JP6585552B2 - 台枠構造 - Google Patents

台枠構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6585552B2
JP6585552B2 JP2016124480A JP2016124480A JP6585552B2 JP 6585552 B2 JP6585552 B2 JP 6585552B2 JP 2016124480 A JP2016124480 A JP 2016124480A JP 2016124480 A JP2016124480 A JP 2016124480A JP 6585552 B2 JP6585552 B2 JP 6585552B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adapter
cross
underframe
beams
web
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016124480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017226338A (ja
Inventor
賢 廣澤
賢 廣澤
寺村 弘
弘 寺村
渡邊 俊之
俊之 渡邊
Original Assignee
近畿車輌株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 近畿車輌株式会社 filed Critical 近畿車輌株式会社
Priority to JP2016124480A priority Critical patent/JP6585552B2/ja
Publication of JP2017226338A publication Critical patent/JP2017226338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6585552B2 publication Critical patent/JP6585552B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、鉄道車両の台枠に関するものであり、特にステンレスとアルミ合金で構成した台枠に関するものである。
鉄道車両は、大きく分けると、台枠と、左右の側構体、前後の妻構体そして屋根構体の6つの部分に分けることができる。なかでも台枠はこれらの構体の中で最も重い。車両の軽量化は、消費電力の低減だけでなく、軌道へのダメージ低減といった効果もあり、鉄道車両の分野では、常に検討されている。したがって、台枠の軽量化は、鉄道車両の軽量化のための最も効果的な着目点と言える。
しかし、台枠は、台枠上部に形成される他の構体を支えるだけでなく、乗客をも支えるため、強度が必要となる。そのため、剛性の高い材料として鉄材(ステンレス材)を溶接することで構成されている。結果、重量は重くなってしまう。
台枠は、基本的に、車両の長手方向に平行に配置された一対の側梁と、側梁の両端同士を結合させる端梁と、側梁同士を所定の位置で結合させる横梁で構成されている。
側梁は、断面コの字状の骨材が利用される。コの字の両側壁をフランジと呼び、フランジ同士を連結している部分をウエブと呼ぶ。通常、横梁は、ガセット等の接合部材を介して側梁のウエブの内面に溶接することで形成される。
特許文献1には、横梁の端部を加工することで、端部に接合フランジを形成することでガセットを省略できる技術が開示されている。
一方、台枠自体をより軽量の材料で構成する提案もなされている。特許文献2は、側梁をアルミ合金で形成する技術が開示されている。
特開2002−302037号公報 特開2006−240482号公報
特許文献1では部品点数は減るものの、台枠の軽量化という観点からは大きな改善はない。結局接合フランジがガセット分に近い重量を有するからである。
特許文献2では、側梁を含めてアルミ合金で台枠を作っている。軽量化という観点では効果的ではあるが、新幹線といった特別に確保された軌道を走行する場合に適用できるものであり、横方向からの衝突が考えられる一般軌道を走行する車両にただちに適用することはできない。また、一般車両としては、コストも高くなる。
本発明は上記課題に鑑みて想到されたものであり、従来の台枠より大幅なコスト増にはならず、一定の構造強度を担保しつつ、軽量化が可能な台枠を提供するものである。
具体的に本発明に係る台枠構造は、
ステンレス製の側梁と、
アルミ合金製の横梁を有し、
前記側梁のウエブ内面には突設されたアダプタを有する連結材が配され、
前記横梁の端部には、前記アダプタが挿着される挿着穴が設けられ
前記アダプタには、長さ方向に溝が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る台枠構造は、側梁は従来通りのステンレス製であるが、横梁はアルミ合金製である。したがって、従来の台枠より軽量化が可能になる。また、車両全体が軽量化されるので、運行にかかるコストも低減できる。また、軌道にかかる負担も少なくなるので、軌道寿命も延び、この点からもコスト低減に効果がある。
本発明に係る台枠を含む鉄道車両構造を示す斜視図である。 側梁と横梁の連結を示す図である。 連結材のアダプタの詳細を示す図である。
以下に本発明に係る鉄道車両の台枠構造について図面および実施例を示し説明を行う。なお、以下の説明は、本発明の一実施形態および一実施例を例示するものであり、本発明が以下の説明に限定されるものではない。以下の説明は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変することができる。
図1に本発明に係る台枠10および、側構体90、屋根構体91、妻構体92の外形を示す。台枠10は、車両長手方向(進行方向でもある)に平行に配置された側梁12と、側梁12の両端をそれぞれ連結する一対の端梁14と、端梁14と略平行に配置され側梁12同士を結合する横梁16を有する。なお、補強材としては、横梁16以外に枕梁、中梁、床受け梁といった部材が含まれていてもよい。
図2には、側梁12と横梁16およびこれらを連結する連結材20を例示する。側梁12はステンレス材を利用する。側梁12は、構造強度を向上させるために、断面略コの字型に形成されている。したがって、側梁12は対向する2枚のフランジ12a、12bとフランジ12a、12b同士を連結するウエブ12cで構成される。これは、板状のステンレス材を縦方向に2か所で折り曲げ、断面U字形状にしたともいえる。また、フランジ12a、12bの端辺はさらに内側に折り返し12av、12bvが設けられていてもよい。強度向上のためである。
本発明の台枠10では、側梁12をステンレス材で形成し、横梁16をアルミ合金で形成する。しかし、ステンレス材とアルミ合金は融点が異なり、溶接することができない。そこで、凹凸形状を利用して、2つの異なる素材を嵌合することで連結する。そのため、側梁12のウエブ12c内面には、連結材20が取り付けられる。連結材20は、アダプタ21とアダプタ座22で構成される。
アダプタ21は、突起形状をした部材であり、ステンレス材を用いることができる。例えば、円筒形状部材が好適に利用できる。アダプタ21の長さは、特に限定されない。横梁16全長に渡る長さであってもよい。アダプタ21は、ハット形状のアダプタ座22に溶接などで、接続されている。
図3(a)には、アダプタ21だけを示した。図3(b)はアダプタ21の端面を正面視した状態を示す。アダプタ21は、長さ方向に溝21dが形成されている。この溝21dは、接着剤を保持させるためのものである。図3では、断面V字状の溝21dが4本形成されている状態を示している。しかし、アダプタ21の溝21dの配置される数や断面形状にも特に限定されない。
図2に戻って、1つのアダプタ座22には複数のアダプタ21を接合させてもよい。ここでは、4本のアダプタ21がアダプタ座22に溶接されている連結材20を示している。アダプタ座22は、側梁12のウエブ12c内面にスポット溶接などで接続される。図2のアダプタ座22に示したバツ印22aはスポット溶接される場所であることを示す。
横梁16はアルミ合金材を利用する。横梁16は押し出し成型で作製するのがよい。アルミ合金材はステンレス材と比較して剛性が低い。そのため構造強度を向上させるのに適した断面形状にするのがよい。押し出し成型は、複雑な断面をもった部材でも形成することができるので、好適な断面形状をもつ横梁16を提供することができるからである。
図2で示した横梁16の断面は略「X字」形状をしている。横梁16は、側梁12間の圧縮応力に対する強度とともに、上方の床面(図示せず)からの重力下方向への荷重にも耐える必要がある。したがって、断面の縦の長さ16aは、横の長さ16bよりも長い形状であるのが望ましい。また、断面の四隅には、アダプタ21が挿着されるための挿着穴16hが設けられている。挿着穴16hは、横梁16全長に渡って形成されていてもよい。
台枠10を製造する際は、予めウエブ12cの内側に連結材20がスポット溶接などで接続された状態で、横梁16がアダプタ21に挿着されていく。その後反対側の側梁12も連結材20(アダプタ21)を介して横梁16と結合させる。
その後、端梁14(図1参照)で側梁12の両端を連結する。なお、横梁16をアダプタ21に挿着する際に、接着剤をアダプタ21の溝21dに流し込んでおいてもよい。
このように本発明に係る台枠10は、ステンレス製の側梁12にアダプタ21を介して、アルミ合金製の横梁16を接続する。したがって、台枠10の重量が従来品よりも軽くなる。また、横梁16は、側梁12に接続されたアダプタ座22のアダプタ21に挿着若しくは接着するだけなので、溶接の手間が省け、製造コストも安くなる。
本発明の鉄道車両の台枠構造は、鉄道車両の台枠に好適に利用することができる。
10 台枠
12 側梁
12a、12b フランジ
12c ウエブ
12av、12bv 折り返し
14 端梁
16 横梁
16a 縦の長
16b 横の長さ
16h 挿着穴
20 連結材
21 アダプタ
21d 溝
22 アダプタ座
22a スポット溶接される場所を示すバツ印
90 側構体
91 屋根構体
92 妻構体

Claims (3)

  1. ステンレス製の側梁と、
    アルミ合金製の横梁を有し、
    前記側梁のウエブ内面には突設されたアダプタを有する連結材が配され、
    前記横梁の端部には、前記アダプタが挿着される挿着穴が設けられ
    前記アダプタには、長さ方向に溝が形成されていることを特徴とする台枠構造。
  2. 前記アダプタは、前記側梁の前記ウエブ内面にアダプタ座を介して固定されていることを特徴とする請求項1に記載された台枠構造。
  3. 前記アダプタと、前記挿着穴は接着剤で固定されることを特徴とする請求項1または2に記載された台枠構造。
JP2016124480A 2016-06-23 2016-06-23 台枠構造 Active JP6585552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016124480A JP6585552B2 (ja) 2016-06-23 2016-06-23 台枠構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016124480A JP6585552B2 (ja) 2016-06-23 2016-06-23 台枠構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017226338A JP2017226338A (ja) 2017-12-28
JP6585552B2 true JP6585552B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=60890931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016124480A Active JP6585552B2 (ja) 2016-06-23 2016-06-23 台枠構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6585552B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749266B2 (ja) * 1984-10-03 1995-05-31 株式会社日立製作所 車両の台枠構造
JPH01244961A (ja) * 1988-03-25 1989-09-29 Hitachi Ltd 車両構体の構造
JPH0350063A (ja) * 1989-04-14 1991-03-04 Hitachi Ltd 鉄道車両の車体および車体製作方法
JP3562795B2 (ja) * 2000-08-29 2004-09-08 川崎重工業株式会社 二重構造の側梁による鉄道車両の車体フレーム
DE102004034817A1 (de) * 2004-07-19 2006-02-16 Thyssenkrupp Stahl Ag Adapter zum Anschluss von Bauelementen untereinander und Bauteil hergestellt unter Verwendung eines solchen Adapters
JP4731283B2 (ja) * 2005-11-04 2011-07-20 川崎重工業株式会社 鉄道車両の車体構造
WO2012037953A1 (de) * 2010-09-20 2012-03-29 Bombardier Transportation Gmbh Wagenkasten für ein schienenfahrzeug und verfahren zu dessen herstellung
JP5931548B2 (ja) * 2012-04-02 2016-06-08 川崎重工業株式会社 鉄道車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017226338A (ja) 2017-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4272626B2 (ja) 車体下側部構造
JP5237270B2 (ja) レール走行車両の台車フレーム
US8820804B2 (en) Vehicle end section structure
WO2013175716A1 (ja) 鉄道車両の台車枠
JP2006290027A (ja) 車両構体
JP5097744B2 (ja) 車体後部構造
JP5950804B2 (ja) 鉄道車両
JP5976119B2 (ja) 車両構体
JP2008230320A (ja) 鉄道車両
JP6916125B2 (ja) 軌条車両構体
JP6647907B2 (ja) 鉄道車両構体
JP2015128982A (ja) 車体後部構造
JP4442518B2 (ja) 鉄道車両用台車枠
WO2012153425A1 (ja) 車両用構造体
JP5206376B2 (ja) 車体骨格材構造
JP6585552B2 (ja) 台枠構造
JP2015009613A (ja) 車両の車体下部構造
KR101927382B1 (ko) 연장된 차체프레임 구조
JP6331823B2 (ja) 接合構造
RU2690294C2 (ru) Рама тележки железнодорожного вагона, соответствующая тележка и способ изготовления такой рамы
JP2013241082A (ja) 鉄道車両
JP4477047B2 (ja) 車両構体
US20220332355A1 (en) Body bolster structure for railway vehicle, and railway vehicle
JP6105386B2 (ja) 車両の側部構造
KR102375749B1 (ko) 차량용 전방 구조물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6585552

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250