JP6312310B2 - 移動経路情報配信システム、情報配信方法、及び情報配信プログラム - Google Patents

移動経路情報配信システム、情報配信方法、及び情報配信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動経路上の配信対象者に対する情報配信システムに関し、特に、配信対象者が通勤経路上に存在する場合の情報配信システム、情報配信方法、及び情報配信プログラムに関する。
従来から、広告主等の情報の提供者が情報配信の効果を高めるために、配信対象者の個人情報(プロフィール)、ネットの閲覧履歴、商品の購入履歴等から配信対象者を絞り込むターゲット配信が広く行われている。この中でも特に、通勤や通学等で駅を利用する人間を配信対象として絞り込む情報配信方法が知られている。
例えば、特許文献1には、ICカードを用いた自動改札機を利用して、個々の利用者毎の個人情報に応じた広告を行なう自動改札機を利用した広告システムが開示されている。ここでは、自動改札機が、ICカードに記憶された利用者の個人情報(年齢、性別、国籍、趣味、趣向、ハンディキャップ情報、言語情報など)を読み取ってホスト装置に送信し、ホスト装置は、その個人情報に基づいて広告情報データベースの中から特定(例えば雑誌等)の広告情報を選択し、自動改札機に送信するようにしている。
しかし、個人情報をICカードに記憶させ、持ち歩くことはたとえセキュリティ保護がなされていたとしても不安が常に伴う。また上記のような個人情報に基づいて広告を配信しても、利用者の興味は絶えず変化するため、興味がない、あるいは既に興味を失った情報が配信されることも多い。
このため、特許文献2には、特に駅を利用する配信対象者にとって興味のある情報が配信されやすい情報配信システムを提供することを目的とし、駅への入場か出場かに応じて、送信する時刻に対応して配信情報を選択するようにしている。配信情報の選択は、利用路線の運行状況、他の路線あるいは他の交通機関への乗り継ぎ情報、駅周辺の店舗情報、利用者の事前の希望に基づく配信希望内容に該当する配信情報をデータベースから読み出すようにしている。
特開2003−44885号公報 WO2002/041180号公報
しかし、上記の特許文献2のような情報配信方法であっても、配信情報を受け取る手段は電子メールに限られので、配信される情報を常に監視していないと、不要な情報でメールボックスがすぐに満杯になる可能性がある。また、電子メールは、通勤途中にある利用者にとって必ずしも閲覧し易いものとは限らない。例えば、通勤時の満員の車内では携帯端末を取り出すことさえ困難であり、たとえ取り出せたとしても、他人の覗き見が気になったり、画面が小さく細かな情報を読み取ることが困難であったりする。利用者からすると、配信内容を携帯端末だけでなく、駅や通勤途中の経路にある様々な表示装置でも閲覧可能であると便利である。しかし、このような公共の場では、配信される情報に個人情報に関わるものが含まれる場合は、周囲の人間に見られたくない。また、慌ただしい通勤途中ではなく、配信された情報を落ち着いた場所でゆっくり見たい場合もある。すなわち、通勤時の利用者への配信情報の配信先は、時と場面と配信内容に応じて、様々な形態で提供されることが望ましい。
したがって、本発明では、上記のような課題に鑑み、通勤時の配信情報を利用者にとってより利用しやすい形態で配信する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の移動経路情報配信システム、情報配信方法、情報配信プログラムは、以下のような解決手段を提供する。
本発明の第一の態様は、通勤経路、通学経路、その他定常的な移動経路を移動するユーザの携帯端末と、情報提供元からの情報を前記ユーザに配信する情報配信サーバとからなる移動経路情報配信システムであって、前記情報配信サーバは、交通機関の自動改札機から、前記ユーザの入退場情報を取得して記録する移動情報記録部と、前記ユーザが定常的に移動する経路情報を登録する経路情報登録部と、前記ユーザが配信を希望する情報の受取条件である配信受取条件を登録する配信受取条件登録部と、前記ユーザに対する配信情報の配信先を指定する配信先条件を登録する配信先条件登録部と、前記経路情報及び前記配信受取条件に基づいて、前記ユーザに対する配信内容を決定する配信内容決定部と、前記携帯端末の位置情報、前記経路情報、及び前記配信先条件に基づいて、前記ユーザに対する配信情報の配信先装置を決定する配信先装置決定部と、を備える。
また、上記発明において、前記ユーザに対する配信情報を、前記ユーザの移動経路に関わる交通機関の運行状況、天気情報、株価情報、為替レートのいずれかを少なくとも含んだ公共配信情報と、前記配信受取条件に基づき決定された配信内容のうち、前記ユーザの個人情報に関わるパーソナル配信情報と、を分けるように構成してもよい。
また、上記発明において、前記配信先装置は、前記ユーザの近接を検知する個人識別部と、前記ユーザが当該配信先装置の表示部に視線を向けたことを検出する視線検出部とを備え、前記ユーザの個人識別後に前記ユーザの視線を検出したことに応じて、前記配信情報を前記表示部に表示するように構成してもよい。
また、上記の発明において、前記配信先装置は、壁面に情報を表示する情報をメイン画面とサブ画面とに分けて表示する表示部を備えた壁面表示装置であり、前記ユーザが近接し、前記ユーザに対する配信情報を表示する際に、前記公共配信情報を前記メイン画面に表示し、前記パーソナル配信情報を前記サブ画面に表示するように構成してもよい。
また、上記の発明において、前記配信先装置は、床面に情報を表示する床面表示装置であり、前記ユーザが近接し、前記ユーザに対する配信情報を表示する際に、前記パーソナル配信情報を表示するように構成してもよい。
また、前記配信先装置決定部は、前記携帯端末の位置情報で前記移動経路の情報を補完し、前記補完された経路情報に基づき前記配信先装置を決定するように構成してもよい。
また、上記の発明において、前記配信受取条件登録部は、前記パーソナル配信情報を判定するためのキーワードを前記ユーザに入力させるように構成してもよい。
