JP6244054B1 - 配信制御装置、配信制御方法、並びにプログラム - Google Patents

配信制御装置、配信制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配信サーバにファームウェアが大量に登録されることにより、高速に配信するためのネットストレージのコストが増大している。また、公開停止のファームウェアを使用したいという要望があり、それらの効率的なアップデートが求められている。【解決手段】ネットワーク上の画像形成装置に搭載されるファームウェアの配信を制御する配信制御装置であって、異なるファームウェアを前記ネットワーク上に配置された第一の記憶部に記憶させる記憶制御手段と、異なるファームウェアそれぞれの情報に基づいて、当該異なるファームウェアそれぞれの公開および公開の停止を制御する制御手段と、要求に応じて、公開されているファームウェアを前記第一の記憶部から配信させる配信手段と、を有し、前記制御手段は、公開を停止させるファームウェアを前記第一の記憶部から削除させる。【選択図】 図8

Description

本発明は、画像形成装置のファームウェアの配信を制御する配信制御装置、配信制御方法、並びにプログラムに関する。
近年、画像形成装置のファームウェアをインターネットを介して配信して提供することにより、ファームウェアの更新を行う技術が考案されている。一方、インターネット上で、様々なコンテンツデータを保存、管理し、高速に配信を行うサービスが考案されている。このようなサービスでは、ネットストレージとも呼ばれるコンテンツデータを保存するネットワーク上の記憶手段を利用する。配信サーバではネットストレージを利用することにより、高速な配信を行うことができる。また、配信サーバでは、ファームウェアを配信可能とするステータス(以降、「市場公開」と呼ぶ)を管理することにより、ネットストレージに保存されたデータの制御を行う。また、今後使用しないと判定されたファームウェアに対しては、市場公開を停止することで、ネットストレージ上からファームウェアの削除を行う。
一方、画像形成装置等の周辺装置の稼働状態を遠隔的に監視する監視システムがある。監視システムの環境下において、画像形成装置のファームウェアアップデートの予約を行う技術が考案されている。予約や指示の方法としては、例えば監視システム側から予約を行う場合と画像形成装置側から指示、予約を行う場合がある。
また、ファームウェアの種類には、一般のユーザが画像形成装置で使用するファームウェアである通常ファームウェアに加え、商談ファーム、個別ファーム等、様々な種類が存在する。ここでの商談ファームとは、特定の企業の要望に答えるべく機能の追加等を行ったファームウェアを指す。個別ファームとは、特定の障害等を修正して、特定の企業や事業所等、ごく限られた範囲にリリースしたファームウェアを指す。個別ファームは特定企業において、バージョンを揃えて使用したいという要望があり、その場合は長期間にわたって同じバージョンが使用されることも珍しくない。このような場合、画像形成装置の基盤交換等により特定のバージョンの個別ファームが急遽必要になる場合がある。
また、リクエストに応じてコンテンツを配信するシステムで、有効期限を設定し、その期限内に限って有料コンテンツを配信可能とする技術が考案されている(特許文献1等参照)。
特開2002−259842号公報
配信システムが対応する画像形成装置の機種が増え、配信システムに多くのバージョンのファームウェアが大量に登録されることで、ネットストレージのコストが増大している。また、多くのファームウェアが登録されていることに起因して、システムにより提示される一覧の中から所望するファームウェアを選択するための手間が発生している。
上記のような場合において、効率的なファームウェアの管理、アップデート方法が求められている。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、ネットワーク上の画像形成装置に搭載されるファームウェアの配信を制御する配信制御装置であって、異なる複数のファームウェアを前記ネットワーク上に配置された憶部に記憶させる記憶制御手段と、異なる複数のファームウェアそれぞれのファームウェア情報に基づいて、当該異なる複数のファームウェアそれぞれの開の停止を制御する制御手段と、要求に応じて、公開されているファームウェアを前記憶部から配信させる配信手段と、を有し、前記ファームウェア情報は、公開されてからの経過期間、直近のアクセスからの経過期間、ファームウェアの種別、最新のバージョンか否かの情報のうちの少なくとも一つを含み、前記制御手段は、公開を停止させるファームウェアを前記憶部から削除させる。
本発明によれば、ネットストレージのコストを抑え、また、効率的なファームウェアの管理、アップデート方法を提供できる。
本願発明に係るシステムの全体構成の例を示す図。 情報処理装置のハードウェア構成例の図。 画像形成装置のハードウェア構成例の図。 監視センタホストおよび配信サーバのソフトウェア構成例の図。 監視装置および各画像形成装置のソフトウェア構成例の図。 配信サーバが提供するUIの例を示す図。 第一の実施形態に係る配信サーバのフローチャート。 第一の実施形態に係る配信サーバのフローチャート。 第二の実施形態に係る配信サーバのフローチャート。 第三の実施形態に係る配信サーバのフローチャート。 第四の実施形態に係る配信サーバのフローチャート。 第一の実施形態に係る設定およびファームウェアの例を示す図。 第一の実施形態に係る配信システム全体の流れを示す図。 第一の実施形態に係るSOAPデータの例を示す図。 第一の実施形態に係るSOAPデータの例を示す図。 第四の実施形態に係る配信システムの流れを示す図。 第一の実施形態に係るダウンロードの概念を示す図。 第一の実施形態に係る配信システムの流れを示す図。 第一の実施形態に係る個別ファームに係るテーブルの例を示す図。 第二の実施形態に係る個別ファームに係るテーブルの例を示す図。 第二の実施形態に係る個別ファームに係るテーブルの例を示す図。 第三の実施形態に係る配信システムの流れを示す図。
<第一の実施形態>
