JP6643017B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置の環境ヒータの制御に関する。
電子写真プロセスを有する画像形成装置においては、地域、季節によって生じる夜間および朝方の冷え込みや、オフィス始業開始後の空調設備による急激な室温上昇といった環境変動により生じる結露が、画像不良を生じさせることがある。
そのため、市場においては、サービスマンの判断、若しくは、ユーザーの要望に応じて、サービスマンにより設置された環境ヒータによって、ユーザー先で結露を防止する結露を防ぐ構成がなされてきた。なお、環境ヒータは手動スイッチにより有効/無効を切り替えることができる。このような環境ヒータとしては、AC電源が供給されるACヒータが利用されている(特許文献1)。
近年、画像形成装置の更なる画質安定化と高寿命化が要求される中で、その要求を満たすためには、電子写真プロセスにおける特に感光ドラム周辺部の温度をより安定化させる必要がある。しかしながら、特許文献1における環境ヒータは、各々の販売地域で給電されるAC商用電源の定格値の違いには対応しているが、AC商用電源の電圧の変動には対応できていない。そのため、商用交流電源の電圧の変動によりACヒータの発熱量がばらつき、温度リップルの低減が困難という課題がある。
この課題に対して、環境ヒータとしてAC商用電源から作成されるDC電源を用いるDCヒータを、ACヒータに代えて採用することが考えられる。
特開2009−216827号公報
環境ヒータの使用に関しては、画像形成装置が動作しない省電力モード中に動作することで、特に効果がある。しかしながら、環境ヒータを設置するべき個所が複数ある場合、複数のDCヒータを省電力モード中でも動作している制御回路用電源に接続した場合には、省電力モード以外(スタンバイや画像形成モード)において、制御ユニットの消費電力が増加する。そのため、制御ユニットの増加分と、DCヒータの消費電力の合計を出力可能な高出力タイプの制御回路用電源を採用しなければならなくなり、省電力モード時の電力も増加させてしまうという課題が生じる。
上記の課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、省電力モードに移行可能であり、トナー像を形成する像形成手段を有する画像形成装置において、前記省電力モードにおいて商用交流電源からの電力に基づいて直流電圧を発生する直流電源と、前記像形成手段に設けられ、前記直流電源から給電されることにより発熱する第1のヒータと、前記収納手段に設けられ、前記商用交流電源から給電されることにより発熱する第2のヒータと、前記商用交流電源から前記第2のヒータへの交流電源ラインに設けられ、手動操作される第1スイッチと、前記第1スイッチがオンされたことに基づいて、前記直流電源から前記第1のヒータへ給電状態にするとともに、前記商用交流電源から前記第2のヒータへ給電状態にし、前記第1スイッチがオフされたことに基づいて、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを非給電状態にする切替手段と、を有することを特徴とする。
また上記の課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、省電力モードに移行可能であり、原稿の画像を読み取る読取手段と、トナー像を記録紙に形成する像形成手段を有する画像形成装置において、前記省電力モードにおいて商用交流電源からの電力に基づいて直流電圧を発生する直流電源と、前記像形成手段に設けられ、前記直流電源から給電されることにより発熱する第1のヒータと、前記読取手段に設けられ、前記商用交流電源から給電されることにより発熱する第2のヒータと、前記商用交流電源から前記第2のヒータへの交流電源ラインに設けられ、手動操作される第1スイッチと、前記第1スイッチがオンされたことに基づいて、前記直流電源から前記第1のヒータへ給電状態にするとともに、前記商用交流電源から前記第2のヒータへ給電状態にし、前記第1スイッチがオフされたことに基づいて、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを非給電状態にする切替手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、環境ヒータとして、DCヒータとACヒータを採用し、DCヒータとACヒータへの給電や給電停止を共通のスイッチで動作させることができ、操作性を向上できる。
