JP6639929B2 - 情報処理装置の制御装置、制御方法、および、プログラム - Google Patents

情報処理装置の制御装置、制御方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置の制御装置、制御方法、および、プログラムに関する。
近年、複数のサーバで演算処理を行う方法が普及しつつある。この場合、サーバで処理される演算処理量、言い換えると、CPU(中央演算ユニット)負荷の値の増減に応じて、演算処理を行うサーバの数を増減させるとともに、サーバで処理される演算処理を分配する制御が行われている。
上述の制御を行う際、サーバ、および、サーバに付随する空調機器や給電機器等で消費される電力を演算により求め、消費電力の低減を図る技術も提案されている(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2012−141671号公報 特開2014−059775号公報
サーバの起動や停止のような運用態様の移行、サーバに付随する機器等の起動や停止のような運用態様の移行には、所定の時間が必要になることが知られている。このように運用態様の移行に時間が必要になるため、消費電力の低減が図れるようにサーバや付随する機器等の運用態様の制御をするには、ある程度の試行錯誤が行われることになり、短時間での制御を行うことは難しいという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、消費電力の低減を図りやすくすることができる情報処理装置の制御装置、制御方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の第1の態様に係る情報処理装置の制御装置は、複数の情報処理装置の稼働と、前記情報処理装置に関連する複数の関連装置の稼働を制御する情報処理装置の制御装置であって、前記情報処理装置における稼働状況を取得する取得部と、前記稼働状況に関する情報である稼働関連情報、前記稼働関連情報に紐づけされた稼働させる前記情報処理装置の組み合わせ(以下「情報処理装置パターン」と表記する。)、および、前記情報処理装置パターンに関連する電力情報(以下「情報処理電力情報」と表記する。)を少なくとも有する情報処理テーブルと、前記情報処理電力情報、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記関連装置の組み合わせ(以下「関連装置パターン」と表記する。)、および、前記関連装置パターンに関連する電力情報(以下「関連電力情報」と表記する。)を少なくとも有する関連テーブル、が記憶された記憶部と、前記取得部が取得した前記稼働状況に基づいて前記稼働関連情報を求め、求めた前記稼働関連情報に基づいて、前記記憶部から前記情報処理装置パターンおよび前記情報処理電力情報を取得し、取得した情報処理電力情報に基づいて、前記記憶部から前記関連装置パターンを取得し、取得した前記情報処理装置パターンおよび前記関連装置パターンに基づいて、前記情報処理装置および前記関連装置パターンに関連する前記関連装置の稼働を制御する制御部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る情報処理装置の制御方法は、複数の情報処理装置の稼働と、前記情報処理装置に関連する複数の関連装置の稼働を制御する情報処理装置の制御方法であって、前記情報処理装置における稼働状況を取得する稼働状況取得ステップと、
取得した前記稼働状況に基づいて前記稼働状況に関する情報である稼働関連情報を求める稼働関連情報演算ステップと、求めた前記稼働関連情報に基づいて、前記稼働関連情報に紐づけされた稼働させる前記情報処理装置の組み合わせ(以下「情報処理装置パターン」と表記する。)、および、前記情報処理装置パターンに関連する電力情報(以下「情報処理電力情報」と表記する。)を少なくとも有する情報処理テーブルから前記情報処理装置パターンおよび前記情報処理電力情報を取得する情報処理情報取得ステップと、取得した前記情報処理電力情報に基づいて、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記関連装置の組み合わせ(以下「関連装置パターン」と表記する。)、および、前記関連装置パターンに関連する電力情報(以下「関連電力情報」と表記する。)を少なくとも有する関連テーブルから前記関連装置パターンを取得する関連装置情報取得ステップと、取得した前記情報処理装置パターンおよび前記関連装置パターンに基づいて、前記情報処理装置および前記関連装置パターンに関連する前記関連装置の稼働を制御する制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の第3の態様に係るプログラムは、複数の情報処理装置の稼働と、前記情報処理装置に関連する複数の関連装置の稼働を制御する情報処理装置のプログラムであって、コンピュータに、前記情報処理装置における稼働状況を取得する稼働状況取得機能と、取得した前記稼働状況に基づいて前記稼働状況に関する情報である稼働関連情報を求める稼働関連情報演算機能と、求めた前記稼働関連情報に基づいて、前記稼働関連情報に紐づけされた稼働させる前記情報処理装置の組み合わせ(以下「情報処理装置パターン」と表記する。)、および、前記情報処理装置パターンに関連する電力情報(以下「情報処理電力情報」と表記する。)を少なくとも有する情報処理テーブルから前記情報処理装置パターンおよび前記情報処理電力情報を取得する情報処理情報取得機能と、
取得した前記情報処理電力情報に基づいて、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記関連装置の組み合わせ(以下「関連装置パターン」と表記する。)、および、前記関連装置パターンに関連する電力情報(以下「関連電力情報」と表記する。)を少なくとも有する関連テーブルから前記関連装置パターンを取得する関連装置情報取得機能と、取得した前記情報処理装置パターンおよび前記関連装置パターンに基づいて、前記情報処理装置および前記関連装置パターンに関連する前記関連装置の稼働を制御する制御機能と、を実現させることを特徴とする。
本発明の第1の態様の情報処理装置の制御装置、第2の態様の情報処理装置の制御方法、および、第3の態様のプログラムによれば、情報処理装置および関連装置の稼働制御を行う際に、情報処理テーブルおよび関連テーブルからそれぞれ取得された情報処理装置パターンおよび関連装置パターンに基づいた制御が行われる。そのため、消費電力の低減が図れるようにサーバや付随する機器等の運用態様を試行錯誤で制御する場合と比較して、消費電力の低減が図りやすい。また、サーバや付随する機器等の運用態様の移行に時間が必要になるため、試行錯誤で制御する場合と比較して、短時間で制御を行うことができる。
上記発明の第1の態様において前記制御部は、取得した情報処理電力情報に基づいて、前記記憶部から前記関連装置パターンおよび前記関連電力情報を取得し、前記情報処理電力情報および取得した前記関連電力情報に基づいて、前記情報処理装置および前記関連電力情報に関連する前記関連装置を制御する前後で消費電力が低減すると判定した場合、取得した前記情報処理装置パターンおよび前記関連装置パターンに基づいて、前記情報処理装置および前記関連装置パターンに関連する前記関連装置の稼働を制御することが好ましい。
上記発明の第2の態様においては、前記関連装置情報取得ステップの後に、前記情報処理電力情報および取得した前記関連電力情報に基づいて、前記情報処理装置および前記関連電力情報に関連する前記関連装置を制御する前後で消費電力が低減するか否かを判定する判定ステップを有し、前記判定ステップにおいて消費電力が低減すると判定した場合に、前記制御ステップに移行することが好ましい
上記発明の第3の態様においては、前記関連装置情報取得機能の後に、前記情報処理電力情報および取得した前記関連電力情報に基づいて、前記情報処理装置および前記関連電力情報に関連する前記関連装置を制御する前後で消費電力が低減するか否かを判定する判定機能を実現させ、前記判定ステップにおいて消費電力が低減すると判定した場合に、前記制御ステップに移行することを実現させることが好ましい。
このようにすることで、情報処理装置および関連装置を制御する前後で消費電力が低減すると判定された場合において、情報処理装置および関連装置の稼働が制御される。そのため、上記の判定を行わない場合と比較して、更に消費電力の低減を図りやすくなる。
上記発明の第1の態様において前記情報処理電力情報は、前記情報処理装置パターンに属する前記情報処理装置において消費される電力の値であり、前記関連電力情報は、前記関連装置パターンに属する前記関連装置において消費される電力の値であることが好ましい。
このように、情報処理電力情報を情報処理装置パターンに属する情報処理装置において消費される電力の値とし、関連電力情報を関連装置パターンに属する関連装置において消費される電力の値とすることにより、情報処理装置および関連装置の稼働制御によって消費電力のそのものの低減を図りやすくなる。
上記発明の第1の態様において前記情報処理電力情報は、前記情報処理装置の稼働を制御する際に消費される損失電力の値であり、前記関連電力情報は、前記関連装置の稼働を制御する際に消費される損失電力の値であることが好ましい。
