JP6605929B2 - 資源運用計画支援装置および資源運用計画支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、資源運用計画支援装置および資源運用計画支援方法に関するものであり、具体的には、資源運用計画における不整合の解消案を、不整合解消の見通しおよび所定の評価指標の予測値とともに出力可能とする技術に関する。
車両故障や事故などにより鉄道の運行ダイヤに遅延が生じるケースがある。そうした場合、各列車に乗務させる乗務員の割当計画にも影響が及び、再考が必要となる場合もある。そこで、そうした状況に際し、乗務員運用情報の変更案を提示する技術が提案されている。 すなわち、乗務員運用指令システム、および列車ダイヤ指令システムを備えた運転整理支援システムであって、前記乗務員運用指令システムは、現在の乗務員の運用計画である乗務員運用情報を記憶した乗務員運用情報記憶部と、前記列車ダイヤ指令システムから乱れた列車ダイヤを復旧するための列車ダイヤ変更案の情報を受けた場合、列車ダイヤが当該列車ダイヤ変更案に変更されたときに、前記乗務員運用情報に発生する矛盾を警報として抽出する警報抽出部と、前記警報を解消するための乗務員運用情報変更案と、当該乗務員運用情報変更案を評価値で示した評価情報と、を含む乗務員運用情報変更案・評価情報を複数作成する提案評価部と、列車ダイヤ変更案、警報の内容、乗務員運用情報変更案・評価情報を表示する乗務員支援情報表示部と、複数の乗務員運用情報変更案・評価情報から1つの乗務員運用情報変更案・評価情報が選択された場合に、前記乗務員運用情報の内容を選択された乗務員運用情報変更案・評価情報における乗務員運用情報変更案の内容に置き換える提案実行部と、を備え、前記提案評価部は、作成した複数の乗務員運用情報変更案・評価情報を一覧表形式で同時に前記乗務員支援情報表示部に表示する運転整理支援システム(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2013−35502号公報
従来技術においては、ユーザが運用計画の変更案を選択した場合の、輸送力、遅延時分、警報残数とそれらの変化量は提示される。しかしながら、そうした変更案を適用した場合に、残された矛盾(変更案適用に伴って新たに生じるもの含む。以降、不整合)全てを解消するために必要な運用計画の変更回数、など今後の変更業務に関して見通しは不明なままである。
従って、ユーザ指定の当該不整合が解消されたとしても、残されたその他の不整合を解消するために運用計画の変更が多く必要になるか、あるいは、各不整合に運用計画変更を順次適用した結果、或る段階で手詰まりとなって、不整合を全て解消することは出来なくなるケースも考えられる。
そこで本発明の目的は、資源運用計画における不整合の解消案を、不整合解消の見通しおよび所定の評価指標の予測値とともに出力可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の資源運用計画支援装置は、所定事業に用いる資源の運用計画を格納した記憶装置と、前記運用計画が含む不整合を解消する、運用計画の変更案を所
定アルゴリズムで特定し、当該変更案を適用した場合の当該運用計画における不整合収束の可否を所定アルゴリズムで特定し、前記変更案および前記不整合収束の可否の各情報を、所定装置に出力する演算装置と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の資源運用計画支援方法は、所定事業に用いる資源の運用計画を格納した記憶装置を備えた情報処理装置が、前記運用計画が含む不整合を解消する、運用計画の変更案を所定アルゴリズムで特定し、当該変更案を適用した場合の当該運用計画における不整合収束の可否を所定アルゴリズムで特定し、前記変更案および前記不整合収束の可否の各情報を、所定装置に出力する、ことを特徴とする。
本発明によれば、資源運用計画における不整合の解消案を、不整合解消の見通しおよび所定の評価指標の予測値とともに出力可能となる。
本実施形態に係る資源運用計画支援装置のシステム構成を示す図である。 本実施形態における資源運用計画支援方法のフロー例1を示す図である。 本実施形態における画面例1を示す図である。 本実施形態における資源運用計画支援方法のフロー例2を示す図である。 本実施形態における資源運用計画支援方法のフロー例3を示す図である。 本実施形態における資源運用計画支援方法のフロー例4を示す図である。 本実施形態における資源運用計画支援方法のフロー例5を示す図である。 本実施形態における資源運用計画支援方法のフロー例6を示す図である。 本実施形態における画面例2を示す図である。 本実施形態における資源運用計画支援方法のフロー例7を示す図である。 本実施形態における画面例3を示す図である。 本実施形態における画面例4を示す図である。 本実施形態における画面例5を示す図である。 他の実施形態に係る資源運用計画支援方法のフロー例を示す図である。 他の実施形態における画面例を示す図である。
−−−装置構成の例−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の資源運用計画支援装置101のシステム構成例を示す図である。図1に示す資源運用計画支援装置101は、資源運用計画における不整合の解消案を、不整合解消の見通しおよび所定の評価指標の予測値とともに出力可能とするコンピュータ装置である。従って、資源運用計画支援装置101によれば、個々の不整合に対する運用計画の変更案を、不整合収束の見通しとともに表示することで、ユーザが後々手詰まりとなる運用計画の変更指定を入力する事態を抑制するとともに、早く収束可能な運用計画の変更案を選択可能に提示できる。
なお、本実施形態では、一例として、鉄道乗務員を資源として、乗務員運用計画の支援を行うサーバ装置等の情報処理装置を想定するものとする。また、処理対象とする運用計画上の不整合(以下、違反)は、計画担当者などのユーザが選択した1つの違反であるとして説明を行う。勿論、本発明はこれに限定したものではなく、例えば、ユーザが選択した複数の違反や資源運用計画支援装置101が検出した違反も対象とする。
また、こうした資源運用計画支援装置101は、資源運用計画に関する各種処理に際し
、例えば線形計画法や分枝限定法などの既存の数理計画法のアルゴリズムを適宜に適用するものとする。実際には、資源運用計画支援装置101が、必要に応じて上述のアルゴリズムに対応したプログラムを記憶装置102から読み出して実行し、計画生成等を行うものとする(以下同様)。
図1で例示するように、資源運用計画支援装置101のハードウェア構成は以下の如くとなる。資源運用計画支援装置101は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置102、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ106、記憶装置102に保持されるプログラム108をメモリ106に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置105、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける入力装置103、処理データの表示を行うディスプレイ等の表示装置104、を備える。また、これら各要素はデータバス123で接続されている。
なお、資源運用計画支援装置101は、所定の通信網を介して外部の端末装置等と接続されるとしてもよい。また、記憶装置102内には、本実施形態の資源運用計画支援装置として必要な機能を実装する為のプログラム108と、データベース107が少なくとも記憶されている。
このうちデータベース107には、元の運用計画テーブル109、運行情報テーブル110、常套手段テーブル111、制約条件テーブル112、評価指標テーブル113、決定運用計画テーブル114、提案運用計画情報テーブル115、および変更履歴テーブル116が格納されている。
このうち元の運用計画テーブル109は、ユーザが解消する違反を選択した時点で計画されていた運用情報であり、その項目として、以降に記述する行路の情報に、各列車の始発駅と終着駅、始発駅出発時刻、終着駅到着時刻を追加した項目を含んで構成される。
また、運行情報テーブル110は、いわゆる列車ダイヤであり、輸送サービスの最小単位ごとにその行程を定義したものである。例えば、鉄道における輸送サービスの最小単位は列車であり、始発駅から終着駅までに列車が停車または通過する駅、各駅の到着時刻・出発時刻または通過時刻により定義される。これらの時刻は、現在時刻以前の時刻は実績、すなわち、実際に事象が起きた時刻であり、現在時刻以降の時刻は元の計画と実績から算出した予測時刻である。これらの時刻は、所定の運行管理システムにて設定されているタイミングで随時更新されており、運行管理システムからネットワークを介して送信され、資源運用計画支援装置101における運行情報テーブル110に格納される。
また、常套手段テーブル111は、乗務員の運用あるいは列車の運行が不可能となるような乗務員の運用計画上の不整合、例えば乗務員の乗継時間不足や列車の運休等といった違反を解消するために頻繁に用いられる運用変更案や列車ダイヤ変更案が、違反の種類ごとに格納されている。例えば、運用接続時刻違反に対する常套手段として、予備乗務員の使用や後発列車の乗務員行路との行路変更、出発時刻変更といった変更案が格納されている。
また、制約条件テーブル112は、後述する収束の見通し算出部118が収束の見通しを算出する際に実行する、運用計画全体の運用整理案作成処理にて考慮する各種制約条件が格納されている。
また、評価指標テーブル113は、後述する変更案表示部119が収束の見通しを表示
する際に合わせて表示する、評価指標の指定や、前述の運用整理案作成処理にて考慮する評価指標とその重みのユーザ入力内容を格納するテーブルである。
また、決定運用計画テーブル114は、列挙した変更案のうちユーザの承認、適用入力や実績により決定している運用計画情報である。
