JP7056978B2 - プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
特許文献1には、チップの支払いのシステム化を実現する情報処理装置が開示されている。
特開2019-139278号公報
しかしながら、特許文献1に係る発明は、チップを支払う支払者(顧客)から獲得されたチップを配分することができない問題がある。
一つの側面では、獲得されたチップを複数の関係者に適当に配分することが可能なプログラム等を提供することにある。
一つの側面に係るプログラムは、飲食店で顧客に給仕をする給仕人に関する情報を取得し、前記飲食店で消費した顧客が前記給仕人に対して支払ったチップの額を取得し、飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに基づいて、取得した前記チップの額を前記飲食店に係る複数の被配分者に配分し、前記チップの額の配分履歴を記憶部に記憶し、飲食店ごとにチップに対するインセンティブの条件を登録し、前記チップの額を取得した場合に前記インセンティブの条件に応じたインセンティブを特定し、特定したインセンティブを前記顧客の端末に出力する処理をコンピュータに実行させる。
一つの側面では、獲得されたチップを複数の関係者に適当に配分することが可能となる。
チップ配分システムの概要を示す説明図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 飲食店DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 被配分者DB及び配分履歴DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 支払履歴DB及びインセンティブ履歴DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 勤務管理DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 顧客端末の構成例を示すブロック図である。 店舗端末の構成例を示すブロック図である。 チップ配分システムの処理動作を示す説明図である。 チップの支払に応じてインセンティブを特定する際の処理手順を示すフローチャートである。 チップ支払履歴及びインセンティブ獲得履歴を表示する際の処理手順を示すフローチャートである。 チップの額を被配分者に配分する際の処理手順を示すフローチャートである。 給仕人の選択の受付画面の一例を示す説明図である。 チップの額の入力の受付画面の一例を示す説明図である。 インセンティブの表示画面の一例を示す説明図である。 支払履歴及び獲得履歴の表示画面の一例を示す説明図である。 配分履歴の表示画面の一例を示す説明図である。 チップの額の入力タイミングに合わせてインセンティブ及び配分割合を表示する際の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態2のチップの額の入力の受付画面の一例を示す説明図である。 飲食店に対するランキング結果の表示画面の一例を示す説明図である。 被配分者に対するランキング結果の表示画面の一例を示す説明図である。 実施形態4のチップの支払に応じてインセンティブを特定する際の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態4の飲食店に対するランキング結果の表示画面の一例を示す説明図である。 給仕人の配分額を算出する際の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態6のサーバの構成例を示すブロック図である。 譲渡履歴DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 インセンティブを譲渡する際の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
実施形態1は、飲食店で消費した顧客が給仕人に対して支払ったチップの額を配分する形態に関する。給仕人とは、飲食を提供する場で顧客の食事等の世話をする役の人であり、サーバー、ウェイターまたはウェイトレスとも呼ばれる。図1は、チップ配分システムの概要を示す説明図である。本実施形態のシステムは、情報処理装置1、情報処理端末2及び情報処理端末3を含み、各装置はインターネット等のネットワークNを介して情報の送受信を行う。
情報処理装置1は、種々の情報に対する処理、記憶及び送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置1は、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。本実施形態において、情報処理装置1はサーバ装置であるものとし、以下では簡潔のためサーバ1と読み替える。
情報処理端末2は、顧客に給仕をする給仕人の選択の受付、該給仕人に対して支払うチップの額の入力の受付、ならびに、チップの支払に応じて獲得されたインセンティブの受信及び表示等を行う端末装置である。情報処理端末2は、例えばスマートフォン、携帯電話、アップルウォッチ(Apple Watch:登録商標)等のウェアラブルデバイス、タブレット、パーソナルコンピュータ端末等の情報処理機器である。なお、情報処理端末2は、飲食店に設置されている注文用のタブレットまたはセルフオーダー端末等であっても良い。以下では簡潔のため、情報処理端末2を顧客端末2と読み替える。
情報処理端末3は、飲食店ごとに所定期間内のチップ合計額及び飲食店の各被配分者への配分額の受信及び表示等を行う端末装置である。情報処理端末3は、例えばスマートフォン、携帯電話、アップルウォッチ等のウェアラブルデバイス、タブレット、パーソナルコンピュータ端末等の情報処理機器である。以下では簡潔のため、情報処理端末3を店舗端末3と読み替える。
本実施形態に係るサーバ1は、受け付けられた給仕人情報、及び顧客が該給仕人に対して支払ったチップの額を顧客端末2から取得する。サーバ1は、取得したチップの額に応じて設定されるインセンティブを特定し、特定したインセンティブを顧客端末2に送信する。サーバ1は、飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに基づいて、所定期間内に獲得されたチップの額を飲食店に係る複数の被配分者に配分する。サーバ1は、チップの額の配分履歴を記憶部に記憶する。
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15、読取部16及び大容量記憶部17を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を含み、記憶部12に記憶された制御プログラム1Pを読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図2では制御部11を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要な制御プログラム1P又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、顧客端末2及び店舗端末3等との間で情報の送受信を行う。
入力部14は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報を制御部11へ出力する。表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であり、制御部11の指示に従い各種情報を表示する。
読取部16は、CD(Compact Disc)-ROM又はDVD(Digital Versatile Disc)-ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御部11が読取部16を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、大容量記憶部17に記憶しても良い。また、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御部11が制御プログラム1Pをダウンロードし、大容量記憶部17に記憶しても良い。さらにまた、半導体メモリ1bから、制御部11が制御プログラム1Pを読み込んでも良い。
大容量記憶部17は、例えばHDD(Hard disk drive:ハードディスク)、SSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)等の記録媒体を備える。大容量記憶部17は、飲食店DB171、被配分者DB172、配分履歴DB173、支払履歴DB174、インセンティブ履歴DB175及び勤務管理DB176を含む。飲食店DB171は、飲食店に関する情報を記憶している。被配分者DB172は、チップの額の配分対象者となる被配分者に関する情報を記憶している。配分履歴DB173は、チップの額の配分履歴を記憶している。支払履歴DB174は、顧客が給仕人に対して支払ったチップの額の支払履歴を記憶している。インセンティブ履歴DB175は、インセンティブの発行履歴を記憶している。勤務管理DB176は、飲食店に勤務している勤務者の勤務時間等の情報を記憶している。
なお、本実施形態において記憶部12及び大容量記憶部17は一体の記憶装置として構成されていても良い。また、大容量記憶部17は複数の記憶装置により構成されていても良い。更にまた、大容量記憶部17はサーバ1に接続された外部記憶装置であっても良い。
なお、本実施形態では、サーバ1は一台の情報処理装置であるものとして説明するが、複数台により分散して処理させても良く、または仮想マシンにより構成されていても良い。
図3は、飲食店DB171のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。飲食店DB171は、飲食店ID列、飲食店名列、サムネイル画像列、料理種類列、チップ配分ルール列及びインセンティブ条件列を含む。飲食店ID列は、各飲食店を識別するために、一意に特定される飲食店のIDを記憶している。飲食店名列は、飲食店の名称を記憶している。サムネイル画像列は、飲食店のサムネイル画像を記憶している。料理種類列は、飲食店の料理種類(ジャンル)を記憶している。
