JP6503139B2 - Paバックオフを最小化するランダムアクセスプリアンブル - Google Patents

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Description

本開示は、全体として無線通信ネットワークに関するものであり、より具体的には、マシンタイプ通信(MTC:machine-type-communication)デバイスをサポートしているモノのインターネット(IoT:Internet of Things)におけるランダムアクセス手順に関するものである。
第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)のメンバーは、「狭帯域のモノのインターネット(narrowband Internet of things)」を示す、いわゆる「NB−IoT」についての仕様を規定することを合意している。この標準規格は、バッテリに依存しうる、かつ、典型的には少量の情報のみを送受信する低電力の装置用の無線通信をサポートする。NB−IoTをサポートする無線デバイス用のアプリケーションの例には、無線通信能力を有する駐車メータや工業用センサ等が含まれる。
NB−IoT用の無線インタフェースは、オペレータによって当該オペレータの既存のロングタームエボリューション(LTE)のスペクトルの一部において容易に開発可能である。このため、NB−IoTの特定の側面は、可能な限り既存のハードウェア、デザイン及び手順を利用して規定されることが予想される。しかし、LTE仕様の変更が、消費電力を低減するため、カバレッジを改善するため、及び、さもなければ低電力無線装置の動作の向上を提供するために、当該仕様のあらゆるレベルで行われる可能性がある。
既存のLTE仕様の1つの側面は、ランダムアクセスである。LTEでは、大部分の通信システムのように、モバイル端末が、(ユーザ装置(UE)から基地局への)上りリンクの専用リソースを更に有することなく、eNodeB(LTE基地局についての3GPP用語)を介してネットワークにコンタクトする必要がありうる。これを扱うために、ランダムアクセス手順が利用可能であり、それにより、専用の上りリンクリソースを有しないUEが基地局へ信号を送信しうる。LTE用の3GPP仕様で規定されたプロセスでは、この手順の第1のメッセージ(MSG1又はプリアンブル)は、ランダムアクセス用に予約された特別なリソース、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)で送信される。このチャネルは、図1に示すように、時間及び周波数が制限される。PRACH送信に利用可能なリソースは、ブロードキャストされるシステム情報の一部として、又は、ハンドオーバの場合のように、専用の無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングの一部として、モバイル端末に対して特定される。
LTEでは、ランダムアクセス手順は、多くの種々の理由により使用される。これらの理由は以下のものである。
●LTE_IDLE又はLTE_DETACHED状態におけるUEの初期アクセス
●着信ハンドオーバ
●上りリンクの再同期
●基地局とコンタクトを取るための他のリソースを全く割り当てられていないUEのスケジューリング要求
●ポジショニング
直交周波数分割多元接続(OFDMA)又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)において異なるユーザ装置(UE‐携帯電話及びマシン・ツー・マシン無線デバイスを含む、無線アクセス端末のための3GPP技術)の直交性を保つために、各UE信号の到着時間は、OFDM又はSC−FDMA信号のサイクリックプレフィックス(CP)の範囲内となる必要がある。背景技術におけるサイクリックプレフィックスとの用語が、シンボルの終端の繰り返しをOFDMシンボルの前に付加することを示すことが理解されよう。サイクリックプレフィックスは、前のシンボルからのシンボル間干渉を除去するように、ガードインターバルとして機能する。また、それにより、チャネルの線形畳み込みを巡回畳み込みとしてモデル化することが可能になり、これは周波数領域において離散フーリエ変換により実行されうる。この周波数領域処理は、LTE受信機における復調プロセスを簡易化する。
LTEランダムアクセスは、競合ベース又は競合フリーでありうる。競合ベースのランダムアクセス手順は、図2に示されるような4つのステップから成る。なお、第1のステップのみが、ランダムアクセス用に特に設計された物理層処理を伴う一方、残りの3つのステップは、上りリンク及び下りリンクのデータ送信に使用される同じ物理層処理に従う。eNodeBは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を通じて、競合ベースのランダムアクセスを実行するよう、命令しうる。UEは、競合ベースのランダムアクセスに利用可能な複数のプリアンブルのうちの1つをランダムに選択することによって、ランダムアクセス手順を開始する。その後、UEは、図2に示されるステップ1として、選択したランダムアクセスプリアンブルを、PRACHで無線アクセスネットワーク(RAN)内のeNodeBへ送信する。
RANは、ランダムアクセス応答を送信することによっていずれかのプリアンブルを検出したことを確認応答し、当該ランダムアクセス応答には、上りリンク共有チャネルで使用される初期グラント、UE用の一時的なセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)、及びタイムアライメント(TA)アップデートが含まれる。TAアップデートは、eNodeBによってPRACHで測定されたプリアンブルのタイミングオフセットに基づいている。ランダムアクセス応答は、下りリンクでUEへ送信され(ステップ2)、その対応するPDCCHメッセージの巡回冗長コード(CRC)が、無線アクセスネットワーク一時識別子(RA−RNTI)を用いてスクランブルされる。
ランダムアクセス応答の受信後、UEは、グラントを使用して、元のRANへメッセージを送信する(ステップ3)。このメッセージは、一つには、RRCの確立をトリガするために使用され、一つには、セルの共通チャネル上でUEを固有に識別するために使用される。ランダムアクセス応答でUEへ提供されたタイミングアドバンスコマンドは、元のRANへ送信されるメッセージでのUL送信に適用される。eNodeBは、一時セル無線ネットワーク一時識別子(TC−RNTI)でスクランブルされたCRCを有するULグラントを送信することによってステップ3のこのメッセージの送信のために割り当てられるリソースブロックを変更できる。
当該手順は、RANが複数のUEが同じプリアンブルを同時に送信した場合に生じ得たあらゆるプリアンブル競合を解消することで終了する。これは、いつ送信するか及びいずれのプリアンブルを使用するかを各UEがランダムに選択した際に生じうる。複数のUEが同じプリアンブルをランダムアクセスチャネル(RACH)で同時に送信用に選択した場合、これらのUE間で競合が生じることになる。RANは、図2においてステップ4として見られる競合解消メッセージを用いてこの競合を解消する。このメッセージは、競合解消のためにeNodeBによって送信され、UEが割り当てられたC−RNTIをそれ以前に有していた場合には当該C−RNTIを用いてスクランブルされたPDCCH CRCを有する。UEがそれ以前に割り当てられたC−RNTIを有していない場合には、PDCCH CRCはTC−RNTIを用いてスクランブルされる。
図3には、2つのUEが同時に同じプリアンブルp5を送信する、競合が生じるシナリオが図示されている。第3のUEもランダムアクセスプリアンブルを同時に送信するが、異なるプリアンブルp1で送信するため、当該UEと他の2つのUEとの間で競合は無い。
競合フリーのランダムアクセスでは、UEは、基地局によって割り当てられた、予約されたプリアンブルを使用する。この場合、競合解消は必要なく、それ故に、図2のステップ1及び2のみが必須である。非競合ベースのランダムアクセス又は競合フリーのランダムアクセスは、eNodeBによって、例えば、UEに上りリンクで同期を実現させるために開始されうる。eNodeBは、PDCCH命令を送信するか、又はRRCメッセージでそれを知らせることによって、非競合ベースのランダムアクセスを開始する。これら2つのアプローチのうちの後者は、ハンドオーバの場合に使用される。
図4には、競合フリーのランダムアクセスをUEが実行するための手順が図示されている。競合ベースのランダムアクセスでは、ランダムアクセス応答は、下りリンクでUEへ送信され、その対応するPDCCHメッセージのCRCは、RA−RNTIを用いてスクランブルされる。UEは、ランダムアクセス応答を成功裏に受信した後に、競合解消が成功裏に完了したとみなす。競合フリーのランダムアクセスでは、競合ベースのランダムアクセス応答に関して、ランダムアクセス応答がタイミングアライメント値を含む。これにより、eNodeBが、UEが送信したプリアンブルに従って初期/更新済みタイミングを設定できるようになる。
いわゆるネットワーク化社会(Networked Society)及びモノのインターネット(IoT:Internet of Things)に関して現在進行中の努力は、例えば、デバイスコスト、バッテリ寿命及びカバレッジに関する、セルラネットワークの新しい要求条件に関連している。ユビキタス化が期待される小規模な無線デバイスに対するデバイスコスト及びモジュールコストを押し下げるためには、一体化された電力増幅器(PA)を有するシステムオンチップ(SoC)ソリューションの使用が大いに望ましい。しかし、電力増幅器がSoCに一体化された場合に約20−23dBmの送信電力のみを強要することが、最新のPA技術に対して現在実現可能である。SoCソリューションからの出力電力に対するこの制約は、ユーザ端末と基地局との間でどの程度のパスロスが許容されるかに関連する上りリンクのカバレッジを制限する。
更には、一体化されたPAによって実現可能なカバレッジを最大化するためには、PAバックオフを減らす必要がある。通信信号が単一性のないピーク対平均電力比(PAPR)を有する場合、即ち、通信信号が定包絡線の信号ではない場合に、PAバックオフは必要になる。非定包絡線信号を増幅する場合にPAからのスプリアス信号及び帯域外放射を避けるためには、PAは、線形動作領域において又はその近くで動作させられなければならず、即ち、高効率の非線形動作領域から「バックオフ」されなければならない。PAPRが高くなるほど、要求されるPAバックオフが高くなる。PAバックオフが高くなることでより低いPA効率が引き起こされ、それによりデバイスバッテリ寿命が低減される。このため、無線IoT技術では、デバイスコスト、バッテリ寿命及びカバレッジに関する、IoTデバイスの性能目標を達成するために、可能な限り低いPAPRを有する上りリンク通信信号を設計することが非常に重要である。
現在、3GGPは狭帯域IoT(NB−IoT)技術の標準化を行っている。所望のNB−IoT機能を含むように既存のLTE仕様を発展させるための、既存のLTEエコシステム(ベンダ及びオペレータ)からの強いサポートが存在する。これは、LTEベースのNB−IoTソリューションをより短期間で標準化及び開発することが可能であるため、製品化までに要する時間の検討によって動機付けられる。NB−IoTの主要な候補は、LTEベースのNB−LTEソリューションである。
LTEの上りリンク(移動局から基地局への送信)は、上りリンクのデータチャネル及び制御チャネル用のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)変調に基づいている。ランダムアクセスプリアンブル送信については、Zadoff−Chu信号が使用されている。これらの信号のいずれも良好なPAPR特性を有していない。
この問題を解決するために、本明細書では新たなランダムアクセスプリアンブル信号を開示する。この信号は、NB−IoTの物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)に適している。新たなPRACH信号は、0dBのPAPRを実現し、それ故に、PAバックオフの必要性を取り除き、PA効率を最大限にする。新たなPRACH信号は、上りリンクのデータ及び制御チャネル信号の送信のためのSC−FDMA及び/又は直交周波数分割多元接続(OFDMA)の使用に適合し、これは、新たなPRACH信号が、任意の所与のOFDMシンボルインターバルにおいて、単一サブキャリアのみを占有するOFDM信号に見えるためである。なお、単一サブキャリア信号については、OFDM信号は対応するSC−FDMA信号と同一である。
