JP6242516B1 - バッテリーマネジメント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池監視ICを搭載する回路構成を採用し、隣接するセルのセルバランススイッチを同時にオンできない場合、セルバランスに要する時間が長くなってしまう課題があった。【解決手段】各バッテリーセルが満充電までにセルバランスに必要な時間を算出し、この時間をもとに優先的にバランス駆動する対象セルを選択してセルバランスを行うとともに、バランサ駆動対象としているセルの時間最大値と、バランサ停止対象としているセルの時間最大値が一致するまで、バランス駆動対象セルの選択結果に基づいて、セルバランスを行うように構成したバッテリーマネジメント装置を特徴とする。【選択図】図2

Description

この発明は、バッテリーパックの各バッテリーセル電圧を均等化するセルバランス方法を用いたバッテリーマネジメント装置に関するものである。
近年、2次電池は、家庭用または工業用の非常用電源や電気自動車の駆動用電源として用いられるようになってきた。この2次電池は、起電圧や電気容量に制限があるため、用途に応じて複数の2次電池を直並列に接続して使用することが一般的である。このような構造の電池を組電池または単にバッテリーパックとも言う。(以下バッテリーパックと称す。)また、バッテリーパックを構成する単位となる電池をバッテリーセルと言う。
ところで、バッテリーパックの長時間の使用や、一部のバッテリーセルを新しい電池に交換した場合にバッテリーセル間で容量のばらつきが生じることになる。この容量のばらつきが生じると、バッテリーパックの充放電時に特定のバッテリーセルが過放電や過充電を発生することになり、この結果、バッテリーパックの容量が減少することになるとともに、バッテリーパックを劣化させ、寿命を短縮させることになる。
このようなバッテリーパック内の容量のばらつきを解消するために、従来、バッテリーパックが満充電時に全てのバッテリーセルが満充電状態になるよう、バッテリーセルのバランス制御が行なわれている。(特許文献1参照)
この特許文献1におけるセルバランス制御方法技術では、各バッテリーセルの中で最も低い電圧をセルバランス目標値として、各バッテリーセルに設置されたセルバランス抵抗を制御するものである。
一方、バッテリーセルには上述したとおり容量に差があるため、充電時の個々のバッテリーセルの充電率は、一様に変化しない。つまり、充電量が変化すると、電圧が最低となるバッテリーセルも変化することになる。
したがって、充電前の最低電圧であったバッテリーセルに対し、充電中に最低電圧であるバッテリーセルが変化することになるため、本来セルバランスする必要のないバッテリーセルまでセルバランスを行うことになり、充電エネルギーの無駄な消費や、充電時間が延びるといった問題がある。
このため、各バッテリーセルの充電状態に応じた目標セル電圧を設定することによって上述の問題を解消する技術が提案されている。(特許文献2)
特許第3882663号公報 特願2016−105772号公報
上記の特許出願においては、目標となるセル以外のセルのバランサは、全てオンさせるが、隣接するセルのバランサをオンした場合にセルバランススイッチに対して1セル分の
閉ループ電流に加えて、複数セルの電圧の総和がバランサ抵抗に加えられた電流が流れることになり、セルバランススイッチが発熱し、寿命低下を招くことになる。このため、セルバランススイッチに高耐圧性が求められことになるが、一般的に高耐圧であるセルバランススイッチは、高価でサイズが大きく、このようなセルバランススイッチを用いた場合
、装置の価格アップや装置サイズが大きくなる。
したがって、装置の低価格化、省サイズ化するために、低価格で小型な低耐圧のセルバランススイッチを用い、隣接するセルを同時にオンさせないよう、例えば偶数番号と奇数番号のセルのセルバランススイッチを一定時間ごとに交互にオンさせることが行われる。しかし、この場合に、セルバランス時間が長くなってしまう問題がある。
以上の動作を分かりやすくするため、各バッテリーセルを目標のセル電圧までセルバランスするのに必要な残り時間をTrem[min](分)とし、セルバランス中の時間Tremの推移を示した図19に基づいて説明する。
図19は、バッテリーセルが8セル(♯1〜♯8)直列に接続されたバッテリーパックを例にし、奇数番号のセルと偶数番号のセルのセルバランススイッチを一定期間(1分)ごと交互にオンしてセルバランスを行った時の、セル♯1〜♯8の時間Tremの推移を示したものである。
まず、セルバランスを開始するt0の時点で、奇数セルの♯1、♯5、♯7のセルバランスをオンし、他のセルは、セルバランスをオフする。奇数セルの♯3は、すでに時間Tremが0分であり、セルバランスをオフする。
次に、セルバランスを1分継続したt1の時点では、偶数セルの♯2、♯4、♯6、♯8のセルバランスをオンし、他のセルは、セルバランスをオフする。このt1の時点で、奇数セルの♯1、♯5、♯7の時間Tremは、t0の時点に対して1分ずつ減少している。
さらに、セルバランスを継続したt2の時点では、奇数セルの♯1、♯5、♯7のセルバランスをオンし、他のセルは、セルバランスをオフする。このt2の時点で、偶数セルの♯2、♯4、♯6、♯8の時間Tremは、t1の時点に対して1分ずつ減少している。
次に、セルバランスを1分継続したt3の時点では、偶数セルの♯2、♯4、♯6、♯8のセルバランスをオンし、他のセルは、セルバランスをオフする。このt3の時点で、奇数セルの♯1、♯5、♯7の時間Tremは、t2の時点に対して1分ずつ減少している。
