JP6582546B2 - 機電一体型回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、機電一体型回転電機に関する。
従来から、モータ部(回転電機)の上側にインバータ部(電力変換装置)が一体に結合された機電一体型回転電機が公知である(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されたモータ部においては、円筒状に形成されたアウターハウジングとインナーハウジングとの間に冷却水路を形成し、アウターハウジングに入口パイプおよび出口パイプを取り付けている。前記入口パイプおよび出口パイプは、冷却水路に連通しており、これらの入口パイプ、出口パイプおよび冷却水路によって冷却装置が構成される。
入口パイプから冷却水路に流入した冷却水は、冷却水路内を周方向に沿って流れることによってモータ部を冷却したのち出口パイプから排出される。
特開2011−182480号公報
しかしながら、前述の特許文献1に記載された機電一体型回転電機では、入口パイプおよび出口パイプを、それぞれアウターハウジングにボルトで締結するため、冷却装置の組立作業の作業工数が大きくなるという問題があった。
そこで、本発明は、組立作業が簡単な冷却装置を有する機電一体型回転電機を提供することを目的とする。
本発明に係る機電一体型回転電機においては、回転電機と電力変換装置と冷却装置とこれらを収容する筐体は、複数の構成部材から構成されている。前記冷却装置に設けられた流入部および流出部の少なくともいずれかは、前記筐体を構成する複数の構成部材で挟持されることによって保持される。
本発明に係る機電一体型回転電機によれば、流入部および流出部の少なくともいずれかを筐体の複数の構成部材で挟持して保持するため、冷却装置を筐体に組み付ける組付作業が簡単になる。
本発明の第1の実施形態に係る機電一体型回転電機を示す斜視図である。 図1の機電一体型回転電機の分解斜視図である。 本図のうち、(a)は図1のA−A線による断面図、(b)は図1のB−B線による断面図、(c)は図1のC−C線による断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る機電一体型回転電機を示す斜視図である。 図4の機電一体型回転電機の分解斜視図である。 本図のうち、(a)は図4のD−D線による断面図、(b)は図4のE−E線による断面図、(c)は図4のF−F線による断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る機電一体型回転電機の断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る筒状の流入部、横型カバーの切欠きおよびハウジング本体の切欠きを示す分解斜視図である。 本図のうち、(a)は図8の正面図、(b)は横型カバーの切欠きとハウジング本体の切欠きで円筒状の流入部を押し潰した状態を示す正面図である。 本発明の第4の実施形態に係る筒状の流入部と筐体とを示す分解斜視図である。 本図のうち、(a)は第5の実施形態に係る筒状の流入部、横型カバーの切欠きおよびハウジング本体の切欠きを示す正面図、(b)は(a)のハウジング本体の切欠き近傍を上方から見た平面図、(c)は横型カバーの切欠きとハウジング本体の切欠きで円筒状の流入部を押し潰した状態を示す正面図である。 他の実施形態に係る機電一体型回転電機の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面とともに詳述する。
[第1実施形態]
図1〜図3を用いて、本発明の第1実施形態に係る機電一体型回転電機1を説明する。
第1実施形態に係る機電一体型回転電機1は、回転電機と電力変換装置13と冷却装置3とこれらを収容する筐体19とを備えている。
前記冷却装置3は、内部に中空部が設けられた本体部5と、該本体部5に設けられた円筒状の流入部7および流出部9と、を有している。前記本体部5は、扁平な箱型状に形成されている。前記流入部7および流出部9は、前記本体部5の中空部に連通して構成されている。そして、前記流入部7から流入した冷却液は中空部を流れて流出部9から、後述するハウジング本体21の流路39に連通した挿入口11に流出される。
前記電力変換装置13は、本実施形態では、コンデンサ15とパワーモジュール17である。これらのコンデンサ15とパワーモジュール17は扁平な箱型状に形成されており、冷却装置3の本体部5の上に当接した状態で配設されている。電力変換装置13は、通電によって発熱するため、冷却装置3に接することで冷却される。
