JP7005185B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線診断装置に関する。
一般に、X線診断装置は、X線検出器のX線検出領域の任意の範囲に視野を設定し、この範囲だけX線を照射するようにX線可動絞りを制御する。しかる後、X線診断装置は、X線が照射された範囲で検出されたX線に基づく画像を表示する。このようなX線診断装置は、関心領域を中心として表示画像の拡大率を変更する機能をもっている。
特開2007-159913号公報
しかしながら、以上のようなX線診断装置は、通常は特に問題ないが、本発明者の検討によれば、X線検出領域の端にX線を照射する場合には、表示画像の中心に必ずしも関心領域が位置しないという不都合がある。例えば、X線検出領域の端に関心領域が位置するときには、X線検出領域の外側にX線を照射しない観点から、X線検出領域の外側を含まないように視野を設定する。このため、X線検出領域の端にX線を照射する場合に、関心領域が表示画像の端に位置する。
また例えば、ある視野サイズに対応する表示画像の中心に関心領域が位置するときでも、視野サイズの拡大により、X線検出領域の外側まで視野サイズが広がると、拡大した視野サイズの視野が強制的にX線検出領域内に設定されてしまう。このため、X線検出領域の端にX線を照射する場合に、拡大した視野サイズを維持しつつも、関心領域が中心から外れた表示画像となる。
目的は、X線検出領域の端にX線を照射する場合でも、表示画像の中心に関心領域を位置させ得るX線診断装置を提供することにある。
実施形態によれば、X線診断装置は、X線管と、X線可動絞りと、X線検出器と、視野サイズ設定部と、仮想視野設定部と、絞り制御部とを備える。X線管は、X線を発生する。X線可動絞りは、発生されたX線の照射野を限定する。X線検出器は、X線を検出する。視野サイズ設定部は、X線の照射野に関する複数の視野サイズのいずれかを設定する。仮想視野設定部は、設定された視野サイズを有する仮想視野を、X線検出器のX線検出領域からはみ出し可能に設定する。絞り制御部は、設定された仮想視野とX線検出領域との共通領域に対してX線を照射するようにX線可動絞りを制御する。
一実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態における絞り羽根の構成の一例を示す図である。 同実施形態における全ての絞り羽根がそれぞれ独立して可動する場合の絞り羽根の移動方法を例示する図である。 同実施形態における絞り羽根の動きに制限がある場合の絞り羽根の移動方法を例示する図である。 同実施形態における絞り羽根の動きに制限がある場合の絞り羽根の移動方法を例示する図である。 同実施形態における複数の視野サイズの一例を示す図である。 同実施形態におけるX線診断装置の動作の一例を示すフローチャートである。 同実施形態の第1の具体例におけるノーマル視野N0と中視野M2との位置関係を例示する図である。 同具体例における移動前後の中視野M2,M2aの位置関係を例示する図である。 同具体例における中視野M2と狭視野M3との位置関係を例示する図である。 図7Aの中視野M2に対応する表示画像の表示例を示す図である。 図7Bの中視野M2aに対応する表示画像の表示例を示す図である。 図7Cの狭視野M3に対応する表示画像の表示例を示す図である。 同実施形態の第2の具体例におけるノーマル視野N0と狭視野M3との位置関係を例示する図である。 同具体例における移動前後の狭視野M3,M3aとの位置関係を例示する図である。 同具体例における狭視野M3と中視野M2との位置関係を例示する図である。 図9Aの狭視野M3に対応する表示画像の表示例を示す図である。 図9Cの中視野M2に対応する表示画像の表示例を示す図である。 図7Aの中視野M2に対応する表示画像の別の表示例を示す図である。 図7Cの中視野M3に対応する表示画像の別の表示例を示す図である。
以下、図面を参照しながら一実施形態について説明する。解説済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号を付して重複する説明を省略し未解説の要素について主に述べる。
図1は、一実施形態に係るX線診断装置1の構成例を示すブロック図である。X線診断装置1は、X線高電圧装置2と、X線源装置3、X線検出器4、サポートフレーム5、および天板6を有する寝台と、画像発生回路7と、通信インタフェース回路8と、入力インタフェース回路9と、制御回路10と、処理回路11と、記憶回路12と、表示回路13とを備える。また、X線源装置3は、X線管3aと、X線可動絞り3bとを備える。尚、X線診断装置1は、例えば、消化管造影検査などで用いられるX線透視診断装置に相当する。また、X線診断装置1は、例えば、血管造影検査などで用いられる循環器用X線透視診断装置などでもよい。
X線高電圧装置2は、X線管3aに印加する管電流と、X線管3aに印加する管電圧とを発生する。X線高電圧装置2は、制御回路10による制御のもとで、X線撮影およびX線透視にそれぞれ適した管電流をX線管3aに印加し、X線撮影およびX線透視にそれぞれ適した管電圧をX線管3aに印加する。尚、X線高電圧装置2は、例えば、インバータ制御方式の高電圧装置に相当する。