以降も同様に、時間Tremが0分となったセルは、セルバランスをオフし、奇数・偶数セルを交互にセルバランスを実施して行くと、t3から36分経過後のt4の時点では、セル♯4以外のセルは、時間Tremが0分となっている。
その後も奇数・偶数セルを交互にセルバランスを実施していくと、t4から21分経過後のt5の時点ですべてのセルの時間Tremが0分となり、セルバランスが完了する。
結果として、t0の時点からt5の時点に到達するまでに合計で60分を要することになっている。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、隣接するセルのセルバランススイッチを同時にオンできない場合でも、セルバランス時間の短縮が可能なバッテリーマネジメント装置を提供することを目的としている。
この発明に係るバッテリーマネジメント装置は、バッテリーパックを構成する複数のバッテリーセルにおける端子間電圧(V)を検出するセル電圧検出手段と、前記各バッテリーセルと並列に接続され、前記各バッテリーセルに流れる充電電流を制御するバランサと、前記バッテリーパックの充放電電流(I)を検出する電流検出手段と、 前記バッテリーパックの充電状態に基づき前記各バッテリーセルの残充電量(Qrem)を算出するセル残充電量算出手段と、前記各バッテリーセルの残充電量(Qrem)から最大値(Qrem_max)を算出する残充電量最大値算出手段と、前記セル残充電量算出手段および前記残充電量最大値算出手段により算出された残充電量(Qrem)と残充電量最大値(Qrem_max)とから前記各バッテリーセルが満充電となるまでに前記バランサで消費を必要とする充電量(Qc)を算出する各セルバランサ消費充電量算出手段と、前記セル電圧検出手段により検出された端子間電圧(V)と前記電流検出手段により検出された充放電電流(I)と前記各バッテリーセルの内部抵抗および前記バランサの抵抗とから前記バランサが単位時間当たりに消費するバランサ消費電流(Ib)を算出する各セルバランサ消費電流算出手段と、前記各セルバランサ消費充電量算出手段および前記各セルバランサ消費電流算出手段により算出された充電量(Qc)およびバランサ消費電流(Ib)から前記各バッテリーセルが満充電となるまでにセルバランスが必要な時間(Trem)を算出する各セル残セルバランス時間算出手段と、前記各バッテリーセルのセルバランスに必要な時間(Trem)が最大値となるセルをバランス駆動対象セルとするとともに該バランス駆動対象セルの両隣をバランス停止対象セルとして選択し、さらに、前記バランス駆動対象セルまたは前記バランス停止対象セルと判定していないセルにおいて、セルバランスに必要な時間(Trem)が最大値となるセルをバランス駆動対象セルとするとともに該バランス駆動対象セルの両隣をバランス停止対象セルとして選択し、全てのセルがバランス駆動対象セルまたはバランス停止対象セルとなるまで、バランス駆動対象セルまたはバランス停止対象セルの選択を行うバランス駆動対象セル選択手段とを備え、前記バランス駆動対象セル選択手段の出力により、前記バランサを駆動制御するようにしたことを特徴とするものである。
この発明のバッテリーマネジメント装置によれば、電池監視ICを搭載した回路構成を採用し、各バッテリーセル間の容量ばらつきを考慮した上で、優先的にバランス駆動する対象セルを選択してセルバランスを実施することによってセルバランス時間を短縮することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るバッテリーマネジメント装置を適用した電気自動車を示す概要図である。 この発明の実施の形態1に係るバッテリーマネジメント装置の具体的な構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るバッテリーマネジメント装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図3におけるセルの電圧値格納動作を説明するためのフローチャートである。 図3における電流値格納動作を説明するためのフローチャートである。 図3における各セルの容量推定動作を説明するためのフローチャートである。 図3における各セルの内部抵抗推定の算出動作を説明するためのフローチャートである。 図3における各セルの残充電量の算出動作を説明するためのフローチャートである。 図3における各セルの残充電量最大値の算出動作を説明するためのフローチャートである。 図3における各セルバランサ消費充電量の算出動作を説明するためのフローチャートである。 図3における各セルバランサ消費電流の算出動作を説明するためのフローチャートである。 図3における各セル残セルバランス時間の算出動作を説明するためのフローチャートである。 図3におけるバランス駆動対象残セルバランス時間最大値の算出動作を説明するためのフローチャートである。 図3におけるバランス停止対象残セルバランス時間最大値の算出動作を説明するためのフローチャートである。 図3におけるバランス駆動対象セルの選択動作を説明するためのフローチャートである。 図3におけるバランス方式の選択動作を説明するためのフローチャートである。 図3におけるセルバランス駆動判定を説明するためのフローチャートである。 この発明によるセルバランス中の残セルバランス時間の推移を説明するための概要図である。 先行技術におけるセルバランス中の残セルバランス時間の推移を説明するための概要図である。
実施の形態1.
以下、この発明を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係るバッテリーマネジメント装置を適用した電気自動車100を示す概要図である。
図において、電気自動車100は、電気自動車の走行・充電制御などを行う車両制御装置101と、車輪を駆動する駆動用モータ102と、この駆動用モータ102を制御するインバータ103と、このインバータ103へ電力を供給するバッテリーパック104と、このバッテリーパック104を監視するバッテリーマネジメント装置105とから構成され、外部の充電器106を介してバッテリーパック104を充電するように構成されている。
ここで、車両制御装置101は、電気自動車を走行させるために、インバータ103へ駆動用モータ102の駆動要求を行い、インバータ103は、バッテリーパック104の電力を使用して駆動用モータ102を駆動する。また、バッテリーパック104は、バッテリーマネジメント装置105により監視され、このバッテリーマネジメント装置105によるバッテリー状態の信号が車両制御装置101へ送られることになり、車両制御装置101は、バッテリー状態に応じた走行制御を実現するように構成されている。
さらに、車両制御装置101は、外部からの充電要求により充電器106へバッテリーパック104の充電指示を行い、バッテリーパック104への充電を制御する。
図2は、図1におけるバッテリーパック104およびバッテリーマネジメント装置105の具体的な構成を示すもので、図2において、バッテリーパック104は、複数のバッテリーセル104a,104b,…104nにより構成されている。このようなバッテリーセル104a,104b,…104nのそれぞれの出力電圧は、低いものであるため、通常直列に接続して車両駆動に必要な出力電圧が得られるようにバッテリーパック104が構成されている。また、このバッテリーパック104には、バッテリーパック104の充放電電流を検出する電流検出手段107が接続されている。
一方、バッテリーマネジメント装置105は、バッテリーセル104a,104b,…104nのセル電圧を調整するバランサ201と、バッテリーセル104a,104b,…104nのそれぞれの端子間電圧を検出する機能を内蔵した電池監視IC(マイコン)203と、セルバランス制御を行うマイコン301を備え、各バッテリーセル104a,104b,…104nのセル電圧を監視し、全バッテリーセル104a,104b,…104nのセル電圧を均一化するセルバランス制御を実施するように構成されている。
ここで、バランサ201は、それぞれバランサ抵抗201a,201b,…201nとセルバランススイッチ202a,202b,…202nとの直列回路からなり、各バッテリーセル104a,104b,…104nにそれぞれ並列に接続されている。すなわち、マイコン301からのセルバランス制御の指示に基づき、電池監視IC203を介して各
バッテリーセル104a,104b,…104nのセルバランススイッチ202a,202b,…202nをオン/オフし、これによってバランサ抵抗201a,201b,…201nを制御し、セルバランスを実施することになる。
また、電池監視IC203は、バッテリーセル104a,104b,…104nの各端子間電圧を、マルチプレクサ203aにより順次切り替えてセル電圧検出手段203bにより検出し、この検出されたセル電圧をマイコン301に出力する。
さらに、マイコン301は、セル電圧検出手段203bにより検出したバッテリーセル電圧から、どのバッテリーセルのセルバランスが必要か判定を行い、セルバランス駆動制御を行うものである。
具体的には、マイコン301は、セル電圧検出手段203bからのセル電圧をバッテリーセル毎にRAM(Random Access Memory)に格納するセル電圧値格納手段302と、バッテリーパック104の充放電電流を検出する電流検出手段107からの電流値をRAMへ格納する電流値格納手段303と、各バッテリーセル104a,104b,…104nの容量を推定する各セル容量推定手段304と、各バッテリーセル104a,104b,…104nの内部抵抗を推定する各セル内部抵抗推定手段305と、セルバランス制御を行うセルバランス制御手段306とを備えている。
このセルバランス制御手段306は、各バッテリーセル104a,104b,…104nの満充電までの残りの充電量である各セル残充電量Qremを算出する各セル残充電量算出手段401と、各セル残充電量Qremより残充電量最大値Qrem_maxを算出する残充電量最大値算出手段402と、各バッテリーセル104a,104b,…104nが満充電までにバランサ201で消費が必要な充電量である各セルバランサ消費充電量Qcを算出する各セルバランサ消費充電量算出手段403と、各バッテリーセル104a,104b,…104nのバランサ201に流れる電流値である各セルバランサ消費電流Ibを算出する各セルバランサ消費電流算出手段404と、各バッテリーセル104a,104b,…104nが満充電までにセルバランスに必要な時間である各セル残セルバランス時間Tremを算出する各セル残セルバランス時間算出手段405とを備えている。
また、セルバランス制御手段306は、後述するバランス駆動対象セル選択手段408からのバランス駆動対象選択結果により、優先的にバランス駆動を実施する対象セルの中の残セルバランス時間最大値Tremtg_maxを算出するバランス駆動対象残セルバランス時間最大値算出手段406と、バランス駆動対象セル選択手段408からのバランス駆動対象選択結果により、バランス停止対象セルの中の残セルバランス時間最大値Tremuntg_maxを算出するバランス停止対象残セルバランス時間最大値算出手段407と、各セル残セルバランス時間Tremとバランス駆動対象残セルバランス時間最大値Tremtg_maxとバランス停止対象残セルバランス時間最大値Tremuntg_maxとにより、優先的にバランス駆動する対象セルを選択するバランス駆動対象セル選択手段408と、上述のバランス駆動対象残セルバランス時間最大値Tremtg_maxとバランス停止対象残セルバランス時間最大値Tremuntg_maxとにより、バランス駆動対象に選択したセルに対してセルバランスを行うか、あるいは奇数・偶数セルを一定期間ごと交互にセルバランスを行うかのバランス方式を選択するバランス方式選択手段409と、バランス駆動対象セル選択結果とバランス方式選択結果により、バランサ駆動を行うバッテリーセル対象を判定し、バランサ駆動信号を出力するセルバランス駆動判定手段410とを備えて構成されている。
次に、このように構成されたバッテリーマネジメント装置の動作について説明する。
まず、バッテリーマネジメント装置105における電池監視IC203は、セル電圧検出手段203bによってバッテリーセル104a,104b,…104nから読み取ったセル電圧をセル電圧値格納手段302へ出力する。
この出力に基づき、セル電圧値格納手段302は、一定周期毎に各バッテリーセル104a,104b,…104nのセル電圧Vを内部のRAMに格納し、各バッテリーセル104a,104b,…104nのセル電圧を一括してセルバランス制御手段306へ出力する。