チップ配分ルール列は、飲食店ごとに定められたチップ配分ルールを記憶している。チップ配分ルールは、例えば「オーナ:チップ合計額の55%、給仕人:自身チップ獲得額の25%、料理人:チップ合計額の15%を労働時間加重平均、取引手数料:チップ合計額の5%」等であっても良い。
インセンティブ条件列は、飲食店ごとにチップに対するインセンティブの条件(発行条件)を記憶している。インセンティブの条件は、チップの額に応じて設定されるインセンティブの発行条件または内容等である。例えばインセンティブの条件は、「チップの額の200%分の食事クーポン券」である。なお、インセンティブの条件はチップの額に限らず、例えばチップの支払回数等に応じて設定されても良い。
図4は、被配分者DB172及び配分履歴DB173のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
被配分者DB172は、被配分者ID列、氏名列、写真列、飲食店ID列、種類列及び従業員ID列を含む。被配分者ID列は、各被配分者を識別するために、一意に特定される被配分者のIDを記憶している。被配分者は、飲食店のオーナ、顧客に給仕をする給仕人、または料理を調理する料理人である。氏名列は、被配分者の氏名を記憶している。
写真列は、被配分者の写真を記憶している。なお、写真が必須ではなく、アバター(似顔絵)または空欄であっても良い。飲食店ID列は、飲食店を特定するための飲食店IDを記憶している。種類列は、被配分者の分類情報を記憶している。種類は、例えばオーナ、給仕人及び料理人を含む。従業員ID列は、給仕人または料理人等の従業員IDを記憶している。
配分履歴DB173は、配分ID列、配分対象年月列、配分日時列、飲食店ID列、チップ合計額列、被配分者ID列、獲得額列、配分額列及び取引手数料列を含む。配分ID列は、各配分履歴のデータを識別するために、一意に特定される配分履歴のデータのIDを記憶している。配分対象年月列は、チップの額を配分した対象年月を記憶している。配分日時列は、チップの額を配分した日時情報を記憶している。飲食店ID列は、飲食店を特定するための飲食店IDを記憶している。
チップ合計額列は、対象年月ごとに獲得されたチップ合計額を記憶している。被配分者ID列は、被配分者を特定するための被配分者IDを記憶している。獲得額列は、対象年月ごとに各給仕人が獲得したチップの額を記憶している。なお、被配分者がオーナまたは料理人である場合、獲得額列には0円、「-」または空欄等が記憶されても良い。配分額列は、配分対象年月ごとに各被配分者への配分額を記憶している。取引手数料列は、チップの配分に係る取引手数料を記憶している。
図5は、支払履歴DB174及びインセンティブ履歴DB175のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
支払履歴DB174は、支払ID列、顧客ID列、支払先列及び支払日時列を含む。支払ID列は、各チップの額の支払履歴のデータを識別するために、一意に特定される支払履歴のデータのIDを記憶している。顧客ID列は、顧客を特定するための顧客IDを記憶している。
支払先列は、飲食店ID列、従業員ID列及びチップ額列を含む。飲食店ID列は、顧客がチップの額を支払った給仕人が所属する飲食店の飲食店IDを記憶している。従業員ID列は、給仕人の従業員IDを記憶している。チップ額列は、顧客が給仕人に対して支払ったチップの額を記憶している。支払日時列は、顧客がチップの額を支払った日時情報を記憶している。
インセンティブ履歴DB175は、顧客が給仕人に支払ったチップの額に応じて獲得されたインセンティブの履歴を記憶している。インセンティブは、例えばクーポン券、引換券、割引券、ギフト券またはポイント還元等を含む。インセンティブ履歴DB175は、インセンティブID列、種類列、内容列、発行飲食店ID列、発行日時列、使用期限列、使用状態列及び支払ID列を含む。
インセンティブID列は、各インセンティブを識別するために、一意に特定されるインセンティブのIDを記憶している。種類列は、インセンティブの種類を記憶している。インセンティブの種類は、例えば食事クーポン券及び飲み物クーポン券等を含む。内容列は、インセンティブの内容を記憶している。発行飲食店ID列は、インセンティブを発行した飲食店を特定するための飲食店IDを記憶している。
発行日時列は、インセンティブを発行した日時情報を記憶している。使用期限列は、発行されたインセンティブの使用期限を記憶している。使用状態列は、発行されたインセンティブの使用状態(例えば、未使用または使用済み等)を記憶している。支払ID列は、チップの支払履歴のデータを特定するための支払IDを記憶している。
図6は、勤務管理DB176のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。勤務管理DB176は、飲食店ID列、日付列、従業員ID列、出社時間列、退社時間列及び勤務時間列を含む。飲食店ID列は、飲食店を特定するための飲食店IDを記憶している。日付列は、飲食店の勤務日を記憶している。従業員ID列は、給仕人または料理人等の従業員IDを記憶している。出社時間列は、従業員が出社した時間を記憶している。退社時間列は、従業員が退社した時間を記憶している。勤務時間列は、従業員が1日に勤務した時間数を記憶している。
図7は、顧客端末2の構成例を示すブロック図である。顧客端末2は、制御部21、記憶部22、通信部23、入力部24、表示部25及び撮影部26を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶された制御プログラム2Pを読み出して実行することにより、顧客端末2に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図7では制御部21を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要な制御プログラム2P又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
通信部23は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、サーバ1等と情報の送受信を行う。入力部24は、キーボード、マウスまたは表示部25と一体化したタッチパネルでも良い。表示部25は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部21の指示に従い各種情報を表示する。
撮影部26は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等の撮影装置である。なお、撮影部26は、複数の撮影装置により構成されても良い。なお、撮影部26は顧客端末2の中に内蔵せず、外部で直接に顧客端末2と接続し、撮影可能な構成としても良い。
図8は、店舗端末3の構成例を示すブロック図である。店舗端末3は、制御部31、記憶部32、通信部33、入力部34及び表示部35を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部31はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部32に記憶された制御プログラム3Pを読み出して実行することにより、店舗端末3に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図8では制御部31を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。記憶部32はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部31が処理を実行するために必要な制御プログラム3P又はデータ等を記憶している。また、記憶部32は、制御部31が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
通信部33は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、サーバ1等と情報の送受信を行う。入力部34は、キーボード、マウスまたは表示部35と一体化したタッチパネルでも良い。表示部35は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部31の指示に従い各種情報を表示する。
図9は、チップ配分システムの処理動作を示す説明図である。顧客端末2は、飲食店で顧客に給仕をする給仕人の選択を受け付ける。顧客端末2は、選択された給仕人に関する情報に基づいて給仕人を特定する。具体的には、例えば顧客端末2は、飲食店IDに基づいて飲食店でのすべての給仕人の従業員IDを被配分者DB172から取得する。顧客端末2は、取得した給仕人の従業員IDに基づいて、当日勤務の給仕人を勤務管理DB176から取得する。顧客端末2は、取得した当日勤務の給仕人を後述する給仕人の選択の受付画面(図13)に表示する。顧客端末2は、顧客による給仕人の選択の受付画面(飲食店の給仕人一覧)から給仕人の選択を受け付けた場合、選択された給仕人に関する情報を取得する。給仕人に関する情報は、例えば従業員IDまたは氏名等を含む。なお、本実施の形態では一例として、給仕人に関する情報が従業員IDであるものとして説明する。顧客端末2は、取得した従業員IDに基づいて給仕人を特定する。
または、給仕人の従業員IDを記述したコードを通じて給仕人を特定することができる。コードは、例えば2次元コード、1次元コード等である。2次元コードは、横方向にしか情報を持たない1次元コードに対し、水平方向と垂直方向に情報を持つ表示方式のコードである。代表的な2次元コードは、例えばQRコード(登録商標)、DataMatrix(登録商標)又はVeriCode(登録商標)である。1次元コードは、例えばバーコードである。
例えば、飲食店で勤務している給仕人に従業員IDを記述した2次元コードをそれぞれ配布した場合、顧客端末2は撮影部26を介して、チップの額を支払う対象者となる給仕人の2次元コードを読み取る。顧客端末2は、2次元コードの解析ライブラリを利用し、読み取った2次元コードから該給仕人の従業員IDを取得する。顧客端末2は、取得した従業員IDに基づいて給仕人を特定する。