画像形成装置の構成図 第一の実施例における画像形成装置における制御ブロック図 画像形成装置の制御フローチャート ACヒータ/DCヒータをそれぞれの温度リップル及び制御状態素子の状態 環境スイッチがオンした後の動作タイミングチャート 環境スイッチがオフした後の動作タイミングチャート 環境スイッチオン中におけるACヒータの非給電時における動作タイミングチャート 省電力モード復帰時における制御フローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本実施形態における画像形成装置の斜め背面側から見た場合の構成を説明する斜視図である。画像形成装置1は、画像エンジン部101、画像読取部102、原稿給送部103を有している。エンジン部101の背面右下部には、商用交流電源を引き込む為のACコード104が設けられており、仕向け地によってプラグ形状が異なる。商用交流電源はACコード104とインレット105とを介して装置に給電される。商用交流電源は本体電源118に供給される。
本実施形態の画像形成装置1は、後述の通常電力モードから省電力モードへ移行可能な構成である。本体電源118は、画像形成装置1が省電力モード時にも動作する制御回路用電源VA201と、省電力モード時以外のモードにおいて動作する負荷駆動用電源205によって構成されている(詳細は後述する)。制御回路用電源VA201と負荷駆動用電源205は、商用交流電源が供給されるとDC電源としての直流電圧を出力し、電源配電部であるリレーボード116を通じて、システムコントローラ117やモータやソレノイドなどの駆動負荷(不図示)に供給される。画像形成部125は、周知の電子写真方式の画像形成手段であり、感光体、露光走査装置、帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等を含み、給紙カセット124から給送される記録紙に転写されるべきトナー像を形成する。システムコントローラ117が画像形成装置1の動作を制御する。詳細については後述する。
電力モード切替スイッチ123は通常電力モードから省電力モードへの移行や省電力エネモードから通常電力モードへの復帰を指示するためのスイッチであり、利用者が電力モード切替スイッチ123の押下により画像形成装置の電力モードを切替えることができる。ヒータ111a、111b、111cは、それぞれ所定の抵抗値Rha、Rhb,Rhcを有する抵抗体で、供給される電圧により発熱量(消費電力)が決定される。ヒータ111aは直流電圧が印加されて発熱するDCヒータであり、ヒータ111b、111cは交流電圧が印加されて発熱するACヒータである。
本実施形態では、ヒータ111aは感光体を含む画像形成部125周辺を加熱し、ヒータ111bは画像読取部102の内部を加熱し、ヒータ111cは記録紙が収納されている給紙カセット124周辺を加熱する。これらのヒータは、環境スイッチ122がオンされると通電される。尚、環境スイッチ122は利用者により手動操作される。
次に、図2に図1に示した画像形成装置の制御構成を示したブロック図を示す。
画像形成装置1のACコード104のプラグが商用電源コンセントに接続されると、商用交流電源が制御回路用電源VA201に供給され、その制御回路用電源(VA)201からシステムコントローラ117に電力が供給される。
システムコントローラ117は、省電力モード時及び省電力モード以外のモードである通常電力モードにおいても動作している制御回路A202と、通常電力モードにおいて動作し、省電力モードでは動作しない制御回路B203を有する。通常電力モードは、画像形成の開始を待機しているときのスタンバイモードと画像形成を行っている画像形成動作モードのときの電力モードであり、省電力モード時よりも消費電力が大きい。
システムコントローラ117は、内部のROMに格納された制御プログラムに従って画像形成装置の動作を制御する。また、システムコントローラ117は、処理中のデータを格納するRAMや電源オフ時や省電力モード時にデータを保持する不揮発性メモリを有している。また、システムコントローラ117は、電力モード切替スイッチ123からの信号を入力したり、I/Oポート180を介して各種センサからの信号、モータ等の負荷の駆動信号を入出力している。なお、画像形成装置が設置されている環境の温度及び湿度を検知する環境センサ190がI/Oポート180に接続されている。
リレー204は制御回路A202によりオンオフ制御され、オン状態で負荷駆動用電源205に電力を供給し、オフ状態で電力供給を停止する。
