JP6668580B2 - ファイル編集方法、ファイル編集装置及びファイル編集プログラム - Google Patents
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Description
のようにすれば、プログラムの改修を行うことなく定義情報の書き換えによって、会計システムから出力されたファイルの形式を変更することができるようになる。なお、定義情報は、処理の動作に関する定義情報(ジョブの定義情報)と、複数の属性(列)に対応する複数の値を含むレコード(行)が複数登録される表形式データの形式で作成された、帳票の形式や内容を整えるための編集用定義情報とを含む。
図1は、本実施の形態に係るシステムの構成の一例を示す図である。図1のシステムは、発注者装置1と、受注者装置2と、帳票編集装置3とを含み、これらの構成要素がインターネット等のネットワーク4を介して接続されている。発注者装置1は、工事等の作業を発注する発注者が使用するコンピュータである。発注者装置1は一般的なコンピュータであり、発注者は発注者装置1を使用して、例えば、発生した経費等の情報を閲覧する。受注者装置2は、作業を受注した受注者の社内システムを構成するコンピュータである。受注者装置2は、例えば工事等のプロジェクトの会計情報を管理する機能を備えた会計システムを含むものとする。帳票編集装置3は、受注者装置2の会計システムが保持するデータを取得し、所定の集計及び編集処理を行う。また、帳票編集装置3は、発注者に対して経費等の情報を公開するための帳票データを生成し、例えば発注者端末1からの要求を受けて帳票データを送信する。
図2は、本実施の形態に係る受注者装置2の構成の一例を示す機能ブロック図である。図2の受注者装置2は、会計情報記憶部21、会計システム連携部22、記憶部23及び出力部24を備える。会計情報記憶部21は、企業等である受注者が有する会計システムが扱う会計情報を保持するデータベース等を記憶する記憶部である。会計システム連携部22は、会計情報記憶部21からデータを取得し、記憶部23に記憶させる。記憶部23は、会計システム連携部22が取得した情報を記憶する。出力部24は、記憶部23に記憶されている情報を、ネットワーク4を介して帳票編集装置3に出力する。
図3は、本実施形態に係る帳票編集装置3の構成の一例を示す機能ブロック図である。図3の帳票編集装置3は、入出力部31、記憶部32、バッチ制御部33、縦結合処理部34、横結合処理部35、集計処理部36、及び検索・編集処理部37を備える。なお、縦結合処理部34、横結合処理部35、集計処理部36、及び検索・編集処理部37を本発明における「変換部」とも呼ぶ。
行を制御する。本実施形態に係るシステムは、予め用意された所定の処理(「プロセス」とも呼ぶ)を行うモジュールを組み合わせることでデータ編集処理を行う。具体的には、縦結合処理、横結合処理、集計処理、検索処理、外部連携処理等といったプロセスを1つ以上用いて、プロセスを所定の順に実行する処理であるジョブが予め定義されているものとする。また、各プロセスの内容については後述する。図4は、ジョブの定義を行うGUI(Graphical User Interface)の一例を示す図である。図4の画面の上部には、プロセスを示すアイコンの一覧が横一列に表示されている。ユーザは、一覧からアイコンを選択し、実行するプロセスを定義する。また、図4の画面の下部には、プロセスを示すアイコンを実行する順に矢印で接続したジョブの定義が表示されている。なお、各プロセスについて、起動順序のほか、入力内容、処理内容、出力内容等が設定される。また、ジョブの定義は、一連の処理を再現するための情報が、例えばXML(Extensible Markup Language)形式で保存される。そして、バッチ制御部は、ジョブ(処理)の定義情報に基づいて、表形式データの編集を行う。
ータにあたる表形式データを用いて、他の表形式データに存在しない項目のフィールドを補完するようにしてもよい。図6の属性「会社」をキー属性として、キー属性の値が同一(完全一致)のレコードを1行に集約(横結合)すると、図7のようになる。なお、縦結合と横結合とを1つの縦結合プロセスとして実行するようにしてもよい。
図8は、コンピュータの一例を示す装置構成図である。発注者装置1、受注者装置2及び帳票編集装置3は、それぞれ、図8に示すようなコンピュータである。図8に示すコンピュータ1000は、CPU(Central Processing Unit)1001、主記憶装置100
