JP6508901B2 - 認証システム - Google Patents

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Description

本発明は、認証システムに関する。
従来から、ユーザ認証が行われている。例えば、ウェブページ等では、ユーザにユーザIDおよびパスワードを入力させ、入力されたユーザIDおよびパスワードが予め登録されたユーザIDおよびパスワードと一致するかにより、ユーザ認証が行われる。
特開2011−118742号公報 特開2004−13274号公報
しかしながら、従来のユーザ認証は、ユーザにとって煩雑である。例えば、ユーザは、ユーザIDおよびパスワードを記憶していなければならない。また、ユーザは、ユーザ認証を行う際に、ユーザIDおよびパスワードの入力をしなければならない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザ認証の煩雑さを低減できる認証装置、認証方法、認証プログラムおよび認証システムを提供することを目的とする。
本願に係る認証装置は、ユーザの操作に従って第1デバイスから送信された認証要求に応じて、認証コードを当該第1デバイスへ送信する送信部と、ユーザに対応付けられた第2デバイスから、前記第1デバイスから出力されて当該第2デバイスで集音された音に基づくデータを受信する受信部と、前記第2デバイスから受信したデータと、第1デバイスへ送信した認証コードに基づいて、前記認証要求に対する認証を行う認証部と、を有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、ユーザ認証の煩雑さを低減できる。
図1は、実施形態に係る認証処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る認証システムを構成する各装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るデバイス情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る認証コード情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る認証システムによる認証処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図6は、変形例に係る認証処理の一例を示す図である。 図7は、変形例に係る認証処理の一例を示す図である。 図8は、変形例に係る認証処理の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る認証装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る認証装置、認証方法、認証プログラムおよび認証システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る認証装置、認証方法、認証プログラムおよび認証システムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.認証処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る認証処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る認証処理の一例を示す図である。図1では、認証システム1によって広告制御処理が行われる。
図1に示すように、認証システム1は、第1デバイス10と、第2デバイス11と、認証装置12とを有する。第1デバイス10と、第2デバイス11と、認証装置12とは、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す認証システム1には、複数台の第1デバイス10および第2デバイス11が含まれてよい。
第1デバイス10は、ユーザが使用を希望する情報処理装置である。第1デバイス10は、複数のユーザで共用して使用する情報処理装置であり、ユーザ認証が成功した場合、第1デバイス10により提供されるサービスまたは第1デバイス10自体が利用可能となる。第1デバイス10は、例えば、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PCである。本実施形態では、第1デバイス10を、会議室に配置され、共用して使用されるノート型PCとした場合を例とする。
第2デバイス11は、ユーザに対応付けられた情報処理装置である。第2デバイス11は、各ユーザがそれぞれ所有しており、使用するユーザを1対1で対応付けることが可能な情報処理装置である。第2デバイス11は、例えば、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機である。本実施形態では、第2デバイス11を、それぞれのユーザが所有するスマートフォンとした場合を例とする。
認証装置12は、ユーザの認証を行い、認証したユーザに対して所定のサービスを提供する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置や複数のサーバ装置を含むクラウドシステム等により実現される。認証装置12は、第1デバイス10および第2デバイス11とネットワークを介して接続され、任意の情報を送受信することができるものとする。
以下、図1を用いて、認証システム1がユーザを認証する認証処理を流れに沿って説明する。第1デバイス10は、ユーザの操作に従って、認証に用いる認証情報の入力画面20を表示する(ステップS1)。図1の例では、入力画面20には、認証情報として、ユーザIDおよびパスワードを入力して認証を要求するログインボタン21が設けられている。
ユーザは、ユーザIDおよびパスワードによる認証を要求する場合、入力画面20にユーザIDおよびパスワードを入力してログインボタン21を選択する。