新たなPRACH信号は、0dBのPAPRを実現するため、PAバックオフの必要性を取り除き、PA効率を最大限にする。このため、PRACHカバレッジ及びバッテリ効率が最大限に高まる。新たなPRACH信号は、SC−FDMA及び直交周波数分割多元接続(OFDMA)に適合する。このため、既存のSC−FDMA又はOFDMA信号生成器を用いて容易に実装可能である。これにより、開発コスト及び製品化までに要する時間の両方が削減される。
いくつかの実施形態によれば、ユーザ装置における方法は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含むシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を生成することを含み、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有する、サイクリックプレフィックス部分と複数の同一シンボルとを含む。SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の生成は、プリアンブルシンボルグループのうちの、少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、当該プリアンブルシンボルグループのうちの、直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように行われる。本方法は、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を送信することを更に含む。場合によっては、本方法は、予め定められた複数のプリアンブル構成からプリアンブル構成を選択することを含んでもよく、当該選択されたプリアンブル構成は、第1及び第2のサブキャリア周波数を定める。
いくつかの実施形態によれば、基地局における方法は、無線周波数信号を受信することと、当該無線周波数信号において、第1のリモートユーザ装置によって送信されたSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を検出することと、を含み、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含む。プリアンブルシンボルグループのうちの、少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、プリアンブルシンボルグループのうちの、直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有する、サイクリックプレフィックス部分と複数の同一シンボルとを含む。場合によっては、本方法は、第1のプリアンブル信号の到着時間を推定することを含む。
手短に述べられている実施形態によれば、単一サブキャリア信号が、ランダムアクセスプリアンブル信号の任意のOFDMシンボルインターバルで使用される。異なるOFDMシンボルインターバルにおいて、異なるサブキャリア(周波数)が使用されてもよい。これは、周波数ホッピングとしての考え方であってもよい。これは、遷移間の位相連続性を確保するために使用されうる(このように、CP継続時間、通常のデータシンボル継続時間、及び周波数におけるホッピング距離との間に関係性が存在する)。他の実施形態では、異なるデバイスからのランダムアクセスプリアンブル信号が、直交多重化され、かつ、受信基地局によって個別に検出可能となるように、直交周波数ホッピングパターンが異なるPRACHプリアンブル間で設計されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、ユーザ装置は、他のユーザ装置と通信するよう構成された無線送受信機と、上述のユーザ装置における方法を実行するよう構成された1つ以上の処理回路とを備える。同様に、一例の基地局は、1つ以上のリモートユーザ装置と通信するよう構成された無線送受信機と、上述の基地局における方法を実行するよう構成された1つ以上の処理回路とを備える。
更なる実施形態には、処理回路によって実行された場合に、上述の実施形態の動作を行う命令を格納した、コンピュータプログラム及び非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体が含まれうる。
以下では、ランダムアクセス手順を実行するための技術及び装置についての個別の実施形態の詳細を説明及び図示する。
図1は、ランダムアクセスプリアンブル送信を示す図である。 図2は、LTEにおける競合ベースのランダムアクセス手順のためのシグナリングを示す図である。 図3は、UE間に競合が存在する場合の、競合ベースのランダムアクセスを示す。 図4は、LTEにおける競合フリーのランダムアクセス手順のための、無線インタフェースを介したシグナリングを示す図である。 図5は、PRACH用のサイクリックプレフィックス、ガード期間及びプリアンブル系列を示す図である。 図6は、1OFDMシンボルにおけるPRACH信号の例を示す。 図7は、いくつかの実施形態に係る、複数のOFDMシンボルインターバルにわたるPRACH信号の例を示す図である。 図8は、いくつかの実施形態に係る、2つのPRACHプリアンブルの周波数多重化を示す図である。 図9は、いくつかの実施形態に係る、2つのPRACHプリアンブル(時間領域信号)の周波数多重化を示す図である。 図10は、いくつかの実施形態に係る、OFDMデータシンボル継続時間の4分の1であるCP継続時間の例を示す図である。 図11は、いくつかの実施形態に係る、ランダムアクセス手順を実行するよう構成されたユーザ装置のブロック図である。 図12は、いくつかの実施形態に係る、ランダムアクセス手順を実行するための、ユーザ装置における方法を示すフローチャートである。 図13は、いくつかの実施形態に係る、ランダムアクセス手順に関連する情報をシグナリングするよう構成されたネットワークノードのブロック図である。 図14は、いくつかの実施形態に係る、ランダムアクセス手順を示すフローチャートである。 図15は、いくつかの実施形態に係る、ランダムアクセス手順を実行するための、ユーザ装置の機能的実装のブロック図である。 図16は、いくつかの実施形態に係る、ランダムアクセス手順に関連する報告を受信するための、ネットワークノードの機能的実装のブロック図である。 図17は、上りリンク物理チャネルの多重化を示す。 図18は、PARCHフォーマット0及び1についてのプリアンブル長及びサブキャリア間隔を示す。 図19は、到着時間の推定誤差の分布を示す。 図20は、到着時間の推定誤差の他の分布を示す。
以下では、発明概念について、当該発明概念の実施形態の例が示された添付の図面を参照して、より十分に説明する。しかし、これらの発明概念は、多くの異なる形式で具体化することができ、本明細書で説明する実施形態に限定されるものと解釈されてはならない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が詳細かつ完全となるように提供され、本発明概念の範囲を当業者に十分に伝える。これらの実施形態は互いに排他的ではないことに留意すべきである。1つの実施形態からの構成要素は、暗黙のうちに、他の実施形態において存在する又は使用されることが想定されうる。
例示及び説明のみを目的として、置き換え可能に無線端末又はUEとも称される、モバイル端末と、特定の無線アクセス技術を使用して無線通信チャネルを介して通信するRANにおける動作、又は当該RANと関係した動作との関連で、本発明概念の実施形態について本明細書で説明する。より具体的には、特に、時には発展型UMTS地上無線アクセスネットワークと称され、LTEシステムとして広く知られている、E−UTRANによって現在使用されているスペクトル及び/又は装置におけるNB−IoT動作のための仕様の開発に関連するため、NB−IoT用の仕様の開発との関連で実施形態について説明する。しかし、当該技術はE−UTRANの後継だけでなく他の無線ネットワークにも適用できることが理解されよう。このため、本明細書における、LTEについての3GPP標準規格からの用語を用いた信号への言及は、より広く、他のネットワークにおける同様の特性及び/又は目的を有する信号に対して適用されるものと理解されるべきである。
なお、本明細書に記載の実施形態のいくつかでは、「ユーザ装置」及び「UE」との用語を使用している。UEは、本明細書で当該用語が使用されているように、無線信号を介してネットワークノード又は他のUEと通信する能力を有する任意のタイプの無線デバイスでありうる。本開示との関連で、デバイスを所有及び/又は操作する個人という意味での「ユーザ」をUEが有しない場合に、UEは、マシン・ツー・マシン(M2M)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、及び/又はNB−IoTデバイスを示しうることが理解されるべきである。UEは、コンテンツがそれ以外を示さない限り、無線デバイス、無線デバイス、無線通信デバイス、無線端末、又は単に端末とも称されてもよく、これらの用語のいずれかの使用は、デバイス・ツー・デバイスUE、マシンタイプUE、又はマシン・ツー・マシン通信が可能なUE、UEを備えたセンサ、無線対応のタブレットコンピュータ、モバイル端末、スマートフォン、laptop-embedded equipped(LEE)、laptop-mounted equipment(LME)、USBドングル、無線カスタマ構内設備(CPE:customer-premises equipment)等を含むことが意図される。以降の議論では、マシン・ツー・マシン(M2M)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、無線センサ、及びセンサとの用語も使用されうる。これらのデバイスはUEではあるが、一般的には直接のヒューマン・インタラクションなしでデータを送信及び/又は受信するよう構成されていることは理解されるべきである。
既存のLTEランダムアクセス設計において、ランダムアクセスは、無線リンクを確立する際の初期アクセス、スケジューリング要求等のような多目的を果たす。とりわけ、ランダムアクセスの主目的は、上りリンクの同期を実現することであり、これは、LTEにおける上りリンクの直交性を維持するために重要である。OFDM又はSC−FDMAシステムにおいて異なるユーザ装置(UE)間の直交性を保つためには、各UE信号の到着時間がOFDM又はSC−FDMA信号のサイクリックプレフィックス(CP)の範囲内であることが必要とされる。
背景技術のセクションで上述したように、サイクリックプレフィックス(CP)は、連続したシンボル間にガード時間を提供するために、及び、特にOFDM及び/又はSC−FDMA送信との関連で、受信機の処理を簡易化するために、使用される。図5は、CPが、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プリアンブル系列の全て又は一部を形成する送信OFDM/SC−FDMAシンボルに対してどのように使用されうるのかを示している。図5に示されるように、PARCHプリアンブル系列は、図5に示されるランダムアクセス時間セグメントの期間中にUEによって送信される。図示された例では、送信は3.6ミリ秒のPRACHを有し、400マイクロ秒のCP継続時間と3.2ミリ秒のデータインターバルとを含む。PARCHプリアンブル系列は、ランダムアクセスセグメント全体を占有することはなく、ある程度の時間をガードタイムとして残し、サイクリックプレフィックス(CP)インターバルも割り当てている。
上記で議論したように、3GPPは、NB−IoT用の仕様を規定中であり、当該仕様は、バッテリに依存しうる、かつ、典型的には少量の情報のみを送受信する低電力の装置用の無線通信をサポートする。NB−IoT用の仕様は、可能であれば、既存の設計及び技術の再利用を促進するとともに、既存のLTEスペクトル内の展開を促進することが望まれる。しかし、これまでの既存のLTEの上りリンク(移動局から基地局への送信)は、上りリンクのデータチャネル及び制御チャネル用のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)変調に基づいている。ランダムアクセスプリアンブル送信については、Zadoff−Chu信号が使用されている。しかし、これらの信号のいずれも良好なPAPR特性は有しておらず、これにより、低電力かつ低コストのデバイス、特に、集積システムオンチップ(SoC)システムに依存するデバイスにおいて問題が生じる。
この問題を解決するために、本明細書では新たなランダムアクセスプリアンブル信号を開示する。この信号は、NB−IoTの物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)に適している。新たなPRACH信号は、0dBのPAPRを実現し、それ故に、PAバックオフの必要性を取り除き、PA効率を最大限にする。新たなPRACH信号は、上りリンクのデータ及び制御チャネル信号の送信のためのSC−FDMA及び/又は直交周波数分割多元接続(OFDMA)の使用に適合し、これは、新たなPRACH信号が、任意の所与のOFDMシンボルインターバルにおいて、単一サブキャリアのみを占有するOFDM信号に見えるためである。なお、単一サブキャリア信号については、OFDM信号は対応するSC−FDMA信号と同一である。
新たなPRACH信号は、0dBのPAPRを実現するため、PAバックオフの必要性を取り除き、PA効率を最大限にする。このため、PRACHカバレッジ及びバッテリ効率が最大限に高まる。新たなPRACH信号は、SC−FDMA及び直交周波数分割多元接続(OFDMA)に適合する。このため、既存のSC−FDMA又はOFDMA信号生成器を用いて容易に実装可能である。これにより、開発コスト及び製品化までに要する時間の両方が削減される。
図5には、2つのPRACHプリアンブル送信が示されており、一方は、eNB(無線基地局機能を備えるノードについてのLTE用語)に近いUEから生じ、他方は、基地局から遠い、セル端にあるUEから生じている。これにより、eNB受信機において維持されているランダムアクセスインターバルに対して、2つの送信についてタイミングの差異が生じていることがわかる。
CPの使用により、4ミリ秒のランダムアクセスインターバルウィンドウに中心が置かれた、本例では、信号の3.2ミリ秒の部分を使用して、受信機が巡回畳み込みを実行することが可能になる。eNB受信機は、eNB付近の場合とセル端付近の場合とで同様の性能を有する。
これまでに議論したように、PA効率及びカバレッジを最大化するためには、PRACHプリアンブルを、可能な限り定包絡線に近づけることが望ましい。定包絡線信号は、0dBのPAPRを有し、PAバックオフを必要としない。以下の説明では、PRACH信号とPRACHプリアンブルとを互いに置き換え可能に使用する。
LTEランダムアクセスは、競合ベース又は競合フリーでありうる。競合ベースのランダムアクセス手順は、図2に示され、かつ、上述したような、4つのステップから成る。なお、第1のステップのみが、ランダムアクセス用に特に設計された物理層処理を伴う一方、残りの3つのステップは、上りリンク及び下りリンクのデータ送信に使用される同じ物理層処理に従う。競合フリーのランダムアクセスでは、UEは、基地局によって割り当てられた、予約されたプリアンブルを使用する。この場合、競合解消は必要なく、それ故に、ステップ1及び2のみが必須である。以下で議論するランダムアクセスプリアンブル送信のための技術は、競合フリーのランダムアクセス手順と競合ベースのランダムアクセス手順とのいずれか又は両方に使用されうる。
図6には、本明細書で開示する技術の、いくつかの実施形態に係る、単一のOFDMシンボルインターバルの期間におけるPRACH信号の例が示されている。これは、基本的には単一トーン(単一サブキャリア)のOFDM信号である。図6の例によれば、サブキャリア間隔は2.5kHzである。しかし、本明細書に記載の技術は、任意のサブキャリア間隔に対して適用可能である。
本明細書で開示する技術のいくつかの実施形態によれば、PRACH信号は、(LTEの場合におけるような)周波数ではなく時間的に複数のOFDMシンボルにわたって広がっている。このため、それぞれが図6に示されるOFDMシンボルのような多くのOFDMシンボルが、PRACHプリアンブルを形成するように連結される。以下で更に詳しく議論するように、いくつかの実施形態では、生成されたランダムアクセスプリアンブル信号は、本明細書ではプリアンブルシンボルグループ又はシンボルグループとも称される、2つ以上の又はN個の連続するプリアンブルシンボルを含み、各プリアンブルシンボルグループは、複数の重複したOFDMシンボルを含み、かつ、送信されたランダムアクセスプリアンブル信号において単一のトーンを生じさせるように形成される。言い換えれば、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有する複数の同一のシンボルを含み、それにより、2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応する。サブキャリア周波数は、連続するシンボルグループのうちの最初の1つが第1のサブキャリア周波数に対応し、連続するシンボルグループのうちの後続する1つが第2のサブキャリア周波数に対応するように、プリアンブルシンボルグループ間で変化する。言い換えれば、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有する複数の同一のシンボルを含み、それにより、2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応する。
いくつかの実施形態では、第2のプリアンブルシンボルごとの単一のトーンが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンが、第2のサブキャリア周波数に対応する簡単なパターンに従って、サブキャリア周波数が変化する。このため、これらの実施形態では、プリアンブル信号は、1つのプリアンブルシンボルグループから次のプリアンブルシンボルグループまでに、2つのサブキャリア周波数間でホップする。当然ながら、他のパターンも考えられることが理解されよう。
以下で更に詳しく説明するように、連続するプリアンブルシンボルのそれぞれは、基本OFDMシンボルを複数回繰り返すことによって形成されうる。本明細書で使用されるように、シンボルグループとの用語は、プリアンブルシンボルが基本OFDMシンボルに対応しないがその代わりに複数の重複したOFDMシンボルを含みうるように形成された、プリアンブルシンボルグループを示す場合があることを理解されるべきである。上述のように、単一トーンのOFDMシンボルはSC−FDMA信号でもあり、このため、これらの重複したOFDMシンボルはSC−FDMAシンボルであるとも理解されうる。
図7には、ランダムアクセスプリアンブル信号設計の例が示されている。この例では、PRACHプリアンブルは、時間的に100個のプリアンブルシンボルで構成され、かつ、任意の所与のプリアンブルシンボルインターバルにおいて、周波数的に(2.5kHzの)1つのトーン/サブキャリアを占有する。しかし、この例の送信は、1つのプリアンブルシンボルグループから次のプリアンブルシンボルグループまでに、2つの隣り合うトーン間でホップする。このホッピングは、基地局において十分な到着時間推定性能を実現するために使用される。上述のように、この2.5kHzは、単に例示であり、他のサブキャリア間隔も考えられる。更には、トーンが隣り合っている必要はなく、ホッピングによって数サブキャリアを飛び越えてもよいことは明らかである。
この例におけるトーン(サブキャリア)帯域幅/間隔は2.5kHzであるため、サブキャリア間隔とOFDMシンボル長との間の周知の関係によれば、通常のOFDMシンボルのデータ部分の継続時間は400マイクロ秒になろう。例えば最大で60kmのセルサイズをサポートするためには、最大の往復遅延を収容するように400マイクロ秒のCPが必要とされる。400マイクロ秒のデータ部分と400マイクロ秒のCPとを直接送信することは、全リソースのうちで50%のCPオーバヘッドにつながることになろう。当該オーバヘッドを減らすために、図7に示す例では、基本OFDMシンボルは4回繰り返され、それにより1600マイクロ秒のシンボル継続時間が得られている。OFDMシンボルの最初のコピーは、基地局受信機によってCPとして扱われる一方、残りの3つのコピーは、データとして扱われる。この設計により、CPオーバヘッドが50%から25%へ削減される。基地局は、シンボルの3つのコピーをコヒーレントに合成し、それにより約4.8dBの電力ゲインを得ることができる。
図7のプリアンブルの0dB PAPR特性を見て、一般性を失うことなく、以下のように表されるOFDMシンボル1及び2について検討する。
Figure 0006503139
ここで、1/Tのサブキャリア間隔を有するサブキャリアに対して、T=400マイクロ秒、kがサブキャリアインデックスである。長さ4Tの各OFDMシンボルの範囲内で、時間インターバル[0,4T]及び[4T,8T]の範囲内で信号が正弦波であるため、当該波形は定包絡線である。シンボル境界において、位相差は以下となる。
Figure 0006503139
したがって、一定系列を送信すること、即ち、2つのトーンを交互に生じさせるx[1]=x[2]の場合、位相の連続性が保証され、理論的に0dBのPAPRが生じる。
各PRACHプリアンブルは、任意の所与の時間において、2.5kHzの1つのサブキャリアのみを効率的に使用するため、異なる複数のプリアンブルが周波数領域において多重化されうる。例えば、図8は2つのPRACHプリアンブルの多重化を示している。一般に、M個のトーンがM個のPRACHプリアンブルの多重化に対して設定されうる。各PRACHプリアンブルは、1OFDMシンボルインターバルの期間中に1つのトーンを使用し、(例えば、図8に示すような)多重化パターンは、2つのUEが同じOFDMシンボルインターバルの期間中に同じトーンを使用しないことを確保する。
図8は、2つのPRACHプリアンブルの周波数領域構成を示している。図9には、対応する時間領域信号の例が示されており、約4つのプリアンブルシンボルグループのインターバルが、各プリアンブル信号に対して示されている。第1に、複数のプリアンブルのそれぞれにおいて位相連続性が保たれていることが見られる。第2に、プリアンブル1が、より低い周波数の正弦波で始まり、より高い周波数の正弦波、より低い周波数の正弦波に切り替わり、最後により高い周波数の正弦波に再び切り替わっていることが見られる。プリアンブル2は、より高い周波数の正弦波で始まり、より低い周波数の正弦波、より高い周波数の正弦波に切り替わり、最後により低い周波数の正弦波に再び切り替わっていることが見られる。これら2つのプリアンブルは、基地局における到着時間差がCPインターバルの範囲内である場合に互いに直交する。なお、図示した例の両方において、より低い周波数の正弦波とより高い周波数の正弦波との間に位相連続性が存在する。2つのプリアンブルの低‐高系列と高‐低系列は、当該プリアンブルを送信する無線デバイスのそれぞれにおいて事前設定されうるか、又は、無線デバイスによる設定のランダム選択から生じうることが理解されよう。
本明細書で開示する技術が、任意のCP期間に、又はプリアンブルシンボルグループの範囲内におけるCP継続時間と通常のデータ継続時間との間の任意の関係に一般化可能であることが理解されよう。しかし、周波数におけるホッピング距離は、周波数トーン間の遷移が生じるOFDMシンボル境界において位相連続性を維持するように、適宜調整される必要がある。これは、定包絡線特性の維持する上で重要である。
図10において例が与えられる。ここで、サブキャリア間隔(トーン帯域幅)は依然として2.5kHzであり、このため、通常のデータシンボル継続時間(T)は1/2500(即ち、400マイクロ秒)であり、これは、OFDMコンテキストにおいて、2.5kHzのサブキャリア間隔を示唆する。示されるように、CPは100μsであり、このため、通常のデータシンボル継続時間の4分の1である。なお、それ故に、OFDMシンボル継続時間は1.25T(CPにデータを加える)。以下のように表されうるOFDMシンボル1及び2について検討する。
Figure 0006503139
ここで、T=400μsである。長さ1.25Tの各OFDMシンボルの範囲内で、波形は定包絡線を有する。シンボル境界において、位相差は以下となる。
Figure 0006503139
したがって、一定系列を送信すること、即ち、4トーン離れている2つのサブキャリアを交互に生じさせるx[1]=x[2]の場合、位相の連続性が保証され、理論的に0dBのPAPRが生じる。
図11は、ここではUE12として示された無線デバイスの例を示しており、当該UEは、より一般的には無線端末と称され、本明細書の記載の実施形態の例の1つ以上において使用可能である。いくつかの実施形態において、UE12は、NB−IoT用の仕様による動作を行うように構成されたモバイルデバイスでありうる。UE12は、UE12の動作を制御する処理回路30を備える。処理回路30は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ、専用デジタルロジック等を備えてよく、例えば、ネットワーク2の基地局10へ信号を送信し、また、当該基地局から信号を受信するために使用される、関連する(複数の)アンテナ34を有する受信機又は送受信機32に接続されている。UE12は、処理回路30に接続された、UE12の動作に必要となるプログラムコードと他の情報及びデータとを格納するメモリ回路36を更に備える。また、処理回路30及びメモリ回路36は、処理回路と称されることがあり、種々の実施形態では、本明細書に記載のUEベースの技術の1つ以上を実施するよう構成される。
例えば、UE12の処理回路は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含むSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を生成するよう構成され、2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一のシンボルを含む。UE12の処理回路は、ランダムアクセスプリアンブル信号を送信するように更に構成されている。上記の例で議論したように、プリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、プリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応する。いくつかの実施形態では、プリアンブルシンボルグループのうちの1つおきのプリアンブルシンボルグループは、第2のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルグループのそれぞれは、第1のサブキャリア周波数に対応する。
実装によらず、UE12の処理回路は、図12に示されるような方法1200を実行するよう構成される。ブロック1220に示されるように、方法1200は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含むSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を生成することを含む。各プリアンブルシンボルグループは、2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有する、サイクリックプレフィックス部分及び複数の同一のシンボルを含む。いくつかの実施形態では、プリアンブルシンボルグループのうちの1つおきのプリアンブルシンボルグループは、第2のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルグループのそれぞれは、第1のサブキャリア周波数に対応する。ブロック1230に示されるように、方法1200は、ランダムアクセスプリアンブル信号を送信することを更に含む。場合によっては、方法1200は、ブロック1210に示されるように、予め定められた複数のプリアンブル構成からプリアンブル構成を選択することを含んでもよく、選択されたプリアンブル構成は、第1及び第2のサブキャリア周波数を定め、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、選択されたプリアンブル構成を用いて生成される。この選択は、いくつかの実施形態では、ランダムに実行されてもよい。
いくつかの実施形態では、プリアンブルシンボルグループの全てが、同じ複素振幅を有している。いくつかの実施形態では、第1及び第2のサブキャリア周波数は、プリアンブルシンボル間の境界における位相連続性を実現にするように選択される。更に、プリアンブルシンボルグループは、プリアンブルシンボルグループ間の境界における位相連続性を提供するように生成される。
いくつかの実施形態では、第2のサブキャリア周波数は、第1のサブキャリア周波数と隣り合っている。これらの実施形態の一部及び他の実施形態では、サイクリックプレフィックス部分の長さは、同一シンボルのそれぞれの長さと同じであり、サイクリックプレフィックス部分は、同一シンボルのそれぞれと一致する。他には、サイクリックプレフィックス部分の長さは、同一シンボルのそれぞれの長さの4分の1である。
いくつかの実施形態では、各プリアンブルシンボルグループは、1600マイクロ秒の全長を有する。いくつかの実施形態では、各プリアンブルシンボルグループ内の複数の同一シンボルは、3つの同一シンボルで構成される。
図13は、無線デバイスの他の例を示しており、ここでは、UE12からランダムアクセスプリアンブル信号を受信するよう構成された、基地局10等のネットワークノードを示している。以下のいくつかの実施形態の説明では、「無線ネットワークノード」との用語又は単に「ネットワークノード」若しくは「NWノード」との用語が使用される。これらの用語は、基地局、無線基地局、ベーストランシーバ基地局、基地局制御装置、ネットワーク制御装置、発展型NodeB(eNodeB又はeNB)、NodeB、中継ノード、測位ノード、E−SMLC、ロケーションサーバ、リピータ、アクセスポイント、無線アクセスポイント、リモートラジオユニット(RRU)、リモートラジオヘッド(RRH)、分散アンテナシステム(DAS)のMSR基地局ノードのようなマルチスタンダード無線機(MSR)無線ノード、SONノード、O&M、OSS又はMDTノード、コアネットワークノード、MME等のような、無線通信ネットワークの固定部分における任意の種類のネットワークノードを示す。これらの例から分かるように、無線通信ネットワークの「固定部分(fixed portion)」とは、アクセス端末以外の無線ネットワークの一部分、即ち、UE、NB−IoTデバイス等によって無線リンクを通じてアクセスされるネットワークの一部分を示すよう意図されているが、所与のシナリオにおける1つ以上のエレメントを移動できる可能性を除外することは意図されていない。
図13は、本明細書に記載の実施形態の例の一部において使用可能な基地局10(例えば、eNB)を示す。マクロeNBは、実際には、サイズ及び構成がマイクロeNBと一致しないが、例示を目的として、基地局10は、同様の構成要素を備えるものとしていることが、理解されよう。このため、基地局10は、マクロ基地局に対応するかマイクロセル基地局に対応するかを問わず、基地局10の動作を制御する処理回路40を備える。処理回路40は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ、専用デジタルロジック等を備えてよく、ネットワーク内のUE12へ信号を送信し、また、ネットワーク内のUEから信号を受信するために使用される、関連する(複数の)アンテナ44を有する送受信機回路42に接続されている。基地局10は、処理回路40に接続された、基地局10の動作に必要となるプログラムと他の情報及びデータとを格納するメモリ回路46を更に備える。また、処理回路40及びメモリ回路46は、処理回路と称されることがあり、種々の実施形態では、以下に記載のネットワークベースの技術の1つ以上を実施するよう構成される。
基地局10は、更に、基地局10が(例えば、X2インタフェースを介して)他の基地局10と情報を交換することを可能にする、コンポーネント及び/又は回路48と、基地局10が(例えば、S1インタフェースを介して)コアネットワーク内のノードと情報を交換することを可能にする、コンポーネント及び/又は回路49と、を備える。他のタイプのネットワーク(例えば、UTRAN、又は広帯域符号分割多元接続、即ちWCDMA(登録商標) RAN)で用いられる基地局が、図13に示されるコンポーネントと同様のコンポーネントと、他のタイプのネットワーク内の他のネットワークノード(例えば、他の基地局、モビリティ管理ノード、及び/又はコアネットワーク内のノード)との通信を可能にする、適切なインタフェース回路48,49と、を備えることが理解されよう。
基地局10の処理回路は、無線周波数信号を受信し、当該無線周波数信号において、第1のリモート無線デバイスによって送信された第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を検出するよう構成される。第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボル(プリアンブルシンボルグループとも称されうる。)を含み、各プリアンブルシンボルグループは、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む。いくつかの実施形態では、プリアンブルシンボルグループのうちの1つおきのプリアンブルシンボルグループは、第2のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルグループのそれぞれは、第1のサブキャリア周波数に対応する。場合によっては、処理回路は、第1のプリアンブル信号の到着時間を推定するように構成される。
実装によらず、基地局10の処理回路も、図14に示されるような方法1400を実行するよう構成される。方法1400は、無線周波数信号を受信することを含む(ブロック1410)。方法1400は、無線周波数信号において、第1のリモート無線デバイスによって送信された第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を検出することを更に含む(ブロック1420)。第1のランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、各プリアンブルシンボルグループは、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む。また、いくつかの実施形態では、プリアンブルシンボルグループのうちの1つおきのプリアンブルシンボルグループは、第2のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルグループのそれぞれは、第1のサブキャリア周波数に対応する。オプションとして、方法1400は、第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の到着時間を推定することを含み(ブロック1430)、これは、例えば上りリンクの同期処理を行うために使用されうる。
いくつかの実施形態では、プリアンブルシンボルグループの全てが、同じ複素振幅を有している。更に、第1及び第2のサブキャリア周波数は、プリアンブルシンボルグループ間の境界において位相連続性を実現するように選択されてよく、検出されるプリアンブルシンボルは、プリアンブルシンボルグループ間の境界において位相連続性を有する。いくつかの実施形態では、第2のサブキャリア周波数は、第1のサブキャリア周波数と隣り合っている。
いくつかの実施形態は、サイクリックプレフィックス部分の長さは、同一シンボルのそれぞれの長さと同じであり、サイクリックプレフィックス部分は、同一シンボルのそれぞれと一致する。他の実施形態では、サイクリックプレフィックス部分の長さは、同一シンボルのそれぞれの長さの4分の1である。いくつかの実施形態では、各プリアンブルシンボルグループは、1600マイクロ秒の全長を有し、各プリアンブルシンボルグループ内の複数の同一シンボルは、3つの同一シンボルで構成される。
上記で議論したように、異なる複数のランダムアクセスプリアンブル信号は、基地局によって互いに区別されうるように、周波数領域においてインタリーブされてもよい。したがって、方法1400のいくつかの実施形態は、無線周波数信号において、第2のリモートユーザ装置によって送信された第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を検出することを更に含み、当該第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第3のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第4のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む。これらの実施形態では、第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループは、第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループと少なくとも部分的にオーバラップしてもよく、第1のサブキャリア周波数が第4のサブキャリア周波数と等しいか、第2のサブキャリア周波数が第3のサブキャリア周波数と等しいか、又はその両方であってもよい。
図12及び図14に示される方法1200及び1400が、上記でより十分に説明されている技術の例であることは理解されるべきである。これらの方法のそれぞれは、議論した変形及び詳細のいずれかに従って変更されてもよい。図12及び図14に示される方法及びそれらの変形は、必要に応じて、図11及び図13に示される処理回路を用いて実現されてもよく、当該処理回路は、例えば、上述の動作を実行するための、メモリ回路36及び/又は46に格納された適切なプログラムコードを設定される。これらの実施形態の一部は、プログラムされたマイクロプロセッサ又は他のプログラムされた処理エレメントに基づいているが、これらの技術のステップの全てが、必ずしも、単一のマイクロプロセッサで、又は単一のモジュールでも実行されるとは限らないことが理解されよう。本明細書で開示した技術の実施形態は、更に、無線端末におけるアプリケーション用のコンピュータプログラムと、基地局装置又は他のネットワークノード装置におけるアプリケーション用の対応するコンピュータプログラムとを含む。
このプログラムコード又はコンピュータプログラム命令は、更に、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置を特定の方法で機能させることが可能な、有形のコンピュータ読み取り可能媒体に格納されてもよく、それにより、コンピュータ読み取り可能媒体に格納された命令が、ブロック図及び/又はフローチャートのブロック又は複数ブロックにおいて特定された機能/動作を、実行する命令を含む製品を生み出す。したがって、本発明概念の実施形態は、ハードウェアにおいて、及び/又は、まとめて「回路」、「モジュール」又はその変形と称されうる、デジタルシグナルプロセッサのようなプロセッサ上で動作する(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)ソフトウェアにおいて具体化されうる。
上述の実施形態の種々の態様が、適切なプロセッサ回路、ハード符号化デジタル回路及び/又はアナログ回路、又はそれらの適切な組み合わせ上で実行するプログラム命令でありうる機能「モジュール」によって実行されると考えられることが更に理解されよう。
例えば、図15は、処理回路30及びメモリ回路36等に基づいて、UE12において実現されうるような、機能モジュール又は回路構成の例を示している。図示されている実施形態は、ランダムアクセスプリアンブル信号を生成する信号生成モジュール1502を少なくとも機能的に含む。ランダムアクセスプリアンブル信号を送信する送信モジュール1504が、実装に更に含まれる。生成されたランダムアクセス信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、各プリアンブルシンボルグループは、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む。いくつかの実施形態では、プリアンブルシンボルグループのうちの1つおきのプリアンブルシンボルグループは、第2のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルグループのそれぞれは、第1のサブキャリア周波数に対応する。
図16は、処理回路40及びメモリ回路46等に基づいて、基地局10等のネットワークノードにおいて実現されうるような、機能モジュール又は回路構成の例を示している。図示されている実施形態は、無線周波数信号を受信する受信モジュール1602を少なくとも機能的に含む。無線周波数信号において、第1のリモート無線デバイスによって送信された第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を検出する検出モジュール1604が、実装に更に含まれる。第1のランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、各プリアンブルシンボルグループは、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む。いくつかの実施形態では、例えば、プリアンブルシンボルグループのうちの1つおきのプリアンブルシンボルグループは、第2のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルグループのそれぞれは、第1のサブキャリア周波数に対応する。
上述の説明及び関連する図面で提示した教示の恩恵を受ける当業者は、説明した(複数の)実施形態の変更及び他の変形が思い浮かぶであろう。したがって、(複数の)実施形態が開示した特定の例に限定されないこと、及びその変更他の変形が本開示の範囲内に含まれることが意図されていることは、理解されるべきである。本明細書では特定の用語が採用されうるが、それらは、一般的及び記述的な意味のみで使用されており、限定を目的として使用されてはいない。
以下では、実施形態の例をリストする。これらは例にすぎず、リストされている実施形態の他の実施形態及び変形が、上記で提供された詳細な説明から明らかとなることは理解されるべきである。
[実施形態例]
上述した技術及び装置の実施形態は、以下に列挙された例を含むがそれらに限定されない。
例1:無線デバイスにおける方法であって、本方法は、ランダムアクセスプリアンブル信号を生成することと、前記ランダムアクセスプリアンブル信号を送信することと、を含み、前記ランダムアクセスプリアンブル信号を生成することは、N個のプリアンブルシンボルを連結することを含み、各プリアンブルシンボルは、単一のトーンを含み、1つおきのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第1のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第2のサブキャリア周波数に対応する、方法。
例2:例1の方法であって、プリアンブルシンボルの全てが、同一の複素振幅を有し、前記第1及び第2のサブキャリア周波数は、プリアンブルシンボル間の境界において位相連続性を実現するように選択され、前記プリアンブルシンボルは、プリアンブルシンボル間の境界において位相連続性を提供するように生成される、方法。
例3:例1又は2の方法であって、各プリアンブルシンボルは、サイクリックプレフィックス部分とそれに後続するデータ部分とを有し、前記サイクリックプレフィックス部分は、第1の長さを有し、かつ、前記後続するデータ部分の最後の部分の複製である、方法。
例4:例3の方法であって、前記後続するデータ部分は、3つの同一の、前記サイクリックプレフィックス部分のコピーから成る、方法。
例5:例4の方法であって、各プリアンブルシンボルは、1600マイクロ秒の全長を有し、前記第1及び第2のサブキャリア周波数は、2500Hz異なっている、方法。
例6:例3の方法であって、前記後続するデータ部分は、第2の長さを有し、当該第2の長さは、前記第1の長さの4倍である、方法。
例7:例6の方法であり、各プリアンブルシンボルは、500マイクロ秒の全長を有し、前記第1及び第2のサブキャリア周波数は、10kHz異なっている、方法。
例8:例1から7のいずれかの方法であって、N=100である、方法。
例9:例1から8のいずれかの方法であって、前記方法は、予め定められた複数のプリアンブル構成からプリアンブル構成を選択することを更に含み、当該選択されたプリアンブル構成は、前記第1及び第2のサブキャリア周波数を定める、方法。
例10:無線デバイスにおける方法であって、本方法は、無線周波数信号を受信することと、前記無線周波数信号において、第1のリモート無線デバイスによって送信された第1のランダムアクセスプリアンブル信号を検出することと、を含み、前記第1のランダムアクセスプリアンブル信号は、N個の連結されたプリアンブルシンボルを含み、各プリアンブルシンボルは、単一のトーンを含み、前記N個のプリアンブルシンボルのうちの1つおきのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第1のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第2のサブキャリア周波数に対応する、方法。
例11:例10の方法であって、プリアンブルシンボルの全てが、同一の複素振幅を有し、前記第1及び第2のサブキャリア周波数は、プリアンブルシンボル間の境界において位相連続性を実現するように選択され、前記検出されたプリアンブルシンボルは、プリアンブルシンボル間の境界において位相連続性を有する、方法。
例12:例10又は11の方法であって、各プリアンブルシンボルは、サイクリックプレフィックス部分とそれに後続するデータ部分とを有し、前記サイクリックプレフィックス部分は、第1の長さを有し、かつ、前記後続するデータ部分の最後の部分の複製である、方法。
例13:例12の方法であって、前記後続するデータ部分は、3つの同一の、前記サイクリックプレフィックス部分のコピーから成り、前記第1のランダムアクセスプリアンブル信号を検出することは、各プリアンブルシンボルにおける3つの連続するインターバルをコヒーレントに合成することを含む、方法。
例14:例13の方法であって、各プリアンブルシンボルは、1600マイクロ秒の全長を有し、前記第1及び第2のサブキャリア周波数は、2500Hz異なっている、方法。
例15:例12の方法であって、前記後続するデータ部分は、第2の長さを有し、当該第2の長さは、前記第1の長さの4倍である、方法。
例16:例15の方法であり、各プリアンブルシンボルは、500マイクロ秒の全長を有し、前記第1及び第2のサブキャリア周波数は、10kHz異なっている、方法。
例17:例10から16のいずれかの方法であって、N=100である、方法。
例18:例10から17のいずれかの方法であって、本方法は、前記第1のプリアンブル信号の到着時間を推定することを更に含む、方法。
例19:例10から18のいずれかの方法であって、前記無線周波数信号において、第2のリモート無線デバイスによって送信された第2のランダムアクセスプリアンブル信号を検出することを更に含み、前記第2のランダムアクセスプリアンブル信号は、N個の連結されたプリアンブルシンボルを含み、前記第2のランダムアクセスプリアンブル信号の各プリアンブルシンボルは、単一のトーンを含み、前記第2のランダムアクセスプリアンブル信号の前記N個のプリアンブルシンボルのうちの1つおきのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第3のサブキャリア周波数に対応し、前記第2のランダムアクセスプリアンブル信号の残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第4のサブキャリア周波数に対応し、前記第2のランダムアクセスプリアンブル信号の前記N個のプリアンブルシンボルは、前記第1のランダムアクセスプリアンブル信号の前記N個のプリアンブルシンボルと少なくとも部分的にオーバラップし、前記第1のサブキャリア周波数が前記第4のサブキャリア周波数と等しいか、前記第2のサブキャリア周波数が前記第3のサブキャリア周波数と等しいか、又はその両方である、方法。
例20:無線デバイスであって、他の無線デバイスと通信するよう構成された無線送受信機を備え、例1から9のいずれかの方法を実行するよう構成された1つ以上の処理回路を更に備える、無線デバイス。
例21:無線デバイスであって、他の無線デバイスと通信するよう構成された無線送受信機を備え、例10から19のいずれかの方法を実行するよう構成された1つ以上の処理回路を更に備える、無線デバイス。
例22:無線デバイスであって、N個のプリアンブルシンボルを連結することによってランダムアクセスプリアンブル信号を生成するよう構成され、ここで、各プリアンブルシンボルは、単一のトーンを含み、1つおきのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第1のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第2のサブキャリア周波数に対応しており、前記ランダムアクセスプリアンブル信号を送信するよう構成された、無線デバイス。
例23:無線デバイスであって、N個のプリアンブルシンボルを連結することによってランダムアクセスプリアンブル信号を生成する信号生成モジュールと、ここで、各プリアンブルシンボルは、単一のトーンを含み、1つおきのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第1のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第2のサブキャリア周波数に対応しており、前記ランダムアクセスプリアンブル信号を送信する送信モジュールと、を備える無線デバイス。
例24:無線デバイスあって、無線周波数信号を受信し、前記無線周波数信号において、第1のリモート無線デバイスによって送信された第1のランダムアクセスプリアンブル信号を検出するよう構成されており、前記第1のランダムアクセスプリアンブル信号は、N個の連結されたプリアンブルシンボルを含み、各プリアンブルシンボルは、単一のトーンを含み、前記N個のプリアンブルシンボルのうちの1つおきのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第1のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第2のサブキャリア周波数に対応する、無線デバイス。
例25:無線デバイスあって、無線周波数信号を受信する受信モジュールと、前記無線周波数信号において、第1のリモート無線デバイスによって送信された第1のランダムアクセスプリアンブル信号を検出する検出モジュールと、を備え、前記第1のランダムアクセスプリアンブル信号は、N個の連結されたプリアンブルシンボルを含み、各プリアンブルシンボルは、単一のトーンを含み、前記N個のプリアンブルシンボルのうちの1つおきのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第1のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第2のサブキャリア周波数に対応する、無線デバイス。
例26:無線デバイスのプロセッサ用のプログラム命令を含むコンピュータプログラムであって、前記プログラム命令は、当該プログラム命令が前記プロセッサによって実行された際に前記無線デバイスに、N個のプリアンブルシンボルを連結することによってランダムアクセスプリアンブル信号を生成することと、ここで、各プリアンブルシンボルは、単一のトーンを含み、1つおきのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第1のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第2のサブキャリア周波数に対応しており、前記ランダムアクセスプリアンブル信号を送信することと、を行わせるよう構成された、コンピュータプログラム。
例28:例26のコンピュータプログラムを格納した非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体。
例28:無線デバイスのプロセッサ用のプログラム命令を含むコンピュータプログラムであって、前記プログラム命令は、当該プログラム命令が前記プロセッサによって実行された際に前記無線デバイスに、無線周波数信号を受信することと、前記無線周波数信号において、第1のリモート無線デバイスによって送信された第1のランダムアクセスプリアンブル信号を検出することと、を行わせるよう構成されており、前記第1のランダムアクセスプリアンブル信号は、N個の連結されたプリアンブルシンボルを含み、各プリアンブルシンボルは、単一のトーンを含み、前記N個のプリアンブルシンボルのうちの1つおきのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第1のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルに対する単一のトーンは、第2のサブキャリア周波数に対応する、コンピュータプログラム。
例29:例28のコンピュータプログラムを格納した非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体。
ランダムアクセスプリアンブルの生成及び受信を行ういくつかの方法、デバイス及び装置についてこれまでに詳しく説明してきた。本開示に包含される実施形態は上述の特定の例示的な実施形態に限定されないことは、当業者には理解されよう。その点について、例示的な実施形態について示すとともに説明してきたが、広範囲の修正、変更、及び置換が上述の開示において検討されている。そのような変更は、本開示の範囲を逸脱することなく上記に対して行われうることが理解される。したがって、添付の請求項は、広く、かつ、本開示に整合するように解釈されることが適切である。
いくつかの更なる非限定的な例、上記の技術の一部の詳述、及びそれらのアプリケーションについてのいくつかの可能性のあるコンテキストの提供を以下で続ける。
<序論>
GERAN#62では、セルラのモノのインターネット(cellular internet of things)のニーズを満たすために、Cellular System Support for Ultra Low Complexity and Low Throughput Internet of Things(WI code: FS_IoT_LC)と称される検討項目が承認された[1]。当該検討は、非レガシーベースの設計とGSM(登録商標)/EDGEの後方互換エボリューションとの両方を受け入れている。
狭帯域LTEベースの(NB−LTEと称される)ソリューションが提案されて[2]に含められ、現在、RAN#69で承認されたNB−IoT作業項目[3]の中で調査中である。ドキュメント[2]は、サブキャリア間隔及び多重化のような、NB−LTEにおけるランダムアクセス概念のハイレベル記述を提供した。寄稿[4]は、NB−LTEにおけるランダムアクセスチャネルに関してより詳細な記述を提供した。この寄稿では、設計を更に改善し、最新の性能評価結果を提供する。設計の主な変化は以下のとおりである。
●これまでに提案したプリアンブル長491を251へ低減する。その結果、ランダムアクセスチャネルは、160kHzの帯域幅に代えて80kHzの帯域幅を使用する。これは、スペクトル効率の改善に有用である。
●164dBのMCLを有するユーザについて新たなランダムアクセス設計を提案する。新たな設計は、理論的には0dBのピーク対平均電力比(PAPR)を有し、電力増幅器の効率に有益である。
<ランダムアクセスの使用法及び手順>
既存のLTEランダムアクセス設計において、ランダムアクセスは、無線リンクを確立する際の初期アクセス、スケジューリング要求等のような多目的を果たす。とりわけ、ランダムアクセスの主目的は、上りリンクの同期を実現することであり、これは、LTEにおける上りリンクの直交性を維持するために重要である。
LTEランダムアクセスは、競合ベース又は競合フリーでありうる。競合ベースのランダムアクセス手順は、図2(“LTE競合ベースのランダムアクセス手順[7]”)に示されるように、4つのステップから成る。なお、第1のステップのみが、ランダムアクセス用に特に設計された物理層処理を伴う一方、残りの3つのステップは、上りリンク及び下りリンクのデータ送信に使用される同じ物理層処理に従う。競合フリーのランダムアクセスでは、UEは、基地局によって割り当てられた、予約されたプリアンブルを使用する。この場合、競合解消は必要なく、それ故に、ステップ1及び2のみが必須である。
NB−LTEでは、ランダムアクセス手順はLTEにおける同等のものに従う。NB−LTEにおける帯域幅の減少に起因して、LTE物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)設計の小規模な修正が、NB−LTE PRACHに必要である。しかし、当該修正は、ステップ1(ランダムアクセスプリアンブル)にのみ影響し、これは、ランダムアクセス固有の物理層処理を伴う唯一のステップだからである。
<物理ランダムアクセスチャネル設計>
上りリンクリソースの多重化
NB−LTEにおけるPUSCHとのPRACHの多重化の例が、図17(“上りリンク物理チャネルの多重化”)に示されている。多重化はLTEと同様であることが分かる。PUSCHは、PRACHスロットにおいてPRACHと周波数多重化されうる。PRACH時間‐周波数リソースは、基地局によって設定されうる。当該設定は、ランダムアクセス負荷、セルサイズ等の要因に依存する。
NB−LTEでは、3つのカバレッジクラスが定められており、基本カバレッジ(144dB MCL)、ロバストカバレッジ(154dB MCL)、及びエクストリーム(extreme)カバレッジ(164dB MCL)[2]である。このため、(以下で紹介する)異なるプリアンブルフォーマットが、異なるカバレッジクラスのユーザに対して使用されうる。異なるカバレッジクラスのユーザの同時プリアンブル送信は、遠近問題を生じさせる可能性がある。この問題を軽減するために、異なるカバレッジクラスのユーザのプリアンブル送信は、図17に示されるように、NB−LTEでは時間多重される。
PRACHフォーマット0及び1
このサブセクションでは、PRACHフォーマット0及び1に対するプリアンブル設計を導入し、これらは、144dB MCL及び154dB MCLをそれぞれ有するユーザによって使用されうる。
プリアンブル設計
NB−LTEでは、PUSCH用のサブキャリア間隔は、例えば、LTEの15kHzのサブキャリア間隔に比べて6倍減少し、2.5KHzでありうる。LTEでは、PUSCHのサブキャリア間隔は1.25kHzであり、プリアンブルは、長さ839のZadoff‐Chu系列である。このため、使用される総帯域幅は、1.0488MHzである(ガード帯域を除く)。
一見すると、NB−LTE PRACH設計の自然な選択は、1.25kHzのサブキャリア間隔を同様に6倍減少させ、長さ839のZadoff‐Chu系列を再利用することである。しかし、この設計にはいくつか問題がある。第1には、減少後のサブキャリア間隔は208.3Hzであり、これは、デバイスと基地局との間の周波数オフセットとドップラーシフトとを考慮すると比較的小さい。第2には、NB−LTEにおいては上りリンクの総帯域幅が108kHzであるのに対して、PRACHに使用される総帯域幅は、208.3*839=174.8kHzとなる。その結果、せいぜい2つの2.5kHzサブキャリアが、PUSCH用に使用可能であるか、又は帯域内配置用のガード帯域として残され、それらが周波数多重される場合にはPUSCHとPRACHとの間にガード帯域は存在しない。これは、干渉の問題を生じさせうる。
PRACHフォーマット0及び1の場合に、PRACHが80kHzの帯域幅を使用することを提案する。一方では、キャリア周波数オフセット(CFO)及びドップラーシフトに対してプリアンブル送信をロバストにするためには、大きなサブキャリア間隔が望ましい。他方では、より長いZadoff‐Chu系列ベースのプリアンブルが好ましい。これは、Zadoff‐Chu系列に巡回シフトを適用することによって直交プリアンブルが導出されるためである。LTEでは、異なるサイズ範囲のセルに対して異なる巡回シフトが適用される[6]。所与のセルサイズ(所与の巡回シフト)に対して、プリアンブルが長くなるほど直交プリアンブルが多くなる。PRACH用の80kHz帯域幅で、PRACHサブキャリア間隔とプリアンブル長との間にはトレードオフが存在する。更に、PRACHがNB−LTEのフレーム構成全体の範囲内に良好にフィットすることを可能にする選択が行われる必要がある。
あらゆる拘束条件を考慮し、NB−LTE PRACH(312.5Hzサブキャリア間隔)に対して、1.25kHzのLTE PRACHサブキャリア帯域幅を4倍減少させることを提案する。最大プリアンブル長は、80/0.3125=256である。プリアンブル系列の選択を容易にするためには、素数長のZadoff‐Chu系列が好ましい。256未満の最大の素数は251であるため、長さ251のZadoff‐Chu系列をプリアンブルとして使用することを提案する。
まとめると、NB−LTE PRACHフォーマット0及び1に対して、312.5Hzの間隔を有するサブキャリアにマッピングされる長さ251のZadoff‐Chu系列を使用することを提案する。図18(“PRACHフォーマット0及び1用のプリアンブル長及びサブキャリア間隔”)に、提案する設計を示す。更に、作業仮説として、LTEと同様に64個のプリアンブルをNB−LTEに利用可能であることを想定することを提案する。各セルは、64個のプリアンブルのうちで、競合フリーのランダムアクセスに対して当該プリアンブルのサブセットを設定する。
PRACHディメンジョニング
上述のように、PRACHスロットの継続時間及び期間は、負荷及びセルサイズに依存して設定されうる。このサブセクションでは、そのような設定を提案する。
312.5Hzのサブキャリア間隔では、プリアンブル系列の継続時間は3.2msである。基本的なランダムアクセスセグメントとして4msを使用することを提案する。プリアンブル系列の継続時間が3.2msであるため、サイクリックプレフィックス(CP)及びガード時間(GT)用に残っている0.8msのリソースが存在する。カバレッジの最大化のために、CPは、0.4msにディメンジョニングされる(数μsオーダであり、微々たる影響である遅延スプレッドを無視している)。図5(“PRACHフォーマット0及び1用のクリックプレフィックス/ガード期間ディメンジョニング”)は、提案PRACH CP/GTディメンジョニングを示している。必要に応じて、(異なる継続時間、CP、又はGTを有する)より多くのPRACH構成が定められてもよい。
0.4msの継続時間のCPは、GERANの検討における35kmの最大セルサイズ目標を上回る、最大で60kmのセルサイズに対処できる[1]。また、PRACHプリアンブルの生成に256ポイントIFFTを用いると、CPサイズは32サンプルに達し、ベースバンド処理で直接、CPが付加される。周波数領域でプリアンブルが定められるが、デバイスは、時間領域においてプリアンブルを直接生成することができ、それにより、256ポイントIFFT演算を回避できる。
上記のCP/GTディメンジョニングに基づいて、PRACHフォーマット0及び1は、それぞれ以下のように定められる。
●144dB MCLを有するユーザの場合、1PRACHセグメントでプリアンブルの送信に十分である。
●154dB MCLを有するユーザの場合、基本PRACHセグメントを12回繰り返すことを提案する。
表1には当該フォーマットがまとめられている。
Figure 0006503139
PRACHフォーマット2
このサブセクションでは、例えば164dB MCLを有するユーザによって使用されうる、PRACHフォーマット2用のプリアンブル設計を導入する。その動機付けは、164dB MCLを有するユーザが電力を制限され、その性能が電力増幅器の効率に影響されやすいことである。PRACHフォーマット2の特別なプリアンブル設計は、理論的には0dBのPAPRを有し、このため電力効率が良い。
当該設計の基本的な考え方は、ランダムアクセスプリアンブルを、(PRACHフォーマット0及び1のように)周波数で拡散する代わりに時間で拡散することである。当該設計は図7(“PRACHフォーマット2”)に示されている。プリアンブルは、時間において100個のシンボルから成り、周波数において(2.5kHzの)1つのトーンを占有する。しかし、送信は、シンボルごとに2つの隣り合うトーン間でホッピングする。当該ホッピングは、BSにおける十分な到着時間推定の性能を実現することを可能にするために使用される。
トーンの帯域幅が2.5kHzであるため、通常のOFDMシンボルのデータ部分の継続時間は、400μsである。最大で60kmのセルサイズをサポートするためには、最大の往復遅延に適合するべく長さ400μsのCPを必要とする。そのまま送信は、全リソースのうちの50%のCPオーバヘッドにつながる。オーバヘッドを減らすために、各OFDMシンボルを4回繰り返し、それにより1600μsのシンボル継続時間が得られる。OFDMシンボルの第1のコピーはCPとして扱われ、残りの3つのコピーはデータとして扱われる。この設計により、CPオーバヘッドが50%から25%へ削減される。BSは、シンボルの3つのコピーをコヒーレントに合成し、約4.8dBの電力ゲインを得ることができる。
図7のプリアンブルの0dB PAPR特性を見て、一般性を失うことなく、以下のように表されるOFDMシンボル1及び2について検討する。
Figure 0006503139
ここで、T=400μsである。長さ4Tの各OFDMシンボルの範囲内で、波形は定包絡線を有する。シンボル境界において、位相差は以下となる。
Figure 0006503139
したがって、2つのトーンを交互に生じさせる一定系列を送信することにより、位相の連続性が保証され、理論的に0dBのPAPRが生じる。
各プリアンブルが1つの2.5kHzサブキャリアを効率的に使用するため、(フォーマット0及び1のCDMAタイプのプリアンブルの多重化に対し)周波数領域において異なるプリアンブルが多重化されうる。例えば、図8(“フォーマット2のプリアンブルの周波数多重化”)は、2つのプリアンブルの多重化を示している。一般に、N3個トーンが、164dB MCLのユーザに対して設定され、当該設定はトラフィック負荷に依存して変化しうる。PRACH帯域幅を80kHzに制限すると、N3の最大値は32である。
PRACHフォーマット2の設計は、NB OFDMAにおけるランダムアクセス設計[2]といくつかの共通性を共有するが、種々の側面で相違点がある。
●共通性:両設計は、十分な到着時間推定性能を実現するためにホッピングに依存する。
●相違点:
・NB OFDMAにおける(それぞれ最大で8km及び35kmのセルサイズをサポートする)2つのCP長が、往復遅延を収容するために選択される一方、ここでは、0dBのPAPRを生じさせるとともに最大で60kmのセルサイズについての往復遅延を収容するために、単一のCP長が慎重に選択される。
・NB OFDMAにおけるランダムアクセスパイロットは、データシンボルに埋め込まれる一方、データ送信はここでは必要とされない。また、上りリンク同期が確立される前にデータを送信することは損失となりうる(往復遅延を収容するために大きなセルサイズに対して長いCPが必要とされるため)。
表2にはPRACHフォーマット2がまとめられている。
Figure 0006503139
<性能評価>
このセクションでは、NB−LTE PRACH設計を評価するためにシミュレーション結果を提示する。使用したシミュレーション想定は、[2]にまとめられているものに基づいており、表3にまとめられている。
Figure 0006503139
カバレッジ性能
受信機におけるPRACHプリアンブル検出については、熱雑音が受信機に与えられた場合にフォルスアラーム検出率が十分に低くなるように、閾値が設定される。カバレッジクラスに基づいて異なる閾値が選択される。シミュレーションでは、フォルスアラーム率をテストするための100000回の実現を伴っている。
受信機におけるPRACHフォーマット0及び1のプリアンブル検出については、(1)累積検出統計値のピークが予め定められた閾値を超えた場合、又は(2)累積検出統計値のピークが閾値を超えた際に、検出されたプリアンブルインデックスが誤った場合に、誤検出がカウントされる。
受信機におけるPRACHフォーマット2のプリアンブル検出については、プリアンブルは、トーンインデックスによって実際にインデックスされ、このためBSに既知である。この場合、累積検出統計値のピークが、予め定められた閾値を超えない場合に、誤検出がカウントされる。
なお、閾値を設定する際に、フォルスアラーム率と検出率との間にはトレードオフが存在する。閾値が高い場合、フォルスアラーム率は低くなるが、送信されたプリアンブルの検出をBSが失敗する確率が高くなる(これにより検出率が減少しうる)。
基準値として、LTEは、PRACHフォルスアラーム率が0.1%、PRACH検出率が99%であることを規定している[8]。また、合意は行われていないが、LTE eMTC作業において15dBのカバレッジ拡張のために検出率を90%に緩和することについて議論が進行中である。
基本カバレッジ
基本カバレッジのユーザについては(144dB MCL)、フォルスアラーム率が0.1を下回るように閾値が設定されている。より正確には、表4に示されるように、累積検出統計値のピークが所定の閾値を下回った、1つのサンプル実現のみが存在した。対応するプリアンブル検出率は99.77%である。したがって、基本カバレッジのユーザについては、NB−LTEにおけるプリアンブル送信性能は非常に良好であり、通常のLTE要求条件を上回る。
Figure 0006503139
ロバストカバレッジ(TBD)
ロバストカバレッジのユーザについては(154dB MCL)、フォルスアラーム率が0.1を下回るように閾値が設定されている。より正確には、表5に示されるように、フォルスアラーム率はXXX%である。対応するプリアンブル検出率はXXX%である。したがって、基本カバレッジのユーザについては、LTEフォルスアラーム率の要求条件が維持される一方、検出率は0.88%減少する。
Figure 0006503139
エクストリームカバレッジ
エクストリームのユーザについては、当該ユーザはプリアンブル送信用にフォーマット2を使用する。表6にはその結果がまとめられている。フォルスアラーム率が約0.1%となるように閾値が設定されている。より正確には、表6に示されるように、フォルスアラーム率は0.12%である。対応するプリアンブル検出率は99.42%である。したがって、これらのユーザについては、NB−LTEにおけるプリアンブル送信性能は十分である。
Figure 0006503139
フォルスアラーム率及び検出率の性能に基づいて、表7は、NB−LTE PRACHカバレッジ性能をまとめている。
Figure 0006503139
到着時間推定の性能
とりわけ、ランダムアクセスの主目的は、上りリンクの同期を実現することであり、これは、LTEにおける上りリンクの直交性を維持するために重要である。これのために、受信機(基地局)は、受信したプリアンブルから到着時間を推定する。図19(“到着時間の推定誤差の分布。青曲線:0.9dB SNRにおけるフォーマット0;赤曲線:−0.1dB SNRにおけるフォーマット1”)は、0.9dB及び−9.1dBのそれぞれにおけるPRACHフォーマット0及び1についての到着時間の推定誤差の分布を示す。推定誤差は、160kHzのサンプリングレートでの2サンプル以内、又は等価的には12.5μs以内である結果が示されている。NB−LTEでは、最短のCPは28.2μsである(4.7μsのLTE CPを6倍に拡張)。したがって、(最大12.5μsの)到着時間推定誤差が、CPによって対処され、これにより、到着時間推定精度が満たされる。
図20(“到着時間の推定誤差の分布:−4dB SNRにおけるフォーマット2”)は、−4dBにおけるPRACHフォーマット2についての到着時間の推定誤差の分布を示す。フォーマット0及び1と比べて、フォーマット2は、2.5kHz帯域幅のみを使用し、これは基本的にはタイミング推定精度を制限する。図20の結果は、推定誤差が、160kHzのサンプリングレートでの[−4.5,4.5]サンプルの範囲内、又は等価的には99%において[−28.125,28.125]μsの範囲内であることを示している。更に、タイミング推定の90%が(少なくとも28.2μsの長さを有する)サイクリックプレフィックス範囲内となるように、バイアスタイミング推定器が使用されうる。フォーマット2のタイミング精度はフォーマット0及び1ほど良くないが、(1)164dB MCLのユーザの10%のみが、サイクリックプレフィックス範囲外のタイミングエラーを有し、(2)それらは非常に低いSNRで動作し、そのため性能が電力制限されることから、劣化はわずかでありうる。更に、(1)164dB MCLのユーザの受信電力は小さく、(2)当該ユーザはエッジサブキャリアにスケジューリングされるため、他のカバレッジクラスのユーザに対する影響もわずかである。
<結論>
この寄稿は、NB−LTE用の最新の詳しいPRACH設計を提示している。NB−LTEのPRACHの全体的な設計原理はLTEの設計原理に従うが、LTEのPRACH設計を、大幅に減少した帯域幅で動作するNB−LTEへ適応させるための特定の修正を提案している。NB−LTEのPRACH設計はフレキシブルであり、セルサイズ及びシステム負荷に応じて構成可能である。当該設計によって60kmのセルサイズがサポートされ、これは、検討によって設定された35kmの要求条件を超える。
提示したシミュレーション結果は、当該設計が、164dB MCLの目標を満たすこと、及び基地局において十分な到着時間推定を実現することを示している。
<参考文献>
[1] GP-140421,“New Study Item on Cellular System Support for Ultra Low Complexity and Low Throughput Internet of Things (FS_IoT_LC) (revision of GP-140418),”source VODAFONE Group Plc. GERAN#62.
[2] 3GPP TR 45.820,“Technical Specification Group GSM/EDGE Radio Access Network; Cellular System; Support for Ultra Low Complexity and Low Throughput Internet of Things; (Release 13),”www.3gpp.org.
[3] GP-151621,“New Work Item: NarrowBand IOT (NB-IOT),”source Qualcomm Inc., RAN #69.
[4] GP-150781,“Narrowband LTE - Random access design,”source Ericsson LM, Nokia Networks, GERAN #67.
[5] RP-XXX,“Narrowband LTE - Cell Search,”source Ericsson..., RAN XXX.
[6] 3GPP Technical Specification 36.211,“Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation,”www.3gpp.org.
[7] 3GPP Technical Specification 36.300, “Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 13),”www.3gpp.org.
[8] 3GPP Technical Specification 36.104,“Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Base Station (BS) radio transmission and reception,”www.3gpp.org.

