JP6414933B2 - 電子記帳システム及び伝票情報管理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、金融機関に来店した顧客の操作に基づいて伝票を生成し、該伝票に係る情報の管理を行う電子記帳システム及び伝票情報管理方法に関する。
従来、銀行等の金融機関では、顧客による入金、出金及び振込等の業務を行っており、顧客が金融機関に来店したならば、自らがサービスを受けようとする入金伝票、出金伝票又は振込伝票等に必要事項が記入される。
このように、従来は、伝票に対する必要事項が顧客の手作業で記入されてきたが、最近では、金融機関の店内に設けられた電子記帳台と呼ばれる端末装置を用いて伝票に対する必要事項を入力する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、金融機関の店内に設けられた電子記帳台で伝票の項目に対する入力データを受け付け、受け付けた入力データを伝票のイメージデータと合成して印刷することで、記入済の伝票を作成する技術が開示されている。また、この特許文献1には、キャッシュカードに記憶された口座に関する情報を読み取り、データ入力に係る顧客の作業労力を軽減しつつ、処理の効率化を図る点についても記載されている。
特開2010−079604号公報
しかしながら、特許文献1の電子記帳台では記入済の伝票を持ち込んだ顧客の受付を行うことができない。そのため、記入済の伝票を持ち込んだ顧客は電子記帳台で持ち込んだ記入済の伝票に対応する伝票項目のデータを一から電子記帳台に入力しなければならなかった。
顧客にとっては事前に記入済の伝票があるのにもかかわらず電子記帳台で伝票を再作成するのは2度手間となってしまい、顧客にかかる負荷が大きすぎるという問題がある。多数の記入済の伝票を持ち込んだ場合などは、持ち込んだ全ての記入済の伝票に対応する伝票を電子記帳台で再作成するということは現実的ではないのである。このような場合に、顧客は、電子記帳台では受付に必要な最低枚数の伝票を再作成するというのが現実的で、適切な受付が行われないケースも少なくない。このため、金融機関は、顧客が窓口に持ち込んだ記入済の伝票(以下、「持込伝票」と言う)を提出するまで持込伝票の発生状況を正確に把握することができず、状況に応じた適切な対処がとれないという問題もある。
このように、顧客の負荷を抑制しつつ記入済の伝票を持ち込んだ顧客の受付をいかにして適切に行い、持込伝票の発生状況をいかにして把握するかが重要な課題となっている。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解消するためのものであって、顧客負荷を抑制しつつ記入済の伝票を持ち込んだ顧客の適切な受付を可能とし、持込伝票の発生状況を把握することができる電子記帳システム及び伝票情報管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、来店した顧客の入力操作を受け付けて該顧客が店舗の窓口での処理を依頼するために必要な伝票を作成する電子記帳機を含む電子記帳システムであって、前記顧客の来店目的に応じて受付番号を採番する採番手段と、前記顧客が前記窓口での処理を希望する記入済の持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報を受け付ける受付手段と、前記電子記帳機にて作成された作成伝票に係る情報と、前記受付手段により受け付けた前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報とを前記受付番号に関連付けて管理する管理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記受付手段により受け付けられた前記持込伝票の種類ごとの枚数と、前記電子記帳機により作成された前記作成伝票の種類ごとの枚数とを種類ごとに合計して、伝票の種類ごとの枚数に係る情報を集計する集計手段と、前記集計手段により集計された伝票の種類ごとの枚数に係る情報を出力する出力手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記受付手段により受け付けられた前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報と、前記電子記帳機により作成された前記作成伝票に係る情報とに基づいて、前記顧客ごとに前記窓口での処理に掛かる処理予測時間を算定する算定手段と、前記算定手段により算定された前記顧客ごとの処理予測時間に基づいて顧客の処理予測時間に係る情報を集計する処理予測時間集計手段とをさらに備え、前記出力手段は、前記集計手段により集計された伝票の種類ごとの枚数に係る情報とともに前記処理予測時間集計手段により集計された顧客の処理予測時間を出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記受付手段は、前記持込伝票の画像を受け付けて、受け付けた前記持込伝票の画像に基づいて前記持込伝票の種類を判別し、判別した種類に対応する前記持込伝票の枚数に計上することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記持込伝票の有無に係る情報を受け付ける持込伝票有無受付手段をさらに備え、前記受付手段は、前記持込伝票有無受付手段により前記持込伝票が有る旨の情報を受け付けた場合に、前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報を受け付けることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記顧客ごとに前記窓口での処理が行われたか否かを管理する管理手段をさらに備えて、前記集計手段は、前記管理手段により前記窓口での処理が行われていない顧客に対応する、前記受付手段により受け付けられた前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報と、前記電子記帳機により作成された前記作成伝票に係る情報とに基づいて、前記窓口での処理が行われていない伝票の種類ごとの枚数に係る情報を集計し、前記処理予測時間集計手段は、前記管理手段により前記窓口での処理が行われていない顧客に対応する、前記算定手段により算定された前記窓口での処理に掛かる処理予測時間に基づいて、前記窓口での処理が行われていない顧客の前記処理予測時間を集計することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記集計手段は、集計対象の期間の指定を受け付けて、受け付けた集計対象の期間に前記窓口での処理を行った伝票の種類ごとの枚数に係る情報を集計することを特徴とする。
また、本発明は、来店した顧客の入力操作を受け付けて該顧客が店舗の窓口での処理を依頼するために必要な伝票を作成する電子記帳機を含む電子記帳システムにおける伝票情報管理方法であって、前記顧客の来店目的に応じて受付番号を採番する採番ステップと、前記顧客が前記窓口での処理を希望する記入済の持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報を受け付ける受付ステップと、前記電子記帳機にて作成された作成伝票に係る情報と、前記受付ステップにより受け付けた前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報とを前記受付番号に関連付けて管理する管理ステップとを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、顧客負荷を抑制しつつ記入済の伝票を持ち込んだ顧客の適切な受付を可能とし、持込伝票の発生状況を把握することができる。
図1は、本発明に係る電子記帳システムにおける伝票情報管理方法の概要を説明するための説明図である。 図2は、本実施例に係る電子記帳システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した受付機の本実施例に係る内部構成を示すブロック図である。 図4は、図3に示した受付機の本実施例に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図5は、図2に示した電子記帳機の本実施例に係る内部構成を示すブロック図である。 図6は、図5に示した電子記帳機の本実施例に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図7は、図2に示したサーバの本実施例に係る内部構成を示すブロック図である。 図8は、図7に示したサーバの本実施例に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図9は、図2に示した窓口端末の本実施例に係る内部構成を示すブロック図である。 図10は、図9に示した窓口端末の本実施例に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図11は、図2に示した電子記帳機における作成伝票の伝票項目の入力及び持込伝票の種類別の枚数の入力に係る画面構成及び操作にともなう画面遷移を説明するための図である。 図12は、図2に示した窓口端末における作成伝票の伝票項目の内容の確認及び持込伝票の種類別の枚数の確認に係る画面構成及び操作にともなう画面遷移を説明するための図である。 図13は、図2に示したスタッフ端末のメニュー画面と、該メニュー画面から指定することができる照会画面の画面構成及び操作にともなう画面遷移を説明するための図である。 図14は、図2に示した窓口端末において操作された集計指示に基づいてサーバにより出力された集計結果の出力例を説明するための図である。 図15は、図2に示した電子記帳機における作成伝票の伝票項目の入力処理及び持込伝票の種類別の枚数の入力処理などの一連の処理の処理手順を示すフローチャートである。 図16は、図2に示した窓口端末における作成伝票の伝票項目の内容の確認処理、持込伝票の種類別の枚数の確認処理及び作成伝票の印刷処理などの一連の処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る電子記帳システム及び伝票情報管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本発明に係る電子記帳システムにおける伝票情報管理方法の概要について図1を用いて説明する。図1に示す例は、金融機関に来店した記入済の伝票を持ち込んだ顧客が、持ち込んだ記入済の伝票以外に依頼する取引に対応する伝票を電子記帳機30で作成して、作成した伝票及び持込伝票に応じた取引を窓口に依頼するまでの一連の処理における電子記帳システムと顧客とのインタフェース、電子記帳システム内におけるデータの流れ及び電子記帳システムの機能の概要を説明するための図である。
金融機関に来店した顧客は、最初に、(a)に示すように受付機10に来店目的及び持込伝票の有無に係る情報の入力を行う。受付機10は、(a)の入力を受け付けたならば、来店目的に応じた番号体系の受付番号を採番し、当該受付番号に関連付けて来店目的及び持込伝票有無の情報を記憶し、(b)に示すように受付番号の情報を含むバーコードが印刷された番号札を発行する。
受付機10は、採番した受付番号ごとに、受付番号の番号体系ごとの窓口に呼び出す順番及び窓口への呼出の有無の管理を行う。受付機10は、窓口に設置される図示しないテラーモニタ91の操作による呼出要求を受け付けると、呼出要求を行った窓口の種類に対応する受付番号の番号体系の呼出待ちとなっている受付番号から、呼出待ちの先頭の受付番号を選択して、図示しない番号呼出装置92に選択した受付番号を表示することによって受付番号に対応する顧客を窓口に呼び出す。また、受付機10は、(a)で入力された来店目的に基づいて、伝票の作成が必要と判断された場合には電子記帳機30に誘導するメッセージの表示を行う。図1に示す例は、顧客が電子記帳機30に誘導された場合の例を示している。
電子記帳機30において、顧客は、受付機10で発行された番号札のバーコードを、(c)に示すように電子記帳機30に接続される図示しないバーコードリーダ36で読み取らせる。電子記帳機30は番号札のバーコードから受付番号を取得して、(d)に示すように受付機10に対して取得した受付番号を指定して、受付番号に関連付けられた情報の取得要求を行う。受付機10は、(d)の情報の取得要求の応答として(e)に示すように(a)で顧客が入力した来店目的及び持込伝票有無の情報を送信する。
電子記帳機30は、(e)で取得した来店目的に応じた伝票作成用の画面を表示し、(f)に示すように顧客による作成伝票の項目の情報の入力を受け付ける。また、電子記帳機30は、(e)で受け付けた持込伝票の有無に係る情報が持込伝票が有りとなっている場合には、持込伝票の種類別の枚数を入力するための画面を表示し、(g)に示すように持込伝票の種類別の枚数の入力を受け付ける。顧客は、これらの操作が終了したならば、窓口への呼出待ちの状態となる。
