JP6659953B2 - 状態監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、椅子の着座者の状態を監視する状態監視システムに関する。
着座者の状態を検出する機能を備えた椅子が提案されている。例えば、特許文献1には、圧力センサを用いて検出される荷重変化に基づいて、着座者の呼吸データを取得し、呼吸データに基づいて着座者の覚醒状態を判定すること、及び着座者が低覚醒状態にある場合に着座者に振動刺激を与えることについて開示されている。
特開2015−80521号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、椅子の着座者がどのような状態にあるのかを他者が客観的に知ることが困難であった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、椅子に着座している者の状態を確認可能な状態監視システム提供することにある。
上記の課題は、座部と前記座部に着座する着座者の状態を監視する監視機器とを備える椅子と、前記監視機器と無線通信する無線通信端末とを備える状態監視システムであって、前記監視機器は、前記着座者の身体信号を検出するセンサと、前記センサにより検出される前記身体信号に基づくデータを前記無線通信端末に送信する無線通信部と、を有し、前記無線通信端末は、前記無線通信部から受信するデータに基づいて、前記着座者の状態を表示部に表示させる表示制御部を有し、前記監視機器は、前記センサにより検出される身体信号に基づいて前記着座者の状態を判定する判定部を有し、前記無線通信部は、前記判定部による判定結果を前記無線通信端末に送信し、前記表示制御部は、前記無線通信部から受信した判定結果に基づいて、前記着座者の状態を前記表示部に表示させ、前記監視機器は、前記着座者に刺激を加える装置と、前記装置を制御する制御装置と、を有し、前記無線通信部は、前記装置と、前記制御装置と共に保持部材に収容され、前記監視機器は、前記保持部材内の凹部に収容される電源を有し、該電源を収容する凹部と前記無線通信部とは、前記保持部材の上下方向でオーバーラップするように配置され、前記無線通信部は、前記装置と、前記保持部材内で並んで配置されていることを特徴とする状態監視システムにより解決される。
上記の状態監視システムによれば、椅子に着座している着座者の状態を確認できる。
また、こうすることで、椅子の着座者に刺激を与えることができる。
記の状態監視システムにおいて、前記無線通信部は、前記装置を覆うカバー部材の上端よりも下方に配置されていることとしてよい。
また、上記の状態監視システムにおいて、前記保持部材には、突出部として形成されるECU支持部とECU取付部が形成され、前記無線通信部は、前記保持部材が前記椅子に取り付けられた状態で幅方向で前記ECU支持部と前記ECU取付部との間に配置されることとしてよい。
上記の状態監視システムにおいて、前記無線通信端末は、前記装置を動作させる操作の入力を受け付ける入力受付部と、前記入力された操作に応じた制御信号を前記監視機器に送信する制御信号送信部と、を有し、前記無線通信部は、前記制御信号送信部から送信される前記制御信号を受信し、前記制御装置は、前記制御信号に基づいて前記装置を動作させることとしてよい。
こうすることで、無線通信端末を操作することで装置の動作を制御することができる。
上記の状態監視システムにおいて、前記無線通信部は、前記センサとハーネスにより接続されており、前記ハーネスは、前記座部に形成され斜め前方に傾斜するガイド孔を通って接続されることとしてよい。
上記の状態監視システムにおいて、前記無線通信端末は、複数の前記椅子のそれぞれに備えられる前記監視機器と無線通信し、前記表示制御部は、前記複数の前記椅子のそれぞれに備えられる前記監視機器から受信したデータに基づいて、前記複数の前記椅子のそれぞれの着座者の状態を前記表示部に表示させることとしてよい。
こうすることで、複数の着座者の状態を確認できる。
上記の状態監視システムにおいて、前記無線通信端末は、前記複数の前記椅子のうちから制御対象とする椅子の選択を受け付ける選択受付部と、前記制御対象とする椅子の監視機器に対して制御信号を送信する制御信号送信部と、を有し、前記制御対象とする椅子において、前記無線通信部は、前記制御信号送信部から送信される前記制御信号を受信し、前記制御装置は、前記制御信号に基づいて前記装置の動作を制御することとしてよい。
こうすることで、複数の椅子の中から選択された椅子の装置の動作を制御することができる。
本発明によれば、椅子の着座者の状態を確認できる。
本発明の一態様によれば、着座者の覚醒状態を確認できる。
本発明の一態様によれば、サーカディアンリズムを考慮して着座者の覚醒状態を判定できる。
本発明の一態様によれば、着座者に振動刺激を与えることができる。
本発明の一態様によれば、無線通信端末を操作することで振動装置の動作を制御できる。
本発明の一態様によれば、着座者が低覚醒状態にあるときに、着座者に振動刺激を与えることで覚醒させることができる。
本発明の一態様によれば、椅子を構成する部品点数を削減できる。
本発明の一態様によれば、振動刺激により着座者に対して所定時間の到来を知らせることができる。
本発明の一態様によれば、複数の着座者の状態を確認できる。
本発明の一態様によれば、複数の椅子の中から選択された椅子の振動装置の動作を制御できる。
本実施形態に係る状態監視システムのシステム構成を示す図である。 本実施形態に係る椅子の外観を示す斜視図である。 座部の下面を示す下側斜視図である。 図2におけるIV-IV断面図である。 覚醒機器を構成するメインユニットの斜視図である。 メインユニットの分解斜視図である。 メインユニットの上面図である。 ECUを外した状態のメインユニットの上面図である。 図7のIX-IX断面図である。 メインユニットの側面図である。 状態監視システムのハードウェア構成図である。 状態監視システムの機能ブロック図である。 事前確率とサーカディアンリズムとの対応を示す図である。 覚醒支援機能のON/OFFの切替処理に関するシーケンス図である。 着座者の状態表示処理及び加振処理に関するシーケンス図である。 覚醒状態判定処理に関するフロー図である。 覚醒支援処理に関するフロー図である。 タイマー設定及び駆動制御処理に関するシーケンス図である。 操作画面の一例を示す図である。 管理一覧画面の一例を示す図である。 タイマー設定画面の一例を示す図である。
以下、図1乃至図21を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係る状態監視システム(以下、状態監視システム1)について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
[状態監視システム1のシステム構成]
まず、図1を参照しながら、状態監視システム1の概要について説明する。図1には、状態監視システム1のシステム構成を示した。図1に示されるように、状態監視システム1は、1以上の椅子Sと、椅子Sと無線通信可能な無線通信端末2とを備える。なお、本実施形態では、椅子Sが複数あることとして説明するが、椅子Sは1つであっても構わない。また、各椅子Sは同等の構成を有することとする。