前記筐体19は、ハウジング本体21(構成部材)と、このハウジング本体21の側部に形成された開口を側方から封止する縦型カバー23(構成部材)と、から構成されている。このように、前記筐体19は、複数(本実施形態では2つ)の構成部材から構成されている。
前記ハウジング本体21(構成部材)は、一端側(図2の奥側)が封止され、他端側(図2の手前側)が開口している。具体的には、前記ハウジング本体21は、下側が有底の円筒体からなる回転電機収容部25に形成され、上側が箱型状の電力変換装置収容部27に形成されている。電力変換装置収容部27は、上壁29と側壁31と後壁33とから画成される。また、図3に示すように、電力変換装置収容部27の内方において、側壁31と後壁33とが交差する角部35は、内部が中空状の流路37に形成され、この流路37内を冷却液が流通する。即ち、図2に示すように、冷却装置3の流出部9を電力変換装置収容部27の内方の角部35の挿入口11に挿入することにより、電力変換装置13が搭載された冷却装置3を電力変換装置収容部27に組み付ける。これにより、前記冷却装置3の流入部7から流入した冷却液は本体部5の中空部を流れて流出部9から、電力変換装置収容部27の角部35の挿入口11に入る。角部35内の流路37は、ハウジング本体21の流路39に連通しているため、角部35内の流路37に入った冷却液は、ハウジング本体21の流路39を流れる。また、前記電力変換装置収容部27の側面41には、正面視が半円状のハウジング側切欠き43が形成されている。
そして、前記縦型カバー(構成部材)23は、図2の側方から見ると、下側が円形状に形成され、上側が矩形状に形成されている。具体的には、縦型カバー23は、上下方向に延びる縦壁45と、縦壁45の周縁で屈曲してハウジング本体21に向けて延びる側壁47および上壁49と、から一体形成されている。このように、縦型カバー23は、蓋状に形成されている。そして、側壁47の上部には、正面視が半円状のカバー側切欠き51が形成されている。これらのカバー側切欠き51とハウジング側切欠き43とは同じ高さ位置に配置され、両者を合わせると、円形状の穴に形成される。
ここで、冷却装置3の流入部7は、円筒状に形成されている。カバー側切欠き51とハウジング側切欠き43とを突き合わせて形成される円形の穴は、流入部7とほぼ同一の径寸法に形成される。従って、冷却装置3の流入部7は、カバー側切欠き51とハウジング側切欠き43とで挟持されることによって保持される。なお、図3(a)(b)に示すように、電力変換装置収容部27の角部35の壁には、溝53が形成され、この溝内にOリング55が嵌合されている。これによって、冷却装置3の流入部7は、Oリング55によってシールされる。
以下に、第1実施形態による作用効果を説明する。
(1)本発明の第1実施形態に係る機電一体型回転電機1は、回転電機と電力変換装置13と冷却装置3とこれらを収容する筐体19とを備えている。
前記冷却装置3は、内部に中空部が設けられた本体部5と、該本体部5に設けられた筒状の流入部7および流出部9と、を有している。前記流入部7および流出部9は、前記本体部5の中空部に連通して構成され、前記流入部7から流入した冷却液は中空部を流れて流出部9から排出されることにより、少なくとも前記電力変換装置13を冷却するように構成されている。
前記筐体19は、ハウジング本体21および縦型カバー23(複数の構成部材)から構成されており、前記流入部7は、ハウジング本体21および縦型カバー23(複数の構成部材)で挟持されることによって保持される。
このように、流入部7を筐体19の複数の構成部材で挟持して保持するため、冷却装置3を筐体19に組み付ける組付作業が簡単になる。
(2)前記流入部7をハウジング本体21および縦型カバー23(複数の構成部材)で挟持し、筐体19内に形成された挿入口11(流路37)に流出部9を連通させた。
このように、流出部9を筐体19内に形成された流路37に連通させている。従って、冷却装置3を筐体19に組み付ける組付作業がさらに簡単になり、また、ホースやバンドなどの中間部材を設ける必要がなく、部品点数の削減になる。
[第2実施形態]
次に、図4〜図6を用いて、本発明の第2実施形態に係る機電一体型回転電機について説明するが、前述した第1実施形態と同一構成部位には同一符号を付けて、説明を省略する。
第2実施形態に係る機電一体型回転電機101は、回転電機と電力変換装置13と冷却装置3とこれらを収容する筐体119とを備えている。
前記冷却装置3は、内部に中空部が設けられた本体部5と、該本体部5に設けられた円筒状の流入部7および流出部9と、を有している。前記本体部5は、扁平な箱型状に形成されている。前記流入部7および流出部9は、前記本体部5の中空部に連通して構成されている。そして、前記流入部7から流入した冷却液は、中空部を流れて流出部9から流出される。