以下、本発明の発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本実施形態におけるシステムの全体構成の例を示す。複数の拠点のシステムがネットワークを介して接続される。システム101は、記憶部であるデータベース103へのデータ登録や修正などの制御を行うPC104を含む。PC104は、監視センタホスト111が提供するWebサイトへアクセスし、データの閲覧等を可能とする。システム101に含まれる、ホスト102、データベース103、PC104は、LAN105で接続されている。なお、図1にシステムの構成は一例であり、これに限定するものではない。例えば、データベース103は、物理的にホスト102内に存在してもよい。もしくは、データベース103は、ホスト102からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在しても構わない。また、各装置は、複数の装置から構成されるようにしてもよいし、1つの装置から構成するようにしても良い。
次に、監視センタホスト111について説明する。データベース112は、画像形成装置の監視のための情報や、画像形成装置の稼働状態などを蓄積する履歴記憶手段としてのデータベースである。監視センタホスト111とデータベース112はLAN113で接続されており、LAN113はインターネットに接続される。なお、データベース112は、物理的に監視センタホスト111内に存在してもよい。さらに、監視センタホスト111からアクセス可能であれば、データベース112は、インターネットを経由した別の場所に存在しても構わない。
監視センタホスト111は、監視装置117、122、123や画像形成装置131から、監視対象である画像形成装置の情報もしくは稼働状態を示す情報を収集、蓄積、加工する機能を有する。また、監視センタホスト111は、状況に応じて警告等を外部に提供する機能を有する。
次に、配信サーバ133について説明する。配信サーバ133は、情報処理装置であって、画像形成装置に搭載されるファームウェアの配信を管理、制御する配信制御装置である。データベース134は、画像形成装置に適用するためのファームウェアを蓄積する記憶手段としてのデータベースである。配信サーバ133とデータベース134はLAN135で接続されており、LAN135は、インターネットに接続される。なおデータベース134は、物理的に配信サーバ133内に存在してもよい。もしくは、データベース134は、配信サーバ133からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在しても構わない。LAN113とLAN135は同一としてもよく、データベース134とデータベース112はデータを共有しても構わない。
図1では、監視センタホスト111、データベース112、配信サーバ133、およびデータベース134がそれぞれ1つずつのみを示している。しかし、多くの画像形成装置および監視装置からの情報収集や、ファームウェア配信の負荷分散を行なうために、物理的に複数の機器に分散処理をさせる構成であってもよい。
次に、顧客側のシステム構成について説明する。図1には、複数の顧客側の環境として顧客システム114、119、129を示す。顧客システム114(A社X事業所)においては、インターネット132に接続されたLAN118上の画像形成装置115、116が監視装置117により監視されている。監視装置117は、インターネット132経由で監視センタホスト111と通信している。一方、顧客システム119(A社Y事業所)において、監視装置122、123によってLAN128上の画像形成装置が管理されている。ここでは、監視装置122により画像形成装置120、121、124、125が監視され、監視装置123により画像形成装置126、127が監視されている。
顧客システム129(B社)においては、インターネット132に接続されたLAN130に接続された画像形成装置131自身が、インターネット132経由で監視センタホスト111と直接通信している。画像形成装置131は、監視装置117、122、123と同等の監視機能を有しており、自身の稼働情報を監視センタホスト111に送信している。
また、本実施形態に係るシステムにおいて、以下の点を前提とする。インターネットを介した通信においては、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)およびSOAP(Simple Object Access Protocol)などのプロトコルが利用可能である。SOAPは、XML(eXtended Markup Language)をベースとして、あるコンピュータから他のコンピュータのデータやサービスを呼び出すためのプロトコルである。本例では、SOAPはHTTPの上に実装される。SOAPによる通信は、XML文書に付帯情報を付けたSOAPメッセージを交換する。したがって、SOAPをサポートするコンピュータには、SOAPメッセージを生成するSOAPメッセージ生成部と、SOAPメッセージを解釈するSOAPメッセージ解釈部とが備えられている。本実施形態では、画像形成装置の状態情報は、SOAPメッセージによって監視センタホスト111に送信される。
また、A社における各画像形成装置は通常、監視装置を介して監視センタホスト111と通信を行う。しかし、設定の変更により、B社に設置される画像形成装置131と同様に監視装置を介することなく、画像形成装置が監視センタホストと直接通信を行えるようにしてもよい。
[ハードウェア構成]
図2は、監視センタホスト111のハードウェア構成の例を示す。また、本実施形態では、情報処理装置である、配信サーバ133、ホスト102、監視装置117、122、123、PC104も同様の構成を有する。
図2において、CPU201は本装置全体の制御を行う。ROM202は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。RAM203は、本装置の各処理に係る一時的なデータを電気的に記憶でき、かつ書き換え可能である。HDD204は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、監視対象の画像形成装置に関する情報、および画像形成装置から収集した情報などを記憶する。例えば、稼働情報などがHDD204に保存される。