無線通信端末2は、各椅子Sと無線通信を確立し、各椅子Sと双方向通信を実行する。詳細については後述するが、椅子Sは着座者の身体信号(具体的には呼吸データ等)を検出する身体信号検出機能、検出した身体信号に基づいて着座者の状態(具体的には覚醒状態等)を判定する覚醒状態判定機能、及び着座者に覚醒のための振動刺激を加える加振機能(覚醒支援機能)を有する。そして、各椅子Sにおいて検出された身体信号や、判定された覚醒状態等の情報が無線通信端末2に送信され、無線通信端末2において着座者の状態(呼吸データや覚醒状態等)が表示される。また、無線通信端末2では、操作者から受け付けた操作に基づいて、加振機能(覚醒支援機能)のオン/オフ、又は振動刺激の実行/停止等の制御信号が椅子Sに向けて送信される。そして、椅子Sにおいては、無線通信端末2から受信した制御信号に基づく処理が実行される。
まず、図2乃至図10に基づいて、椅子Sの構成について詳細に説明する。なお、以下において、前後、左右、上下の各方向は、椅子Sの着座者から見た各方向と一致することとする。
[椅子Sの全体構成について]
まず、図2及び図3に基づいて、椅子Sの主な構成について説明する。ここで、図2は、本実施形態に係る椅子Sの外観図、図3は椅子Sを構成する座部S1の下面を示す下側斜視図である。
図2に示されるように、椅子Sは、主に、座部S1、背もたれ部S2、支柱S3、脚部S4、キャスターS5、及び覚醒機器D(監視機器の一例)を備える。
座部S1は、着座者の臀部を支持する座面を構成する部材である。背もたれ部S2は座部S1と連結し、着座者の腰部、背部を支持する背もたれ面を構成する部材である。なお、本実施形態においては、座部S1と背もたれ部S2からなる部分を椅子本体Bとする。
支柱S3は、座部S1の下面に取り付けられており、座部S1を支持する部材である。脚部S4は、支柱S3の下部に取り付けられ、支柱S3を支持する部材である。また、脚部S4の各脚の先端部には、椅子Sの移動を容易とするために、キャスターS5が取り付けられている。
覚醒機器Dは、メインユニット10、着座者の身体信号を検出する生体センサ30、生体センサ30の検出信号をメインユニット10に伝送するためのハーネス31を備える。メインユニット10は、生体センサ30による検出信号に基づいて着座者に振動刺激を与える主要機能を有するとともに、無線通信端末2と無線通信する機能も有している。なお、本実施形態では、生体センサ30は、着座者を支持する圧力の変化によって着座者の呼吸に関する情報を検出する呼吸センサを用いる例を示しているが、これ以外にも心拍センサ、体温センサ等を用いてもよい。
無線通信端末2は、タブレット端末、携帯端末(スマートフォンを含む)、パーソナルコンピュータ等のコンピュータであり、メインユニット10と双方向の無線通信をすることにより、メインユニット10から情報を取得したり、メインユニット10を制御したりすることが可能となっている。
ここで、図3及び図4に示されるように、メインユニット10は、座部S1の下面に取り付けられる。図3に示されるように、座部S1の下面を構成する樹脂プレート40のうち、支柱S3の連結部分よりも前方において、メインユニット10のカバー部材となる保持部材11が取り付けられている。ここで、保持部材11の下面中央部にはメインユニット10の電源となる乾電池を取り付けるために着脱可能に設けられた電池カバー21が設けられており、保持部材11の下面の四隅に設けられた通し孔15にタッピングネジ(締結部材)を挿通して締結することで、メインユニット10が座部S1の下面に取り付けられる。
また、図4に示されるように、座部S1を構成するパッド部41の上面には、生体センサ30が配置されている。生体センサ30に接続するハーネス31は、ウレタン等のクッション材からなるパッド部41に形成されたガイド孔42、及び樹脂プレート40に形成された抜き孔43を通じて、メインユニット10に接続している。
[メインユニット10について]
次に、図5乃至図10に基づいて、覚醒機器Dを構成するメインユニット10の詳細について説明する。図5は、メインユニット10を椅子Sから取り外した状態におけるメインユニット10の斜視図であり、図6は、メインユニット10の分解斜視図である。図7は、メインユニット10の上面図であり、図8は、メインユニット10からECU12を外した状態におけるメインユニット10の上面図である。図9は、図7のIX-IX断面図であり、図10は、メインユニット10の側面図である。
図5及び図6に示されるように、メインユニット10は主に、ECU12(電子制御部)、振動モータ13、ECU12及び振動モータ13を内部に収容した状態で保持する保持部材11を備える。
保持部材11は、カバー本体11A、ECU取付部11B、保持部材取付部11C、振動モータ取付部11Dを備える。保持部材11は、例えば樹脂材料で形成される。
カバー本体11Aは、上方が開放された鉛直断面が略U字形状に形成され、覚醒機器Dの筐体として機能する。また、カバー本体11Aの下面部においては、内方に凹む凹部17が設けられている。凹部17の側壁には電池端部プレート20が取り付けられ、電池端部プレート20に対向する向きに電極を配した状態で凹部17内に乾電池23が収容される。なお、乾電池23は、ECU12及び振動モータ13の電源として機能するものである。また、電池カバー21は、凹部17の下方側の開口と係合し、凹部17に収容した乾電池23を被覆する部材である。なお、電池カバー21を取り外すことで、乾電池23を露出させることができるため、乾電池23の交換を容易に行うことができる。
凹部17の座部S1側の面上には、ECU取付部11B(第1取付部11Ba及び第2取付部11Bb)と、ECU支持部19が座部S1側に突出する形状に形成されている。ECU取付部11B及びECU支持部19はそれぞれ、カバー本体11Aと一体に形成され、ECU12を支持する部材である。また、ECU取付部11Bの中心部には固定ネジ18と螺合するネジ穴が形成されている。ECU取付部11BとECU支持部19の周囲にはそれぞれリブが形成されており、これによりECU取付部11BとECU支持部19の強度を高めている。
また、図6に示されるように、ECU12の基板の四隅のうち一方の対角上にネジ挿通孔12Bが形成され、他方の対角上に支持部挿通孔12Cが形成される。そして、ECU12のネジ挿通孔12BとECU取付部11Bとを対向させると共に、支持部挿通孔12CとECU支持部19とを対向させるように配置した状態で、ECU取付部11Bの上部に形成されたネジ穴に固定ネジ18を螺合させることで、ECU12を保持部材11に対して取り付けることができる。
ここで、ECU12と凹部17は離間しており、このようにECU12と凹部17との間に空間を設けることにより、ECU12の放熱性を高めることができる。
また、図8に示すように、凹部17の上面中央部には貫通孔17Aが形成されており、これにより、ECU12からの排熱を逃がす構造となっているため、より放熱性を高めることができる。また、貫通孔17Aを通じて、メインユニット10の内部、又は乾電池23の取り付け状態を確認することができる。
また、カバー本体11Aには、カバー本体11Aの内面と、凹部17とを連結する複数のリブ22が形成されており、これらのリブ22によりカバー本体11Aの剛性を向上させることができる。
保持部材取付部11Cは、メインユニット10を座部S1に取り付けるための部分であり、カバー本体11Aの両側に延出したフランジとして形成される。保持部材取付部11Cには、複数の通し孔15が形成されており、それぞれの通し孔15にタッピングねじが通されて座部S1の下面に保持部材取付部11Cが固定される。これにより、メインユニット10が座部S1の下側に取り付けられる。