顧客端末2は、選択(特定)された給仕人に対して支払うチップの額の入力を受け付ける。チップの額は、例えば食事代金の15~20%であっても良く、または任意の額であっても良い。顧客端末2は、選択された給仕人の従業員ID、該給仕人に対して支払ったチップの額、該給仕人が所属する飲食店ID及び顧客IDをサーバ1に送信する。
サーバ1は、顧客端末2から送信された給仕人の従業員ID、チップの額、飲食店ID及び顧客IDを受信する。サーバ1は、受信したチップの額に応じて設定されるインセンティブを取得(発行)する。具体的には、サーバ1は飲食店IDに基づいて、予め登録されたインセンティブの条件を飲食店DB171から取得する。サーバ1は、取得したインセンティブの条件に基づいて、該給仕人にチップの額を支払った顧客にインセンティブを発行する。例えば、インセンティブの条件が「チップの額の200%分の食事クーポン券」である例として、サーバ1は、例えば受信したチップの額が「500円」であると判定した場合、顧客に「1000円」分の食事クーポン券を発行する。
サーバ1は、チップの支払履歴、及びチップの支払に応じたインセンティブの獲得履歴を記憶する。具体的には、サーバ1は支払IDを割り振って、顧客ID、飲食店ID、給仕人の従業員ID、顧客が該給仕人に対して支払ったチップの額及び支払日時を一つのレコードとして支払履歴DB174に記憶する。サーバ1はインセンティブIDを割り振って、インセンティブの種類、内容、該インセンティブを発行した飲食店ID、発行日時、使用期限及び使用状態を、支払IDに対応付けて一つのレコードとしてインセンティブ履歴DB175に記憶する。なお、インセンティブが新規発行されたため、使用状態列に「未使用」または空欄等が記憶されても良い。
サーバ1は、顧客に発行したインセンティブを顧客端末2に送信する。顧客端末2は、サーバ1から送信されたインセンティブを受信し、受信したインセンティブを表示する。
続いて、飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに基づいて、所定期間内に獲得されたチップの額を飲食店に係る複数の被配分者に配分する処理を説明する。被配分者は、チップの額を配分する対象者である。なお、本実施形態では、被配分者は、飲食店のオーナ、顧客に給仕をする給仕人、または料理を調理する料理人である例を説明したが、これに限るものではない。被配分者は、例えば飲食店の運営を管理する店長であっても良く、すなわち、実際のニーズに合わせて任意に設定されても良い。
チップ配分ルールには、顧客から獲得されたチップの額を各被配分者に配分するための配分割合等の情報が記述される。チップ配分ルールは、例えば「オーナ:チップ合計額の55%、給仕人:自身チップ獲得額の25%、料理人:チップ合計額の15%を労働時間加重平均、取引手数料:チップ合計額の5%」であっても良い。なお、本実施形態では、飲食店ごとにチップ配分ルールが定められた例を説明したが、これに限らず、チップ配分システム全体における共通のチップ配分ルールが定められても良い。
サーバ1は飲食店IDに基づいて、該飲食店のチップ配分ルールを飲食店DB171から取得する。サーバ1はチップの支払日時に基づいて、所定期間内のチップ合計額を支払履歴DB174から集計(算出)する。所定期間は、例えば一日、一週間、一ヵ月または四半期等であっても良い。なお、本実施形態では、所定期間が一ヵ月である例を説明する。
サーバ1は、取得したチップ配分ルールに基づいて、チップの配分に係る取引手数料を算出する。例えば、「チップ合計額の5%」となる手数料の徴収基準がチップ配分ルールに記述された場合、10万円のチップ合計額に対して5000円の取引手数料が徴収される。サーバ1は、集計したチップ合計額から、算出した取引手数料を差し引く。サーバ1は、チップ配分ルールに定められた配分割合に基づいて、各被配分者への配分額を算出する。
以下では、上述したチップ配分ルール(オーナ:チップ合計額の55%、給仕人:自身チップ獲得額の25%、料理人:チップ合計額の15%を労働時間加重平均)に基づく配分額の算出処理を説明する。オーナに対する配分割合がチップ合計額の55%である場合、10万円のチップ合計額に対し、オーナへの配分額が5.5万円(10万円×55%)である。また、給仕人に対する配分割合が自身チップ獲得額の25%である場合、例えば給仕人A氏の3万円のチップ獲得額に対し、該給仕人A氏への配分額が7500円(3万円×25%)である。
また、料理人への配分額は労働時間加重平均により算出され、以下の式(1)で表される。
料理人への配分額 = チップ合計額 × 料理人に対する配分割合 × (労働時間/総労働時間) …(1)
労働時間は、対象者となる料理人の労働時間である。総労働時間は、飲食店に働いているすべての料理人の労働時間である。例えば、飲食店AAAで料理人3人(料理人A氏、料理人B氏及び料理人C氏)が働いている場合、所定期間内(例えば、一ヵ月)に料理人A氏の労働時間が60時間であり、料理人B氏の労働時間が100時間であり、料理人C氏の労働時間が40時間である。料理人A氏に対し、労働時間が60時間であり、且つ、総労働時間が200(60+100+40)時間である。
サーバ1は、それぞれの料理人の従業員IDに基づいて、それぞれの料理人の所定期間内の労働時間を勤務管理DB176から集計する。サーバ1は、上述した式(1)を用いて、集計した労働時間に基づいてそれぞれの料理人への配分額を算出する。例えば、10万円のチップ合計額に対し、料理人A氏への配分額が7500円(10万×25%×(60/200))であることが算出される。
サーバ1は、チップの配分履歴を配分履歴DB173に記憶する。具体的には、サーバ1は、配分IDを割り振って、配分対象年月、配分日時、飲食店ID、配分対象年月に対応するチップ合計額、被配分者ID、被配分者の獲得額、被配分者への配分額及び取引手数料を一つのレコードとして配分履歴DB173に記憶する。サーバ1は、所定期間内のチップ合計額及び各被配分者への配分額を各飲食店の店舗端末3に送信する。店舗端末3は、サーバ1から送信された所定期間内のチップ合計額及び各被配分者への配分額を受信して表示する。
サーバ1は、指定日時(例えば、月末等)に取引手数料を差し引いたチップ合計額を、銀行システム、電子マネーまたはQRコード決済等を経由して各飲食店の店舗口座へ送金する。その後に、各飲食店のオーナが店舗口座への入金を確認して各被配分者の口座へ送金する。なお、店舗口座への一括送金に限定せず、例えばサーバ1は、それぞれの被配分者の口座へ直接送金しても良い。
図10は、チップの支払に応じてインセンティブを特定する際の処理手順を示すフローチャートである。顧客端末2の制御部21は、入力部24を介して、顧客による給仕人一覧から給仕人の選択を受け付ける(ステップS201)。制御部21は、選択された給仕人に対して支払うチップの額の入力を入力部24により受け付ける(ステップS202)。制御部21は通信部23を介して、選択された給仕人の従業員ID、該給仕人に対して支払ったチップの額、該給仕人が所属する飲食店ID及び顧客IDを含むチップ支払情報をサーバ1に送信する(ステップS203)。
サーバ1の制御部11は、顧客端末2から送信されたチップ支払情報を通信部13により受信する(ステップS101)。制御部11は、受信したチップ支払情報に含まれているチップの額に応じて設定されるインセンティブを特定する(ステップS102)。具体的には、制御部11は飲食店IDに基づいて、予め登録されたインセンティブの条件を大容量記憶部17の飲食店DB171から取得する。制御部11は、取得したインセンティブの条件に基づいて、顧客に発行すべきインセンティブを特定する。
制御部11は支払IDを割り振って、顧客ID、飲食店ID、給仕人の従業員ID、顧客が該給仕人に対して支払ったチップの額及び支払日時を含む支払履歴を一つのレコードとして支払履歴DB174に記憶する(ステップS103)。制御部11はインセンティブIDを割り振って、インセンティブの種類、内容、該インセンティブを発行した飲食店ID、発行日時、使用期限及び使用状態を含むインセンティブ獲得履歴を、支払IDに対応付けて一つのレコードとしてインセンティブ履歴DB175に記憶する(ステップS104)。
制御部11は、特定したインセンティブを通信部13により顧客端末2に送信する(ステップS105)。顧客端末2の制御部21は、サーバ1から送信されたインセンティブを通信部23により受信し(ステップS204)、受信したインセンティブを表示部25により表示し(ステップS205)、処理を終了する。
図11は、チップ支払履歴及びインセンティブ獲得履歴を表示する際の処理手順を示すフローチャートである。顧客端末2の制御部21は、顧客IDを通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS211)。サーバ1の制御部11は、顧客端末2から送信された顧客IDを通信部13により受信する(ステップS111)。制御部11は、受信した顧客IDに基づいて、指定期間(例えば、一ヵ月、半年等)または全期間内のチップの支払履歴を大容量記憶部17の支払履歴DB174から取得する(ステップS112)。支払履歴は、チップの支払先に関する情報(例えば、飲食店名、給仕人の氏名またはチップの額等)、及び支払日時等を含む。
制御部11は、取得した支払履歴に含まれている支払IDに基づいて、各飲食店から発行されたインセンティブの履歴を大容量記憶部17のインセンティブ履歴DB175から取得する(ステップS113)。インセンティブの履歴は、インセンティブID、種類(例えば、食事クーポン券等)、内容、発行飲食店ID、発行日時、使用期限及び使用状態等を含む。
制御部11は、取得したチップの支払履歴及びインセンティブの獲得履歴を通信部13により顧客端末2に送信する(ステップS114)。顧客端末2の制御部21は、サーバ1から送信されたチップの支払履歴及びインセンティブの獲得履歴を通信部23により受信する(ステップS212)。制御部21は、受信したチップの支払履歴及びインセンティブの獲得履歴を表示部25により表示し(ステップS213)、処理を終了する。