監視センタホスト111および配信サーバ133は、図4に示す処理に係るプログラムをHDD204に有する。このプログラムは、RAM203を一時保存領域として使用し、CPU201によって呼び出され実行される。
操作部205は、本装置への指示入力を受け付けるキーボードである。表示部206は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。Network I/F208は、ネットワーク経由でLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。外部機器I/F207は外部記憶機器等を接続する。各構成要素は、システムバス209により接続され、データをやりとりする。
図3は、画像形成装置115、116、120、121、124〜127、131におけるハードウェア構成の例を示す。画像形成装置としては、例えば、プリンタ及びファクシミリ機能が統合的に設けられた複合機、印刷処理を行うプリンタ(電子写真方式及びインクジェット方式を含む)、スキャナ、ファクシミリなどが挙げられる。図3では、画像形成装置の一例として複合機の構成を示す。
イメージリーダ302は、原稿給送部301により搬送された原稿を読み込む。イメージリーダ302、画像形成部303は、読み込んだ原稿のデータやネットワーク経由で受信したデータを印刷画像に変換・印刷出力する。排紙部304は、印刷出力した紙を排出し、ソートやステイプルといった処理を施す。Network I/F305はLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。CPU306は本装置全体の制御を行う。画像形成装置は自身の動作状態を監視し、障害等の特定のイベントが発生した場合に、その状態を示す状態情報を、予め定めた宛先へと送信する。宛先は例えば、監視センタホスト111や監視装置などである。
ROM307は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。RAM308は本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶する。HDD309は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、本装置へ送信されてきたユーザデータなどを記憶する。
画像形成装置は、図5に示すソフトウェア構成に係るプログラムをHDD309に有する。このプログラムは、RAM308を一時保存領域として使用し、CPU306によって呼び出され実行される。
操作部310は、本装置への指示入力をユーザから受け付ける。表示部311は、本装置の動作状況および操作部310に対する操作に関わる情報を表示する。各構成要素は、システムバス312により接続され、データをやりとりする。
なお、画像形成装置自身が監視のための情報を送信する機能を持つ画像形成装置131では、ROM307或いはHDD309内に、監視データ送出処理に係るプログラムやデータを有する。
[ソフトウェア構成]
図4は、配信サーバ133におけるソフトウェア構成の例を示す。各ソフトウェアの構成部は、そのプログラムをROM202上に保持され、CPU201に実行されることで実現される。また、取得データの一時的な保存にはRAM203が使用される。
SOAP通信部401は、画像形成装置131よりNetwork I/F208を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部402に渡す。また、SOAPメッセージ作成部403により作成したSOAPデータをNetwork I/F208を介して画像形成装置131に送信する。
取得情報処理部404は、SOAPデータをSOAPメッセージ解析部402のデータをそのまま、または加工し、データベースアクセス部406を介して各データベースに格納する。また、取得情報処理部404は、データベースアクセス部406より取得したファームデータの解析、画像形成装置131からのダウンロード要求か、監視センタホスト111からのダウンロード要求かの判定処理(モードに関する処理)も行う。また、取得情報処理部404は、市場公開の条件判定も行う。
データ形成処理部405は、データベースアクセス部406よりデータを取得、加工し、SOAPメッセージ作成部403にデータを渡す。表示部407は、操作者に対しての表示、入出力を処理する。また、ステータス情報処理部408は、配信サーバ133のファームウェアのステータス情報の処理、制御を行う。コンテンツ情報処理部409は、ファームウェアコンテンツの配信に関わるテーブル情報の処理を行う。外部データ処理部410は、Network I/F208を介してネットストレージに対する処理を行う。例えば、外部データ処理部410は、配信可能となっているファームウェアをネットストレージに登録して記憶させる記憶制御を行う。
図5は、画像形成装置における通信部分のソフトウェア構成図を示す。各ソフトウェアの構成部は、そのプログラムをROM307上に保持され、CPU306に実行されることで実現される。
SOAP通信部501は、監視センタホスト111、配信サーバ133よりNetwork I/F305を介して受信したSOAPデータを、SOAPメッセージ解析部503に渡す。また、SOAP通信部501は、SOAPメッセージ作成部502により作成したSOAPデータをNetwork I/F305を介して監視センタホスト111、配信サーバ133に送信する。
監視制御部504は、情報蓄積部506によりROM307上に保持する監視画像形成装置情報の更新や、画像形成装置115、116の情報取得を行う。
デバイス情報処理部505は、画像形成装置のアップデート動作を制御し、指示情報を情報蓄積部506によりROM307上に蓄積する。情報蓄積部506によりROM307上に蓄積したデータは、デバイス情報処理部505を介してSOAPメッセージ作成部502に渡され、Network I/F305を介して監視センタホスト111、配信サーバ133へ送信される。