前記電力変換装置13は、本実施形態では、コンデンサ15とパワーモジュール17である。これらのコンデンサ15とパワーモジュール17は扁平な箱型状に形成されており、冷却装置3の本体部5の上に当接した状態で配設されている。電力変換装置13は、通電によって発熱するため、冷却装置3に接することで冷却される。
前記筐体119は、下側に配置されたハウジング本体121(構成部材)と、このハウジング本体121の上部に形成された開口を上方から封止する横型カバー123(構成部材)と、から構成されている。このように、前記筐体119は、複数(本実施形態では、2つ)の構成部材から構成されている。
前記ハウジング本体121(構成部材)は、下側が回転電機収容部125に形成され、上側が電力変換装置収容部127に形成されている。電力変換装置収容部127は、側壁102と底壁103とから画成される。ここで、前記底壁103は、回転電機収容部125と電力変換装置収容部127とを隔離する隔壁104に形成されている。また、前記筐体119の側壁102の上面102aにおける2箇所の部分には、正面視が半円状の第1のハウジング側切欠き105と第2のハウジング側切欠き106が形成されている。そして、電力変換装置収容部127の底壁103(隔壁104)の上に、平面視が矩形状で所定厚さを有する板状の弾性部材107(本実施形態ではゴム部材)が載置されている。この弾性部材107は、冷却装置3と底壁103との間に配置され、これらの冷却装置3および底壁103の双方に当接している。なお、弾性部材107としては、本実施形態に係るゴム以外にも、樹脂やバネなどを適用できる。
また、横型カバー123(構成部材)は、上壁108と、該上壁108の周縁から屈曲して下方に延在する4つの側壁109とから蓋状に一体に形成されている。側壁109の下面110には、前記ハウジング本体121の側壁102に形成された第1のハウジング側切欠き105と第2のハウジング側切欠き106に対応する位置に、第1のカバー側切欠き111と第2のカバー側切欠き112が形成されている。これらの第1のカバー側切欠き111および第2のカバー側切欠き112は、ともに正面視が半円状に形成されている。従って、これらの第1のハウジング側切欠き105と第1のカバー側切欠き111とを合わせると、円形状の穴に形成される。また、第2のハウジング側切欠き106と第2のカバー側切欠き112とを合わせると、円形状の穴に形成される。ここで、冷却装置3の流入部7は、円筒状に形成されている。第1のハウジング側切欠き105と第1のカバー側切欠き111とを突き合わせて形成される円形の穴は、流入部7とほぼ同一の径寸法に形成される。従って、冷却装置3の流入部7は、第1のハウジング側切欠き105と第1のカバー側切欠き111とで挟持されることによって保持される。
同様に、第2のハウジング側切欠き106と第2のカバー側切欠き112とを突き合わせて形成される円形の穴は、流出部9とほぼ同一の径寸法に形成される。従って、冷却装置3の流出部9は、第2のハウジング側切欠き106と第2のカバー側切欠き112とで挟持されることによって保持される。このように、前記流入部7および流出部9の双方をハウジング本体121と横型カバー123(筐体119の複数の構成部材)で挟持し、これら流入部7および流出部9の端部をハウジング本体121および横型カバー123の外部に配置している。
そして、図5および図6(a)に示すように、冷却装置3を平面視で見ると、筒状の流入部7と流出部9とは、直交して延びている。このように、本実施形態では、流入部7と流出部9とは、平面視において交差して延びている。
以下に、第2実施形態による作用効果を説明する。
(1)前記流入部7と流出部9とは、平面視で交差する方向に延びており、前記流入部7および流出部9の双方を筐体119の複数の構成部材で挟持し、これら流入部7および流出部9の端部を筐体119の外部に配置した。
このように、流入部7と流出部9とが交差して延びているため、前記流入部7および流出部9を挟持して位置決めする作業が効率的になる。流入部7および流出部9の端部を筐体119の外部に配置したため、流入部7および流出部9が他の流路に接続される接続部分も筐体119の外側に配置される。従って、当該接続部分から冷却液が漏れて筐体119内に滞留することが抑制される。
