JP6363665B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シート装置に関するものである。
従来、車両用のシート装置には、シートの内側に設けられた空気袋(ブラダ)を拡縮させることにより、そのシートのサポート形状を変更可能なものがある。例えば、特許文献1に記載のシート装置は、シートの構造体に固定されるクリップ(固定部)と、このクリップに対して回動可能に連結されるベースブラケット(可動部)と、このベースブラケットと同じ回動軸周りに固定部に対して回動可能に連結されるパドルと、このパドルとベースブラケットとの間で拡縮する空気袋と、を備えている。
即ち、このシート装置は、そのベースブラケットとパドルとの間に介在された空気袋が拡張することにより、当該空気袋に押圧されたパドルが回動する。そして、このパドルがクッションパッドを内側から押圧することにより、そのシートサポート形状を変化させる。
また、シートに設けられたサイドエアバッグの展開時には、その膨張するサイドエアバッグに押圧されることにより、ベースブラケットが上記パドル及び空気袋とともに回動する。そして、これにより、そのサイドエアバッグの展開を許容する構成になっている。
特開2014−151822号公報
ところで、サイドエアバッグの展開時には、そのサイドエアバッグを迅速且つ円滑に膨張させることが求められる。このため、上記従来技術のシート装置において、そのベースブラケットは、サイドエアバッグの展開動作を妨げないように、より大きく動作するものが好ましい。しかしながら、シートサポート形状の調整時、そのシート表皮を内側から押圧するパドルには、できるだけ繊細に動作することが望まれる。そして、上記従来技術の構成では、これら2つの課題を両立することが難しいという問題があることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、サイドエアバッグの迅速且つ円滑な展開動作を担保しつつ、より好適にシートサポート形状を調整することのできる車両用シート装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用シート装置は、シートの構造体に固定される固定ベースと、前記固定ベースに対して回動可能に連結される可動ベースと、前記可動ベースに対して回動可能に連結されるパドルと、前記可動ベースと前記パドルとの間で拡縮する空気袋と、を備え、前記可動ベースは、前記シートに設けられたサイドエアバッグの展開時、膨張する前記サイドエアバッグに押圧されて回動することにより該サイドエアバッグの展開を許容し、前記パドルは、前記空気袋に押圧されて回動することによりシートサポート形状を変化させるものであって、前記固定ベースに対して前記可動ベースが回動する第1の回動軸と前記可動ベースに対して前記パドルが回動する第2の回動軸とが異なる位置に設けられたものであることが好ましい。
上記構成によれば、サイドエアバッグの展開動作を妨げることなく可動ベースが回動するように、その最適な可動ベースの回動軸を設定することができるとともに、シートサポート形状を変化させる上で最適なパドルの回動軸を設定することができる。そして、これにより、そのサイドエアバッグの迅速且つ円滑な展開動作を担保しつつ、より好適にシートサポート形状を調整することができる。
上記課題を解決する車両用シート装置は、前記第2の回動軸は、前記第1の回動軸よりも前記可動ベースにおける先端側の位置に設けられることが好ましい。
上記構成によれば、可動ベースを大きく動作させてサイドエアバッグの展開動作を妨げないようにしつつ、そのパドルについては、より小さく繊細に動作させることができる。そして、これにより、そのサイドエアバッグの迅速且つ円滑な展開動作を担保しつつ、より好適にシートサポート形状を調整することができる。
上記課題を解決する車両用シート装置は、前記サイドエアバッグに押圧されることにより前記可動ベースが回動する方向とは反対の方向に、該可動ベースを付勢する付勢部材を備えることが好ましい。
上記構成によれば、例えば、シート表皮を前方側に引っ張る等の人為的な操作によって、サイドエアバッグの展開時と同方向に可動ベースが回動した場合であっても、その付勢部材の付勢力によって、可動ベースを元の位置に復帰させることができる。そして、これにより、高い信頼性及び質感を確保することができる。
本発明によれば、サイドエアバッグの迅速且つ円滑な展開動作を担保しつつ、より好適にシートサポート形状を調整することができる。