Claims (48)

  1. ユーザ装置における方法であって、前記方法は、
    2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含むシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を生成すること(1220)と、ここで、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含み、
    前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を送信すること(1230)と、
    を含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記第2のサブキャリア周波数が、前記第1のサブキャリア周波数と隣り合っている、方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、前記プリアンブルシンボルグループの前記少なくとも1つと、前記プリアンブルシンボルグループの前記直後の1つとの間の境界に、位相連続性が存在する、方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の方法であって、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の前記プリアンブルシンボルグループの全ては、同一の複素振幅を有する、方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の方法であって、前記サイクリックプレフィックス部分の長さは、前記同一シンボルのそれぞれの長さと同じであり、前記サイクリックプレフィックス部分は、前記同一シンボルのそれぞれと一致する、方法。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の方法であって、前記サイクリックプレフィックス部分の長さは、前記同一シンボルのそれぞれの長さの4分の1である、方法。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の方法であって、各プリアンブルシンボルグループは、1600マイクロ秒の全長を有する、方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、予め定められた複数のプリアンブル構成から選択されたプリアンブル構成を使用して、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を生成すること(1220)を更に含み、前記選択されたプリアンブル構成は、少なくとも前記第1及び第2のサブキャリア周波数を定める、方法。
  9. 請求項1に記載の方法であって、各プリアンブルシンボルグループ内の前記複数の同一シンボルは、3つの同一シンボルで構成される、方法。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の方法であって、前記プリアンブルシンボルグループのうちの1つおきのプリアンブルシンボルグループは、前記第2のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルグループのそれぞれは、前記第1のサブキャリア周波数に対応する、方法。
  11. 基地局における方法であって、前記方法は、
    無線周波数信号を受信すること(1410)と、
    前記無線周波数信号において、第1のリモートユーザ装置によって送信された第1のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を検出すること(1420)と、を含み、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む、方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記第2のサブキャリア周波数が、前記第1のサブキャリア周波数と隣り合っている、方法。
  13. 請求項11又は12に記載の方法であって、前記プリアンブルシンボルグループの前記少なくとも1つと、前記プリアンブルシンボルグループの前記直後の1つとの間の境界に、位相連続性が存在する、方法。
  14. 請求項11から13のいずれか1項に記載の方法であって、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の前記プリアンブルシンボルグループの全ては、同一の複素振幅を有する、方法。
  15. 請求項11から14のいずれか1項に記載の方法であって、前記サイクリックプレフィックス部分の長さは、前記同一シンボルのそれぞれの長さと同じであり、前記サイクリックプレフィックス部分は、前記同一シンボルのそれぞれと一致する、方法。
  16. 請求項11から15のいずれか1項に記載の方法であって、前記サイクリックプレフィックス部分の長さは、前記同一シンボルのそれぞれの長さの4分の1である、方法。
  17. 請求項11から16のいずれか1項に記載の方法であって、各プリアンブルシンボルグループは、1600マイクロ秒の全長を有する、方法。
  18. 請求項11から17に記載の方法であって、各プリアンブルシンボルグループ内の前記複数の同一シンボルは、3つの同一シンボルで構成される、方法。
  19. 請求項11から18のいずれか1項に記載の方法であって、前記プリアンブルシンボルグループのうちの1つおきのプリアンブルシンボルグループは、前記第2のサブキャリア周波数に対応し、残りのプリアンブルシンボルグループのそれぞれは、前記第1のサブキャリア周波数に対応する、方法。
  20. 請求項11から19のいずれか1項に記載の方法であって、本方法は、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の到着時間を推定すること(1430)を更に含む、方法。
  21. 請求項11から20のいずれか1項に記載の方法であって、前記無線周波数信号において、第2のリモートユーザ装置によって送信された第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を検出することを更に含み、
    前記第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第3のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第4のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含み、
    前記第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の前記2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループは、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の前記2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループと、少なくとも部分的にオーバラップしており、
    前記第1のサブキャリア周波数が前記第4のサブキャリア周波数と等しいか、前記第2のサブキャリア周波数が前記第3のサブキャリア周波数と等しいか、又はその両方である、方法。
  22. ユーザ装置であって、
    1つ以上の処理回路(30,36)であって、
    2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含むシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を生成し、ここで、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含み、
    前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を前記ユーザ装置から基地局へ送信する、
    よう構成された前記1つ以上の処理回路を備える、ユーザ装置。
  23. 請求項22に記載のユーザ装置であって、更に、
    前記基地局と通信するよう構成された無線送受信機(32)を備え、
    前記1つ以上の処理回路は、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を、前記無線送受信機を介して前記ユーザ装置から前記基地局へ送信するよう更に構成される、ユーザ装置。
  24. 請求項22又は23に記載のユーザ装置であって、前記第2のサブキャリア周波数が、前記第1のサブキャリア周波数と隣り合っている、ユーザ装置。
  25. 請求項22から24のいずれか1項に記載のユーザ装置であって、前記1つ以上の処理回路(30,36)は、前記プリアンブルシンボルグループの前記少なくとも1つと前記プリアンブルシンボルグループの前記直後の1つとの間の境界に位相連続性が存在するように、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を生成するよう構成される、ユーザ装置。
  26. 請求項22から25のいずれか1項に記載のユーザ装置であって、前記1つ以上の処理回路(30,36)は、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の前記プリアンブルシンボルグループの全てが同一の複素振幅を有するように、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を生成するよう構成される、ユーザ装置。
  27. 請求項22から26のいずれか1項に記載のユーザ装置であって、前記1つ以上の処理回路(30,36)は、前記サイクリックプレフィックス部分の長さが、前記同一シンボルのそれぞれの長さと同じであり、前記サイクリックプレフィックス部分が、前記同一シンボルのそれぞれと一致するように、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を生成するよう構成される、ユーザ装置。
  28. 請求項22から26のいずれか1項に記載のユーザ装置であって、前記1つ以上の処理回路(30,36)は、前記サイクリックプレフィックス部分の長さが、前記同一シンボルのそれぞれの長さの4分の1であるように、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を生成するよう構成される、ユーザ装置。
  29. 請求項22から28のいずれか1項に記載のユーザ装置であって、各プリアンブルシンボルグループが、1600マイクロ秒の全長を有する、ユーザ装置。
  30. 請求項22から29のいずれか1項に記載のユーザ装置であって、前記1つ以上の処理回路(30,36)は更に、予め定められた複数のプリアンブル構成から選択されたプリアンブル構成を使用して、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を生成するよう構成されており、前記選択されたプリアンブル構成は、少なくとも前記第1及び第2のサブキャリア周波数を定める、ユーザ装置。
  31. 基地局であって、
    1つ以上のリモートユーザ装置と通信するよう構成された無線送受信機(42)と、1つ以上の処理回路(40,46)とを備え、当該1つ以上の処理回路は、
    前記無線送受信機を使用して無線周波数信号を受信し、
    前記無線周波数信号において、第1のリモートユーザ装置によって送信された第1のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を検出するよう構成され、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む、基地局。
  32. 請求項31に記載の基地局であって、前記第2のサブキャリア周波数が、前記第1のサブキャリア周波数と隣り合っている、基地局。
  33. 請求項31又は32に記載の基地局であって、前記プリアンブルシンボルグループの前記少なくとも1つと、前記プリアンブルシンボルグループの前記直後の1つとの間の境界に、位相連続性が存在する、基地局。
  34. 請求項31から33のいずれか1項に記載の基地局であって、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の前記プリアンブルシンボルグループの全ては、同一の複素振幅を有する、基地局。
  35. 請求項31から34のいずれか1項に記載の基地局であって、前記サイクリックプレフィックス部分の長さは、前記同一シンボルのそれぞれの長さと同じであり、前記サイクリックプレフィックス部分は、前記同一シンボルのそれぞれと一致する、基地局。
  36. 請求項31から34のいずれか1項に記載の基地局であって、前記サイクリックプレフィックス部分の長さは、前記同一シンボルのそれぞれの長さの4分の1である、基地局。
  37. 請求項31から36のいずれか1項に記載の基地局であって、各プリアンブルシンボルグループが、1600マイクロ秒の全長を有する、基地局。
  38. 請求項31から37のいずれか1項に記載の基地局であって、各プリアンブルシンボルグループ内の前記複数の同一シンボルは、3つの同一シンボルで構成される、基地局。
  39. 請求項31から38のいずれか1項に記載の基地局であって、前記1つ以上の処理回路(40,46)は更に、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の到着時間を推定するよう構成される、基地局。
  40. 請求項31から39のいずれか1項に記載の基地局であって、
    前記1つ以上の処理回路(40,46)は更に、前記無線周波数信号において、第2のリモートユーザ装置によって送信された第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を検出するよう構成されており、
    前記第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第3のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第4のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含み、
    前記第2のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の前記2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループは、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の前記2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループと、少なくとも部分的にオーバラップしており、
    前記第1のサブキャリア周波数が前記第4のサブキャリア周波数と等しいか、前記第2のサブキャリア周波数が前記第3のサブキャリア周波数と等しいか、又はその両方である、基地局。
  41. ユーザ装置であって、
    2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含むシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を生成し、ここで、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含み、
    前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を送信する、
    よう構成される、ユーザ装置。
  42. ユーザ装置であって、
    2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含むシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を生成する信号生成モジュール(502)と、ここで、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含み、
    前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を送信する送信モジュール(1504)と、
    を備える、ユーザ装置。
  43. 基地局であって、
    無線周波数信号を受信し、
    前記無線周波数信号において、第1のリモートユーザ装置によって送信された第1のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を検出するよう構成され、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む、基地局。
  44. 基地局であって、
    無線周波数信号を受信する受信モジュール(1602)と、
    前記無線周波数信号において、第1のリモートユーザ装置によって送信された第1のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を検出する検出モジュール(1604)と、を備え、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む、基地局。
  45. ユーザ装置のプロセッサ用のプログラム命令を含むコンピュータプログラムであって、前記プログラム命令は、当該プログラム命令が前記プロセッサによって実行された際に前記ユーザ装置に、
    2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含むシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を生成することと、ここで、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含み、
    前記SC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号を送信することと、
    を実行させるよう構成される、コンピュータプログラム。
  46. 請求項45に記載のコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能媒体。
  47. 基地局のプロセッサ用のプログラム命令を含むコンピュータプログラムであって、前記プログラム命令は、当該プログラム命令が前記プロセッサによって実行された際に前記基地局に、
    無線周波数信号を受信することと、
    前記無線周波数信号において、第1のリモートユーザ装置によって送信された第1のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ランダムアクセスプリアンブル信号を検出することと、を実行させるよう構成されており、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号は、2つ以上の連続するプリアンブルシンボルグループを含み、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの少なくとも1つに対する単一のサブキャリアが、第1のサブキャリア周波数に対応し、かつ、当該2つ以上のプリアンブルシンボルグループのうちの、その直後の1つに対する単一のサブキャリアが、第2のサブキャリア周波数に対応するように、各プリアンブルシンボルグループは、前記第1のSC−FDMAランダムアクセスプリアンブル信号の単一のサブキャリアを占有するサイクリックプレフィックス部分及び複数の同一シンボルを含む、コンピュータプログラム。
  48. 請求項47に記載のコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能媒体。
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