JP6626347B2 - 端子及びコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、端子を収容するハウジングを備えるコネクタに関するものである。
接続対象物と導通接触するコネクタとして、ハウジングが端子を抜け止めするランスを備えるものが使用されている。こうしたランスは通常、端子収容部の内壁から端子収容部の内部に向けて伸長する片持ち梁状でなり、端子収容部に収容された端子に係止することで、端子をハウジングに対して抜け止めすることができる(例として特許文献1)。
特開2015−072824号公報
ところで、こうしたコネクタは、車載電装機器類や家庭用電気機器等に搭載される他、様々な用途に用いられている。こうした機器類には近年、ますます小型化が求められており、それらに用いられるコネクタ自体にも小型化が要求されている。その一方で、上記のようにランスは、端子を端子収容部に収容する際に端子から押しのけられるようにコネクタの高さ方向で弾性変形するため、端子収容部にはランスが弾性変形するための高さ方向に沿う空間を設ける必要があり、こうしたコネクタの高さ方向での小型化には限界があった。
本発明は上記のような従来技術を背景になされたものである。その目的は、高さ方向で小型化されたコネクタを提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明は以下のように構成される。
即ち本発明は、接続対象物と導通接触する接点部を有する複数の端子と、該端子を収容する端子収容部を有するハウジングとを有し、前記ハウジングの端子収容部が端子を抜け止めするランスを備えるコネクタについて、前記ランスは、端子収容部に挿入した端子により端子の配列方向に弾性変形する弾性片と、該弾性片に形成され端子と係止して抜け止めする係止突起とを有することを特徴とするコネクタを提供する。
本発明によれば、前記ランスが端子収容部に端子の配列方向に弾性変形する弾性片を有するため、ランス全体が端子収容部の内部で端子の配列方向に変位することができる。したがって、ランスがハウジングの高さ方向に変位するための空間をハウジング内部に設ける必要がないため、こうしたランスを有するハウジングと比べて、ハウジングを低背にすることができる。よってコネクタ全体を高さ方向で小型化することができる。
前記本発明のハウジングの端子収容部は、端子の挿入口と、挿入口から端子の挿入方向に沿う挿入溝とを有しており、端子は、端子を端子収容部に挿入するときに挿入口から挿入溝に沿って挿入する突出部を有するものとすることができる。
端子の突出部を挿入口から溝に沿わせることで、端子を端子収容部に挿入することができる。よって、端子を正しく位置決めして挿入することができる。
前記本発明の挿入溝は、端子の配列方向に溝幅を拡張する段部を有しており、ランスの弾性片は、基端が段部に繋がり端子の挿入方向に伸長して形成されているものとすることができる。
こうすることで、溝幅が拡張された挿入溝の内部をランスの弾性片が大きく弾性変位することができる。よって、弾性片がよりスムーズに弾性変形し、端子の端子収容部への挿入作業を容易に行うことができる。
前記本発明のランスの係止突起は、溝の内部に突出して配置されており、ランスの弾性片は、係止突起が溝の内部と外部との間で変位するのを弾性支持するものとすることができる。
ランスの係止突起が溝の内部に突出して配置されているので、端子を端子収容部に挿入するときに端子の突出部を係止突起に確実に係止させることができる。また、端子の突出部を挿入する溝の内部空間を、ランスの係止突起の変位空間として兼用しているので、端子収容部の内部で係止突起を変位させることができ、ハウジングを小型化することができる。
前記本発明の端子は、一連の金属片で形成されており、端子収容部に収容される筒状本体部と、筒状本体部から外方に突出する前記突出部と、端子収容部への端子の挿入方向に沿って前記突出部から筒状本体部の内方に伸長し、前記接点部を有する弾性接触片とを有するものとすることができる。