また、電流検出手段107は、接続されているバッテリーパック104の充放電電流を検出して電流値格納手段303へ出力する。
この出力を受けて電流値格納手段303は、一定周期毎に電流値Iを内部のRAMへ格納し、セルバランス制御手段306へ出力する。
さらに、各セル容量推定手段304は、各バッテリーセル104a,104b,…104nの容量Cpを推定し、セルバランス制御手段306へ出力する。なお、セル容量の推定方法としては、例えば、特開2012−181066号公報に記載された方法が知られている。
また、各セル内部抵抗推定手段305は、各セル内部抵抗Rinを推定し、セルバランス制御手段306へ出力する。なお、セル内部抵抗の推定方法としては、例えば、特開2014−6245号公報に記載された方法が知られている。
上述のような各出力を受けたセルバランス制御手段306における各セル残充電量算出手段401は、電流値格納手段303から出力された電流値Iと各セル容量推定手段304から出力された各バッテリーセル104a,104b,…104nの容量Cpより各バッテリーセル104a,104b,…104nの充電率を求め、さらに、この充電率より各バッテリーセルの満充電までの残りの充電量を算出し、これを各セル残充電量Qremとして残充電量最大値算出手段402へ出力する。
この残充電量最大値算出手段402は、各セル残充電量算出手段401から出力された各セル残充電量Qremより最大値を算出し、これを残充電量最大値Qrem_maxとして各セルバランサ消費充電量算出手段403へ出力する。
この各セルバランサ消費充電量算出手段403は、残充電量最大値算出手段402より出力された残充電量Qrem_maxと各セル残充電量算出手段401より出力された各セル残充電量Qremの差分より、各バッテリーセル104a,104b,…104nが満充電までにバランサ201で消費が必要な充電量である各セルバランサ消費充電量Qcを算出し、各セル残セルバランス時間算出手段405へ出力する。
各セルバランサ消費電流算出手段404は、電流値格納手段303から出力された電流値Iと、各セル内部抵抗推定手段305から出力された各セル内部抵抗Rinと、図示していないマイコン内部で固有値として記録されたバランサ抵抗値Rbより、各バッテリーセル104a,104b,…104nのバランサ201に流れる電流値である各セルバランサ消費電流Ibを算出し、各セル残セルバランス時間算出手段405へ出力する。
この各セル残セルバランス時間算出手段405は、各セルバランサ消費充電量算出手段403から出力された各セルバランサ消費充電量Qcと、各セルバランサ消費電流算出手段404から出力された各セルバランサ消費電流Ibとにより、各バッテリーセル104a,104b,…104nが満充電までにセルバランスに必要な時間である各セル残セルバランス時間Tremを算出し、バランス駆動対象残セルバランス時間最大値算出手段406およびバランス停止対象残セルバランス時間最大値算出手段407へ出力する。
バランス駆動対象残セルバランス時間最大値算出手段406は、各セル残セルバランス時間算出手段405から出力されたTremと、後述のバランス駆動対象セル選択手段408から出力されたバランス駆動対象セル選択結果とにより、優先的にバランス駆動を実施する対象セルの中の残セルバランス時間Tremの最大値であるTremtg_maxを算出し、バランス方式選択手段409へ出力する。
また、バランス停止対象残セルバランス時間最大値算出手段407は、各セル残セルバランス時間算出手段405から出力されたTremと、バランス駆動対象セル選択手段408から出力されたバランス駆動対象セル選択結果とにより、バランス停止対象セルの中の残セルバランス時間Tremの最大値であるTremuntg_maxを算出し、バランス方式選択手段409へ出力する。
次に、バランス駆動対象セル選択手段408は、各セル残セルバランス時間算出手段405から出力されたTremと、バランス駆動対象残セルバランス時間最大値算出手段406から出力されたTremtg_maxと、バランス停止対象残セルバランス時間最大値算出手段407から出力されたTremuntg_maxとにより、優先的にバランス駆動を実施する対象セルを選択し、選択結果をセルバランス駆動判定手段410へ出力する。
また、バランス方式選択手段409は、バランス駆動対象残セルバランス時間最大値算出手段406から出力されたTremtg_maxと、バランス停止対象残セルバランス時間最大値算出手段407から出力されたTremuntg_maxとにより、バランス駆動対象に選択したセルに対してセルバランスを行うか、あるいは奇数・偶数セルを一定期間ごと交互にセルバランスを行うか、のバランス方式の選択を行い、選択結果をセルバランス駆動判定手段410へ出力する。
さらに、セルバランス駆動判定手段410は、各セル残セルバランス時間算出手段405から出力されたTremと、バランス駆動対象セル選択手段408から出力されたバランス駆動対象セル選択結果と、バランス方式選択手段409から出力されたバランス方式選択結果とにより、バランサ駆動を行うバッテリーセル対象を判定し、バランサ駆動信号を出力する。
次に、各セル残セルバランス時間算出手段405における各セル残セルバランス時間Tremの算出方法を説明する。
ここで、電流値をI[A]、バッテリーセルnの容量をCp[Ah]とすると、バッテリーセルnの充電率SOC[%]は、電流値I(t)[A]の時間積分から求まり、次式で表される。
Figure 0006242516
また、バッテリーセルnの残充電量Qrem[Ah]は、次式で表される。
Figure 0006242516
さらに、残充電量最大値Qrem_max[Ah]は、次式で表される。
Figure 0006242516
ところで、従来技術においては、電池容量によって最低セル電圧であるバッテリーセルの残充電量が最大になるとは限らないため、最低セル電圧を基準値としたセルバランス制御では、無駄なセルバランスによる充電エネルギー消費の発生が問題であった。この無駄なセルバランスを無くすためには、全てのバッテリーセルにおいて残充電量が同じになるようセルバランス制御を行えばよく、複数のバッテリーセル104a,104b,…104nが直列に接続されたバッテリーパック104においては、全てのバッテリーセル104a,104b,…104nで等しく充電量が加算されることから、残充電量の目標を残充電量最大値Qrem_max[Ah]とすればよい。
次に、各バッテリーセルnにおいて、満充電までにバランサ201で消費必要な充電量Qc[Ah]を求める。
各バッテリーセルnにおける消費充電量Qc[Ah]は、残充電量Qrem[Ah]と残充電量最大値Qrem_max[Ah]の差であり、次式で表される。
Figure 0006242516
次に、各バッテリーセルnにおいて、セルバランススイッチ202nがオンの状態でバランサ201に流れる電流値Ib[A]を求める。
