JP6660006B2 - スネーキング現象抑制装置 - Google Patents

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本発明は、トラクタの牽引走行時におけるトレーラのスネーキング現象を抑えるスネーキング現象抑制装置に関する。
トレーラを牽引したトラクタの高速走行では、トラクタとトレーラとを連結するピン部(連結部)を中心にトレーラがトラクタに対して左右(車幅方向)に振れるというスネーキング現象が生じることがある。スネーキング現象は、トレーラが走行中、自励振動を起こし、あたかも蛇のように蛇行運転状態になることをいい、高速走行といったある車速以上(所定車速以上)のとき、制動時や外乱などをきっかけに生じやすい。このスネーキング現象は、トラクタの安定した走行を損なう一つの要因となっている。
そこで、特許文献1,2に開示されているようなスネーキング現象抑制装置が提案されている。これら装置は、いずれもトラクタやトレーラに各種センサを搭載してトレーラの挙動からスネーキング現象の発生を検出する技術と、トラクタの左右(車幅方向)のブレーキ装置に電磁ブレーキを用いる技術を組み合わせて、スネーキング現象の発生に伴い、トレーラの電磁ブレーキを制御して、トレーラの振れを抑える。
特開2007−161148号公報 特開2009− 83619号公報
ところが、引用文献1,2のような電気制御の構造で、トレーラのスネーキング現象を抑える装置は、多くのセンサ類や、別途電磁ブレーキや、さらに複雑な回路が求められるため、コスト的に高価となりやすい。しかも、複雑な制御が求められる。
そこで、本発明の目的は、トレーラの既ブレーキ装置を活用して、簡易な機械的構造で、トレーラに生じるスネーキング現象が抑えられるスネーキング現象抑制装置を提供する。
本発明の態様は、トラクタと、トラクタの後部に回動自在に連結されて牽引された、車幅方向両側に一対のブレーキ装置を有するトレーラとを備え、トラクタの後部の車幅方向両側とトレーラの一対のブレーキ装置における制動操作入力部との間を、それぞれ対角方向で伸縮可能に連結する一対の索状部材と、所定車速以上でトラクタが走行時、トラクタとトレーラとの連結部を支点にトレーラが振れたとき、伸び側となる索状部材の伸び方向の変位を規制する規制機構とを有するものとした。
本発明によれば、トレーラを牽引したトラクタが、スネーキング現象の生じやすい所定車速以上で走行中、トレーラが左側へ振れた(蛇行)場合、規制機構によって、それまで伸び方向の変位を許していた、伸び側の索状部材(トラクタとトレーラ間の間隔が広くなる側)の変位は規制される。すると、それ以降の変位は、トレーラ左側のブレーキ装置を操作する操作量となって同ブレーキ装置の操作入力部に入力される。つまり、トレーラ左側のブレーキ装置が作動される。これにより、左側へ振れ(蛇行)ていたトレーラは、生ずる左側の制動を受けて右側へ戻る。つまり、トレーラをトラクタと真っ直ぐに並ぶ状態に戻らせる。またトレーラが右側へ振れ(蛇行)た場合は、トレーラ右側のブレーキ装置が作動して、同様にトレーラを元の位置へ戻らせる。
それ故、トラクタの後部両側(車幅方向)とトレーラの左右両側(車幅方向)のブレーキ装置間に対角に配置した一対の伸縮可能な索状部材、トレーラが振れ(蛇行)たとき伸び側となる索状部材の伸び方向の変位を規制する規制機構を設けるという、トレーラの既ブレーキ装置を活用した簡易な機械的な構造で、トラクタに生じるスネーキング現象を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る態様となるスネーキング現象抑制装置の各部を示す構成図。 左側へ振れたトレーラを戻らせる作用を説明する平面図。 右側へ振れたトレーラを戻らせる作用を説明する平面図。
以下、本発明を図1から図3に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1はスネーキング現象抑制装置の構成を示し、図2および図3は同装置でスネーキング現象を抑える作用をそれぞれ示している。