図12は、チップの額を被配分者に配分する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は飲食店IDに基づいて、該飲食店のチップ配分ルールを大容量記憶部17の飲食店DB171から取得する(ステップS121)。制御部11は、チップの支払日時に基づいて、所定期間(例えば、一ヵ月)内のチップ合計額を大容量記憶部17の支払履歴DB174から集計する(ステップS122)。
制御部11は、取得したチップ配分ルールに基づいて、チップの配分に係る取引手数料を算出する(ステップS123)。例えば、「チップ合計額の10%」となる手数料の徴収基準がチップ配分ルールに記述された場合、10万円のチップ合計額に対して取引手数料が1万円である。制御部11は、集計したチップ合計額から、算出した取引手数料を差し引く(ステップS124)。制御部11は、チップ配分ルールに定められた配分割合に基づいて、各被配分者への配分額を算出する(ステップS125)。なお、配分額の算出処理に関しては、上述した処理と同様であるため、説明を省略する。
制御部11は、配分IDを割り振って、配分対象年月、配分日時、飲食店ID、対象年月に対応するチップ合計額、被配分者ID、被配分者の獲得額、被配分者への配分額及び取引手数料を一つのレコードとして大容量記憶部17の配分履歴DB173に記憶する(ステップS126)。
制御部11は、該期間内のチップ合計額及び各被配分者への配分額を通信部13により各飲食店の店舗端末3に送信する(ステップS127)。店舗端末3の制御部31は、サーバ1から送信された該期間内のチップ合計額及び各被配分者への配分額を通信部33により受信する(ステップS321)。制御部31は、受信したチップ合計額及び各被配分者への配分額を表示部35により表示する(ステップS322)。
図13は、給仕人の選択の受付画面の一例を示す説明図である。図13は、顧客端末2上で顧客による給仕人の選択を受け付ける画面である。該画面は、選択ボタン11a、コード読取ボタン11b及び飲食店表示欄11cを含む。選択ボタン11aは、給仕人の選択を受け付けるためのボタンである。コード読取ボタン11bは、給仕人に関する情報を記述したコードを読み取るためのボタンである。飲食店表示欄11cは、飲食店の名称を表示するための表示欄である。
サーバ1は飲食店IDに基づいて、飲食店DB171から飲食店名を取得する。サーバ1は飲食店IDに基づいて、被配分者の種類が「給仕人」である複数の給仕人を被配分者DB172から取得する。サーバ1は、取得した飲食店名及び複数の給仕人を顧客端末2に送信する。顧客端末2は、サーバ1から送信された飲食店名を飲食店表示欄11cに表示する。顧客端末2は、サーバ1から送信された複数の給仕人に対応付けて、該当する給仕人の選択を受け付けるための選択ボタン11aを生成して画面に表示する。
顧客端末2は、いずれかの選択ボタン11aのタッチ(クリック)操作を受け付けた場合、該当する給仕人の選択を受け付ける。顧客端末2は、選択された給仕人に関する情報(例えば、給仕人の従業員ID等)を取得する。または、顧客端末2は、コード読取ボタン11bのタッチ操作を受け付けた場合、撮影部26を介して、給仕人に関する情報を記述したコード(例えば、QRコード)を読み取る。顧客端末2は、コードの解析ライブラリを利用し、読み取ったコードから給仕人に関する情報を取得する。顧客端末2は、選択された給仕人に関する情報、飲食店ID及び飲食店名をチップの額の入力の受付画面(図14)に受け渡す。顧客端末2は、チップの額の入力の受付画面を表示する。
図14は、チップの額の入力の受付画面の一例を示す説明図である。図14は、顧客端末2上で顧客が給仕人に対して支払うチップの額の入力を受け付ける画面である。該画面は、給仕人表示欄12a、金額入力欄12b、確定ボタン12c及び飲食店表示欄11cを含む。給仕人表示欄12aは、チップを支払う対象者となる給仕人の氏名を表示するための表示欄である。金額入力欄12bは、チップの額の入力を受け付けるための入力欄である。確定ボタン12cは、選択された給仕人情報及び顧客が該給仕人に対して支払ったチップの額をサーバ1に送信するためのボタンである。飲食店表示欄11cは、図13と同様である。
顧客端末2は、前の画面(図13)から受け渡された飲食店名を飲食店表示欄11cに表示する。顧客端末2は、確定ボタン12cのタッチ操作を受け付けた場合、飲食店ID、金額入力欄12bにより入力されたチップの額、及び前の画面から受け渡された給仕人に関する情報をサーバ1に送信する。
図15は、インセンティブの表示画面の一例を示す説明図である。図15は、顧客端末2上で顧客が支払ったチップの額に応じて設定されるインセンティブを取得して表示する画面である。なお、図15ではインセンティブがクーポン券である例を説明するが、他の種類のインセンティブにも同様に適用される。
該画面は、クーポン表示欄13a、クーポン使用ボタン13b及び飲食店表示欄11cを含む。クーポン表示欄13aは、支払われたチップの額に応じて設定されるクーポン券を表示するための表示欄である。クーポン使用ボタン13bは、発行されたクーポンを使用するためのボタンである。飲食店表示欄11cは、図13と同様である。
サーバ1は、顧客端末2上で表示されているチップの額の入力の受付画面(図14)を経由して、顧客端末2から飲食店ID、給仕人に関する情報、及び顧客が該給仕人に対して支払ったチップの額を受信した場合、受信したチップの額に応じて設定されるインセンティブを取得する。具体的には、サーバ1は飲食店IDに基づいて、予め登録されたインセンティブの条件を飲食店DB171から取得する。例えば、取得されたインセンティブの条件が「チップの額の200%分の食事クーポン券」である。サーバ1は、取得したインセンティブの条件に基づいて顧客に食事クーポン券を発行する。図示のように、支払われた500円のチップの額に応じて「1000円」分の食事クーポン券が発行される。
サーバ1は、発行したクーポン券を顧客端末2に送信する。顧客端末2は、サーバから送信されたクーポン券を受信してクーポン表示欄13aに表示する。顧客端末2は、クーポン使用ボタン13bのタッチ操作を受け付けた場合、決済アプリケーションまたは決済サーバ等を経由してクーポンの決済処理を行う。なお、クーポン上に表示されたQRコードまたはバーコード等を読み取ることにより決済処理が行われても良い。クーポンの決済処理が行われた後に、サーバ1はインセンティブIDに対応付けて、インセンティブ履歴DB175の使用状態列に「使用済み」を更新する。
図16は、支払履歴及び獲得履歴の表示画面の一例を示す説明図である。図16は、顧客端末2上で飲食店ごとにチップの支払履歴及びインセンティブの獲得履歴を表示する画面である。該画面は、支払情報表示欄14a、インセンティブリンク14b、有効期限表示欄14c及び飲食店名表示欄14dを含む。
支払情報表示欄14aは、給仕人の氏名、顧客が該給仕人に支払ったチップの額、及びチップの支払日時を含むチップの支払に関する情報を表示するための表示欄である。インセンティブリンク14bは、インセンティブの表示画面に遷移するためのリンクである。有効期限表示欄14cは、インセンティブの有効期限を表示するための表示欄である。飲食店名表示欄14dは、飲食店の名称を表示するための表示欄である。
サーバ1は顧客IDに基づいて、指定期間(例えば、一ヵ月等)または全期間内のチップの支払履歴を支払履歴DB174から取得する。サーバ1は、取得した支払履歴に含まれている支払IDに基づいて、各飲食店から発行されたインセンティブの履歴をインセンティブ履歴DB175から取得する。サーバ1は、取得したチップの支払履歴及びインセンティブの獲得履歴を顧客端末2に送信する。
顧客端末2は、サーバ1から送信されたチップの支払履歴及びインセンティブの獲得履歴を受信して画面に表示する。図示のように、顧客端末2は、支払履歴に含まれている飲食店名を飲食店名表示欄14dに表示し、チップの支払の対象者となった給仕人の氏名、チップの額及び支払日時を支払情報表示欄14aに表示する。また、顧客端末2は、インセンティブの獲得履歴に含まれているインセンティブの種類をインセンティブリンク14bに表示し、インセンティブの有効期限を有効期限表示欄14cに表示する。
顧客端末2は、インセンティブリンク14bのタッチ操作を受け付けた場合、例えばインセンティブID、内容、発行飲食店、発行日時、使用期限及び使用状態等を含む詳細情報をポップアップ画面に表示しても良く、またはインセンティブの表示画面(図15)に遷移しても良い。
図17は、配分履歴の表示画面の一例を示す説明図である。図17は、店舗端末3上で所定期間内のチップ合計額及び各被配分者への配分額を表示する画面である。該画面は、配分履歴表示欄15a、対象年月表示欄15b、前月ボタン15c及び翌月ボタン15dを含む。
配分履歴表示欄15aは、飲食店ごとの配分履歴を表示するための表示欄である。対象年月表示欄15bは、配分の対象年月を表示するための表示欄である。前月ボタン15cは、対象年月の前月の配分履歴を表示するためのボタンである。翌月ボタン15dは、対象年月の翌月の配分履歴を表示するためのボタンである。
店舗端末3は、配分対象年月(例えば、当月)をサーバ1に送信する。サーバ1は、店舗端末3から送信された配分対象年月に基づいて、各被配分者の氏名、被配分者が給仕人である場合の獲得額、各被配分者への配分額、及び被配分者が給仕人または料理人である場合の勤務時間を含む配分履歴を被配分者DB172、配分履歴DB173及び勤務管理DB176から取得する。
サーバ1は、取得した配分履歴を店舗端末3に送信する。店舗端末3は、サーバ1から送信された配分履歴を受信して配分履歴表示欄15aに表示する。店舗端末3は、前月ボタン15cのタッチ操作を受け付けた場合、対象年月の前月の配分履歴をサーバ1から取得する。店舗端末3は、翌月ボタン15dのタッチ操作を受け付けた場合、対象年月の翌月の配分履歴をサーバ1から取得する。なお、配分履歴の取得処理に関しては、上述した処理と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態によると、飲食店で消費した顧客が給仕人に対して支払ったチップの額を該飲食店に係る複数の被配分者に配分することが可能となる。
本実施形態によると、飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに基づいてチップの額を自動配分することにより、透明性を確保するチップ配分システムを実現することが可能となる。