内側に空気袋が設けられた車両シートの斜視図。 シート装置の概略構成図。 シートに設けられたサポートASSYの斜視図。 BSサポートASSY(バックサイドサポートアッセンブリ)の上面図。 BSサポートASSYの側面図。 BSサポートASSYの背面図。 BSサポートASSYの分解斜視図。 BSサポートASSYの断面図(図5におけるVIII-VIII断面、空気袋収縮時)。 BSサポートASSYの断面図(図5におけるVIII-VIII断面、空気袋拡張時)。 BSサポートASSYの断面図(図5におけるX-X断面)。 BSサポートASSYの断面図(図5におけるXI-XI断面)。 BSサポートASSYの断面図(図5におけるVIII-VIII断面、サイドエアバッグ展開時)。
以下、空気圧式のシートサポート機能を有したシート装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に設けられたシートバック3と、を備えている。そして、そのシートバック3の上端には、ヘッドレスト4が設けられている。
本実施形態のシート1において、シートバック3は、その両サイド部3a,3bが、それぞれ、前方に向かって膨出した形状を有している。更に、シートクッション2もまた、両サイド部2a,2bが、それぞれ、上方に向かって膨出した形状を有している。そして、本実施形態のシート1は、これにより、その乗員の良好な着座姿勢を確保し及びその着座姿勢を維持することが可能になっている。
また、このシート1には、そのシートクッション2及びシートバック3の内側に複数の空気袋10(11〜16)が設けられている。具体的には、本実施形態のシート1において、シートバック3の内側には、その背もたれ面3sの肩部(ショルダー)、腰部(ランバー)及び下端部(バックペルビス)、並びに両サイド部3a,3bに対応する位置に、それぞれ、独立した空気袋11(11a,11b),12(12a〜12c),13,14(14a,14b)が設けられている。更に、シートクッション2についてもまた、その着座面2sにおける後端部(クッションペルビス)の内側、及び両サイド部2a,2bの内側に、それぞれ、独立した空気袋15,16(16a,16b)が設けられている。そして、本実施形態のシート1においては、これにより、各空気袋10の拡縮に基づいて、そのシートサポート形状を変更可能なシート装置20が形成されている。
図2に示すように、本実施形態のシート装置20は、上記各空気袋10に空気を圧送するエアポンプ装置21と、これらの各空気袋10とエアポンプ装置21との間に介在された吸排気バルブ装置22と、を備えている。本実施形態のエアポンプ装置21には、モータ23を駆動源としてポンプ機構24を駆動する電動ポンプが用いられている。更に、吸排気バルブ装置22は、可撓性を有する樹脂製のエアチューブ25を介して各空気袋10及びエアポンプ装置21に接続されている。即ち、本実施形態のシート装置20は、これらのエアチューブ25及び吸排気バルブ装置22の内部通路によって、その各空気袋10及びエアポンプ装置21に連通する空気の流路Xが形成されている。そして、本実施形態の吸排気バルブ装置22は、これにより、その吸気バルブ26及び排気バルブ27を流路Xの途中に配置する構成になっている。
また、本実施形態のシート装置20において、これらの各吸気バルブ26及び排気バルブ27、並びにエアポンプ装置21は、制御装置28によって、その作動が制御されている。具体的には、本実施形態の制御装置28には、各空気袋10の内圧Pや、図示しない操作スイッチに対する操作入力信号Sc、イグニッション信号Sig、及びドアロック信号Sdl等が入力される。そして、本実施形態の制御装置28は、これらの制御信号に基づいて、各空気袋10を拡縮させるべく、その各吸気バルブ26及び排気バルブ27、並びにエアポンプ装置21の作動を制御する構成になっている。
さらに詳述すると、図3に示すように、本実施形態のシート装置20において、上記各空気袋10は、押圧部材としてのパドル30(31〜36)と一体化されたサポートASSY40(41〜46)の状態で、そのシート1の構造体となるシートフレームFに固定されている。即ち、これらのサポートASSY40は、それぞれ、その空気袋10の拡縮に伴いパドル30が変位する。そして、シートサポート装置としての各サポートASSY40は、それぞれ、そのパドル30がクッションパッド(図示略)を押圧することにより、当該各サポートASSY40が設けられた位置において、そのシートサポート形状を変化させる構成になっている。
(BSサポートASSY)
