JP6288976B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に搭載され、像担持体に形成された静電潜像に現像剤を付与して可視像化する現像装置に関する。
従来の現像装置においては、現像スリーブの表面にブラスト加工により粗面処理を施すことにより現像剤を良好に担持及び搬送することが可能となっているが、粗面処理された現像スリーブの表面が長期使用に伴って摩耗するに従い現像剤の搬送性が低下する。そこで、近年は、現像スリーブの表面に軸方向に平行な複数の溝を等間隔に設け、この溝によって現像剤を担持することにより、比較的低コストで良好な現像剤搬送性と高耐久性を実現可能な技術が提案されている。
しかし、現像スリーブに溝を設けた場合は、溝部と非溝部とで磁気穂の密度差により現像性に差異が生じるため、現像剤の量が溝のピッチに対応して周期的に変化してしまっていた。このため、形成された画像には、溝のピッチで濃度が周期的に変化する濃度ムラ、すなわち溝ピッチムラが現れてしまい画質を低下させていた。特に、写真画像のようにハーフトーンが多く含まれる画像では、溝ピッチムラが顕著に現れてしまっていた。
そこで、像担持体の移動速度と現像スリーブの移動速度と溝のピッチとの関係を規定し、現像スリーブの移動速度を速く設定するか又は溝のピッチを狭く設定することにより、溝ピッチムラを低減する技術が提案されている(特許文献1参照)。また、磁気ブラシの穂立ち長よりも溝のピッチを狭く設定することにより、溝ピッチムラを低減する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−132040号公報 特開2007−114317号公報
しかしながら、特許文献1のように、現像スリーブの移動速度を速く設定する場合、トナーの飛散や磁気穂によるトナー像の掻き取りによる画質劣化を招き得るという問題がある。また、特許文献1や特許文献2のように溝のピッチを狭く設定する場合、現像剤の搬送性が高くなるため、規制ブレードとスリーブ間のギャップを狭く設定する必要性があるため、異物混入時のギャップ詰まりが起こり易いという問題がある。
本発明は、画質劣化やギャップ詰まりを回避しつつ、溝ピッチムラを低減することができる現像装置を提供することを目的としている。
本発明の現像装置は、担持体と、前記像担持体と対向して配置され、前記像担持体の表面に形成された静電潜像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を担持して回転する現像剤担持体を有する現像装置と、前記現像剤担持体に現像バイアスを印加するバイアス印加手段と、を備えた画像形成装置において、前記現像剤担持体は、表面に前記現像剤担持体の回転方向に沿って、且つ前記現像剤担持体の周方向の全域亘って所定の間隔を介して複数の溝部が形成され、前記バイアス印加手段は、1周期が直流バイアスと交流バイアスとが重畳された第1バイアス部と、前記第1バイアス部に後続し前記直流バイアスのみからなる第2バイアス部とによって構成される波形の前記現像バイアスを出力可能であり前記現像剤担持体の周方向における前記複数の溝部のそれぞれの長さをL、画像形成時における前記現像剤担持体の周速をV、記1周期における前記第2バイアス部の時間をt1、前記1周期における前記第1バイアス部のうち、正規の帯電極性を持つ前記トナーを前記現像剤担持体側から前記像担持体側へ移動させるための電界が前記現像剤担持体と前記像担持体との間に形成される時間をt2としたとき、t2<L/V<t1の関係を満たすことを特徴とする
本発明によれば、画質劣化やギャップ詰まりを回避しつつ、溝ピッチムラを低減することができる現像装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 第1実施形態に係る画像形成装置の現像装置の断面図。 (a)〜(c)は、第1実施形態に係る現像装置の現像スリーブの作製手順を示す図であり、(d)は、(c)のA−A´矢視断面図。 第1実施形態に係る現像装置の電源が出力する現像バイアスの波形を示す図。 電源が出力する現像バイアスのブランク数と現像性との関係を示す図。 第2実施形態に係る現像装置の電源が出力する現像バイアスの波形を示す図。 第3実施形態に係る現像装置の電源が出力する現像バイアスの波形を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明においては、タンデム型の画像形成装置に本発明に係る現像装置を適用した場合を例に説明するが、実施形態の構成の一部又は全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、画像形成装置は、タンデム型又は1ドラム型の何れであってもよく、また、中間転写型又は直接転写型の何れであってもよい。更に、現像装置は、2成分現像剤又は1成分現像剤の何れを用いるものであってもよい。本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の画像形成装置の現像装置に適用することができる。