ACヒータ(環境ヒータ111b、111c)への交流電源ラインには環境スイッチ122が設けられている。スイッチ状態検知回路251は、環境スイッチ122がオン状態かオフ状態かを検知し、環境スイッチ122がオンであれば、トランジスタ252を介して、ANDゲート259へハイレベルの信号が供給される。
環境ヒータ111aへの直流電源ラインには、信号によりオンオフされるFET207が設けられている。環境スイッチ122がオンの時に制御回路A202がANDゲート259へハイレベルの信号264を出力すると、ANDゲート259の入力がともにハイレベルになる。従って、FET207がオンし、ヒータ111aへ制御回路用電源201から給電される。
環境スイッチ122がオンの時に制御回路B203がハイレベルの信号262を出力すると、トランジスタ253,255を介してフォトインタラプタ257が導通し、トライアック231によりヒータ111bへの給電が制御される。同様に、環境スイッチ122がオンの時に制御回路B203がハイレベルの信号263を出力すると、トランジスタ254,256を介してフォトインタラプタ258が導通し、トライアック232によりヒータ111cへの給電が制御される。
環境スイッチ122がオフのときは、トランジスタ252がオフになるので、環境ヒータ111a、111b、111cはともに非給電状態になる。
なお、通常は、制御回路A202はハイレベルの信号264を常時出力しており、制御回路B203は起動した後常時ローレベルの信号262,263を出力している。従って、環境スイッチ122の操作で、環境ヒータ111a、111b、111cへの給電及び給電停止が可能となる。
ヒータ111a、111b、111cには、それぞれ温度制御部220,221,222が設けられている。温度制御部の詳細は後述する。
次に、図3に示す制御フローチャートにより、本画像形成装置の動作概略を説明する。
まず、商用交流電源により給電が開始されると、制御回路用電源VA201からシステムコントローラ117に電力が供給され、システムコントローラ117が起動する。システムコントローラ117は、負荷駆動用電源205の起動や画像形成装置の状態確認および各種調整といった各種処理を実行する起動シーケンスを行ない(S301)、画像形成装置1をスタンバイモードへ状態遷移させる(S302)。
その後、外部のコンピュータや、画像読取部102に設けられた操作部から画像形成要求が入る(S303)と、システムコントローラ117は、画像形成動作を行わせ(S304)、画像形成終了後に再びスタンバイモードへと移行させる(S302)。画像形成要求がない場合、電力モード切替スイッチ123の押下等により省電力モード移行要因が入力される(S305)と、システムコントローラ117は後述する省電力モード移行シーケンスを実施し(S306)、省電力モードへと状態推移する(S307)。
その後、電力モード切替スイッチ123の押下等により省電力モード復帰要因が入力される(S308)と、システムコントローラ117は、後述する省電力モード復帰シーケンスを実施し(S309)、スタンバイモードへと移行する。
システムコントローラ117は、電力モード切替スイッチ123の押下等の省電力モードへの移行要因が発生すると、制御回路B203の停止制御、リレー204をオフすることによる負荷駆動用電源205の停止制御を行う。また、省電力モードからの復帰要因が発生すると、システムコントローラ117は、制御回路B203の起動制御、リレー204をオンすることによる負荷駆動用電源205の起動制御を行う。
省電力モード復帰要因としては、前述の電力モード切替スイッチ123の押下の他に、外部のコンピュータからのからの画像形成要求等がある。また、省電力モード移行要因としては、他に、一定時間画像形成要求がないこと等がある。
本実施形態では、環境スイッチ122がオン状態の時のみ環境ヒータ111a〜111cへの給電が可能となっている。しかし、上述した通常電力モードでは、環境スイッチ122がオンのままでも、システムコントローラ117が各環境ヒータを個別にオフするようにもできる。即ち、システムコントローラ117は、信号264をローレベルにすると、ヒータ111aがオフし、信号262をハイレベルにすると、ヒータ111bがオフし、信号263をハイレベルにするとヒータ111cがオフする。個別オフ制御の詳細については後述する。
負荷駆動用電源205には、画像読取動作、および画像形成動作に必要な駆動負荷(不図示)、検出素子およびそれらを制御する制御ユニット(不図示)が接続されている。
環境スイッチ122がオフである時は、ヒータ111aへ給電する制御回路用電源VA201が動作せず、また、ヒータ111b、111cへの給電を行うリレー224がオンされない。従って、環境スイッチ122がオフされると、環境ヒータであるヒータ111a、111b、111cへの給電が遮断される。
続いて図4を用いて、ヒータ111a,111bにおける温度状態を示す。ここで、ヒータ111cは、111bと類似の動作を行う為、説明を割愛する。
本実施形態では、ヒータ111b、111cには温度制御部221、222が備えられており、サーマルリードスイッチを代表とする温度制御手段が取り付けられている。サーマルリードスイッチは、自身の温度が所定温度T2以下の時にはヒータ111bを通電し、ヒータ111bへの通電により、ヒータ111bにより暖められた温度制御部221の温度が所定の温度T1に達すると、ヒータ111bへの通電を遮断する。サーマルリードスイッチは更に、、温度制御221の温度が再びT1ヒータより低い温度T2に達すると再度ヒータ111bへの通電を行う。通常T1とT2は5℃程度温度差を持つ。温度制御部221,222はシステムコントローラ117とは独立に環境ヒータ111b、111cの加熱状態を制御できる。
ヒータ111bは、入力電圧Vinによりヒータの発熱量が変化し、ヒータの抵抗がRhbの場合、ヒータの発熱量は(Vin)/Rhbとなる。
図4(a)に、ACコード104に入力される電圧が90V、100V、110Vにおけるヒータ111bの温度遷移と、ヒータ111bの雰囲気の温度遷移を示す。ヒータの温度推移はT1とT2の間の3つの曲線で、ヒータにより温められる画像読取部の雰囲気の温度はT2の下部にある3つの曲線で示す。それぞれの電圧における温度遷移は図中に示されたとおりであり、90Vが入力された場合、ヒータの発熱量は100V入力に対して約2割少なくなり、110Vが入力された場合、ヒータの発熱量は100V入力に対して約2割多くなる。この為画像読取部の雰囲気の平均温度及び温度リップルは、商用交流電源の電圧変動応じて変動するため、安定した温度制御が困難である。
しかしながら、ヒータ111b及びヒータ111cが設置される画像読取部102や給紙カセット124は、温度リップルや平均温度が変化してもその性能への影響が軽微である。そのため、画像形成装置1に入力される定格の電圧(たとえば100V,120V,240V)に応じて同程度の発熱量(消費電力)となる環境ヒータを設置すれば良い。
ヒータ111aが配置される画像形成部(125)には、前述したとおり感光体ドラムや現像装置が備えられている為、必要以上に温度が上がるとトナーが凝集してしまう為、例えば画像形成部の温度を40℃よりも低く保つ必要がある。その一方で、現像器内のトナー帯電量の安定・結露の防止等、適正な画像形成を行うには画像形成部の温度を35℃程度に保てば良い。
DC電源である制御回路用電源201は、その出力電圧が定電圧となるように制御されているので、出力電圧が安定している。そのため、ヒータ111aへの給電を省電力モードでも動作している制御回路電源201から行うことにより、ヒータ111aの温度リップルを小さくすることができる。
例えば本実施形態で用いられる制御回路用電源VA201は5V±2%の精度で出力が可能であり、該電源に入力される商用交流電源の電圧変動に依存しない。
図4(b)にヒータ111aの温度推移、図4(c)に後述する制御回路A202Aによりオンオフ制御されるFET207の状態を示す。
ヒータ111aの発熱量は、制御回路用電源VA201の電圧Vaと、ヒータ111aの抵抗値Rhaにより(Va)/Rhaとなる。制御回路用電源VA201の電圧Vaは該電源に入力される商用交流電源の電圧に依存しない為、安定した発熱量が確保されるため、温度リップルも小さく、平均温度も安定化させることが可能である。
図5〜図7のタイミングチャートにて環境ヒータ111a〜111cの動作説明を行う。なお、以下の説明では、信号のローレベルをLレベル、ハイレベルをHレベルと記載する。
図5は、環境スイッチ122がオフからオンになった後の図2の各部の状態のタイムチャートである。環境スイッチ122がオンになると、スイッチ状態検知回路251がLレベルのスイッチ検知信号261を出力し、トランジスタ252の出力がHレベルになる。トランジスタ252の出力がHレベル、かつ制御回路A202よりHレベルのDCヒータ制御信号264を出力する場合、AND回路259の出力がHレベルになる(FET207がONする)ことで、ヒータ111aの給電が可能となる。また、トランジスタ252の出力がHレベルになると、トランジスタ255、256、フォトカプラ257、258、トライアック231、232がそれぞれオンとなることでヒータ111b、111cへの給電が可能となる。
