JP6256243B2 - 光走査装置およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents

光走査装置およびこれを備える画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6256243B2
JP6256243B2 JP2014155584A JP2014155584A JP6256243B2 JP 6256243 B2 JP6256243 B2 JP 6256243B2 JP 2014155584 A JP2014155584 A JP 2014155584A JP 2014155584 A JP2014155584 A JP 2014155584A JP 6256243 B2 JP6256243 B2 JP 6256243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical scanning
light receiving
light
light beam
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014155584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016033538A (ja
Inventor
雅人 森
雅人 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2014155584A priority Critical patent/JP6256243B2/ja
Publication of JP2016033538A publication Critical patent/JP2016033538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6256243B2 publication Critical patent/JP6256243B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、光源から出射された光を偏向して感光体を走査する光走査装置、及びこれを備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、感光体に光ビームを照射して感光体を光走査させる光走査装置が備えられている。光走査装置には、光ビームを偏向して感光体上の走査領域に走査するポリゴンミラーなどの偏向器が設けられている。光走査装置は、画像信号に応じた光ビームを偏向させつつ、感光体の軸方向に走査させて感光体を露光する。このような走査は主走査とも称されている。前記光走査装置には、ビームディテクター(受光部)が搭載されている(例えば特許文献1参照)。前記主走査の際に、感光体上における走査開始位置に移動する前に、ビームディテクターによって光ビームが検出される。従来、その検出信号(BD信号と称する)の検出タイミングを基に感光体上での走査開始のタイミング(書き込みタイミング)が定められる。
特開2013−120335号公報
光走査装置の筐体は、様々な要因によってゆがみが生じ、そのゆがみによって光ビームの走査方向が上下にずれることがある。光ビームがずれると、光ビームがビームディテクターの受光面に照射されなくなり、前記BD信号が検出できなくなる場合がある。この場合、走査開始のタイミングが定まらず、感光体への光走査が正常に行うことができなくなる。前記ずれの要因が、光走査装置を構成するレンズなどの寸法公差や取り付け誤差などである場合は、組み立て後に光ビームの調整を行うことで前記ずれは解消できる。しかしながら、画像形成装置の出荷後に、光走査装置の周辺の温度の変化や経年によるフレームのひずみなどの影響を受けて光ビームが上下にずれた場合は、光走査装置を分解するなどして調整しなければならず、調整作業が困難である。
本発明の目的は、受光部に対する光ビームの位置を容易に調整することが可能な光走査装置及びこれを備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る光走査装置は、光源と、光偏向器と、受光部と、移動機構と、移動制御部と、を備える。前記光偏向器は、光源から出射された光を偏向して感光体を走査する。前記受光部は、前記感光体に対する走査前に前記光源から出射された光ビームを受光する。前記移動機構は、前記光ビームが前記受光部を通過する方向に垂直な方向へ前記受光部を移動させる。前記移動制御部は、前記受光部が検知した光ビームの強度に基づいて前記移動機構を駆動して前記受光部を移動させる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記光走査装置と、転写装置と、を備える。前記転写装置は、前記光走査装置によって走査された感光体上の静電潜像に基づく画像を被転写シートに転写する。
本発明によれば、受光部に対する光ビームの位置を容易に調整することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の上面斜視図である。 図2に示す光走査装置が備えるビームディテクター及び移動機構を示す図である。 図1に示す画像形成装置が備える制御部の構成を示すブロック図である。 ビームディテクターが受光した光ビームの受光時間を示す図である。 図4に示す制御部により実行される光ビーム補正処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るカラー画像形成装置の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10]
