JP6260763B2 - クランクシャフトの支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、クランクシャフトの支持構造に関する。
自動車のエンジンには、エンジンを駆動源とする、発電機、パワーステアリング用ポンプ、ウォーターポンプ、エアコン用のコンプレッサー等の補機類が搭載されている。補機は、エンジンのクランクシャフトの回転動力がベルト、プーリー等を介して伝達されて駆動される。
クランクシャフトの端部がエンジンブロックの外側に配され、端部に補機駆動用プーリーが固定される。補機側のプーリーが補機駆動用プーリーと同一の平面内に保持され、プーリーにベルトが掛け回されてエンジンの回転動力が伝達される。例えば、引用文献1にエンジン部品の補機の駆動装置として、クランクシャフトと補機駆動用プーリーの配置構成が開示されている。
近年、大きな出力で駆動できる補機が車両に搭載されるようになってきている。例えば、エンジンが停止している状態から瞬時にエンジンを始動させるため、モータとして機能する発電機(モータジェネレータ)が搭載されるようになってきている。大きな出力を伝達するため、クランクシャフトの補機駆動用プーリーと補機駆動用プーリーとの間は大張力でベルトを張る必要があるのが実情である。
クランクシャフトはエンジンブロック内で長手方向の適宜箇所がクランクシャフト軸受けにより回転自在に支持され、補機駆動用プーリーが固定される端部は、片持ち状態でエンジンブロックの外側に配されている。ベルトが大張力で張られている状態では、特に、回転力を伝達する際に、補機駆動用プーリーを介してクランクシャフトの端部に大きな曲げ力が働き、変形が生じる虞があった。
クランクシャフトの端部の曲げ力に対して変形を抑制するため、クランクシャフトを太くしてクランクシャフト自体の剛性を高くしたり、クランクシャフト軸受けによる支持剛性を高くしたりして対処することが考えられる。しかし、クランクシャフトを太くすると、部品の材料費が嵩んで重量が増加し、クランクシャフト軸受けの支持剛性を高くすると、高価な軸受けを設計する必要がある。
特開平6−221181号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、補機駆動用プーリーが取付けられるクランクシャフトの端部を回転自在に支持することができるクランクシャフトの支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明のクランクシャフトの支持構造は、エンジンブロックの外側に端部が配されるクランクシャフトと、前記クランクシャフトの端部に固定される補機駆動用プーリーと、前記エンジンブロックの外側に固定される支持部材と、前記支持部材と前記補機駆動用プーリーとの間に介在し、前記クランクシャフトの端部を回転自在に支持する軸受けとを備えたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る本発明のクランクシャフトの支持構造は、請求項1に記載のクランクシャフトの支持構造において、前記補機駆動用プーリーには、前記クランクシャフトの端部が直接挿入可能な中空状の中心軸部が設けられ、当該中心軸部の外周と前記支持部材との間に前記軸受けが介在されることを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、支持部材をエンジンブロックの外側に固定し、支持部材とクランクシャフト側(補機駆動用プーリー)との間に軸受けを介在させることにより、クランクシャフトをエンジンブロックの内部とエンジンブロックの外側で両持ちの状態で支持することができる。クランクシャフトの端部に位置決め固定された補機駆動用プーリーを介してクランクシャフトの端部を回転自在に支持することができる。このため、補機駆動用プーリーが取付けられるクランクシャフトの端部を回転自在に支持することが可能になる。
従って、クランクシャフト自体を太くしたり、クランクシャフト軸受けの支持剛性を高くしたりして、コストや部品重量を増加させることなく、クランクシャフトの端部の曲げ力に対して変形を抑制することができる。
また、請求項3に係る本発明のクランクシャフトの支持構造は、請求項1もしくは請求項2に記載のクランクシャフトの支持構造において、前記支持部材には、前記エンジンブロックへの固定用のボルトが挿通するボルト穴が形成され、前記ボルト穴の径は、固定用ボルトの径よりも大きく形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、クランクシャフト側の軸受けの中心と支持部材の軸受け支持部の中心を合わせる際に、ボルト穴に対してボルトの位置が相対的に移動し、軸受けの中心と支持部材の軸受け支持部の中心とが一致した状態で、ボルトを締め付けて支持部材をエンジンブロックに固定することができる。