<第1実施形態>
[画像形成装置]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、記録材搬送ベルト24に沿ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型記録材搬送ベルト方式のフルカラープリンタである。
記録材搬送ベルト24には、図示しない記録材カセットから搬送された記録材Sが、感光ドラム10Yのトナー像にタイミングを合わせて送り出される。画像形成部PYでは、感光ドラム10Yにイエロートナー像が形成されて、記録材搬送ベルト24に担持された記録材Sに転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム10Mにマゼンタトナー像が形成されて、記録材搬送ベルト24に担持された記録材Sに転写される。画像形成部PC、PKでは、それぞれ感光ドラム10C、10Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて、記録材搬送ベルト24に担持された記録材Sに転写される。
4色のトナー像を転写された記録材Sは、記録材搬送ベルト24から曲率分離して定着装置25へ送り込まれる。記録材Sは、定着装置25で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、機体外部へ排出される。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置1Y、1M、1C、1Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、同一に構成される。以下では、画像形成部PY、PM、PC、PKの区別を表す符号末尾のY、M、C、Kを省略した符号を構成部材に付して、画像形成部Pの構成及び動作を総括的に説明する。
画像形成部Pは、像担持体としての感光ドラム10を囲んで、コロナ帯電器21、露光装置22、現像装置1、第1転写帯電器23、クリーニング装置26を配置している。感光ドラム10は、外周面に感光層が形成され、所定のプロセススピード(本実施形態では、300mm/s)で矢印R1方向に回転する。ここで、感光ドラム10のプロセススピードは、感光ドラム10のドラム周速Vpと等しい。
コロナ帯電器21は、コロナ放電に伴う荷電粒子を照射して感光ドラム10を一様な負極性の暗部電位VDに帯電させる。露光装置22は、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム10の表面に画像の静電像を書き込む。現像装置1は、トナーを感光ドラム10に供給して、静電像をトナー像に現像する。
ブレード状の第1転写帯電器23は、記録材搬送ベルト24を押圧して、感光ドラム10と記録材搬送ベルト24との間にトナー像の転写部を形成する。第1転写帯電器23にトナーの帯電極性と逆極性の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム10に担持されたトナー像が、記録材搬送ベルト24上の記録材Sへ転写される。感光ドラム10上の転写残トナーはクリーニング装置26により除去される。また、現像装置1には、画像形成動作で消費された分の現像剤中のトナーがトナー補給槽20から補給される。本実施形態では、現像剤として後述する2成分現像剤が用いられる。
なお、画像形成装置100は、上記のような感光ドラム10M、10C、10Y、10Kで形成されたトナー像を記録材Sに直接転写する直接転写方式に限定されない。画像形成装置100としては、記録材搬送ベルト24の代わりに中間転写体を備える2次転写方式を採用してもよい。2次転写方式においては、感光ドラム10M、10C、10Y、10Kから各色のトナー像を中間転写体に1次転写した後、各色のトナー像からなる複合トナー像を中間転写体から記録材Sに一括して2次転写する。
[2成分現像剤]
次いで、本実施形態に係る現像装置1で用いられる現像剤について説明する。現像装置1では、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤が用いられる。トナーは、結着樹脂、着色剤及び必要に応じて添加される添加剤を含む着色樹脂粒子と、コロイダルシリカ微粉末のような外添剤が外添された着色粒子とを含んで構成される。このトナーは、負帯電性のポリエステル系樹脂であり、本実施形態では、体積平均粒径は7.0μmのものを用いる。
キャリアは、表面酸化或が未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、希土類等の金属、及びそれらの合金、或は酸化物フェライト等の磁性粒子を含んで構成される。キャリアに用いる磁性粒子の製造法は特定のものに限定されない。
[現像装置]
次に、現像装置1の構成及び概略動作について図2を参照して説明する。図2は、第1実施形態に係る画像形成装置100の現像装置1の断面図である。
現像装置1は、現像容器2、規制ブレード9及び現像バイアス印加手段としての電源11と、現像容器2に収容された隔壁7、第1搬送スクリュー5、第2搬送スクリュー6、現像スリーブ8及びマグネットローラ8´を有している。
現像容器2は、非磁性トナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤(以下、単に現像剤ともいう)を収容しており、更に、その内部を仕切る隔壁7の上方及び下方に、第1搬送スクリュー5、第2搬送スクリュー6をそれぞれ収容している。
また、現像剤担持体としての現像スリーブ8は、感光ドラム10に現像領域を隔てて対向配置されている。現像スリーブ8は、現像容器2の感光ドラム10に対向する側に形成された開口部にその一部が露出するように回転可能に配置されている。感光ドラム10と現像スリーブ8の間の空間が、現像剤が現像スリーブ8から感光ドラム10に移動する現像領域である。現像領域の幅、すなわち現像スリーブ8と感光ドラム10とのギャップ(SDギャップ)の幅は、約250μmに設定されている。現像スリーブ8は、φ20mmの径の円筒状の非磁性材料(アルミニウム等)により構成されている。
磁界発生手段としてのマグネットローラ8´は、現像スリーブ8の内部に非回転状態で配置されており、現像極S1と、現像剤を搬送する磁極S2、N1、N2、N3とを有している。これらの磁極のうち、極性が等しい磁極N3と磁極N1は、隣り合って現像容器2の内部側に配置されており、磁極N3と磁極N1との間に反発磁界が形成されている。このため、現像剤は、撹拌室4において現像スリーブ8の表面から離間する。
現像スリーブ8は、現像時に矢印R2方向に回転し、規制ブレード9による磁気ブラシの穂切りによって層厚を規制された2成分現像剤を担持する。また、現像スリーブ8は、担持した2成分現像剤を感光ドラム10と対向した現像領域に搬送し、感光ドラム10上に形成された静電潜像に現像剤を供給してこの静電潜像を現像する。
現像剤規制部材としての規制ブレード9は、現像スリーブ8に対向するように現像スリーブ8の回転方向上流側の現像容器2の開口端部に設けられており、現像剤磁気ブラシの穂切りを行っている。すなわち、規制ブレード9は、現像スリーブ8表面に担持された現像剤の層厚を規制している。規制ブレード9は、現像スリーブ8の長手方向軸線に沿って延在するように、板状の非磁性材料(アルミニウム等)を板状に形成したものである。
現像剤のトナーとキャリアの両方は、規制ブレード9の先端部と現像スリーブ8との間を通過する過程でその層厚が規制されて現像領域へと送られる。現像スリーブ8上に担持された現像剤磁気ブラシの穂切り量、及び現像領域へ搬送される現像剤の量は、規制ブレード9の先端部と現像スリーブ8との間隙(ギャップ)を変化させることによって調整される。本実施形態では、現像スリーブ8への単位面積当りの現像剤の付与量が30mg/cmに設定されている。また、感光ドラム10に対する現像スリーブ8の周速比(現像スリーブ周速比R)は175%に設定されている。
隔壁7は、現像容器2の内部空間において、上下方向の略中央部を仕切るように図2の奥側及び手前側の両方向に延在し、この現像容器2の内部空間をその上部の現像室3と下部の撹拌室4とに区分している。
第1搬送スクリュー5及び第2搬送スクリュー6は、現像剤を撹拌及び搬送して現像容器2内で循環させる循環手段として、現像室3及び撹拌室4にそれぞれ配置されている。第1搬送スクリュー5は、現像室3の底部に現像スリーブ8と略平行に配置されており、回転することで現像室3内の現像剤を軸線方向に沿って一方側に搬送する。また、第2搬送スクリュー6は、撹拌室4内の底部に第1搬送スクリュー5と略平行に配置されており、回転することで撹拌室4内の現像剤を軸線方向に沿って他方側、すなわち第1搬送スクリュー5と反対方向に搬送する。第1搬送スクリュー5及び第2搬送スクリュー6の回転によって軸線方向の一方側及び他方側にそれぞれ搬送された現像剤は、隔壁7の両端部で現像室3と撹拌室4とを連通する不図示の連通部を通じて、現像室3と撹拌室4との間で循環される。現像剤は、現像室3と撹拌室4との間で循環されながら、第1搬送スクリュー5の回転によって、現像室3から規制ブレード9と隔壁7との間と通して現像スリーブ8の表面に供給される。