本実施形態によると、顧客の満足度に応じて、飲食店で該顧客に給仕をした給仕人に任意のチップの額を支払うことが可能となる。
本実施形態によると、顧客が給仕人に支払ったチップの額に応じて設定されるインセンティブを該顧客に発行することにより、集客力を高めることが可能となる。
本実施形態によると、給仕人が獲得したチップの額を該給仕人以外の他の被配分者に配分することにより、公正性を確保することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態2は、チップの額の入力タイミングに合わせて、チップの額に応じて設定されるインセンティブと、飲食店に係る複数の被配分者(オーナ、給仕人及び料理人)に配分する配分割合及び額とを同期して自動表示する形態に関する。なお、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。
顧客端末2は、飲食店IDをサーバ1に送信する。サーバ1は、顧客端末2から送信された飲食店IDに基づいて、該飲食店のインセンティブの条件及び各被配分者に配分する配分割合を飲食店DB171から取得する。サーバ1は、取得したインセンティブの条件及び配分割合を顧客端末2に送信する。顧客端末2は、サーバ1から送信されたインセンティブの条件及び配分割合を受信する。
顧客端末2は、飲食店で顧客に給仕をする給仕人の選択を受け付け、選択された給仕人に対して支払うチップの額の入力を受け付ける。この場合、顧客端末2はインセンティブの条件に基づいて、入力されたチップの額に応じてインセンティブを特定する。顧客端末2は、配分割合に基づいて複数の被配分者に配分する配分額を算出する。顧客端末2は、入力されたチップの額と、特定したインセンティブ、各被配分者に配分する配分割合及び額とを同時に画面に表示する。
なお、本実施形態では、顧客端末2はサーバ1から飲食店のインセンティブの条件及び配分割合を予め取得した例を説明したが、これに限るものではない。例えば、顧客端末2がチップの額の入力を受け付ける都度、サーバ1と通信してインセンティブの条件及び配分割合を同期して取得しても良い。
上述した処理に従い、チップの額の入力タイミングに合わせて、発行予定のインセンティブ、各被配分者に配分する配分割合及び額を自動表示するため、顧客が満足度に応じて適当なチップの額を調整して給仕人に支払うことができる。
図18は、チップの額の入力タイミングに合わせてインセンティブ及び配分割合を表示する際の処理手順を示すフローチャートである。顧客端末2の制御部21は、飲食店IDを通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS241)。サーバ1の制御部11は、顧客端末2から送信された飲食店IDを通信部13により受信する(ステップS141)。
制御部11は、受信した飲食店IDに基づいて、該飲食店のインセンティブの条件及び各被配分者に配分する配分割合を取得する(ステップS142)。具体的には、制御部11は飲食店IDに基づいて、チップ配分ルール及びインセンティブの条件を大容量記憶部17の飲食店DB171から取得する。制御部11は、取得したチップ配分ルールから、各被配分者(オーナ、給仕人及び料理人)にチップの額を配分する配分割合を抽出する。
制御部11は、取得したインセンティブの条件及び配分割合を通信部13により顧客端末2に送信する(ステップS143)。顧客端末2の制御部21は、サーバ1から送信されたインセンティブの条件及び配分割合を通信部23により受信する(ステップS242)。なお、インセンティブの条件及び配分割合が予め顧客端末2の記憶部22に記憶されても良い。制御部21は入力部24を介して、顧客による給仕人の選択を受け付ける(ステップS243)。制御部21は入力部24を介して、選択された給仕人に対して支払うチップの額の入力を受け付ける(ステップS244)。
制御部21はインセンティブの条件に基づいて、実施形態1と同様に、入力されたチップの額に応じてインセンティブを特定する(ステップS245)。制御部21は、配分割合に基づいて複数の被配分者に配分する配分額を算出する(ステップS246)。制御部21は表示部25を介して、インセンティブ、配分割合及び額と、入力されたチップの額とを同時に表示し(ステップS247)、制御部21はステップS244の処理に戻る。
図19は、実施形態2のチップの額の入力の受付画面の一例を示す説明図である。なお、図14と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。該画面は、予定インセンティブ表示欄12d及び配分割合表示欄12eを更に含む。予定インセンティブ表示欄12dは、入力されたチップの額に応じて設定されるインセンティブを表示するための表示欄である。配分割合表示欄12eは、各被配分者に配分する配分割合及び額を表示するための表示欄である。
顧客端末2は飲食店IDに基づいて、該飲食店のインセンティブの条件及び各被配分者に配分する配分割合をサーバ1から同期して取得する。顧客端末2は、金額入力欄12bにより入力されたチップの額を受け付けた場合、顧客端末2は取得したインセンティブの条件に基づいて、入力されたチップの額に応じて設定されるインセンティブを特定する。顧客端末2は、特定したインセンティブ(獲得予定)を予定インセンティブ表示欄12dに表示する。
例えば、インセンティブの条件が「チップの額の200%分の食事クーポン券」である。図示のように、500円のチップの額が入力された場合、「1000円」分の食事クーポン券が特定して表示される。1000円のチップの額が入力された場合、「2000円」分の食事クーポン券が特定して表示される。すなわち、入力されたチップの額に応じて設定されるインセンティブが予定インセンティブ表示欄12dに自動表示される。
顧客端末2は、取得した配分割合に基づいて配分割合及び額を示すチャートを作成する。顧客端末2は、作成したチャートを配分割合表示欄12eに表示する。図示のように、飲食店のオーナ、給仕人及び料理人を含む複数の被配分者に配分する配分割合及び額が円グラフ形式で表示されている。なお、配分割合及び額の表現形式に関しては、円グラフに限定せず、テキスト、表または他の統計グラフであっても良い。
本実施形態によると、チップの額の入力タイミングに合わせて、チップの額に応じて設定されるインセンティブと、飲食店に係る複数の被配分者に配分する配分割合及び額とを自動表示することが可能となる。
本実施形態によると、顧客が入力したチップの額に合わせて発行予定のインセンティブを表示することにより、顧客のチップの支払意欲を刺激することが可能となる。
本実施形態によると、顧客に対してインセンティブを発行することにより、顧客のリピーター率(再来店率)を上げることが可能となる。
(実施形態3)
実施形態3は、飲食店ごとに所定期間内のチップ合計額または各被配分者への配分額に応じた評価情報を出力する形態に関する。なお、実施形態1~2と重複する内容については説明を省略する。サーバ1は、飲食店ごとに所定期間内のチップ合計額に応じて評価することができ、または飲食店の各被配分者への配分額に応じて評価することができる。評価は、例えばランキングまたは口コミ等である。以下では、ランキングの評価方式の例を説明する。
飲食店に対してランキングを行う場合、サーバ1は、飲食店ごとに所定期間内(例えば、前月、当月または翌月等)のチップ合計額を配分履歴DB173から取得する。サーバ1は、取得した各飲食店のチップ合計額に対してランキングを行い、ランキング結果を顧客端末2または店舗端末3に出力する。
被配分者に対しランキングを行う場合、サーバ1は飲食店IDに基づいて、所定期間内の各被配分者への配分額を配分履歴DB173から取得する。サーバ1は、取得した各被配分者への配分額に対しランキングを行い、ランキング結果を顧客端末2または店舗端末3に出力する。
図20は、飲食店に対するランキング結果の表示画面の一例を示す説明図である。図20は、所定期間内(例えば、一ヵ月等)の各飲食店のチップ合計額に基づいてランキングを行った結果を表示する画面である。該画面は、順位表示欄16a、サムネイル画像表示欄16b、飲食店情報表示欄16c、チップ星マーク16d、口コミ星マーク16e及び口コミリンク16fを含む。
順位表示欄16aは、チップ合計額に基づいてランキングを行った順位を表示するための表示欄である。サムネイル画像表示欄16bは、飲食店のサムネイル画像を表示するための表示欄である。飲食店情報表示欄16cは、飲食店に関する情報を表示するための表示欄である。チップ星マーク16dは、チップ合計額に応じて評価された星マークを表示するための表示欄である。口コミ星マーク16eは、口コミから評価された星マークを表示するための表示欄である。口コミリンク16fは、口コミに遷移するためのリンクである。なお、口コミは、本システムの一部または外部システムであっても良い。
サーバ1は、各飲食店の所定期間内のチップ合計額を配分履歴DB173から取得する。サーバ1は、取得したチップ合計額に対してランキングを行う。サーバ1は、各飲食店の飲食店IDに基づいて、飲食店名、料理種類及び飲食店のサムネイル画像を飲食店DB171から取得する。サーバ1は、各飲食店名、料理種類、サムネイル画像、チップ合計額及び順位を含むランキング結果を顧客端末2または店舗端末3に送信する。
例えば顧客端末2は、サーバ1から送信されたランキング結果を受信した場合、受信したランキング結果を画面に表示する。具体的には、顧客端末2は、ランキング結果に含まれている順位を順位表示欄16aに表示し、飲食店のサムネイル画像をサムネイル画像表示欄16bに表示する。顧客端末2は、ランキング結果に含まれている飲食店名及び料理種類を飲食店情報表示欄16cに表示する。
顧客端末2は所定ルールに基づいて、ランキング結果に含まれているチップ合計額に対応する星マーク及び点数を取得する。所定ルールは、例えばチップの額に基づいて点数を決めて、点数に基づいて星マークの数を決めることである。具体的には、例えば所定ルールは、「チップ合計額が5万円以上である場合、5点を付け、チップ合計額が4.9万~5万である場合、4.9点を付け、・・・・・・」、及び、「点数が5点である場合、五つの黒い星マークが表示され、点数が4.5から5までの値である場合、四つの黒い星マーク及び一つの流星形状の星マークが表示され、・・・・・・」等であっても良い。顧客端末2は、取得した星マーク及び点数をチップ星マーク16dに表示する。