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10(本発明の画像形成装置の一例)の構成を示す模式図である。画像形成装置10は、読み取られた原稿の画像データや外部から入力された画像データに基づいて印刷用紙(本発明の被転写シートの一例)に画像を形成する。図1に示されるように、画像形成装置10は、上部にスキャナー12を備えており、下部に電子写真方式の画像形成部14を備えている。なお、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の具体例は、入力された画像データに対して画像処理を行う機能を備えており、例えばプリンターや複写機、ファクシミリ、又はこれらの各機能を備えた複合機である。
画像形成部14は、スキャナー12で読み取られた画像データや外部から入力されたプリントデータ(印刷ジョブ)に基づいて印刷用紙に画像を形成する。画像形成部14は、主として、操作表示部17と、給紙トレイ16と、搬送ローラー19と、光走査装置11(本発明の光走査装置の一例)と、感光体13(本発明の感光体の一例)と、転写装置15(本発明の転写装置の一例)と、定着装置18(本発明の定着装置の一例)と、これらの動作を制御する制御部5と、を備えている。これらの構成要素は、画像形成部14の筐体を構成するケーシング20の内部に配置されている。
給紙トレイ16に複数枚の印刷用紙が保持される。光走査装置11は、一定の電位に帯電された感光体13にレーザー光などの光ビームを照射して感光体13の軸方向に走査して、感光体13を露光する。これにより、感光体13の表面に静電潜像が形成される。転写装置15は現像装置15Aを含む。現像装置15Aによって感光体13上の静電潜像がトナーにより現像される。転写装置15は、現像されたトナー画像を感光体13から印刷用紙に転写する。
定着装置18は、印刷用紙に転写されたトナー像を印刷用紙に定着させる。定着装置18は、加熱装置によって加熱される加熱ローラー18Aと、印刷用紙を加圧する加圧ローラー18Bとを有する。前記加熱装置は、加熱ローラー18Aを例えば170℃から200℃程度に加熱する。加熱ローラー18Aと加圧ローラー18Bとは圧接されており、その圧接部(ニップ部)に印刷用紙が挟持されつつ搬送されるときに、印刷用紙に熱と圧力が加えられて、トナー像が印刷用紙に定着される。
ケーシング20の上部とスキャナー12との間には、前方が開放された排紙スペース21が形成されている。その排紙スペース21に排紙トレイ23が設けられている。給紙トレイ16から給送された印刷用紙は、ケーシング20内に設けられた搬送路20Aに沿って、搬送ローラー19によって搬送される。そして、その搬送過程において転写装置15による転写、定着装置18による定着が行われた後に、印刷用紙は、排紙スペース21に排出されて、排紙トレイ23に保持される。
[光走査装置11]
図2に示されるように、光走査装置11は、筐体25と、光源26(本発明の光源の一例)と、ポリゴンミラー27(本発明の光偏向器の一例)と、fθレンズ28と、コンデンサレンズ30と、全反射ミラー31と、スリット(射出口)32とを備えている。また、光走査装置11は、図3に示されるように、ビームディテクター40(本発明の受光部の一例)と、移動機構50とを備えている。
光源26は、レーザー光などの光ビームを出射するものであり、半導体レーザー素子及びこれを駆動する駆動回路を有する。
ポリゴンミラー27は、光源26から出射された光ビームを偏向して感光体13を光ビームで走査する。ポリゴンミラー27の側面は多角形(図2では例として6角形)をなす反射面により構成されている。ポリゴンミラー27は、筐体25に取り付けられたポリゴンモーター33(図4照)によって回転駆動される。制御部5によって回転駆動される。ポリゴンモーター33は、筐体25の内部であって、ポリゴンミラー27と筐体25の底面との間に介在している。また、ポリゴンモーター33とポリゴンミラー27との間にドライバー基板34が設けられている。ドライバー基板34には、筐体25の内部の温度を検知するための温度センサー35が搭載されている。
ポリゴンミラー27は、ポリゴンモーター33によって高速回転されることにより、光源26からの光ビームを反射して主走査方向に走査する。コンデンサレンズ30は、前記fθレンズ28とともに光ビームを平行光に変換する。全反射ミラー31は、コンデンサレンズ30を通過した光ビームの光路を所定角度に変更する。スリット32は、筐体25に形成されており、全反射ミラー31からの光ビームの光路を感光体13の表面に案内する射出口である。
ポリゴンミラー27に回転よって反射される光ビームは、全反射ミラー31に照射される照射領域だけでなく、全反射ミラー31の前記照射領域の外側にも照射される。このとき、感光体13に対して光ビームが走査される前に、光ビームは筐体25の側壁25Aにも照射される。側壁25Aには、光ビームを外部に案内する貫通窓36(図2参照)が形成されている。つまり、貫通窓36は、前記照射領域の外側に形成されている。貫通窓36は、光ビームを側壁25Aの外側のビームディテクター40に導く。光ビームは、感光体13に対する走査の際に、貫通窓36(図2参照)を横切る。