第1搬送スクリュー5及び第2搬送スクリュー6は、詳しくは、非磁性材料からなる不図示の螺旋状の撹拌翼が回転軸の周りに設けられた構造を有している。第1搬送スクリュー5及び第2搬送スクリュー6は、スクリュー径がφ20mm、スクリューピッチが30mmに設計されている。第1搬送スクリュー5及び第2搬送スクリュー6は、共に600rpmの回転数で駆動される。
[現像スリーブの溝]
次いで、現像スリーブ8の表面に形成された溝について図3を参照して説明する。図3(a)〜図3(c)は、第1実施形態に係る現像装置1の現像スリーブ8の作製手順を示す図であり、図3(d)は、図3(c)のA−A´矢視断面図である。
図3(d)に示すように、現像スリーブ8の表面には、深さが50μm、谷部の角度が90°のV字断面形状の溝部8aが50本形成されている。溝部8aは、現像スリーブ8の軸方向に延在し周方向に互いに平行且つ均一間隔となるように、現像スリーブ8の外周の全面に亘って形成されている。
現像スリーブ8の作成手順の一例を説明する。まず、図3(a)に示すように、表面加工されていないφ20mmの径のアルミニウムの素管を用意する。次いで、図3(b)に示すように、型(ダイス)を用いた引き抜き法、又はエッチング等によって、所望の形状、深さ、本数、及び角度等の溝部8aを形成する。最後に、図3(c)に示すように、非コート領域である軸方向両端部の現像剤の搬送性を落とすために、軸方向両端部を切削して金環部8bを設ける。
ここで、溝部8aがその深さが50μmで谷部の角度が90°のV字断面形状に形成されている場合、溝部8aの溝幅Lは100μmとなる。また、感光ドラム10の表面の1点を溝部8aが通過するのに要する時間である溝部通過時間Tは、現像スリーブ周速比Rが175%であるとき、以下の関係式より190μsとなる。
溝部通過時間T=溝幅L/(現像スリーブ周速比R×ドラム周速Vp)
[現像バイアス]
次いで、本実施形態で用いる現像バイアスについて図4を参照して説明する。図4は、第1実施形態に係る現像装置1の電源11が出力する現像バイアスの波形を示す図である。
現像バイアス印加手段としての電源11は、交流成分に直流成分が重畳された現像バイアスを現像スリーブ8に印加する。本実施形態では、現像バイアスの交流成分は10kHzの矩形波である。この現像バイアスには、図4に示すように、交流成分が間欠的に間引かれて直流成分のみとなったブランク部が設けられている。本明細書では、交流成分が間引かれていない場合にブランク部に相当する部分に存在した矩形波のパルス、換言すると、交流成分の間引きによりブランクとなったパルス(存在しなくなったパルス)のことを「ブランクパルス」という。また、交流成分を間欠的に間引くことで直流成分となった部位を「ブランク部」という。
従って、電源11が出力する現像バイアスは、交流成分に直流成分が重畳された交流バイアス部と、この交流バイアス部に後続し直流成分のみからなるブランク部と、を1周期とする波形となる。
本実施形態では、図4に示すように、1周期(2パルス)の矩形波の交流バイアス部の後にブランク部が設けられたシングルブランクパルス波形(以下、SBPという)を現像バイアスとして用いている。なお、本明細書では、矩形波のパルス数は、矩形波の半周期を1パルスとして数えるものとする。また、現像バイアスの1周期におけるブランク部の時間をブランク時間t1とする。また、現像バイアスの1周期において交流バイアス部の現像側の電界(パルス)が発生する時間の合計を現像時間t2とする。また、交流バイアス部における現像側(現像剤付与側)の電界と現像剤回収側(現像剤引き戻し側)の電界の比率(以下、デューティー比)は50%とした。ここで、現像側の電界とは、現像バイアスの1周期中において交流バイアス部によりトナーが現像スリーブ8側(現像剤担持体側)から感光ドラム10側(像担持体側)へ飛翔する電界である。また、回収側の電界とは、現像バイアスの1周期中において交流バイアス部によりトナーが感光ドラム10側から現像スリーブ8側へ引き戻される電界である。
[溝ピッチムラの発生レベルに関する実験]
まず、実験の条件について説明する。ブランクパルスの数(以下、ブランク数)を変化させて、溝部8aのピッチ(溝ピッチ)で周期的に発生する濃度ムラである溝ピッチムラの発生レベルを確認する実験を行った。