このように、情報処理電力情報を情報処理装置の稼働を制御する際に消費される損失電力の値とし、関連電力情報を関連装置の稼働を制御する際に消費される損失電力の値とすることにより、情報処理装置および関連装置の稼働制御の際に発生する損失電力の低減を図りやすくなる。
上記発明の第1の態様において前記関連装置は、前記情報処理装置を冷却する複数の冷却装置を少なくとも含み、前記関連装置テーブルは、前記情報処理電力情報、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記冷却装置の組み合わせ(以下「冷却装置パターン」と表記する。)、および、前記冷却装置パターンに関連する電力情報(以下「冷却電力情報」と表記する。)を少なくとも有する冷却テーブルを少なくとも含むことが好ましい。
このように、関連装置に情報処理装置を冷却する複数の冷却装置が含まれる場合、関連装置テーブルに情報処理電力情報に紐づけされた冷却装置パターン、および、冷却装置パターンに関連する冷却電力情報を有する冷却テーブルを含ませることにより、複数の冷却装置が含まれる関連装置の稼働制御によって消費電力の低減を図りやすくなる。
上記発明の第1の態様において前記関連装置は、前記情報処理装置に電力を供給する複数の給電装置を少なくとも含み、前記関連装置テーブルは、前記情報処理電力情報、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記給電装置の組み合わせ(以下「給電装置パターン」と表記する。)、および、前記給電装置パターンに関連する電力情報(以下「給電電力情報」と表記する。)を少なくとも有する給電テーブルを少なくとも含むことが好ましい。
このように、関連装置に情報処理装置に電力を供給する複数の給電装置が含まれる場合、関連装置テーブルに情報処理電力情報に紐づけされた給電装置パターン、および、給電装置パターンに関連する給電電力情報を有する給電テーブルを含ませることにより、複数の給電装置が含まれる関連装置の稼働制御によって消費電力の低減を図りやすくなる。
本発明の第1の態様の情報処理装置の制御装置、第2の態様の情報処理装置の制御方法、および、第3の態様のプログラムによれば、稼働関連情報に基づいて取得した情報処理装置パターン、および、情報処理電力情報に基づいて取得した関連装置パターンに基づいて、情報処理装置および関連装置の稼働を制御するため、消費電力の低減を図りやすくできるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る給電システムの概略構成を説明する図である。 図1の給電システムにおいて分散運転されている状態を説明する模式図である。 図3(a)はICT装置関連DBに記憶された情報処理テーブルの内容を説明する図であり、図3(b)は空調装置関連DBに記憶された冷却テーブルの内容を説明する図であり、図3(c)は給電装置関連DBに記憶された給電テーブルの内容を説明する図である。 縮退運転を実行する際の制御を説明するフローチャートである。 縮退運転を実行する際の制御を説明するフローチャートである。 図1の給電システムにおいて縮退運転されている状態を説明する模式図である。 縮退運転から分散運転へ移行する際の制御を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る給電システムの概略構成を説明する図である。 図9(a)は本発明の第3の実施形態に係るICT装置関連DBに記憶された情報処理テーブルの内容を説明する図であり、図9(b)は空調装置関連DBに記憶された冷却テーブルの内容を説明する図であり、図9(c)は給電装置関連DBに記憶された給電テーブルの内容を説明する図である。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の制御装置、制御方法、および、プログラムについて、図1から図7を参照しながら説明する。本実施形態では、本発明の情報処理装置の制御装置を、情報処理や情報通信などの処理を行うICT装置(情報処理装置)25、および、給電装置(関連装置)10や空調装置(関連装置、冷却装置)35や照明機器45などのICT装置25に付随する関連装置を含めた情報処理システム1における総合制御装置(制御装置)60である例に適用して説明する。
情報処理システム1は、図1に示すように、給電装置10と、電流分配装置15と、給電制御装置20と、ICT装置25と、ICT制御装置30と、空調装置35と、空調制御装置40と、照明機器45と、照明制御装置50と、総合制御装置60と、監視制御装置70と、から主に構成されている。
給電装置10は、ICT装置25に電力を供給するものであり、商用電力の供給を受けて直流電流を出力する複数の電源ユニット11が設けられたものである。電源ユニット11は、給電制御装置20から入力される指令に基づき、直流電流の出力/停止が制御されるように構成されている。また、給電装置10は、複数の電源ユニット11の運転情報を取得し、後述する給電制御装置20へ取得した情報を出力する機能を有している。
なお、電源ユニット11における商用電力を直流電流に変換する方式や、電源ユニット11における直流電流の出力/停止の具体的な制御方法や、給電装置10における複数の電源ユニット11の接続方法などについては、公知の方法を用いることができ特に限定するものではない。また、本実施形態では、電源ユニット11が交流電流である商用電力から、ICT装置25の動作に用いられる所望電圧の直流電流に変換する例に適用して説明するが、電力の供給先である負荷装置の特性に応じて直流電流の代わりに所望電圧の交流電流を供給してもよく、特に電流の態様を限定するものではない。
電流分配装置15は、給電装置10から供給された直流電流を、ICT装置25が格納される複数のICTラック26へ分配するものである。電流分配装置15には、給電制御装置20からの指令(切替え信号)に従い、ポスト毎に直流電流の供給/非供給制御(以下、「ON/OFF制御」とも表記する。)を行うスイッチ16が搭載されている。スイッチ16は、それぞれのポストに接続されたICTラック26に格納されたICT装置25における消費電力を測定する機能も設けられている。スイッチ16で測定された消費電力は、給電制御装置20に出力される。なお、スイッチ16の形式としては、公知の形式のものを用いることができ、特に限定するものではない。
さらに、電流分配装置15には、短絡事故などによる過電流を防止するためにポスト毎にヒューズやブレーカなどの保護素子(図示せず。)が搭載されている。この保護素子を搭載することにより、短絡事故が発生したICT装置25を含む系統(以下、「事故系」とも表記する。)の影響が、それ以外の通常の運転を継続するICT装置25を含む系統(以下、「健全系」とも表記する。)へ波及することを防止できる。
給電制御装置20は、総合制御装置60からの指令に基づき、電流分配装置15の1ポスト毎の給電ON/OFFを制御する指令、コンセントバー27のコンセント口毎の給電ON/OFFを制御する指令、給電装置10の電源ユニット11の運転/停止を制御する指令、給電装置10の運転/停止を制御する指令を出力するものである。
給電制御装置20は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、ハードディスク、入出力インタフェース等を有するコンピュータシステムである。ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを少なくとも演算処理部21として機能させるものであり、入出力インタフェース等を少なくとも取得部22として機能させるものである。
演算処理部21は、給電装置10、並びに、電流分配装置15のスイッチ16およびコンセントバー27内部に設けられたスイッチ27Aの動作を制御する演算処理を行うと共に、当該動作を制御する指令を生成するものでもある。演算処理部21における演算処理等の詳細については後述する。
取得部22は、給電装置10から出力される複数の電源ユニット11の運転情報、および、電流分配装置15から出力される1ポスト毎の消費電力情報、および、コンセントバー27の1口毎の消費電力情報が入力されるインタフェースである。また、取得部22は、演算処理部21において生成された各種の指令を出力するインタフェースでもある。
ICT装置25は、演算等の情報処理や、情報の受信/送信などの通信処理等を行うものである。ICT装置25における処理などの動作は、ICT制御装置30から入力される指令に基づいて制御される。ICT装置25は、ICTラック26に1台以上が搭載され、ICTラック26に設けられたコンセントバー27から直流電流が給電されている。なお、上述の情報処理や通信処理などが特許請求の範囲における作業負荷に相当するものである。
コンセントバー27は、電流分配装置15にて分配された配線が接続されたものである。コンセントバー27内部のスイッチ27Aには、給電制御装置20から入力される指令に基づいて、コンセント口毎にICT装置25への給電のON/OFFを制御する機能が搭載されている。さらに、コンセント口毎に消費電流・電力を計測する機能が搭載され、計測された消費電流・電力の情報は、給電制御装置20へ出力されている。このように、コンセントバー27は、いわゆるインテリジェントコンセントとして機能するものを用いている。