図6は、環境スイッチ122がオンからオフになった後の図2の各部の状態のタイムチャートである。環境スイッチ122がオフになると、スイッチ状態検知回路251はHレベルのスイッチ検知信号261を出力し、トランジスタ252の出力がLレベルになる。トランジスタ252の出力がLレベルの場合、AND回路259の出力がLレベルになる(FET207がOFFする)ことで、ヒータ111aの給電が停止される。また、トランジスタ252の出力がLレベルになると、トランジスタ255、256、フォトカプラ257、258、トライアック231、232がそれぞれオフになり、ヒータ111b、111cの給電が停止される。
図7は、環境スイッチ122がオン状態の時に、制御回路BがHレベルのヒータ111bOFF信号262、ヒータ111cOFF信号263を出力すると、トランジスタ253、254がオンする。それにより、トランジスタ255、256、フォトカプラ257、258、トライアック231、232がオフすることで、ヒータ111b、111cの給電が停止される。なお、ヒータ111aの給電状態はシステムコントローラ117が出力するDCヒータ制御信号264の状態で決まり、Hレベルであれば給電状態になりLレベルであれば非給電状態になる。
図8はシステムコントローラ117が実行する省電力モード復帰シーケンスにおけるヒータ111a〜111cの温度制御を説明を行う。
省電力モード復帰シーケンスは、前述した省電力モードからの復帰要因が発生したときに実行されるシーケンスである。システムコントローラ117は省エネモードからの復帰要因の有無を判断する(S501)。復帰要求が無い場合は、システムコントローラ117はHレベルのDCヒータ制御信号264を出力し(S502)、ステップS501に戻る。S502において、環境スイッチ122がON状態の場合はFET207がONし、ヒータ111aに商用交流電源が給電される。ヒータ111aにも、ヒータ111b、111cと同様の温度制御部220が備えられている。温度制御部220は、通電、非通電を切り替える温度が異なる以外は温度制御部221,222と同様の構成であり、ヒータ111aは温度制御部220により、システムコントローラ117を介さずに温度制御が行われる。
省電力モードからの復帰要因があった場合、システムコントローラ117は制御回路B203を起動し、画像形成に備え(S503)、その後リレー204をオンする信号を出力する(S504)。これにより、負荷駆動用電源205が起動する。
次に、システムコントローラ117はヒータ111aの温度制御が必要か否か判断する(S505)。この処理は、環境ヒータを動作させる目的である結露等が発生する状況か否かにより判定される。画像形成装置1の周囲の環境が所定範囲内、例えば、20度±5度、湿度40%前後であれば、環境ヒータ111aの温度制御は不要である。ここで、システムコントローラ117はヒータ111aの温度制御が必要な環境状態であると判断すると、HレベルのDCヒータ制御信号264を出力する(S506)。ヒータ111aの温度制御が不要な場合、システムコントローラ117はLレベルのDCヒータ制御信号264を出力する(S507)。これにより、ヒータ111aへの給電が停止される。なお、システムコントローラ117は、温度制御が必要か否かを環境センサ190により検知される温度及び湿度に基づいて判断する。
続いて、システムコントローラ117はヒータ111bの温度制御が必要な環境か否か判断し(S508)、不要な場合はHレベルのACヒータ1OFF信号262を出力する(S509)。これにより、ヒータ111bへの給電が停止される。続いて、システムコントローラ117はヒータ111cの温度制御が必要な環境か否か判断し(S510)、不要な場合はHレベルのACヒータ2OFF信号263を出力する(S509)。こてにより、ヒータ111cへの給電が停止される。以上で、省電力モード復帰シーケンスが終了する。
上述したように、本実施形態によれば、温度リップルが小さいことが必要な個所にはDCヒータを採用し、そうでない個所にはACヒータを採用している。また、1つの環境スイッチ122の操作により、DCヒータとACヒータの両方の給電や給電停止を制御でき、操作性が向上する。
上述した実施形態では、システムコントローラ117が環境ヒータを個別に強制オフすることできる構成とした。しかし、各環境ヒータに設けた温度制御部によるオンオフ制御で十分であれば、FET207,ANDゲート259、トランジスタ253,254等は不要となり、コストダウンが可能となる。
101 画像エンジン部
102 画像読取部
111a、111b、111c 環境ヒータ
117 システムコントローラ