また、提案運用計画情報テーブル115は、上述の収束の見通し算出部118や、後述する解なし整理案分類部121の算出した運用整理案情報であり、変更案列挙部117の列挙した変更案と、変更案毎の運用整理案情報である運用計画情報を格納する。また、収束の見通し算出部118や解なし整理案分類部121の算出する運用整理内容である運用変更内容や列車ダイヤ変更、解なし整理案分類部121が実行可能解ありと分類した変更案における緩和した条件、内容を格納する。変更履歴テーブル116は解消済みの違反に対する変更案と処理済みの変更履歴を格納し、ユーザから入力があって変更履歴を表示する際に参照するテーブルである。
一方、上述のプログラム108が実装する機能部は、変更案列挙部117、収束の見通し算出部118、変更案表示部119、評価部120、解なし整理案分類部121、および、運用整理内容表示部122から構成されている。
このうち変更案列挙部117は、運用接続可能な行路との行路交換、割当や、常套手段テーブル111に格納された運用変更や列車ダイヤ変更を、特定された違反を解消するための変更候補として列挙するものである。
また、収束の見通し算出部118は、変更案列挙部117が列挙した各候補を適用した場合の運用計画全体の運用整理案を作成することで収束の見通しを算出するものである。
また、変更案表示部119は、特定された違反に対する変更案を収束の見通し算出部で算出した収束の見通しとともに表示するものである。
また、評価部120は、評価指標の予測値を計算するものである。
また、解なし整理案分類部121は、上述の収束の見通し算出部118の運用整理結果が実行可能解なしであった変更案に対して、緩和可能な制約条件を緩和した場合に実行可能解が存在するか否かを判定し、実行可能解が存在するものについては収束の見通しを算出し、緩和した制約条件の内容を抽出するものである。
また、運用整理内容表示部122は、上述の収束の見通し算出部118の算出した当該違反解消後の運用変更案の運用変更や列車ダイヤ変更内容を1手ずつ表示するものである。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態における資源運用計画支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する資源運用計画支援方法に対応する各種動作は、資源運用計画支援装置101がメモリ106等に読み出して実行するプログラム108によって実現される。そして、このプログラム108は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図2は、本実施形態における資源運用計画支援方法のフロー例1を示す図である。具体的には、資源運用計画支援装置101が、入力装置103にて解消すべき違反のユーザ選択を受けた場合に実行する処理の流れを示す。
まず、ステップ201において、変更案列挙部117は、所定画面等を介して表示した違反のうち、ユーザの選択した違反を解消するための変更案の候補となる、運用変更および列車ダイヤ変更を列挙する。この変更案の候補となる運用変更および列車ダイヤ変更とは、運用接続可能すなわち、運行情報テーブル110が示す該当列車の乗継時刻に乗継駅にいる乗務員への割当や行路交換、常套手段テーブル111に格納された運用変更および列車ダイヤ変更(出発時刻変更、運休など)である。
また、上述の行路とは、1つの資源が、輸送サービスの最小単位をどのような順序で実行していくかを定義したものである。例えば鉄道における乗務員の行路は、乗務員の列車乗継や休憩時間、出退勤時刻を考慮して、一人の乗務員に割り当てる列車情報を列挙したものが行路情報である(図3参照)。
ここで、列車情報とは、列車を一意に識別する列車名称または列車IDである。例えば図3では、「乗務員1」から「乗務員4」の計4人の乗務員各々にどのように列車が割り当てられているかが表されている(元の運用計画テーブル109に基づくもの)。即ち、列車A、列車B、列車Cおよび列車Dに、一人の乗務員が割り当てられる。同様にして、列車E、列車Fおよび列車Gに、別の一人の乗務員が割り当てられ、列車H、列車I、列車Jおよび列車Kに別の一人の乗務員が割り当てられる。また、列車L、列車M、列車Nに別の一人の乗務員が、各々割り当てられている。
図3の「乗務員4」の行路にある「列車A(便)」とは、「乗務員4」は「列車A」に便乗、すなわち、「列車A」に乗務するのは「乗務員1」であるが、「乗務員4」も他の駅へ移動するために「列車A」に乗ることを表している。
次に、ステップ202において、例えば収束の見通し算出部118は、上述のステップ201にて変更案列挙部117が列挙した運用変更案および列車ダイヤ変更案のうち、未処理の変更案があるか判定する。
上述の判定の結果、未処理の変更案があれば(202:YES)、ステップ203へ進む。一方、未処理の変更案がなければ(202:NO)、ステップ207へ進む。
ステップ203において、収束の見通し算出部118は、上述のステップ202で特定した未処理の変更案、すなわち着目している変更案を運用計画(元の運用計画テーブル109が示す資源運用計画)に適用し、適用した変更及び決定運用計画テーブル114にて格納されている運用計画を固定して、残りの違反が解消するよう運用計画全体の再計画(運用整理)を実行し、各違反が収束する見通しを算出する。この詳細な処理は図4以降の図を用いて後述する。
ステップ204において、収束の見通し算出部118は、上述のステップ203の処理結果が実行可能解、すなわち各違反が収束(解消)する変更案の解を含むか判定する。もし実行可能解がなれば(204:NO)、ステップ205へ進む。他方、実行可能解があれば(204:YES)、ステップ206へ進む。
ステップ205において、解なし整理案分類部121は、解なし整理案分類処理を実行する。当該処理の詳細は図8を用いて後述する。
ステップ206において、評価部120は、変更案を評価する処理を実行する。具体的には、上述のステップ204で実行可能解ありと判定した場合、またはステップ205の解なし整理案分類部121が実行可能解ありと分類した場合、運用整理結果の運用計画全体に対して、図13の入力画面を表示装置104で表示させてユーザ設定を受けた評価指
標について、その値を算出する。
例えば、「総残業時間」は、各乗務員の残業時間の合計の予測値である。この予測値は、例えば、当該変更案を運用計画に適用し、続けてその他の違反を解消した結果(運用整理結果の運用計画全体)、その状況での残業時間の合計値である。この算定手法としては従来手法を種々採用してよいが、例えば、運行開始前に計画されている行路に関する情報における、各乗務員行路情報が示す最終割当列車の終着時刻と、提案運用計画情報テーブル115における同じ乗務員の行路情報の最終割当列車の終着時刻とを比較し、各乗務員行路の超過した勤務時間の合計を計算して得る。
また評価部120は、元の運用計画テーブル109と提案運用計画情報テーブル115にて同様の値を算出することで、残業時間の増減値も算出し、変更案適用前後での総残業時間の増減値とする。また、予備乗務員不在時間とは、予備乗務員を使用しているために今後運行支障が起こって運用違反となった場合に対応可能な予備乗務員がいない時間の総計である。この予備乗務員不在時間は、提案運用計画情報テーブル115における全ての予備乗務員の行路のうち、全予備乗務員が列車に割当たっている時間の合計を計算して得る。
資源運用計画支援装置101は、上述の変更案列挙部117の列挙した各変更案に対して、以上の各処理(202〜206)を実行後、ステップ207に進む。
ステップ207において、変更案表示部119は変更案表示処理を実行する。当該処理の詳細は図10を用いて後述する。
次にステップ208において、資源運用計画支援装置101は、変更案の選択処理を実行する。この場合、資源運用計画支援101は、上述のステップ207の変更案表示部119や運用整理内容表示部122が表示した運用変更案や列車ダイヤ変更の中から、収束の見通しや評価値の予測値などを参考にユーザが選択した、違反に適用すべき変更案、或いは、運用整理内容の一部(ユーザの選択した変更までの一連の変更)の情報を取得する。
その後、ステップ209において、資源運用計画支援装置101は、上述のステップ208でユーザが選んだ変更案や運用変更案を、運用計画に適用する。適用した変更案は決定運用計画テーブル114に格納し、後に運用整理を実行する際に固定する。また、表示した変更案、収束の見通し、評価値の予測値などは、ユーザの選択内容とともに変更履歴テーブル116に格納し、ユーザから入力があって変更履歴を表示する際に参照して変更履歴を表示する。
図3は、本実施形態における画面例を示す図である。本実施形態では、乗務員を縦軸、時間を横軸にして行路を横棒で表す画面を表示する例を示している。勿論、時間を横軸、距離を縦軸にとって列車を表す線分をつなぐことで運用を表すダイヤ図を表示するとしても良い。
本画面では、各乗務員への列車の割り当てを示している。この列車の割り当ては、例えば資源運用計画支援装置101が、元の運用計画テーブル109を基に、運行情報テーブル110の現在の運行状況を反映して作成する。
また本画面は、割当情報301、乗務員名称302、横軸303を表示要素として含んでいる。このうち横軸303は時刻を表す。また乗務員名称302は、乗務員を一意に識別するための名称を表す。また、割当情報301は、乗務員名称302に示された乗務員
に対する列車の割当てを表す。割当てる各列車を一つの横棒で表し(例えば横棒306)、横棒の近くに列車名称(例えば列車名称304)を表示する。また、便乗での乗務は列車名称に(便)を付けている。例えば、符号308は、乗務員4が、乗務員1の乗務する列車Aに便乗で乗務することを表している。
本画面において、符号305は違反を示す違反マーク、符号307は違反棒である。違反マーク305は、資源運用計画支援装置101が、運用接続時間不足や運用接続駅違反といった、計画通りに運行不可能な割当に対して表示するマークである。同様に、違反棒307は違反のある割当て列車を示す。資源運用計画支援装置101が本画面を表示装置104に表示して、解消する違反を選択するユーザ入力、例えば違反マーク305や違反棒307の選択入力を入力装置103で受けた場合、上述の図2のフローにおける各処理を実行することとなる。
−−−フロー例2−−−
図4は、図2のフローにおけるステップ203「収束の見通し算出処理」である収束の見通し算出部118の処理を示すフローチャートである。このフローにおけるステップ401において、収束の見通し算出部118は、上述のステップ202におけるループ処理内で着目している変更案、すなわち、適用した際の収束の見通しを算出する対象の変更案を元の運用計画テーブル109に適用する処理である。
次にステップ402において、収束の見通し算出部118は、評価指標の設定登録があるか判定する。すなわち収束の見通し算出部118は、評価指標テーブル113にユーザ入力として評価指標の考慮設定登録があるか判定する。評価指標の設定登録があれば(402:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ403へ進む。
他方、評価指標の設定登録がなければ(402:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ404へ進む。
ステップ403において、収束の見通し算出部118は、評価指標の内容及び重みの入力を受け付ける。すなわち収束の見通し算出部118は、収束の見通しを算出する際に評価指標テーブル113に設定登録された評価指標の内容及び重みを取得する。
ステップ404において、収束の見通し算出部118は、上述のステップ401にて適用した変更及び決定運用計画テーブル114にて格納されている運用計画を固定して残りの違反が解消するよう、元の運用計画テーブル109に格納されている運用計画全体の運用整理を実行する。
この運用整理方法としては、制約条件テーブル112に定められた制約条件を充足する運用整理案を算出する従来技術を用いても良いし、あらかじめルールの形で定型化しておいて状況に応じたルール(あるいはパターン)を順次選択することにより、運用整理案を作成しても良い。
ステップ405において、収束の見通し算出部118は、上述の運用整理の結果、実行可能解があるかどうか判定する。判定の結果、実行可能解があれば(405:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ406へ進む。他方、実行可能解がなければ(405:NO)、収束の見通し算出部118は、本フローを終了し、ステップ205へ進む。
ステップ406において、収束の見通し算出部118は、変更内容抽出処理を実行する。本処理の詳細は図5を用いて後述する。
ステップ407において、収束の見通し算出部118は、収束の見通しとして残りの変更回数を算出する。この場合、収束の見通し算出部118は、上述のステップ406の結果抽出された運用変更および列車ダイヤ変更の変更数を算出する。その後、本フローを終了する。
−−−フロー例3−−−
図5は、運用計画全体の運用整理結果から変更内容を一手ずつ抽出するステップ406「変更内容抽出処理」の詳細処理の一例を示すフローチャートである。この場合、ステップ501において、収束の見通し算出部118は、元の運用計画テーブル109に格納された元の運用計画を「A」とする。以下、収束の見通し算出部118は、この「A」における各乗務員の行路について以下の処理を実施する。
すなわちステップ503において、収束の見通し算出部118は、着目している乗務員の行路を「Y」とする。収束の見通し算出部118は、運用整理結果における「Y」の割当列車について、Yの運用開始列車から、割当て順序の早い順に以下の処理を実施する。
ステップ505において、収束の見通し算出部118は、着目している運用整理結果におけるYの割当列車をxとする。
ステップ506において収束の見通し算出部118は、上述のxはAに存在しないか判定する。判定の結果、xがAに存在しないならば(506:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ507へ進む。他方、xがAに存在するならば(506:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ508へ進む。
ステップ507において、収束の見通し算出部118は、列車ダイヤ変更として「臨時列車xを生成し、Yに割当」を抽出し、当該変更を上述の「A」に適用して、このAを更新する。
また、ステップ508において、収束の見通し算出部118は、上述のYのxに関する変更抽出処理を実行する。本処理の詳細は図6を用いて後述する。
収束の見通し算出部118は、以上の処理を、運用整理結果におけるYの割当列車について、Yの運用開始列車から、割当て順序の早い順に実施する。また、以上の処理を、Aにおける全乗務員の行路について順次実施する。
ステップ511において、収束の見通し算出部118は、運用整理結果に「A」にない行路があるか判定する。判定の結果、運用整理結果に「A」にない行路があれば(511:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ512へ進む。他方、運用整理結果に「A」にない行路がなければ(511:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ513へ進む。
ステップ512において、収束の見通し算出部118は、運用変更内容として「当該行路を予備乗務員の行路とする」を抽出し、当該行路に割当たっている列車を未割当列車でないとする。
ステップ513において、収束の見通し算出部118は、「A」に未割当列車あるか判定する。判定の結果、「A」に未割当列車があれば(513:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ514へ進む。他方、「A」に未割当列車がなければ(513:NO)、収束の見通し算出部118は、本フローを終了する。
ステップ514において、収束の見通し算出部118は、列車ダイヤ変更または運用変更内容として「当該列車を運休または臨時呼出乗務員への割当とする」と抽出する。その後、本フローを終了する。
−−−フロー例4−−−
図6は、上述の図5におけるYのxに関する変更抽出処理の処理内容を示すフローチャートである。この場合、収束の見通し算出部118は、ステップ601において、xの出発時刻がAにおけるxの出発時刻と異なるか判定する。判定の結果、xの出発時刻がAにおけるxの出発時刻と異なるならば(601:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ602へ進む。他方、xの出発時刻がAにおけるxの出発時刻と同時刻であれば(601:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ603へ進む。
ステップ602において、収束の見通し算出部118は、列車ダイヤ変更内容として「列車xの出発時刻変更(例えば、出発時刻を5分延長する)」を抽出し、「A」を更新する。延長時間は、xの出発時刻とAにおけるxの出発時刻の差とする。
ステップ603において、収束の見通し算出部118は、列車xの始発駅が運用整理結果におけるYの前運用列車(xの1本前に乗務または便乗予定の列車)の終着駅と異なるか判定する。判定の結果、列車xの始発駅が運用整理結果におけるYの前運用列車の終着駅と異なるならば(603:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ604へ進む。他方、列車xの始発駅が運用整理結果におけるYの前運用列車の終着駅と同じ駅であれば(603:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ605へ進む。
ステップ604において、収束の見通し算出部118は、運用変更内容として「Yは前運用列車乗務後、列車xの始発駅までタクシー等の他交通手段で移動する」を抽出し、「A」を更新する。
ステップ605において、収束の見通し算出部118は、xがAにおいて未割当かどうか判定する。判定の結果、xがAにおいて未割当であれば(605:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ606へ進む。他方、xがAにおいて未割当でなければ(605:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ607へ進む。
ステップ606において、収束の見通し算出部118は、運用変更内容として「xにYを割当てる」を抽出し、「A」を更新する。その後、本フローを終了する。
ステップ607において、収束の見通し算出部118は、運用整理結果とAの比較処理を実行する。本処理は図7を用いて後述する。その後、本フローを終了する。
−−−フロー例5−−−
図7は、上述の図6における運用整理結果とAの比較処理の処理内容を示すフローチャートである。この場合、ステップ701において、収束の見通し算出部118は、運用整理結果においてYがxに便乗かどうか判定する。判定の結果、運用整理結果においてYはxに便乗であれば(701:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ702へ進む。他方、運用整理結果においてYはxに便乗でなければ(701:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ704へ進む。
ステップ702において、収束の見通し算出部118は、AにおいてYはxに便乗でないかどうか判定する。判定の結果、AにおいてYはxに便乗でないならば(702:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ703へ進む。他方、AにおいてYはxに便乗であれば(702:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ706へ進む。
ステップ703において、収束の見通し算出部118は、運用変更内容として「Yはxに便乗」を抽出し、Aを更新する。その後、本フローを終了する。