電子記帳機30は、(c)に示したバーコードリーダ36による受付番号の入力、(f)に示した来店目的に応じた伝票に対する伝票項目の入力及び(g)に示した持込伝票の種類別の枚数の入力を受け付けて、(h)に示すように受付番号、作成する伝票の項目情報及び持込伝票の種類別の枚数をサーバ20に送信する。サーバ20は、(h)で受け付けた情報を、受付番号をキーとする情報として記憶するとともに、以降、該受付番号に対する顧客の処理状況を管理する。
窓口のサービスを担当する従業員であるテラーが、窓口に設置される図示しないテラーモニタ91において顧客の呼出の操作をすることによって、(i)に示すように受付機10に呼出要求が送信される。受付機10は、受け付けた呼出要求に応じて、呼び出す受付番号を決定して図示しない番号呼出装置92に表示するとともに、(j)に示すようにサーバ20に呼び出された受付番号及び呼び出した窓口の情報を通知する。
サーバ20は、(j)により受付番号及び呼び出した窓口の情報を受け付けたならば、(h)で通知された情報に基づいて記憶されている情報から(j)で受け付けた受付番号に対応する情報を抽出して、(k)に示すように(j)で受け付けた呼び出した窓口の情報に対応する窓口端末40に送信する。このことによって、テラーモニタ91の操作に連動して、呼び出される顧客が電子記帳機30で入力した作成する伝票に関する情報及び持込伝票の種類別の枚数の情報が、自動的に窓口端末40に渡される。
窓口端末40は、(k)で受け付けた作成する伝票に関する情報の確認を行うための画面の表示を行い、確認の操作を受け付けたならば(m)に示すように確認した情報に応じた伝票を図示しないプリンタ95から出力する。また、作成する伝票に関する情報の確認において変更が必要な場合には、窓口端末40において修正を行うことも可能である。また、窓口端末40は、(k)で受け付けた持込伝票の種類別の枚数についても画面に表示を行い、必要に応じて変更することができる。窓口端末40は、変更された内容をサーバ20に送信する。これによってサーバ20は、受け付けた情報に基づいて自装置内で管理している情報の更新を行う。また、窓口端末40は、(k)で受け付けた情報に対する処理が終了したならば、その旨をサーバ20に送信する。これによってサーバ20は、(k)で送信した受付番号の状態を窓口での処理が終了した旨の状態に更新する。
このように、サーバ20は、(h)で受け付けた受付番号に対する顧客の待ち状況を管理すると共に、該受付番号に対する顧客の取引依頼内容である作成する伝票の項目情報及び持込伝票の種類別の枚数の管理を行う。また、サーバ20は、スタッフ端末93などからの要求に応じて、(n)に示すように管理している情報に基づいた集計を行い要求元の表示部や図示しないプリンタ95に集計結果を出力することができる。例えば、受付番号ごとの待ち状況と、受付番号に関連付けられた作成伝票の情報及び持込伝票の種類別の枚数の情報に基づいて、待ちになっている顧客の人数、待ちになっている顧客の持込伝票の数を含む伝票枚数などを集計することが可能である。
このように、来店した顧客ごとに受付番号を採番し、該受付番号に関連付けて顧客の待ち状況を管理し、作成する伝票に係る情報と持込伝票の種類別の枚数とを受け付けて、該受付番号に関連付けて作成する伝票に係る情報及び持込伝票の種類別の枚数を管理し、顧客の待ち状況と、作成する伝票又は持ち込んだ伝票の種類とに基づく集計結果を出力するようにしたので、顧客負荷を抑制しつつ記入済の伝票を持ち込んだ顧客の適切な受付を可能とし、持込伝票の発生状況を把握することができる。
次に、本実施例に係る電子記帳システムのシステム構成を説明する。図2は、本実施例に係る電子記帳システムのシステム構成を示す図である。電子記帳システムは、顧客の来店時に受付番号を発行する受付機10と、作成する伝票に係る情報の入力を行う電子記帳機30と、電子記帳機30で入力した伝票に係る情報を窓口で確認及び修正することのできる窓口端末40と、窓口端末40で確認及び修正した伝票に係る情報に基づいて伝票を印刷するプリンタ95と、顧客の窓口への呼出などを行うためのテラーモニタ91と、テラーモニタ91の操作に応じて呼び出す顧客の受付番号の表示や呼び出しの音声出力を行う番号呼出装置92と、顧客の来店状況などを出力する役席モニタ90、スタッフ端末93及び顧客端末94と、これらの装置とデータ通信を行ってデータの連携や処理の連携を行うサーバ20とを有する。本実施例では、窓口端末40とテラーモニタ91は別の装置としたが、窓口端末40とテラーモニタ91との両方の機能を備えた一体化した装置でもよい。
電子記帳機30は、店舗の規模に応じて台数が決定され、1台又は複数設置される。テラーモニタ91及び窓口端末40は、窓口ごとに設置され、それぞれの窓口に設置されたテラーモニタ91により該窓口への顧客の呼出の指示を受け付ける。番号呼出装置92は、少なくとも窓口の種類に相当する台数が設置される。受付機10、電子記帳機30及び顧客端末94は顧客の移動範囲である顧客ゾーンに設置される。また、スタッフ端末93も、顧客ゾーンで顧客の応対を行うロビーマンが所持することから顧客ゾーンに位置することとなる。窓口端末40、役席モニタ90、テラーモニタ91、番号呼出装置92及びプリンタ95は金融機関の従業員の移動範囲である行員ゾーンに設置される。なお、番号呼出装置92は、顧客ゾーンに設置されてもよい。
受付機10は、表示操作部11、番号札印刷部12及びカードリーダ13を有する。顧客は来店時に最初に本装置で来店の受付を行う。具体的には、顧客は、表示操作部11に表示される来店目的を選択する。受付機10は、顧客により入力された来店目的に基づいて、該来店目的に対応する窓口の種類と、伝票作成の要否とを判定する。受付機10は、伝票の作成が必要と判定した場合には電子記帳機30への誘導を行う。また、受付機10は、電子記帳機30へ誘導する場合に受付番号の記載された番号札を発行するか否かの設定を有している。電子記帳機30へ誘導する場合に番号札を発行しないという設定となっている場合には、電子記帳機30への誘導を行った場合には受付番号の採番は行わない。また、伝票の作成が不要と判定された場合、若しくは伝票の作成が必要と判定されても電子記帳機30へ誘導する場合にも番号札を発行するという設定になっている場合には、来店目的に対応する窓口の種類に応じた受付番号の採番を行って、受付番号の印刷された番号札を番号札印刷部12より発行する。
また、受付機10は、カードリーダ13でキャッシュカードが読み取られた場合にはキャッシュカードから読み取った情報を受付番号に関連付けて記憶する。また、受付機10は、持込伝票の有無の入力を受け付けることができ、受け付けた場合には持込伝票の有無の情報を受付番号に関連付けて記憶する。また、受付機10は、窓口からの顧客の呼出の要求を受け付けて、受付番号による顧客の呼出を行う。具体的には、窓口に設置されるテラーモニタ91からの呼出要求を受け付けたならば、要求元の窓口の種類に対して待ちとなっている受付番号のキューの中から次に呼び出す受付番号を決定して、番号呼出装置92に受付番号を出力することによって出力された受付番号に対応する顧客の窓口への呼出を行う。
電子記帳機30は、免許証及び保険証などのカード型の本人確認資料のカードイメージを取得するマルチカードスキャナ33、QRコード(登録商標)を読み取るQRコードリーダ34、番号札を発行するレシートプリンタ35、受付機10で発行された番号札に印刷されたバーコードを読み取るバーコードリーダ36が接続可能である。ただし、レシートプリンタ35及びバーコードリーダ36は、両方が接続されることは基本的にはない。電子記帳機30は、受付機10が有する電子記帳機30へ誘導する場合に番号札を発行するか否かの設定に対応して、受付番号をどのようにして取得するかを示す受付番号取得方式の設定を有しており、受付機10で発行された番号札のバーコードから読み取るか、受付機10に来店目的を指定して採番を依頼するかの設定が可能である。レシートプリンタ35及びバーコードリーダ36は、この受付番号をどのようにして取得するかを示す設定に応じて、選択的に接続される。
受付番号取得方式の設定が受付機10に来店目的を指定して採番を依頼するとなっている場合には、電子記帳機30に誘導された顧客に番号札を発行するためのレシートプリンタ35が接続される。また、受付番号取得方式の設定が受付機10で発行された番号札のバーコードから読み取るとなっている場合には、受付機10で発行済の番号札のバーコードから受付番号を取得するためのバーコードリーダ36が接続される。ただし、この場合であっても、受付番号を番号札に印刷された内容を見てテンキーなどを利用して入力することも可能であるので、バーコードリーダ36の接続は必須ではない。
また、電子記帳機30は、受付機10から誘導された顧客が伝票を作成するための機能を有する。受付番号取得方式の設定が受付機10で発行された番号札のバーコードから読み取るとなっている場合には、まず、バーコードリーダ36で番号札のバーコードから受付番号を読み取って、受付機10から受付番号に対する来店目的、持込伝票の有無の情報及びカードリーダ13で読み取ったキャッシュカードの情報を取得する。さらに、電子記帳機30は、取得した来店目的に対応する伝票を判定し、当該伝票の項目を順番に画面に表示して、顧客による伝票項目の入力を受け付けて、一旦内部に図示しない伝票項目データ38eとして記憶する。また、伝票項目データ38eに受付機10から受け取ったキャッシュカードの情報を自動的に反映することもできる。
また、電子記帳機30は、受付番号取得方式の設定が受付機10に来店目的を指定して採番を依頼するとなっている場合には、来店目的の入力を受け付けて、受け付けた来店目的に対応する伝票を判定し、当該伝票の項目を順番に画面に表示して、顧客の伝票項目の入力を受け付けて、一旦内部に図示しない伝票項目データ38eとして記憶する。
また、電子記帳機30は、QRコードリーダ34で読み取った携帯端末などに表示される顧客の口座に関する情報を含むQRコードを読み取って図示しない伝票項目データ38eに自動的に反映することもできる。なお、この場合、携帯電話などの携帯端末は、顧客の氏名、住所、口座番号などの個人情報を登録する機能および登録されたこれらの個人情報をQRコード化する機能を有する。
また、電子記帳機30は、持込伝票の種類別の枚数の入力用の画面を表示して持込伝票の種類別の枚数の入力を受け付ける。その場合に、受付機10から受付番号に対する持込伝票の有無の情報を取得した場合には、その情報に従って持込伝票の種類別の枚数の入力用の画面の展開制御を行うようにしてもよい。
また、電子記帳機30は、作成する伝票に対応する伝票項目の入力情報に基づいて、本人確認が必要か否かの判定を行い、本人確認が必要と判定された場合には、本人確認記録の作成を促すとともに本人確認記録作成用の画面を展開制御する。電子記帳機30は、本人確認記録に係る入力及びマルチカードスキャナ33による本人確認資料の画像データを受け付けたならば、一旦内部に図示しない本人確認記録データ38fとして記憶する。
電子記帳機30は、受付番号取得方式の設定が受付機10に来店目的を指定して採番を依頼するとなっている場合には、作成する伝票に対応する伝票項目の入力及び持込伝票の種類別の枚数の入力が終了したならば、受付機10に来店目的に応じた受付番号の採番要求を行い受付番号を取得し、該受付番号が記載された番号札をレシートプリンタ35にて発行する。
また、電子記帳機30は、取得した受付番号、図示しない伝票項目データ38e、本人確認記録データ38f及び持込伝票の種類別の枚数などの情報をサーバ20に送信する。サーバ20は、受け付けた情報を受付番号データ24a及び伝票項目データ24bなどに登録して管理する。
窓口端末40は、窓口において電子記帳機30で顧客により登録された伝票等に係る情報の確認と、確認された情報に基づいて伝票等を印刷する機能を有する。窓口端末40は窓口に呼び出された顧客が登録した伝票及び本人確認記録に係る情報をサーバ20より取得して、取得した伝票及び本人確認記録に係る情報を画面に表示することによってテラー及び顧客による確認を行い、確認されたならば確認された情報に基づいてプリンタ95から伝票及び本人確認記録を印刷する。
また、窓口端末40は、サーバ20より取得した伝票及び本人確認記録に係る情報を修正することが可能で、修正した場合には修正した内容に基づいてプリンタ95から伝票及び本人確認記録を印刷するとともに、修正内容をサーバ20に送信する。
また、窓口端末40は、顧客の窓口への呼出とは関係なく、顧客の待ち状況の照会や、待っている顧客の取引内容の確認及び各種集計結果を出力する機能を有する。
サーバ20は、受付番号データ24a及び伝票項目データ24bなどを管理する。受付番号データ24aは、受付機10で採番された受付番号ごとに、その状態、キャッシュカードデータ、作成伝票の種類別の枚数および持込伝票の種類別の枚数などを含むデータである。また、伝票項目データ24bは、電子記帳機30若しくは窓口端末40で登録及び更新された伝票の項目情報を含むデータである。