振動モータ取付部11Dは、振動モータ13が取り付けられ、振動モータ13が収容される収容溝を有する。振動モータ13は、本発明に係る振動装置に相当し、ECU12から受信した制御信号に基づいて駆動と停止が切り替えられる。例えば、振動モータ13には、アンバランスマス型のモータを用いることしてよい。
図9に示すように、振動モータ13は収容溝に収容された状態で、上部に振動モータカバー部材14が配され、振動モータカバー部材14により振動モータ13の上面が被覆される。また、振動モータ取付部11Dと振動モータカバー部材14により振動モータ13の上下を挟み込むようにしたことで、駆動状態においても振動モータ13の位置ずれを抑制することができる。
また、図10に示すように、振動モータカバー部材14の上端部、すなわち座部S1側の端部は、ECU12よりも座部S1に近い位置となっている。これにより、座部S1側又は保持部材11の下面側からの衝撃を受けた場合においても、座部S1の下面を構成する樹脂プレート40に対し、ECU12よりも先に振動モータカバー部材14が当接しやすくなるため、ECU12の上部に保護部材を設けなくとも、ECU12を好適に保護可能となる。このように、ECU12の上部に保護部材を設けることを要しないことで、メインユニット10の構成部品点数を削減することができる。
なお、ECU12は、覚醒機器Dを制御する制御装置であり、本実施形態においては、生体センサ30により検出された呼吸の間隔を示すデジタル信号に変換された電位差信号を基に、振動モータ13を駆動制御する機能を有する。また、ECU12は、演算制御用のCPU、ROM、RAMと共に、無線通信を行う無線通信部12Aを有しており、無線通信部12Aにより無線通信端末2と双方向通信が可能となっている。そして、無線通信端末2から受信する制御信号(駆動信号、停止信号等)に基づいて、ECU12は、振動モータ13の動作を制御することとしてよい。
なお具体的には、ECU12に入力される信号は、信号処理回路によってデジタル信号に変換された電位差信号であり、出力されるものは、振動モータ13を駆動するための電力である。RAMは、演算制御中の信号及び入出力される信号を含むパラメータを一時記憶するもので、デジタル信号に変換された電位差信号その他の信号を格納する格納部として機能する。
ROMは、CPUが実行するプログラム及び所定のパラメータを記憶するものであり、上記プログラムには、例えば、所定の基準値を設定するための設定プログラム、基準値に基づき覚醒状態を判定するための判定プログラム、及び振動モータ13を駆動するための駆動プログラム等が含まれる。
ここでECU12は、CPUの指示に応じて電力を供給することにより振動モータ13を駆動する機能を有する。このCPUの指示信号は、生体センサ30(呼吸センサ)からの信号を演算することにより生成される。つまり、CPUは、生体センサ30から送信される信号に基づいて、着座者の覚醒状態を判断し、低覚醒状態(すなわち覚醒状態ではない)と判断した場合に、振動モータ13を駆動するための信号を振動モータ13に出力する。これにより、着座者が低覚醒状態にある場合に、振動刺激を与えることで、覚醒状態に回復、又は覚醒状態を維持しやすくなる。
また、図10に示されるように、カバー本体11Aの外面において、カバー本体11Aと保持部材取付部11Cとを接続するリブ16が複数形成されている。これにより、保持部材11の剛性を高めることができる。また、図10に示されるように、少なくとも1つのリブ16の表面を延出させた平面が振動モータ13と重なるようになっている。換言すれば、メインユニット10の側面視において、振動モータ13と前後方向において重なる位置にあるリブ16が少なくとも1つ存在し、このように構成することにより振動モータ13からの振動を、保持部材取付部11Cを介して、座部S1に効率良く伝達可能となっている。
[状態監視システム1のハードウェア構成]
次に、図11及び図12に基づいて、状態監視システム1に備えられるハードウェア構成及び、状態監視システム1に備えられるハードウェアにより実現される機能について説明する。
図11には、状態監視システム1のハードウェア構成図を示した。なお、図11においては、覚醒機器D及び無線通信端末2に関する主要なハードウェアを示したものであり、図示されていないハードウェアを備えていてもよいことはもちろんである。
図11に示されるように、覚醒機器Dは、ハードウェアとして、振動モータ13、生体センサ30、及びECU12を備える。なお、ECU12は、CPU12p、メモリ12m(不揮発性メモリ及び揮発性メモリを含む)、及び無線通信部12Aを備える。そして、ECU12は、生体センサ30と接続されており、生体センサ30において検出された信号を受信する。また、ECU12は、振動モータ13と接続されており、振動モータ13に電力及び制御信号を伝送することにより、振動モータ13の駆動制御が可能となっている。
また、図11に示されるように、無線通信端末2は、制御部2A、記憶部2B、無線通信部2C、入力部2D及び表示部2Eを備える。
制御部2Aは、例えば中央処理装置(Central Processing Unit)を含み構成され、記憶部2Bに記憶されるプログラムやデータに基づいて各種の演算処理を実行するとともに、無線通信端末2の各部を制御する。
記憶部2Bは、例えば半導体メモリ、磁気ディスク装置等の記憶装置を含み構成され、各種のプログラムやデータを記憶するほか、制御部2Aのワークメモリとしても機能する。なお、記憶部2Bには、フラッシュメモリ、光学ディスク等の着脱可能な情報記憶媒体を含むこととしてよい。
無線通信部2Cは、無線通信回路を含み、覚醒機器Dの無線通信部12Aとの間で信号を送受信することで、覚醒機器Dとの双方向通信を可能とする。なお、無線通信部2Cと無線通信部12Aとは、アドホックモードで通信してもよいし、アクセスポイントを介して通信してもよい。
入力部2Dは、例えばタッチパネル、キーボード、マウス等の入力装置を含み構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
表示部2Eは、例えば液晶ディスプレイ装置等の表示装置を含み構成され、制御部2Aにより生成されるグラフィックデータに基づく画面を表示させる。
[状態監視システム1の機能]
次に、図12に示した状態監視システム1の機能ブロック図に基づいて、上記のハードウェアを用いて実現される機能について説明する。
図12に示されるように、覚醒機器Dは、機能として、データ記憶部100、身体信号検出部110、通信部120、パラメータ設定部130、覚醒状態判定部140及び振動モータ制御部150を備える。
覚醒機器Dに備えられる上記の各部の機能は、ECU12に備えられるCPU12pが、メモリ12mに記憶されるプログラムに基づいて、覚醒機器Dの各部を動作させることにより実現されるものである。なお、覚醒機器Dは、上記のプログラムを、情報記憶媒体から読み込むこととしてもよいし、無線通信部12Aにより接続したデバイス又は通信網を通じて受信してもよい。
また、無線通信端末2は、機能として、通信部200、表示制御部210、入力受付部220及び選択受付部230を備える。
