JP6609824B2 - 車両の前部構造 - Google Patents

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本発明は、車両のインストルメントパネルの内側で車幅方向に延びるように設置されたインパネリインフォースを備えており、側面衝突時にフロントドアに加わる衝突荷重を前記インパネリインフォースで受けられるように構成された車両の前部構造に関する。
上記した車両の前部構造に関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の車両の前部構造は、図9に示すように、側面衝突時にフロントドア100の前部に加わる衝突荷重F(白矢印参照)を車幅方向に延びるインパネリインフォース105で受けられるように構成されている。
特開2010−137792号公報
上記した車両の前部構造では、図9に示すように、フロントドア100の空間内には、特に前記衝突荷重Fを受けるクラッシュボックス等は設けられていない。このため、側面衝突時の衝突荷重Fは、ドアヒンジ103等が取付けられる比較的強度が高いインナパネル102の周縁部102f等を介してインパネリインフォース105に加わるようになる。しかし、フロントドア100(インナパネル102)の周縁部102fとインパネリインフォース105とは車両前後方向にずれているため、フロントドア100からインパネリインフォース105間の衝突荷重Fの伝達効率が低くなる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、側面衝突時にフロントドアに加わる衝突荷重をインパネリインフォースに効率的に伝達できるようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、車両のインストルメントパネルの内側で車幅方向に延びるように設置されたインパネリインフォースを備えており、側面衝突時にフロントドアに加わる衝突荷重を前記インパネリインフォースで受けられるように構成された車両の前部構造であって、前記フロントドアには、前記衝突荷重を受けて潰れるように構成された第1荷重受け部と、第2荷重受け部とが前記フロントドアの厚み方向に並んで配置されており、前記フロントドアが閉じられた状態で、そのフロントドアの前記第1荷重受け部と前記第2荷重受け部と前記インパネリインフォースとが車両の側面視において少なくとも部分的に重なるように構成されており、前記第2荷重受け部には、前記第1荷重受け部が衝突荷重を受けて車幅方向内側に移動する際、前記第1荷重受け部を前記第2荷重受け部と同軸の方向にガイドする凹円錐台形のガイド部が設けられている。
本発明によると、フロントドアには、衝突荷重を受けて潰れるように構成された第1荷重受け部と、第2荷重受け部とがフロントドアの厚み方向に並んで配置されている。このため、フロントドアの厚み方向の剛性は、前記第1荷重受け部と第2荷重受け部とが並んで配置されている部分で高くなる。また、第1荷重受け部と前記第2荷重受け部とは、フロントドアが閉じられた状態で車両の側面視においてインパネリインフォースと少なくとも部分的に重なる位置に設けられている。これにより、側面衝突時にフロントドアに加わる衝突荷重は、フロントドアの第1荷重受け部と第2荷重受け部とを介して効率的にインパネリインフォースに伝達される。
また、第2荷重受け部には、第1荷重受け部が衝突荷重を受けて車幅方向内側に移動する際、前記第1荷重受け部を前記第2荷重受け部と同軸の方向にガイドする凹円錐台形のガイド部が設けられている。このため、衝突荷重を受けたときに、第1荷重受け部が確実に第2荷重受け部に当接するようになる。
請求項2の発明によると、第1荷重受け部は、フロントドアの意匠を構成するアウタパネルの裏側に取付けられており、第2荷重受け部は、前記フロントドアのインナパネルに取付けられている。このため、第1荷重受け部と第2荷重受け部とを容易にフロントドアに厚み方向に並んで配置できるようになる。
請求項3の発明によると、フロントドアのインナパネルには、開口部が形成されており、第2荷重受け部は、前記インナパネルの開口部を塞ぐ蓋部材に設けられている。
請求項4の発明によると、第2荷重受け部は樹脂製であり、同じく樹脂製の前記蓋部材と一体成形されている。このため、第2荷重受け部を低コストで製造できるようになる。
請求項5の発明によると、第2荷重受け部は、箱状に形成されており、前記第2荷重受け部の内部空間が車幅方向に延びる複数の仕切り壁部によって仕切られている。このため、第2荷重受け部の強度を予め決められた値にまで向上させることが可能になる。
請求項6の発明によると、フロントドアが閉じられた状態で、第1荷重受け部と第2荷重受け部とインパネリインフォースとは同軸に保持されている。このため、フロントドアからインパネリインフォース間の衝突荷重の伝達効率が最も良くなる。
本発明によると、側面衝突時にフロントドアに加わる衝突荷重を車幅方向に延びるインパネリインフォースに効率的に伝達できるようになる。
本発明の実施形態1に係る前部構造を備える車両を右前方から見た斜視図である。 前記車両の前部構造を構成するインパネリインフォース等の配置を表わす斜視図(図1のフェンダパネル、エンジンフード、及びインストルメントパネルを取外した状態の斜視図)である。 前記車両の前部構造における右側部分の平断面図である。 前記車両の前部構造における右側部分を車室内から見た模式斜視図である。 前記車両の前部構造の右側部分においてフロントドアのインナパネルのサービスホールと、そのサービスホールを塞ぐサービスホールカバーとを表わす斜視図である。 前記車両の前部構造における右側部分をフロントドアの外側から見た側面図である。 前記サービスホールカバーの正面図である。 前記サービスホールカバーと一体成形されたクラッシュボックス部の平断面図(図7のVIII-VIII矢視図)である。 従来の車両の前部構造を表す平断面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係る車両の前部構造について説明する。本実施形態の車両の前部構造は、乗用車10の側面衝突時における荷重伝達構造に関するものである。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は前記乗用車10(以下、車両10という)の前後左右、及び上下に対応している。
<車両10の前部構造の概要ついて>
車両10のボディの左右両側には、図1、図2に示すように、フロントドア30により開閉されるドア開口部13が設けられている。前記ドア開口部13の前端位置には、車室Rの前側の支柱であるフロントピラー14が立設されている。フロントピラー14は、フロントドア30のベルトラインBLよりも下側のピラー支柱部14d(図2参照)がフェンダパネル15によって覆われている。左右のフェンダパネル15の間には、車両10のエンジンルームER(図2参照)を開閉可能に構成されたエンジンフード17が設けられている。
左右のフロントピラー14のピラー支柱部14d間には、図2に示すように、エンジンルームERと車室R内とを仕切るダッシュパネル18が車幅方向(左右方向)に延びる縦壁状に設けられている。また、左右のフロントピラー14のピラー支柱部14d間には、ダッシュパネル18の後方で同じく車幅方向に延びる棒状のインパネリインフォース22が設けられている。
<インパネリインフォース22について>
インパネリインフォース22は、計器類や操作スイッチ等を並べた運転席前面のインストルメントパネル20(図3参照)の内側に設置されており、そのインストルメントパネル20を支持できるように構成されている。また、インパネリインフォース22は、車両10の側面衝突時の衝突荷重Fを受けることで、フロントドア30の車室R内側への入り込み量を抑えられるように構成されている。インパネリインフォース22は、直線状のパイプにより構成されており、図3に示すように、その両端部がブラケット23によってフロントピラー14のピラー支柱部14dに固定されている。
<フロントドア30について>
フロントドア30は、そのフロントドア30の前端部がフロントピラー14のピラー支柱部14dに上下一対のドアヒンジ(図示省略)によって水平回動可能な状態で連結されている。フロントドア30は、図4等に示すように、ベルトラインBLより下側のドア本体部31と、ベルトラインBLより上側の窓部32とから構成されている。そして、フロントドア30のドア本体部31の前端上部には、外側にドアミラー33が取付けられている。
また、フロントドア30のドア本体部31は、図3に示すように、フロントドア30の意匠面を構成するアウタパネル35と、前記アウタパネル35を支えるインナパネル36とを備えている。前記アウタパネル35とインナパネル36とは、表裏から合わせられ、互いの周縁部分が固定されている。これにより、ドア本体部31の内側には中空部が形成されて、前記中空部に窓ガラス、及び窓ガラスの昇降機構等が収納されている。また、ドア本体部31のベルトラインBLの位置には、アウタパネル35とインナパネル36との間に、前記窓ガラスが通されるスリット状開口部(図示省略)が形成されている。さらに、アウタパネル35の上部内側には、図3に示すように、ベルトラインBLに沿って延びる帯状のアウタリインフォース35wが設けられている。そして、図4、図5に示すように、アウタリインフォース35wによって補強されているアウタパネル35の上部に前記ドアミラー33が取付けられている。
また、アウタパネル35の内側のアウタリインフォース35wには、図3、図4に示すように、インナパネル36側に突出した状態でバルク350が取付けられている。バルク350は、フロントドア30に対して横方向から加わる衝突荷重Fをインパネリインフォース22に伝達する部材であり、自身が潰れることで前記衝突荷重Fの一部を吸収できるように構成されている。バルク350は、断面形状が略ハット形に形成されており、フロントドア30が閉じられた状態でインパネリインフォース22と同軸位置に位置決めされる。バルク350は、予め決められた形状で製作された板素材をプレス成形することにより構成されている。バルク350は、図3、図4等に示すように、荷重受け部351と、前記荷重受け部351の周囲に設けられた縦壁部353と、前記縦壁部353の周囲に設けられたフランジ部355とにより、断面略ハット形に形成されている。バルク350は、荷重受け部351がインパネリインフォース22の軸心に対して直角になるように、フランジ部355がアウタリインフォース35wに溶接等により固定されている。