サーバ20は、受付番号データ24a及び伝票項目データ24bを、電子記帳機30から送信された情報に基づいて登録し、窓口端末40から送信された情報に基づいて更新する。また、サーバ20は、受付番号データ24aにおいて受付番号ごとの処理状況を管理する。
スタッフ端末93は、窓口端末40の機能と同等の機能を備えているが、伝票に係る情報などのデータ更新を伴う機能が制限されている。また、顧客端末94は、顧客の待ち状況の照会機能を備えている。
次に、テラーモニタ91で顧客の呼出操作が行われた場合の処理の流れについて説明する。テラーモニタ91は、顧客の窓口への呼出の操作を受け付けると、テラーモニタ91が設置される窓口を識別する情報を含む顧客の呼出要求を受付機10に送信する。受付機10は、テラーモニタ91の呼出要求に含まれる窓口を識別する情報に基づいて、当該窓口の種類に対して待ちとなっている受付番号のキューの中から次に呼び出す受付番号を決定して、決定した受付番号を受け付けた呼出要求に含まれる窓口を識別する情報に対応する番号呼出装置92に送信する。受付番号を受け付けた番号呼出装置92は表示部に受け付けた受付番号を表示し、音声で受け付けた受付番号の顧客の呼出を行う。
また、受付機10は、番号呼出装置92に送信した受付番号及び呼出要求に含まれる窓口を識別する情報をサーバ20にも通知する。受付番号及び窓口を識別する情報を受け付けたサーバ20は、受付番号データ24a及び伝票項目データ24bから受け付けた受付番号に関連付けられた情報を抽出して、受け付けた窓口を識別する情報に対応する窓口端末40に送信する。
このように、テラーモニタ91で顧客の呼出操作に連動して、窓口端末40に呼び出された顧客が登録した伝票及び本人確認書類に係る情報が渡されるので、テラーモニタ91で顧客の呼出操作が行われると、窓口端末40には自動的に窓口に呼び出した顧客が電子記帳機30で登録した伝票などの確認画面が表示される。
次に、図2に示した受付機10の本実施例に係る内部構成を説明する。図3は、受付機10の本実施例に係る内部構成を示すブロック図である。受付機10は、表示操作部11、番号札印刷部12、カードリーダ13、通信部14、記憶部15及び制御部16を有する。
表示操作部11は、タッチパネルディスプレイ装置などである。表示操作部11は、顧客に来店目的等を選択入力させるボタンなどを表示し、該ボタンの選択入力を受け付ける。番号札印刷部12は、受付番号などの情報が記載された番号札を印刷する出力部である。カードリーダ13は、キャッシュカードなどのカードの情報を読み込む入力部である。通信部14は、LAN(Local Area Network)等の通信線を介してサーバ20及び電子記帳機30とのデータ通信を行なうためのインタフェース部である。
記憶部15は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部15は、設定パラメータ15a、受付番号採番データ15b及び受付番号データ15cを有する。設定パラメータ15aは、受付機10の受付処理に関するパラメータである。受付番号採番データ15bは、受付番号の採番状況に係るデータである。受付番号データ15cは、採番した受付番号ごとにその状態、番号札発行時に受け付けた持込伝票の有無の情報及びキャッシュカードの情報を有するデータである。
制御部16は、受付機10の全体を制御する制御部であり、受付処理部16a、受付番号採番部16b、番号札発行部16c及び受付番号データ管理部16dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、それぞれに対応するプロセスを実行させることになる。
受付処理部16aは、来店客の受付処理の全体を制御する制御部である。受付処理部16aは、表示操作部11の来店受付用の画面の表示を行い来店目的及び持込伝票の有無を受け付け、カードリーダ13により読み込まれたキャッシュカードの情報を受け付けて、来店目的に応じた受付番号を受付番号採番部16bで採番し、採番した受付番号に関連付けて、来店目的、持込伝票の有無及び読み込まれたキャッシュカードの情報などを受付番号データ15cに登録する。
ただし、設定パラメータ15aの設定で電子記帳機30に誘導する場合には番号札の発券を行わないという設定になっていて、受け付けた来店目的により電子記帳機30への誘導が必要と判定された場合には、受付処理部16aは、電子記帳機30への誘導のメッセージのみを表示して番号札の発行は行わない。また、設定パラメータ15aの設定で電子記帳機30に誘導する場合には番号札の発券を行わないという設定になっている場合には、そもそも電子記帳機30に誘導する必要のある来店目的を選択できないようになっていて、そのような来店目的の顧客に対する電子記帳機30への誘導を示すメッセージが表示されていてもよい。また、設定パラメータ15aの設定で持込伝票の有無の入力が可能となっていない場合には、持込伝票の有無を示す情報の入力が行えないような画面を表示するものとする。
受付番号採番部16bは、受付処理部16a若しくは通信部14を経由して電子記帳機30からの来店目的に応じた受付番号の採番要求を受け付けたならば、受け付けた来店目的に応じて受付番号を採番する。具体的には来店目的に応じた受付番号帯を決定し、受付番号採番データ15bの最終採番済の受付番号の次の受付番号を新たな受付番号として採番し、これに応じて受付番号採番データ15bの更新を行う。
番号札発行部16cは、受付処理部16aの制御に基づいて指定された受付番号が記載された番号札を番号札印刷部12で印刷する。印刷される番号札には、受付番号が人に認識可能な文字情報とバーコードリーダ36で読み込み可能なバーコードとにより印刷される。
受付番号データ管理部16dは、電子記帳機30などの他の装置から通信部14を経由して受付番号を含む受付番号情報の取得要求を受け付けたならば、受け付けた受付番号で受付番号データ15cの検索を行い、対応するレコードの情報を要求元に応答として返信する。
また、受付番号データ管理部16dは、テラーモニタ91から該テラーモニタ91が設置される窓口の窓口番号を含む呼出要求を受け付けたならば、受付番号データ15cから受け付けた呼出要求に含まれる窓口番号に呼び出す受付番号を選択し、該受付番号に対応する受付番号データ15cの状態を「呼出済」として、該受付番号を番号呼出装置92に送信する。番号呼出装置92は、受付番号を受け付けたならば表示部に受け付けた受付番号を表示し、音声で受け付けた受付番号の顧客の呼出を行う。また、受付番号データ管理部16dは、テラーモニタ91から呼出要求を受け付けた場合には、番号呼出装置92に受付番号を送信するとともに、呼び出す受付番号に対応する受付番号データ15cのレコードをサーバ20に送信する。
次に、図3に示した受付機10の本実施例に係るデータ構成について説明する。図4は、受付機10の本実施例に係るデータ構成について説明するための説明図である。
設定パラメータ15aは、顧客を電子記帳機30に誘導時に番号札を発券する必要があるかどうかを示す電子記帳機誘導時発券要否と、顧客の持込伝票の有無の入力が行えるか否かを示す持込伝票有無入力可否と、来店目的別の受付番号帯である目的別受付番号帯の情報と、来店目的別の窓口の種類を示す目的別窓口の情報と、来店目的別の電子記帳機30への誘導の要否を示す目的別電子記帳機への誘導要否の情報とを含む。
図4の設定パラメータ15aの例は、電子記帳機誘導時発券要否が「必要」で顧客を電子記帳機30に誘導時に番号札を発券する必要があり、持込伝票有無入力可否が「可能」で顧客の持込伝票の有無の入力が可能であることを示している。また、図4の設定パラメータ15aの目的別受付番号帯の情報の例は、来店目的が入金、出金、振込及び税公金納付の受付番号の採番帯が「1〜399」であり、来店目的が諸届及びローンの受付番号の採番帯が「500〜899」であることを示している。また、図4の設定パラメータ15aの目的別窓口の情報の例は、来店目的が入金、出金、振込及び税公金納付に対応する窓口の種類が「ハイカウンタ」で、来店目的が諸届及びローンに対応する窓口の種類が「ローカウンタ」であることを示している。また、図4の設定パラメータ15aの目的別電子記帳機への誘導要否の情報の例は、来店目的が入金、出金、振込及び税公金納付の場合には「電子記帳機に誘導する」で、来店目的が諸届及びローンの場合には「電子記帳機に誘導しない」であることを示している。
受付番号採番データ15bは、受付番号の採番帯に関連付けられた最終の採番済の受付番号である最終採番済受付番号と、対応する窓口番号をレコード項目とするデータである。図4の受付番号採番データ15bは、採番帯が「ハイカウンタ」の、最終採番済の受付番号が「150」で、対応窓口番号が「1,2,3」の窓口で、採番帯が「ローカウンタ」の、最終採番済の受付番号が「550」で、対応窓口番号が「4,5」の窓口であることを示している。
受付番号データ15cは、受付番号に関連付けられた来店目的と、受付日付と、受付時刻と、該受付番号の状態と、該受付番号の顧客が呼び出された窓口の番号と、持込伝票の有無と、カードリーダ13で読み込まれたキャッシュカードのデータとをレコードの項目とするデータである。該受付番号の状態の情報は、コード化された情報であって、「1」が受付済で、「2」が対応する顧客を窓口に呼出済で、「9」が対応する顧客の処理が終了していることを示している。
図4の受付番号データ15cの例は、受付番号が「150」の番号札に対する顧客は、来店目的が「振込」で、受け付けたのが「2014/4/15」の「11:30」で、状態が「2」であり窓口に呼出済で、呼び出された窓口の窓口番号が「2」で、持込伝票は「無」で、店番「0005」、科目「01」、口座番号「1234567」に対するキャッシュカードが読み込まれたことを示すレコードと、受付番号が「550」の番号札に対する顧客は、来店目的が「ローン」で、受け付けたのが「2014/4/15」の「11:35」で、状態が「1」であり来店を受付済で、持込伝票が「有」あることを示すレコードとが含まれることを示している。
次に、図2に示した電子記帳機30の本実施例に係る内部構成を説明する。図5は、電子記帳機30の本実施例に係る内部構成を示すブロック図である。電子記帳機30は、本人確認資料のイメージを読み取るマルチカードスキャナ33、携帯端末などに表示された口座情報のQRコードを読み取るQRコードリーダ34、番号札を発行するレシートプリンタ35及び受付機10で発行済の番号札のバーコードを読み取るバーコードリーダ36を接続することができる。ただし、先に記した通りレシートプリンタ35及びバーコードリーダ36は設定に応じていずれかが選択的に接続される。
また、電子記帳機30は、表示操作部31と、通信部32と、記憶部38と、制御部39とを有する。表示操作部31は、タッチパネルディスプレイなどであり、入力項目の表示、操作入力ボタンの表示、操作入力の受付を行う入出力部である。通信部32は、LAN等の通信線を介して受付機10及びサーバ20とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部38は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部38は、設定パラメータ38a、受付番号データ38b、伝票決定パラメータ38c、伝票テンプレートデータ38d、伝票項目データ38e及び本人確認記録データ38fを有する。
設定パラメータ38aは、電子記帳機30で行われる処理に係る設定情報であり、受付機10で発券された番号札から受付番号を読み取るか受付機10に電子記帳機30から受付番号の採番を依頼することによって取得するかを示す受付番号取得方式と、持込伝票の伝票種類別の枚数の入力を受け付けるか否かを示す持込伝票枚数入力可否の情報とを有する。
受付番号データ38bは、受付番号をはじめとする電子記帳機30で受け付けた顧客の入力情報である。ただし、受付機10で既に来店の受付が行われて番号札が発行されている場合には、番号札に記載された受付番号を指定して受付機10から取得した受付機10において受け付けた情報も含まれる。
伝票決定パラメータ38cは、受け付けた来店目的と来店目的に対応する作成しなければならない伝票の種類を示す伝票IDを対応付けたデータである。電子記帳機30は該伝票決定パラメータ38cに基づいて来店目的に対応する作成すべき伝票の種類を判定する。
伝票テンプレートデータ38dは、伝票の種類に対応する該伝票に含まれる伝票項目の情報を規定したデータである。来店目的を受け付けて伝票決定パラメータ38cに基づいて作成すべき伝票IDが特定され、伝票IDと該伝票テンプレートデータ38dに基づいて入力しなければならない伝票データが特定される。
伝票項目データ38eは、特定された伝票IDに対応する伝票の伝票項目に対して顧客により入力された情報である。電子記帳機30では、複数枚の伝票作成に応じた入力を行うことが可能であり、その場合には伝票項目データ38eには複数のレコードが登録されることになる。本人確認記録データ38fは、電子記帳機30で受け付けた本人確認記録に係るデータである。