無線通信端末2に備えられる上記の各部の機能は、無線通信端末2に備えられる制御部2Aが、記憶部2Bに記憶されるプログラムに基づいて、無線通信端末2の各部を動作させることにより実現されるものである。なお、無線通信端末2は、上記のプログラムを、情報記憶媒体から読み込むこととしてもよいし、無線通信部2Cにより接続したデバイス又は通信網を通じて受信してもよい。以下、上記の各部の機能の詳細について説明する。
[覚醒機器Dの機能]
まず、覚醒機器Dに備えられる機能の詳細について説明する。
データ記憶部100は、主にECU12のメモリ12mにより実現される。データ記憶部100は、生体センサ30による検出データ(呼吸データ等)、着座者の覚醒状態を判定するためのデータ(事前確率のデータ等)、覚醒支援機能のON/OFFを示すフラグ値、タイマー設定情報(駆動開始時間等)等の各種データを記憶する。
身体信号検出部110は、主に生体センサ30、CPU12p及びメモリ12mにより実現される。例えば、生体センサ30は圧力センサであり、着座者の呼吸に応じて変化する電気抵抗を検出する。そして、身体信号検出部110は、生体センサ30(圧力センサ)が検出した電気抵抗値に係る電気信号に基づいて圧力を演算し、演算した圧力に基づいて呼吸データを得る。なお、身体信号検出部110は、上記演算した圧力を縦軸、時間を横軸とする圧力の経時変化を示す波形データ(呼吸波形データ)を上記の呼吸データとしてもよい。
通信部120は、主に無線通信部12Aにより実現され、無線通信端末2と双方向通信を行う。例えば、通信部120は、身体信号検出部110により検出される呼吸データ(呼吸波形データ)を無線通信端末2に送信する。また、通信部120は、後述する覚醒状態判定部140による判定結果を無線通信端末2に送信する。
また例えば、通信部120は、無線通信端末2から時刻情報を受信し、当該受信した時刻情報に基づいて無線通信端末2との時刻が同期される。また、通信部120は、無線通信端末2からタイマー設定情報を受信し、受信したタイマー設定情報に基づいて振動モータ13の動作が制御される。また、通信部120は、無線通信端末2から覚醒支援機能のON/OFFを切り替えるスイッチ信号、振動モータ13を駆動させる駆動信号、振動モータ13を停止させる停止信号等の各種制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて振動モータ13の動作が制御される。
パラメータ設定部130は、主にCPU12p及びメモリ12mにより実現される。パラメータ設定部130は、通信部120により無線通信端末2から受信した時刻情報に従って設定される時刻(身体信号の取得時刻)に基づいて、覚醒状態判定部140による覚醒状態の判定に用いるパラメータ(事前確率)を設定する。以下、具体例について説明する。
図13には、サーカディアンリズム(概日リズム)と事前確率との関係の一例を示した。図13における横軸は時刻を、縦軸は事前確率の値を示している。また、図13におけるP(H1)は低覚醒状態の事前確率、P(H2)は覚醒状態の事前確率に対応しており、P(H1)+P(h2)=1の関係にある。
図13に示されるように、時刻に応じてP(H1)とP(H2)の値が変化するようになっており、パラメータ設定部130は呼吸データの検出時刻(又は現在時刻としてもよい)に対応するP(H1)とP(H2)の値を、P(H1)とP(H2)の事前確率として設定する。具体例を挙げて説明すると、7:00から14:00の時間帯においては、パラメータ設定部130は、P(H1)=Pa2及びP(H2)=Pb2とし、低覚醒に陥りやすい14:00から16:00の時間帯においては、P(H1)=Pa1(>Pa2)及びP(H2)=Pb1(<Pb2)に設定する。
覚醒状態判定部140は、主にCPU12p及びメモリ12mにより実現される。覚醒状態判定部140は、身体信号検出部110により検出された呼吸データ(呼吸波形データ)に基づいて着座者の覚醒状態(低覚醒状態/覚醒状態)を判定する。具体的には、覚醒状態判定部140は、呼吸データに基づいて呼吸間隔を示すRI(Respiration Interval)、RIのばらつきを示し後述するRrMSSD(Respiration root Mean Square Successive Difference)、呼吸データの単位時間当たりの変化度合を示すP_vel(Pressure velocity)を決定し、それぞれのデータと、パラメータ設定部130により設定される事前確率の値と、ベイズフィルタを利用したアルゴリズムに基づいて着座者の覚醒状態を判定する。なお、覚醒状態判定部140による処理の具体例については後述する。
振動モータ制御部150は、主にECU12及び振動モータ13により実現される。振動モータ制御部150は、通信部120により無線通信端末2から振動モータ13の駆動信号を受信した場合には、振動モータ13を駆動させ、振動モータ13の駆動中において無線通信端末2から振動モータ13の停止信号を受信した場合には、振動モータ13を停止させる。
また、振動モータ制御部150は、覚醒状態判定部140により着座者が低覚醒状態であると判定された場合に、振動モータ13を駆動させることとしてよい。また、振動モータ制御部150は、着座者が椅子Sから離れた場合、すなわち身体信号検出部110により着座者の身体信号が検出されなくなった場合には、振動モータ13の駆動を停止させることとしてよい。
また、振動モータ制御部150は、覚醒支援機能がONに設定されている場合に限り、振動モータ13を駆動させることとしてよい。また、身体信号検出部110及び覚醒状態判定部140に関しても、覚醒支援機能がONに設定されている場合に限り、処理を実行することとしてよい。
[無線通信端末2の機能]
次に、無線通信端末2に備えられる機能の詳細について説明する。
通信部200は、主に無線通信部2Cにより実現され、覚醒機器Dと双方向通信を行う。通信部200は、制御信号送信部201を有し、制御信号送信部201は、後述する入力受付部220で受け付けた操作に基づいて、振動モータ13の制御信号(振動モータ13の駆動信号、停止信号等)を、選択受付部230により選択を受け付けた覚醒機器Dに対して送信する。また、通信部200は、上記信号以外にも、覚醒支援機能のスイッチ信号、タイマーの設定情報等を、選択受付部230により選択を受け付けた覚醒機器Dに対して送信する。また、通信部200は、無線通信開始時や、それ以後の任意のタイミングで無線通信端末2の時刻情報を覚醒機器Dに送信し、時刻の同期を行うこととしてよい。
また例えば、通信部200は、覚醒機器Dから送信される呼吸データ(呼吸波形データ)や、覚醒状態判定部140による判定結果等のデータを受信する。
表示制御部210は、主に制御部2A、記憶部2B及び表示部2Eにより実現される。例えば、表示制御部210は、通信部200により覚醒機器Dから受信した呼吸データに基づく波形、また覚醒状態判定部140により判定された着座者の覚醒状態の判定結果等を表示部2Eに表示する。具体的には、表示制御部210は、後述する操作画面W1、管理一覧画面W2、タイマー設定画面W3等の各種画面を表示部2Eに表示する。
入力受付部220は、主に制御部2A、記憶部2B及び入力部2Dにより実現される。例えば、入力受付部220は、表示部2Eに各種画面が表示された状態で、入力部2Dにより操作を受け付ける。具体的には、入力受付部220は、振動モータ13を駆動させる操作、振動モータ13の駆動を停止させる操作、覚醒機器Dにおける覚醒支援機能をON又はOFFにする操作、振動モータ13の駆動タイマーを設定する操作等の各種操作を受け付ける。
選択受付部230は、主に制御部2A、記憶部2B及び入力部2Dにより実現される。例えば、選択受付部230は、入力受付部220により受け付けた操作に対応する制御信号等の情報を送信する対象の椅子S(覚醒機器D)の選択を受け付ける。具体的には、選択受付部230は、表示部2Eに管理対象の椅子Sを表示する画面が表示された状態で、表示された椅子Sのうちから処理の対象とする椅子Sの選択を受け付ける。
[状態監視システム1において実行される処理]
次に、図14乃至図21に基づいて、状態監視システム1において行われる処理の流れを具体的に説明する。
[覚醒支援機能のON/OFF処理]
図14には、状態監視システム1において実行される、椅子Sの覚醒機器Dの覚醒支援機能をON/OFFする処理に係るシーケンス図を示した。
図14に示されるように、まず、無線通信端末2と、椅子Sに備えられる覚醒機器Dが、無線通信を確立するとともに(S101,S201)、無線通信端末2が時間情報(現在日時)を覚醒機器Dに送信して、互いの時間情報を同期する(S102,S202)。なお、無線通信端末2と覚醒機器Dとの初回通信時においては、ペアリング処理を実行することとしてよい。
次に、無線通信端末2の制御部2Aは、表示部2Eに通信を開始した覚醒機器Dを操作するための操作画面W1を表示させる(S103)。
図19には、操作画面W1の一例を示した。図19に示されるように、操作画面W1には、ONボタンe1、OFFボタンe2、選択状態表示枠e3、振動開始ボタンe4、振動停止ボタンe5、呼吸データ表示領域e6、判定結果表示領域e7、管理一覧画面表示ボタンe8が表示される。
ここで、ONボタンe1は、覚醒機器Dによる覚醒支援機能をONに設定するための操作部であり、OFFボタンe2は、覚醒機器Dによる覚醒支援機能をOFFに設定するための操作部である。また、選択状態表示枠e3は、覚醒支援機能の現在設定を示す枠画像である。
また、振動開始ボタンe4は、覚醒機器Dに備えられる振動モータ13を振動させるための操作部であり、振動停止ボタンe5は、覚醒機器Dに備えられる振動モータ13の振動を停止させるための操作部である。
そして、呼吸データ表示領域e6は、覚醒機器Dから受信した椅子Sの着座者について得られた呼吸データの波形パターンを表示する表示領域である。また、判定結果表示領域e7は、椅子Sの着座者の覚醒状態を判定した判定結果を表示する表示領域である。
管理一覧画面表示ボタンe8は、無線通信端末2により管理される椅子S(覚醒機器D)の一覧画面(後述する管理一覧画面W2)を表示部2Eに表示させるための操作部である。
ここで、無線通信端末2の制御部2Aは、入力部2Dにより操作者から操作画面W1のONボタンe1又はOFFボタンe2の押下により覚醒支援機能のスイッチ操作の入力を受け付けると(S104)、入力されたボタンに応じて設定したON又はOFFのスイッチ信号を、無線通信部2Cを介して覚醒機器Dに送信する(S105)。
覚醒機器DのCPU12pは、無線通信部12Aを介して無線通信端末2からスイッチ信号を受信すると(S203)、受信したスイッチ信号に基づいて覚醒支援機能のON/OFFを切り替える(S204)。以上が覚醒支援機能をON/OFFする処理の一例である。
[着座者の状態表示処理及び加振処理]
次に、図15に基づいて、着座者の状態表示処理及び加振処理の一例について説明する。なお、図15に示す処理の前提として、無線通信端末2と覚醒機器Dが通信開始後に、椅子Sに人が着座していることとする。
図15に示されるように、覚醒機器DのCPU12pは、時間(現在時刻)を参照し(S211)、参照した時間に基づいて低覚醒状態と覚醒状態のそれぞれの事前確率を設定する(S212)。なお、S212の処理は、パラメータ設定部130により実行されるものである。
次に、覚醒機器DのCPU12pは、生体センサ30により検出される情報に基づいて、椅子Sの着座者の覚醒状態を判定する(S213)。ここで、S213において実行される覚醒状態の判定処理については、図16に示すフロー図に基づいて説明する。
[覚醒状態判定処理]
本実施形態に係る覚醒状態判定処理は、呼吸間隔を示すRI(Respiration Interval)、及びRIのばらつきを示し後述するRrMSSD(Respiration root Mean Square Successive Difference)、並びに後述するP_vel(Pressure velocity)に係るデータ等にベイズフィルタを適用したものに基づいて着座者の覚醒状態を判定する処理である。なお、呼吸データ(圧力信号ともいう。)の単位時間当たりの変化度合について、P_velという用語を本実施形態において便宜的に用いる。
まず、生体センサ30が、椅子Sへの着座を検知すると、着座者の呼吸の深度に応じて変動する呼吸データを電気抵抗の変化に基づいて取得する。
生体センサ30が、呼吸データ取得工程として着座者の呼吸データを取得し、CPU12pが、生体センサ30から送信された呼吸データをメモリ12mに電位差データとして記録(取得)する(S11)。
次に、CPU12pが、取得された生体センサ30における呼吸データに基づき、圧力の所定時間における推移である呼吸センサ圧力の波形データ、及び人の1呼吸の間隔であるRIの所定時間における推移であるRI波形データを生成する(S12)。
次に、CPU12pが、演算工程において、生成されたRI波形データのうち、所定間隔(例えば30秒)を1区間として、区間ごとにRIの平均値RImを算出する。
次に、CPU12pは、算出された1区間のRIm(t)と、次の区間のRIm(t+1)とを比較して、RIm(t+1)が直前のRIm(t)よりも大きな値であるかを判定する(S13)。
そして、CPU12pは、RIm(t+1)がRIm(t)以下の値であると判定した場合には(S13:N)、着座者が覚醒状態にあると判定する(S20)。
一方、CPU12pが、RIm(t+1)がRIm(t)よりも大きな値であると判定した場合、換言すると、後の区間において先の区間よりもRImの値が上昇している場合には(S13:Y)、CPU12pは、演算工程において、RrMSSDを算出する(S14)。詳細には、CPU12pが、所定間隔(例えば30秒)を1区間として、区間ごとにRrMSSDを算出する。
ここで、RrMSSDとは、t番目のRIをRI(t)とし、t番目からn番後のRIをRI(t+n)と定義したときに、次の数式1で算出される値であって、RIのばらつきを示すものである。
Figure 0006659953
RrMSSDは、眠気を覚まそうとする際の交感神経の活性化に伴って覚醒低下状態の初期段階に大きくなる。そこで、このRrMSSDを覚醒判定の指標の一つとすることで、より正確な覚醒判定を実現するものである。
次に、CPU12pは、算出された1区間のRrMSSD(t)と、次の区間のRrMSSD(t+1)とを比較して、RrMSSD(t+1)が直前のRrMSSD(t)よりも大きな値であるかを判定する(S15)。
そして、CPU12pは、RrMSSD(t+1)がRrMSSD(t)以下の値であると判定した場合には(S15:N)、着座者が覚醒状態にあると判定する(S20)。
一方、CPU12pが、RrMSSD(t+1)がRrMSSD(t)よりも大きな値であると判定した場合、換言すると、後の区間において先の区間よりもRrMSSDの値が上昇している場合には(S15:Y)、CPU12pは、演算工程としてP_velを算出する(S16)。