また、本発明の第二の態様は、通勤経路、通学黄色、その他定常的な移動経路を移動するユーザの携帯端末に、情報提供元からの情報を配信する情報配信サーバであって、前記情報配信サーバは、交通機関の自動改札機から、前記ユーザの入退場情報を取得して記録する移動情報記録部と、前記ユーザが定常的に移動する経路情報を登録する経路情報登録部と、前記ユーザが配信を希望する情報の受取条件である配信受取条件を登録する配信受取条件登録部と、前記ユーザに対する配信情報の配信先を指定する配信先条件を登録する配信先条件登録部と、前記経路情報及び前記配信受取条件に基づいて、前記ユーザに対する配信内容を決定する配信内容決定部と、前記携帯端末の位置情報、前記経路情報、及び前記配信先条件に基づいて、前記ユーザに対する配信情報の配信先装置を決定する配信先装置決定部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の第三の態様は、通勤経路、通学経路、その他定常的な移動経路を移動するユーザの携帯端末と、情報提供元からの情報を前記ユーザに配信する移動経路情報配信方法であって、交通機関の自動改札機から、前記ユーザの入退場情報を取得して記録するステップと、前記ユーザが定常的に移動する経路情報を登録するステップと、前記ユーザが配信を希望する情報の受取条件である配信受取条件を登録するステップと、前記に対する配信情報の配信先を指定する配信先条件を登録するステップと、前記経路情報及び前記配信受取条件に基づいて、前記ユーザに対する配信内容を決定するステップと、前記携帯端末の位置情報、前記経路情報、及び前記配信先条件に基づいて、前記ユーザに対する配信情報の配信先装置を決定するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の第四の態様は、通勤、通学、その他定常的な経路を移動するユーザの携帯端末と、情報提供元からの情報を前記ユーザに配信するシステムにおけるコンピュータ・プログラムであって、コンピュータに、交通機関の自動改札機から、前記ユーザの入退場情報を取得して記録するステップと、前記ユーザが定常的に移動する経路情報を登録するステップと、前記ユーザが配信を希望する情報の受取条件である配信受取条件を登録するステップと、前記ユーザに対する配信情報の配信先を指定する配信先条件を登録するステップと、前記経路情報及び前記配信受取条件に基づいて、前記ユーザに対する配信内容を決定するステップと、前記携帯端末の位置情報、前記経路情報、及び前記配信先条件に基づいて、前記ユーザに対する配信情報の配信先装置を決定するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、通勤時での配信情報を利用者にとって利用しやすい形態で配信することができる。
通勤時に配信を受け取りたい情報の具体例を示す図である。 本発明の実施形態に係る配信情報受取手段の概略を示す図である。 本発明の実施形態に係る移動経路情報配信システムの機能ブロックを示す図である。 ユーザ情報データベース30に格納されるユーザの登録情報の具体例を示す図である。 行動分析テーブル40の具体例を示す図である。 店舗別商品・サービス情報データベース50に格納される実店舗の情報の具体例を示す図である。 情報配信サーバ100の配信内容決定処理のフローを示す図である。 情報配信サーバ100の配信先決定処理のフローを示す図である。 配信条件設定画面の具体例を示す図である。 通勤経路設定画面の具体例を示す図である。 配信希望情報詳細設定画面の具体例を示す図である。 配信情報表示画面の具体例を示す図である。 配信情報表示画面の別の具体例を示す図である。 壁面表示装置220と床面表示装置230の表示の具体例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。また、機能構成の図3においては、機能ブロック間の矢印は、データの流れ方向、又は処理の流れ方向を表すものとする。なお、以降では、「通勤」とは、通勤、通学、通院、得意先廻り、その他定常的な移動を含むものとする。
図1は、通勤時に配信を受け取りたい情報の具体例を示す図である。利用者が通勤時に知りたい情報としては、その日の交通機関の運行状況、天気情報、株価情報、為替レート等があるが、通勤時に買いたい商品(例えば、事務用品、飲物類、菓子類、夕飯の食材、デザート、生活用品等)や、受けたいサービス(例えば、勤務先近くのマッサージや歯科等)に関する情報がある。このとき、タイムセールスや特売情報等の時間がひっ迫している情報があればさらによい。また、通勤時に配信を受け取ってもよい情報には、通勤経路からは多少外れても、次の休日に買物に出かけたい店舗やレジャー施設、コンサートの情報等も含まれる。このとき、通勤定期が一部でも使える場所であればなおよい。
図示する例では、ユーザ(配信情報を受け取る側の利用者)は、自宅から毎朝、最寄駅のA駅から乗車し、C駅で乗り換え、E駅で下車し、勤務先に通勤しているものとする。自宅からA駅までは、通常は徒歩で移動するが、ときには急行の止まるB駅から乗車したり、夜遅くなったり荷物が多いとき等は、B駅からバスやタクシーを使って帰宅することもあるとする。また、勤務先の最寄駅から勤務先までのルートは、通常は徒歩での距離が短いE駅を利用するが、ときには、夜遅くまで飲食店が開いており、買物にも便利なD駅を利用することもあるとする。
このようなユーザの場合は、最も気になる交通機関の運行状況や移動先の天候情報に加え、例えば、通勤経路上にあるA駅−E駅間(特に乗降駅や乗換駅)とその周辺の最新情報、通勤経路ではないが休日によく出かけるX駅付近の最新情報等が自動的に配信されると望ましい。ユーザの通勤経路の情報は、駅の改札機を通過したときに定期券等の情報から通過日時と共に、配信システムが自動的に取得することができるが、通勤時に何を配信してほしいかは、そのときの状況により人様々である。
例えば、広告など買物に役立つ情報を配信するとしても、通勤時に購入可能な商品の大きさや重さは限られるので、家具や大型家電製品などの広告は不要であるが、自宅にいるときには配信してもらってもよいと考える。また、ネットショップの商品の広告などは、いつでも買えるので通勤時にわざわざ配信してもらわなくてよい(ただし、人気商品で在庫がなくなりそうなときはその限りでない)。また、旅行の広告などはゆっくり検討したいので、その場では見ないが配信だけは受け取りたい。また、普段は通勤経路上の情報だけでよいが、早く帰れるときやノー残業デー等には、少し足を伸ばした場所のコンサート等の情報も知りたい。また、交通機関のダイヤに大幅な遅れが生じたときは代替ルートを勤務先を出る前の時刻にできるだけ早く知らせてほしい。また、配信された情報を閲覧するのは、携帯電話やスマートフォンだけでなく、自宅のPCや、場合によっては、街中に設置されたデジタルサイネージ(電子看板)を選択できるようにもしたい(だだし、その場合でも個人情報に関わる部分を他人に見られるのは嫌だ)等々である。
