JP6628671B2 - 映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像表示装置及び映像表示方法に係り、特に、映像表示用のルールに従って映像表示を行う映像表示装置及び映像表示方法に関する。
複数の映像を同時に表示する映像表示装置は、既に広く知られている。また、このような映像表示装置の中には、複数の映像を表示する際にユーザにとって使い勝手がよい方式にて各々の映像を表示するものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の装置について説明すると、当該装置では、複数の映像のそれぞれに対して優先順位を付与し、それぞれの映像を当該優先順位に応じた表示サイズにて表示する。これにより、複数の映像を同時表示する際、映像毎の優先順位に応じて各映像を適切に表示することが可能となる。
特開2007−13845号公報
ところで、映像表示方式をはじめ、映像表示時に適用されるルールは、多様であり、どのようなルールを適用可能であるかについては、表示する映像に応じて変わってくる。そして、複数の映像の各々に対して実際に適用するルールについては、各映像に対して適用可能なルールの中から決定することになるが、その際には複数の映像の組み合わせ(具体的には、他の映像に対して適用されるルール)を考慮して決める必要がある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の映像を取得したときに、当該複数の映像の組み合わせを考慮して、各映像に対して適用するルールを適切に決めることが可能な映像表示装置及び映像表示方法を提供することである。
前記課題は、本発明の映像表示装置によれば、映像表示用のルールに従って映像表示を行う映像表示装置であって、(A)映像を取得する映像取得部と、(B)それぞれに対して優先順位が付与された複数の前記ルールについて、前記映像取得部が取得した映像に対して適用可能であるか否かを前記ルール毎に規定したルール規定データを記憶する記憶部と、(C)前記映像取得部が取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを、前記ルール規定データに基づいて決定するルール決定部と、を有し、(d1)前記映像取得部は、複数の映像を取得し、(d2)前記記憶部は、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々の前記ルール規定データを記憶しており、(d3)前記ルール決定部は、前記映像取得部が取得した複数の映像中、ある映像に対して実際に適用する前記ルールを、前記記憶部が記憶している前記ある映像の前記ルール規定データに規定された前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの中から決定する際に、前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位、及び、前記映像取得部が取得した複数の映像のうち、前記ある映像以外の映像の前記ルール規定データに規定された前記ある映像以外の映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位に応じて決定し、前記ルール決定部は、前記映像表示装置が備える表示器に一つの映像を単独表示させる第一のルールと、前記表示器での表示を中断する第二のルールと、前記表示器に複数の映像を同時に表示させる第三のルールを含む複数の前記ルールの中から、前記映像取得部が取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを決定し、前記第一のルールの前記優先順位が前記第二のルールの前記優先順位よりも高く、前記第二のルールの前記優先順位が前記第三のルールの前記優先順位よりも高いことにより解決される。
上記のように構成された本発明の映像表示装置では、複数の映像を取得したときに、ある映像に対して実際に適用するルールを、当該ある映像のルール規定データに規定された当該ある映像に対して適用可能なルールの中から決定する。この際、ある映像に対して適用可能なルールの優先順位と、取得した複数の映像のうち、ある映像以外の映像(他の映像)のルール規定データに規定された当該ある映像以外の映像に対して適用可能なルールの優先順位と、に応じて決定する。これにより、各映像に対して実際に適用するルールを決定する際に、取得した複数の映像の組み合わせ、厳密には、複数の映像中の他の映像に適用可能なルール及びその優先順位を考慮して適切に決定することが可能となる。
また上記の構成によれば、第一のルール、第二のルール及び第三のルールを含む複数のルールの中から、各映像に対して実際に適用するルールを決定する。このようにルールのバリエーションが多様となることで、本発明の映像表示装置がユーザにとって更に使い勝手がよいものとなる。
また、上記の映像表示装置において、前記記憶部は、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々の前記ルール規定データを、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々に対して付与された表示優先度と共に記憶しており、前記ルール決定部は、前記ある映像に対して実際に適用する前記ルールを決定する際に、前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位、前記ある映像以外の映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位、並びに、前記ある映像及び前記ある映像以外の映像のそれぞれの前記表示優先度に応じて決定すると好適である。
上記の構成によれば、ある映像に対して実際に適用するルールを決定する際に、当該ある映像及びそれ以外の映像の各々の表示優先度を考慮して決定することになっている。これにより、複数の映像の各々について、実際に適用するルールを決定する際に、各映像の表示優先度を考慮した上で適切に決定することが可能となる。
また、上記の映像表示装置において、前記ルール決定部は、前記表示器とは別に設けられた他の表示器に映像を表示する第四のルールを更に含む複数の前記ルールの中から、前記映像取得部が取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを決定し、前記第三のルールの前記優先順位が前記第四のルールの前記優先順位よりも高いと更に好適である。
上記の構成によれば、前述した3つのルールに加え、更に第四のルールを含む複数のルールの中から、各映像に対して実際に適用するルールを決定する。このようにルールのバリエーションが更に増える結果、本発明の映像表示装置がユーザにとって一段と使い勝手が良いものとなる。
