱調理すると、包装袋の中央が大きく膨れ上がって、包装袋の姿勢が不安定になりやすい。このため、蒸気抜き口が袋内の内容物(液面)よりも低い位置に移動してしまい、蒸気抜き口から高温の内容物(液体)が吹き出てしまうおそれがある。
特許文献1-3では、包装袋を切り裂く際に開封口が曲がって形成されてしまうと、包装袋をそのまま容器として使用するときに見栄えが悪くなる等のおそれがある。
特許文献2では、開封口の近傍に背貼りシールが存在するため、開封口が扁平に閉じやすく、包装袋から内容物を取り出しづらくなってしまう。スプーンやフォーク、箸等のカトラリー類を使って包装袋から内容物を取り出すことが難しくなってしまう。
本発明は、固形と液体が混合した内容物であっても効率的に封入でき、包装袋を切り裂く際に開封口を曲がらずに直線状に形成しやすい内容物入り包装袋、縦型製袋充填包装機、内容物入り包装袋の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、立てた姿勢にしてそのまま容器として使用するときに、内容物の取り出しやすい大きな開封口を形成できる内容物入り包装袋、縦型製袋充填包装機、内容物入り包装袋の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、平置きして加熱調理するときや立てた姿勢にして開封口を形成するときに蒸気抜き口から高温の内容物が吹き出ることを防止できる内容物入り包装袋、縦型製袋充填包装機、内容物入り包装袋の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る縦型製袋充填包装機の実施態様は、一対のサイドシールと背貼りシールを有するピロー形包装袋を製袋すると共に、ピロー形包装袋に内容物を封入する縦型製袋充填包装機であって、帯状フィルムを前方向に向けて供給するフィルム供給部と、前記帯状フィルムをチューブ状に折り込んで、下方向に方向転換させる製袋ガイドと、前記帯状フィルムを間欠搬送するフィルム搬送部と、前記帯状フィルムの側縁同士を熱溶着してチューブフィルムを形成する背貼りシール部と、前記チューブフィルムの内側(内部)に内容物を充填する充填部と、前記チューブフィルムを前記下方向に直交する第一方向に沿って熱溶着して袋体にするサイドシール部と、前記袋体を前記チューブフィルムから切り離すカッター部と、を備え、前記背貼りシール部、前記サイドシール部は、前記背貼りシールが前記第一方向の中央と第一端の間に配置されるように、前記製袋ガイドの中心軸周りの異なる位置に配置される、ことを特徴とする。
前記背貼りシール部は、前記背貼りシールに蒸気抜き部を形成する、ことを特徴とする。
前記製袋ガイドとフィルム供給部の間に配置されて、前記製袋ガイドに対する前記帯状フィルムの搬入方向を前記中心軸周りに方向転換させる搬入回転方向転換部を備え、前記製袋ガイドと前記背貼りシール部は、装置正面から前記中心軸周りに回転した位置に配置され、前記サイドシール部は、前記装置正面を臨む位置に配置される、ことを特徴とする。
前記搬入回転方向転換部は、前記中心軸周りの異なる位置に配置されて水平方向に延びる複数の搬送ローラーを有する、ことを特徴とする。
前記複数の搬送ローラーは、前記製袋ガイドの前記中心軸周りの回転角度を前記搬送ローラーの数で均等割した角度で互いに交差する、ことを特徴とする。
前記製袋ガイドは、前記帯状フィルムの側縁同士を装置正面から前記中心軸周りに回転させた位置に出現させ、前記背貼りシール部は、前記装置正面から前記中心軸周りに回転した位置に配置され、前記サイドシール部は、前記装置正面を臨む位置に配置される、ことを特徴とする。
前記製袋ガイドと前記背貼りシール部は、装置正面を臨む位置に配置され、前記サイドシール部は、前記装置正面から前記中心軸周りに回転した位置に配置される、ことを特徴とする。
前記充填部は、前記サイドシールに沿う方向の第一端を上方にして前記ピロー形包装袋を立てた姿勢にしたときに、前記内容物が前記背貼りシールの下方に位置するように、前記内容物の充填量を調整する、ことを特徴とする。
前記カッター部は、前記サイドシールに開封用ノッチを形成し、前記開封用ノッチが前記第一方向の中央と前記背貼りシールの間に配置される、ことを特徴とする。
前記充填部と前記サイドシール部の間に配置されて、前記チューブフィルムの厚み方向の膨張を矯正する一対の矯正板と、前記充填部と前記矯正板の間に配置されて、前記チューブフィルムを前記第一方向に沿って挟持する一対のシゴキローラーと、を備える、ことを特徴とする。
前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第二端に底ガセットを形成させる底ガセット形成部を備える、ことを特徴とする。
前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第一端に天ガセットを形成させる天ガセット形成部を備える、ことを特徴とする。
本発明に係る内容物入り包装袋の製造方法の実施態様は、一対のサイドシールと背貼りシールを有するピロー形包装袋を製袋すると共に、ピロー形包装袋に食品を封入する内容物入り包装袋の製造方法であって、帯状フィルムをチューブ状に折り込んで、下方向に方向転換させる製袋ガイド工程と、帯状フィルムを間欠搬送するフィルム搬送工程と、前記帯状フィルムの側縁同士を熱溶着してチューブフィルムを形成する背貼りシール工程と、前記チューブフィルムの内側に内容物を充填する充填工程と、前記チューブフィルムを前記下方向に直交する第一方向に沿って熱溶着して袋体にするサイドシール工程と、前記袋体を前記チューブフィルムから切り離す切離工程と、を有し、前記背貼りシール工程、前記サイドシール工程は、前記背貼りシールが前記第一方向の中央と第一端の間に配置されるように、前記チューブフィルムの中心軸周りの異なる位置で熱溶着を行う、ことを特徴とする。
前記背貼りシール工程では、前記背貼りシールに蒸気抜き部を形成する、ことを特徴とする。
本発明に係る内容物入り包装袋の実施態様は、一対のサイドシールと背貼りシールを有するピロー形包装袋に内容物を封入した内容物入りフィルム包装袋であって、前記背貼りシールは、前記サイドシールに沿う第一方向の中央と第一端の間に配置される、ことを特徴とする。
前記背貼りシールは、蒸気抜き部を有する、ことを特徴とする。
前記背貼りシールは、前記第一方向の中央と前記第一端の中間に配置される、ことを特徴とする。
前記第一方向の第一端を上方にして前記ピロー形包装袋を立てた姿勢にしたときに、前記内容物が前記背貼りシールの下方に位置するように、前記内容物の充填量が設定される、ことを特徴とする。
前記サイドシールに形成された開封用ノッチを備え、前記開封用ノッチが前記第一方向の中央と前記背貼りシールの間に配置される、ことを特徴とする。
前記開封用ノッチと前記背貼りシールとの間に、前記ピロー形包装袋を把持する把持領域が設けられる、ことを特徴とする。
前記把持領域は、前記背貼りシールに近接配置され、前記把持領域を指でつまむと、その指により前記背貼りシールが前記第一方向の第一端側に押し倒される、ことを特徴とする。
前記第一方向の第二端に、前底フラップと後底フラップからなる底ガセットを備え、前記後底フラップは、前記前底フラップに対して前記第一方向の長さが同一または短く形成される、ことを特徴とする。
前記第一方向の第一端に、前天フラップと後天フラップからなる天ガセットを備え、前記後天フラップは、前記前天フラップに対して前記第一方向の長さが同一または長く形成される、ことを特徴とする。
本発明によれば、固形と液体が混合した内容物であっても効率的に封入でき、包装袋を切り裂く際に開封口を曲がらずに直線状に形成しやすい内容物入り包装袋を提供できる。
本発明によれば、立てた姿勢にしてそのまま容器として使用するときに、内容物の取り出しやすい大きな開封口を形成できる内容物入り包装袋を提供できる。
本発明によれば、平置きして加熱調理するときや立てた姿勢にして開封口を形成するときに蒸気抜き口から高温の内容物が吹き出ることを防止できる内容物入り包装袋を提供できる。
第一実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋100を示す正面図である。 内容物入りフィルム包装袋100の加熱調理前の状態を示す斜視図である。 内容物入りフィルム包装袋100の加熱調理中の状態を示す斜視図である。 内容物入りフィルム包装袋100の開封中の状態を示す図である。 縦型製袋充填包装機1の概略構成を示す正面図である。 縦型製袋充填包装機1の概略構成を示す右側面図である。 縦型製袋充填包装機1の概略構成を示す平面図である。 ツイストセーラーのセーラー部11Tを示す正面図である。 第二実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋200を示す図であって、(a)立てた姿勢の斜視図、(b)開封後の状態の斜視図である。 第三実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋300を示す図であって、(a)立てた姿勢の斜視図、(b)加熱調理中の状態の模式側面図である。 第四実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋400を示す図であって、(a)立てた姿勢の斜視図、(b)加熱調理中の状態の模式側面図である。 第五実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋500を示す図であって、(a)立てた姿勢の斜視図、(b)加熱調理中の状態の模式側面図である。 天ガセット形成部81および底ガセット形成部82を示す模式平面図である。
以下、本発明の実施形態に係るフィルム包装袋100~500、縦型製袋充填包装機1および内容物入りフィルム包装袋100~500の製造方法について説明する。
〔第一実施形態:フィルム包装袋100〕
図1から図3は、第一実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋100を示す図である。図1は正面図、図2は加熱調理前の状態を示す斜視図、図3は加熱調理中の状態を示す斜視図である。
フィルム包装袋(ピロー形包装袋)100は、いわゆるピロー袋であって、帯状のフィルムFを熱溶着(熱シール)して形成される。フィルム包装袋100には、食品等の内容物Xが充填される。
フィルム包装袋100では、内容物Xを取り出すことなく、内容物Xが封入されたままの状態で電子レンジ等により加熱調理される。
フィルム包装袋100のサイドシール110に沿う方向を長手方向(第一方向)という。
フィルム包装袋100の背貼りシール120に沿う方向(長手方向に直交する方向)を短手方向(第二方向)という。
長手方向と短手方向に直交する方向を厚み方向(第三方向)という。
フィルム包装袋100は、後述する縦型製袋充填包装機1により製袋されると同時に、内容物Xが充填される。
フィルムFは、ナイロンやポリエステル等の高強度フィルムを積層したラミネートフィルムである。フィルムFは、内面同士が溶着するが、外面同士が溶着しないように各種フィルムが積層される。
フィルム包装袋100は、長手方向の長さが例えば200mm、短手方向の長さが例えば150mmである。フィルム包装袋100の厚み方向の長さは、内容物Xの種類等により異なり、例えば10~30mmである。
フィルム包装袋100には、空気を含まないように、内容物Xが充填される。フィルム包装袋100の満注容量(最大充填量)に対する内容物Xの充填量の割合は、例えば50~80%である。
フィルム包装袋100は、短手方向の両端にそれぞれサイドシール110を有する。サイドシール110は、フィルム包装袋100において、長手方向の全長に亘って延在する。サイドシール110の幅(シール幅)は、例えば12mmである。
フィルム包装袋100の長手方向の両端(第一端103および第二端104)は、フィルムFが折り返される(フィルムFの内面同士が対向する外折り)。第一端103および第二端104は、折り端とも呼ばれる。
フィルム包装袋100は、表面101に背貼りシール120を有する。背貼りシール120は、短手方向の全長に亘って延在する。背貼りシール120の幅(シール幅)は、例えば10mmである。
背貼りシール120は、長手方向の中央Cよりも第一端103側(中央Cと第一端103の間)に配置される。具体的には、背貼りシール120は、第一端103から第二端104側に10~90mmの位置に配置される。
特に、背貼りシール120は、長手方向の中央Cと第一端103のほぼ中間に配置される。具体的には、背貼りシール120は、第一端103から第二端104側に40~60mmの位置に配置される。例えば、背貼りシール120は、第一端103から第二端104側に50mmの位置に配置される。
背貼りシール120の両端は、それぞれサイドシール110に接続する。背貼りシール120は、第一端103側に折り倒される。背貼りシール120は、サイドシール110に溶着されないため、表面101から離して立てることができる。
サイドシール110の第一端103側には、切り裂き用のノッチ(開封用ノッチ)112が設けられる。ノッチ112は、背貼りシール120よりも第二端104側に配置される。ノッチ112は、背貼りシール120から第二端104側に約10~12mm程度の範囲内に配置される。
このノッチ112を起点にしてフィルムFを切り裂いて、フィルム包装袋100の第一端103側を短手方向に沿って切り落とす。フィルム包装袋100を短手方向に沿って切り取ることで、フィルム包装袋100に開封口P(図9参照)が形成される。
開封口Pを形成するときに、ノッチ112よりも上方側の部位を完全に切り取ってもよいし、ノッチ112よりも上方側の部位を切り取らずにフィルム包装袋100の一部(側部)を切り裂くだけでもよい。
サイドシール110の第一端103側には、加熱調理後のフィルム包装袋100を把持する把持領域115が設けられる。把持領域115は、ノッチ112と背貼りシール120の間に配置される。背貼りシール120、把持領域115、ノッチ112が、長手方向(第一方向)において、ほぼ隙間なく近接して配置される。
把持領域115は、サイドシール110の一部に印刷を施すことにより指示(設定)されている。把持領域115は、背貼りシール120の直下(第二端104側)に配置されている。把持領域115は、背貼りシール120から第二端104側に約0~10mm程度の範囲に設定される。把持領域115の一部(第一端103側)が背貼りシール120に重なるように設定してもよい。把持領域115の幅を他のサイドシール110の幅よりも大きく形成してもよい。
背貼りシール120には、蒸気口(蒸気抜き部)125が設けられる。蒸気口125は、短手方向の中央に配置される。蒸気口125は、フィルム包装袋100を電子レンジで加熱すると開口する。蒸気口125は、フィルム包装袋100の内部圧力の上昇に伴って開口する。具体的には、内容物Xから蒸気が発生すると、フィルム包装袋100の内圧が上昇して背貼りシール120の一部分に応力が集中する。そして、この一部分のシール(熱溶着)が破れて、蒸気口125が開口する。
蒸気口125は、消費者が背貼りシール120の一部を切り裂く等して開口させてもよい。
内容物Xは、固体(固形物)、液体または液体と固体の混合物である。液体には、ペースト体やジェル体も含まれる。内容物Xは、例えば食品であり、スープと具材(肉類や野菜、麺類)、水と米等である。内容物Xは、例えば、豚汁、肉じゃが、モツ煮、豚角煮、煮物、汁物である。
フィルム包装袋100は、ピロー袋であるため、内容物Xに大きな固形物が含まれる場合であっても、円滑かつ効率的に充填される。
上述したように、フィルム包装袋100では、内容物Xを取り出すことなく、内容物Xが封入されたままの状態で電子レンジ等により加熱調理される。フィルム包装袋100は、内容物Xを加熱調理するとき、平置きされる。フィルム包装袋100は、背貼りシール120のある面(表面101)を上方に向けて平置きされる。
フィルム包装袋100は、内容物Xが加熱調理されると、内圧上昇により膨れ上がる。特に、フィルム包装袋100の中央付近の厚みが大幅に増加する(表面101、裏面102が大きく湾曲する)。
フィルム包装袋100が膨れ上がると背貼りシール120も湾曲する。しかし、背貼りシール120は、長手方向の中央Cよりも第一端103側に配置されているため、中央付近よりも湾曲が小さい(曲率が小さい)。このため、背貼りシール120は、第一端103側に折り倒されている状態から表面101から離間するように自然に立ち上がる。これにより、蒸気口125に内圧がかかりやすくなる。そして、フィルム包装袋100の内圧が過度に上昇することなく、蒸気口125が円滑に開口して、蒸気が噴き出る。
フィルム包装袋100は、内容物Xに液体が多い場合であっても、平置きの状態で加熱調理することができる。