なお、飲食店に対するランキングに関しては、統計学の正規分布に基づく評価法となる相対評価を利用しても良い。例えば、サーバ1は飲食店の種類(ジャンル)ごとに、評価対象となる複数の飲食店の所定期間内のチップの額についての偏差値を算出し、算出した偏差値を相対的な評価値として顧客端末2に送信する。顧客端末2は飲食店の種類ごとに、サーバ1から送信された相対的な評価値に基づいてランキングを行っても良い。
顧客端末2は、例えば外部と連携した口コミシステムから、該飲食店の口コミに対応する星マーク及び点数と、口コミの件数とを取得する。顧客端末2は、取得した口コミに対応する星マーク及び点数を口コミ星マーク16eに表示する。顧客端末2は、取得した口コミの件数を口コミリンク16fに表示する。顧客端末2は、口コミリンク16fのタッチ操作を受け付けた場合、該当する飲食店の口コミを表示する画面またはウェブページに遷移する。
図21は、被配分者に対するランキング結果の表示画面の一例を示す説明図である。図21は、所定期間内の各被配分者への配分額に基づいてランキングを行った結果を表示する画面である。該画面は、タイトル表示欄17a、被配分者順位表示欄17b、写真表示欄17c、被配分者情報表示欄17d及び配分星マーク17eを含む。
タイトル表示欄17aは、タイトルである飲食店名を表示するための表示欄である。被配分者順位表示欄17bは、各被配分者への配分額に基づいてランキングを行った順位を表示するための表示欄である。写真表示欄17cは、被配分者の写真を表示するための表示欄である。被配分者情報表示欄17dは、被配分者に関する情報を表示するための表示欄である。配分星マーク17eは、配分額に応じて評価された星マークを表示するための表示欄である。
サーバ1は飲食店IDに基づいて、飲食店名を飲食店DB171から取得する。サーバ1は飲食店IDに基づいて、該飲食店の各被配分者への配分額を配分履歴DB173から取得する。サーバ1は、取得した配分額に対してランキングを行う。サーバ1は、各被配分者IDに基づいて、被配分者の氏名、写真及び職種を被配分者DB172から取得する。サーバ1は、飲食店名、各被配分者の氏名、写真、職種、配分額及び順位を含むランキング結果を顧客端末2または店舗端末3に送信する。
例えば顧客端末2は、サーバ1から送信されたランキング結果を受信した場合、受信したランキング結果を画面に表示する。具体的には、顧客端末2は、ランキング結果に含まれている飲食店名をタイトル表示欄17aに表示し、順位を被配分者順位表示欄17bに表示する。顧客端末2は、ランキング結果に含まれている被配分者の写真を写真表示欄17cに表示し、氏名及び職種を被配分者情報表示欄17dに表示する。
顧客端末2は所定ルールに基づいて、ランキング結果に含まれている配分額に対応する星マーク及び点数を取得する。顧客端末2は、取得した星マーク及び点数を配分星マーク17eに表示する。なお、星マークの表示処理に関しては、図20と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態によると、飲食店ごとに所定期間内のチップ合計額または飲食店の各被配分者への配分額に応じた評価情報を出力することが可能となる。
(実施形態4)
実施形態4は、飲食店の料理を宅配する配達員に対して支払ったチップの額を、該飲食店に係る複数の被配分者に配分する形態に関する。なお、実施形態1~3と重複する内容については説明を省略する。
顧客が飲食店の料理を配達員から受け取った場合、顧客の顧客端末2は、配達員の従業員IDを記述したコード(例えば、2次元コードまたはバーコード)を読み取り、読み取ったコードに基づいて該配達員を特定する。なお、配達員一覧画面から配達員の選択が受け付けられても良い。顧客端末2は、顧客が選択した配達員に対して支払うチップの額の入力を受け付ける。顧客端末2は、受け付けた配達員の従業員ID、及び該配達員に対して支払ったチップの額と、飲食店ID及び顧客IDとをサーバ1に送信する。
サーバ1は、顧客端末2から送信された配達員の従業員ID、チップの額、飲食店ID及び顧客IDを受信する。サーバ1は支払IDを割り振って、顧客ID、飲食店ID、配達員の従業員ID、チップの額及び支払日時を一つのレコードとして支払履歴DB174に記憶する。サーバ1は、受信したチップの額に応じて設定されるインセンティブを特定する。なお、インセンティブの特定処理に関しては、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。サーバ1は、特定したインセンティブを顧客端末2に送信する。顧客端末2は、サーバ1から送信されたインセンティブを受信して表示する。
また、所定期間内(例えば、一ヵ月)に獲得されたチップの額を飲食店に係る複数の被配分者に配分することができる。本実施形態での被配分者は、飲食店のオーナ、飲食店の料理を宅配する配達員、または料理を調理する料理人である。具体的には、サーバ1は飲食店IDに基づいて、該飲食店のチップ配分ルールを飲食店DB171から取得する。チップ配分ルールは、例えば「オーナ:チップ合計額の55%、配達員:自身チップ獲得額の25%、料理人:チップ合計額の15%を労働時間加重平均、取引手数料:チップ合計額の5%」である。
サーバ1はチップの支払日時に基づいて、所定期間内のチップ合計額を支払履歴DB174から集計する。サーバ1は、取得したチップ配分ルールに基づいて、チップの配分に係る取引手数料を算出する。例えば取引手数料が「チップ合計額の5%」である場合、1万円のチップ合計額に対して5000円の取引手数料が徴収される。サーバ1は、集計したチップ合計額から、算出した取引手数料を差し引く。
サーバ1は、チップ配分ルールに定められた配分割合と、取引手数料を差し引いた合計額とに基づいて、各被配分者への配分額を算出する。なお、配分額の算出処理に関しては、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。サーバ1は、チップの配分履歴を配分履歴DB173に記憶する。サーバ1は、所定期間内のチップ合計額及び各被配分者への配分額を各飲食店の店舗端末3に送信する。店舗端末3は、サーバ1から送信された所定期間内のチップ合計額及び各被配分者への配分額を受信して表示する。
図22は、実施形態4のチップの支払に応じてインセンティブを特定する際の処理手順を示すフローチャートである。なお、図10と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。顧客端末2の制御部21は、配達員の従業員IDを記述したコードを読み取り、読み取ったコードに基づいて該配達員を特定する。(ステップS251)。制御部21は、顧客が該配達員に対して支払うチップの額の入力を入力部24により受け付ける(ステップS252)。
制御部21は通信部23を介して、特定した配達員の従業員ID、該配達員に対して支払ったチップの額、飲食店ID及び顧客IDを含むチップ支払情報をサーバ1に送信する(ステップS253)。サーバ1の制御部11は、顧客端末2から送信されたチップ支払情報を通信部13により受信する(ステップS151)。その後に、制御部11はステップS102の処理を実行する。
なお、チップの額を被配分者に配分する際の処理手順に関しては、実施形態1の図12の配分処理と同様であるため、説明を省略する。
図23は、実施形態4の飲食店に対するランキング結果の表示画面の一例を示す説明図である。なお、図20と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。チップ星マーク16dは、飲食店の店内で獲得されたチップ合計額に応じて評価された星マークを表示するための表示欄である。また、図23は、宅配チップ星マーク16gを更に含む。宅配チップ星マーク16gは、飲食店の料理を宅配(テイクアウト)した配達員に対して支払ったチップ合計額に応じて評価された星マークを表示するための表示欄である。
顧客が配達員に対してチップの額を支払った場合、サーバ1は支払IDを割り振って、顧客ID、飲食店ID、配達員の従業員ID、顧客が該配達員に対して支払ったチップの額及び支払日時を一つのレコードとして支払履歴DB174に記憶する。そして、該画面が表示された場合、サーバ1はチップの支払日時に基づいて、飲食店ごとに所定期間(例えば、一ヵ月)内に配達員に対して支払ったチップ合計額を大容量記憶部17の支払履歴DB174から集計する。サーバ1は、集計したチップ合計額を宅配のチップ合計額として取得する。
サーバ1は、図20の処理と同様に、各飲食店の店内で獲得されたチップ合計額を取得し、取得した店内のチップ合計額に対してランキングを行う。サーバ1は、各飲食店の飲食店IDに基づいて、飲食店名、料理種類及び飲食店のサムネイル画像を飲食店DB171から取得する。サーバ1は、各飲食店名、料理種類、サムネイル画像、店内のチップ合計額、宅配のチップ合計額及び順位を含むランキング結果を顧客端末2または店舗端末3に送信する。
なお、本実施形態では、店内のチップ合計額に対してランキングを行った例を説明したが、これに限るものではない。例えば、宅配のチップ合計額、または店内のチップ合計額と宅配のチップ合計額との総額に対してランキングを行っても良い。
例えば顧客端末2は、サーバ1から送信されたランキング結果を受信した場合、受信したランキング結果を画面に表示する。具体的には、顧客端末2は、ランキング結果に含まれている順位を順位表示欄16aに表示し、飲食店のサムネイル画像をサムネイル画像表示欄16bに表示する。顧客端末2は、ランキング結果に含まれている飲食店名及び料理種類を飲食店情報表示欄16cに表示する。
顧客端末2は所定ルールに基づいて、図20の処理と同様に、ランキング結果に含まれている店内のチップ合計額及び宅配のチップ合計額に対応する星マーク及び点数をそれぞれ取得する。顧客端末2は、取得した店内のチップ合計額に対応する星マーク及び点数をチップ星マーク16dに表示する。顧客端末2は、取得した宅配のチップ合計額に対応する星マーク及び点数を宅配チップ星マーク16gに表示する。
本実施形態によると、飲食店の料理を宅配する配達員に対して支払ったチップの額を、該飲食店に係る複数の被配分者に配分することが可能となる。