接続対象物との接点部が筒状本体部の内部に配置されることで、導通接触部を筒状本体部によって保護することができる。また弾性接触片が接続対象物との接点部を有することで、接点部の接圧を高めて接続対象物と確実に導通接触することができる。こうした弾性接触片が突出部と一体として設けられることで、弾性接触片に掛かる応力を突出部まで分散することができるため、応力の集中を防ぎ、弾性接触片の破損や損傷等を抑制することができる。
前記本発明の弾性接触片は、突出部と繋がる一端側とその反対側の他端側との間で筒状本体部の中心軸に向けて突出する湾曲形状を有するものとすることができる。
こうすることで、接続対象物を筒状本体部に挿入する際に、弾性接触片の端部を引っかからせることなく、筒状本体部の奥側までガイドすることができる。よって、接点部と接続対象物との導通接触作業を容易に行うことができる。なお、ここでいう湾曲形状には、大きな円弧状に湾曲する場合も、小さな円弧状に湾曲し、略屈曲形状に見えるものも含まれる。
前記本発明の弾性接触片は、前記他端側に筒状本体部の内面に対する当接部を有するものとすることができる。
こうすることで、接続対象物から接点部が押圧された際に当接部が筒状本体部の内面に当接し、弾性接触片の弾性変形を規制することができる。よって、弾性接触片が際限なく弾性変形する場合と比較して、接続対象物に対する接圧を高めることができる。
本発明によれば、低背のコネクタを提供することができる。よって、こうしたコネクタを搭載した家庭用電気機器や車載電装機器等の小型化が可能となる。
実施形態のソケットコネクタと線状導体とが導通接続している状態示す斜視図。 図1のソケットコネクタを示す斜視図。 図2のソケットコネクタを示す正面図。 図2のソケットコネクタを示す背面図。 図2のソケットハウジングを示す平面図。 図2のソケットハウジングを示す底面図。 図2のソケットハウジングを示す右側面図。 図1のソケット端子を示す斜視図。 図8のソケット端子を示す断面図 図1のソケットコネクタが備えるリテーナを示す斜視図。 図8のソケット端子に線状導体を接続した状態を示す斜視図。 図1のソケットハウジングに端子を挿入する状態を示す説明図であり、分図(a)は挿入前の状態を示し、分図(b)は端子の挿入が完了した状態を示す。 図1のソケットコネクタの正面図。 リテーナを移動させてソケットハウジングに端子を固定する状態を示す図13の矢示SA−SA線位置の断面図あり、分図(a)は端子の固定前の状態を示し、分図(b)は端子の固定が完了した状態を示す。 図13のソケットコネクタの矢示SB−SB線断面図。 図13の矢示SC−SC線断面図。 図1のソケットコネクタが導通接触するプラグコネクタを示す斜視図。 図17のプラグコネクタの底面側を示す斜視図。 図2のソケットコネクタを図17のプラグコネクタと嵌合させる状態を示す説明図。 図1のソケットコネクタと図17のプラグコネクタからなる嵌合構造を示す斜視図。 図20の嵌合構造を示す平面図。 図20の嵌合構造を示す底面図。 図20の嵌合構造を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本明細書、特許請求の範囲、図面では、図1〜図7で示すソケットコネクタ1の長手方向に沿う幅方向(ソケット端子6の配列方向)をX方向、短手方向に沿う前後方向をY方向、ソケットコネクタ1の高さ方向をZ方向とし、高さ方向Zにおけるソケットコネクタ1の平面側を「上側」、ソケットコネクタ1の底面側を「下側」として説明する。なお、上下方向、前後方向の説明は本発明のソケットコネクタ1の使用方向を限定するものではない。
実施形態〔図1〜図23〕:
本実施形態の「コネクタ」としてのソケットコネクタ1は、「接続対象物」としてのプラグコネクタ2と、電線等の線状導体5とを導通接続するソケット端子6を備える。ソケットコネクタ1はソケットハウジング3と、複数のソケット端子6とを備える。線状導体5は、導電性金属でなる導電部5aと、導電部5aを覆う絶縁被覆5bとを備える。
〔ソケットハウジング〕
ソケットハウジング3は、図1〜図7で示すように絶縁性樹脂でなり略直方体として形成される。ソケットハウジング3はソケットハウジング本体4と、ブリッジ部4a2と、リテーナ7とを有する。
〔ソケットハウジング本体〕
ソケットハウジング本体4は、天面部4aと、底面部4fと、側壁部4bと、端子収容部4cとを有する。
天面部4aは、ソケットハウジング3において上側に配置される。天面部4aは突部4a1を有しており、その上面にはブリッジ部4a2が突設されている。突部4a1は上側に向けて突出して、プラグコネクタ2のロック部11a3に係止する。また、ブリッジ部4a2はロック解除片4a3の幅方向Xにおける両側に配置される2つの脚部4a4と、脚部4a4同士を連結する横架部4a5とを有する。また、横架部4a5はロック解除片4a3の上側を幅方向Xに沿って架け渡すように配置される。こうしたブリッジ部4a2を配置することで、ロック解除片4a3に意図せず接触することを防止することができる。また、ロック解除片4a3を過誤操作により上側に引っ張ってしまった場合にはブリッジ部4a2によって変形を制することができるため破損等を生じ難くすることができる。
底面部4fはソケットハウジング3において下側に配置される。底面部4fは、前後方向Yにおいて後述する挿入口4c1の側に、反対側よりも下向きに突出する底面側突出部4f1を有する。ソケットコネクタ1をプラグコネクタ2と嵌合している状態で、作業者が底面側突出部4f1に指を引っ掛けることで、プラグコネクタ2からソケットコネクタ1を容易に抜去することができる。
端子収容部4cは、図14〜図16で示すようにソケットハウジング3を前後方向Yに沿って貫通する空間でなり、ソケット端子6が1つずつ収容される。端子収容部4cは幅方向Xに沿って複数並列に配置される。特に本実施形態では、こうした端子収容部4cの列は上下二段に設けられる。端子収容部4cはソケット端子6を挿入する挿入口4c1を有している。端子収容部4cの下端側であって、幅方向Xにおける一端側には挿入口4c1からソケット端子6の挿入方向である前後方向Yに沿って挿入溝4c2が設けられる。
挿入溝4c2は後述するソケット端子6の位置決め突出部8bが挿通できる大きさ、形状で形成される。挿入溝4c2は奥側に溝幅を拡張する段部4c3を有しており、この段部4c3からは、ランス4dが伸長する。こうした段部4c3が設けられることで、ランス4dが幅方向X(ソケット端子6の配列方向)に沿って十分に弾性変形できる変位空間Sが形成される(図15,図16参照)。
ランス4dは挿入溝4c2の内部であって、端子収容部4cの挿入口4c1側から奥側に向けて伸長する片持ち梁状でなる。また、ランス4dは弾性片4d1と、係止突起4d2とを有する。弾性片4d1はソケット端子6が端子収容部4cに挿入される際に、ソケット端子6によって押圧されて幅方向Xに沿って弾性変形する。また、係止突起4d2は弾性片4d1の自由端側に設けられ、挿入溝4c2の内部に向けて突出する。係止突起4d2は端子収容部4cに挿入された状態のソケット端子6の位置決め突出部8bに係止してソケット端子6を抜け止めする。
〔リテーナ〕
リテーナ7は絶縁性樹脂でなり図10で示すように幅方向Xに沿う略直方体状でなる。そして、ソケットハウジング本体4の底面に設けられるリテーナ挿入口4eからソケットハウジング本体4に挿入される。リテーナ7には幅方向Xに沿ってソケット端子6を挿通する複数の端子挿通孔7aが設けられる。各端子挿通孔7aの後側かつ下側には上方向に向けて突出しており、ソケット端子6に係止する係止部7bが設けられる。係止部7bは挿入方向手前側から奥側に向けて高くなるように傾斜する傾斜部7b1を有する。ソケット端子6をリテーナ7の端子挿通孔7aに挿入する際にはソケット端子6がこの傾斜部7b1に沿って奥側に向けてガイドされる。また、リテーナ7の上面にも同様に係止部7bが設けられている。
〔ソケット端子〕
ソケット端子6は一枚の導電性金属板を折り曲げて形成されており、図8,図9で示すように接点接続部8と、線状導体接続部9とを有する。
接点接続部8は、「筒状本体部」としてのボックス部8aと、位置決め突出部8bと、屈曲部8cと、弾性接触片8dとを有する。
ボックス部8aは略四角筒状でなり天壁部8a1と、底壁部8a2とを有する。また、ボックス部8aは内部にプラグ端子10のプラグ接触部10aを挿入する接続空間8a3を有しており、ボックス部8aの後端には、リテーナ7の係止部7bが係止する被係止部8a4が設けられる。また天壁部8a1の内面8a5には、接続空間8a3に向けて突出する第1の接点部8a6が設けられる。特に本実施形態の天壁部8a1は第1の接点部8a6を前後方向Yに沿って2つ有する。
位置決め突出部8bは、底壁部8a2から下側に向けて突出している。具体的には底壁部8a2を形成する金属板を下側に突出させ、さらに略逆U字状に折り曲げて形成される。こうした位置決め突出部8bは弾性変形可能に設けられている。
屈曲部8cは、位置決め突出部8bに繋がる板状片でなり、高さ方向Zに沿う位置決め突出部8bの端部から幅方向Xに屈曲して形成される。
弾性接触片8dは、屈曲部8cの先端側に繋がって設けられ、接続空間8a3の内部に向けて伸長する。弾性接触片8dは基端側から先端側に向けてボックス部8aの中心軸に向けて突出する小さな円弧状でなる略屈曲形状を有する湾曲形状で形成される。この弾性接触片8dにおいて接続空間8a3の内部に最も突出する部分には第2の接点部8d1が設けられる。第2の接点部8d1は2つの第1の接点部8a6の間に配置され、第1の接点部8a6との間でプラグ接触部10aを挟持して導通接触する。また、弾性接触片8dにおいて第2の接点部8d1よりも先端側には「当接部」としての第1の当接部8d2が設けられており、プラグ接触部10aと第1の接点部8a6が導通接触している状態でボックス部8aの底壁部8a2の内面8a5に対して当接する。さらに、弾性接触片8dにおいて第2の接点部8d1よりも基端側には第2の当接部8d3が設けられてており、第1の接点部8a6と同様に、プラグ接触部10aと第1の接点部8a6が導通接触している状態で底壁部8a2の内面8a5に対して当接する。
線状導体接続部9は、カシメ部9aと、クランプ部9bとを有する。
カシメ部9aは、線状導体5の伸長方向に沿って設けられる底部9a1と、導電部5aを底部9a1に対して押圧する固定片9a2とを有する。また、固定片9a2は底部9a1の前後方向Yに沿う両側の板縁から1つずつ突出し、それらは互いに対向する。固定片9a2は、折り曲げられて線状導体5の導電部5aを底部9a1に対して押し付けることで、線状導体5がソケット端子6に対して固定される。また、底部9a1には、幅方向Xに沿う略矩形の凹部9a3が複数設けられており、凹部9a3の角部によって導電部5aの酸化被膜を破ることができる。
クランプ部9bは、底部9a1の前後方向Yに沿う両側の板縁から1つずつ突出して設けられる。2つのクランプ片9b1を折り曲げて線状導体5の絶縁被覆5bに対して押圧接触させることで、ソケット端子6を線状導体5に対して固定する。
〔プラグコネクタ〕
プラグコネクタ2は、プラグハウジング11と、複数のプラグ端子10とを備える。
〔プラグハウジング〕
プラグハウジング11は、絶縁性樹脂でなり、図17,図18で示すように略直方体形状として設けられる。天壁部11aと、底壁部11bと、奥壁部11cと、側壁部11dとを有しており、さらに天壁部11a、底壁部11b、奥壁部11c、側壁部11dとによって形成される嵌合室11eと、収容空間11e1と、嵌合室11eにソケットコネクタ1を挿入する開口縁11fとを有する。
天壁部11aは、プラグハウジング11の上側に配置される。天壁部11aであって、前後方向Yにおける開口縁11fには、幅方向Xに沿って配置される複数の逃げ凹部11a1を有する。本実施形態では特に、天壁部11aは逃げ凹部11a1を2つ有する。この逃げ凹部11a1は、幅方向Xにおいてソケットコネクタ1のブリッジ部4a2が有する2つの脚部4a4と同じ位置に配置されており、ソケットコネクタ1との嵌合状態で脚部4a4が逃げ凹部11a1の内側に収容される(図21参照)。そのため、こうした逃げ凹部11a1を設けることで、ソケットコネクタ1とプラグコネクタ2とが嵌合した嵌合構造Fの前後方向Yにおける長さをより短くすることができる。
また、2つの逃げ凹部11a1の間には、前後方向Yで開口縁11fの側に向けて突出する突片部11a2が形成される。こうした突片部11a2は嵌合状態で、ソケットハウジング3に備わるブリッジ部4a2の横架部4a5の直下に配置される。突片部11a2の基端側であって、天壁部11aの下面(収容空間11e1に露出する面)には、ソケットコネクタ1の突部4a1に係止するロック部11a3が設けられる。また、2つの逃げ凹部11a1と突片部11a2でなる凹凸形状と、ソケットコネクタ1の脚部4a4とを嵌め合わせることで、こじりを抑制できる。さらに、仮にこうした突片部11a2を設けずに、天壁部11aの板縁にロック部11a3を設けるとすると、ロック部11a3の前後方向Yの長さ(ロック部11a3の前後方向Yの厚み)が短くなる。そのため、前後方向Yの負荷に弱いロック部11a3となってしまう。これに対して本実施形態のように突片部11a2を設けて、その基端側にロック部11a3を設けることで、突片部11a2の前後方向Yの長さ分だけロック部11a3の前後方向Yの長さをより大きくすることができる。よって、前後方向Yの負荷を受けても破損が生じにくいロック部11a3とすることができる。
また突片部11a2は、先端部11a4が天壁部11aにおいて逃げ凹部11a1や突片部11a2が設けられていない部分の後端部と面一となる位置まで伸長している。その結果、プラグコネクタ2との嵌合状態で、突片部11a2の先端部11a4がブリッジ部4a2の横架部4a5よりも前後方向Yにおける開口縁11f側に配置されている。よって、作業者は横架部4a5よりも開口縁11f側に突片部11a2の先端部11a4が配置されたことを目視することで、嵌合作業が確実に完了したことを確認できる。
側壁部11dは天壁部11aの幅方向Xにおける両端側に繋がり、側壁部11dの収容空間11e1の側の面には、前後方向Yに沿うガイド溝11d1が形成される。ガイド溝11d1はソケットコネクタ1が有する突条部4b1の外径に沿う形状でなり、ソケットコネクタ1が嵌合室11eに挿入される際に、突条部4b1がガイド溝11d1の内側に挿入されてガイドされる。
底壁部11bはプラグハウジング11の下側に配置され、図22で示すように後側(前後方向Yにおける開口縁11fの側)に抜去用凹部11b1が形成される。ソケットコネクタ1とプラグコネクタ2の嵌合状態で、ソケットハウジング3の前端側が抜去用凹部11b1を介して外部に露出する。よって、ソケットコネクタ1をプラグコネクタ2から抜去する際には、作業者がソケットハウジング3の底面側突出部4f1に触れやすくなっており、この底面側突出部4f1を指で引っ張ることで、容易に抜去作業を行うことができる。
奥壁部11cは、天壁部11a、側壁部11d、底壁部11bとに繋がり、前端(ソケットコネクタ1の挿入方向における奥側)に配置される。また、奥壁部11cは、複数のプラグ端子10を保持する。
〔プラグ端子〕
プラグ端子10はピン状端子でなり、基板接続部10bと、ハウジング固定部10cと、プラグ接触部10aとを有する。ハウジング固定部10cは奥壁部11cを前後方向Yに沿って貫通しており、後述するプラグ接触部10aが嵌合室11eの内部に配置されると共に、基板接続部10bは外部に配置される。また、ソケットコネクタ1が上下二段のソケット端子6の列を有するため、プラグコネクタ2はこれに対応してプラグ接触部10aの高さが異なる2種類のプラグ端子10を備える。
〔線状導体のソケット端子への固定方法〕
ソケット端子6の線状導体接続部9に線状導体5を固定する。具体的には、絶縁被覆5bの先端側をクランプ片9b1部分に位置合わせすると同時に、線状導体5の先端において、絶縁被覆5bから露出している導電部5aをソケット端子6のカシメ部9aに位置決めする。その後、絶縁被覆5bに向けてクランプ片9b1を折り曲げて保持し、さらに導電部5aに向けて固定片9a2を折り曲げて押し付ける。こうして線状導体5のソケット端子6への取り付けが完了する(図11参照)。
〔ソケット端子のソケットハウジングへの取付方法の説明〕
まず、リテーナ7を押し下げて挿入可能位置に移動する(図14(a)参照)。その後、ソケット端子6の接点接続部8をソケットハウジング3の挿入口4c1に挿入する(図12(a),(b)参照)。リテーナ7が挿入可能位置にある状態では、リテーナ7の係止部7bが端子収容部4cの外部に配置されるため、ソケット端子6を端子収容部4cにスムーズに挿入することができる。なお、リテーナ7の係止部7bは傾斜部7b1を有するため、仮にソケット端子6の位置決め突出部8bやボックス部8aが係止部7bに接触しても、引っ掛かって挿入が止まるといった事態を生じ難くなっている。
上述の通り、ソケットハウジング3は端子収容部4cの下端側に、前後方向Yに沿う挿入溝4c2を有する。この挿入溝4c2は、挿入口4c1から端子収容部4cの奥側まで形成されている。また、接点接続部8には高さ方向Zに沿って突出する位置決め突出部8bが設けられているため、この位置決め突出部8bが設けられる側を下側に向けて、挿入溝4c2に位置合わせをしてから接点接続部8を挿入口4c1に挿入することができる。こうした挿入溝4c2を設けることで、ソケット端子6を正規の向きで端子収容部4cに挿入することができる。下段のソケット端子6が有する接点接続部8の先端は、リテーナ7の端子挿通孔7aを通過して、端子収容部4cの奥側に挿入される。上段のソケット端子6の接点接続部8の先端は、リテーナ7の端子挿通孔7aの上部に設けられる係止部7bのさらに上側を通過して端子収容部4cの奥側に挿入される。
上述のようにランス4dの弾性片4d1は幅方向Xに沿って弾性変形可能であり、前後方向Yに対して幅方向Xで傾斜して設けられる。そして、係止突起4d2が挿入溝4c2の側方から内部に入り込んでいるため、挿入溝4c2が係止突起4d2に押圧接触することでランス4dの弾性片4d1は挿入溝4c2から外部に向け、幅方向Xに沿って弾性変形する。なお、上述のようにランス4dは、挿入溝4c2の溝幅を拡張する段部4c3から伸長しており、こうしたランス4dは変位空間Sの内部で弾性変形することができる(図15,図16参照)。こうしてソケット端子6の端子収容部4cへの挿入作業をスムーズに行うことができる。また、これにより挿入溝4c2と変位空間Sとを連通させて兼用することができるため、それらを別に設ける場合と比較して、ソケットハウジング3をより小型化することができる。弾性片4d1は、挿入溝4c2の内部に向けて付勢しているため、位置決め突出部8bが端子収容部4cの奥側に向けて進入して係止突起4d2を通過すると、係止突起4d2が挿入溝4c2の内部の位置に戻る。この状態でソケット端子6が抜去方向に引っ張られると、位置決め突出部8bの後端が係止突起4d2に当接することで抜け止めされる。このように、ランス4dが高さ方向Zではなく、幅方向Xに沿って弾性変形することで、高さ方向Zで小型化することができる。
その後、リテーナ7を押し上げて、係止位置に移動させる(図14(b)参照)。これにより、リテーナ7の係止部7bが端子収容部4cの内部に入り込む。この状態でソケット端子6が抜去方向に引っ張られると、係止部7bがボックス部8aの後端に設けられる被係止部8a4に当接して抜け止めされる。よって、本実施形態のソケット端子6は、ランス4d及びリテーナ7の二重の抜け止めがされているため、より確実にソケット端子6をソケットハウジング3に対して固定することができる。また、この状態ではリテーナ7の下端はソケットハウジング3の下面と面一となる。よって、リテーナ7がしっかり係止位置に移動されたことを目視で確認することができる。なお、仮にソケット端子6が端子収容部4cの奥側までしっかり挿入されていない場合には、リテーナ7の係止部7bがボックス部8aの底壁部8a2に引っ掛かってしまい、係止位置まで押し上げることができない。この場合、リテーナ7の下端はソケットハウジング3から下側に突出した状態となっているため、目視でこうした未係止状態を確認することができる。
〔ソケットコネクタとプラグコネクタとの嵌合作業の説明〕
プラグコネクタ2を基板Pに実装する。その際、図23で示すように、プラグコネクタ2の抜去用凹部11b1が基板Pの端面P1と面一になるように配置する。その後、図19,図20で示すように、ソケットコネクタ1を基板Pに固定したプラグコネクタ2の開口縁11fに挿入し、ソケット端子6の接点接続部8とプラグ接触部10aとを導通接触させる。その際、プラグ接触部10aはソケット端子6のボックス部8aの内部に設けられる接続空間8a3に挿入される。これにより、プラグ接触部10aがボックス部8aによって周囲を囲まれることで、接続空間8a3から外部に脱落し難くなるため、第1の接点部8a6及び第2の接点部8d1と確実に導通接触することができる。
その後、プラグ接触部10aは、湾曲形状でなる弾性接触片8dによって接続空間8a3の奥側にガイドされ、プラグ接触部10aが第1の接点部8a6を押圧して、第2の接点部8d1との間隙を押し広げて間に入り込む。この時、第2の接点部8d1を有する弾性接触片8dは下側に向けて押圧されるが、先端側に設けられる第1の当接部8d2と基端側に設けられる第2の当接部8d3が底壁部8a2の内面8a5に当接することで、第2の接点部8d1の変位が規制される(図23参照)。よって、第2の接点部8d1が際限なく変位する場合と比較して、プラグ接触部10aに対する第2の接点部8d1の接圧をより高めることができる。これにより、第1の接点部8a6と第2の接点部8d1とによってプラグ接触部10aと確実に導通接触することができる。
また、弾性接触片8dは上述の通り、屈曲部8cを介して位置決め突出部8bと連結している。そのため、弾性接触片8dの弾性変形に連動して、屈曲部8cや位置決め突出部8bも弾性変形することができる。よって、こうしてプラグ接触部10aによって第1の接点部8a6が押圧される際に、弾性接触片8dだけではなく屈曲部8cや位置決め突出部8bが撓むことで、応力を分散させることができる。そのため、弾性接触片8dに応力が集中することによる破損や損傷の発生を抑えることができる。
その後、ソケットコネクタ1をプラグコネクタ2の嵌合室11eの内部にさらに進入させると、ソケットコネクタ1の突部4a1がプラグコネクタ2のロック部11a3に係止する。その際、手元にはクリック感を感じるため、ソケットコネクタ1がプラグコネクタ2の嵌合室11eに確実に挿入されたことを確認することができる。こうしてソケットコネクタ1とプラグコネクタ2との嵌合作業が完了する。
〔抜去方法の説明〕
ソケットコネクタ1をプラグコネクタ2から抜去する際には、まずソケットハウジング3のロック解除片4a3を下側に向けて押圧する。こうすることで、ソケットハウジング3の突部4a1が下がり、プラグコネクタ2のロック部11a3から離間してロックが解除される。本実施形態ではプラグコネクタ2の抜去用凹部11b1が基板Pの端面P1に沿うように配置されているため、作業者は抜去用凹部11b1から露出するソケットコネクタ1や、底面側突出部4f1に容易に指先を引っ掛けることができる。よって、ロック解除片4a3と底面側突出部4f1とに接触することでソケットコネクタ1を上下から挟み込むようにして、ソケットコネクタ1をプラグコネクタ2から容易に抜去することができる。なお、仮に抜去用凹部11b1が基板Pの端面P1に沿わない基板P上に配置された場合であっても、プラグコネクタ2から露出するソケットハウジング3に接触して抜去することができる。
本実施形態のソケットコネクタ1は、上述のように幅方向Xに沿って弾性変形するランス4dを備える。そのため、高さ方向Zに沿って弾性変形する場合と異なり高さ方向Zでのランス4dの変位空間を設ける必要が無いため、高さ方向Zでの小型化が可能となる。こうしたソケットコネクタ1は、家庭用電気機器や車載電装機器等の小型化にも貢献できる。
変形例:
上記実施形態では、弾性接触片8dが、小さな湾曲形状でなる略屈曲形状を有する湾曲形状で形成される例を示した。これに対して大きな湾曲形状を有する弾性接触片8dとしても良い。こうすることで、プラグ接触部10aに対して第2の接点部8d1をより強く接触させることができるため、その接圧をより高めることができる。
また、上記実施形態では、位置決め突出部8bがボックス部8aから下側に向けて突出する例を示した。これに対して幅方向Xに向けて突出する位置決め突出部としても良い。こうすることで、さらにソケットハウジング3を低背にすることができる。
1 ソケットコネクタ
2 プラグコネクタ
3 ソケットハウジング
4 ソケットハウジング本体
4a 天面部
4a1 突部
4a2 ブリッジ部
4a3 ロック解除片
4a4 脚部
4a5 横架部
4b 側壁部
4b1 突条部
4c 端子収容部
4c1 挿入口
4c2 挿入溝
4c3 段部
4d ランス
4d1 弾性片
4d2 係止突起
4e リテーナ挿入口
4f 底面部
4f1 底面側突出部
5 線状導体
5a 導電部
5b 絶縁被覆
6 ソケット端子
7 リテーナ
7a 端子挿通孔
7b 係止部
7b1 傾斜部
8 接点接続部
8a ボックス部
8a1 天壁部
8a2 底壁部
8a3 接続空間
8a4 被係止部
8a5 内面
8a6 第1の接点部
8b 位置決め突出部
8c 屈曲部
8d 弾性接触片
8d1 第2の接点部
8d2 第1の当接部
8d3 第2の当接部
9 線状導体接続部
9a カシメ部
9a1 底部
9a2 固定片
9a3 凹部
9b クランプ部
9b1 クランプ片
10 プラグ端子
10a プラグ接触部
10b 基板接続部
10c ハウジング固定部
11 プラグハウジング
11a 天壁部
11a1 逃げ凹部
11a2 突片部
11a3 ロック部
11a4 突片部の先端部
11b 底壁部
11b1 抜去用凹部
11c 奥壁部
11d 側壁部
11d1 ガイド溝
11e 嵌合室
11e1 収容空間
11f 開口縁
F 嵌合構造
P 基板
P1 基板の端面
S 変位空間

Claims (8)

  1. 接続対象物と導通接触する端子において、
    筒状本体部と、
    前記筒状本体部から外方に突出する突出部と、
    前記接続対象物との接点部を有し前記突出部と前記筒状本体部の内方との間を伸長する弾性接触片とを有し、
    前記弾性接触片の一端側は、前記突出部と繋がることを特徴とする端子。
  2. 前記弾性接触片は、前記一端側とその反対側の他端側との間で前記筒状本体部の中心軸に向けて突出する湾曲形状を有する
    請求項1記載の端子。
  3. 前記弾性接触片は、前記他端側に前記筒状本体部の内面に対する当接部を有する
    請求項2記載の端子。
  4. 請求項1〜請求項3いずれか1項記載の複数の端子と、
    該端子を収容する端子収容部を有するハウジングとを有し、
    前記ハウジングは、前記端子収容部に前記端子を抜け止めするランスを有し、
    前記ランスは、前記端子収容部に挿入した前記端子により前記端子の配列方向に弾性変形する弾性片と、該弾性片に形成され前記端子と係止して抜け止めする係止突起とを有するコネクタ。
  5. 前記係止突起は、前記端子の前記突出部と係止する
    請求項4記載のコネクタ。
  6. 前記端子収容部は、前記端子の挿入口と、前記挿入口から前記端子の挿入方向に沿う挿入溝とを有しており、
    前記突出部は、前記端子を前記端子収容部に挿入するときに前記挿入口から前記挿入溝に沿って挿入される
    請求項4又は請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記挿入溝は、前記配列方向に溝幅を拡張する段部を有しており、
    前記弾性片は、基端が前記段部に繋がり前記挿入方向に伸長して形成されている
    請求項6記載のコネクタ。
  8. 前記係止突起は、前記挿入溝の内部に突出して配置されており、
    前記弾性片は、前記係止突起が前記挿入溝の内部と外部との間で変位するのを弾性支持する
    請求項6又は請求項7記載のコネクタ。
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