また、上記の映像表示装置において、前記ルール決定部は、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々に対して実際に適用する前記ルールを映像毎に決定する際、前記映像取得部が取得した複数の映像のうち、少なくとも一つが前記表示器に表示されるように決定すると尚更好適である。
上記の構成によれば、映像取得部が取得した複数の映像の各々に対して実際に適用するルールを映像毎に決定する際、当該複数の映像のうちの少なくとも一つが表示器に表示されるように決定する。これにより、表示器を有効に活用することが可能となる。
また、上記の映像表示装置において、前記映像取得部が取得した映像の表示処理を実行する処理実行部を有し、前記処理実行部は、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々の前記表示処理を同じ時期に実行する際に、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々について前記ルール決定部が決定した前記ルールに従って実行するとよい。
上記の構成によれば、複数の映像の各々の表示処理を同じ時期に実行する際に、各映像について決定したルールに従って実行することになっている。かかる構成では、各映像に対して実際に適用するルールを上記複数の映像の組み合わせを考慮して決定するという本発明の構成がより有意義なものとなる。つまり、各映像の表示処理の実行時期が重複する場合において、それぞれの表示処理において適用されるルールが上記複数の映像の組み合わせを考慮して決めたものになっていれば、各映像の表示処理を当該組み合わせに応じて適切に実行することが可能となる。
また、前述した課題は、本発明の映像表示方法であって、コンピュータにより、映像表示用のルールに従って映像表示を行う映像表示方法であって、(A)コンピュータが、映像を取得することと、(B)コンピュータが、それぞれに対して優先順位が付与された複数の前記ルールについて、取得した映像に対して適用可能であるか否かを前記ルール毎に規定したルール規定データを記憶していることと、(C)コンピュータが、取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを、前記ルール規定データに基づいて決定することと、を有し、(d1)コンピュータは、複数の映像を取得し、(d2)取得した複数の映像の各々の前記ルール規定データを記憶しており、(d3)取得した複数の映像中、ある映像に対して実際に適用する前記ルールを、前記ある映像の前記ルール規定データに規定された前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの中から決定する際に、前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位、及び、取得した複数の映像のうち、前記ある映像以外の映像の前記ルール規定データに規定された前記ある映像以外の映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位に応じて決定し、コンピュータは、所定の表示器に一つの映像を単独表示させる第一のルールと、前記表示器での表示を中断する第二のルールと、前記表示器に複数の映像を同時に表示させる第三のルールを含む複数の前記ルールの中から、取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを決定し、コンピュータは、前記第一のルールの前記優先順位が前記第二のルールの前記優先順位よりも高く、前記第二のルールの前記優先順位が前記第三のルールの前記優先順位よりも高くなるように前記ルールを決定することにより解決される。
上記の方法を用いることにより、複数の映像を取得した場合において、当該複数の映像の組み合わせを考慮した上で、各映像に対して実際に適用するルールを適切に決定することが可能となる。
本発明によれば、複数の映像を取得した場合において、当該複数の映像の組み合わせを考慮して、各映像に対して適用する映像表示用のルールを適切に決めることが可能となる。すなわち、本発明によれば、複数の映像の各々について、適切なルールにて映像表示を行うことが可能となり、この結果、ユーザにとって見易く、使い勝手がよい映像表示を実現することが可能となる。
本発明の映像表示装置を含む映像表示システムを示す概念図である。 映像表示用のルールのうち、単独表示に関する説明図である。 映像表示用のルールのうち、重複表示に関する説明図である。 映像表示用のルールのうち、転送に関する説明図である。 本発明の映像表示装置の構成例を示すブロック図である。 ルールデータ規定データテーブルを示す図である。 映像表示フローの流れを示す図である。 ルール決定処理の流れを示す図である(その1)。 ルール決定処理の流れを示す図である(その2)。 ルール決定処理の流れを示す図である(その3)。 ルール決定処理の流れを示す図である(その4)。 ルール決定処理の流れを示す図である(その5)。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
<<本実施形態に係る映像表示装置の概要>>
先ず、本実施形態に係る映像表示装置の概要を、図1〜4を参照しながら説明する。本実施形態に係る映像表示装置(以下、本装置1)は、映像取得及び映像表示の機能を有するコンピュータにより構成されている。本装置1を構成するハードウェア機器は、図1に示すように一般的なPCの構成機器、具体的にはCPU1a、メモリ1b、通信用インタフェース1c(図中では通信用I/Fと表記)及びハードディスクドライブ1d(図中ではHDDと表記)である。また、メモリ1b又はハードディスクドライブ1dには、コンピュータを映像表示装置として機能させるためのコンピュータプログラム(以下、映像表示用プログラム)がインストールされている。
本装置1は、図1に示すように、ネットワークWに接続されており、同じくネットワークWに接続された映像提供用のコンピュータ(以下、映像提供装置5)から映像データを受信する。映像提供装置5は、ネットワークカメラ6と協働して映像提供ユニット4を構成しており、ネットワークカメラ6が撮影した映像を示す映像データを配信するものである。そして、本装置1は、映像提供ユニット4とともに映像表示システムSを構築している。
映像提供ユニット4について更に説明すると、映像提供ユニット4は、本装置1のユーザが遠隔地に居る者(以下、対象者)の映像をリアルタイムで確認する目的で利用される。すなわち、映像提供ユニット4が有するネットワークカメラ6は、対象者の映像を撮影し、映像提供装置5は、ネットワークカメラ6の撮影映像を示すデータを生成し、その映像データをエンコードした上で本装置1に向けて送信する。そして、本装置1は、映像提供ユニット4から受信した映像データをデコードすることで、映像提供ユニット4により提供された映像を取得し、当該映像を所定の表示器(具体的には、後述のディスプレイ2やモニタ端末3)に表示する。