ドア本体部31のインナパネル36には、図5に示すように、前部の高さ方向中央位置にサービスホール36hが形成されている。サービスホール36hは、フロントドア30とフロントピラー14のピラー支柱部14d間をつなぐドアチェッカ(図示省略)を取付けるための開口部である。また、サービスホール36hは、ドアミラー33のモータ駆動用のワイヤーハーネス45を通せるように構成されている。インナパネル36のサービスホール36hは、図4、図5等に示すように、サービスホールカバー40によって塞がれるように構成されている。即ち、インナパネル36のサービスホール36hが本発明におけるインナパネルの開口部に相当する。
<サービスホールカバー40について>
サービスホールカバー40は、サービスホール36hを塞ぐ蓋状部材であり、そのサービスホールカバー40の周縁部がサービスホール36hの開口縁にクリップ等(図示省略)によって取外し可能な状態で連結されている。サービスホールカバー40には、図5、及び図7に示すように、高さ方向中央位置の後端縁に後端***部41が形成されている。そして、サービスホールカバー40の後端***部41が後方で開放されており、その開口部分にドアミラー33のワイヤーハーネス45が通されるようになっている。
サービスホールカバー40の前後方向中央位置には、高さ方向に延びる中央***部44が形成されており、その中央***部44の上側にクラッシュボックス430が設けられている。クラッシュボックス430は、前記バルク350と共に衝突荷重Fをインパネリインフォース22に伝達する部材であり、自身が潰れることで前記衝突荷重Fの一部を吸収できるように構成されている。クラッシュボックス430は、図3に示すように、前記バルク350と共にインパネリインフォース22と同軸位置に設けられている。クラッシュボックス430は角形の箱状に形成されており、サービスホールカバー40の表面から突出するように設けられている。クラッシュボックス430の内部空間Sは、図7、図8に示すように、車幅方向(ドアの厚み方向)に延びる仕切り壁部431によりハニカム構造状に仕切られている。これにより、クラッシュボックス430の強度を予め決められた値にまで向上させることができる。
クラッシュボックス430には、図3、図8に示すように、サービスホールカバー40の裏面からバルク350側に突出するようにガイド部435が設けられている。ガイド部435は、バルク350が衝突荷重Fを受けて車幅方向内側に移動する際、前記バルク350をクラッシュボックス430と同軸の方向にガイドする部分である。ガイド部435は、図8に示すように、バルク350側で拡開する凹円錐台形に形成されている。クラッシュボックス430は、サービスホールカバー40と共に樹脂により一体成形されている。また、サービスホールカバー40が装着されたインナパネル36は、図3に示すように、内装材であるドアトリム38によって覆われている。
上記したように、フロントドア30には、衝突荷重Fを受けて潰れるように構成されたバルク350とクラッシュボックス430とがフロントドア30の厚み方向に並んで配置されている。このため、前記バルク350が本発明の第1荷重受け部に相当し、クラッシュボックス430が本発明の第2荷重受け部に相当する。
<本実施形態に係る車両10の前部構造の働きについて>
車両10の右側面衝突時に、図3に示すように、衝突荷重Fがフロントドア30に加わると、フロントドア30のアウタパネル35とアウタリインフォース35wとが変形し、バルク350が車幅方向内側に移動する。このとき、バルク350はクラッシュボックス430のガイド部435にガイドされて、クラッシュボックス430と同軸方向に導かれる。そして、バルク350がクラッシュボックス430に当接すると、クラッシュボックス430がバルク350と共に車幅方向内側に移動して、インパネリインフォース22の端面に当接する。これにより、衝突荷重Fがフロントドア30のバルク350、クラッシュボックス430を介してインパネリインフォース22に伝達される。即ち、衝突荷重Fがフロントドア30のバルク350、クラッシュボックス430、及びインパネリインフォース22によって受けられるようになる。さらに、バルク350とクラッシュボックス430とが潰れることで、衝突荷重Fの一部がバルク350、及びクラッシュボックス430に吸収される。これにより、側面衝突時におけるフロントドア30の車室内側への入り込み量を抑えることができる。
<本実施形態に係る車両の前部構造の長所について>
本実施形態に係る車両の前部構造によると、フロントドア30には、衝突荷重Fを受けて潰れるように構成されたバルク350(第1荷重受け部)とクラッシュボックス430(第2荷重受け部)とがフロントドア30の厚み方向に並んで配置されている。このため、前記フロントドアの厚み方向の剛性は、バルク350とクラッシュボックス430とが並んで配置されている部分で高くなる。また、前記バルク350と前記クラッシュボックス430とは、フロントドア30が閉じられた状態で車両10の側面視においてインパネリインフォース22と少なくとも部分的に重なるように構成されている。このため、衝突荷重Fは、フロントドア30のバルク350とクラッシュボックス430とを介して効率的にインパネリインフォース22に伝達される。
また、バルク350は、フロントドア30の意匠を構成するアウタパネル35の裏側に取付けられており、クラッシュボックス430は、インナパネル36に取付けられている。このため、バルク350とクラッシュボックス430とを容易にフロントドア30に厚み方向に並んで配置できるようになる。また、クラッシュボックス430は樹脂製で、同じく樹脂製のサービスホールカバー40と一体成形されている。このため、クラッシュボックス430を低コストで製造できるようになる。さらに、クラッシュボックス430には、バルク350を同軸の方向にガイドするガイド部435が設けられているため、衝突荷重Fを受けたときに、バルク350が確実にクラッシュボックス430に当接するようになる。また、クラッシュボックス430は箱状に形成されて、内部空間Sが車幅方向に延びる複数の仕切り壁部431によって仕切られている。このため、クラッシュボックス430の強度を予め決められた値にまで向上させることが可能になる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、フロントドア30のバルク350とクラッシュボックス430とをインパネリインフォース22と同軸に位置決めする例を示した。しかし、バルク350とクラッシュボックス430とインパネリインフォース22とが車両10の側面視において部分的に重なっている状態で、前後方向にずらすことも可能である。これにより、フロントドア30に対して斜め方向から衝突荷重Fが加わった場合の荷重伝達効率が向上する。
また、本実施形態では、サービスホールカバー40とクラッシュボックス430とを樹脂により一体成形する例を示したが、別体のクラッシュボックス430をサービスホールカバー40に取付けることも可能である。また、クラッシュボックス430を金属で鋳造により成形することも可能である。さらに、本実施形態では、サービスホールカバー40にクラッシュボックス430を設ける例を示したが、フロントドア30のインナパネル36にクラッシュボックスを設けることも可能である。また、本実施形態では、バルク350をプレス成形し、アウタリインフォース35wに溶接等により固定する例を示した。しかし、前記バルク350を樹脂により複数の仕切り壁を備える形状に成形し、前記アウタリインフォース35wにボルト止めすることも可能である。
10・・・車両
20・・・インストルメントパネル
22・・・インパネリインフォース
30・・・フロントドア
35・・・アウタパネル
36・・・インナパネル
36h・・サービスホール(開口部)
40・・・サービスホールカバー(蓋部材)
350・・バルク(第1荷重受け部)
430・・クラッシュボックス(第2荷重受け部)
431・・仕切り壁部
435・・ガイド部
F・・・・衝突荷重

Claims (6)

  1. 車両のインストルメントパネルの内側で車幅方向に延びるように設置されたインパネリインフォースを備えており、側面衝突時にフロントドアに加わる衝突荷重を前記インパネリインフォースで受けられるように構成された車両の前部構造であって、
    前記フロントドアには、前記衝突荷重を受けて潰れるように構成された第1荷重受け部と、第2荷重受け部とが前記フロントドアの厚み方向に並んで配置されており、
    前記フロントドアが閉じられた状態で、そのフロントドアの前記第1荷重受け部と前記第2荷重受け部と前記インパネリインフォースとが車両の側面視において少なくとも部分的に重なるように構成されており、
    前記第2荷重受け部には、前記第1荷重受け部が衝突荷重を受けて車幅方向内側に移動する際、前記第1荷重受け部を前記第2荷重受け部と同軸の方向にガイドする凹円錐台形のガイド部が設けられている車両の前部構造。
  2. 請求項1に記載された車両の前部構造であって、
    前記第1荷重受け部は、前記フロントドアの意匠を構成するアウタパネルの裏側に取付けられており、
    前記第2荷重受け部は、前記フロントドアのインナパネルに取付けられている車両の前部構造。
  3. 請求項2に記載された車両の前部構造であって、
    前記フロントドアのインナパネルには、開口部が形成されており、
    前記第2荷重受け部は、前記インナパネルの開口部を塞ぐ蓋部材に設けられている車両の前部構造。
  4. 請求項3に記載された車両の前部構造であって、
    前記第2荷重受け部は樹脂製であり、同じく樹脂製の前記蓋部材と一体成形されている車両の前部構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両の前部構造であって、
    前記第2荷重受け部は、箱状に形成されており、
    前記第2荷重受け部の内部空間が車幅方向に延びる複数の仕切り壁部によって仕切られている車両の前部構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載された車両の前部構造であって、
    前記フロントドアが閉じられた状態で、前記第1荷重受け部と前記第2荷重受け部と前記インパネリインフォースとは同軸に保持されている車両の前部構造。
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