制御部39は、電子記帳機30の全体を制御する制御部であり、受付番号データ管理部39a、伝票項目データ生成部39b、持込伝票情報入力部39c、本人確認記録生成部39d、登録データ送信部39e及び番号札発行処理部39fを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、それぞれに対応するプロセスを実行させることになる。
受付番号データ管理部39aは、受付番号データ38bを管理する処理部である。具体的には、設定パラメータ38aの受付番号取得方式に受付機10で発券された番号札から受付番号を読み取るという設定になっている場合には、バーコードリーダ36により受付機10で発行済の番号札のバーコードから受付番号を読み取って、受付機10から受付番号に対する来店目的、持込伝票の有無の情報及びカードリーダ13で読み取ったキャッシュカードの情報を取得して、受付番号データ38bに登録する。また、設定パラメータ38aの受付番号取得方式に受付機10に採番を依頼することによって受付番号を取得するという設定になっている場合には、作成する伝票の伝票項目の入力や持込伝票の種類別の枚数の入力などの終了後に、受付機10に来店目的を指定して受付番号の採番要求を行うことによって受付番号を採番して、受付番号データ38bに採番した受付番号の登録を行う。
伝票項目データ生成部39bは、来店目的と伝票決定パラメータ38cに基づいて作成する伝票の種類である伝票IDを特定し、該伝票IDと伝票テンプレートデータ38dに基づいて決定した伝票項目の入力を受け付けて、受け付けた伝票項目に対する情報を伝票項目データ38eに登録する。来店目的については、設定パラメータ38aの受付番号取得方式に受付機10で発券された番号札から受付番号を読み取るという設定になっている場合には、バーコードリーダ36により受付機10で発行済の番号札のバーコードから受付番号を読み取って、受付機10から受付機10で既に入力済の受付番号に対する来店目的を取得するが、設定パラメータ38aの受付番号取得方式に受付機10に採番を依頼することによって受付番号を取得するという設定になっている場合には、表示操作部31に来店目的入力用の画面の表示を行い、該画面の入力を受け付けることによって来店目的を取得する。
また、伝票項目データ生成部39bは、1つの受付番号に対して複数の伝票の作成を行うことが可能である。図4の設定パラメータ15aの例で示した通り、受付番号の採番帯は、来店目的に対応する取引種類(入金・出金、振込、諸届、外貨両替、投資相談等)ごとに設定されている。複数の伝票が作成され、取引種類が複数ある場合には、受付番号は、取引種類ごとに有する採番帯を決定に係る優先順位に基づいて、最も優先順位の高い取引種類に対応する採番帯において採番される。採番帯は、取引種類ごとに取引の複雑度等によっていくつかに分けられている。例えば、投資相談を最も優先順位の高い取引種類とし、以下、順番に、外貨両替、諸届、振込、入金・出金の順番で優先順位が決められている。なお、取引種類の優先順位はこれに限定されるわけではなく、設定によりこれらの優先順位は任意に設定することができる。
持込伝票情報入力部39cは、表示操作部31に持込伝票の種類ごとの枚数の入力用の画面の表示を行い、該画面の入力を受け付けることによって持込伝票の種類ごとの枚数を取得し、受け付けた持込伝票の種類ごとの枚数を受付番号データ38bに登録する。また、本実施例では、持込伝票の種類別の枚数は画面操作による入力としたが本発明はこれに限定するものではなく、例えば、全ての持込伝票の画像を取得して、それぞれの持込伝票の取得画像に基づいて自動的にそれぞれの伝票の種類を判別することによって、持込伝票の種類別の枚数を自動的に計数するようにしてもよい。
本人確認記録生成部39dは、伝票項目データ生成部39bにより生成された伝票項目データ38eに基づいて本人確認が必要な取引があるか否かの判定を行い、本人確認が必要な取引があると判定された場合には、本人確認書類に記載する必要事項を入力する画面を表示して、顧客の入力を受け付けて受け付けた内容を本人確認記録データ38fに登録する。また、本人確認記録生成部39dは、マルチカードスキャナ33で取得した本人確認資料のイメージを本人確認記録データ38fに登録する。
登録データ送信部39eは、伝票の項目データの受付処理、持込伝票の種類別枚数の受付処理及び本人確認書類記録に係るデータの受付処理が終了したならば、これらの一連の処理において登録された受付番号データ38b、伝票項目データ38e及び本人確認記録データ38fをサーバ20に送信する。
番号札発行処理部39fは、設定パラメータ38aの受付番号取得方式に受付機10に採番を依頼することによって受付番号を取得するという設定になっている場合には、受付機10に依頼して採番した受付番号の記載された番号札をレシートプリンタ35により発行する。
次に、図5に示した電子記帳機30の本実施例に係るデータ構成について説明する。図6は、電子記帳機30の本実施例に係るデータ構成について説明するための説明図である。
設定パラメータ38aは、受付番号取得方式と、持込伝票の種類別枚数の入力可否の情報とを有する。受付番号取得方式は、コード化されたデータであって、「1」が番号札のバーコードを読み取ることによって受付番号を取得することを示し、「2」が受付機10に対して受付番号の採番を依頼することによって受付機10から取得することを示す。図6の設定パラメータ38aの例は、受付番号取得方式が「1」であり番号札のバーコードを読み取ることによって受付番号を取得することを示し、持込伝票の種類別枚数の入力が「可能」であることを示している。
受付番号データ38bは、受付番号と、来店目的と、来店を受け付けた受付日付及び受付時刻と、持込伝票の有無と、来店を受け付けた顧客の口座の情報と、作成する伝票の種類別の枚数と、持込伝票の種類別の枚数とを有する。
図6の受付番号データ38bの例は、受付番号が「150」で、来店目的が「振込」で、来店を受け付けた受付日付が「2014/4/15」で受付時刻が「11:30」で、持込伝票の有無が「無」で、来店を受け付けた顧客の口座の情報に店番号が「0005」で、科目コードが「01」で口座番号が「1234567」の情報が含まれていて、作成する伝票の種類別の枚数について入金伝票が「0」枚で、出金伝票が「1」枚で、振込依頼書が「1」枚で、持込伝票の種類別の枚数について入金伝票が「0」枚で、出金伝票が「0」枚で、振込依頼書が「0」枚であることを示している。
伝票決定パラメータ38cは、来店目的と伝票の種類を示す伝票IDとが関連づけられたデータである。図6の伝票決定パラメータ38cの例は、来店目的が入金に対応する伝票IDが「001」で、来店目的が出金に対応する伝票IDが「002」で、来店目的が振込に対応する伝票IDが「003」で、来店目的が税公金納付に対応する伝票IDが「004」であることを示している。
伝票テンプレートデータ38dは、伝票の種類を示す伝票IDに関連付けた該伝票IDに対応する伝票の項目情報をレコードの保有項目とするデータである。伝票の項目情報には伝票に含まれる項目ごとに項目を識別する項目識別IDなどの情報が含まれる。図6の伝票テンプレートデータ38dの例は、伝票IDが「002」の伝票については、項目識別IDが「020」の項目及び項目識別IDが「030」の項目を有していることを示すレコードが含まれていることを示している。
伝票項目データ38eは、登録日付及び受付番号及び受付枝番号に関連付けられた伝票IDと、当該伝票IDに対応する伝票の項目データの登録開始時刻及び登録終了時刻と、該伝票IDに対応する伝票項目ごとに項目識別ID及び入力された項目値とをレコード項目とするデータである。受付枝番号は、1つの受付番号で複数の伝票作成する場合に自動的に採番される番号で、同一の受付番号内の伝票を識別する通番である。
図6の伝票項目データ38eの例は、登録日付が「2014/4/15」で受付番号が「150」で受付枝番号が「01」に関連づけた伝票IDが「002」で、当該伝票IDに対応する伝票の項目データの登録開始時刻が「11:32」で登録終了時刻が「11:34」で、該伝票項目の入力情報が項目識別IDが「020」に対する伝票項目の項目値が「0005」で、項目識別IDが「030」に対する伝票項目の項目値が「01」であることを示すレコードが含まれていることを表している。
本人確認記録データ38fは、受付番号と、受付枝番号と、本人確認記録データ38fが登録されたた登録日付及び登録時刻と、本人確認記録情報と、本人確認書類のイメージデータとを含む。本人確認記録情報には、顧客の氏名、職業、取引の目的及び本人確認書類の名称などを含む。
図6の本人確認記録データ38fの例は、受付番号が「150」で、受付枝番号が「01」で、本人確認記録データ38fが登録されたた登録日付が「2014/4/15」で登録時刻が「11:36」で、顧客の氏名が「タナカ イチロウ」で、職業が「会社員」で、取引の目的が「借入金返済」で、本人確認書類が「運転免許証」であることを示している。
次に、図2に示したサーバ20の本実施例に係る内部構成を説明する。図7は、サーバ20の本実施例に係る内部構成を示すブロック図である。サーバ20は、入力部21及び表示部22と接続される。入力部21は、キーボードやマウス等であり、表示部22は、液晶パネル等のディスプレイ装置である。
また、サーバ20は、通信部23と、記憶部24と、制御部25とを有する。通信部23は、LAN等の通信線を介して受付機10、電子記帳機30、窓口端末40、スタッフ端末93、顧客端末94及びプリンタ95とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部24は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部24は、受付番号データ24a、伝票項目データ24b、本人確認記録データ24c及び処理履歴データ24dを有している。
受付番号データ24aは、電子記帳機30から受付番号データ38bを受け付けて登録されたレコードに、受け付けた受付番号データ38bの状態を示す情報を加えたデータである。また、受付番号データ24aに含まれる情報は、窓口端末40により更新が可能であり、受付番号データ24aには更新の結果が反映される。
伝票項目データ24bは、電子記帳機30から伝票項目データ38eを受け付けて登録されたレコードに、受け付けた伝票項目データ38eの状態を示す情報などを加えたデータである。また、伝票項目データ24bは、窓口端末40により追加、更新及び削除が可能であり、伝票項目データ24bには追加、更新及び削除の結果が反映される。
本人確認記録データ24cは、電子記帳機30から本人確認記録データ38fを受け付けて登録されたデータである。また、本人確認記録データ24cに含まれる情報は、窓口端末40により追加、更新及び削除が可能であり、本人確認記録データ24cには追加、更新及び削除の結果が反映される。
処理履歴データ24dは、受付番号データ24aに登録されたレコードに対する窓口端末40による処理の実績を記録した情報である。
制御部25は、サーバ20の全体を制御する制御部であり、受付番号データ管理部25a、伝票項目データ管理部25b、本人確認記録管理部25c、呼出連動処理部25d及び集計処理部25eを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、対応するプロセスを実行させることになる。
受付番号データ管理部25aは、電子記帳機30から受付番号データ38bを受け付けて、受付番号データ24aに「受付済」の状態として登録する。また、受付番号データ管理部25aは、窓口端末40から受付番号データ24aの更新情報を受け付けた場合には更新内容を受付番号データ24aに反映する。
伝票項目データ管理部25bは、電子記帳機30から伝票項目データ38eを受け付けて、初期化された状態を示す情報などを付加して伝票項目データ24bに登録する。また、伝票項目データ管理部25bは、窓口端末40から伝票項目データ24bの追加、更新及び削除に係る情報を受け付けた場合には追加、更新及び削除に係る情報を伝票項目データ24bに反映する。また、伝票項目データ24bには対応する伝票を印刷済か否かを示す情報を有しており、窓口端末40からの印刷した旨の通知を受け付けて印刷済に更新する。
本人確認記録管理部25cは、電子記帳機30から本人確認記録データ38fを受け付けて、本人確認記録データ24cに登録する。また、本人確認記録管理部25cは、窓口端末40から本人確認記録データ24cの更新情報を受け付けた場合には更新内容を本人確認記録データ24cに反映する。
呼出連動処理部25dは、図1の(j)に示した受付機10からの受付番号及び呼出窓口の情報を含む呼出の通知に基づいて、呼出の通知に含まれる受付番号に対応する受付番号データ24aから抽出したレコードの情報と、該受付番号に対応する伝票項目データ24bから抽出したレコードの情報と、該受付番号に対応する本人確認記録データ24cから抽出したレコードの情報とを、呼出の通知に含まれる呼出窓口の情報に対応する窓口端末40に送信する。
また、呼出連動処理部25dは、これらのデータを窓口端末40に送信したならば、受付番号データ24aの呼出窓口番号に受付機10からの呼出の通知に含まれる呼出窓口に対応する呼出窓口番号が登録されているレコードの状態を「処理終了」に変更して、受付番号データ24aの受付機10からの呼出の通知に含まれる呼び出す受付番号に対応するレコードの状態を「呼出済」を示す状態に変更し、該レコードの呼出窓口番号に呼出先の窓口番号を登録する。
集計処理部25eは、受付番号データ24aを集計して呼出を待っている顧客の人数や伝票の枚数の集計を行う。また、集計処理部25eは、処理履歴データ24dを集計して処理した伝票枚数、処理を行った担当者に係る集計を行う。
次に、図7に示したサーバ20の本実施例に係るデータ構成について説明する。図8は、サーバ20の本実施例に係るデータ構成について説明するための説明図である。
受付番号データ24aは、受付番号と、来店目的と、来店を受け付けた受付日付及び受付時刻と、当該受付番号に対応する顧客の状態と、呼び出された窓口の番号と、受け付けた顧客の口座の情報と、作成する伝票の種類別の枚数と、持込伝票の種類別の枚数と、予想所要時間とをレコード項目とするデータである。状態は、コード化されたデータであって、「1」が受付済で、「2」が呼出済で、「9」が処理終了であることを示している。口座の情報には店番、科目及び口座番号などの情報を含む。予想所要時間は、作成伝票の種類別枚数及び持込伝票の種類別枚数に応じて算出したものである。例えば、伝票の種類別の処理に掛かる標準時間と、作成伝票及び持込伝票の伝票種類別の枚数とに基づいて算出するようにしてもよい。
図8の受付番号データ24aの例は、受付番号が「150」の顧客は、来店目的が「振込」で、来店を受け付けた受付日付が「2014/4/15」で受付時刻が「11:30」で、状態が「2」であり呼出済で、呼出窓口番号が「1」で、来店を受け付けた顧客の口座の情報に店番号が「0005」で、科目コードが「01」で口座番号が「1234567」の情報が含まれていて、作成する伝票の種類別の枚数について入金伝票が「0」枚で、出金伝票が「1」枚で、振込依頼書が「1」枚で、持込伝票の種類別の枚数について入金伝票が「0」枚で、出金伝票が「0」枚で、振込依頼書が「0」枚で、予想所要時間が「6分」であることを示すレコードが含まれていることを表している。また、受付番号データ24aの例は、受付番号が「550」の顧客は、来店目的が「ローン」で、来店を受け付けた受付日付が「2014/4/15」で受付時刻が「11:35」で、状態が「1」であり受付済で、作成する伝票の種類別の枚数について入金伝票が「0」枚で、出金伝票が「0」枚で、振込依頼書が「0」枚で、で、持込伝票の種類別の枚数について入金伝票が「0」枚で、出金伝票が「0」枚で、振込依頼書が「0」枚であることを示すレコードが含まれていることを表している。
伝票項目データ24bは、登録日付、受付番号及び受付枝番号に関連付けた伝票IDと、当該伝票IDに対応する伝票の項目データの電子記帳機30における登録開始時刻及び登録終了時刻と、状態と、修正フラグと、追加フラグと、印刷フラグと、該伝票IDに対応する伝票項目ごとの項目識別IDと入力された項目値とをレコード項目とするデータである。状態は、コード化された情報であって「0」が未処理で、「1」が呼出済で、「2」が保留で、「8」が削除で、「9」が処理済であることを示す。修正フラグはコード化された情報であって「0」が修正していないことを示し、「1」が修正済であることを示す。追加フラグはコード化された情報であって「0」が電子記帳機30で作成したデータであることを示しで、「1」が窓口端末40で追加したことを示す。印刷フラグはコード化された情報であって「0」が当該レコードに対応する伝票が未印刷で、「1」が印刷済であることを示す。
図8の伝票項目データ24bの例は、登録日付が「2014/4/15」で受付番号が「150」で受付枝番号が「01」に関連づけた伝票IDが「002」で、電子記帳機30における当該伝票IDに対応する伝票の項目データの登録開始時刻が「11:32」で登録終了時刻が「11:34」で、状態が「1」で呼出済であり、修正フラグが「0」で修正していなくて、追加フラグが「0」で電子記帳機30において作成して、印刷フラグが「1」で印刷済であり、伝票項目の入力情報が項目識別IDが「020」に対する伝票項目の項目値が「0005」で、項目識別IDが「030」に対する伝票項目の項目値が「01」であることを示すレコードが含まれていることを表している。
本人確認記録データ24cは、登録日付と、受付番号と、受付枝番号に関連付けた本人確認記録情報と、本人確認書類のイメージデータなどとをレコード項目とするデータである。本人確認記録情報には、顧客の氏名、職業、取引の目的及び本人確認書類の名称などを含む。
図8の本人確認記録データ24cの例は、登録日付が「2014/4/15」で、受付番号が「150」で、受付枝番号が「01」で、顧客の氏名が「タナカ イチロウ」で、職業が「会社員」で、取引の目的が「借入金返済」で、本人確認書類が「運転免許証」であることを示すレコードが含まれていることを表している。
処理履歴データ24dは、処理日付と、受付番号と、該受付番号に対する窓口での処理の処理開始時刻及び処理終了時刻と、処理を行ったテラーの担当者IDと、担当者名と、処理が終了した作成伝票の種類別の枚数と、処理が終了した持込伝票の種類別の枚数とをレコード項目とするデータである。
図8の処理履歴データ24dの例は、処理日付が「2014/4/15」で、受付番号が「150」で、該受付番号に対する窓口での処理の処理開始時刻が「11:50」で処理終了時刻が[11:55]で、処理を行ったテラーの担当者IDが「110」で、担当者名が「山田花子」で、処理が終了した作成伝票の種類別の枚数が入金伝票が「0」枚、出金伝票が「1」枚、振込依頼書が「1」枚で、処理が終了した持込伝票の種類別の枚数が入金伝票が「0」枚、出金伝票が「0」枚、振込依頼書が「0」枚であることを示すレコードが含まれていることを表している。
次に、図2に示した窓口端末40の本実施例に係る内部構成を説明する。図9は、窓口端末40の本実施例に係る内部構成を示すブロック図である。窓口端末40は、表示操作部41と、通信部42と、記憶部43と、制御部44とを有する。表示操作部41は、タッチパネルディスプレイなどであり、入力項目の表示、操作入力ボタンの表示、入力操作の受付を行う入出力部である。通信部42は、LAN等の通信線を介してサーバ20とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部43は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部43は、受付番号リストデータ43a、受付番号データ43b、伝票決定パラメータ43c、伝票テンプレートデータ43d、伝票項目データ43e及び本人確認記録データ43fを有している。
受付番号リストデータ43aは、窓口端末40が有する未呼出リスト又は処理済リストを表示する処理実施時にサーバ20から取得した未呼出の受付番号に係る一覧情報又は処理済の受付番号に係る一覧情報である。
受付番号データ43bは、電子記帳機30の受付番号データ38bと同じ形式のデータであって、顧客を窓口に呼び出した時に、サーバ20から受信した受付番号データ24aの呼び出した顧客に対応するレコードを記憶したデータである。また、顧客呼出時以外にも、未呼出リスト又は処理済リストからいずれかの受付番号に対する登録済の伝票内容の照会の操作を受け付けた場合には、サーバ20から受付番号データ24aの指定された受付番号に対応するレコードを取得して当該受付番号データ43bとして記憶する。
伝票決定パラメータ43cは、電子記帳機30の伝票決定パラメータ38cと同じである。また、伝票テンプレートデータ43dは、電子記帳機30の伝票テンプレートデータ38dと同じである。
伝票項目データ43eは、電子記帳機30の伝票項目データ38eと同じ形式のデータであって、顧客を窓口に呼び出した時に、サーバ20から受信した伝票項目データ24bの呼び出した顧客に対応するレコードを記憶したデータである。また、顧客呼出時以外にも、未呼出リスト又は処理済リストからいずれかの受付番号に対する登録済の伝票内容の照会の操作を受け付けた場合には、サーバ20から伝票項目データ24bの指定された受付番号に対応するレコードを取得して当該伝票項目データ43eとして記憶する。
本人確認記録データ43fは、電子記帳機30の本人確認記録データ38fと同じ形式のデータであって、顧客を窓口に呼び出した時に、サーバ20から受信した本人確認記録データ24cの呼び出した顧客に対応するレコードを記憶したデータである。
制御部44は、窓口端末40の全体を制御する制御部であり、受付番号リスト表示部44a、伝票項目データ更新部44b、持込伝票情報更新部44c、本人確認記録更新部44d、更新データ送信部44e、印刷処理部44f及び集計結果出力部44gを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、対応するプロセスを実行させることになる。
受付番号リスト表示部44aは、表示操作部41による指示を受け付けて未呼出リスト又は処理済リストを表示する。
伝票項目データ更新部44bは、顧客を窓口に呼び出した時に、サーバ20から受信した伝票項目データ24bの呼び出した顧客に対応するレコードを伝票項目データ43eとして記憶し、伝票項目データ43eの内容を画面に表示すると共に変更の入力を受け付けて、受け付けた内容を伝票項目データ43eに反映する。また、伝票項目データ更新部44bは、伝票項目データ43eに登録されている伝票単位の情報を削除することも可能である。また、伝票項目データ更新部44bは、伝票項目データ43eに伝票単位の情報を追加することもできる。
持込伝票情報更新部44cは、顧客を窓口に呼び出した時に、サーバ20から受信した受付番号データ24aの呼び出した顧客に対応するレコードを受付番号データ43bとして記憶し、受付番号データ43bに含まれる持込伝票の種類別の枚数を画面に表示すると共に変更の入力を受け付けて、受け付けた内容を受付番号データ43bに反映する。
本人確認記録更新部44dは、顧客を窓口に呼び出した時に、サーバ20から受信した本人確認記録データ24cの呼び出した顧客に対応するレコードを本人確認記録データ43fとして記憶し、本人確認記録データ43fの内容を画面に表示すると共に変更の入力を受け付けて、受け付けた内容を本人確認記録データ43fに反映する。また、本人確認記録更新部44dは、本人確認記録データ43fに登録されている本人確認記録単位の情報を削除することも可能である。また、本人確認記録更新部44dは、本人確認記録データ43fに新たに本人確認記録を追加することもできる。
更新データ送信部44eは、顧客を窓口に呼び出して行った受付番号データ43b、伝票項目データ43e及び本人確認記録データ43fの更新内容をサーバ20に送信する。印刷処理部44fは、伝票項目データ43e及び本人確認記録データ43fに基づいて、伝票及び本人確認記録をプリンタ95から出力する。集計結果出力部44gは、サーバ20に集計の種類を指定して集計要求を行うことにより、指定に応じた集計結果を取得して、表示操作部41若しくはプリンタ95などに出力する。
次に、図9に示した窓口端末40の本実施例に係るデータ構成について図10を用いて説明する。
受付番号リストデータ43aは、受付番号、顧客名、顧客の来店目的、電子記帳機30で作成した伝票の枚数、持込伝票の枚数、状態、テラーの担当者ID、担当者名及び予想処理時間をレコードの保有項目とするデータである。状態は、コード化されたデータであって、「1」が受付済で、「2」が呼出済で、「9」が処理終了であることを示している。
図10の受付番号リストデータ43aの例は、受付番号が「145」は、顧客名が「鈴木太郎」で、来店目的が「税公金」で、電子記帳機30で作成した伝票の枚数が「2」枚で、持込伝票の枚数が「2」枚で、状態が「2」であり呼出済で、テラーの担当者IDが「110」で、担当者名が「山田花子」で、予想処理時間が「8分」であることを示すレコードが含まれていることを表している。また、受付番号が「549」は、来店目的が「諸届」で、電子記帳機30で作成した伝票の枚数が「0」枚で、持込伝票の枚数が「1」枚で、状態が「9」であり処理終了で、テラーの担当者IDが「205」で、担当者名が「田中裕子」であることを示すレコードが含まれていることを表している。
次に、図2に示した電子記帳機30における作成伝票の伝票項目の入力及び持込伝票の種類別の枚数の入力に係る画面構成及び操作にともなう画面遷移について図11を用いて説明する。図11の例は、電子記帳機30の設定パラメータ38aに受付機10で発券された番号札から受付番号を読み取るという設定となっている場合の画面遷移の例である。
