JP6701294B2 - プレスブレーキ及び管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、プレスブレーキ及び管理システムに関する。
プレスブレーキは、上部テーブル及び下部テーブルを相対的に上下移動させる工作機械であり、その上下移動には、通常、左右一対の油圧シリンダが利用される(例えば、特許文献1参照)。そして、これら油圧シリンダは、それぞれ流体ポンプと様々なバルブで構成される油圧回路で制御される。従って、油圧回路に汚濁(コンタミネーション、以下「コンタミ」と呼ぶ。)が混入してしまうと、そのコンタミがバルブに挟み込まれる等して、油圧シリンダの誤動作を生じさせる場合がある。
以上のように油圧回路に異常が生じると、はじめに、プレスブレーキは、作業者等に対してアラーム等の警報によって異常を知らせると共に稼働を停止する。続いて、作業者は、作業を中断してプレスブレーキの製造業者に異常があった旨の連絡をする。最後に、作業者からの連絡を受けた製造業者は、サービススタッフ等のメンテナンス業者を現地に派遣し、プレスブレーキに対する必要な検査等を行う。そして、その検査等の結果に応じて部品交換等のメンテナンス処置を施し、プレスブレーキを復旧させる。以上が、プレスブレーキにおける異常発生から復旧までの一般的なフローとなる。
特開2001−121299号公報
しかし、上記フローによれば、長時間に亘りプレスブレーキの稼働が停止することになるため、当然ながら生産性が低下してしまう。特に、部品交換が必要な事案については、交換部品の納期によって停止期間が長期化したり、交換部品の実費が発生したりと言った問題が生じる。また、メンテナンス業者の質・量が不十分であれば、それによっても復旧処理の長期化をもたらすことになる。従って、これらの対応を考慮したときに、コンタミ混入等の異常発生を予兆することができれば、より一層適切な対策を前もって講じることができるようになる。
そこで、本発明は、油圧回路に対するコンタミ混入等の異常発生を予兆管理するプレスブレーキ及び管理システムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るプレスブレーキは、上部テーブル及び下部テーブルを相対的に上下移動させる油圧シリンダと、前記油圧シリンダの油圧回路を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記油圧シリンダの第1ポート側の作動油の背圧を制御する第1圧力制御弁を含む前記油圧回路の異常の発生を予兆管理することを特徴とする。
また、管理システムは、上部テーブル及び下部テーブルを相対的に上下移動させる油圧シリンダ及び油圧回路を有するプレスブレーキと、該プレスブレーキとデータ通信可能に接続された管理サーバ装置とを備えた管理システムであって、前記プレスブレーキ及び前記管理サーバ装置のいずれか一方は、前記油圧シリンダの第1ポート側の作動油の背圧を制御する第1圧力制御弁を含む前記油圧回路の異常の発生を予兆管理することが可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、油圧回路に対するコンタミ混入等の異常発生を予兆管理するプレスブレーキ及び管理システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る管理システムの全体構成を概略的に示す図である。 同管理システムのプレスブレーキにおける油圧シリンダの油圧回路及び制御部を示す図である。 同プレスブレーキの動作フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るプレスブレーキにおける油圧シリンダの他の油圧回路及び制御部を示す図である。 同プレスブレーキの動作フローの他の例を示すフローチャートである。 同プレスブレーキの動作フローの更に他の例を示すフローチャートである。 更に他の実施形態に係る油圧回路の一部を示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るプレスブレーキ及び管理システムについて詳細に説明する。ただし、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[管理システムの全体構成]
まず、本発明の一実施形態に係る管理システム190の全体構成について、図1を用いて説明する。なお、図1を含む各図においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。
図1に示すように、管理システム190は、被加工板材(ワークW)の曲げ加工等を行うプレスブレーキ100と、このプレスブレーキ100の情報を管理する管理サーバ装置140とを備える。管理システム190のプレスブレーキ100及び管理サーバ装置140は、例えばインターネット等の通信ネットワーク180を介して互いにデータ通信可能に接続されている。
通信ネットワーク180は、例えば、携帯電話網、公衆回線網、LAN、WANの他、VPN(仮想専用線)等のセキュア接続が可能な回線を含む。通信ネットワーク180には、プレスブレーキ100及び管理サーバ装置140の他に、プレスブレーキ操作・制御用のタブレット型コンピュータ等の端末装置(図示せず)が接続されていてもよい。また、「接続」とは、必ずしも物理的に配線等により接続されていることを意味するものではなく、プレスブレーキ100や管理サーバ装置140等の各構成要素間でデータや信号を、有線又は無線の如何に拘わらず送受信できることを意味している。
管理システム190のプレスブレーキ100は、機械本体の両側に側板130を有する。この側板130の上部には、ラム駆動源となる油圧シリンダ131,132が設けられており、これらを介して上部テーブル110が取り付けられている。この上部テーブル110には、クランプジョー200によってパンチホルダ300が取り付けられている。このパンチホルダ300には、上型であるパンチPが装着されている。
上部テーブル110には、例えば、プレスブレーキ100の全体を制御する制御部145(図2参照)と、この制御部145の操作パネル133とが移動自在に設けられている。制御部145は、油圧シリンダ131,132の動作制御を実行すると共に、各油圧シリンダ131,132の油圧回路150(図2参照)における異常の発生を予兆管理し得る。