次に、本実施形態のシート1に設けられたBSサポートASSY(バックサイドサポートアッセンブリ)44の構成について説明する。
図4〜図9に示すように、本実施形態のシート装置20において、シートバック3の両サイド部3a,3b(図1参照)に対応するBSサポートASSY44は、シートバック3のサイドフレーム3f(図2参照)に固定される固定ベース51と、この固定ベース51に対して回動可能に連結される可動ベース52と、を備えている。また、本実施形態のBSサポートASSY44において、押圧部材を構成するパドル34は、その可動ベース52に対して回動可能に連結されている。そして、バックサイドサポート用の空気袋14は、これらパドル34と可動ベース52との間に介在される構成になっている。
詳述すると、図7及び図8に示すように、本実施形態のBSサポートASSY44において、固定ベース51は、略平板状の外形を有している。また、この固定ベース51には、当該固定ベース51を厚み方向に貫通する複数のボルト挿通孔54が形成されている。そして、本実施形態の固定ベース51は、これらのボルト挿通孔54を用いることにより、シートバック3のサイドフレーム3fに対し、そのシート幅方向内側(図8中、上側)から固定される構成になっている(図3参照)。
また、可動ベース52は、その基端52a側に当該可動ベース52の長手方向に延びる複数の軸状部55を有したフラップ形状を成している。更に、パドル34もまた、その基端34a側に当該パドル34の長手方向に延びる複数の軸状部56を有したフラップ形状を成している。そして、本実施形態のBSサポートASSY44は、これら固定ベース51、可動ベース52、及びパドル34が厚み方向に重なる状態で連結される構成となっている。
具体的には、図5〜図7、図10に示すように、本実施形態の固定ベース51は、可動ベース52の各軸状部55に係合する複数の鈎状部57を備えている。これらの各鈎状部57は、略平板状をなす固定ベース51の表面51sから突出するとともに、その先端が略円柱状をなす可動ベース52側の各軸状部55に対応して略U状に折り返された形状を有している。そして、本実施形態のBSサポートASSY44においては、これら各軸状部55及び鈎状部57間の係合によって、その固定ベース51に対する可動ベース52の回動軸L1が形成されている。
また、図5〜図9、及び図11に示すように、本実施形態のBSサポートASSY44においては、可動ベース52も同様に、そのパドル34の各軸状部56に係合する複数の鈎状部58を備えている。これらの各鈎状部58もまた、上記固定ベース51に設けられた各鈎状部57と同様に、その先端が略円柱状をなすパドル34側の各軸状部56に対応して略U状に折り返された形状を有している。そして、本実施形態のBSサポートASSY44は、これら各軸状部56及び鈎状部58間の係合によって、その可動ベース52に対するパドル34の回動軸L2が形成される構成になっている。
さらに詳述すると、本実施形態の可動ベース52は、その基端52aとなる第1端部61a側(図7参照、同図中、右側)に上記各軸状部55を有した略平板状の基部61と、この第1端部61aとは反対側(同図中、左側)の第2端部61bから折り曲げ状態で延びる延伸部62と、を備えている。そして、上記各鈎状部58は、その基部61の表面61sから突出するかたちで設けられている。
即ち、図5〜図9に示すように、本実施形態のBSサポートASSY44において、可動ベース52に対してパドル34が回動する第2の回動軸L2は、その固定ベース51に対して可動ベース52が回動する第1の回動軸L1よりも当該可動ベース52における先端52b側(図8参照、同図中、左側)の位置に設けられている。そして、本実施形態のBSサポートASSY44は、その第1の回動軸L1に対し、第2の回動軸L2が傾いた位置関係(捩じれの位置関係)となるように構成されている(図5参照)。
更に、本実施形態の可動ベース52は、各軸状部55が固定ベース51の各鈎状部57に係合することにより、その基部61が固定ベース51(の表面51s)に重なる状態で配置される。そして、この状態において、そのシート1の前方側(図8中、左側)に延びる延伸部62がシート幅方向内側から外側(同図中、上側から下側)に向かって突出する構成になっている。
尚、本実施形態のBSサポートASSY44は、可動ベース52の各軸状部55と同軸となる位置に設けられた捩りコイルバネ63を備えている。本実施形態のBSサポートASSY44において、この捩りコイルバネ63は、可動ベース52の基部61を固定ベース51に押し当てる方向(図8参照、同図中、反時計回り方向)に、その可動ベース52を回動させる付勢部材としての機能を有している。そして、本実施形態の可動ベース52は、これにより、その基部61の裏面61x側が固定ベース51の表面51sに当接する位置に保持される構成になっている。