本発明の実施形態に係る移動経路情報配信システム(以下、本システムという)は、このように、通勤時に配信を受け取る側のユーザのその時々の様々な要求に応えることができるシステムを提供することを目指している。このような要求に応えるためには、情報配信システムに対して、ユーザは、配信を希望する情報を登録するだけでなく、配信受取条件及び配信受取手段を選択できることが必要である。
(配信情報受取手段)
図2は、本発明の実施形態に係る配信情報受取手段の概略を示した図である。図示するように本システムにおいては、配信された情報を表示する手段は、ユーザ携帯端末200や自宅のデスクトップPC201はもちろん、街中に設置されたデジタルサイネージである壁面表示装置220又は床面表示装置230であってもよい。これらのデジタルサイネージは、近接するユーザ携帯端末200と近距離無線通信手段で交信することにより登録ユーザを識別することができるものとする。通勤時のユーザは、多くの場合、携帯端末を所持しているが、歩きながらの閲覧はトラブルも多く、携帯端末が電池切れの場合もあるので、これらの表示装置を利用可能とする。また、携帯端末を所有していないユーザには、これらの表示装置は特に有効であり、近距離無線通信手段を有したICチップ203(ICタグ)を衣服や時計等に埋め込み、ユーザ携帯端末200の代わりに個人識別子として利用することができる。なお、ICチップ203の形態は、体内埋設型ICチップ、体表貼付型ICチップ、飲み込みカプセル型ICチップ等であってもよい。
壁面表示装置220や床面表示装置230は、ユーザ携帯端末200又はICチップ203を検出し、ユーザの近接を検知する個人識別部223を備えている。予め本システムに登録されたユーザが、これらの表示装置に近接したときには、そのユーザを特定し、図示するような表示パネル制御装置225を介して、本システムの情報配信サーバ100に接続される。情報配信サーバ100では、そのユーザが予め登録した配信希望条件に合致する配信情報を検索し、壁面表示装置220又は床面表示装置230に表示させる。壁面表示装置220又は床面表示装置230に表示された配信データは、ユーザ携帯端末200にも送信し、ユーザが後で見ることも可能である。
壁面表示装置220は、より詳細には、壁面表示パネル221と、前述した個人識別部223と、視線検出部224とを備えている。視線検出部224は、表示部である壁面表示パネル221の前に立った人間の顔を画像認識し、さらにその人間の視線がどこに向いているかを検出する。ユーザを個人識別した後、所定時間以上、ユーザの視線が表示部の方向を向いていると判断したことに応じて、そのユーザが自分に対して配信された情報を閲覧することを欲しているとみなし、その配信された情報を壁面表示パネル221に表示する。このとき、画面の主要部であるメイン画面でなく、サブ画面222に表示するようにしてもよい。この場合、サブ画面222は、視野角を狭くする等、他人から覗かれる危険性を少なくすることが望ましい。
配信情報が、交通機関の運行状況や天気情報のような周囲の人間に見られても構わないような情報、あるいは災害情報等、周囲の人間にもむしろ見せたほうがよい情報は、画面全体若しくはメイン画面に表示し、一方、自宅の最寄駅などの個人情報を含んだパーソナルな情報は、サブ画面222にのみ表示するようにしてもよい。なお、登録ユーザが近接し、かつ所定時間視線を向けていない場合は、壁面表示パネル221には、一般の広告が表示される。
床面表示装置230は、基本的には壁面表示装置220と同様であるが、床面に表示する場合は、壁面と違い多くの人間に見られる可能性が小さいので、サブ画面表示機能を省いてもよい。ただし、サブ画面222の代わりに、ユーザが視線を向けたときに、画面の視野角を動的に狭くする偏光画面等の手段を設けることが望ましい。このようにすることで、壁面表示装置220又は床面表示装置230は、普段は一般の広告やその他の公知すべき情報を提供する表示装置として機能し、登録ユーザが近接した場合には、そのユーザ固有の配信情報を表示することができる。このような表示装置は、携帯端末のように「見ながら歩き」をする必要がなく、小さな画面の苦手な中高年にも重宝する。また、特に床面表示装置230は、普段は道案内の表示版として機能させると、夜間等は目立つので有用である。なお、個人識別部223と視線検出部224については、上記に限らず、任意の公知の技術を用いるものとする。なお、床面表示装置230は、床面に表示パネルを埋め込む形態であってもよいし、頭上の投影装置から床面に映像を投影する形態であってもよい。投影装置の形態の場合は、個人識別部223、視線検出部224は、投影装置側に設けられる。
(機能構成)
図3は、本システムの機能ブロックを示した図である。また、図4は、ユーザ情報データベース30に格納されるユーザの登録情報の具体例を示す図である。また、図5は、行動分析テーブル40の具体例を示す図である。また、図6は、店舗別商品・サービス情報データベース50に格納されるデータの具体例を示す図である。以下、これらの図を適宜参照しながら本システムの機能構成について詳しく説明する。
図3で示すように、本システムは、情報配信サーバ100が、駅やバス乗降口等の交通機関の自動改札機210と、配信対象者のユーザ携帯端末200並びにデスクトップPC201と、店舗及び店舗で取り扱う商品又はサービス(以下、商品等と呼ぶ)の情報を提供する店舗側のシステムである実店舗システム300並びにネット上の店舗の商品等の情報を提供するネット店舗システム310と、デジタルサイネージである壁面表示装置220並びに床面表示装置230と、交通機関システム320と、イベント情報システム330と、天気情報システム340と、にインターネット上で交信可能に接続される。店舗側のシステムを実店舗とネット店舗に分けたのは、通勤時に配信する情報には、ユーザが実際に来店する可能性が高い実店舗の情報が、来店が前提でないネット店舗より、必要性が高いと考えられるからである。