操作パネル133の表示画面133a上には、例えば、自動プログラミング装置が演算したワークWの曲げ順と、この曲げ順毎に使用されるパンチP及びダイDからなる金型等の各種情報が表示される。側板130の下部には、下部テーブル120が配置され、この下部テーブル120には、ダイホルダ134を介して下型であるダイDが装着されている。
なお、本実施形態に係るプレスブレーキ100は、固定された下部テーブル120に対して上部テーブル110を上下移動させる下降式プレスブレーキである。このため、上部テーブル110には、上部テーブル110の移動方向(上下方向)の位置情報を検出する位置検出器として、例えばリニアスケール111が連結されている。
図1に示したプレスブレーキ100は、例えば、作業者Sによるフットペダル136の操作によって、下部テーブル120に対して上部テーブル110が相対的に上下移動するよう構成されている。具体的には、はじめに、下部テーブル120の後方に配置されたバックゲージの突当135に、作業者SがワークWを突き当てて位置決めする。その後、フットペダル136を踏み込むと、既述した油圧シリンダ131,132が作動して上部テーブル110を下降させる。そして、パンチP及びダイDの協働によってワークWが折り曲げられる。
管理システム190の管理サーバ装置140は、例えばプレスブレーキの製造業者が管理するサーバ装置であり、プレスブレーキ100の稼働状況等をリアルタイムに監視可能に構成されている。また、管理サーバ装置140は、様々なプレスブレーキ100の動作情報を含む制御の関連情報を自ら演算・保持すると共に、これらの情報をプレスブレーキ100から取得して、プレスブレーキ100の予兆管理を実行し得る。
なお、本実施形態における予兆管理は、上記のように管理サーバ装置140を備えた管理システム190全体として実施することは勿論のこと、プレスブレーキ100単独でも実施可能である。従って、以下においては、主としてプレスブレーキ100単独での予兆管理について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本実施形態は、図1に示すプレスブレーキ100の他に、油圧シリンダを利用する工作機械に広く用いることができる。
[プレスブレーキの油圧回路]
まず、本実施形態に係るプレスブレーキ100の予兆管理の前提として、プレスブレーキ100における油圧シリンダ131,132の油圧回路150について、図2を用いて説明する。なお、図2は、油圧シリンダ131と、この油圧シリンダ131の油圧回路150と、この油圧回路150を制御する制御部145とを示している。油圧シリンダ132の油圧回路についても油圧回路150と同様であるため、ここでは説明を省略する。
プレスブレーキ100の油圧シリンダ131は、ピストン131aと、このピストン131aに装着されたロッド131bと、これらを包含する略円筒状のシリンダチューブ131cと、このシリンダチューブ131cの上部を覆うシリンダヘッド131dとを有する。また、油圧回路150は、油圧回路150全体に作動油を循環させる流体ポンプPM101と、この流体ポンプPM101を回転駆動するACサーボモータMT101とを備える。
本実施形態に係る流体ポンプPM101は、双方向ポンプである。以下では、流体ポンプPM101の一次側PM101aから二次側PM101bへの方向を「正方向」とし、反対の二次側PM101bから一次側PM101aへの方向を「逆方向」として説明する。流体ポンプPM101の一次側PM101aは、配管PP101、方向制御弁V101、及び配管PP102を介して、油圧シリンダ131の上シリンダ室131eに続くポートAに接続されている。
方向制御弁V101は、例えば、4ポート2位置の弁である。この方向制御弁V101は、位置aでは、ポートA及びポートT間が開通し、ポートB及びポートP間が開通する。一方、方向制御弁V101は、位置bでは、ポートA及びポートP間が開通し、ポートB及びポートT間が開通する。
配管PP101は、流体ポンプPM101の一次側PM101aと方向制御弁V101のポートTとを接続する。配管PP102は、方向制御弁V101のポートAと油圧シリンダ131のポートAとを接続する。配管PP102には、圧力スイッチE101と圧力計M101が設けられている。圧力計M101は、油圧シリンダ131の上シリンダ室131eの作動油の油圧を計測する。
流体ポンプPM101の二次側PM101bは、配管PP103、チェック弁V102、配管PP104、チェック弁V103、及び配管PP105を介して、油圧シリンダ131の下シリンダ室131fに続くポートBに接続されている。配管PP103には、オリフィスE102を介して接続されたボリュームE103と圧力計M102とが設けられている。
圧力計M102は、流体ポンプPM101の二次側PM101bの作動油の油圧を計測する。なお、配管PP105には、圧力計M103が設けられている。圧力計M103は、油圧シリンダ131の下シリンダ室131fの作動油の油圧を計測する。また、配管PP104及び後述する配管PP107には、圧力計M151が設けられている。圧力計M151は、第1圧力制御弁としての後述する圧力制御弁V105の下流側の作動油の油圧を計測する。そして、流体ポンプPM101内の余剰の作動油は、ドレン口PM101cからオイルタンクE104に排出される。
なお、この油圧回路150の配管PP105は、配管PP106、方向制御弁V104、及び配管PP107の経路でも、配管PP104に接続されている。方向制御弁V104は、例えば2ポート2位置の弁であり、位置aでは、ポートA及びポートB間が開通し、位置bでは、ポートA及びポートB間が閉鎖する。
配管PP106は、配管PP105と方向制御弁V104のポートAとを接続する。配管PP107は、方向制御弁V104のポートBと配管PP104とを接続する。配管PP106と配管PP107との間には、方向制御弁V104と並列に、油圧シリンダ131のポートB側の作動油の背圧を制御する圧力制御部U101が設けられている。
圧力制御部U101は、配管PP106から配管PP107にかけてそれぞれ接続された、配管PP108、フィルタE105、配管PP109、圧力制御弁V105、及び配管PP110を有する。なお、配管PP105は、オリフィスE106が設けられた配管PP111、圧力制御弁V106、配管PP112、及び配管PP113を介して、オイルタンクE104に接続されている。
配管PP107は、配管PP114、圧力制御弁V107、配管PP115、方向制御弁V108、及び配管P116を介して、配管PP113に接続されている。方向制御弁V108は、例えば4ポート2位置の弁である。この方向制御弁V108は、位置aでは、ポートA及びポートT間が開通し、ポートB及びポートP間が開通する。一方、方向制御弁V108は、位置bでは、ポートA及びポートPが開通し、ポートB及びポートT間が閉鎖する。
配管PP115は、圧力制御弁V107と方向制御弁V108とを接続する。また、配管PP116は、方向制御弁V108のポートTと配管PP113とを接続する。なお、配管PP103は、配管PP117、チェック弁V109、配管PP118、及びフィルタE107を介して、オイルタンクE104に接続されている。
また、配管PP117は、配管PP119、圧力制御弁V110、配管PP120、及び配管PP113を介して、オイルタンクE104に接続されている。配管PP101は、配管PP121、チェック弁V111、配管PP122、配管PP118、及びフィルタE107を介して、オイルタンクE104に接続されている。配管PP121は、配管PP125、圧力制御弁V112、配管PP126、配管PP123、及び配管PP113を介して、オイルタンクE104に接続されている。
なお、方向制御弁V101のポートBは、配管PP123及び配管PP113を介して、オイルタンクE104に接続されている。また、方向制御弁V101のポートBは、配管PP123、及びオリフィスE108が設けられた配管PP124を介して、方向制御弁V101のポートPに接続されている。
油圧シリンダ131の上シリンダ室131eは、そのシリンダヘッド131dから配管PP127、プレフィル弁V113、及び配管PP128を介して、オイルタンクE109に接続されている。プレフィル弁V113は、方向制御弁V108から供給されるパイロット信号PL101によって開通する。
パイロット信号PL101は、配管PP103、配管PP129、方向制御弁V108のポートPを介して、位置bの方向制御弁V108のポートAから供給される。その他、オイルタンクE104には、マグネットE110、フロートスイッチE111、エアブリーザE112、及び油面計M104が設けられている。以上が、本実施形態に係る油圧回路150の構成である。
次に、油圧回路150の通常動作について説明する。
[上部テーブルの停止]
はじめに、上部テーブル110の停止について説明する。
上部テーブル110を停止させるには、制御部145により方向制御弁V104を位置bに切り替える。これにより、上部テーブル110の自重は、チェック弁V103、方向制御弁V104、圧力制御弁V105、及び圧力制御弁V106によって支えられる。なお、この状況においては、流体ポンプPM101は動作を停止している。
ここで、油圧シリンダ131のロッド131bに掛かる圧力は、これら各弁V103〜V106や油圧シリンダ131等の作動油のリーク、流量損失及び圧力損失によって、上部テーブル110の自重圧に徐々に低下する。なお、作動油のリーク量は、機器の個体差によってバラつきが生じることに注意が必要である。
[上部テーブルの自重下降]
続いて、上部テーブル110の自重下降(高速下降)について説明する。
上部テーブル110を自重下降させるには、制御部145により方向制御弁V101を位置a、方向制御弁V104を位置a、方向制御弁V108を位置aにそれぞれ切り替える。これにより、油圧シリンダ131のポートB→方向制御弁V104→圧力制御弁V107→方向制御弁V108→流体ポンプPM101の二次側PM101b→流体ポンプPM101の一次側PM101a→方向制御弁V101→油圧シリンダ131のポートAの経路が開通する。
ここで、流体ポンプPM101によって作動油を逆方向に流すと、前記経路を通して油圧シリンダ131の下シリンダ室131fから作動油が抜かれ、上部テーブル110が自重下降を始める。一方、油圧シリンダ131の上シリンダ室131eには負圧が生じるが、この負圧によって、上シリンダ室131eにはプレフィル弁V113を介して、オイルタンクE109から大量の作動油が供給される。その結果、上部テーブル110は高速下降する。
[上部テーブルの曲げ下降]
続いて、上部テーブル110の曲げ下降(低速下降)について説明する。
上部テーブル110が下降して所定の位置(速度切替位置)に到達した時点で、制御部145は、方向制御弁V104を位置bに切り替えて流路を閉鎖する。これにより、方向制御弁V104を流れていた油圧シリンダ131のポートBからの作動油は、圧力制御弁V105を経由して圧力制御弁V107に流れるようになるので、油圧シリンダ131のポートB→圧力制御弁V105→圧力制御弁V107→方向制御弁V108→流体ポンプPM101の二次側PM101b→流体ポンプPM101の一次側PM101a→方向制御弁V101→油圧シリンダ131のポートAの経路が開通する。
この場合、油圧シリンダ131のポートBからの作動油の流量が圧力制御弁V105及び圧力制御弁V107の背圧によって制限されるため、上部テーブル110の下降速度が低下する。一方、油圧シリンダ131の上シリンダ室131eには、流体ポンプPM101から作動油が供給されるため、ロッド131bが強い力で押し下げられることとなり、ワークWの曲げ加工が可能となる。
なお、流体ポンプPM101には、フィルタE107及びチェック弁V109を介して、オイルタンクE104から作動油が供給される。また、油圧シリンダ131の上シリンダ室131eには、方向制御弁V101を介して、流体ポンプPM101から作動油が供給される。
[上部テーブルの上昇/強制上昇]
続いて、上部テーブル110の上昇或いは強制上昇について説明する。