(2)前記筐体119は、回転電機を収容する回転電機収容部125と、電力変換装置13および該電力変換装置13を冷却する冷却装置3を収容する電力変換装置収容部127と、を備えている。これらの回転電機収容部125と電力変換装置収容部127とは底壁103(隔壁104)を介して一体に形成され、前記冷却装置3における回転電機収容部125の対向面とは反対側の面に前記電力変換装置13を当接して配置している。換言すれば、前記冷却装置3における回転電機収容部側とは反対側の面である上面に前記電力変換装置13を当接して配置している。前記冷却装置3と底壁103(隔壁104)との間に、これらの冷却装置3および底壁103(隔壁104)の双方に当接する弾性部材107を配設した。即ち、本実施形態では、冷却装置3の上面に冷却装置3を載置し、冷却装置3の下面と底壁103(隔壁104)の上面との間に弾性部材107を配置している。
このように、冷却装置3と底壁103との間に弾性部材107を配設しているため、回転電機から電力変換装置13に伝達される振動音が弾性部材107によって低減される。
[第3実施形態]
次に、図7を用いて、本発明の第3実施形態に係る機電一体型回転電機について説明するが、前述した第1および第2の実施形態と同一構成部位には同一符号を付けて、説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態に係る機電一体型回転電機201では、冷却装置3と底壁103(隔壁104)との間に、これらの冷却装置3および底壁103の双方に当接する熱伝導部材203を配設している。この熱伝導部材203は、平面視が矩形状の板状に形成されており、モータ側の底壁103からの熱を冷却装置3に伝える作用を有する。なお、熱伝導部材203としては、アルミニウム、銅、および樹脂からなる伝熱シートが適用可能である。
以下に、第3実施形態による作用効果を説明する。
(1)前記筐体119は、回転電機を収容する回転電機収容部125と、電力変換装置13および該電力変換装置13を冷却する冷却装置3を収容する電力変換装置収容部127と、を備えている。これらの回転電機収容部125と電力変換装置収容部127とは底壁103(隔壁104)を介して一体に形成され、前記冷却装置3における回転電機収容部125の対向面とは反対側の面に前記電力変換装置13を当接して配置している。換言すれば、前記冷却装置3における回転電機収容部側とは反対側の面である上面に前記電力変換装置13を当接して配置している。前記冷却装置3と底壁103(隔壁104)との間に、これらの冷却装置3および底壁103(隔壁104)の双方に当接する熱伝導部材203を配設した。即ち、本実施形態では、冷却装置3の上面に冷却装置3を載置し、冷却装置3の下面と底壁103(隔壁104)の上面との間に熱伝導部材203を配置している。
回転電機の熱は、底壁103(隔壁104)および熱伝導部材203を介して冷却装置3に効率的に伝達される。従って、一つの冷却装置3で電力変換装置13および回転電機の双方を冷却することができる。
[第4実施形態]
次に、図8,9を用いて、本発明の第4実施形態に係る機電一体型回転電機について説明するが、前述した第1〜第3の実施形態と同一構成部位には同一符号を付けて、説明を省略する。
第4実施形態では、横型カバー123(第2実施形態参照)の側壁109におけるカバー側切欠き301は正面視が半円状に形成され、ハウジング本体121(第2実施形態参照)の側壁102におけるハウジング側切欠き302は正面視がV字状に形成されている。具体的には、ハウジング側切欠き302は、幅方向の中央部に形成された下方に向けて延びる正面視が矩形状に形成された溝部303と、該溝部303から上方に行くに従って幅方向に徐々に広がる傾斜部304と、から構成される。
冷却装置3に設けた流入部7および流出部9は、円筒状の金属製パイプである。次いで、流入部7を筐体119に取り付ける手順を説明する。まず、図9(a)に示すように、横型カバー123のカバー側切欠き301とハウジング本体121のハウジング側切欠き302との間に前記金属製パイプからなる流入部7を配置する。次に、図9(b)に示すように、横型カバー123の側壁109の下端109aとハウジング本体121の側壁102の上面102aとを突き合わせる。これによって、流入部7の上側半分が保持されると共に、下側半分がV字状のハウジング側切欠き302によって流入部7の下側半分を塑性変形させることができる。なお、本実施形態では、流入部7および流出部9を円筒状の金属製パイプで構成し、V字状のハウジング側切欠き302によって塑性変形させたが、流入部7および流出部9を弾性体で構成し、V字状のハウジング側切欠き302で弾性変形させてもよい。
以下に、第4実施形態による作用効果を説明する。
(1)前記流入部7および流出部9は、円筒状のパイプであり、
前記筐体119の構成部材における流入部7および流出部9の挟持部分には、一方の構成部材側に半円状のカバー側切欠き301(切欠き)が形成され、他方の構成部材側にV字状のハウジング側切欠き302(切欠き)が形成されている。