上述したように、フィルム包装袋100は、表面101を上方に向けて平置きされ、内容物Xが加熱調理されると、内容物Xから蒸気が発生し、内圧上昇により膨れ上がる。
フィルム包装袋100が膨れ上がったとき、フィルム包装袋100の姿勢が不安定になる。特に、フィルム包装袋100が短手方向に転倒(回転)しやすくなる。しかし、サイドシール110がフィルム包装袋100の短手方向に突出しているので、短手方向への転倒を防止するストッパーとして機能する。そして、フィルム包装袋100の表面101側に蒸気が溜まり、背貼りシール120の蒸気口125が開口する。蒸気は、蒸気口125から上方向に向けて噴出する。
このため、フィルム包装袋100を平置きした状態で内容物Xを加熱調理しても、蒸気口125から内容物X(特に液体)が吹きこぼれづらい。
内容物Xに液体が少ない場合も、フィルム包装袋100を平置きの状態で内容物Xが加熱するのが好ましい。例えば、内容物Xが固体やペースト、ジェルの場合である。
フィルム包装袋100を平置きすると内容物Xが水平方向に広がって、フィルム包装袋100の厚みが薄くなる。このため、内容物Xに熱が伝わりやすくなり、内容物Xの加熱時間を短縮することができる。
図4は、内容物入りフィルム包装袋100の開封中の状態を示す図である。
フィルム包装袋100は、内容物Xを取り出す開封口Pを形成するとき、立てた姿勢で消費者に把持される。フィルム包装袋100は、第一端103側が上方になるように把持される。フィルム包装袋100には高温になった内容物Xが封入されているため、フィルム包装袋100は、サイドシール110の把持領域115を指でつままれて把持される。
蒸気口125が開口したフィルム包装袋100を立てた姿勢にしたときに、内容物X(液面)が背貼りシール120よりも下方に位置するように充填されている。好ましくは、フィルム包装袋100を立てた姿勢にしたときに、内容物Xがノッチ112よりも下方に位置するように充填されている。
消費者が把持領域115を指でつまんでフィルム包装袋100を支持すると、指が背貼りシール120に触れて、背貼りシール120(蒸気口125)が上方(第一端103側)を向く姿勢になる。したがって、蒸気口125から高温の内容物X(特に液体)が漏れ出すことなく、火傷を回避できる。
サイドシール110には、把持領域115の直下(第二端104側)にノッチ112が設けられる。このため、消費者は、把持領域115を例えば右手の親指と人差し指でつまみながら、さらにノッチ112の下方側のサイドシール110も左手の親指と人差し指でつまむ。そして、両手を前後方向に離間させる(相反する方向に移動する)ことにより、ノッチ112を起点にしてフィルムFを切り裂くことができる。
このとき、把持領域115の直上(第一端103側)に背貼りシール120が配置されているため、消費者の力(フィルムFを切り裂く力)が背貼りシール120を介して開封口P(裂け目)の先端に効率よく伝わる。消費者が把持領域115を指(例えば右手の親指と人差し指)でつまむと、必然的に背貼りシール120の短手方向の端部もつまんでしまうからである。背貼りシール120はフィルムF同士を熱溶着しているため、フィルムF自体よりも硬くなっているからである。
したがって、開封口Pが背貼りシール120に沿って真っすぐに形成される。開封口Pが途中で下方向に曲がらずに、背貼りシール120に対してほぼ平行に形成される。これにより、開封中に内容物Xが開封口Pからこぼれ落ちて火傷をするおそれがない。
内容物X(液面)がノッチ112よりも下方に位置するように充填されている場合は、内容物Xをこぼすことなく、ノッチ112よりも上方側の部位を完全に切り取って開封口Pを形成することができる。これにより、火傷をすることなく、内容物Xを開封口Pから良好に取り出すことができる。
内容物Xが背貼りシール120の直下まで充填されている場合は、フィルム包装袋100を立てた姿勢から傾けて開封口Pを形成する。例えば右側のノッチ112が左側のノッチ112よりも上方になるようにフィルム包装袋100を傾けて、内容物Xを右側のノッチ112よりも下方に移動させる(内容物Xを左側のノッチ112よりも上方に移動させる)。そして、右側のノッチ112からフィルム包装袋100の側部を切り裂いて、内容物Xをこぼすことなく、開封口Pを形成する。これにより、火傷をすることなく、内容物Xを開封口Pから良好に取り出すことができる。
〔縦型製袋充填包装機1〕
図5から図7は、縦型製袋充填包装機1を示す図である。図5は正面図、図6は右側面図、図7は平面図である。
縦型製袋充填包装機1は、帯状のフィルムFからピロー型のフィルム包装袋100を形成すると同時に、このフィルム包装袋100に内容物Xを充填する。
フィルムFは、ナイロンやポリエステル等の高強度フィルムを積層したラミネートフィルムが用いられる。複数のフィルムを相互に移動可能な状態に重ねたものを用いてもよい。
縦型製袋充填包装機1は、制御部(不図示)により制御されて、帯状のフィルムFを下方向に間欠搬送しながら、内容物Xを充填する。縦型製袋充填包装機1は、フィルム包装袋100の内部に空気が含まれないように、内容物Xのみを封入する。縦型製袋充填包装機1は、いわゆるエアレス充填を行う。縦型製袋充填包装機1は、内容物X入りのフィルム包装袋100を連続して製造する。
図5から図7に示すように、縦型製袋充填包装機1は、フィルム供給部5、製袋充填包装部6を備える。
フィルム供給部5は後方に、製袋充填包装部6は前方に配置される。フィルム供給部5、製袋充填包装部6は、装置フレーム3の内部に配置される。装置フレーム3は、脚部4を介して床面に設置される。
製袋充填包装部6におけるフィルムFの長手方向を上下方向という。上下方向は鉛直方向である。製袋充填包装部6におけるフィルムFの搬送方向は、下方向である。
縦型製袋充填包装機1(製袋充填包装部6)の上下方向は、フィルム包装袋100の短手方向(第二方向)に対応する。
水平方向のうち、縦型製袋充填包装機1(製袋充填包装部6)を正面視したときの左右方向は、フィルム包装袋100の長手方向(第一方向)に対応する。縦型製袋充填包装機1を正面視しときの左側がフィルム包装袋100の第一端103側に対応し、右側が第二端104側に対応する。
水平方向のうち、製袋充填包装部6側が前方向(装置正面)、フィルム供給部5側が後方向(装置背面)である。縦型製袋充填包装機1(製袋充填包装部6)の前後方向は、フィルム包装袋100の厚み方向(第三方向)に対応する。
〔フィルム供給部5〕
フィルム供給部5は、帯状のフィルムFを製袋充填包装部6に向けて供給する。フィルム供給部5は、複数の従動ローラー等を備える。フィルム供給部5は、ロール状に巻かれたフィルムF(ロールフィルムFr)を軸支する。フィルム供給部5は、ロールフィルムFrからフィルムFを繰り出し、複数の従動ローラーを経由させる。フィルム供給部5は、フィルムFに弛みや蛇行がないように、一定のテンションを掛けて送り出す。
フィルムFは、フィルム供給部5から前方に送り出される。フィルムFは、フィルム供給部5から製袋充填包装部6(製袋ガイド10)に向けて搬送(搬入)される。
フィルム供給部5は、製袋ガイド10にフィルムFを搬入する直前で、搬入回転方向転換部90によりフィルムFの搬入方向を時計周りに回転させる(図7参照)。フィルム供給部5は、製袋ガイド10に対してフィルムFを右斜め後方から搬入する。
図7に示すように、フィルムFは、搬入回転方向転換部90を経て、製袋ガイド10に対して右斜め後方から搬入される。平面視すると、フィルムFは、製袋ガイド10の真後ろ(装置背面)から右側(製袋ガイド10の中心軸Jを基準にして時計周り方向)に0°から90°の方向から製袋ガイド10に向けて搬入される。具体的には、製袋ガイド10の真後ろから右側(時計周り)に45°の方向から搬入される。
搬入回転方向転換部90は、フィルムFの搬入方向を前後方向に二度折り返すと同時に、フィルムFの搬入方向を中心軸Jの時計周り方向に二度回転させる。
搬入回転方向転換部90は、水平方向に延びる複数の従動ローラー(第一ローラー91、第二ローラー92)を備える。
第一ローラー91は、フィルムFの搬送方向を前方から後方に折り返すと同時に、装置背面(後方)から時計周りに22.5°回転させる。次いで、第二ローラー92は、フィルムFの搬送方向を後方から前方に折り返すと同時に、装置背面から時計周りにさらに22.5°回転させる。これにより、フィルムFは、製袋ガイド10の真後ろから右側(時計周り)に45°回転させた方向(右斜め後方から)から搬入される。
〔製袋充填包装部6〕
製袋充填包装部6は、フィルムFの搬送方向を下方向に変える。製袋充填包装部6は、フィルムFを下方向に送りながら、フィルム包装袋100を形成する。製袋充填包装部6は、フィルムFからフィルム包装袋100を切り離して、内容物Xが充填されたフィルム包装袋100(内容物入りフィルム包装袋100)を連続して製造する。
製袋充填包装部6は、製袋部7、充填包装部8等を備える。製袋部7は上方側、充填包装部8は下方側に配置される。
フィルムFは、製袋部7を経由して充填包装部8に送られる。製袋部7は、フィルムFをチューブ状に形成し、充填包装部8は、内容物Xが充填されたフィルム包装袋100を製造する。
〔製袋部7〕
製袋部7は、フィルムFを下方向に送りながら、フィルムFをチューブ状に形成する。製袋部7は、製袋ガイド10、フィルム搬送部(不図示)、背貼りシール部30等を備える。
〈製袋ガイド10〉
製袋ガイド10は、フィルム供給部5から供給されたフィルムFに密着して、フィルムFをチューブ状に折り込む。製袋ガイド10は、搬送方向を前方向から下方向に方向転換して、チューブ状のフィルムF(チューブフィルムFc)を下方向に吊り下げた状態で保持する。
製袋ガイド10は、セーラー部11、パイプ部12を備える。
セーラー部11は、ステンレス製の薄板をセーラー服の襟の様に折り込んだ部材であって、上流側が平板状、下流側が円筒状に形成される。セーラー部11の下流側は、上下方向に延びる。
セーラー部11は、中心軸Jを基準にして時計周りに10°から80°回転した位置(姿勢)に配置される(図7参照)。セーラー部11の正面が縦型製袋充填包装機1の左斜め前を向く。具体的には、セーラー部11の正面が縦型製袋充填包装機1の正面から時計周りに45°回転した位置(姿勢)に配置される。
セーラー部11の正面とは、セーラー部11の下流側においてチューブ状に折り込まれたフィルムFの側縁同士が出現する面(側縁同士が臨む方向)である。
パイプ部12は、ステンレス製の円筒体であって、セーラー部11の下流側(円筒状の部位)に嵌通される。パイプ部12は、上下方向に沿って配置され、セーラー部11との間に隙間が設けられる。パイプ部12は、その上端がセーラー部11よりも上方向に突出し、その下端がセーラー部11よりも下方向に延びる。パイプ部12の上端にはホッパー13が取り付けられ、下端には一対の案内針14が取り付けられる。一対の案内針14は、チューブフィルムFcの内面を外側(中心軸Jから遠のく方向)に向けて押圧する。
パイプ部12は、充填部40にも含まれる(充填部40としても機能する)。
製袋ガイド10の中心軸Jは、パイプ部12とチューブフィルムFcの中心軸でもある。
フィルムFは、セーラー部11の上面に沿って搬送され、セーラー部11とパイプ部12の隙間に挿入される。フィルムFは、セーラー部11とパイプ部12の隙間を経てチューブ状に折り込まれる。フィルムFは、縦型製袋充填包装機1の正面左側において、その側縁同士が密着する。そして、チューブ状のフィルムF(チューブフィルムFc)は、パイプ部12と案内針14に沿って下方向に搬送される。チューブフィルムFcは、案内針14により扁平にされる。
〈フィルム搬送部〉
フィルム搬送部(不図示)は、フィルムFを下向きに間欠搬送する。フィルム搬送部は、製袋ガイド10の下方向において、パイプ部12の外周面に密着配置される。フィルム搬送部は、複数の搬送ローラーを備え、この搬送ローラーを回転させてチューブ状のフィルムF(チューブフィルムFc)を下方向に搬送する。
〈背貼りシール部30〉
背貼りシール部30は、セーラー部11の下方向において、縦型製袋充填包装機1の正面左側(斜め前方)に配置される。具体的には、背貼りシール部30は、中心軸Jを基準にして、縦型製袋充填包装機1の正面から左側(時計周り)に45°回転した位置に配置される(図7参照)。
背貼りシール部30は、一対のヒーターバー31を備える。一対のヒーターバー31は、わずかな隙間を隔てて上下方向に延在する。
一対のヒーターバー31の間には、セーラー部11を経てチューブ状に折り込まれたフィルムFの両側縁が搬送される。ヒーターバー31は、その隙間に挿入されたフィルムFの側縁同士を加熱する。
ヒーターバー31がフィルムFの側縁同士を上下方向に沿って熱溶着することにより、フィルムFに背貼りシール120が形成される。背貼りシール120は、センターシールとも呼ばれる。
これにより、フィルムFが完全なチューブ状(チューブフィルムFc)になる。
〔充填包装部8〕
充填包装部8は、チューブフィルムFcの内側に内容物Xを充填し、さらに内容物Xが充填されたフィルム包装袋100を製造する。充填包装部8は、充填部40、矯正部50、サイドシール部60、カッター部70等を備える。
充填包装部8の下方には、フィルム包装袋100を搬出する搬送コンベヤ(不図示)が付設される。
〈充填部40〉
充填部40は、チューブフィルムFcの内部に内容物Xを投入(充填)する。充填部40は、ノズル、送液ポンプ(いずれも不図示)を備える。上述した製袋ガイド10のパイプ部12も充填部40に含まれる。
ノズルは、製袋ガイド10の中心軸Jに沿って配置される。ノズルは、パイプ部12に挿通されて、パイプ部12の上下からそれぞれ突出する。ノズルは、液体や流動物(内容物X)を下方向に吐出する。送液ポンプは、ノズルの上部に向けて内容物X(液体や流動物)を輸送する。
パイプ部12は、上端に漏斗状のホッパー13を有する。このホッパー13に固形物(内容物X)を投入する。固形物は、パイプ部12とノズルの間を通って、下方向に落下する。
チューブフィルムFcの内部に投入される内容物Xの量(充填量)は、所定量に設定(調整)される。具体的には、内容物Xが封入されたフィルム包装袋100を、第一端103が上方になるように立てた姿勢にしたときに、背貼りシール120よりも下方側(第二端104側)に内容物Xが位置するように設定される。好ましくは、フィルム包装袋100を立てた姿勢にしたときに、内容物Xがノッチ112よりも下方側に位置するように設定される。具体的には、背貼りシール120よりも約12mm以上、下方側に内容物Xが位置するように設定される。
フィルム包装袋100の満注容量(最大充填量)に対する内容物Xの充填量の割合(充填率)は、内容物Xの種類等(例えば水分量)によって異なる。内容物Xの充填率は、例えば50~80%である。
〈矯正部50〉
矯正部50は、充填部40の直下に配置される。矯正部50は、シゴキローラー52と矯正板54を備える。
上述したパイプ部12の下端に取り付けられた案内針14も矯正部50に含まれる。
シゴキローラー52は、一対の従動ローラーであり、チューブフィルムFcを挟んで前後方向にそれぞれ配置される。
シゴキローラー52は、内容物Xが投入されたチューブフィルムFcを前後方向から挟持して左右方向にわたって封緘する。シゴキローラー52は、チューブフィルムFcを搾って内容物Xを上下に分断し、フィルムF同士を密着させる。これにより、チューブフィルムFcには、空気が封入されずに、内容物Xのみが充填される。
シゴキローラー52は、フィルム搬送部がチューブフィルムFcを下方向に搬送するときに、チューブフィルムFcを挟持し続ける。シゴキローラー52は、チューブフィルムFcを相対的に上方に向かって扱く。
矯正板54は、シゴキローラー52の直下に配置される。矯正板54は、シゴキローラー52とサイドシール部60の間に配置される。
矯正板54は、前後方向を向き、左右方向に延在する一対の平板である。矯正板54は、チューブフィルムFcを挟んで前後方向にそれぞれ配置される。矯正板54には、例えば内面側にスポンジを貼り付けた板が用いられる。
矯正板54は、内容物Xが投入されたチューブフィルムFcを前後方向から押圧する。矯正板54は、内容物Xが投入されて前後方向に膨らんだチューブフィルムFcを挟持して、チューブフィルムFcを所定の厚みに戻す(収縮させる)。矯正板54は、チューブフィルムFcの形状を矯正する。
矯正板54がチューブフィルムFcの形状を矯正すると、内容物Xがシゴキローラー52よりも上方まで押し上げられる。そして、内容物Xに含まれていた空気がシゴキローラー52よりも上方に移動する。
これにより、矯正板54は、チューブフィルムFc(フィルム包装袋100)に充填される内容物Xの量を一定にする。
〈サイドシール部60〉
サイドシール部60は、矯正部50の下方に配置される。サイドシール部60は、チューブフィルムFcを左右方向の全長に亘って熱溶着してサイドシール110を形成する。
サイドシール部60は、一対のヒーターバー62を備える。
ヒーターバー62は、矯正部50の直下において左右方向に延在する。ヒーターバー62は、矯正部50を経て扁平になったチューブフィルムFcを挟んで前後方向にそれぞれ配置される。
サイドシール部60は、一対のヒーターバー62よりチューブフィルムFcにサイドシール110を形成する。これにより、チューブフィルムFcの最下端にフィルム包装袋100が形成される。
〈カッター部70〉
カッター部70は、サイドシール部60に内蔵される。カッター部70は、左右方向に延在する。
カッター部70は、カッター72とカッター受溝(不図示)を備える。カッター72は前方側のヒーターバー62に設けられ、カッター受溝は後方側のヒーターバー62に設けられる。
カッター部70は、チューブフィルムFcに形成されたサイドシール110を左右方向の全長に亘って切断する。これにより、チューブフィルムFcからフィルム包装袋100を切り落とす。
縦型製袋充填包装機1は、フィルム包装袋100を製袋し、内容物Xをフィルム包装袋100に充填する。フィルム包装袋100がピロー袋であるため、例えば内容物Xに直径30mm程度の固形物が含まれる場合であっても、フィルム包装袋100に内容物Xを円滑かつ効率的に充填することができる。
特に、縦型製袋充填包装機1は、背貼りシール120が長手方向の中央Cと第一端103の間に配置された内容物入りフィルム包装袋100を連続して製造することができる。
セーラー部11は、中心軸Jを基準にして、真正面(装置正面)から時計周りと反時計周りにそれぞれ90°まで回転させた位置(姿勢)に配置(設定)される(図7参照)。これに伴い、搬入回転方向転換部90(第一ローラー91、第二ローラー92)の設置角度が変更される。
例えば、セーラー部11が装置正面から時計周りに30°回転した位置(姿勢)に配置された場合には、第一ローラー91が装置背面から時計周りに15°回転させた位置、第二ローラー92が装置背面から時計周りにさらに15°回転させた位置に配置される。
例えば、セーラー部11が装置正面から時計周りに60°回転した位置(姿勢)に配置された場合には、第一ローラー91が装置背面から時計周りに30°回転させた位置、第二ローラー92が装置背面から時計周りにさらに30°回転させた位置に配置される。
このように、第一ローラー91、第二ローラー92は、セーラー部11の中心軸J周りの回転角度をローラー本数(2本)で均等割した角度で互いに交差するように配置される。
図7に示すように、セーラー部11の中心軸J周りの回転角度は、装置正面から時計周りまたは反時計周りに20°から75°の範囲が好ましい。さらに、40°から60°の範囲が好ましい。特に、45°から55°が好ましい。
セーラー部11の中心軸J周りの回転角度を調整して、背貼りシール120の第一方向の位置を設定する。そして、フィルム包装袋100を第一端103が上方になるように立てた姿勢にしたときに、背貼りシール120よりも下方側(第二端104側)に内容物Xが位置するようにする。
好ましくは、フィルム包装袋100を立てた姿勢にしたときに、内容物Xがノッチ112よりも下方側に位置するように、背貼りシール120の第一方向の位置を設定する。
内容物Xの充填量に対応して、背貼りシール120とノッチ112の第一方向の位置を調整してもよし、逆に背貼りシール120とノッチ112の第一方向の位置に対応して、内容物Xの充填量(充填率)を調整してもよい。
図8は、ツイストセーラーのセーラー部11Tを示す正面図である。
製袋ガイド10のセーラー部11は、ツイストセーラーとも呼ばれるセーラー部11Tを用いてもよい。
ツイストセーラーのセーラー部11Tは、上流側(平板状の部位)が縦型製袋充填包装機1の真後ろ(装置背面)を向く。一方、このセーラー部11Tの正面は、縦型製袋充填包装機1の正面ではなく、左斜め前方(正面から左側に45°回転した位置)を向く。ツイストセーラー(セーラー部11T)を用いた場合には、搬入回転方向転換部90が不要になる。
〔内容物入りフィルム包装袋100の製造方法〕
次に、縦型製袋充填包装機1を用いて、内容物入りフィルム包装袋100を製造する工程について説明する。
内容物入りフィルム包装袋100を製造する工程は、製袋ガイド工程S1、フィルム搬送工程S2、背貼りシール工程S3(サイドシール工程S6)、内容物充填工程S4、矯正工程S5、サイドシール工程S6(背貼りシール工程S3)、袋体切離工程S7の順に、繰り返し行われる。
〈製袋ガイド工程S1〉
製袋ガイド工程S1は、製袋ガイド10が帯状のフィルムFをチューブ状に折り込む工程である。
製袋ガイド10は、フィルム供給部5から供給されたフィルムFに密着して、フィルムFをチューブ状に折り込む。
製袋ガイド10は、搬送方向を前方向から下方向に方向転換して、チューブ状のフィルムF(チューブフィルムFc)を下方向に吊り下げた状態で保持する。そして、フィルムFは、縦型製袋充填包装機1の正面左側(斜め前方)において、その側縁同士が密着する。
〈フィルム搬送工程S2〉
フィルム搬送工程S2は、フィルム搬送部(不図示)がチューブ状のフィルムF(チューブフィルムFc)を間欠搬送する工程である。
フィルム搬送部は、複数の搬送ローラーを回転させて、チューブフィルムFcを下方に搬送する。フィルム搬送部によるチューブフィルムFcの間欠搬送量(フィルム搬送量)は、フィルム包装袋100の短手方向の長さ(例えば150mm)と同一である。
〈背貼りシール工程S3〉
背貼りシール工程S3は、背貼りシール部30がチューブ状に折り込まれたフィルムFに背貼りシール120を形成する工程である。
背貼りシール工程S3は、フィルムFが停止しているときに行われる。背貼りシール工程S3は、フィルム搬送工程S2とは異なるタイミングで行われる。背貼りシール工程S3と同時に、サイドシール工程S6が行われる。
背貼りシール部30は、一対のヒーターバー31の間に挿入されたフィルムFの側縁同士を熱溶着する。そして、フィルム搬送部がチューブフィルムFcを下方に搬送することにより、背貼りシール120が隙間なく連続して形成される。
〈内容物充填工程S4〉
内容物充填工程S4は、充填部40がチューブフィルムFcの内部に内容物Xを投入する工程である。充填部40は、いわゆる2パート充填を行う。充填部40は、ノズル(不図示)から液体(内容物X)を吐出する。パイプ部12とノズルの間に固形物(内容物X)を投入する。これにより、チューブフィルムFcの内部に、液体と固形物を含む内容物Xが供給される。
チューブフィルムFcの内部に投入される内容物Xの量(充填量)は、所定量に設定(調整)される。具体的には、内容物Xが封入されたフィルム包装袋100を、第一端103が上方になるように立てた姿勢にしたときに、内容物Xが背貼りシール120(好ましくはノッチ112)よりも下方側(第二端104側)になるように設定される。フィルム包装袋100の満注容量(最大充填量)に対する内容物Xの充填量の割合は、例えば50~80%である。
〈矯正工程S5〉
矯正工程S5は、内容物Xが投入されたチューブフィルムFcを矯正部50が前後方向から挟持・扱く工程である。
矯正部50は、チューブフィルムFcに内容物Xが十分に充填されると、一対の矯正板54によりチューブフィルムFcを前後方向から押圧する。これにより、チューブフィルムFcの底部に充填された内容物Xが押し上げられる。矯正板54は、内容物Xが充填されて膨張したチューブフィルムFc(フィルム包装袋100)を一定の厚みに矯正する。
矯正板54がチューブフィルムFcの形状を矯正すると、内容物Xがシゴキローラー52よりも上方まで押し上げられて、内容物Xに含まれていた空気がシゴキローラー52よりも上方に移動する。これにより、チューブフィルムFcの下方側には、空気を含まない内容物Xが配置(充填)される。
そして、矯正部50は、一対のシゴキローラー52によりチューブフィルムFcを前後方向から搾る。矯正部50は、一対のシゴキローラー52を密着させてシゴキローラー52を挟持して、内容物Xを上下方向に分断する。
これにより、チューブフィルムFcが封緘されて、シゴキローラー52の直下に、内容物Xのみが充填された袋体(上端が未封止のフィルム包装袋100)が出現する。
一対のシゴキローラー52が密着したら、矯正板54をチューブフィルムFcから離間させる。一対のシゴキローラー52は、サイドシール工程S6が終了するまで、チューブフィルムFcを封緘する。
矯正工程S5を経ることにより、フィルム包装袋100に内容物Xがエアレス充填される。内容物Xをエアレス充填するのは、内容物入りフィルム包装袋100の製造後に行われる内容物Xの加熱殺菌処理の実効性(殺菌効率)を高めるためである。加熱殺菌処理時に蒸気口125が開口することを回避するためである。
〈サイドシール工程S6〉
サイドシール工程S6は、サイドシール部60がチューブフィルムFc(上端が未封止のフィルム包装袋100)にサイドシール110を形成する工程である。
サイドシール部60は、ヒーターバー62により、チューブフィルムFcを左右方向にわたって熱溶着してサイドシール110を形成する。
サイドシール110が形成されると、チューブフィルムFcが密閉されて、その最下端がフィルム包装袋100になる。フィルム包装袋100は、チューブフィルムFcの下端に吊り下げられる。
〈袋体切離工程S7〉
袋体切離工程S7は、カッター部70がチューブフィルムFcから内容物入りフィルム包装袋100を切り落とす工程である。
カッター部70は、ヒーターバー62に内蔵されたカッター72により、フィルム包装袋100の上方側のサイドシール110を左右方向にわたって切断する。カッター72でサイドシール110を上下方向に二分割するように切断する。これにより、チューブフィルムFcの下端から内容物入りフィルム包装袋100が切り離される。
以上により、内容物入りフィルム包装袋100を製造する工程が完了する。
縦型製袋充填包装機1は、内容物入りフィルム包装袋100を製造する工程を繰り返す。これにより、縦型製袋充填包装機1は、複数の内容物入りフィルム包装袋100を連続して製造する。
この内容物入り包装袋の製造方法は、フィルム包装袋100を製袋し、内容物Xをフィルム包装袋100に充填する。フィルム包装袋100がピロー袋であるため、例えば内容物Xに直径30mm程度の固形物が含まれる場合であっても、フィルム包装袋100に内容物Xを円滑かつ効率的に充填することができる。
特に、この内容物入り包装袋の製造方法によれば、背貼りシール120が長手方向の中央Cと第一端103の間に配置された内容物入りフィルム包装袋100を連続して製造することができる。
〔第二実施形態:フィルム包装袋200〕
図9は、第二実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋200を示す図であって、(a)立てた姿勢の斜視図、(b)開封後の状態の斜視図である。説明の都合上、図9は、内容物Xの充填量が僅かな場合を示している。
フィルム包装袋100と同一の部位等には、同一の符号を付してその説明を省略する。
フィルム包装袋200は、第二端104にフィルムFが二重(M字形)に折り込まれた底ガセット150を備える。底ガセット150は、前底フラップ151と後底フラップ152からなる。前底フラップ151と後底フラップ152は、長手方向の長さL1,L2が同一(例えば20mmから30mm)である。
前底フラップ151と後底フラップ152の短手方向(横方向)の両端同士は互いに溶着されていない。このため、前底フラップ151と後底フラップ152をそれぞれ前後方向に折り曲げることにより、フィルム包装袋200を側方から見ると、逆T字形にすることができる。これにより、底ガセット150を底(下方)にして、フィルム包装袋200を安定して自立させることができる。
したがって、フィルム包装袋200は、自立させた状態で陳列できる。さらに、フィルム包装袋200は、自立された状態で電子レンジや湯煎により内容物Xを加熱調理できる。
フィルム包装袋200を自立させたときに、背貼りシール120の位置は、内容物X(液面)よりも第一端側になるように配置される。これにより、自立させた状態で内容物Xを加熱調理しても、蒸気口125が内容物Xよりも上方(第一端103側)に位置するので、蒸気口125から内容物Xが吹きこぼれない。
内容物Xに液体が多い場合は、フィルム包装袋200を自立させた状態で加熱するのが好ましい。これにより、内容物Xの液体が開口P(蒸気口125)から吹きこぼれにくい。フィルム包装袋200を自立させると、内容物Xの液体が対流しやすくなる。内容物Xが水と米のときは、水(湯)と米が対流して、米が斑なく加熱される。これにより、良好な炊飯が可能になる。
フィルム包装袋200は、第一端103側を切り落とすと、そのまま深さのある容器として使用することができる。フィルム包装袋200から内容物Xを取り出して皿に盛り付ける必要がない。第一端103側を切り落としたフィルム包装袋200を食卓に自立させて、食器として使用する。これにより、食後の食器洗いの負担を大幅に軽減することができる。
背貼りシール120が上下方向(長手方向)の中央よりも上方側に配置されているので、フィルム包装袋200の開封口Pが高い位置に形成される。したがって、フィルム包装袋200は、深さがあって容量の大きな食器(ボウルや鉢、椀)として使用できる。
フィルム包装袋200では、消費者のフィルムFを切り裂く力が背貼りシール120を介して開封口Pの裂け目の先端に伝わる。このため、開封口Pが背貼りシール120に沿って真っすぐに形成される。したがって、フィルム包装袋200は、開封後の見栄えがよく、食器として好適に使用できる。
フィルム包装袋200は、開封口Pを形成する際に背貼りシール120も切り落とされる。このため、フィルム包装袋200は、食器として使用するときに、開封口Pを大きく開いた状態を維持できる。したがって、スプーンやフォーク、箸等のカトラリー類を用いて、フィルム包装袋200から内容物Xを取り出し易くなる。
〔第三実施形態:フィルム包装袋300〕
図10は、第三実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋300を示す図であって、(a)立てた姿勢の斜視図、(b)加熱調理中の状態の模式側面である。説明の都合上、図10(a)は、内容物Xの充填量が僅かな場合を示している。
フィルム包装袋100,200と同一の部位等には、同一の符号を付してその説明を省略する。
フィルム包装袋300は、第二端104に底ガセット150を備える。底ガセット150は、長手方向において、前底フラップ151の長さL1が大きく(長い)、後底フラップ152の長さL2が小さい(短い)。例えば前底フラップ151の長さL1は30mm、後底フラップ152の長さL2は20mmである。
フィルム包装袋300は、平置きして内容物Xを加熱調理すると、内圧上昇により膨れ上がる。このとき、前底フラップ151は膨らみが大きいが、後底フラップ152は膨らみが小さい。このため、フィルム包装袋300が長手方向前方側に傾いて第一端103側が低くなることを回避できる。したがって、背貼りシール120の蒸気口125が開口したときに、蒸気口125から内容物X(特に液体)が吹きこぼれづらい。
〔第四実施形態:フィルム包装袋400〕
図11は、第四実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋400を示す図であって、(a)立てた姿勢の斜視図、(b)加熱調理中の状態の模式側面である。説明の都合上、図11(a)は、内容物Xの充填量が僅かな場合を示している。
フィルム包装袋100~300と同一の部位等には、同一の符号を付してその説明を省略する。
フィルム包装袋400は、底ガセット150に加えて、第一端103に天ガセット160を備える。天ガセット160は、前天フラップ161と後天フラップ162からなる。
前天フラップ161と後天フラップ162は、長手方向の長さL3,L4が同一(例えば20mmから30mm)である。前天フラップ161と後天フラップ162の短手方向(横方向)の両端同士は互いに溶着されていない。このため、前底フラップ151と後底フラップ152をそれぞれ前後方向に折り曲げることにより、フィルム包装袋400の上部を側方から見ると、T字形にすることができる。
さらに、後底フラップ152の長手方向の長さL2と後天フラップ162の長手方向の長さL4は、同一である。
フィルム包装袋400は、平置きして内容物Xを加熱調理すると、内圧上昇により膨れ上がる。このとき、底ガセット150の後底フラップ152と天ガセット160の後天フラップ162の膨らみはほぼ同一になる。このため、フィルム包装袋400が長手方向前方側に傾きいて第一端103側が低くなることを回避できる。したがって、背貼りシール120の蒸気口125が開口したときに、蒸気口125から内容物X(特に液体)が吹きこぼれづらい。
底ガセット150の後底フラップ152と天ガセット160の後天フラップ162の長さが同一であればよく、前底フラップ151と前天フラップ161の長さは任意である。
〔第五実施形態:フィルム包装袋500〕
図12は、第五実施形態に係る内容物入りフィルム包装袋500を示す図であって、(a)立てた姿勢の斜視図、(b)加熱調理中の状態の模式側面である。説明の都合上、図12(a)は、内容物Xの充填量が僅かな場合を示している。
フィルム包装袋100~400と同一の部位等には、同一の符号を付してその説明を省略する。
フィルム包装袋500は、底ガセット150と天ガセット160を備える。底ガセット150は、長手方向において、前底フラップ151の長さL1が大きく(長く)、後底フラップ152の長さL2が小さい(短い)。
一方、天ガセット160は、長手方向において、前天フラップ161の長さL3が小さく(短く)、後天フラップ162の長さL4が大きい(長い)。例えば前底フラップ151と後天フラップ162は30mm、後底フラップ152と前天フラップ161は20mmである。
フィルム包装袋500は、平置きして内容物Xを加熱調理すると、内圧上昇により膨れ上がる。
このとき、底ガセット150の後底フラップ152の膨らみに比べて、天ガセット160の後天フラップ162の膨らみは小さくなる。このため、フィルム包装袋400が長手方向後方側に傾いて第一端103側が高くなる。したがって、背貼りシール120の蒸気口125が開口したときに、蒸気口125から内容物X(特に液体)が吹きこぼれづらい。
底ガセット150の後底フラップ152の長さが天ガセット160の後天フラップ162の長さに比べて小さければよく、前底フラップ151と前天フラップ161の長さは任意である。
図13は、天ガセット形成部81および底ガセット形成部82を示す模式平面図である。
フィルム包装袋200~500を製造するために、縦型製袋充填包装機1は、一対の案内針14に代えて、天ガセット形成部81、底ガセット形成部82を備える。すなわち、内容物入りフィルム包装袋100の製造方法において、製袋ガイド工程と背貼りシール工程の直後に、天ガセット形成工程や底ガセット形成工程を行う。
縦型製袋充填包装機1は、一本の案内針14と底ガセット形成部82を備える場合もある。
天ガセット形成部81と底ガセット形成部82は、それぞれ、2本の案内針83,84と1つのフィルム折込板85を備える。
2本の案内針83,84は、1本の案内針14に代えて配置される。案内針83が前方側、案内針84が後方側に配置される。案内針83,84は、チューブフィルムFcの内面を外側(中心軸Jから遠のく方向)に向けて押圧する。
フィルム折込板85は、案内針83,84の間に配置されて、チューブフィルムFcの外面を内側(中心軸Jに近づく方向)に向けて押圧する。フィルム折込板85は、案内針83,84よりも内側に向けて突出する。
これにより、チューブフィルムFcの側方がM字形に折り込まれる。チューブフィルムFcのM字形に折り込まれた部位がサイドシール部60により熱溶着されることにより、フィルム包装袋100の第一端103、第二端104に、底ガセット150と天ガセット160が形成される。
天ガセット形成部81と底ガセット形成部82は、それぞれの案内針83,84とフィルム折込板85の配置を任意に設定できる。これにより、天ガセット形成部81と底ガセット形成部82は、前底フラップ151、後底フラップ152、前天フラップ161,後天フラップ162の長手方向の長さを任意に調整できる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、搬入回転方向転換部90は、2本のローラーを有する場合に限らない。3本以上のローラーを有する場合であってもよい。各ローラーは、同一形状(同一の直径)に限らず、異なる形状(直径)であってもよい。ローラーの形状は、円柱形に限らず、円錐形や円錐台形であってもよい。異なる形状のローラーを組み合わせて用いてもよい。
複数本のローラーを用いるときに、各ローラーの配置角度は、セーラー部11の中心軸J周りの回転角度をローラー本数で均等割した角度である場合に限らない。各ローラーの配置角度は、ローラーの形状や本数等に応じて、任意に設定することができる。
ローラーを用いずに、湾曲した板材を用いる場合であってもよい。ローラーと湾曲した板材を組み合わせて用いる場合であってもよい。
フィルム包装袋100は、サイドシール110に沿う第一方向の長さが長く、背貼りシール120に沿う第二方向の長さが短い場合に限らない。第一方向の長さが短く、第二方向の長さが長い場合であってもよい。第一方向の長さと第二方向の長さが同一の場合であってもよい。
フィルム包装袋100の第一方向の長さと第二方向の長さは任意であるが、電子レンジや鍋等に入るサイズであることが好ましい。
製袋ガイド10のセーラー部11と背貼りシール部30が中心軸J周りに回転した位置(姿勢)に配置される場合に限らない。サイドシール部60およびカッター部70が中心軸J周りに回転した位置(姿勢)に配置されてもよい。セーラー部11と背貼りシール部30に対して、サイドシール部60とカッター部70が中心軸J周りの異なる位置に配置されていればよい。
背貼りシール120が第一方向の中央と第一端103の間に配置されるように、セーラー部11と背貼りシール部30、サイドシール部60とカッター部70の中心軸J周りの配置が設定される。
フィルム包装袋100は、内容物Xがエアレス充填される場合に限らない。フィルム包装袋100に空気が封入される場合であってもよい。
切り裂き用のノッチ112は、把持領域115の直下(第二端104側)に配置される場合に限らない。ノッチ112は、背貼りシール120と把持領域115の間に配置されてもよい。
ノッチ112は、背貼りシール120よりも第二端104側に限らず、背貼りシール120よりも第一端103側に配置されてもよい。これにより、内容物X(液面)が背貼りシール120の直下まで充填されていても、内容物Xをこぼすことなく、ノッチ112よりも上方側の部位を完全に切り取って開封口Pを形成することができる。したがって、火傷をすることなく、内容物Xを開封口Pから良好に取り出すことができる。
内容物入りフィルム包装袋100,200,300,400,500は、蒸気口125が背貼りシール120に設けられる場合に限らない。サイドシール110に蒸気口が設けられる場合であってもよい。
内容物入りフィルム包装袋100,200,300,400,500は、蒸気口を備えない場合であってもよい。この場合には、電子レンジを用いずに、内容物入りフィルム包装袋100,200,300,400,500を湯煎して内容物Xを加熱調理する。
1 縦型製袋充填包装機
5 フィルム供給部
10 製袋ガイド
11 セーラー部
11T セーラー部(ツイストセーラー)
12 パイプ部
30 背貼りシール部
40 充填部
50 矯正部
52 シゴキローラー
54 矯正板
60 サイドシール部
70 カッター部
81 天ガセット形成部
82 底ガセット形成部
90 搬入回転方向転換部
91 第一ローラー
92 第二ローラー
100,200,300,400,500 内容物入りフィルム包装袋(ピロー形包装袋)
103 第一端
104 第二端
110 サイドシール
112 ノッチ(開封用ノッチ)
115 把持領域
120 背貼りシール
125 蒸気口(蒸気抜き部)
150 底ガセット
151 前底フラップ
152 後底フラップ
160 天ガセット
161 前天フラップ
162 後天フラップ
F フィルム(帯状フィルム)
Fc チューブフィルム
P 開封口
X 内容物
C 中央
J 中心軸

Claims (13)

  1. 一対のサイドシールと背貼りシールを有するピロー形包装袋を製袋すると共に、ピロー形包装袋に内容物を封入する縦型製袋充填包装機であって、
    帯状フィルムを前方向に向けて供給するフィルム供給部と、
    前記帯状フィルムをチューブ状に折り込んで下方向に方向転換させる製袋ガイドと、
    前記製袋ガイドと前記フィルム供給部の間に配置されて、前記製袋ガイドに対する前記帯状フィルムの搬入方向を前記製袋ガイドの中心軸周りに方向転換させる搬入回転方向転換部と、
    前記帯状フィルムを間欠搬送するフィルム搬送部と、
    前記帯状フィルムの側縁同士を熱溶着してチューブフィルムを形成する背貼りシール部と、
    前記チューブフィルムの内側に前記内容物を充填する充填部と、
    前記チューブフィルムを水平方向に沿って熱溶着して袋体にするサイドシール部と、
    前記袋体を前記チューブフィルムから切り離すカッター部と、
    を備え、
    前記製袋ガイドと前記背貼りシール部は、装置正面から前記製袋ガイドの中心軸周りに回転した位置に配置され、
    前記サイドシール部は、前記装置正面を臨む位置に配置され、
    前記搬入回転方向転換部は、前記中心軸周りの異なる位置に配置されて水平方向に延びる複数の搬送ローラーを有し、前記複数の搬送ローラーは、前記製袋ガイドの前記中心軸周りの回転角度を前記搬送ローラーの数で均等割した角度で交差する、縦型製袋充填包装機。
  2. 前記背貼りシール部は、前記背貼りシールに蒸気抜き部を形成する、請求項1に記載の縦型製袋充填包装機。
  3. 前記充填部は、前記サイドシールに沿う方向の第一端を上方にして前記ピロー形包装袋を立てた姿勢にしたときに、前記内容物が前記背貼りシールの下方に位置するように、前記内容物の充填量を調整する、請求項1または2に記載の縦型製袋充填包装機。
  4. 前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第二端に、前底フラップと後底フラップからなる底ガセットを形成させる底ガセット形成部と、
    前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第一端に、前天フラップと後天フラップからなる天ガセットを形成させる天ガセット形成部と、
    を備え、
    前記後天フラップと前記後底フラップは、前記サイドシールに沿う方向の長さが同一に形成される、請求項1から3のうちいずれか一項に記載の縦型製袋充填包装機。
  5. 前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第二端に、前底フラップと後底フラップからなる底ガセットを形成させる底ガセット形成部と、
    前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第一端に、前底フラップと後底フラップからなる天ガセットを形成させる天ガセット形成部と、
    を備え、
    前記後底フラップは、前記後天フラップよりも前記サイドシールに沿う方向の長さが短く形成される、請求項1から3のうちいずれか一項に記載の縦型製袋充填包装機。
  6. 一対のサイドシールと背貼りシールを有するピロー形包装袋を製袋すると共に、ピロー形包装袋に内容物を封入する縦型製袋充填包装機であって、
    帯状フィルムを前方向に向けて供給するフィルム供給部と、
    前記帯状フィルムをチューブ状に折り込んで下方向に方向転換させる製袋ガイドと、
    前記帯状フィルムを間欠搬送するフィルム搬送部と、
    前記帯状フィルムの側縁同士を熱溶着してチューブフィルムを形成する背貼りシール部と、
    前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第二端に、前底フラップと後底フラップからなる底ガセットを形成させる底ガセット形成部と、
    前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第一端に、前底フラップと後底フラップからなる天ガセットを形成させる天ガセット形成部と、
    前記チューブフィルムの内側に前記内容物を充填する充填部と、
    前記チューブフィルムを水平方向に沿って熱溶着して袋体にするサイドシール部と、
    前記袋体を前記チューブフィルムから切り離すカッター部と、
    を備え、
    前記背貼りシールが前記サイドシールに沿う方向の中央と第一端の間に配置されるように、前記背貼りシール部前記サイドシール部前記セーラーカラー形製袋ガイドの中心軸周りの異なる位置に配置されて、
    前記背貼りシール部は、前記背貼りシールに蒸気抜き部を形成し、
    前記後天フラップと前記後底フラップは、前記サイドシールに沿う方向の長さが同一に形成される、縦型製袋充填包装機。
  7. 前記充填部は、前記サイドシールに沿う方向の第一端を上方にして前記ピロー形包装袋を立てた姿勢にしたときに、前記内容物が前記背貼りシールの下方に位置するように、前記内容物の充填量を調整する、請求項に記載の縦型製袋充填包装機。
  8. 一対のサイドシールと背貼りシールを有するピロー形包装袋を製袋すると共に、ピロー形包装袋に内容物を封入する縦型製袋充填包装機であって、
    帯状フィルムを前方向に向けて供給するフィルム供給部と、
    前記帯状フィルムをチューブ状に折り込んで下方向に方向転換させる製袋ガイドと、
    前記帯状フィルムを間欠搬送するフィルム搬送部と、
    前記帯状フィルムの側縁同士を熱溶着してチューブフィルムを形成する背貼りシール部と、
    前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第二端に、前底フラップと後底フラップからなる底ガセットを形成させる底ガセット形成部と、
    前記チューブフィルムの側方を折り畳んで、前記サイドシールに沿う方向の第一端に、前底フラップと後底フラップからなる天ガセットを形成させる天ガセット形成部と、
    前記チューブフィルムの内側に前記内容物を充填する充填部と、
    前記チューブフィルムを水平方向に沿って熱溶着して袋体にするサイドシール部と、
    前記袋体を前記チューブフィルムから切り離すカッター部と、
    を備え、
    前記背貼りシールが前記サイドシールに沿う方向の中央と第一端の間に配置されるように、前記背貼りシール部前記サイドシール部前記セーラーカラー形製袋ガイドの中心軸周りの異なる位置に配置され、
    前記背貼りシール部は、前記背貼りシールに蒸気抜き部を形成し、
    前記後底フラップは、前記後天フラップよりも前記サイドシールに沿う方向の長さが短く形成される、縦型製袋充填包装機。
  9. 前記充填部は、前記サイドシールに沿う方向の第一端を上方にして前記ピロー形包装袋を立てた姿勢にしたときに、前記内容物が前記背貼りシールの下方に位置するように、前記内容物の充填量を調整する、請求項に記載の縦型製袋充填包装機。
  10. 一対のサイドシールと背貼りシールを有するピロー形包装袋に内容物を封入した内容物入りフィルム包装袋であって、
    前記背貼りシールは、蒸気抜き部を有して、前記サイドシールに沿う方向の中央と第一端の間に配置され、
    前記サイドシールに沿う方向の第一端に、前天フラップと後天フラップからなる天ガセットが形成され、
    前記サイドシールに沿う方向の第二端に、前底フラップと後底フラップからなる底ガセットが形成され、
    前記後天フラップと前記後底フラップは前記サイドシールに沿う方向の長さが同一であり、
    前記蒸気抜き部を上方にして前記ピロー形包装袋を寝かせた姿勢にして加熱処理される、内容物入りフィルム包装袋。
  11. 前記第一方向の第一端を上方にして前記ピロー形包装袋を立てた姿勢にしたときに、前記内容物が前記背貼りシールの下方に位置するように、前記内容物の充填量が設定される、請求項10に記載の内容物入りフィルム包装袋。

  12. 一対のサイドシールと背貼りシールを有するピロー形包装袋に内容物を封入した内容物入りフィルム包装袋であって、
    前記背貼りシールは、蒸気抜き部を有して、前記サイドシールに沿う方向の中央と第一端の間に配置され、
    前記サイドシールに沿う方向の第一端に前天フラップと後天フラップからなる天ガセットが形成され、
    前記サイドシールに沿う方向の第二端に前底フラップと後底フラップからなる底ガセットが形成され、
    前記後底フラップは前記後天フラップよりも前記サイドシールに沿う方向の長さが短く、
    前記蒸気抜き部を上方にして前記ピロー形包装袋を寝かせた姿勢にして加熱処理される、内容物入りフィルム包装袋。
  13. 前記第一方向の第一端を上方にして前記ピロー形包装袋を立てた姿勢にしたときに、前記内容物が前記背貼りシールの下方に位置するように、前記内容物の充填量が設定される、請求項12に記載の内容物入りフィルム包装袋。
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