JP7079047B1 - 作業システム、作業方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は被作業部材の形状などが理想的な形状から誤差が発生している場合においても、作業精度が悪化することを抑制することを目的とする。【解決手段】本発明は、複数の対象部材同士201,202を溶接又は接合する作業を実行する作業システムであって、前記対象部材201,202の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測部と、ギャップ計測部により計測した前記ギャップの距離に応じて、作業ノズルの位置と、作業ノズルの角度の少なくともいずれかを変更することを特徴とする作業システムである。【選択図】図2

Description

本発明は、対象部材に対する溶接、接着、シーリングなどの作業を行う技術に関する。
従来から溶接ロボットを用いて溶接対象である二つの被溶接部材を溶接する技術が提案されており、3次元CADデータ等に基づいて溶接ロボットの溶接ツールの移動経路を予め計算して、溶接ツールと他の部材などと干渉することが無いか確認し、干渉する場合には移動経路を変更する技術が開示されている。
特許6809948
引用文献1に記載されたような溶接、シーリングまたは接着等の作業経路を決定する技術では、被作業部材の形状などが、3次元CADデータに登録されている理想的な形状から誤差が生じた場合に、発生する作業精度悪化の課題については検討されていない。
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、被作業部材の形状などが理想的な形状から誤差が発生している場合においても、作業精度が悪化することを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、複数の対象部材同士を溶接又は接合する作業を実行する作業システムであって、前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測部と、ギャップ計測部により計測した前記ギャップの距離に応じて、作業ノズルの位置と、作業ノズルの角度の少なくともいずれかを変更することを特徴とする作業システムである。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、溶接の精度が悪化することを抑制することができる溶接システム、溶接方法を提供することができる。
本実施形態の溶接システム100の全体構成例を示す図である。 本実施形態の溶接システム100を用いて溶接対象部材を計測する様子を示す図である。 本実施形態の溶接システム100を用いて溶接対象部材を溶接する様子を示す図である。 本実施形態に係る端末1のハードウェアの構成例を示す図である。 本実施形態に係る端末1の機能構成例を示す図である。 本実施形態に係るトーチ位置・角度条件記憶部により記憶される条件データの一例を示す図である。 本実施形態に係る溶接システムの制御フローチャートの一例を示す図である。 本実施形態に係るギャップ計測部が溶接対象部材間の境界線を検出す一例を示す図である。 本実施形態に係るギャップ計測部が溶接パスの回りに定義するシリンダ状の複数円弧の一例を示す図である。 本実施形態に係る溶接対象部材がオーバーラップ型で溶接される際の溶接パスと定義される円弧の一例を示す図である。 本実施形態に係るギャップ計測部が点群データからギャップ距離を推定する一例を示す図である。 本実施形態において、ギャップ距離が所定値よりも小さい場合に行う溶接の様子を示す図である。 本実施形態において、ギャップ距離が所定値よりも大きい場合に行う溶接の様子を示す図である。 本実施形態に係る溶接対象部材がT型で溶接される際の溶接パスと定義される円弧の一例を示す図である。 本実施形態に係るギャップ計測部が点群データからギャップ距離を推定する一例を示す図である。 本実施形態において、ギャップ距離が所定値よりも小さい場合に行う溶接の様子を示す図である。 本実施形態において、ギャップ距離が所定値よりも大きい場合に行う溶接の様子を示す図である。 本実施形態に係る溶接対象部材がJ型で溶接される際の溶接パスと定義される円弧の一例を示す図である。 本実施形態に係るギャップ計測部が点群データからギャップ距離を推定する一例を示す図である。 本実施形態において、ギャップ距離が所定値よりも小さい場合に行う溶接の様子を示す図である。 本実施形態において、ギャップ距離が所定値よりも大きい場合に行う溶接の様子を示す図である。
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば以下のような構成を備える。
[項目1]
複数の対象部材同士を溶接又は接合する作業を実行する作業システムであって、
前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測部と、
ギャップ計測部により計測した前記ギャップの距離に応じて、作業ノズルの位置と、作業ノズルの角度の少なくともいずれかを変更することを特徴とする作業システム。
[項目2]
項目1に記載の作業システムにおいて、
前記ギャップの距離が第1しきい値よりも大きい場合に、作業ノズルにより作業が行われる対象部材上の位置と、作業ノズルの角度の少なくともいずれかを変更することを特徴とする作業システム。
[項目3]
項目2に記載の作業システムにおいて、
前記ギャップの距離が、第1しきい値よりも大きく、かつ前記第1しきい値よりも大きな第2しきい値よりも小さい場合に、作業ノズルにより作業が行われる対象部材上の位置と、作業ノズルの角度の少なくともいずれかを変更し、
前記ギャップの距離が、第2しきい値を超えた場合に、前記作業を中止する、又は前記ギャップ距離が大きいことをユーザへ通知することを特徴とする作業システム。
[項目4]
項目1乃至3のいずれか1項に記載の作業システムにおいて、
前記作業は溶接作業であり、前記作業ノズルは溶接トーチであることを特徴とする作業システム。
[項目5]
項目4に記載の作業システムにおいて、
前記複数の対象部材の三次元点群データを取得する点群データ取得部を更に備え、