ステップ704において、収束の見通し算出部118は、xはAでは別の乗務員に割当たっているかどうか判定する。判定の結果、xがAでは別の乗務員に割当たっていれば(704:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ705へ進む。他方、xがAでもYに割当たっていれば(704:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ706へ進む。
ステップ705において、収束の見通し算出部118は、運用変更内容として「Yは当該乗務員(Aにおけるxの乗務員)と行路交換」を行路交換対象の両乗務員の列車とともに抽出し、Aを更新する。その後、本フローを終了する。
ステップ706において、収束の見通し算出部118は、運用整理結果におけるxの前運用列車からxまでの間にAにおいて他列車が割当たっているか判定する。判定の結果、運用整理結果におけるxの前運用列車からxまでの間にAにおいて他列車が割当たっているならば(706:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ707へ進む。他方、運用整理結果におけるxの前運用列車からxまでの間にAにおいて他列車が割当たっていなければ(706:NO)、収束の見通し算出部118は、ステップ708へ進む。
ステップ707において、収束の見通し算出部118は、運用変更内容として「運用整理結果におけるxの前運用列車からxまでの間のAでの割当列車を未割当とする」を抽出し、Aを更新する。
ステップ708において、収束の見通し算出部118は、xはAでは便乗かどうか判定する。判定の結果、xがAでは便乗であれば(708:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ709へ進む。他方、xがAでは便乗でなければ(708:NO)、収束の見通し算出部118は、本フローを終了する。
ステップ709において収束の見通し算出部118は、運用変更内容として「Yはxの便乗解消、x乗務とする」を抽出し、Aを更新し、本フローを終了する。
−−−フロー例6−−−
図8は、図2におけるステップ205「解なし整理案分類処理」である解なし整理案分類部121の分類処理の一例を示すフローチャートである。これは、ステップ203の収束の見通し算出処理におけるステップ404の運用整理処理にて実行可能解がなかった場合に、制約条件を緩和して解があるかどうか計算する処理であり、実行可能解が得られるか、すべての制約条件を緩和するまで以下の処理を実行する(801)。
ステップ802において、解なし整理案分類部121は、緩和する制約条件を選択する。どの制約条件を緩和するかは、事前にユーザからの入力を受け付けても良いし、残る違反の種類や運用整理処理の繰り返し数に応じて自動選択しても良い。自動選択は、例えば、未割当が残っていれば予備乗務員への割当や乗務員の労働時間の増加(残業)を許すよう制約条件を緩和する。それでも実行可能解がなくて本処理に戻ってきた場合は、臨時出勤、部分運休、運休、出発時刻変更を許すよう制約条件を緩和する。また、接続駅違反が残っていれば、タクシーや他社線での移動を許すよう緩和する。それでも実行可能解がなくて本処理に戻ってきた場合は、臨時列車生成や運休、部分運休を許すよう制約条件を緩和する。また、運用終了場所違反が残っていれば、前記のように順番に制約条件を緩和しても実行可能解がなくて本処理に戻ってきた場合、運用終了場所変更を許すよう制約条件を緩和する。
上述のステップ802において緩和する制約条件が選択されたら、解なし整理案分類部121は、ステップ803に進み、制約条件を緩和して運用計画全体の運用整理を実行する。この際、ステップ404と同様に、ステップ202の後に着目して適用した変更及び決定運用計画テーブル114にて格納されている運用計画を固定して、残りの違反が解消するよう元の運用計画テーブル109に格納されている運用計画全体の運用整理を実施する。評価指標の設定があればステップ404と同様に考慮する。ここで、実行可能解があれば解なし整理案分類部121は、ステップ805へ進み、実行可能解がなければさらに緩和可能な条件を選択するようステップ802へ戻る。
ステップ805において、解なし整理案分類部121は、実行可能解があるかどうか判定する。判定の結果、実行可能解があれば(805:YES)、解なし整理案分類部121は、ステップ806へと進み、実行可能解ありと分類する。他方、実行可能解がなければ(805:NO)、解なし整理案分類部121は、ステップ808へ進み、実行可能解なしと分類する。
ステップ807において、解なし整理案分類部121は、収束の見通しを算出する。本処理は、ステップ406、ステップ407と同様の処理とし、収束の見通しとして運用変更や列車ダイヤ変更の内容を抽出する。抽出する際、ステップ802にて緩和した制約条件がかかわっているようであれば、緩和した制約条件とともに変更内容を抽出する。例えば、「列車1を出発時刻変更する」と抽出された場合は「出発時刻の変更を許す」という緩和した条件とともに抽出する。
ステップ809において、解なし整理案分類部121は、着目している変更案が常套手段であるか、常套手段テーブル111を参照して判定する。ここで常套手段と判定された場合は、実行可能解がない、すなわち、「収束の見通し立たず」との情報をステップ207で表示する。これは、常套手段を選んでもその後に行き詰まることをユーザに示し、手動での変更を阻止する役割がある。
図9は変更案表示例を示す図である。これは、本実施形態における運用変更または列車ダイヤ変更案の表示画面の一例を示す図であり、資源運用計画支援装置101の入力装置103からユーザによって解消する違反を選択する入力がなされた場合に、ステップ201からステップ206の処理の後、結果をステップ207にて表示した際の画面である。
図9において、違反内容901は、ユーザによって選択された解消対象の違反の内容である。本例では、図3に示す違反マーク305を選択した場合の違反の内容「乗務員3の列車Iから列車Jへの接続時刻違反(5分)」を示している。これは、「乗務員3の行路で列車Iから列車Jへの乗継時間が5分足りず、列車Jに乗務できない」ことを意味する。 また、チェックボックス902は常套手段について、変更案として表示するかどうかユーザが設定入力するチェックボックスである。チェックボックス902がチェックされると、資源運用計画支援装置101は、違反内容901に対する常套手段を、常套手段テーブル111を参照して抽出し、対応する変更案について、一覧を収束の見通し、評価指標の予測値、収束の見通しを算出した際に制約条件を緩和したかどうかとともに表912のように表示する。
また、ID91は変更案IDであり、各変更案のIDと選択する際のラジオボタンを表示する。変更内容92は選択された違反に対する運用変更または列車ダイヤ変更案の内容が記載される。例えば、「ID」が「1」である変更案(変更案1)の「変更内容」は「乗務員4と行路交換」であり、「ID」が「2」である変更案(変更案2)の「変更内容」は「列車Jを5分延発」すなわち、「列車Jの出発時刻変更(5分遅らせる)」であり、「ID」が「3」である変更案(変更案3)の「変更内容」は「予備乗務員を割当」である。緩和有無93は、選択された違反に変更内容92に示す変更を適用した際の収束の
見通し算出部118や解なし整理案分類部121における運用整理にて制約条件を緩和したかどうか記載される。
例えば、「ID」が「1」である変更案の「緩和有無」は「無」、すなわち、緩和していないことを意味し、「ID」が「2」である変更案の「緩和有無」は「有」、すなわち、緩和したことを意味している。ここで、緩和有無93が符号98のように「有」である場合、ユーザが「有」ボタンを押下することで、資源運用計画支援装置101は、図11のような緩和した制約条件の詳細確認画面を出力する。図11を用いて詳細を後述する。
また、総残業時間(残業時間増威)94は変更内容92の実行後、運用計画全体の運用整理を実施した場合の全乗務員の残業時間の合計及び変更内容92の実行前後での総残業時間の増減時間が表示される。値はステップ206にて算出した値を用いる。例えば、「ID」が「1」である変更案の「総残業時間」は「0時間30分」であり、「残業時間増減」は「−30分」である。「ID」が「2」である変更案の「総残業時間」は「2時間20分」であり、「残業時間増減」は「+1時間20分」である。変更案1の総残業時間(残業時間増威)94における値の下線は、その値が他の変更案のそれと比較して最適であることを表している。
また、残り変更数95は変更内容92の実行後に必要な残りの運用変更または列車ダイヤ変更の回数が記載される。この値はステップ407やステップ807にて算出した値を用いる。本例では、「ID」が「1」である変更案の「残り変更数」は「8」であり、「ID」が「2」であるものの「残り変更数」は「6」である。また、括弧内には変更案を適用後の残り違反数を記載する。本例の変更案1は、変更内容92「乗務員4と行路交換」実行後に残る違反は10つであり、それらの違反を解消するために必要な運用変更や列車ダイヤ変更数は8であることを示している。また、変更案2は、変更内容92「列車Jを5分延発」実行後に残る違反は5つであり、それらの違反を解消するために必要な運用変更や列車ダイヤ変更数は6であることを示している。本項目の下線も、その値が他の変更案のそれと比較して最適であることを表している。
また、残り変更内容96は、収束の見通し算出部118や解なし整理案分類部121にて実行可能解がある場合、すなわち「収束の見通しが立った」場合に、変更内容92実行後に必要な残りの運用変更や列車ダイヤ変更の内容を運用整理内容表示部122が表示するためのボタン97を表示する。この表示ボタン97を押下することで、図12のような変更内容詳細確認画面が現れる。図12を用いて詳細を後述する。