2、補助記憶装置1003、通信IF(Interface)1004、入出力IF(Interface)1005、ドライブ装置1006、通信バス1007を備えている。CPU1001は、プログラム(「ソフトウェア」又は「アプリケーション」とも呼ぶ)を実行することにより本実施の形態に係る処理等を行う。主記憶装置1002は、CPU1001が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、CPUの作業領域を展開したりする。主記憶装置は、具体的には、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。補助記憶装置1003は、CPU1001により実行されるプログラムや、本実施の形態で用いる設定情報などを記憶する。補助記憶装置1003は、具体的には、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。主記憶装置1002や補助記憶装置1003は、表形式データ処理装置1のデータ記憶部101として働く。通信IF1004は、他のコンピュータとの間でデータを送受信する。発注者装置1、受注者装置2及び帳票編集装置3は、通信IF1004を介してネットワーク4に接続される。通信IF1004は、具体的には、有線又は無線のネットワークカード等である。入出力IF1005は、入出力装置と接続され、ユーザから入力を受け付けたり、ユーザへ情報を出力したりする。入出力装置は、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル等である。ドライブ装置1006は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク等の記憶媒体に記録されたデータを読み出したり、記憶媒体にデータを書き込んだりする。そして、以上のような構成要素が、通信バス1007で接続されている。なお、これらの構成要素はそれぞれ複数設けられていてもよいし、一部の構成要素(例えば、ドライブ装置1006)を設けないようにしてもよい。また、入出力装置がコンピュータと一体に構成されていてもよい。また、ドライブ装置1006で読み取り可能な可搬性の記憶媒体や、フラッシュメモリのような可搬性の補助記憶装置1003、通信IF1004などを介して、本実施の形態で実行されるプログラムが提供されるようにしてもよい。そして、CPU1001がプログラムを実行することにより、上記のよ
うなコンピュータを図2、3に示した受注者装置2、帳票編集装置3として働かせる。
図9に、処理(プロセス)の実行順序の設定情報であるジョブ定義情報の一例を示す。本実施形態では、処理の内容を定義する設定情報を記憶させておき、スケジュールされたタイミングで処理を開始することができるものとする。本実施形態では、XML(Extensible Markup Language)形式で記述される情報により、実行するプロセスの順序が定義されるものとする。また、XMLファイルの内容を変更することにより実行する処理の内容を修正することができる。
記述する。<Process>タグは、プロセスセット項目であり、タグ内には実行する処理につ
いて記述する。具体的には検索、縦結合、横結合、集計等の処理内容を設定する。その他、データ宣言部を含んでいてもよい。以下、図9に示していないタグやアトリビュートを含め、XMLファイルで用いられるタグ及びその内容の一例を説明する。
は、縦結合項目であり、タグ内には縦結合に関する設定を記述する。<FullColumnJoin>タグは、横結合項目であり、タグ内には横結合に関する設定を記述する。<Summarization>
タグは、集計項目であり、タグ内には集計に関する設定を記述する。<Runtime>タグは、
外部連携項目であり、タグ内には外部プログラムの起動について記述する。<Numbering>
タグは、ナンバリング項目であり、タグ内にはナンバリングに関する設定を記述する。<Search>タグは、検索項目であり、タグ内にはファイル内検索の条件を記述する。<Group>
タグは、グループ化項目であり、タグ内にはグループ化に関する設定を記述する。<Ungroup>タグは、グループ化解除項目であり、タグ内にはグループ化解除に関する設定を記述
する。<Out>タグは、データアウト項目であり、タグ内には出力CSVファイルについて
記述する。<Comment>タグは、コメント項目であり、タグ内には、コメント(文字列)を
記載する。
設定を記述する。実施形態では、異なる表形式データに含まれる複数の属性の対応付けに基づいて、当該複数の属性に対応づけられた値を1つの列に保持する表形式データを生成する。
)は、データセットで指定したファイル内容である。フィールド(Field)は、出力する
属性の数だけ記述される。フィールド要素(Cell)には属性名が記述され、さらにファイル名(filename)アトリビュートに、フルパスのファイル名が記述される。結合(Unite
)は、属性の連結が連結する属性の数だけ記述される。結合するセル要素(UCell)には
、連結する属性名が記述され、さらにファイル名(filename)属性に、フルパスのファイル名が記述される。新しいフィールド(New)は、出力する属性内容が記述される。フィ
ールド(Field)は、ターゲット(Target)の数だけ記述される。フィールド要素(Cell
)には、データアウトの属性名が記述される。
が記述され、さらに名寄せ判断(match)属性には、「完全一致」、「前方一致」、「後
方一致」、「中間一致」のいずれかを示す識別情報が記述される。また、クレンジング(cleansing)属性には、「使用しない」、「電話番号」、「郵便番号」、「日付」、「法
人名」、「数値」、「日本語解析」、「英字解析」、「氏名」、「住所」、「ユーザ辞書」のいずれかを示す情報が記述される。結合(Add)要素には、重複する値の処理(jointype)属性として、「重複除外(一行)」、「重複(一行)」、「頻度ソート」、「自動
補完」のいずれかを示す識別情報、及び値の間の接続因子(delimiter)属性として、「
改行」、「スラッシュ」、「カンマ」、「スペース」のいずれかを示す識別情報が記述される。
実施形態では、統合後のレコードに含まれる値を集計する。
フラグであり、0から99までの数値で重複しない値が入力される。また、collect属性
は集計内容を示し、「結合」、「頻度」、「合計」、「平均」、「中央値」、「最頻値」、「最大値」、「最小値」、「分散」、「標準偏差」のいずれかを示す識別情報が設定される。また、StatisticNew要素は新規属性集計を示す。また、出力する属性の数だけ属性名が記述される。collect属性は、集計内容であり、「カウント」、「計算」、「条件」
、「分岐」、「ナンバリング」、「関数処理」のいずれかを示す識別情報が設定される。また、fml属性は集計式を示す。集計式の中の括弧において、角括弧内の数字は、フラグ
で設定した番号、波括弧内の数字は、新規属性集計の0から始まる登録順番を表す。集計式の記述は、集計内容が「計算」の場合、四則演算の式を記述する。集計内容が「条件」の場合、条件式を記述する。集計内容が「関数処理」の場合、関数を記述する。
が記述される。ソートする場合には、ソート(Sort)要素に昇順(asc)又は降順(desc
)が記述される。
を記述する。codeには、文字コードを記述する。Deleteはファイル削除を示し、削除するフォルダ又はファイルパスを記述する。
図10は、本実施形態に係るシステムが実行するデータ編集処理の一例を示す処理フロー図である。
例えばオープンブック方式のように、受注者から発注者に対して原価等に関する情報の開示を行う場合、発注者の要求に応じて必要なデータを記載した帳票を出力することになる。例えば災害の復興事業のように、正確な見通しを立てにくく計画が比較的柔軟に変更される工事の場合、要求される出力データの内容や記載順序等の形式が変更されることも少なくない。そして、要求される帳票の形式が変更される場合、出力する帳票の形式に合わせて基幹システムを改修すると大きなコストがかかってしまうことがある。特に、所定の期間だけ継続する工事等のプロジェクトにおいて、必要な帳票の形式が頻繁に変更される可能性がある場合、逐一基幹システムを改修せずに帳票の形式を変更できるようになれば好ましい。本実施例では、会計システムが出力する表形式データのほかに、帳票の形式や内容を整えるための編集用定義情報(すなわち、「辞書ファイル」)を例えばCSV形式でユーザが予め準備する。そして、辞書ファイルを、上述のプロセスの入力ファイルとすることにより、会計システムから出力された表形式データの値や属性名を変更したり、会計システムでは保持していない属性値を追加したり、属性(列)やレコード(行)の順序を変更したりすることができる。また、手作業で編集を行うような場合と異なり、辞書ファイル及びジョブの定義情報(総称して単に「定義情報」とも呼ぶ)や、入力される会計データのCSVファイルに基づいて同一の処理が再現できるため、データのトレーサビリティを担保しており、事後的に内容の妥当性を評価できる。
図12は、入力ファイル「予算.csv」の一例を示す表である。入力ファイル「予算.csv」は、工事現場と工種を示す予算名称が階層構造で設定され、各々に対応する予算とインセンティブ基準価格とが登録されている。図13は、入力ファイル「予算辞書.csv」の一例を示す表である。入力ファイル「予算辞書.csv」は、予算名称、階層、予算金額の各々について、訂正後の値が設定されている。なお、訂正の必要がない場合は各フィールドに値は設定されていない。また、本実施例では後の処理において帳票に出力するレコードの順序を並べ替えられるよう、属性「新しい予算名称」のフィールドには先頭に数字を付した値が登録されている。
す図である。当該ジョブは、1つの縦結合を含む。なお、本実施例では、上述した横結合の処理までを1つの縦結合プロセスで行うことができるものとする。そして、図15は、当該ジョブの出力ファイル「01予算+予算辞書.csv」を示す表である。当該ジョブでは、
入力ファイルに含まれる属性を結合するとともに、属性「予算名称」をキーとして、値が一致するレコードを集約している。
層構造の付与)、縦結合(属性の削除)といったプロセスを含む。また、図21は、当該ジョブにおいて出力される表形式データの例を示す。当該ジョブの出力ファイルは、最終的に出力する帳票のレイアウトに応じて、出力するデータの内容、列方向及び行方向の出力順序等が編集されたものになっている。なお、集計プロセスにおいて、図21の属性「名称1」〜「名称3」にはそれぞれ、図19の属性「階層」の値「1」〜「3」に応じて、図19の属性「名称」の値が登録される。また、編集過程の図19では、値の変更後の属性名に星印が付されていたが、例えば発注者に提出する図21では星印のない属性名に変更されている。
図21の出力ファイルにおいて、例えば属性「取引先名称」の値が「タマチ設備」のレコード(データ部の5行目)に誤りがあったとする。すなわち、当該レコードは、本来は、属性「名称3」の値が「03掘削工01」でなく「04掘削工02」の予算に対する実績及び支払実績を表すレコードであるとする。例えば企業の会計システムへ入力されたデータにこのような誤りがある場合、修正のための社内手続きに時間がかかると発注者へ出力する帳票の作成が遅れてしまう。このような場合、上述した辞書ファイルを用いて値を変更すれば、出力結果の帳票において誤りを迅速に修正することができる。具体的には、「実績辞書.csv」において、当該レコードについて新しい名称を「04掘削工02」とする設定を行う。また、帳票作成時に会計システムから取得したデータと辞書ファイルとを保存しておけば、当該時点の帳票作成処理を再実行することができ、事後的に変更の妥当性を検証することもできる。
また、災害復興事業において現地での雇用を行うような場合、例えばある町内の企業への支払金額と町外の企業への支払金額とを分けて集計することが求められることがある。また、例えば、本社、支店又は営業所の所在地が県内であること等のように、複雑な条件が課せられる場合、企業の会計システムにおいて登録されている取引先企業の所在地を抽出条件としてデータベースから抽出するのが困難であったり、そもそも必要な情報がデータベースには保持されていなかったりする。このような場合、上述した辞書ファイルとして取引先の一覧に例えば町内企業であるか町外企業であるかを示すフラグを記憶させておき、当該フラグに基づいて集計を行うようにしてもよい。また、より複雑な条件を各企業が満たすか否か予め判断しておき、当該判断の結論を示すフラグ等を設けるようにしてもよい。
式の帳票を出力させることができるようになる。図23は、取引先ごとの落札金額、発注金額、出来高金額、及び支払金額を、町内・町外ごとに集計した例を示す。このような集計は、例えば取引先名称をキーとして図21の表に図22に示した町内・町外及び企業の所在地の属性を縦結合し、さらに第1のキー属性を町内・町外、第2のキー属性を企業の所在地として集計したものである。図示したように、例えば支払金額は、町内企業は290万円、町外企業は1150万円と示すことができ、そのうち町内企業は、さらに町内に本店、町内に支店などと分けて集計できる。
また、本実施例に係る企業の会計システムは、例えば支払いの実績である支払金額の登録時に証憑となる領収書の電子データ等を記憶するものとする。すなわち、ユーザから支払金額の入力を受けると共に、領収書をスキャンしたデータのアップロードを受け、当該データの格納先を示す情報を支払実績の金額と関連付けて記憶する。このような情報を上述した帳票に出力するようにしてもよい。特に帳票を電子データとして出力する場合、リンクに基づいて証憑データを容易に確認できるようになる。
実施形態に係る会計システムは、企業の業務に沿って開発された会計システムのほか、汎用的な会計ソフトであってもよい。会計ソフトからCSV形式等で出力したファイルを用いて、実施形態に係る帳票編集装置3は、所望の形式の帳票を作成することができる。
2 受注者装置
21 会計情報記憶部
22 会計システム連携部
23 記憶部
24 出力部
3 帳票編集装置
31 入出力部
32 記憶部
33 バッチ制御部
34 縦結合処理部
35 横結合処理部
36 集計処理部
37 検索・編集処理部
4 ネットワーク
Claims (12)
- 会計システムから出力された、予算、発生した費用を表す実績及び支払いを行った金額を表す支払実績を含む1以上のファイルを読み出す読出ステップと、
前記会計システムから出力されたファイルの内容を、所望の形式に変換するための定義情報に基づいて、前記会計システムから出力されたファイルの内容を変換する変換ステップと、
変換後のファイルを出力するステップと、
をコンピュータが実行するファイル編集方法であって、
前記定義情報を書き換えることにより、前記変換ステップにおける処理の動作を変更可能とし、
前記定義情報は、前記会計システムから出力されたファイルに含まれる内容を体系化する階層構造の変更を定義するファイルであり、
前記会計システムから出力されたファイルは、複数の属性に対応する複数の値を含むレコードが複数登録される表形式データであり、
前記変換ステップにおいて、前記定義情報において、第1の属性値に、第2の属性値と対応付けて、帳票のレイアウトに応じて昇順または降順で並べ替えるための値が登録されている場合、前記ファイルにおいて、前記第2の属性値を前記第1の属性値に置き換えると共に、置換後の前記第2の属性値に基づいて前記レコードの順序を並べ替える
ファイル編集方法。 - 会計システムから出力された、予算、発生した費用を表す実績及び支払いを行った金額を表す支払実績を含む1以上のファイルを読み出す読出ステップと、
前記会計システムから出力されたファイルの内容を、所望の形式に変換するための定義情報に基づいて、前記会計システムから出力されたファイルの内容を変換する変換ステップと、
変換後のファイルを出力するステップと、
をコンピュータが実行するファイル編集方法であって、
前記定義情報を書き換えることにより、前記変換ステップにおける処理の動作を変更可能とし、
前記定義情報は、前記会計システムから出力されたファイルに含まれる内容を体系化す
る階層構造の変更を定義するファイルであり、
前記会計システムから出力されたファイルは、複数の属性に対応する複数の値を含むレコードが複数登録される表形式データであり、
前記変換ステップにおいて、前記定義情報において、第1の属性値に、帳票のレイアウトに応じて第2の属性値を表示すべき訂正後の階層を示す値が登録されている場合、第2の属性値を前記第1の属性値に置き換えると共に、前記ファイルにおいて、置換後の前記第2の属性値に基づいて、前記帳票における出力位置と対応する複数の属性のいずれかである第3の属性値が登録される位置を変更する
ファイル編集方法。 - 前記定義情報が、前記会計システムから出力されたファイルの属性名と対応付けて変換後の属性名を含む場合、前記変換ステップにおいて、当該属性名を変換する
請求項1又は2に記載のファイル編集方法。 - 前記定義情報が、所定の対象属性に対する修正後の属性値を含む場合、前記変換ステップにおいて、前記所定の対象属性の属性値を前記修正後の属性値に置き換える、
請求項1から3のいずれか一項に記載のファイル編集方法。 - 前記定義情報が、前記会計システムから出力されたファイルの所定の属性をキーとして、追加すべき属性及びこれに対応する値を含む場合、前記変換ステップにおいて、前記追加すべき属性及びこれに対応する値を統合する
請求項1から4のいずれか一項に記載のファイル編集方法。 - 前記定義情報が、前記会計システムから出力されたファイルの属性の順序の変更又は属性の削除を表す場合、前記変換ステップにおいて当該属性の順序の変更又は当該属性の削除を行う
請求項1から5のいずれか一項に記載のファイル編集方法。 - 前記支払実績の証憑データを所定のサーバが受信及び格納するステップと、
前記会計システムから出力されたファイルに、前記証憑データへアクセスするための格納先情報を追加するステップと、
をさらにコンピュータが実行する請求項1から6のいずれか一項に記載のファイル編集方法。 - 前記予算は、オープンブック方式においてコスト縮減額を評価するための基準となる基準価格を示す属性を含む
請求項1から7のいずれか一項に記載のファイル編集方法。 - 会計システムから出力された、予算、発生した費用を表す実績及び支払いを行った金額を表す支払実績を含む1以上のファイルを格納する記憶部と、
前記記憶部から前記1以上のファイルを読み出す読出部と、
前記会計システムから出力されたファイルの内容を、所望の形式に変換するための定義情報に基づいて、前記会計システムから出力されたファイルの内容を変換する変換部と、