118 本体電源
122 環境スイッチ
123 電力モード切替スイッチ
124 給紙カセット
125 画像形成部
201 制御回路用電源VA
202 制御回路A
203 制御回路B
204 リレー
205 負荷駆動用電源
207 FET
220〜222 温度制御部
251 スイッチ状態検知回路
262 ヒータ111bOFF信号
263 ヒータ111cFF信号
264 DCヒータ制御信号

Claims (8)

  1. 省電力モードに移行可能であり、トナー像を形成する像形成手段を有する画像形成装置において、
    前記省電力モードにおいて商用交流電源からの電力に基づいて直流電圧を発生する直流電源と、
    前記像形成手段に設けられ、前記直流電源から給電されることにより発熱する第1のヒータと、
    前記像形成手段により形成されるトナー像が転写されるべき記録紙を収納する収納手段と、
    前記収納手段に設けられ、前記商用交流電源から給電されることにより発熱する第2のヒータと、
    前記商用交流電源から前記第2のヒータへの交流電源ラインに設けられ、手動操作される第1スイッチと、
    前記第1スイッチがオンされたことに基づいて、前記直流電源から前記第1のヒータへ給電状態にするとともに、前記商用交流電源から前記第2のヒータへ給電状態にし、前記第1スイッチがオフされたことに基づいて、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを非給電状態にする切替手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 省電力モードに移行可能であり、原稿の画像を読み取る読取手段と、トナー像を記録紙に形成する像形成手段を有する画像形成装置において、
    前記省電力モードにおいて商用交流電源からの電力に基づいて直流電圧を発生する直流電源と、
    前記像形成手段に設けられ、前記直流電源から給電されることにより発熱する第1のヒータと、
    前記読取手段に設けられ、前記商用交流電源から給電されることにより発熱する第2のヒータと、
    前記商用交流電源から前記第2のヒータへの交流電源ラインに設けられ、手動操作される第1スイッチと、
    前記第1スイッチがオンされたことに基づいて、前記直流電源から前記第1のヒータへ給電状態にするとともに、前記商用交流電源から前記第2のヒータへ給電状態にし、前記第1スイッチがオフされたことに基づいて、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを非給電状態にする切替手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記交流電源ラインに設けられ、信号によりオンオフする第2スイッチを有し、
    前記切替手段は、前記第1スイッチがオンされると、前記第2スイッチをオンする信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記直流電源から前記第1のヒータへの直流電源ラインに設けられ、信号によりオンオフされる第3スイッチを有し、
    前記切替手段は、前記第1スイッチがオンされると、前記第3スイッチをオンさせるための信号を出力することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1のヒータは、前記切替手段とは独立して、温度に応じて通電と非通電を切り替える第1の温度制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2のヒータは、温度に応じて通電と非通電を切り替える第2の温度制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置が置かれている環境の温度及び湿度を検知する環境センサと、
    前記第1スイッチがオン状態において、前記画像形成装置が前記省電力モードから復帰した後に、前記環境センサで検知される温度及び湿度が所定の範囲内であると、前記第1のヒータへの給電を停止させる制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記環境センサで検知される温度及び湿度が所定の範囲内であると、前記第2のヒータへの給電を停止させることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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