また、変更案3は、解なし整理案分類部121にて実行可能解なしの常套手段と判定された変更案の表示例である。本変更案を選択してもその後の違反を解決することができないことを示しており、実行可能解がない場合には算出不可能な項目、本例では総残業時間(残業時間増威)94と残り変更数95について「解なし」と表示する。また、緩和有無93と残り変更内容についても記載事項がないため「−」を表示する。残り違反数については算出可能であるため、値を表示する。本例は、「予備乗務員を割当」した場合に残りの違反数は3となるが、その違反をすべて解消する手段がないことを意味している。
また、チェックボックス903は、評価指標テーブル113にユーザ入力として評価指標の考慮設定登録があった場合に、入力のある評価指標の値が最適値をとるように収束の見通し算出部118や解なし整理案分類部121が運用整理結果を算出した変更案を、変更案として表示するかどうかユーザが設定入力するチェックボックスである。チェックボックス903がチェックされると、コンボボックス904にてユーザが指定した数の変更案を、最適値に近い順に表示する。表示方法は表912と同様とする。
また、チェックボックス905は、コンボボックス906にてユーザが指定した評価指標の評価値が良い変更案を、変更案として表示するかどうかユーザが設定入力するチェックボックスである。チェックボックス905がチェックされると、コンボボックス906にて指定した評価指標の値が上位をとる変更案を、コンボボックス907にてユーザが指定した数だけ表示する。表示方法は表912と同様とする。
また、チェックボックス908は、考えられる変更案をすべて表示するかどうかユーザが設定入力するチェックボックスである。チェックボックス908がチェックされると、常套手段および収束の見通し算出部118や解なし整理案分類部121にて解がある(収束する見通しのある)変更案すべてを収束の見通し、評価値の予測値とともに表示する。表示方法は表912と同様とする。
また、検証ボタン909は、ユーザによってラジオボタンへの選択入力のある変更案について、ユーザが内容を検証するためのボタンである。検証ボタン909が押下されると、図3に示す画面に当該変更案を適用した場合の運用計画が表示される。適用ボタン910は、ユーザによってラジオボタンへの選択入力のある変更案について、ユーザが適用するためのボタンである。ユーザは検証後、違反内容901に対する運用変更または列車ダイヤ変更として当該変更案を適用すると決めた際に押下するボタンであり、適用ボタン910押下により変更を確定する。キャンセルボタン911は、どの変更案も適用せずに本画面を閉じる際に押下するボタンである。
−−−フロー例7−−−
図10は、図2におけるステップ207「変更案表示処理」である変更案表示部119の実行処理の一例を示すフローチャートである。すなわち、図9に示す表示画面に変更案を表示する処理である。
ステップ1001において、変更案表示部119は、常套手段表示入力あるかどうか、すなわち、チェックボックス902にチェック入力があるかどうか判定する。判定の結果、常套手段表示入力ありであれば(1001:YES)、変更案表示部119は、ステップ1002へ進む。他方、常套手段表示入力がなければ(1001:NO)、変更案表示部119は、ステップ1004へ進む。
ステップ1002において、変更案表示部119は、解消対象の違反に対する常套手段があるかどうか、常套手段テーブル111を参照して判定する。判定の結果、解消対象の違反に対する常套手段があれば(1002:YES)、変更案表示部119は、ステップ1003へ進む。他方、解消対象の違反に対する常套手段がなければ(1002:NO)、変更案表示部119は、ステップ1004へ進む。
ステップ1003において、変更案表示部119は、提案運用計画情報テーブル115に格納された常套手段に対する変更案を、収束の見通し、評価値の予測値とともに表示する。なお、解なし整理案分類部121にて実行可能解なしの常套手段と判定された変更案については、前述の通り、本変更案を選択してもその後の違反を解決することができないことを表示する。
ステップ1004において、変更案表示部119は、最適変更案表示入力があるかどうか、すなわち、チェックボックス903にチェック入力があるかどうか判定する。判定の結果、最適変更案表示入力があれば(1004:YES)、変更案表示部119は、ステップ1005へ進む。他方、最適変更案表示入力がなければ(1004:NO)、変更案表示部119は、ステップ1009へ進む。
ステップ1005において、変更案表示部119は、評価指標の考慮入力ありかどうか、すなわち、評価指標テーブル113にユーザ入力として評価指標の考慮設定登録があるかどうか判定する。判定の結果、評価指標の考慮入力があれば(1005:YES)、変更案表示部119は、ステップ1006へ進む。他方、評価指標の考慮入力がなければ(1005:NO)、変更案表示部119は、ステップ1009へ進む。
ステップ1006において、変更案表示部119は、重み入力ありかどうか判定する。判定の結果、重み入力ありであれば(1006:YES)、変更案表示部119は、ステップ1007へ進む。他方、重み入力ありでなければ(1006:NO)、変更案表示部119は、ステップ1008へ進む。
ステップ1007において、変更案表示部119は、提案運用計画情報テーブル115に格納された変更案から、入力のあった評価指標の予測値が入力のあった重みに近い運用整理結果を持つ変更案を指定の数(コンボボックス904に指定された数)だけ抽出し、収束の見通し、評価値の予測値とともに表示する。
ステップ1008において、変更案表示部119は、提案運用計画情報テーブル115に格納された変更案から、考慮入力のある各評価指標の予測値の上位指定数(コンボボックス904に指定された数)をとる運用整理結果を持つ変更案を抽出し、収束の見通し、評価値の予測値とともに表示する。
ステップ1009において、変更案表示部119は、上位案表示入力がある、すなわち、チェックボックス905にチェック入力があるかどうか判定する。判定の結果、上位案表示入力があれば(1009:YES)、変更案表示部119は、ステップ1010へ進む。他方、上位案表示入力がなければ(1009:NO)、変更案表示部119は、ステップ1011へ進む。
ステップ1010において、変更案表示部119は、提案運用計画情報テーブル115に格納された変更案から、指定の評価指標(コンボボックス906にて指定入力のある評価指標)の予測値の上位指定数(コンボボックス905に指定された数)をとる運用整理結果を持つ変更案を収束の見通し、評価値の予測値とともに表示する。
ステップ1011において、変更案表示部119は、変更案一括表示入力ありかどうか、すなわち、チェックボックス908にチェック入力があるかどうか判定する。判定の結果、変更案一括表示入力があれば(1011:YES)、変更案表示部119は、ステップ1012へ進む。他方、変更案一括表示入力がなければ(1011:NO)、変更案表示部119は、フローを終了する。
ステップ1012において、変更案表示部119は、提案運用計画情報テーブル115に格納された変更案から、常套手段および収束の見通しのある変更案すべてを収束の見通し、評価値の予測値とともに表示し、フローを終了する。
図11は制約条件緩和内容表示例を示す図である。これは、本実施形態における変更案表示例の緩和有無93にて「有」ボタン98をクリックした際に表示する緩和条件表示画面の一例を示す図である。表示内容は提案運用計画情報テーブル115から抽出する、解なし整理案分類部121が実行可能解ありと分類した変更案における緩和した条件、内容を用いる。
この図11において、ID1101は緩和内容IDであり、行1106は「ID」が「1」であるものに関する記述であり、行1107は「ID」が「2」であるものに関する
記述である。また、緩和条件1102は緩和する制約条件の内容が記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「緩和条件」は「遅延を許す」であり、「ID」が「2」であるものの「緩和条件」は「運用終了場所変更を許す」である。
適用乗務員1103は制約条件緩和対象となる乗務員番号が記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「適用乗務員」は「乗務員3」であり、「ID」が「2」であるものの「適用乗務員」は「乗務員5」である。
また、適用列車1104は制約条件緩和対象となる列車番号が記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「適用列車」は「列車J」であり、「ID」が「2」であるものの「適用列車」は「−」、すなわち、「対象列車なし」である。
また、緩和内容1105は緩和する内容が記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「緩和内容」は「列車Jを5分出発延長」であり、「ID」が「2」であるものの「緩和内容」は「乗務員5の運用終了場所を駅Xから駅Yとする」である。
また、ボタン1109は本画面を閉じるためのボタンであり、ユーザによってボタン1109が押下されると本画面を閉じる。
図12は収束の見通し(運用変更内容及び列車ダイヤ変更)表示例を示す図である。これは、本実施形態における変更案表示例の残り変更内容96にて「表示」ボタン97をクリックした際に表示する運用変更及び列車ダイヤ内容表示画面の一例を示す図である。表示内容は提案運用計画情報テーブル115から抽出する、収束の見通し算出部118や解なし整理案分類部121の算出する運用変更内容や列車ダイヤ変更を用いる。
この場合、ID1201は変更内容IDであり、行1205は「ID」が「1」であるものに関する記述であり、行1206は「ID」が「2」であるものに関する記述である。 また、変更対象乗務員1202は運用変更対象となる乗務員番号が記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「変更対象乗務員」は「乗務員1」であり、「ID」が「2」であるものの「変更対象乗務員」は「乗務員2」である。