図11(a)は、電子記帳機30の初期画面であり、受付機10で発行された番号札のバーコードをバーコードリーダ36で読み取る旨のメッセージが表示される。バーコードリーダ36により番号札のバーコードが読み取られると、バーコードから読み取った受付番号が画面中央の受付番号のフィールドに表示される。画面下部には、受付番号をテンキーを用いて入力する画面を展開するための「テンキーで入力」ボタンと、画面中央の受付番号フィールドに表示された受付番号を確認して次の画面に展開するための「確認」ボタンとが配置される。
図11(a)の画面で、受付機10で来店目的に出金を指定して発行された番号札のバーコードを読み取って「確認」ボタンを押下すると、図11(b)に示す画面に画面遷移する。図11(b)の画面は、受付機10のカードリーダ13で読み取ったキャッシュカードの情報と、表示されたキャッシュカードの口座から出金することを確認する旨のメッセージとが表示される。また、図11(b)の画面下部には、QRコードリーダ34で出金元の口座を指定するための画面へ遷移するための「QRコード読取」ボタンと、テンキーなどによりその他の口座を指定するための画面へ遷移するための「その他」ボタンと、図11(b)に表示された口座からの出金することを確認して次の画面に展開するための「確認」ボタンとが配置される。
図11(b)の画面で「QRコード読取」ボタンが押下されたならば、図11(c)に示す画面に遷移する。図11(c)の画面には、携帯端末に表示された口座情報を含むQRコードを読み取る旨のメッセージが表示される。画面の中央には、携帯端末に表示されたQRコードから読み取った口座に係る情報を表示するためのフィールドが配置される。また、画面下部には、受付機10で読み取ったキャッシュカードのから出金することを指示するための「カード口座」ボタンと、テンキーなどによりその他の口座を指定するための画面へ遷移するための「その他」ボタンと、QRコードを読み取った後に表示された口座からの出金することを確認して次の画面に展開するための「確認」ボタンとが配置される。
図11(c)の画面で、「カード口座」ボタンが押下されると図11(b)に戻る。また、図11(b)で「確認」ボタンが押下されるか、図11(c)で携帯端末に表示されたQRコードを読み取って「確認」ボタンが押下されると図11(d)に示す画面に遷移する。図11に示した例では、図11(c)でQRコードを読み込んで、QRコードから読み込んだ口座に係る情報を自動入力して図11(d)の出金金額の入力用の画面に遷移しているが、予め携帯端末に出金金額を含むすべての入力項目が登録され、これらの入力項目のデータがQRコード化されている場合は、このQRコードの読み込みにより出金金額を含むすべての入力項目を自動入力して、図11(e)の画面に遷移するようにしてもよい。
図11(d)の画面は、出金金額を入力するための画面であって、出金金額を入力する旨のメッセージと、出金金額を入力するためのテンキーと、テンキーで入力した金額を表示する金額のフィールドとが配置される。また、画面下部には、金額のフィールドに表示された金額を確認して次の画面に展開するための「確認」ボタンが配置される。
図11(d)でテンキーにより出金金額を入力して「確認」ボタンを押下したならば図11(e)に示す画面に遷移する。図11(e)は、顧客が入力した出金伝票の項目の入力内容を確認するための画面で、出金伝票の項目の入力内容の一覧が表示され、表示された内容を確認したら「確認」ボタン、項目を修正する場合には項目名をタッチする旨のメッセージが表示される。また、下部には「確認」ボタンが配置される。
図11(e)の画面で「確認」ボタンが押下されると、図11(f)に示す画面に遷移する。図11(f)の画面には、続けて他の伝票を作成することを示す「続けて他の伝票を作成」ボタンと、伝票作成を終了することを示す「終了」ボタンとが配置される。
図11(f)の画面で「続けて他の伝票を作成」ボタンが押下された場合には、図11(g)の画面に遷移する。図11(g)の画面は、作成する伝票を選択するための画面である。図11(g)の画面には、図に示すように作成する伝票を指定するためのボタンと、図11(f)の画面に戻るための「戻る」ボタンが配置される。
図11(f)の画面で「終了」ボタンが押下されて、受付機10で持込伝票が有る旨の入力が行われていた場合には、図11(h)に示す画面に遷移する。図11(h)の画面には、持込伝票の枚数を入力する旨のメッセージと、持込伝票の種類別の枚数を入力するためのテンキーと、伝票の種類ごととの持込枚数を表示するためのフィールドとが配置される。また画面下部には、表示された伝票の種類別の枚数を確認して、次の処理に進むための「確認」ボタンが配置される。
図11(h)の画面で、持込伝票の種類別の枚数の入力を行って、「確認」ボタンが押下されたならば、登録した伝票の入力内容で本人確認が必要なものがあれば本人確認記録に関する情報入力用画面に遷移する。また、図11は、電子記帳機30の設定パラメータ38aに受付機10で発券された番号札から受付番号を読み取るという設定となっている場合の画面遷移の例であるが、電子記帳機30の設定パラメータ38aに受付機10に電子記帳機30から受付番号の採番を依頼することによって取得するという設定となっている場合には、図11(h)の画面で、「確認」ボタンが押下されたならば、受付機10により受付番号を採番して、採番した受付番号の記載された番号札を、レシートプリンタ35により発行する。
次に、図2に示した窓口端末40における作成伝票の伝票項目の内容の確認及び持込伝票の種類別の枚数の確認に係る画面構成及び操作にともなう画面遷移について図12を用いて説明する。
図12(a)は、窓口端末40の初期メニュー画面である。画面には処理を選択する旨のメッセージと、まだ窓口に呼び出されていない顧客のリストの表示処理を示す「未呼出リスト」ボタンと、処理済の顧客のリストの表示処理を示す「処理済リスト」ボタンと、新たな伝票作成を示す「伝票作成」ボタンと、各種集計処理のメニューの表示をするための「集計」ボタンとが配置される。
未呼出リストを表示することで事前に顧客が希望する取引の内容(取引種別:入金、出金、振込などとその金額)を確認することが可能となり、テラーは、顧客が窓口に来る前に準備をすることができる。また、サーバ20に予めVIP及び要注意人物を特定する口座情報などの個人特定するための情報を登録しておき、未呼出リスト及び処理済リストに含まれる顧客に関連付けられた情報と、予めサーバ20に登録されたVIP及び要注意人物に係る情報をマッチングすることによりVIP又は要注意人物であるか否かを判別し、未呼出リスト又は処理済リストに判別結果を識別可能に表示するようにしてもよい。
図12(a)の画面で、「未呼出リスト」のボタンが押下されると図12(b)に示す画面に遷移する。図12(b)の画面には、サーバ20が管理する窓口に呼び出されることを待っている顧客の一覧である未呼出リストが1人1行の表形式で表示される。未呼出リストの各行の右側には、その行の顧客の作成済の伝票の内容を照会するための「参照」ボタンが配置される。また、図12(b)の画面下部には、図12(a)の初期メニュー画面に戻るための「戻る」ボタンと、表示された未呼出リストが複数ページに跨っている場合に前のページへの遷移を指示するための「前頁」ボタンと、次のページへの遷移を指示するための「次頁」ボタンとが配置される。
また、図12(b)の画面で未呼出リストに含まれる顧客の伝票の項目の内容を変更する場合には、未呼出リストに表示される受付番号をタッチすることにより伝票項目の内容を変更用の画面を表示することができる。窓口端末40において、未呼出リスト及び処理済リストの受付番号をタッチすることによって表示される内容は、窓口端末40で処理可能な取引に絞り込んで表示される。つまり、窓口に割り当てられている業務に対応する取引の伝票データのみが確認できるようになっている。
また、図12(a)の画面で、「伝票作成」のボタンが押下されると図12(c)に示す画面に遷移する。図12(c)の画面には、図に示すように作成する伝票を指定するためのボタンと、図12(a)の初期メニュー画面に戻るための「戻る」ボタンが配置される。
図12(b)の画面で、例えば受付番号の151の行をタッチした場合には図12(d)に示す画面に遷移する。図12(d)の画面は、図12(b)の未呼出リストに表示された受付番号151の顧客が電子記帳機30で作成した伝票の項目内容を表示している画面である。図12(d)に示すように、画面の中央には顧客が作成した伝票名と、該伝票名に対応する伝票の項目名と該項目名に対する顧客入力内容が表示される。また図12(d)に示す例では、受付番号151に対応する顧客は電子記帳機30において伝票を2枚作成した例であって、伝票名の右側には2枚作成したうちの1枚目であることを示す「1/2」の表示が行われている。また。図12(d)の画面下部には、図12(b)の初期メニュー画面に戻るための「戻る」ボタンと、複数の伝票が作成されている場合に表示中の伝票の前に作成された伝票に係る情報の表示を指示するための「前伝票」ボタンと、表示中の伝票の次に作成された伝票に係る情報の表示を指示するための「次伝票」ボタンと、表示中の伝票の取消を指示するための「取消」ボタンと、表示されている伝票の項目内容の確認を終了して次の伝票の項目内容の表示する画面に遷移するための「確認」ボタンとが配置される。また、図12(d)に表示された伝票の項目内容を変更する場合には、伝票項目名をタッチすることにより、タッチされた伝票項目の変更を行うための画面へ遷移させることができる。
図12では、図12(b)の未呼出リストの画面から受付番号をタッチすることによって図12(d)の画面に遷移することを説明したが、テラーモニタ91の呼出操作によって顧客を呼出た場合にも、テラーモニタ91の呼出操作に連動して呼び出された顧客の受付番号に対応する図12(d)の画面が自動的に表示される。
また、図12(b)の画面で、例えば受付番号151に対応する行の右側の「参照」ボタンが押下されたならば、図12(e)に示す受付番号151の顧客が電子記帳機30で作成した伝票の項目内容の照会画面に遷移する。画面の表示内容は図12(d)にほぼ同様であるが、図12(d)と比較すると画面下部に「取消」ボタン及び「確認」ボタンがない。また、図12(e)の画面は照会用の画面であることから、伝票項目名をタッチしてもタッチされた伝票項目の変更を行うための画面への遷移は行われない。
全ての伝票に対して、図12(d)の画面で項目内容の確認を示す「確認」ボタンの押下を受け付けたならば、図12(f)に示す画面に遷移する。図12(f)は、持込伝票の種類別の枚数を入力するための画面である。電子記帳機30で既に入力されている場合には入力済の内容が表示される。
また、図12(d)の画面で出金金額の項目名がタッチされたならば、図12(g)に示す出金金額の変更用の画面に遷移する。図12(g)の画面で出金金額を入力して「確認」ボタンが押下されたならば、出金金額を入力された金額に更新して図12(d)の画面に戻る。また、図12(g)に画面遷移後に内容の変更を行わない場合には「戻る」ボタンの押下により図12(d)の画面に戻る。
図12(f)の画面で、持込伝票の種類別の枚数の入力後に「確認」ボタンが押下されたならば、項目内容を確認した全ての伝票をプリンタ95で印刷する。
次に、図2に示したスタッフ端末93のメニュー画面と、該メニュー画面から指定することができる照会画面の画面構成及び操作にともなう画面遷移について図13を用いて説明する。
図13(a)は、スタッフ端末93の初期メニュー画面である。画面には処理を選択する旨のメッセージと、呼び出されていない顧客のリストの表示処理を示す「未呼出リスト」ボタンと、処理済の顧客のリストの表示処理を示す「処理済リスト」ボタンと、顧客の待ち状況を表示するための「待ち状況表示」ボタンと、電子記帳機30ごとの使用している経過時間を表示をするための「電子記帳機使用時間リスト」ボタンとが配置される。
「未呼出リスト」ボタン若しくは「処理済リスト」ボタンを押下すると、図12(b)に示した形式の未呼出の顧客の一覧若しくは処理済の顧客の一覧が表示される。ただし、スタッフ端末93で伝票項目の修正は行えないことから、図12(b)の形式の一覧の受付番号をタッチしても、更新する伝票項目を選択することのできる画面は表示されない。
図13(a)の画面で「待ち状況表示」ボタンが押下されると、図13(b)の画面に遷移する。図13(b)の画面は、ハイカウンタの来店目的に対応する顧客の待ち人数と、ハイカウンタの顧客の合計待ち人数及びそれに対応する予想待ち時間と、ハイカウンタを待っている顧客の作成伝票の種類別枚数及び持込伝票の種類別枚数と、作成伝票及び持込伝票の合計枚数と、ローカウンタの来店目的に対応する顧客待ち人数と、ローカウンタの顧客の合計待ち人数とが表示される。画面下部には図13(a)初期メニュー画面に戻るための「戻る」ボタンが配置される。
図13(a)の画面で「電子記帳機使用時間リスト」ボタンが押下されると、図13(c)の画面に遷移する。図13(c)の画面は、電子記帳機30の機番ごとに使用中の顧客の経過時間が表示される。現在使用中ではない場合には「−」が表示され、所定の閾値を超えて使用している電子記帳機30については機番及び経過時間を反転表示することにより、フロアスタッフによるフォローを促すために目立つ表示としている。画面下部には図13(a)の初期メニュー画面に戻るための「戻る」ボタンが配置される。
次に、図2に示した窓口端末40において操作された集計指示に基づいてサーバ20により出力された集計結果の出力例について図14を用いて説明する。図14に示す集計は、「2014/3/1」から「2014/3/31」までの期間内に、店番が「0005」である「東京中央支店」において電子記帳機30で作成した伝票種類ごとの枚数、内取消を行った枚数、各伝票の作成にかかった時間及び持込伝票の種類別枚数などを集計した結果を出力した例である。
図14に示す出力結果のうち、電子記帳機30で作成した伝票の種類別の枚数、取消枚数及び作成に要した時間は、サーバ20の有する伝票項目データ24bを集計することによって算出することができる。図14に示す出力結果のうち、持込伝票の種類別の枚数はサーバ20の有する受付番号データ24aを集計することによって算出することができる。
また、伝票項目データ24bを集計することによって算出した電子記帳機30で作成した伝票の種類別の枚数と、受付番号データ24aを集計することによって算出した持込伝票の種類別の枚数に基づいて、電子記帳機30で作成した伝票と持込伝票の種類別の合計枚数を算出することができる。
これにより、図14に示すように、電子記帳機30で作成した伝票については、伝票種類ごとに作成伝票の枚数と、伝票種類ごとの合計枚数に対する作成伝票の割合と、作成伝票の内取り消した伝票の枚数と、伝票種類ごとの合計枚数に対する取り消した伝票の枚数の割合と、電子記帳機30における伝票の種類ごとの作成に掛かった時間の最大値、最長値及び平均値とが集計される。また、図14に示すように、持込伝票についても、伝票種類ごとに持込伝票の枚数と、伝票種類ごとの合計枚数に対する持込伝票の割合とが集計される。
また、図14に示すように、電子記帳機30で作成した全種類の伝票の枚数と、全種類の伝票の合計枚数に対する電子記帳機30で作成した伝票の枚数の割合と、電子記帳機30で作成した全種類の伝票の内取り消した伝票の枚数と、全種類の伝票の合計枚数に対する電子記帳機30で作成した全種類の伝票の内取り消した伝票の枚数の割合と、全種類の持込伝票の枚数と、全種類の伝票の合計枚数に対する持込伝票の枚数の割合とが出力される。また、電子記帳機30における全種類の伝票の作成に掛かった時間の最大値、最長値及び平均値とが集計される。
次に、図2に示した電子記帳機30における作成伝票の伝票項目の入力処理及び持込伝票の種類別の枚数の入力処理などの一連の処理の処理手順について図15に示したフローチャートを用いて説明する。
設定パラメータ38aの受付番号取得方式の設定が受付機10に来店目的を指定して採番を依頼するとなっている場合(ステップS101;No)には、伝票項目データ生成部39bは、図11(g)に示したような来店目的に対応する作成する伝票を指定するための画面を表示して作成する伝票の指定を受け付ける(ステップS102)。
設定パラメータ38aの受付番号取得方式の設定が受付機10で発行された番号札のバーコードから読み取るとなっていて(ステップS101;Yes)、番号札からバーコードが読み取られたならば(ステップS103;Yes)、受付番号データ管理部39aは、番号札のバーコードから読み取った受付番号に関連付けられた来店目的、持込伝票の有無及びキャッシュカードから読みとった情報などを受付機10から取得して受付番号データ38bに記憶する(ステップS104)。また、番号札からバーコードが読み取られない場合(ステップS103;No)には、ステップS103に戻ることにより番号札からのバーコードの読取を待ち合わせる。
本実施例では、設定パラメータ38aの受付番号取得方式の設定が受付機10で発行された番号札のバーコードから読み取るとなっている場合には、番号札のバーコードから受付番号を読み取って、受付機10から受付番号に関連付けられた来店目的、持込伝票の有無及びキャッシュカードから読み取った情報などを取得するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、受付機10で発行される番号札に受付番号だけではなく来店目的、持込伝票の有無及びキャッシュカードから読み取った情報などを含むバーコードを印刷するようにして、番号札のバーコードを読み取ることによって受付番号、来店目的、持込伝票の有無及びキャッシュカードから読み取った情報を取得するようにしてもよい。
ステップS102による作成する伝票の指定、若しくはステップS104で受付機10から取得した来店目的に応じて、伝票項目データ生成部39bは、作成する伝票の種類を決定して(ステップS105)、作成する伝票に係るレコードを伝票項目データ38eに追加する(ステップ106)。
ステップS104で受付機10から取得した情報にキャッシュカードの情報が含まれている場合には、例えば図11(b)に示したようなキャッシュカードの情報を利用するか否かの確認画面を表示して、該画面により利用する旨の操作を受け付けたならば(ステップS107;Yes)、伝票項目データ生成部39bは、ステップS104で受付機10から取得したキャッシュカードの情報を、ステップS106で伝票項目データ38eに追加したレコードの伝票項目入力情報に登録する(ステップS108)。ステップS104で受付機10から取得した情報にキャッシュカードの情報が含まれてない場合又はステップS104で受付機10から取得した情報にキャッシュカードの情報が含まれていてもこの情報を利用しない場合(ステップS107;No)には、ステップS108の処理をスキップする。
また、図11(c)に示したような画面で、携帯端末に表示された顧客の口座情報等を含むQRコードの読取を受け付けたならば(ステップS109;Yes)、伝票項目データ生成部39bは、QRコードから取得した情報を、ステップS106で伝票項目データ38eに追加したレコードの伝票項目入力情報に登録する(ステップS110)。携帯端末に表示された顧客の口座情報等を含むQRコードの読取を受け付けていない場合(ステップS109;No)には、ステップS110の処理をスキップする。
伝票項目データ生成部39bは、ステップ105で決定した伝票の伝票項目で未入力の項目の入力画面を表示して顧客の入力を受け付けて、受け付けた内容をステップS106で伝票項目データ38eに追加したレコードの伝票項目入力情報に登録する(ステップS111)。ステップS111の処理で全ての伝票項目に対する入力処理が終了していない場合(ステップS112;No)には、ステップS111に戻る。ステップS111の処理で全ての伝票項目に対する入力処理が終了している場合(ステップS112;Yes)には、伝票項目データ生成部39bは、図11(e)のように作成中の伝票の伝票項目に対する入力情報を全項目表示する(ステップS113)。
ステップS113で表示された画面で項目の修正を示す項目選択操作を受け付けた場合(ステップS114;Yes)には、ステップS111に戻る。また、ステップS113で表示された画面で表示内容に問題ないことを示す「確認」ボタンの押下を受け付けた場合(ステップS114;No)には、図11(f)に示した他の伝票を続けて作成するか否かの選択操作用の画面の表示を行い、他の伝票を続けて作成する旨の操作を受け付けた場合(ステップS115;Yes)には、ステップS102に戻る。
他の伝票を続けて作成するか否かの選択操作を受け付ける画面で、伝票の作成を終了する旨の操作を受け付けて(ステップS115;No)、ステップS104にて受付機10から持込伝票が有る旨の情報を取得している場合(ステップS116;Yes)には、持込伝票情報入力部39cは、図11(h)に示した持込伝票の種類別の枚数の入力用の画面の表示を行い、持込伝票の種類別枚数の入力を受け付ける(ステップS117)。ステップS104にて受付機10から持込伝票が無い旨の情報を取得している場合(ステップS116;No)には、ステップS117の処理をスキップする。
ステップS115までの処理で登録された伝票項目データ38eに応じて本人確認が必要な取引の有無を判定し、本人確認が必要と判定された場合(ステップS118;Yes)には、本人確認記録生成部39dは、本人確認記録に係る入力を受け付けて、受け付けた内容に基づいて本人確認記録データ38fを作成する(ステップS119)。本人確認が必要と判定されなかった場合(ステップS118;No)には、ステップS119の処理をスキップする。ただし、既に電子記帳機30において登録されたデータが本人確認記録データ38fとして存在する場合には、入力済の内容を表示したうえで更新若しくは確認の操作を受け付ける。
設定パラメータ38aの受付番号取得方式の設定が受付機10に来店目的を指定して採番を依頼するとなっている場合(ステップS120;No)には、受付番号データ管理部39aは、ステップS102で受け付けた来店目的を指定して受付機10に受付番号の採番要求を行うことによって受付番号の採番を行い、採番された受付番号を受付番号データ38bに登録する(ステップS121)。また、番号札発行処理部39fは、ステップS121で採番した受付番号が記載された番号札をレシートプリンタ35で印刷する(ステップS122)。設定パラメータ38aの受付番号取得方式の設定が受付機10で発行された番号札のバーコードから読み取るとなっている場合(ステップS120;Yes)には、番号札は既に受付機10で発行済であることから、ステップS121及びステップS122の処理はスキップする。
最後に、登録データ送信部39eは、作成及び更新された受付番号データ38b、伝票項目データ38e及び本人確認記録データ38fをサーバ20に送信して、送信したデータを初期化して(ステップS123)、処理を終了する。
次に、図2に示した窓口端末40における作成伝票の伝票項目の内容の確認処理、持込伝票の種類別の枚数の確認処理及び作成伝票の印刷処理などの一連の処理の処理手順について図16に示したフローチャートを用いて説明する。
テラーモニタ91の顧客呼出操作に連動してサーバ20から受け付けたデータに作成済の伝票に係る情報がある場合(ステップS201;Yes)には、伝票項目データ更新部44bは、図12(d)で示したような作成済の伝票の項目の入力情報の全項目を画面に表示する(ステップS202)。サーバ20から受け付けたデータに作成済の伝票に係る情報がない場合(ステップS201;No)には、ステップS209に移行する。
ステップS202で表示した画面において表示された作成済伝票の項目入力情報に問題ない旨を示す「確認」ボタンの操作を受け付けた場合(ステップS203;Yes)にはステップS204に移行する。ステップS202で表示した画面において、表示された情報に対応する伝票を取り消す旨を示す「取消」ボタンの操作を受け付けた場合(ステップS203;No、ステップS205;Yes)には、画面に表示されている伝票を削除するものとして、受付番号データ43bの作成済の伝票種類別の枚数の情報を更新し、対応する伝票に対応する伝票項目データ43eのレコードを削除の状態に更新して(ステップS206)、サーバ20から受け付けた作成済の伝票に係る情報のうち、まだ確認を行っていない伝票に係る情報がある場合(ステップS204;No)には、ステップS202に戻ることによって、まだ確認を行っていない伝票に対する処理を行う。
また、ステップS202で表示した画面において、表示された伝票項目の名称がタップされることにより更新する項目の選択操作を受け付けた場合(ステップS205;No、ステップS207;Yes)には、選択した伝票項目の変更用の入力画面を表示して、変更内容を受け付けて、受け付けた内容に基づいて伝票項目データ43eの更新を行って(ステップS208)、ステップS202に戻る。また、表示された伝票項目の名称のタップによる更新する項目の選択操作も受け付けていない場合(ステップS207;No)には、ステップS208の処理をスキップしてステップS202に移行する。
サーバ20から受け付けた作成済の伝票に係る情報について、全ての伝票に係る情報が確認済である場合(ステップS204;Yes)には、伝票項目データ更新部44bは、他の伝票を続けて作成するかどうかの選択操作を受け付ける画面を表示して、他の伝票作成を行わない旨の操作を受け付けたならば(ステップS209;No)、持込伝票情報更新部44cは、サーバ20から受け付けた持込伝票の種類別枚数の情報を表示して、更新内容の入力を受け付けて、受け付けた内容を受付番号データ43bの持込伝票枚数に反映する(ステップS210)。
ステップS209までの処理で確認若しくは更新された伝票項目データ38eに応じて本人確認が必要な取引の有無を判定し、本人確認が必要であると判定された場合(ステップS211;Yes)には、本人確認記録生成部39dは、サーバ20から登録済の本人確認記録を受け付けていればその内容を表示して登録済の本人確認記録の内容の変更入力を受け付け、サーバ20で登録済の本人確認記録を受け付けていなければ登録用の画面を表示して登録する本人確認記録の情報を受け付けて、受け付けた内容で本人確認記録データ43fの登録若しくは本人確認記録データ43fを更新する(ステップS212)。本人確認が必要であると判定されなかった場合(ステップS211;No)には、ステップS212の処理をスキップする。