本システムにおける配信対象者であるユーザは、通勤時に配信を希望する情報を情報配信サーバ100から受信するためにユーザ登録を行うものとし、配信情報の受取先は、ユーザ携帯端末200に加え、ユーザの自宅のPC、及び勤務先の許可が得られれば、その勤務先に設置されたデスクトップPCとしてもよい(以下、両者を合わせてデスクトップPC201とする)。
ユーザ携帯端末200は、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、モバイル型のノートPC等の一般的な携帯型端末であり、GPS等の位置情報取得手段を備えているものとする。また、ユーザ携帯端末200は、電子定期券の機能を備えていてもよい。また、配信情報の受取先には、前述したように、街中に設置されたデジタルサイネージである壁面表示装置220並びに床面表示装置230を加えてもよい。
情報配信サーバ100は、情報提供元からの情報をユーザに配信する本システムの中核となるコンピュータシステムであり、図示するように典型的な機能部として、移動情報記録部10、行動パターン分析部11、経路情報登録部12、配信受取条件登録部13、配信先条件登録部14、配信内容決定部15、配信先装置決定部16、配信先送信制御部17、実店舗情報取得部20、ネット店舗情報取得部21、交通運行情報取得部22、イベント情報取得部23、天気情報取得部24で構成される。
また、情報配信サーバ100には、内部又は外部のデータベースとして、ユーザ情報データベース30(ユーザ情報DB)、店舗別商品・サービス情報データベース50(店舗別商品・サービス情報DB)を備えている。店舗別商品・サービス情報データベース50は、実店舗に対しては、沿線別及び最寄駅別にデータベースを構成してもよい。また、実店舗とネット店舗のデータベースを分けると検索効率がよくなる。なお、特に図示していないが、駅構内マップデータベース、駅周辺のマップデータベース、各駅から接続可能なバス等の他の交通機関の時刻表データベースとも接続されていることが望ましい。以下、各機能部の働きについて順に説明する。
まず、情報配信サーバ100が、ユーザ側の端末と交信する部分について説明する。移動情報記録部10は、ユーザ携帯端末200の位置情報を逐次記録する。また、ユーザ携帯端末200が電子定期券の機能を備えている場合は、ユーザ携帯端末200が駅等の自動改札機210を通過したときに、その通過地点(改札口の位置情報又は改札機のID)と通過時刻を、自動改札機210及び/又はユーザ携帯端末200から受信し記録する。
経路情報登録部12は、ユーザが自身の端末から入力した通勤時の経路情報を受付け、ユーザごとにユーザ情報データベース30に登録する。通勤経路の情報には、ユーザの平日の通勤経路、及び休日の定常的な移動経路が含まれる。平日、休日とも、往路と復路それぞれに対して、複数の通勤経路、定常的な移動経路が登録可能である。ただし以降では、平日の通勤経路又は通学経路と、休日等の定常的な移動経路をまとめて、単に「通勤経路」と呼ぶことにする。
図4にはユーザ情報データベース30に格納されたデータの具体例を示す。ユーザ情報データベース30には、図示するように、ユーザの個人情報31の他、通勤経路情報32、配信受取条件33、配信先条件34、閲覧履歴35、購入履歴36が含まれる。個人情報31は、メールアドレスと自宅及び勤務先の最寄駅(バス停を含む)以外は必須ではないが、入力があったほうがよりユーザに適した情報を配信できる。
通勤経路情報32には、自宅を出発する平均的な時刻、勤務先を退社する平均的な時刻、出発駅、乗換駅、及び目的の駅を含んだ通勤経路が含まれる。通勤経路は、往路と復路及び平日と休日に分け、それぞれが複数であってもよい。また、閲覧履歴35には、本システムが配信した情報をユーザが実際に閲覧した場合の履歴が記録されるようにしてもよい。また、購入履歴36には、本システムが配信した情報に基づいて、ユーザが実際に商品等を購入した場合の履歴が記録されるようにしてもよい。配信受取条件33と配信先条件34については後述する。
図3に戻り、行動パターン分析部11は、経路情報登録部12がユーザ情報データベース30に保存した通勤経路情報32、及び/又は、移動情報記録部10が実際に記録したユーザ携帯端末200の位置情報の履歴に基づいて、通勤経路上の実際の行動パターンをユーザごとに分析した行動分析テーブル40を生成する。この行動分析テーブル40の具体例を図5に示す。図5の例では、平日は、2つの往路及び復路があり、それぞれの地点情報と時刻が通勤経路上の行動パターンとしてテーブルに格納されている。
図示するように、行動分析テーブル40には、通勤経路上の、自宅、改札口、勤務先を含んだ各地点情報と、その地点を通過した時刻が格納される。同様に、休日についても、一組の往路、復路のそれぞれの地点情報と時刻が通勤経路上の行動パターンとしてテーブルに格納される。このとき、経路上の各地点とその通過時刻は、ユーザが予め登録した情報と改札機からの情報を用いてもよいが、より正確を期すには、移動情報記録部10が、ユーザ携帯端末200の位置情報を記録した移動履歴情報で、ユーザが通勤経路上の実際どの位置にいるかを補完するようにしてもよい。
例えば、自宅を出発してから駅の改札機を通過するまでの間と勤務先の最寄駅の改札機を出てから勤務先に到着するまでは、携帯の位置情報を利用し、改札機を入ってから出るまでの間は、改札機の入退場情報と定期券の路線情報を利用する。このようにすることで、情報配信サーバ100が、ユーザ携帯端末200の位置情報を常に受信する負荷を減らすことができる。また、通勤経路上の位置を正確に把握することで、通勤経路にいる場合とそうでない場合で配信内容を変えることもできるし、配信時刻によっては、自宅近辺にいる場合と勤務先近辺にいる場合で配信内容を変えること等ができる。
配信受取条件登録部13は、ユーザの端末から入力された配信受取条件を受付け、ユーザ情報データベース30に登録する。配信受取条件とは、ユーザが通勤時に配信を希望する内容の条件を定義した情報である。図4の配信受取条件33はこの具体例を示したものである。ここでは、配信受取条件33を、実店舗の店舗自体に対する配信受取条件と、実店舗が扱う商品に対する配信受取条件と、ネット店舗が扱う商品に対する配信受取情報と、イベント情報に対する配信受取情報に分けて登録している。例えば、実店舗に関する情報は、通勤経路上のA駅−E駅間とし、平日はA,B,C,D,Eの各駅から5分以内の店舗、休日はB駅、C駅から8分以内等と細かく指定している。もちろん、これらの情報をユーザがすべて入力する必要はなく、本システムが行動分析テーブル40に基づいて、推奨する条件をデフォルトとして提示する。