また、請求項4に係る本発明のクランクシャフトの支持構造は、請求項3に記載のクランクシャフトの支持構造において、前記固定用のボルトは、前記補機駆動用プーリーの下方に設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に係る本発明のクランクシャフトの支持構造は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のクランクシャフトの支持構造において、前記軸受けは、内輪もしくは外輪の一方が前記補機駆動用プーリーに嵌合し、内輪もしくは外輪の他方が前記支持部材に嵌合し、前記内輪と前記外輪の間にグリースが封入された転がり軸受けであることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、安価な転がり軸受けを用いてクランクシャフトの端部を回転自在に支持することができる。メンテナンスは、例えば、車検時に転がり軸受けを交換したり、グリースの追加・交換をしたりすることで、容易に実施することができる。
また、請求項6に係る本発明のクランクシャフトの支持構造は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のクランクシャフトの支持構造において、前記軸受けは、メタル面の接触により回転部を支持するメタル軸受けであり、前記メタル軸受けに潤滑油を供給する潤滑油供給手段を備えたことを特徴とする。
請求項6に係る本発明では、メタル軸受けを用いてクランクシャフトの端部を精度良く回転自在に支持することができ、潤滑油供給手段で潤滑油を供給することで、メンテナンスフリーの状態で使用することができる。潤滑油供給手段は、例えば、シリンダブロックの潤滑油通路から潤滑油を供給し、潤滑後の油はオイルパンに戻す手段とされる。
本発明のクランクシャフトの支持構造は、補機駆動用プーリーが取付けられるクランクシャフトの端部を回転自在に支持することが可能になり、クランクシャフトの端部の曲げ力に対して変形を抑制することができる。このため、高出力の補機の駆動のためにベルトを大きな張力で張って回転させても、クランクシャフトの端部の剛性を保つことができる。
本発明の第1実施例に係るクランクシャフトの支持構造を備えたエンジンの外観図である。 本発明の第1実施例に係るクランクシャフトの支持構造の要部の正面図である。 本発明の第1実施例に係るクランクシャフトの支持構造の要部の断面図である。 本発明の第1実施例に係るクランクシャフトの支持構造の分解図である。 本発明の第2実施例に係るクランクシャフトの支持構造の要部の正面図である。 本発明の第2実施例に係るクランクシャフトの支持構造の要部の断面図である。 本発明の第2実施例に係るクランクシャフトの支持構造の分解図である。
図1から図4に基づいて本発明の第1実施例を説明する。
図1には本発明の第1実施例に係るクランクシャフトの支持構造を備えたエンジンの全体を説明する外観視、図2には図1中のエンジンの要部の正面視、図3には本発明の第1実施例に係るクランクシャフトの支持構造の要部の断面、図4には本発明の第1実施例に係るクランクシャフトの支持構造の分解状態を示してある。
図1、図2に基づいてクランクシャフトの支持構造を備えたエンジンの全体構成を説明する。
エンジン1のシリンダブロック2(エンジンブロック)の下部にはブロックフレーム3を介してクランクシャフト4が回転自在に支持されている。クランクシャフト4の端部5はシリンダブロック2の正面の外側に配され、クランクシャフト4の端部5には補機駆動用プーリー6が同軸状に固定されている。
補機駆動用プーリー6は支持部材としての保持ブラケット7の保持部8に回転自在に支持され、保持ブラケット7の保持部8には補機駆動用プーリー6を回転自在に支持する軸受け(具体的には後述する)が備えられている。保持ブラケット7の保持部8の下部には固定板9が連続して設けられ、固定板9はエンジンブロックを構成するオイルパン10に固定されている。
シリンダブロック2の側面側には、補機として発電機(モータジェネレータ)11が固定され、また、シリンダブロック2の側面側には、図示は省略したが、パワーステアリング用ポンプ、ウォーターポンプ、エアコン用のコンプレッサー等の補機が保持固定される。
発電機11(他の補機)にはプーリー12が固定され、プーリー12は補機駆動用プーリー6と同一平面上に配されている。プーリー12(他の補機のプーリー)と補機駆動用プーリー6とにはVベルト13が掛け回され、Vベルト13は、図示しないアイドラプーリー、テンションプーリー等により所定の張力が維持されている。これにより、エンジン1のクランクシャフト4の駆動力が発電機11等の補機に伝達される。
図2から図4に基づいてクランクシャフトの支持構造を具体的に説明する。
シリンダブロック2の内部では、クランクシャフト軸受け14を介してクランクシャフト4が回転自在に支持され、タイミングチェーン15により図示しないカムシャフトに動力が伝達される。そして、クランクシャフト4の端部5がシリンダブロック2の外側に突出して配され、端部5に補機駆動用プーリー6が固定されている。
補機駆動用プーリー6は中心軸部21、及び、ベルト掛け部22を有し、中心軸部21の内周がクランクシャフト4の端部5に係合している。補機駆動用プーリー6は、固定ボルト18及び座金19を介してクランクシャフト4に固定されている。
ベルト掛け部22の内側における中心軸部21の外周側には転がり軸受け25の内輪が嵌合し、転がり軸受け25の外輪は保持ブラケット7の保持部8に嵌合している。転がり軸受け25の内輪と外輪の間の転がり部材(例えば、球)が配されている部位にグリースが封入されている。
オイルパン10にはボス部31が3箇所に設けられ、保持ブラケット7の固定板9にはボス部31に対応してボルト穴32が形成されている。ボルト穴32に固定ボルトとしての締結ボルト33が挿入され、締結ボルト33がボス部31に締結されることで、固定板9がオイルパン10に固定される。
固定板9のボルト穴32の径D1(図4参照)は、締結ボルト33の径D2(図4参照)よりも大きく形成されている。このため、プーリー12(クランクシャフト側)に固定された転がり軸受け25の外輪の軸芯(中心)と、保持ブラケット7の保持部8の外輪嵌合部の中心を合わせる際に、固定板9のボルト穴32に対して締結ボルト33の位置が相対的に移動する。
従って、転がり軸受け25の中心と保持ブラケット7の保持部8の外輪嵌合部(軸受け嵌合面)の中心とを一致させた状態で、締結ボルト33を締め付けて保持ブラケット7(固定板9)をエンジンブロック(オイルパン10)に固定することができる。
上述した支持構造における補機駆動用プーリー6及び保持ブラケット7の取付けの状態を説明する。
Vベルト13を緩めた状態で、予め、転がり軸受け25を中心軸部21に圧入した補機駆動用プーリー6をクランクシャフト4の端部5に装着し、固定ボルト18及び座金19を介して固定する(係合する)。クランクシャフト4と補機駆動用プーリー6は、端部5の外周と中心軸部21の内周との嵌合により芯合わせが行われる。
転がり軸受け25の外輪を基準として保持ブラケット7の保持部8を装着する。固定板9のボルト穴32に締結ボルト33を挿入し、締結ボルト33をボス部31に締結して固定板9をオイルパン10に固定する。固定板9のボルト穴32に対して締結ボルト33の位置が相対的に移動することで、転がり軸受け25の中心と保持ブラケット7の保持部8の軸受け嵌合面の中心が一致し、転がり軸受け25と保持部8の芯合わせが行われる。
この状態で、図示しないアイドラプーリー、テンションプーリー等によりVベルト13に張力を付与し、必要に応じてグリースの状態を確認する(例えば、車検時)。
上記構成の第1実施例のクランクシャフトの支持構造では、保持ブラケット7をシリンダブロック2の外側に固定し、保持部8と補機駆動用プーリー6(クランクシャフト4側)に転がり軸受け25を介在させている。このため、シリンダブロック2の内部のクランクシャフト軸受け14と転がり軸受け25とでクランクシャフト4を両持ちの状態で支持することができる。
この結果、補機駆動用プーリー6が取付けられるクランクシャフト4の端部5を、補機駆動用プーリー6を介して回転自在に支持することが可能になる。即ち、補機駆動用プーリー6が取付けられるクランクシャフト4の端部を回転自在に支持することが可能になり、クランクシャフト4の端部5の曲げ力に対して変形を抑制することができる。
従って、高出力の補機の駆動のためにベルトを大きな張力で張って回転させても、クランクシャフトの径を太くして剛性を高めたり、クランクシャフト軸受けの支持剛性を高くしたりすることなく、クランクシャフト4の端部5の剛性を保つことができる。このため、部品の材料費を高くして重量を増加させることがなく、高価な軸受けを設計する必要もない。
また、エンジンの外側から新たな軸受けを追加でき、例えば、モータとして機能する発電機(モータジェネレータ)を使用しないエンジンに適用した場合、転がり軸受け25を、シリンダブロック2の内部のクランクシャフト軸受け14と共用化することができる。
また、補機駆動用プーリー6に圧入された転がり軸受け25の中心と、保持ブラケット7の保持部8の軸受け嵌合面の中心とを一致させた状態で、締結ボルト33を締め付けて保持ブラケット7(固定板9)をエンジンブロック(オイルパン10)に固定することができる。
また、安価な転がり軸受け25を用いてクランクシャフト4の端部5を回転自在に支持することができる。メンテナンスは、例えば、車検時に転がり軸受け25を交換したり、封入されたグリースの追加・交換をしたりすることで、容易に実施することができる。
図5から図7に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
図5には本発明の第2実施例に係るクランクシャフトの支持構造を備えたエンジンの要部の正面視、図6には本発明の第2実施例に係るクランクシャフトの支持構造の要部の断面、図7には本発明の第1実施例に係るクランクシャフトの支持構造の分解状態を示してある。尚、エンジン1の構成、第1実施例の構成と同一部材には同一符号を付してある。
シリンダブロック2の内部では、クランクシャフト軸受け14を介してクランクシャフト4が回転自在に支持され、クランクシャフト4の端部5がシリンダブロック2の外側に突出して配され、端部5に補機駆動用プーリー36が固定されている。
補機駆動用プーリー36は、中心軸部41、及び、ベルト掛け部42を有し、中心軸部41の内周がクランクシャフト4の端部5に係合している。補機駆動用プーリー36は、固定ボルト38及び座金39を介してクランクシャフト4に固定されている。
ベルト掛け部42の内側における中心軸部41の外周側には、支持部材としての保持ブラケット45の軸受け支持部46が嵌合している。軸受け支持部46は一端が開口する筒状で、開口部には、クランクシャフト4の端部5を封止するオイルシール47が設けられている。軸受け支持部46には、クランクシャフト4の端部5を回転自在に支持するメタル面の接触により端部5を支持するメタル軸受け51が設けられている。
オイルパン10にはボス部31が3箇所に設けられ、保持ブラケット45の固定板48にはボス部31に対応してボルト穴32が形成されている。ボルト穴32に固定ボルトとしての締結ボルト33が挿入され、締結ボルト33がボス部31に締結されることで、固定板48がオイルパン10に固定される。
固定板48のボルト穴32の径D1(図7参照)は、締結ボルト33の径D2(図7参照)よりも大きく形成されている。このため、補機駆動用プーリー36の中心軸部41の外周とメタル軸受け51の内周の中心を合わせる際に、固定板48のボルト穴32に対して締結ボルト33の位置が相対的に移動する。
従って、メタル軸受け51の中心と中心軸部41の中心とを一致させた状態で、締結ボルト33を締め付けて保持ブラケット7(固定板48)をエンジンブロック(オイルパン10)に固定することができる。
保持ブラケット45の軸受け支持部46の上部には、メタル軸受け51に潤滑油を供給する供給口52が設けられ、軸受け支持部46の上部には、メタル軸受け51を潤滑した潤滑油が排出される排出口53が設けられている。供給口52にはガスケット55を介して供給ジョイント(アイジョイント)57がボルト58で固定され、排出口53にはガスケット55を介して排出ジョイント(アイジョイント)59がボルト58で固定されている。
供給ジョイント57には潤滑油供給管27が接続され、エンジン1の潤滑油供給系統から潤滑油供給管27に潤滑油が供給され、メタル軸受け51に潤滑油が供給される(潤滑油供給手段)。排出ジョイント59には潤滑油排出管28が接続され、メタル軸受け51を潤滑した潤滑油が潤滑油排出管28からオイルパン10に排出され、エンジン1の内部に還流される。
上述した支持構造における補機駆動用プーリー36及び保持ブラケット45の取付けの状態を説明する。
Vベルト13を緩めた状態で、補機駆動用プーリー36をクランクシャフト4の端部5に装着し、固定ボルト38及び座金39を介して固定する(係合する)。クランクシャフト4と補機駆動用プーリー36は、端部5の外周と中心軸部41の内周との嵌合により芯合わせが行われる。
メタル軸受け51の内径及びオイルシール47を基準にして、予め、メタル軸受け51を圧入した軸受け支持部46を補機駆動用プーリー36に装着する。ボルト穴32に締結ボルト33を挿入し、締結ボルト33をボス部31に締結して固定板48をオイルパン10に固定する。
ボルト穴32に対して締結ボルト33の位置が相対的に移動することで、メタル軸受け51の中心と補機駆動用プーリー36の中心軸部41の中心が一致し、メタル軸受け51と補機駆動用プーリー36の芯合わせが行われる。
この状態で、図示しないアイドラプーリー、テンションプーリー等によりVベルト13に張力を付与する。Vベルト13に張力を付与した後、保持ブラケット45の供給口52にガスケット55を介して供給ジョイント57を取付け、排出口53にガスケット55を介して排出ジョイント59を取付ける。
上記構成の第2実施例のクランクシャフトの支持構造では、第1実施例と同様に、クランクシャフト4を両持ちの状態で支持してクランクシャフト4の端部5の曲げ力に対して変形を抑制することができると共に、メタル軸受け51を用いてクランクシャフト4の端部5を精度良く回転自在に支持することができ、潤滑油供給管27から潤滑油を供給することで、メンテナンスフリーの状態で使用することができる。
本発明は、クランクシャフトの支持構造の産業分野で利用することができる。
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 ブロックフレーム
4 クランクシャフト
5 端部
6、36 補機駆動用プーリー
7、45 保持ブラケット
8 保持部
9、48 固定板
10 オイルパン
11 発電機
12 プーリー
13 Vベルト
14 クランクシャフト軸受け
15 タイミングチェーン
18、38 固定ボルト
19、39 座金
21、41 中心軸部
22、42 ベルト掛け部
25 転がり軸受け
27 潤滑油供給管
28 潤滑油排出管
31 ボス部
32 ボルト穴
33 締結ボルト
46 軸受け支持部
47 オイルシール
51 メタル軸受け
52 供給口
53 排出口
55 ガスケット
57 供給ジョイント
58 ボルト
59 排出ジョイント

Claims (6)

  1. エンジンブロックの外側に端部が配されるクランクシャフトと、
    前記クランクシャフトの端部に固定される補機駆動用プーリーと、
    前記エンジンブロックの外側に固定される支持部材と、
    前記支持部材と前記補機駆動用プーリーとの間に介在し、前記クランクシャフトの端部を回転自在に支持する軸受けとを備えた
    ことを特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  2. 請求項1に記載のクランクシャフトの支持構造において、
    前記補機駆動用プーリーには、前記クランクシャフトの端部が直接挿入可能な中空状の中心軸部が設けられ、
    当該中心軸部の外周と前記支持部材との間に前記軸受けが介在される
    ことを特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  3. 請求項1もしくは請求項2に記載のクランクシャフトの支持構造において、
    前記支持部材には、前記エンジンブロックへの固定用のボルトが挿通するボルト穴が形
    成され、
    前記ボルト穴の径は、固定用ボルトの径よりも大きく形成されている
    ことを特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  4. 請求項3に記載のクランクシャフトの支持構造において、
    前記固定用のボルトは、前記補機駆動用プーリーの下方に設けられている
    ことを特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のクランクシャフトの支持構造において、
    前記軸受けは、
    内輪もしくは外輪の一方が前記補機駆動用プーリーに嵌合し、内輪もしくは外輪の他方
    が前記支持部材に嵌合し、前記内輪と前記外輪の間にグリースが封入された転がり軸受け
    である
    ことを特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のクランクシャフトの支持構造において、
    前記軸受けは、
    メタル面の接触により回転部を支持するメタル軸受けであり、
    前記メタル軸受けに潤滑油を供給する潤滑油供給手段を備えた
    ことを特徴とするクランクシャフトの支持構造。
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