ビームディテクター40は、感光体13に対する走査前に光ビームを検出する。図3(A)に示されるように、ビームディテクター40は、側壁25Aの外側に配置されている。ビームディテクター40は、フォトトランジスタなどのフォトIC41と、フォトIC41が実装された基板42とを有する。ビームディテクター40のフォトIC41は、側壁25Aに形成された貫通窓36(図2参照)を側壁25Aの外側へ通過する光ビームを受光して、その受光した光ビームの強度に応じた検出信号を制御部5に出力する。フォトIC41から出力される検出信号は、光ビームを受けたときに信号レベルがHIGHとなり、光ビームを受光していないときに信号レベルがLOWになる。制御部5は、この検出信号に基づいて、具体的には、信号レベルがLOWからHIGHになったタイミングT0(図5参照)に基づいて、1ラインごとの走査開始のタイミングをとるためのビームディテクト信号(BD信号或いは主走査同期信号とも言う。)を生成する。前記BD信号は、光走査装置11によって実際に感光体13に対して光ビームの走査が開始される走査開始タイミングを決定するための信号である。この信号は、制御部5から、画素データの濃度に応じた光ビームを生成するための駆動回路などに出力される。
本実施形態では、ビームディテクター40は、側壁25Aの外側で移動機構50によって上下方向D1へ移動可能に支持されている。具体的には、ビームディテクター40は、光ビームがフォトIC41の受光面を横切るように通過する方向に対して垂直な前記上下方向D1へ移動可能に支持されている。
移動機構50は、上下方向D1へビームディテクター40を移動可能に支持する。図3(B)に示されるように、移動機構50は、アクチュエータ51と、モーター58とにより構成されている。アクチュエータ51は、スパイラル軸52、軸受け部53、アーム54を備えている。スパイラル軸52は、上下方向D1に延びる円柱上の軸部材であり、その外周面にスパイラル状のガイド溝55が形成されている。スパイラル軸52の両端に回転軸52Aが設けられており、回転軸52Aが支持フレーム56に回転可能に支持されている。一方の回転軸52Aにモーター58の出力軸が連結されている。なお、支持フレーム56は、ケーシング20または筐体25に設けられている。
軸受け部53は、スパイラル軸52を外側から嵌合する筒形状に形成されている。軸受け部53の内面には、ガイド溝55に係合する突起が設けられている。したがって、スパイラル軸52が回転すると、突起がガイド溝55に案内されて軸受け部53が上下方向D1へ移動する。本実施形態では、スパイラル軸52が回転方向D2(以下、順方向D2とも称する。)へ回転されると、軸受け部53は上方向D11へ移動し、スパイラル軸52が回転方向D3(以下、逆方向D3とも称する。)へ回転されると、軸受け部53は下方向D12へ移動する。スパイラル軸52は、後述する制御部5のモータードライバー66によってモーター58が双方向へ駆動制御されることによって回転方向(順方向)D2または回転方向(逆方向)D3へ回転される。
軸受け部53にアーム54が固定されている。アーム54は、軸受け部53から水平方向、言い換えると、スパイラル軸52の長手方向に直交する方向へ延出されている。アーム54にビームディテクター40の基板42が固定されている。このため、スパイラル軸52の回転に応じて軸受け部53が上下方向D1へ移動すると、ビームディテクター40も上下方向D1へ移動する。このように移動機構50が構成されているため、移動機構50は、光ビームがビームディテクター40を横切るように通過する方向に垂直な上下方向D1へビームディテクター40を移動させることができる。
制御部5は、CPU61、ROM62、RAM63などの制御機器を有するコンピューターである。制御部5は、本発明の移動制御部の一例であり、CPU61、ROM62、RAM63を有する演算部64と、比較部65と、モータードライバー66と、を有する。演算部64には、温度センサー35が接続されており、温度センサー35からの信号が制御部5の演算部64に入力される。比較部65には、フォトIC41が接続されており、フォトIC41からの信号が制御部5の比較部65に入力される。また、モータードライバー66にモーター58が接続されており、モータードライバー66からの駆動信号を受けてモーター58が双方向へ回転駆動される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC、DSP)などの電子回路で構成されたものであってもよく、また、画像形成装置10を制御するメイン制御部とは別に設けられたものでもよい。
演算部64は、温度センサー35からの信号を受けると、その信号のレベル(信号レベル)に応じた温度を算出する。制御部5は、演算部64で算出された温度を筐体25内の温度と判定する。
フォトIC41から出力される検出信号は、光ビームを受けたときにHIGHレベルになり、光ビームを受光していないときにLOWレベルになる。比較部65は、後述のON時間(T1、T2)を算出して、その算出値が予め定められた基準値T70(閾値)よりも長いか短いかを比較する。前記ON時間(T1、T2)は、フォトIC41からの検出信号において、LOWレベルからHIGHレベルになった立ち上がりのタイミングT0からLOWレベルに戻るまでの時間である。
CPU61は、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。ROM62には、後述の光ビーム補正処理を含む各種の処理をCPU61に実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される。また、ROM62には、前記基準値T70や後述の光ビーム補正処理に用いられる閾値、設定値などが記憶されている。RAM63には、算出された筐体25内の温度や前記ON時間、画像形成装置10において行われた印刷回数や印刷枚数などの情報が記憶される。