配信先条件登録部14は、ユーザの端末から入力された配信先条件を受付け、ユーザ情報データベース30に登録する。配信先条件とは、ユーザが通勤時に受け取る情報を閲覧する端末や装置を指定するための条件である。例えば、図4の配信先条件34には、ユーザ携帯端末200のメールアドレス、デスクトップPC201のメールアドレス、壁面表示装置220、床面表示装置230の全てが指定されている。
配信内容決定部15は、配信する情報の内容を、ユーザ情報データベース30から読み出した、配信受取条件と配信先条件に基づいて、店舗別商品・サービス情報DBを検索し、条件に合致するデータを抽出する。また、情報提供側にも配信条件がある場合にはその条件に合致するユーザを抽出する。両者の条件が合致してはじめて情報提供側から提供された情報がユーザに配信可能となる。このときの、多数の条件が合致しているかは検索式を用いたマッチング方法が用いられる。
配信先装置決定部16は、ユーザ携帯端末200、デスクトップPC201が配信先に指定されている場合、メールアドレスがそれぞれ登録されているか、及びその配信時期の条件(時刻や曜日等)を確認する。また、配信先に壁面表示装置220や床面表示装置230が指定されている場合は、実際に配信情報を送信する壁面表示装置220、床面表示装置230を、ユーザ携帯端末200の現在の位置情報に基づいて決定する。すなわち、ユーザが実際にこれらの表示装置の前に立ったときにスムーズに配信情報が表示されるように準備を行う。ICチップ203が位置情報を取得可能であれば、その位置情報を利用してもよい。
配信先送信制御部17は、配信先装置決定部16が準備した配信情報を、各端末と装置に実際に送信するタイミングを制御する。配信先がユーザ携帯端末200やデスクトップPC201である場合は、配信時刻が指定されている場合はその時刻に、指定されていない場合は直ちに送信する。配信先が壁面表示装置220や床面表示装置230の場合は、ユーザの位置情報が表示装置の所定距離内にあるときは、事前に表示パネル制御装置225に送信しておいてもよい。ただし実際に表示されるのは、ユーザが実際にこれらの表示装置の前に立って視線を所定時間以上向けたときとする。視線検出部224を備えていない表示装置では、所定の操作ボタン等を押したときとしてもよい。
次に、情報配信サーバ100が店舗側のシステムと交信し、情報を取得する部分について説明する。実店舗情報取得部20は、情報を提供する実店舗システム300より、広告をはじめとする配信情報、もしあれば店舗側の配信希望条件を取得する。ネット店舗情報取得部21も同様であり、情報を提供するネット店舗システム310より、広告等の配信情報、もしあれば店舗側の配信希望条件を取得する。ここで取得した情報は、店舗別商品・サービス情報データベース50に格納する。
図6に店舗別商品・サービス情報データベース50に格納される実店舗の情報の具体例を示す。実店舗から提供される情報には、店舗名や店舗所在地の他、最寄駅からのアクセス情報、開店時間、定休日等も含まれるようにする。タイムセールスや特売品の情報も含むことが望ましい。また、個別の商品の詳細情報は、商品情報リンクで示される商品情報データベースから商品別に検索できるようにする。ネット店舗から提供される情報には、アクセス情報や開店時間等の情報は必要ないが、店舗毎の評価や口コミ情報、ポイントのキャンペーンや特売品情報等が含まれる。
最後に、情報配信サーバ100が店舗側以外のシステムである交通機関システム320、イベント情報システム330、天気情報システム340と交信し、情報を取得する部分について説明する。
交通運行情報取得部22は、交通機関システム320より、ユーザの通勤経路の関わる利用路線の運行状況を取得する。運行状況は、ほとんどのユーザが通勤時に参照したい情報なので、全ての路線の運行状況を予め定期的に取得することが望ましい。ただし、後述するように、ユーザがどの路線の運行状況を配信してほしいかは登録可能とする。
イベント情報取得部23は、イベント情報システム330よりユーザの希望するイベント情報を取得する。イベント情報は、ユーザが次の休日のためや、ノー残業デー等に参照したい情報なので、できるだけ最新の情報を定期的に取得しておくことが望ましい。イベント情報には、映画、コンサート、劇場、スポーツの大会や試合会場、ショー会場、祭り、商店街やショッピングモールの催し物、地域団体や公共団体の行事等が含まれる。
天気情報取得部24は、天気情報システム340より、ユーザの通勤経路を含む地域のできるだけ詳細な現在の天候及び時間帯毎の最新の天気情報を取得する。天候情報も、ほとんどのユーザが通勤時に参照したい情報と考えられるので、情報が得られる全ての地域の天候情報を予め定期的に取得することが望ましい。ユーザが通勤時に取得したいと考えられる主な情報は以上であるが、本システムでは、情報提供元のシステムと交信が可能であれば、その他のリアルタイム性が必要な情報(例えば、株価情報、為替レートの情報等)でも収集が可能である。
以上、本システムの機能構成を詳しく説明したが、上記の本システムの機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベースは、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
(処理フロー)
図7は、本発明の実施形態に係る情報配信サーバ100の配信内容決定処理のフローを示す図である。また、図8は、情報配信サーバ100の配信先決定処理のフローを示す図である。これらの処理フロー図(フローチャート)においては、各ステップの入力と出力の関係を損なわない限り、各ステップの処理順序を入れ替えてもよいものとする。