本実施形態によると、宅配サービスを提供している飲食店におけるチップ配分システムを実現することが可能となる。
(実施形態5)
実施形態5は、支払われたチップの額を、支払対象者となる給仕人と該給仕人以外の当日勤務の給仕人とに配分する形態に関する。なお、実施形態1~4と重複する内容については説明を省略する。
飲食店での複数の給仕人が同時に顧客に給仕をする場合がある。または、メイン給仕人と、該メイン給仕人にサポートまたは手伝い等をする他の給仕人を含む複数の給仕人が顧客に給仕をする場合がある。顧客はチップの支払対象者となる給仕人(第1給仕人)を飲食店での複数の給仕人から選択し、選択した第1給仕人に対してチップの額を支払う。顧客が支払ったチップの額が所定のチップ配分ルールに基づいて第1給仕人に配分されるほか、当日勤務の他の給仕人(第2給仕人)にも配分される。
例えば給仕人への配分に対するチップ配分ルールが「第1給仕人(支払対象者)への配分額:自身チップ獲得額の20%、第2給仕人(当日勤務)への配分合計額:第1給仕人のチップ獲得額の5%」である例を説明する。給仕人A、給仕人B及び給仕人Cが飲食店で当日勤務している場合、例えば顧客が第1給仕人(給仕人A)に対して1000円のチップの額を支払う。上述したチップ配分ルールに基づいて、第1給仕人(給仕人A)へのチップ配分額が200円(1000×20%)であり、当日勤務の複数の第2給仕人(給仕人B及び給仕人C)への配分合計額が50円(1000×5%)である。
そして、当日勤務の複数の第2給仕人への配分合計額に基づいて、それぞれの第2給仕人への配分額が算出される。例えば、該配分合計額を第2給仕人の人数に応じて等分しても良い。すなわち、配分合計額が第2給仕人の人数で除算され、それぞれの第2給仕人への配分額が算出される。上述した例としては、50円の配分合計額に対し、当日勤務の第2給仕人である給仕人B及び給仕人Cそれぞれに25円を配分する。
なお、オーナ及び料理人に対する配分処理に関しては、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
図24は、給仕人の配分額を算出する際の処理手順を示すフローチャートである。給仕人は、顧客がチップの額を支払った対象者となる第1給仕人、及び該第1給仕人以外の当日勤務の第2給仕人を含む。図24は、第1給仕人及び第2給仕人それぞれの配分額を算出する処理手順を示すフローチャートである。
サーバ1の制御部11は飲食店IDに基づいて、該飲食店のチップ配分ルールを大容量記憶部17の飲食店DB171から取得する(ステップS161)。制御部11は飲食店IDに基づいて、該飲食店で勤務している複数の第1給仕人を被配分者DB172から取得する(ステップS162)。制御部11は、取得した複数の第1給仕人から一人の第1給仕人を取得する(ステップS163)。制御部11は、飲食店IDと、取得した第1給仕人の従業員IDとに基づいて、所定期間(例えば、一ヵ月)内に顧客が該第1給仕人に対して支払ったチップの額を支払履歴DB174から集計する(ステップS164)。
制御部11は、取得したチップ配分ルールに基づいて該第1給仕人への配分額を算出し(ステップS165)、該第1給仕人以外の当日勤務の複数の第2給仕人への配分合計額を算出する(ステップS166)。例えば、「第1給仕人への配分額:自身チップ獲得額の20%、第2給仕人への配分合計額:第1給仕人のチップ獲得額の5%」がチップ配分ルールに記述された場合、制御部11は、第1給仕人の1000円のチップ獲得額に対し、200円の第1給仕人への配分額、及び50円の第2給仕人(複数)への配分合計額を算出する。
制御部11は、該第1給仕人の勤務日に基づいて当日勤務の複数の第2給仕人を大容量記憶部17の勤務管理DB176から取得する(ステップS167)。制御部11は、算出した第2給仕人の配分合計額に応じて、取得したそれぞれの第2給仕人への配分額を算出する(ステップS168)。例えば制御部11は、配分合計額を当日勤務の第2給仕人の人数で除算してそれぞれの第2給仕人への配分額を算出する。なお、それぞれの第2給仕人への配分額の算出処理に関しては、人数に応じて等分することに限るものではない。例えば、勤務時間に基づいて配分割合が設定された場合、それぞれの第2給仕人の勤務時間に応じて配分額を算出しても良い。制御部11は、該第1給仕人が複数の第1給仕人の中に最後であるか否かを判定する(ステップS169)。制御部11は、該第1給仕人が最後でないと判定した場合(ステップS169でNO)、制御部11はステップS163の処理に戻り、次の第1給仕人を取得する。
制御部11は、該第1給仕人が最後であると判定した場合(ステップS169でYES)、算出した第1給仕人及び第2給仕人の配分額を配分履歴DB173に記憶する(ステップS170)。具体的には、制御部11はそれぞれの給仕人に対し、第1給仕人として配分された配分額と、第2給仕人として配分された配分額との合計額を算出する。制御部11は、算出した合計額をそれぞれの給仕人の配分額として配分履歴DB173の配分額列に記憶する。
本実施形態によると、被配分者が支払対象者となる第1給仕人と該第1給仕人以外の当日勤務の第2給仕人とを含むことにより、公正性を向上させることが可能となる。
<変形例1>
顧客が満足度に応じて選択した第1給仕人及び第2給仕人それぞれにチップの額を支払う処理を説明する。
顧客は満足度の最も高い第1給仕人を飲食店での複数の給仕人から選択し、選択した第1給仕人に対してチップの額を支払う。顧客は次に満足度の高い第2給仕人を飲食店での複数の給仕人から選択し、選択した第2給仕人に対してチップの額を支払う。なお、第1給仕人または第2給仕人に対して支払うチップの額を限定せず、任意の額であっても良い。例えば、顧客が第1給仕人に対し1000円のチップの額を支払って、第2給仕人に対して500円のチップの額を支払っても良い。または、顧客が第1給仕人及び第2給仕人それぞれに対して同じチップの額を支払っても良い。
なお、チップの支払対象者となる給仕人の人数を限定せず、第1給仕人及び第2給仕人のほか、顧客が満足度に応じて例えば第3給仕人にチップの額を支払っても良い。
サーバ1は、顧客が第1給仕人及び第2給仕人に対して支払ったチップの額を取得して支払履歴DB174に記憶する。サーバ1は、飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに基づいて、取得したチップの額を飲食店に係る複数の被配分者(オーナ、給仕人及び料理人)に配分する。なお、配分処理に関しては、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
本変形例によると、顧客が満足度に応じて複数の給仕人に任意のチップの額を支払うことが可能となる。
(実施形態6)
実施形態6は、顧客が獲得したインセンティブを他人に譲渡する形態に関する。なお、実施形態1~5と重複する内容については説明を省略する。
図25は、実施形態6のサーバ1の構成例を示すブロック図である。なお、図2と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部17には、譲渡履歴DB177が記憶されている。譲渡履歴DB177は、インセンティブの譲渡履歴を記憶している。
図26は、譲渡履歴DB177のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。譲渡履歴DB177は、譲渡ID列、譲渡人ID列、譲受人ID列、対象インセンティブID列、譲渡額列及び譲渡日時列を含む。譲渡ID列は、各譲渡の履歴データを識別するために、一意に特定される履歴データのIDを記憶している。
譲渡人ID列は、インセンティブを譲渡した譲渡人の顧客IDを記憶している。譲受人ID列は、インセンティブを譲り受けた譲受人(譲渡先)の顧客IDを記憶している。対象インセンティブID列は、譲渡対象となるインセンティブを特定するためのインセンティブIDを記憶している。譲渡額列は、譲渡されたインセンティブの額を記憶している。譲渡日時列は、インセンティブを譲渡した日時情報を記憶している。
顧客は給仕人に支払ったチップの額に応じてインセンティブを獲得する。獲得された有効期限内のインセンティブの一部を他人(例えば、友人または同僚等)に譲渡することができる。譲渡人が所有するインセンティブの一部(例えば、額の50%等)が譲渡された場合、サーバ1は、該インセンティブの有効期限を所定期間延長する。所定期間は、例えば、2週間、一ヵ月または三ヵ月等である。サーバ1は、所定期間延長したインセンティブの額を更新して譲渡人の顧客端末2に出力する。また、サーバ1は、譲渡人から譲渡されたインセンティブを譲受人(譲渡先)に発行し、発行したインセンティブを譲受人の顧客端末2に送信する。
例えばインセンティブがクーポン券であり、顧客A氏(譲渡人)が所有する2000円のクーポン券の50%(1000円)を顧客B氏(譲受人)に譲渡した場合、サーバ1は、顧客A氏(譲渡人)の譲渡指示に従い譲渡処理を行う。サーバ1は顧客A氏(譲渡人)に対し、2000円のクーポン券を1000円のクーポン券に更新し、該インセンティブの有効期限を所定期間延長する。所定期間は、例えば2ヵ月である。サーバ1は、所定期間延長したクーポン券を顧客A氏(譲渡人)の顧客端末2に出力する。
サーバ1は、顧客B氏(譲受人)に対して新たな1000円のクーポン券を発行する。この場合、顧客B氏(譲受人)に発行したクーポン券の有効期限が、顧客A氏(譲渡人)の譲渡後のクーポン券の有効期限と同様に設定されても良い。または、顧客B氏(譲受人)に発行したクーポン券の有効期限が、顧客A氏(譲渡人)の譲渡後のクーポン券の有効期限より長めに設定されても良い。例えば、顧客B氏(譲受人)に発行したクーポン券の有効期限が、顧客A氏(譲渡人)の譲渡後のクーポン券の有効期限より1ヶ月長く設定される。
図27は、インセンティブを譲渡する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、インセンティブの譲渡に関する情報を通信部13により譲渡人の顧客端末2から取得する(ステップS181)。譲渡に関する情報は、譲渡人の顧客ID、譲受人の顧客ID、インセンティブID及び譲渡の額を含む。制御部11は、取得しインセンティブIDに基づいて、該インセンティブの有効期限(使用期限)、使用状態及び発行日時を大容量記憶部17のインセンティブ履歴DB175から取得する(ステップS182)。