また、本実施形態のパドル34は、上記可動ベース52と同様、その基端34aとなる第1端部65a側(図7参照、同図中、右側)に上記各軸状部56を有した略平板状の基部65と、この第1端部65aとは反対側(同図中、左側)の第2端部65bから折り曲げ状態で延びる延伸部66と、を備えている。更に、このパドル34もまた、各軸状部56が可動ベース52の各鈎状部58に係合することにより、その基部65が可動ベース52側の基部61に重なる状態で配置される。そして、本実施形態のパドル34は、この状態において、その延伸部66が、シート幅方向内側から外側(図8参照、同図中、下側)に向かってシート1の前方(同図中、左側)に延びる可動ベース52側の延伸部66に重なる状態で配置される構成になっている。
更に、図7〜図9に示すように、バックサイドサポート用の空気袋14は、その袋部67の一端から延びる二本の帯状部68を有している。尚、袋部67は、上記可動ベース52及びパドル34の各延伸部62,66の形状に合わせて、その収縮時の平面形状が設定されている。そして、本実施形態の空気袋14は、クリップ69を用いて各帯状部68が可動ベース52の基部61に固定された状態で、その袋部67が可動ベース52の延伸部62とパドル34の延伸部66との間に配置される構成になっている。
図8及び図9に示すように、本実施形態のBSサポートASSY44は、パドル34と可動ベース52との間に介在された空気袋14が拡縮することにより、そのパドル34が可動ベース52に対する第2の回動軸L2周りに回動する。即ち、空気袋14は、内部空気が充填されることにより拡張して、その空気袋14に当接する可動ベース52の延伸部62(の表面62s)及びパドル34の延伸部66(の裏面66x)を押圧する。しかしながら、可動ベース52は、その基部61の裏面61x側が固定ベース51の表面61sに当接することにより、この空気袋14が可動ベース52を押圧する方向(各図中、反時計周り方向)への回動が規制されている。そして、本実施形態のBSサポートASSY44は、これにより、その空気袋14がパドル34を押圧する方向(各図中、時計周り方向)に、当該パドル34が回動する構成になっている。
つまり、パドル34は、空気袋14に押圧されて回動することにより、その先端34b側がシート幅方向内側(各図中、上側)に変位する。更に、パドル34は、このとき、その延伸部66(の表面66s)が、シート表皮1s(図1参照)の内側に設けられたクッションパッド70をシート幅方向外側(各図中、下側)から押圧する位置に配置されている。そして、本実施形態のBSサポートASSY44は、これにより、シートバック3のサイド部3a,3bについて、そのシートサポート形状を変更することが可能になっている。
また、図8、図9、及び図12に示すように、本実施形態のシート1には、シート幅方向、そのシートバック3のサイドフレーム3fに固定されたBSサポートASSY44よりも外側となる位置に、サイドエアバッグ80が設けられている。そして、このサイドエアバッグ80は、車両衝突時、図示しないインフレータがガスを発生することにより膨張して、そのシートバック3の側端部からシート1の前方側(各図中、左側)に展開する構成になっている。
更に、本実施形態のBSサポートASSY44は、サイドエアバッグ80の非展開時、そのシート幅方向内側から外側に向かってシート1の前方に延びる可動ベース52(の延伸部66)の先端52bが、上記シートバック3のサイドフレーム3fよりもシート幅方向外側となる位置に配置されている。即ち、本実施形態のシート1において、BSサポートASSY44は、サイドエアバッグ80の展開時、その膨張するサイドエアバッグ80が、可動ベース52の延伸部62を裏面62x側から押圧する位置に配置されている。また、このとき、可動ベース52は、そのサイドエアバッグ80の押圧力に基づき、上記捩りコイルバネ63の付勢力に抗して、固定ベース51に対する第1の回動軸L1周りに回動する(図12参照、同図中、時計周り方向)。