ギャップ計測部は、取得した前記三次元点群データに基づいて、溶接を行う溶接パスを検出し、前記溶接パスの断面における二次元の点群データから前記ギャップの距離を計測することを特徴とする作業システム。
[項目6]
項目4又は項目5に記載の作業システムにおいて、
前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1と第2の対象部材の面同士が重なり合う状態で互いに溶接が行われる場合であって、前記第1と第2の部材のギャップの距離が前記第1しきい値よりも大きく、前記第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの位置は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチ位置よりも前記第2の部材に対して前記第1の部材側にシフトした位置に設定されることを特徴とする作業システム。
[項目7]
項目4又は項目5に記載の作業システムにおいて、
前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1の部材を前記第2の部材の面上に突き立てた状態で互いに溶接される場合であって、前記第1と第2の部材のギャップの距離が前記第1しきい値よりも大きく、前記第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの位置は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチ位置よりも前記第2の部材に対して前記第1の部材側にシフトした位置に設定されることを特徴とする作業システム。
[項目8]
項目4又は項目5に記載の作業システムにおいて、
前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1部材は折り曲げ部を備え、当該折り曲げ部を前記第2部材と溶接される場合であって、前記第1と第2の部材のギャップの距離が前記第1しきい値よりも大きく、前記第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの位置は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチ位置よりも前記第2の部材の平面を前記第1の部材側にシフトした位置に設定されることを特徴とする作業システム。
[項目9]
項目4又は項目5に記載の作業システムにおいて、
前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1部材は折り曲げ部を備え、当該折り曲げ部を前記第2部材と溶接される場合であって、前記第1と第2の部材のギャップの距離が前記第1しきい値よりも大きく、前記第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの前記第2部材に対する角度は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記角度よりも小さい角度に設定されることを特徴とする作業システム。
[項目10]
複数の対象部材同士を溶接又は接合する作業を実行するシステムを用いた作業方法であって、
前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測ステップと、
ギャップ計測ステップにより計測した前記ギャップの距離に応じて、作業ノズルの位置と、作業ノズルの角度の少なくともいずれかを変更するステップと、
を備えることを特徴とする作業方法。
<実施の形態1の詳細>
本発明の一実施形態に係る溶接システム100の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号及び名称が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
図1は、本実施形態の溶接システム100の一例を示す図である。図1に示されるように、本実施形態の溶接検査システム100では、端末1と、計測用ロボット2、溶接用ロボット3,コントローラ4とを有している。計測用ロボット2は、少なくともアーム21、アーム21の先端に搭載されたセンサ22を有している。溶接用ロボットは、少なくともアーム31、アーム31の先端に搭載された溶接トーチ32を有している。端末1とコントローラ4は、計測用ロボット2と溶接用ロボットに対してそれぞれ有線または無線にて互いに通信可能に接続されている。
図2は、溶接システム100の計測用ロボット2を用いて、溶接パス200の形状を測定する様子と示す図である。溶接パス200は、予め設定された溶接を行うルートであって、一般的には、溶接を行う2つの部材である溶接対象部材201及び202の部材同士が近接する部分である。計測用ロボット2のアーム21に設けられたセンサ22により、溶接パス200を含む2つの溶接対象部材201、202の表面形状の点群データが取得される。
図3は、溶接システム100の溶接用ロボット3を用いて、溶接パス200に対して溶接を行う様子を示す図である。前述した計測用ロボット2のセンサ22により計測した溶接パス200の形状情報に応じて溶接トーチの目標位置と目標角度が決定され、溶接用ロボット3は、溶接トーチ32が目標位置、目標角度となるようにアーム31の動作を制御して、溶接作業を実行する。
<端末1>
図4は、端末1のハードウェア構成を示す図である。端末1は、例えばパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。例えば、端末1のプロセッサ10に設けられる一部の機能が外部のサーバや別端末により実行されてもよい。
端末1は、少なくとも、プロセッサ10、メモリ11、ストレージ12、送受信部13、入出力部14等を備え、これらはバス15を通じて相互に電気的に接続される。
プロセッサ10は、端末1全体の動作を制御し、少なくとも計測用ロボット2及び溶接用ロボット3とのデータ等の送受信の制御、及びアプリケーションの実行及び認証処理に必要な情報処理等を行う演算装置である。例えばプロセッサ10はCPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)であり、あるいは、CPU及びGPUであり、ストレージ12に格納されメモリ11に展開された本システムのためのプログラム等を実行して各情報処理を実施する。