図1(a)中1はトラクタ(牽引車)、3はトレーラ(被牽引車)を示す。トラクタ1の後部中央からは、例えばI形の牽引アーム5が突き出ている。この牽引アーム5の、トラクタ1の後部バンパ1aから後方へ突き出た先端部に、牽引支持部となるピンマウント7が設けられている。
トレーラ3は、例えば、図1(c)に示されるように車体3の車幅方向両側に一対の車輪11a,11bと、同左右の車輪11a、11bに制動を加える一対のブレーキ装置であるドラム式のブレーキ装置13a,13bとを有するトレーラから構成される。このトレーラ3の前部からは、例えばV形の被牽引アーム15が突き出ている。この被牽引アーム15の前方に突き出た先端部に被牽引支持部となるピボットピン17が設けられている。
そして、トレーラ3のピボットピン17とトラクタ1のピンマウント7とが回動自在(車幅方向)に連結され、トラクタ1でトレーラ3を牽引する連結車両を構成している(図1(a))。トレーラ3のブレーキ装置13a,13bには、例えばトラクタ1が制動したときの挙動で制動が行われる慣性ブレーキシステムや、油圧や空気などを用いてトラクタ1のブレーキ装置(図示しない)と共に作動させるブレーキシステムが用いられる。
一方、図1〜図3に示されるようにこの連結車両に搭載されるスネーキング現象抑制装置は、トラクタ1の後部の車幅方向両側とトレーラ3の左右のブレーキ装置13a,13bとの間を対角で伸縮可能に連結する一対の索状部材、例えば一対のワイヤー部材23a,23bと、トレーラ3がピンマウント7を支点に振れたときの伸び側となるワイヤー部材23aあるいは23bの伸び方向の変位を規制する一対の規制装置35a,35b(本願の規制機構に相当)とを有して構成されている。
一対のワイヤー部材23a,23bは、例えば図1〜図3に示されるようにトラクタ1の後部バンパ1aの車幅方向両側にそれぞれ収めた一対のワイヤー巻取り装置25a,25b(本願の巻取り装置に相当)が用いられている。図1(b)には、右側のワイヤー巻取り装置25aしか図示していない。
具体的には右側のワイヤー巻取り装置25aは、それぞれスプール26に巻回されたワイヤー部材23aと、スプリング部材(図示しない)の付勢によりワイヤー部材23aをスプール26から引出しおよび巻戻し可能とする付勢構造(図示しない)とを有している。左側のワイヤー巻取り装置25bも同じ構成である(図2,図3)。そして、図1〜図3に示されるように各ワイヤー巻取り装置25a、25bからワイヤー部材23a,23bが引き出されて、トラクタ1とトレーラ3間でX形に配置され、トラクタ1とは対角となる向きで、トレーラ3の左右の各ドラム式のブレーキ装置13a,13bへ延びている。
一方、ドラム式ブレーキ装置13a,13bは、いずれも図1(c)のように車輪11a,11bと共に回転するブレーキドラム27と、同ブレーキドラム27の内側に収められたブレーキシュー29とを有している。周知のようにブレーキシュー29は、ブレーキシュー29の自由端側が制動操作入力部29aとして操作される構成となっている。つまり、ブレーキシュー29は、例えばトレーラ3の慣性(慣性ブレーキ)や、トラクタ1のブレーキ操作(ブレーキシステム)により操作されると、ブレーキシュー29がブレーキドラム27の内面に押し付けられ、車輪11a,11bに制動が加わる構成となっている。
そして、図1(a)に示されるように各ブレーキ装置13a,13bの制動操作入力部29aに対して、各ワイヤー巻取り装置25a,25bからのワイヤー部材23a,23b端がそれぞれ対角方向から連結され、トラクタ1の後部両側(車幅方向両側)とトレーラ3の左右両側(車幅方向両側)のブレーキ装置13a,13bとの間を、伸縮可能となったワイヤー部材23a,23bで対角に連結している。図1〜図3中31は、対角に配置された各ワイヤー部材23a,23bをガイドするガイド部を示している。これにより、ワイヤー部材23a,23bは、右左折や蛇行などでトラクタ1とトレーラ3との間の間隔が変化すると、同変化に追従して、一方のワイヤー部材23a(あるいは23b)は、トラクタ1から引出されて伸びる方向に変位し、他方のワイヤー部材23b(あるいは23a)は、トラクタ1へ巻き戻されて縮む方向に変位するようになっている。