これらの一方の構成部材と他方の構成部材の切欠きの間に流入部7および流出部9を配置し、これらの一方の構成部材と他方の構成部材同士を互いに突き当てることによって、流入部7および流出部9を変形させた。
このように、流入部7および流出部9のそれぞれにおける外周面の半分側をV字状に変形させるため、この変形した部位と構成部材の切欠きが密着する。従って、流入部7および流出部9を筐体119に対してガタツキなく確実に保持することができる。
[第5実施形態]
次に、図10,11を用いて、本発明の第5実施形態に係る機電一体型回転電機について説明するが、前述した第1〜第4の実施形態と同一構成部位には同一符号を付けて、説明を省略する。
第5実施形態に係る機電一体型回転電機では、横型カバー123(第2実施形態参照)におけるカバー側切欠き301は正面視が半円状に形成され、ハウジング本体121(第2実施形態参照)の側壁102におけるハウジング側切欠き402は正面視がV字状に形成されている。具体的には、ハウジング側切欠き402は、幅方向の中央部に形成され、下方に向けて延びる正面視が矩形状に形成された溝部303と、該溝部303から上方に行くに従って幅方向に徐々に広がる傾斜部404と、から構成される。そして、傾斜部404は、図10に示すように、平面状の傾斜面405と、傾斜面405における側壁102の厚さ方向の中央部に形成された突起406と、からなる。これらの突起406,406は、対向する傾斜面405,405のそれぞれに一対に形成されている。
冷却装置3に設けた流入部7および流出部9は、円筒状の金属製パイプである。次いで、流入部7を筐体119に取り付ける手順を説明する。まず、図11(a)(b)に示すように、横型カバー123のカバー側切欠き301とハウジング本体121のハウジング側切欠き402との間に前記流入部7を配置する。次に、図11(c)に示すように、横型カバー123の側壁109の下端109aとハウジング本体121の側壁102の上面102aとを突き合わせる。これによって、流入部7の上側半分が保持されると共に、下側半分がV字状のハウジング側切欠き402によって、流入部7の下側半分を塑性変形させることができる。本実施形態では、特に突起406が流入部7の下側半分に対して径方向内側に食い込む。なお、本実施形態では、流入部7および流出部9を円筒状の金属製パイプで構成し、V字状のハウジング側切欠き402によって塑性変形させたが、流入部7および流出部9を弾性体で構成し、V字状のハウジング側切欠き402や突起406で弾性変形させてもよい。また、突起406は、横型カバー123のカバー側切欠き301に設けてもよい。
以下に、第5実施形態による作用効果を説明する。
(1)前記筐体119の構成部材における流入部7および流出部9の挟持部分には、一方の構成部材側に半円状のカバー側切欠き301(切欠き)が形成され、他方の構成部材側にV字状のハウジング側切欠き402(切欠き)が形成されている。他方の構成部材の切欠きには、突起406が形成されている。
前記突起406によって、流入部7および流出部9の外周面が径方向内側に向けて凹む変形をするため、流入部7および流出部9が筐体119から抜けにくくなる効果を有する。
[他の実施形態]
次に、図12を用いて、本発明の他の実施形態に係る機電一体型回転電機501について説明するが、前述した第1〜第5の実施形態と同一構成部位には同一符号を付けて、説明を省略する。
本実施形態に係る冷却装置503では、第1〜第3の実施形態に係る冷却装置3と、扁平な箱型状に形成されたパワーモジュール用冷却器505と、からなる。具体的には、冷却装置3の上にパワーモジュール用冷却器505を載置し、該パワーモジュール用冷却器505の上にパワーモジュール17を載置している。このように、冷却装置3とパワーモジュール17との間にパワーモジュール用冷却器505を配置している。
ここで、パワーモジュール用冷却器505の内部には、冷却液が流通可能な中空部が形成されている。そして、パワーモジュール用冷却器505には、冷却装置3からの冷却液が流入する入口部と、パワーモジュール用冷却器505の中空部内の冷却液が冷却装置3に流れ込む出口部と、が設けられている。これによって、冷却装置3の内部の冷却液が入口部からパワーモジュール用冷却器505に流入し、パワーモジュール用冷却器505の内部を流れることによってパワーモジュール用冷却器505が冷却されたのち、出口部から冷却装置3に冷却液が戻る。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態では、冷却装置3の上にパワーモジュール用冷却器505を載置し、該パワーモジュール用冷却器505の上にパワーモジュールを載置している。従って、パワーモジュール17をパワーモジュール用冷却器505によって更に効率的に冷却することができる。
ところで、本発明の機電一体型回転電機は前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
例えば、前記冷却装置3は、回転電機と電力変換装置13とのどちらを冷却するように構成してもよい。
1 機電一体型回転電機
3 冷却装置
5 本体部
7 流入部
9 流出部
11 挿入口
13 電力変換装置
19,119 筐体
21 ハウジング本体(複数の構成部材)
23 縦型カバー(複数の構成部材)
37 流路
104 隔壁
107 弾性部材
125 回転電機収容部
127 電力変換装置収容部
203 熱伝導部材
301 カバー側切欠き(切欠き)
302 ハウジング側切欠き(切欠き)
406 突起

Claims (7)

  1. 回転電機と電力変換装置と冷却装置とこれらを収容する筐体とを備え、
    前記冷却装置は、内部に中空部が設けられた本体部と、該本体部に設けられた筒状の流入部および流出部と、を有し、前記流入部および流出部は、前記本体部の中空部に連通して構成され、
    前記流入部から流入した冷却液は中空部を流れて流出部から排出されることにより、前記回転電機と前記電力変換装置の少なくともいずれか一方を冷却するように構成された機電一体型回転電機であって、
    前記筐体は、複数の構成部材から構成されており、
    前記流入部および流出部の少なくともいずれかは、前記筐体の複数の構成部材で挟持されることによって保持されることを特徴とする機電一体型回転電機。
  2. 前記流入部および流出部のいずれか一方を前記筐体の複数の構成部材で挟持し、他方を筐体内に形成された流路に連通させたことを特徴とする請求項1に記載の機電一体型回転電機。
  3. 前記流入部と流出部とは、平面視で交差する方向に延びており、前記流入部および流出部の双方を筐体の複数の構成部材で挟持し、これら流入部および流出部の端部を筐体の外部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の機電一体型回転電機。
  4. 前記筐体は、回転電機を収容する回転電機収容部と、電力変換装置および該電力変換装置を冷却する冷却装置を収容する電力変換装置収容部と、を備え、これらの回転電機収容部と電力変換装置収容部とは隔壁を介して一体に形成され、
    前記冷却装置における回転電機収容部側とは反対側の面に前記電力変換装置を当接して配置し、
    前記冷却装置と隔壁との間に、これらの冷却装置および隔壁の双方に当接する弾性部材を配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機電一体型回転電機。
  5. 前記筐体は、回転電機を収容する回転電機収容部と、電力変換装置および該電力変換装置を冷却する冷却装置を収容する電力変換装置収容部と、を備え、これらの回転電機収容部と電力変換装置収容部とは隔壁を介して一体に形成され、
    前記冷却装置における回転電機収容部側とは反対側の面に前記電力変換装置を当接して配置し、
    前記冷却装置と隔壁との間に、これらの冷却装置および隔壁の双方に当接する熱伝導部材を配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機電一体型回転電機。
  6. 前記流入部および流出部の少なくともいずれかは、円筒状のパイプを変形させた変形パイプであり、
    前記筐体の構成部材における前記変形パイプの挟持部分には、一方の構成部材側に半円状の切欠きが形成され、他方の構成部材側にV字状の切欠きが形成されており、
    これらの一方の構成部材と他方の構成部材の切欠きの間に前記変形パイプが配置され
    前記変形パイプは、これらの一方の構成部材と他方の構成部材同士突き合わされることによって変したものであり、一方の構成部材と他方の構成部材で挟持されることによって保持されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の機電一体型回転電機。
  7. 前記一方の構成部材の切欠きと他方の構成部材の切欠きとの少なくともいずれかの切欠きには、突起が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の機電一体型回転電機。
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