JP6513945B2 - 電子機器及び移動距離算出システム - Google Patents

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Description

本発明は、主として、複数の電子機器を用いて移動体の移動距離を算出する移動距離算出システムに関する。
従来から、同じネットワークに所属する複数の舶用機器で構成されるシステムが知られている。この種のシステムにおいては、船舶の移動距離を計測可能なプロッタ装置等を複数備え、少なくとも1台のプロッタ装置等が稼動しているだけで、全てのプロッタ装置で船舶の総移動距離を把握可能な構成が知られている。特許文献1は、この種のシステムを開示する。
特許文献1では、同じネットワークに所属する複数のプロッタ装置が、それぞれ船舶の移動距離を計測する。各プロッタ装置は、計測の開始時刻及び終了時刻とともに移動距離を記憶する。また、各プロッタ装置は、計測した移動距離、開始時刻及び終了時刻を互いにやり取りすることができる。この構成により、開始時刻及び終了時刻に基づいて、期間が重複しないように移動距離を積算することで、総移動距離を算出することができる。
特開2013−79817号公報
しかし、特許文献1のシステムでは、移動距離を重複して積算することを防止するために、計測した移動距離を時刻と関連付けて記憶する必要があり、データが煩雑になってしまう。更に、総移動距離を算出する際には、重複が生じないように積算を行う必要があるため、複雑な処理が必要となる。
なお、この課題は船舶に搭載されるシステムに限られず、移動体の総移動距離を算出する際に共通のものである。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、複数の電子機器を用いて移動体の総移動距離を算出するシステムにおいて、単純な構成で総移動距離を算出可能な構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の電子機器が提供される。即ち、電子機器は、同じネットワークに所属する他の機器とともに移動体の移動距離を計測し、自機及び他の機器のうち稼動中の1台のみがマスターとして機能し、マスター以外の機器がスレイブとして機能する。この電子機器は、切替部と、計測部と、通信部と、記憶部と、算出部と、を備える。前記切替部は、前記同じネットワークに所属する他の機器の稼動の有無に基づいて、マスターとして機能する状態とスレイブとして機能する状態とを切り替える。前記計測部は、自機がマスターとして機能している間の移動距離を自機のマスター移動距離に加算し、自機がスレイブとして機能している間の移動距離は自機の前記マスター移動距離に加算しない。前記通信部は、自機の前記マスター移動距離を他の機器へ送信するとともに、他の機器の前記マスター移動距離を受信する。前記記憶部は、自機及び他の機器の前記マスター移動距離を記憶する。前記算出部は、自機及び他の機器の前記マスター移動距離を積算することで前記移動体の総移動距離を算出する。
これにより、マスターとして機能する機器のみが移動距離を計測するため、マスター移動距離は重複して計測されない。従って、各機器のマスター移動距離を積算するだけで総移動距離を算出できるので、演算量を抑えることができる。
前記の電子機器においては、前記算出部が算出した総移動距離を表示する表示部を備えることが好ましい。
これにより、ユーザは総移動距離を簡単に把握することができる。
前記の電子機器においては、前記切替部は、前記ネットワーク内において、起動後の経過時間が最も長い機器が自機である場合に、自機をマスターとして機能させることが好ましい。
このように、起動後の経過時間を比較してマスターを決定することで、後から起動した機器がマスターとなることがないため、マスターが頻繁に変わることを防止できる。
前記の電子機器においては、前記通信部は、自機が新たに起動した場合、他の機器から前記マスター移動距離を受信し、前記記憶部に記憶された前記マスター移動距離を更新することが好ましい。
これにより、起動直後は古いマスター移動距離を記憶しており正しい総移動距離を算出できない可能性があるため、上記のように更新を行うことで、正しい総移動距離を算出することができる。
前記の電子機器においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、自機がマスターとして機能する場合は、自機の前記マスター移動距離をリアルタイムで他の機器へ送信する。自機がスレイブとして機能する場合は、他の機器から当該他の機器の前記マスター移動距離をリアルタイムで受信する。