まず、図7のステップS10において、ユーザの配信受取条件をユーザ情報データベース30から読出し、次にステップS11で、店舗別商品・サービス情報データベース50からユーザの通勤経路の周辺にある店舗を抽出する。そして、ステップS12で、その店舗が除外条件に該当するか否かをチェックする。除外条件とは、例えば、検索条件が、XかつY、又はZであり、かついずれの場合もVを除外するときは、検索式は、((X*Y)+Z)*NOT Vとなるが、このときのVを除外条件と呼ぶ。除外条件があるときは、ステップS13で、当該店舗、商品等をユーザに送信する配信内容から除外する。
除外条件がないときは、ステップS14に移り、店舗に対して、配信提供者側の条件と配信受取側の条件のマッチング(適合)を行う。そして、マッチングの結果を、ステップS15で判断し、受取条件に適合していれば、ステップS17に移るが、受取条件に適合していなければ、ステップS16で、全ての店舗を処理したかをチェックし、未処理の店舗があればステップS12に戻り、次の店舗をチェックする。
続いてステップS17で、店舗の特売情報を抽出すると、ステップS18で、その特売情報に対しても受取条件に適合しているかを判断する。適合していれば、ステップS19で、特売情報を配信内容に含めるが、適合していなければ、ステップS20で、次のイベント情報を取得する処理に移る。
同様に、ステップS21では、イベント情報に対して受取条件が適合しているかを判断し、適合していれば、ステップS22で、イベント情報を配信内容に含めるが、適合していなければ、ステップS23に移り、次の交通運行情報を取得し、配信内容に含める。そして、ステップS24では、続いて天気情報を取得し、配信内容に含める。ただし、ここでは、交通運行情報と天候情報は、無条件に配信内容に含めるようにしているが、ユーザが配信を希望しない場合は、除外条件等で指定してもよい。
最後に、ステップS25で、全てのユーザに対して処理したかをチェックし、全てのユーザに対して処理が終了するまでステップS10〜S24の処理を繰り返す。
図8の配信先装置決定フローについては、ステップごとの逐次説明は省略するが、配信先装置がユーザ携帯端末200又はデスクトップPC201であれば、「パーソナル配信情報」と「公共配信情報」を共に配信内容に含めて、それぞれの装置の画面に合った配信用データを生成する(ステップS31又はS33)。
ここで、パーソナル配信情報とは、ユーザ個人や勤務先を特定できる情報を含んだ情報のことであり、具体的には、表示された駅や店舗等から自宅や勤務先を容易に割り出すことができるような情報である。また、公共配信情報(非パーソナル配信情報)とは、上記のような個人を特定できるような情報を含まない情報であり、具体的には、交通運行情報や天気情報がこれに当たる。本システムでは、このようなパーソナル配信情報と非パーソナル配信情報を分けて配信情報を構成することができる。
イベント情報は、個人を特定できるものではないが、趣味嗜好が顕著に現れるのでパーソナル配信情報と同様に扱ってもよい。また、特定の施設や商品・サービスを含む情報を、一部パーソナル配信情報として扱ってもよい。例えば、他人に知られたくないような商品やサービスの情報である。また、株価情報や為替レート等は、一般的には非パーソナルな情報であるが、個人が実際に取引している個別株価の情報は、パーソナルな情報として扱ってもよい。このようなユーザごとのセンシティブな情報をシステムに判定させるために、ユーザは、配信条件にそのキーワードを個別指定条件として指定することができる。
配信先装置が前述の床面表示装置230の場合は、ステップS37のように、パーソナル配信情報のみで配信データを生成してもよいが、この場合は先に述べたように、通行人からの覗き見を防止する手段を有していることが望ましい。
配信先装置が壁面表示装置220の場合は、ステップS40のように、パーソナル配信情報と公共配信情報を共に配信内容に含ませてよいが、パーソナル配信情報はサブ画面222にのみ表示可能とし、この場合も、通行人からの覗き見を防止する手段を有していることが望ましい。もっとも、壁面表示装置220のサブ画面222を見ているすぐ横に他人が立っていれば容易に気が付くはずである。
配信先が床面表示装置230か壁面表示装置220のいずれの場合も、配信画面用のレイアウトデータは、その装置の表示画面に適合するように生成される。配信先がユーザ携帯端末200かデスクトップPC201であっても同様である。また、ステップS38やステップS41の処理のように、配信先送信制御部17が、各装置に配信データを予め送信し、ユーザが実際に近接するまで待機させておくことが望ましい。
(配信条件設定画面)
図9は、配信条件設定画面の具体例を示す図である。配信受取条件設定画面510は、図示するように、配信先指定部511と配信希望情報指定部512で構成される。配信先の装置には、ユーザ携帯端末200、自宅や勤務先のデスクトップPC201、壁面表示装置220、床面表示装置230の他、郵便でのダイレクトメールの送付先も指定することができる。
配信希望情報指定部512には、様々な項目(通勤時に配信してほしい情報又は配信してほしくない情報)をきめ細かに登録できるものとし、図示するものはほんの一例である。配信希望の指定で重要なのは、個別指定の項目を設け、キーワードを複数指定できるようにすることである。個別指定に入力されたキーワードは他の条件より優先的に処理される。
図10は、通勤経路設定画面の具体例を示す図である。図示する通勤経路設定画面520に、ユーザは、定期券の情報(出発駅、経由駅、到着駅の情報を含む)、自宅住所、勤務先住所、平均的な出発時刻と帰宅時刻、出社時刻、退社時刻を入力しておく。通勤経路と交通機関の時刻表から、出社時刻と帰宅時刻は自動的に算出されるようにしてもよい。自宅住所や勤務先住所は必須ではないが、入力しておくと自宅や勤務先により近い店舗の情報を受けることができる。ユーザ携帯端末200が定期券機能を有している場合は、上記の項目の多くは、定期券購入時の情報から自動的に取得できる。
通勤経路は、自宅最寄駅、乗換駅、勤務先最寄駅を、通常ルートと代替ルートに分けて入力するとさらに望ましい。乗換駅、代替ルートは、複数入力してもよい。また、往路と復路で通勤経路が異なる場合は、「往路のみ」タグ522と「復路のみ」タグ523を押して、それぞれの通勤経路を入力させるようにすることが望ましい。また、特に図示していないが、通勤定期を使って休日等に定期的に通う場所(趣味のスクールや資格取得のための学校等)がある場合は、通勤経路設定画面520と同様な休日用の画面を表示し、定期的に通う場所の住所、移動時刻、移動経路を入力させるようにしてもよい。