図2には示していないが、バッテリーセルnには内部抵抗、即ち電圧源に対し直列成分の抵抗が存在しており、バランサ抵抗201nとの並列回路が構成されている。このため、バッテリーセルnに流れる電流をI[A]、各セル電圧をV[V]、各セル内部抵抗値をRin[Ω]、バランサ抵抗値をRb[Ω]とすると、バッテリーセルnのバランサ201に流れる電流Ib[A]は、キルヒホッフの第1法則や重ね合わせの原理を用いて、次式で表される。
Figure 0006242516
また、各バッテリーセルnにおいて、消費充電量Qc[Ah]をバランサで消費するために要する時間である各セル残セルバランス時間Trem[分]は、次式で表されることになる。
Figure 0006242516
次に、実施の形態1におけるセルバランス制御動作について図3〜図17に示すフローチャートに基づいて説明する。
図3は、バッテリーマネジメント装置105の動作を説明するフローチャートで、この動作は、マイコン301に設定された所定時間毎に実行される。
まず、ステップS1において、セル電圧値格納手段302は、電池監視IC203から取得したセル電圧をセル毎に順次RAMに格納する。
次に、ステップS2において、電流値格納手段303は、電流検出手段107から取得したバッテリーパック104の充放電電流をRAMに格納する。
次に、ステップS3において、各セル容量推定手段304は、各バッテリーセル104a,104b,…104nの容量を推定し、セル毎に順次RAMに格納する。
次に、ステップS4において、各セル内部抵抗推定手段305は、各バッテリーセル104a,104b,…104nの内部抵抗を推定し、セル毎に順次RAMへ格納する。
次に、ステップS5において、各セル残充電量算出手段401は、ステップS1にて格納した各バッテリーセル104a,104b,…104nのセル電圧とステップS3にて格納した各バッテリーセル104a,104b,…104nの容量とにより、各セル充電率を算出し、さらに各セル充電率から各セル残充電量を算出し、セル毎に順次RAMに格納する。
次に、ステップS6において、残充電量最大値算出手段402は、各セル残充電量から残充電量最大値を算出し、RAMに格納する。
次に、ステップS7において、各セルバランサ消費充電量算出手段403は、残充電量最大値より、各バッテリーセル104a,104b,…104nにおける満充電までにバランサ201で消費が必要なバランサ消費充電量を算出し、セル毎に順次RAMに格納する。
次に、ステップS8において、各セルバランサ消費電流算出手段404は、セルバランススイッチ202a,202b,…202nがオンの状態でバランサ201に流れるバランサ電流値を算出し、セル毎に順次RAMに格納する。
次に、ステップS9において、各セル残セルバランス時間算出手段405は、各バッテリーセル104a,104b,…104nにおけるバランサ消費充電量をセルバランスで消費するのに要する残セルバランス時間を算出し、セル毎に順次RAMに格納する。
次に、ステップS10において、バランス駆動対象残セルバランス時間最大値算出手段406は、後述するステップS12においてバランス駆動対象に選択しているバッテリーセル104a,104b,…104nの残セルバランス時間から最大値を算出し、RAMに格納する。
次に、ステップS11において、バランス停止対象残セルバランス時間最大値算出手段
407は、後述するステップS12でバランス停止対象のバッテリーセル104a,104b,…104nの残セルバランス時間から最大値を算出し、RAMに格納する。
次に、ステップS12において、バランス駆動対象セル選択手段408は、ステップS9〜S11の算出結果を基に、優先的にバランス駆動を実施する対象セルを選択し、選択結果をRAMに格納する。
次に、ステップS13において、バランス方式選択手段409は、ステップS10〜S11の算出結果を基に、バランス方式の選択を行い、選択結果をRAMに格納する。
最後に、ステップS14において、セルバランス駆動判定手段410は、ステップS12、S13の選択結果に基づいて、いずれのバッテリーセルに対してバランサ駆動を行うか決定してバランサ駆動信号を出力する。
次に、図3におけるステップS1〜S4およびステップS5〜S14の詳細について説明する。
図4は、ステップS1(セル電圧値格納処理)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS1aにおいて、電池監視IC203により検出されたセル電圧を通信手段等を介してマイコン301に読み込み、ステップS1bにおいて、読み込んだセル電圧を対象のセル電圧格納用RAMに記憶する。なお、ステップS1の処理は、セル電圧値格納手段302で行う。
図5は、ステップS2(電流値格納処理)の詳細を示すフローチャートである。
ステップS21において、電流検出手段206により検出されたバッテリーパック104の充放電電流を、通信手段等を介してマイコン301に読み込み、ステップS22において、読み込んだ電流値を電流値格納用RAMに記憶する。なお、ステップS2の処理は、電流値格納手段303で行う。
図6は、ステップS3(各セル容量推定演算)の詳細を示すフローチャートである。
ステップS31において、各バッテリーセル104a,104b,…104nの様々な情報に基づき、各バッテリーセル104a,104b,…104nの容量推定を行い、ステップS32で各セル容量格納用RAMに記憶する。なお、ステップS3の処理はセル容量推定手段304で行う。
図7は、ステップS4(各セル内部抵抗の推定演算)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS41において、各バッテリーセルの様々な情報に基づいて、各バッテリーセルの内部抵抗の推定を行い、ステップS42において、各セル内部抵抗格納用RAMに記憶する。なお、ステップS4の処理は、各セル内部抵抗推定手段305で行う。
図8は、ステップS5(各セル残充電量算出)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS51において、電流値と各セル容量Cpを入力として、上記式(1)に基づき各バッテリーセル104a,104b,…104nの充電率SOCを求め、次に、ステップS52にて、各バッテリーセルの充電率SOCより上記式(2)に基づき各バッテリーセル104a,104b,…104nの残充電量Qremを算出する。さらに、ステップS53において、各バッテリーセル104a,104b,…104nの残充電量Qremを各セル残充電量格納用RAMに格納する。なお、ステップS5の処理は、各セル残充電量算出手段401で行う。
図9は、ステップS6(残充電量最大値算出)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS61において、各セル残充電量Qremから上記式(3)に基づいて残充電量最大値Qrem_maxを算出し、ステップS62において、前記最大値を残
充電量最大値格納用RAMに格納する。なお、ステップS6の処理は、残充電量最大値算出手段402で行う。
図10は、ステップS7(各セルバランサ消費充電量算出)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS71において、各セル残充電量Qremと残充電量最大値Qrem_maxを入力として、上記式(4)に基づき各セルバランサ消費充電量Qcを算出する。次に、ステップS72において各セルバランサ消費充電量Qcを各セルバランサ消費充電量格納用RAMに格納する。なお、ステップS7の処理は、各セルバランサ消費充電量算出手段403で行う。
図11は、ステップS8(各セルバランサ消費電流算出)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS81において、各セル電圧Vと、電流値Iと、各セル内部抵抗Rinと、あらかじめマイコン301に記録されているバランサ抵抗値Rbとを入力として、上記式(5)に基づき各バッテリーセル104a,104b,…104nのバランサ消費電流Ibを算出する。次に、ステップS82において、各バッテリーセル104a,104b,…104nのバランサ消費電流Ibを各セルバランサ消費電流格納用RAMに格納する。なお、ステップS8の処理は、各セルバランサ消費電流算出手段404にて実施する。
図12は、ステップS9(各セル残バランス時間算出)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS91において、各セルバランサ消費充電量Qcと各セルバランサ消費電流Ibを入力として、上記式(6)に基づき各セル残セルバランス時間Trem
を算出する。次に、ステップS92において、各セル残セルバランス時間Tremを各セル残セルバランス時間格納用RAMに格納する。なお、ステップS9の処理は、各セル残セルバランス時間算出手段405で行う。
図13は、ステップS10(バランス駆動対象残セルバランス時間最大値算出)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、各セル残セルバランス時間Tremの中から、後述するステップS12で選択するバランス駆動対象セルの時間を全て抽出し、その中から最大値Tremtg_maxを算出する。次に、ステップS102において、前記最大値をバランス駆動対象残セルバランス時間最大値格納用RAMに格納する。なお、ステップS10の処理は、バランス駆動対象残セルバランス時間最大値算出手段406にて実施する。
図14は、ステップS11(バランス停止対象残セルバランス時間最大値算出)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS111において、各セル残セルバランス時間Tremの中から、後述するステップS12で選択するバランス駆動対象セル以外のセルの時間を全て抽出し、その中から最大値Tremuntg_maxを算出する。次に、ステップS112において、前記最大値をバランス停止対象残セルバランス時間最大値格納用RAMに格納する。なお、ステップS11の処理は、バランス停止対象残セルバランス時間最大値算出手段407で行う。
図15は、ステップS12(バランス駆動対象セル選択)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS121において、初回演算時であるか否かを判定し、初回演算時であ
る場合にはステップS125に進み、初回演算時でない場合には、ステップS122に進む。
次に、ステップS122において、各セル残セルバランス時間Tremが全て0[分]であるか否かを判定し、全て0[分]である場合には、ステップS123に進み、全てのバッテリーセル104a,104b,…104nのバランス駆動対象選択結果を非対象に設定し、ステップS129でこのバランス駆動対象選択結果をRAMに格納する。
一方、ステップS122において、各セル残セルバランス時間Tremが0[分]のセルがあると判定した場合には、ステップS124に進み、バランス駆動対象残セルバランス時間最大値Tremtg_maxとバランス停止対象残セルバランス時間最大値Tremuntg_maxの比較を行い、一致しない場合には、バランス駆動対象選択結果を更新せず、処理を終了する。
一方、両者の比較が一致した場合、あるいはステップS121で初回演算時であると判定した場合に、ステップS125に進み、全てのバッテリーセル104a,104b,…104nのバランス駆動対象選択結果を未選択に設定する。但し、各セル残セルバランス時間Tremが0[分]のセルについては、非対象に設定する。
次に、ステップS126において、バランス駆動対象選択結果が未選択のセルの中でTremが最大のセルを対象に設定し、ステップS127に進む。
このステップS127において、ステップS126で対象に設定した両隣のセルのバラ
ンス駆動対象選択結果を非対象に設定し、ステップS128に進む。
次に、ステップS128において、バランス駆動対象選択結果が未選択のセルが残っている場合には、ステップS126に戻り、上記ステップS126〜S128を繰り返す。
また、ステップS128にて、バランス駆動対象選択結果が未選択のセルが残っていない場合には、ステップS129に進み、バランス駆動対象選択結果をRAMに格納することになる。
なお、以上のステップS12の処理は、バランス駆動対象セル選択手段408で行う。
図16は、ステップS13(バランス方式選択)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS131において、バランス駆動対象残セルバランス時間最大値Tremtg_maxとバランス停止対象残セルバランス時間最大値Tremuntg_maxの比較を行い、両者が一致しない場合には、ステップS133に進み、両者が一致した場合には、ステップS132に進む。このステップS132において、両者が一致した対象セルが隣接するセルであるか否かを判定し、隣接するセルである場合には、ステップS134に進み、隣接するセルでない場合には、ステップS133に進む。
このステップS133において、バランス方式選択結果を対象選択方式に設定し、また、ステップS134において、バランス方式選択結果を奇数・偶数セル交互駆動方式に設定し、それぞれの選択結果をステップS135においてRAMに格納する。
なお、ステップS13の処理は、バランス方式選択手段409で行う。
図17は、ステップS14(セルバランス駆動判定)の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS141において、ステップS13におけるバランス方式選択結果が対象選択方式であるか否かを判定し、対象選択方式である場合には、ステップS142に進み、ステップS12におけるバランス駆動対象選択結果が対象のセルに対してバランサ駆動指示をオンする。それ以外のセルに対しては、バランサ駆動指示をオフする。
一方、バランス方式選択結果が対象選択方式でない場合には、ステップS143に進み、奇数・偶数セルのバランサ駆動指示を一定周期で交互にオンする。但し、各セル残セルバランス時間Tremが0[分]であるセルについては、バランサ駆動指示を無条件にオフする。
このようにバランサ駆動指示がオンになると、該当するバッテリーセルのセルバランススイッチがオンとなり、バランサ201が駆動される。
一方、バランサ駆動指示がオフになると、該当するバッテリーセルのセルバランススイッチがオフとなり、バランサ201が停止されることになる。
なお、ステップS14の処理は、セルバランス駆動判定手段410で行う。
以上のような動作について、この発明を適応した具体例について図18に基づいて説明する。
図18は、バッテリーセル104a,104b,…104nを8個(♯1〜♯8)直列に接続したバッテリーパック104のセルバランス中の残セルバランス時間Tremの推移について示したものである。
なお、図18のセルバランス開始時t10の各セルの残セルバランス時間Tremは、先行技術としての図19と同じものとしている。
ここで、各バッテリーセル104a,104b,…104nを目標のセル電圧までセルバランスするのに必要な残り時間をTremとしているが、これは、ステップS1〜S9で演算した各セル残セルバランス時間Tremに相当する。
まず、t10の時点で、ステップS12において、バランス駆動対象とするセルを選択する。図18においては、図15の制御フローにより、セル♯4の時間Trem:30[
分]が最大であるので、セル♯4がバランス駆動対象に選択され、セル♯4の両隣である
セル♯3、セル♯5は、バランス停止対象となる。
次に、セル♯3〜♯5を除いたセルの中で、セル♯2の時間Trem:25[分]が最大であるので、セル♯2がバランス駆動対象に選択され、セル♯2の隣であるセル♯1は、バランス停止対象となる。
次に、セル♯1〜♯5を除いたセルの中で、セル♯8の時間Trem:15[分]が最大であるので、セル♯8がバランス駆動対象に選択され、セル♯8の隣であるセル♯7は、バランス停止対象となる。
さらに、セル♯1〜♯5、♯7〜♯8を除いたセルの中で、セル♯6の時間Trem:5[分]が最大であるので、セル♯6が対象に選択される。
以上により全てのセルの選択が完了し、ステップS12の処理を終了する。
次に、ステップS10において、バランス駆動対象に選択したセルの時間Trem最大値を算出する。
ここで、ステップS12で選択したセル♯2、♯4、♯6、♯8の中でセル♯4の時間Trem:30[分]が最大であるため、バランス対象残セルバランス時間最大値Tremtg_maxは30[分]となる。
次に、ステップS11において、バランス停止対象に選択したセルの時間Trem最大値を算出する。
ここで、ステップS12で選択したセル♯2、♯4、♯6、♯8以外の中でセル♯1の時間Trem:20[分]が最大であるため、バランス停止対象残セルバランス時間最大値Tremuntg_maxは15[分]となる。
次に、ステップS13において、バランス方式を選択する。
すなわち、図16における制御フローにより、Tremtg_maxとTremuntg_maxとが一致しないため、バランス方式は、対象選択方式を選択してステップS13処理を終了する。
次に、ステップS14でセルバランス駆動判定を実施し、選択したセル♯2、♯4、♯6、♯8のセルバランスをオンし、他のセルは、セルバランスをオフする。
この状態でセルバランス駆動状態を10分継続すると、各セルの時間Tremは、t11の状態に推移する。
すなわち、t11の時点において、セル♯2、♯4、♯8の時間Tremは、t10に対して10分ずつ減少しており、セル♯6の時間Tremは、すでに0分となっている。また、このt11の時点で、ステップS10において、バランス駆動対象としたセルの中で時間Tremが最大であるセル♯4の時間Trem:20[分]により、バランス駆動対象残セルバランス時間最大値Tremtg_max=20[分]が算出される。
さらに、ステップS11においてバランス停止対象としたセルの中で時間Tremが最大であるセル♯1の時間Trem:20[分]により、バランス停止対象残セルバランス時間最大値Tremuntg_max=20[分]が算出される。
ここで、Tremtg_maxとTremuntg_maxが一致し、かつ、セル♯1とセル♯4が隣り合うセルでないため、図15における制御フローにより、再度バランス駆動対象セルの選択を行う。この結果、新たにセル♯1、♯4、♯7がバランス駆動対象として選択される。
その後、ステップS14でセルバランス駆動判定を実施し、選択したセル♯1、♯4、♯7のセルバランスをオンし、他のセルは、セルバランスをオフする。このようなセルバランス駆動状態を5分継続すると、各セルの時間Tremは、t12で示す状態に推移する。
この時点で、ステップS10において、バランス駆動対象としたセルの中で時間Tremが最大であるセル♯1の時間Trem:15[分]により、バランス駆動対象残セルバランス時間最大値Tremtg_max=15[分]が算出される。
次に、ステップS11において、バランス停止対象としたセルの中で時間Tremが最大であるセル♯2の時間Trem:15[分]により、バランス停止対象残セルバランス時間最大値Tremuntg_max=15[分]が算出される。
ここで、Tremtg_maxとTremuntg_maxが一致し、かつセル♯1とセル♯2が隣り合うセルであるため、ステップS13でバランス方式の選択が奇数・偶数セル交互駆動方式に切り替わり、以降は奇数、偶数セルのセルバランス駆動を一定期間(1分)ごと交互に実施する。
次に、t12の時点では、奇数セルの♯1、♯5、♯7をオンし、他のセルは、セルバランスをオフする。
次に、セルバランスを1分継続したt13の時点では、偶数セルの♯2、♯4、♯8のセルバランスをオンし、他のセルは、セルバランスをオフする。このt13の時点で、奇数セルの♯1、♯5、♯7の時間Tremは、t12の時点に対して1分ずつ減少している。
さらに、セルバランスを1分継続したt14の時点では、偶数セルの♯1、♯5、♯7のセルバランスをオンし、他のセルは、セルバランスをオフする。このt14の時点で、偶数セルの♯2、♯4、♯8の時間Tremは、t13の時点に対して1分ずつ減少している。
以降も同様に、時間Tremが0分となったセルは、セルバランスをオフし、奇数・偶数セルを交互にセルバランスを実施して行くと、t14の時点から28分経過後のt15の時点では全てのセルの時間Tremが0分となり、セルバランスを完了することになる。
このようにt10の時点からt15の時点に到達するまで、合計で45分要していることになるが、図19に示す先行技術と比較すると、セルバランス時間が15分短縮されていることになる。
以上説明したように、この発明によれば、各バッテリーセル間の容量ばらつきを考慮した上で、優先的にバランス駆動する対象セルを選択してセルバランスを実施することによって、全体のセルバランス時間を短縮することが可能となる利点が得られる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜、変形、省略することが可能である。
100:電気自動車、 101:車両制御装置、 102:駆動用モータ、