ステップS212までの処理において、伝票項目データ43eに削除されていない有効な情報があるか、本人確認記録データ43fに有効なデータが有る場合(ステップS213;Yes)には、印刷処理部44fは、伝票項目データ43eに基づいて伝票をプリンタ95で印刷し、本人確認記録データ43fに基づいて本人確認記録をプリンタ95で印刷する(ステップS214)。ステップS212までの処理において、伝票項目データ43eに削除されていない有効な情報がなく、本人確認記録データ43fにも有効なデータがない場合(ステップS213;No)には、ステップS214をスキップする。更新データ送信部44eは受付番号データ43b、伝票項目データ43e及び本人確認記録データ43fをサーバ20に送信して(ステップS215)、処理を終了する。本フローチャートの説明では、ステップS215において受付番号データ43b、伝票項目データ43e及び本人確認記録データ43fを全てサーバ20に送信するものとしたが、更新分のみを送信するものとしてもよい。
他の伝票を続けて作成するかどうかの選択操作を受け付ける画面において、他の伝票作成を行う旨の操作を受け付けたならば(ステップS209;Yes)、伝票項目データ更新部44bは、図12(c)に示したような来店目的に対応する作成する伝票を指定するための画面を表示して作成する伝票の指定を受け付ける(ステップS216)。
伝票項目データ更新部44bは、ステップ216で受け付けた指定伝票の伝票項目で未入力の項目の入力画面を表示し、当該項目に対する入力を受け付けて、受け付けた入力内容を伝票項目データ43eに追加したレコードの伝票項目入力情報に登録する(ステップS217)。ステップS217の処理で全ての伝票項目に対する入力処理が終了していない場合(ステップS218;No)には、ステップS217に戻る。ステップS217の処理で全ての伝票項目に対する入力処理が終了している場合(ステップS218;Yes)には、伝票項目データ更新部44bは、作成中の伝票の伝票項目に対する入力情報を全項目表示する(ステップS219)。
ステップS219で表示された画面で項目の修正を示す項目選択操作を受け付けた場合(ステップS220;Yes)には、ステップS217に戻る。また、ステップS220で表示された画面で表示内容に問題ないことを示す「確認」ボタンの押下を受け付けた場合(ステップS220;No)には、ステップS209に戻る。
上述してきたように、本実施例では、来店した顧客ごとに受付番号を採番し、該受付番号に関連付けて顧客の待ち状況を管理し、作成する伝票に係る情報と持込伝票の種類別の枚数とを受け付けて、該受付番号に関連付けて作成する伝票に係る情報及び持込伝票の種類別の枚数を管理し、顧客の待ち状況と、作成する伝票又は持ち込んだ伝票の種類とに基づく集計結果を出力するよう構成したので、顧客負荷を抑制しつつ記入済の伝票を持ち込んだ顧客の適切な受付を可能とし、持込伝票の発生状況を把握することができる。
なお、本実施例では、電子記帳機30及び窓口端末40で顧客が事前に記入した持込伝票の枚数を入力できるようにしたが、本発明は持込伝票に限定するものではない。例えば、来店した顧客が店舗内において手書きで作成した伝票を持込伝票に含めて取り扱うようにしてもよい。
また、本実施例では、電子記帳機30及び窓口端末40について、それぞれの端末装置内に動作する処理部を設けるものとして説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、電子記帳機30及び窓口端末40では表示や操作の受付のみをWebブラウザなどを用いて行い、実施例で説明したそれぞれの端末装置の制御部に含まれる処理部が実現する処理をサーバ20で行うものとしてもよい。
また、本実施例では、受付機10で発行する番号札には受付番号の情報を含むバーコードが印刷されているという例を説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、受付機10で発行される番号札にバーコードが印刷されていない場合には、電子記帳機30において画面上に表示されるテンキー等を使用して受付番号を手入力するようにしてもよい。
また、本実施例では、持込伝票の種類別の枚数は、電子記帳機30及び窓口端末40で入力可能としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、持込伝票の種類別の枚数は窓口端末40でのみ入力可能としてもよい。また、窓口端末40のみで持込伝票の種類別の枚数の入力を可能とする場合に、電子記帳機30では持込伝票の有無のみを入力可能とし、窓口端末40は、電子記帳機30で受け付けた持込伝票の有無に応じて持込伝票の種類別枚数の入力を受け付けるようにしてもよい。
また、本実施例では、受付機10がテラーモニタ91の顧客呼出の操作を受付けて、番号呼出装置92に呼び出す顧客の情報を出力することによって顧客を窓口に呼び出すとともに、受付機10からサーバ20に呼び出した顧客に係る情報を通知して、サーバ20から呼び出した顧客に係る情報を窓口端末40に送信して、窓口端末40に呼び出された顧客に係る情報を表示するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、窓口端末40により顧客の呼出操作を受付けて、受付機10に顧客呼出の要求を送信し、顧客呼出の要求を受け付けた受付機10は番号呼出装置92に呼び出す顧客の情報を出力することによって顧客を窓口に呼び出し、窓口端末40はサーバ20から呼び出した顧客に係る情報を取得して表示するようにしてもよい。
また、本実施例では、システム構成として電子記帳機30とは別にサーバ20を設けるものとしたが、サーバ20の機能を電子記帳機30で実現するようにしてもよい。また、電子記帳機30が複数台設置される場合には、複数台の電子記帳機30の中の1台を親機、その他を子機として、親機にサーバ20の機能を持たせるようにしてもよい。
また、上述の実施例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る電子記帳システム及び伝票情報管理方法は、顧客負荷を抑制しつつ記入済の伝票を持ち込んだ顧客の適切な受付を可能とし、持込伝票の発生状況を把握することに適している。
10 受付機
11、31、41 表示操作部
12 番号札印刷部
13 カードリーダ
14、23、32、42 通信部
15、24、38、43 記憶部
15a、38a 設定パラメータ
15b 受付番号採番データ
15c、24a、38b、43b 受付番号データ
16、25、39、44 制御部
16a 受付処理部
16b 受付番号採番部
16c 番号札発行部
16d、25a、39a 受付番号データ管理部
20 サーバ
21 入力部
22 表示部
24b、38e、43e 伝票項目データ
24c、38f、43f 本人確認記録データ
24d 処理履歴データ
25b 伝票項目データ管理部
25c 本人確認記録管理部
25d 呼出連動処理部
25e 集計処理部
30 電子記帳機
33 マルチカードスキャナ
34 QRコードリーダ
35 レシートプリンタ
36 バーコードリーダ
38c、43c 伝票決定パラメータ
38d、43d 伝票テンプレートデータ
39b 伝票項目データ生成部
39c 持込伝票情報入力部
39d 本人確認記録生成部
39e 登録データ送信部
39f 番号札発行処理部
40 窓口端末
43a 受付番号リストデータ
44a 受付番号リスト表示部
44b 伝票項目データ更新部
44c 持込伝票情報更新部
44d 本人確認記録更新部
44e 更新データ送信部
44f 印刷処理部
44g 集計結果出力部
90 役席モニタ
91 テラーモニタ
92 番号呼出装置
93 スタッフ端末
94 顧客端末
95 プリンタ

Claims (8)

  1. 来店した顧客の入力操作を受け付けて該顧客が店舗の窓口での処理を依頼するために必要な伝票を作成する電子記帳機を含む電子記帳システムであって、
    前記顧客の来店目的に応じて受付番号を採番する採番手段と、
    前記顧客が前記窓口での処理を希望する記入済の持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報を受け付ける受付手段と、
    前記電子記帳機にて作成された作成伝票に係る情報と、前記受付手段により受け付けた前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報とを前記受付番号に関連付けて管理する管理手段と
    を備えたことを特徴とする電子記帳システム。
  2. 前記受付手段により受け付けられた前記持込伝票の種類ごとの枚数と、前記電子記帳機により作成された前記作成伝票の種類ごとの枚数とを種類ごとに合計して、伝票の種類ごとの枚数に係る情報を集計する集計手段と、
    前記集計手段により集計された伝票の種類ごとの枚数に係る情報を出力する出力手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子記帳システム。
  3. 前記受付手段により受け付けられた前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報と、前記電子記帳機により作成された前記作成伝票に係る情報とに基づいて、前記顧客ごとに前記窓口での処理に掛かる処理予測時間を算定する算定手段と、
    前記算定手段により算定された前記顧客ごとの処理予測時間に基づいて顧客の処理予測時間に係る情報を集計する処理予測時間集計手段と
    をさらに備え、
    前記出力手段は、
    前記集計手段により集計された伝票の種類ごとの枚数に係る情報とともに前記処理予測時間集計手段により集計された顧客の処理予測時間を出力する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子記帳システム。
  4. 前記受付手段は、
    前記持込伝票の画像を受け付けて、受け付けた前記持込伝票の画像に基づいて前記持込伝票の種類を判別し、判別した種類に対応する前記持込伝票の枚数に計上する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子記帳システム。
  5. 前記持込伝票の有無に係る情報を受け付ける持込伝票有無受付手段
    をさらに備え、
    前記受付手段は、
    前記持込伝票有無受付手段により前記持込伝票が有る旨の情報を受け付けた場合に、前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報を受け付ける
    ことを特徴とする請求項に記載の電子記帳システム。
  6. 前記顧客ごとに前記窓口での処理が行われたか否かを管理する管理手段
    をさらに備えて、
    前記集計手段は、
    前記管理手段により前記窓口での処理が行われていない顧客に対応する、前記受付手段により受け付けられた前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報と、前記電子記帳機により作成された前記作成伝票に係る情報とに基づいて、前記窓口での処理が行われていない伝票の種類ごとの枚数に係る情報を集計し、
    前記処理予測時間集計手段は、
    前記管理手段により前記窓口での処理が行われていない顧客に対応する、前記算定手段により算定された前記窓口での処理に掛かる処理予測時間に基づいて、前記窓口での処理が行われていない顧客の前記処理予測時間を集計する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子記帳システム。
  7. 前記集計手段は、
    集計対象の期間の指定を受け付けて、受け付けた集計対象の期間に前記窓口での処理を行った伝票の種類ごとの枚数に係る情報を集計する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子記帳システム。
  8. 来店した顧客の入力操作を受け付けて該顧客が店舗の窓口での処理を依頼するために必要な伝票を作成する電子記帳機を含む電子記帳システムにおける伝票情報管理方法であって、
    前記顧客の来店目的に応じて受付番号を採番する採番ステップと、
    前記顧客が前記窓口での処理を希望する記入済の持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報を受け付ける受付ステップと、
    前記電子記帳機にて作成された作成伝票に係る情報と、前記受付ステップにより受け付けた前記持込伝票の種類ごとの枚数に係る情報とを前記受付番号に関連付けて管理する管理ステップと
    を含んだことを特徴とする伝票情報管理方法。
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