また、本実施形態において、映像提供ユニット4は、複数用いられている。それぞれの映像提供ユニット4は、互いに異なる映像を提供する。より具体的に説明すると、複数の映像提供ユニット4は、それぞれ異なる場所(例えば、店舗、医療施設、学校や学習塾等の学習施設、フィットネスジム等の運動指導施設)に設置されており、その場所で撮影された映像を提供する。つまり、各映像提供ユニット4の映像提供装置5は、当該各映像提供ユニット4が設置された場所に居る対象者の映像を示す映像データを送信する。そして、本装置1のユーザは、各映像提供ユニット4から提供された映像を遠隔地にて略リアルタイムに視聴する。
なお、以下では、映像提供ユニット4が5箇所に設置されたケースを例に挙げて説明することとする。ただし、映像提供ユニット4の設置台数や設置場所については、特に限定されるものではなく、任意に決めることが可能である。
ところで、本装置1は、表示器としてのディスプレイ2を備えており、映像提供ユニット4から取得した映像を当該ディスプレイ2に表示する。なお、本実施形態に係るディスプレイ2は、一般的なディスプレイに比べて幾分大きなサイズとなっている。具体的に説明すると、本実施形態に係るディスプレイ2は、図1に示すように、映像提供ユニット4から取得した映像に映り込んだ対象者の映像(人物映像)を等身大で表示するのに十分なサイズとなっている。
また、本実施形態に係るディスプレイ2は、画面を二分割することが可能であり、2種類の映像を同時表示することが可能である。なお、画面分割数については、特に限定されるものではなく、任意の数に決めることが可能である。
また、本装置1は、ディスプレイ2とは別に設けられたモニタ端末3に、映像提供ユニット4から取得した映像を表示することが可能である。モニタ端末3とは、他の表示器に相当し、例えば、ディスプレイ2が設置されている部屋内に持ち込まれたPDA(Personal Digital Assistant)やスマートフォンによって構成されている。本装置1は、映像提供ユニット4から取得した映像をディスプレイ2に表示する代わりに、モニタ端末3に転送してモニタ端末3の画面に表示させることが可能である。なお、図1では、モニタ端末3が1台のみ記載されているが、モニタ端末3の設置台数は、複数であってもよく、具体的な台数については任意に決めることが可能である。
さらに、本装置1は、複数の映像提供ユニット4から同じ時期に映像を取得した場合、それぞれの映像の表示処理を同じ時期に実行することが可能である。この際、本装置1は、取得した複数の映像の各々の表示処理を、当該各映像に対応するルールに従って実行する。ここで、「ルール」とは、映像表示用のルールであって、表示方式や表示手段、表示時間(具体的には表示開始時刻や終了時刻)、及び表示中断の有無等、映像の表示処理に関する具体的な設定事項を意味する。
本実施形態では、上記のルールが5種類設定されており、具体的には、「単独表示」、「時間指定付単独表示」、「中断」、「重複表示」及び「転送」が設定されている。「単独表示」は、第一のルールに相当し、本装置1が取得した複数の映像のうち、いずれか一つの映像を優先的にディスプレイ2に表示させるルールである。分かり易く説明すると、図2に示すように、「単独表示」が適用された映像(図中、記号Aが付された映像)をディスプレイ2の画面に全画面表示することになる。
「時間指定付単独表示」は、第一のルールに相当し、指定された期間中だけ単独表示させるルールである。なお、時間指定付単独表示において単独表示可能な期間は、予め決められていてもよく、あるいは、時間指定付単独表示が適用される映像を取得した際に当該映像の内容等に応じて決めてもよい。
「中断」は、第二のルールに相当し、ディスプレイ2での表示を一時的に中断するルールである。すなわち、「中断」が適用された映像は、本装置1が取得した複数の映像の各々について表示処理を実行している期間中、ディスプレイ2に表示されないことになる。
「重複表示」は、第三のルールに相当し、本装置1が取得した複数の映像の中から2つの映像を選び出し、選び出した2つの映像を同時にディスプレイ2に表示させるルールである。分かり易く説明すると、本装置1は、ディスプレイ2の画面をその横幅方向(水平方向)における中央位置にて二分割し、図3に示すように、重複表示が適用された2つの映像のうちの一方(図中、記号Aが付された映像)を画面の左側半分に表示し、他方(図中、記号Bが付された映像)を右側半分に表示する。なお、重複表示可能な映像の個数、すなわち、ディスプレイ2に同時に表示させることが可能な映像の個数については、特に制限されるものではなく、任意に決定することが可能である。
「転送」は、第四のルールに相当し、映像をディスプレイ2ではなくモニタ端末3に表示させるルールである。分かり易く説明すると、映像提供ユニット4から取得した映像のデータを本装置1からモニタ端末3に転送し、当該データをモニタ端末3側で展開する。この結果、図4に示すように、単一の映像(図中、記号Aが付された映像)がディスプレイ2に表示される一方で、転送データが示す映像(図中、記号Bが付された映像)がモニタ端末3に表示されるようになる。
以上のように本実施形態では上記5種類のルールが設定されている。そして、本装置1は、複数の映像提供ユニット4から映像を同時期に取得したとき、それぞれの映像の表示処理において適用するルールを上記5種類のルールの中から決定し、決定したルールに従って各映像の表示処理を実行する。なお、ルールの決め方等については、後に詳述する。
また、本実施形態では、上記5種類のルールが設定されているが、ルールの数やルールの内容については、特に限定されるものではなく自由に決めることが可能である。
<<本実施形態に係る映像表示装置の構成>>
次に、本装置1の構成を機能面から改めて説明することとする。なお、本実施形態では、前述したように5つの映像提供ユニット4が設けられているが、以下では、各ユニットを区別するために、第一のユニットを映像提供ユニット4Aと、第二のユニットを映像提供ユニット4Bと、第三のユニットを映像提供ユニット4Cと、第四のユニットを映像提供ユニット4Dと、第五のユニットを映像提供ユニット4Eと呼ぶこととする。
本装置1は、映像表示に関与する複数の機能部を有しており、具体的には、図5に示すように、映像取得部11と、記憶部12と、ルール決定部13と、処理実行部14とを有する。これらの機能部は、前述した本装置1のハードウェア機器(すなわち、CPU1a、メモリ1b、通信用インタフェース1c及びハードディスクドライブ1d)が、ソフトウェアである映像表示用プログラムと協働することによって実現される。以下、各機能部について説明する。
(映像取得部11)
映像取得部11は、複数の映像提供ユニット4A、4B、4C、4D、4Eの各々からネットワークW経由で映像データを受信し、当該映像データをデコードすることで映像(具体的には、ネットワークカメラ6の撮像映像)を取得するものである。なお、以下では、映像提供ユニット4Aから取得した映像を、映像Aと呼ぶこととする。同様に、映像提供ユニット4Bから取得した映像を、映像Bと呼び、映像提供ユニット4Cから取得した映像を、映像Cと呼び、映像提供ユニット4Dから取得した映像を、映像Dと呼び、映像提供ユニット4Eから取得した映像を、映像Eと呼ぶこととする。