を備えるファイル編集装置であって、
前記定義情報を書き換えることにより、前記変換部の動作を変更可能とし、
前記定義情報は、前記会計システムから出力されたファイルに含まれる内容を体系化する階層構造の変更を定義するファイルであり、
前記会計システムから出力されたファイルは、複数の属性に対応する複数の値を含むレコードが複数登録される表形式データであり、
前記変換部は、前記定義情報において、第1の属性値に、第2の属性値と対応付けて、
帳票のレイアウトに応じて昇順または降順で並べ替えるための値が登録されている場合、前記ファイルにおいて、前記第2の属性値を前記第1の属性値に置き換えると共に、置換後の前記第2の属性値に基づいて前記レコードの順序を並べ替える
ファイル編集装置。 - 会計システムから出力された、予算、発生した費用を表す実績及び支払いを行った金額を表す支払実績を含む1以上のファイルを格納する記憶部と、
前記記憶部から前記1以上のファイルを読み出す読出部と、
前記会計システムから出力されたファイルの内容を、所望の形式に変換するための定義情報に基づいて、前記会計システムから出力されたファイルの内容を変換する変換部と、
を備えるファイル編集装置であって、
前記定義情報を書き換えることにより、前記変換部の動作を変更可能とし、
前記定義情報は、前記会計システムから出力されたファイルに含まれる内容を体系化する階層構造の変更を定義するファイルであり、
前記会計システムから出力されたファイルは、複数の属性に対応する複数の値を含むレコードが複数登録される表形式データであり、
前記変換部は、前記定義情報において、第1の属性値に、帳票のレイアウトに応じて第2の属性値を表示すべき訂正後の階層を示す値が登録されている場合、第2の属性値を前記第1の属性値に置き換えると共に、前記ファイルにおいて、置換後の前記第2の属性値に基づいて、前記帳票における出力位置と対応する複数の属性のいずれかである第3の属性値が登録される位置を変更する
ファイル編集装置。 - 会計システムから出力された、予算、発生した費用を表す実績及び支払いを行った金額を表す支払実績を含む1以上のファイルを記憶部から読み出す読出ステップと、
前記会計システムから出力されたファイルの内容を、所望の形式に変換するための定義情報に基づいて、前記会計システムから出力されたファイルの内容を変換する変換ステップと、
をコンピュータに実行させるファイル編集プログラムであって、
前記定義情報を書き換えることにより、前記変換ステップにおける処理の動作を変更可能とし、
前記定義情報は、前記会計システムから出力されたファイルに含まれる内容を体系化する階層構造の変更を定義するファイルであり、
前記会計システムから出力されたファイルは、複数の属性に対応する複数の値を含むレコードが複数登録される表形式データであり、
前記変換ステップにおいて、前記定義情報において、第1の属性値に、第2の属性値と対応付けて、帳票のレイアウトに応じて昇順または降順で並べ替えるための値が登録されている場合、前記ファイルにおいて、前記第2の属性値を前記第1の属性値に置き換えると共に、置換後の前記第2の属性値に基づいて前記レコードの順序を並べ替える
ファイル編集プログラム。 - 会計システムから出力された、予算、発生した費用を表す実績及び支払いを行った金額を表す支払実績を含む1以上のファイルを記憶部から読み出す読出ステップと、
前記会計システムから出力されたファイルの内容を、所望の形式に変換するための定義情報に基づいて、前記会計システムから出力されたファイルの内容を変換する変換ステップと、
をコンピュータに実行させるファイル編集プログラムであって、
前記定義情報を書き換えることにより、前記変換ステップにおける処理の動作を変更可能とし、
前記定義情報は、前記会計システムから出力されたファイルに含まれる内容を体系化す
る階層構造の変更を定義するファイルであり、
前記会計システムから出力されたファイルは、複数の属性に対応する複数の値を含むレコードが複数登録される表形式データであり、
前記変換ステップにおいて、前記定義情報において、第1の属性値に、帳票のレイアウトに応じて第2の属性値を表示すべき訂正後の階層を示す値が登録されている場合、第2の属性値を前記第1の属性値に置き換えると共に、前記ファイルにおいて、置換後の前記第2の属性値に基づいて、前記帳票における出力位置と対応する複数の属性のいずれかである第3の属性値が登録される位置を変更する
ファイル編集プログラム。
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