具体的には、画像形成装置100により、ブランク数が0パルスの矩形波及びブランク数が互いに異なる複数のSBPから選択した1の波形の現像バイアスを順次用いて、テスト画像としてA3サイズのハーフトーン画像を出力(画像形成)した。また、出力されたテスト画像の10mm×400mmのサイズの領域を、EPSON社製ES−10000Gにより600dpiの解像度でスキャンした。その後、そのスキャンしたテスト画像のデータをFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)により解析し、テスト画像に含まれる横縞の周波数成分(周波数特性)を取得した。
本実施形態では、現像スリーブ8の径をφ20mm、溝部8aの本数を50本、感光ドラム10に対する現像スリーブ周速比Rを175%としたため、テスト画像には、20×π/50/1.75=0.718mmのピッチを有する溝ピッチムラが発生し得る。よって、画像形成装置100のプロセススピードすなわち感光ドラム10のドラム周速Vpが300mm/sであるため、テスト画像に溝ピッチムラが発生している場合、溝ピッチに固有の周波数である418Hzにピークが立つことになる。
表1に示すように、実験に用いた現像バイアスの条件は、実施例1−1ではブランク数が2パルスのSBPとし、実施例1−2ではブランク数が4パルスのSBPとし、実施例1−3ではブランク数が8パルスのSBPとした。また、比較例1として、ブランク部が設けられておらずブランク数が0パルスの矩形波のみを現像バイアスに用いた。
Figure 0006288976
次いで、実験の結果について説明する。表1において、矩形部周波数は、交流バイアス部を構成する矩形波の周波数である。また、長周期周波数は、交流バイアス部とブランク部とからなる長周期の周波数である。また、ピーク値は、FFT解析において溝ピッチ固有の周波数である418Hzに発生した値である。
表1から分かるように、比較例1の矩形波のみの場合は、テスト画像のFFT解析において、溝ピッチ固有の周波数である418Hzに0.20という鋭いピークが立ち、テスト画像の目視評価においても溝ピッチムラが確認された。
これに対し、ブランク数が2パルスの実施例1−1ではピーク値が0.05であり、比較例1よりもピーク値が減少することが確認された。また、ブランク数が4パルスの実施例1−2及びブランク数が8パルスの実施例1−3では、何れもピークが検出されずピーク値が0であった。
このように、実施例1−1、1−2、1−3のようにブランク部が設けられた現像バイアスを用いた場合は、比較例1のように現像バイアスが矩形波のみからなる場合よりも溝ピッチムラが低減することが分かった。また、実施例1−1、1−2、1−3のように、ブランク数を増やしてブランク時間t1を長く設定することにより、溝ピッチムラの低減効果が高まる。
[溝ピッチムラが低減するメカニズム]
溝ピッチムラが発生する原理と低減するメカニズムについて説明する。まず、溝ピッチムラが発生する原理について説明する。溝部8aが形成された現像スリーブ8においては、溝部8aと非溝部(溝部8a以外の部分)との間で、磁気穂の密度差があるため現像性に差異が生じる。これにより、テスト画像において、溝部8aが通過した部分の濃度が高くなり、溝ピッチムラが発生してしまう。
次に、溝ピッチムラが低減するメカニズムについて説明する。直流成分のみからなるブランク部では、直流成分が重畳された交流成分からなる交流バイアス部よりも現像性が低くなる。このため、ブランク部を現像バイアスに設けることにより、感光ドラム10のある1点を溝部8aが通過するタイミングに、ブランク部が出力されるタイミングが重なり得るため、溝部8aと非溝部との濃度差が発生しにくくなり、溝ピッチムラが低減される。
更に、ブランク時間t1を長く設定することで、感光ドラム10のある1点を溝部8aが通過するタイミングと、現像バイアスのブランク部が出力されるタイミングが重なり易くなるため、溝ピッチムラの低減効果が高まる。
表1の実施例1−2、1−3のように、ブランク時間t1を溝部通過時間T(=190μs)より長くした場合は、ピーク値が検出されず0となり、溝ピッチムラの低減効果を十分に得ることができる。すなわち、溝部通過時間T<ブランク時間t1を満たすことで溝ピッチムラの低減効果が高まる。
なお、溝部通過時間T<ブランク時間t1の条件を満たす場合であっても、溝部通過時間Tに交流バイアス部の現像側のパルスによる電界の発生タイミングが重なり得る。しかし、溝部通過時間T<ブランク時間t1の条件を満たしていれば、溝部通過時間Tに1周期分以上の現像側の電界が重なることはないため、溝ピッチムラの低減効果は発揮される。