(記憶部12)
記憶部12は、図5に示すように、ルール規定データテーブルを記憶しているものである。ルール規定データテーブルとは、図6に示すように、各映像別に用意されたルール規定データをテーブル形式にて収録したものである。以下、図6を参照しながらルール規定データについて詳しく説明する。なお、図6に図示されたルール規定データは、あくまでも一例を示したものに過ぎず、その内容については図6に図示の内容に限定されるものではない。
ルール規定データとは、上述した5種類のルールについて、各映像に対して適用可能であるか否かをルール毎に規定したものであり、各映像別に用意されている。具体的に説明すると、図6に図示したルール規定データテーブルにおける各行のデータが各映像のルール規定データに相当し、図中、丸の記号が付されたルールが適用可能なルールに相当し、バツの記号が付されたルールが適用不可能なルールに相当する。一例を挙げて説明すると、映像Aのルール規定データでは、「中断」のルール及び「重複表示」のルールが適用可能なルールとなっており、それ以外のルールは、適用不可能なルールとなっている。
記憶部12は、5つの映像A、B、C、D、Eの各々のルール規定データを、テーブルデータ形式で記憶している。なお、本実施形態において、各映像のルール規定データは、予め登録されており、映像取得部11が映像を取得する前段階で既に記憶部12に記憶されている。ただし、これに限定されるものではなく、映像取得部11が映像を取得するタイミングで当該映像のルール規定データを新たに作成し、新たに生成されたルール規定データを記憶部12に記憶することとしてもよい。また、各映像のルール規定データが規定している内容については、各映像の属性(例えば、どの映像提供ユニット4から送信されてきたか)に応じて自動的に決めてもよく、あるいはユーザ側で自由に決めてもよい。
ところで、本実施形態では、上記5種類のルールに対して、それぞれ優先順位が付与されている。ここで、「優先順位」とは、ルールとして採用する際の優先順位を表す。そして、優先順位は、ルール規定データテーブルに反映されている。具体的に説明すると、図6のルール規定データテーブルにおいて、より左側に配置されたルールほど優先順位が高く、より右側に配置されたルールほど優先順位が低くなっている。つまり、「単独表示」の優先順位が最も高く、それ以降、「時間指定付単独表示」、「中断」、「重複表示」と続き、「転送」の優先順位が最も低くなっている。
また、本実施形態では、5つの映像A、B、C、D、Eに対して、それぞれ表示優先度が付与されている。ここで、「表示優先度」とは、複数の映像が共存した際の表示優先度を表し、本実施形態では、映像の提供元(すなわち、映像を提供した映像提供ユニット4の種別)に応じて予め決められている。そして、表示優先度は、ルール規定データテーブルに反映されている。具体的に説明すると、図6のルール規定データテーブルにおいて、より上側に配置されている映像ほど表示優先度が高く、より下側に配置された映像ほど表示優先度が低くなっている。つまり、映像Aの表示優先度が最も高く、それ以降、映像B、映像C、映像Dと続き、映像Eの表示優先度が最も低くなっている。
以上のように本実施形態では、5つの映像A、B、C、D、Eに対して予め表示優先度が付与されている。つまり、本実施形態において、記憶部12は、映像取得部11が取得した複数の映像の各々のルール規定データを、当該複数の映像の各々に対して付与された表示優先度と共に記憶していることになる。
なお、本実施形態では、各映像の表示優先度が予め決められていることとしたが、これに限定されるものではなく、各映像の表示優先度が状況に応じて動的に変化してもよい。例えば、映像を取得した順序に応じて表示優先度を決定してもよい。
また、本実施形態において、各映像のルール規定データには、図6に示すように当該各映像の利用人数が規定されている。ここで、「利用人数」とは、ディスプレイ2やモニタ端末3を通じて映像を視聴するユーザの数である。なお、本実施形態において、ルール規定データには、「利用人数」として、事前に予測された利用人数の規模(具体的には「多」、「少」、「1人」、「0人」等)が規定されている。ただし、これに限定されるものではなく、利用人数については、実際の利用人数を検出し、その検出結果をルール規定データにおいて利用人数として規定してもよい。
(ルール決定部13)
ルール決定部13は、映像取得部11が取得した映像に対して実際に適用するルールを、ルール規定データ(厳密には、ルール規定データテーブル)に基づいて決定するものである。このルール決定部13は、映像取得部11が複数の映像を取得した場合において、当該複数の映像の各々の表示処理を同時期に行うにあたり、映像毎に適用ルールを決定する。
より詳しく説明すると、ルール決定部13は、映像取得部11が取得した複数の映像中、ある映像に対して実際に適用するルールを、記憶部12が記憶しているある映像のルール規定データに規定された当該ある映像に対して適用可能なルールの中から決定する。この際、ルール決定部13は、ある映像に対して適用可能なルールの優先順位、及び、映像取得部11が取得した複数の映像のうち、ある映像以外の映像(他の映像)のルール規定データに規定された当該他の映像に対して適用可能なルールの優先順位と、に応じて決定する。特に、本実施形態では、より優先順位が高いルールが優先的に選ばれるように各映像に対する適用ルールを決定する。
以下、図6を参照しながら、ルール決定部13によるルールの決定方法について具体的に説明する。なお、以下では、下記の3ケースを具体例に挙げて説明することとする。
(ケース1)映像取得部11が映像B及びEを取得したケース
(ケース2)映像取得部11が映像A、B及びCを取得したケース
(ケース3)映像取得部11が映像C及びDを取得したケース
先ず、ケース1について説明すると、ルール決定部13は、映像B及びEのそれぞれのルール規定データを参照し、各映像に対して適用可能なルールを優先順位順に特定する。ここで、映像Bに対して適用可能なルールのうち、最も優先順位が高いルールは、「重複表示」である。また、映像Eに対して適用可能なルールのうち、最も優先順位が高いルールは、「重複表示」である。映像Bの最高順位ルールである「重複表示」と、映像Eの最高順位ルールである「重複表示」とは、互いに共存可能なルールである。このため、本ケースにおいて、ルール決定部13は、映像Bの適用ルール及び映像Eの適用ルールの双方を「重複表示」に決定する。
次に、ケース2について説明すると、ルール決定部13は、映像A、B及びCのそれぞれのルール規定データを参照し、各映像に対して適用可能なルールを優先順位順に特定する。ここで、映像Aに対して適用可能なルールのうち、最高順位のルールは、「中断」である。また、映像Bに対して適用可能なルールのうち、最高順位のルールは、「重複表示」である。また、映像Cに対して適用可能なルールのうち、最高順位のルールは、「単独表示」である。そして、ルール決定部13は、映像A、B、Cの最高順位ルールの中で最も優先順位が高いルール、すなわち、映像Cの最高順位ルールである「単独表示」を映像Cの適用ルールに決定する。
その後、ルール決定部13は、次に優先順位が高い映像Aの最高順位ルールである「中断」について、既に決定済の映像Cの適用ルールとの関係を確認する。「中断」は、映像Cの適用ルールである「単独表示」との間で共存可能なルールである。このため、ルール決定部13は、映像Aの最高順位ルールである「中断」を映像Aの適用ルールに決定する。
その後、さらにルール決定部13は、次に優先順位が高い映像Bの最高順位ルールである「重複表示」について、既に決定済の映像Cの適用ルールとの関係と、同じく既に決定済の映像Aの適用ルールとの関係を確認する。「重複表示」は、映像Cの適用ルールである「単独表示」との間で共存不可能なルールであるため、ルール決定部13は、映像Bに対して適用可能なルールのうち、2番目に優先順位が高いルールを特定する。ここで、映像Bに関して2番目に優先順位が高いルールである「転送」は、映像Cの適用ルールである「単独表示」との間で共存可能であり、かつ、映像Aの適用ルールである「中断」との間でも共存可能である。このため、ルール決定部13は、映像Bに関して2番目に優先順位が高いルールである「転送」を映像Bの適用ルールに決定する。
次に、ケース3について説明すると、ルール決定部13は、映像C及びDのそれぞれのルール規定データを参照し、各映像に対して適用可能なルールを優先順位順に特定する。ここで、映像Cに対して適用可能なルールのうちの最高順位ルール、及び、映像Dに対して適用可能なルールのうちの最高順位ルールは、いずれも「単独表示」である。これらは、互いに共存不可能な関係にある。また、ルール規定データに規定されている映像Cの利用人数と映像Dの利用者とは、いずれも「多」となっている。このような場合、ルール決定部13は、より表示優先度の高い映像である映像Cを優先し、映像Cの適用ルールを「単独表示」に決定する。以上のように、ある映像に対して適用可能なルールのうちの最高順位ルールと、他の映像に対して適用可能なルールのうちの最高順位ルールと、が同一である場合には、それぞれの映像の表示優先度を特定し、より表示優先度が高い映像の最高順位ルールを当該映像の適用ルールに決定する。
なお、ケース3において、映像Dの適用ルールは、映像Dに対して適用可能なルールの中から決めることができない。このため、映像Dについては、強制停止(表示見送り)等の措置にて対応することになる。
以上までに説明してきたように、ルール決定部13は、映像取得部11が取得した複数の映像の各々に対して実際に適用するルールを映像毎に決定する際、各映像に適用可能なルールの優先順位、及び各映像の表示優先度に応じて決定する。
また、本実施形態において、ルール決定部13は、映像取得部11が取得した複数の映像のうち、少なくとも一つがディスプレイ2に表示されるように各映像の適用ルールを決定する。
具体的に説明すると、映像取得部11が取得した複数の映像の各々の最高順位ルールがいずれも「中断」であった場合、かかるルールを各映像の適用ルールとして仮に採用してしまうと、ディスプレイ2には、いずれの映像も表示されないことになる。この場合には、ディスプレイ2が有効に活用されなくなってしまうため、本実施形態では、映像取得部11が取得した複数の映像のうち、少なくとも一つの映像がディスプレイ2に表示されるように各映像の適用ルールを決定することとしている。その具体的構成については、特に限定されるものではないが、例えば、表示優先度が最も高い映像に対して実際に適用するルールを「単独表示」若しくは「時間指定付単独表示」に決定してもよい。あるいは、表示優先度が上位2位までの映像に対して実際に適用するルールを「重複表示」に決定してもよい。
(処理実行部14)
処理実行部14は、映像取得部11が取得した映像の表示処理を実行するものである。また、映像取得部11が複数の映像を取得した場合において、処理実行部14は、映像取得部11が取得した複数の映像の各々の表示処理を同じ時期に実行することがある。この際、処理実行部14は、映像取得部11が取得した各映像についてルール決定部13が決定したルールに従って映像毎の表示処理を実行する。
具体的に説明すると、適用ルールが「単独表示」に決められた映像について、処理実行部14は、当該映像をディスプレイ2に単独表示する表示処理を実行する。また、適用ルールが「時間指定付単独表示」に決められた映像について、処理実行部14は、当該映像を予め指定された時間にディスプレイ2に単独表示する表示処理を実行する。また、適用ルールが「中断」に決められた映像について、処理実行部14は、当該映像の表示を一時的に中断する表示処理(厳密には中断処理)を実行する。また、適用ルールが「重複表示」に決められた映像について、処理実行部14は、当該映像を他の映像と共にディスプレイ2に同時表示する表示処理を実行する。また、適用ルールが「転送」に決められた映像について、処理実行部14は、当該映像を示すデータをモニタ端末3に転送し、モニタ端末3の画面に表示させる表示処理(厳密には転送処理)を実行する。
なお、本実施形態において、処理実行部14は、映像取得部11が取得した複数の映像中、適用ルールが決まらなかった映像に対して強制停止(表示見送り)の処理を実行することになっている。
<<映像表示の流れについて>>
次に、本装置1を用いた映像表示の流れについて説明する。なお、以下に説明する映像表示フローでは、本発明の映像表示方法が採用されている。すなわち、以下では、本発明の映像表示方法に関する説明として、当該映像表示方法を適用した映像表示フローの手順を説明することとする。換言すると、以下に述べる映像表示フロー中の各ステップは、本発明の映像表示方法の構成要素に相当するものである。
映像表示フローは、図7に示す流れにて進行する。また、同フロー中の各ステップは、本装置1を構成するコンピュータ(以下、単にコンピュータ)によって実施される。具体的に説明すると、映像表示フローでは、コンピュータが映像提供ユニット4から映像を取得し(S001)、その取得映像について表示処理を実行することになっている(S003やS006)。より具体的に説明すると、コンピュータは、新たに映像を取得すると、その時点で複数の映像が共存しているかどうか、換言すると、同時期に表示処理が行われる映像が複数存在するかどうかを判定する(S002)。判定の結果、複数の映像が共存していない場合、すなわち、表示処理が行われる映像が一つのみであった場合、コンピュータは、その映像についての表示処理を実行し、新たに取得した映像をディスプレイ2に単独表示させる(S003)。そして、コンピュータは、上記映像の表示処理が終了した時点で(S004)、映像表示フローを終了する。