また、変更内容1203は運用変更または列車ダイヤ変更内容が記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「変更内容」は「乗務員3と行路交換」であり、「ID」が「2」であるものの「変更内容」は「列車Cに便乗」である。
影響度(他システム、他区所、サービス品質)1204は他システムや他区所、サービス品質等への影響度合いが記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「影響度(他システム、他区所、サービス品質)」は「(低、中、低)」すなわち、他システムへの影響、サービス品質への影響はいずれも低く、他区所への影響が中程度であることを意味している。「ID」が「2」であるものの「影響度(他システム、他区所、サービス品質)」は「(低、低、低)」であり、他システム、他区所、サービス品質への影響がいずれも低いことを意味している。他システムへの影響は、例えば、変更内容1203が列車ダイヤ変更であれば「高」、運用変更であれば「低」、伝達の手間が2か所以上であれば「中」とする。他区所への影響は、変更対象乗務員1202が他区所所属であれば「中」、自区所所属であれば「低」とする。サービス品質への影響は、例えば、元の列車ダイヤに影響がなければ「低」、遅延が発生すれば「中」、運休が発生すれば「高」とする。なお、変更内容に関係する列車の始発時刻の早い順にID1201を設定し、ID1201の順に表示する。
また、ボタン1208は、検証するためのボタンである。すなわち、表示された変更内
容をユーザが選択した場合に、検証ボタン1208が押下されると、資源運用計画支援装置101は、図3に示す画面に、変更内容92に示す変更とID1201が1の変更から当該変更までの変更をすべて適用した場合の運用計画を表示する。
また、ボタン1209は、ユーザによって選択入力のある変更までの変更について、ユーザが適用するためのボタンである。ユーザは検証後、選択した行までの運用変更や列車ダイヤ変更を適用すると決めた際に押下するボタンであり、適用ボタン1209押下により変更を確定する。ボタン1210は、本画面に示す変更をどれも適用せずに本画面を閉じる際に押下するボタンである。
図13は評価指標入力画面例を示す図である。これは、本実施形態における評価指標関連の入力画面の一例を示す図である。ID1301は評価指標IDであり、行1307は「ID」が「1」であるものに関する記述であり、行1308は「ID」が「2」であるものに関する記述である。評価指標1302は評価指標名が記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「評価指標」は「総残業時間」であり、「ID」が「2」であるものの「評価指標」は「予備乗務員不在時間」である。増減表示1303は評価指標1302に示す評価指標の値が、選択した違反に対する変更を実行した前後で発生する増減を変更案表示部119にて表示するか否かが記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「増減表示」は「有」であり、「ID」が「2」であるものの「増減表示」は「無」である。
また、予測値表示1304は収束の見通し算出部118や解なし整理案分類部121の運用整理結果から算出する予測値を変更案表示部119にて表示するか否かが記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「予測値表示」は「有」であり、「ID」が「2」であるものの「予測値表示」は「無」である。
また、提案時考慮1305は収束の見通し算出部118や解なし整理案分類部121の運用整理案作成時の考慮要否が記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「提案時考慮」は「要」であり、「ID」が「2」であるものの「提案時考慮」は「要」である。
また、重み1306は提案時考慮1305にて考慮要の場合の重みが記載される。例えば、「ID」が「1」であるものの「重み」は「0.8」であり、「ID」が「2」であるものの「重み」は「0.2」である。ユーザは、増減表示1303、予測値表示1304、提案時考慮1305についてはコンボボックスにて有無あるいは要否を選択する。
重み1306には数値を入力する。ユーザは本画面にて入力後、設定ボタン1310押下により設定内容が評価指標テーブル113に格納される。また、閉じるボタン1311押下時、資源運用計画支援装置101は、入力された内容を評価指標テーブル113に反映せずに本画面を閉じる。本例では総残業時間と予備乗務員不在時間のみを記載しているが、そのほか考えられる評価指標はすべて本画面にて設定可能としてよい。評価指標は入力装置103から受け付けるまたは定義ファイルなどを介して事前に設定されるものとする。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部を他の実施例の構成や資源運用計画支援装置の構成に置き換えることが可能である。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全
ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本実施形態では、資源を鉄道の乗務員とした乗務員運用計画支援装置を本発明の適用対象例として説明したが、車両に適用した場合は、運用整理における手詰まりを防止でき、かつ、早く収束する変更案を選択可能であるので、編成を効率的に運用でき、省エネにつながる。
−−−他の実施形態−−−
上述した実施形態ではユーザが選択した1つの違反を対象とする変更案を作成する例を示した。他の実施形態では、資源運用計画支援装置101が検知した全違反を対象として複数の変更案を作成する例を述べる。
図14は、他の実施形態に係る資源運用計画支援装置101の基本的な処理手順を示すフローチャートである。
この場合、ステップ1401において、資源運用計画支援装置101の変更案列挙部117は、運用計画全体の全違反を解消するための運用整理処理を実行する。本ステップは変更案列挙部117による、変更案を列挙する処理である。またその処理内容は、ステップ404と同様の処理であるため、説明を省略する。
ステップ1402において、資源運用計画支援装置101は、上述のステップ1401の結果、実行可能解があるか判定する。判定の結果、実行可能解あれば(1402:YES)、資源運用計画支援装置101は、ステップ1403へ進む。他方、実行可能解なければ(1402:NO)、資源運用計画支援装置101は、ステップ1406へ進む。
ステップ1403において、収束の見通し算出部118は、変更内容抽出処理を実行する。処理内容はステップ406と同様であるため、説明を省略する。
ステップ1404において、評価部120は、解を評価する。処理内容は基本的にはステップ206と同様の処理であるが、本実施形態では「違反度」の算出を例に加える。違反度は、解に含まれる制約条件の違反度合いを表す値である。
例えば、「違反する制約条件の重要度×違反数」で求める、または「違反している制約条件の数」などで求める。前者の例での「違反する制約条件の重要度」は入力装置103から受け付けるまたは定義ファイルなどを介して事前に設定されるものとする。「違反数」は、違反する回数または制約条件で制約された数値からの乖離度合いとして算出するものとし、制約条件ごとに定義する。
例えば、「事前に計画された各駅の出発時刻を守る」という制約の違反数は「計画された出発時刻(元の運用計画テーブル109における出発時刻)−実行可能解における出発時刻(提案運用計画情報テーブル115における出発時刻)」を駅ごとに算出し合算した値とする。また、「運用終了場所を事前に計画された場所と同一とする」という制約の違反数は「事前に計画された元の運用計画テーブル109における運用終了場所と提案運用計画情報テーブル115における実行可能解における運用終了場所が異なる乗務員の数」とする。
ステップ1405において、収束の見通し算出部118は、運用変更および列車ダイヤ変更の合計回数を算出する。本ステップはステップ407と同様であるため、説明を省略する。
ステップ1407からステップ1412において、収束の見通し算出部118は、すべての制約条件を緩和するまで繰り返し実行する。このうちステップ1407において、収束の見通し算出部118は、緩和する制約条件を選択する。本ステップはステップ802と同様であるため、説明を省略する。
また、ステップ1408において、変更案列挙部117は、ステップ1407にて選択した制約条件を緩和し、運用計画全体の運用整理を実行する。処理内容はステップ803と同様であるため、説明を省略する。
ステップ1409において、収束の見通し算出部118は、ステップ1408の結果、実行可能解があるかどうか判定する(1409)。判定の結果、実行可能解があれば(1409:YES)、収束の見通し算出部118は、ステップ1410へ進む。他方、実行可能解がなければ(1409:NO)、収束の見通し算出部118は、緩和していない制約条件があればステップ1407に進み、それ以外はステップ1414に進む。
ステップ1410において、収束の見通し算出部118は、変更内容抽出処理を実行する。本ステップは、ステップ1403、すなわちステップ406と同様であるため、説明を省略する。
ステップ1411において、評価部120は、解を評価する。本ステップは、ステップ1404と同様の処理であるため、説明を省略する。
ステップ1412において、収束の見通し算出部118は、運用変更および列車ダイヤ変更の合計回数を算出する。本ステップはステップ1405、すなわち、ステップ407と同様であるため、説明を省略する。
ステップ1414において、変更案表示部119は、変更案表示処理を実行する。表示例を図15に示す。表示内容は図15を用いて後述する。
ステップ1415において、資源運用計画支援装置101は、変更案の選択処理を実行する。ステップ1414の変更案表示部119や運用整理内容表示部122が表示した運用計画変更案の中から、表示した収束の見通しや評価値などを参考にユーザが適用する変更を選択する。その後、資源運用計画支援装置101は、ステップ1416にてユーザの選んだ変更案を運用計画に適用する。