また、本実施形態では、現像バイアスの長周期周波数が、感光ドラム10の表面を溝部8aが通過する周波数(溝ピッチの周波数)の整数倍とならないように設定している。このため、溝部8aに1パルス分の現像側の電界が作用することがあっても、溝部8aで常に現像側の電界だけが作用することがないので、溝ピッチムラの低減効果は発揮される。
また、実施例1−1、1−2、1−3の比較から、ブランク数を増やしてブランク時間t1を長くした方が、溝ピッチムラの低減効果を高めることが分かったが、ブランク数が多過ぎる場合は現像性が低下する懸念がある。そこで、ブランク数と現像性との関係を実験により求めた。
図5は、ブランク数と現像効率[%]の関係を示す実験結果である。なお、図5に示す現像効率は、{(充電電位−露光電位)/(現像DC−露光電位)}×100で求められる。ここで、充電電位とは、感光ドラム10の露光された部分(露光部)に現像によりトナーが載った状態の電位であり、トナーの帯電状態などに応じて変化する。また、露光電位とは、感光ドラム10の露光部の電位であり、現像DCとは、現像バイアスの直流成分の電位である。
図5に示すように、SBPの場合、ブランク数が2パルス〜10パルスの範囲では現像効率が良好であるが、ブランク数が10パルスを超える場合は現像効率の低下率が大きい。すなわち、現像時間t2とブランク時間t1の比率が1:10を超える場合(ブランク数が10パルスを超える場合)は現像性の低下が顕著であった。一方、後述するWBPの場合、ブランク数が2パルス〜20パルスの範囲で現像効率が良好であった。従って、現像効率が良好であるためには、ブランク時間t1と現像時間t2とを、t1/t2≦10の関係を満たすように設定することが好ましい。
また、表1の実施例1−1のように、ブランク数が2パルスの場合は、溝ピッチに起因するピーク値が0.05となった。従って、溝ピッチムラを低減するためには、現像バイアスがSBPである場合は、ブランク数を4パルス〜10パルスの範囲に設定することが好ましい。
以上説明したように、本実施形態に係る現像装置1は、電源11は、現像バイアスとして、交流成分に直流成分が重畳された交流バイアス部と、この交流バイアス部に後続し直流成分のみからなるブランク部と、を1周期とする波形を出力する。そして、溝部通過時間T<ブランク時間t1の関係を満たすように溝部通過時間T、ブランク時間t1を設定することにより、感光ドラム10のある1点を溝部8aが通過するタイミングに、ブランク部が出力されるタイミングが重なり易くなる。このため、溝部8aと非溝部との濃度差が発生しにくくなり、溝ピッチムラを低減することができる。
また、本実施形態に係る現像装置1は、ブランク時間t1と現像時間t2とを、t1/t2≦10の関係を満たすように設定することで、良好な現像効率を維持しつつ溝ピッチムラを低減することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る現像装置1の電源11の出力について図6を参照して説明する。図6は、第2実施形態に係る現像装置の電源が出力する現像バイアスの波形を示す図である。なお、本実施形態において、画像形成装置100、現像装置1の基本構成及び動作は、第1実施形態と同様である。従って、第1位実施形態と同一又は同様の構成要素には同一符号を付して詳しい説明は省略し、本実施形態に特徴的な点を説明する。
第1実施形態では、現像バイアスとしてSBPを用い、ブランク数を変化させて溝ピッチムラの変化を確認した。
これに対し、本実施形態では、図6に示すように、2周期(4パルス)の矩形波の交流バイアス部の後にブランク部を配置したダブルブランクパルス波形(以下、WBPという)を現像バイアスとして用いた。そして、現像時間t2等の条件を変化させて溝ピッチムラの変化を観察した。なお、図6において、現像時間t2は、交流バイアス部の現像側の電界、すなわち下向きの2つのパルスが発生する時間の合計である。
表2に示すように、本実施形態では、現像バイアスの波形にWBPを用い、実施例2−1と実施例2−2とで、ブランク時間t1が共に200μsとなるように、矩形部周波数、ブランク数、長周期周波数、現像時間t2を異ならせた条件で実験を行った。
具体的には、実施例2−1では、矩形部周波数を10kHz、ブランク数を4パルス、長周期周波数を2.5kHz、現像時間t2を100μsとした。また、実施例2−2では、矩形部周波数を5kHz、ブランク数を2パルス、長周期周波数を1.7kHz、現像時間t2を200μsとした。すなわち、実施例2−2では、実施例2−1に対してブランク時間t1を等しくし現像時間t2を長くした。また、実施例2−1、実施例2−2の双方ともに、ブランク時間t1は、第1実施形態の実施例1−2、1−3のように、溝部通過時間T<ブランク時間t1を満たしている。
Figure 0006288976
次いで、実験の結果について説明する。表2から分かるように、実施例2−1では、現像バイアスの波形がSBPである第1実施形態の実施例1−2と比較して、現像バイアスの波形がWBPであるため現像時間t2が長くなるが、ピーク値は0となった。従って、実施例2−1では、第1実施形態と同様に溝ピッチムラの低減効果を得ることができた。
一方、実施例2−2では、目視で認識し得る溝ピッチムラは確認されなかったが、溝ピッチに起因するピーク値が0.05となり、実施例2−1の方が、実施例2−2よりも好ましい結果となった。すなわち、実施例2−2では、ブランク時間t1が溝部通過時間T<ブランク時間t1となる関係を満たしており、溝ピッチムラの低減効果を得られたが、実施例2−1の構成とすることで、更に溝ピッチムラを低減できた。
実施例2−1と実施例2−2とでピーク値に差異が生じた理由について考察する。実施例2−2では、溝部通過時間T<ブランク時間t1を満たしているものの、現像時間t2が実施例2−1より長いことが原因となって、実施例2−1よりも溝ピッチムラの低減効果が劣ったと考えられる。すなわち、溝部通過時間T<ブランク時間t1の関係を満たすようにブランク時間t1を長くした場合であっても、溝部8aで現像側のパルス(SBPの場合は1パルス。WBPの場合は2パルス)による電界が作用することがある。このため、実施例2−2では、実施例2−1より矩形部周波数及び長周期周波数が低く且つ現像時間t2が長くなるように設定したため、溝部8aに現像側の電界が長時間作用し、実施例2−1よりも溝ピッチムラの低減効果が劣ったものと考えられる。
従って、溝ピッチムラの発生を低減するためには、溝部通過時間Tの範囲に下限値を設定し、現像時間t2<溝部通過時間T<ブランク時間t1の条件を満たすように、ブランク時間t1、現像時間t2、溝部通過時間Tを設定することが好ましい。このようにすることにより、溝部8aに現像側の電界だけが作用することがなくなり、溝ピッチムラの低減効果を確実に発揮することができる。
実施例2−1では、現像時間t2=100μs<溝部通過時間T=190μs<ブランク時間t1=200μsであり、現像時間t2<溝部通過時間T<ブランク時間t1の条件を満たしているため、溝ピッチムラが低減される。
本実施形態では、現像バイアスにWBPを用いた場合について説明したが、現像時間t2<溝部通過時間T<ブランク時間t1、の条件を満たしていれば、現像バイアスとしてWBP又はSBP以外の波形を用いることができる。例えば、現像バイアスとして、3周期(6パルス)の矩形波の交流バイアス部の後にブランク部を配置したトリプルブランクパルス波形を用いてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る現像装置1は、現像時間t2<溝部通過時間T<ブランク時間t1の条件を満たすようにしたことにより、溝部8aに現像側の電界だけが作用することがなくなり、溝ピッチムラの低減効果を確実に発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る現像装置1の電源11の出力について図7を参照して説明する。図7は、第3実施形態に係る現像装置の電源が出力する現像バイアスの波形を示す図である。なお、本実施形態において、画像形成装置100、現像装置1の基本構成及び動作は、第1実施形態、第2実施形態と同様である。従って、第1実施形態、第2実施形態と同一又は同様の機能要素には同一符号を付して詳しい説明は省略し、本実施形態に特徴的な点を説明する。
第2実施形態では、現像時間t2<溝部通過時間T<ブランク時間t1の条件を満たすことで溝ピッチムラを更に低減することができることを説明した。ここで、現像時間t2の設定パラメータとしては、矩形部周波数、長周期周波数、1周期中の交流バイアス部の矩形波のパルス数、デューティー比がある。これらの設定パラメータを変更することで現像時間t2を、現像時間t2<溝部通過時間Tとなる好適な条件に設定することも可能である。
本実施形態では、図7に示すように、WBPの現像バイアスにおいて交流バイアス部のデューティー比を60%に設定した。すなわち、現像時間t2と回収時間(現像剤引き戻し側の電界作用時間の合計)の比率を4:6に設定した。この場合、現像側の電界強度と現像剤回収側の電界強度は6:4となる。なお、図7において、現像時間t2は、交流バイアス部の現像側の電界、すなわち下向きの2つのパルスが発生する時間の合計である。