一方、ステップS002において複数の映像が共存していると判定した場合、コンピュータは、ルール決定処理を実行する(S005)。ルール決定処理では、共存している複数の映像の各々に対して、実際に適用するルール(適用ルール)を映像毎に決定する。なお、ルール決定処理を実行するにあたり、コンピュータは、複数の映像提供ユニット4の各々から映像を取得しており、また、取得した映像についてのルール規定データ(厳密には、ルール規定データテーブル)を記憶している。
ルール決定処理の実行後、コンピュータは、各映像に対して決定したルール(適用ルール)に従って表示処理を映像毎に実行する(S006)。そして、いずれかの映像の表示処理が終了すると(S007)、コンピュータは、その時点で複数の映像が共存しているかどうかを再び判定し、ステップS002以降のステップを繰り返し行う。すなわち、コンピュータは、複数の映像のすべてについて表示処理が終了するまで、上記一連のステップを繰り返し行う。
次に、ステップS003にて実行するルール決定処理について図8〜図12を参照しながら詳しく説明する。ルール決定処理は、ルール規定データテーブルのうち、取得した各映像(換言すると、共存している複数の映像の各々)と対応するルール規定データを読み出すところから始まる(S011)。本ステップS011において、コンピュータは、読み出した各映像のルール規定データから、当該各映像に適用可能なルールを優先順位順に特定する。
その後、コンピュータは、共存している複数の映像中に「単独表示」が適用可能な映像が存在するかどうかを判定する(S012)。「単独表示」が適用可能な映像が存在すると判定した場合、コンピュータは、さらに、「単独表示」が適用可能な映像が2つ以上存在するかどうかを判定する(S013)。ここで、「単独表示」が適用可能な映像が2つ以上存在する場合、コンピュータは、その中で最も表示優先度が高い映像に対する適用ルールを「単独表示」に決定する(S014)。一方、「単独表示」が適用可能な映像が一つのみである場合、コンピュータは、該当映像(「単独表示」が適用可能な映像)に対する適用ルールを「単独表示」に決定する(S015)。
図8に図示された一連のステップを終えた後、コンピュータは、ルール未決定の映像が残っているかどうかを判定し(S016)、ルール未決定の映像が残っていない場合、ルール決定処理を終了する。一方、ルール未決定の映像が残っている場合、コンピュータは、ステップS022に進み、図10に図示の各ステップを行う。
ルール決定処理の流れについてステップS012まで戻って説明すると、本ステップS012において、ルール未決定の複数の映像中に「単独表示」が適用可能な映像が存在しないと判定した場合、コンピュータは、共存している複数の映像中に「時間指定付単独表示」が適用可能な映像が存在するかどうかを判定する(S017)。
「時間指定付単独表示」が適用可能な映像が存在すると判定した場合、コンピュータは、さらに、「時間指定付単独表示」が適用可能な映像が2つ以上存在するかどうかを判定する(S018)。ここで、「時間指定付単独表示」が適用可能な映像が2つ以上存在する場合、コンピュータは、その中で最も表示優先度が高い映像に対する適用ルールを「時間指定付単独表示」に決定する(S019)。一方、「時間指定付単独表示」が適用可能な映像が一つのみである場合、コンピュータは、該当映像(「時間指定付単独表示」が適用可能な映像)に対する適用ルールを「時間指定付単独表示」に決定する(S020)。
図9に図示された一連のステップを終えた後、コンピュータは、ルール未決定の映像が残っているかどうかを判定し(S021)、ルール未決定の映像が残っていない場合、ルール決定処理を終了する。一方、ルール未決定の映像が残っている場合、コンピュータは、ステップS022に進み、図10に図示の各ステップを行う。
ステップS022において、コンピュータは、ルール未決定の映像中に「中断」が適用可能な映像が存在するかどうかを判定する。「中断」が適用可能な映像が存在しない場合、コンピュータは、ステップ027に進み、図11に図示の各ステップを行う。
一方、ステップS022において「中断」が適用可能な映像が存在すると判定した場合、コンピュータは、さらに、「中断」が適用可能な映像が2つ以上存在するかどうかを判定する(S023)。ここで、「中断」が適用可能な映像が2つ以上存在する場合、コンピュータは、仮に「中断」が適用可能な映像すべてについて適用ルールを「中断」に決定したときに、ディスプレイ2に表示される映像が存在するかどうかを判定する(S024)。より詳しく説明すると、本ステップS024において、コンピュータは、共存している複数の映像中に、適用可能なルールのうちの最高順位ルールが「単独表示」、「時間指定付単独表示」である映像が1つ以上存在するかどうか、あるいは最高順位ルールが「重複表示」である映像が2つ以上存在するかどうかを判定する。
そして、ステップS024においてディスプレイ2に表示される映像が存在すると判定した場合、コンピュータは、「中断」が適用可能な映像に対する適用ルールを「中断」に決定する(S025)。その後、コンピュータは、ルール未決定の映像が2つ以上残っているかどうかを判定し(S026)、ルール未決定の映像が2つ未満である場合、ルール決定処理を終了する。一方、ルール未決定の映像が2つ以上残っていると判定した場合、並びに、ステップS024においてディスプレイ2に表示される映像が存在しないと判定した場合、コンピュータは、ステップS027に進み、図11に図示の各ステップを行う。
ステップS027において、コンピュータは、ルール未決定の映像が「重複表示」が適用可能な映像のみであるかどうかを判定する。ルール未決定の映像が「重複表示」が適用可能な映像のみであると判定した場合、コンピュータは、さらに、「重複表示」が適用可能な映像が2つ以上存在するかどうかを判定する(S028)。本ステップS028において「重複表示」が適用可能な映像が2つ以上存在する場合、並びに、ステップS027においてルール未決定の映像が「重複表示」が適用可能な映像のみでない場合、コンピュータは、ステップS038に進み、図12に図示の各ステップを行う。
一方、ステップS028において「重複表示」が適用可能な映像が2つ以上存在すると判定した場合、コンピュータは、さらに、「重複表示」が適用可能な映像が3つ以上存在するかどうかを判定する(S029)。本ステップS029において「重複表示」が適用可能な映像が3つ以上存在しないと判定した場合、すなわち、「重複表示」が適用可能な映像が2つである場合、コンピュータは、該当映像(「重複表示」が適用可能な映像)に対する適用ルールを「重複表示」に決定し(S030)、その上でルール決定処理を終了する。
また、ステップS029において「重複表示」が適用可能な映像が3つ以上存在すると判定した場合、コンピュータは、該当映像(「重複表示」が適用可能な映像)の中に、「転送」が適用可能な映像があるかどうかを判定する(S031)。そして、該当映像中に「転送」が適用可能な映像があると判定した場合、コンピュータは、その映像(「重複表示」及び「転送」が適用可能な映像)に対する適用ルールを「転送」に決定した上で(S032)、前ステップS031を再び実施する。