一対の規制装置35a,35bは、いずれも図1〜図3に示されるように各ワイヤー巻取り装置25a,25bと共に、後部バンパ1a内の両側部分、具体的にはワイヤー巻取り装置25a,25bのワイヤー出入り側に設けられている。規制装置35a,35bは、いずれもトラクタ1が所定車速以上で走行中に作動し、トレーラ3がピンマウント7を支点に左右方向へ振れ(蛇行)たとき、伸び側となるワイヤー部材が一定以上、引出されないように、ワイヤー部材の伸び方向(引き出し方向)変位を規制する機構で構成されている。各規制装置35a,35bは、例えば図1〜図3に示されるように各ワイヤー部材23a,23bの一部、例えばワイヤー巻取り装置25a,25bから引き出されたワイヤー部分の所定位置に設けたストッパ37a,37bと、ストッパ37a,37bと係止可能なストッパ規制具39a、39b(本願のストッパ規制部材に相当)と、同ストッパ規制具39a,39bを駆動する駆動部41a,41b(図1)とを有している。
具体的にはストッパ37a,37bは、所定の外径寸法を有した例えば短柱部材から構成される。いずれもストッパ37a,37bは、トラクタ1とトレーラ3とが真っ直ぐとなる走行状態を基準に所定位置に設けられている。これにより、各ストッパ37a,37bは、図1(b)に示されるようにワイヤー部材23a,23bの最大伸び量、最小縮み量で定まる移動範囲内を変位する。
ストッパ規制具39a、39bは、例えば図1〜図3に示されるようにストッパ37a,37bを基準としてストッパ37a,37bからトレーラ3側に所定量、離れたワイヤー部分の位置に配置される。具体的には各ストッパ規制具39a、39bは、トラクタ1とトレーラ3とが真っ直ぐに並んだときのストッパ37a,37bを基準に、例えばトレーラ3が所定量、屈曲(蛇行)したときのストッパ37a,37b位置に合わせて配置される。各ストッパ規制具39a、39bは、いずれもワイヤー部材23a,23bの周囲で開閉する一対の係止部材40から構成される。具体的には一対の係止部材40は、いずれもストッパ37a,37bの外径を超えるまで開いた状態を「開」とし、ワイヤー部材23a,23bが挿通でき、ストッパ37a,37bが挿通できない間隔を残して閉じた状態を「閉」として開閉する。つまり、一対の係止部材40は、「開」となる位置を待機位置とし、「閉」となる位置をストッパ37a,37bと係止する係止位置として、開閉、すなわちワイヤー部材23a,23bの周囲の待機位置からストッパ37a,37bと係止可能な係止位置へ変位可能となっている。これにより、係止部材40の「開」のときは、ストッパ37a,37bを含めワイヤー部材23a,23bの伸び方向および縮む方向の両方の変位を許す。また係止部材40の「閉」のときは、ストッパ37a,37bと係止するまでは、ワイヤー部材23a,23bの伸び方向や縮む方向の両方の変位を許し、ストッパ37a,37bと係止すると、ワイヤー部材23a、23bの縮む方向の変位を許し、ワイヤー部材23a,23bの伸びる方向の変位だけを規制する。
そして、各ストッパ規制具39a、39bは、各係止部材40を開閉駆動する各駆動部41a,41bを介して、制御部、例えばECU43に接続されている(図1に図示)。ECU43には、例えばトラクタ1の車速を検知する車速センサ45から入力される車速情報から、トラクタ1が所定車速以上の走行となる、トレーラ3のスネーキング現象が生じやすい車速域のとき、駆動部41a,41bを作動させて、各ストッパ規制具39a、39bの係止部材40を「開」(待機位置)から「閉」(係止位置)へ変位させる制御が設定されている。すなわち規制装置35a,35bは、スネーキング現象の発生のおそれのない車速未満のときは作動せず、スネーキング現象の生じるおそれのある所定車速以上のとき作動されるようにしている。そして、規制装置35a,35bの作動によって、スネーキング現象が生じやすい状況のとき、事前にスネーキング現象を抑える準備を整えておき、随時、発生するトラクタ1のスネーキング現象が抑えられるようにしている。
つぎに、このように構成されたスネーキング現象抑制装置の作用について説明する。
トラクタ1がトレーラ3を牽引しながら市街地を走行しているとする。市街地走行は、トレーラ3のスネーキング現象が生じにくい低車速での走行である。このためECU43では、所定車速以下と判定される。これにより、各規制装置35a,35bの係止部材40は、ワイヤー部材23a,23bの周囲で、「開」状態のまま待機し続ける。このときは、ワイヤー部材23a,23bやストッパ37a,37bは、自由に係止部材40間を挿通できる。このため、市街地走行でトラクタ1が右左折しても、それに応じて車幅方向一側のワイヤー巻取り装置25aあるいは25bからワイヤー部材23aあるいは23bが引き出されて伸びたり、車幅方向他側のワイヤー巻取り装置25bあるいは25aからワイヤー部材23bあるいは23aが巻き戻されて縮んだりするだけなので、ワイヤー部材23a,23bはトラクタ1の牽引走行に影響を与えない。
一方、トレーラ3を牽引したトラクタ1が高速道路を走行するとする。この場合、市街地走行とは異なりトラクタ1の車速は、所定車速以上の車速、すなわちトレーラ3のスネーキング現象が生じやすい高車速域になるので、ECU43の指令により各規制装置35a,35bの駆動部41a,41bは作動される。これにより、一対の係止部材40は、いずれも図1(b)に示される待機位置から図2、図3に示される係止位置に変位、すなわちワイヤー部材23a,23bやストッパ37a,37bの変位が許される「開」から、ストッパ37a,37bと係止可能な「閉」へと駆動される。係止部材40の「閉」は、ストッパ37a、37bが係止部材40より内側(巻取り装置25側)にあるときに行われる。各規制装置35a,35bの作動により、スネーキング現象抑制装置は、スネーキング現象が生じやすい状況に対応できる体制、すなわちスネーキング現象の発生を考慮して事前にトレーラ3のスネーキング現象を抑える体制に入る。
このトラクタ1の高速牽引走行の際、図2(a)に示されるようにスネーキング現象が生じ、トレーラ3がピンマウント7を支点に左側へ振れ(蛇行)たとする。これにより、伸び側となる右側のワイヤー部材23aは、右側のワイヤー巻取り装置25aから引き出されて伸び、縮む側となる左側のワイヤー部材23bは、左側のワイヤー巻取り装置25aへ巻き戻されて縮む。つまりトレーラ3の屈曲具合(蛇行具合)に合わせて、各ワイヤー部材23a,23bは伸縮する。
このとき左側への振れ量(蛇行)が所定量を越えると、図2(b)に示されるように係止部材40にストッパ37aが係止され、それまで許していた右側のワイヤー部材23a(トラクタ1とトレーラ3間の間隔が広くなる側)の変位(伸び)が規制される。すると、それ以降のワイヤー部材23aの伸び方向の変位は、トレーラ左側のブレーキ装置13bを操作する操作量となってブレーキシュー29の制動操作入力部29aに入力される。これにより、トレーラ左側のブレーキ装置13bは作動され、トレーラ左側に制動力が生じ、トレーラ3に右側へ向かわせる挙動を与える。
このとき図2(b)に示されるように右側のワイヤー部材23aは、巻戻し方向(縮む)への変位は許されている。また左側のワイヤー部材23bは、ストッパ37bが係止部材40に当接するまでは引出し方向の変位は許されているから、左側へ屈曲(蛇行)したトレーラ3は、トレーラ左側で生ずる制動を受けて、図2(a)中の矢印aのようにピンマウント7を支点に右側へ曲がり、元の位置へ戻る。すなわち、トレーラ3は、図1(a)のようにトラクタ1と真っ直ぐに並ぶ状態(姿勢)に戻る。
また反対に、図3(a)のようにスネーキング現象によりトレーラ3が右側へ振れ(蛇行)た場合、図3(c)のようにトレーラ右側のブレーキ装置13aを作動させ、トレーラ右側で生ずる制動によって、上記同様、図3(a)中の矢印bのようにトレーラ3を左側へ曲がらせ、元の位置に戻らせる。
以上、説明したようにトラクタ1の後部両側とトレーラ3の左右両側のブレーキ装置13a,13b間に対角に配置した一対のワイヤー部材23a,23b、トレーラ3が振れ(蛇行)たとき伸びる伸び側のワイヤー部材23a,23bの変位を規制する規制装置35a,35b(規制機構)を設けるという、トレーラ3の既ブレーキ装置13a,13bを活用した簡易な機械的な構造で、トラクタ1に生じるスネーキング現象を抑えることができる。しかも、スネーキング現象が生じない走行域では、規制装置35a、35bは作動しないため、市街地での右左折など低速走行には影響を与えずにすむ。
特に規制装置35a、35bは、ストッパ37a,37bと、ストッパ規制部材39a,39bと、駆動部41a,41bを組み合わせて、スネーキング現象が生じやすい走行状況になるとストッパ規制具39a,39bをストッパ37a、37bと係止可能な位置へ変位させるという、スネーキング現象に即、対応できる体制を敷く構成を用いた
ので、確実にトレーラ3のスネーキング現象を抑えることができる。
そのうえ、規制装置35a,35bは、ワイヤー巻取り装置25a,25bと共にトラクタ後部(後部バンパ)に収める構成としたので、ワイヤー巻取り装置25a,25bおよび規制装置35a、35bをトラクタ1にコンパクトに組み付けることができる。
なお、本発明は、一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々可変して実施しても構わない。例えば一実施形態では、索状部材にワイヤー巻取り装置のワイヤー部材を用いたり、ストッパを一対の開閉可能な係止部材で係止する構造を用いたが、これに限らず、他の手段でも構わない。
1 トラクタ
3 トレーラ
13a,13b 一対のブレーキ装置
23a,23b 一対のワイヤー部材(一対の索状部材)
7,17 ピンマウント、ピボットピン(連結部)
35a,35b 規制装置(規制機構)
37a,37b ストッパ
39a,39b ストッパ規制具(ストッパ規制部材)
41a,41b 駆動部
25a,25b 一対のワイヤー巻取り装置(一対の巻取り装置)

Claims (4)

  1. トラクタと、
    前記トラクタの後部に回動自在に連結されて牽引された、車幅方向両側に一対のブレーキ装置を有するトレーラと、を備え、
    前記トラクタの後部の車幅方向両側と前記トレーラの前記一対のブレーキ装置における制動操作入力部との間を、それぞれ対角方向で伸縮可能に連結する一対の索状部材と、
    所定車速以上で前記トラクタが走行時、前記トラクタと前記トレーラとの連結部を支点に前記トレーラが振れたとき、伸び側となる前記索状部材の伸び方向の変位を規制する規制機構と、
    を有することを特徴とするスネーキング現象抑制装置。
  2. 前記規制機構は、
    前記一対の索状部材のそれぞれに設けられたストッパと、
    前記ストッパを基準として当該ストッパからトレーラ側に所定量、離れた前記索状部材の位置に配置され、前記索状部材の周囲で待機する待機位置と、前記ストッパと係止可能な係止位置との間を変位するストッパ規制部材と、
    前記トラクタが所定車速以上の走行時、前記ストッパ規制部材を前記待機位置から前記係止位置へ変位させる駆動部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載のスネーキング現象抑制装置。
  3. 前記一対の索状部材は、前記トラクタの後部の車幅方向両側に設けられた一対の巻取り装置によって引出しおよび巻戻し可能に収められた索状部材から構成される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスネーキング現象抑制装置。
  4. 前記規制機構は、前記巻取り装置と共に前記トラクタ後部の車幅方向両側に設けられる
    ことを特徴とする請求項3に記載のスネーキング現象抑制装置。
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