[処理構成]
図7、8、12〜15、17〜19を用いて、本実施形態に係る処理フローを説明する。
まず、図1に示す画像形成装置124および配信サーバ133の配信の全般的な流れを、図13を用いて説明する。
上記のハードウェアおよびソフトウェア構成により、配信サーバ133、監視センタホスト111、および画像形成装置間で情報の送受信が行われ、要求に応じてファームウェアの配信が行われる。ファームウェアの配信は、監視センタホスト111側からのアップデート指示により行われる場合と、サービスマンや管理者等が画像形成装置の配置場所から、画面を操作して指示を与える場合がある。
監視センタホスト111側からの指示に基づく場合は、指定時間になった際に、配信サーバ133に対し、適用可能ファームウェア確認が行われる。また、画像形成装置の画面操作に基づく場合は、適用可能ファーム確認のボタン(不図示)を押下することで、適用可能ファームウェア確認が行われる。適用可能ファームウェア確認は、配信サーバ133に現在の画像形成装置のファームウェア構成情報を送信し、配信サーバ133に登録されているファームウェアの内、配信可能なファームウェアがあるかを確認する処理である。具体的には、図14で示すようなSOAPデータが画像形成装置から配信サーバ133へ送られる。画像形成装置は、現在のファーム構成情報1401を送り、配信サーバ133はこの情報により、現在のファームウェアバージョン、適用可能ファームウェアを識別する。適用可能ファームウェアがあれば、図15で示すようなSOAPデータが画像形成装置に返送される。ここで返送されたSOAPデータ内に、適用可能なファームウェアのファームグループバージョン1501およびファームラベル1502が列挙される。その後、列挙された情報を選択することで、ファームウェアのダウンロード1320がなされ、ファームウェアのアップデートが行われる。
次に、本実施形態に係る、個別ファームの画像形成装置からのダウンロードに関して、図18を用いて説明する。前述したように画像形成装置からは適用可能なファームウェアの確認が行われるが、個別ファームの場合はID、パスワードを伴ったファームウェア確認が行われる。個別ファームは特定のユーザ向け(企業向け)としているため、ID、パスワードを必要とする。配信サーバ133はファームウェア確認に起因して、後述するファームウェアの配信元に関するURL(Uniform Resource Locator)を返すためのテーブル選択がなされる。配信サーバ133は、選択されたテーブルに記載してあるURLを画像形成装置に返す。そのURLをファームウェアの配信元として画像形成装置によりファーム取得要求が行われ、そして、要求を受け付けた配信元がファームウェアを配信する。図18は、URLが示す配信元として配信サーバ133が備える内部ハードディスクを用いた例である。なお、内部ハードディスクは安価ではあるが、ネットワーク上に配置されたネットストレージに比べ、ダウンロードの速度(配信速度)等の機能面で低い性能となっているものとする。ここでは、ネットストレージを第一の記憶部とし、内部ハードディスクを第二の記憶部とも記載する。
[処理フロー]
次に、図7、8を用いて、本発明の処理フローを説明する。配信サーバ133は予め設定された時間毎に次の処理を行う。ここでの処理間隔は、配信サーバ133の管理者によって変更可能に管理されてもよいし、予め特定の値が規定されていてもよい。以下に示す処理フローは、配信サーバ133のCPU201がROM202等に格納されたプログラムを読みだして実行することにより、実現される。
(自動市場公開停止に係る処理フロー)
S701にて、データベースアクセス部406は、既に登録されて市場公開となり、ネットストレージに展開されているファームウェアに関する、ファームウェア情報の取得処理を行う。本処理は、図12に示すように、以降の判定に必要な、市場公開日、最終アクセス日、ファーム種別、および自動市場公開停止が不可のファームウェアか否かの情報を取得する処理である。市場公開日は、配信可能となった日を示す。最終アクセス日は、直近のファームウェアに対するアクセス日(もしくは、配信日)を示す。なお、図12に示す設定値は一例であり、ほかの項目を含んでもよい。また、本実施形態において、自動市場公開停止の可否に関する設定については、図6のラジオボタン601に示すように、ファームウェアの登録時に設定されるものとする。
なお、「自動市場公開停止」とは、ファームウェアのステータスが「市場公開中」となっている際に、配信システムが、ファームウェアに関する情報に応じて自動的に市場公開を停止(市場公開停止中)して配信不可とすることをいう。以下の例では、ファームウェアのバージョンが図12のデータ1202で示す“V1.0”を着目ファームウェアとして判定を行う。したがって、ここでは、市場公開日が“2012.1.1”、最終アクセス日が“2012.2.1”、ファーム種別が“通常”、および自動市場公開停止が“可”という情報が取得される。また、以下に示す例では、予め提示された図12の設定値1201を用いる。ここでは、市場公開される期間、最終アクセス日からの経過期間、ファームの種別、および最新バージョンか否かの判定を行う対象に対して、設定値が設けられているものとする。
S702にて、取得情報処理部404は、着目ファームウェアの市場公開日が設定期間を過ぎているかの判定を行う。これは現在の日付と市場公開日を比較し、予め設定された期間を経過しているかが判定される。例えば、現在日付を“2012.11.1”、予め設定してある期間を“6カ月”とする。この場合、設定期間を経過していると判定され(S702にてYES)、S703へ進む。設定期間を経過していない場合(S702にてNO)、本処理フローを終了する。
S703にて、取得情報処理部404は、着目ファームウェアの最新アクセス日が設定期間を過ぎているかの判定を行う。これは現在の日付と最終アクセス日とを比較し、予め設定された期間を経過しているかが判定される。最終アクセス日とは、着目ファームウェアに対し、設定変更、ダウンロード等何らかのアクセスがあった日時のうち最も新しい日付を指す。例えば、最終アクセス日を“2012.2.1”、現在日付を“2012.11.1”とし、予め設定してある期間を“6カ月”とする。この場合、設定期間を経過していると判定され(S703にてYES)、S704へ進む。設定期間を経過していない場合(S703にてNO)、本処理フローを終了する。