図2に示すように、複数のICTラック26は、一列に配置されることにより架列28A,28B,28C,28D,28E,28Fのそれぞれを構成する。さらに、これら架列28A,28B,28C,28D,28E,28Fは並列に並んで配置される。
ICT制御装置30は、総合制御装置60からの指令に基づき、ICT装置25へ集約運転を指示する縮退指令、分散運転を指示する復元指令、ICT装置25の停止を指示する停止指令、ICT装置25の起動を指示する起動指令を出力するものである。
ICT制御装置30は、図1に示すように、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、ハードディスク、入出力インタフェース等を有するコンピュータシステムである。ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを少なくとも演算処理部31として機能させるものであり、入出力インタフェース等を少なくとも取得部32として機能させるものである。
演算処理部31は、ICT装置25の動作を制御する演算処理を行うと共に、当該動作を制御する指令を生成するものでもある。演算処理部31における演算処理等の詳細については後述する。
取得部32は、コンセントバー27から出力されるコンセント口毎の消費電流・電力情報、ICT装置25から出力される業務処理量や、装置内部温度や、消費電力などの運転情報が入力されるインタフェースである。また、取得部32は、演算処理部31において生成された各種の指令を出力するインタフェースでもある。
空調装置35は、図2に示すように、ICT装置25が配置されたサーバルームSRの室内空気を介してICT装置25を冷却するものである。つまり、ICT装置25において発生した熱は、ICT装置25の内部を通過するサーバルームSRの室内空気に放出され、サーバルームSRの室内空気の温度が上昇する。空調装置35は、この温度が上昇した室内空気を吸入して熱を奪い、所望の温度に冷却した後にサーバルームSR内に送り出すものである。室内空気から奪った熱は、サーバルームSRの外側に配置された室外機(図示せず。)において、外部へ放出される。この空調装置35における動作は、空調制御装置40から出力される指令に基づいて制御されている。
本実施形態では、中央に架列28A,28B,28C,28D,28E,28Fが並列に並んで配置されているサーバルームSRにおいて、架列28A,28B,28C,28D,28E,28Fの端部近傍に、空調装置35が並んで配置されている例に適用して説明する。また、空調装置35における室内空気を冷却する形式や、冷却した空気をサーバルームSR内へ送り出す形式としては、公知の形式を用いることができ、特に限定するものではない。
さらに、本実施形態では、サーバルームSR内に配置される複数の空調装置35に対して、屋外に配置され熱を外気に放出する手段である室外機等が一対一に対応して設けられる個別方式空調である例に適用して説明するが、複数の空調装置35に対して、熱を外気に放出する手段である冷却塔等が一つ設けられた中央熱源方式空調であってもよく、特に限定するものではない。
空調制御装置40は、総合制御装置60からの指令に基づき、空調装置35の起動を制御する指令、空調装置35の停止を制御する指令、空調装置35の運転条件を制御する指令を出力するものである。
空調制御装置40は、図1に示すように、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、ハードディスク、入出力インタフェース等を有するコンピュータシステムである。ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを少なくとも演算処理部41として機能させるものであり、入出力インタフェース等を少なくとも取得部42として機能させるものである。
演算処理部41は、空調装置35の動作を制御する演算処理を行うと共に、当該動作を制御する指令を生成するものでもある。演算処理部41における演算処理等の詳細については後述する。取得部42は、空調装置35から出力される運転状況を示す運転情報が入力されるインタフェースである。
照明機器45は、ICT装置25などが配置されたサーバルームSR等における照明を行うものである。照明機器45には、人の存在を感知する人感センサ(図示せず。)が設けられている。サーバルームSRに人が立ち入った場合のように、人感センサが人を感知した際に照明機器45は照明を行う。また、空調装置35における照明/非照明の制御は、空調制御装置40から出力される指令に基づいても行われる。なお、照明機器45としては、公知の機器を用いることができ、特に限定するものではない。
照明制御装置50は、総合制御装置60からの指令に基づき、照明機器45における点灯・消灯を制御する指令、照明機器45の運転条件を制御する指令を出力するものである。
照明制御装置50は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、ハードディスク、入出力インタフェース等を有するコンピュータシステムである。ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを少なくとも演算処理部51として機能させるものであり、入出力インタフェース等を少なくとも取得部52として機能させるものである。
演算処理部51は、照明機器45の動作を制御する演算処理を行うと共に、当該動作を制御する指令を生成するものでもある。演算処理部51における演算処理等の詳細については後述する。取得部52は、照明機器45から出力される動作状況を示す運転情報が入力されるインタフェースであり、さらに、照明機器45に付随する人感センサの測定情報などが入力されるインタフェースでもある。
上述の給電制御装置20、ICT制御装置30、空調制御装置40、および照明制御装置50は、総合制御装置60との間の通信が途絶えて指令が入力されない場合や、総合制御装置60から出力された指令が異常値である場合には、総合制御装置60が故障したと判断し、それぞれの制御装置が自立した運転状態に遷移する。
総合制御装置60は、監視制御装置70から入力される故障情報や運転異常情報、BEMSやBASなどの外部EMS(エネルギ・マネジメント・システム)、DCIM(データセンタ・インフラストラクチャ・マネジメント)などから入力される情報や指令に基づいて、給電制御装置20、ICT制御装置30、空調制御装置40、および照明制御装置50に対する制御内容を判断する処理や、出力する指令を生成する処理を行うものである。
総合制御装置60は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、ハードディスク、入出力インタフェース等を有するコンピュータシステムである。ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを少なくとも演算処理部(制御部)61として機能させるものであり、入出力インタフェース等を少なくとも取得部64として機能させるものである。
取得部64は、ICT装置25における稼働状況を取得するものである。本実施形態では、ICT装置25における稼働状況としてICT装置25に搭載されたCPUの稼働状況(CPU稼働率)を取得する例に適用して説明するが、その他の情報を取得してもよく、特に限定するものではない。
さらに取得部64は、情報処理テーブルを記憶するICT装置関連データベース(記憶部)66(以下「ICT装置関連DB66」とも表記する。)、冷却テーブル(関連装置テーブル)を記憶する空調装置関連データベース(記憶部)67(以下「空調装置関連DB67」とも表記する。)、および、給電テーブル(関連装置テーブル)を記憶する給電装置関連データベース(記憶部)68(以下「給電装置関連DB68」とも表記する。)から各種の情報を取得するインタフェースでもある。
また取得部64は、給電制御装置20、ICT制御装置30、空調制御装置40、照明制御装置50、および、総合制御装置60から出力される情報、ICTラック26の配置位置およびICTラック26におけるICT装置の搭載位置の情報、並びに、外部から入力される指令情報を取得するインタフェースである。取得部64は、さらに、外部EMSシステム、DCIMなどへ情報や指令を出すことができる外部とのインタフェースでもある。
ICT装置関連DB66は情報処理テーブルを記憶するものである。情報処理テーブルには、図3(a)に示すように、ICT装置25におけるCPUの稼働状況に関する状況であるCPU稼働率(稼働関連情報)と、CPU稼働率に紐付けされた稼働させるICT装置25の組み合わせである縮退パターン(情報処理装置パターン)と、縮退パターンの組み合わせでICT装置25を稼働させた際に消費される電力の情報であるICT消費電力(情報処理電力情報)と、が対応付けられている。
空調装置関連DB67は冷却テーブルを記憶するものである。冷却テーブルには、図3(b)に示すように、ICT消費電力と、ICT消費電力に紐付けされた稼働させる空調装置35の組み合わせである空調運転パターン(関連装置パターン、冷却装置パターン)と、空調運転パターンの組み合わせで空調装置35を稼働させて際に消費される電力の情報である空調消費電力(関連電力情報、冷却電力情報)と、が対応付けられている。