ところで、フォトIC41は、受光面の中央が最も感度がよく、中央から端部へ向かうしたがって感度が低下する。このため、例えば、図3(A)に示すように、光ビームB1がフォトIC41の受光面の中央(上下方向D1の中央)を横切るように通過した場合の前記ON時間をT1とすると、光ビームB2が受光面の上端を通過したときの前記ON時間T2は、前記ON時間T1よりも短くなる。つまり、受光面の中央に照射していた光ビームが様々な要因によって上下方向D1へずれた場合に、そのずれ量に応じて前記ON時間が短くなる。本実施形態では、このような現象に着目して、前記ON時間が前記基準値T70よりも短くなった場合に、光ビームのずれが許容範囲を超えたと判定して、後述の光ビーム補正処理が実行される。ここで、前記基準値T70は、前記ON時間T1の70%の数値に定められている。
以下、図6のフローチャートを参照して、制御部5によって実行される光ビーム補正処理の手順の一例について説明する。この光ビーム補正処理は、移動機構50を駆動させて、フォトIC41の受光面における光ビームの照射位置を適正な位置に補正する処理である。
ステップS11では、制御部5は、予め定められた開始タイミングであるかどうかを判定する。本実施形態では、画像形成装置10における印刷枚数が予め定められた設定枚数以上であるかどうかを判定する。この判定は、印刷枚数のカウント値がROM62に記憶されている閾値としての設定枚数に達したかどうかにより行う。なお、前記開始タイミングは、予め定められた設定時間が経過したタイミングであってもよい。また、前記開始タイミングは、予め定められた設定回数の走査が行われたとき、或いは、光走査装置11内の温度が予め定められた設定温度になったときであってもよい。
ステップS11において、印刷枚数が予め定められた設定枚数(例えば1000枚)以上であると判定されると、制御部5は、次のステップS13において、画像形成装置10の現在の動作モードを、光ビーム補正処理を実行可能な動作モードに移行する。
一方、ステップS11において、印刷枚数が設定枚数未満であると判定された場合は、ステップS12で、前回処理時の筐体25内の温度と現在の筐体25内の温度との温度差ΔThが予め定められた設定値以上であるかどうかを判定する。そして、温度差ΔThが前記設定値以上であると判定されると、ステップS12に進む。また、前記温度差ΔThが前記設定値未満であると判定されると、ステップS11に戻る。
次のステップS14では、制御部5は、フォトIC41が検知した光ビームの強度が所定の閾値未満であるかどうかを判定する。具体的には、制御部5は、光ビームの受光時間である前記ON時間が前記基準値T70未満であるかどうかを判定する。ここで、前記ON時間が前記基準値T70以上であると判定されると、制御部5は、光ビーム補正処理を一旦終了して、次の光ビーム補正処理のタイミングを待つ。一方、前記ON時間が前記基準値T70未満であると判定されると、制御部5は、ステップS15に進む。
ステップS15では、制御部5は、フォトIC41が検知した光ビームの強度に基づいて移動機構50を駆動して、ビームディテクター40の基板42とともにフォトIC41を上下方向D1のいずれかの方向へ移動させる。本実施形態では、制御部5は、フォトIC41を所定距離だけ上方向D11へ移動させる。具体的には、制御部5は、モータードライバー66を介してモーター58を所定の回転量だけ回転駆動させて、スパイラル軸52を順方向D2へ回転させる。これにより、前記所定の回転量に応じた距離だけフォトIC41が上方向D11へ移動する。
次のステップS16では、制御部5は、前記ON時間が減少したかどうかを判定する。例えば、光ビームがフォトIC41の下端に照射されている場合に、更に上方へフォトIC41が移動されると、光ビームの照射点が相対的に下方へ移動する。この場合、前記ON時間が更に減少することになる。したがって、制御部5は、前記ON時間の減少に基づいて、光ビームの照射点が補正したい方向とは逆方向へ移動していることを認識(判定)できる。このため、ステップS16において、前記ON時間が減少したと判定されると、制御部5は、フォトIC41を上方向D11とは逆の下方向D12へ移動させる(S17)。この場合、制御部5は、モーター58を逆回転させて、スパイラル軸52を逆方向D3へ回転させることにより、フォトIC41を下方向D12へ移動させる。その後、ステップS18において、制御部5は、前記ON時間が前記基準値T70以上であるかどうかを判定する。ステップS17の処理は、ステップS18において、前記ON時間が前記基準値T70以上であると判定されるまで行われる。ステップS18において、前記ON時間が前記基準値T70以上であると判定されると、制御部5は、フォトIC41の移動を停止して(S21)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS16において、前記ON時間が増加したと判定されると、制御部5は、制御部5は、前記ON時間が前記基準値T70以上であるかどうかを判定する(S19)。ステップS19において、前記ON時間が前記基準値T70以上であると判定されると、制御部5は、フォトIC41の移動を停止して(S21)、一連の処理を終了する。ステップS19において、前記ON時間が前記基準値T70未満であると判定されると、制御部5は、フォトIC41を引き続き同じ方向(上方向)D11へ移動させる。ステップS20の処理は、ステップS19において、前記ON時間が前記基準値T70以上であると判定されるまで行われる。ステップS19において、前記ON時間が前記基準値T70以上であると判定されると、制御部5は、フォトIC41の移動を停止して(S21)、一連の処理を終了する。