ところで、ユーザIDおよびパスワードによるユーザ認証は、ユーザにとって煩雑である。例えば、ユーザは、ユーザIDおよびパスワードを記憶していなければならない。また、ユーザは、ユーザ認証を行う際に、ユーザIDおよびパスワードの入力をしなければならない。
そこで、本実施形態に係る認証システム1では、ユーザがユーザIDおよびパスワードの入力を行うことなく、ユーザ認証を行う。
図1の例では、入力画面20には、ユーザIDおよびパスワードを入力せずに、音での認証を要求する音認証ボタン22が設けられている。
ユーザは、ユーザIDおよびパスワードを入力せずに認証を要求する場合、入力画面20の音認証ボタン22を選択する。第1デバイス10は、入力画面20の音認証ボタン22を選択されると、認証要求を認証装置12へ送信する(ステップS2)。
認証装置12は、第1デバイス10から送信された認証要求に応じて、認証コードを生成し、当該第1デバイス10へ送信する(ステップS3)。この認証コードは、認証要求を識別するためのコードである。認証コードは、認証要求されたセッション毎に付与される。認証装置12は、認証要求を受け付けると、ユニークなコードを生成する。認証装置12が送信する認証コードは、コードのデータであってもよく、認証コードを所定の変換規則に従い音に変換した音データであってもよい。
第1デバイス10は、音を出力可能なスピーカを備えている。第1デバイス10は、認証装置12から認証コードを受信すると、受信した認証コードに基づく音をスピーカから出力する(ステップS4)。例えば、第1デバイス10は、認証コードをコードのデータとして受信した場合、受信した認証コードのデータを所定の変換規則に従い音データに変換し、変換し音データを再生してスピーカから出力する。また、第1デバイス10は、認証コードを音データとして受信した場合、受信した認証コードの音データを再生してスピーカから出力する。第1デバイス10は、認証コードの音データを所定回または所定の再生時間だけ再生するまで音データの再生を繰り返す。
第1デバイス10は、音データの再生中、受信した認証コードを画面25に表示する(ステップS5)。認証コードをコードのデータとして受信した場合、第1デバイス10は、受信した認証コードを画面25に表示する。また、認証コードを音データとして受信した場合、第1デバイス10は、所定の変換規則に従って音データの認識を行い、音データから認識された認証コードを画面25に表示する。図1の例では、画面25に認証コード「XXXXX」が表示されている。
第2デバイス11は、音を集音可能なマイクを備えている。ユーザは、第1デバイス10に第2デバイス11を近づけ、第1デバイス10から出力される音をマイクで集音する(ステップS6)。第2デバイス11は、所定の変換規則に従って、集音した音の音データの認識を行い、音データから認識された認証コードを画面26に表示する(ステップS7)。図1の例では、画面26に認証コード「XXXXX」が表示されている。画面26には、認証コードの送信を指示する送信ボタン27が設けられている。
ユーザは、第1デバイス10の画面25に表示された認証コードと、第2デバイス11の画面26に表示された認証コードとを比較し、一致した場合、送信ボタン27を選択する。これにより、第1デバイス10から出力された音から認証コードが正しく認識できたことを確認して、認証の要求を行うことができる。
第2デバイス11は、送信ボタン27が選択されると、集音した音に基づくデータを認証装置12へ送信する(ステップS8)。集音した音に基づくデータは、集音された音の音データであってもよく、所定の変換規則に従って音データを認識した認証コードのデータであってもよい。
認証装置12は、第2デバイス11から受信したデータと、第1デバイス10へ送信した認証コードに基づいて、認証要求に対する認証を行う(ステップS9)。例えば、認証装置12は、第2デバイス11から音データを受信した場合、所定の変換規則に従って、受信した音データの認識を行う。そして、認証装置12は、音データから認識された認証コードと、第1デバイス10へ送信した認証コードとを比較し、認証コードが一致するか否かにより認証要求に対する認証を行う。また、例えば、認証装置12は、第2デバイス11から認証コードのデータを受信した場合、受信された認証コードと、第1デバイス10へ送信した認証コードとを比較し、認証コードが一致するか否かにより認証要求に対する認証を行う。
認証装置12は、認証コードが一致した場合、認証要求に対する認証が成功したと判定する。一方、認証装置12は、認証コードが不一致の場合、認証要求に対する認証が失敗したと判定する。
認証装置12は、第2デバイス11毎に、当該第2デバイス11に対応付けられるユーザに関する情報を記憶している。例えば、認証装置12は、第2デバイス11毎に、第2デバイス11を所有するユーザに関する情報を記憶している。
認証装置12は、認証結果に応じた情報を第1デバイス10に送信する(ステップS10)。例えば、認証装置12は、認証要求に対する認証が成功した場合、認証が成功したデータを送信した第2デバイス11のユーザによりログインが行われたものとして、画面28を第1デバイス10に送信する。図1の例では、認証装置12は、認証したユーザのログインが完了したことを示す画面28を送信している。一方、認証装置12は、認証要求に対する認証が失敗した場合、認証が失敗した旨のデータを第1デバイス10に送信する。
このように、認証システム1では、ユーザがユーザID、パスワードの入力を行うことなく、ユーザ認証を行うことができる。これにより、ユーザは、ユーザIDおよびパスワードを記憶しなくてもよく、また、ユーザ認証を行う際に、ユーザがユーザIDおよびパスワードの入力を行う必要もなくなるため、ユーザ認証の煩雑さを低減できる。
また、認証システム1では、第1デバイス10および第2デバイス11の処理をWebアプリケーションで作成した場合、第1デバイス10および第2デバイス11ではブラウザにより処理を実現できるため、環境を選ばずにログインを行うことができる。
また、認証システム1では、ユーザに対応付ける第2デバイス11を特殊なデバイスではなく、スマートフォンにより実現できるため、システムを容易に構成できる。
また、認証システム1では、第1デバイス10から出力する音の音量を制御することにより、音により認証コードを伝播させる範囲を制限できる。
以下、上記した認証処理を実現する認証システム1を構成する各装置の機能構成の一例について説明する。
〔2.認証システム1を構成する各装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る認証システム1を構成する各装置の構成について説明する。図2は、実施形態に係る認証システムを構成する各装置の構成例を示す図である。図2に示すように、認証システム1は、第1デバイス10、第2デバイス11および認証装置12がネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。
〔2−1.第1デバイス10の構成〕
第1デバイス10の構成について説明する。第1デバイス10は、表示部30、入力部31、スピーカ32、通信部33、記憶部34、制御部35を有する。なお、認証装置12の内部構成は、図2に示した構成に限られず、第1デバイス10が実行する後述の認証処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
表示部30は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などの表示デバイスによって実現される。表示部30は、制御部35の制御の元、各種の情報を表示する。
入力部31は、例えば、第1デバイス10に設けられた各種のボタンや、表示部30上に設けられた透過型のタッチセンサなどの入力デバイスによって実現される。入力部31は、各種の情報の入力を受け付ける。なお、図2の例では、機能的な構成を示したため、表示部30と入力部31を別に分けているが、例えば、タッチパネルなど表示部30と入力部31を一体的に設けたデバイスで構成してもよい。
スピーカ32は、音を出力する出力デバイスによって実現される。スピーカ32は、制御部35の制御の元、各種の音を出力する。
通信部33は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部33は、ネットワークNと有線または無線で接続され、認証装置12との間で情報の送受信を行う。
記憶部34は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部34は、制御部35で実行されるOS(Operating System)や各種プログラムを記憶する。例えば、記憶部34は、第1デバイス10が実行する後述の認証処理を実行する認証プログラムを含む各種のプログラムを記憶する。さらに、記憶部34は、制御部35で実行されるプログラムで用いられる各種データを記憶する。例えば、記憶部34は、認証コード40を記憶する。
制御部35は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、認証装置12内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部35は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
また、制御部35は、記憶部34に記憶されている認証プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより、各種の処理部として動作する。例えば、制御部35は、第1表示制御部50、要求送信部51、音生成部52として動作する。
〔2−2.記憶部34が記憶するデータの一例〕
続いて、記憶部34が記憶するデータついて説明する。記憶部34は、認証装置12に対して送信された認証要求に対する応答として得られた認証コード40を記憶する。
〔2−3.制御部35が実行する処理の一例〕
制御部35が有する第1表示制御部50、要求送信部51、音生成部52が実行する処理の一例について説明する。
第1表示制御部50は、ユーザの操作に従って、認証に用いる認証情報の入力画面20を表示部30に表示する。また、第1表示制御部50は、認証装置12に対して送信された認証要求に対する応答として認証コード40が得られた場合、認証コード40を表示した画面25を表示部30に表示する。また、第1表示制御部50は、認証装置12から認証結果に応じた情報を受信した場合、受信した情報に応じた表示を行う。例えば、認証装置12で認証要求に対する認証が成功して認証装置12から、認証したユーザのログインが完了したことを示す画面28の情報を受信した場合、第1表示制御部50は、画面28を表示部30に表示する。また、認証装置12で認証要求に対する認証が失敗して認証装置12から認証が失敗した旨のデータを受信した場合、第1表示制御部50は、認証が失敗した旨を表示部30に表示する。
要求送信部51は、ユーザの操作に従って認証要求を認証装置12へ送信する。例えば、要求送信部51は、入力画面20で音認証ボタン22が選択された場合、認証要求を認証装置12へ送信する。この認証要求に対して認証装置12から認証コードが応答される。なお、ここでは、認証コードは、コードのデータとして認証装置12から送信されるものとする。応答として認証装置12から応答として得られた認証コードは、記憶部34に認証コード40として記憶される。第1表示制御部50は、この認証コード40を表示した画面25を表示部30に表示する。
音生成部52は、認証コード40のデータを所定の変換規則に従い音データに変換する。そして、音生成部52は、変換した音データを、所定回または所定の再生時間だけ再生するまで音データを繰り返し再生する。
〔2−4.第2デバイス11の構成〕
次に、第2デバイス11の構成について説明する。第2デバイス11は、表示部60、入力部61、マイク62、通信部63、記憶部64、制御部65を有する。なお、認証装置12の内部構成は、図2に示した構成に限られず、第2デバイス11が実行する後述の認証処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。第2デバイス11の表示部60、入力部61、通信部63、記憶部64、制御部65は、第1デバイス10の表示部30、入力部31、通信部33、記憶部34、制御部35と同様であるため、同様の部分の説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
マイク62は、音を集音する集音デバイスによって実現される。マイク62は、制御部65の制御の元、音を集音する。
記憶部64は、制御部65で実行されるOSや各種プログラムを記憶する。例えば、記憶部64は、第2デバイス11が実行する後述の認証処理を実行する認証プログラムを含む各種のプログラムを記憶する。さらに、記憶部64は、制御部65で実行されるプログラムで用いられる各種データを記憶する。例えば、記憶部64は、認証コード70を記憶する。
制御部65は、記憶部64に記憶されている認証プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより、各種の処理部として動作する。例えば、制御部65は、音認識部80、第2表示制御部81、送信部82として動作する。
〔2−5.記憶部64が記憶するデータの一例〕
続いて、記憶部64が記憶するデータついて説明する。記憶部64は、第1デバイス10から出力された音を認識した結果として得られた認証コード70を記憶する。
〔2−6.制御部65が実行する処理の一例〕
制御部65が有する音認識部80、第2表示制御部81、送信部82が実行する処理の一例について説明する。
音認識部80は、マイク62により集音された音の認識を行う。例えば、音認識部80は、マイク62により集音された音の信号のアナログ信号を所定のサンプリングレートでデジタルの音データに変換する。そして、音認識部80は、変換した音データを、所定の変換規則に従って認識を行って、音データから認証コードを識別する。認識された認証コードは、記憶部64に認証コード70として記憶される。
第2表示制御部81は、音認識部80による認識の結果、認証コード70が得られた場合、認証コード70を表示した画面26を表示部60に表示する。
送信部82は、画面26の送信ボタン27が選択された場合、マイク62により集音された音に基づくデータを認証装置12へ送信する。ここでは、送信部82は、集音した音の音データから認識された認証コード70を認証装置12へ送信する。
〔2−7.認証装置12の構成〕
次に、認証装置12の構成について説明する。認証装置12は、通信部90、記憶部91、制御部92を有する。なお、認証装置12の内部構成は、図2に示した構成に限られず、認証装置12が実行する後述の認証処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。認証装置12の通信部90、記憶部91、制御部92は、第1デバイス10の通信部33、記憶部34、制御部35と同様であるため、同様の部分の説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
記憶部91は、制御部92で実行されるOSや各種プログラムを記憶する。例えば、記憶部91は、認証装置12が実行する後述の認証処理を実行する認証プログラムを含む各種のプログラムを記憶する。さらに、記憶部91は、制御部92で実行されるプログラムで用いられる各種データを記憶する。例えば、記憶部91は、デバイス情報100、認証コード情報101を記憶する。
制御部92は、記憶部91に記憶されている認証プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより、各種の処理部として動作する。例えば、制御部92は、送信部110、受信部111、認証部112、通知部113として動作する。
〔2−8.記憶部91が記憶するデータの一例〕
続いて、記憶部91が記憶するデータついて説明する。最初に、デバイス情報100について説明する。デバイス情報100は、ユーザと第2デバイス11とを対応付ける情報が登録されたデータである。デバイス情報100には、第2デバイス11毎に、当該第2デバイス11を所有するユーザに関する情報が登録されている。本実施形態では、デバイス情報100に、第2デバイス11毎に、所有するユーザのユーザIDが登録されている。
例えば、図3は、実施形態に係るデバイス情報の一例を示す図である。図3に示す例では、デバイス情報100には、「デバイスID」、「ユーザID」等、複数の項目の情報が登録されている。「デバイスID」の項目は、第2デバイス11を識別する識別情報を記憶する領域である。「ユーザID」の項目は、「デバイスID」の項目にデバイスIDが登録された第2デバイス11を所有するユーザのユーザIDを記憶する領域である。図3の例では、デバイスIDが「スマートフォンA」は、所有するユーザのユーザIDが「AAAA」であることが登録されている。また、デバイスIDが「端末B」は、所有するユーザのユーザIDが「BBBB」であることが登録されている。なお、図3に示したデバイス情報100は、あくまで一例であり、ユーザまたは第2デバイス11に関する任意の形式の付加情報が追加されてもよい。
続いて、認証コード情報101について説明する。認証コード情報101は、第1デバイス10からの認証要求に対して、送信した認証コードが登録されたデータである。
例えば、図4は、実施形態に係る認証コード情報の一例を示す図である。図4に示す例では、認証コード情報101には、「セッションID」、「認証コード」等、複数の項目の情報が登録されている。「セッションID」の項目は、第1デバイス10から受信した認証要求のセッションのセッションIDを記憶する領域である。「認証コード」の項目は、「セッションID」の項目にセッションIDが登録されたセッションの認証要求に対して、送信した認証コードを記憶する領域である。図4の例では、セッションIDが「セッションA」のセッションの認証要求に対して、認証コードとして「XXXXX」が送信されたことを示す。なお、図4に示した認証コード情報101は、あくまで一例であり、セッションに関する任意の形式の付加情報が追加されてもよい。
〔2−9.制御部92が実行する処理の一例〕
図2に戻り、制御部92が有する送信部110、受信部111、認証部112、通知部113が実行する処理の一例について説明する。
送信部110は、第1デバイス10から認証要求を受信すると、ユニークな認証コードを生成する。そして、送信部110は、認証要求に対する応答として、生成した認証コードを認証要求元の第1デバイス10へ送信する。なお、送信部110は、第1デバイス10において認証コードの表示および認証コードに基づく音を出力させる制御情報を第1デバイスへ送信してもよい。例えば、第1デバイス10がブラウザにより処理を実行する場合、送信部110は、スクリプト言語などにより認証コードの表示および認証コードに基づく音を出力させる制御情報を第1デバイス10へ送信する。なお、第1デバイス10に予め認証に関する処理を実行するアプリケーションプログラムがインストールされ、当該アプリケーションプログラムが、受信した認証コードの表示および認証コードに基づく音の出力を行う場合は、制御情報を第1デバイスへ送信する必要はない。
送信部110は、認証要求のセッションIDに対応付けて、送信した認証コードを認証コード情報101に登録する。
受信部111は、第2デバイス11から、音に基づくデータを受信する。ここでは、受信部111は、第2デバイス11から、集音された音の音データから認識された認証コード70を受信する。
認証部112は、第2デバイス11から受信したデータと、第1デバイス10へ送信した認証コードとに基づいて、認証要求に対する認証を行う。例えば、認証部112は、第2デバイス11から認証コード70を受信すると、認証コード70の送信元の第2デバイス11を特定する。そして、認証部112は、デバイス情報100を参照して、特定された第2デバイス11を所有するユーザのユーザIDを特定する。また、認証部112は、認証コード情報101を参照して、受信された認証コード70が登録されているか判定する。認証部112は、認証コード70が登録されている場合、認証が成功したと判定して認証コード70に対応付けられたセッションIDを特定する。一方、認証部112は、認証コード70が登録されていない場合、認証が失敗したと判定する。
通知部113は、認証部112による認証結果に応じた情報を第1デバイス10に通知する。例えば、通知部113は、認証が成功した場合、認証コード70に対応付けられたセッションIDの認証要求に対して、第2デバイス11のユーザによりログインが行われたものとして、画面28を第1デバイス10へ通知する。第1デバイス10への通知は、例えば、第1デバイス10から認証装置12へ認証要求したセッションIDで周期的に問合わせを行わせ、問合わせに対する応答として行ってもよい。認証装置12が第1デバイス10へ通知を行える場合は、認証装置12が第1デバイス10へ直接通知を行ってもよい。
これにより、認証が成功した場合、ユーザは、ユーザがユーザID、パスワードの入力を行うことなく、ユーザ認証を行って第1デバイス10を利用できる。
〔3.認証システム1の処理シーケンス〕
次に、図5を用いて、認証システム1が実行する認証処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る認証システムによる認証処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図5は、音認証を行う場合の認証処理の流れを示している。
第1デバイス10は、ユーザから操作を受け付けると、認証に用いる認証情報の入力画面20を表示する(ステップS100)。ユーザは、ユーザIDおよびパスワードを入力せずに認証を要求する場合、入力画面20の音認証ボタン22を選択する。第1デバイス10は、入力画面20の音認証ボタン22を選択されると、認証要求を認証装置12へ送信する(ステップS101)。
認証装置12は、第1デバイス10から送信された認証要求を受信すると、認証コードを生成し、当該第1デバイス10へ認証コードを送信する(ステップS102)。
第1デバイス10は、認証装置12から認証コードを受信すると、受信した認証コードに基づく音をスピーカ32から出力する(ステップS103)。また、第1デバイス10は、音データの再生中、受信した認証コードを画面25に表示する(ステップS104)。ユーザは、第1デバイス10に自身が所有する第2デバイス11を近づけ、第1デバイス10から出力される音をマイク62で集音する。
第2デバイス11は、所定の変換規則に従って、集音した音の音データの認識を行う(ステップS105)。そして、第2デバイス11は、音データから認識された認証コードを画面26に表示する(ステップS106)。ユーザは、第1デバイス10の画面25に表示された認証コードと、第2デバイス11の画面26に表示された認証コードとを比較し、一致した場合、画面26に設けられた送信ボタン27を選択する。第2デバイス11は、送信ボタン27が選択されると、集音した音に基づくデータを認証装置12へ送信する(ステップS107)。
認証装置12は、第2デバイス11から受信したデータと、第1デバイス10へ送信した認証コードに基づいて、認証要求に対する認証を行う(ステップS108)。認証装置12は、認証結果に応じた情報を第1デバイス10に送信し(ステップS109)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上記した実施形態に係る認証システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、認証システム1の他の実施形態について説明する。
〔4−1.音による認証処理の自動実行〕
上記の実施形態では、第1デバイス10は、入力画面20により、ユーザIDおよびパスワードを入力しての認証と、音による認証とをユーザの操作により選択的に実行可能とした例を示した。しかし、第1デバイス10は、音による認証のみを実行するものとしてもよい。例えば、第1デバイス10は、ユーザから認証を要求する操作を受け付けると、認証要求を認証装置12へ送信してもよい。
〔4−2.認証コードの表示〕
上記の実施形態では、第1デバイス10が受信した認証コードを画面25に表示し、第2デバイス11が音データから認識された認証コードを画面26に表示する例を示した。しかし、第1デバイス10および第2デバイス11は、認証コードの表示を行わなくてもよい。この場合、第2デバイス11は、音データから認証コードが認識された場合、ユーザからの指示を待たずに、認識した認証コードを認証装置12へ送信すればよい。
〔4−3.認証情報の記憶〕
上記の実施形態では、デバイス情報100に、第2デバイス11毎に、当該第2デバイス11を所有するユーザのユーザIDを記憶させた例を示した。しかし、デバイス情報100には、第2デバイス11毎に、当該第2デバイス11を所有するユーザのユーザIDおよびパスワードなどの認証に用いる認証情報を記憶させてもよい。認証部112は、認証が成功した場合、ユーザIDおよびパスワードなどの認証情報を用いてログインを行うものとしてもよい。これにより、認証システム1は、認証が成功した場合に、他のシステムについてもユーザのログインを行わせることができる。
〔4−4.第2デバイス11から第1デバイス10へ認証コードの通知〕
上記の実施形態では、第2デバイス11から第1デバイス10へ認証コードを通知するようにしてもよい。図6は、変形例に係る認証処理の一例を示す図である。なお、図1と同一の処理部分については、同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
例えば、第2デバイス11は、音を出力可能なスピーカをさらに備える。第2デバイス11は、集音した音の音データをスピーカから出力する(ステップS11)。この際、ユーザは、第1デバイス10に自身が所有する第2デバイス11を近づけ、第2デバイス11を振動させる。これにより、第2デバイス11のスピーカから出力される音には、振動によるドップラー効果が生じる。
第1デバイス10は、音を集音可能なマイクをさらに備える。第1デバイス10は、第2デバイス11から出力される音をマイクで集音する(ステップS12)。第1デバイス10は、第2デバイス11へ出力した音と比較して、集音された音にドップラ効果が生じているか判定する(ステップS13)。例えば、第1デバイス10は、出力した音に対して、集音された音が高い周波数および低い周波数に周期的に変動している場合、ドップラ効果が生じていると判定する。
第1デバイス10は、ドップラ効果が生じている場合、認証装置12から通知された認証結果に応じた情報に応じて表示を行う(ステップS14)。例えば、第1デバイス10は、ドップラ効果が生じている場合、画面28を表示させる。一方、第1デバイス10は、ドップラ効果が生じていない場合、認証装置12から通知された認証結果に応じた情報に対する表示を行わない。
これにより、認証システム1では、第1デバイス10の近傍に第2デバイス11が位置し、第1デバイス10から出力された音が正しく第2デバイス11に集音されたことが確認できた場合、第1デバイス10に画面28が表示される。この結果、認証システム1では、第1デバイス10が近くに複数あり、他の第1デバイス10の音が混信しやすい環境であっても、ユーザが使用を希望する第1デバイス10に画面28を表示させることができる。これにより、認証システム1では、第1デバイス10が近くに複数ある場合でも、他の第1デバイス10に誤ってログインしてしまうことを抑制できる。
また、第1デバイス10は、第2デバイス11から出力された音を集音し、出力した音と比較して、集音された音にドップラ効果が生じている場合、認証コードを表示および第2デバイス11に対する通知の何れか一方または両方を行うものとし、第2デバイス11は、第1デバイス10から通知に応じて、集音された音に基づくデータに含まれる認証コードを表示するようにしてもよい。
図7は、変形例に係る認証処理の一例を示す図である。なお、図6と同一の処理部分については、同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。図7では、図6からステップS5、S6、S13が削除されている。また、ステップS18〜S20は、ステップS8〜S10と同一であるため、説明を省略する。
第1デバイス10は、ドップラ効果が生じている場合、認証装置12から受信した認証コードを画面25に表示する(ステップS15)。また、第1デバイス10は、ドップラ効果が生じている場合、第2デバイス11に対する通知を行う(ステップS16)。例えば、第1デバイス10は、ドップラ効果が生じている旨を第2デバイス11に通知する。
第2デバイス11は、第1デバイス10からの通知を受信すると、音データから認識された認証コードを画面26に表示する(ステップS17)。この後、ステップS18〜S20の処理を実行する。
これにより、認証システム1では、第1デバイス10の近傍に第2デバイス11が位置し、第1デバイス10から出力された音が正しく第2デバイス11に集音されたことが確認できた場合、第1デバイス10に画面25が表示され、第2デバイス11に画面26が表示される。これにより、認証システム1では、第1デバイス10に画面25が表示され、第2デバイス11に画面26が表示されたことにより、ユーザが使用を希望する第1デバイス10からの音を受信できたことが確認できるため、他の第1デバイス10の音が混信しやすい環境であっても、ユーザが使用を希望する第1デバイス10に対するユーザの認証を行うことができる。
〔4−5.他の適用例〕
上記の実施形態では、認証システム1を、第1デバイス10を使用するユーザのログインの認証に適用した例に示した。しかし、認証システム1は、その他のデバイスの使用の認証に適用してもよい。例えば、認証システム1は、レンタカー、カーシェアリング、ホテルの部屋、貸し会議室などの使用の認証に適用してもよい。以下、認証システム1を貸し会議室の使用の認証に適応した場合を例に説明する。図8は、変形例に係る認証処理の一例を示す図である。図8の例では、第1デバイス10は、例えば、貸し会議室のドアに設けれ、ドアの鍵の開閉を制御するデバイスとする。第2デバイス11は、例えば、ユーザが所持するスマートフォンとする。
第1デバイス10は、ユーザの操作に従って、認証要求を認証装置12へ送信する(ステップS30)。例えば、第1デバイス10は、ドアに設けられたボタンなどの入力部31をユーザが操作した場合、認証要求を認証装置12へ送信する。
認証装置12は、第1デバイス10から送信された認証要求に応じて、認証コードを生成し、当該第1デバイス10へ送信する(ステップS31)。
第1デバイス10は、音を出力可能なスピーカ32を備えている。第1デバイス10は、第1デバイス10から認証コードを受信すると、受信した認証コードに基づく音をスピーカ32から出力する(ステップS32)。
第2デバイス11は、音を集音可能なマイク62を備えている。ユーザは、第1デバイス10に第2デバイス11を近づけ、第1デバイス10から出力される音をマイク62で集音する(ステップS33)。第2デバイス11は、所定の変換規則に従って、集音した音の音データの認識を行う(ステップS34)。第2デバイス11は、集音した音に基づくデータを認証装置12へ送信する(ステップS35)。
認証装置12は、第2デバイス11から受信したデータと、第1デバイス10へ送信した認証コードに基づいて、認証要求に対する認証を行う(ステップS36)。認証装置12は、認証コードが一致した場合、認証要求に対する認証が成功したと判定する。一方、認証装置12は、認証コードが不一致の場合、認証要求に対する認証が失敗したと判定する。
認証装置12は、認証結果に応じた情報を第1デバイス10に送信する(ステップS37)。例えば、認証装置12は、認証要求に対する認証が成功した場合、認証が成功した旨を示す通知を第1デバイス10に送信する。一方、認証装置12は、認証要求に対する認証が失敗した場合、認証が失敗した旨を示す通知を第1デバイス10に送信する。
第1デバイス10は、認証装置12から認証が成功した旨を示す通知を受信した場合、図8に示すように、ドアが開錠する。これにより、ユーザは、ドアを開けてホテルの部屋に進入できる。
このように、認証システム1をホテルの部屋の使用の認証に適応した場合でも、ユーザがユーザID、パスワードの入力を行うことなく、ユーザ認証を行ってホテルの部屋のドアの開錠を行うことができる。なお、認証システム1によるドアの開錠の制御は、一例であり、その他の制御を行ってもよい。例えば、レンタカー、カーシェアリングの場合は、認証が成功した旨を示す通知があった場合、イグニッションの操作を有効とする制御を行ってもよい。これにより、認証が成功した場合、エンジンの起動が可能となる。また、例えば、ホテルの部屋、貸し会議室の場合は、認証が成功した旨を示す通知があった場合、部屋の照明や電源をオンする制御を行ってもよい。これにより、認証が成功した場合、部屋の照明や電源が使用可能となる。
〔4−5.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示した第1デバイス10の第1表示制御部50、要求送信部51および音生成部52や、第2デバイス11の音認識部80、第2表示制御部81および送信部82、認証装置12の送信部110、受信部111、認証部112および通知部113が発揮する機能は、任意の粒度で統合されてもよい。
また、認証装置12は、デバイス情報100および認証コード情報101を記憶部91に記憶させる必要はなく、例えば、デバイス情報100および認証コード情報101は、ネットワーク上に存在する他のサーバ装置等が記憶していてもよい。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔4−3.プログラム〕
また、上記してきた実施形態に係る認証装置12は、例えば、図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、認証装置12の機能を実行するコンピュータ1000について説明する。図9は、実施形態に係る認証装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納された認証プログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、係るプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る認証装置12として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされた認証プログラムを実行することにより、制御部92の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部91内のデータ、例えば、デバイス情報100および認証コード情報101が格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
〔5.効果〕
上述したように、認証装置12は、ユーザの操作に従って第1デバイス10から送信された認証要求に応じて、認証コードを当該第1デバイス10へ送信する。認証装置12は、ユーザに対応付けられた第2デバイス11から、第1デバイス10から出力されて当該第2デバイスで集音された音に基づくデータを受信する。認証装置12は、第2デバイス11から受信したデータと、第1デバイス10へ送信した認証コードに基づいて、認証要求に対する認証を行う。これにより、認証装置12は、ユーザ認証の煩雑さを低減できる。
また、認証装置12は、第1デバイス10において認証コードの表示および認証コードに基づく音を出力させる制御情報を第1デバイス10へ送信する。これにより、認証装置12は、第1デバイス10にアプリケーションをインストールすることなく、第1デバイス10での認証コードの表示、および、認証コードに基づく音の出力を行わせることができる。
また、認証システム1では、第1デバイス10は、ユーザの操作に従って認証要求を送信し、当該認証要求に対する応答として得られた認証コードに基づく音を出力する。第2デバイス11は、ユーザに対応付けられ、第1デバイス10から出力され、集音された音に基づくデータを送信する。認証装置12は、第1デバイス10から送信された認証要求に応じて、認証コードを当該第1デバイス10へ送信し、第2デバイス11からデータを受信すると、当該データと第1デバイス10へ送信した認証コードとに基づいて、認証要求に対する認証を行う。これにより、認証システム1は、ユーザ認証の煩雑さを低減できる。
また、第1デバイス10は、認証要求に対する応答として得られた認証コードを表示する。第2デバイス11は、集音された音に基づくデータに認証コードが含まれる場合、認証コードを表示する。これにより、ユーザが、音により伝播された認証コードが第2デバイス11で正しく認識できたことを確認して、認証の要求を行うことができる。
また、第2デバイス11は、認証コードが含まれる音が集音された場合、当該音に基づくデータを送信するかをユーザに問い合わせし、ユーザから送信指示が得られた場合、当該データを送信する。これにより、ユーザに、集音された音のデータにより認証を行わせることを意識させることができ、異なる第1デバイス10の音を集音した場合に、データの送信を中止させることができる。
また、第2デバイス11は、集音された音を出力する。認証装置12は、認証結果に応じた情報を第1デバイス10に通知する。第1デバイス10は、第2デバイス11から出力された音を集音し、出力した音と比較して、集音された音にドップラ効果が生じている場合、認証装置12から通知される情報に基づき表示を行う。これにより、第1デバイス10が近くに複数ある場合でも、ユーザが他の第1デバイス10に誤ってログインして操作してしまうことを抑制できる。
また、第2デバイス11は、集音された音を出力する。第1デバイス10は、第2デバイス11から出力された音を集音し、出力した音と比較して、集音された音にドップラ効果が生じている場合、認証コードを表示および第2デバイス11に対する通知の何れか一方または両方を行う。第2デバイス11は、第1デバイス10から通知に応じて、集音された音に基づくデータに含まれる認証コードを表示する。これにより、他の第1デバイス10の音が混信しやすい環境であっても、ユーザが使用を希望する第1デバイス10に対するユーザの認証を行うことができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、認証部は、認証手段や認証回路に読み替えることができる。
1 認証システム
10 第1デバイス
11 第2デバイス
12 認証装置
32 スピーカ
33 通信部
34 記憶部
35 制御部
40 認証コード
50 第1表示制御部
51 要求送信部
52 音生成部
62 マイク
63 通信部
64 記憶部
65 制御部
70 認証コード
80 音認識部
81 第2表示制御部
82 送信部
90 通信部
91 記憶部
92 制御部
100 デバイス情報
101 認証コード情報
110 送信部
111 受信部
112 認証部
113 通知部

Claims (4)

  1. ユーザの操作に従って認証要求を送信し、当該認証要求に対する応答として得られた認証コードに基づく音を出力する第1デバイスと、
    前記ユーザに対応付けられ、前記第1デバイスから出力され、集音された音に基づくデータを送信する第2デバイスと、
    前記第1デバイスから送信された認証要求に応じて、認証コードを当該第1デバイスへ送信し、前記第2デバイスから前記データを受信すると、当該データと前記第1デバイスへ送信した認証コードとに基づいて、前記認証要求に対する認証を行う認証装置と、を備え、
    前記第2デバイスは、集音された音を出力し、
    前記認証装置は、認証結果に応じた情報を前記第1デバイスに通知し、
    前記第1デバイスは、前記第2デバイスから出力された音を集音し、出力した音と比較して、集音された音にドップラ効果が生じている場合、前記認証装置から通知される情報に基づき表示を行う
    ことを特徴とする認証システム。
  2. ユーザの操作に従って認証要求を送信し、当該認証要求に対する応答として得られた認証コードに基づく音を出力する第1デバイスと、
    前記ユーザに対応付けられ、前記第1デバイスから出力され、集音された音に基づくデータを送信する第2デバイスと、
    前記第1デバイスから送信された認証要求に応じて、認証コードを当該第1デバイスへ送信し、前記第2デバイスから前記データを受信すると、当該データと前記第1デバイスへ送信した認証コードとに基づいて、前記認証要求に対する認証を行う認証装置と、を備え、
    前記第2デバイスは、集音された音を出力し、
    前記第1デバイスは、前記第2デバイスから出力された音を集音し、出力した音と比較して、集音された音にドップラ効果が生じている場合、前記認証コードを表示および前記第2デバイスに対する通知の何れか一方または両方を行い、
    前記第2デバイスは、前記第1デバイスから通知に応じて、集音された音に基づくデータに含まれる認証コードを表示する
    ことを特徴とする認証システム。
  3. 前記第1デバイスは、前記認証要求に対する応答として得られた認証コードを表示し、
    前記第2デバイスは、集音された音に基づくデータに認証コードが含まれる場合、認証コードを表示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の認証システム。
  4. 前記第2デバイスは、認証コードが含まれる音が集音された場合、当該音に基づくデータを送信するかをユーザに問い合わせし、
    ユーザから送信指示が得られた場合、当該データを送信する
    ことを特徴とする請求項の何れか1つに記載の認証システム。
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