X線管3aは、X線高電圧装置2から印加された管電流と、X線高電圧装置2から印加された管電圧とに基づいてX線を発生する。X線管3aによって発生されたX線は、被検体Pに照射される。尚、X線管3aは、例えば、回転陽極型のX線管に相当する。また、X線管3aは、例えば、固定陽極型のX線管などでもよい。
以降、X線の照射方向の中心軸をZ軸とする。また、Z軸に垂直であって、天板6の長手方向の軸をY軸とし、Z軸とY軸とに垂直な軸をX軸とする。
X線可動絞り3bは、X線管3aによって発生されたX線の照射野を限定する。X線可動絞り3bは、X線の照射野を限定することによって、操作者が所望する被検体Pの撮影部位(或いは、撮影範囲)にだけX線を照射することができる。即ち、X線可動絞り3bは、撮影部位(或いは、撮影範囲)とは異なる部位(或いは、範囲)に対して、不要な被曝をさせないようにすることができる。また、X線可動絞り3bは、散乱X線の低減および焦点外X線の除去ができる。以降、「X線の照射野を限定する」という文言は、「X線を遮へいする」および「X線を絞る」という文言と相互に読み替えられてもよい。
X線可動絞り3bは、例えば、図2に例示するような絞り機構20を有する。絞り機構20は、例えば、X軸方向に広がるX線を絞る絞り羽根21a,21bと、Y軸方向に広がるX線を絞る絞り羽根22a,22bとを有する。以降、絞り羽根21a,21b,22a,22bで囲まれた範囲をX線の照射野とする。尚、図2の絞り機構20は、絞り機構を簡略化して示したものであり、例えば、絞り機構20を複数設けることによって多層構造にしてもよい。また、上記照射野以外の部分にはX線が照射されないものとする。
ここで、絞り羽根21a,21b,22a,22bが、関心領域ROIにX線を絞る方法について説明する。尚、以降、図2で例示されている絞り羽根21a,21b,22a,22bの位置を初期位置と定義する。また、初期位置は、X線の照射野の中心に第1の中心軸23および第2の中心軸24の交点があるものとする。また、図2の絞り羽根の位置において既にある程度の照射野が絞られているものとし、不要な被曝はないものとする。
図3において、絞り羽根21a,21b,22a,22bがそれぞれ独立して可動する場合の絞り羽根の可動方法を例示する。絞り羽根21aは、初期位置を基準としてX軸方向である移動方向x1に沿って可動する。絞り羽根22bは、初期位置を基準としてY軸方向である移動方向y1に沿って可動する。このとき、絞り機構20は、絞り羽根21a,22bを可動させるだけで、関心領域ROIにX線を絞ることができる。そのため、絞り羽根21b,22aは、可動せずに初期位置のまま維持する。
図4Aおよび図4Bにおいて、絞り羽根の動きに制限がある場合の絞り羽根の可動方法を例示する。図4Aおよび図4Bでは、絞り羽根21aおよび絞り羽根21bが連動して可動し、絞り羽根22aおよび絞り羽根22bが連動して可動する。即ち、二つの対になった絞り羽根が、それぞれ左右対称、上下対称に可動する。
最初に、絞り機構20は、照射野の中心に関心領域ROIが位置するように、移動方向xyに沿って可動する。その後、絞り羽根21a,21bが、それぞれ移動方向x2a,x2bに沿って可動する。同時に、絞り羽根22a,22bが、それぞれ移動方向y2a,y2bに沿って可動する。以上のように可動することによって、関心領域ROIにX線を絞ることができる。
X線検出器4は、X線管3aから発生され、被検体Pを透過したX線を検出する。X線検出器4は、例えば、X線を検出することができるフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector:FPD)を備える。FPDは、複数の半導体検出素子を有する。半導体検出素子には、間接変換形と直接変換形とがある。間接変換形とは、入射X線を蛍光体などのシンチレータによって光に変換し、変換された光を電気信号に変換する形式である。直接変換形とは、入射X線を直接的に電気信号に変換する形式である。尚、X線検出器4として、イメージインテンシファイア(Imageintensifier)が用いられてもよい。また、本明細書では、X線検出器4におけるX線を検出可能な範囲を「X線検出領域」と呼ぶ。
X線の入射に伴って複数の半導体検出素子で発生された電気信号は、図示しないアナログディジタル変換器(Analog to Digital converter:A/D変換器)に出力される。A/D変換器は、電気信号をディジタルデータに変換する。A/D変換器は、ディジタルデータを、画像発生回路7に出力する。
図5において、X線検出領域と複数の照射野との関係を例示する。本明細書では、例えば、照射野の大きい順に、4種類の視野サイズの視野をノーマル(Normal)視野N0、広視野M1、中視野M2、狭視野M3として定義する。ノーマル視野N0は、例えば、X線検出領域の全面からX線を検出可能な照射野に関連する。また、広視野M1はノーマル視野N0の照射野よりも狭い照射野に関連する。中視野M2は、広視野M1の照射野よりも狭い照射野に関連する。狭視野M3は、中視野M2の照射野よりも狭い照射野に関連する。尚、視野サイズは、照射野の大きさに関連しているため、「視野サイズが広がる」ことは「照射野が広がる」ことに関連する。
各視野サイズに対応するX線画像は、後述するディスプレイの表示ウィンドウに合うように(例えば、拡大されて)表示される。具体的には、広視野M1による表示は、ノーマル視野N0による表示よりも拡大されて表示される。よって、視野サイズを切り替えることは、表示ウィンドウに表示される画像の倍率を切り替えることと同義である。また、各視野N0~M3を拡大率の大きい順に並べると、M3、M2、M1、およびN0となる。
サポートフレーム5は、互いに対向配置されたX線源装置3およびX線検出器4を移動可能に支持する。具体的には、サポートフレーム5は、天板6の面に対して上方にX線源装置3が設置されるオーバーチューブ方式のフレームに相当する。尚、サポートフレーム5は、天板6の面に対して下方にX線源装置3が設置されるアンダーチューブ方式のフレームが用いられてもよい。また、サポートフレーム5は、CアームおよびΩアームによる構造が用いられてもよい。さらに、サポートフレーム5は、X線源装置3およびX線検出器4をそれぞれ独立に支持する2つのアーム(例えばロボットアームなど)による構造が用いられてもよい。
図示しない寝台は、被検体Pが載置される天板6(臥位テーブルとも言う)を有する。天板6には、被検体Pが載置される。
図示しない駆動装置は、例えば、制御回路10の制御によって、サポートフレーム5と寝台とをそれぞれ駆動する。X線透視時およびX線撮影時においては、X線源装置3とX線検出器4との間に、天板6に載置された被検体Pが配置される。また、駆動装置は、例えば、制御回路10の制御によって、X線可動絞り3bを駆動する。尚、駆動装置は、制御回路10の制御のもとで、X線源装置3に対してX線検出器4を回転させてもよい。
画像発生回路7は、X線検出器4からA/D変換器を介して出力されたディジタルデータに基づいてX線画像を発生する。画像発生回路7は、発生したX線画像を処理回路11、記憶回路12、および外部記憶装置(図示せず)などに出力する。
通信インタフェース回路8は、例えば、ネットワークおよび図示しない外部記憶装置に関する回路である。X線診断装置1によって得られたX線画像などは、通信インタフェース回路8およびネットワークを介して他の装置に転送可能である。尚、以降、通信インタフェース回路8を介して情報がやりとりされる場合には、「通信インタフェース回路8を介して」という記載を省略する。
入力インタフェース回路9は、操作者が所望するX線撮影の撮影条件およびX線透視の透視条件などのX線照射条件、透視・撮影位置、照射野、およびX線画像における関心領域(region of interest:ROI)などを、操作者の指示により入力する。具体的には、入力インタフェース回路9は、操作者からの各種指示、命令、情報、選択、および設定を、X線診断装置1に取り込む。
入力インタフェース回路9は、関心領域の設定などを行うためのジョイスティック、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチパネルディスプレイ、撮影用のフットスイッチ、および音声認識用のマイクなどにより実現される。入力インタフェース回路9は、制御回路10に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し制御回路10へと出力する。
本明細書において、入力インタフェース回路9は、マウスおよびキーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路10へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェース回路9の例に含まれる。
制御回路10は、例えば、X線診断装置1における各回路および駆動装置などを制御するプロセッサである。制御回路10は、入力インタフェース回路9から入力された操作者の指示などの情報を、図示しないメモリに一時的に記憶する。制御回路10は、メモリに記憶された操作者の指示などに従って、X線撮影およびX線透視を実行するために、X線高電圧装置2、X線可動絞り3b、および駆動装置などを制御する。また、制御回路10は、画像発生回路7におけるX線画像発生処理および処理回路11における画像処理などを制御する。
さらに、制御回路10は、メモリに記憶された操作者の指示などに従って、X線絞りに関する設定および制御を行うための各機能を実行する。上記各機能は、例えば、視野サイズ設定機能10a、仮想視野設定機能10b、絞り位置算出機能10c、および絞り制御機能10dなどがある。
視野サイズ設定機能10aは、操作者の操作によって、X線の照射野に関する複数の視野サイズのいずれかを設定する。このとき、操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のスイッチボタンを押下することによって、任意の視野サイズ(或いは、任意の拡大率)を選択する。尚、入力方法として、タッチパネルをタッチして選択する方法や、音声認識によって選択する方法が用いられてもよい。
仮想視野設定機能10bは、操作者の操作によって、仮想視野を設定する。ここで「仮想視野」は、従来想定されていなかったX線検出領域の外側を含むことが可能な視野であり、X線を実際に照射する範囲とは必ずしも一致しない。また、「仮想視野」は、後述するディスプレイに表示される画像と同義である。仮想視野設定機能10bは、具体的には、例えば、視野サイズ設定機能10aにより設定された視野サイズを有する仮想視野を、X線検出器4のX線検出領域からはみ出し可能に設定する。ここで、「仮想視野を設定する」は「仮想視野の視野位置を設定する」に読み替えられてもよく、仮想視野設定機能10bは、視野サイズ設定機能10aにより設定された視野サイズに対応する仮想視野とX線検出器4のX線検出領域との位置関係を無視して当該仮想視野の中心に関心領域を位置させるように、当該仮想視野の視野位置を設定する。なお、上記位置関係は、例えば、仮想視野がX線検出領域の外側の領域を含む位置にある場合の位置関係と、仮想視野がX線検出領域の外側の領域を含まない位置にある場合の位置関係との2通りがある。前者の位置関係は、仮想視野がX線検出領域からはみ出す場合に対応し、後者の位置関係は、仮想視野がX線検出領域からはみ出さない場合に対応する。また、「位置関係を無視して仮想視野の中心に関心領域を位置させる」こととは、2通りの位置関係のいずれの場合でも仮想視野の中心に関心領域を位置させることを意味する。なお、従来は「視野とX線検出領域との位置関係」を無視しないため、視野がX線検出領域の外側の領域を含むことはない。また、上記2通りの位置関係のうち、「仮想視野とX線検出領域との位置関係を無視して仮想視野の中心に関心領域を位置させる」ことは、「仮想視野がX線検出領域の外側の領域を含む場合にも仮想視野の中心に関心領域を位置させる」ことと読み替えてもよい。このとき、操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のジョイスティックを操作することによって、所望の位置へ仮想視野を移動させる。尚、視野位置は、仮想視野の中心がX線検出領域内に収まる任意の位置とする。
なお、仮想視野設定機能10bは、複数の視野サイズの切り替えを契機として、仮想視野(或いは、仮想視野の視野位置)を設定してもよい。また、仮想視野設定機能10bは、仮想視野の中心がX線検出領域内に位置するように仮想視野(或いは、仮想視野の視野位置)を設定してもよい。
絞り位置算出機能10cは、視野サイズ設定機能10aおよび仮想視野設定機能10bで設定された仮想視野(或いは、設定された視野位置の仮想視野)に対応する絞り位置を算出する。
絞り制御機能10dは、設定された仮想視野に基づいて、X線可動絞り3bを制御する。このとき、絞り制御機能10dは、設定された仮想視野とX線検出領域との共通領域に対してX線を照射するようにX線可動絞り3bを制御する。換言すると、絞り制御機能10dは、設定された視野位置の仮想視野(或いは、算出された絞り位置)に基づいて、X線可動絞り3bを制御する。このとき、設定された視野位置の仮想視野がX線検出領域の外側の領域を含んでいる場合には、絞り制御機能10dは、更に、X線検出領域の外側の領域にX線を照射しないようにX線可動絞り3bを制御する。
処理回路11は、ハードウェア資源として、プロセッサおよびメモリを備える。処理回路11は、操作者により入力インタフェース回路9を介して入力された開始指示に応じて、記憶回路12に記憶された制御プログラムを読み出す。処理回路11は、読み出した制御プログラムに従って、画像発生回路7により発生したX線画像をディスプレイに表示するための画像処理に係る各機能を実行する。上記各機能は、例えば、画像切り出し位置算出機能11a、画像切り出し機能11b、画像加工機能11c、および画像拡大機能11dなどがある。
画像切り出し位置算出機能11aは、絞り位置算出機能10cにおいて算出された絞り位置と、X線源装置3の位置と、X線検出器4の位置とに基づいて、X線検出器4のX線検出領域に照射されるX線の範囲を画像切り出し位置として算出する。
画像切り出し機能11bは、画像切り出し位置に基づいて、X線画像を切り出す。
画像加工機能11cは、画像切り出し機能11bにおいて切り出されたX線画像を含む加工画像(表示画像)を生成する。具体的には、画像加工機能11cは、X線画像に対して、X線検出領域の外側の領域を示す画像(パディング画像)を補完する加工をする。尚、仮想視野にX線検出領域の外側の領域が含まれていない場合は、画像加工機能11cによる加工は省略される。
ここで、パディング画像は、仮想視野に対応する表示画像と、仮想視野の一部に対応するX線画像との間の空白を埋めるための画像であり、X線画像とは異なる形態の画像である。また、パディング画像は、被検体の検査結果に影響しない画像である。パディング画像としては、例えば白黒2階調のメッシュ画像を用いてもよいし、カラーディスプレイに表示させる場合には、色相情報を用いてもよい。メッシュ画像は、パディング画像がパターンをもつ場合の一例であり、例えば、平行線の画像又は略ランダムな交差線といった複数線(直線又は曲線など)のパターン画像に変更してもよい。メッシュ画像は、同様に、図形、シンボル又は文字などが略均一又は略ランダムに点在するパターン画像に変更してもよい。これらに限らず、メッシュ画像は、全面が白又は黒といった一色の画像に変更してもよく、その他、任意の絵柄の画像に変更してもよい。また、パディング画像は、被検体又は検査等に関する文字列といったメモ情報を一部に含んでもよい。なお、パディング画像は、上述した白黒2階調のパターン画像や色相情報などといった平面内の形態によりX線画像と区別する場合に限らず、フレームを用いてパディング画像の輪郭を表す形態によりX線画像と区別してもよい。あるいは、パディング画像は、平面内の形態と、輪郭を表す形態とを組み合わせた形態としてもよい。
画像拡大機能11dは、画像加工機能11cにおいて加工された加工画像、或いは加工されていないX線画像をディスプレイの表示ウィンドウに合うように拡大する。
記憶回路12は、HDD(Hard Disk Drive)などの電気的情報を記録するメモリと、それらメモリに付随するメモリコントローラやメモリインタフェースなどの周辺回路から構成される。メモリとしては、HDDに限らず、SSD(ソリッドステートドライブ)、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD、DVD、Blu-ray(登録商標)など)、および半導体メモリなどが適宜、使用可能となっている。
記憶回路12は、画像発生回路7で発生された種々のX線画像、処理回路11で処理されたX線画像、X線診断装置1のシステム制御プログラム、制御回路10において実行される診断プロトコル、入力インタフェース回路9から送られてくる操作者の指示、X線撮影に関する撮影条件およびX線透視に関する透視条件などの各種データ群、エラー情報、およびネットワークを介して送られてくる種々のデータなどを記憶する。
表示回路13は、医用画像などを表示するディスプレイ、当該ディスプレイに表示用の信号を供給する内部回路、およびディスプレイと内部回路とをつなぐコネクタやケーブルなどの周辺回路から構成される。
ディスプレイは、画像発生回路によって発生されたX線画像、或いは処理回路11で処理された表示画像を表示する。ディスプレイは、ディスプレイの全面を、X線画像を表示するための表示ウィンドウとしてもよいし、ディスプレイの一部を表示ウィンドウとしてもよいし、その両方を切り替えられるようにしてもよい。尚、ディスプレイは、透視・撮影位置、X線照射条件などの入力に関する入力画面を表示してもよい。また、ディスプレイは、例えば、X線画像と入力画面とを並べて表示してもよい。
次に、以上のように構成されたX線診断装置1の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。以下の説明は、主に、制御回路10によるX線絞りに関する設定および制御、ならびに処理回路11による画像生成処理について述べる。
始めに、寝台の天板6の上に被検体Pが載置される。X線診断装置1は、操作者の操作により、予め設定された検査種別および検査名が選択され、選択された検査種別および検査名に対応付けられた撮影条件を設定する。その後、X線診断装置1は、操作者の操作により、X線透視を開始し、ステップST1を開始する。
ステップST1において、X線診断装置1は、絞りに関する操作を受け付ける。具体的には、視野サイズ設定機能10aは、操作者の操作によって、複数の視野サイズのいずれかを設定する。視野サイズの設定は、複数の視野サイズの切り替えと呼んでもよい。いずれにしても、このとき、操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のスイッチボタンを押下することによって、任意の視野サイズ(或いは、任意の拡大率)を選択する。そして、仮想視野設定機能10bは、視野サイズの設定を契機として、仮想視野(或いは、視野位置)を設定する。
また、これに限らず、既に視野サイズが設定された後であれば、仮想視野設定機能10bは、操作者の操作によって、仮想視野(或いは、視野位置)を設定してもよい。このとき、操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のジョイスティックを操作することによって、所望の関心領域の位置へ仮想視野の中心を移動させる。移動の前後において、仮想視野の中心がX線検出器4のX線検出領域内にあるように、仮想視野(或いは、視野位置)が設定される。
なお、上記の視野サイズおよび仮想視野(或いは、視野位置)は、例えば参照画像を用いることによって、ほぼ同時に設定されてもよい。参照画像は、ノーマル視野のX線画像(或いは、X線透視画像)を用いてもよいし、ノーマル視野のサイズで写り得る仮画像を用いてもよい。また、参照画像を予め取得している場合は、X線透視を一時的に中断してもよい。
ステップST2において、絞り位置算出機能10cは、ステップST1で設定された仮想視野(或いは、視野位置の仮想視野)に対応する絞り位置を算出する。
ステップST3では、制御回路10は、検出器のX線検出領域の外側(検出範囲外)に仮想視野が設定されているか否かを判定する。具体的には、制御回路10は、ステップST2で算出された絞り位置がX線検出器4の検出範囲外を含んでいるか否かを判定する。絞り位置がX線検出器4の検出範囲外を含んでいる場合には、処理はステップST4へと進み、そうでなければ、処理はステップST9へと進む。
ステップST4において、絞り制御機能10dは、設定された仮想視野(或いは、視野位置の視野または、算出された絞り位置)に基づいて、且つ、X線検出器4の検出範囲外にX線を照射しないようにX線可動絞り3bを制御する。
ステップST5において、処理回路11は、画像発生回路7によって発生したX線画像を取得する。
ステップST6において、画像切り出し位置算出機能11aは、ステップST2において算出された絞り位置と、X線源装置3の位置と、X線検出器4の位置とに基づいて、X線検出器4のX線検出領域に照射されるX線の範囲を画像切り出し位置として算出する。
ステップST7において、画像切り出し機能11bは、ステップST6において算出された画像切り出し位置に基づいて、X線画像を切り出す。
ステップST8において、画像加工機能11cは、設定された視野位置の仮想視野に対応し、ステップST7において切り出されたX線画像を含む加工画像を生成する。具体的には、画像加工機能11cは、X線画像に対して、X線検出領域の外側の領域を示すパディング画像を補完する加工をする。これにより、画像加工機能11cは、視野に対応する加工画像(表示画像)を、X線画像とパディング画像とを連結するように生成する。このとき、加工画像内のパディング画像は、白黒2階調のメッシュ画像として生成してもよく、色相情報を用いたカラー画像として生成してもよい。
ステップST9において、絞り制御機能10dは、設定された視野位置の仮想視野(或いは、算出された絞り位置)に基づいてX線可動絞り3bを制御する。
ステップST10において、処理回路11は、画像発生回路7によって発生したX線画像を取得する。
ステップST11において、画像切り出し位置算出機能11aは、ステップST2において算出された絞り位置と、X線源装置3の位置と、X線検出器4の位置とに基づいて、X線検出器4のX線検出領域に照射されるX線の範囲を画像切り出し位置として算出する。
ステップST12において、画像切り出し機能11bは、ステップST6において算出された画像切り出し位置に基づいて、X線画像を切り出す。
ステップST13において、画像拡大機能11dは、ステップST8において生成された加工画像、或いはステップST12において切り出されたX線画像をディスプレイの表示ウィンドウに合うように拡大する。
ステップST14において、表示回路13は、ステップST13において拡大された加工画像、或いはX線画像を表示する。
次に、上述した動作について、図7A~図7C、図8A~図8C、図9A~図9C、図10A~図10B、および図11A~図11Bを参照しながら、具体例を説明する。これらの具体例では、主に、視野サイズおよび視野位置の設定について述べられ、処理回路11による画像処理については説明を省略する。
(第1の具体例)
第1の具体例は、操作者の操作によって、ノーマル視野N0から中視野M2への切り替えを行い(図7A)、中視野M2を移動させ(図7B)、中視野M2から狭視野M3への切り替えを行う(図7C)一連の動作を示す。本具体例では、中視野M2を移動させる際に、視野をX線検出領域の外側を含む視野位置に設定している。尚、理解を容易にするために、X線検出領域に対応するノーマル視野N0を図7A~図7Cに示している。
図7Aは、ノーマル視野N0から中視野M2に照射野を狭めた場合の、ノーマル視野N0と中視野M2との位置関係を例示する図である。操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のスイッチボタンを押下することによって、中視野M2の視野サイズを選択する。視野サイズ設定機能10aは、操作者の操作によって、中視野M2の視野サイズを設定する。この時、図8Aに例示されるように、ディスプレイ30の表示ウィンドウ31では、中視野M2の照射野から得られるX線画像が表示される。
図7Bは、図7Aの中視野M2(移動前のM2)を移動させた場合の、移動前の中視野M2と移動後の中視野M2aとの位置関係を例示する図である。操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のジョイスティックを操作することによって、仮想視野の中心に関心領域が位置するように中視野M2を移動する。仮想視野設定機能10bは、操作者の操作により、仮想視野の中心に関心領域が位置するように中視野M2aを設定する。この時、移動後の中視野M2aには、X線検出領域の外側の領域が含まれる。よって、図8Bに例示されるように、表示ウィンドウ32では、X線画像とともにX線検出領域の外側の領域を表すメッシュ画像33が表示される。
図7Cは、中視野M2から狭視野M3に照射野を狭めた場合の、中視野M2と狭視野M3との位置関係を例示する図である。操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のスイッチボタンを押下することによって、狭視野M3の視野サイズを選択する。視野サイズ設定機能10aは、操作者の操作によって、狭視野M3の視野サイズを設定する。この時、狭視野M3には、X線検出領域の外側の領域が含まれる。よって、図8Cに例示されるように、表示ウィンドウ34では、X線画像とともにX線検出領域の外側の領域を表すメッシュ画像35が表示される。
(第2の具体例)
第2の具体例は、操作者による操作によって、ノーマル視野N0から狭視野M3への切り替えを行い(図9A)、狭視野M3を移動させ(図9B)、狭視野M3から中視野M2への切り替えを行う(図9C)一連の動作を示す。本具体例では、狭視野M3から中視野M2へ切り替える際に、仮想視野の中にX線検出領域の外側が含まれるように設定している。尚、理解を容易にするために、X線検出領域に対応するノーマル視野N0を図9A~図9Cに示している。
図9Aは、ノーマル視野N0から狭視野M3に照射野を狭めた場合の、ノーマル視野N0と狭視野M3との位置関係を例示する図である。操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のスイッチボタンを押下することによって、狭視野M3の視野サイズを選択する。視野サイズ設定機能10aは、操作者の操作によって、狭視野M3の視野サイズを設定する。この時、図10Aに例示されるように、ディスプレイ40の表示ウィンドウ41では、狭視野M3の照射野から得られるX線画像が表示される。
図9Bは、図9Aの狭視野M3(移動前のM3)を移動させた場合の、移動前の狭視野M3と移動後の狭視野M3aとの位置関係を例示する図である。操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のジョイスティックを操作することによって、仮想視野の中心に関心領域が位置するように狭視野M3を移動する。仮想視野設定機能10bは、操作者の操作により、仮想視野の中心に関心領域が位置するように狭視野M3を設定する。この時、移動後の狭視野M3aは、X線検出領域に収まっているため、X線画像の表示は、図10Aに一例を示すように、通常の表示となる。
図9Cは、狭視野M3から中視野M2に照射野を広げた場合の、狭視野M3と中視野M2との位置関係を例示する図である。操作者は、例えば、入力インタフェース回路9のスイッチボタンを押下することによって、中視野M2の視野サイズを選択する。視野サイズ設定機能10aは、操作者の操作によって、中視野M2の視野サイズを設定する。この時、中視野M2には、X線検出領域の外側の領域が含まれる。よって、図10Bに例示されるように、表示ウィンドウ42では、X線画像とともにX線検出領域の外側の領域を表すメッシュ画像43が表示される。
以上の具体例において、仮想視野の中心は、必ず表示ウィンドウの中心となっている。仮想視野の中心を明示する方法としては、例えば、図11A,11Bに示すように中心軸51および中心軸52を表示する方法がある。この時、仮想視野の中心は、中心軸51および中心軸52の交点である。
図11Aは、図7Aなどのように、視野がX線検出領域内に収まっている場合の表示例を示している。また、仮想視野の中心が表示ウィンドウの中心となっていれば、X線検出領域の外側の部分を必ずしも表示しなくてもよい。例えば、図11Bは、図7Cのように、X線検出領域の端に関心領域が位置している場合の表示例を示している。
以上説明したように一実施形態によれば、X線診断装置は、X線の照射野に関する複数の視野サイズのいずれかを設定する。また、X線診断装置は、設定された視野サイズを有する仮想視野を、X線検出器のX線検出領域からはみ出し可能に設定する。そして、X線診断装置は、設定された仮想視野とX線検出領域との共通領域に対してX線を照射するようにX線可動絞りを制御する。従って、X線診断装置は、視野の中にX線検出領域の外側の領域も含めることができるため、X線検出領域の端にX線を照射する場合でも、表示画像の中心に関心領域を位置させることができる。
また、一実施形態によれば、X線診断装置は、複数の視野サイズの切り替えを契機として、仮想視野を設定することができるため、視野サイズの拡大時にX線検出領域の外側の領域が含まれていても、表示画像の中心に関心領域を表示し続けることができる。
また、一実施形態によれば、X線診断装置は、仮想視野の中心がX線検出領域内に位置するように仮想視野を設定するため、誤った仮想視野の設定を防ぐことができる。
また、一実施形態によれば、X線診断装置は、仮想視野に対応する表示画像を、X線画像と、X線検出領域の外側の領域を示すパディング画像とを連結するように生成する。従って、X線診断装置は、仮想視野に対応する表示画像にX線検出領域の外側の領域を含めることができるため、表示画像の中心に関心領域を表示し続けることができる。また、パディング画像は、X線画像とは異なる形態の画像である。このため、X線画像とパディング画像とを区別して表示することができる。
また、一実施形態によれば、X線診断装置は、上記パディング画像を、白黒2階調のメッシュ画像として生成する。なお、X線画像は、白と黒との間の多諧調により、被検体の内臓や骨を表す画像として生成される。このため、X線画像とパディング画像とを明確に区別して表示することができる。
また、一実施形態によれば、X線診断装置は、X線検出領域の外側の領域を示すパディング画像を、色相情報を用いて生成するため、カラーディスプレイを利用する際に、X線画像とパディング画像とを明確に区別して表示することができる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Comlex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは、記憶回路に保存されたプログラムを読み出して実行することで、各種機能を実現する。尚、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成してもよい。この場合、プロセッサは、回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで、各種機能を実現する。
なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その各種機能を実現するようにしてもよい。更に、複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
一実施形態における視野サイズ設定機能と、仮想視野設定機能と、絞り制御機能とは、特許請求の範囲における視野サイズ設定部と、仮想視野設定部と、絞り制御部との一例である。一実施形態における画像発生回路および処理回路は、特許請求の範囲における画像発生部および生成部の一例である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…X線診断装置、2…X線高電圧装置、3…X線源装置、3a…X線管、3b…X線可動絞り、4…X線検出器、5…サポートフレーム、6…天板、7…画像発生回路、8…通信インタフェース回路、9…入力インタフェース回路、10…制御回路、11…処理回路、12…記憶回路、13…表示回路、20…絞り機構、21a,21b,22a,22b…絞り羽根、23…第1の中心軸、24…第2の中心軸、30,40,50…ディスプレイ、31,32,34,42,53,54…表示ウィンドウ、33,35,43…メッシュ画像、51,52…中心軸,M1…広視野、M2,M2a…中視野、M3,M3a…狭視野、N0…ノーマル視野、ROI…関心領域、x1,x2a,x2b,xy,y1,y2a,y2b…移動方向。

Claims (8)

  1. X線管から発生されたX線の照射野を限定するX線可動絞りと、
    前記X線の照射野に関する視野サイズを設定する視野サイズ設定部と、
    前記視野サイズを有する仮想視野の少なくとも一部が、前記X線を検出するX線検出領域からはみ出した位置にある場合に、前記仮想視野と前記X線検出領域との共通領域に対して前記X線が照射されるように前記X線可動絞りを制御する絞り制御部と
    前記共通領域に対応するX線画像と、前記仮想視野が前記X線検出領域からはみ出した領域に対応するパディング画像とを含む画像を、前記仮想視野に対応する表示画像として表示する表示部と
    を具備する、X線診断装置。
  2. 前記視野サイズを有する仮想視野の少なくとも一部が前記X線検出領域からはみ出した位置に前記仮想視野を設定可能にする仮想視野設定部
    を更に具備する、請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記仮想視野設定部は、前記視野サイズの設定を契機として、前記仮想視野を設定する、
    請求項に記載のX線診断装置。
  4. 前記視野サイズ設定部は、複数の視野サイズのいずれか一つから設定する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のX線診断装置。
  5. 記仮想視野の中心は、前記X線検出領域内に位置する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のX線診断装置。
  6. 前記X線検出領域によって検出された前記X線に基づいて前記X線画像を発生する画像発生部と、
    記X線画像と、前記パディング画像とを連結した画像を前記表示画像として生成する生成部と
    を更に具備する、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のX線診断装置。
  7. 前記生成部は、前記パディング画像を、白黒2階調のメッシュ画像として生成する、
    請求項6に記載のX線診断装置。
  8. 前記生成部は、前記パディング画像を、色相情報を用いて生成する、
    請求項6に記載のX線診断装置。
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