給電装置関連DB68は給電テーブルを記憶するものである。給電テーブルには、図3(c)に示すように、ICT消費電力と、ICT消費電力に紐付けされた稼働させる給電装置10の組み合わせである給電運転パターン(関連装置パターン、給電装置パターン)と、給電運転パターンの組み合わせで給電装置10を稼働させて際に消費される電力の情報である給電消費電力(関連電力情報、給電電力情報)と、が対応付けられている。
なお、本実施形態では、ICT装置関連DB66、空調装置関連DB67、および、給電装置関連DB68が総合制御装置60における筺体の外部に設けられている例に適用して説明しているが、総合制御装置60の筺体の内部に設けられていてもよく、その配置位置を特に限定するものではない。
演算処理部61は、ICT消費電力、空調消費電力、および、給電消費電力に基づいて、ICT装置25、空調装置35、および、給電装置10の稼働を制御する前に消費される電力の合計と、制御を行った後に消費される電力の合計とを比較して、制御を行った後に消費される電力の合計の値が減少するか否かを判定する処理を行うものである。
さらに演算処理部61は、縮退パターン、空調運転パターン、および、給電運転パターンに基づいて、ICT装置25、空調装置35、および、給電装置10の稼働を制御する処理を行うものでもある。なお、演算処理部61における判定の処理や制御の処理の詳細については後述する。
監視制御装置70は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、ハードディスク、入出力インタフェース等を有するコンピュータシステムである。ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを少なくとも演算処理部71として機能させるものであり、入出力インタフェース等を少なくとも取得部72として機能させるものである。
取得部72は、給電装置10、電流分配装置15、ICT装置25、および、空調制御装置40などの情報処理システム1を構成する機器から出力される故障状態や、運転異常に関する情報を取得するインタフェースである。演算処理部71は、取得部72により取得された故障状態や運転異常に関する情報に基づいて、情報処理システム1を構成する装置の故障状態・運転異常を監視するものである。
次に、上記の構成からなる情報処理システム1における制御について説明する。まず、スケジュールに基づく情報処理システム1の運用について説明する。
まず、ICT装置25が分散運転されている通常の運用状態について、図2を参照しながら説明する。分散運転とは、情報処理システム1における全てのICT装置25、または、大半のICT装置25において情報処理などの演算処理が行われる状態のことである。
図2においてICT装置25(ICTラック26)に記載されたパーセントは、該当するICT装置の負荷率を示している。また、サーバルームSRにおけるハッチングは、サーバルームSRの室内空気の温度を示すものであり、ハッチングが濃くなるに伴い温度が高くなっていることを示している。
サーバルームSR内には、給電装置10、空調装置35およびICT装置25が配置されている。また、消費電力ベースに基づくICT装置25における構成の内訳は、サーバ系の機器が8割、スイッチ、ルータなどのネットワーク系機器が2割となる。本実施形態では、ICT装置25の最大消費電力の合計が300kWである例に適用して説明する。
図2では、ICT装置25の平均稼働率は20%程度である例が示されている。この場合の電力消費量の解析結果は、ICT装置25の消費電力が163kW、空調電力が62kW、給電損失が21kW、総計246kWとなる。
次に、上記の構成からなる情報処理システム1に対して本発明に関する統合連係制御を実施した場合の説明を行う。本説明において総合制御装置60は、平日の夜間や、土曜や、日曜や、休日などのようにICT装置25における負荷が低下する時間帯に、ICT装置25における負荷を集約する縮退運転を行う指令を出力する。縮退運転を行っている最中にICT装置25の負荷が増加すると、総合制御装置60は事前に縮退運転を解放する指令を出力し、その後に通常の分散運転に戻す指令を出力する。
ここで、縮退運転を実行する際の制御処理について図4および図5のフローチャートを参照しながら説明する。はじめに総合制御装置60は、図4に示すように、縮退運転により情報処理システム1おいて消費される電力の減少が図れるか否か、言い換えると省エネ効果があるか否かを判定する処理(S10)を行う。
具体的には、図5に示すように、総合制御装置60の取得部64は、ICT装置25に搭載されたCPUの稼働状況を取得する処理を行い、総合制御装置60は取得したCPUの稼働状況に基づいてCPU稼働率を算出する処理を行う(S11:稼働状況取得ステップ、稼働関連情報演算ステップ)。
CPU稼働率が取得されると、総合制御装置60の取得部64は、総合制御装置60は、ICT装置25のリソースに余裕があるか否かを判定する処理を行う(S12)。
つまり、総合制御装置60は縮退先ICT装置25のリソースに余裕があるか否かを判定する。より具体的には、縮退元ICT装置25の演算処理を縮退先ICT装置25に移行させても、縮退先ICT装置25におけるCPU稼働率が所定値(例えば80%)未満であること、メモリの使用率が所定値(例えば80%)未満であること、ハードディスク(HDD)の使用率が所定値(例えば80%)未満であること、の全てを満たすか否かを判定する。リソースに余裕がないと判定された場合(S12におけるNOの場合)には、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。
ICT装置25のリソースに余裕があるか否かを判定で用いられるCPU稼働率は、取得部72により取得された全ICT装置25におけるCPU稼働率に基づいて算出してもよいし、演算処理部61により予測した全ICT装置25におけるCPU稼働率に基づいて算出してもよい。
予測した全ICT装置25におけるCPU稼働率は、カレンダ情報、時間帯情報、イベント情報、ICT装置25を利用する利用者の数を示す利用者数情報、および、気象情報の少なくとも1つに基づいて予測される。
カレンダ情報は、上述の判定を行う日が平日か休日かを示す情報である。判定が行う日が休日(例えば、土曜日、日曜日、祝祭日などカレンダ記載される休日)である場合には、平日である場合と比較して、予測される全ICT装置25におけるCPU稼働率は低くなる。つまり、利用者によるICT装置25の利用予測状況に応じてCPU稼働率が変動する。
時間帯情報は、上述の判定を行う時間が1日を複数に分けた時間帯のいずれに属するかを示す情報である。複数に分けた時間帯としては、深夜、早朝、朝、昼および晩などを例示することができる。判定を行う時間が、ICT装置25の利用が予想される時間帯(例えば、昼、晩および深夜など)に属する場合には、そうでない場合と比較して、予測される全ICT装置25におけるCPU稼働率は低くなる。
イベント情報は、上述の判定を行う時期がICT装置25を利用する利用者における利用状況に関連する期間および行事の少なくとも一方と合致するかを示す情報である。上記の期間としては、期首、期末、夏季、年末年始などを例示することができ、行事としては株主総会、プレスリリース、社内の業績報告会などを例示することができる。判定を行う時期が、ICT装置25の利用が予想される期間に合致する場合には、そうでない場合と比較して、予測される全ICT装置25におけるCPU稼働率は低くなる。
利用者数情報は、ICT装置25を利用する利用者の数を示す情報である。利用者数情報としては、ICT装置25を実際に利用している者の人数情報や、ICT装置25を利用可能な状況にある者までを含めた人数情報などを例示することができる。利用者数情報が増加すると、利用者数情報が少ない場合と比較して、予測される全ICT装置25におけるCPU稼働率は高くなる。
気象情報は、気温、気圧、湿度、風速、日照時間、晴れ、曇り、雨等の一般的な気象情報の他に、台風、地震、津波、雷などの天災情報も含むものである。
リソースに余裕があると判定された場合(S12におけるYESの場合)、総合制御装置60の取得部64は、ICT装置関連DB66の情報処理テーブルから、S11の処理で取得したCPU稼働率に対応した縮退パターンおよびICT消費電力を取得する処理を行う(S13:情報処理情報取得ステップ)。
その後、総合制御装置60は、取得した縮退パターンに基づいて空調能力に余裕があるか否かを判定する処理を行う(S14)。つまり、縮退先ICT装置25の冷却を行う空調装置35の冷房能力に余裕があるか否かを判定する処理を行う。より具体的には、縮退元ICT装置25の演算処理を縮退先ICT装置25に移行させても、空調装置35の定格冷房能力の所定値(例えば80%)未満であることを満たすか否かを判定する。空調能力に余裕がないと判定された場合(S14におけるNOの場合)には、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。
空調能力に余裕があると判定された場合(S14におけるYESの場合)、総合制御装置60の取得部64は、空調装置関連DB67の冷却テーブルから、ICT消費電力対応した空調運転パターンおよび空調消費電力を取得する処理を行う(S15:関連装置情報取得ステップ)。
その後、総合制御装置60は、給電装置10やスイッチ16やスイッチ27Aの容量に余裕があるか否かを判定する処理を行う(S16)。つまり、縮退先ICT装置25に直流電流を供給する給電装置10やスイッチ16やスイッチ27Aなどの容量に余裕があるか否かを判定する処理を行う。より具体的には、縮退元ICT装置25の演算処理を縮退先ICT装置25に移行させても、給電装置10の出力が定格容量の所定値(例えば80%)未満であること、スイッチ16およびやスイッチ27Aの電流が定格容量の所定値(80%)未満であること、の全てを満たすか否かを判定する。容量に余裕がないと判定された場合(S16におけるNOの場合)には、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。
容量に余裕があると判定された場合(S16におけるYESの場合)、総合制御装置60の取得部64は、給電装置関連DB68の給電テーブルからICT消費電力対応した給電運転パターンおよび給電消費電力を取得する処理を行う(S17:関連装置情報取得ステップ)。
その後、総合制御装置60の演算処理部61は、省エネ効果の有無を判定する処理を行う(S18:判定ステップ)。具体的には、S13で取得したICT消費電力、S15で取得した空調消費電力、および、S17で取得した給電消費電力に基づいて、縮退運転を行う前のICT消費電力、空調消費電力、および、給電消費電力の合計電力と、縮退運転を行った後のICT消費電力、空調消費電力、および、給電消費電力の合計電力との対比を行う。
対比の結果、縮退運転を行う前の合計電力が、縮退運転を行った後の合計電力未満となった場合には、省エネ効果が無いと判定され(S18におけるNO)、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。
その一方で、縮退運転を行う前の合計電力が、縮退運転を行った後の合計電力以上となった場合には、省エネ効果があると判定される(S18におけるYES)。この場合、総合制御装置60は、図4に戻り、ICT制御装置30へ集約処理を行う指令を出力する。ICT制御装置30は対象となるICT装置25へ縮退運転に移行するための集約処理を実行する指令を出力する(S21:制御ステップ)。集約処理が仮想化による場合には、縮退元ICT装置25は、縮退先ICT装置25へのライブマイグレーションを実行する。移行が完了した後、縮退元ICT装置25は休止状態へ移行する。集約処理が余剰ICT装置25の運転休止である場合には対象装置を休止状態へ移行する。
なお、休止状態へ移行する縮退元ICT装置25、負荷の増加する縮退先ICT装置25の選定は、S13で取得した縮退パターン、S15で取得した空調運転パターン、および、S17で取得した給電運転パターンに基づいて行われる。
本実施形態では、図6に示すように、架列28A,28B,28E,28Fに搭載されたICT装置25を縮退元ICT装置25とし、架列28C,28Dに搭載されたICT装置25を縮退先ICT装置25とした例に適用して説明する。
次いで、図4のフローチャートに戻り、ICTリソースの移動(Guestマシンの移動)が成功したか否かを判定する処理を行う(S22)。具体的には、次の5条件が満たされるか否かに基づいて判定が行われる。1つ目が、縮退先ICT装置25でハードウエア障害(以下「H/W障害」と表記する。)が発生していないこと。2つ目が、縮退元ICT装置でH/W障害が発生していないこと。3つ目が、仮想化管理ソフト上で、縮退元の仮想Guestマシンが正常であること。4つ目が縮退元の仮想化ソフト上で、移動対象となる仮想Guestマシンが正常であること。5つ目が、縮退先のICTリソースに余裕があること。より具体的には、縮退元ICT装置25の演算処理を縮退先ICT装置25に移行させても、縮退先ICT装置25におけるCPU稼働率が所定値(例えば80%)未満であること、メモリの使用率が所定値(例えば最大容量の80%)未満であること、ハードディスク(HDD)の使用率が所定値(例えば最大容量の80%)未満であることを満たすこと。
ICTリソースの移動が失敗したと判定された場合(NOの場合)には、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。ICTリソースの移動が成功したと判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、ICT制御装置へ縮退元のICT装置25へ対して休止指示を出し、当該ICT装置25への休止処理が成功したか否かを判定する処理を行う(S23)。具体的には、次の4条件が満たされるか否かに基づいて判定が行われる。1つ目が、休止対象ICT装置25においてCPU稼働率が所定値(例えば5%)以下であり、かつ、メモリ使用率が所定値(例えば5%)以下であること。2つ目が、仮想化管理ソフト上で、休止対象ICT装置25上に仮想Guestマシンが存在しないこと。3つ目が、休止対象ICT装置25の仮想化ソフト上で、仮想Guestマシンが存在しないこと。4つ目が、休止対象ICT装置25と接続しているスイッチ16およびスイッチ27Aのアウトレット(Outlet)の消費電流が所定値(例えば定格電流の3割)以下であること。
ICT装置25の休止が失敗したと判定された場合(NOの場合)には、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。ICT装置25の休止が成功したと判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、ICT制御装置30から出力されるICT装置25の休止状態情報を確認する。確認後に、ICT制御装置30に対して、休止済みのICT装置25に対して停止(シャットダウン)指令を出す。統合制御装置はICT装置の停止を確認した後、給電制御装置に対し給電ルート上にあるコンセントバー27、または電流分配装置15のスイッチ16またはスイッチ27Aに対して給電OFFとする指令を出力する(S31)。
次いで、停止済みのICT装置25に対応するスイッチ16またはスイッチ27Aにおいて給電OFFされているか否かを判定する処理を行う(S32)。具体的には、次の2条件が満たされているか否かを判定する処理を行う。1つ目は、接続しているICT装置25が停止していること。より具体的に説明すると次の3つの内容が満たされていること。対象のICT装置25にピン(Ping)接続しても応答がないこと、対象のICT装置25の仮想化ソフトに接続できないこと、対象のICT装置25に管理用ネットワーク(NW)で接続し、電源がオフ(OFF)となっていること。2つ目は、対象のICT装置25に接続しているスイッチ16またはスイッチ27Aのアウトレット(Outlet)の消費電流値が所定値(例えば定格電流の1割)以下であること。
給電OFFされていないと判定された場合(NOの場合)には、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。
次いで、給電OFFされていると判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、停止済みのICT装置25に対応する電源ユニット11を停止させる指令を出力する(S41)。言い換えると、ICT装置25の停止に伴い給電装置10の運転負荷率が低下するため、余剰となった電源ユニット11を停止させる指令を給電制御装置20に出力する。
具体的には、給電装置10に搭載されている電源ユニット11の台数と、出力電流値とを比較し、以下の式で求められる台数の電源ユニット11を停止する指令を出力する。なお、停止する電源ユニット11の台数は、電源ユニット11の故障や負荷急増時の対応等を考慮して、必要な電源ユニット11の台数に冗長分を考慮した台数としてもよい。
[(給電装置10に搭載された電源ユニット11の台数)×(電源ユニット11単体の容量)−{(出力電流)+(電源ユニット11単体の容量)}]÷(電源ユニット11単体の容量)≧停止可能な電源ユニット11の台数
次いで、停止済みのICT装置25に対応する電源ユニット11が停止しているか否かを判定する処理を行う(S42)。電源ユニット11が停止していないと判定された場合(NOの場合)には、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。
次いで、電源ユニット11が停止していると判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、停止済みのICT装置25の温度が低下する余裕をもって、停止済みのICT装置25に対応する空調装置35を停止させる指令を空調制御装置40に出力する(S51)。空調制御装置40は停止済みのICT装置25に対応する空調装置35を停止させる指令を当該空調装置35に出力する。
本実施形態では、図6に示すように、架列28A,28B,28E,28Fに対応する空調装置35が停止されている例に適用して説明する。図6では、対応する空調装置35に斜線を入れることにより、給電OFFを表している。
なお、停止済みのICT装置25に対応する空調装置35を停止したことにより、縮退先のICT装置25が属する空調ゾーンの温度が上昇した場合、空調制御装置40は、必要に応じて停止した空調装置35の運転を再開する指令を出力してもよい。
次いで、図4のフローチャートに戻り、休止済みのICT装置25に対応する空調装置35が停止しているか否かを判定する処理を行う(S52)。具体的には、次の4条件が満たされているか否かを判定する処理を行う。1つ目は、停止対象以外のICT装置25に対応する空調装置35が正常であること(言い換えると、障害が発生していないこと。)。2つ目は、停止対象以外のICT装置25に対応する空調装置35において冷房能力に余裕があり、定格能力の所定値(90%)未満であること。3つ目は、停止対象以外の空調装置35が管轄するICT装置25の吸込み部付近(または、架列の間の一部であるコールドアイル(Cold Aisle))の温度が所定温度以下であること。4つ目は、停止対象となる空調装置35が管轄するICT装置25は稼働していないこと。より具体的には、ICT装置25が停止していること、かつ、ICT装置25と接続しているスイッチ16またはスイッチ27AのアウトレットがOFFとなっていること。
空調装置35が停止していないと判定された場合(NOの場合)には、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。空調装置35が停止していると判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、照明機器45を消灯する指令を出力する処理を行う(S61)。言い換えると、不要となった照明機器45を消灯するため、照明制御装置50へ消灯指令を出力する。照明制御装置50は、必要に応じて作業者の不在を確認した後、該当部分の消灯を実行する。
次いで、照明機器45が消灯されたか否かを判定する処理を行う(S62)。具体的には、次の3条件を満たすか否かを判定する処理を行う。1つ目は、ICT装置25が正常に停止したこと。2つ目は、対応するスイッチ16またはスイッチ27Aが全てOFFになっていること。3つ目は、対応する空調装置35が停止していること。
照明機器45が消灯されていないと判定された場合(NOの場合)には、縮退運転の可否を判断する処理を中止する。また、照明機器45が消灯されていると判定された場合(YESの場合)、縮退運転の可否を判断する処理を終了する。
なお、上述のように縮退運転への移行処理を実行するにあたり、必要に応じてSDN(software defined network)技術、NFV(Network Function Virtualization)技術やロードバランサーなどのネットワーク制御、負荷制御を行う場合もある。
次いで、縮退運転から分散運転への復元を実行する際の制御処理について図7のフローチャートを参照しながら説明する。
はじめに、総合制御装置60は分散運転への移行判断のタイミングを定めたスケジュールを起動する処理を行い、当該スケジュールが起動したか否かを判定する処理を行う(S111)。ここで、移行判断のタイミングとしては、例えば、平日の夜間や、土曜や、日曜や、休日などのように情報処理や通信処理などの低下が予想される時間帯の終わりを挙げることができる。スケジュールの起動が失敗と判定された場合(NOの場合)には、移行の可否を判断する処理を中止する。
スケジュールの起動が成功した判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、ICT装置25等に障害が発生していないか否か、または運用に支障が出るか否かを判定する処理を行う(S112)。具体的には、監視制御装置70が、分散元ICT装置25および分散先ICT装置25や、空調装置35や、給電装置10において異常が発生したことを示す情報を受け取っているか否かに基づいて、上述の判定処理を行う。障害が発生している、あるいは運用に支障がでる判定された場合(NOの場合)には、移行の可否を判断する処理を中止する。
なお、分散元ICT装置25は上述の縮退先ICT装置25であり、分散先ICT装置25は上述の縮退元ICT装置25である。
障害が発生していないと判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、給電装置10の容量に余裕があるか否かを判定する処理を行う(S113)。つまり、総合制御装置60は、現在の消費電流、起動対象のICT装置25の定格電流が、給電装置10の出力可能電流値を超えていないか否かを判定する。容量に余裕がないと判定された場合(NOの場合)には、移行の可否を判断する処理を中止する。
容量に余裕があると判定された場合(YESの場合)、起動対象に関する空調装置35を起動させる指令を出力する処理を行う(S121)。言い換えると、運転を再開するICT装置25の空調ゾーンの空調装置35を制御する空調制御装置40に対して、予冷のための運転を開始する指令を出力する。空調制御装置40は、該当する空調装置35に対して起動指令を出力する。
次いで、起動対象に関する空調装置35が起動したか否かを判定する処理を行う(S122)。起動対象に関する空調装置35が起動していないと判定された場合(NOの場合)には、移行の可否を判断する処理を中止する。
起動対象に関する空調装置35が起動したと判定された場合(YESの場合)には、総合制御装置60は、ICT装置25の周辺の温度が所定温度以下であるか否かを判定する処理を行う(S123)。ICT装置25の周辺の温度としては、例えば、ICT装置25の周辺の空気温度、または、空調装置35における吸込み空気温度を例示することができる。この判定では、具体的には次の2条件が満たされているか否かが判定される。1つ目は、起動した空調装置35に異常が発生していないこと。2つ目は、起動した空調装置35が管轄するICT装置25の吸込み部付近(または、架列の間の一部であるコールドアイル(Cold Aisle))の温度が、所定温度以下となっていること。
ICT装置25の周辺の温度が所定温度以下になっていないと判定された場合(NOの場合)には、再びS123の判定が行われる。ICT装置25の周辺の温度が所定温度以下になっていると判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、運転を再開するICT装置25へ電力を供給する電源ユニット11を起動する指令を出力する処理を行う(S131)。具体的には、給電制御装置20へ電源ユニット11を起動する指令を出力する。給電制御装置20は、当該電源ユニット11を起動させる。
次いで、総合制御装置60は、電源ユニット11が起動したか否かを判定する処理を行う(S132)。判定は次の3条件を満たすか否かにより行われる。1つ目は、給電装置10に異常が発生していないこと。2つ目は、電源ユニット11が正常に起動していること。3つ目は、起動後も電源ユニット11に異常が発生していないこと。電源ユニット11が起動していないと判定された場合(NOの場合)には、アラートを出力する処理が行われる。
電源ユニット11が起動していると判定された場合(YESの場合)には、スイッチ16およびスイッチ27AをON状態にする指令を出力する処理が行われる(S141)。具体的には、給電制御装置20へ運転を再開するICT装置25への給電経路上に位置するスイッチ16およびスイッチ27Aに対して、OFF状態からON状態へ移行させる指令を出力する。
次いで、総合制御装置60は、スイッチ16およびスイッチ27AがON状態へ移行したか否かを判定する処理を行う(S142)。判定は次の3条件を満たしているか否かにより行われる。1つ目は、スイッチ16およびスイッチ27Aに異常が発生していないこと。2つ目は、スイッチ16およびスイッチ27Aのアウトレットが正常に電源ONになっていること。アウトレットがONになった後も異常が発生していないこと。スイッチ16またはスイッチ27AがOFF状態のままと判定された場合(NOの場合)には、アラートを出力する処理が行われる。
スイッチ16およびスイッチ27AがON状態へ移行したと判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、ICT装置25への起動指令を出力する処理を行う(S151)。指令が入力されたICT制御装置30は、ICT装置25の仕様に合わせた起動手順を踏んでICT装置25を起動させる処理を行う。総合制御装置60は、引き続き、縮退運転から分散運転へ移行させるためにICT制御装置30に対して復元処理の開始指示を出力する。ICT制御装置30は、縮退運転から分散運転に必要な手順を踏んで分散運転状態へ移行させる処理を行う。
次いで、総合制御装置60は、ICT装置25(Hostマシン)が起動したか否かを判定する処理を行う(S152)。判定は次の3条件が満たされているか否かにより行われる。1つ目は、対象のICT装置25に管理用NWで接続でき、異常が発生していないこと。2つ目は、対象ICT装置25に管理用NWで接続でき、電源投入が行えること。3つ目は、電源がONされた後も異常が発生することなく起動すること。ICT装置25が起動していないと判定された場合(NOの場合)には、アラートを出力する処理が行われる。
ICT装置25が起動していると判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、ICTリソースの移動(Guestマシンの移動)が行われたか否かを判定する処理を行う(S153)。判定は次の5条件を満たすか否かにより行われる。1つ目は、切替(移動)先のICT装置25である分散先ICT装置25でH/W障害が発生していないこと。2つ目は、切替(移動)元のICT装置25である分散元ICT装置25でH/W障害が発生していないこと。3つ目は、仮想化管理ソフト上で、分散元の仮想Guestマシンが正常であること。4つ目は、分散元の仮想化ソフト上で、移動対象となる仮想Guestマシンが正常であること。5つ目は、分散先のICTリソースに余裕があること。具体的には、CPU稼働率が所定値(例えば80%)未満であること、メモリ使用率が所定値(例えば80%)未満であること、および、ハードディスク(HDD)の使用率が所定値(例えば80%)未満であること。
ICTリソースの移動が行われていないと判定された場合(NOの場合)には、アラートを出力する処理が行われる。ICTリソースの移動が行われていると判定された場合(YESの場合)、総合制御装置60は、照明機器45を点灯させる指令を出力する処理を行う(S161)。
次いで、総合制御装置60は、照明機器45が点灯されたか否かを判定する処理を行う(S162)。判定は、給電装置10、ICT装置25、および空調装置35が正常に起動し、異常が発生していないか否かにより行われる。
照明機器45が点灯されていないと判定された場合(NOの場合)には、アラートを出力する処理が行われる。照明機器45が点灯されていると判定された場合(YESの場合)、縮退運転から分散運転への復元を実行する処理は終了される。上述のように、情報処理システム1が分散運転状態へ移行した際の消費電力は、縮退運転前の消費電力に戻った状態になる。
なお、縮退運転から分散運転へ移行する復元処理においては、必要に応じてSDN(software defined network)技術、NFV(Network Function Virtualization)技術やロードバランサーなどのネットワーク制御、負荷制御を行う場合もある。また、移行プロセス途中において、不要な警報が発生する場合には、警報を一時的にマスクする措置を講ずることも可能である。
上記の構成の情報処理システム1における総合制御装置60によれば、ICT装置25や付随する給電装置10および空調装置35等の稼働制御を行う際に、情報処理テーブル、冷却テーブルおよび給電テーブルからそれぞれ取得された縮退パターン、空調運転パターンおよび給電運転パターンに基づいた制御が行われる。そのため、消費電力の低減が図れるようにICT装置25や付随する給電装置10および空調装置35等における分散運転から縮退運転への運用態様を試行錯誤で制御する場合と比較して、情報処理システム1における消費電力の低減が図りやすい。また、ICT装置25や付随する給電装置10および空調装置35等における分散運転から縮退運転への運用態様の移行に時間が必要になるため、試行錯誤で制御する場合と比較して、短時間で分散運転から縮退運転への運用態様の移行を行うことができる。
S18の判定処理において、ICT装置25や付随する給電装置10および空調装置35等における分散運転から縮退運転への運用態様の移行の前後で消費電力が低減すると判定された場合において、分散運転から縮退運転への運用態様の移行を行うため、上記の判定を行わない場合と比較して、更に消費電力の低減を図りやすくなる。
S18の判定処理において、縮退運転を行う前のICT消費電力、空調消費電力、および、給電消費電力の合計電力と、縮退運転を行った後のICT消費電力、空調消費電力、および、給電消費電力の合計電力とに基づいた判定を行うことにより、ICT装置25や付随する給電装置10および空調装置35等の消費電力のそのものの低減を図りやすくなる。
空調装置35を含めた縮退運転を行う場合には、空調装置関連DB67の冷却テーブルを用いた判定および縮退運転の制御を行うことにより、冷却テーブルを用いない場合と比較して消費電力の低減を図りやすくなる。
給電装置10を含めた縮退運転を行う場合には、給電装置関連DB68の給電テーブルを用いた判定および縮退運転の制御を行うことにより、給電テーブルを用いない場合と比較して消費電力の低減を図りやすくなる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図8を参照して説明する。本実施形態の情報処理システムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、総合制御装置が異なっている。よって、本実施形態においては、図8を用いて総合制御装置に関して説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
本実施形態の情報処理システム1における総合制御装置(制御装置)160は、第1の実施形態と同様に、監視制御装置70から入力される故障情報や運転異常情報、BEMSやBASなどの外部EMS(エネルギ・マネジメント・システム)、DCIM(データセンタ・インフラストラクチャ・マネジメント)などから入力される情報や指令に基づいて、給電制御装置20、ICT制御装置30、空調制御装置40、および照明制御装置50に対する制御内容を判断する処理や、出力する指令を生成する処理を行うものである。
総合制御装置160は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、ハードディスク、入出力インタフェース等を有するコンピュータシステムである。ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを少なくとも演算処理部61や、学習処理部162として機能させるものであり、入出力インタフェース等を少なくとも取得部64として機能させるものである。
学習処理部162は、ICT装置関連DB66に記憶されている情報処理テーブルの縮退パターン、空調装置関連DB67に記憶されている冷却テーブルの空調運転パターン、および、給電装置関連DB68に記憶されている給電テーブルの給電運転パターンの少なくとも一つを自己学習により作成するものである。
本実施形態における情報処理システム1の制御は、情報処理テーブルの縮退パターン、冷却テーブルの空調運転パターン、および、給電テーブルの給電運転パターンに学習処理部162が自己学習により作成したパターンが含まれている点を除き、第1の実施形態における制御を同様であるため、その説明を省略する。
上記の構成の情報処理システム1における総合制御装置160によれば、学習処理部162が自己学習により縮退パターン、空調運転パターン、および、給電運転パターンを作成するため、予め定められた縮退パターン、空調運転パターン、および、給電運転パターンのみの場合と比較して、消費電力の低減幅を増やしやすくなる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図9を参照して説明する。本実施形態の情報処理システムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、ICT装置関連DB66に記憶されている情報処理テーブルの内容、空調装置関連DB67に記憶されている冷却テーブルの内容、および、給電装置関連DB68に記憶されている給電テーブルの内容が異なっている。よって、本実施形態においては、図9を用いて総合制御装置に関して説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
本実施形態のICT装置関連DB66は情報処理テーブルを記憶するものである。情報処理テーブルには、図9(a)に示すように、ICT装置25におけるCPUの稼働状況に関する状況であるCPU稼働率と、CPU稼働率に紐付けされた稼働させるICT装置25の組み合わせである縮退パターンと、縮退パターンの組み合わせに稼働するICT装置25を変更する際に発生する損失電力の情報であるICT損失電力(情報処理電力情報)と、が対応付けられている。
空調装置関連DB67は冷却テーブルを記憶するものである。冷却テーブルには、図9(b)に示すように、ICT消費電力と、ICT消費電力に紐付けされた稼働させる空調装置35の組み合わせである空調運転パターンと、空調運転パターンの組み合わせに稼働する空調装置35を変更する際に発生する損失電力の情報である空調損失電力(関連電力情報)と、が対応付けられている。
給電装置関連DB68は給電テーブルを記憶するものである。給電テーブルには、図9(c)に示すように、ICT消費電力と、ICT消費電力に紐付けされた稼働させる給電装置10の組み合わせである給電運転パターンと、給電運転パターンの組み合わせに稼働する給電装置10を変更する際に発生する損失電力の情報である給電損失電力(関連電力情報)と、が対応付けられている。
本実施形態における情報処理システム1の制御は、ICT消費電力、空調消費電力、および、給電消費電力の代わりに、ICT損失電力、空調損失電力、および、給電損失電力が用いられる点、S18の判定処理において、ICT損失電力、空調損失電力、および、給電損失電力の合計電力が所定の閾値以上と判定された場合には、省エネ効果が無いと判定され(S18におけるNO)、合計電力が所定の閾値未満と判定された場合には、省エネ効果があると判定される(S18におけるYES)点を除き、第1の実施形態における制御を同様であるため、その説明を省略する。
上記の構成によれば、ICT消費電力、空調消費電力、および、給電消費電力の代わりに、ICT損失電力、空調損失電力、および、給電損失電力を用いることにより、分散運転から縮退運転への運用態様の移行を行う際に電力の損失が大きい場合に、移行を中止することができ、損失電力の低減を図りやすくなる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、本発明を上記の実施形態に適用したものに限られることなく、これらの実施形態を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定するものではない。
25…ICT装置(情報処理装置)、10…給電装置(関連装置)、35…空調装置(関連装置、冷却装置)、60,160…総合制御装置(制御装置)、61…演算処理部(制御部)、64…取得部、66…ICT装置関連データベース(記憶部)、67…空調装置関連データベース(記憶部)、68…給電装置関連データベース(記憶部)、S11…稼働状況取得ステップ、稼働関連情報演算ステップ、S13…情報処理情報取得ステップ、S15…関連装置情報取得ステップ、S17…関連装置情報取得ステップ、S18…判定ステップ、S21…制御ステップ

Claims (10)

  1. 複数の情報処理装置の稼働と、前記情報処理装置に関連する複数の関連装置の稼働を制御する情報処理装置の制御装置であって、
    前記情報処理装置における稼働状況を取得する取得部と、
    前記稼働状況に関する情報である稼働関連情報、前記稼働関連情報に紐づけされた稼働させる前記情報処理装置の組み合わせ(以下「情報処理装置パターン」と表記する。)、および、前記情報処理装置パターンに関連する電力情報(以下「情報処理電力情報」と表記する。)を少なくとも有する情報処理テーブルと、
    前記情報処理電力情報、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記関連装置の組み合わせ(以下「関連装置パターン」と表記する。)、および、前記関連装置パターンに関連する電力情報(以下「関連電力情報」と表記する。)を少なくとも有する関連テーブル、が記憶された記憶部と、
    前記取得部が取得した前記稼働状況に基づいて前記稼働関連情報を求め、
    求めた前記稼働関連情報に基づいて、前記記憶部から前記情報処理装置パターンおよび前記情報処理電力情報を取得し、取得した情報処理電力情報に基づいて、前記記憶部から前記関連装置パターンを取得し、
    取得した前記情報処理装置パターンおよび前記関連装置パターンに基づいて、前記情報処理装置および前記関連装置パターンに関連する前記関連装置の稼働を制御する制御部と、
    が設けられていることを特徴とする情報処理装置の制御装置。
  2. 前記制御部は、
    取得した前記情報処理電力情報に基づいて、前記記憶部から前記関連装置パターンおよび前記関連電力情報を取得し、
    前記情報処理電力情報および取得した前記関連電力情報に基づいて、前記情報処理装置および前記関連電力情報に関連する前記関連装置を制御する前後で消費電力が低減すると判定した場合、
    取得した前記情報処理装置パターンおよび前記関連装置パターンに基づいて、前記情報処理装置および前記関連装置パターンに関連する前記関連装置の稼働を制御することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置の制御装置。
  3. 前記情報処理電力情報は、前記情報処理装置パターンに属する前記情報処理装置において消費される電力の値であり、
    前記関連電力情報は、前記関連装置パターンに属する前記関連装置において消費される電力の値であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置の制御装置。
  4. 前記情報処理電力情報は、前記情報処理装置の稼働を制御する際に消費される損失電力の値であり、
    前記関連電力情報は、前記関連装置の稼働を制御する際に消費される損失電力の値であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置の制御装置。
  5. 前記関連装置は、前記情報処理装置を冷却する複数の冷却装置を少なくとも含み、
    前記関連装置テーブルは、前記情報処理電力情報、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記冷却装置の組み合わせ(以下「冷却装置パターン」と表記する。)、および、前記冷却装置パターンに関連する電力情報(以下「冷却電力情報」と表記する。)を少なくとも有する冷却テーブルを少なくとも含むことを特徴する請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置の制御装置。
  6. 前記関連装置は、前記情報処理装置に電力を供給する複数の給電装置を少なくとも含み、
    前記関連装置テーブルは、前記情報処理電力情報、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記給電装置の組み合わせ(以下「給電装置パターン」と表記する。)、および、前記給電装置パターンに関連する電力情報(以下「給電電力情報」と表記する。)を少なくとも有する給電テーブルを少なくとも含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置の制御装置。
  7. 複数の情報処理装置の稼働と、前記情報処理装置に関連する複数の関連装置の稼働を制御する情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置における稼働状況を取得する稼働状況取得ステップと、
    取得した前記稼働状況に基づいて前記稼働状況に関する情報である稼働関連情報を求める稼働関連情報演算ステップと、
    求めた前記稼働関連情報に基づいて、前記稼働関連情報に紐づけされた稼働させる前記情報処理装置の組み合わせ(以下「情報処理装置パターン」と表記する。)、および、前記情報処理装置パターンに関連する電力情報(以下「情報処理電力情報」と表記する。)を少なくとも有する情報処理テーブルから前記情報処理装置パターンおよび前記情報処理電力情報を取得する情報処理情報取得ステップと、
    取得した前記情報処理電力情報に基づいて、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記関連装置の組み合わせ(以下「関連装置パターン」と表記する。)、および、前記関連装置パターンに関連する電力情報(以下「関連電力情報」と表記する。)を少なくとも有する関連テーブルから前記関連装置パターンを取得する関連装置情報取得ステップと、
    取得した前記情報処理装置パターンおよび前記関連装置パターンに基づいて、前記情報処理装置および前記関連装置パターンに関連する前記関連装置の稼働を制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. 前記関連装置情報取得ステップの後に、
    前記情報処理電力情報および取得した前記関連電力情報に基づいて、前記情報処理装置および前記関連電力情報に関連する前記関連装置を制御する前後で消費電力が低減するか否かを判定する判定ステップを有し、
    前記判定ステップにおいて消費電力が低減すると判定した場合に、前記制御ステップに移行することを特徴とする請求項7記載の情報処理装置の制御方法。
  9. 複数の情報処理装置の稼働と、前記情報処理装置に関連する複数の関連装置の稼働を制御する情報処理装置のプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記情報処理装置における稼働状況を取得する稼働状況取得機能と、
    取得した前記稼働状況に基づいて前記稼働状況に関する情報である稼働関連情報を求める稼働関連情報演算機能と、
    求めた前記稼働関連情報に基づいて、前記稼働関連情報に紐づけされた稼働させる前記情報処理装置の組み合わせ(以下「情報処理装置パターン」と表記する。)、および、前記情報処理装置パターンに関連する電力情報(以下「情報処理電力情報」と表記する。)を少なくとも有する情報処理テーブルから前記情報処理装置パターンおよび前記情報処理電力情報を取得する情報処理情報取得機能と、
    取得した前記情報処理電力情報に基づいて、前記情報処理電力情報に紐づけされた稼働させる前記関連装置の組み合わせ(以下「関連装置パターン」と表記する。)、および、前記関連装置パターンに関連する電力情報(以下「関連電力情報」と表記する。)を少なくとも有する関連テーブルから前記関連装置パターンを取得する関連装置情報取得機能と、
    取得した前記情報処理装置パターンおよび前記関連装置パターンに基づいて、前記情報処理装置および前記関連装置パターンに関連する前記関連装置の稼働を制御する制御機能と、
    を実現させることを特徴とする情報処理装置のプログラム。
  10. 前記関連装置情報取得機能の後に、
    前記情報処理電力情報および取得した前記関連電力情報に基づいて、前記情報処理装置および前記関連電力情報に関連する前記関連装置を制御する前後で消費電力が低減するか否かを判定する判定機能を実現させ、
    前記判定機能において消費電力が低減すると判定した場合に、前記制御機能に移行することを実現させることを特徴とする請求項9記載の情報処理装置のプログラム。
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