図11は、配信希望情報詳細設定画面の具体例を示す図である。図示する配信希望情報詳細設定画面530を用いて、ユーザは、配信を希望する広告や交通機関の運行情報をきめ細かく指定できる。配信希望情報詳細設定画面530には、実店舗の広告に対しては、アクセス情報の指定部531と、商品・サービスのジャンルの指定部532が設けられる。アクセス情報には、駅からの移動時間や来店可能時間帯を指定することができる。また、図示していないが、雨天に傘が不要な店などを指定することもできる。ネット店舗の広告に対しては、アクセス情報の指定は必要がないが、通勤時に見なくてもよい商品等は、予め配信内容から除外することができる。また、個別指定に入力すれば、特定のサイトからの広告は受け取るが、別の特定のサイトからの広告は受け取らないようにすることができる。
交通機関の運行情報は、通常は無条件に配信されるようにしてもよいが、通勤経路上の路線に限定することも、特定の路線のみを指定することも、バスやタクシー等を含めるようにもできる。また、正常運行時は表示しないようにしてもよい。
(配信情報表示例)
図12は、配信情報表示画面の具体例を示す図である。図示する配信情報表示画面610は、配信情報をテキストで表示した例である。この例では、通勤経路上の交通情報、天気情報、特売情報、イベント情報、及び広告バナーが表示されている。
図13は、配信情報表示画面の別の具体例を示す図である。図示する配信情報表示画面620は、配信情報をグラフィカルに表示した例である。この例では、通勤経路が路線図のように表示され、情報を配信している店舗や事業施設等が各駅の周辺にシンボルとして表示され、そのシンボルにタッチすると、詳細情報が表示されるようにしている。交通情報は、普段は乗物のシンボルにタッチすると詳細が表示されるが、遅れが生じているときは、乗物のシンボルの色が変わり、そのシンボルをタッチしなくても詳細が強調して表示されている。また、この例では、自宅からのアクセスが便利なB駅付近のバスやタクシー等の交通情報も普段と異なる状況であることを示すために強調して表示されている。
また、図の「渋谷駅」は、普段は乗換駅ではないので特に表示しないようにしているが、週末や比較的早く帰宅できるとき、あるいは特定の条件を満たせば表示するようにも設定できる。この例では、帰宅経路の電車のダイヤが乱れている場合を特定の条件として、ダイヤが正常に戻るまでの時間つぶしの候補として、渋谷付近のコンサート会場が表示されている。なお、図12のテキスト画面と図13のグラフィカル画面はいつでも表示の切り替えが可能である。
図14は、壁面表示装置220と床面表示装置230の表示の具体例を示す図である。図示する壁面表示パネル221には、広告と共に、公共配信情報がメイン画面に表示され、パーソナル配信情報がサブ画面222に表示されている。サブ画面222は、ユーザが画面をスワイプすると消え、その位置にあった広告が表示される。公共配信情報は、この表示装置が設置されている地域(例えば東京)の天気情報を常に表示するようにしてもよいが、例えば千葉に自宅があるユーザが閲覧しているときは、千葉の天気情報に切り替わるようにしてもよい。また、床面表示パネル231には、ユーザの配信情報を表示しているときには、パーソナル表示情報のみが表示されているが、配信情報を非表示のときには、特に夜間等には、図のように周辺施設の道案内等が表示されるようにしてもよい。
(実施形態の効果)
本発明の上記の実施形態によれば、通勤時の配信情報を利用者にとってより利用しやすい形態で配信することができる。ユーザは、通勤時に配信してほしい情報と、配信してほしくない情報等をきめ細かに指定可能な配信受取条件を登録することができる。また、情報の配信先装置を、自分の携帯端末や自宅のPCだけでなく、街中のデジタルサイネージを指定可能な配信先条件を登録することができる。デジタルサイネージに表示する場合には、他人見られたくない情報はパーソナル配信情報として、交通機関の運行状況や天気情報等の公共配信情報とは区別して配信される。特に、デジタルサイネージとして、壁面表示装置や床面表示装置を利用することができ、これらの装置は、近接したユーザ個人を特定し、さらにユーザからの視線を検出したことに応じて、そのユーザ向けの配信情報を表示することができる。このとき、パーソナルな情報は、表示装置のサブ画面に表示するので、他人からは見えにくくすることができる。
また、移動経路の情報は、通勤経路として登録した情報や駅の改札機からの入退場情報に加え、携帯端末の位置情報で補完するので、実際にユーザが通勤経路上のどの位置にいるかをより正確に捉えることができる。通勤経路にいる場合とそうでない場合で配信内容を変えることもできるし、配信時刻によっては、自宅近辺にいる場合と勤務先近辺にいる場合で配信内容を変えること等ができる。
なお、図1〜図14においては、ユーザの移動経路として通勤経路や通学経路を念頭に説明したが、その他の定期的な移動経路(例えば、通院ルート、子供や被介護者等の送迎ルート、レジャールート等)においても本システムは適用可能である。通勤等の移動手段は、鉄道に限らず、バスやその他の公共交通機関を含んでもよいのはもちろんである。また、上記の実施形態では、本発明を物の発明として捉え、移動経路情報配信システムを説明したが、本発明は、方法の発明(移動経路情報配信方法)と捉えることもできるし、情報配信サーバ100のコンピュータ・プログラムの発明(移動経路情報配信プログラム)としても捉えることもできる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 移動情報記録部
11 行動パターン分析部
12 経路情報登録部
13 配信受取条件登録部
14 配信先条件登録部
15 配信内容決定部
16 配信先装置決定部
17 配信先送信制御部
20 実店舗情報取得部
21 ネット店舗情報取得部
22 交通運行情報取得部
23 イベント情報取得部
24 天気情報取得部
30 ユーザ情報データベース
40 行動分析テーブル
50 店舗別商品・サービス情報データベース
100 情報配信サーバ
200 ユーザ携帯端末
201 デスクトップPC
202 定期券
203 ICチップ
210 自動改札機
220 壁面表示装置
221 壁面表示パネル(表示部)
222 サブ画面