ここで、P_velとは、上記したように呼吸データの単位時間当たりの変化度合(呼吸の変化度合)であり、換言すると、所定時間内で得られた呼吸データを時間微分した値の絶対値である。特に、P_velは、メディアンフィルタとローパスフィルタが通され、ノイズが除去された値である。なお、P_velは、後述するベイズフィルタを適用するためのデータである。
次に、CPU12pは、演算工程において、P_velの10秒毎の平均値であるP_velmeanを算出し、P_velmeanに基づいて、P_velパターンを決定する(S17)。
P_velパターンとは、所定の時間内でP_velmeanの低下した回数によって定めるパターンであって、予め定められた所定数のパターンから選択されるものである。
本実施形態においては、P_velパターンは、30秒間の時間tと時間tの後の30秒間の時間t+1間との間で、P_velmeanが前10秒間のP_velmeanよりも低下したときにカウントされる数との組み合わせによって決定されることとしてよい。
厳密には、時間tのうち最初の10秒間についての数は、時間tのうち最初の10秒間のP_velmeanと、時間tの前10秒間のP_velmeanとを比較したものである。このP_velパターンは、後述するベイズフィルタを適用するためのデータである。
次に、CPU12pは、覚醒判定工程において、CPU12pにより算出されたRIm、P_vel及びP_velパターンの値をデータとするベイズフィルタを使用して、着座者が低覚醒状態(眠気が生じている状態)である確率が、着座者が覚醒状態である確率よりも大きいかを判定する(S18)。
ここで、ベイズフィルタの式は、数式2によって表される。
Figure 0006659953
このように、後述する各種データに係る覚醒状態に関わる確率を乗じた、P(D1|H1)×P(D2|H1)×P(D3|H1)、及びP(D1|H2)×P(D2|H2)×P(D3|H2)は、それぞれベイズフィルタの尤度に相当するものである。また、P(H1)及びP(H2)はそれぞれ、低覚醒状態、覚醒状態の事前確率に相当するものであり、両者の合計は1となる。次に、ベイズフィルタに用いられるデータに関する確率及び事前確率について詳細に説明する。
ここで、P(D1|H1)は、RImの値であるデータD1に関し、着座者が低覚醒状態であるときにデータD1が得られる条件付き確率であり、P(D1|H2)は、着座者が覚醒状態であるときにデータD1が得られる条件付き確率である。
P(D2|H1)は、P_velmeanの値であるデータD2に関し、着座者が低覚醒状態であるときにデータD2が得られる条件付き確率であり、P(D2|H2)は、着座者が覚醒状態であるときにデータD2が得られる条件付き確率である。
P(D3|H1)は、P_velパターンの値であるデータD3に関し、着座者が低覚醒状態であるときにデータD3が得られる条件付き確率であり、P(D3|H2)は、着座者が覚醒状態であるときにデータD3が得られる条件付き確率である。
P_velパターンは、個人の特性によって異なるP_velmeanの値の大小の値とは異なり、個人の特性によらず一定の傾向を示すものであるため、人の覚醒状態の判定に好適である。つまり、ベイズフィルタがP_velパターンに係る(D3|H1)、(D3|H2)を尤度に含むことで、着座者の覚醒状態の判定をより正確に行うことができる。
次に、上記の数式2にそれぞれの確率を代入した場合に数式2が成立するとき、つまり、左辺の値が右辺の値よりも大きくなるときに(S18:Y)、覚醒判定工程において、CPU12pは、着座者が低覚醒状態にあると判定する(S19)。一方、数式2が成立しないとき、つまり、左辺の値が右辺の値と同じか小さくなるときに(S18:N)、CPU12pは、着座者が覚醒状態にあると判定する(S20)。そして、S19又はS20の処理を終えると、CPU12pは覚醒状態判定処理を抜ける。
なお、S13においてRIの平均値であるRImを算出する区間、及びS14においてRrMSSDを算出する区間に関して、30秒を1区間としたが、これに限らず、20〜300秒を1区間としてもよい。この区間を長く設定するほど、覚醒判定が遅くなるが、各パラメータを平均化するための抽出データ数が多くなるため覚醒判定の信頼性は高くなる。
なお、上記実施形態における、ベイズフィルタを適用するデータD1であるRIm、データD2であるP_velmean、データD3であるP_velパターンのそれぞれの範囲は一例である。つまり、これらの範囲を細分化してもよく、逆に範囲を広くしてもよく、範囲の数を増減してもよい。
ここで、図15のシーケンス図に戻り説明を続ける。覚醒機器DのCPU12pは、S213における判定結果(低覚醒状態/覚醒状態)を、無線通信部12Aを介して無線通信端末2に送信する(S214)。
無線通信端末2の制御部2Aは、無線通信部2Cを介して覚醒機器Dから覚醒状態の判定結果を受信すると(S111)、受信した判定結果を例えば表示部2Eにおいて表示される管理一覧画面W2に表示させる(S112)。なお、上述した覚醒機器Dからの判定結果の送信処理は、無線通信端末2と通信する覚醒機器Dが複数ある場合には、複数の覚醒機器Dについてそれぞれ行われることとする。
図20には、管理一覧画面W2の一例を示した。図20に示されるように、管理一覧画面W2には、椅子ID表示領域e11、覚醒状態表示領域e12、一括実行ボタンe13、実行ボタンe13a,e13b、操作画面表示ボタンe14a〜e14d、タイマー設定画面表示ボタンe15が表示される。
椅子ID表示領域e11は、管理する椅子Sを識別する識別情報を表示する表示領域である。覚醒状態表示領域e12は、各椅子Sの覚醒機器Dから受信した判定結果(低覚醒/覚醒)を表示する表示領域である。
また、椅子Sの着座者について判定された覚醒状態が「低覚醒」である場合には、覚醒機器Dの振動モータ13を作動させるための実行ボタンが表示される。図20に示す例においては、識別情報が「A」と「C」である椅子Sの着座者について低覚醒と判定されているため、それぞれの椅子Sに備えられる振動モータ13を作動させるための実行ボタンe13a、実行ボタンe13bが表示される。また、一括実行ボタンe13は、低覚醒と判定された各椅子Sについて一括して振動モータ13を作動させるための操作部である。
また、操作画面表示ボタンe14a〜e14dは、管理一覧画面W2に表示される各椅子Sを個別に操作するための操作画面W1を表示させるための操作部である。そして、タイマー設定画面表示ボタンe15は、各椅子Sについて指定した時間において駆動させるタイマー設定を行うための設定画面(後述するタイマー設定画面W3)を表示させる操作部である。
ここで、無線通信端末2の制御部2Aは、入力部2Dにより管理一覧画面W2の一括実行ボタンe13(実行ボタンe13a又は実行ボタンe13b)の押下を受け付けることで、振動モータ13の駆動操作を受け付けると(S113)、対象の覚醒機器Dに対して、振動モータ13の駆動信号を送信する(S114)。
覚醒機器Dの無線通信部12Aが、無線通信端末2から駆動信号を受信すると(S215)、覚醒機器DのCPU12pは、駆動信号に基づいて振動モータ13を駆動させ、駆動処理を実行する(S216)。
覚醒機器DのCPU12pは、振動モータ13の駆動を終了しない場合には(S217:N)、振動モータ13の駆動を継続し、振動モータ13の駆動を終了する場合には(S217:Y)、振動モータ13の駆動を停止させる(S218)。例えば、覚醒機器DのCPU12pは、無線通信端末2から振動モータ13の駆動を停止する停止信号を受信した場合、又は振動モータ13の継続駆動時間が所定時間に達した場合に、振動モータ13の駆動を終了することとしてよい。以上が着座者の状態表示処理及び加振処理の一例である。
[覚醒支援処理]
次に、図17に基づいて、覚醒機器Dにおいて実行される覚醒支援処理の一例について説明する。なお、覚醒支援処理とは、着座者について判定された覚醒状態が低覚醒である場合に、振動モータ13を駆動させることで、着座者に振動刺激を与え、着座者が覚醒状態に回復、又は維持しやすくさせるための処理である。
また、図17に示す覚醒支援処理におけるステップS31〜S38のそれぞれについては、図16に示す覚醒状態判定処理におけるステップS11〜S18と共通するため、以下では相違点のみを説明する。
図17に示されるように、まず、覚醒機器DのCPU12pは、覚醒支援機能がOFFに設定されているときには(S30:N)、処理を終了し、覚醒支援機能がONに設定されているときに(S30:Y)、S31を実行する。
覚醒機器DのCPU12pは、S38においてベイズフィルタによって着座者が覚醒状態にあると判定したときには(S38:N)、S31に戻り、ベイズフィルタによって着座者が低覚醒状態にあると判定したときには(S38:Y)、振動モータ13を駆動する(S39)。そして、覚醒機器DのCPU12pは、振動モータ13の駆動を所定時間継続して、着座者に振動刺激を所定時間付与した後(S40)、振動モータ13を停止する(S41)。
そして、覚醒機器DのCPU12pは、終了の指示がない場合には(S42:N)、S31に戻り、終了の指示がある場合には(S42:Y)、処理を終了する。例えば、覚醒機器DのCPU12pは、無線通信端末2から覚醒支援機能をOFFにするスイッチ信号を受信した場合に、処理を終了することとしてよい。以上が覚醒支援処理の一例である。
なお、上記の覚醒支援処理によれば、着座者が低覚醒状態であると判定されたときに振動モータ13を適時駆動でき、効果的に着座者の覚醒を維持することができる。
[タイマー設定処理及び駆動制御処理]
次に、図18に示すシーケンス図に基づいて、状態監視システム1において実行されるタイマー設定処理及びタイマー設定に基づく振動モータ13の駆動制御処理について説明する。なお、図18における処理に先立って、無線通信端末2から覚醒機器Dに対しては時間情報が送信され、両者の時間情報が同期されていることとする。
図18に示されるように、無線通信端末2の制御部2Aは、入力部2Dにより受け付けた操作に基づいて、表示部2Eにタイマー設定画面W3を表示させる(S121)。例えば、無線通信端末2の制御部2Aは、表示部2Eに管理一覧画面W2を表示した状態で、管理一覧画面W2のタイマー設定画面表示ボタンe15の押下を受け付けた場合に、タイマー設定画面W3を表示させることとしてよい。
図21には、タイマー設定画面W3の一例を示した。図21に示されるように、タイマー設定画面W3には、椅子ID表示領域e21、作動日時設定領域e22、チェックボックスe23a〜e23d、設定ボタンe24、設定追加ボタンe25、管理一覧画面表示ボタンe26が表示される。
椅子ID表示領域e21は、管理する椅子Sを識別する識別情報を表示する表示領域である。作動日時設定領域e22は、振動モータ13の駆動日時を設定するための入力領域である。
チェックボックスe23a〜e23dはそれぞれ、タイマー設定画面W3に表示される椅子Sのうちタイマー設定の対象とする椅子Sを選択するためのチェックボックスである。椅子Sのうち対応するチェックボックスにチェックが入れられたものがタイマー設定の対象となる。具体的には、図21に示す例においては、チェックボックスe23aとチェックボックスe23bにチェックが入れられているため、識別情報が「A」及び「B」の椅子Sがタイマー設定の対象として選択された状態となっている。
設定ボタンe24は、タイマー設定画面W3において設定された情報に基づくタイマー設定を実行するための操作部である。そして、設定追加ボタンe25は、他のタイマーを設定するための操作部であり、管理一覧画面表示ボタンe26は管理一覧画面W2を表示させるための操作部である。
ここで、無線通信端末2の制御部2Aは、タイマー設定画面W3を介して、タイマーの設定を受け付けるとともに(S122)、タイマー設定の対象とする椅子Sの選択を受け付ける(S123)。その後、タイマー設定画面W3の設定ボタンe24の押下を受け付けると、無線通信端末2の制御部2Aは、S123により選択された椅子Sの覚醒機器Dに対して、タイマー設定情報を送信する(S124)。
覚醒機器Dの無線通信部12Aが、無線通信端末2からタイマー設定情報を受信すると(S221)、CPU12pは、受信したタイマー設定情報に基づいて、振動モータ13の駆動開始時間を設定する(S222)。
覚醒機器DのCPU12pは、S222で設定した駆動開始時間が到来していない場合には(S223:N)、待機し、S222で設定した駆動開始時間が到来した場合には(S223:Y)、振動モータ13を駆動させる(S224)。ここで、振動モータ13の駆動を終了しない場合には(S225:N)、振動モータ13の駆動を継続し、振動モータ13の駆動を終了する場合には(S225:Y)、振動モータ13の駆動を停止させる(S226)。例えば、覚醒機器DのCPU12pは、無線通信端末2から振動モータ13の駆動を停止する停止信号を受信した場合、又は振動モータ13の継続駆動時間が所定時間に達した場合に、振動モータ13の駆動を終了することとしてよい。以上がタイマー設定処理及び駆動制御処理の一例である。
なお、図18においては、覚醒機器Dを1つのみ表示しているが、S123において選択された各椅子Sの覚醒機器Dにおいて、S221〜S226の処理が実行される。
以上説明した状態監視システム1によれば、椅子Sの着座者の覚醒状態を、無線通信端末2において可視化して確認できる。
また、状態監視システム1によれば、サーカディアンリズムを考慮して着座者の覚醒状態を判定できる。これにより、着座者の覚醒状態の判定精度を向上させることができる。
また、状態監視システム1によれば、低覚醒状態にある着座者に対して振動刺激を与えることで覚醒させることができる。
また、状態監視システム1によれば、無線通信端末2により振動モータ13を遠隔操作することができる。
また、状態監視システム1によれば、覚醒機器Dにおける覚醒支援機能のオンとオフを、無線通信端末2を操作することにより切り替えることができる。これにより、椅子Sに覚醒支援機能のオンとオフを切り替えるスイッチを設けなくともよいため、椅子Sを構成する部品点数を削減できる。
また、状態監視システム1によれば、無線通信端末2から受け付けたタイマー設定情報に基づいて、振動モータ13を駆動させることができる。これにより、振動刺激により着座者に対して所定時間の到来を知らせることができる。
また、状態監視システム1によれば、複数の椅子Sを一括して管理できるため、それぞれの椅子Sの着座者の状態を可視化することで確認できる。
また、状態監視システム1によれば、複数の椅子Sの中から選択された椅子の振動モータ13の動作を制御することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、メインユニット10は、着座者の状態を監視する構成と、着座者に振動刺激を与える構成とを備えることとしたが、両者を別の筐体に分けて構成してもよい。
また、図18に示すタイマー設定処理及び駆動制御処理の例では、駆動開始時間の到来を覚醒機器Dが判定し、振動モータ13を駆動させることとしたが、無線通信端末2が駆動開始時間の到来を判定し、駆動開始時間が到来した場合に、駆動信号を覚醒機器Dに送信するようにしてもよい。
また、覚醒機器Dにおいては、生体センサ30(圧力センサ)により測定される圧力の値が、例えば所定の期間(望ましくは1秒)に渡り所定の閾値よりも低くなった場合には、省電力モード(スリープモード)に移行することとしてよい。この省電力モードにおいては、生体センサ30(圧力センサ)による圧力の測定を所定の時間(例えば4秒)ごとに実行し、測定された圧力の値が所定の閾値よりも低い場合には省電力モードを維持し、測定された圧力の値が所定の閾値以上である場合には省電力モードを解除して、通常モードで動作することとしてよい。こうすることで、椅子Sの着座者がいない場合には省電力モードで動作して消費電力を抑え、椅子Sに着座したタイミングで即時に着座者の状態を監視できるようになる。
S 椅子
S1 座部
S2 背もたれ部
S3 支柱
S4 脚部
S5 キャスター
Sa アームレスト付椅子
S6 アームレスト
B 椅子本体
D 覚醒機器
1 状態監視システム
2 無線通信端末
2A 制御部
2B 記憶部
2C 無線通信部
2D 入力部
2E 表示部
10 メインユニット
11 保持部材
11A カバー本体
11B ECU取付部
11Ba 第1取付部
11Bb 第2取付部
11C 保持部材取付部
11D 振動モータ取付部
12 ECU(電子制御部)
12A 無線通信部
12B ネジ挿通孔
12C 支持部挿通孔
12p CPU
12m メモリ
13 振動モータ
14 振動モータカバー部材
15 通し孔
16 リブ
17 凹部
17A 貫通孔
18 固定ネジ
19 ECU支持部
20 電池端部プレート
21 電池カバー
22 リブ
23 乾電池
30 生体センサ
31 ハーネス
40 樹脂プレート
41 パッド部
42 ガイド孔
43 抜き孔
100 データ記憶部
110 身体信号検出部
120 通信部
130 パラメータ設定部
140 覚醒状態判定部
150 振動モータ制御部
200 通信部
201 制御信号送信部
210 表示制御部
220 入力受付部
230 選択受付部
W1 操作画面
e1 ONボタン
e2 OFFボタン
e3 選択状態表示枠
e4 振動開始ボタン
e5 振動停止ボタン
e6 呼吸データ表示領域
e7 判定結果表示領域
e8 管理一覧画面表示ボタン
W2 管理一覧画面
e11 椅子ID表示領域
e12 覚醒状態表示領域
e13 一括実行ボタン
e13a 実行ボタン
e13b 実行ボタン
e14a 操作画面表示ボタン
e14b 操作画面表示ボタン
e14c 操作画面表示ボタン
e14d 操作画面表示ボタン
e15 タイマー設定画面表示ボタン
W3 タイマー設定画面
e21 椅子ID表示領域
e22 作動日時設定領域
e23a チェックボックス
e23b チェックボックス
e23c チェックボックス
e23d チェックボックス
e24 設定ボタン
e25 設定追加ボタン
e26 管理一覧画面表示ボタン

Claims (7)

  1. 座部と前記座部に着座する着座者の状態を監視する監視機器とを備える椅子と、前記監視機器と無線通信する無線通信端末とを備える状態監視システムであって、
    前記監視機器は、
    前記着座者の身体信号を検出するセンサと、
    前記センサにより検出される前記身体信号に基づくデータを前記無線通信端末に送信する無線通信部と、を有し、
    前記無線通信端末は、前記無線通信部から受信するデータに基づいて、前記着座者の状態を表示部に表示させる表示制御部を有し、
    前記監視機器は、前記センサにより検出される身体信号に基づいて前記着座者の状態を判定する判定部を有し、
    前記無線通信部は、前記判定部による判定結果を前記無線通信端末に送信し、
    前記表示制御部は、前記無線通信部から受信した判定結果に基づいて、前記着座者の状態を前記表示部に表示させ、
    前記監視機器は、
    前記着座者に刺激を加える装置と、
    前記装置を制御する制御装置と、を有し、
    前記無線通信部は、前記装置と、前記制御装置と共に保持部材に収容され
    前記監視機器は、前記保持部材内の凹部に収容される電源を有し、
    該電源を収容する凹部と前記無線通信部とは、前記保持部材の上下方向でオーバーラップするように配置され、
    前記無線通信部は、前記装置と、前記保持部材内で並んで配置されていることを特徴とする状態監視システム。
  2. 前記無線通信部は、前記装置を覆うカバー部材の上端よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の状態監視システム。
  3. 前記保持部材には、突出部として形成されるECU支持部とECU取付部が形成され、
    前記無線通信部は、前記保持部材が前記椅子に取り付けられた状態で幅方向で前記ECU支持部と前記ECU取付部との間に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の状態監視システム。
  4. 前記無線通信端末は、
    前記装置を動作させる操作の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記入力された操作に応じた制御信号を前記監視機器に送信する制御信号送信部と、を有し、
    前記無線通信部は、前記制御信号送信部から送信される前記制御信号を受信し、
    前記制御装置は、前記制御信号に基づいて前記装置を動作させることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の状態監視システム。
  5. 前記無線通信部は、前記センサとハーネスにより接続されており、
    前記ハーネスは、前記座部に形成され斜め前方に傾斜するガイド孔を通って接続されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の状態監視システム。
  6. 前記無線通信端末は、複数の前記椅子のそれぞれに備えられる前記監視機器と無線通信し、
    前記表示制御部は、前記複数の前記椅子のそれぞれに備えられる前記監視機器から受信したデータに基づいて、前記複数の前記椅子のそれぞれの着座者の状態を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の状態監視システム。
  7. 前記無線通信端末は、
    前記複数の前記椅子のうちから制御対象とする椅子の選択を受け付ける選択受付部と、
    前記制御対象とする椅子の監視機器に対して制御信号を送信する制御信号送信部と、を有し、
    前記制御対象とする椅子において、
    前記無線通信部は、前記制御信号送信部から送信される前記制御信号を受信し、
    前記制御装置は、前記制御信号に基づいて前記装置の動作を制御することを特徴とする請求項に記載の状態監視システム。
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