そして、本実施形態のBSサポートASSY44は、これにより、サイドエアバッグ80の前方側に位置する可動ベース52の先端52b側が、シート幅方向内側に変位することにより、そのサイドエアバッグ80の展開を許容する構成になっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)BSサポートASSY44は、シートバック3のサイドフレーム3fに固定される固定ベース51と、この固定ベース51に対して回動可能に連結される可動ベース52と、この可動ベース52に対して回動可能に連結されるパドル34と、このパドル34と可動ベース52との間で拡縮する空気袋14と、を備える。可動ベース52は、シート1に設けられたサイドエアバッグ80の展開時、その膨張するサイドエアバッグ80に押圧されて回動することにより当該サイドエアバッグ80の展開を許容する。また、パドル34は、空気袋14に押圧されて回動することにより、シートバック3のサイド部3a,3bについて、そのシートサポート形状を変化させる。そして、このBSサポートASSY44において、その固定ベース51に対する可動ベース52の回動軸L1と、可動ベース52に対するパドル34の回動軸L2とは、異なる位置に設けられる。
上記構成によれば、サイドエアバッグ80の展開動作を妨げることなく可動ベース52が回動するように、その最適な可動ベース52の回動軸L1を設定することができるとともに、シートサポート形状を変化させる上で最適なパドル34の回動軸L2を設定することができる。そして、これにより、そのサイドエアバッグ80の迅速且つ円滑な展開動作を担保しつつ、より好適にシートサポート形状を調整することができる。
(2)可動ベース52に対してパドル34が回動する第2の回動軸L2は、その固定ベース51に対して可動ベース52が回動する第1の回動軸L1よりも当該可動ベース52における先端52b側の位置に設けられる。
上記構成によれば、可動ベース52を大きく動作させてサイドエアバッグ80の展開動作を妨げないようにしつつ、そのパドル34については、より小さく繊細に動作させることができる。そして、これにより、そのサイドエアバッグ80の迅速且つ円滑な展開動作を担保しつつ、より好適にシートサポート形状を調整することができる。
(3)BSサポートASSY44は、可動ベース52の各軸状部55、つまり固定ベース51に対する可動ベース52の回動軸L1と同軸となる位置に設けられた捩りコイルバネ63を備える。そして、この捩りコイルバネ63は、固定ベース51に対し、その可動ベース52を押し当てる方向、即ちサイドエアバッグ80に押圧されることにより可動ベース52が回動する方向とは反対の方向(図8参照、同図中、反時計周り方向)に、当該可動ベース52を回動させる付勢部材としての機能を有する。
上記構成によれば、例えば、シートバック3の背もたれ面3sを前方側に引っ張る等の人為的な操作によって、サイドエアバッグ80の展開時と同方向に可動ベース52が回動した場合であっても、その捩りコイルバネ63の付勢力(弾性復元力)によって、可動ベース52を元の位置に復帰させることができる。その結果、高い信頼性及び質感を確保することができる。
また、その可動ベース52の回動軸L1と同軸となる位置に設けられた捩りコイルバネ63を付勢部材に用いることにより、その捩りコイルバネ63が、展開するサイドエアバッグ80の妨げとなり難い。そして、これにより、そのサイドエアバッグ80の迅速且つ円滑な展開動作を担保することができる。更に、その捩りコイルバネ63の配置スペースを小さく抑えることができる。そして、これにより、そのBSサポートASSY44の小型化を図ることができる。
(4)可動ベース52は、捩りコイルバネ63の付勢力に基づいて、その基部61(の裏面61x)が固定ベース51(の表面51s)に当接する位置に保持される。
上記構成によれば、拡張する空気袋14の押圧力に基づいた可動ベース52の回動が規制される。そして、これにより、効率よく、その拡張する空気袋14の押圧力に基づいてパドル34を回動させることができる。その結果、より好適にシートサポート形状を調整することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、シートバック3のサイド部3a,3bについて、そのシートサポート形状を変化させるBSサポートASSY(バックサイドサポートアッセンブリ)44に具体化した。しかし、これに限らず、シートクッション2にサイドエアバッグを配置する構成の場合、そのサイド部2a,2bのシートサポート形状を変化させるCSサポートASSY(クッションサイドサポートアッセンブリ)46に適用してもよい。
・上記実施形態では、可動ベース52を回動させる付勢部材として、その可動ベース52の回動軸L1と同軸となる位置に設けられた捩りコイルバネ63を用いることとした。しかし、これに限らず、付勢部材の種類や配置は任意に変更してもよい。そして、このような付勢部材を備えない構成についてもまた、これを排除しない。