このように、画像形成装置10の光走査装置11には、移動機構50と、これを制御してフォトIC41を上下方向D1へ移動させる制御部5と、が設けられている。そのため、画像形成装置10の使用環境や光走査装置11の周辺温度の変化、使用による経年劣化などに起因する要因(例えばケーシング20や筐体25のひずみやゆがみ)などの影響を受けて光ビームが上下方向D1へずれた場合でも、フォトIC41の受光面における光ビームの照射点が適切な位置に容易に補正される。また、メンテナンス作業者による補正調整作業を必要とせずに、光ビームの照射点が自動で補正される。
なお、上述の実施形態では、モーター58によりフォトIC41を上下方向D1へ移動させる機構について例示したが、本発明はこれに限られない。例えば、ソレノイドなどの往復移動機構と、ソレノイドのプランジャーの往復移動ごとにスパイラル軸52を所定角度だけ回転させる回転機構とを組み合わせた移動機構なども採用可能である。
また、上述の実施形態では、ステップS11において、画像形成装置10における印刷枚数が予め定められた設定枚数以上であるかどうかを判定することとしたが、前記設定枚数は、固定であっても可変であってもかまわない。例えば、画像形成装置10が初めて使用されてから最初の前記設定枚数を200枚とし、それ以降の開始タイミングとして、前記設定枚数を1000枚とに変更するようにしてもよい。また、気温の高い時期は内部温度が高温になってケーシング20や筐体25がひずみやすくなるため、気温の高い時期の設定枚数を気温の低い時期の設定枚数よりも少なくするようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、一つの転写装置15が搭載された画像形成装置10について例示したが、本発明はこれに限られない。例えば、図7に示されるように、複数の転写装置15が中間転写ベルト101に沿って配置されたカラー画像形成装置100にも本発明は適用可能である。なお、図7では、上述の実施形態の構成と同じ機能の構成には同じ符号を付している。この場合、カラー画像形成装置100においては、複数の転写装置15と、一つの定着装置18とが搭載されている。そして、複数の転写装置15に対応して2つの光走査装置11が中間転写ベルト101に平行に設けられている。この構成では、2つの光走査装置11のうち、図7の右側の光走査装置11Aが定着装置18に近い位置に配置されており、左側の光走査装置11Bが定着装置18から遠い位置に配置されている。この場合、光走査装置11Aは、高温にされる定着装置18から温度影響を強く受けることになる。このため、図7に示すカラー画像形成装置100においては、光走査装置11A及び光走査装置11Aそれぞれの前記開始タイミングを異ならせるようにする。この場合、制御部5は、複数の光走査装置11A,11Bごとに異なる前記開始タイミングで、光走査装置11A,11Bごとに個別に移動機構50に対する移動制御を開始する。異なる前記開始タイミングとしては、光走査装置11Aの前記開始タイミングを光走査装置11Bの開始タイミングよりも早めることが考えられる。これにより、環境の異なる光走査装置11A,11Bごとに、各環境に応じた光ビーム補正処理を実行することができる。
5:制御部
10:画像形成装置
11:光走査装置
26:光源
27:ポリゴンモーター
40:ビームディテクター
41:フォトIC
50:移動機構

Claims (4)

  1. 複数の光走査装置と、
    前記複数の光走査装置によって走査される複数の感光体上の静電潜像に基づく画像を被転写シートに転写する転写装置と、
    前記被転写シートに画像を定着する定着装置と、
    移動制御部と、を備え、
    前記光走査装置それぞれは、
    光源と、
    光源から出射された光を偏向して感光体を走査する光偏向器と、
    前記感光体に対する走査前に前記光源から出射された光ビームを受光する受光部と、
    前記光ビームが前記受光部を通過する方向に垂直な方向へ前記受光部を移動させる移動機構と、を有し、
    前記移動制御部は、
    前記受光部が検知した光ビームの強度に基づいて前記移動機構を駆動して前記受光部を移動させる移動制御を行うものであり、前記複数の光走査装置ごとに異なる開始タイミングで複数の前記光走査装置ごとに前記移動機構に対する前記移動制御を開始するものであり、
    複数の前記光走査装置のうち前記定着装置に近い位置に配置された前記光走査装置に対する前記開始タイミングは、前記定着装置から遠い位置に配置された光走査装置に対する前記開始タイミングよりも早いタイミングである、画像形成装置。
  2. 前記移動制御部は、前記光ビームの受光時間が予め定められた閾値未満になったことを条件に前記移動機構を駆動する請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記移動制御部は、前記受光時間が前記閾値未満になったことを条件に前記移動機構を駆動して前記受光部を予め定められた順方向へ移動させ、前記受光部の移動後に前記受光時間が更に低下した場合に前記移動機構を駆動して前記受光部を逆方向へ移動させる請求項2に記載の画像形成装置
  4. 前記開始タイミングは、予め定められた設定枚数の印刷が行われたとき、予め定められた設定時間が経過したとき、予め定められた設定回数の走査が行われたとき、光走査装置内の温度が予め定められた設定温度になったとき、のいずれかである請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置