図15は運用計画変更案選択画面を示す図である。これは、本実施形態における運用変更案表示画面の一例を示す図である。図15の例において、ID1501、緩和有無1502、総残業時間(残業時間増減)1504、変更数1505、変更内容1506は、そ
れぞれID91、緩和有無93、総残業時間(残業時間増減)94、残り変更数95、残り変更内容96と同様の表示内容である。また、ボタン1507、1508、1509、1510、1511についても、それぞれボタン98、97、909、910、911と同様の表示、処理を実行するボタンである。
一方、違反度1503は、上述のステップ1404やステップ1411で算出した違反度を表示する。制約条件の緩和がない場合は全ての制約条件を満たしているので「0.0」となる。また、制約条件の緩和がある場合は違反する制約条件の重要度や数などに応じて「0.3」や「0.5」などの数値となる。または、違反する制約条件の数のみを用いて「1(違反する制約条件)/6(全制約条件の数)」といった表現で表してもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、資源運用計画における不整合の解消案を、不整合解消の見通しおよび所定の評価指標の予測値とともに出力可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記演算装置は、前記不整合収束の可否特定に際し、前記変更案の適用対象外となる不整合が運用計画中に存在する場合、当該不整合を解消する運用計画全体の変更案を所定アルゴリズムで特定し、当該特定した変更案に関して前記不整合収束の可否を特定するものである、としてもよい。
これによれば、不整合が複数存在する場合に、或る不整合を解消しても他の不整合の存在によって運用計画全体で不整合が収束しないといった事態にも対応し、ユーザに適宜な情報を提示出来る。ひいては資源運用計画の作成効率が高まり、運用計画自体が現実の状況に即した好適なものとなって、資源運用の効率化が図られる。更には、資源運用のための各システムにおける情報処理効率や負荷も改善される(こうした情報処理技術としての効果については以下同様である)。
また、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記演算装置は、前記運用計画全体の変更案特定に伴い、前記変更案の適用後にも必要となる、運用計画の変更回数および変更内容のうち、少なくともいずれかを含む情報を特定し、当該特定した情報を、所定装置に出力する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、不整合収束の可否のみならず、それに要する運用計画変更の見通しをユーザに提示可能となる。
また、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記演算装置は、前記特定した不整合収束の可否が、収束不可であった変更案に対して、運用計画上の制約情報のうち予め定めた緩和可能な制約条件について緩和して、不整合収束可能な変更案を所定アルゴリズムで特定し、当該変更案と前記制約条件の緩和内容を所定装置に出力する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、不整合収束不可、すなわち資源運用計画の解無しとなる状況を効率的に回避可能となる。
また、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記記憶装置は、各不整合に対して所定頻度以上に用いられている変更案を格納した常套手段テーブルを更に記憶するものであり、前記演算装置は、前記制約条件の緩和を行っても不整合収束可能な変更案が特定
出来ない場合、該当変更案が常套手段であるか、前記常套手段テーブルに基づき判定し、当該変更案が常套手段であった場合に、当該変更案を解なしの変更案として出力装置に出力する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、資源運用計画の立案担当者等であるユーザが、選択しがちな変更案、すなわち常套手段を選んだとしても、今次の不整合収束を図れないことをあらためて提示することができる。
また、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記演算装置は、前記変更案の特定に際し、前記変更案の評価に用いる各評価指標の重みについて、入力装置にてユーザから受け付けて、不整合収束の可否の特定に際し、前記重みを用いて前記変更案を特定するものである、としてもよい。
これによれば、列車ダイヤの遅延、乗務員の超過勤務時間などといった各評価指標の間で、その重要度をユーザが指定可能であり、ユーザ所望の資源運用計画が精度良く作成出来ることにつながる。
また、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記演算装置は、前記変更案の適用に伴う、当該変更案の評価に用いる評価指標の予測値を所定アルゴリズムで算定し、当該予測値を前記変更案とともに所定装置に出力するものである、としてもよい。
これによれば、上述の評価指標の良否を変更案ごとにユーザに提示し、変更案選択の好適な材料と出来る。
また、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記演算装置は、各不整合ごとに当該不整合に対する変更案の内容を、所定装置に出力する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、ユーザが不整合ごとの変更案の内容を明確に理解可能となる。
また、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記演算装置は、前記各不整合ごとの変更案に関して、予め定めた所定事項への影響度合いを所定アルゴリズムで算定し、当該影響合いの情報を前記変更案とともに、所定装置に出力する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、変更案選択の参考情報として、当該変更案適用時の影響をユーザに提示し、選択精度を高めることが出来る。
また、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記演算装置は、前記変更案と当該変更案と共に不整合解消のために特定された他の変更案との関連について、不整合ごとにユーザが入力装置で選択した選択事象の情報を所定装置に出力する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、複数の不整合が存在する場合に、1つの或る不整合に変更案を適用し、それを受けて変化することもありうる不整合と、それに対して更にユーザが選択した変更案、といった一連の不整合とその変更案との対応関係を明示することが出来る。
また、本実施形態の資源運用計画支援装置において、前記演算装置は、前記特定した不整合に対して用いられる頻度の高さ、および、所定のまたは全ての評価指標の高さ、のうち少なくともいずれかに基づいて変更案の表示順を決定し、所定装置に出力する処理を更
に実行するものである、としてもよい。
これによれば、ユーザは、良く使われる変更案や評価指標の達成度に応じた順で、変更案を確認することが容易となる。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、前記不整合収束の可否特定に際し、前記変更案の適用対象外となる不整合が運用計画中に存在する場合、当該不整合を解消する運用計画全体の変更案を所定アルゴリズムで特定し、当該特定した変更案に関して前記不整合収束の可否を特定する、としてもよい。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、前記運用計画全体の変更案特定に伴い、前記変更案の適用後にも必要となる、運用計画の変更回数および変更内容のうち、少なくともいずれかを含む情報を特定し、当該特定した情報を、所定装置に出力する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、前記特定した不整合収束の可否が、収束不可であった変更案に対して、運用計画上の制約情報のうち予め定めた緩和可能な制約条件について緩和して、不整合収束可能な変更案を所定アルゴリズムで特定し、当該変更案と前記制約条件の緩和内容を所定装置に出力する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、前記記憶装置において、各不整合に対して所定頻度以上に用いられている変更案を格納した常套手段テーブルを更に記憶し、前記制約条件の緩和を行っても不整合収束可能な変更案が特定出来ない場合、該当変更案が常套手段であるか、前記常套手段テーブルに基づき判定し、当該変更案が常套手段であった場合に、当該変更案を解なしの変更案として出力装置に出力する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、前記変更案の特定に際し、前記変更案の評価に用いる各評価指標の重みについて、入力装置にてユーザから受け付けて、不整合収束の可否の特定に際し、前記重みを用いて前記変更案を特定する、としてもよい。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、前記変更案の適用に伴う、当該変更案の評価に用いる評価指標の予測値を所定アルゴリズムで算定し、当該予測値を前記変更案とともに所定装置に出力する、としてもよい。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、各不整合ごとに当該不整合に対する変更案の内容を、所定装置に出力する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、前記各不整合ごとの変更案に関して、予め定めた所定事項への影響度合いを所定アルゴリズムで算定し、当該影響合いの情報を前記変更案とともに、所定装置に出力する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、前記変更案と当該変更案と共に不整合解消のために特定された他の変更案との関連について、不整合ごとにユーザが入力装置で選択した選択事象の情報を所定装置に出力する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の資源運用計画支援方法において、前記情報処理装置が、前記特定した不整合に対して用いられる頻度の高さ、および、所定のまたは全ての評価指標の高さ、のうち少なくともいずれかに基づいて変更案の表示順を決定し、所定装置に出力する処理を更に実行する、としてもよい。