メモリ11は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶と、フラッシュメモリやHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶と、を含む。メモリ11は、プロセッサ10のワークエリア等として使用され、また、端末1の起動時に実行されるBIOS(Basic Input / Output System)、及び各種設定情報等を格納する。
ストレージ12は、アプリケーション・プログラム等の各種プログラムを格納する。各処理に用いられるデータを格納したデータベースがストレージ12に構築されていてもよい。
送受信部13は、端末1を少なくとも計測用ロボット2及び溶接用ロボット3と接続し、プロセッサの指示に従い、データ等の送受信を行う。なお、送受信部13は、有線または無線により構成されおり、無線である場合には、例えば、WiFiやBluetooth(登録商標)及びBLE(Bluetooth Low Energy)の近距離通信インターフェースにより構成されていてもよい。
入出力部14は、例えば端末1がパーソナルコンピュータで構成されている場合は情報出力機器(例えばディスプレイ)と情報入力機器(例えばキーボードやマウス)により構成され、スマートフォンまたはタブレット端末で構成されている場合はタッチパネル等の情報入出力機器により構成されている。
バス15は、上記各要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号及び各種制御信号を伝達する。
<計測用ロボット2>
図1、図2に戻り、本実施形態に係る作業用ロボット2について説明する。上述のとおり、計測用ロボット2は、アーム21と、センサ22とを有する。なお、図示された構成は一例であり、この構成に限定されない。
アーム21は、三次元のロボット座標系に基づき、端末1にその動作を制御される。また、アーム21は、有線または無線で計測用ロボット2と接続されたコントローラ4をさらに備え、これによりその動作を制御されてもよい。
センサ22は、三次元のセンサ座標系に基づき、溶接対象部材201,202のセンシングを行う。センサ22は、例えば三次元スキャナとして動作するレーザセンサであり、センシングにより溶接パス200を含む溶接対象部材201,202の三次元点群データ50を取得する。三次元モデルデータ50は、例えば、それぞれの点データがセンサ座標系の座標情報を有し、点群により検査対象物の形状を把握することが可能となる。なお、センサ22は、レーザセンサに限らず、例えばステレオ方式などを用いた画像センサなどであってもよいし、計測用ロボットとは独立したセンサであってもよく、三次元のセンサ座標系における座標情報が取得できるものであればよい。また、説明を具体化するために、以下では三次元モデルデータ50として、三次元点群データを用いた構成を一例として説明する。
なお、作業前に所定のキャリブレーションを行い、ロボット座標系及びセンサ座標系を互いに関連付け、例えばセンサ座標系を基にユーザが位置(座標)を指定することにより、アーム21やセンサ22が対応した位置を基に動作制御されるように構成をなしてもよい。
<溶接用ロボット3>
図1、3を用いて、本実施形態に係る溶接用ロボット3について説明する。上述のとおり、溶接用ロボット2は、アーム31と、溶接トーチ32とを有する。なお、図示された構成は一例であり、この構成に限定されない。
アーム31は、三次元のロボット座標系に基づき、端末1にその動作を制御される。また、アーム31は、有線または無線で溶接用ロボット2と接続されたコントローラ4をさらに備え、これによりその動作を制御されてもよい。
溶接トーチ32は、三次元のセンサ座標系に基づき、溶接対象部材201,202の近接部分に設定された溶接パス200に対して溶接作業を行う。溶接トーチ32は、例えばアーク溶接、レーザー溶接、電子ビーム溶接、プラズマアーク溶接などの融接による溶接方式に用いられるツールであり、溶接トーチから溶接対象部材を溶融させるアーク、レーザー、ビームなどを出力して、溶接対象部材201,202を溶接する。なお、溶接トーチは、ろう付けなどのろう接で用いられる溶加材(接着剤)の吐出部、またはシーリング材や接着剤の吐出部であっても良い。
なお、作業前に所定のキャリブレーションを行い、計測用ロボットと溶接用ロボットのロボット座標系、及びトーチ座標系を互いに関連付け、例えばトーチ座標系を基にユーザが位置(座標)を指定することにより、アーム31や溶接トーチ32が対応した位置を基に動作制御されるように構成をなしてもよい。
<端末1の機能>
図5は、端末1に実装される機能を例示したブロック図である。本実施の形態においては、端末1のプロセッサ10は、溶接条件設定部101、点群データ取得部102、ギャップ計測部103、溶接トーチ位置・角度決定部104、移動経路生成部105、溶接実行部106を有している。また、端末1のストレージ12は、溶接条件記憶部121、三次元CADデータ記憶部122、計測点群データ記憶部123、トーチ位置・角度条件記憶部124を有している。
溶接条件設定部101は、端末1の入出力部14を介して、溶接対象部材201、202の溶接部の形状タイプに関する情報入力をユーザから受け付ける。具体的には、例えば、T型、J型、オーバーラップ型などの溶接の形状タイプから、いずれかの形状タイプをユーザーが選択して入力する。入力された形状タイプは溶接条件記憶部121に記憶される。ここで、T型とは、図14に示すように、板状の溶接対象部材202の面上に、他方の板状の溶接対象部材201を突き立てた状態(2つの溶接対象部材の断面形状がT型となる状態)において、2つの溶接対象部材201、202の接触部分を溶接するタイプである。次に、J型とは、図18に示すように、任意の角度に折り曲げられた板状の溶接対象部材201が折り曲げ部分を溶接パスとして溶接対象部材202と溶接するタイプである(溶接対象部材201の断面形状がJ型となる)。次に、オーバーラップ型とは、図10に示すように、板状の溶接対象部材201と202の面同士を合せた状態で、溶接対象部材201のエッジ部分と溶接対象部材202の面の接触部分を溶接するタイプである溶接対象部材201が202にオーバーラップしている状態)。