103:インバータ、 104:バッテリーパック、
104a,104b,104n:バッテリーセル、
105:バッテリーマネジメント装置、 106:充電器、
107:電流検出手段、 201:バランサ、 201a:バランサ抵抗、
201b:セルバランススイッチ、 203:電池監視IC、
203b:セル電圧検出手段、 301:マイコン、
302:セル電圧値格納手段、 303:電流値格納手段、
304:各セル容量推定手段、 306:セルバランス制御手段、
401:各セル残充電量算出手段、 402:残充電量最大値算出手段、
403:各セルバランサ消費充電量算出手段、
404:各セルバランサ消費電流算出手段、
405:各セル残セルバランス時間算出手段
406:バランス駆動対象残セルバランス時間最大値算出手段、
407:バランス停止対象残セルバランス時間最大値算出手段、
408:バランス駆動対象セル選択手段、 409:バランス方式選択手段、
410:セルバランス駆動判定手段

Claims (5)

  1. バッテリーパックを構成する複数のバッテリーセルにおける端子間電圧(V)を検出するセル電圧検出手段と、
    前記各バッテリーセルと並列に接続され、前記各バッテリーセルに流れる充電電流を制御するバランサと、
    前記バッテリーパックの充放電電流(I)を検出する電流検出手段と、
    前記バッテリーパックの充電状態に基づき前記各バッテリーセルの残充電量(Qrem)を算出するセル残充電量算出手段と、
    前記各バッテリーセルの残充電量(Qrem)から最大値(Qrem_max)を算出する残充電量最大値算出手段と、
    前記セル残充電量算出手段および前記残充電量最大値算出手段により算出された残充電量(Qrem)と残充電量最大値(Qrem_max)とから前記各バッテリーセルが満充電となるまでに前記バランサで消費を必要とする充電量(Qc)を算出する各セルバランサ消費充電量算出手段と、
    前記セル電圧検出手段により検出された端子間電圧(V)と前記電流検出手段により検出された充放電電流(I)と前記各バッテリーセルの内部抵抗および前記バランサの抵抗とから前記バランサが単位時間当たりに消費するバランサ消費電流(Ib)を算出する各セルバランサ消費電流算出手段と、
    前記各セルバランサ消費充電量算出手段および前記各セルバランサ消費電流算出手段により算出された充電量(Qc)およびバランサ消費電流(Ib)から前記各バッテリーセルが満充電となるまでにセルバランスが必要な時間(Trem)を算出する各セル残セルバランス時間算出手段と、
    前記各バッテリーセルのセルバランスに必要な時間(Trem)が最大値となるセルをバランサ駆動対象セルとするとともに該バランサ駆動対象セルの両隣をバランサ停止対象セルとして選択し、さらに、前記バランサ駆動対象セルまたは前記バランサ停止対象セルと判定していないセルにおいて、セルバランスに必要な時間(Trem)が最大値となるセルをバランサ駆動対象セルとするとともに該バランサ駆動対象セルの両隣をバランサ停止対象セルとして選択し、全てのセルがバランサ駆動対象セルまたはバランサ停止対象セルとなるまで、バランサ駆動対象セルまたはバランサ停止対象セルの選択を行うバランス駆動対象セル選択手段とを備え、
    前記バランス駆動対象セル選択手段の出力により、前記バランサを駆動制御するようにしたことを特徴とするバッテリーマネジメント装置。
  2. 請求項1記載のバッテリーマネジメント装置において、
    前記各セル残セルバランス時間算出手段の出力に基づき、バランサ駆動対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremtg_max)を算出するバランス駆動対象セル残セルバランス時間最大値算出手段と、バランサ停止対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremuntg_max)を算出するバランス停止対象セル残セルバランス時間最大値算出手段を備え、
    前記バランサ駆動対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremtg_max)が前記バランサ停止対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremuntg_max)に一致するまでセルバランス制御を継続するようにしたことを特徴とするバッテリーマネジメント装置。
  3. 請求項1記載のバッテリーマネジメント装置において、
    前記バランサ駆動対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremtg_max)と前記バランサ停止対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremuntg_max)が一致したとき、前記バランサ駆動対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremtg_max)となるセルと前記バランサ停止対象セルの中の残セルバランス時間最
    大値(Tremuntg_max)となるセルが隣り合っていなければ、前記バランス駆動対象セル選択手段を再度動作させ、バランサ駆動対象セルの選択を行わせるようにしたことを特徴とするバッテリーマネジメント装置。
  4. 請求項1記載のバッテリーマネジメント装置において、
    前記バランサ駆動対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremtg_max)と前記バランサ停止対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremuntg_max)とにより、前記バランサ駆動対象セルに選択したセルに対してセルバランスを行うか、奇数・偶数セルを一定期間ごと交互にセルバランスを行うかのバランス方式を選択するバランス方式選択手段を備えたことを特徴とするバッテリーマネジメント装置。
  5. 請求項4記載のバッテリーマネジメント装置において、
    前記バランス方式選択手段は、前記バランサ駆動対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremtg_max)と前記バランサ停止対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremuntg_max)とが一致したとき、前記バランサ駆動対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremtg_max)となるセルと前記バランサ停止対象セルの中の残セルバランス時間最大値(Tremuntg_max)となるセルが隣り合っていれば、前記奇数・偶数セルを交互にセルバランスする方式に切り替えるようにしたことを特徴とするバッテリーマネジメント装置。
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