223 個人認識部
224 視線検出部
225 表示パネル制御装置
230 床面表示装置
300 実店舗システム
310 ネット店舗システム
320 交通機関システム
330 イベント情報システム
340 天気情報システム
510 配信受取条件設定画面
520 通勤経路設定画面
530 配信希望情報詳細設定画面
610,620 配信情報表示画面

Claims (10)

  1. 通勤経路、通学経路、その他定常的な移動経路を移動するユーザの携帯端末と、情報提供元からの情報を前記ユーザに配信する情報配信サーバとからなる移動経路情報配信システムであって、
    前記情報配信サーバは、
    交通機関の自動改札機から、前記ユーザの入退場情報を取得して記録する移動情報記録部と、
    前記ユーザが定常的に移動する経路情報を登録する経路情報登録部と、
    前記ユーザが配信を希望する情報の受取条件である配信受取条件を登録する配信受取条件登録部と、
    前記ユーザに対する配信情報の配信先を指定する配信先条件を登録する配信先条件登録部と、
    前記経路情報及び前記配信受取条件に基づいて、前記ユーザに対する配信内容を決定する配信内容決定部と、
    前記携帯端末の位置情報、前記経路情報、及び前記配信先条件に基づいて、前記ユーザに対する配信情報の配信先装置を決定する配信先装置決定部と、
    を備えることを特徴とする移動経路情報配信システム。
  2. 前記ユーザに対する配信情報を、
    前記ユーザの移動経路に関わる交通機関の運行状況、天気情報、株価情報、為替レートのいずれかを少なくとも含んだ公共配信情報と、
    前記配信受取条件に基づき決定された配信内容の中の前記ユーザの個人情報に関わるパーソナル配信情報と、
    を分けることを特徴とする請求項1に記載の移動経路情報配信システム。
  3. 前記配信先装置は、前記ユーザの近接を検知する個人識別部と、前記ユーザが当該配信先装置の表示部に視線を向けたことを検出する視線検出部とを備え、前記ユーザの個人識別後に前記ユーザの視線を検出したことに応じて、前記配信情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動経路情報配信システム。
  4. 前記配信先装置は、壁面に情報を表示する情報をメイン画面とサブ画面とに分けて表示する表示部を備えた壁面表示装置であり、前記ユーザが近接し、前記ユーザに対する配信情報を表示する際に、前記公共配信情報を前記メイン画面に表示し、前記パーソナル配信情報を前記サブ画面に表示することを特徴とする請求項2に記載の移動経路情報配信システム。
  5. 前記配信先装置は、床面に情報を表示する床面表示装置であり、前記ユーザが近接し、前記ユーザに対する配信情報を表示する際に、前記パーソナル配信情報を表示することを特徴とする請求項2に記載の移動経路情報配信システム。
  6. 前記配信先装置決定部は、前記携帯端末の位置情報で前記移動経路の情報を補完し、前記補完された経路情報に基づき前記配信先装置を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の移動経路情報配信システム。
  7. 前記配信受取条件登録部は、前記パーソナル配信情報を判定するためのキーワードを前記ユーザに入力させることを特徴とする請求項2に記載の移動経路情報配信システム。
  8. 通勤経路、通学経路、その他定常的な移動経路を移動するユーザの携帯端末に、情報提供元からの情報を配信する情報配信サーバであって、
    前記情報配信サーバは、
    交通機関の自動改札機から、前記ユーザの入退場情報を取得して記録する移動情報記録部と、
    前記ユーザが定常的に移動する経路情報を登録する経路情報登録部と、
    前記ユーザが配信を希望する情報の受取条件である配信受取条件を登録する配信受取条件登録部と、
    前記ユーザに対する配信情報の配信先を指定する配信先条件を登録する配信先条件登録部と、
    前記経路情報及び前記配信受取条件に基づいて、前記ユーザに対する配信内容を決定する配信内容決定部と、
    前記携帯端末の位置情報、前記経路情報、及び前記配信先条件に基づいて、前記ユーザに対する配信情報の配信先装置を決定する配信先装置決定部と、
    を備えることを特徴とする情報配信サーバ。
  9. 通勤経路、通学経路、その他定常的な移動経路を移動するユーザの携帯端末と、情報提供元からの情報を前記ユーザに配信する移動経路情報配信方法であって、
    交通機関の自動改札機から、前記ユーザの入退場情報を取得して記録するステップと、
    前記ユーザが定常的に移動する経路情報を登録するステップと、
    前記ユーザが配信を希望する情報の受取条件である配信受取条件を登録するステップと、
    前記ユーザに対する配信情報の配信先を指定する配信先条件を登録するステップと、
    前記経路情報及び前記配信受取条件に基づいて、前記ユーザに対する配信内容を決定するステップと、
    前記携帯端末の位置情報、前記経路情報、及び前記配信先条件に基づいて、前記ユーザに対する配信情報の配信先装置を決定するステップと、
    を含むことを特徴とする移動経路情報配信方法。
  10. 通勤経路、通学経路、その他定常的な移動経路を移動するユーザの携帯端末と、情報提供元からの情報を前記ユーザに配信するシステムにおけるコンピュータ・プログラムであって、
    コンピュータに、
    交通機関の自動改札機から、前記ユーザの入退場情報を取得して記録するステップと、
    前記ユーザが定常的に移動する経路情報を登録するステップと、
    前記ユーザが配信を希望する情報の受取条件である配信受取条件を登録するステップと、
    前記ユーザに対する配信情報の配信先を指定する配信先条件を登録するステップと、
    前記経路情報及び前記配信受取条件に基づいて、前記ユーザに対する配信内容を決定するステップと、
    前記携帯端末の位置情報、前記経路情報、及び前記配信先条件に基づいて、前記ユーザに対する配信情報の配信先装置を決定するステップと、
    を実行させることを特徴とする移動経路情報配信プログラム。
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