101 資源運用計画支援装置
102 記憶装置
103 入力装置
104 表示装置
105 演算装置
106 メモリ
107 データベース
108 プログラム
109 元の運用計画テーブル
110 運行情報テーブル
111 常套手段テーブル
112 制約条件テーブル
113 評価指標テーブル
114 決定運用計画テーブル
115 提案運用計画情報テーブル
116 変更履歴テーブル
117 変更案列挙部
118 収束の見通し算出部
119 変更案表示部
120 評価部
121 解なし整理案分類部
122 運用整理内容表示部
123 データバス

Claims (18)

  1. 所定事業に用いる資源の運用計画を格納した記憶装置と、
    前記運用計画が含む不整合を解消する、運用計画の変更案を所定アルゴリズムで特定し、当該変更案を適用した場合の当該運用計画における不整合収束の可否を所定アルゴリズムで特定し、前記変更案および前記不整合収束の可否の各情報を、所定装置に出力する演算装置と、
    を含み、
    前記演算装置は、
    前記特定した不整合収束の可否が収束可であった変更案に対しては、当該変更案を所定装置に出力し、
    前記特定した不整合収束の可否が収束不可であった変更案に対しては、運用計画上の制約情報のうち予め定めた緩和可能な制約条件について緩和して、不整合収束可能な変更案を所定アルゴリズムで特定した場合には、当該変更案及び前記制約条件の緩和内容を所定装置に出力し、他方、前記制約条件の緩和を行っても不整合収束可能な変更案を前記所定アルゴリズムで特定できなかった場合には、当該変更案が無い旨を所定装置に出力する、
    処理を実行するものであることを特徴とする資源運用計画支援装置。
  2. 前記演算装置は、
    前記不整合収束の可否特定に際し、前記変更案の適用対象外となる不整合が運用計画中に存在する場合、当該不整合を解消する運用計画全体の変更案を所定アルゴリズムで特定し、当該特定した変更案に関して前記不整合収束の可否を特定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の資源運用計画支援装置。
  3. 前記演算装置は、
    前記運用計画全体の変更案特定に伴い、前記変更案の適用後にも必要となる、運用計画の変更回数および変更内容のうち、少なくともいずれかを含む情報を特定し、当該特定した情報を、所定装置に出力する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の資源運用計画支援装置。
  4. 前記記憶装置は、
    各不整合に対して所定頻度以上に用いられている変更案を格納した常套手段テーブルを更に記憶するものであり、
    前記演算装置は、
    前記制約条件の緩和を行っても不整合収束可能な変更案が特定出来ない場合、該当変更案が常套手段であるか、前記常套手段テーブルに基づき判定し、当該変更案が常套手段であった場合に、当該変更案を解なしの変更案として出力装置に出力する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項に記載の資源運用計画支援装置。
  5. 前記演算装置は、
    前記変更案の特定に際し、前記変更案の評価に用いる各評価指標の重みについて、入力装置にてユーザから受け付けて、不整合収束の可否の特定に際し、前記重みを用いて前記変更案を特定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の資源運用計画支援装置。
  6. 前記演算装置は、
    前記変更案の適用に伴う、当該変更案の評価に用いる評価指標の予測値を所定アルゴリズムで算定し、当該予測値を前記変更案とともに所定装置に出力するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の資源運用計画支援装置。
  7. 前記演算装置は、
    各不整合ごとに当該不整合に対する変更案の内容を、所定装置に出力する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の資源運用計画支援装置。
  8. 前記演算装置は、
    前記各不整合ごとの変更案に関して、予め定めた所定事項への影響度合いを所定アルゴリズムで算定し、当該影響度合いの情報を前記変更案とともに、所定装置に出力する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の資源運用計画支援装置。
  9. 前記演算装置は、
    前記特定した不整合に対して用いられる頻度の高さ、および、所定のまたは全ての評価指標の高さ、のうち少なくともいずれかに基づいて変更案の表示順を決定し、所定装置に出力する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の資源運用計画支援装置。
  10. 所定事業に用いる資源の運用計画を格納した記憶装置を備えた情報処理装置が、
    前記運用計画が含む不整合を解消する、運用計画の変更案を所定アルゴリズムで特定し、当該変更案を適用した場合の当該運用計画における不整合収束の可否を所定アルゴリズムで特定し、前記変更案および前記不整合収束の可否の各情報を、所定装置に出力し、
    前記特定した不整合収束の可否が収束可であった変更案に対しては、当該変更案を所定装置に出力し、
    前記特定した不整合収束の可否が収束不可であった変更案に対しては、運用計画上の制約情報のうち予め定めた緩和可能な制約条件について緩和して、不整合収束可能な変更案を所定アルゴリズムで特定した場合には、当該変更案及び前記制約条件の緩和内容を所定装置に出力し、他方、前記制約条件の緩和を行っても不整合収束可能な変更案を前記所定アルゴリズムで特定できなかった場合には、当該変更案が無い旨を所定装置に出力する、
    ことを特徴とする資源運用計画支援方法。
  11. 前記情報処理装置が、
    前記不整合収束の可否特定に際し、前記変更案の適用対象外となる不整合が運用計画中に存在する場合、当該不整合を解消する運用計画全体の変更案を所定アルゴリズムで特定し、当該特定した変更案に関して前記不整合収束の可否を特定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の資源運用計画支援方法。
  12. 前記情報処理装置が、
    前記運用計画全体の変更案特定に伴い、前記変更案の適用後にも必要となる、運用計画の変更回数および変更内容のうち、少なくともいずれかを含む情報を特定し、当該特定した情報を、所定装置に出力する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の資源運用計画支援方法。
  13. 前記情報処理装置が、
    前記記憶装置において、各不整合に対して所定頻度以上に用いられている変更案を格納した常套手段テーブルを更に記憶し、
    前記制約条件の緩和を行っても不整合収束可能な変更案が特定出来ない場合、該当変更案が常套手段であるか、前記常套手段テーブルに基づき判定し、当該変更案が常套手段であった場合に、当該変更案を解なしの変更案として出力装置に出力する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の資源運用計画支援方法。
  14. 前記情報処理装置が、
    前記変更案の特定に際し、前記変更案の評価に用いる各評価指標の重みについて、入力装置にてユーザから受け付けて、不整合収束の可否の特定に際し、前記重みを用いて前記変更案を特定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の資源運用計画支援方法。
  15. 前記情報処理装置が、
    前記変更案の適用に伴う、当該変更案の評価に用いる評価指標の予測値を所定アルゴリズムで算定し、当該予測値を前記変更案とともに所定装置に出力する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の資源運用計画支援方法。
  16. 前記情報処理装置が、
    各不整合ごとに当該不整合に対する変更案の内容を、所定装置に出力する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の資源運用計画支援方法。
  17. 前記情報処理装置が、
    前記各不整合ごとの変更案に関して、予め定めた所定事項への影響度合いを所定アルゴリズムで算定し、当該影響度合いの情報を前記変更案とともに、所定装置に出力する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の資源運用計画支援方法。
  18. 前記情報処理装置が、
    前記特定した不整合に対して用いられる頻度の高さ、および、所定のまたは全ての評価指標の高さ、のうち少なくともいずれかに基づいて変更案の表示順を決定し、所定装置に出力する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の資源運用計画支援方法。
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