S704にて、取得情報処理部404は、着目ファームウェアのファームウェア種別が所定の設定種別かの判定を行う。これは、着目ファームウェアが予め設定されているファーム種別か否かが判定される。例えば、図12の設定値1201に設定されたファームウェアの設定種別は「通常、個別」であり、着目ファームウェアの種別は「通常」である。その結果、着目ファームウェアは、所定の種別に該当するとして(S704にてYES)、S705へ進む。設定された種別でない場合には(S704にてNO)、本処理フローを終了する。
S705にて、取得情報処理部404は、着目ファームウェアが最新判定除外のファームウェアであるかの判定を行う。これは、所定の種別のファームウェアについては、バージョンが最新か否かにかかわらず、S707〜S710の処理へ進むための判定である。ここでは所定の種別は、「個別」とする。バージョンが“V1.0”のファームウェアの種別は「通常」であるため、所定の種別でないと判定され(S705にてNO)、S706へ進む。なお、所定の種別である場合には(S705にてYES)、S707へ進む。
S706にて、取得情報処理部404は、着目ファームウェアのバージョンが最新であるか否かの判定を行う。ここでは、図12の1203に示すように、対応するファームウェアにおいて既にバージョンが“V1.1”が提供されているため、着目ファームウェアのバージョンは、最新ではないと判定され(S706にてNO)、S707へ進む。最新のバージョンのファームウェアである場合には(S706にてYES)、本処理フローを終了する。
S707にて、取得情報処理部404は、着目ファームウェアが特殊な役割のファームか否かの判定を行う。ファームウェアには、あるバージョンからあるバージョンへのアップデートする際において、構成上の差異等を吸収するため特定の別のバージョンを介した段階的なアップデートを行わなければバージョンアップができない場合が存在する。ここでは、このような役割を有する特定のバージョンのファームウェアを「特殊な役割のファームウェア」と呼び、この特殊な役割のファームウェアは他の条件が揃っても市場公開を停止しないようにする必要がある。
配信サーバ133にファームウェアを登録する際、表示部407により、図6のラジオボタン601で示すように自動市場公開停止の可否をファームウェア毎に設定する。登録するファームウェアに特殊な役割がある場合、このフラグを立て、自動市場公開停止の対象外にすることにより、他の条件が揃っても市場公開を停止しないようにすることが可能となる。本例では、図12の1202に示すように自動市場公開停止が「可」のファームウェアであるため、特殊な役割ではないと判定され(S707にてNO)、S708へ進む。特殊な役割のファームウェアである場合には(S707にてYES)、本処理フローを終了する。
S708にて、外部データ処理部410は、ネットストレージ削除処理を行う。着目ファームウェアの自動市場公開停止が可能であると判定されたことにより、まず、外部データ処理部410は、ネットストレージに対して、登録してあるファームウェア群のデータを削除するように依頼する。このネットストレージ上のファームウェアの削除が正常終了した後、S708にて、ステータス情報処理部408は、ステータス変更処理を行う。これは配信サーバ133内部にて管理している着目ファームウェアのステータスを変更する処理である。現状まで「市場公開中」であった着目ファームウェアのステータス情報が「市場公開停止中」に変更される。
S710にて、コンテンツ情報処理部409は、参照テーブルの書き換え処理を行う。参照テーブルは、ステータスにより、画像形成装置や監視センタホスト111からのアクセスにどのようなURLを返却するかを決定するためのテーブルである。参照テーブルの詳細は図17、19を用いて後述する。以上により、本処理フローを終了する。
(個別ファームに対する処理)
前述したように、個別ファームを使用している特定企業において、複数の画像形成装置のバージョンを揃えて個別ファームを使用したいというケースがある。所望のバージョンの個別ファームが市場公開停止となっている場合における、本実施形態に係るフローを図8、図17、図18を用いて説明する。
図18で示すように個別ファームを用いているA社から、その個別ファームを使用すべくダウンロード要求があったとする。配信サーバ133では、要求をSOAP通信部401で受信することで図8に示す処理が開始される。
S801にて、SOAPメッセージ解析部402は、受信した要求がダウンロード要求か否かの判定を行う。ダウンロード要求である場合(S801にてYES)、S802へ進む。ダウンロード要求でない場合(S801にてNO)、S812にて、配信サーバ133は、その要求に応じて処理行う。そして、本処理フローを終了する。
S802にて、取得情報処理部404は、要求されたファームウェアが個別ファームか否かの判定を行う。個別ファームである場合(S802にてYES)、S803へ進み、以降のステータスやモードによる特別な処理が行われる。個別ファームでない場合(S802にてNO)、S812へ進む。
S803にて、ステータス情報処理部408は、ステータス取得処理を行う。これは、図17で示すようなステータス、つまり、ダウンロード要求のあったファームウェアの現在のステータスを取得する処理である。取得されるステータスとしては、「市場公開中」もしくは「市場公開停止中」のいずれかである。
S804にて、ステータス情報処理部408は、ステータスが「市場公開中」か否かの判定を行う。図18に示すように、自動市場公開停止が行われた個別ファームの場合、ステータスは「市場公開中」でないと判定され(S804にてNO)、S805へ進む。ステータスが「市場公開中」である場合は(S804にてYES)、S808へ進む。