上部テーブル110を上昇或いは強制上昇させるには、制御部145により方向制御弁V108を位置bに切り替える。その上で、流体ポンプPM101によって作動油を正方向に流す。これにより、油圧シリンダ131の下シリンダ室131fには、フィルタE107→流体ポンプPM101の一次側PM101a→流体ポンプPM101の二次側PM101b→配管PP103→チェック弁V102→チェック弁V103の経路を通って、オイルタンクE104から作動油が供給される。
また、配管PP103を流れる作動油が方向制御弁V108のポートPに供給されることで、方向制御弁V108のポートAからプレフィル弁V113に対してパイロット信号PL101が供給される。これにより、油圧シリンダ131の上シリンダ室131eの作動油は、プレフィル弁V113を介して、オイルタンクE109に排出される。その結果、ピストン131aに負圧が生じ、上部テーブル110が上昇する。
以上が、本実施形態に係る油圧回路150の動作となるが、コンタミの混入によって、次のような問題が生じ得る。
すなわち、油圧回路150にコンタミが混入すると、このコンタミが各種弁に詰まることで油圧回路150の誤動作の原因となる。プレスブレーキ100の場合、油圧シリンダ131を低速で動作させることが多いため、比較的遅い流速で油圧回路150に対して作動油を循環させることになる。
そのため、一旦、コンタミが弁に詰まってしまうと、再び流されにくく弁内に滞留してしまうこととなる。特に、圧力制御部U101の圧力制御弁V105は、流路が狭い上に、上部テーブル110の停止や曲げ下降といった動作で使用されるため、弁内の作動油の流れも遅い。
また、一方向にしか作動油が流れないため、コンタミの詰まりが解消されにくい。そして、圧力制御弁V105にコンタミが詰まってしまった場合は、上部テーブル110の停止や曲げ下降の際に、作動油がリークして、油圧シリンダ131の下シリンダ室131fの圧力が制御できなくなる。
その結果、上部テーブル110の自重を十分に支えられず、停止できなかったり設計値を超えた速さで落下したり、といった誤動作を生じる。更に、油圧シリンダ131の油圧回路150と油圧シリンダ132の油圧回路(図示せず)の動作にバラつきが生じてしまった場合、上部テーブル110に傾きが生じてしまい、ワークWの加工に大きな影響を与えてしまうこととなる。
そこで、本実施形態では、プレスブレーキ100が上記のような状態になって誤動作や緊急停止することを回避するために、予め制御部145によって、油圧回路150における異常の発生を予兆管理する。
具体的には、制御部145は、プレスブレーキ100の状態をリアルタイムに監視しながら異常の発生の予兆判定を行い、この予兆判定により異常の発生を予兆した場合には、異常の発生を回避するための事前対応を実行するよう構成されている。また、制御部145は、後述する各予兆判定しきい値を用いて予兆判定する制御に加え、現実に発生した異常を検知するための異常判定しきい値を用いて異常判定し、プレスブレーキ100を緊急停止させる制御も実行可能である。
[予兆判定]
ここで、制御部145が実行し得る予兆判定としては、油圧回路150の圧力制御部U101(圧力制御弁V105)における異常の発生を、(1)上部テーブル110の移動速度(下降速度)、(2)圧力制御弁V105の少なくとも上流側の圧力、及び/又は、(3)圧力制御弁V105のモニタ信号等に基づいて予兆判定する方法等が挙げられる。なお、以下で説明する予兆判定の方法の他にも、種々の方法を採用することが可能である。
上記(1)について、具体的には、制御部145は、上部テーブル110に連結されたリニアスケール111から、検出された上部テーブル110の現在位置情報をリアルタイムで取得する。そして、取得した現在位置情報に基づいて、上部テーブル110の単位時間あたりの下降速度を算出する。
そして、制御部145は、この算出された下降速度を、予め設定された予兆判定しきい値と比較し、該下降速度が該予兆判定しきい値を上回るか否かを判定することにより、圧力制御弁V105の異常の発生を予兆判定する。この場合において、上部テーブル110の下降速度が速くなるほど、油圧回路150内における作動油の漏出が認められることになるから、予兆判定しきい値は、異常判定しきい値よりも早く検知される値、すなわち、異常判定しきい値よりも低い値に設定される。
これにより、単純に上部テーブル110の下降量で判定するよりも、短時間でより正確に予兆判定を行うことが可能となる。また、正常なプレスブレーキ100であっても、低速かつ微小ではあるものの、自重により上部テーブル110が不可避的に下降する。このため、単純に上部テーブル110の下降量で判定する方法では、自重により不可避的に発生する上部テーブル110の下降と、コンタミに起因する上部テーブル110の下降とを判別することは困難であるが、時間の概念を有する下降速度で判定する方法では、これらの下降を容易に判別し、正確な予兆判定を実行することが可能となる。さらに、上記(1)の方法によれば、油圧回路150全体の異常の発生を予知することが可能となる。
なお、上記(1)のとおり、時間の概念を有する下降速度で判定する方法の方がより正確な予兆判定が可能であるものの、制御部145は、上部テーブル110の停止や曲げ下降時において、上部テーブル110の自重落下量を監視して異常の発生を予兆判定するようにしても良い。この場合、上部テーブル110の自重落下量が、設計上の許容自重落下量(設定された予兆判定しきい値)よりも大きくなる場合には、異常の発生が起こり得ると判定可能である。この場合において、上部テーブル110の自重落下量が大きくなるほど、油圧回路150内における作動油の漏出が認められることになるから、予兆判定しきい値は、異常判定しきい値よりも早く検知される値、すなわち、異常判定しきい値よりも低い値に設定される。なお、上部テーブル110の自重落下量を監視する場合は、監視データと過去の稼働情報との関係から、例えば、作動油の交換時期等の判断をすることも可能である。
また、上記(2)について、具体的には、制御部145によって、油圧回路150の圧力計M103の指示値、すなわち圧力制御弁V105の上流側の作動油の油圧をリアルタイムに監視し、この指示値(油圧)が予め設定された予兆判定しきい値を下回ったことを検知することにより、圧力制御弁V105の異常の発生を予兆判定する。
なお、圧力計M103の指示値(圧力制御弁V105の上流側の作動油の油圧)に基づいて予兆判定する方法に代えて、油圧回路150の圧力計M103と圧力計M151の指示値の差、すなわち圧力制御弁V105の前後の作動油の油圧差をリアルタイムに監視し、この油圧差を、予め設定された予兆判定しきい値と比較することにより、圧力制御弁V105の異常の発生を予兆判定する方法を採用しても良い。
これらの場合においては、圧力制御弁V105の上流側の作動油の油圧が低くなるほど、また、この結果圧力制御弁V105の前後の作動油の油圧差が小さくなるほど、圧力制御弁V105からの漏出が認められることになるから、予兆判定しきい値は、異常判定しきい値よりも早く検知される値、すなわち、異常判定しきい値よりも高い値に設定される。これらの方法においても、正確な予兆判定を実行することが可能である。また、これらの方法によれば、圧力制御弁V105の異常の発生を予知することが可能となる。
更に、上記(3)について、具体的には、圧力制御弁V105を、弁の異常を検知するモニタリング機能付きの圧力制御弁にする。そして、制御部145は、圧力制御弁V105が持つモニタリング機能により送信されたバルブ内の位置を示すモニタ信号に基づいて、圧力制御弁V105の異常の発生を予兆判定する。この場合において、予兆判定の判定条件は、異常判定よりも早く予兆判定がなされるよう、異常判定の判定条件よりも緩く設定される。このような方法においても、正確な予兆判定を実行することが可能である。
なお、制御部145は、上述した種々の予兆判定を組み合わせた複合予兆判定を実行することも可能である。例えば、制御部145は、上記(1)の予兆判定と上記(2)又は上記(3)の予兆判定とを組み合わせて実行するよう構成しても良く、この複合予兆判定の場合には、上記(1)の予兆判定により油圧回路150全体の異常発生を予知しつつ、上記(2)又は(3)の予兆判定により異常の発生する可能性のある箇所が圧力制御弁V105であるか否かを判断することが可能となる。
そして、このような複合予兆判定によれば、油圧回路150全体の異常発生を迅速に予兆することでプレスブレーキ100の安全性及び安定稼働性を担保しつつ、異常の発生する可能性のある箇所を迅速かつ容易に特定することで異常回避措置の作業効率を向上させることが可能となる。すなわち、通常、圧力制御弁V105内のコンタミの詰まり等は、回収して分解しなければ認知することが困難であるが、上記(2)又は上記(3)の予兆判定によれば圧力制御弁V105の異常発生を予兆し、回収・交換せずに対策を講じることや、交換部品の手配等を迅速に行うことが可能となる。また、圧力制御弁V105の監視のみでは油圧回路150の他の部品の異常発生を予兆することが困難であるが、上記(1)の予兆判定により、油圧回路150全体の異常発生を予兆することが可能となるため、安全性及び安定稼働性を担保することが可能となる。
[事前対応]
また、異常の発生を予兆した場合に制御部145が実行し得る事前対応としては、プレスブレーキ100において異常の予兆を報知する対応、管理サーバ装置140に対して異常の予兆を報知する対応、及び/又は、後述する二重化回路動作等によって異常の発生を回避する対応等が挙げられる。
具体的には、プレスブレーキ100の制御部145は、予兆判定の結果、油圧回路150に異常の発生が予知された場合、実際にプレスブレーキ100が緊急停止を行う前に、例えばアラームを鳴らしたり、操作パネル133の表示画面133a上にその旨のメッセージを表示したりして、作業者S等に異常の予兆を報知する。
また、プレスブレーキ100の制御部145は、当該予兆の報知と共に又はこれに代えて、管理サーバ装置140に対して予兆判定の結果を送信する。これにより、緊急停止する前にサービススタッフやメンテナンス業者に報知することが可能となるため、緊急停止等の障害が発生する前に、サービススタッフやメンテナンス業者を現場へ派遣し、部品交換等の対策を講じることが可能となる。
さらに、プレスブレーキ100の制御部145は、油圧回路150が後述する二重化回路を有する油圧回路150Aである場合には、これら作業者Sへの報知及び管理サーバ装置140への報知の少なくとも一方と共に又はこれらに代えて、後述する二重化回路動作を実行し得る。この二重化回路動作によれば、異常が予知された圧力制御弁を油圧回路から切り離すことが可能となるため、緊急停止等の障害を未然に防止することができる。また、異常の発生する可能性のある部品が圧力制御弁であることを容易かつ迅速に特定することが可能となるため、交換部品の手配等の対策を迅速に講じることが可能となる。
なお、上述した予兆管理(予兆判定及び事前対応)は、可動側のテーブル、本実施形態では上部テーブル110が停止した状態において行われる。例えば、上部テーブル110が一時停止した状態において、自動又は作業者による手動操作により上述した予兆管理を実行することが可能である。また、作業者による電源OFF操作からプレスブレーキ100の電源が実際にOFFされるまでに所定の時間差(タイムラグ)を設け、当該タイムラグ内において自動的に上述した予兆判定を実行するとしても良い。この場合には、プレスブレーキ100をシャットダウンする度に自動的に予兆判定を実行することが可能となる。この場合において、当該タイムラグ内において異常の発生を予兆した場合には、シャットダウンを中止して上述した事前対応を行っても良いし、次回起動時に上述した事前対応を行うとしても良い。
また、制御部145による予兆管理(予兆判定及び事前対応)は、プレスブレーキ100にサブバッテリーを備えておけば、24時間体制で行うことが可能である。すなわち、通常は、例えば操業を終えた場合等、プレスブレーキ100をいわゆるラムロック状態にした後に主電源をOFFにすると、例えば上記(1)〜(3)の手法等による予兆判定や上記の事前対応を行うことは困難である。しかし、例えばプレスブレーキ100にサブバッテリーを設け、主電源がOFFとなっている間にサブバッテリーから少なくとも制御部145に対して電力を確保できるようにプレスブレーキ100を構成しておけば、油圧回路150の状態を操業時及び操業停止時に拘わらずに監視して予兆管理を持続可能に構成することができる。
次に、上記予兆管理の運用例について説明する。
[第1の運用例の動作フロー]
図3は、第1の運用例であり、制御部145によって、油圧回路150の異常の発生を予兆判定し、異常の発生を予知した場合に、現場にいる作業者Sや遠隔地にいるサービススタッフ等に報知する例である。
はじめに、制御部145は、ステップS101にて、通常運転されているプレスブレーキ100の稼働が上述した「上部テーブルの停止」の要領により停止されると、稼働が復帰されるまでの間、ステップS102で予兆判定を行う。当該ステップS102の予兆判定では、上述した(1)〜(3)及びその他の手法を用いて、圧力制御部U101(圧力制御弁V105)に異常の発生が予知されるか否かを監視する(ステップS103)。
ここで、異常の発生が予知されなかった場合(ステップS103のNO)は、稼働が復帰されるまで、予兆判定を継続して実行する(ステップS104のNO)。そして、稼働が復帰された場合(ステップS104のYES)は、予兆判定を中断し、通常運転を再開する(ステップS105)。
一方、異常の発生が予知された場合(ステップS103のYES)は、制御部145は、例えば管理サーバ装置140に対して、通信ネットワーク180を介して、異常が予知されたことを表す異常予知情報を送信し(ステップS106)、プレスブレーキ100自身又は異常予知情報を受信した管理サーバ装置140により事前対応を行わせる(ステップS107)。その後、稼働が復帰されるまで、予兆判定を継続して実行する。
なお、ステップS106の事前対応は、異常が実際に発生する前に起こし得る種々のアクションを含んでいる。事前対応としては、例えば、プレスブレーキ100のアラームを鳴らしたり、操作パネル133の表示画面133a上にその旨のメッセージを表示したりして、現場にいる作業者S等に異常の予兆を報知することが挙げられる。また、他の事前対応としては、実際にプレスブレーキ100が緊急停止する前やアラームが警告される前等に、管理サーバ装置140に対して予兆判定の結果を送信し、管理サーバ装置140を介して遠隔地にいるサービススタッフやメンテナンス業者に報知し、現場への派遣を手配等して、部品交換等の対策を講じること等が挙げられる。
以上が、第1の運用例におけるプレスブレーキ100の動作フローである。
なお、上記予兆判定は、本実施形態ではプレスブレーキ100側において実行するものとして説明したが、これに限定されず、管理サーバ装置140側において実行されても良い。
以上のように、本実施形態では、プレスブレーキ100の制御部145又は管理サーバ装置140によって、油圧回路150に対するコンタミ混入等の異常発生を予兆判定することができるので、プレスブレーキ100の操業を完全に停止させる前に適切な事前対応を行うことが可能となる。
[プレスブレーキの他の油圧回路]
次に、本発明の他の実施形態のプレスブレーキ100における油圧シリンダ131の他の油圧回路150Aについて、図4を用いて説明する。なお、以下では、油圧回路150Aの構成のうち油圧回路150の構成と同様の構成については同一の符号を附しているので、重複する説明は割愛する。
図4に示すように、油圧回路150Aは、油圧回路150に対し、圧力制御部U101に替えて、圧力制御部U101Aを有している。圧力制御部U101Aは、圧力制御部U101と同様にフィルタE105及び圧力制御弁V105を有する他、この圧力制御弁V105の上流に設けられた方向制御弁V152と、これら方向制御弁V152及び圧力制御弁V105に対して並列に設けられた方向制御弁V153及び第2圧力制御弁としての圧力制御弁V154とを有する。
方向制御弁V152は、圧力制御弁V105への作動油の流入をON/OFFする2ポート2位置の弁であり、位置aではポートA及びポートB間が開通し、位置bではポートA及びポートB間が閉鎖する。方向制御弁V153は、圧力制御弁V154への作動油の流入をON/OFFする2ポート2位置の弁であり、位置aではポートA及びポートB間が開通し、位置bではポートA及びポートB間が閉鎖する。方向制御弁V153のポートAは、配管PP152を介して、フィルタE105及び方向制御弁V152間の配管PP109に接続されている。また、方向制御弁V153のポートBは、配管PP153を介して圧力制御弁V154に接続されている。
なお、当該実施形態では、ポートA及びポートB間の開通と閉塞とを切り替え可能な方向制御弁(向制御弁V152及び方向制御弁V153)を圧力制御弁V105及び圧力制御弁V154の上流側にそれぞれ設ける構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、圧力制御弁V105及び圧力制御弁V154の上流側に、圧力制御弁V105に連通した状態と圧力制御弁V154に連通した状態とを切り替え可能な1つの方向制御弁(図示せず)を設ける構成としても良い。
[他の油圧回路の動作]
次に、油圧回路150Aの動作について、油圧回路150と異なる点について説明する。油圧回路150Aは、油圧回路150における上部テーブル110の停止、自重下降、曲げ下降、及び上昇或いは強制上昇の他、二重化回路動作を行うことができる。この二重化回路動作は、圧力制御弁V105にコンタミが詰まった場合に、この圧力制御弁V105に替えて圧力制御弁V154によって、油圧シリンダ131のポートB側の作動油の背圧を制御する動作である。
プレスブレーキ100の通常運転時、圧力制御部U101Aの方向制御弁V152は位置a、方向制御弁V153は位置bになっている。この場合、油圧シリンダ131の下シリンダ室131fの油圧は、フィルタE105及び方向制御弁V152を介して、圧力制御弁V105によって制御されている。
ここで、二重化回路動作するには、方向制御弁V152を位置b、方向制御弁V153を位置aにそれぞれ切り替える。これにより、油圧シリンダ131の下シリンダ室131fの油圧の制御主体を、圧力制御弁V105から圧力制御弁V154に切り替えることができる。
このような二重化回路動作を利用すれば、圧力制御弁V105にコンタミが詰まったであろうことが予兆された場合や、実際に詰まった場合でも、油圧回路150Aを直ぐに復旧させることが可能となる。また、二重化回路動作によって予兆判定が解消されたか否かを判断することで、異常の発生する可能性のある箇所が圧力制御弁であるか否かを迅速かつ容易に特定することが可能となる。なお、この二重化回路動作は、制御部145による制御の他、作業者Sの指示によって開始されてもよい。
次に、油圧回路150Aにおける予兆管理の運用例について説明する。
[第2の運用例の動作フロー]
図5は、第2の運用例としての二重化回路動作の運用例であり、制御部145によって、油圧回路150Aの異常の発生を予兆判定し、異常の発生を予知した場合に二重化回路動作をさせる例である。
はじめに、制御部145は、通常運転されているプレスブレーキ100の稼働が上述した「上部テーブルの停止」の要領により停止されると、稼働が復帰されるまでの間、ステップS122で予兆判定を行う。ここで、異常の発生が予知されなかった場合(ステップS123のNO)は、稼働が復帰されるまで、予兆判定を継続して実行する(ステップS124のNO)。そして、稼働が復帰された場合(ステップS124のYES)は、予兆判定を中断し、通常運転を再開する(ステップS125)。一方、異常の発生が予知された場合(ステップS123のYES)は、ステップS126にて、二重化回路動作を実行する。
二重化回路動作を実行するには、方向制御弁V152を位置aから位置b、方向制御弁V153を位置bから位置aにそれぞれ切り替える。こうして、油圧シリンダ131の下シリンダ室131fの作動油の油圧の制御主体を、圧力制御弁V105から圧力制御弁V154に切り替える。特に、予知された異常の発生原因が圧力制御弁V105にある場合、この二重化回路動作によって、油圧回路150Aを復旧させ得ることが想定される。その後、稼働が復帰されるまで、予兆判定を継続して実行し(ステップS124のNO)、稼働が復帰された場合(ステップS124のYES)は、予兆判定を中断し、通常運転を再開する(ステップS125)。
以上が、第2の運用例におけるプレスブレーキ100の動作フローである。
[第3の運用例の動作フロー]
図6は、上記第1の運用例と第2の運用例とを組み合わせた運用例である。
はじめに、制御部145は、通常運転されているプレスブレーキ100の稼働が上述した「上部テーブルの停止」の要領により停止されると、稼働が復帰されるまでの間、ステップS142で予兆判定を行う。ここで、異常の発生が予知されなかった場合(ステップS143のNO)は、稼働が復帰されるまで、予兆判定を継続して実行する(ステップS144のNO)。そして、稼働が復帰された場合(ステップS144のYES)は、予兆判定を中断し、通常運転を再開する(ステップS145)。一方、異常の発生が予知された場合(ステップS143のYES)は、上述したような二重化回路動作を実行し(ステップS146)、油圧回路150Aを復旧させる。
次に、ステップS147では、ステップS146の二重化回路動作により対策が講じられたことを確認すべく、ステップS142と同様の予兆判定を行う。その結果、異常の発生が予知されなかった場合(ステップS148のNO)は、切り替え前の圧力制御弁が予兆判定の原因(異常の発生する可能性のある箇所)であるといえるため、制御部145から管理サーバ装置140に対して異常予知情報を送信し、プレスブレーキ100又は管理サーバ装置140により、報知や部品交換の手配等の事前対応を実行する(図示せず)。そして、ステップS144と同様に稼働が復帰されるまで、予兆判定を継続して実行し(ステップS149のNO)、稼働が復帰された場合(ステップS149のYES)は、予兆判定を中断し、通常運転を再開する(ステップS150)。
一方、異常の発生が予知された場合(ステップS148のYES)は、油圧回路150Aにおいて予知された異常の発生原因が解消されなかったと判断して、ステップS151に処理を移す。ステップS151では、制御部145が管理サーバ装置140に対して異常予知情報を送信する。これにより、プレスブレーキ100又は管理サーバ装置140により事前対応を行わせる(ステップS152)。その後、稼働が復帰されるまで、予兆判定を継続して実行する。
以上が、第3の運用例におけるプレスブレーキ100の動作フローである。
以上のように、本実施形態では、一方の圧力制御弁V105(又は圧力制御弁V154)にコンタミが詰まった場合でも、二重化回路動作を行うことによって、即座に、他方の圧力制御弁V154(又は圧力制御弁V105)で油圧シリンダ131のポートB側の作動油の背圧を制御することが可能である。つまり、本実施形態によれば、予兆管理において報知と二重化回路動作を組み合わせることによって、コンタミ混入等による油圧回路150Aの誤動作が発生しても、短期間に復旧処理が可能なプレスブレーキ及び管理システムを提供することができる。また、二重化回路動作によって予兆判定が解消されたか否かを判断することで、異常の発生する可能性のある箇所が圧力制御弁であるか否かを迅速かつ容易に特定することが可能となり、部品交換等の手配を迅速に行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記の実施形態では、プレスブレーキ100の上部テーブル110が下部テーブル120に対して移動する下降式プレスブレーキで、上部テーブル110の下降速度等に基づき予兆判定を行う構成とした。この予兆判定は、下部テーブル120が上部テーブル110に対して移動する上昇式プレスブレーキで、停止時における下部テーブル120の落下速度等に基づき行うこともでき、油圧シリンダ131,132の油圧回路150,150Aにおける異常の発生を予兆管理可能な構成のものであれば、種々の態様を取り得る。
また、上述した油圧回路150の圧力制御部U101(図2参照)では、上述した「上部テーブルの停止」、「上部テーブルの自重下降」及び「上部テーブルの上昇/強制上昇」の各動作において、圧力制御弁V105によって作動油の流動を規制するものとして説明したが、これに限定されず、例えば図7に示すように、ブロックバルブV155を圧力制御弁V105の上流側に設け、該ブロックバルブV155によって作動油の流動を規制する構成としても良い。この場合において、ブロックバルブV155は、導通状態と非導通状態とを切り替え可能な方向切換弁を採用することが可能であり、上述した「上部テーブルの停止」、「上部テーブルの自重下降」及び「上部テーブルの上昇/強制上昇」の各動作においては非導通状態となって作動油の流動を規制し、上述した「上部テーブルの曲げ下降」の動作においては導通状態となって作動油の流動を許容するよう構成することができる。
このような回路構成とすることにより、仮に圧力制御弁V105においてコンタミの詰まり等が生じた場合であっても、該圧力制御弁V105の直前に設けられたブロックバルブV155によって作動油の流動を正常に規制することが可能となるため、圧力制御弁V105の異常に起因するアラームの報知や緊急停止等の障害を未然に防止することが可能となる。また、ACサーボモータMT101の停止時に、左右一対の油圧シリンダ131,132の各油圧回路150におけるブロックバルブV155を双方とも一斉に非導通状態に切り替え、コンタミの詰まり等が比較的発生しやすい圧力制御弁V105を用いずに作動油の流動を規制する構成とすることにより、一方の油圧回路150における圧力制御弁V105からの漏出に起因する上部テーブル110の傾斜を防止することも可能となる。
なお、当該ブロックバルブV155を用いた油圧回路によれば、上述したブロックバルブV155の使用態様の他に、例えば上述した事前対応の新たな選択肢としてブロックバルブV155を活用することが可能である。すなわち、当該油圧回路によれば、上述した予兆判定において圧力制御弁V105の異常の発生が予知された際に、当該ブロックバルブV155を非導通状態に切り替えることで、異常の発生が予知された圧力制御弁V105を用いずに作動油の流動を規制することが可能となり、これにより、異常の発生を未然に防止することが可能となる。
100 プレスブレーキ
110 上部テーブル
111 リニアスケール
120 下部テーブル
130 側板
131,132 油圧シリンダ
131a ピストン
131b ロッド
131c シリンダチューブ
131d シリンダヘッド
131e 上シリンダ室
131f 下シリンダ室
133 操作パネル
133a 表示画面
140 管理サーバ装置
145 制御部
150,150A 油圧回路
180 通信ネットワーク
190 管理システム

Claims (7)

  1. 上部テーブル及び下部テーブルを相対的に上下移動させる油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダの油圧回路を制御する制御部と
    前記上部テーブル及び前記下部テーブルの相対的に上下移動する方の移動方向の位置情報を検出する位置検出器と
    を備え、
    前記制御部は、前記上部テーブル及び前記下部テーブルの相対的に上下移動する方の稼働停止中に、前記位置検出器からの前記位置情報に基づき算出された単位時間あたりの自重移動速度を、異常判定しきい値よりも早く検知される予兆判定しきい値と比較することにより、前記油圧シリンダの背圧側ポート側の作動油の背圧を制御する第1圧力制御弁を含む前記油圧回路の異常の発生を予兆判定する
    ことを特徴とするプレスブレーキ。
  2. 上部テーブル及び下部テーブルを相対的に上下移動させる油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダの油圧回路を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記上部テーブル及び前記下部テーブルの相対的に上下移動する方の稼働停止中に、前記油圧シリンダの背圧側ポート側の作動油の背圧を制御する第1圧力制御弁の上における作動油の油圧値と該第1圧力制御弁の下流口における油圧値との油圧差を、異常判定しきい値よりも早く検知される予兆判定しきい値と比較することにより、前記第1圧力制御弁を含む前記油圧回路の異常の発生を予兆判定する
    ことを特徴とするプレスブレーキ。
  3. 前記上部テーブル及び前記下部テーブルの相対的に上下移動する方の移動方向の位置情報を検出する位置検出器を更に備え、
    前記制御部は、前記油圧差に基づく前記予兆判定に加えて、前記位置検出器からの前記位置情報に基づき算出された単位時間あたりの自重移動速度を、異常判定しきい値よりも早く検知される予兆判定しきい値と比較することにより、前記油圧回路の異常の発生を予兆判定する複合予兆判定を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載のプレスブレーキ。
  4. 上部テーブル及び下部テーブルを相対的に上下移動させる油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダの油圧回路を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、異常判定しきい値よりも早く検知される予兆判定しきい値を用いて、前記油圧シリンダの背圧側ポート側の作動油の背圧を制御する第1圧力制御弁を含む前記油圧回路の異常の発生を予兆判定し、
    前記油圧回路は、前記第1圧力制御弁と並列に設けられ、前記油圧シリンダの前記背圧側ポート側の作動油の背圧を制御する第2圧力制御弁を含み、
    前記制御部は、前記予兆判定の結果、前記油圧回路に異常が予知された場合に、該油圧回路に対し、前記第1圧力制御弁による前記背圧側ポート側の制御に替えて、前記第2圧力制御弁による前記背圧側ポート側の制御を行わせる
    ことを特徴とするプレスブレーキ。
  5. 前記制御部は、
    前記予兆判定の結果、前記油圧回路に異常が予知された場合に、管理サーバ装置に対して異常予知情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のプレスブレーキ。
  6. 前記プレスブレーキは、作業者による電源OFF操作から主電源がOFFされるまでに所定の時間差が設けられており、
    前記制御部は、前記時間差内において前記予兆判定を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のプレスブレーキ。
  7. 前記プレスブレーキの主電源がOFFとなっている間に前記制御部に対して電力を供給可能なサブバッテリーを更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のプレスブレーキ。
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