・上記実施形態では、固定ベース51は、シートバック3のサイドフレーム3fに固定されることとしたが、その固定ベース51の固定対象となるシート1の構造体は、任意に変更してもよい。
・固定ベース51、可動ベース52、及びパドル34の外形は任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、可動ベース52の回動軸(第1の回動軸)L1とパドル34の回動軸(第2の回動軸)L2が傾いた位置関係(捩じれの位置関係)となるように構成されることとしたが、これら第1及び第2の回動軸L1,L2は、互いに平行であってもよい。そして、第2の回動軸L2が、第1の回動軸L1よりも可動ベース52における基端52a側の位置に設けられる構成についてもまた、これを排除しない。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記付勢部材は、前記第1の回動軸と同軸となる位置に設けられた捩りコイルバネであること、を特徴とする車両用シート装置。このような構成を採用すれば、その捩りコイルバネが、展開するサイドエアバッグの妨げとなり難い。そして、これにより、そのサイドエアバッグの迅速且つ円滑な展開動作を担保することができる。更に、その捩りコイルバネの配置スペースを小さく抑えることができる。そして、これにより、装置の小型化を図ることができる。
(ロ)前記可動ベースは、前記付勢部材の付勢力に基づいて、前記固定ベースに当接する位置に保持されること、を特徴とする車両用シート装置。このような構成を採用することで、拡張する空気袋の押圧力に基づいた可動ベースの回動が規制される。そして、これにより、効率よく、その拡張する空気袋の押圧力に基づいてパドルを回動させることができる。その結果、より好適にシートサポート形状を調整することができる。
1…シート、1s…シート表皮、2…シートクッション、2a,2b…サイド部、2s…着座面、3…シートバック、3a,3b…サイド部、3f…サイドフレーム、F…シートフレーム、3s…背もたれ面、10(11〜16)…空気袋、20…シート装置、21…エアポンプ装置、22…吸排気バルブ装置、30(31〜36)…パドル、34…パドル、34a…基端、34b…先端、40(41〜46)…サポートASSY、44…BSサポートASSY、46…CSサポートASSY、51…固定ベース、51s…表面、52…可動ベース、52a…基端、52b…先端、55,56…軸状部、57,58…鈎状部、L1…第1の回動軸、L2…第2の回動軸、61…基部、61s…表面、61x…裏面、62…延伸部、62s…表面、62x…裏面、63…捩りコイルバネ(付勢部材)、65…基部、65a…第1端部、65b…第2端部、66…延伸部、66s…表面、66x…裏面、67…袋部、68…帯状部、69…クリップ、70…クッションパッド、80…サイドエアバッグ。

Claims (3)

  1. シートの構造体に固定される固定ベースと、
    前記固定ベースに対して回動可能に連結される可動ベースと、
    前記可動ベースに対して回動可能に連結されるパドルと、
    前記可動ベースと前記パドルとの間で拡縮する空気袋と、を備え、
    前記可動ベースは、前記シートに設けられたサイドエアバッグの展開時、膨張する前記サイドエアバッグに押圧されて回動することにより該サイドエアバッグの展開を許容し、
    前記パドルは、前記空気袋に押圧されて回動することによりシートサポート形状を変化させるものであって、
    前記固定ベースに対して前記可動ベースが回動する第1の回動軸と前記可動ベースに対して前記パドルが回動する第2の回動軸とが異なる位置に設けられた
    車両用シート装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シート装置において、
    前記第2の回動軸は、前記第1の回動軸よりも前記可動ベースにおける先端側の位置に設けられること、を特徴とする車両用シート装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用シート装置において、
    前記サイドエアバッグに押圧されることにより前記可動ベースが回動する方向とは反対の方向に、該可動ベースを付勢する付勢部材を備えること、
    を特徴とする車両用シート装置。
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