溶接条件設定部101は、更に、溶接トーチを移動させながら連続的に溶接動作を行い線状の溶接部を生成する線状溶接と、溶接トーチが静止した状態で溶接動作を行う点状溶接から、溶接タイプを入力することもできる。また、三次元CADデータ記憶部122に記憶された溶接対象部材のCADデータに対して、溶接パス200を設定入力することができる。また、溶接パス200に対して、後述するギャップ計測を行う位置を設定入力することができる。入力された溶接タイプ、溶接パス200、ギャップ計測位置の情報は溶接条件記憶部121に記憶される。
点群データ取得部102は、端末1の指示により、例えば計測用ロボット2を制御し、アーム21及びセンサ22を動作させて溶接パス200を含む溶接対象部材201及び202の三次元点群データ40を取得する。なお、溶接パス200の三次元点群データを取得できるよう、アーム21及びセンサ22の動作は予め設定されている。取得した三次元点群データは、例えばセンサ座標系に基づく三次元座標情報データであり、計測点群データ記憶部123に記憶される。
ギャップ計測部103は、取得した点群データと、溶接条件記憶部121の情報と、更に場合によっては、三次元CADデータ記憶部122の情報に基づいて、設定されたギャップ計測位置における溶接対象部材201と202の間の距離(ギャップ)を計測する。T型、J型、オーバーラップ型のそれぞれの形状タイプにおけるギャップ計測の詳細な方法は、後述する。
溶接トーチ位置・角度決定部104は、計測したギャップの距離と、T型、J型、オーバーラップ型のそれぞれの形状タイプの情報と、トーチ位置・角度条件記憶部124の情報に応じて、ギャップ計測位置における溶接トーチの溶接対象部材に対する位置と角度を決定する。また、ギャップの距離が所定のしきい値を超える場合には、溶接不可と判断して、入出力部14を介して、溶接すべきでない旨のエラー通知を行うと共に、溶接作業の実行を禁止する。T型、J型、オーバーラップ型のそれぞれの形状タイプにおける溶接トーチの位置と角度の決定方法の詳細は、後述する。
移動経路生成部105は、ギャップ計測位置における決定された溶接トーチの位置と角度に基づいて、溶接トーチの移動経路を生成する。複数のギャップ計測位置に対して溶接トーチの位置と溶接トーチの角度を決定する場合には、当該複数位置においてそれぞれ決定した溶接トーチの位置と溶接トーチの角度となるような移動経路を生成する。
溶接実行部106は、生成した移動経路に基づいて、溶接用ロボット3を制御して、溶接作業を実行する。
溶接条件記憶部121は、前述した通り、溶接条件設定部101で入力設定されたT型、J型、オーバーラップ型などの溶接の形状タイプ、溶接タイプ、溶接パス200、ギャップ計測位置の情報が記憶される。なお、記憶される情報は溶接条件設定部101を介してユーザが入力した情報に限られず、予めシステムに登録されている情報や、所定ルールに基づいてシステムが自動的に判断した情報であってもよい。
三次元CADデータ記憶部122は、溶接対象部材201、202の形状情報、溶接パスの情報、溶接対象部材の板厚の情報、溶接対象部材の折り曲げ部の曲率半径の情報などを記憶する。
計測点群データ記憶部123は、点群データ取得部102で取得された点群データが記憶される。
トーチ位置・角度条件記憶部124は、図6に示す通り、計測したギャップの距離と、T型、J型、オーバーラップ型のそれぞれの形状タイプに対応する溶接トーチの位置と角度の情報、及び溶接適否の情報が記憶されている。オーバーラップ型では、ギャップ距離nが第1しきい値(Th1)よりも小さい場合には、溶接トーチの位置と溶接トーチの角度はそれぞれ所定位置と所定角度(θ1)から変更せず、ギャップ距離nが第1しきい値(Th1)よりも大きく、第2しきい値(Th2)よりも小さい場合には、溶接トーチの位置を所定位置からZ方向のプラス側にシフトさせる(トーチ角度は所定角度から変更しない)、またギャップ距離nが第2しきい値(Th2)よりも大きい場合は、ギャップが大き過ぎるため溶接NGとする。
次に、T型では、ギャップ距離nが第3しきい値(Th3)よりも小さい場合には、溶接トーチの位置は部材境界位置を溶接する位置とし、溶接トーチの角度は所定角度(θ2)から変更せず、ギャップ距離nが第3しきい値(Th3)よりも大きく、第4しきい値(Th4)よりも小さい場合には、トーチ位置を部材境界位置からZ方向のプラス側にシフトさせる(トーチ角度は所定角度(θ2)から変更しない)、またギャップ距離nが第4しきい値(Th4)よりも大きい場合は、ギャップが大き過ぎるため溶接NGとする。
次に、J型では、ギャップ距離nが第5しきい値(Th5)よりも小さい場合には、溶接トーチの位置と溶接トーチの角度はそれぞれ所定位置と所定角度(θ3)から変更しない。ギャップ距離nが第5しきい値(Th5)よりも大きく、第6しきい値(Th6)よりも小さい場合には、トーチ位置を所定位置からX方向のマイナス側にシフトさせ、トーチ角度は所定角度から変更しない。ギャップ距離nが第6しきい値(Th6)よりも大きく、第7しきい値(Th7)よりも小さい場合には、トーチ位置を所定位置からX方向のマイナス側にシフトさせ、トーチ角度は所定角度(θ3)から角度減少して下側部材と並行に近くなる角度(θ3’)に変更する。ギャップ距離nが第7しきい値(Th7)よりも大きい場合は、ギャップが大き過ぎるため溶接NGとする。
<制御フロー>
図7は、溶接システムの全体の制御フローを示す図である。まず、溶接条件設定部101により溶接条件等の決定を行う(ステップ101)。このステップでは、溶接条件設定部101により、溶接対象部材201、202の溶接部の形状タイプに関する情報(T型、J型、オーバーラップ型など)、入力された溶接タイプ、溶接パス200、ギャップ計測位置の情報を、端末1の入出力部14を介してユーザから受け付ける。これらの情報は、必ずしもユーザが入力する必要は無く、システムに予め登録されていても良い。図8に示す例では、オーバーラップ型の形状タイプの溶接を行う場合の溶接対象部材201、202を示しているため、この場合の、形状タイプは「オーバーラップ型」、溶接タイプは「線状溶接」が入力される。
次に、点群データ取得部102により三次元点群データを取得する(ステップ102)。このステップでは、前述したステップ101で入力される、あるいは予め設定された溶接パス200の情報に基づいて、計測用ロボット2を制御し、溶接パス200を含む溶接対象部材の表面形状の三次元点群データを取得する。
次に、ギャップ計測部103によりギャップ計測を行う(ステップ103)。このステップにおいて、ギャップ計測部103は、計測した三次元点群データに基づいて溶接パス200を検出する。図8は、オーバーラップ型の形状タイプの溶接を行う場合に、溶接対象部材201と202の境界線を検出し、当該境界線を溶接パス200として検出する例を示している。ギャップ計測部103は、溶接パス200に基づいて、溶接パスを囲う複数の円弧を生成して、溶接パスの回りにシリンダ上の空間を生成する。図9は、この処理で溶接パスの回りに定義されるシリンダ状の複数円弧の一例を示している。ギャップ計測部103は、この円弧で定義される各断面平面上におけるシリンダ内(円弧内)の二次元点群データを点群データ取得部102により取得された三次元点群データから抽出する。ギャップ計測部103は、二次元の点群データに基づいて、溶接対象部材201と溶接対象部材202の間のギャップ距離を算出する。
次に、溶接トーチ位置・角度決定部104により溶接トーチによる溶接位置と溶接トーチの角度の決定を行う(ステップ104)。このステップにおいて、溶接トーチ位置・角度決定部104は、トーチ位置・角度条件記憶部124に記憶されている、ギャップ距離と形状タイプに対応するトーチ位置と角度の情報、溶接適否の情報に基づいて、溶接トーチの位置と溶接トーチの角度を決定すると共に、溶接適否を決定して、溶接適否の決定結果をユーザに通知する。
次に、溶接パス生成部105により溶接パスの生成を行う(ステップ105)。このステップにおいて、溶接パス生成部105は、複数の円弧でそれぞれ定義された各断面平面に対して決定した溶接トーチの位置と溶接トーチの角度に基づいて、溶接トーチの移動ルートと角度で定義される溶接パスを生成する。ここで、溶接パスは溶接トーチの位置のみで定義される移動ルートで定義することも可能である。
最後に、溶接実行部106により溶接を実行する(ステップ106)。このステップでは、溶接パス生成部が生成した溶接パスに基づいて、溶接用ロボットのアーム及び溶接トーチの動作を制御して、溶接を実行する。
図10乃至図21は、各形状タイプ(T型、J型、オーバーラップ型)のそれぞれについて、ギャップ計測と、溶接トーチの溶接位置と溶接トーチの角度の決定を行う具体的な方法について説明する。
<オーバーラップ型タイプ>
図10は、溶接対象部材201、202がオーバーラップ型で溶接される際に、検出された溶接パス200と、溶接パスの回りに定義される円弧220の例と示す図である。また、図11(a)はオーバーラップ型の形状タイプの溶接対象部材201と202を測定する際の円弧220で定義される断面平面上における位置関係を示す。図11(b)及び図11(c)は、図11(a)に示す位置関係で取得された三次元点群データから抽出された、円弧220で定義される断面平面上の点群データ(二次元)を示す。ギャップ計測部103は、図11(b)に示すような二次元の点群データに基づいて、溶接対象部材201の最下部(端部)を示す点群と、溶接対象部材202の表面形状を示す点群との距離を算出することにより、溶接対象部材201と202のギャップ距離を取得する。
あるいは、ギャップ距離の別の算出方法として、ギャップ計測部103は、図11(c)に示すように、溶接対象部材201の上面を示す点群のZ軸方向の座標と、溶接対象部材202の上面を示す点群のZ軸方向の座標から上面間の距離を算出し、さらに当該距離から溶接対象部材201の部材板厚を差し引いた値をギャップ距離として取得することも可能である。
図12は、部材間のギャップ距離が第1しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)未満の場合における溶接トーチによる溶接位置と溶接トーチの角度を示す図である。図12に示すように、部材間のギャップ距離が所定距離(例えば0.1~10ミリメートル)未満の場合は、溶接トーチはX軸方向における部材境界位置からX軸方向に所定距離(数ミリメートル)だけシフトした位置を溶接位置とし、溶接トーチの角度は溶接対象部材202の部材平面に対する角度が所定角度(θ1)に決定される。
図13は、部材間のギャップ距離(nミリメートル)が第1しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)よりも大きくで、かつ第2しきい値未満の場合における溶接トーチによる溶接位置と溶接トーチの角度を示す図である。図13に示すように、部材間のギャップ距離が第1しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)よりも大きく、かつ第2しきい値未満の場合は、溶接トーチはZ軸方向における溶接対象部材202の表面位置から部材の境界位置からZ軸方向にギャップ距離分(nミリメートル)シフトした位置を溶接位置とし、溶接トーチの角度は溶接対象部材202の部材平面から所定角度(θ1)傾いた角度に決定される(つまり、角度の変更なし)。このように、溶接トーチを境界位置からZ軸方向にギャップ距離分(nミリメートル)シフトさせることにより、溶接トーチから吐出されるアーク等が上側の溶接対象部材に追従し下側の溶接対象部材と接合させることができる。
更に、部材間のギャップ距離が第2のしきい値を超えた場合には、ギャップ距離が大きすぎるため溶接が適切に行えない可能性が高いため、図6に示す通り、溶接NGと判断し、ギャップ距離が大きすぎる、又は溶接がNGである旨をユーザへ通知すると共に、ステップ106で溶接実行することを不許可とする(中止する)。
<T型タイプ>
図14は、溶接対象部材201、202がT型で溶接される際に、検出された溶接パス200と、溶接パスの回りに定義される円弧220の例と示す図である。また、図15(a)はT型の形状タイプの溶接対象部材201と202を測定する際の円弧220で定義される断面平面上における位置関係を示す。図15(b)は、図15(a)に示す位置関係で取得された三次元点群データから抽出された、円弧220で定義される断面平面上の点群データ(二次元)を示す。ギャップ計測部103は、図15(b)に示すような二次元の点群データに基づいて、溶接対象部材201の最下部(端部)を示す点群と、溶接対象部材202の表面形状を示す点群との距離を算出することにより、溶接対象部材201と202のギャップ距離を取得する。
図16は、部材間のギャップ距離が第3しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)未満の場合における溶接トーチによる溶接位置と溶接トーチの角度を示す図である。図16に示すように、部材間のギャップ距離が所定距離(例えば0.1~10ミリメートル)未満の場合は、溶接トーチは部材境界位置を溶接位置とし、溶接トーチの角度は溶接対象部材202の部材平面から所定角度(θ2)傾いた角度に決定される。
図17は、部材間のギャップ距離(nミリメートル)が第3しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)よりも大きくで、かつ第4しきい値未満の場合における溶接トーチによる溶接位置と溶接トーチの角度を示す図である。図17に示すように、部材間のギャップ距離が第3しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)よりも大きくで、かつ第4しきい値未満の場合は、溶接トーチはZ軸方向における溶接対象部材202の表面位置から部材の境界位置からZ軸方向にギャップ距離分(nミリメートル)シフトした位置を溶接位置とし、溶接トーチの角度は溶接対象部材202の部材平面から所定角度(θ2)傾いた角度に決定される(つまり角度の変更なし)。このように、溶接トーチを境界位置からZ軸方向にギャップ距離分(nミリメートル)シフトさせることにより、溶接トーチから吐出されるアーク等が上側の溶接対象部材に追従し、下側の溶接対象部材と接合させることができる。
更に、部材間のギャップ距離が第4のしきい値を超えた場合には、ギャップ距離が大きすぎるため溶接が適切に行えない可能性が高いため、図6に示す通り、溶接NGと判断し、ギャップ距離が大きすぎる、又は溶接がNGである旨をユーザへ通知すると共に、ステップ106で溶接実行することを不許可とする(中止する)。
<J型タイプ>
図18は、溶接対象部材201、202がJ型で溶接される際に、検出された溶接パス200と、溶接パスの回りに定義される円弧220の例と示す図である。また、図19(a)はJ型の形状タイプの溶接対象部材201と202を測定する際の円弧220で定義される断面平面上における位置関係を示す。図19(b)は、図19(a)に示す位置関係で取得された三次元点群データから抽出された、円弧220で定義される断面平面上の点群データ(二次元)を示す。ギャップ計測部103は、図19(b)に示すように、溶接対象部材201の折り曲げられた曲率部の点群データに基づいて、曲率部の曲率半径を推定、またはユーザによる入力情報により曲率半径を取得する。推定又は取得した曲率半径に基づいて曲率部の下側(溶接対象部材202側)と溶接対象部材202とのギャップ距離を推定する。
図20は、部材間のギャップ距離が第5しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)未満の場合における溶接トーチによる溶接位置と溶接トーチの角度を示す図である。図20に示すように、部材間のギャップ距離が所定距離(例えば0.1~10ミリメートル)未満の場合は、溶接トーチは上側の溶接対象部材201の側面の延長線と下側の溶接対象部材202の交点からX軸マイナス方向に所定距離(例えば、0.1~10ミリメートル)シフトした位置を溶接位置とし、溶接トーチの角度は溶接対象部材202の部材平面から所定角度(θ3)傾いた角度に決定される。このように、上側の溶接対象部材201の側面の延長線と下側の溶接対象部材202の交点からX軸マイナス方向に所定距離シフトした位置を溶接位置とすることにより、溶接トーチから吐出されるアーク等が上側と下側の溶接対象部材に当たり易くなり、より確実に溶接対象部材同士を接合させることができる。
図21は、部材間のギャップ距離(nミリメートル)が第5しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)よりも大きい場合における溶接トーチによる溶接位置と溶接トーチの角度を示す図である。溶接トーチの角度は、部材間のギャップ距離(nミリメートル)が第5しきい値(例えば1ミリメートル)よりも大きく、かつ第6しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)未満である場合には、溶接トーチ角度は所定角度(θ3)に決定する(つまり角度は変更しない)。部材間のギャップ距離(nミリメートル)が第6しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)よりも大きく、かつ第7しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)未満である場合は、溶接トーチの角度を小さくする方向に変更し、θ3よりも角度が小さいθ3’を溶接トーチの角度に決定する(つまり、下側の溶接対象部材)。このように、溶接トーチの角度を小さくする方向に変更し、θ3よりも角度が小さいθ3’を溶接トーチの角度とすることにより、部材同士のギャップ距離が大きい場合であっても、溶接トーチから吐出されるアーク等が、曲率部の奥側に届くため、上側と下側の溶接対象部材に当たり易くなり、より確実に溶接対象部材同士を接合させることができる。
溶接トーチによる溶接位置は、部材間のギャップ距離(nミリメートル)が第5しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)よりも大きく、かつ第7しきい値(例えば0.1~10ミリメートル)未満である場合には、上側の溶接対象部材201の側面の延長線と下側の溶接対象部材202の交点からX軸マイナス方向(つまり曲率部の奥側に向かう方向)に前記所定距離+α(例えば、0.1~10ミリメートル)シフトした位置を溶接位置とする。つまり、図20で示した溶接位置よりも曲率部の奥側に向かう方向)にαだけシフトした位置を溶接位置とする。このように、上側の溶接対象部材201の側面の延長線と下側の溶接対象部材202の交点からX軸マイナス方向(つまり曲率部の奥側に向かう方向)に溶接トーチを前記所定距離+αシフトさせることにより、部材同士のギャップ距離が大きい場合であっても、溶接トーチから吐出されるアーク等が、曲率部の奥側に届くため、上側と下側の溶接対象部材に当たり易くなり、より確実に溶接対象部材同士を接合させることができる。
更に、部材間のギャップ距離が第7のしきい値を超えた場合には、ギャップ距離が大きすぎるため溶接が適切に行えない可能性が高いため、図6に示す通り、溶接NGと判断し、ギャップ距離が大きすぎる、又は溶接がNGである旨をユーザへ通知すると共に、ステップ106で溶接実行することを不許可とする(中止する)。
実施形態の中で説明したように、溶接対象部材の間の距離に応じて溶接トーチによる溶接位置と溶接トーチの角度の少なくともいずれかを変更することで、溶接作業を実際に行う時の溶接対象部材のそりやズレなどが生じた場合であっても、その時の状況に適した溶接を行うことが可能となり、溶接の品質を向上させることができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
上述した実施形態では、ロボットアームを用いて溶接を行う溶接システムに本発明を適用する実施例を説明したが、本発明は溶接の用途に限らず、シーリング作業や接着作業などの二つの部材の境界部分に対して接着等の作業を行う作業システムにおいても本発明を適用することは可能であり、その場合には、溶接トーチは、シーリング剤又は接着剤を吐出する吐出部に置き換えることが可能であり、本明細書における作業ノズル部とは、溶接トーチや吐出部を含む意味に解釈するものとする。
1 端末
2 計測用ロボット
3 溶接用ロボット
4 コントローラ
10 プロセッサ
11 メモリ
12 ストレージ
13 送受信部
14 入出力部
15 バス
21、31 アーム
22 センサ
32 溶接トーチ
200 溶接パス
201、202 溶接対象部材
220 円弧
100 溶接システム
101 溶接条件設定部
102 点群データ取得部
103 ギャップ計測部
104 溶接トーチ位置・角度決定部
105 移動経路生成部
106 溶接実行部
121 溶接条件記憶部
122 三次元CADデータ記憶部
123 計測点群データ記憶部
124 トーチ位置・角度条件記憶部


Claims (10)

  1. 複数の対象部材同士を溶接する作業を実行する作業システムであって、
    前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測部を備え、
    ギャップ計測部により計測した前記ギャップの距離に応じて、溶接トーチの位置と、溶接トーチの角度の少なくともいずれかを変更し、
    前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1と第2の対象部材の面同士が重なり合う状態で互いに溶接が行われる場合であって、前記ギャップ計測部により計測した前記第1と第2の部材のギャップの距離が第1しきい値よりも大きく、前記第1しきい値よりも大きな第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの位置は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチ位置よりも前記第2の部材に対して前記第1の部材側にシフトした位置に設定されることを特徴とする作業システム。
  2. 複数の対象部材同士を溶接する作業を実行する作業システムであって、
    前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測部を備え、
    ギャップ計測部により計測した前記ギャップの距離に応じて、溶接トーチの位置と、溶接トーチの角度の少なくともいずれかを変更し、
    前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1の部材を前記第2の部材の面上に突き立てた状態で互いに溶接される場合であって、前記ギャップ計測部により計測した前記第1と第2の部材のギャップの距離が第1しきい値よりも大きく、前記第1しきい値よりも大きな第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの位置は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチ位置よりも前記第2の部材に対して前記第1の部材側にシフトした位置に設定されることを特徴とする作業システム。
  3. 複数の対象部材同士を溶接する作業を実行する作業システムであって、
    前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測部を備え、
    ギャップ計測部により計測した前記ギャップの距離に応じて、溶接トーチの位置と、溶接トーチの角度の少なくともいずれかを変更し、
    前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1部材は折り曲げ部を備え、当該折り曲げ部を前記第2部材と溶接される場合であって、前記ギャップ計測部により計測した前記第1と第2の部材のギャップの距離が第1しきい値よりも大きく、前記第1しきい値よりも大きな第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの位置は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチ位置よりも前記第2の部材の平面を前記第1の部材側にシフトした位置に設定されることを特徴とする作業システム。
  4. 複数の対象部材同士を溶接する作業を実行する作業システムであって、
    前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測部を備え、
    ギャップ計測部により計測した前記ギャップの距離に応じて、溶接トーチの位置と、溶接トーチの角度の少なくともいずれかを変更し、
    前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1部材は折り曲げ部を備え、当該折り曲げ部を前記第2部材と溶接される場合であって、前記ギャップ計測部により計測した前記第1と第2の部材のギャップの距離が第1しきい値よりも大きく、前記第1しきい値よりも大きな第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの前記第2部材に対する角度は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記角度よりも小さい角度に設定されることを特徴とする作業システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の作業システムにおいて、
    前記複数の対象部材の三次元点群データを取得する点群データ取得部を更に備え、
    前記ギャップ計測部は、取得した前記三次元点群データに基づいて、溶接を行う溶接パスを検出し、溶接パスの断面における二次元の点群データから前記ギャップの距離を計測することを特徴とする作業システム。
  6. 複数の対象部材同士を溶接する作業を実行する作業システムを用いた作業方法であって、
    前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測ステップと、
    ギャップ計測ステップにより計測した前記ギャップの距離に応じて、溶接トーチの位置と、溶接トーチの角度の少なくともいずれかを変更する変更ステップと、を備え、
    前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1と第2の対象部材の面同士が重なり合う状態で互いに溶接が行われる場合であって、前記ギャップ計測部により計測した前記第1と第2の部材のギャップの距離が第1しきい値よりも大きく、前記第1しきい値よりも大きな第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの位置は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチ位置よりも前記第2の部材に対して前記第1の部材側にシフトした位置に設定されることを特徴とする作業方法。
  7. 複数の対象部材同士を溶接する作業を実行する作業システムを用いた作業方法であって、
    前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測ステップと、
    ギャップ計測ステップにより計測した前記ギャップの距離に応じて、溶接トーチの位置と、溶接トーチの角度の少なくともいずれかを変更する変更ステップと、を備え、
    前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1の部材を前記第2の部材の面上に突き立てた状態で互いに溶接される場合であって、前記ギャップ計測部により計測した前記第1と第2の部材のギャップの距離が第1しきい値よりも大きく、前記第1しきい値よりも大きな第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの位置は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチ位置よりも前記第2の部材に対して前記第1の部材側にシフトした位置に設定されることを特徴とする作業方法。
  8. 複数の対象部材同士を溶接する作業を実行する作業システムを用いた作業方法であって、
    前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測ステップと、
    ギャップ計測ステップにより計測した前記ギャップの距離に応じて、溶接トーチの位置と、溶接トーチの角度の少なくともいずれかを変更する変更ステップと、を備え、
    前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1部材は折り曲げ部を備え、当該折り曲げ部を前記第2部材と溶接される場合であって、前記ギャップ計測部により計測した前記第1と第2の部材のギャップの距離が第1しきい値よりも大きく、前記第1しきい値よりも大きな第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの位置は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチ位置よりも前記第2の部材の平面を前記第1の部材側にシフトした位置に設定されることを特徴とする作業方法。
  9. 複数の対象部材同士を溶接する作業を実行する作業システムを用いた作業方法であって、
    前記対象部材の間に生じるギャップの距離を計測するギャップ計測ステップと、
    ギャップ計測ステップにより計測した前記ギャップの距離に応じて、溶接トーチの位置と、溶接トーチの角度の少なくともいずれかを変更する変更ステップと、を備え、
    前記複数の対象部材は第1と第2部材を有し、前記第1部材は折り曲げ部を備え、当該折り曲げ部を前記第2部材と溶接される場合であって、前記ギャップ計測部により計測した前記第1と第2の部材のギャップの距離が第1しきい値よりも大きく、前記第1しきい値よりも大きな第2しきい値よりも小さい場合の前記溶接トーチの前記第2部材に対する角度は、前記ギャップの距離が前記第1しきい値よりも小さい場合の前記角度よりも小さい角度に設定されることを特徴とする作業方法。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の作業方法において、
    前記複数の対象部材の三次元点群データを取得する点群データ取得ステップを更に備え、
    前記ギャップ計測ステップは、取得した前記三次元点群データに基づいて、溶接を行う溶接パスを検出し、溶接パスの断面における二次元の点群データから前記ギャップの距離を計測することを特徴とする作業方法。

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