S805にて、ステータス情報処理部408は、ステータスが配信サーバ133の処理により自動的に市場公開停止に変更されたものか否かの判定を行う。つまり、対象のファームウェアが図7の処理により、利用者の指示を介さずに「市場公開停止中」に変更されたものであるか否かを判定する。自動的に市場公開停止に変更された場合は(S805にてYES)、S806へ進む。配信サーバ133の処理により自動的に変更されたものでない場合(S805にてNO)、S811へ進む。
S806にて、取得情報処理部404は、モードの情報の取得処理を行う。ここでのモードとは、受信した要求が画像形成装置からのダウンロード要求か、監視センタホストからのダウンロード要求かのいずれかを示す。このモードとステータスの関係によるダウンロードの可否の情報は、図17に示すように定義されるものとする。ここでは、画像形成装置からダウンロード要求がなされたモードと仮定する。
S807にて、取得情報処理部404は、取得したモードの情報に基づき、画像形成装置からの要求か否かを判定する。本例では、画像形成装置からの要求であると判定され(S807にてYES)、S809へ進む。画像形成装置からの要求でない(すなわち、監視センタホストからの要求である)場合)(S807にてNO)、S811へ進む。
S809にて、コンテンツ情報処理部409は、配信サーバ133の内部ハードディスクに関するテーブルの参照処理を行う。これは、低速であるが安価な配信サーバ133の内部ハードディスクをファームウェアの各構成モジュールの配信元として定義されたテーブル(図19(C))を参照するように設定する処理である。
S810にて、データ形成処理部405は、ダウンロード処理を行う。まず、画像形成装置からアクセスされるURLが配信サーバ133へ返される。図18のファーム取得要求(1804)を行うためのURLとして、テーブル(図19(C))の値を返す。そして、実際に返されたURLを用いて内部ハードディスクにアクセスし、所望のファームウェアが取得される。
S808にて、コンテンツ情報処理部409は、ネットストレージに関するテーブルの参照処理を行う。ここでは、図19(A)に示すテーブルが参照されるように設定される。その後、S810にて、データ形成処理部405は、ネットストレージのURL(図19(A))を用いてネットストレージにアクセスし、所望のファームウェアをダウンロードする。
ファームウェアが市場公開停止中である場合は、表示部407上から操作者の指示によって行われるケースと、配信サーバ133が自動的に市場公開停止にするケースが存在する。前者はファームウェアに障害が見つかった等の理由による市場公開停止であるため、要求にかかわらずダウンロード不可にする。
また、要求が画像形成装置からなされた場合(すなわち、モードが「画像形成装置」)は、基盤交換等により急遽必要になった時などを考慮し、要求されたファームウェアのダウンロードを可能とする。一方、要求が監視センタホスト111からなされた場合は(すなわち、モードが「監視センタホスト」)、即時性はなく、大量配信に対するダウンロードであるため、要求されたファームウェのダウンロードを不可とする。
したがって、自動的な市場公開停止でない場合(S805にてNO)、もしくはモードが画像形成装置ではない場合(S807にてNO)、S811にてデータ形成処理部405は、ダウンロード不可処理を行う。これは、画像形成装置からのダウンロード要求に対し、ダウンロードを不可として画像形成装置に返却する処理である。つまり、図19(B)のテーブルに示すようにファームウェアの配信元のURLは指定されないこととなる。
これら一連の処理により、個別ファームの画像形成装置からのダウンロード要求によって、市場公開停止時も低速であるが、配信サーバ133が備える安価な内部ハードディスクからのダウンロードを可能とする。
<第二の実施形態>
第二の実施形態として、市場公開停止中の個別ファームのダウンロード要求に対する配信元のURLを構成モジュールに応じて変更する例を述べる。この動作を図9、図20、図21を用いて説明する。
図20は、本実施形態に係る個別ファームのダウンロード時に用いられるテーブルである。なお、第1の実施形態の図19とは、図20(C)の構成のみが異なる。
配信サーバ133が何らかの要求を受信した場合に、図9の処理フローが開始される。
S901にてステータス情報処理部408は、受信した要求が、市場公開停止要求か否かを判定する。市場公開停止要求である場合(S901にてYES)、S902に進む。市場公開停止要求でない場合(S901にてNO)、S910にて、配信サーバ133は、受信した要求に応じて処理を行う。そして、本処理フローを終了する。
S902にて外部データ処理部410は、ネットストレージ削除処理を行う。ここでの処理は、図7に示すステータス変更処理(S709)と同様である。その後、S902にてステータス情報処理部408は、ステータス変更処理を行う。ここでは、ネットストレージ上の着目ファームウェアが削除され、着目ファームウェアのステータスが「市場公開停止中」に変更される。
S904にて、ステータス情報処理部408は、市場公開停止へのステータスの更新が、配信サーバ133の処理による自動的な市場公開停止か否かの判定を行う。これは、配信サーバ133の処理による自動的な市場公開停止か、ユーザの操作による市場公開停止かを判定する処理である。自動的な市場公開停止であると判定された場合(S904にてYES)、S905へ進む。ユーザの操作による状公開停止である場合は(S904にてNO)、S910にて、受け付けた操作に応じた処理を行う。そして、本処理フローを終了する。
S905にて、コンテンツ情報処理部409は、テーブル情報取得処理を行う。これは全てのファームウェアを構成する構成モジュールのテーブル(図21)を、データベースアクセス部406を介して取得する処理である。S906にて、コンテンツ情報処理部409は、取得したテーブルから、1の構成モジュールの情報及び配信元を含む情報(URL)を取得する。
S907にて、コンテンツ情報処理部409は、ネットストレージにて登録されて市場公開されているファームウェアを構成する個々の構成モジュールの中に、S906にて取得した情報に対応するファームウェアが含まれているかを判定する。例えば、図21において、市場公開が停止されたV2.00のファームウェアのModuleAおよびModuleBについては、市場公開されているV2.50のファームウェアに含まれている。他のファームウェアに含まれている場合は(S907にてYES)、ネットストレージの参照先をそのまま残すように、コンテンツ情報処理部409は内部のハードディスクの使用書き込みを行わず、S909へ進む。他の構成要素に含まれていない場合は(S907にてNO)、S908にてコンテンツ情報処理部409は、内部ハードディスクの使用書き込みを行う。例えば、図21において、市場公開が停止されたV2.00のファームウェアのModuleCおよびModuleDについては、V2.50のファームウェアに含まれていない。そのため、配信サーバ133の内部ハードディスクからダウンロードするようにテーブルのURLを設定する。
その後、S909にて、S905にて取得したテーブル内に未処理のファームウェアの構成モジュールがあるかを確認する。未処理の構成モジュールがある場合には(S909にてNO)、S906へ戻り、各構成モジュールに対してテーブルの情報の更新処理を繰り返す。そして、すべてのファームウェアを構成する構成モジュールに対して処理が完了した場合(S909)、本処理フローを終了する。
以上、ファームウェアの構成モジュールの公開状況に応じて配信元を変更し、ダウンロードを可能とする。
<第三の実施形態>
第三の実施形態として、個別ファームのダウンロード要求に対して、自動的に市場公開を行い、次回からの同一要求に対してネットストレージからの高速なダウンロードを可能とする。
図22は、本実施形態に係る全体の情報の流れを示す。また、このフローの詳細を、図10を用いて説明する。図22で示すように個別ファームを用いているA社から、そのファームを使用すべくダウンロード要求があり、配信サーバ133のSOAP通信部401がその要求を受信した際に図10の処理が開始される。
S1001にてSOAPメッセージ解析部402は、受信したSOAPメッセージがダウンロード要求か否かを判定する。ダウンロード要求である場合は(S1001にてYES)、S1002へ進む。ダウンロード要求でない場合は(S1001にてNO)、S1008にて配信サーバ133は、要求に応じた処理を行う。そして、本処理フローを終了する。
S1002にて取得情報処理部404は、ダウンロード要求があったファームウェアの種別が個別ファームであるか否かを確認する。個別ファームである場合(S1002にてYES)、S1003へ進む。個別ファームでない場合(S1002にてNO)、S1008へ進み、ファームウェアの種別に応じた処理を行う。そして、本処理フローを終了する。
S1003にて取得情報処理部404は、ダウンロード処理をすでに行っているか否かの判定処理を行う。ダウンロードを行っていた場合(S1003にてYES)、S1004へ進む。ダウンロードを行っていない場合(S1003にてNO)、本処理フローを終了する。S1004にて、ステータス情報処理部408は、ステータスが「市場公開停止中」か否かの判定を行う。ステータスが「市場公開停止中」である場合(S1004にてYES)、S1005へ進む。ステータスが「市場公開停止中」でない場合、本処理フローを終了する。
S1005にて、外部データ処理部410は、ネットストレージへのファームウェアの展開処理を行う。S1006にてコンテンツ情報処理部409は、参照テーブルの配信元(URL)を内部ハードディスクからネットストレージに書き換える。S1007にてステータス情報処理部408は、ステータス変更処理を行う。これは配信サーバ133内部にて管理されている展開を行ったファームウェアのステータスを変更する処理であり、現状まで「市場公開停止中」だったステータスを「市場公開中」にする。そして、本処理フローを終了する。
なお、上記処理により市場公開されたファームウェアは第一の実施形態の図7に示した定期的な確認もしくは配信サーバ133を操作するオペレータの判断によって、ファームウェアのダウンロード後、市場公開が停止され、ネットストレージから削除される。
これら一連の動作により、一度ダウンロードされたファームウェアについては次回からの同一要求に対してネットストレージからのより高速なダウンロードを可能とする。
<第四の実施形態>
第四の実施形態として、個別ファームのダウンロード要求に対して、その個別ファームの配信履歴により、既定値以上の配信が認められる場合、自動的に市場公開を行い、次回からの同一要求に対してネットストレージからのより高速なダウンロードを可能とする。
図16は、本実施形態に係る全体の情報の流れを示している。このフローの詳細を図11を用いて説明する。
ファームウェアのダウンロードにおいて、一度ダウンロードをしたファームウェアに対して、次回ではより高速なダウンロードを行いたいという要望がある。そこで、ネットストレージのコストを考慮し、既定値以上の配信回数が認められる時のみネットストレージへの展開(登録および記憶)を行うフローを説明する。ここでの次回の要求とは、前回に要求を行った画像形成装置と、同一もしくは異なる画像形成装置のいずれから行われてもよいものとする。ここでは、配信回数の既定値として「30」を用いる。
図16で示すように個別ファームを用いているA社から、そのファームを使用すべくダウンロード要求があり、配信サーバ133のSOAP通信部401がその要求を受信した際に、図11の処理が開始される。なお、図11のS1101〜S1104、S1106〜S1110は、第三の実施形態にて説明した図10のS1001〜S1008と同様であるため、詳細な説明は省略する。
S1104にてステータス情報処理部408は、ステータスが「市場公開停止中」か否かの判定を行う。ステータスが「市場公開停止中」である場合(S1104にてYES)、S1105へ進む。ステータスが「市場公開停止中」でない場合(S1104にてNO)、本処理フローを終了する。
S1105にて、データベースアクセス部406は、配信履歴検索を行う。これは、個別ファームの配信の台数がどれくらいあったかをデータベースから検索する。ここでは、その検索により35台に配信されたと検出されたとする。
S1106にて、取得情報処理部404は、個別ファームの配信が既定値以上であるかの判定を行う。既定値以上である場合(S1106にてYES)、S1107へ進む。既定値よりも小さい場合(S1106にてNO)、本処理フローを終了する。なお、本例では、既定値は30、既に配信されているのは35であるため、既定値以上の配信があると判定される。
本実施形態により、既定値上の配信が認められる場合、次回からの同一要求に対して、ネットストレージからのより高速なダウンロードを可能とする。
なお、S1104〜S1105の処理で用いられる既定値は、配信回数に限定するものではなく、例えば、配信間隔などほかの情報に基づいてもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101…システム、102…ホスト、103…データベース、104…PC、111…監視センタホスト、117、122、123…監視装置、131…画像形成装置、133…配信サーバ、114、119、129…顧客システム、132…インターネット

Claims (12)

  1. ネットワーク上の画像形成装置に搭載されるファームウェアの配信を制御する配信制御装置であって、
    異なる複数のファームウェアを前記ネットワーク上に配置された憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    異なる複数のファームウェアそれぞれのファームウェア情報に基づいて、当該異なる複数のファームウェアそれぞれの開の停止を制御する制御手段と、
    要求に応じて、公開されているファームウェアを前記憶部から配信させる配信手段と、
    を有し、
    前記ファームウェア情報は、公開されてからの経過期間、直近のアクセスからの経過期間、ファームウェアの種別、最新のバージョンか否かの情報のうちの少なくとも一つを含み、
    前記制御手段は、公開を停止させるファームウェアを前記憶部から削除させることを特徴とする配信制御装置。
  2. 前記ファームウェアの種別として、特定のユーザ向けに提供される個別ファームを含むことを特徴とする請求項に記載の配信制御装置。
  3. 前記異なる複数のファームウェアを保持する第二の記憶部をさらに備え、
    前記憶部からの配信速度は、前記第二の記憶部からの配信速度よりも速いことを特徴とする請求項に記載の配信制御装置。
  4. 前記配信手段は、前記画像形成装置から、公開が停止されているバージョンの個別ファームの配信を要求された場合、前記第二の記憶部から当該個別ファームを配信することを特徴とする請求項に記載の配信制御装置。
  5. 前記配信手段は、前記画像形成装置から、公開が停止されているバージョンの個別ファームの配信が要求された場合、当該個別ファームを構成する複数のモジュールのうち、当該個別ファームの公開されている別のバージョンが含むモジュールは、前記憶部から配信させ、当該個別ファームの公開されている別のバージョンが含まないモジュールは、前記第二の記憶部から配信させることを特徴とする請求項に記載の配信制御装置。
  6. 前記記憶制御手段は、公開が停止されているバージョンの個別ファームの配信が要求された場合、当該バージョンの個別ファームを公開させて前記憶部に記憶させることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の配信制御装置。
  7. 前記記憶制御手段は、公開が停止されているバージョンの個別ファームの配信が要求された場合であって、当該個別ファームの配信回数が既定値以上である場合には、当該バージョンの個別ファームを公開させて前記憶部に記憶させることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の配信制御装置。
  8. 前記制御手段により開の停止を制御されるファームウェアの指定を受け付ける手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の配信制御装置。
  9. 新のバージョンのファームウェアは常に公開されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の配信制御装置。
  10. なるバージョンへの段階的なアップデートに要するバージョンのファームウェアは常に公開されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の配信制御装置。
  11. ネットワーク上の画像形成装置に搭載されるファームウェアの配信を制御する配信制御方法であって、
    異なる複数のファームウェアを前記ネットワーク上に配置された憶部に記憶させる記憶制御工程と、
    異なる複数のファームウェアそれぞれのファームウェア情報に基づいて、当該異なる複数のファームウェアそれぞれの開の停止を制御する制御工程と、
    要求に応じて、公開されているファームウェアを前記憶部から配信させる配信工程と、
    を有し、
    前記ファームウェア情報は、公開されてからの経過期間、直近のアクセスからの経過期間、ファームウェアの種別、最新のバージョンか否かの情報のうちの少なくとも一つを含み、
    前記制御工程は、公開を停止させるファームウェアを前記憶部から削除させることを特徴とする配信制御方法。
  12. コンピュータを、
    画像形成装置に搭載される異なる複数のファームウェアをネットワーク上に配置された憶部に記憶させる記憶制御手段、
    異なる複数のファームウェアそれぞれのファームウェア情報に基づいて、当該異なる複数のファームウェアそれぞれの開の停止を制御する制御手段、
    要求に応じて、公開されているファームウェアを前記憶部から配信させる配信手段
    として機能させ、
    前記ファームウェア情報は、公開されてからの経過期間、直近のアクセスからの経過期間、ファームウェアの種別、最新のバージョンか否かの情報のうちの少なくとも一つを含み、
    前記制御手段は、公開を停止させるファームウェアを前記憶部から削除させることを特徴とするプログラム。
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