JP2014155584A 2014-07-30 2014-07-30 光走査装置およびこれを備える画像形成装置 Expired - Fee Related JP6256243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155584A JP6256243B2 (ja) 2014-07-30 2014-07-30 光走査装置およびこれを備える画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155584A JP6256243B2 (ja) 2014-07-30 2014-07-30 光走査装置およびこれを備える画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016033538A JP2016033538A (ja) 2016-03-10
JP6256243B2 true JP6256243B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=55452476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014155584A Expired - Fee Related JP6256243B2 (ja) 2014-07-30 2014-07-30 光走査装置およびこれを備える画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6256243B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002139686A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012237772A (ja) * 2011-05-09 2012-12-06 Canon Inc 光走査装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016033538A (ja) 2016-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9151594B2 (en) Position detection apparatus and image forming apparatus
US10781065B2 (en) Detecting device and image forming apparatus incorporating the detecting device
JP6000194B2 (ja) シート検出装置、画像形成装置
JP5948104B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5968353B2 (ja) シート検出装置の検査方法、シート検出装置、画像処理装置、検査装置
JP6365442B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置、光走査方法
JP6256243B2 (ja) 光走査装置およびこれを備える画像形成装置
JP2018023065A (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5380204B2 (ja) 画像形成装置
JP2009186778A (ja) 光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置
JP5919350B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
US10996609B2 (en) Image forming apparatus provided with a fixing belt and sheet width position adjustment mechanism
JP6005031B2 (ja) 画像読取装置、スキュー量調整方法、及び画像形成装置
JP5514688B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP6901699B2 (ja) 原稿搬送装置、及び、画像形成装置
JP4189589B2 (ja) 給紙装置
JP2015192366A (ja) 画像形成装置
JP2015078036A (ja) 画像形成装置
JP2011195266A (ja) 画像形成装置
WO2014115423A1 (ja) シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置
JP2008058884A (ja) 走査露光装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2004317843A (ja) 画像形成装置
JP6332202B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置、異常検出方法
JP6245446B2 (ja) 画像形成装置
JP5723798B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6256243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees