JP6788375B2 - 発光装置および照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の発光素子を備えた発光装置に関する。
発光装置では、白色光など所望の色の発光を得るために、発光素子と、発光素子からの光の一部を波長変換する蛍光体とを組み合わせたものが多用されている。近年、所定の間隙を開けて、複数の発光素子を面内に一次元あるいは二次元的に配列し、隣合う発光素子の間隙を封止樹脂で充填した発光装置が、照明機器、照明灯具、あるいは舞台演出用の照明などに利用されている。
このような発光装置は、複数の発光素子を個別に点消灯させる機能を有し、街灯のような照明機器に用いた場合、人が歩いている道筋のみを照らすことができ、車両用灯具に用いた場合、対向車や人にまぶしさを与えないために人への照射部のみを暗くすることができる。舞台演出用の照明に用いた場合、一部のみを照らしたり、一部のみを暗くしたりすることができる。そのため、点灯時には均一に照らし、発光素子の一部を消灯する場合は、消灯部分を完全に暗くしたいという要望がある。
しかし、上記発光装置では、発光素子間の距離が大きい場合、投影像には、隣接する発光素子同士の間にわずかな暗部(暗線)が形成されることがある。この暗部の形成を抑制するためには、配列された素子間の距離は小さくする必要がある。一方、配列された素子間の距離を小さくした場合、一部の発光素子を消灯させた時に、点灯している発光素子から消灯させた発光素子に向かって、光が導波し、消灯させた発光素子の側面に到達する。この導波光により、消灯させた発光素子周辺領域から光が放出され、消灯させた発光素子周辺領域が完全な暗部になりにくい。そのため、点灯している発光素子と消灯させた発光素子との境界(カットオフ)が投影像において不明確となってしまう。
特許文献1は、所定の間隙を開けて配列した複数の発光素子を備えた発光装置の技術を開示している。発光素子の側面は、発光層からの発光光の一部を透過させる半透光性を有する半透光膜で覆われている。一つの発光素子の側面の半透光膜は、隣接する他の発光素子から素子間領域を導波した光を反射させて素子間領域から光を取り出させ、かつ導波光の素子側面への到達を防止する。これにより、特許文献1の発光装置は、投影像において、発光素子点灯時には素子間領域の暗線形成を防止し、消灯時にはカットオフを明確にする。
特開2015−177021号公報
しかしながら、特許文献1の発光装置では、個々の発光装置の側面を半透光膜で覆う必要があるため、製造工程が複雑になる。
本発明の目的は、簡素な構成でありながら、複数の発光素子の少なくとも一部が消灯している場合に、点灯している発光素子と消灯している発光素子との境界(カットオフ)を投影像において明確にする発光装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の発光装置は、基板と、基板上に間隙をあけて配列された複数の発光素子と、複数の発光素子の間に充填された光散乱性樹脂と、を備える。複数の発光素子の少なくとも一つの周囲の領域の光散乱性樹脂は、サーモクロミック材料を含む。
本発明によれば、簡素な構成を用いて、個別に点消灯する複数の発光素子の少なくとも一部が消灯している場合に、投影像におけるカットオフを明確にできる。
(a)は、全部の発光素子が点灯している場合の一例としての本実施形態の発光装置1の上面構造の概略および光の進路を示す説明図であり、(b)は、図(a)のA−A´断面構造の概略および光の進路を示す説明図である。 (a)は、中央に配置された発光素子が消灯した場合の、図1(a)の発光装置の上面構造の概略および光の進路を示す説明図であり、(b)は、図(a)のA−A´断面構造の概略および光の進路を示す説明図である。 (a)は、全部の発光素子が消灯している場合の一例としての本実施形態の発光装置1の上面図であり、(b)は、図(a)のA−A´断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、全図において、同一機能を有するものは同一の符号をつけ、その繰り返しの説明は省略する。
<第一実施形態>
まず、図1および図2を用いて第一実施形態の発光装置1に係る構成の概略および発光素子の側面から発光された光の進路について説明する。
本発明の発光装置1は、基板70と、基板70上に互いの側面が間隙sをあけるように配列された複数の発光素子10と、複数の発光素子10の間に充填された光散乱性樹脂20と、を備える。複数の発光素子10の少なくとも一つ(発光素子11)の周囲の領域の光散乱性樹脂20は、サーモクロミック材料を含む。
サーモクロミック材料30は、発光素子11の点灯時に発光素子11の熱により到達する温度において、発光素子11の光に対して透明であり、発光素子11の消灯時の温度では発光素子11の光を透過しないものを用いる。
光散乱性樹脂20は、発光素子10の光を散乱させる光散乱剤と発光素子10の光に対して透明であるバインダー樹脂とを混合したものを用いる。
発光素子10は上面および側面から光を発する素子であり、LED素子、EL素子等の所望の素子を用いることができる。
このような発光装置1において、すべての発光素子10が点灯している場合、発光素子10の上面および側面から光が発せられる。発光素子10の側面から発せられる光40は、光散乱性樹脂20に入射し、その内部で四方八方に散乱される。散乱された光のうち一部は、間隙sをあけて隣接する発光素子10方向に導波する光(導波光)43となる。導波光43の一部は光散乱性樹脂20で散乱され、他の一部は到達した発光素子10の側面で反射され、いずれも光散乱性樹脂20上面に向かう光44となる。点灯時にはサーモクロミック材料30は光に対して透明性を有するため、側面からの光40の散乱、導波、反射を阻止しない(図1)。よって、発光装置1の上面全体から光が出射される。
一方、図2(a)、(b)のように、一部の発光素子11を消灯させ、残りの発光素子10を点灯させた場合、消灯している発光素子11の周囲のサーモクロミック材料30は温度が低下し、光を透過しないため、光を透過しない遮光領域31が形成される(図2)。このため、点灯している発光素子10からの導波光43は、遮光領域31を透過できず、発光素子11の側面へも到達できない。よって、消灯している発光素子11およびその周囲のサーモクロミック材料30から光が上方に出射されないため、投影像における点灯している発光素子10およびその周囲領域とのカットオフが明確となる。
図1から図3を参照して、さらに、本実施形態の構成について詳しく説明する。
本実施形態の発光装置1は、上述の基板70と、複数の発光素子10(11)と、光散乱性樹脂20に加えて、基板70上に設けられた枠材80と、複数の発光素子10(11)の上面および光散乱性樹脂20の上面に配置された波長変換層60と、を備える。枠材80は、最も外側に配列された発光素子10の周囲に間隔をあけて設けられている。波長変換層60の側面は枠材80に覆われている。本実施形態では、すべての発光素子が個々に点消灯することができるように制御された駆動回路に接続されている。また、すべての発光素子10(11)の間の間隙sにはサーモクロミック材料30を含有する光散乱性樹脂20が充填されている。
サーモクロミック材料30としては、発光素子10(11)の熱により発光素子10(11)の光の透過率が可逆的に変化する材料を用いる。例えば、発光素子10(11)の点灯時の温度では透明性を有して光を透過し、発光素子10(11)の消灯時の温度では黒色に着色して光の透過を妨げる材料を用いる。一例としては温度に依存して色を着色から透明(無色)へと変化するロイコ染料(例えば、株式会社記録素材総合研究所のOR−30やOR−60等)を用いることができる。
光散乱性樹脂20に対するサーモクロミック材料30の濃度は、発光素子10が点灯時に透明性を有して光を透過し、かつ消灯時に遮光するように設定する。
サーモクロミック材料30の発光素子10の点灯時における屈折率は、光散乱性樹脂20を構成するバインダー樹脂の屈折率と同程度であることが光透過性が高まるため好ましい。
光散乱性樹脂20の光散乱剤としては、酸化チタン、酸化亜鉛などを用いることができる。バインダー樹脂に対する光散乱剤の含有量は、発光素子10の側面から出射された光40を導波させながらその一部を散乱して、光散乱性樹脂20の上面から均一な分布で出射できるように設定する。
バインダー樹脂としては、透明性および耐熱性を有するものであればよく、例えば、ジメチルシリコーン(信越化学工業(株)製)を用いることができる。バインダー樹脂の屈折率は、波長変換層60の屈折率と同程度あるいはそれより小さいことが好ましい。これにより、光散乱性樹脂20の上面からの光を効率よく波長変換層60に入射させることができる。
発光素子10(11)の一例として、所定の波長の青色光を発するLED素子を用いる。図2(a)の例では、これらの発光素子10(11)は、基板70上に、所定の間隙sをあけて、二次元方向に正方マトリックス状(3行×3列)に配置されている。発光素子10の配列は、目的の配光が得られるように定める。間隔sは、発光素子10と発光素子10との間の位置の投影像に暗線が生じない距離であって、発光素子10からの熱が周囲のサーモクロミック材料30に伝導してその変色温度に到達することにより遮光領域31が生じる程度の距離が必要である。
波長変換層60は、複数の発光素子10(11)の上面および光散乱性樹脂20の上面全体を覆っており、波長変換層60の上面が発光装置1の光取り出し面となる。波長変換層60は、典型的には、YAG系蛍光体、SiAlON系蛍光体などの蛍光体をシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、無機バインダーなどの透光性樹脂に分散させて硬化させた層である。あるいは、蛍光ガラスや蛍光セラミックを用いることも可能である。本実施形態では、YAG系蛍光体を使用する。
基板70は、AlN製の基板であり、Au等の導電性金属で配線パターンが形成されている。発光素子10(11)がフェイスアップ型のLED素子である場合、発光素子10(11)上面の一部に配置される、給電用の電極パッドは、例えば、金製のワイヤー(不図示)を用いて基板70の配線パターンに接続される。配線パターンおよびワイヤーを介して、個々の発光素子10(11)への電流の供給を制御することにより、個々の発光素子10(11)の点消灯が制御される。
枠材80は、光散乱性樹脂20および波長変換層60を形成する樹脂を注入する際の注入枠として用いられるが、省略することも可能である。枠材80の材料としては、セラミック、樹脂等を用いることができる。
次に、すべての発光素子10(11)が消灯している場合(図3)、すべての発光素子10(11)が点灯している場合(図1)および、一部の発光素子11が消灯している場合(図2)の本実施形態の発光装置1の各部の動作を説明する。なお、一例として、65℃以下で黒色に着色し、70℃以上で透明になるサーモクロミック材料30を用いて説明する。
すべての発光素子10(11)が消灯している場合(図3(a)、(b))、光散乱性樹脂20内のサーモクロミック材料30は、室温により65℃より低い温度になるため、黒色を呈する。
すべての発光素子10(11)が点灯している場合(図1(a)、(b))、発光素子10(11)の上面および側面からの光(青色光)50、40が発光される。発光による発光素子10(11)の熱により、光散乱性樹脂20に含まれるサーモクロミック材料30の温度が上昇し、温度が70℃に達すると、サーモクロミック材料の色は黒色から透明(無色)に変わる。これにより、波長変換層60へ向かう発光素子10(11)の側面からの光40の透過が阻害されない。
発光素子10(11)の上面から発せられる光50は波長変換層60に入射し、一部が蛍光体により黄色光に波長変換される。一方、発光素子10(11)の側面から発せられる光40は、光散乱性樹脂20に入射し、一部が光散乱剤により散乱されながら導波する導波光43となって、隣り合う発光素子10(11)に向かう。光散乱性樹脂20により散乱された光は、光散乱性樹脂20内部から波長変換層60に向かう光41となる。隣り合う発光素子10(11)に到達した光44はその側面で反射されて波長変換層60に向かう。発光素子10(11)の側面からの光は発光素子10(11)の上面からの光50とともに最終的に波長変換層60に入射する。
そのため、発光素子10(11)の上面および光散乱性樹脂20の上面からほぼ一様な青色光が波長変換層60へ入射する。波長変換層60では、蛍光体により青色光の一部が黄色の蛍光に変換され、変換された黄色蛍光と残りの青色光が混合される。これにより、波長変換層60の上面から外部へ白色光が出射される。
次に、中央の発光素子11のみ消灯させた場合(図2(a)、(b))、発光素子11の温度が低下するため、中央の発光素子11の周囲の光散乱性樹脂20に含有されているサーモクロミック材料30の温度が低下し、65℃以下になるとサーモクロミック材料は黒色に変化する。これにより、中央の発光素子11の周囲には、黒色に着色しているサーモクロミック材料30を含有する光散乱性樹脂20による遮光領域31が形成される。一方、発光素子11を囲む発光素子10は点灯し続けているため、これらの発光素子10周囲の光散乱性樹脂20は透明なままであり、側面からの光40は中央の発光素子11の側面に向かって光散乱性樹脂20内を伝搬する導波光43となる。しかしながら、発光素子11の周囲には遮光領域31が形成されているため、導波光43の遮光領域31で吸収され、発光素子11の側面へ到達しない。これにより、発光素子11の周囲の領域からは光が出射されず、消灯させた発光素子11およびその周辺領域を完全に消灯させることができる。
本実施形態によれば、複数の発光素子10の一部(発光素子11)を消灯させている場合、その周囲領域のサーモクロミック材料30が黒色に着色し、遮光領域31を形成することにより、投影像におけるカットオフが明確になる。また、すべての発光素子10(11)が点灯している場合には、サーモクロミック材料30が透明になることにより、光散乱性樹脂20の上面からの出射される光の量が低減されないため、発光素子10(11)の上面および光散乱性樹脂20の上面からほぼ一様の光を出射することができる。
サーモクロミック材料30の変色温度は、上記実施形態では65℃に設定したが、発光素子10の発熱量および周辺の温度雰囲気などを考慮して決定することが好ましい。また、変色温度はサーモクロミック材料30の分子構造や配合によって制御することができる。
発光素子10(11)は、所定の波長の青色光を発するLED素子であれば、フェイスダウン型などを用いてよい。
サーモクロミック材料30が、光を散乱させる機能をあわせもつ場合は、光散乱剤を兼用させてもよい。
上述の説明では、温度に依存して透過率が変わるサーモクロミック材料30の場合を説明したが、舞台照明光源に用いるなど、発光装置1の用途によっては、温度に依存して色が変わるサーモクロミック材料30を使用することもできる。
光散乱性樹脂20に用いるバインダー樹脂として、高温で透明性を有し、低温で遮光するような、温度に依存して可逆的に透過率が変化する熱応答性高分子樹脂を用いてもよい。この場合、サーモクロミック材料30を使用せずに、熱応答性高分子樹脂と光散乱剤とを組み合わせたものを光散乱性樹脂20として用いることができる。
本実施形態では、すべての発光素子10間の間隙sがサーモクロミック材料30を含む光散乱性樹脂20で充填されている場合を説明したが、個別に消灯する発光素子10(11)が決まっている場合、その発光素子11の周囲の間隙sがサーモクロミック材料30を含む光散乱性樹脂20で充填されていればよい。また、本実施形態では、発光素子10が二次元方向に正方マトリックス状に配列する場合を説明したが、これに限定されず、発光素子10は、一次元方向に配列していてもよい。
次に本実施形態の発光装置1の製造方法の一例を説明する。
配線パターンが印字されたAlN製基板70上に、一辺が300mmの9個の青色発光素子10を所定の間隙sをあけて二次元方向に正方マトリックス状(3行×3列)になる位置に実装する。
次に、青色発光素子10の電極パッドとAlN製基板70の配線パターンとに金ワイヤーを用いてワイヤーボンディングを行い、発光素子10と基板70とを電気的に接続する。
次いで、最も外側に配置されている発光素子10の周囲に間隔をあけて、枠材80を配置する。
その後、所定量の散乱剤を含んだ光散乱性樹脂20に、所定量のサーモクロミック材料30を均一に分散させた硬化前の樹脂ペーストを用意する。用意した樹脂ペーストを、枠材80と枠材80側の発光素子10の側面との間に注入し、かつ隣接する発光素子10間の間隙sに充填するように注入する。注入した樹脂ペーストを所定の条件(加熱、紫外線照射等)で硬化する。これにより、すべての発光素子10の間に充填されているサーモクロミック材料30含有光散乱性樹脂20を形成する。
次いで、黄色蛍光体を所定の濃度で分散させた、硬化前の透明樹脂(透明樹脂ペースト)を用意し、透明樹脂ペーストをディスペンサ―を用いてすべての青色発光素子10上面、硬化した光散乱性樹脂20の上面、および枠材80の側面を覆うように塗布し、所定の硬化条件(加熱、紫外線照射など)で硬化させ、波長変換層60を形成する。
上述の製造方法は、すべての発光素子10間の間隙sがサーモクロミック材料を含む光散乱性樹脂20で充填される場合を説明したが、点消灯する発光素子10(11)の周囲の間隙sのみをサーモクロミック材料含有光散乱性樹脂20で充填する場合は、上述の光散乱性樹脂20を形成する工程おいて、サーモクロミック材料含有樹脂ペーストとは別にサーモクロミック材料を含まない散乱性樹脂ペーストを用意し、点消灯する発光素子10(11)の周囲の間隙以外の間隙を、サーモクロミック材料を含まない樹脂ペーストで充填する工程が追加される。
本実施形態の発光装置1は、基板70をさらに金属基板(例えば、Cu製)に搭載することができる。この場合、基板70は金属基板に金属製(例えば、Ag)フィラーを含む接着剤を用いて接着させ、基板70の配線パターンと金属基板の配線パターンとは金ワイヤーを用いてワイヤーボンディングされる。発光装置1を金属基板に搭載させることにより、発光素子10の熱を効率よく金属基板に伝導させて、発光素子10の熱引き効率を高めることができる。
以上説明した本発明の発光装置は、発光アレイ、LEDアレイなどの光源として、あるいは、一般照明、街路灯、ヘッドランプ、舞台用照明など照明装置の光源として用いることができる。
1・・・発光装置、10・・・発光素子、20・・・光散乱性樹脂、30・・・サーモクロミック材料、60・・・波長変換層、70・・・基板、s・・・間隙

Claims (6)

  1. 基板と、前記基板上に間隙をあけて配列された複数の発光素子と、前記複数の発光素子の間に充填された光散乱性樹脂と、を備えた発光装置であって、
    前記複数の発光素子のうち少なくとも一つの発光素子である第1の発光素子は、その周囲の領域の前記光散乱性樹脂が、サーモクロミック材料を含み、
    前記サーモクロミック材料は、その温度が変色温度に到達すると光の透過率が可逆的に変化する材料であり、前記第1の発光素子の点灯時に前記第1の発光素子の熱により到達する温度において透明であり、前記第1の発光素子の消灯時の温度では他の前記発光素子から発せられた光を遮光して前記第1の発光素子に到達させないものであり、
    前記複数の発光素子のうちの前記第1の発光素子と、前記第1の発光素子に隣接する第2の発光素子との距離は、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子が点灯している場合には、前記第1の発光素子と前記第2の発光素子との間における前記サーモクロミック材料が透明となる温度に達し、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のいずれか一方のみが点灯している場合には、消灯している前記発光素子の周囲の前記サーモクロミック材料が透明となる温度に達せず、点灯している発光素子からの光を遮光する遮光領域を生じる距離であることを特徴とする発光装置。
  2. 請求項のいずれか一つの請求項に記載の発光装置であって、
    前記複数の発光素子および前記光散乱性樹脂の上面に、前記発光素子から発せられた光の少なくとも一部を波長変換する波長変換層が配置されていることを特徴とする発光装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の発光装置であって、
    前記サーモクロミック材料は、前記光を遮光する際の温度では黒色であることを特徴とする発光装置。
  4. 請求項1からのいずれか一つの請求項に記載の発光装置であって、
    前記サーモクロミック材料が含有された前記光散乱性樹脂が周囲に配置された前記発光素子は、個別に消灯可能であることを特徴とする発光装置。
  5. 請求項1からのいずれか一つの請求項に記載の発光装置を用いる照明装置。
  6. 基板と、
    前記基板上に間隙をあけて配置され独立して点消灯可能な第1の発光素子および第2の発光素子と、
    前記間隙に位置し、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子の側面を覆う光散乱性樹脂と、
    前記第1の発光素子、前記第2の発光素子および前記光散乱性樹脂層の上面を覆う波長変換層と
    を備えた発光装置であって、
    前記光散乱性樹脂は、光の透過率が温度に応じて可逆的に変化するサーモクロミック材料または熱応答性高分子樹脂を含み、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のうち一方が点灯し他方が消灯している場合、点灯している前記発光素子の光を遮光して消灯している前記発光素子に到達させない構成であり、
    前記サーモクロミック材料は、室温においては着色し、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子の何れかを点灯させた時に点灯した発光素子の周囲の前記光散乱性樹脂が到達する温度においては、前記着色状態から光透過状態となる変色温度を有する材料であり、
    前記熱応答性高分子樹脂は、低温で遮光し、前記第1の発光素子もしくは前記第2の発光素子の何れかを点灯させた時に点灯した発光素子の周囲の前記光散乱性樹脂が到達する高温においては透明性を有する材料であり、
    前記波長変換層は、蛍光体を透光性樹脂に分散した層、蛍光ガラスもしくは蛍光セラミックからなり、少なくとも前記第1の発光素子および前記第2の発光素子から発せられた光の一部を異なる色の光に変換して上面から外部に出射し、
    前記第1の発光素子と前記第2の発光素子は隣接しており、前記第1の発光素子と前記第2の発光素子との距離は、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子が点灯している場合には、前記第1の発光素子と前記第2の発光素子との間における前記サーモクロミック材料が透明となる温度に達し、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のいずれか一方のみが点灯している場合には、消灯している前記発光素子の周囲の前記サーモクロミック材料が透明となる温度に達せず、点灯している発光素子からの光を遮光する遮光領域を生じる距離であることを特徴とする発光装置。
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