これにより、現時点でマスターとして機能する機器のマスター移動距離は随時変化するため、これをリアルタイムで更新することで、より精度の高い総移動距離を算出することができる。
前記の電子機器においては、船舶に搭載され、当該船舶の総移動距離を算出することが好ましい。
これにより、船舶では航法装置等が複数箇所に設置され、一部の航法装置のみが起動しているという状況が多いため、本発明の効果を特に有効に発揮させることができる。
前記の電子機器においては、他の機器の記憶部に記憶された他の機器自身の前記マスター移動距離を、前記他の機器自身から受信した場合は、自機の前記記憶部に記憶された前記他の機器の前記マスター移動距離を更新することが好ましい。
これにより、他の機器が記憶する他の機器自身のマスター移動距離は確実に最新の情報なので、この情報を用いて記憶部の記憶内容を更新することで、正確な総移動距離を算出することができる。
前記の電子機器においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、少なくとも、自機と、第1の他の機器と、第2の他の機器がネットワーク上に存在する。前記第1の他の機器の前記マスター移動距離を前記第2の他の機器から受信した場合は、自機の記憶する前記第1の他の機器の前記マスター移動距離と前記第2の他の機器から受信した前記第1の他の機器の前記マスター移動距離と、のうち大きい方を自機の記憶する前記第1の他の機器の前記マスター移動距離とする。
これにより、マスター移動距離は時間の経過に伴って減少することはないため、大きい方が最新のマスター移動距離に該当する。従って、最新のマスター移動距離を記憶部に記憶することができる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の移動距離算出システムが提供される。即ち、このシステムでは、同じネットワークに所属する複数の電子機器で構成され、稼動中の1台の電子機器のみがマスターとして機能し、マスター以外の前記電子機器がスレイブとして機能する。前記電子機器は、切替部と、計測部と、通信部と、記憶部と、算出部と、を備える。前記切替部は、前記同じネットワークに所属する他の機器の稼動の有無に基づいて、マスターとして機能する状態とスレイブとして機能する状態とを切り替える。前記計測部は、自機がマスターとして機能している間の移動距離を自機のマスター移動距離に加算し、自機がスレイブとして機能している間の移動距離は自機の前記マスター移動距離に加算しない。前記通信部は、自機の前記マスター移動距離を他の前記電子機器へ送信するとともに、他の前記電子機器の前記マスター移動距離を受信する。前記記憶部は、自機及び他の前記電子機器の前記マスター移動距離を記憶する。前記算出部は、自機及び他の前記電子機器の前記マスター移動距離を積算することで移動体の総移動距離を算出する。
これにより、マスターとして機能する機器のみが移動距離を計測するため、マスター移動距離は重複して計測されない。従って、各機器のマスター移動距離を積算する簡単な処理を行うだけで総移動距離を算出することができる。
本発明の一実施形態に係るプロッタ装置を含んで構成される移動距離算出システムの全体的な構成を示すブロック図。 マスター移動距離を受信したときに更新するか否かを判定する処理を示すフローチャート。 プロッタ装置が時間差で起動した場合における各プロッタ装置の稼動状況を示す図。 プロッタ装置が個別に稼動した場合における各プロッタ装置の稼動状況を示す図。
次に、本発明の実施の形態を説明する。初めに、図1を参照して、移動距離算出システム1の構成について説明する。図1は、移動距離算出システム1の全体的な構成を示すブロック図である。
移動距離算出システム1は、船舶に搭載され、当該船舶の総移動距離を計測するためのシステムである。総移動距離とは、移動距離算出システム1が搭載された船舶がこれまでに移動した距離の合計であり、停泊した場合であってもリセットしない距離である。図1に示すように、移動距離算出システム1は、プロッタ装置(電子機器)11a〜11cと、GPSアンテナ12と、を備える。
プロッタ装置11a〜11c及びGPSアンテナ12は、計測した情報等を、舶用ネットワーク10を介して互いに送受信することができる。舶用ネットワーク10の規格としては、例えばLAN(Local Area Network)やCAN(Controller Area Network)を採用することができる。
GPSアンテナ12は、GPS衛星(GNSS衛星)からの測位信号を受信し、当該測位信号に基づいて、自船の位置(詳細にはGPSアンテナ12の位置)を求める。GPSアンテナ12は、求めた自船の位置を、舶用ネットワーク10を介して、プロッタ装置11a〜11cへ出力する。
プロッタ装置11a〜11cは、図1に示すように、切替部21と、計測部22と、通信部23と、記憶部24と、算出部25と、表示部26と、を備える。なお、プロッタ装置11a〜11cは略同じ構成であるため、以下では代表してプロッタ装置11aについて説明する。
切替部21は、プロッタ装置11aがマスターとして機能する状態とスレイブとして機能する状態とを切り替える。移動距離算出システム1では、1台のプロッタ装置がマスターとして機能し、他の全てのプロッタ装置がスレイブとして機能する。従って、移動距離算出システム1内でマスターは常に1台である。また、全てのプロッタ装置11a〜11cがマスターになり得るとともに、スレイブになり得る。
マスターの決定方法は任意であるが、本実施形態では起動後の経過時間が最も長いプロッタ装置がマスターとして機能するように設定されている。マスターとして機能するプロッタ装置が終了(電源オフ)した場合、起動中のプロッタ装置の中で経過時間が最も長いものが選ばれ、マスターとして機能する。なお、起動してからの経過時間以外にも、例えばMACアドレスの順番でマスターを決定しても良い。
計測部22は、GPSアンテナ12から受信した自船の位置変化に基づいて、自船の移動距離を計測する。移動距離算出システム1は、マスターとして機能するプロッタ装置のみが移動距離を計測することで、移動距離が重複して計測されることはない。プロッタ装置11aは、自機がマスターとして機能する場合、計測した移動距離を「プロッタ装置11aのマスター移動距離」に加算していく。なお、プロッタ装置11aは、スレイブとして機能する場合は、「プロッタ装置11aのマスター移動距離」は一定である。従って、移動距離算出システム1では、マスターとして機能するプロッタ装置のマスター移動距離のみが加算されていく。
通信部23は、プロッタ装置11aのマスター移動距離を他のプロッタ装置11b,11cに送信するとともに、他のプロッタ装置11b,11cから、プロッタ装置11b,11cのマスター移動距離を受信する。具体的には、通信部23は、プロッタ装置11aの起動が完了した後に他のプロッタ装置11b,11cと通信して、互いのマスター移動距離を更新する(詳細な更新処理は後述)。また、プロッタ装置11aは、少なくとも自機がマスターとして機能する場合は、自機(プロッタ装置11a)のマスター移動距離を、リアルタイムに他のプロッタ装置11b,11cへ送信する。ここで、リアルタイムとは、マスター移動距離が更新された直後に送信する場合だけでなく、マスター移動距離を短い時間間隔毎に送信する場合も含むものとする。
記憶部24は、不揮発性メモリであり、マスター移動距離をプロッタ装置毎に記憶する。具体的には、記憶部24は、自機(プロッタ装置11a)のマスター移動距離と、プロッタ装置11bのマスター移動距離と、プロッタ装置11cのマスター移動距離と、を個別に記憶している。
算出部25は、記憶部24に記憶されたプロッタ装置毎のマスター移動距離を積算することで、船舶の総移動距離を算出する。上述のように、移動距離算出システム1ではマスターは1台であり、マスターのみが移動距離を計測するため、各プロッタ装置11a〜11cのマスター移動距離を積算するだけで、船舶の総移動距離を算出することができる。
表示部26は、液晶ディスプレイ等で構成されており、例えば海図上に自船の位置又はユーザが設定したポイント等を表示する。また、表示部26は、算出部25が算出した船舶の総移動距離を常時又はユーザの指示に応じて表示する。
次に、図2を参照して、他のプロッタ装置からマスター移動距離を受信したときに更新するか否かを判定する処理について説明する。
上述したように、プロッタ装置11a〜11cは、起動時又はリアルタイムに他のプロッタ装置からマスター移動距離を受信する。このとき、プロッタ装置11a〜11cは、基本的には受信したマスター移動距離を用いて記憶部24の記憶内容を更新する。しかし、古いマスター移動距離を受信する場合も考えられるため、本実施形態では、図2のフローチャートを用いて更新の要否を判定する。
具体的には、プロッタ装置11a〜11cは、他のプロッタ装置11x(x=a,b,c)からマスター移動距離を受信した場合(S101)、受信したマスター移動距離がプロッタ装置11x自身のマスター移動距離か否かを判定する(S102)。ここで、プロッタ装置11xからプロッタ装置11xのマスター移動距離を受信した場合(S102でYesの場合)、このマスター移動距離は最新と考えられるので、プロッタ装置11a〜11cは、受信したマスター移動距離で記憶部24の記憶内容を更新する(S103)。
一方、プロッタ装置11xから他のプロッタ装置のマスター移動距離を受信した場合(S102でNoの場合)、このマスター移動距離は最新とは限らない。従って、プロッタ装置11a〜11cは、受信したマスター移動距離が記憶部24のマスター移動距離より大きいか否か判断する(S104)。マスター移動距離は、総移動距離をリセットをしない限り常に増加するため、受信したマスター移動距離の方が大きい場合(S104でYesの場合)、受信したマスター移動距離で記憶部24の記憶内容を更新する(S103)。また、受信したマスター移動距離の方が小さい場合(S104でNoの場合)、記憶部24が記憶するマスター移動距離の方が新しいため、記憶部24の記憶内容を更新しない(S105)。
次に、図3を参照して、プロッタ装置11a〜11cが適宜のタイミングで起動又は終了したときにおいて、プロッタ装置11a〜11cが行う処理について具体的に説明する。また、図3及び図4では、マスター移動距離をSMD(Self−master Traveled Distance)と記載し、プロッタ装置11aのマスター移動距離をSMDa等と記載する。
以下では、図3に示すように、プロッタ装置11a、プロッタ装置11b、プロッタ装置11cが順次起動して終了し、再びプロッタ装置11aが起動するときについて説明する。なお、説明を簡単にするために、時刻t1の直前において、船舶の総移動距離がリセットされたものとする。
時刻t1では、プロッタ装置11aが起動する。プロッタ装置11aが起動した時点では、他のプロッタ装置は起動していないので、プロッタ装置11aがマスターとして機能する。従って、プロッタ装置11aは、船舶の移動距離を計測し、プロッタ装置11aのマスター移動距離に加算し、記憶部24に記憶し続ける。時刻t1から時刻t2までの間は、総移動距離=SMDa+SMDb+SMDc=SMDaである。
時刻t2では、プロッタ装置11bが起動する。プロッタ装置11bは、起動が完了して舶用ネットワーク10に接続した後に、他のプロッタ装置11aへ起動を通知する。本実施形態では、起動後の経過時間の長さに基づいてマスターが決定されるため、引き続きプロッタ装置11aがマスターとして機能し、プロッタ装置11bはスレイブとして機能する。また、プロッタ装置11bは、プロッタ装置11aからプロッタ装置11aのマスター移動距離を受信する。その後、プロッタ装置11aは、船舶の移動に伴って加算されたマスター移動距離をリアルタイムでプロッタ装置11bへ送信する。時刻t2から時刻t3までの間は、総移動距離=SMDa+SMDb+SMDc=SMDaである。
時刻t3では、プロッタ装置11cが起動する。プロッタ装置11cは、起動が完了して舶用ネットワーク10に接続した後に、他のプロッタ装置11a,11bへ起動を通知する。また、プロッタ装置11cが起動した後もプロッタ装置11aが引き続きマスターとして機能し、プロッタ装置11cはスレイブとして機能する。また、プロッタ装置11cは、プロッタ装置11a、11bから、それぞれのマスター移動距離を受信する。その後、プロッタ装置11aは、船舶の移動に伴って加算されたマスター移動距離をリアルタイムでプロッタ装置11b,11cへ送信する。時刻t3から時刻t4までの間は、総移動距離=SMDa+SMDb+SMDc=SMDaである。
時刻t4では、プロッタ装置11aの稼動が終了する。プロッタ装置11aはマスターとして機能していたため、次のマスターが決定される。図2に示す例では、起動後の経過時間はプロッタ装置11cよりプロッタ装置11bが長いため、プロッタ装置11bが新たなマスターとして機能する。プロッタ装置11bは、船舶の移動に伴って加算されたマスター移動距離をリアルタイムでプロッタ装置11cへ送信する。時刻t4から時刻t5までの間は、総移動距離=SMDa+SMDb+SMDc=La1+SMDbである。ここで、La1は、時刻t1から時刻t4の間にプロッタ装置11aが計測した船舶の移動距離である。
時刻t5では、プロッタ装置11bの稼動が終了する。それに伴い、残ったプロッタ装置11cがマスターとして機能する。時刻t5から時刻t6までの間は、総移動距離=SMDa+SMDb+SMDc=La1+Lb+SMDcである。ここで、Lbは、時刻t4から時刻t5の間にプロッタ装置11bが計測した船舶の移動距離である。
時刻t6では、プロッタ装置11aが再び起動する。起動後の稼動時間はプロッタ装置11cの方が長いので、プロッタ装置11aは、スレイブとして機能する。また、プロッタ装置11aは、プロッタ装置11cから、プロッタ装置11b,11cのマスター移動距離を受信する。プロッタ装置11aは、プロッタ装置11cからプロッタ装置11bのマスター移動距離を受信するが、このマスター移動距離にはLb1が追加されているため、プロッタ装置11aが記憶するプロッタ装置11bのマスター移動距離より大きい。従って、プロッタ装置11aは、自身が記憶するプロッタ装置11bのマスター移動距離をプロッタ装置11cからの情報に基づいて更新する。時刻t6から時刻t7までの間は、総移動距離=SMDa+SMDb+SMDc=La1+Lb+SMDcである。
時刻t7では、プロッタ装置11cの稼動が終了する。そのため、プロッタ装置11aがマスターとして起動する。時刻t7から時刻t8までの間は、総移動距離=SMDa+SMDb+SMDc=SMDa+Lb+Lcである。ここで、Lcは、時刻t5から時刻t7の間にプロッタ装置11cが計測した船舶の移動距離である。その後、時刻t8でプロッタ装置11aの稼動が終了する。
このように、本実施形態ではマスターとして機能するプロッタ装置11a〜11cのみが移動距離を計測しているため、プロッタ装置11a〜11cのマスター移動距離を積算するだけで総移動距離を算出することができる。また、舶用ネットワーク10に接続している限り、マスター移動距離はプロッタ装置11a〜11c同士で共有されるので、全てのプロッタ装置11a〜11cで総移動距離を表示することができる。
次に、図4を参照して、総移動距離を共有するのではなくマスター移動距離を共有するメリットについて説明する。
図4に示す例では、時刻t1から時刻t2の間は、プロッタ装置11aのみが起動しており、時刻t3から時刻t4の間は、プロッタ装置11bのみが起動し、時刻t5において、プロッタ装置11a及びプロッタ装置11bが起動する。
例えば総移動距離だけを共有する場合、時刻t5において、プロッタ装置11aが把握する総移動距離は、「時刻t1以前の総移動距離+La3」である。一方、時刻t5において、プロッタ装置11bが把握する総移動距離は、「時刻t1以前の総移動距離+Lb2」である。この場合、プロッタ装置11aとプロッタ装置11bの両者が起動した場合であっても、正確な総移動距離を算出できない。
一方、本実施形態のようにマスター移動距離を共有する場合、時刻t5において、プロッタ装置11aは、プロッタ装置11bのマスター移動距離を更新し(SMDbにLb2を加え)、プロッタ装置11bは、プロッタ装置11aのマスター移動距離を更新する(SMDaにLa3を加える)。これにより、正確な総移動距離を算出することができる。
以上に説明したように、本実施形態のプロッタ装置11a〜11cは、同じ舶用ネットワーク10に所属する他のプロッタ装置とともに船舶の移動距離を計測し、自機及び他のプロッタ装置のうち1台のみがマスターとして機能し、マスター以外のプロッタ装置がスレイブとして機能する。このプロッタ装置は、切替部21と、計測部22と、通信部23と、記憶部24と、算出部25と、を備える。切替部21は、マスターとして機能する状態とスレイブとして機能する状態とを切り替える。計測部22は、自機がマスターとして機能している間の移動距離を自機のマスター移動距離に加算し、自機がスレイブとして機能している間の移動距離は自機のマスター移動距離に加算しない。通信部23は、自機のマスター移動距離を他のプロッタ装置へ送信するとともに、他のプロッタ装置のマスター移動距離を受信する。記憶部24は、自機及び他のプロッタ装置のマスター移動距離を記憶する。算出部25は、自機及び他のプロッタ装置のマスター移動距離を積算することで船舶の総移動距離を算出する。
これにより、マスターとして機能するプロッタ装置のみが移動距離を計測するため、マスター移動距離は重複して計測されない。従って、各プロッタ装置のマスター移動距離を積算するだけで総移動距離を算出できるので、演算量を抑えることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
移動距離算出システム1を構成するプロッタ装置は、2つであっても良いし、4つ以上であっても良い。
本実施形態では、プロッタ装置が移動距離を計測する構成であるが、別の機器(GPS装置、船速計等)に本発明を適用することもできる。
上記実施形態では、GNSSの一例としてGPSを用いた実施例を説明したが、他のGNSSを用いる構成であっても良いことは勿論である。
上記実施形態では、図2のフローチャートに示す処理でマスター移動距離が最新か否かを判定するが、マスター移動距離とともに更新時刻を記憶し、更新時刻が新しい方のマスター移動距離を優先して記憶する構成にしても良い。
移動距離の計測対象である移動体は船舶に限られず、例えば航空機や自動車等であっても良い。また、移動距離の算出方法もGNSSを利用する構成に限られない。例えば、自動車に本発明を適用する場合、車軸の回転数に比例して発生させたパルス信号を用いる等、適宜の方法で移動距離を算出することができる。
1 移動距離算出システム
10 舶用ネットワーク(ネットワーク)
11a〜11c プロッタ装置(電子機器)
21 切替部
22 計測部
23 通信部
24 記憶部
25 算出部
26 表示部

Claims (9)

  1. 同じネットワークに所属する他の機器とともに移動体の移動距離を計測し、自機及び他の機器のうち稼動中の1台のみがマスターとして機能し、マスター以外の機器がスレイブとして機能する電子機器において、
    前記同じネットワークに所属する他の機器の稼動の有無に基づいて、マスターとして機能する状態とスレイブとして機能する状態とを切り替える切替部と、
    自機がマスターとして機能している間の移動距離を自機のマスター移動距離に加算し、自機がスレイブとして機能している間の移動距離は自機の前記マスター移動距離に加算しない計測部と、
    自機の前記マスター移動距離を他の機器へ送信するとともに、他の機器の前記マスター移動距離を受信する通信部と、
    自機及び他の機器の前記マスター移動距離を記憶する記憶部と、
    自機及び他の機器の前記マスター移動距離を積算することで前記移動体の総移動距離を算出する算出部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記算出部が算出した総移動距離を表示する表示部を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は2に記載の電子機器であって、
    前記切替部は、前記ネットワーク内において、起動後の経過時間が最も長い機器が自機である場合に、自機をマスターとして機能させることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の電子機器であって、
    前記通信部は、自機が新たに起動した場合、他の機器から前記マスター移動距離を受信し、前記記憶部に記憶された前記マスター移動距離を更新することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の電子機器であって、
    前記通信部は、
    自機がマスターとして機能する場合は、自機の前記マスター移動距離をリアルタイムで他の機器へ送信し、
    自機がスレイブとして機能する場合は、他の機器から当該他の機器の前記マスター移動距離をリアルタイムで受信することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の電子機器であって、
    船舶に搭載され、当該船舶の総移動距離を算出することを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の電子機器であって、
    他の機器の記憶部に記憶された他の機器自身の前記マスター移動距離を、前記他の機器自身から受信した場合は、自機の前記記憶部に記憶された前記他の機器の前記マスター移動距離を更新することを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載の電子機器であって、
    少なくとも、自機と、第1の他の機器と、第2の他の機器がネットワーク上に存在し、
    前記第1の他の機器の前記マスター移動距離を前記第2の他の機器から受信した場合は、自機の記憶する前記第1の他の機器の前記マスター移動距離と前記第2の他の機器から受信した前記第1の他の機器の前記マスター移動距離と、のうち大きい方を自機の記憶する前記第1の他の機器の前記マスター移動距離とすることを特徴とする電子機器。
  9. 同じネットワークに所属する複数の電子機器で構成され、稼動中の1台の電子機器のみがマスターとして機能し、マスター以外の前記電子機器がスレイブとして機能する移動距離算出システムにおいて、
    前記電子機器は、
    前記同じネットワークに所属する他の機器の稼動の有無に基づいて、マスターとして機能する状態とスレイブとして機能する状態とを切り替える切替部と、
    自機がマスターとして機能している間の移動距離を自機のマスター移動距離に加算し、自機がスレイブとして機能している間の移動距離は自機の前記マスター移動距離に加算しない計測部と、
    自機の前記マスター移動距離を他の前記電子機器へ送信するとともに、他の前記電子機器の前記マスター移動距離を受信する通信部と、
    自機及び他の前記電子機器の前記マスター移動距離を記憶する記憶部と、
    自機及び他の前記電子機器の前記マスター移動距離を積算することで移動体の総移動距離を算出する算出部と、
    を備えることを特徴とする移動距離算出システム。
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