その後、コンピュータは、残りの該当映像(「重複表示」が適用可能な映像のうち、適用ルールが「転送」に決定された映像を除いた分)が3つ以上あるかどうかを判定する(S033)。本ステップS033において残りの該当映像が3つ以上でないと判定した場合(厳密には、残りの該当映像が2つであると判定した場合)、コンピュータは、残りの該当映像に対する適用ルールを「重複表示」に決定し(S030)、その上でルール決定処理を終了する。
一方、ステップS033において残りの該当映像が3つ以上あると判定した場合、コンピュータは、当該該当映像のルール規定データに規定されている利用人数を特定し、該当映像間で利用人数に差があるかどうかを確認する(S034)。そして、利用人数に差がある場合、コンピュータは、残りの該当映像のうち、利用人数が最も多い2つの映像に対する適用ルールを「重複表示」に決定する(S035)。これに対し、利用人数に差がない場合、コンピュータは、残りの該当映像のうち、表示優先度が上位2位までの映像に対する適用ルールを「重複表示」に決定する(S036)。そして、コンピュータは、ステップS035又はステップS036を終えると、ルール決定処理を終了する。
ルール決定処理のうち、ステップS038以降の流れについて説明すると、コンピュータは、ステップS038において、ルール未決定の映像の中に「転送」が適用可能な映像があるかどうかを判定する。「転送」が適用可能な映像があると判定した場合、コンピュータは、該当映像(「転送」が適用可能な映像)に対する適用ルールを「転送」に決定する(S039)。その後、コンピュータは、ルール未決定の映像が残っているかどうかを判定し(S040)、ルール未決定の映像が残っていない場合、ルール決定処理を終了する。
一方、ルール未決定の映像が残っている場合、コンピュータは、当該映像が2つ以上あるかどうかを判定する(S041)。そして、ルール未決定の映像が2つ以上でない場合、すなわち、ルール未決定の映像が1つのみ残っている場合、コンピュータは、当該映像に対する適用ルールを「単独表示」に決定し(S042)、その上でルール決定処理を終了する。
これに対し、ステップS042においてルール未決定の映像が2つ以上あると判定した場合、並びに、ステップS038においてルール未決定の映像中に「転送」が適用可能な映像が存在しないと判定した場合、コンピュータは、ルール未決定の映像のルール規定データに規定されている利用人数を特定し、ルール未決定の映像間で利用人数に差があるかどうかを確認する(S043)。そして、利用人数に差がある場合、コンピュータは、ルール未決定の映像のうち、利用人数が最多の映像に対する適用ルールを「単独表示」に決定する(S044)。なお、ルール未決定の映像のうち、利用人数が最多の映像以外の映像については、強制停止(表示見送り)とする。
一方、ステップS043において利用人数に差がないと判定した場合、コンピュータは、ルール未決定の映像のうち、表示優先度が最も高い映像に対する適用ルールを「単独表示」に決定する(S045)。なお、ルール未決定の映像のうち、表示優先度が最も高い映像以外の映像については、強制停止(表示見送り)とする。
そして、コンピュータは、ステップS044又はステップS045を終えると、ルール決定処理を終了する。
<<本実施形態に係る映像表示装置の有効性について>>
以上までに説明してきたように、本実施形態では、本装置1が複数の映像提供ユニット4から複数の映像を取得したとき、各映像に対する適用するルールを、取得した複数の映像の各々のルール規定データに基づいて決定する。これにより、各映像に対する適用ルールを、取得した複数の映像の組み合わせを考慮して適切に決定することが可能となる。
より詳しく説明すると、複数の映像を取得した場合、複数の映像中のある映像に対して適用すべきルールについては、当該ある映像に適用可能なルールの優先順位とそれ以外の映像(他の映像)に適用可能なルールの優先順位との相対関係に応じて変わってくる。このことを考慮し、本実施形態では、取得した複数の映像の各々のルール規定データに規定された適用可能なルール及びその優先順位に応じて、各映像の適用ルールを決定することになっている。この結果、より優先順位が高いルールについては優先的に採用すると共に、適用ルール同士が互いに共存し得ないものとならないように各映像に対する適用ルールが決められるようになる。
また、各映像に対する適用ルールを決定するにあたり、ルール規定データにおいて所定のルールが適用可能なルールとして規定された映像の数が、当該所定のルールを適用ルールとして採用することが認められる映像の数(上限値)を超える場合がある。このような場合、本実施形態では、上記所定のルールを実際に適用する映像を、取得した複数の映像の各々の表示優先度に応じて決定する。これにより、上記所定のルールを実際に適用する映像を決める際、各映像の表示優先度を考慮した上で適切に決定することができ、具体的には、より表示優先度が高い映像に対して優先的に上記所定のルールを適用することが可能となる。すなわち、本実施形態では、各映像に対する適用ルールが、当該各映像の表示優先度を反映した上で決定されるのである。
<<その他の実施形態>>
上記の実施形態では、本発明の映像表示装置の構成について、一例を挙げて説明した。ただし、上記の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、本発明の映像表示装置の構成については他の構成も考えられる。例えば、上記の実施形態では、映像表示装置(つまり、本装置1)が映像提供ユニット4から取得する映像が、当該映像提供ユニット4に備えられたネットワークカメラ6により撮影された映像、厳密にはリアルタイム映像であることとした。ただし、取得する映像については、カメラが撮像したリアルタイムの映像に限定されるものではなく、例えば、過去に撮影された映像であってもよく、あるいは、カメラの撮像映像以外の映像(図画描画ソフト等によって描画された映像)であってもよい。
また、上記の実施形態では、各映像のルール規定データが本装置1の記憶部12に記憶されると、当該ルール規定データの内容がその時点での内容に固定されていることとした。ただし、これに限定されず、各映像のルール規定データを記憶部12に記憶した後に当該各映像のルール規定データを適宜変更(更新)してもよく、例えば、ルール決定処理の直前段階においてユーザによって更新されてもよい。
また、上記の実施形態では、本発明の映像表示装置が一台のコンピュータによって構成されていることとした。すなわち、上記の実施形態では、映像取得部11と記憶部12とルール決定部13と処理実行部14とが一台のコンピュータによって実現されるケースを例に挙げて説明した。ただし、本発明の映像表示装置については、複数台のコンピュータによって構成されるものであってもよい。つまり、上記の機能部のうちの一部が別のコンピュータによって実現されてもよく、例えば、本装置1と通信可能なサーバコンピュータによって記憶部12を構成してもよい。
1 本装置(映像表示装置)
1a CPU、1b メモリ
1c 通信用インタフェース
1d ハードディスクドライブ
2 ディスプレイ(表示器)