制御部11は、取得したインセンティブの使用状態が未使用であるか否かを判定する(ステップS183)。制御部11は、使用状態が使用済みであると判定した場合(ステップS183でNO)、譲渡不可の旨を含むエラーメッセージを通信部13により譲渡人の顧客端末2に送信する(ステップS191)。制御部11は、使用状態が未使用であると判定した場合(ステップS183でYES)、インセンティブの有効期限に基づいて、該インセンティブが有効期限内であるか否かを判定する(ステップS184)。
なお、譲渡人がインセンティブの額の一部を使用した場合、インセンティブの残高に基づいて譲渡可能であるか否かを判定しても良い。例えば制御部11は、インセンティブの残高が所定の額(例えば、300円または1000円等)未満であると判定した場合、ステップS191の処理(エラーメッセージの送信処理)を実行する。制御部11は、インセンティブの残高が所定の額以上であると判定した場合、ステップS184の処理(有効期限の判定処理)を実行する。
制御部11は、該インセンティブが有効期限内でないと判定した場合(ステップS184でNO)、ステップS191の処理に遷移する。制御部11は、該インセンティブが有効期限内であると判定した場合(ステップS184でYES)、記憶部12に記憶された所定の有効期限の延長期間(例えば、一ヵ月等)を取得する(ステップS185)。
制御部11は、譲渡人のインセンティブ獲得履歴を更新する(ステップS186)。具体的には、制御部11は、譲渡前のインセンティブの有効期限に所定の延長期間を加えて譲渡後のインセンティブの有効期限を算出する。制御部11は、算出した譲渡後のインセンティブの有効期限と、譲渡後のインセンティブの額とをインセンティブIDに対応付けて、大容量記憶部17のインセンティブ履歴DB175を更新する。
制御部11は、譲受人のインセンティブ獲得履歴を大容量記憶部17のインセンティブ履歴DB175に記憶する(ステップS187)。具体的には、制御部11はインセンティブIDを割り振って、インセンティブの種類、内容、該インセンティブを発行した飲食店ID、発行日時、有効期限及び使用状態を含むインセンティブ獲得履歴を一つのレコードとしてインセンティブ履歴DB175に記憶する。なお、譲受人に発行したインセンティブの有効期限が、譲渡人の譲渡後のインセンティブの有効期限と同様に設定されても良い。
制御部11は、譲渡履歴を大容量記憶部17の譲渡履歴DB177に記憶する(ステップS188)。具体的には、制御部11は譲渡IDを割り振って、譲渡人の顧客ID、譲受人の顧客ID、譲渡対象となるインセンティブID、譲渡の額及び譲渡日時を一つのレコードとして譲渡履歴DB177に記憶する。制御部11は通信部13を介して、譲渡後のインセンティブを譲渡人の顧客端末2に送信する(ステップS189)。制御部11は通信部13を介して、譲受人に発行したインセンティブを譲受人の顧客端末2に送信し(ステップS190)、処理を終了する。
本実施形態によると、顧客が、チップの支払に応じて獲得されたインセンティブを他人に譲渡することが可能となる。
本実施形態によると、有効期限が近づいているインセンティブを譲渡することにより、該インセンティブの有効期限を延長することが可能となる。
本実施形態によると、インセンティブを譲り受けた譲受人が該インセンティブを飲食店で利用することにより、追客を実現することが可能となる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 情報処理装置(サーバ)
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 入力部
15 表示部
16 読取部
17 大容量記憶部
171 飲食店DB
172 被配分者DB
173 配分履歴DB
174 支払履歴DB
175 インセンティブ履歴DB
176 勤務管理DB
177 譲渡履歴DB
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
1P 制御プログラム
2 情報処理端末(顧客端末)
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 表示部
26 撮影部
2P 制御プログラム
3 情報処理端末(店舗端末)
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 入力部
35 表示部
3P 制御プログラム

Claims (11)

  1. 飲食店で顧客に給仕をする給仕人に関する情報を取得し、
    前記飲食店で消費した顧客が前記給仕人に対して支払ったチップの額を取得し、
    飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに基づいて、取得した前記チップの額を前記飲食店に係る複数の被配分者に配分し、
    前記チップの額の配分履歴を記憶部に記憶し、
    飲食店ごとにチップに対するインセンティブの条件を登録し、
    前記チップの額を取得した場合に前記インセンティブの条件に応じたインセンティブを特定し、
    特定したインセンティブを前記顧客の端末に出力する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 前記顧客が有効期限内の前記インセンティブの一部を譲渡した場合、前記インセンティブの有効期限を所定期間延長し、
    所定期間延長したインセンティブを前記顧客の端末に出力する
    処理を実行させる請求項に記載のプログラム。
  3. 前記チップの配分に係る取引手数料を所定の基準により算出し、
    飲食店ごとに所定期間内チップ合計額から、算出した前記取引手数料を差し引き、
    前記チップ配分ルールに従い、飲食店のオーナ、顧客に給仕をする給仕人、及び料理を調理する料理人を含む複数の被配分者に、前記取引手数料を差し引いた後のチップの額を所定の割合で配分する
    処理を実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記チップの支払履歴、及び前記チップの支払に応じたインセンティブの獲得履歴を顧客の端末に出力する
    処理を実行させる請求項からまでのいずれかひとつに記載のプログラム。
  5. 飲食店ごとに所定期間内のチップ合計額及び各被配分者への配分額を算出し、
    算出した前記チップ合計額及び各被配分者への配分額を、該当する飲食店の端末に出力する
    処理を実行させる請求項1からまでのいずれかひとつに記載のプログラム。
  6. 飲食店ごとに所定期間内のチップ合計額または各被配分者への配分額に応じた評価情報を出力する
    処理を実行させる請求項1からまでのいずれかひとつに記載のプログラム。
  7. 飲食店ごとに所定期間内のチップ合計額または各被配分者への配分額に基づいてランキングを行い、
    前記ランキングの結果を評価情報として出力する
    処理を実行させる請求項に記載のプログラム。
  8. 飲食店ごとに所定期間内のチップ合計額を取得し、
    前記チップ合計額から、所定の基準により算出されたチップの配分の取引手数料が差し引かれた後のチップ合計額から、飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに従って配分された飲食店の複数の被配分者への配分額を取得し、
    取得した前記チップ合計額、並びに、飲食店のオーナ、顧客に給仕をする給仕人、及び料理を調理する料理人を含む前記複数の被配分者への配分額を表示する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  9. 飲食店で顧客に給仕をする給仕人に関する情報を取得し、
    前記飲食店で消費した顧客が前記給仕人に対して支払ったチップの額を取得し、
    飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに基づいて、取得した前記チップの額を前記飲食店に係る複数の被配分者に配分し、
    前記チップの額の配分履歴を記憶部に記憶し、
    飲食店ごとにチップに対するインセンティブの条件を登録し、
    前記チップの額を取得した場合に前記インセンティブの条件に応じたインセンティブを特定し、
    特定したインセンティブを前記顧客の端末に出力する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理方法。
  10. 飲食店で顧客に給仕をする給仕人に関する情報を取得する第1取得部と、
    前記飲食店で消費した顧客が前記給仕人に対して支払ったチップの額を取得する第2取得部と、
    飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに基づいて、取得した前記チップの額を前記飲食店に係る複数の被配分者に配分する配分部と、
    前記チップの額の配分履歴を記憶部に記憶する記憶部と
    飲食店ごとにチップに対するインセンティブの条件を登録する登録部と、
    前記チップの額を取得した場合に前記インセンティブの条件に応じたインセンティブを特定する特定部と、
    特定したインセンティブを前記顧客の端末に出力する出力部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 飲食店で顧客に給仕をする給仕人に関する情報を取得し、
    前記飲食店で消費した顧客が前記給仕人に対して支払ったチップの額を取得し、
    前記チップの配分に係る取引手数料を所定の基準により算出し、
    飲食店ごとに所定期間内のチップ合計額から、算出した前記取引手数料を差し引き、
    飲食店ごとに定められたチップ配分ルールに従い、飲食店のオーナ、顧客に給仕をする給仕人、及び料理を調理する料理人を含む複数の被配分者に、前記取引手数料を差し引いた後のチップの額を所定の割合で配分し、
    前記チップの額の配分履歴を記憶部に記憶する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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