このように交流バイアス部のデューティー比を60%にすることで、デューティー比が50%の場合よりも、現像時間t2<溝部通過時間T<ブランク時間t1の条件を満たすための現像時間t2を、現像性を維持したまま短い値に設定することが可能となる。なお、デューティー比だけでなく、現像時間t2が好適な条件になるように周波数を設定したり、又は周波数とデューティー比の組み合わせを設定してもよい。
本実施形態では、表3に示すように、現像時間t2<溝部通過時間T<ブランク時間t1の条件を満たす範囲で、実施例3−1と実施例3−2とで、矩形部周波数、ブランク数、長周期周波数、現像時間t2、ブランク時間1を異ならせた条件で実験を行った。また、実施例3−1及び実施例3−2の双方とも、現像バイアスとして交流バイアス部のデューティー比が60%のWBPを用いた。
具体的には、実施例3−1では、矩形部周波数を10kHz、ブランク数を4パルス、長周期周波数を2.5kHz、現像時間t2を80μs、ブランク時間t1を200μsとした。また、実施例3−2では、矩形部周波数を12kHz、ブランク数を6パルス、長周期周波数を2kHz、現像時間t2を67μs、ブランク時間t1を250μsとした。すなわち、実施例3−2では、実施例3−1よりも周波数を高くすることで現像時間t2を更に短くした。
Figure 0006288976
次いで、実験の結果について説明する。表3から分かるように、実施例3−1、実施例3−2の何れも、ピーク値が0となり、溝ピッチに由来するピーク値が発生せず、溝ピッチムラの無い良好な結果を得ることができた。
ここで、デューティー比の変更によって現像時間t2を短く設定する場合は回収時間が長くなるが、この回収時間は現像に寄与しない。このため、実施例3−1、実施例3−2のようにデューティー比の設定により現像時間t2を短くすることで、ブランクパルスを設けた場合と同様の溝ピッチムラの低減効果を更に得ることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る現像装置1は、交流バイアス部のデューティー比を、現像時間t2が回収時間より短くなるように設定することで、ブランクパルスを設けた場合と同様の溝ピッチムラの低減効果を更に得ることができる。
1 現像装置
8 現像スリーブ(現像剤担持体)
8a 溝部
10 感光ドラム(像担持体)
11 電源(現像バイアス印加手段)

Claims (3)

  1. 担持体と
    前記像担持体と対向して配置され、前記像担持体の表面に形成された静電潜像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を担持して回転する現像剤担持体を有する現像装置と、
    前記現像剤担持体に現像バイアスを印加するバイアス印加手段と、を備えた画像形成装置において
    前記現像剤担持体は、表面に前記現像剤担持体の回転方向に沿って、且つ前記現像剤担持体の周方向の全域亘って所定の間隔を介して複数の溝部が形成され
    記バイアス印加手段は、1周期が直流バイアスと交流バイアスとが重畳された第1バイアス部と、前記第1バイアス部に後続し前記直流バイアスのみからなる第2バイアス部とによって構成される波形の前記現像バイアスを出力可能であり
    前記現像剤担持体の周方向における前記複数の溝部のそれぞれの長さをL、画像形成時における前記現像剤担持体の周速をV、記1周期における前記第2バイアス部の時間をt1、前記1周期における前記第1バイアス部のうち、正規の帯電極性を持つ前記トナーを前記現像剤担持体側から前記像担持体側へ移動させるための電界が前記現像剤担持体と前記像担持体との間に形成される時間をt2としたとき、
    t2<L/V<t1
    の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  2. 前記t1と前記t2が、
    t1/t2≦10
    の関係を満たすことを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  3. 前記1周期における前記第1バイアス部のうち、正規の帯電極性を持つ前記トナーを前記像担持体側から前記現像剤担持体側へ移動させるための電界が前記像担持体と前記現像剤担持体との間に形成される時間をt3としたとき、
    t2<t3
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
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