3 モニタ端末(他の表示器)
4 映像提供ユニット
5 映像提供装置
6 ネットワークカメラ
11 映像取得部
12 記憶部
13 ルール決定部
14 処理実行部
S 映像表示システム
W ネットワーク

Claims (6)

  1. 映像表示用のルールに従って映像表示を行う映像表示装置であって、
    映像を取得する映像取得部と、
    それぞれに対して優先順位が付与された複数の前記ルールについて、前記映像取得部が取得した映像に対して適用可能であるか否かを前記ルール毎に規定したルール規定データを記憶する記憶部と、
    前記映像取得部が取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを、前記ルール規定データに基づいて決定するルール決定部と、を有し、
    前記映像取得部は、複数の映像を取得し、
    前記記憶部は、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々の前記ルール規定データを記憶しており、
    前記ルール決定部は、前記映像取得部が取得した複数の映像中、ある映像に対して実際に適用する前記ルールを、前記記憶部が記憶している前記ある映像の前記ルール規定データに規定された前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの中から決定する際に、前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位、及び、前記映像取得部が取得した複数の映像のうち、前記ある映像以外の映像の前記ルール規定データに規定された前記ある映像以外の映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位と、に応じて決定し、
    前記ルール決定部は、前記映像表示装置が備える表示器に一つの映像を単独表示させる第一のルールと、前記表示器での表示を中断する第二のルールと、前記表示器に複数の映像を同時に表示させる第三のルールを含む複数の前記ルールの中から、前記映像取得部が取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを決定し、
    前記第一のルールの前記優先順位が前記第二のルールの前記優先順位よりも高く、
    前記第二のルールの前記優先順位が前記第三のルールの前記優先順位よりも高いことを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記記憶部は、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々の前記ルール規定データを、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々に対して付与された表示優先度と共に記憶しており、
    前記ルール決定部は、前記ある映像に対して実際に適用する前記ルールを決定する際に、前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位、前記ある映像以外の映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位、並びに、前記ある映像及び前記ある映像以外の映像のそれぞれの前記表示優先度に応じて決定することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記ルール決定部は、前記表示器とは別に設けられた他の表示器に映像を表示する第四のルールを更に含む複数の前記ルールの中から、前記映像取得部が取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを決定し、
    前記第三のルールの前記優先順位が前記第四のルールの前記優先順位よりも高いことを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
  4. 前記ルール決定部は、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々に対して実際に適用する前記ルールを映像毎に決定する際、前記映像取得部が取得した複数の映像のうち、少なくとも一つが前記表示器に表示されるように決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  5. 前記映像取得部が取得した映像の表示処理を実行する処理実行部を有し、
    前記処理実行部は、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々の前記表示処理を同じ時期に実行する際に、前記映像取得部が取得した複数の映像の各々について前記ルール決定部が決定した前記ルールに従って実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  6. コンピュータにより、映像表示用のルールに従って映像表示を行う映像表示方法であって、
    コンピュータが、映像を取得することと、
    コンピュータが、それぞれに対して優先順位が付与された複数の前記ルールについて、取得した映像に対して適用可能であるか否かを前記ルール毎に規定したルール規定データを記憶していることと、
    コンピュータが、取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを、前記ルール規定データに基づいて決定することと、を有し、
    コンピュータは、複数の映像を取得し、取得した複数の映像の各々の前記ルール規定データを記憶しており、取得した複数の映像中、ある映像に対して実際に適用する前記ルールを、前記ある映像の前記ルール規定データに規定された前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの中から決定する際に、前記ある映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位、及び、取得した複数の映像のうち、前記ある映像以外の映像の前記ルール規定データに規定された前記ある映像以外の映像に対して適用可能な前記ルールの前記優先順位に応じて決定し、
    コンピュータは、所定の表示器に一つの映像を単独表示させる第一のルールと、前記表示器での表示を中断する第二のルールと、前記表示器に複数の映像を同時に表示させる第三のルールを含む複数の前記ルールの中から、取得した映像に対して実際に適用する前記ルールを決定し、
    コンピュータは、前記第一のルールの前記優先順位が前記第二のルールの前記優先順位よりも高く、前記第二のルールの前記優先順位が前記第三のルールの前記優先順位よりも高くなるように前記ルールを決定することを特徴とする映像表示方法。
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